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今回は、前回お話したパースでの高品質画像の出力やライト - B-MOS

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今回は、前回お話したパースでの高品質画像の出力やライト - B-MOS
※ このスキルアップ講座は、Ver 9 を基に作成しております。
今回は、前回お話したパースでの高品質画像の出力やライトコントロールの方法、作成する為の
注意点などをご説明します。これらのことをふまえてパース作成を行ってみましょう。
レイトレーシング機能・パストレーシング機能によるレンダリング処理をすれば最高品質の画像が
生成できます。レイトレーシング処理を行うのもマウスでチェックするだけなので簡単に作成でき
ます。
■ 1.パースの位置決定
パース画像を出力するためには、まず、建物を見たとき一番見栄えがする位置や、その建物の特
徴などの構図を決定する必要があります。この構図によって作成される建物の雰囲気がかわりま
す。
ⅰ.視点位置・角度の変更
視点の変更は、パース画面の右下にある
ボタンと
ボタンで行います。
建物を回転・伸縮する場合はこのボタンをON状態にし、画面上でマウスを
ドラッグします。マウスの左ボタンをドラッグした場合は「回転」、右ボタ
ンをドラッグした場合は「拡大・縮小」されます。
建物を平行移動する場合はこのボタンをON状態にし、画面上でドラッグし
ます。マウスの左ボタンをドラッグした場合は「水平&奥行移動」、右ボタ
ンをドラッグした場合は「水平&垂直移動」されます。
モードにしてマウスをドラッグしても水平方向にしか回転しない場合があります。こ
れは、パースの透視法が「2点透視」になっているからです。透視法を「3点透視」に変更
して操作してみましょう。
[3点透視]に変更するには、[設定]メニューの[透視法]を「3点透視」に設定して下さい。
ⅱ.建物内部(部屋)の表示方法
建物の内部を表示するには、パース画面右部にある
ボタンをクリックします。[平面]ボタ
ンをクリックすると画面右下に平面図が表示された小さなウィンドウが表示されます。その平
面図の表示したい部屋の上で、
① 視点位置をクリックします。
② 次に焦点位置をクリックします。
すると、視点・焦点を元に指示された部屋のパースが表示されます。
※ 平面図上にマウスカーソルがある状態でキーボードの PageUP 、 PageDown キーや矢印
キーを押すと平面図が拡大縮小・移動できます。視点を設定しにくい場合は、キー操作で調
節しましょう。
■ 2.高品質パースの作成
建物の画像を作成するための表示位置が決定したら、レンダリング処理を行った高品質な画像を
作成しましょう。[画面出力]メニュー/[着色画面出力]を選択すると[レンダリング画像出力]ダ
イアログが表示されます。ここで、画像出力するための必要な条件を設定し[了解]をクリックし
ます。
●レイトレーシング(間接光なし)
直接当たっている光だけを処理します。
●パストレーシング(速度重視)
外観パースの作成に向いています。
直接当たった光が反射する間接光に加えて、その面が相対する色までを取り込んで処理をします。
(間接光の反射を1回のみ計算)
●パストレーシング(品質重視)
内観パースの作成に向いています。
直接当たった光が反射する間接光に加えて、その面が相対する色までを取り込んで処理をします。
(間接光の反射を5回計算)
●アンチエイリアス
エッジがギザギザになるのを防いで、滑らかな画像を作成します。
太陽光や照明機器の点灯・消灯やライトの色などを個別にコントロールすることで昼や夕方、夜な
どいろいろな雰囲気の表現をシミュレーションすることができます。ライトシミュレーションする
ことで、より完成に近いイメージが確認できます。
■ 1.太陽の位置の設定
建物の外観は、太陽の方位や高度によって壁や屋根などの陰影表現が変わります。太陽の位置を、
建物が見栄えのする位置に変更しましょう。
太陽の方位や高度の変更は、
ボタンで行います。[光源]ボタンをクリックすると[太
陽位置設定]ダイアログが表示されます。「太陽の位置」を変更する場合は、「太陽の方位」欄で、
「太陽の高度」を変更する場合は、「太陽の角度」欄で、太陽を設定したいところをクリックしま
す。
太陽光の位置を変更するだけで、まったく別のイメージになります。
■ 2.照明効果の演出
[平面図]に照明機器が設置されていると、[パース]で表示したときに光を発します。この光は、
照明機器の個別に消灯・点灯することもできます。照明や太陽光を調節して照明による光の効果
を最大限に引き出しましょう。
照明機器の光を個別に調節するには、[設定]メニュー/[光源]/[光源一括指定]で行います。照
明機器ごとの点灯・消灯の設定は、[光源一括指定]で設定したい照明のスイッチをクリックする
と切り替えることができます。また、拡散や環境、鏡面など数値をクリックすると光の強さや色
も変更することができます。
光源の設定で夜(太陽の光 OFF)にすると真っ暗になる場合は、照明機器が設置されていないた
めです。この場合は、一度[B-MOS 平面図]に戻り、[部品]メニューから照明機器を設置しまし
ょう。
※ [設定]メニューの[光源]/[光源一括指定]で「視点に仮想光源を発生」にチェックを入れる
と、照明機器が入っていなくても明るく表示されます。
太陽光や照明機器を調節することで光の効果によるシミュレーションができます。
太陽の位置を変更するだけでまったく別のイメージが生まれます。
レンダリング処理で最高品質の画像を作成します。
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