賃 金 規 程

賃 金 規 程
株式会社クロリナ
第１章
総
則
第 １ 条 （適 用 範 囲）
この規程は，就業規則第 4 章に基づき期間の定めなく正社員として採用された社員の賃
金について定めたものである。
２.
契約社員，嘱託，パートタイマー等については，この規定を適用しない。
第 ２ 条 （賃金決定の原則）
賃金は，次の各点等を考慮して決定する。
① 会社の業績・支払能力・社会的水準・物価状況
② 社員の年齢・勤続・職責・勤務成績・勤務態度・職務遂行能力
③ 職務の重要度・困難度・責任度
第 ３ 条 （賃金等の構成）
賃金は，特別の定めがない限り，次のとおりとする。
① 基本給
② 手当（家族手当，固定残業手当，通勤手当）
③ 割増賃金（時間外労働割増賃金，休日労働割増賃金，深夜労働割増賃金）
第 ４ 条 （賃金締切日及び支払日）
賃金は，前月 21 日から起算し，当月 20 日に締切って計算し翌月 25 日（但し，支払日
が銀行非営業日の場合その前の銀行営業日）に支払う。
第 ５ 条 （賃金の計算方法）
遅刻・早退・欠勤または私用外出などにより，所定労働時間の全部または一部について
就業しなかった場合においては，その不就労の日数・時間に対応する賃金は支給しない。
２.
社員が休職を命ぜられた場合，休職期間中の賃金等は支給しない。
３.
一賃金締切期間における賃金の総額に１円未満の端数を生じた場合においては，これを
四捨五入するものとする。
４.
賃金締切期間の中途において入社または退職，休職もしくは復職した者に対する当該締
切期間における賃金は，日割りで計算し支払う。
第 ６ 条 （賃金等の支払方法）
賃金は，全額通貨で直接社員に支払う。ただし，本人の申出により，銀行振込にて各自
が指定する本人の預金口座に振り込むことができる。
２.
前項の規定にかかわらず，次に掲げるものは賃金から控除する。ただし，第 7 号ないし
第 8 号について控除を行う場合は，社員の過半数を代表する者との労使協定に基づいて行
うものとする。
① 源泉所得税
② 健康保険料の被保険者負担部分
③ 介護保険料
④ 厚生年金保険料の被保険者負担部分
⑤ 雇用保険料の被保険者負担部分
１
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⑥
⑦
⑧
会社の貸付金・立替金の返済分
賃金過払い分
その他
第 ７ 条 （休業中の賃金）
会社の責めに帰すべき事由により社員を休業させた場合には，民法 536 条 2 項の適用を
排除し，労働基準法第 26 条に定める平均賃金の 100 分の 60 の休業手当のみを支払う。
第２章
基
本
給
第 ８ 条 （基 本 給）
基本給は月給制とし，第 2 条各号に定める事由を考慮して各人別に定める。
第 ９ 条 （基本給等の改定）
基本給の改定(昇給・降給)については，原則として年２回行うこととし，第 2 条各号に定
める事由を考慮して各人ごとに決定する。
２.
前項のほか，特別に必要があるときは臨時に賃金(基本給および手当)の改定を行うことが
ある。
第３章
手当および割増賃金
第 １ ０条 （家族手当）
家族手当は，本人が扶養する同居親族者(以下「扶養家族」という)の人数に応じて，次表
に従い支給する。
妻帯者
非妻帯者
子なし
10,000 円
子1人
15,000 円
5,000 円
子2人
18,000 円
8,000 円
第 １ １条 （時間外労働割増賃金，休日労働割増賃金，深夜労働割増賃金）
時間外労働割増賃金，休日労働割増賃金，深夜労働割増賃金(本賃金規定では，時間外労
働割増賃金，休日労働割増賃金，深夜労働割増賃金を総称して「時間外手当」と呼称する)
は，以下の区分により計算し支給する。
① 時間外労働賃金(会社に命ぜられ，1 日実働 8 時間又は 1 週実働 40 時間を超えて労働
した場合)
計算式 (基本給)÷(１ケ月平均所定労働時間)×1.25×時間外労働時間数
②
休日労働割増賃金(会社に命ぜられ法定休日に労働した場合。但し振替休日が与えられ
た場合を除く)
計算式 (基本給) (１ケ月平均所定労働時間)×1.35×休日労働時間数
③ 深夜労働割増賃金(会社に命ぜられ午後 10 時から午前 5 時までの深夜時間帯に労働し
た場合)
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計算式 (基本給)÷(１ケ月平均所定労働時間)×0.25×深夜労働時間数
２.
前項 1 号および 2 号は，管理職には支給しない。
３.
フレックスタイム制を適用する社員については、会社に命ぜられ，就業規則 33 条に定め
る清算期間における実労働時間が清算期間における総労働時間を超過した場合、第 1 項 1
号の時間外労働賃金を支給する。
清算期間における総労働時間＝8 時間×1 ヶ月の所定労働時間
第 １ ２条 （固定残業手当）
社員（フレックスタイム制を適用する社員も含む）には前条 1 項柱書で定義した「時間
外手当」の①、③支払いに充てるものとして，毎月定額の固定残業手当を支給することが
ある。
２.
固定残業手当の支給の有無および支給額は，第 9 条の賃金改定に際し，社員の基本給，
社員の業務量・勤務時間・勤務内容，会社の業務量等を考慮して各人ごとに見直しをする
ことがある。
３.
前条の規定にかかわらず，第 1 項に定める固定残業手当を支給した社員については，前
条 1 項柱書で定義した時間外労働割増賃金，深夜労働割増賃金が１か月当たりの時間外手
当の金額が固定残業手当の金額を超えた場合に限り，その超過額を時間外手当として別に
支給する。休日労働割増賃金に関しては固定残業手当とは別に発生時間相当を支給する。
第 １ ３条 （通 勤 手 当）
通勤手当は，通勤のため常に公共交通機関を利用し，または特別に会社が認めた手段で通勤
する者に対し，実費支給する。ただし，通勤の経路および方法は，最も合理的かつ経済的であ
ることを会社が認めたものに限ることとする。
第 １ ４条 （その他の手当）
本章に定めるもの以外の手当を支給する場合は，別に定める。
第４章
賞
与
第 １ ５条 （賞
与）
賞与は，原則として支給しない。
附
則
１.本規程は平成 27 年 4 月 1 日より施行する。
２.本規程を改廃する際は，社員代表の意見を聴取して行う。
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