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今週のキーワード
○シルクロード経済圏構想(一帯一路)
2013 年秋に習近平国家主席によって提唱された構想。「(陸の)シルクロード経済ベルト」
と「21 世紀の海上シルクロード」という 2 つの道を指し、中国及びその近隣諸国が相互に
接続して、開発を促進し、シルクロード経済圏一体としての発展を目指すというもの。
関連レポート⇒ 本格化する中国のシルクロード経済圏構想
過去のキーワード
~シルクロード基金の運営開始~
(50 音、アルファベット順)
○アジア債券市場育成イニシアティブ(ABMI)
ASEAN+3(日中韓)のもとで、域内金融協力の一環として 2003 年に開始された、東アジ
ア諸国の債券市場育成のための活動。
関連レポート⇒ 東アジア債券市場整備の進捗状況
○アルゼンチン危機
同国は、過去何度か通貨や金融が大きな混乱に陥っているが、ただ「アルゼンチン危機」
といった場合、2001 年末のカレンシー・ボード制崩壊に追い込まれた通貨ペソの大幅下落
と、それに続く金融の混乱をさす。同国は、1991 年に 1 ペソ=1米ドルで為替相場を固定
するカレンシー・ボード制を導入し、インフレ抑制に成功したが、1998 年のロシア・ブラ
ジル危機の影響を受け、投機を浴びて同制度放棄に至った。
関連レポート⇒ アルゼンチンの行方
○アンゴラ
石油資源開発の波にのって、限られた地域、限られた産業で急発展を遂げる途上国のひと
つ。国際収支問題は、豊富な石油輸出や、開発に絡む直接投資の恩恵で差し迫った問題は
ないが、中長期的な発展に向けては政治体制、社会体制まで含めて課題が多い国。
関連レポート⇒ アンゴラの現状と展望
~短期的な外貨資金繰りには懸念ないものの長期的安定性は疑問~
1
○オーバーデポ
銀行の預金量が貸出を上回っている、預貸率が 100%を下回る状態。逆の状態はオーバー
ローンという。
関連レポート⇒ インドネシア、更なる発展への課題~インフラ投資を賄う金融深化が不可欠~
○オフショア人民元
中国本土外で取引される人民元のこと。2004 年の人民元預金解禁を皮切りにオフショア人
民元センターとして発展している香港の他、近年では台湾、シンガポール、ロンドンなど
でも取引が活発化してきている。
関連レポート⇒欧州と韓国におけるオフショア人民元市場拡大の意味
○仮想通貨
正式な定義はないが、どこの国の法貨にもなっていないものだが、特定の地域や特定の属
性を備えた者の間で決済の仲介、価値保存などの通貨の役割を果たす媒体。使用される場
が電子媒体であることが多いことや、偽造防止の便宜上、電子媒体であることが多い。
関連レポート⇒ ビットコインの仕組みと課題
○銀行同盟
①銀行健全性規制、②銀行監督、③銀行破綻処理、④預金保険制度の 4 つの側面について、
欧州全体での統一化・共通化・ハーモナイゼーションを図ることで、欧州の銀行セクター
の規制・監督制度を統合しようとするもの。
関連レポート⇒ 欧州銀行同盟の進捗状況
~ユーロ危機の解決策となるか?~
○銀行理財商品
銀行が主に個人投資家向けに販売している投資信託のような運用商品。足元の期待収益率
は 4~5%程度と銀行預金よりも高く、投資家にとって魅力的な商品となっている。中国銀
行業監督管理委員会によれば、中国で販売された銀行理財商品は 2013 年 3 月末に、8.2 兆
元であり、同時点の銀行預金総額の約 8.4%に相当する規模となっている。
関連レポート⇒ 中国のシャドーバンキングと拡大する地方政府債務
○金融危機
個々の銀行の支払能力の問題を超えて、銀行同士が相互不信に陥り、流動性危機が発生す
る状態。
関連レポート⇒ グローバル金融危機とその後の国際金融規制の議論
2
○グローバルインバランス
マクロ経済における世界的な不均衡のこと。世界的な経常収支の不均衡のことを指す場合
が多い。
関連レポート⇒ 金融資本市場の変動性とグローバルインバランス
○構造改革
経済の成長力を高めるために必要な、経済構造を変えるような政策。欧州では、雇用制度
や参入規制の改革などが課題とされる。
関連レポート⇒ 2 か月の政治的空白を経て成立したレッタ新政権下のイタリア経済
○財政再建目標
IMF の金融支援プログラムの条件として、財政・構造改革を進めることが求められており、
ポルトガルは財政赤字を 2013 年に対 GDP 比 5.5%, 2014 年に 4%とすることとされてい
る。
関連レポート⇒ ポルトガルの現状と今後の見通し
○事前宣誓供述書(DJAI)制度
アルゼンチンが 2011 年に創設した輸入規制。輸入者は「輸出入計画書」の提出を求めら
れ、輸入に見合った輸出の計画を示すことでようやく輸入許可を得ることができる。
関連レポート⇒ アルゼンチンの輸入規制などの実態と今後の展望
○ジニ係数
所得格差を測る指標の一つ。係数の範囲はゼロから1で、係数が大きいほど格差が大きい。
関連レポート⇒ インドネシアのインフラ事情
○自由貿易試験区
中国の改革・開放政策を先行して試行する地区のこと。現時点で指定されているのは上海
のみ。今後他の都市へも拡大の予定。
関連レポート⇒ 上海自由貿易試験区の意義
○準備預金
準備預金制度の下で、対象金融機関が、受け入れている預金の一定比率以上の金額を中央
銀行に預け入れるもの。預け入れなければならない最低金額を所要準備額、所要準備額を
超えて預けているものを超過準備という。
関連レポート⇒ 流動性規制と金融改革
3
○証券化
貸出債権を SPC などを使って証券の形に変えて投資家に売却する全行程をいう。
関連レポート⇒ グローバル金融危機とその後の国際金融規制の議論
○城投債
不動産開発等のプロジェクト向けに地方政府が出資、設立した「融資平台」と呼ばれる法
人が発行する債券。中国で発行される社債の 80%程を占め、地方政府の重要な資金調達手
段となっている。
関連レポート⇒ 中国のシャドーバンキングと拡大する地方政府債務
○信用格付け
債券などの金融商品または企業・政府などの信用状態に関する評価を簡単な記号または数
字で表示したもの。同じ発行体でも無担保・担保付、自国通貨建・外国通貨建等の違いで
格付けが異なる場合がある。
関連レポート⇒ アジアの信用格付けの問題点と今後のあり方について
~クロスボーダー債券投資拡大のための方策は何か~
○政策反応関数
金融政策を運営する方式を表現したもので、金融政策ルールとも呼ばれる。代表的なもの
にテイラールールがある。これは、現在のインフレ率が長期的な目標値からどれだけ乖離
しているかと、需給ギャップが均衡値からどれだけ乖離しているかに応じて、政策金利の
変更を行っていく金融政策ルールである。
関連レポート⇒ ニューノーマル移行後の金融政策
○先進的地位
2008 年にモロッコは欧州連合(EU)より、先進的地位(Statut-Avancé)の認定を受け
ている。先進的地位は、欧州近隣諸国政策(ENP)における行動計画の成果をもとに付与
され、FTA 締結から一段踏み込み、EU 域内市場との一層の統合を目指して財・サービス・
資本の完全な自由移動と専門人材の自由移動を目標として掲げる。2010 年にはヨルダンに
も先進的地位を付与している。
関連レポート⇒ モロッコ経済の現状と今後の見通し
○全要素生産性
経済成長の要因のうち、技術の進歩や生産の効率化など、資本や労働の量的変化では説明
できない部分の寄与度を示すもの。TFP(total factor productivity)
関連レポート⇒ メキシコの生産性上昇率はなぜ低いのか?
4
~求められる小規模企業の底上げ~
○ソブリン危機
国家財政破綻・国債債務不履行リスクの高まり、およびそれを背景とした市場での国債価
格急落。
関連レポート⇒ ユーロ圏の経済動向
○対外純資産
一定時点における国の対外的な債権債務の残高を表す統計。国際収支統計が、企業会計に
おける損益計算書に該当するのに対し、対外資産負債統計は貸借対照表に該当する。
関連レポート⇒ 対外純資産統計からみた通貨危機国の特徴
○太平洋同盟
メキシコ、コロンビア、ペルー、チリの 4 カ国が 2012 年 6 月に結成した組織。自由貿易
を通商政策の根幹に据え、またアジア太平洋地域との政治経済関係の強化を目標とする。
関連レポート⇒ 東アジア・中南米間の地域協力の可能性
~太平洋同盟が鍵を握るか~
○地政学リスク
ある地域の政治的・軍事的・社会的な緊張の高まりが、地理的な位置関係により関連する
地域の経済、あるいは世界経済の先行きを不透明にすること
関連レポート⇒ トルコ経済の現状と注意点
○中央値と平均値
中央値(メディアン)は標本を上から順番に並べた時に真ん中に位置するものの値、平均
値はすべての合計を標本数で割ったもの。富が金持ち世帯に集中し、貧富の差が大きい場
合、一般に平均値はメディアンより高くなる。
関連レポート⇒ ドイツの家計はスペインより貧しい?
○中国企業の株式
中国企業の株式は中国本土で上場される A 株、B 株と香港市場で上場される H 株がある。
A 株は人民元で売買され、B 株、H 株は外貨で売買される。H 株と A 株は重複上場されて
いるところが多いが、中国当局が資本取引規制を行い本土と香港の市場が分断されている
ことから、同一銘柄でも価格に違いが生じることも多い。
関連レポート⇒ 中国本土・香港間の相互株式投資解禁を発表
5
~人民元国際化への新たなステップ~
○中国の社債
中国の社債には、企業債、公司債などの債券の種類があるが、CP や MTN などの融資ツ
ールも社債と同様のものと捉えられている。中国の社債市場は債券の種類によって監督機
関が異なり、取引できる市場が異なるという特徴がある。
関連レポート⇒ 中国の社債市場の現状と展望
○テーパリング
米国の金融緩和政策を徐々に終わらせていくこと。2008 年の金融危機に対応した大規模な
米国の金融緩和は、世界的な金利低下と流動性の拡大をもたらした。
この政策を元に戻すという潮目の変化が特にエマージング諸国を中心にどのような影響を
もたらすか、2013 年ごろから市場関係者の注目を集めており、テーパリングが始まった
2013 年 12 月以降で国際金融市場が主要な注目材料のひとつとなっている。
関連レポート⇒ 米国金融緩和の縮小を受けた市場の動揺について
○トロイカ支援
EU,IMF,ECB の三者協力による政府債務問題に直面するユーロ国への金融支援。支援条件
として各国には三者との間で合意した構造改革プログラムを実施する義務がある。
関連レポート⇒ ユーロ圏経済の現状と展望
○21 世紀の資本論
米欧での 300 年にわたる租税資料を分析し、1914~1970 年代を例外として、資本の集中
と経済的不平等が常に進んでいることを示した。マルクスが 19 世紀に予言したような資
本家と労働者の激しい階級対立が起きず、資本主義のもとで不平等が縮小するかに見 みえ
たのは、二つの世界大戦と世界恐慌がもたらした偶然に過ぎないと指摘。貧富の差が激し
かった 19~20 世紀初頭に戻る可能性にすら言及している。
600 ページを超える大部だが、
数式を抑えた記述、バルザックなど文学作品の引用などもあいまって人気に。ノーベル賞
経済学者のクルーグマン氏は書評で絶賛し、
「ピケティは我々の経済的論議を一変させた」
と述べた。
(2014/6/14 朝日新聞オピニオン欄インタビューより)
。
関連レポート⇒ CAPITAL in the Twenty-First Century が示す世界
○日中取引変動幅
人民元の為替相場は、中国外貨取引センターが中国人民銀行の委託により、北京時間午前
9 時 15 分に当日の基準値を発表する。現在、銀行間取引の日中変動幅はこの基準値から上
下 1%の範囲内と決められている。なお、基準値は必ずしも前営業日の相場水準と連続し
ている必要はなく、それより大幅に上昇・下落した水準で設定される可能性もある。
(2014 年 3 月 17 日より日中変動幅は上下 2%に拡大された。)
関連レポート⇒ 新たな段階に入る人民元為替相場制度改革
6
○人間本位の都市化
中国の「新型都市化計画」において核となる考え方。農民の権利保護、農民工への都市市民
と同等の公共サービス提供や住環境の整備、全人民・全国統一の社会保障制度の整備、環境
に配慮した街づくりなどを通じて、中国全体で人々の暮らしの質を向上させようとするもの。
関連レポート⇒ 内需拡大への鍵を握る中国の新しい都市化計画
○ネット対外投資ポジション
直接投資、株・債券への投資(ポートフォリオ投資)、貸出の対外資産から対外負債を引い
たもので、一国の外貨建て純資産を示している。これがプラスであるということは、概念
的には対外資産を売却して対外負債を返済しても資産が残っていること、つまり外貨に余
裕があることを示している。マイナスは純債務状態であり、負債を返済しきれない状態で
あることを示している。
関連レポート⇒ 新興国の為替変動要因についての一考察
○農民工
農民工とは、中国のいわゆる農村出身の出稼ぎ労働者のことをいう。彼らは都市戸籍を持
たないため、都市に居住していても、都市での教育、医療などの公共サービスを享受でき
ず、その影響は農民工の子女にも及んでいる。加えて、戸籍が社会生活に深く根ざしてい
ることから、就職、住居や車の購入といったことも、都市戸籍を持たないことで実質的に
制限されている。
関連レポート⇒ 重慶市の戸籍改革は、内需拡大につながるか
○バーゼルⅢ
国際的に活動する銀行の自己資本比率や流動性比率等に関する国際統一基準。1988 年に最
初の合意がなされ(バーゼルⅠ)
、2004 年に改定された(バーゼルⅡ)。グローバル金融危
機を契機に再度見直され、2010 年にバーゼルⅢについて合意が成立。2019 年から完全実
施の予定。
関連レポート⇒ 国際金融規制改革の現状と新興・途上国への影響
○非正統的経済政策
アルゼンチンはしばしば、非正統的(ヘテロドックス)な政策に走る。ヘテロドックス政
策とは、例えばインフレ時に価格統制や企業経営への直接的な介入を行うなど、正統的な
景気引き締め策(金利引き上げや財政緊縮等)によらない政策を指す。
関連レポート⇒ アルゼンチンにおける介入主義の源流
7
~今も残るペロンの政治的遺産~
○ブミプトラ政策
マレーシアの多数派を占めるマレー人の社会的経済的地位の向上を図り、中華系やインド
系の住民との格差を是正することを目的とする、マレー人を優遇する政策の総称。
関連レポート⇒ マレーシア:ブミプトラ政策のこれから
○ブラジルコスト
高税率や高労働コストの他に、劣悪なインフラによる高い物流コスト、煩雑な税体系によ
る高事務コスト、高金利などを指す。
関連レポート⇒ 転機を迎えるブラジル経済
~問われる次期大統領の経済政策~
○ベイルイン
金融機関の破綻の際、減資、債務減免や自己資本への転換などによって、損失を株主や債
権者の負担によって処理すること。これに対し、公的資金など外部の第三者が処理するこ
とをベイルアウトという。
関連レポート⇒ 欧州銀行同盟の進捗状況~ユーロ危機の解決策となるか?~
○ポピュリズム
本稿では、労働者や都市中間層などに対する所得再分配の強化を通じ、政権の支持拡大
を目指すこと。一般的には、政治家による大衆的な人気取り政策を指す場合が多い。
関連レポート⇒ タイ経済の現状と注意点
○ボラティリティ
株式などの金融資産や為替レートなどのある一定期間内における価格変動性を指す。ボラ
ティリティの計測には標準偏差が使用されることが多い。一般的に金融・資本市場では、
ボラティリティの上昇(=金融相場の価格変動率の上昇)はリスク要因の上昇と捉えられ
ている。
関連レポート⇒ IIMA-GMVI でみるアルゼンチンショックの影響
関連レポート⇒ 世界市場変動リスク指数(IIMA Global Market Volatility Index:IIMA-GMVI)
の作成および公表について
○マクロ・プルーデンス政策
個別の金融機関の規制監督を通じて全体の金融システムの安定を達成するという伝統的な
プルーデンス政策(ミクロ・プルーデンス政策と呼ばれる。
)ではなく、金融システムにか
かるシステミックリスクの評価等を通じてシステム全体の観点から金融システムの安定を
図ることを目的とした政策。
関連レポート⇒ ニュージーランドにおけるマクロ・プルーデンス政策の取組み
8
○輸出のコモディティ化
輸出に占める一次産品比率が上昇し、高い比率となること。具体的な数値があるわけでは
ないが、ブラジルの場合は 60%以上になってきており、一次産品市況により成長率も大き
く変化するようになってきている。
関連レポート⇒ ブラジル経済の現状と課題
○預金準備率
金融政策手段のひとつで、民間銀行の預金残高に対して預け入れが義務付けられている中
央銀行への預金の割合のこと。
関連レポート⇒ブラジルの貸出金利はなぜ高いのか
○ASEAN 経済共同体(AEC)
単なる自由貿易地域に止まらず、
「モノ、サービス、投資、熟練労働力、資本の自由な移動」
を含む質の高い経済統合を目指すもの。2015 年の創設を目標としている。
関連レポート⇒ ASEAN の銀行セクター統合について
○Brixit
英国の EU 離脱問題についての造語。Britain と Exit を掛け合わせたもの。
関連レポート⇒ EU における 2 つの離脱可能性“Grexit”と“Brexit”
○BT(Build-Transfer)
プロジェクトファイナンスの手法の一つで、BOT(Build-Operate-Transfer)の Operate
がない方式。政府はインフラプロジェクトを公告・入札し、受注した建設会社が、当該イ
ンフラ整備のプロジェクトへの投資・融資及び建設を行い、建設の検収合格後政府が買い
戻しを行う。
関連レポート⇒ 次に注目すべき中国の地方政府債務は BT?
○GCC(湾岸協力会議:Gulf Cooperation Council)
1981 年に、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、バーレーン、オマーン、カタール、クウ
ェートの湾岸産油 6 ヶ国によって設立(本部:リヤド)。経済、軍事、文化など、あらゆる
分野での参加国間の連携を目的としている。
関連レポート⇒「アラブの春」と GCC 諸国
~IMF 4 条協議を中心に~
○Grexit
ギリシャの Euro 圏離脱問題についての造語。Greece と Exit を掛け合わせたもの。
関連レポート⇒ EU における 2 つの離脱可能性“Grexit”と“Brexit”
9
○IMF 4 条協議
IMF は各加盟国の経済及び金融部門の政策を定期的に各加盟国側と包括的に協議し(通常
年 1 回)
、必要な政策調整について助言を行っている。これは IMF 協定の第 4 条に規定さ
れているので「4 条協議」と呼ばれている。4 条協議の結果は IMF 理事会に報告され、基
本的に公開されている。
関連レポート⇒ ドバイ債務問題対処の進捗状況
○MIP マクロ経済不均衡是正手続き
欧州連合(EU)加盟国のマクロ経済不均衡を早期に把握し、それに対処することを目的と
した EU のシステム。
関連レポート⇒ ユーロ圏の国際収支不均衡:ドイツの経常収支黒字は問題か?
~第 3 次アラート・メカニズム・レポートより~
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