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講演2「東京における太陽光発電の飛躍的な普及を

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講演2「東京における太陽光発電の飛躍的な普及を
東京都主催:環境都市つくりシンポジウム
東京における太陽光発電の
飛躍的普及を目指す取組み
杉本 完蔵
2008.6.30.
「世界にさきがける先進環境都市東京」
~東京モデルが世界に~
いままでの、アプローチでは限界があり
新しい変革によって環境都市が実現する
気候変動が大きく
社会変化と環境危機を
ひきおこしつつある
経済性
エネギー利用の変革
エネルギー供給の変革
ライフスタイルの変革 環境都市 再生可能エネルギー
省エネブレークスルー 東京をめざし
2020年には
CO2を25%削減
利便性
環境性
都市社会システムの変革
大胆な制度設計による変革
引用:IPCC第4次報告より
2008.6.30.
福田ビジョンでは、低炭素社会の実現に、再生可能エネルギー
(太陽光発電)の利用拡大を位置付け
福田ビジョン
「低炭素社会・日本をめざして」
特に、最近までの日本のお家芸であった
太陽光発電の普及率で、現在ドイツの後
塵を拝していますが、
福田内閣総理大臣スピーチ 平成20年6月9日
「低炭素社会・日本」をめざして
日本記者クラブにて
内閣府HPより
太陽光発電世界一の座を奪還するために
導入量を2020年までに現状の10倍、2030年には40倍
まで引き上げることを目標として掲げたいと思います。
そのためには、電気事業者による世界最大級のメガソーラー発電の全国展開に加えまして、新築
持家住宅の7割以上が太陽光発電を採用しなければならない計算となるわけであります。
コスト削減や系統安定のための技術開発を進めると同時に、一家庭当たり毎月500円のコスト
を負担しているドイツの例も参考にしながら、大胆な導入支援策や新たな料金システムについて
も検討しなければなりません。
2008.6.30.
東京都は2016年までに100万kWの太陽エネルギー利用目標
2016年までに100万kWの
太陽エネルギーの利用を実現
太陽エネルギー導入拡大3ヵ年モデルプロジェクト
「10年後の東京」への実行プログラム2008
2007年12月東京都HPより
20年度
制度検討
21年度
2万世帯
「10年後の東京」実行プログラム2008
22年度
2万世帯
・初期導入コストの低減
・太陽エネルギーの生み出
す環境価値の適正な評価
太陽エネギー利用拡大会議
カーボンマイナス都市つくり推進本部
「10年後の東京~東京が変わる~」
2008.6.30.
東京都 太陽光発電利用拡大検討会「最終のとりまとめ」より引用
太陽光発電の設置
環境価値の買取り
安定的な
余剰電気の買取り
電力会社
環境価値の買取り
都 民
都 民
東京都
グリーン電力証書化により
企業等のカーボンオフセッ
トにも活用可能
企業
2008.6.30.
太陽光発電協会が協力するモデルのイメージについて
■東京都のグリーン電力証書制度の仕組みとJPEAの関与イメージ
■多数のPVシステムを取り纏め、手続きの標準化によるコストダウンを推進
太陽光発電協会(JPEA)
グリーン電力認証機構
発電設備認定
◆標準化によるグリーン電力事業のコストダウン推進
設備取り纏め申請
①グリーン電力設備工事のガイトライン検討
②設備認定申請のガイドライン検討
③発電設備データベースのガイドライン検討
グリーン電力認証
東京都
各メーカの設備認定申請取り纏め
メーカ A
工事の標準化
メーカ B
認定申請の代行
メーカ C
検針による
グリーン買取と
対価支払
計量法
対応メーター
都内の各地に分散配置されたPVシステム
証書販売
対価
CO2排出企業等
2008.6.30.
太陽光発電協会の果す役割
■太陽光発電の普及促進の推進
・広く、行政やNGOなどの関係者と協力し、セミナーやシンポジウムを通して
太陽光発電の導入メリットや、環境価値などを広報・発信
・普及関係機関・団体などとの情報交換、意見交換を通して、地域の利用者
のための、地場事業者育成
■太陽光発電の普及拡大のためのインフラ整備
・ユーザーへの安心・安全で信頼あるシステム提供を更に推進すべく、設置
施工指針等に運用を前提に、施工事業者やホームビルダー、設計事務所
などとの連係を強化し、より安価なシステム提供をめざす
・太陽光発電の導入障害となり問題を広く関係者と共有化し、障害課題を
解決していく
■東京モデル構築への協力
・太陽光発電協会の、過去の設置支援等に係わる経験を、東京モデル構築に
際し、全面的に協力していく
2008.6.30.
東京モデルが他の自治体へ拡大する期待
東京都が世界の環境都市としての施策を打出し、リーダーシップ
を発揮することで日本の各自治体へ波及を期待
■新たな手法による再生可能エネルギー活用による
地域の皆さんの環境行動の高まりと参加促進
■排出量取引と、グリーン電力証書の活用
■太陽光エネルギーのグリーン証書化
■太陽光発電システムの施工・設置にともなうガイドライ
ンの整備
■地域、関係者との協力ネットワークの活用
■太陽光発電市場が、創生されることにより競争原理
が働き価格低減化が推進(普及への良循環)
2008.6.30.
様々な太陽エネルギー支援策の活用
■東京の区市では、太陽エネルギーに対する支援策
が実施されており、都の支援策と併用することでより
経済効果が高まります。(20年6月現在で、23自治体)
港区、 文京区、 墨田区、 北区、 杉並区、 豊島区、
板橋区、品川区、練馬区、 江東区*、足立区、 葛飾区、
武蔵野市、三鷹市、 府中市、調布市、 町田市、 小金井市、
東村山市、国分寺市、狛江市、清瀬市、多摩市、
*但し、江東区は、中小企業対象のみで住宅用はありません。
■総合エネルギー調査会 新エネルギー部会は国に緊急提言
(6月24日)再生可能エネルギーの抜本的導入拡大が必要とし、
住宅用太陽光発電に対し「極めて高い目標値を達成するため、
国として思い切った支援措置が必要。集合住宅や住宅団地に
関しても同様である」と報告。
2008.6.30.
JPEAが考える100万kWの太陽エネルギーの導入には
■100万kWは、公共産業30万kW 住宅集合住宅70万kW
■公共・産業分野への普及には、
・公共産業施設への率先導入や設置義務化
・業務部門での、Cap&Trade
■民生・住宅での普及には
・初期設備支援
太陽光集中設置のイメージ
・環境価値の証書化買取
・税制支援
□再生可能エネルギーのなかで
太陽光は各家庭が直接参加
できます。
□太陽光を導入された家庭は
省エネ型ライフスタイルを促します
資料:NEDO集中連系型太陽光発電システム
実証試験(群馬県太田市パルタウン)
2008.6.30.
太陽光発電協会は、太陽光発電システムの導入支援者
の立場から、
東京都の環境基本計画をサポートし、
「環境都市つくり・東京」を応援いたします。
東京都港区新橋4-29-6
太陽光発電協会
http://www.jpea.gr.jp
2008.6.30.
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