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2015年10月号
���� 技術が開発されたと思います。道は開けたはずです。飛躍するチ � ャンスでした。しかし、「ずる」「抜け道」で済ませたために、進歩す る機会を逃しました。売り上げは保てても技術者のプライドは「こ � んな事で良いのか」と傷ついてきたのではないでしょうか。� 平成27年10月1日発行� ���自分たちの「不備」「間違い」などに気付いたときにどうするか。� �� � 10月。台風、大雨、浸水、噴火。自然災害が とりあえず、問題は先送り、その場を取り繕って行く道。「臭い物に 続きます。何となく以前より自然が優しくない 蓋」方式。楽ですが進歩はなくどんどん取り残されていきます。そ ように感じます。自然を過激にしたのも人間の してついに取り返しがつかなくなります。�もう一つの道は最初は 責任でしょうか。10月が穏やかな秋でありますように。 苦しい道。自分たちの欠点や問題を洗い出し、改善していく。新し い道を探すといってもすぐにうまくいくとは限りません。無駄に見え 「フォルクスワーゲン」と「パンきり包丁」 る苦労や投資、回り道も必要でしょう。険しい道ですが、正しい道 であればそのうち報われるはずです。自分たちのプライドと信用 ��メルセデスベンツ、アウディ、BMW、フォルクスワーゲン。ドイツ も保たれます。結果は必ず付いてきます。鈍くさくとも地道に正直 �� の自動車メーカーです。�印象は「信頼」「高級」�「高品質」などでし に。順風満帆の時よりも問題に直面した� ��� ょうか。�日本でのブランドイメージは良好、あまり悪い印象はない 時の対応でその人、その企業の真価が問われます。� でしょう。フォルクスワーゲン(VW)社はその中で最も多くの車を �� 最近、嬉野の「金田鋸店」の「パンきり包丁」が評判� �生産し、販売台数でトヨタと世界一を争っています。そのVW� だそうです。フランスの三ツ星レストランのシェフも愛用� 社で大きな不祥事がおこりました。ディーゼル車の排気ガスの排 するとか。すばらしい切れ味でパンくずが出ないのだそうです。こ 出を違法な方法でごまかして規制を逃れていました。いわゆる の包丁を作るのが3代目の金田哲郎さん。「後ろ(作った製品)を 「ずる」をしていました。これが発覚したために、数兆円もの負担 振り返らなければ進歩はない。何とかもっと良い物に出来ないか が発生するかもしれません。車の売れ行きも低下するでしょう。���� 常に考えて改良する」。自分の包丁を売るときには買った人にお ���しかし一番の損失は「信頼」を失ったことです。何十年もかけて 願いするそうです。「問題や気づいた事があったら必ず教えてくだ 作り上げてきたドイツ車への「信頼」があっという間に無くなりまし さい。それが自分にとって大切、進歩の源」という。ご高齢ですがこ た。�問題の芽は10 年前にさかのぼります。VW社では、当時の れでゴールではない、まだ改良すると気力十分。� 技術では排ガス規制をクリアできないことがわかりました。そのま ���問題を見つけだし治していく、進化する。車と包丁。考えは同じ までは車は売れない、業績は落ちる。でも新技術の開発はお金も はず。(でも楽な道は魅力なのですよ)�(A.S.)� 時間もかかる。大変なことになった、どうしよう。この時、VW車は --特定医療費(指定難病)扱いの患者様へ-根本的な改善はせず「ずる」で切り抜ける楽な道を選びました。そ お知らせ� して10年間、違法な道を歩き続け、ついに今回発覚。いつかはば 10月1日からは、新しい「受給者証」と れる。まさに「天網恢々、祖にして漏らさず」です。�10年前に不備 「自己負担限度額管理票」を一緒に、毎回受付 を認めて新しい技術の開発に尽力していれば、必ず素晴らしい� 窓口にご提示下さい。 脳・神経センター������リハビリテーションセンター� 伝言板� 10月号�