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平成24年4月からの法令、報酬基準等の改正に伴う 事業所説明会資料

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平成24年4月からの法令、報酬基準等の改正に伴う 事業所説明会資料
熊本市障がい保健福祉課
平成24年4月26日開催分
平成24年4月からの法令、報酬基準等の改正に伴う
事業所説明会資料
(指定障害児通所支援事業者・指定障害児入所施設)
1・報酬改定関連
1.全サービス共通
(1)基本報酬
○ 物価の下落傾向を踏まえ、-0.8%の減額となっている。
(2)福祉・介護職員処遇改善加算等
【一覧】
加算の別
賃金改善計画等
キャリアパス要件
定量的要件
○
○
福祉・介護職員処遇改善加算Ⅰ
福祉・介護職員処遇改善加算Ⅱ
(加算Ⅰの100分の90)
福祉・介護職員の
賃金改善計画を作成
福祉・介護職員処遇改善加算Ⅲ
(加算Ⅰの100分の80)
福祉・介護職員処遇改善特別加算
福祉・介護職員を中心として
賃金改善計画を作成
いずれか一方が ○
×
×
×
×
【賃金改善計画の策定等の要件】
① 賃金改善に要する費用の見込額が、処遇改善加算の算定見込額を上回る「賃金改善計画」を策定
し、当該計画に基づき適切な措置を講じていること。
② 賃金改善計画、当該計画に係る実施期間及び実施方法その他の処遇改善の計画等を記載した計画書
を作成し、全ての福祉・介護職員に周知し、市長に届け出ていること。
③ 処遇改善加算の算定額に相当する賃金改善を実施すること。
④ 事業所等において、年度ごとに処遇改善に関する実績を市長に報告すること。
⑤ 算定月の前12月間において、労働基準法、労働者災害補償保険法、最低賃金法、労働安全衛生
法、雇用保険法その他の労働に関する法令に違反し、罰金以上の刑に処せられていないこと。
⑥ 事業所等において、労働保険料の納付が適正に行われていること。
【キャリアパスの要件】①又は②のいずれかに該当すること
要件①
次に掲げる要件のいずれにも適合すること。
ア 福祉・介護職員の任用の際における職責又は職務内容等の要件(福祉・介護職員の賃
金に関するものを含む。)を定めていること。
イ アについて書面をもって作成し、全ての福祉・介護職員に周知していること。 2
要件②
次に掲げる要件のいずれにも適合すること。
ア 福祉・介護職員の資質の向上の支援に関する計画を策定し、当該計画に係る研修の実
施又は研修の機会を確保していること。
イ アについて、全ての福祉・介護職員に周知していること。
【定量的要件】
○ 平成20年10月からの届出の日の属する月の前月までに実施した福祉・介護職員の処遇改善の内容
(賃金改善に関するものを除く。)及び当該福祉・介護職員の処遇改善に要した費用を全ての福祉・
介護職員に周知していること。
2。児童発達支援(児童発達支援センターで行うもの)
(1)基本報酬
【単位】
難聴児及び重心児以外
利用定員30人以下
利用定員31人以上40人以下
利用定員41人以上50人以下
利用定員51人以上60人以下
利用定員61人以上70人以下
利用定員71人以上80人以下
利用定員81人以上
難聴児
965
906
848
791
770
750
729
利用定員20人以下
重症心身障害児
1206 利用定員15人以下
利用定員21人以上30人以下 1061 利用定員16人以上20人以下
利用定員31人以上40人以下 976 利用定員21人以上
利用定員41人以上
1138
863
789
889
○ 難聴児又は重症心身障害児の高い報酬を算定するためには、児童発達支援センターの施設基準に加
え、それぞれの障害を主たる対象とする場合の指定基準(人員及び設備)を満たすことが必要である。
【例1】定員20名の児童発達支援センター(主たる対象が知的の場合)において、主として難聴児を通
わせる施設の基準も併せて満たしており、難聴児5名に支援する場合
知的障害児15名の報酬
難聴児5名の報酬
⇒
難聴児及び重心児以外の基本報酬(利用定員30人以下)
難聴児の基本報酬(利用定員20人以下)
【例2】定員20名の児童発達支援センター(主たる対象が知的の場合)において、難聴児5名に支援
する場合
知的障害児15名の報酬
難聴児5名の報酬
⇒
難聴児及び重心児以外の基本報酬(利用定員30人以下)
難聴児及び重心児以外の基本報酬(利用定員30人以下)
※ ただし、難聴児に対して言語聴覚士を配置して支援を行う場合は、特別支援加算を算定するこ
とができる。(本体報酬で評価されていので、加算の算定が可能。)
(2)営業時間の減算
【告示、国通知等の要点】
○ 運営規程に定める「営業時間」が4時間未満の事業所等に対する減算。算定される単位数は所定単
位数の100分の80。(各種加算がなされる前の単位数の100分の80。)
○ 「営業時間」には、送迎に要する時間を含まれないものであること。
3
○ 個々の利用者の実利用時間は問わないものであること。
【本市の取扱い、連絡事項等】
○ 送迎時間を含めて4時間以上となっている事業所等においては、減算対象となるので、早急に届出
をされたい。
○ 運営規程における営業時間と実際のサービス提供時間等の整合性については、実地指導にて重点的
に確認させていただくため、ご留意いただきたい。
(3)児童発達支援管理責任者専任加算
【告示、国通知等の要点】
○ 管理者と兼務している者については加算の算定要件は満たさないことに留意すること。
※ センター以外の事業所と異なり、本体報酬で評価されているため。
○ 多機能型事業所において、次の場合であっても加算の対象となる。
① 複数の事業における児童発達支援管理責任者を兼務している場合
② 児童発達支援管理責任者及びサービス管理責任者を兼務している場合
※ センターが行う児童発達支援の管理者と兼務した場合は、児童発達支援は加算対象となら
ないが、放課後等デイサービスでは算定可能。
【単位】
難聴児及び重心児以外
利用定員30人以下
利用定員31人以上40人以下
利用定員41人以上50人以下
利用定員51人以上60人以下
利用定員61人以上70人以下
利用定員71人以上80人以下
利用定員81人以上
難聴児
68
51
41
34
29
25
22
利用定員20人以下
利用定員21人以上30人以下
利用定員31人以上40人以下
利用定員41人以上
重症心身障害児
102 利用定員20人以下
68 利用定員21人以上
51
41
102
68
(4)人工内耳装用児支援加算
主として難聴児を通わせる児童発達支援センターが行う児童発達支援において、人工内耳を装用して
いる障害児に対して、指定児童発達支援を行った場合に加算するものであること。
(5)食事提供加算
【告示、国通知等の要点】
○ 加算の算定可能期間が、「平成27年3月31日まで」に変更。
○ 市民税課税世帯(所得割額28万円未満)又は非課税及び生保世帯に係る加算単位に変更なし。
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(6)特別支援加算
【告示、国通知等の要点】
○ 機能訓練担当職員を配置している事業所において、通所支援計画を踏まえ、必要な訓練に係る特別
支援計画を作成し、訓練等を行った場合に、1日当たりの所定単位数を加算する。
○ 加算の対象となる職種は、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士又は心理指導担当職員である。
○ 難聴児又は重心児に係る高い給付費が算定されている場合は、本体報酬で評価されているため、当
該加算は算定できないものであること。
(7)医療連携体制加算
【告示、国通知等の要点】
○ 現在までの加算Ⅰ・Ⅱに加えて、加算Ⅲ・Ⅳが創設されたものであること。
○ 加算の類型ごとの概要は、次のとおり。
加算の別
概要
医療連携体制加算Ⅰ
医療機関等との連携により、看護職員を事業所等に訪問させ、当該看護職員が利用者
に対して看護を行った場合に算定。
医療連携体制加算Ⅱ
医療機関等との連携により、看護職員を事業所等に訪問させ、当該看護職員が複数の
利用者に対して看護を行った場合に算定。
医療連携体制加算Ⅲ
医療機関等との連携により、看護職員を事業所等に訪問させ、当該看護職員が認定特
定行為業務従事者に対して喀痰吸引等に係る指導を行った場合に算定。
医療連携体制加算Ⅳ
喀痰吸引等が必要な者に対して、認定特定行為業務従事者が喀痰吸引等を行った場合
に算定。(Ⅰ又はⅡが算定されている場合は、算定不可)
○ 加算ⅠからⅢまでについては、あらかじめ業務について医療機関等と委託契約を締結し、障害者に
対する看護の提供又は認定特定行為業務従事者に対する喀痰吸引等に係る指導に必要な費用を医療機
関に支払うこと。
○ 連携する医療機関の医師から看護の提供又は喀痰吸引等に係る指導等に関する指示を受けること。
○ 障害者に関する必要な情報を保護者、主治医等を通じてあらかじめ入手し、本人の同意を得て連携
する医療機関等に提供するよう努めること。
○ 同一法人内の他の施設に勤務する看護職員を活用する場合も可能であるが、他の事業所の配置基準
を遵守した上で、医師の指示を受けてサービスの提供を行うこと。
○ 看護の提供又は喀痰吸引等に係る指導上必要となる衛生材料、医薬品等の費用は事業所等が負担す
るものであること。なお、医薬品等が医療保険の対象となる場合は、適正な診療報酬を請求するこ
と。
○ 重心児に係る報酬が算定されている場合は、いずれの加算も算定できないものであり、加算Ⅰ又は
Ⅱが算定されている場合は、加算Ⅳは算定できないものであること。
5
(8)延長支援加算
【告示、国通知等の要点】
○ 運営規程に定める「営業時間」が8時間以上である事業所等において、営業時間帯の前後に、個別
支援計画に基づいて実施されたサービスに対し、その標準的な延長時間により加算を算定する。
○ 「営業時間」には、送迎に要する時間を含まれないものであること。
○ 指定基準の規定により置くべき職員(直接支援業務に従事する者に限る。)を延長時間帯に1名以
上配置していること。
○ 個々の利用者の実利用時間は問わないものであり、サービス提供時間は8時間未満であっても、営
業時間を超えて支援を提供した場合には、本加算の対象となるものであること。
○ ただし、以下の例のように「営業時間の設定」を見直すべきケースは、所要の手続きを行っていた
だく必要がある。
〈例〉 ・ 営業時間(送迎時間を除く。)が9時~17時の8時間。
・ 家族の生活状況等により、10時~18時、11時~18時の利用の者が事業所の多くを占め
る。
⇒ この場合は、営業時間を10時~18時とすべきである。
【本市の取扱い、連絡事項等】
○ 運営規程における営業時間と実際のサービス提供時間等の整合性については、実地指導にて重点的
に確認させていただくため、ご留意いただきたい。
○ また、個別支援計画において、通常の営業時間で対応困難な理由等を明記されたい。当該計画につ
いても実施指導等で確認させていただくこととする。
3。児童発達支援(児童発達支援センター以外で行うもの)
(1)基本報酬
【単位】
重心児以外
利用定員10人以下
利用定員11人以上20人以下
利用定員21人以上
重症心身障害児
616 利用定員5人
1587
451 利用定員6人以上10人以下 813
363 利用定員11人以上
689
○ 重症心身障害児の高い報酬を算定するためには、主として重症心身障害児を対象とする場合の指定
基準を満たすことが必要である。
【例】定員10名の児童発達支援事業所(主たる対象が知的の場合)において、重症心身障害児1名に
支援する場合
知的障害児9名の報酬
難聴児1名の報酬
⇒
重心児以外の基本報酬(利用定員10人以下)
重心児以外の基本報酬(利用定員10人以下)
※ ただし、重心児に対して理学療法士等を配置して支援を行う場合は、特別支援加算を算定する
ことができる。(本体報酬で評価されていので、加算の算定が可能。)
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(2)営業時間の減算
児童発達支援センターが行う児童発達支援に同じ。
(3)児童発達支援管理責任者専任加算
【告示、国通知等の要点】
○ 管理者と兼務している場合であっても、同時並行的な兼務が可能であるため、加算の対象となる
ものであること。
※ センターと異なり、本体報酬で評価されていないため。
○ 多機能型事業所において、次の場合であっても加算の対象となる。
① 複数の事業における児童発達支援管理責任者を兼務している場合
② 児童発達支援管理責任者及びサービス管理責任者を兼務している場合
【単位】
重心児以外
利用定員10人以下
利用定員11人以上20人以下
利用定員21人以上
重症心身障害児
205 利用定員5人
102 利用定員6人以上10人以下
68 利用定員11人以上
410
205
102
※ 児童発達支援事業所(センター以外)においては、児童発達支援管理責任者専任加算を加えること
で、従前の児童デイサービス費と同等程度となる。
(4)指導員加配加算
【告示、国通知等の要点】
○ 常時見守りが必要な障害児への支援や障害児の保護者に対する支援方法の指導を行う等支援の強化
を図るために、指定基準上の必要員数に加え、指導員又は保育士を常勤換算により1名以上配置して
いる事業所について加算するものであること。
○ 重心児に係る報酬が算定されている場合は、加算の算定はできないものであること。
(5)特別支援加算
【告示、国通知等の要点】
○ 基本的な取扱いは、児童発達支援センターが行う児童発達支援に同じ。
○ 重心児に係る高い給付費が算定されている場合は、本体報酬で評価されているため、当該加算は算
定できないものであること。
7
(6)医療連携体制加算
児童発達支援センターが行う児童発達支援に同じ。
(7)送迎加算
【告示、国通知等の要点】
○ 障害児の居宅と児童発達支援事業所との間の送迎を行った場合に、片道につき54単位を算定する。
○ 送迎については、児童発達支援事業所と居宅までの送迎を原則とする。
※ 道路が狭隘で居宅まで送迎できない場合等のやむを得ない場合においては、利用者の利便性も
考慮し、適切な方法で行ったものについて、この加算を算定して差し支えないものであること。
○ 重心児に係る高い給付費が算定されている場合は、本体報酬で評価されているため、当該加算は算
定できないものであること。
※ 児童発達支援センターが行う送迎は、本体報酬で評価されているため、対象とならない。
(8)延長支援加算
児童発達支援センターが行う児童発達支援に同じ。
4.放課後等デイサービス
(1)本体報酬
【単位】
重心児以外
定員区分
授業の終了後
10人以下
478
11人以上20人以下
359
21人以上
278
休業日
616
451
363
重症心身障害児
定員区分
授業の終了後
5人
1309
11人以上20人以下
670
21人以上
568
休業日
1587
813
689
○ 重症心身障害児の高い報酬を算定するためには、主として重症心身障害児を対象とする場合の指定
基準を満たすことが必要である。
○ 重心児以外及び重心児いずれにおいても、休業日の単位は、児童発達支援の単位に同じ。
○ 休業日は、学校教育法施行規則第47条及び第47条の2に規定する休業日をいい、具体的には次の
とおりである。
① 公立学校においては、国民の祝日、日曜日及び土曜日並びに教育委員会が定める日。
② 私立学校においては、当該学校の学則で定める日。
○ 児童の属する学校によって休業日が異なり、1回のサービス提供において授業の終了後に利用する
児童及び休業日に利用する児童が混在するときは、それぞれの利用区分に応じた報酬を算定する。
○ 学校の休業日ではない日に学校を休み、放課後等デイサービスを午前から利用した場合であって
も、休業日として取扱うものではない。
8
○ 訪問教育を受けている者は、就学児となるので、放課後等デイサービスの対象となり、訪問教育
が行われていない平日にサービスを行った場合は、「休業日」として取扱う。
(2)営業時間の減算
【告示、国通知等の要点】
○ 基本的には、児童発達支援センターが行う児童発達支援に同じ。
○ 「授業終了後」に行う場合は開所時間減算の対象としないが、「休業日」に行う場合は開所時間減
算の対象となる。
(3)児童発達支援管理責任者専任加算、指導員加配加算及び特別支援加算
児童発達支援事業所(センター以外)が行う児童発達支援に同じ。
(4)医療連携体制加算
児童発達支援センターが行う児童発達支援に同じ。
(5)送迎加算
【告示、国通知等の要点】
○ 障害児の居宅又は学校と事業所との間の送迎を行った場合に、片道につき54単位を算定する。
○ 送迎については、児童発達支援事業所と居宅又は学校までの送迎を原則とする。
※ 道路が狭隘で居宅又は学校まで送迎できない場合等のやむを得ない場合においては、利用者の
利便性も考慮し、適切な方法で行ったものについて、この加算を算定して差し支えないものであ
ること。
○ 学校と事業所間の送迎については、保護者等が就労等により送迎ができない場合であって、次のい
ずれかに該当すること。
① スクールバスのルート上に事業所がない等、スクールバス等での送迎が実施できない場合。
② スクールバス等での送迎が可能であっても、放課後等デイサービスを利用しない他の学生の乗
車時間が相当時間延長する等、スクールバスによる送迎が適当でない場合。
③ 就学奨励費で学校と放課後等デイサービス事業所間の送迎手段を確保できない場合。
④ その他市町村が必要と認める場合
○ 重心児に係る高い給付費が算定されている場合は、本体報酬で評価されているため、当該加算は算
定できないものであること。
【本市の取扱い、連絡事項等】
○ それぞれ障害児の個別支援計画に送迎を要する状況等を記載し、当該計画に基づき、実施された
い。
9
○ また、上記の④の規定により送迎の対象とするときは、あらかじめ本市と協議してその必要性が
認められるものを対象とする。
○ 個別支援計画等は、実地指導にて重点的に確認させていただくこととする。
(6)延長支援加算
児童発達支援センターが行う児童発達支援に同じ。
5.保育所等訪問支援
児童発達支援管理責任者専任加算
児童発達支援事業所(センター以外)が行う児童発達支援に同じ。
6.障害児入所施設
入所支援にあっては、大幅な取扱いの変更はないが、次の点に留意されたい。
【告示、国通知等の要点】
① 入院・外泊時加算及び長期入院等支援加算の一元化。
※ 入院時支援特別加算は継続
② 栄養マネジメント加算の要件の延長
管理栄養士に代えて配置する栄養士(栄養管理業務に関し5年以上の実務経験を有するもの)であっ
ても平成27年3月31日までの間に限り、加算の算定が可能。
(1)小規模グループケア加算
別紙Q&Aを参照
7.入所施設の参考(短期入所)
(1)医療型短期入所サービス費の変更点
【告示、国通知等の要点】
○ 医療型短期入所サービス費についても、日中活動サービスと同日に利用した場合等の報酬が設けら
れたこと。
10
【本市の取扱い、連絡事項等】
○ 短期入所事業所においては、引き続き、利用開始日から利用終了日まで、同日に日中活動サービス
の利用有無、昼間の支援の実施有無等について適切に把握されたい。
○ 当該把握により、「1日の支援を評価したサービス費」又は「同日利用等を評価したサービス費」
のいずれを算定するかについて、適切に判断されたい。
※ 平成21年に国が示したとおり、昼食の提供の有無をメルクマールとして判断されたい。
※ 特に18歳未満の障害児については、保育所、学校等の利用後に短期入所の提供を受ける場合
等も同様の判断を要するものであることに留意されたい。
○ サービス費の判断については、実施指導等で確認させていただくこととする。
(2)重度障害者支援加算
【告示、国通知等の要点】
○ 加算対象者は、重度障害者等包括支援の支給対象者要件と同様であるため、Ⅲ型の対象者要件に
おいて「行動関連項目の点数換算が8点以上」となったものであること。
【本市の取扱い、連絡事項等】
○ 加算対象者については、受給者証への記載事項となっている。
○ 次に到来する支給決定期間の更新時をもって、順次、受給者証に記載を行うこととする。
(3)単独型加算
【告示、国通知等の要点】
○ 短期入所事業所の充実のため、加算単位の引き上げが実施されていること。
(4)緊急短期入所体制確保加算
【告示、国通知等の要点】
○ 緊急に指定短期入所を受ける必要がある者を受け入れるために利用定員の100分の5に相当する
空床を確保している事業所(空床利用型を除く。)の利用者全員に対し加算するものであること。
○ 100分の5に相当する空床を確保するとは、各月ごとに利用定員の100分の5に相当する空床(
緊急利用枠)を確保するということであり、一日当たりの利用定員の5%に当該月の営業日数を乗じ
て得た数とする(端数切り上げ)。
〈例〉 利用定員20人の事業所の場合においては、20×5%×30日=30床/月となる。
○ 一月の間(暦月)においては、緊急利用枠は同一ベッドとすること。
〈例〉 歴日30日の月において緊急利用枠が30床の場合、毎日、同じベッドを緊急利用枠とする
こと。
11
○ 緊急利用枠が、毎日一床を確保するための数に満たない端数の場合又は毎日一床を確保するための
数を超えて端数が生じる場合は、当該端数分について、連続する期間の同一ベッドを緊急利用枠とす
ること。
〈例1〉 緊急利用枠が15の場合は、15日間連続して同一ベッドを緊急利用枠とすること。
〈例2〉 緊急利用枠が40の場合は、月をとおして緊急利用枠とする1床を確保し、残り10日間
連続して他の同一ベッドを緊急利用枠とすること。(暦日が30日の月の場合)
※ 毎日一床を確保するための数に満たない端数の場合は、当該確保するための数(28~30)を
上限として、緊急利用枠として差し支えないこと。
○ 前三月における稼働率が100分の90以上であること。
※ 前三月における実績は各月で満たす必要はなく、三月平均で差し支えない。
※ 加算に該当するものとして届出を行う際に満たしていればよく、その後も維持しなければなら
ないものではない。ただし、当該加算を算定しなくなった後に再度当該加算を算定しようとする
場合は、当該要件を満たす必要がある。
※ 稼働率に係る利用延人数は、入所した日及び退所した日の両方を含むものとする。
○ 緊急利用枠を確保していることについて、事業所内の見やすい場所に掲示するとともに、指定一般
相談支援事業所、指定特定相談支援事業所又は指定障害児相談支援事業所や近隣の他事業所との情報
共有に努め、緊急的な利用ニーズに対応する事業所であることを明確化すること。
○ 緊急短期入所体制確保加算の算定を開始した月以降において、連続する三月間に緊急短期入所受入
加算の算定実績が無い場合には、続く三月間は当該加算は算定できない。
※ 実績については毎月記録するものとし、所定の実績がない場合については、直ちに加算の変更
届を提出しなければならない。
(5)緊急短期入所受入加算
【告示、国通知等の要点】
○ 緊急短期入所体制確保加算を算定している事業所で、緊急利用枠に緊急利用者を受け入れたとき
に、当該緊急利用者のみ加算するものであること。
○ 「緊急利用者」とは、介護を行う者が疾病にかかっていることその他やむを得ない理由により居宅
で介護を受けることができない、かつ、利用を開始した日の前々日、前日又は当日に当該事業所に対
し利用の連絡があった場合の利用者をいう。
※ 新規の利用者に限られるものではなく、既に事業所で緊急短期入所受入加算の算定実績のある
利用者も算定対象となるものであること。
○ 緊急利用枠以外の空床が既に利用されていることを要件とすること。ただし、緊急利用枠以外に空
きがあるが、次の場合等のやむを得ない理由がある場合は緊急利用枠を利用し、加算の算定が可能で
あること。
・ 緊急利用者の希望する利用日数、他の利用予定者の都合により、利用開始日後に空床の利用が
できない場合。
・ 男女部屋の関係から空床を利用することができない場合。
○ 緊急利用した者に関する利用の理由、期間、緊急受入れ後の対応などの事項を記録しておくこと。
○ 既に緊急利用者を受け入れているために緊急の利用を希望している者を受け入れることが困難な場
合は、利用希望者に対し、別の事業所を紹介するなど適切な対応を行うこと。
12
○ 加算の算定対象期間は原則として7日以内とする。
※ 利用者の介護を行う家族等の疾病が当初の予想を超えて長期間に及んだことにより在宅への復
帰が困難となったこと等やむを得ない事情により、7日以内に適切な方策が立てられない場合に
は、その状況を記録した上で14日を限度に引き続き加算を算定することができる。
※ その場合であっても、利用者負担軽減に配慮する観点から、機械的に加算算定を継続するので
はなく、随時、適切なアセスメントによる代替手段の確保等について、十分に検討すること。
(6)特別重度支援加算
【告示、国通知等の要点】
○ 医療型短期入所サービス費を算定している事業所が、超重症心身障害者(児)又はその他の医療
的ケアを特に要する者にサービスを提供した場合に加算が可能。
○ 特別重度支援加算(Ⅰ)又は加算(Ⅱ)の算定対象者は、次のとおり。
【対象者等】
① 特別重度支援加算(Ⅰ)
運動機能が座位までであって、次のそれぞれのスコアを合算し、10点以上である者。
番号
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
項目
レスピレーター管理
気管内挿管、気管切開
鼻咽頭エアウェイ
O2吸入又はSpO2 90%以下の状態が10%以上
1回/時間以上又は8.6回/日以上の頻回の吸引
ネブライザー6回/日以上又は継続使用
IVH
経口摂取(全介助)
経管(経鼻、胃ろう含む。)
腸ろう・腸管栄養
持続注入ポンプ使用(腸ろう・腸管栄養時)
手術・服薬でも改善しない過緊張で、発汗による更衣と姿勢修正を3回/日以上
継続する透析(腹膜灌流を含む。)
定期導尿3回/日以上
人工肛門
体位変換6回/日以上
スコア
10点
8点
5点
5点
3点
3点
10点
3点
5点
8点
3点
3点
10点
5点
5点
3点
○ 各項目に規定する状態が6か月以上継続する場合であること。
○ NICUを退室した児であって、当該治療室での状態が引き続き継続する児については、当該
状態が1か月以上継続する場合とする。
※ NICUを退室した後の症状増悪、又は新たな疾患の発生については、その後の状態が6
か月以上継続する場合とすること。
○ 番号1については、毎日行う機械的気道加圧を要するかカマシーン・NIPPV・CPAP など
は、レスピレーター管理に含むものとすること。
○ 番号8から10までについては、経口摂取、経管、腸ろう・腸管栄養のいずれかを選択するこ
と。
○ 番号15については、人工膀胱を含むこと。
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② 特別重度支援加算(Ⅱ)
○ 次のいずれかの状態が一定の期間や頻度で継続している者に対して、計画的な医学的管理を行
い、指定短期入所を行った場合に、所定単位数を加算する。
番号
状態
1
喀痰吸引を月において1日あたり8回(夜間を含め約3時間に1回程度)以上実施している日が20日を
超える状態
2
3
呼吸障害等により月において1週間以上人工呼吸又は間歇的陽圧呼吸を行っている状態
中心静脈注射により薬剤の投与をされている又は中心静脈栄養以外に栄養維持が困難な状態
4
人工腎臓を各週2日以上実施しているものであり、かつ、次に掲げるいずれかの重篤な合併症を有する状
態
a 透析中に頻回の検査、処置を必要とするインスリン注射を行っている糖尿病
b 常時低血圧(収縮期血圧が90mmHg 以下)
c 透析アミロイド症で手根管症候群や運動機能障害を呈するもの
d 出血性消化器病変を有するもの
e 骨折を伴う2次性副甲状腺機能亢進症のもの
f うっ血性心不全(NYHA Ⅲ度以上)のもの
5
持続性心室性頻拍や心室細動等の重症不整脈発作を繰り返す状態、収縮期血圧90mmHg 以下が持続する
状態、又は酸素吸入を行っても動脈血酸素飽和度が90 %以下の状態で、常時、心電図、血圧、動脈血酸素
飽和度のいずれかを含むモニタリングを行っている状態
6
膀胱または直腸の機能障害の程度が身体障害者障害程度等級表の4級以上に該当し、かつ、ストーマ処置
を実施している状態の者に対して、皮膚の炎症等に対するケアを行った場合に算定できるものであること。
7
経鼻胃管や胃瘻等の経管栄養が行われている状態
褥瘡に対する治療(以下の分類で第三度以上に該当し、かつ、当該褥瘡に対して必要な処置を行った場合
に限る。)を実施している状態
8
9
第一度:皮膚の発赤が持続している部分があり、圧迫を取り除いても消失しない(皮膚の損傷はない)
第二度:皮膚層の部分的喪失(びらん、水疱、浅いくぼみとして表れるもの)
第三度:皮膚層がなくなり潰瘍が皮下組織にまで及ぶ。深いくぼみとして表れ、隣接組織まで及んでいるこ
ともあれば、及んでいないこともある
第四度:皮膚層と皮下組織が失われ、筋肉や骨が露出している
気管切開が行われている状態
○ 当該加算を算定する場合にあっては、当該医学的管理の内容等を診療録に記載しておくこと。
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2・事業所指定に係る事務について
○ 児童福祉法に基づく指定事務については、本市が児童相談所設置市となった平成22年4月1日より
実施しているところであるが、平成24年4月1日以降においても引き続き実施することとなる。
○ 障害者自立支援法に基づく指定事務も含めて、本市が実施する事務は、次のとおり。
① 指定障害福祉サービス事業者、指定障害者支援施設及び指定一般相談支援事業者に係る指
定事務等
② 指定障害児通所支援事業者及び指定障害児入所施設に係る指定事務等
③ 指定特定相談支援事業者及び指定障害児相談支援事業者に係る指定事務等
※ 指定事務等は、変更届出、指導監査等を含みます。
○ 指定に係る手続き、ご相談等は、次の手順で実施してください。
新たに事業を開始する場合、事業の変更がある場合、不明な点がある場合等は、まず、本市のホームページをご確
認ください。 http://www.city.kumamoto.kumamoto.jp/default.asp
①
トップ
⇒ 分類からさがす「健康・福祉・介護」
⇒ 障がい者福祉
⇒ 指定障害福祉サービス事業者及び指定障害者支援施設の指定申請等について
指定障害児通所支援事業者及び指定障害児入所施設の指定申請等について
指定(一般、特定及び障害児)相談支援事業者の指定申請等について
②
ホームページで把握できなかった場合は、電話による相談で対応させていただきます。
③
電話による相談が困難な場合、指定に係る申請書の案等が完成した場合等は、直接、当課にて対応いたします。当
課での相談等については、原則として、あらかじめ電話で日時を予約したもののみの対応とさせていただきます。
○ 指定に伴う実地指導の実施方法等については、県からの引継ぎが完了次第、あらためて周知いた
します。
○ また、平成18年の障害者自立支援法及び児童福祉法の施行から6年の経過により、平成24年度か
ら、指定期間の更新手続きが発生します。指定の更新に係る手続き等についても、あらためて周知い
たします。
3・特別対策事業の実施について
○ 障害者自立支援対策臨時特例交付金により、各都道府県に基金を造成し、当該基金を取り崩しな
がら実施している「特別対策事業」のうち、事業運営安定化事業(9割保障)及び移行時運営安定化
事業(体系移行時の10割保障)については平成24年3月末で廃止された。
○ 事業運営安定化事業に代わって、平成25年3月31日までの間に限り、新体系定着支援事業が国か
ら提示されたところである。
○ 現在、県に対して新体系定着支援事業の実施方針、予算要求等の情報を照会中であり、平成24年
4月サービス提供分(5月請求分)からの加算(9割保障分)の請求の可否は、未だ不明であること
にご留意いただきたい。
4・計画相談支援等との関連性について
○ 別紙を参照
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