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資料2 仕様書 - 新エネルギー・産業技術総合開発機構
資料 2 仕様書 省エネルギー部 1.件名 学校のZEB化を促進する技術開発に関する検討 2.目的 日本の最終エネルギー消費の推移を見ると、全体の3割を占める民生(業務・家庭)部 門における省エネルギー化は、産業部門や運輸部門に比べて進展していない。このため、 民生部門、中でも業務部門での省エネルギーを加速することを目的に、政府は2020年 までに新築公共建築物等での、2030年までに新築建築物の平均でのZEB(ネット・ ゼロ・エネルギー・ビル)実現を目指しており、その加速のための技術開発が求められて いる。NEDOでも「次世代省エネルギー等建築システム実証事業」(平成21年度~平 成22年度)を実施すると共に、平成24年度の「戦略的省エネルギー技術革新プログラ ム」第2次公募以降、ZEBの実現に資する技術開発項目を「特定技術開発課題」に設定 することにより、同分野での技術開発を促進しているところである。 公共建築物の中でも学校は、防災や環境教育の観点からもZEB化が求められており、 文部科学省「スーパーエコスクール実証事業」においては、年間のエネルギー消費を実 質上ゼロとするための取り組みが平成24年度から開始されているが、ZEB化を達成 した学校はまだ少ないのが現状である。 本調査は、学校のZEB化促進のため、我が国として今後取り組むべき技術開発テーマ を明らかにすることを目的として実施する。 3.調査内容 上記の目的を達成するために、学校の施設の現状やZEB化に必要な事項及び導入に 向けての課題等の整理を行う。 具体的には下記項目について、公表資料・文献の調査、ヒアリング等を通じて検討を 行う。調査にあたっては、有識者による検討委員会を組織し、調査内容や結果の妥当性 等について議論することとする。 必要に応じて外部の専門的知見を活用することを可とする。 学校の施設の現状 ストック数、年間新築件数 敷地面積、延床面積、屋根面積 エネルギー消費と施設規模との相関 エネルギー消費内訳 建物・設備仕様の決定権者 学校の将来動向 防災や環境教育等の役割の拡大 統合化、複合化、他用途への転用 その他 学校のZEB化に必要な事項とその課題 設計段階 施工段階 運用段階 取り組むべき技術開発テーマやその開発シナリオ 4.調査期間 NEDOが指定する日から平成27年11月30日(月)まで 5.予算額 10百万円以内 6.報告書 提出期限:平成27年11月30日(月) 提出部数:印刷物2部、電子媒体CD-R(PDFファイル形式)1部 留意点 :NEDOが別に定める成果報告書の電子ファイル提出の手引きに基づき作 成すること。また、作成の際には図・グラフ・表を用いてわかりやすく工夫すること。 提出方法:「成果報告書・中間年報の電子ファイル提出の手引き」に従って提出のこ と。 http://www.nedo.go.jp/itaku-gyomu/manual_tebiki_index.html 7.報告会等 委託期間中あるいは委託期間終了後に、成果報告会等において報告等を依頼すること がある。 8.その他 調査期間中は、NEDOと密接に連携し、進捗の確認や課題抽出等を速やかに行える 体制を構築すること。本仕様書に定めなき事項については、NEDOと委託先が協議の うえ決定するものとする。 以上