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当金庫の概要
(平成26年3月31日現在)
設 立
大正13年1月
本店所在地
北九州市八幡東区尾倉2-8-1
出 資 金
35億38百万円
会 員 数
72,663人
役職員数
620人
店 舗 数
50店舗 営業区域
福岡県一円
山口県下関市
大分県中津市
経営理念
1.地域社会の繁栄ある未来を希い、地域とともに歩みます。
(地域繁栄、金庫共栄)
2.健全経営と独自性発揮で、お取引先の要請に応えます。
(健全経営、独自性発揮)
3.知性を磨き、創意と工夫をもって活力ある信用金庫を築きます。
(知性と創意で活力金庫)
基本方針
1.地域の人々の幸福と繁栄を希い、地域の豊かな未来づくりを使命とします。
2.健全経営をモットーに、お客様のニーズに素早く対応し信頼される金庫にします。
3.日々、豊かな人間性の向上に努め、活力ある職場と職員の豊かな生活の実現に努めます。
あなたと共感、
ハーモニー・バンク
C O N T E N T S
ごあいさつ …………………………………………… 1
業績トピックス ……………………………………… 2
創立90周年・5金庫合併10周年記念事業 ……… 4
地域社会とひびしん ………………………………… 6
沿革 …………………………………………………… 7
役員・組織図 ………………………………………… 8
中小企業の経営の改善のための取組みの状況 …… 9
地域の活性化のための取組みの状況 ……………… 12
総代会等に関する事項 ……………………………… 15
各種サービス・店舗のご案内 ……………………… 17
リスク管理の体制 …………………………………… 24
法令遵守(コンプライアンス)の体制 ……………… 28
金融ADR制度への対応 ……………………………… 29
主要な事業の種類 …………………………………… 29
信金中央金庫のご紹介 ……………………………… 30
資料編 ………………………………………………… 31
※「資料編」の目次は31ページに掲載しております。
開示項目一覧 ………………………………………… 67
ご あ い さ つ
平素より福岡ひびき信用金庫をお引立て頂き、心より厚く御礼申し上げます。
本年も、ディスクロージャー誌「ANNUAL REPORT 2014 業務のご案内」を
作成致しました。当金庫の経営方針や業務の内容、業績などをご紹介致してお
りますので、ご高覧頂き、当金庫へのご理解を一層深めて頂ければ幸甚に存じ
ます。
平成25年度の金融経済環境を振り返ってみますと、アベノミクス効果による景
気回復を受けて、円安、株高が進行し、日本経済は成長気運が高まり、輸出関
連など一定の業種で企業業績の回復が目立ちました。しかし、我々の取引先で
ある中小零細企業にとっては、原材料の高騰や人手不足からその効果が出てい
ない企業が大半であり、成長気運による設備投資を積極的に行う取引先は少な
理事長
野 村 廣 美
く、それに伴う事業性の資金需要も低迷しました。
このような経済環境を背景に、平成25年度は、合併後10年、創立90周年を迎
え、次の創立100年に向けて『変革へのチャレンジ』の1年にしたいと強く思い、
「生産性の向上」「収益性の向上」「人材育成の向上」の3つの向上を図るため、
「業務面の改革」「人事面の改革」「組織面の改革」という3つの改革に積極的
に取り組んでまいりました。
この結果、平成25年度の当金庫の業績は経常収益14,388百万円(対前期比
2.37%減)、経常費用12,137百万円(対前期比12.01%減)、経常利益2,251
百万円(対前期比138.55%増)、当期純利益1,359百万円(対前期比91.82%
増)の減収増益となりました。
また、期末の自己資本比率は国内基準の4%を大きく上回る13.21%、不良債
権比率は5.58%となりました。
これも偏に、会員の皆様方の平素よりのご支援の賜物と、深く感謝申し上げま
す。
今後も、健全経営、経営基盤の一層の強化、地域社会の繁栄のため役職員一
同専心して努めてまいります。今後ともなお一層のご支援、ご協力を賜りますよう
心よりお願い申し上げます。
平成26年6月27日
理事長 野 村 廣 美
FUKUOKAHIBIKI SHINKIN
ANNUAL REPORT 2014
1
業績トピックス
預金積金の推移
平成25年度は、上期定期預金キャンペーンとして、店頭表
示金利の5倍の金利を適用し、更に抽選で全国各地の名産
グルメが当たる「 ありがとう プレミアム5定期預金」を販売
し、378億円を募集することができました。
下期においては、店頭表示金利の2倍の金利を適用と記
念品の進呈、更に抽選で懸賞品が当たる「おもてなし定期預
金」を販売し、268億円を募集することができました。
その結果、平成25年度の預金積金残高は前年比3.4億円
増加し、6,309憶円となりました。
預金積金残高
6,309億円
(単位:億円)
6,350
6,322
6,305
6,309
平成24年度
平成25年度
6,300
6,250
6,200
6,150
6,000
平成23年度
貸出金の推移
平成25年度は、主力である住宅ローンの獲得額が目標
110億円に対して123億円と順調に推移し、住宅ローン残高
は対期首38億円の増加となりました。
また、
「創立90周年&5金庫合併10周年記念ローンキャン
ペーン」
(適用金利0.9%)を行った結果、カーローン残高は
対期首17億円の増加、消費者ローン残高全体でも対期首21
億円の増加となり、個人融資は比較的堅調に推移いたしまし
た。
その結果、貸出金残高は期首残高を回復し、前期比74億
円増加の3,278億円となりました。
貸出金残高
3,278億円
(単位:億円)
3,350
3,327
3,300
3,278
3,250
3,204
3,200
3,150
3,100
3,050
平成23年度
平成24年度
平成25年度
業務純益*1/コア業務純益*2の推移
国債等債券売却益等が減少し、一般貸倒引当金が増加し
たため、平成25年度の業務純益は前年比2,827百万円減少
し、2,194百万円となりました。
一方で、業務純益から一般貸倒引当金や国債等売却損益
を除いたコア業務純益については、前年比856百万円増加
の2,545百万円となりました。
業 務 純 益
2,194百万円
コア業務純益
2,545百万円
(単位:百万円)
6,000
5,102
*1 業務純益・・・・・・ 貸出金や有価証券等の受入利息や手数料などの
収入から、預金等の支払利息や支払手数料、経
費を差し引いたものです。
*2 コア業務純益・・・・ 業務純益から、一般貸倒引当金および国債等債
券関係損益を除いたものです。
業務純益
5,021
5,000
コア業務純益
4,000
3,000
2,545
2,194
2,000
1,671
1,688
1,000
0
平成23年度
2
FUKUOKAHIBIKI SHINKIN
ANNUAL REPORT 2014
平成24年度
平成25年度
業績トピックス
経常利益/当期純利益の推移
貸出金償却や個別貸倒引当金などの臨時費用が前年比大
幅に減少したことから、平成25年度の経常利益は前年比
1,307百万円増加し、2,251百万円となりました。
この結果、当期純利益は前年比650百万円増加の1,359百
万円となりました。
経 常 利 益
2,251百万円
当期純利益
1,359百万円
(単位:百万円)
2,500
2,251
経常利益
2,000
当期純利益
1,500
1,359
943
1,000
708
500
208
0
110
平成23年度
平成24年度
平成25年度
単体自己資本比率
当金庫の平成25年度の単体自己資本比率は13.21%となり
ました。
国内基準(4%)を大幅に上回る高い水準を維持しておりま
す。
自己資本比率
13.21%
(単位:%)
16
※平成25年度末より、自己資本比率規制に関する金融庁告示第19号(以下、
告示)の一部改正に伴い、バーゼルⅢ基準により自己資本比率を算出してお
ります。
14
13.73
13.72
平成23年度
平成24年度
13.21
12
10
8
国内基準
→ 詳細は、56ページに記載しています。
6
4
2
0
平成25年度
不良債権比率
平成25年度の金融再生法に基づく不良債権額は、前年比
5億51百万円減少し183億91百万円となりました。
この結果、当金庫の不良債権比率は前年比0.31ポイント
低下し、5.58%となりました。
当金庫は、法令等に基づき厳格な償却・引当を行っており
ます。引き続き、健全な資産の維持に努めてまいります。
(単位:%)
8
7.27
7
5.89
6
→ 詳細は、42ページに記載しています。
5.58%
不良債権比率
5.58
5
4
3
2
1
0
平成23年度
平成24年度
平成25年度
FUKUOKAHIBIKI SHINKIN
ANNUAL REPORT 2014
3
創立90周年・5金庫合併10周年記念事業
福岡ひびき信用金庫は、創立90周年を迎えました。
当金庫は創立以来「地域社会繁栄への奉仕」という理念のも
と、これまでの90年を歩んでまいりました。
当金庫が地元とともに発展してまいりましたのも、信用金庫
経営の原点である、協同組織の中小企業専門金融機関として、
会員の皆様からのご支持と信頼関係により、地域社会との共存
共栄を図ってきたからに他なりません。
これからも地域社会の発展に貢献するため一層の努力を重
ね、地域に愛される金融機関を目指してまいります。
創立当時の店舗内の様子
現在の本店建物
昭和26年ごろの本店建物
創立90周年及び合併10周年記念式典
平成26年2月15日
金庫創立90周年・5金庫合併10周年の記念式典を八幡西区にある黒崎ひびしんホールで開催いたしました。
式典にはお取引先、および信金OB760名が参列し節目を祝いました。
式典の終了後、第2部として、東北の劇団「わらび座」によるミュージカル「稲穂堂物語」の上演を行いました。
壇上での理事長
記念式典の様子
わらび座公演の様子
4
FUKUOKAHIBIKI SHINKIN
ANNUAL REPORT 2014
創立90周年・5金庫合併10周年記念事業
ひびしん飛鳥Ⅱクルーズ ∼北陸・金沢の旅∼
平成25年10月14日
∼10月16日
創立90周年・5金庫合併10周年事業の一環として「飛鳥Ⅱ」クルーズによる
北陸・金沢3日間の旅を実施しました。
台風の影響で帰港地が当初の門司港から福岡市の箱崎埠頭に代わるハプニ
ングもありましたが、参加した皆様に満足して頂けました。
博多港での飛鳥Ⅱ
金沢港での歓迎セレモニー
船内の様子
ひびしんジュニアスポーツフェスタ
地元出身の一流アスリートを招き、地域にお住まいの小学生向けに
スポーツ教室を開催しました。
■
■
■
■
平成25年 8月 17日
平成25年 9月 21日
平成25年 12月 7日
平成26年 1月 12日
バレーボール
バドミントン
サッカー
野球
(指導 竹下 佳江さん)
(指導 森 かおりさん)
(指導 藤吉 信次さん)
(指導 柴原 洋さん)
野球教室での指導風景
サッカー教室での指導風景
バドミントン教室にて
FUKUOKAHIBIKI SHINKIN
ANNUAL REPORT 2014
5
地域社会とひびしん
当金庫は、福岡県一円を事業区域として、地元の中小企業や住民の皆さまが会員となって、お互いに助け合い、
お互いに発展していくことを共通の理念として運営されている相互扶助型の金融機関です。
地元の皆さまからお預りした大切な資金(預金積金)は、地元で資金を必要とするお客様に融資を行って、事業
や生活の繁栄のお手伝いをするとともに、地域社会の一員として地元の中小企業や住民の皆さまとの強いネット
ワークを形成し、地域経済の持続的発展に努めております。また、金融機能の提供にとどまらず、企業としての社
会的責任(CSR)を自覚し、文化・環境・教育といった面も視野に入れ、広く地域社会の活性化に積極的に取り
組んでおります。
地域のお客様・会員の皆さま
《出資金》
会員数 72,663人
残高 35億円
中小企業の経営支援等
●ビジネスフェア
●ひびしん女性創業塾
●各種経営セミナー
など
《貸出金》
3,278億円
お客さまからお預かりした
預 金 積 金 は 、幅 広 い資 金
ニーズにお応えし、地 域に
お 住 まい の 方・事 業 者 の
方々にご融資し豊かな暮ら
しや事業発展のお手伝いを
いたしております。
地域振興への貢献
●福岡ひびき経営大学
●福岡ひびき経営者賞
●ひびしん俳句大賞
など
サークル活動
《預金積金》
6,309億円
お客様の資産づくりのお手
伝いをさせていただくため、
目的や期間に応じて選択し
ていただけますよう、新商品
の開発や一層のサービス充
実に努めてまいります。
●ひびしん同友会
●ひびしんニューリーダー会
●ひびしん寿会
●ひびしんすみれ会
など
福岡ひびき信用金庫
役職員数 620人
店 舗 数 50店舗
自己資本比率 13.21%
■有価証券 2,307億円
お預かりしている資金の一部は、有価証券等で運用して
おります。運用にあたっては、公共債等を中心に安全な運
用に努めております。
6
FUKUOKAHIBIKI SHINKIN
ANNUAL REPORT 2014
平成26年3月31日現在
沿 革
おかげさまで、ひびしんは大正13年の創立以来、平成26年1月に創立90周年を迎えました。
大正13年
1月
有限責任信用組合八幡庶民金庫を設立
昭和18年 10月
有限責任信用組合八幡庶民金庫と有限責任八幡信用組合が合併し「有限責任八幡庶民信用組合」が誕生
昭和25年
中小企業等協同組合法の施行に伴い信用協同組合に改組
4月
昭和26年 10月
昭和38年
6月
昭和48年
1月
信用金庫法制定に伴い改組改称し「八幡市信用金庫」として発足
北九州市発足により「北九州八幡信用金庫」と改称
「八信同友会」
(現・ひびしん同友会)発足
昭和60年 10月
「はっしん経営大学」
(現・福岡ひびき経営大学)第1期講座開講
平成 2年
4月
「八信ニューリーダー会」
(現・ひびしんニューリーダー会)発足
平成 6年
1月
「はっしん経営者賞」
(現・福岡ひびき経営者賞)創設
平成13年
4月
「イングスクラブ」設立
11月
北九州八幡信用金庫と若松信用金庫が合併し「福岡ひびき信用金庫」が誕生
(理事長 古川育史 就任)
平成14年
9月
11月
福岡ひびき信用金庫と直方信用金庫との二金庫間で合併基本協定書調印
福岡ひびき信用金庫・新北九州信用金庫・門司信用金庫・築上信用金庫・直方信用金庫の5金庫間で、
合併基本協定書調印
平成15年
6月
10月
高須支店新装オープン
福岡ひびき信用金庫・新北九州信用金庫・門司信用金庫・築上信用金庫・直方信用金庫が合併し、
新生「福岡ひびき信用金庫」が誕生
平成16年 11月
荒生田支店新装オープン
平成17年
1月
小倉支店移転オープン
2月
室町支店他2店舗を統合
平成18年
10月
三六支店他3店舗を統合
1月
浜町支店他2店舗を統合
4月
大里支店移転オープン
6月
役員改選により 会長 古川育史 理事長 谷石喜一 就任
10月
平成19年
2月
10月
平成20年
福岡支店新規開設
昭和町支店他2店舗を統合
4月
門司港支店新装オープン
5月
豊前支店新装オープン
10月
平成21年
近衛橋支店他5店舗を統合
2月
10月
本城東支店他1店舗を統合
「ひびしんビジネスフェア」初開催
総代改選し150名体制へ(新総代53名誕生)
ひびしんニューリーダー会発足20周年記念大会開催
木町支店他2店舗を統合
12月
平成22年
平成23年
2月
2月
12月
平成24年
平成25年
行橋支店新装オープン
「ひびしん女性創業塾」初年度開講
曽根支店新装オープン
預・貸金総和1兆円達成
5月
町上津役支店新装オープン
6月
理事長 野村廣美 就任
10月
守恒出張所新規開設
11月
ひびしん同友会発足40周年記念式典開催
6月
10月
「大規模災害発生時の相互支援に関する覚書」調印式
古川育史会長退任
5金庫合併10周年記念「飛鳥Ⅱクルーズ」実施
当金庫及び大分みらい信金、西中国信金による
「大規模災害発生時の相互支援に関する覚書」を締結
平成26年
2月
創立90周年・5金庫合併10周年記念式典開催
葛原湯川支店を統合
4月
大蔵支店を代理店へ移行
5月
福岡ひびき経営者賞20周年記念式典開催
6月
千早支店新規開設
千早支店
FUKUOKAHIBIKI SHINKIN
ANNUAL REPORT 2014
7
役 員
理 事 長
…………………… 野 村 廣 美
非常勤理事 …………………… 中 野 隆 道
専務理事
…………………… 善 正 善
非常勤理事 …………………… 齋 藤 貞 之
常務理事
…………………… 豊 誓 司
常務理事
…………………… 柴 田 英 紀
常務理事
…………………… 幸 田 正 彦
常務理事
…………………… 堤 浩 二
常勤監事
常勤理事
…………………… 山 下 伸 二
非常勤監事 …………………… 江 口 信 介(員外)
常勤理事
…………………… 伊 藤 積
非常勤監事 …………………… 奥 村 勝 美(員外)
常勤理事
…………………… 瀧 口 秀 一
常勤理事
…………………… 井 倉 眞
…………………… 勝 原 昭
組織図
総 代 会
監 事 会
理 事 会
役 員 会
理 事 長
常勤役員会
常勤監事
専務理事
常務理事
常勤理事
監
査
部
経営企画部
経営管理部
部
部
部
市場金融部
務
務
資
総務人事部
業
事
融
法人営業室
企業コンサルティング部
金融商品サービス室
コンプライアンス室
リスク統括グループ
資 金 証 券 グル ー プ
外 国 為 替 グル ー プ
人 事 グ ル ー プ
総 務 グ ル ー プ
営 業 企 画 グル ー プ
中 央・福 岡 エ リ ア
地 域 支 援 グル ー プ
営業推進第一エリア
東 部・南 部 エ リ ア
個人ローングループ
営業推進第二エリア
北 部・西 部 エ リ ア
業 務 推 進 グル ー プ
営業推進第三エリア
事 務 管 理 グル ー プ
事 務 集 中 グル ー プ
システム グ ル ー プ
事 務 支 援 グル ー プ
融 資 企 画 グル ー プ
審 査 グ ル ー プ
信 用リスク管 理グループ
管 理 回 収 セン タ ー
※第63回通常総代会(平成26年6月27日開催)終了後の
役員及び組織図を掲載しております。
8
FUKUOKAHIBIKI SHINKIN
ANNUAL REPORT 2014
中小企業の経営の改善のための取組みの状況
①中小企業(小規模事業者を含む。以下同じ。)の経営支援に関する取組み方針
当金庫では地域に密着した金融機関としての強みを生かし、中小企業の実態を把握、企業の経営課題解決に対する主体的
な取り組みに対し積極的に支援を行います。この支援に当たっては、必要に応じて外部専門家・外部支援機関等と連携し企業
の実態に合った支援を適切に行うように努めます。
②中小企業の経営支援に関する態勢整備(外部専門家・外部機関等との連携を含む。)の状況
中小企業からの経営相談・経営支援に関する対応は営業店と企業コンサルティング部が連携し行います。平成25年度にお
いては、中小企業庁の中小企業・小規模事業者ビジネス創造等支援事業を活用し経営相談・専門家派遣を行いました。また、
高度専門的な課題に対しては、その課題に精通する公認会計士・税理士・社会保険労務士・その他コンサルタント等の専門家
を派遣します。
中小企業・小規模事業者
ビジネス創造等支援事業
中小企業庁︵ミラサポ︶
中小企業の皆様
②当金庫企業コンサルティング部
職員が相談対応
福岡ひびき信用金庫
①ご相談
③当金庫が専門家
派遣を要請
④中小企業庁が専門家を派遣
(当金庫職員も同行)
③中小企業の経営支援に関する取組状況(支援内容、外部専門家・外部機関等との連携、取組事例等)
■経営支援テーマ別相談先数・専門家派遣先数
支援テーマ
創
業
事 業 再 生 ・ 再 構 築
販
路
拡
大
も の づ く り 支 援
事
業
承
継
経
営
革
新
そ
の
他
組
織
・
人
事
I
T
活
用
地域資源活用・農商工等連携
合 計
件数
79
23
19
17
8
7
5
4
0
0
162
平成25年4月∼平成26年3月
構成比
48.8%
14.2%
11.7%
10.5%
4.9%
4.3%
3.1%
2.5%
0.0%
0.0%
100.0%
経営支援テーマ別相談先数(平成25年4月∼平成26年3月)
IT活用 0
地域資源活用・
農商工等連携 0
組織・人事 4
その他 5
経営革新 7
事業承継 8
ものづくり支援
17
販路拡大
19
創業
79
事業再生・再構築
23
(複数テーマ含む)
FUKUOKAHIBIKI SHINKIN
ANNUAL REPORT 2014
9
● 創業・新規事業開拓の支援
【ひびしん女性創業塾】
平成26年1、2月の土日5日間コースで5回目となる「ひびしん女性創業塾」を開催し、30名の方が受講されました。この「ひ
びしん女性創業塾」は地域金融機関として、創業・起業を目指すやる気のある女性の創業支援を通じて、地域経済・産業の活
性化、新規雇用の創出を図ることを目的としています。これまでの開催で計174名が受講し、様々な業種で36名の方が創業さ
れました。
このほか卒業後のフォローのため創業相談会なども開催しています。今後は課題である創業に向けた、実務的な支援につい
ても積極的に取り組んでまいります。
■女性創業塾受講生の創業状況
受講者(a)
受講時点で既に創業済(b)
受講後創業(c)
創業率[c/(a­b)×100]
(単位:名)
1期
2期
3期
42
7
11
31.4%
35
2
11
33.3%
39
6
8
24.2%
4期
5期
28
3
2
8.0%
合 計
30
4
4
15.4%
174
22
36
23.7%
平成26年6月末現在
● 成長段階における支援
【しんきん合同商談会】
平成25年10月23日(水)マリンメッセ福岡において358社のブース出展企業および32の特別商談会(バイヤー・応援企
業)による商談会「第2回しんきん合同商談会」を開催いたしました。
当日は、
「フリー商談会」
「個別商談会」
「バイヤー・応援企業商談会」
「経営相談・情報提供コーナー」
「出展企業プレゼン
テーション」に6,155名のご来場をいただき、商談件数:8,797件(うち成約件数:611件)の実績を計上いたしました。
商談成約件数・成約率・継続件数
商談件数
出展商談会
特別商談会
8,467件
成約件数
成約率
(見込含)
1,697件
524件
6.2%
継続件数
1,173件
(7,949件)(1,234件)(379件) (4.8%) (855件)
330件
257件
87件
26.4%
170件
(バイヤー企業) (284件) (207件) (48件) (16.9%) (159件)
合 計
8,797件
1,954件
611件
7.0%
1,343件
(8,233件)(1,441件)(427件) (5.2%) (1,014件)
※出展企業361社・団体のアンケート回答をもとに集計
計数のカッコ内の数字は前回(第1回)の実績
【経営セミナー】
平成25年7月17日(水)には中小建設企業のための経営セミナー「売上増大の勘所と
『経審』対策」と題し、主として建設業を営む中小企業の経営者を対象にセミナーを開
催しました。
尚このセミナーは国土交通省及び一般財団法人建設業振興基金と締結した建設企業
のための経営戦略アドバイザリー事業に関するパートナー協定に基づき実施しました。
講 師:吉永公認会計士事務所 税理士法人ユース会計社
吉永 茂氏(公認会計士・税理士)
参加者:19名
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● 経営改善・事業再生・業種転換等の支援
【経営セミナー】
平成25年11月13日(水)には事業承継セミナー「円滑な
事業承継を考える」と題し中小企業の経営者及び後継者を
対象にセミナーを開催しました。尚このセミナーでは独立行
政法人中小企業基盤整備機構より講師を招聘しました。
講 師:中小企業基盤整備機構九州本部
事業承継コーディネーター
薗田 恭久氏・飯塚 貴司氏
参加者:43名
【経営改善支援の取組み実績】
期初債務者数
債務者区分
正
要注意先
常
先
①
うちその他要注意先②
(単位:先)
うち
経営改善支援
取組み先 α
αのうち期末に債務者
区分がランクアップし
た先数 β
αのうち期末に債務者
区分が変化しなかった
先数 γ
αのうち再生計画を
策定した先数 δ
5,342
0
0
0
2,355
181
0
158
117
うち要管理先③
32
17
0
15
11
破 綻 懸 念 先 ④
231
7
1
7
7
実 質 破 綻 先 ⑤
281
0
0
0
0
破
101
0
0
0
0
3,000
205
1
180
135
8,342
205
1
180
135
綻
先
⑥
小計(②∼⑥の計)
合 計
(注) 期首債務者数及び債務者区分は平成25年4月の期初時点で集計しております。
債務者数、経営改善支援取組先は、取引先企業(個人事業主を含む)であり、個人ローン、住宅ローンのみの先は含んでおりません。
中小企業金融円滑化法終了後における当金庫の融資方針について
平成25年3月末日を以って「中小企業等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律」
(以下、
「中小企業金
融円滑化法」)の最終期限が到来いたしました。
中小企業金融円滑化法終了後の金融機関の支援姿勢や対応について不安を持っているとのご意見も聞かれますが、当金庫
では地域の企業活動を支え、地域の皆様の生活を守るため、金融の円滑化には同法施行前から自主的に取組んでおります。
つきましては、同法の終了後においても金融円滑化への取組みには変わりなく、全役職員が協働して以下の方針に基づき、
お客さまからのご相談等に対し真摯に取組んでまいります。
記
1.当金庫は、経営理念である地域社会の繁栄に貢献するため、コンサルティング機能を十分に発揮し
て、お客さまの経営改善につながる支援を継続してまいります。
2.当金庫は、お客さまそれぞれの課題に応じた最適な解決策を、お客さまの立場に立ってご提案し、実
行支援することに積極的に取組んでまいります。
3.当金庫は、必要に応じて外部専門家や外部専門機関等と連携を図りながら、貸付条件の変更等資金供
給に努めてまいります。
以 上
お客様からの新規ご融資やお借入条件の変更等に関するご相談等は、各営業店または
本部の「金融円滑化相談窓口」をご利用ください。
●本部の「金融円滑化相談窓口」連絡先
融資部 融資企画グループ TEL 093-661-2412
(受付時間 平日9:00∼17:00 土・日・祝日・年末年始を除きます)
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地域の活性化のための取組みの状況
福岡ひびき経営大学
地元中小企業の発展と利益向上、ならびに地元経済
の活性化に少しでもお役に立ち、応援をしたいとの思
いで昭和60年10月に発足しました。
当金庫とのお取引の有無にかかわらず、すべての企
業経営者、後継者、従業員およびその関係の方々を対
象として毎年5月に開講し、年間6回の講義を行ってい
ます。
第29期第5回講師の小久保裕紀氏は野球日本代表
監督の就任が決定したばかりで注目度も高く、多くの方
が受講しました。
福岡ひびき経営大学 第29期講座
開催日時・場所
講 座
講
講演テーマ
第1回講義
平成25年5月16日 ㈭
午後1時30分より
当金庫大ホール
「人が輝き商品が活きる
第2回講義
平成25年6月20日 ㈭
午後1時30分より
当金庫大ホール
「『いい会社』
とは
講演テーマ
株式会社武蔵野
代表取締役社長
∼仕事ができる人材育成術∼」
小山 昇 氏
講演テーマ
アフラック
(アメリカンファミリー生命保険会社)
創業者・最高顧問
「私の経営理念と
第4回講義
平成25年9月10日 ㈫
午後1時30分より
当金庫大ホール
「食の商いを通じて
第6回講義
平成26年2月20日 ㈭
午後1時30分より
当金庫大ホール
株式会社いろどり
代表取締役社長
∼地域資源を宝に換える錬金術を公開∼」 横石 知二 氏
第3回講義
平成25年8月8日 ㈭
午後1時30分より
当金庫大ホール
第5回講義
平成25年12月4日 ㈬
午後1時30分より
黒崎ひびしんホール
師
大竹 美喜 氏
その実践」
講演テーマ
がんこフードサービス株式会社
代表取締役会長
小嶋 淳司 氏
学んだこと」
講演テーマ
元福岡ソフトバンク
ホークス内野手
「一瞬に生きる」
小久保裕紀 氏
講演テーマ
「逆境のなかに花咲く芽がある
∼リーダーの生き方、考え方と行動力∼」
株式会社オフィスはなわ 代表取締役社長
株式会社セブン&アイ・ホールディングス顧問
一般財団法人 徳育研究所 理事長
塙 昭彦 氏
福岡ひびき経営者賞
この表彰制度は、金庫創立70周年事業の一環として創設
された「はっしん経営者賞」が源流となっており、
「福岡ひび
き経営者賞」として今回20回目の開催となりました。
地元中小企業の発展・育成に寄与することを目的とし、
「技術革新・商品開発部門」
「販売・サービス部門」
「人事・
労務管理部門」
「地域社会貢献部門」
「ソーシャルビジネス
部門」の5つの部門において優れた成果を上げた中小企業の
経営者を顕彰しています。
また、本年5月には「福岡ひびき経営者賞20周年記念式典」
を開催し、歴代受賞者の皆さまにご参加いただきました。
第20回 福岡ひびき経営者賞 受賞者
●技術革新・商品開発部門
株式会社西日本冷食
代表取締役 日野 美貴 氏
(福岡支店)
●販売・サービス部門
宝石・時計・めがねのヨシダ 代表取締役社長 吉田 清春 氏
(大里支店)
●地域社会貢献部門
NPO法人村のパン屋・SUN
理事長 小川 千穂子 氏
(宇野支店)
NPO北九州小規模連「一丁目の元気」 代表 中村 佳奈 氏
(小倉支店)
●特別賞
株式会社シノハラ製作所
取締役会長
篠原 猛 氏
(大里支店)
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●人事・労務管理部門
該当なし
●ソーシャルビジネス部門
該当なし
ひびしん同友会
本会は昭和48年1月に発足し、現在37支部1,429名(平
成26年5月31日現在)の会員数をほこり、北九州地区でも有
数の親睦団体となっております。各支部や各エリアにおいて
懇親会や各種の講演会等など活発な活動が行われていま
す。毎年5月には「ひびしん会長杯争奪ゴルフ大会」が開催さ
れ、多くの参加
者で大いに盛
り上がりさらに
懇 親 を 深 めて
います。
ひびしんすみれ会
ひびしんとお取引のある女性の会で、旅行や観劇会を実
施しています。平成26年2月に、初めての試みとして「美ライ
フ講座」を開講、
「10歳若くなる!『姿勢と歩き方』」をテー
マとしたプロ講師の指導に参加者全員大満足でした。
ひびしんイングスクラブ
各種セミナー、ボランティア活動等を通じて会員同士の交
流を図り、地域の活性化に貢献することを目的としています。
満18歳以上35歳以下で当金庫にお取引を有する企業の従業
員の方または当金庫にお取引のある方を対象としています。
ひびしんニューリーダー会
新しい時代の経営環境に適応できる経営者に必要な知識
の体得と会員相互の啓発、事業の発展を通じて地域社会に
貢献することを目的としています。
当金庫とお取引のある若手経営者で満47歳までの方を対
象としています。
ひびしん寿会
ひびしんで年金のお受取りをご利用の方、またお受取りを
希望されている方を対象に毎年1回「お楽しみ旅行」を企画
しています。
平成26年3月18日∼19日には「黒田官兵衛ゆかりの地と
呼子のイカ」と題し、専門家の詳しいガイドで話題の地を観
光しました。
年金相談会、資産運用相談会
年金受給予定の方を対象に個別の年金相談会(無料)を
開催しています。社会保険労務士とアドバイザー数名がお答
えします。また、おかねの相談係「マネーコンシェルジュ」も
資産運用のご相談を承っております。
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門司みなと祭
5月25日
昭和9年に当時の商工会議所会頭、出光佐三氏の音頭に
より初めて開催され、現在では「日本三大みなと祭り」の一
つと称されるほどの祭りとなりました。ひびしんも毎年、門
司港レトロ地区・大里地区で行われる「祝賀パレード」に新
入職員を中心に数多くの職員が参加しています。
わっしょい百万夏まつり
8月4日
北九州市は昭和38年に小倉、八幡、門司、若松、戸畑の5
市が合併し、発足しました。このまつりは、旧5市の市民が一
体となるようにとの願いがこもって始まった市民のまつりで
す。
「百万踊り」では、多くの職員が踊り手として参加し、見
事「ハッスル賞」を獲得しました。
信用金庫の日 ひびしん寄席
7月3日
毎年6月15日は「信用金庫の日」として、全国の信用金庫で
さまざまなイベントや地域貢献活動を行っています。当金庫で
は、毎年恒例の「ひびしん寄席」を開催し柳家花緑師匠の落
語や地元の八幡中央高校の「書道ガールズ」のパフォーマン
スなどで地元のみな
さまに楽しんでいた
だきました。
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若松みなと祭り
7月20日
石炭の積み出し港として栄えた若松のお祭りで、五平太の
飾り船に乗り「五平太ばやし(作詞:火野葦平)」を歌い、樽
太鼓を叩きながら地元商店街一帯を賑やかに練り歩きま
す。当金庫も毎年「五平太ばやし同好会」のメンバーを中心
に練習を重ね
元 気 に参 加し
ています。
北九州マラソン 2014
2月9日
平成26年2月に市制50周年を迎えた北九州市で初めて
開催されたフルマラソンの大会に200名を超える職員がボラ
ンティアとして参加しました。
コース沿道での給水の大変さ、選手や応援の人たちの熱
気、盛り上がりは忘れられない体験となりました。
ひびしん俳句大賞
11月29日
平成21年7月に創設された「ひびしん俳句大賞」は、現在
6回目を数えます。毎回、地域にお住まいの皆さまからたくさ
んの投句をいただいております。児童・生徒の皆さまからの
応募も増加しており、今回は過去最高の1,986句の応募をい
ただきました。
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