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SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000サーバ

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SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000サーバ
SPARC® Enterprise
M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ
XSCF リファレンスマニュアル
XSCF Control Package (XCP) 107x
マニュアル番号 C120-E333-06
Part No. 819-7891-13
2008 年 4 月 , Revision A
Copyright 2007-2008 Sun Microsystems, Inc., 4150 Network Circle, Santa Clara, California 95054, U.S.A. お よ び富士通株式会社 〒 211-8588
神奈川県川崎市中原区上小田中 4-1-1 , Japan. All rights reserved.
Sun Microsystems, Inc. お よ び富士通株式会社は、 それぞれ本書に記述 さ れてい る 製品お よ び技術に関す る 知的所有権を所有ま たは管理 し て
い ます。 こ れ ら の製品、 技術、 お よ び本書は、 著作権法、 特許権な ど の知的所有権に関す る 法律お よ び国際条約に よ り 保護 さ れてい ます。
こ れ ら の製品、 技術、 お よ び本書に対 し て Sun Microsystems, Inc. お よ び富士通株式会社が有す る 知的所有権には、
http://www.sun.com/patents に掲載 さ れてい る ひ と つま たは複数の米国特許、 お よ び米国な ら びにその他の国におけ る ひ と つま たは複数
の特許ま たは出願中の特許が含まれてい ます。
本書お よ びそれに付属す る 製品お よ び技術は、 その使用、 複製、 頒布お よ び逆 コ ンパ イ ルを制限す る ラ イ セ ン ス の も と において頒布 さ れま
す。 富士通株式会社 と Sun Microsystems, Inc. お よ びその ラ イ セ ンサーの書面に よ る 事前の許可な く 、 こ の よ う な製品ま たは技術お よ び本
書のいかな る 部分 も 、 いかな る 方法に よ っ て も 複製す る こ と が禁 じ ら れます。 本書の提供は、 明示的であ る か黙示的であ る か を問わず、 本
製品ま たはそれに付随す る 技術に関す る いかな る 権利ま たは ラ イ セ ン ス を付与す る も ので も あ り ません。 本書は、 富士通株式会社ま たは
Sun Microsystems, Inc. の一部、 あ る いはそのいずれかの関連会社のいかな る 種類の義務を含む も ので も 示す も ので も あ り ません。
本書お よ び本書に記述 さ れてい る 製品お よ び技術には、 ソ フ ト ウ ェ アお よ びフ ォ ン ト 技術を含む第三者の知的財産が含ま れてい る 場合があ
り ます。 こ れ ら の知的財産は、 著作権法に よ り 保護 さ れてい る か、 ま たは提供者か ら 富士通株式会社お よ び / ま たは Sun Microsystems, Inc.
へ ラ イ セ ン ス が付与 さ れてい る か、 あ る いはその両方です。
GPL ま たは LGPL が適用 さ れた ソ ース コ ー ド の複製は、 GPL ま たは LGPL の規約に従い、 該当す る 場合に、 お客様か ら のお申 し 込みに応 じ
て入手可能です。 富士通株式会社ま たは Sun Microsystems, Inc. にお問い合わせ く だ さ い。
こ の配布には、 第三者が開発 し た構成要素が含まれてい る 可能性があ り ます。
本製品の一部は、 カ リ フ ォ ルニア大学か ら ラ イ セ ン ス さ れてい る Berkeley BSD シ ス テ ムに由来 し てい ます。 UNIX は、 X/Open Company
Limited が独占的に ラ イ セ ン ス し てい る 米国な ら びに他の国におけ る 登録商標です。
Sun、 Sun Microsystems、 Sun の ロ ゴ、 Java、 Netra、 Solaris、 Sun Ray、 Answerbook2、 docs.sun.com、 OpenBoot、 お よ び Sun Fire は、
米国お よ びその他の国におけ る Sun Microsystems, Inc. の商標ま たは登録商標です。
富士通お よ び富士通の ロ ゴ マー ク は、 富士通株式会社の登録商標です。
すべての SPARC 商標は、SPARC International, Inc. の ラ イ セ ン ス を受けて使用 し てい る 同社の米国お よ びその他の国におけ る 登録商標です。
SPARC 商標が付いた製品は、 Sun Microsystems, Inc. が開発 し た アーキ テ ク チ ャ ーに基づ く も のです。
SPARC64 は、 Fujitsu Microelectronics, Inc. お よ び富士通株式会社が SPARC International, Inc. の ラ イ セ ン ス を受けて使用 し てい る 同社の商
標です。
OPEN LOOK お よ び SunTM Graphical User Interface は、 Sun Microsystems, Inc. が自社のユーザーお よ び ラ イ セ ン ス実施権者向けに開発 し
ま し た。 Sun Microsystems, Inc. は、 コ ン ピ ュ ー タ 産業用のビ ジ ュ アルま たは グ ラ フ ィ カル ・ ユーザー イ ン タ ーフ ェース の概念の研究開発
におけ る Xerox 社の先駆者 と し ての成果を認め る も のです。 Sun Microsystems, Inc. は Xerox 社か ら Xerox Graphical User Interface の非独占
的 ラ イ セ ン ス を取得 し てお り 、 こ の ラ イ セ ン スは、 OPEN LOOK GUI を実装 し てい る か ま たは Sun の書面に よ る ラ イ セ ン ス契約を満たす
Sun Microsystems, Inc. の ラ イ セ ン ス実施権者に も 適用 さ れます。
United States Government Rights - Commercial use. U.S. Government users are subject to the standard government user license agreements of
Sun Microsystems, Inc. and Fujitsu Limited and the applicable provisions of the FAR and its supplements.
Please
Recycle
免責条項 : 本書ま たは本書に記述 さ れてい る 製品や技術に関 し て富士通株式会社、 Sun Microsystems, Inc. ま たはそのいずれかの関連会社が
行 う 保証は、 製品ま たは技術の提供に適用 さ れ る ラ イ セ ン ス契約で明示的に規定 さ れてい る 保証に限 り ます。 こ の よ う な契約で明示的に規
定 さ れた保証を除 き 、 富士通株式会社、 Sun Microsystems, Inc. お よ びそのいずれかの関連会社は、 製品、 技術、 ま たは本書に関 し て、 明
示、 黙示を問わず、 いかな る 種類の保証 も 行い ません。 こ れ ら の製品、 技術、 ま たは本書は、 現状の ま ま提供 さ れ、 商品性、 特定目的への
適合性ま たは第三者の権利の非侵害の黙示の保証を含みそれに限定 さ れない、 明示的であ る か黙示的であ る か を問わない、 なん ら の保証
も 、 かか る 免責が法的に無効 と さ れた場合を除 き 、 行われない も の と し ます。 こ の よ う な契約で明示的に規定 さ れていないかぎ り 、 富士通
株式会社、 Sun Microsystems, Inc. ま たはそのいずれかの関連会社は、 いかな る 法理論の も と の第三者に対 し て も 、 その収益の損失、 有用性
ま たはデー タ に関す る 損失、 あ る いは業務の中断について、 あ る いは間接的損害、 特別損害、 付随的損害、 ま たは結果的損害について、 そ
の よ う な損害の可能性が示唆 さ れていた場合であ っ て も 、 適用 さ れ る 法律が許容す る 範囲内で、 いかな る 責任 も 負い ません。
本書は、 「現状の ま ま」 提供 さ れ、 商品性、 特定目的への適合性ま たは第三者の権利の非侵害の黙示の保証を含みそれに限定 さ れない、 明
示的であ る か黙示的であ る かを問わない、 なん ら の保証 も 、 かか る 免責が法的に無効 と さ れた場合を除 き 、 行われない も の と し ます。
目 次
は じ めに
v
Intro, intro
1
addboard
7
addcodlicense
addfru
11
13
adduser
15
applynetwork
cfgdevice
21
clockboard
console
17
27
29
deleteboard
31
deletecodlicense
deletefru
37
deleteuser
39
disableuser
41
enableuser
43
exit
35
45
flashupdate
fmadm
51
fmdump
fmstat
53
61
getflashimage
ioxadm
47
65
69
目 次
i
man
79
moveboard
81
nslookup
85
password
87
poweroff
91
poweron
95
prtfru
99
rebootxscf
103
replacefru
105
reset
107
resetdateoffset
111
sendbreak
113
setaltitude
115
setarchiving
setaudit
117
121
setautologout
setcod
129
setdate
setdcl
127
133
137
setdomainmode
setdomparam
setdscp
141
147
149
setdualpowerfeed
setemailreport
sethostname
155
159
sethttps
161
setldap
165
setlocale
169
setlocator
171
setlookup
173
setnameserver
setnetwork
setntp
175
177
183
setpasswordpolicy
ii
153
187
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン スマニ ュ アル • 2008 年 4 月
setpowerupdelay
setprivileges
setroute
191
193
197
setshutdowndelay
setsmtp
203
setsnmp
207
setsnmpusm
213
setsnmpvacm
setssh
201
217
221
settelnet
225
settimezone
setupfru
227
233
setupplatform
235
showaltitude
239
showarchiving
showaudit
241
245
showautologout
showboards
showcod
249
251
257
showcodlicense
259
showcodusage
261
showconsolepath
showdate
showdcl
267
269
271
showdevices
277
showdomainmode
283
showdomainstatus
285
showdscp
287
showdualpowerfeed
showemailreport
293
showenvironment
showfru
291
295
299
showhardconf
showhostname
301
307
目 次
iii
showhttps
309
showldap
311
showlocale
313
showlocator
showlogs
315
317
showlookup
329
showmonitorlog
331
shownameserver
333
shownetwork
shownotice
showntp
335
341
343
showpasswordpolicy
345
showpowerupdelay
showresult
349
showroute
351
347
showshutdowndelay
showsmtp
357
showsnmp
359
showsnmpusm
361
showsnmpvacm
showssh
363
365
showstatus
369
showtelnet
371
showtimezone
showuser
373
377
snapshot
379
switchscf
389
testsb
391
unlockmaintenance
version
iv
397
399
viewaudit
who
355
403
409
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン スマニ ュ アル • 2008 年 4 月
は じ めに
本書は、 SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバの eXtended System
Control Facility( 以降、 XSCF) 環境で実行で き る シ ェ ル コ マ ン ド ( 以降、 XSCF シ ェ ル
コ マ ン ド ) の使いかたについて書かれた も のです。
XSCF は、 SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバの本体装置お よ び
ド メ イ ン の監視や制御、 運用、 保守な ど を行 う ためのシ ス テ ム監視機構です。 シ ス テ
ム のプ ロ セ ッ サ と は独立 し たサービ ス プ ロ セ ッ サ上に、 フ ァ ーム ウ ェ ア と し て搭載 さ
れてい ます。 本書では、 XSCF 環境で使用で き る XSCF シ ェ ル コ マ ン ド の使いかたや実
行例な ど が、 コ マ ン ド ご と に説明 さ れてい ます。
本書は、 XSCF シ ェ ル コ マ ン ド を使用す る 上で、 わか ら ない点や確認 し たい内容を調べ
る ための手引 き と し て用意 さ れてい る マニ ュ アルです。 チ ュ ー ト リ アルの よ う に最初
か ら 読み進め る のではな く 、 確認 し たい内容が出て き た場合に、 適宜、 お使いにな る
こ と をお勧めいた し ます。
なお、 本書に書かれてい る XSCF シ ェ ル コ マ ン ド の説明は、 XSCF 環境で man コ マ ン
ド を実行 し た場合に表示 さ れ る マニ ュ アルページ と 同 じ も のです。 マニ ュ アルページ
を表示 さ せ る man コ マ ン ド の使いかたについては、 本書内の man(1) の項目を参照 し
て く だ さ い。
ま た、 XSCF の詳 し い内容については、 『 SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/
M9000 サーバ XSCF ユーザーズガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
ここでは、以下の項目について説明しています。
■
■
■
■
■
■
■
■
対象読者
本書の表記について
SPARC Enterprise Mx000 サーバ関連マニ ュ アル
用語集について
本書内での他マニ ュ アルの表記について
モデル名について
プ ロ ン プ ト の表記について
ソ フ ト ウ ェ ア ラ イ セ ン ス について
は じ めに
v
対象読者
本書は、 SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバを管理す る ユーザー
( 以降、 XSCF ユーザー ) を対象に し て書かれてい ます。 XSCF ユーザーには、 以下の知
識があ る こ と を前提 と し てい ます。
■
■
SolarisTM オペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム、 お よ び UNIX コ マ ン ド
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ、お よ び XSCF の基本的な知
識
本書の表記について
こ こ では、 本書で使用 さ れてい る 表記について説明 し ます。
Intro(8) には、 XSCF シ ェ ル コ マ ン ド と その概要がアルフ ァ ベ ッ ト 順に書かれてい ま
す。
vi
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン スマニ ュ アル • 2008 年 4 月
各 XSCF シ ェ ル コ マ ン ド は、 以下の項目順で説明 さ れてい ます。 なお、 項目に対 し て
該当す る 説明がない場合は、 項目自体が省略 さ れてい ます。
項目
説明
名前
XSCF シ ェ ル コ マ ン ド 名 と コ マ ン ド の概要が書かれてい ます。
形式
コ マ ン ド の構文が書かれてい ます。
字体は以下の規則に基づいて使い分け ら れてい ます。
bold
コマンド名や定数など、表示されているとおりに入力しま
す。
ltalic
変数な ど、 コ マ ン ド 実行時に適切な値に置 き 換え ます。
括弧などの記号は以下の規則に基づいて使い分けられています。
[]
こ の括弧で囲 ま れてい る オプシ ョ ンやオペ ラ ン ド は省略で
き ます。 囲 ま れていない も のは省略で き ません。
{}
こ の括弧で囲 ま れてい る オプシ ョ ンやオペ ラ ン ド は 1 組 と
し て扱われ ます。
|
"|" で区切 ら れてい る オプシ ョ ン ま たはオペ ラ ン ド か ら 1 つ
だけ指定 し ます。
...
直前のオプシ ョ ン ま たはオペ ラ ン ド を複数指定で き ます。
説明
コ マ ン ド の機能な ど、 詳 し い説明が書かれてい ます。 コ マ ン ド を実
行 し た と き の動作や表示 さ れ る 内容について説明 さ れ ます。 オプシ
ョ ンやオペ ラ ン ド の指定の し かた な ど は説明 さ れ ません。
ユーザー権限
コ マ ン ド を実行す る ために必要な権限について書かれてい ます。 ユ
ーザー権限に よ っ て実行で き る 内容に違いがあ る 場合は、 こ こ で説
明 さ れ ます。
オプシ ョ ン
オプシ ョ ン の意味や指定の し かたについて書かれてい ます。 オプシ
ョ ン にオペ ラ ン ド が必要な場合は、 こ こ で説明 さ れ ます。
1 文字だけのオプションを複数指定する場合は、最初に指定したオ
プションのあとに、オプションのアルファベット部分だけを続けて
指定することもできます。
例 ) fmadm -a -i
fmadm -ai
オペ ラ ン ド
オペ ラ ン ド の意味や指定の し かたについて書かれてい ます。 オプシ
ョ ン のあ と に続 く オペ ラ ン ド は 「 オプシ ョ ン 」 で説明 さ れ ます。
詳細説明
「 説明 」 で書かれてい る 内容の他に、 補足的な説明が必要な場合は
こ こ で説明 さ れ ます。 「 説明 」 の内容が長 く な る よ う な場合に説明
を分割す る と き に も 使用 さ れ ます。
は じ めに
vii
項目
説明
使用例
コ マ ン ド の実行例が書かれてい ます。 実行例の説明、 実行 コ マ ン
ド 、 お よ び実行 し た結果シ ス テ ム か ら 表示 さ れ る メ ッ セージが書か
れてい ます。
終了 ス テー タ ス
実行 し た コ マ ン ド が正常に終了 し たか ど う か を表す ス テー タ ス につ
いて書かれてい ます。 正常に終了 し た場合は "0"、 異常終了 し た場
合は ">0" で表 さ れ ます。
関連項目
関連す る コ マ ン ド 名が書かれてい ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ関連マニ
ュ アル
本書の関連マニ ュ アル と し て、 以下のマニ ュ アルが用意 さ れてい ます。
タイトル
マニュアル番号
SPARC Enterprise M4000/M5000 サーバ 設置計画マニ ュ アル
C120-H015
SPARC Enterprise M8000/M9000 サーバ 設置計画マニ ュ アル
C120-H014
SPARC Enterprise 19 イ ンチ ラ ッ ク 搭載ガ イ ド
C120-H016
SPARC Enterprise M4000/M5000 サーバ は じ めにお読み く だ さ い
C120-E345
SPARC Enterprise M8000/M9000 サーバ は じ めにお読み く だ さ い
C120-E323
SPARC Enterprise M4000/M5000 サーバ 製品概要
C120-E346
SPARC Enterprise M8000/M9000 サーバ 製品概要
C120-E324
Important Safety Information for Hardware Systems
C120-E391
SPARC Enterprise M4000/M5000 Servers Safety and Compliance
Guide/ 安全に使用 し ていただ く ために
C120-E348
SPARC Enterprise M8000/M9000 Servers Safety and Compliance
Guide/ 安全に使用 し ていただ く ために
C120-E326
External I/O Expansion Unit Safety and Compliance Guide / 安全 C120-E457
に使用 し ていただ く ために
viii
SPARC Enterprise M4000 Server Unpacking Guide/ 開梱の手引 き
C120-E349
SPARC Enterprise M5000 Server Unpacking Guide/ 開梱の手引 き
C120-E350
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン スマニ ュ アル • 2008 年 4 月
タイトル
マニュアル番号
SPARC Enterprise M8000/M9000 Servers Unpacking Guide/ 開梱
の手引 き
C120-E327
SPARC Enterprise M4000/M5000 サーバ イ ン ス ト レーシ ョ ン ガ イ ド C120-E351
SPARC Enterprise M8000/M9000 サーバ イ ン ス ト レーシ ョ ン ガ イ ド C120-E328
SPARC Enterprise M4000/M5000 サーバ サービ ス マニ ュ アル
C120-E352
SPARC Enterprise M8000/M9000 サーバ サービ ス マニ ュ アル
C120-E330
PCI ボ ッ ク ス イ ン ス ト レーシ ョ ン ・ サービ ス マニ ュ アル
C120-E329
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ RCI 構築手 C120-E361
順書
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ ア ド ミ ニ
ス ト レーシ ョ ン ガ イ ド
C120-E331
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ XSCF ユー C120-E332
ザーズガ イ ド
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ XSCF リ フ C120-E333
ァ レ ン ス マニ ュ アル
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ Dynamic
Reconfiguration (DR) ユーザーズガ イ ド
C120-E335
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ Capacity
on Demand (COD) ユーザーズガ イ ド
C120-E336
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ RCI ユーザ C120-E360
ーズガ イ ド
SPARC Enterprise M4000/M5000 サーバ プ ロ ダ ク ト ノ ー ト
ウ ェ ブサ イ ト 参照
SPARC Enterprise M8000/M9000 サーバ プ ロ ダ ク ト ノ ー ト
ウ ェ ブサ イ ト 参照
PCI ボ ッ ク ス プ ロ ダ ク ト ノ ー ト
C120-E456
SPARC Enterprise サーバ UPC コ ネ ク タ ー補足資料
C120-E455
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ 用語集
C120-E514
1. マニ ュ アル公開 ウ ェ ブサ イ ト
SPARC Enterprise シ リ ーズのすべての最新マニ ュ アルを以下の ウ ェ ブサ イ ト で入手
で き ます。
国内サイト
http://primeserver.fujitsu.com/sparcenterprise/manual/
海外サイト
http://www.fujitsu.com/sparcenterprise/manual/
は じ めに
ix
注 ) 『 SPARC Enterprise M4000/M5000 サーバ プ ロ ダ ク ト ノ ー ト 』 、 『 SPARC
Enterprise M8000/M9000 サーバ プ ロ ダ ク ト ノ ー ト 』 、および『 PCI ボ ッ ク ス プ ロ
ダ ク ト ノ ー ト 』は、 は ウ ェ ブサ イ ト でのみ公開 し てい ます。 本製品の最新情報を確
認 し て く だ さ い。
2. Documentation CD
Documentation CD については、 営業担当者にお問い合わせ く だ さ い。
■
■
SPARC Enterprise M4000/M5000 Servers Documentation CD (C120-E365)
SPARC Enterprise M8000/M9000 Servers Documentation CD (C120-E364)
3. 『 Enhanced Support Facility x.x 』 CD-ROM で提供 さ れ る マニ ュ アル
■
リ モー ト 保守サービ ス
タイトル
マニュアル番号
Enhanced Support Facility ユーザーズガ イ ド REMCS 編
C112-B067
4. 本体装置内で提供 さ れ る マニ ュ アル
XSCF のマニ ュ アルページ ( 本書 と 同 じ 内容です。 )
5. ウ ェ ブサ イ ト で提供 さ れ る ド キ ュ メ ン ト お よ びサポー ト
ご使用のサーバの、 そのほかの ド キ ュ メ ン ト お よ びサポー ト に関す る 最新情報が、
以下の ウ ェ ブサ イ ト で提供 さ れてい ます。
a. メ ッ セージ
国内サ イ ト
http://primeserver.fujitsu.com/sparcenterprise/msg/
海外サ イ ト
http://www.fujitsu.com/sparcenterprise/msg/
b. フ ァ ーム ウ ェ ア
フ ァ ーム ウ ェ アの最新フ ァ イ ルは以下の ウ ェ ブサ イ ト か ら 入手で き ます。
国内サイト
http://primeserver.fujitsu.com/sparcenterprise/download/
firmware/
海外サイト
http://www.fujitsu.com/sparcenterprise/firmware/
以下の フ ァ イ ルお よ び ド キ ュ メ ン ト が公開 さ れ ます。
i. フ ァ ーム ウ ェ アプ ロ グ ラ ム フ ァ イ ル (XSCF Control Package (XCP) フ ァ イ ル )
ii. XSCF 拡張 MIB 定義フ ァ イ ル
x
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン スマニ ュ アル • 2008 年 4 月
注 ) XSCF Control Package(XCP): XCP と は計算機シ ス テ ム を構成す る ハー ド
ウ ェ アの制御プ ロ グ ラ ム をパ ッ ケージ化 し た も のです。 XCP フ ァ イ ルには XSCF
フ ァ ーム ウ ェ ア と OpenBoot PROM フ ァ ーム ウ ェ アが含 ま れ ます。
c. Fault Management MIB (SUN-FM-MIB) 定義フ ァ イ ル
http://src.opensolaris.org/source/xref/innv/onnv-gate/usr/
src/lib/fm/libfmd_snmp/mibs/
6. Solaris OS 関連マニ ュ アル
http://docs.sun.com
7. フ ァ ーム ウ ェ アプ ロ グ ラ ム CD 内で提供 さ れ る も の ( 保守作業員用 )
a. フ ァ ーム ウ ェ アプ ロ グ ラ ム フ ァ イ ル (XCP フ ァ イ ル )
b. XSCF 拡張 MIB 定義フ ァ イ ル
8. RCI 機能を ご使用の場合
RCI 構築手順は本文には記載 さ れてお り ません。 RCI 機能を ご使用の場合は、 マニ
ュ アル公開 ウ ェ ブサ イ ト で提供 さ れ る 『 SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/
M9000 サーバ RCI 構築手順書 』 お よ び 『 SPARC Enterprise M4000/M5000/
M8000/M9000 サーバ RCI ユーザーズガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
用語集について
SPARC Enterprise Mx000 サーバ関連マニ ュ アルで使用 し てい る 用語については、
『 SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ 用語集 』 を参照 し て く だ
さ い。
は じ めに
xi
本書内での他マニ ュ アルの表記について
本書では、 関連マニ ュ アルについて以下の よ う な表記をす る 場合が あ り ます。
以下の よ う な表記が さ れてい る 場合、 対応す る 関連マニ ュ アルを参照 し て く だ さ い。
関連マニュアルの名称
本書内の表現
SPARC Enterprise M4000/M5000 サーバ 製品概要
SPARC Enterprise M8000/M9000 サーバ 製品概要
製品概要
SPARC Enterprise M4000/M5000 サーバ サービ ス マ サービ ス マニ ュ アル
ニ ュ アル
SPARC Enterprise M8000/M9000 サーバ サービ ス マ
ニ ュ アル
SPARC Enterprise M4000/M5000 サーバ イ ン ス ト レ イ ン ス ト レーシ ョ ン ガ イ ド
ーシ ョ ン ガ イ ド
SPARC Enterprise M8000/M9000 サーバ イ ン ス ト レ
ーシ ョ ン ガ イ ド
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サ ア ド ミ ニ ス ト レーシ ョ ン ガ イ ド
ーバ ア ド ミ ニ ス ト レーシ ョ ン ガ イ ド
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サ XSCF ユーザーズガ イ ド
ーバ XSCF ユーザーズガ イ ド
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル
ーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サ Dynamic Reconfiguraion ユーザ
ーバ Dynamic Reconfiguration (DR) ユーザーズ ガ イ ーズガ イ ド
ド
ま たは DR ユーザーズガ イ ド
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サ COD ユーザーズガ イ ド
ーバ Capacity on Demand (COD) ユーザーズガ イ ド
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サ 用語集
ーバ 用語集
xii
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 4 月
モデル名について
本書のモデル名表記は以下の よ う にな っ てい ます。
サーバクラス
モデル名
ハイ エン ド
SPARC Enterprise M8000
SPARC Enterprise M9000
ミ ッ ド レンジ
SPARC Enterprise M4000
SPARC Enterprise M5000
プ ロ ン プ ト の表記について
本書のプ ロ ン プ ト 表記は以下の よ う にな っ てい ます。
シェル
プロンプト表記
XSCF
XSCF>
C シ ェル
machine-name%
C シ ェ ル スーパーユーザー
machine-name#
Bourne シ ェ ルお よ び Korn シ ェ ル
$
Bourne シ ェ ルお よ び Korn シ ェ ル
スーパーユーザー
#
OpenBoot PROM
ok
ソ フ ト ウ ェ ア ラ イ セ ン ス について
本書で使用している機能は、GPL、LGPL 等のソフトウェアを使用しています。ライセ
ンス情報については、『 SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ
XSCF ユーザーズガ イ ド 』「付録 E ソ フ ト ウ ェ ア ラ イ セ ン ス使用許諾条件」を参照し
てください。
は じ めに
xiii
マニ ュ アルへの コ メ ン ト
本書に関す る ご意見、 ご要望 ま たは内容に不明瞭な部分が ご ざい ま し た ら 、 下記内容を
具体的に ご記入の上、 担当 SE、 販売員 ま たは担当講師にお渡 し く だ さ い。
xiv
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 4 月
Intro, intro(8)
名前
Intro, intro - eXtended System Control Facility (XSCF) コ マ ン ド 一覧
説明
ここでは、SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバの XSCF で実行
で き る コ マ ン ド について説明 し ます。
コ マ ン ド 一覧
XSCF では、 以下の コ マ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
addboard
シ ス テ ム ボー ド (XSB; eXtended System Board) を ド メ イ
ン構成に組み込み、 ま たは割 り 当て ます。
addcodlicense
Capacity on Demand (COD; キ ャ パシ テ ィ オ ンデマ ン ド )
Right-To-Use (RTU) ラ イ セ ン ス キーを COD ラ イ セ ン ス
デー タ ベー ス に追加 し ます。
addfru
FRU(Field Replaceable Unit) を増設 し ます。
adduser
XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を作成 し ます。
applynetwork
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に設定 さ れた内容を反映す る ために、
XSCF を リ セ ッ ト し ます。
cfgdevice
DVD/ テープ ド ラ イ ブのポー ト への接続、 切 り 離 し 、 お
よ び状態の表示を行い ます。
clockboard
シ ス テ ム起動時に使用 さ れ る ク ロ ッ ク コ ン ト ロ ールユニ ッ
ト を設定 ま たは表示 し ます。
console
ド メ イ ン コ ン ソ ールに接続 し ます。
deleteboard
シ ス テ ム ボー ド (XSB; eXtended System Board) を ド メ イ
ン構成か ら 切 り 離 し ます。
deletecodlicense
Capacity on Demand (COD; キ ャ パシ テ ィ オ ンデマ ン ド )
Right-To-Use (RTU) ラ イ セ ン ス キーを COD ラ イ セ ン ス
デー タ ベー ス か ら 削除 し ます。
deletefru
FRU(Field Replaceable Unit) を減設 し ます。
deleteuser
XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を削除 し ます。
disableuser
XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を無効に し ます。
enableuser
XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を有効に し ます。
exit
XSCF シ ェ ルを終了 し ます。
flashupdate
フ ァ ーム ウ ェ ア を ア ッ プデー ト し ます。
fmadm
故障管理に関連す る シ ス テ ム構成パ ラ メ ー タ を表示 し ま
す。
fmdump
故障管理に関連す る ロ グ を表示 し ます。
fmstat
故障管理モジ ュ ールの統計情報を レ ポー ト し ます。
getflashimage
フ ァ ーム ウ ェ ア イ メ ージ フ ァ イ ルを ダ ウ ン ロ ー ド し ます。
System Administration
1
Intro, intro(8)
2
ioxadm
PCI ボ ッ ク ス を管理 し ます。
man
XSCF シ ェ ル コ マ ン ド のマニ ュ アルページ を表示 し ます。
moveboard
現在組み込 ま れてい る ド メ イ ン か ら 別の ド メ イ ンへ、 シ ス
テ ム ボー ド (XSB; eXtended System Board) を移動 し ます。
nslookup
ホ ス ト 名を Domain Name Server(DNS) サーバに照会 し ま
す。
password
XSCF ユーザーア カ ウ ン ト のパ ス ワ ー ド と 有効期限を設定
し ます。
poweroff
ド メ イ ン の電源を切断 し ます。
poweron
ド メ イ ン の電源を投入 し ます。
prtfru
シ ス テ ムお よ び PCI ボ ッ ク ス に FRUID デー タ を表示 し ま
す。
rebootxscf
XSCF を リ セ ッ ト し ます。
replacefru
FRU(Field Replaceable Unit) を交換 し ます。
reset
指定 し た ド メ イ ン を リ セ ッ ト し ます。
resetdateoffset
XSCF と ド メ イ ン間の時刻の差分を リ セ ッ ト し ます。
sendbreak
指定 し た ド メ イ ン にブ レー ク 信号を送 り ます。
setaltitude
本体装置の高度 ま たはエア フ ィ ル タ ーの搭載状況を設定 し
ます。
setarchiving
ロ グのアーカ イ ブ機能を設定 し ます。
setaudit
シ ス テ ム の監査機能を管理 し ます。
setautologout
XSCF コ マ ン ド シ ェ ルのセ ッ シ ョ ン タ イ ム ア ウ ト 時間を設
定 し ます。
setcod
ド メ イ ン で使用 さ れ る キ ャ パシ テ ィ オ ンデマ ン ド (COD;
Capacity on Demand) リ ソ ー ス を設定 し ます。
setdate
XSCF の時計の日付、 時刻を設定 し ます。
setdcl
ド メ イ ン構成情報 (DCL; Domain Component List) を設定
し ます。
setdomainmode
ド メ イ ン モー ド を設定 し ます。
setdomparam
OpenBoot PROM 環境変数を強制的に書 き 換え ます。
setdscp
ド メ イ ン / サービ ス プ ロ セ ッ サ間通信プ ロ ト コ ル (DSCP)
の IP ア ド レ ス割 り 当て を設定 し ます。
setdualpowerfeed
二系統受電モー ド を有効/無効に し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 3 月改版
Intro, intro(8)
setemailreport
電子 メ ール レ ポー ト の設定デー タ を セ ッ ト ア ッ プ し ます。
sethostname
XSCF ユニ ッ ト のホ ス ト 名お よ び ド メ イ ン名を設定 し ま
す。
sethttps
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用す る HTTPS サービ ス の開始 と
停止を設定 し ます。 ま た、 認証関連の設定を行い ます。
setldap
XSCF を Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) ク ラ
イ ア ン ト と し て設定 し ます。
setlocale
XSCF のデフ ォ ル ト の ロ ケールを設定 し ます。
setlocator
オペ レー タ ーパネルの、 CHECK LED の点滅状態を設定
し ます。
setlookup
認証 と ユーザー権限の関す る 参照先を設定 し ます。
setnameserver
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用 さ れ る Domain Name System
(DNS) サーバを設定 し ます。
setnetwork
XSCF で使用 さ れ る ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス を設定
し ます。
setntp
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用 さ れ る NTP サーバを設定 し ま
す。
setpasswordpolicy
シ ス テ ム のパ ス ワ ー ド ポ リ シーを管理 し ます。
setpowerupdelay
シ ス テ ム の暖機運転時間お よ び起動 ま での待ち時間を設定
し ます。
setprivileges
ユーザー権限を割 り 当て ます。
setroute
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス のルーテ ィ ン グ情報
を設定 し ます。
setshutdowndelay
UPS(Uninterruptible Power Supply) 停電通知時のシ ャ ッ
ト ダ ウ ン待ち時間を設定 し ます。
setsmtp
SMTP サービ ス を設定 し ます。
setsnmp
SNMP エージ ェ ン ト を管理 し ます。
setsnmpusm
SNMPv3 エージ ェ ン ト の User-based Security Model
(USM) 設定 し ます。
setsnmpvacm
SNMPv3 エージ ェ ン ト の View-based Access Control
Model (VACM) 設定を変更 し ます。
setssh
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用す る SSH サービ ス を開始 ま た
は停止 し ます。 ま た、 SSH サービ ス に必要な ホ ス ト 公開
鍵の生成やユーザー公開鍵の登録、 削除を行い ます。
settelnet
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用す る Telnet サービ ス を開始 ま た
は停止 し ます。
System Administration
3
Intro, intro(8)
4
settimezone
XSCF の タ イ ム ゾーンお よ びサマー タ イ ム (Daylight
Saving Time) を設定 し ます。
setupfru
デバ イ ス のハー ド ウ ェ アに関す る 設定を行い ます。
setupplatform
プ ラ ッ ト フ ォ ーム固有の設定を行い ます。
showaltitude
本体装置の高度お よ びエア フ ィ ル タ ーの搭載状況を表示 し
ます。
showarchiving
ロ グ アーカ イ ブの設定状態を表示 し ます。
showaudit
監査シ ス テ ム の現在の状態を表示 し ます。
showautologout
XSCF コ マ ン ド シ ェ ルのセ ッ シ ョ ン タ イ ム ア ウ ト 時間を表
示 し ます。
showboards
シ ス テ ム ボー ド (XSB; eXtended System Board) の情報を
表示 し ます。
showcod
ド メ イ ン で設定 さ れてい る Capacity on Demand (COD;
キ ャ パシ テ ィ オ ンデマ ン ド ) に関す る 情報を表示 し ます。
showcodlicense
COD ラ イ セ ン スデー タ ベー ス に格納 さ れてい る 現在の
Capacity on Demand (COD; キ ャ パシ テ ィ オ ンデマ ン ド )
Right-To-Use (RTU) ラ イ セ ン ス キーを表示 し ます。
showcodusage
Capacity on Demand (COD; キ ャ パシ テ ィ オ ンデマ ン ド )
リ ソ ー ス の使用状況を表示 し ます。
showconsolepath
現在接続 さ れてい る ド メ イ ン コ ン ソ ールの情報を表示 し ま
す。
showdate
XSCF の時計の日付、 時刻を表示 し ます。
showdcl
現在設定 さ れてい る ド メ イ ン構成情報 (DCL; Domain
Component List) を表示 し ます。
showdevices
シ ス テ ム ボー ド (XSB; eXtended System Board) のデバ イ
ス と 、 リ ソ ー ス の使用状況を表示 し ます。
showdomainmode
現在設定 さ れてい る ド メ イ ン モー ド を表示 し ます。
showdomainstatus
現在の ド メ イ ン の状態を表示 し ます。
showdscp
DSCP に割 り 当て ら れてい る IP ア ド レ ス を表示 し ます。
showdualpowerfeed
二系統受電モー ド の現在の状態を表示 し ます。
showemailreport
電子 メ ール レ ポー ト の設定デー タ を表示 し ます。
showenvironment
本体装置の吸気温度 と 湿度、 温度セ ン サー情報、 電圧セ ン
サー情報、 FAN 回転情報を表示 し ます。
showfru
デバ イ ス のハー ド ウ ェ アに関す る 設定内容を表示 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 3 月改版
Intro, intro(8)
showhardconf
本体装置に搭載 さ れてい る FRU(Field Replaceable Unit)
の情報を表示 し ます。
showhostname
XSCF ユニ ッ ト に設定 さ れてい る ホ ス ト 名を表示 し ます。
showhttps
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に設定 さ れてい る HTTPS サービ ス の
状態を表示 し ます。
showldap
サービ ス プ ロ セ ッ サの LDAP 設定を表示 し ます。
showlocale
設定 さ れてい る XSCF の ロ ケールを表示 し ます。
showlocator
オペ レー タ ーパネルの CHECK LED の状態を表示 し ます。
showlogs
指定 し た ロ グ を表示 し ます。
showlookup
認証 と ユーザー権限のル ッ ク ア ッ プに関す る 設定を表示 し
ます。
showmonitorlog
監視 メ ッ セージ ロ グの内容を リ アル タ イ ム に表示 し ます。
shownameserver
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に設定 さ れてい る Domain Name
System (DNS) サーバを表示 し ます。
shownetwork
XSCF に設定 さ れてい る ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス の
情報を表示 し ます。
shownotice
eXtended System Control Facility(XSCF) Control Package
(XCP) の著作権お よ び著作権に関す る ラ イ セ ン ス情報を表
示 し ます。
showntp
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に設定 さ れてい る NTP サーバを表示
し ます。
showpasswordpolicy 現在のパ ス ワ ー ド ポ リ シーの設定を表示 し ます。
showpowerupdelay
現在設定 さ れてい る シ ス テ ム の暖機運転時間 と 起動 ま での
待ち時間を表示 し ます。
showresult
直前に実行 し た コ マ ン ド の終了 ス テー タ ス を表示 し ます。
showroute
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス に設定 さ れてい る
ルーテ ィ ン グ情報を表示 し ます。
showshutdowndelay
UPS(Uninterruptible Power Supply) 停電通知時のシ ャ ッ
ト ダ ウ ン待ち時間を表示 し ます。
showsmtp
SMTP の設定情報を表示 し ます。
showsnmp
SNMP エージ ェ ン ト の設定情報 と 現在の ス テー タ ス を表
示 し ます。
showsnmpusm
SNMP エージ ェ ン ト に関す る 現在の User-based Security
Model (USM) 情報を表示 し ます。
System Administration
5
Intro, intro(8)
6
showsnmpvacm
SNMP エージ ェ ン ト に関す る 現在の View-based Control
Access (VACM) 情報を表示 し ます。
showssh
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に設定 さ れてい る SSH サービ ス の状
態、 ホ ス ト 公開鍵、 フ ィ ン ガープ リ ン ト 、 ま たはユーザー
公開鍵を表示 し ます。
showstatus
縮退 さ れた FRU(Field Replaceable Unit) を表示 し ます。
showtelnet
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に設定 さ れてい る Telnet サービ ス の状
態を表示 し ます。
showtimezone
現在設定 さ れてい る XSCF の タ イ ム ゾーン と サマー タ イ ム
情報を表示 し ます。
showuser
ユーザーア カ ウ ン ト 情報を表示 し ます。
snapshot
環境、 ロ グ、 エ ラ ー、 お よ び FRUID に関す る デー タ の収
集 と 転送を行い ます。
switchscf
XSCF ユニ ッ ト のア ク テ ィ ブ、 ス タ ンバ イ 状態を切 り 替え
ます。
testsb
指定 し た物理シ ス テ ム ボー ド (PSB; Physical System
Board) に初期診断を行い ます。
unlockmaintenance
XSCF の ロ ッ ク 状態を強制的に解除 し ます。
version
フ ァ ーム ウ ェ アの版数を表示 し ます。
viewaudit
監査 レ コ ー ド を表示 し ます。
who
XSCF に ロ グ イ ン し てい る ユーザーア カ ウ ン ト を一覧表示
し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 3 月改版
addboard(8)
名前
addboard - シ ス テ ム ボー ド (XSB; eXtended System Board) を ド メ イ ン構成に組み込
み、 ま たは割 り 当て ます。
形式
addboard [ [-q] -{y|n}] [-f] [-v] [-c configure] -d domain_id xsb [ xsb...]
addboard [ [-q] -{y|n}] [-f] [-v] -c assign -d domain_id xsb [ xsb...]
addboard [ [-q] -{y|n}] [-f] [-v] -c reserve -d domain_id xsb [ xsb...]
addboard -h
説明
addboard(8) は、 ド メ イ ン構成情報 (DCL; Domain Component List) に基づいて、
XSB を ド メ イ ン構成に組み込む、 ま たは割 り 当て る コ マ ン ド です。
以下のいずれかの組み込み手段が指定で き ます。
ユーザー権限
configure
指定 し た ド メ イ ン構成に XSB を組み込み ます。 組み込 ま れた
XSB は、 オペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム か ら ア ク セ ス で き る よ う にな
り ます。
assign
指定 し た ド メ イ ン に XSB を割 り 当て ます。 割 り 当て ら れた XSB
は、 指定 し た ド メ イ ン に予約 さ れ、 他の ド メ イ ン か ら は組み込
み、 割 り 当てがで き な く な り ます。 割 り 当て ら れた あ と は、 リ
ブー ト す る か addboard(8) コ マ ン ド を "-c configure" で実行
し た場合に、 ド メ イ ン に組み込 ま れ ます。
reserve
指定 し た ド メ イ ン に XSB の組み込みを予約 し ます。 動作は
assign と 同 じ です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm
管理権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c assign
XSB を ド メ イ ン構成に割 り 当て ます。-c オプシ ョ ン を省略 し た場
合は、 "-c configure" が指定 さ れた と みな さ れ ます。
-c configure
XSB を ド メ イ ン構成に組み込み ます。-c オプシ ョ ン を省略 し た場
合は、 "-c configure" が指定 さ れた と みな さ れ ます。
-c reserve
ド メ イ ン構成に XSB の組み込みを予約 し ます。-c オプシ ョ ン を
省略 し た場合は、 "-c configure" が指定 さ れた と みな さ れ ま
す。
System Administration
7
addboard(8)
-d domain_id
XSB を組み込む、 ま たは割 り 当て る ド メ イ ン ID を指定 し ます。
domain_id はシ ス テ ム構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で指定
で き ます。
-f
XSB を、 強制的に ド メ イ ンへ組み込み ます。
注 – -f オプシ ョ ン に よ り 強制的に ド メ イ ンへシ ス テ ム ボー ド を
追加 し た場合、 追加 し たすべてのハー ド ウ ェ ア リ ソ ー ス は正常に
動作 し ない可能性があ り ます。 そのため、-f オプシ ョ ンは通常の
運用では使用 し ない こ と をお勧め し ます。-f オプシ ョ ン を指定 し
た場合は、 必ず、 追加 し た シ ス テ ム ボー ド やデバ イ ス の状態を確
認 し て く だ さ い。
オペ ラ ン ド
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。-q オプシ ョ ン と 一緒に指定 し た場合
は-v は無効 と な り ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
xsb
組み込む、 ま たは割 り 当て る XSB 番号を指定 し ます。 スペー ス
で区切っ て複数指定で き ます。 以下の形式で指定 し ます。
x-y
x
y
詳細説明
8
00 か ら 15 ま での整数で指定 し ます。
0 か ら 3 ま での整数で指定 し ます。
■
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン
プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
■
"-c configure" を指定 し た場合に、 ド メ イ ン の電源が切断 さ れてい る 、 ま たは
オペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム が稼働 し ていない と き は、 エ ラ ー と な り ます。
■
"-c configure" を指定 し た場合は、 シ ス テ ム ボー ド に対 し てハー ド ウ ェ ア診断
が行われてか ら 、 ド メ イ ン に組み込 ま れ ます。 そのため、 コ マ ン ド の実行に時間
がかか る こ と があ り ます。
■
addboard(8) コ マ ン ド でシ ス テ ム ボー ド を割 り 当て た り 、 組み込んだ り す る には、
あ ら か じ め、 setdcl(8) コ マ ン ド を使用 し て、 DCL を設定 し てお く 必要があ り ま
す。
■
DCL については setdcl(8), showdcl(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
addboard(8)
対象の ド メ イ ン が電源投入処理中、 ま たは切断処理中に コ マ ン ド が実行 さ れた場
合は、 ビ ジー状態 と な り ます。 ド メ イ ン の処理が終了 し た あ と で、 再度実行 し て
く だ さ い。
■
使用例
使用例 1
ド メ イ ン ID 0 に対 し て、 XSB#00-0, #01-0, #02-0, #03-0 を割 り 当て ます。
XSCF> addboard -y -c assign -d 0 00-0 01-0 02-0 03-0
使用例 2
ド メ イ ン ID 2 に対 し て、 XSB#00-0, #01-0, #02-0, #03-0 を強制的に組み込みま
す。
XSCF> addboard -f -d 2 00-0 01-0 02-0 03-0
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
deleteboard(8), moveboard(8), replacefru(8), setdcl(8), setdomainmode(8),
setupfru(8), showboards(8), showdomainstatus(8), showdcl(8),
showdevices(8), showfru(8), testsb(8)
System Administration
9
addboard(8)
10
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
addcodlicense(8)
名前
addcodlicense - Capacity on Demand (COD; キ ャ パシ テ ィ オ ンデマ ン ド ) Right-ToUse (RTU) ラ イ セ ン ス キーを COD ラ イ セ ン スデー タ ベー ス に追加 し ます。
形式
addcodlicense license-signature
addcodlicense -h
説明
addcodlicense(8) は、 指定 さ れた COD RTU ラ イ セ ン ス キーを、 サービ ス プ ロ
セ ッ サ上の COD ラ イ セ ン スデー タ ベー ス に追加す る コ マ ン ド です。 COD ラ イ セ ン
ス キーが追加 さ れ る と 、 ヘ ッ ド ルーム の数は ラ イ セ ン ス キーが提供 さ れた数だけ減
り ます。 ヘ ッ ド ルーム数はゼ ロ よ り 小 さ く な る こ と はあ り ません。
注 – こ の コ マ ン ド を実行す る 前に、 COD ラ イ セ ン ス キーを取得す る 必要が あ り ま
す。 ラ イ セ ン ス キーを取得す る には、 営業担当員にお問い合わせ く だ さ い。 COD
RTU ラ イ セ ン ス キーの詳細については、 シ ス テ ム に付属 さ れてい る 『COD ド キ ュ
メ ン ト 』 を参照 し て く だ さ い。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-h
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
license-signature
使用例
使用例 1
COD ラ イ セ ン スデー タ ベー ス に追加す る COD RTU ラ イ セ ン
ス キーを指定 し ます。
COD RTU ラ イ セ ン ス キーを追加 し ます。
XSCF> addcodlicense \
01:84000000:104:0301010100:3:00000000:xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
deletecodlicense(8), setcod(8), showcod(8), showcodlicense(8),
showcodusage(8)
System Administration
11
addcodlicense(8)
12
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
addfru(8)
名前
addfru - FRU(Field Replaceable Unit) を増設 し ます。
形式
addfru
addfru -h
説明
addfru(8) は、 FRU を増設す る コ マ ン ド です。
FRU の増設に必要な FRU の選択、 確認、 取 り つけ な ど の設定を、 メ ニ ュ ー形式で
対話的に行 う こ と がで き ます。
addfru(8) コ マ ン ド では、 以下の FRU を増設で き ます。
ユーザー権限
■
CPU / メ モ リ ボー ド ユニ ッ ト (CMU; CPU Memory Board Unit)
■
I/O ユニ ッ ト (IOU; I/O Unit)
■
フ ァ ン ユニ ッ ト (FANU; FAN Unit)
■
電源ユニ ッ ト (PSU; Power Supply Unit)
このコマンドを実行するには、fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
終了ス テー タ ス
関連項目
使用方法を表示 し ます。
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
deletefru(8), replacefru(8), setupfru(8), showfru(8), showhardconf(8),
testsb(8), unlockmaintenance(8)
System Administration
13
addfru(8)
14
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 3 月改版
adduser(8)
名前
adduser - XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を作成 し ます。
形式
adduser [-u UID] user
adduser -h
説明
adduser(8) は、 新 し い XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を作成す る コ マ ン ド です。
XSCF ユーザーア カ ウ ン ト は、 XSCF の設定、 操作、 管理、 お よ び運用に使用 さ れ ま
す。 新 し く 作成 し たユーザーア カ ウ ン ト には、 パ ス ワ ー ド が設定 さ れてい ません。
し たが っ て、 password(8) コ マ ン ド でパ ス ワ ー ド を設定す る か、 Secure Shell (SSH;
セ キ ュ ア シ ェ ル ) に よ る 公開鍵を ユーザー用に設定す る ま で、 ロ グ イ ン に使用で き
ません。 作成 さ れたユーザーア カ ウ ン ト は ロ ッ ク さ れ ますが、 無効にな っ てい る わ
けではあ り ません。 指定で き る ユーザーア カ ウ ン ト 数は、 1 ユーザーア カ ウ ン ト あ
た り 平均 10 文字 と す る と 、 100 ユーザーア カ ウ ン ト ま でです。
-u オプシ ョ ン を省略 し て adduser(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 自動的にユーザー識
別子がユーザーア カ ウ ン ト に割 り 当て ら れ ます。-u オプシ ョ ン を指定 し て
adduser(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し たユーザー識別子がア カ ウ ン ト に割 り 当
て ら れ ます。 自動的に割 り 当て ら れ る ユーザー識別子は 100 か ら 始 ま り ます。
ユーザーア カ ウ ン ト デー タ に Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) を使用
す る よ う に XSCF で設定 さ れてい る 場合、 ユーザーア カ ウ ン ト 名 と ユーザー識別子
は、 XSCF ま たは LDAP で未使用の も のでな ければな り ません。
ユーザーア カ ウ ン ト を作成す る と 、 現在のパ ス ワ ー ド ポ リ シーの値が、 作成 さ れた
ユーザーア カ ウ ン ト 用の フ ァ イ ルに保存 さ れ ます。 パ ス ワ ー ド ポ リ シーの詳細につ
いては、 setpasswordpolicy(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-u UID
ユーザー識別子を指定 し ます。 指定 さ れた識別子 (UID) で新 し い
ユーザーを作成 し ます。 ユーザー識別子の指定はオプシ ョ ン です。
UID を指定す る 場合は、 100 以上の整数にす る 必要があ り ます。 た
だ し 、 65534 と 65535 は指定で き ません。-u オプシ ョ ン を省略 し た
場合は、 ユーザー識別子は 100 以上の整数で自動的に割 り 当て ら
れ ます。
System Administration
15
adduser(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
user
作成す る XSCF ユーザーア カ ウ ン ト 名を指定 し ます。 ユーザーア
カ ウ ン ト 名は、 英数字、 ハ イ フ ン (-)、 ア ン ダー ス コ ア (_) を組み
合わせて、 32 文字以内で指定 し ます。 大文字、 小文字は区別 さ
れ ます。 先頭文字は英字で指定 し て く だ さ い。 以下に例を示 し ま
す。
「jsmith」、 「j_smith」、 「j_smith-0123」、 「J_Smith-0123」
使用例
使用例 1
新 し いユーザーを作成 し ます。
XSCF> adduser -u 359 jsmith
終了ス テー タ ス
関連項目
16
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
deleteuser(8), disableuser(8), enableuser(8), password(8), setldap(8),
setpasswordpolicy(8), showldap(8), showpasswordpolicy(8), showuser(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 11 月改版
applynetwork(8)
名前
applynetwork - XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に設定 さ れた内容を反映 し ます。
形式
applynetwork [ [-q] -{y|n}] [-M]
applynetwork -h
説明
applynetwork(8) は、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に設定 さ れた内容を XSCF に反映す る コ
マ ン ド です。
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の以下の内容を設定 し た場合は、 applynetwork(8) コ マ ン ド を
実行 し て、 設定内容を XSCF に反映す る 必要があ り ます。
■
XSCF ホ ス ト 名
■
DNS ド メ イ ン名
■
IP ア ド レ ス
■
ネ ッ ト マス ク
■
ルーテ ィ ン グ
applynetwork(8) コ マ ン ド 実行時には、 XSCF ホ ス ト 名、 DNS ド メ イ ン名、 ネーム
サーバ、 IP ア ド レ ス、 ネ ッ ト マ ス ク 、 ルーテ ィ ン グに設定 さ れてい る 内容が表示 さ
れ ます。 applynetwork(8) コ マ ン ド で XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の設定内容を反映 し た
ら 、 rebootxscf(8) コ マ ン ド を使用 し て XSCF を リ セ ッ ト す る と 、 設定が完了 し ま
す。
注 – applynetwork(8) コ マ ン ド を実行 し ないで XSCF を リ セ ッ ト し た場合は、 設
定 し た ネ ッ ト ワ ー ク の内容が XSCF に反映 さ れ ません。 ま た、 設定 し た内容自体が
消去 さ れて し ま い ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
■
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン
プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
System Administration
17
applynetwork(8)
使用例
■
ホ ス ト 名、 DNS ド メ イ ン名、 IP ア ド レ ス、 ネ ッ ト マ ス ク 、 ルーテ ィ ン グのすべて
が設定 さ れていない場合はエ ラ ー と な り ます。 sethostname(8)、
setnetwork(8)、 setroute(8) コ マ ン ド を実行 し てすべての項目を設定 し てか
ら 、 再度、 applynetwork(8) コ マ ン ド を実行 し て く だ さ い。
■
複数の イ ン タ ーフ ェ ー ス に対 し て設定す る 場合は、 すべての イ ン タ ーフ ェ ー ス
に、 ホ ス ト 名、 DNS ド メ イ ン名、 IP ア ド レ ス、 ネ ッ ト マ ス ク 、 ルーテ ィ ン グの
すべてが設定 さ れてい る 必要が あ り ます。 すべての イ ン タ ーフ ェ ー ス に、 1 つで
も 設定 さ れていない項目があ る 場合はエ ラ ー と な り ます。
■
ホ ス ト 名を設定す る 場合は sethostname(8)、 IP ア ド レ ス、 ネ ッ ト マ ス ク を設定
す る 場合は setnetwork(8)、 ルーテ ィ ン グ を設定す る 場合は setroute(8) コ マ
ン ド を使用 し ます。
使用例 1
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の設定を反映 し ます。
ミ ッ ド レ ン ジサーバの場合
XSCF> applynetwork
The following network settings will be applied:
xscf#0 hostname :hostname-0
DNS domain name :example.com
nameserver
:10.23.4.3
interface
status
IP address
netmask
route
:xscf#0-lan#0
:up
:10.24.144.214
:255.255.255.0
:-n 0.0.0.0 -m 0.0.0.0 -g 10.24.144.1
interface
status
IP address
netmask
route
:xscf#0-lan#1
:down
:
:
:
Continue? [y|n] :y
ハ イ エ ン ド サーバの場合
The case of high-end server.
XSCF> applynetwork
The following network settings will be applied:
xscf#0 hostname :hostname-0
xscf#1 hostname :hostname-1
DNS domain name :example.com
nameserver
:10.23.4.3
interface
status
IP address
18
:xscf#0-lan#0
:up
:10.24.144.214
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 3 月改版
applynetwork(8)
netmask
route
:255.255.255.0
: -n 0.0.0.0 -m 0.0.0.0 -g 10.24.144.1
interface
status
IP address
netmask
route
:xscf#0-lan#1
:down
:
:
:
interface
status
IP address
netmask
:xscf#0-if
:down
:10.24.100.1
:255.255.255.0
interface
status
IP address
netmask
:lan#0
:down
:
:
interface
status
IP address
netmask
route
:xscf#1-lan#0
:up
:10.24.144.215
:255.255.255.0
: -n 0.0.0.0 -m 0.0.0.0 -g 10.24.144.1
interface
status
IP address
netmask
route
:xscf#1-lan#1
:down
:
:
:
interface
status
IP address
netmask
:xscf#1-if
:down
:10.24.100.2
:255.255.255.0
interface
status
IP address
netmask
:lan#1
:down
:
:
Continue? [y|n] :y
使用例 2
ミ ッ ド レ ン ジサーバで XSCF ネ ッ ト ワー ク の設定を反映 し ます。 プ ロ ンプ ト
には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> applynetwork -y
The following network settings will be applied:
xscf#0 hostname :hostname-0
DNS domain name :example.com
nameserver
:10.23.4.3
interface
:xscf#0-lan#0
System Administration
19
applynetwork(8)
status
IP address
netmask
route
:up
:10.24.144.214
:255.255.255.0
:-n 0.0.0.0 -m 0.0.0.0 -g 10.24.144.1
interface
status
IP address
netmask
route
:xscf#0-lan#1
:down
:
:
:
Continue? [y|n] :y
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the network settings.
Please confirm that the settings have been applied by executing
showhostname, shownetwork, showroute and shownameserver after rebooting
the XSCF.
使用例 3
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の設定を反映 し ます。 メ ッ セージは非表示に し て、 プ ロ
ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> applynetwork -q -y
終了ス テー タ ス
関連項目
20
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
rebootxscf(8), sethostname(8), setnameserver(8), setnetwork(8), setroute(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 3 月改版
cfgdevice(8)
名前
cfgdevice - CD-RW/DVD-RW ド ラ イ ブユニ ッ ト お よ びテープ ド ラ イ ブユニ ッ ト の
ポー ト への接続、 切 り 離 し 、 お よ び状態の表示を行い ます。
形式
cfgdevice [ [-q] -{y|n}] -c attach -p port_no
cfgdevice [ [-q] -{y|n}] -c detach -p port_no
cfgdevice -l [-M]
cfgdevice -h
説明
cfgdevice(8) は指定 し た ポー ト に対 し て、 CD-RW/DVD-RW ド ラ イ ブユニ ッ ト お
よ びテープ ド ラ イ ブユニ ッ ト ( 以降、 DVD ド ラ イ ブ / テープ ド ラ イ ブユニ ッ ト ) を
接続 し た り 、 切 り 離 し た り 、 DVD ド ラ イ ブ / テープ ド ラ イ ブユニ ッ ト の現在の状態
を表示 し た り す る コ マ ン ド です。
DVD ド ラ イ ブ / テープ ド ラ イ ブユニ ッ ト を接続す る には、 IOU Onboard Device
Card_A(IOUA) が搭載 さ れてい る I/O ユニ ッ ト 上の PCI ス ロ ッ ト 番号を、 ポー ト 番
号 と し て指定す る 必要が あ り ます。 cfgdevice(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 シ ス テ
ム に内蔵 さ れてい る ド ラ イ ブ切 り 替え装置に よ っ て、 指定 さ れた ポー ト へ DVD ド
ラ イ ブ / テープ ド ラ イ ブユニ ッ ト が切 り 替え ら れ ます。
現在の状態を表示 し た場合は、 以下の内容が表示 さ れ ます。
port_no
IOUA が搭載 さ れていて、 DVD ド ラ イ ブ / テープ ド ラ イ ブユ
ニ ッ ト を接続で き る ポー ト 番号
"IOU 番号 -PCI スロット番号 " で表示されます。
IOU/SAS-status IOUA と 切 り 替え装置間の接続状態。 "-c attach",
"-c detach" に よ っ て切 り 替わ り ます。
SAS-status
■
enable/disable:cfgdevice(8) コ マ ン ド での設定状態
enable: "-c attach" に よ っ て接続 さ れた状態
disable: 接続な し
■
up/down: IOUA と 切 り 替え装置間の論理的な接続状態。
up: 接続が確立 さ れてい る 状態
down: 接続 さ れていない状態
I/O ユニ ッ ト と 本体装置間の接続状態
■
enable/disable:I/O ユニ ッ ト と 本体装置間の接続設定。
通常は enable が表示 さ れます。 I/O ユニ ッ ト な し で ド メ イ
ン を起動 し た場合な ど に disable と な り ます。
■
up/down: I/O ユニ ッ ト と 本体装置間の論理的な接続状態
up: 接続が確立 さ れてい る 状態
down: 接続 さ れていない状態
cfgdevice(8) コ マ ン ド は、 ハ イ エ ン ド サーバにだけ有効な コ マ ン ド です。
System Administration
21
cfgdevice(8)
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
■
接続および切り離し
platadm, fieldeng
■
状態の表示
platadm, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
22
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c attach
指定 し た ポー ト に DVD ド ラ イ ブ / テープ ド ラ イ ブユニ ッ ト を接
続 し ます。
-c detach
指定 し た ポー ト に接続 さ れてい る DVD ド ラ イ ブ / テープ ド ラ イ
ブユニ ッ ト を切 り 離 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-l
現在設定 さ れてい る DVD ド ラ イ ブ / テープ ド ラ イ ブユニ ッ ト の
状態を表示 し ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-p port_no
指定 し た ド メ イ ン上で DVD ド ラ イ ブ / テープ ド ラ イ ブユニ ッ ト
を接続す る ポー ト 番号を指定 し ます。 port_no は 「IOU 番号 -PCI
ス ロ ッ ト 番号」 の形式で指定で き ます。-p オプシ ョ ンは省略で き
ません。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
■
接続 ま たは切 り 離 し の場合は、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ための
プ ロ ン プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ま
す。
■
シ ス テ ム の電源が投入 さ れてい る 場合に接続お よ び切 り 離 し を行 う と 、
cfgdevice(8) コ マ ン ド 実行後す ぐ に設定 さ れます。 シ ス テ ムの電源が切断 さ れて
い る 場合は、 接続お よ び切 り 離 し が予約 さ れ、 電源が投入後に設定 さ れます。
■
DVD ド ラ イ ブ / テープ ド ラ イ ブユニ ッ ト が接続 さ れた状態で、 ド メ イ ン構成を変
更 し た り 、 CPU / メ モ リ ボー ド ユニ ッ ト (CMU; CPU Memory Board Unit) や I/
O ユニ ッ ト (IOU; I/O Unit) を交換 し た り し て も 、 DVD ド ラ イ ブ / テープ ド ラ イ
ブユニ ッ ト の接続状態は保持 さ れ ます。
■
ド メ イ ン の電源を切断 し た り 、 リ ブー ト し た り し て も 、 DVD ド ラ イ ブ / テープ ド
ラ イ ブユニ ッ ト の接続状態は保持 さ れ ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 3 月改版
cfgdevice(8)
■
拡張筐体つ き ハ イ エ ン ド サーバの場合は、 基本筐体、 拡張筐体に 1 台ずつ DVD ド
ラ イ ブ / テープ ド ラ イ ブユニ ッ ト が搭載 さ れ ます。 こ の と き 、 各 DVD ド ラ イ ブ
/ テープ ド ラ イ ブユニ ッ ト は同一筐体内でのみ接続で き ます。 ま た、 接続の設定
は基本、 拡張筐体ご と に行 う 必要が あ り ます。
XSCF> cfgdevice -l
Current connection for DVD/DAT:
Main chassis:
port 0-0
Expansion chassis: port 8-0
Expander status
Port No. IOU/SAS-status SAS-status
----------------------------------0-0
enable up
enable up
0-2
disable down
enable up
0-4
disable down
enable up
0-6
disable down
enable up
1-0
disable down
enable up
1-2
disable down
enable up
1-4
disable down
enable up
1-6
disable down
enable up
2-0
disable down
enable up
2-2
disable down
enable up
2-4
disable down
enable up
2-6
disable down
enable up
8-0
enable up
enable up
8-2
disable down
enable up
8-4
disable down
enable up
8-6
disable down
enable up
使用例
使用例 1
シ ス テ ムの電源が切断 さ れてい る と き に、 DVD ド ラ イ ブ / テープ ド ラ イ ブ
ユニ ッ ト を ポー ト 番号 0-0 に接続予約 し ます。
XSCF> cfgdevice -c attach -p 0-0
Are you sure you want to attach the device [y|n] :y
Completed.( Reservation )
使用例 2
シ ス テ ムの電源が投入 さ れてい る と き に、 DVD ド ラ イ ブ / テープ ド ラ イ ブ
ユニ ッ ト を ポー ト 番号 0-0 に接続 し ます。
XSCF> cfgdevice -c attach -p 0-0
Are you sure you want to attach the device [y|n] :y
Completed.
使用例 3
DVD/ テープ ド ラ イ ブ を ポー ト 番号 0-0 か ら 切 り 離 し ます。
XSCF> cfgdevice -f -c detach -p 0-0
Are you sure you want to detach the device [y|n] :y
Completed.
使用例 4
現在設定 さ れてい る DVD ド ラ イ ブ / テープ ド ラ イ ブユニ ッ ト の状態を表
System Administration
23
cfgdevice(8)
示 し ます ( 拡張筐体な し の場合 )。
XSCF> cfgdevice -l
Current connection for DVD/DAT: port 0-0
Expander status
Port No. IOU/SAS-status SAS-status
----------------------------------0-0
enable up
enable up
0-2
disable down
enable up
使用例 5
現在設定 さ れてい る DVD ド ラ イ ブ / テープ ド ラ イ ブユニ ッ ト の状態を表
示 し ます ( 拡張筐体あ り の場合 )。
XSCF> cfgdevice -l
Current connection for DVD/DAT: port 0-0
Expander status
Port No. IOU/SAS-status SAS-status
----------------------------------0-0
enable up
enable up
0-2
disable down
enable up
0-4
disable down
enable up
0-6
disable down
enable up
1-0
disable down
enable up
1-2
disable down
enable up
1-4
disable down
enable up
1-6
disable down
enable up
2-0
disable down
enable up
2-2
disable down
enable up
2-4
disable down
enable up
2-6
disable down
enable up
8-0
enable up
enable up
8-2
disable down
enable up
8-4
disable down
enable up
8-6
disable down
enable up
使用例 6
シ ス テ ムの電源が投入 さ れてい る と き に、 DVD ド ラ イ ブ / テープ ド ラ イ ブ
ユニ ッ ト を ポー ト 番号 0-0 に接続 し ます。 プ ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応
答 し ます。
XSCF> cfgdevice -y -c attach -p 0-0
Are you sure you want to attach the device [y|n] :y
Completed.
使用例 7
シ ス テ ムの電源が投入 さ れてい る と き に、 DVD ド ラ イ ブ / テープ ド ラ イ ブ
ユニ ッ ト を ポー ト 番号 0-0 に接続 し ます。 メ ッ セージは非表示に し て、 プ ロ
ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> cfgdevice -q -y -c attach -p 0-0
24
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 3 月改版
cfgdevice(8)
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
25
cfgdevice(8)
26
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 3 月改版
clockboard(8)
名前
clockboard - シ ス テ ム起動時に使用 さ れ る ク ロ ッ ク コ ン ト ロ ールユニ ッ ト を設定 ま
たは表示 し ます。
形式
clockboard
clockboard -s CLKU_B-number
clockboard -h
説明
clockboard(8) は、 次回シ ス テ ム起動時に使用 さ れ る ク ロ ッ ク コ ン ト ロ ールユニ ッ
ト を設定す る 、 ま たは現在使用 さ れてい る ク ロ ッ ク コ ン ト ロ ールユニ ッ ト と 次回シ
ス テ ム起動時に使用 さ れ る ク ロ ッ ク コ ン ト ロ ールユニ ッ ト を表示す る コ マ ン ド です。
ク ロ ッ ク コ ン ト ロ ールユニ ッ ト は 0 ま たは 1 の番号で設定 ま たは表示 さ れ ます。 何
も 指定 し ないで clockboard(8) コ マ ン ド を実行 し た場合は、 現在動作 し てい る ク
ロ ッ ク ボー ド 番号、 お よ び次回シ ス テ ム起動時に使用 さ れ る ク ロ ッ ク ボー ド 番号が
表示 さ れ ます。
こ の コ マ ン ド はハ イ エ ン ド サーバにだけ使用で き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒
に指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-s CLKU_B-number
次回シ ス テ ム の電源を投入 し た と き に使用 さ れ る ク ロ ッ ク コ
ン ト ロ ールユニ ッ ト 番号を指定 し ます。 CLKU_B-number には
0 ま たは 1 の ど ち ら か を指定で き ます。
使用例 1
現在使用 さ れてい る ク ロ ッ ク コ ン ト ロ ールユニ ッ ト と 次回シ ス テ ム起動時に
使用 さ れ る ク ロ ッ ク コ ン ト ロ ールユニ ッ ト を表示 し ます。
XSCF> clockboard
current CLKU_B number
:0
next CLKU_B number
:1
使用例 2
次回シ ス テ ム起動時に使用 さ れ る ク ロ ッ ク コ ン ト ロ ールユニ ッ ト を設定 し ま
す。
XSCF> clockboard -s 1
System Administration
27
clockboard(8)
終了ス テー タ ス
28
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
console(8)
名前
console - ド メ イ ン コ ン ソ ールに接続 し ます。
形式
console [ [-q] -{y|n}] -d domain_id [-f | -r] [-s escapeChar]
console -h
説明
console(8) は、 XSCF シ ェ ル コ ン ソ ールか ら 、 指定 し た ド メ イ ン の コ ン ソ ール ( ド
メ イ ン コ ン ソ ール ) に接続す る コ マ ン ド です。
ド メ イ ン コ ン ソ ールには、 書 き 込み可能 コ ン ソ ール と 読み取 り 専用 コ ン ソ ールが あ
り ます。 1 つの ド メ イ ン に対 し て、 書 き 込み可能 コ ン ソ ールは 1 つだけ、 読み取 り
専用 コ ン ソ ールは複数接続で き ます。 すでに書 き 込み可能 コ ン ソ ールが接続 さ れて
い る 場合に、 書 き 込み可能 コ ン ソ ールに接続 し よ う と す る と エ ラ ーにな り ます。 こ
の場合で も 、 platadm ま たは domainadm 権限を持つユーザーであれば、 強制的に
書 き 込み可能 コ ン ソ ールに接続で き ます。 こ の と き 、 現在接続 さ れてい る 書 き 込み
可能 コ ン ソ ールは切断 さ れ ます。
ド メ イ ン コ ン ソ ールを終了 し て XSCF シ ェ ル コ ン ソ ールに戻 る 場合は、 Enter キー
を押 し てか ら 、 "#." を入力 し ます。
注 – ド メ イ ン コ ン ソ ールは自動的に閉 じ ません。 exit(8) コ マ ン ド で XSCF シ ェ ル
コ ン ソ ールを閉 じ る 前に、 ド メ イ ン コ ン ソ ールを終了 し て く だ さ い。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop, fieldeng すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm, domainmgr,
domainop
ア ク セ ス権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d domain_id
接続す る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ ス テ ム構成
に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で 1 つだけ指定で き ます。
-f
強制的に書 き 込み可能 コ ン ソ ールに接続 し ます。 現在接続 さ れて
い る 書 き 込み可能 コ ン ソ ールは切断 さ れ ます。 platadm ま たは
対象 ド メ イ ン の domainadm 権限を持つユーザーだけが指定で き
ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
System Administration
29
console(8)
-r
読み取 り 専用 コ ン ソ ールに接続 し ます。
-s escapeChar
エ ス ケープ記号を指定 し ます。 デフ ォ ル ト はシ ャ ープ (#) です。
escapeChar と し て、 以下の文字を指定で き ます。 escapeChar は二
重引用符 ("") で囲んで指定 し ます。
"#", "@", "^", "&", "?", "*", "=", ".", "|"
指定したエスケープ記号は console(8) コマンドを実行したセッ
ションにだけ有効です。
-y
詳細説明
終了ス テー タ ス
関連項目
30
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
■
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン
プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
■
ド メ イ ン コ ン ソ ールでは、 行頭文字で使用 さ れ る "#" はエ ス ケープ記号 と みな さ
れ ます。 エ ス ケープ記号は、 コ ン ソ ールに対 し て特別な処理を さ せ る 場合に指定
し ます。 "#" と の組み合わせで指定で き る 処理の例は、 以下の と お り です。
#?
ス テー タ ス メ ッ セージ を出力 し ます。
#.
コ ン ソ ールを切断 し ます。
■
行頭で コ ン ソ ールに "#" を入力す る 場合は、 "#" を 2 回入力 し ます。
■
現在接続 さ れてい る ド メ イ ン コ ン ソ ールの情報を表示す る 場合は、
showconsolepath(8) コ マ ン ド を使用 し ます。
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
sendbreak(8), showconsolepath(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
deleteboard(8)
名前
deleteboard - シ ス テ ム ボー ド (XSB; eXtended System Board) を ド メ イ ン構成か ら 切
り 離 し ます。
形式
deleteboard [ [-q] -{y|n}] [-f] [-v] [-c disconnect] xsb [ xsb...]
deleteboard [ [-q] -{y|n}] [-f] [-v] -c unassign xsb [ xsb...]
deleteboard [ [-q] -{y|n}] [-f] [-v] -c reserve xsb [ xsb...]
deleteboard -h
説明
deleteboard(8) は、 現在組み込 ま れてい る ド メ イ ン構成か ら XSB を切 り 離す コ マ
ン ド です。
以下のいずれかの切 り 離 し 手段が指定で き ます。
ユーザー権限
disconnect
XSB を ド メ イ ン構成か ら 切 り 離 し て、 割 り 当て状態に し ます。
XSB は ド メ イ ン構成に割 り 当て ら れた ま ま のため、 ド メ イ ン を リ
ブー ト す る か addboard(8) コ マ ン ド を実行す る こ と で、 再び ド
メ イ ン に組み込む こ と がで き ます。
unassign
XSB を ド メ イ ン構成か ら 完全に切 り 離 し て、 シ ス テ ム ボー ド プー
ルに し ます。 シ ス テ ム ボー ド プール と な っ た XSB は、 他の ド メ
イ ン構成に組み込んだ り 、 割 り 当て た り で き る よ う にな り ます。
reserve
XSB を ド メ イ ン構成か ら す ぐ に切 り 離 さ ず、 切 り 離 し の予約だけ
を行い ます。 予約 さ れた あ と は、 指定 し た ド メ イ ン の電源が切断
さ れた と き に、 ド メ イ ン構成か ら XSB が切 り 離 さ れ、 シ ス テ ム
ボー ド プールにな り ます。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm
管理権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
System Administration
31
deleteboard(8)
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c disconnect XSB を ド メ イ ン構成か ら 切 り 離 し て、 割 り 当て状態に し ます。-c
オプシ ョ ン を省略 し た場合は、 "-c disconnect" が指定 さ れた
と みな さ れ ます。
-c reserve
XSB の切 り 離 し を予約 し ます。-c オプシ ョ ン を省略 し た場合は、
"-c disconnect" が指定 さ れた と みな さ れ ます。
-c unassign
XSB を ド メ イ ン構成か ら 完全に切 り 離 し て、 シ ス テ ム ボー ド プー
ルに し ます。-c オプシ ョ ン を省略 し た場合は、 "-c disconnect"
が指定 さ れた と みな さ れ ます。
-f
指定 し た XSB を、 強制的に切 り 離 し ます。
注 – -f オプシ ョ ン に よ り 強制的に ド メ イ ン か ら XSB を切 り 離す
場合、 CPU バ イ ン ド し てい る プ ロ セ スや、 デバ イ ス を ア ク セ ス
し てい る プ ロ セ ス に対 し 、 重要な問題が発生す る 可能性があ り ま
す。 そのため、-f オプシ ョ ンは通常の 運用では使用 し ない こ と
を推奨 し ます。-f オプシ ョ ン を指定 し た場合は、 必ず ド メ イ ン の
状態や業務プ ロ セ ス の状態を確認 し て く だ さ い。
オペ ラ ン ド
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-v
詳細な メ ッ セージ を表示 し ます。-q オプシ ョ ン と 一緒に指定 し た
場合は-v は無効 と な り ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れ ます。
xsb
切 り 離すシ ス テ ム ボー ド の XSB 番号を指定 し ます。 スペー ス で
区切っ て複数指定で き ます。 以下の形式で指定 し ます。
x-y
x
y
詳細説明
32
00 か ら 15 ま での整数で指定 し ます。
0 か ら 3 ま での整数で指定 し ます。
■
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン
プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
■
"-c disconnect" を指定 し た場合に、 ド メ イ ン の電源が切断 さ れてい る 、 ま たは
すでに XSB が ド メ イ ン構成か ら 切 り 離 さ れてい る と き は、 何 も 実行 さ れ ません。
ド メ イ ン の電源が投入処理中や切断処理中の場合はエ ラ ー と な り ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
deleteboard(8)
使用例
■
"-c unassign" を指定 し た場合に、 ド メ イ ン の電源が切断 さ れてい る 、 ま たはす
でに XSB が ド メ イ ン構成か ら 切 り 離 さ れてい る と き で も 、 XSB は割 り 当て状態か
ら シ ス テ ム ボー ド プールに切 り 替え ら れ ます。 XSB がすでにシ ス テ ム ボー ド プー
ルの と き は、 何 も 実行 さ れ ません。
■
"-c reserve" を指定 し た場合に、 ド メ イ ン の電源が切断 さ れてい る 、 ま たはすで
に XSB が ド メ イ ン構成か ら 切 り 離 さ れてい る と き は、 ただちに、 割 り 当て状態か
ら シ ス テ ム ボー ド プールへ切 り 替え ら れ ます。 XSB がすでにシ ス テ ム ボー ド プー
ルの と き は、 何 も 実行 さ れ ません。 ド メ イ ン の電源が投入処理中や切断処理中の
場合はエ ラ ー と な り ます。
■
XSB を切 り 離す場合には、 XSB 上のハー ド ウ ェ ア リ ソ ー ス がオペ レーテ ィ ン グ シ
ス テ ム か ら 切 り 離 さ れ ます。 し たが っ て、 コ マ ン ド の実行に時間がかか る こ と が
あ り ます。
■
XSB が割 り 当て ら れた状態 と は、 指定 し た ド メ イ ンへの組み込みが予約 さ れた状
態の こ と です。 ド メ イ ン を リ ブー ト す る か addboard(8) コ マ ン ド を実行す る こ と
で組み込 ま れ ます。 すでに割 り 当て ら れてい る XSB を、 他の ド メ イ ン か ら 、 組み
込み、 割 り 当ての対象 と し て指定す る こ と はで き ません。
■
シ ス テ ム ボー ド プール と は、 ど の ド メ イ ン に も 属 し ていない状態の こ と です。 シ
ス テ ム ボー ド プールの XSB は ど の ド メ イ ン に も 属 し ていないため、 自由に、 割 り
当て た り 組み込んだ り で き ます。
使用例 1
XSB#00-0, #01-0, #02-0, #03-0 を シ ス テ ム ボー ド プールに し ます。
XSCF> deleteboard -c unassign 00-0 01-0 02-0 03-0
使用例 2
XSB#00-0, #01-0, #02-0, #03-0 の切 り 離 し を予約 し ます。
XSCF> deleteboard -c reserve 00-0 01-0 02-0 03-0
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
addboard(8), moveboard(8), replacefru(8), setdcl(8), setupfru(8),
showboards(8), showdcl(8), showdevices(8), showdomainstatus(8),
showfru(8)
System Administration
33
deleteboard(8)
34
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
deletecodlicense(8)
名前
deletecodlicense - Capacity on Demand (COD; キ ャ パシ テ ィ オ ンデマ ン ド ) RightTo-Use (RTU) ラ イ セ ン ス キーを COD ラ イ セ ン スデー タ ベー ス か ら 削除 し ます。
形式
deletecodlicense [-f] license-signature
deletecodlicense -h
説明
deletecodlicense(8) コ マ ン ド は、 指定 さ れた COD RTU ラ イ セ ン ス キーを サー
ビ ス プ ロ セ ッ サ上の COD ラ イ セ ン スデー タ ベー ス か ら 削除す る コ マ ン ド です。
COD RTU ラ イ セ ン ス キーの詳細については、 『SPARC Enterprise M4000/M5000/
M8000/M9000 サーバ ア ド ミ ニ ス ト レーシ ョ ン ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
COD RTU ラ イ セ ン ス の数 と 使用中の COD CPU の数がシ ス テ ム に よ っ て確認 さ れ
ます。 COD RTU ラ イ セ ン ス を削除す る と ラ イ セ ン ス の数が使用中の CPU の数を下
回 る 場合、 ラ イ セ ン ス キーは COD RTU ラ イ セ ン スデー タ ベー ス か ら 削除 さ れ ませ
ん。 こ の場合、 COD RTU ラ イ セ ン ス キーを削除す る には、 使用中の COD CPU の
数を減 ら す必要があ り ます。 適切な数の ド メ イ ン を電源を切断す る か、 Dynamic
Reconfiguration (DR) 操作に よ っ て適切な数のボー ド を切断 し ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
オペ ラ ン ド
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-f
指定 さ れた COD RTU ラ イ セ ン ス キーを COD ラ イ セ ン スデー タ
ベー ス か ら 強制的に削除 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
license-signature
使用例
使用例 1
COD ラ イ セ ン スデー タ ベー ス か ら 削除す る COD RTU ラ
イ セ ン ス キーを指定 し ます。
COD RTU ラ イ セ ン ス キーを削除 し ます。
XSCF> deletecodlicense\
01:84000000:104:0301010100:3:00000000:xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
35
deletecodlicense(8)
関連項目
36
addcodlicense(8), setcod(8), showcod(8), showcodlicense(8),
showcodusage(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
deletefru(8)
名前
deletefru - FRU(Field Replaceable Unit) を減設 し ます。
形式
deletefru
deletefru -h
説明
deletefru(8) は、 FRU を減設す る コ マ ン ド です。
FRU の減設に必要な FRU の選択、 確認、 取 り 外 し な ど の設定を、 メ ニ ュ ー形式で
対話的に行 う こ と がで き ます。
deletefru(8) コ マ ン ド では、 以下の FRU を減設で き ます。
ユーザー権限
■
CPU / メ モ リ ボー ド ユニ ッ ト (CMU; CPU Memory Board Unit)
■
I/O ユニ ッ ト (IOU; I/O Unit)
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。 .
-h
終了ス テー タ ス
関連項目
使用方法を表示 し ます。
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
addfru(8), deleteboard(8), replacefru(8), setupfru(8), showdomainstatus(8),
showfru(8), showhardconf(8), unlockmaintenance(8)
System Administration
37
deletefru(8)
38
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 3 月改版
deleteuser(8)
名前
deleteuser - XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を削除 し ます。
形式
deleteuser user
deleteuser -h
説明
deleteuser(8) は、 XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を削除す る コ マ ン ド です。
deleteuser(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 XSCF ユーザーア カ ウ ン ト 、 お よ びパ ス ワ ー
ド や Secure Shell (SSH; セ キ ュ ア シ ェ ル ) 用の公開鍵な ど、 ユーザーア カ ウ ン ト に関
連づけ ら れてい る すべてのデー タ が削除 さ れ ます。
ユーザーア カ ウ ン ト を削除す る と 、 削除 し たユーザーア カ ウ ン ト で実行 し てい る
XSCF シ ェ ルや XSCF Web のセ ッ シ ョ ン が同時に終了 し ます。 ユーザーア カ ウ ン ト
がシ ス テ ム か ら 削除 さ れ る ので、 そのユーザーア カ ウ ン ト では ロ グ イ ン で き な く な
り ます。 自分のア カ ウ ン ト を削除す る こ と はで き ません。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
user
使用例
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
使用例 1
削除す る XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を指定 し ます。
ユーザーを削除 し ます。
XSCF> deleteuser jsmith
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
adduser(8), disableuser(8), enableuser(8)
System Administration
39
deleteuser(8)
40
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
disableuser(8)
名前
disableuser - XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を無効に し ます。
形式
disableuser user
disableuser -h
説明
disableuser(8) は、 次回以降の ロ グ イ ン で XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を無効にす
る コ マ ン ド です。
現在 ロ グ イ ン中のセ ッ シ ョ ン には影響を与え ません。 無効に し たユーザーア カ ウ ン
ト は、 ロ グ イ ン に使用で き な く な り ます。 こ の設定は、 セ キ ュ ア シ ェ ル (SSH) だけ
でな く シ リ アル接続 さ れた コ ン ソ ールや Telnet 接続に も 適用 さ れ ます。 XSCF Web
ロ グ イ ン も 無効にな り ます。 ユーザーア カ ウ ン ト に関連づけ ら れてい る すべての
デー タ は XSCF 内に保存 さ れてい ます。 デー タ にはパ ス ワ ー ド と SSH キー も 含 ま れ
ます。 enableuser(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 無効にな っ てい る ユーザーア カ ウ ン
ト を再び有効にで き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
user
使用例
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
使用例 1
無効にす る XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を指定 し ます。
ユーザーア カ ウ ン ト を無効に し ます。
XSCF> disableuser jsmith
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
adduser(8), deleteuser(8), enableuser(8), showuser(8)
System Administration
41
disableuser(8)
42
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
enableuser(8)
名前
enableuser - XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を有効に し ます。
形式
enableuser user
enableuser -h
説明
enableuser(8) は、 無効にな っ てい る XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を有効にす る コ マ
ン ド です。
有効にな っ たユーザーア カ ウ ン ト は、 Secure Shell (SSH; セ キ ュ ア シ ェ ル ) を使用 し
て、 コ ン ソ ールでの ロ グ イ ン に使用で き る よ う にな り ます。 enableuser(8) コ マ ン
ド を使用す る と 、 disableuser(8) コ マ ン ド で無効に し た ア カ ウ ン ト を再び有効に
す る こ と がで き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れ ます。
-h
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
user
使用例
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
使用例 1
有効にす る XSCF ユーザーア カ ウ ン ト を指定 し ます。
ユーザーア カ ウ ン ト を有効に し ます。
XSCF> enableuser jsmith
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
adduser(8), deleteuser(8), disableuser(8), showuser(8)
System Administration
43
enableuser(8)
44
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
exit(1)
名前
exit - XSCF シ ェ ルを終了 し ます。
形式
exit
説明
exit(1) は、 XSCF シ ェ ルを終了 し て閉 じ る コ マ ン ド です。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る のに必要な権限はあ り ません。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
System Administration
45
exit(1)
46
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
flashupdate(8)
名前
flashupdate - フ ァ ーム ウ ェ ア を ア ッ プデー ト し ます。
形式
flashupdate -c check -m xcp -s version
flashupdate [ [-q] -{y|n}] -c update -m xcp -s version
flashupdate -c sync
flashupdate -h
説明
flashupdate(8) は SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバで提供
さ れてい る フ ァ ーム ウ ェ ア を ア ッ プデー ト す る コ マ ン ド です。
以下の フ ァ ーム ウ ェ ア全体を ア ッ プデー ト し ます。 ア ッ プデー ト す る 場合には、
ア ッ プデー ト が可能か ど う か を事前に確認す る こ と がで き ます。
■
ユーザー権限
フ ァ ーム ウ ェ ア全体 (XSCF, OpenBoot PROM) のア ッ プデー ト (xcp)
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。 .
-c check
指定 し た フ ァ ーム ウ ェ アのア ッ プデー ト が可能か ど う か を確認 し
ます。
-c update
指定 し た フ ァ ーム ウ ェ ア を ア ッ プデー ト し ます。 XSCF ユニ ッ ト
が二重化構成の場合は、 両方の XSCF ユニ ッ ト の フ ァ ーム ウ ェ ア
がア ッ プデー ト さ れ ます。
-c sync
XSCF ユニ ッ ト が二重化構成の場合に、 XSCF ユニ ッ ト 間の
フ ァ ーム ウ ェ アの版数を合わせ ます。 XSCF ユニ ッ ト を交換 し た
場合な ど に使用 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-m xcp
フ ァ ーム ウ ェ ア全体を対象に し ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
System Administration
47
flashupdate(8)
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-s version
XCP 総合版数を指定 し ます。 version には メ ジ ャ ー版数、 マ イ
ナー版数、 マ イ ク ロ 版数を続け て指定 し ます。
XCP の版数は 「xyyz」 の よ う に 4 桁で表 さ れ ます。 各番号の意
味は以下の と お り です。
x
yy
z
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
-y
詳細説明
使用例
メ ジ ャ ー リ リ ー ス番号
マ イ ナー リ リ ー ス番号
マ イ ク ロ リ リ ー ス番号
■
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン
プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
■
フ ァ ーム ウ ェ ア を ア ッ プデー ト す る 場合、 XSCF ユニ ッ ト が リ セ ッ ト さ れ ます。
そのため、 XSCF に LAN 接続 し てい る 場合には、 い っ たん接続が切断 さ れ ます。
■
故障 し てい る FRU が あ る 場合は、 フ ァ ーム ウ ェ アはア ッ プデー ト で き ません。
FRU の故障を解消 し てか ら ア ッ プデー ト し て く だ さ い。
使用例 1
フ ァ ーム ウ ェ ア全体を 1020 版にア ッ プデー ト 可能か ど う か を確認 し ます。
XSCF> flashupdate -c check -m xcp -s 1020
使用例 2
フ ァ ーム ウ ェ ア全体を 1010 版か ら 1020 版にア ッ プデー ト し ます。
XSCF> flashupdate -c update -m xcp -s 1020
The XSCF will be reset. Continue? [y|n] :y
XCP update is started (XCP version=1020:last version=1010)
OpenBoot PROM update is started
OpenBoot PROM update has been completed (OpenBoot PROM version=01010001)
XSCF update is started (SCF=0, bank=1, XCP version=1020:last version=1010)
XSCF download is started (SCF=0, bank=1, XCP version=1020:last
version=1010, Firmware Element ID=00:version=01010002:last
version=01010001)
XSCF download has been completed (SCF=0, bank=1, XCP version=1020:last
version=1010, Firmware Element ID=00:version=01010002:last
version=01010001)
:
:
XSCF download is started (SCF=0, bank=1, XCP version=1020:last
version=1010, Firmware Element ID=07:version=01010002:last
version=01010001)
XSCF download has been completed (SCF=0, bank=1, XCP version=1020:last
version=1010, Firmware Element ID=07:version=01010002:last
version=01010001)
XSCF update has been completed (SCF=0, bank=1, XCP version=1020:last
version=1010)
48
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
flashupdate(8)
XSCF update is started (SCF=0, bank=0, XCP version=1020:last version=1010)
XSCF download is started (SCF=0, bank=0, XCP version=1020:last
version=1010, Firmware Element ID=00:version=01010002:last
version=01010001)
XSCF download has been completed (SCF=0, bank=0, XCP version=1020:last
version=1010, Firmware Element ID=00:version=01010002:last
version=01010001)
:
:
XSCF download is started (SCF=0, bank=0, XCP version=1020:last
version=1010, Firmware Element ID=07:version=01010002:last
version=01010001)
XSCF download has been completed (SCF=0, bank=0, XCP version=1020:last
version=1010, Firmware Element ID=07:version=01010002:last
version=01010001)
XSCF is rebooting to update the reserve bank
使用例 3
XSCF ユニ ッ ト が二重化構成の場合、 XSCF ユニ ッ ト 交換後に フ ァ ーム ウ ェ ア
の版数を合わせます。
XSCF> flashupdate -c sync
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
version(8)
System Administration
49
flashupdate(8)
50
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
fmadm(8)
名前
fmadm - 故障管理に関連す る シ ス テ ム構成パ ラ メ ー タ を表示 し ます。
形式
fmadm [-q] config
fmadm -h
説明
fmadm(8) は、 故障管理に関連す る シ ス テ ム構成パ ラ メ ー タ を表示す る コ マ ン ド で
す。
fmadm(8) を使用 し て、 以下の こ と がで き ます。
■
現在、 故障管理に関与 し てい る 診断エ ン ジ ン と 診断エージ ェ ン ト のセ ッ ト を表示
する
■
故障が あ る と 診断 さ れた シ ス テ ム コ ン ポーネ ン ト の リ ス ト を表示す る
Fault Manager と 呼ばれ る モジ ュ ールに よ り 、 可能な ア ク テ ィ ビ テ ィ は自動化 さ れ
てい る ため、 通常は fmadm(8) コ マ ン ド を使用す る 必要はあ り ません。 管理者 ま たは
サービ ス担当員の支援が必要にな る と 、 Fault Manager はその旨を示す メ ッ セージ
を表示 し ます。 ま た、 関連す る 情報記事が記載 さ れてい る URL を参照す る よ う に指
示 し ます。 こ の ウ ェ ブサ イ ト で、 fmadm(8) コ マ ン ド ま たは別の故障管理ユーテ ィ リ
テ ィ を使用 し て よ り 多 く の情報を収集す る か、 追加 タ ス ク を実行す る よ う 指示 さ れ
る こ と があ り ます。 fmdump(8) コ マ ン ド のマニ ュ アルに、 故障管理ア ク テ ィ ビ テ ィ
を監視す る ツールの詳細が説明 さ れてい ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platop, platadm, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
オペ ラ ン ド
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
config
Fault Manager の構成を表示 し ます。 具体的には、 モジ ュ ール
名、 バージ ョ ン、 各 コ ン ポーネ ン ト モジ ュ ールの説明な ど を表示
し ます。 Fault Manager のモジ ュ ールは各種サービ ス ( 自動診断、
自己修復、 シ ス テ ム上のハー ド ウ ェ ア と ソ フ ト ウ ェ アの メ ッ セー
ジ機能な ど ) を提供 し ます。
System Administration
51
fmadm(8)
使用例
使用例 1
Fault Manager の設定を表示 し ます。
XSCF> fmadm config
MODULE
VERSION STATUS DESCRIPTION
case-close
1.0 active Case-Close Agent
fmd-self-diagnosis 1.0 active Fault Manager Self-Diagnosis
sysevent-transport 1.0
active SysEvent Transport Agent
syslog-msgs
1.0
active Syslog Messaging Agent
終了ス テー タ ス
関連項目
52
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
fmdump(8), fmstat(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
fmdump(8)
名前
fmdump - 故障管理に関連す る ロ グ を表示 し ます。
形式
fmdump
fmdump [-e] [-f] [-M] [-v] [-V] [-c class] [-t time] [-T time] [-u uuid]
fmdump -m [-M] [-t time] [-T time]
fmdump -h
説明
fmdump(8) は、 Fault Manager と 呼ばれ る モジ ュ ールで管理 さ れてい る ロ グの内容
を表示す る コ マ ン ド です。
Fault Manager は、 シ ス テ ム のバ ッ ク グ ラ ウ ン ド で動作 し ます。 XSCF に よ っ て検出
さ れた故障を エ ラ ー ロ グに記録 し 、 故障のあ る コ マ ン ド を無効にす る な ど の自己修
復を行い ます。
Fault Manager では、 以下の 2 つの ロ グが管理 さ れてい ます。 こ れ ら の ロ グは、 管
理者 と サービ ス要員に よ っ て使用 さ れ ます。
エ ラーロ グ
シ ス テ ム に よ っ て検出 さ れた問題の症状を表すエ ラ ーが記録 さ れ
ます。
フ ォ ール ト ロ グ
それ ら の症状を解明す る と 考え ら れ る 、 問題の故障診断情報が記
録 さ れ ます。 fmdump(8) コ マ ン ド は、 デフ ォ ル ト で フ ォ ール ト ロ
グの内容を表示 し ます。 フ ォール ト ロ グには、 Fault Manager ま
たはその コ ン ポーネ ン ト モジ ュ ールのいずれかで行われた各診断
の結果が記録 さ れ ます。
フ ォ ール ト ロ グに記録 さ れた各問題は、 以下の項目に よ っ て識別 さ れ ます。
■
問題が診断 さ れた時刻
■
任意のシ ス テ ム内で、 問題を一意に識別す る ために使用で き る Universal Unique
Identifier (UUID)
■
指定 さ れた ウ ェ ブサ イ ト に掲載 さ れてい る 、 関連記事にア ク セ スす る ために使用
で き る メ ッ セージ識別子 (MSG-ID)
管理者やサービ ス技術者に よ る 作業が必要 と な っ た り 、 シ ス テ ム の動作に影響を及
ぼ し た り す る よ う な問題の場合は、 Fault Manager か ら 、 メ ッ セージが出力 さ れ ま
す。
出力 さ れた メ ッ セージには、 問題の概要 と 、 指定 さ れた ウ ェ ブサ イ ト 上にあ る 関連
情報への参照先が含 ま れてい ます。
-v オプシ ョ ンお よ び-V オプシ ョ ン を使用す る と 、 1 行の概要ではな く 、 ロ グに記録
さ れた イ ベン ト ご と に詳細を表示で き ます。-M オプシ ョ ン を使用す る と 、 1 画面ずつ
表示で き ます。-c、-t、-T、 お よ び-u の各オプシ ョ ンは、 指定 し た class、 時刻の範
囲、 ま たは uuid に一致す る イ ベン ト だけ を選択 し て、 出力で き ます。 異な る フ ィ ル
タ オプシ ョ ン を複数指定 し た場合は、 それ ら のオプシ ョ ン の論理和で選択 さ れた イ
System Administration
53
fmdump(8)
ベン ト だけが表示 さ れ ます。 同 じ フ ィ ル タ オプシ ョ ン を複数指定 し た場合は、 それ
ら のオプシ ョ ン の論理積で選択 さ れた イ ベン ト がすべて表示 さ れ ます。
-m オプシ ョ ン を使用す る と Fault Manager syslog の内容を表示で き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c class
指定 さ れた ク ラ ス に一致す る イ ベン ト を出力 し ます。 class には一
般的な ワ イ ル ド カー ド が使用で き ます。 こ れは、 一般的な フ ァ イ
ルのパ タ ーン マ ッ チン グに似てい ます。 た と えば、 xyz.* は
xyz.sxc お よ び xyz.pdf と 一致 し ます。 class は、 テ レ メ ト リ イ ベン
ト の タ イ プ を示す階層的な分類を表 し ます。
-e
フ ォ ール ト ロ グではな く 、 エ ラ ー ロ グか ら イ ベン ト を表示 し ます。
エ ラ ー ロ グには、 XSCF の自動診断 ソ フ ト ウ ェ アで使用 さ れ る
Private テ レ メ ト リ 情報が含 ま れてい ます。 こ の情報は、 問題や イ
ベン ト の再現について事後分析を容易にす る ために記録 さ れ ます。
そのため、 エ ラ ー ロ グの内容を ス ク リ プ ト やその他の ツールを開
発す る 目的で、 解析お よ び使用す る こ と はで き ません。
54
-f
コ マ ン ド 実行後に、 ダ ン プ フ ァ イ ルに追加 さ れた行だけ を表示 し
ます。 Ctrl-C コ マ ン ド で割 り 込みが発生す る ま で出力 さ れ ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-m
Fault Manager の syslog メ ッ セージの内容を表示 し ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
-t time
時刻を指定 し て イ ベン ト を表示す る 場合の、 開始時刻を指定 し ま
す。 time には、 こ の項のあ と に記載 さ れてい る 形式で指定で き ま
す。 -T オプシ ョ ン と 一緒に使用す る と 、 範囲を指定で き ます。
-T time
時刻を指定 し て イ ベン ト を表示す る 場合の、 終了時刻を指定 し ま
す。 time には、-t オプシ ョ ン と 同 じ 形式を使用で き ます。-t オプ
シ ョ ン と 一緒に使用す る と 、 範囲を指定で き ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
fmdump(8)
-u uuid
故障診断 イ ベン ト の内容を Universal Unique Identifier (UUID) に
よ っ て フ ィ ル タ リ ン グ し ます。 各診断は、 識別のために Universal
Unique Identifier (UUID) に関連づけ ら れてい ます。-u オプシ ョ ン
は、-v な ど、 他のオプシ ョ ン と 組み合わせ る こ と で、 特定の診断に
関連づけ ら れてい る 詳細情報をすべて表示で き ます。
-e オプシ ョ ン と -u オプシ ョ ン を同時に指定す る と 、 関連す る エ
ラ ー イ ベン ト を表示で き ます。
-v
詳細な イ ベン ト 情報を表示 し ます。 選択 さ れた イ ベン ト に含 ま れ
る 他の情報を表示す る ために、 イ ベン ト の表示が拡大 さ れ ます。
-V
よ り 詳細な イ ベン ト 情報を表示 し ます。 各 イ ベン ト に関連づけ ら
れてい る 値 と 、 名前の対応 リ ス ト に含 ま れ る 情報をすべて表示す
る ために、 イ ベン ト の表示が拡大 さ れ ます。 さ ら に、 フ ォ ール ト
ロ グの場合は、 診断に関連づけ ら れた、 対応す る エ ラ ーへの相互
参照の リ ス ト が イ ベン ト の表示に追加 さ れ ます。
時刻の形式は、 以下の と お り です。
時刻の形式
説明
"mm/dd/yy hh:mm:ss"
月、 日、 年を ス ラ ッ シ ュ (/) で、 時 (24 時間制 )、 分、
秒を コ ロ ン (:) で区切っ て指定 し ます。 日付 と 時刻の
間は スペー ス で区切 り ます。 全体は引用符で囲み ま
す。
"mm/dd/yy hh:mm"
月、 日、 年を ス ラ ッ シ ュ (/) で、 時 (24 時間制 )、 分
を コ ロ ン (:) で区切っ て指定 し ます。 日付 と 時刻の間
は スペー ス で区切 り ます。 全体は引用符で囲み ます。
mm/dd/yy
月、 日、 年を ス ラ ッ シ ュ (/) で区切っ て指定 し ます。
時刻は午前 12 時 00 分 00 秒 と みな さ れ ます。
"ddMonyy hh:mm:ss"
日、 月の名称、 年 と 、 時 (24 時間制 )、 分、 秒を コ ロ
ン (:) で区切っ て指定 し ます。 日付 と 時刻の間は ス
ペー ス で区切 り ます。 全体は引用符で囲み ます。
"Mon dd hh:mm:ss"
月の名称、 日を スペー ス で、 時 (24 時間制 )、 分、 秒
を コ ロ ン (:) で区切っ て指定 し ます。 年は本年 と みな
さ れ ます。 日付 と 時刻の間は スペー ス で区切 り ます。
全体は引用符で囲み ます。
"yyyy-mm-dd [T hh:mm[:ss]]"
年、 月、 日をハ イ フ ン (-) で、 時 (24 時間制 )、 分、
秒を コ ロ ン (:) で指定 し ます。 T は 10 進数表記の整数
値です。 秒、 ま たは時、 分、 お よ び秒は、 オプシ ョ
ン で省略可能です。 日付 と 時刻の間は スペー ス で区
切 り ます。 日付 と 時刻を指定 し た場合は、 全体を引
用符で囲み ます。
System Administration
55
fmdump(8)
ddMonyy
日、 月の名称、 年を指定 し ます。 時刻は午前 12 時 00
分 00 秒 と みな さ れ ます。
hh:mm:ss
時 (24 時間制 )、 分、 秒を コ ロ ン (:) で区切っ て指定 し
ます。 日付は本日 と みな さ れ ます。
hh:mm
時 (24 時間制 )、 分を コ ロ ン (:) で区切っ て指定 し ま
す。 日付は本日 と みな さ れ ます。
Tns | Tnsec
T ナ ノ 秒前。 T は 10 進数表記の整数値で指定 し ます。
Tus | Tusec
T マ イ ク ロ 秒前。 T は 10 進数表記の整数値で指定 し
ます。
Tms | Tmsec
T ミ リ 秒前。 T は 10 進数表記の整数値で指定 し ます。
Ts | Tsec
T 秒前。 T は 10 進数表記の整数値で指定 し ます。
Tm | Tmin
T 分前。 T は 10 進数表記の整数値で指定 し ます。
Th | Thour
T 時間前。 T は 10 進数表記の整数値で指定 し ます。
Td | Tday
T 日前。 T は 10 進数表記の整数値で指定 し ます。
.n と い う 形式の小数部を-t オプシ ョ ン の引数に付加 し て、 指定時刻の秒以下の小
数を表す こ と がで き ます。
使用例
使用例 1
フ ォール ト ロ グ を表示 し ます。
XSCF> fmdump
TIME
Aug 12 16:12:13.2811
Aug 12 16:12:13.2985
Sep 01 16:06:57.5839
Sep 01 16:06:57.6278
Sep 06 09:37:05.0983
Sep 06 09:38:10.8584
Sep 06 09:57:44.6502
Sep 06 12:40:59.2801
Sep 06 12:41:10.1076
Sep 06 13:01:49.1462
Sep 06 15:42:56.6132
Sep 06 16:07:14.4652
Sep 06 16:08:16.3755
Sep 29 14:49:27.8452
Sep 29 15:02:00.3039
Sep 29 15:09:25.4335
Sep 29 15:10:09.6151
56
UUID
7868c1cc-23d4-c575-8659-85cdbe61842e
7868c1cc-23d4-c575-8659-85cdbe61842e
3ceca439-b0b2-4db1-9123-c8ace3f2b371
3ceca439-b0b2-4db1-9123-c8ace3f2b371
6485b42b-6638-4c5d-b652-bec485290788
77435994-5b99-4db8-bdcd-985c7d3ae3e4
0087d58c-e5b9-415d-91bc-adf7c41dd316
97de2cef-8ea1-407a-8a53-c7a67e61987a
fa7304f9-c9e8-4cd1-9ca5-e35f57d53b2c
ce550611-4308-4336-8a9a-19676f828515
0f4b429f-c048-47cd-9d9f-a2f7b6d4c957
7d5fb282-e01b-476a-b7e1-1a0f8de80758
41379237-9750-4fd6-bce3-b5131d864d34
0455ceaa-e226-424a-9b34-27603ca603f1
fb550ebc-80e9-41c8-8afc-ac680b9eb613
8cec9a83-e2a3-4dc3-a7cd-de01caef5c63
5f88d7d5-a107-4435-99c9-7c59479d22ed
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
MSG-ID
FMD-8000-77
FMD-8000-77
FMD-8000-77
FMD-8000-77
LINUX-8000-1N
LINUX-8000-1N
LINUX-8000-1N
LINUX-8000-1N
LINUX-8000-1N
LINUX-8000-1N
LINUX-8000-1N
LINUX-8000-1N
LINUX-8000-1N
FMD-8000-58
FMD-8000-58
FMD-8000-4M
FMD-8000-58
fmdump(8)
使用例 2
フ ォール ト ロ グの詳細な情報を表示 し ます。
XSCF> fmdump -v
TIME
UUID
MSG-ID
Nov 30 20:44:55.1283 9f773e33-e46f-466c-be86-fd3fcc449935 FMD-8000-0W
100% defect.sunos.fmd.nosub
:
使用例 3
最後の UUID に対する エ ラ ー ロ グのすべての情報を表示 し ます。
XSCF> fmdump -e -V -u 5f88d7d5-a107-4435-99c9-7c59479d22ed
TIME
CLASS
Sep 29 2005 15:10:09.565220864 ereport.io.iox.cp.seeprom0.nresp
nvlist version: 0
detector = (embedded nvlist)
nvlist version: 0
scheme = hc
version = 0
hc-root = /
hc-list_sz = 0x1
hc-list = (array of embedded nvlists)
(start hc-list[0])
nvlist version: 0
scheme = hc
hc-name = iox
hc-id = 0
(end hc-list[0])
(end detector)
IOXserial_no = 123456
class = ereport.io.iox.cp.seeprom0.nresp
ena = 0x921b650000000001
使用例 4
最後の UUID に対す る フ ォール ト ロ グの、 すべての情報を表示 し ます。
XSCF> fmdump -V -u 5f88d7d5-a107-4435-99c9-7c59479d22ed
TIME
UUID
MSG-ID
Sep 29 15:10:09.6151 5f88d7d5-a107-4435-99c9-7c59479d22ed FMD-8000-58
TIME
CLASS
ENA
Sep 29 15:10:09.5652 ereport.io.iox.cp.seeprom0.nresp
0x921b650000000001
nvlist version: 0
version = 0x0
class = list.suspect
uuid = 5f88d7d5-a107-4435-99c9-7c59479d22ed
code = FMD-8000-58
diag-time = 1128021009 615016
de = (embedded nvlist)
nvlist version: 0
version = 0x0
scheme = fmd
authority = (embedded nvlist)
nvlist version: 0
version = 0x0
System Administration
57
fmdump(8)
product-id = SUNW,SPARC-Enterprise
chassis-id = BF0000001V
server-id = localhost
(end authority)
mod-name = sde
mod-version = 1.13
(end de)
fault-list-sz = 0x1
fault-list = (array of embedded nvlists)
(start fault-list[0])
nvlist version: 0
version = 0x0
class = fault.io.iox.cp.seeprom
certainty = 0x64
fru = (embedded nvlist)
nvlist version: 0
scheme = hc
version = 0x0
hc-root =
hc-list-sz = 0x1
hc-list = (array of embedded nvlists)
(start hc-list[0])
nvlist version: 0
hc-name = iox
hc-id = 0
(end hc-list[0])
(end fru)
(end fault-list[0])
使用例 5
Fault Manager syslog メ ッ セージの内容を表示 し ます。
XSCF> fmdump -m -M
MSG-ID: FMD-8000-11, TYPE: Defect, VER: 1, SEVERITY: Minor
EVENT-TIME: Tue Nov 7 07:01:44 PST 2006
PLATFORM: SUNW,SPARC-Enterprise, CSN: 7860000764, HOSTNAME: san-ff2-20-0
SOURCE: sde, REV: 1.5
EVENT-ID: 2daddee0-2f42-47ee-b5b2-57ae6a41bfc0
DESC: A Solaris Fault Manager component generated a diagnosis for which no
message summary exists. Refer to http://www.sun.com/msg/FMD-8000-11 for
more information.
AUTO-RESPONSE: The diagnosis has been saved in the fault log for
examination by Sun.
IMPACT: The fault log will need to be manually examined using fmdump(1M)
in order to determine if any human response is required.
MSG-ID: FMD-8000-11, TYPE: Defect, VER: 1, SEVERITY: Minor
EVENT-TIME: Tue Nov 7 07:03:25 PST 2006
PLATFORM: SUNW,SPARC-Enterprise, CSN: 7860000764, HOSTNAME: san-ff2-20-0
SOURCE: sde, REV: 1.5
EVENT-ID: 2b03ab60-96db-439d-a13a-2f420a1b73c7
58
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
fmdump(8)
DESC: A Solaris Fault Manager component generated a diagnosis for which no
message summary exists. Refer to http://www.sun.com/msg/FMD-8000-11 for
more information.
AUTO-RESPONSE: The diagnosis has been saved in the fault log for
examination by Sun.
IMPACT: The fault log will need to be manually examined using fmdump(1M)
in order to determine if any human response is required.
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。 ロ グ フ ァ イ ル内のすべての レ
コ ー ド に対す る が調査が正常に終了 さ れてい ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
fmadm(8), fmstat(8)
System Administration
59
fmdump(8)
60
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
fmstat(8)
名前
fmstat - 故障管理モジ ュ ールの統計情報を レ ポー ト し ます。
形式
fmstat [-a] [-s] [-z] [-m module] [ interval] [ count]
fmstat -h
説明
fmstat(8) コ マ ン ド は、 管理者 と サービ ス要員が使用で き 、 Fault Manager と 呼ば
れ る モジ ュ ールに関連づけ ら れてい る 統計情報 と モジ ュ ールのセ ッ ト を レ ポー ト し
ます。
Fault Manager は、 各シ ス テ ム のバ ッ ク グ ラ ウ ン ド で動作 し ます。 XSCF に よ っ て検
出 さ れた テ レ メ ト リ 情報を取得 し 、 こ れ ら の問題を診断 し て、 予測的自己修復ア ク
テ ィ ビ テ ィ ( 故障のあ る コ ン ポーネ ン ト の無効化な ど ) を開始 し ます。
fmstat(8) コ マ ン ド を使用 し て、 現在故障管理に関与 し てい る 診断エ ン ジ ン と 診断
エージ ェ ン ト に関す る 統計情報を表示で き ます。 fmadm(8) コ マ ン ド お よ び
fmdump(8) コ マ ン ド のマニ ュ アルページに、 故障管理ア ク テ ィ ビ テ ィ を監視す る
ツールの詳細が説明 さ れてい ます。
-m オプシ ョ ン を指定 し て fmstat(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た故障管理モ
ジ ュ ールに よ っ て保持 さ れてい る 統計情報が レ ポー ト さ れ ます。 モジ ュ ールの リ ス
ト は、 fmadm config を使用 し て取得で き ます。
-m オプシ ョ ン を指定せずに fmstat(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 その ク ラ イ ア ン ト モ
ジ ュ ールご と に、 以下の統計情報が レ ポー ト さ れ ます。
module
fmadm config が レ ポー ト し た故障管理モジ ュ ールの名前
ev_recv
モジ ュ ールが取得 し た テ レ メ ト リ イ ベン ト 数
ev_acpt
診断関連 と し てモジ ュ ールが取得 し た イ ベン ト 数
wait
モジ ュ ールに よ る 検査を待機 し ていた テ レ メ ト リ イ ベン ト の平均
数
svc_t
モジ ュ ールが取得 し た テ レ メ ト リ イ ベン ト の平均サービ ス時間 (
ミ リ秒)
%w
テ レ メ ト リ イ ベン ト がモジ ュ ールに よ る 検査を待機 し ていた時間
のパーセ ン テージ
%b
モジ ュ ールがテ レ メ ト リ イ ベン ト を処理 し ていた時間のパーセ ン
テージ
open
モジ ュ ールが現在担当 し てい る 問題 ( 未解決の問題の調査 ) の数
solve
こ のモジ ュ ールが ロ ー ド さ れた あ と に解決 し た問題の総数
memsz
こ のモジ ュ ールが現在割 り 当て てい る ダ イ ナ ミ ッ ク メ モ リ の容量
bufsz
こ のモジ ュ ールが現在割 り 当て てい る 固定バ ッ フ ァ の容量
System Administration
61
fmstat(8)
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
Fault Manager ま たはモジ ュ ールに関す る すべての統計情報を表示
し ます。
-m オプシ ョ ン を一緒に指定 し ない場合は Fault Manager に関す る
すべての統計情報が表示 さ れ、-m オプシ ョ ン を一緒に指定 し た場合
は指定 し たモジ ュ ールに関す る すべての統計情報が表示 さ れ ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-m module
すべての統計情報の レ ポー ト ではな く 、 指定 さ れた故障管理モ
ジ ュ ールに関連づけ ら れてい る 統計情報の レ ポー ト を出力 し ます。
モジ ュ ールは任意の統計情報を発行 し て、 故障管理 ソ フ ト ウ ェ ア
自体のサービ ス を支援す る こ と がで き ます。
-a オプシ ョ ン を一緒に指定 し ない場合はモジ ュ ールに保持 さ れて
い る 統計情報だけが表示 さ れ、-a オプシ ョ ン を一緒に指定 し た場合
はモジ ュ ールに保持 さ れてい る 統計情報 と モジ ュ ールに関連づけ
ら れてい る すべての統計情報が表示 さ れ ます。
オペ ラ ン ド
-s
デフ ォ ル ト の統計情報の レ ポー ト ではな く 、 モジ ュ ールに関連づ
け ら れてい る Soft Error Rate Discrimination (SERD) エ ン ジ ン の レ
ポー ト を出力 し ます。 SERD エ ン ジ ンは、 故障管理 ソ フ ト ウ ェ アが
使用 し て、 任意の時間 T の N イ ベン ト の統計情報 し き い値が超過
し たか ど う か を判定す る ために設計 さ れてい ます。-s オプシ ョ ン と
組み合わせて使用で き る のは、-m オプシ ョ ン のみです。
-z
指定 さ れた故障管理モジ ュ ールに関連づけ ら れてい る レ ポー ト か
ら 、 値がゼ ロ の統計情報を除外 し ます。-z オプシ ョ ン と 組み合わせ
て使用で き る のは、-m オプシ ョ ン のみです。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
count
count の レ ポー ト だけ を出力 し て終了 し ます。
interval
interval 秒ご と に新 し い レ ポー ト を出力 し ます。
count も interval も 指定 し ない と 、 1 つの レ ポー ト が出力 さ れた あ と 、 fmstat(8) コ
マ ン ド は終了 し ます。
62
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
fmstat(8)
interval を指定 し 、 count を指定せずに fmstat(8) コ マ ン ド を実行す る と 、
Control+C キーに よ っ て こ の コ マ ン ド への割 り 込みが発生 し ない限 り 、 interval 秒ご
と に レ ポー ト が出力 さ れ続け ます。
使用例
使用例 1
syslog モジ ュ ールに関する Fault Manager 統計情報を表示 し ます。
XSCF> fmstat -a -m syslog-msgs
NAME VALUE
DESCRIPTION
bad_code 0
event code has no dictionary name
bad_fmri 0
event fmri is missing or invalid
bad_time 0
event time is not properly encoded
bad_vers 0
event version is missing or invalid
fmd.accepted 0
total events accepted by module
fmd.buflimit 10M
limit on total buffer space
fmd.buftotal 0
total buffer space used by module
fmd.caseclosed 0
total cases closed by module
fmd.caseopen 0
cases currently open by module
fmd.casesolved 0
total cases solved by module
fmd.ckptcnt 0
number of checkpoints taken
fmd.ckptrestore true restore checkpoints for module
fmd.ckptsave true
save checkpoints for module
fmd.ckpttime 0d
total checkpoint time
fmd.ckptzero false
zeroed checkpoint at startup
fmd.debugdrop 4
dropped debug messages
fmd.dequeued 1
total events dequeued by module
fmd.dispatched 1
total events dispatched to module
fmd.dlastupdate 1144424838299131us hrtime of last event dequeue
completion
fmd.dropped 0
total events dropped on queue overflow
fmd.dtime 0d
total processing time after dequeue
fmd.loadtime 1144424251692484us hrtime at which module was loaded
fmd.memlimit 10M
limit on total memory allocated
fmd.memtotal 97b
total memory allocated by module
fmd.prdequeued 0
protocol events dequeued by module
fmd.snaptime 1144424838299148us hrtime of last statistics snapshot
fmd.thrlimit 8
limit on number of auxiliary threads
fmd.thrtotal 0
total number of auxiliary threads
fmd.wcnt 0
count of events waiting on queue
fmd.wlastupdate 1144424838299131us hrtime of last wait queue update
fmd.wlentime 30us
total wait length * time product
fmd.wtime 30us
total wait time on queue
fmd.xprtlimit 256
limit on number of open transports
fmd.xprtopen 0
total number of open transports
fmd.xprtqlimit 256
limit on transport event queue length
log_err 0
failed to log message to log(7D)
msg_err 0
failed to log message to sysmsg(7D)
no_msg 0
message logging suppressed
XSCF> fmstat
module
case-close
ev_recv ev_acpt wait svc_t %w %b open solve memsz bufsz
0
0 0.0
0.0
0
0
0
0
0
0
System Administration
63
fmstat(8)
fmd-self-diagnosis
sysevent-transport
syslog-msgs
使用例 2
1
0
0
1
0
0
0.0
0.0
0.0
0.2
573.2
0.0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
27b
0
97b
FMD 自己診断モジ ュ ールに関する Fault Manager 統計情報を表示 し ます。
XSCF> fmstat -z -m fmd-self-diagnosis
NAME VALUE
DESCRIPTION
module 1
error events received from fmd modules
終了ス テー タ ス
関連項目
64
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
fmadm(8), fmdump(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
0
0
0
getflashimage(8)
名前
getflashimage - フ ァ ーム ウ ェ ア イ メ ージ フ ァ イ ルを ダ ウ ン ロ ー ド し ます。
形式
getflashimage [-v] [ [-q] -{y|n}] [-u user] [-p proxy [-t proxy_type]] url
getflashimage -l
getflashimage [ [-q] -{y|n}] [-d]
getflashimage -h
説明
getflashimage(8) は flashupdate(8) コ マ ン ド で使用す る フ ァ ーム ウ ェ ア イ メ ー
ジ フ ァ イ ルを ダ ウ ン ロ ー ド す る コ マ ン ド です。
現在、 XSCF ユニ ッ ト 上に旧バージ ョ ン の フ ァ ーム ウ ェ ア イ メ ージ フ ァ イ ルがあ る 場
合は、 新 し いバージ ョ ン の フ ァ ーム ウ ェ ア イ メ ージ フ ァ イ ルがダ ウ ン ロ ー ド さ れ る
前に削除 さ れ ます。 ダ ウ ン ロ ー ド が成功 し た あ と は、 イ メ ージ フ ァ イ ルが正 し いか
ど う かがチ ェ ッ ク さ れ、 MD5 チ ェ ッ ク サ ム が表示 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。 .
-d
XSCF ユニ ッ ト 上にあ る 、 旧バージ ョ ン の フ ァ ーム ウ ェ ア イ メ ー
ジ フ ァ イ ルをすべて削除 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-l
XSCF ユニ ッ ト 上にあ る 、 フ ァ ーム ウ ェ ア イ メ ージ フ ァ イ ルの一
覧を表示 し ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-p proxy
転送に使用す る プ ロ キ シサーバを指定 し ます。 "-t proxy_type" を
指定 し ない場合、 デフ ォ ル ト のプ ロ キ シの種類は http です。
proxy は servername:port の形式で指定 し ます ( 使用例 3 を参照 )。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-t proxy_type
プ ロ キ シの種類を指定 し ます。-p オプシ ョ ン と 一緒に指定 し ま
す。 http、 socks4、 socks5 のいずれか を指定で き ます。 デ
フ ォ ル ト は http です。
System Administration
65
getflashimage(8)
オペ ラ ン ド
-u user
認証が必要 と な る リ モー ト FTP ま たは HTTP サーバに ロ グ イ ン
す る 場合の、 ユーザー名を指定 し ます。 パ ス ワ ー ド を入力す る た
めのプ ロ ン プ ト が表示 さ れ ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。 ネ ッ ト ワ ー ク やサーバの問題を診断す
る 場合に使用 さ れ ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。 .
url
フ ァ ーム ウ ェ ア イ メ ージ を ダ ウ ン ロ ー ド す る URL を指定 し ます。
以下の よ う な形式がサポー ト さ れてい ます。
http://server[:port]/path/file
https://server[:port]/path/file
ftp://server[:port]/path/file
file:///media/usb_msd/path/file
file は以下のいずれかの値 と な り ます。
XCPvvvv.tar.gz
FFXCPvvvv.tar.gz
DCXCPvvvv.tar.gz
ま た、 vvvv には 4 文字のバージ ョ ン番号が入 り ます。
詳細説明
使用例
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン プ
ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
使用例 1
HTTP サーバか ら イ メ ージ フ ァ イ ルを ダ ウ ン ロ ー ド し ます。
XSCF> getflashimage http://imageserver/images/FFXCP1041.tar.gz
Existing versions:
Version
Size Date
FFXCP1040.tar.gz
46827123 Wed Mar 14 19:11:40 2007
Warning: About to delete existing versions.
Continue? [y|n]: y
Removing FFXCP1040.tar.gz.
0MB received
1MB received
2MB received
...
43MB received
44MB received
45MB received
Download successful: 46827KB at 1016.857KB/s
Checking file...
MD5: e619e6dd367c888507427e58cdb8e0a0
66
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
getflashimage(8)
使用例 2
FTP サーバか ら イ メ ージ フ ァ イ ルを ダ ウ ン ロ ー ド し ます。
XSCF> getflashimage ftp://imageserver/images/FFXCP1041.tar.gz
Existing versions:
Version
Size Date
FFXCP1040.tar.gz
46827123 Wed Mar 14 19:11:40 2007
Warning: About to delete existing versions.
Continue? [y|n]: y
Removing FFXCP1040.tar.gz.
0MB received
1MB received
2MB received
...
43MB received
44MB received
45MB received
Download successful: 46827KB at 1016.857KB/s
Checking file...
MD5: e619e6dd367c888507427e58cdb8e0a1
使用例 3
ポー ト 番号 8080 の HTTP プ ロ キ シサーバを使用 し て、 イ メ ージ フ ァ イ ルを ダ
ウ ン ロ ー ド し ます。
XSCF> getflashimage -p webproxy.sun.com:8080 \
http://imageserver/images/FFXCP1041.tar.gz
Existing versions:
Version
Size Date
FFXCP1040.tar.gz
46827123 Wed Mar 14 19:11:40 2007
Warning: About to delete existing versions.
Continue? [y|n]: y
Removing FFXCP1040.tar.gz.
0MB received
1MB received
2MB received
...
43MB received
44MB received
45MB received
Download successful: 46827KB at 1016.857KB/s
Checking file...
MD5: e619e6dd367c888507427e58cdb8e0a2
System Administration
67
getflashimage(8)
使用例 4
ユーザー名 と パ ス ワー ド を使用 し て、 イ メ ージ フ ァ イ ルを ダ ウ ン ロ ー ド し ま
す。
XSCF> getflashimage -u jsmith \
http://imageserver/images/FFXCP1041.tar.gz
Existing versions:
Version
Size Date
FFXCP1040.tar.gz
46827123 Wed Mar 14 19:11:40 2007
Warning: About to delete existing versions.
Continue? [y|n]: y
Removing FFXCP1040.tar.gz.
Password: [not echoed]
0MB received
1MB received
2MB received
...
43MB received
44MB received
45MB received
Download successful: 46827KB at 1016.857KB/s
Checking file...
MD5: e619e6dd367c888507427e58cdb8e0a3
使用例 5
USB メ モ リ ス テ ィ ッ ク か ら イ メ ージ フ ァ イ ルを ダ ウ ン ロ ー ド し ます。
XSCF> getflashimage file:///media/usb_msd/images/FFXCP1041.tar.gz
Existing versions:
Version
Size Date
FFXCP1040.tar.gz
46827123 Wed Mar 14 19:11:40 2007
Warning: About to delete existing versions.
Continue? [y|n]: y
Removing FFXCP1040.tar.gz.
Mounted USB device
0MB received
1MB received
...
44MB received
45MB received
Download successful: 46827 Kbytes in 109 secs (430.094 Kbytes/sec)
Checking file...
MD5: e619e6dd367c888507427e58cdb8e0a4
終了ス テー タ ス
関連項目
68
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
flashupdate(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
ioxadm(8)
名前
ioxadm - PCI ボ ッ ク ス を管理 し ます。
形式
ioxadm [-f] [-p] [-v] [-M] env [-e] [-l] [-t] [ target [ sensor]]
ioxadm [-f] [-p] [-v] [-M] list [ target]
ioxadm [-f] [-p] [-v] [-M] locator [on|off] [ target]
ioxadm [-f] [-p] [-v] [-M] poweroff target
ioxadm [-f] [-p] [-v] [-M] poweron target
ioxadm [-f] [-p] [-v] [-M] reset target
ioxadm [-f] [-p] [-v] [-M] setled [on|off|slow|fast] target led_type
ioxadm -h
説明
ioxadm(8) は、 シ ス テ ム に接続 さ れた PCI ボ ッ ク ス と リ ン ク カー ド を管理す る コ マ
ン ド です。
ioxadm(8) コ マ ン ド には、 パ ラ メ ー タ を持つオペ ラ ン ド お よ び対象のデバ イ ス を指
定す る 必要があ り ます。 対象のデバ イ ス に指定で き る のは、 ホ ス ト シ ス テ ム の組み
込み PCI ス ロ ッ ト に装着 さ れてい る ダ ウ ン リ ン ク カー ド 、 PCI ボ ッ ク ス、 ま たは
PCI ボ ッ ク ス内部の FRU(Field Replaceable Unit) です。 ダ ウ ン リ ン ク カー ド は、
カー ド へのホ ス ト パ ス を識別す る 文字列で識別 さ れ ます。 ア ッ プ リ ン ク カー ド は、
I/O ボー ト 内部の FRU です。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
ユーザー権限
オペ ラ ン ド
platop
env, list
platadm
env, list, locator, poweroff, poweron
fieldeng
すべてのオペ ラ ン ド
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-f
警告を無視 し て、 強制的に コ マ ン ド を実行 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
System Administration
69
ioxadm(8)
オペ ラ ン ド
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
-p
解析可能な出力に し ます。 表示出力のヘ ッ ダ を非表示に し ます。
フ ィ ール ド は 1 つの タ ブに よ っ て区切 ら れ ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。 詳細については、 個々のオペ ラ ン ド を
参照 し て く だ さ い。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
env [-e] [-l] [-t] [target [sensor]]
PCI ボ ッ ク ス ま たは リ ン ク カー ド の環境状態の要約を表示 し ます。
■
-e
電気に関す る 状態 ( 電流お よ び電圧の測定値、 フ ァ ン の回転速度、 ス イ ッ
チの設定 ) を表示 し ます。
■
-l
LED の状態を表示 し ます。
-t
温度セ ン サーの測定値を表示 し ます。
■
target を指定 し ない場合、 env はすべての PCI ボ ッ ク ス に対す る すべてのセ ン
サーの リ ス ト を表示 し ます。
target に box_id を指定 し た場合、 env は指定 さ れた PCI ボ ッ ク ス内部のすべ
ての FRU お よ び取 り つけ ら れてい る ダ ウ ン リ ン ク カー ド に対す る セ ン サーの
測定値の リ ス ト を表示 し ます。
box_id の あ と に fru が続 く 形式で target を指定 し た場合は、 その FRU の環境
状態だけが出力 さ れ ます。 オプシ ョ ン の sensor を指定す る と 、 その タ イ プの
セ ン サーだけが表示 さ れ ます。 こ れ ら のオプシ ョ ンは同時に使用で き ます。
target を host path の形式で指定 し た場合は、 ダ ウ ン リ ン ク カー ド の情報だけ
が出力 さ れ ます。 使用例 2 を参照 し て く だ さ い。
結果は表形式で表示 さ れ ます。 各 FRU セ ン サーは 1 列目に表示 さ れ ます。 次
の列はセ ン サー名です。 周囲温度の場合は T_AMBIENT、 12V レールの電圧測
定値は V_12V_0V の よ う に表示 さ れ ます。 3 列目、 4 列目、 5 列目はそれぞれ
セ ン サー測定値 (Value)、 セ ンサー分解能 (Res)、 単位 (Unit) が表示 さ れ ます。
使用例 1 を参照 し て く だ さ い。
各 FRU には さ ま ざ ま なセ ン サーが含 ま れ ます。 sensor に複数の値を指定す る
場合は、 値を スペー ス で区切っ て指定 し ます。 sensor に指定で き る 値は、 使用
例 1 の Sensor カ ラ ム に示 さ れてい ます。 Units には、 摂氏温度、 電圧、 ア ン
ペア、 SWITCH、 お よ び RPM が表示 さ れ ます。
70
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
ioxadm(8)
( 続き )
sensor の名前は FRU 依存であ り 、 FRU の タ イ プに よ っ て異な り ます。 場合に
よ っ ては、 個々の FRU 間で も 異な る こ と が あ り ます。
- v オプシ ョ ン を指定 し た場合は、 詳細な情報が出力 さ れ ます。 通常の出力に
加え て、 セ ン サーでサポー ト さ れ る 最大値 と 最小値 (Max, Min) が、 上下の警
告 し き い値 (Min Alarm, Max Alarm) と と も に出力に含 ま れ ます。
LED イ ン ジ ケー タ は、 こ れ ら の フ ィ ール ド を サポー ト し てい ません。
「-」 を含んでい る フ ィ ール ド は、 サポー ト さ れない設定で あ る こ と を示 し ま
す。 た と えば、 温度の下限値に関す る 警告 し き い値は存在 し ません。
led_type
XSCF で制御で き る FRU LED を指定 し ます。 setled オペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し ます。 以下の表は setled オペ ラ ン ド の off, on, fast, slow の値で制御
で き る LED の状態を示 し てい ます。 Y(yes) は制御で き る LED、 N(no) は制御
で き ない LED を表 し ます。
LED
ACTIVE
LOCATE
SERVICE
RDY2RM
OVERTEMP
DCOK
POWER
DATA
MGMT
Name
Power/OK
Locate
Fault/Locate
Ready to remove
Overtemp
DC Power
AC Power
Data
Management
off
Y
Y
Y
Y
*
N
N
N
N
on
Y
N
Y
Y
*
N
N
N
N
fast
Y
Y
Y
Y
*
N
N
N
N
slow
Y
N
Y
Y
*
N
N
N
N
* OVERTEMP LED と 筐体の ACTIVE LED はすべての LED 状態を設定す る こ と
はで き ます。 し か し 、 LED の状態はハー ド ウ ェ アに よ っ て頻繁に更新 さ れ る
ため、 変更 さ れた LED 状態は表示 さ れない場合があ り ます。
注 – こ の他の LED は、 ソ フ ト ウ ェ アでは制御 さ れ ません。 シ ス テ ム が備え て
い る LED の リ ス ト は、 "env -l" オペ ラ ン ド を使用す る こ と で表示で き ます。
list [target]
System Administration
71
ioxadm(8)
シ ス テ ム が管理す る PCI ボ ッ ク ス を一覧表示 し ます。
target を指定せずに list を実行す る と 、 PCI ボ ッ ク ス の リ ス ト が表示 さ れ ま
す (1 行に 1 つの PCI ボ ッ ク ス が表示 さ れ ます )。 各行には、 その PCI ボ ッ ク
ス固有の識別子、 お よ びそのダ ウ ン リ ン ク カー ド の ホ ス ト 固有の名前が含 ま
れ ます。 使用例 3 を参照 し て く だ さ い。
PCI ボ ッ ク ス の引数 ま たはダ ウ ン リ ン ク カー ド パ ス を指定 し て コ マ ン ド を実
行す る と 、 指定の FRU が含 ま れ る 単一の行が表示 さ れ ます。 host path を指定
し た場合は、 そのダ ウ ン リ ン ク カー ド の情報だけが表示 さ れ ます。 使用例 4
お よ び使用例 6 を参照 し て く だ さ い。
詳細のオプシ ョ ン ’-v’ を設定 し た場合は、 出力に FRU の詳細情報が含 ま れ ま
す。 使用例 5 を参照 し て く だ さ い。
locator [on |off] [target]
オプシ ョ ン を指定せずに locator を実行す る と 、 指定の FRU に関す る LED
の現在の状態が レ ポー ト さ れ ます。
target を指定せずに locator を実行す る と 、 すべての ロ ケー タ LED の現在の
状態が返 さ れ ます。
オプシ ョ ン の フ ィ ール ド を使用す る 場合、 target 引数は必須です。
■
on
LED を オ ン に し ます。
■
off
LED を オ フ に し ます。
シ ャ ーシ ロ ケー タ は白色の LED です。 FRU を指定す る と 、 FRU の黄色の
サービ ス LED がシ ャ ーシ ( ロ ケー タ )LED と 一緒に使用 さ れ ます。
PCI ボ ッ ク ス のシ ャ ーシで同時に ロ ケーシ ョ ン イ ン ジ ケー タ を有効にで き る
FRU は、 1 つだけです。 シ ャ ーシ ( ロ ケー タ )LED を オ フ にす る と 、 ( サービ
ス )FRU LED も 点滅 し な く な り ます。
poweroff target
指定の FRU を停止 し 、 該当の LED を点灯 さ せて、 FRU の取 り 外 し が可能に
な っ た こ と を示 し ます。-f オプシ ョ ン と 一緒に使用 し て く だ さ い。-f を使用
す る と 、 ド メ イ ン が ク ラ ッ シ ュ す る 場合があ る こ と に注意 し て く だ さ い。
同一の PCI ボ ッ ク ス に あ る 2 つの power supply uint (PSU; 電源ユニ ッ ト ) を
両方 と も 取 り 外 さ ないで く だ さ い。 こ の よ う に 2 つの PSU を停止す る と 、 コ
マ ン ド ラ イ ン か ら PCI ボ ッ ク ス の電源を再投入で き な く な り ます。 PCI ボ ッ
ク ス の電源を物理的に投入す る 必要があ り ます。
注 – LED と フ ァ ンは、 2 つの電源ユニ ッ ト か ら 電力の供給を受け てい る ため、
1 つの電源ユニ ッ ト を停止 し て も 動作す る 場合があ り ます。
72
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
ioxadm(8)
poweron target
I/O ボー ト への全電源供給を復旧 し ます。 ま たは、 すでに取 り 外 し 可能に
な っ てい る 電源 (PS) か ら の供給を再び有効に し ます。 PSU を新規に イ ン ス
ト ール し て電源 ス イ ッ チ を オ ン の位置にす る か、 ま たは電源つ き の リ ン ク
カー ド にボー ト を接続す る と 、 それ ら の電源は自動的に投入 さ れ ます。 ただ
し 、 取 り 外 し のためにすでに電源を切断 し てい る PSU ま たは I/O ボー ト の場
合は、 電源 ス イ ッ チがオ ン の位置にな っ てい る 場合に限 り 、 それ ら の電源を
再投入す る ために、 こ の コ マ ン ド を使用で き ます。
reset target
PCI ボ ッ ク ス環境を監視す る ために使用 さ れた FRU コ ン ポーネ ン ト を再度初
期化 し ます。 ボー ト ま たは リ ン ク カー ド を指定す る と 、 リ ン ク カー ド のブ
リ ッ ジ コ ン ト ロ ー ラ は リ セ ッ ト さ れて再度初期化 さ れ ます。 PCI ボ ッ ク ス を
指定す る と 、 PCI ボ ッ ク ス に関連づけ ら れてい る ブ リ ッ ジ コ ン ト ロ ー ラ と と
も に、 PCI ボ ッ ク ス の フ ァ ン コ ン ト ロ ー ラ と デマルチプ レ ク サが リ セ ッ ト さ
れて再度初期化 さ れ ます。
setled [on|off|slow|fast] target led_type
LED 状態を設定 し ます。
off
on
fast
slow
オ フ に し ます。
オ ン に し ます。
高速点滅。
低速点滅。
target
System Administration
73
ioxadm(8)
対象のデバ イ ス を指定 し ます。 指定で き る のは、 ホ ス ト ス ロ ッ ト のダ ウ ン リ
ン ク カー ド 、 PCI ボ ッ ク ス、 ま たは PCI ボ ッ ク ス内部の FRU です。
ダ ウ ン リ ン ク カー ド は、 カー ド への hostpath に よ っ て識別 さ れ ます。
■
hostpath はプ ラ ッ ト フ ォーム に依存 し ます。 ダ ウ ン リ ン ク カー ド を持つホ ス
ト シ ス テ ム の ス ロ ッ ト へのパ ス を示 し ます。 SPARC Enterprise M4000/
M5000/M8000/M9000 サーバでは、 hostpath は以下の形式にな り ます。
IOU#0-PCI#0
IO Board 0, PCI-E
slot0
PCI ボ ッ ク ス (box_id) は、 シ リ アル番号に よ っ て識別 さ れ ます。
■
シ リ アル番号で参照す る には、 「iox@nnnn」 を使用 し ます。 「nnnn」 は
PCI ボ ッ ク ス のシ リ アル番号の下 4 桁です。
コ マ ン ド に よ っ ては、 PCI ボ ッ ク ス シ ス テ ム の 1 つの コ ン ポーネ ン ト だけ
に作用す る 場合があ り ます。 た と えば、 個々のボー ト と 電源ユニ ッ ト はそ
れぞれ独立 し て電源の投入 と 切断が行われ る 場合があ り ます。
PCI ボ ッ ク ス内部の FRU(fru) は、 以下の よ う に識別 さ れ ます。
使用例
使用例 1
■
iox@nnnn/iob0 – 左の ト レ イ に あ る I/O ボー ト ( 背面 )
■
iox@nnnn/iob1 – 右の ト レ イ に あ る I/O ボー ト ( 背面 )
■
iox@nnnn/iob0/link – ボー ト 0 にあ る ア ッ プ リ ン ク カー ド
■
iox@nnnn/iob1/link – ボー ト 1 にあ る ア ッ プ リ ン ク カー ド
■
iox@nnnn/ps0 – 左のベ イ にあ る 電源 ( 前面 )
■
iox@nnnn/ps1 – 右のベ イ にあ る 電源 ( 前面 )
温度、 電圧、 電流、 フ ァ ン回転速度セ ンサーの測定値を表示 し ます。
XSCF> ioxadm env -te iox@A3B5
Location
Sensor
IOX@A3B5/PS0
T_AMBIENT
IOX@A3B5/PS0
T_CHIP
IOX@A3B5/PS0
T_HOTSPOT
IOX@A3B5/PS0
SWITCH
IOX@A3B5/PS0
V_12V_ANODE
IOX@A3B5/PS0
V_12V_CATHODE
IOX@A3B5/PS0
V_ISHARE
IOX@A3B5/PS0
I_DC
IOX@A3B5/PS0
S_FAN_ACTUAL
IOX@A3B5/PS0
S_FAN_SET
IOX@A3B5/PS1
T_AMBIENT
IOX@A3B5/PS1
T_CHIP
IOX@A3B5/PS1
T_HOTSPOT
IOX@A3B5/PS1
SWITCH
IOX@A3B5/PS1
V_12V_ANODE
IOX@A3B5/PS1
V_12V_CATHODE
IOX@A3B5/PS1
V_ISHARE
74
Value
28.000
28.000
31.000
On
11.703
11.703
0.632
2.316
3708.791
4500.000
28.000
29.000
31.000
On
11.762
11.762
0.672
Res
1.000
1.000
1.000
0.059
0.059
0.040
0.289
40.313
300.000
1.000
1.000
1.000
0.059
0.059
0.040
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
Units
C
C
C
SWITCH
V
V
V
A
RPM
RPM
C
C
C
SWITCH
V
V
V
ioxadm(8)
IOX@A3B5/PS1
IOX@A3B5/PS1
IOX@A3B5/PS1
IOX@A3B5/IOB0
IOX@A3B5/IOB0
IOX@A3B5/IOB1
IOX@A3B5/IOB1
IOX@A3B5/IOB1
IOX@A3B5/IOB1
IOX@A3B5/IOB1
IOX@A3B5/IOB1
IOX@A3B5/IOB1
IOX@A3B5/IOB1
IOX@A3B5/IOB1
IOX@A3B5/IOB1/LINK
IOX@A3B5/IOB1/LINK
IOU#1-PCI#1
IOU#1-PCI#1
使用例 2
I_DC
S_FAN_ACTUAL
S_FAN_SET
T_CHIP
T_HOTSPOT
T_CHIP
T_HOTSPOT
V_12_0V
V_12V_MAIN
V_1_0V
V_1_5V
V_3_3V
V_3_3AUX
I_DC
T_SIGCON0
T_SIGCON1
T_SIGCON0
T_SIGCON1
5.211
4115.854
4500.000
32.000
35.000
33.000
36.000
12.052
12.000
1.030
1.496
3.291
3.308
8.600
45.000
45.000
45.000
45.000
A
RPM
RPM
C
C
C
C
V
V
V
V
V
V
A
C
C
C
C
1 つの リ ン ク に関す る すべてのセ ンサー測定値を表示 し ます ( ヘ ッ ダは非表示
)。
XSCF> ioxadm -p env iou#1-pci#1
IOU#1-PCI#1 T_SIGCON0 45.000 40.000
IOU#1-PCI#1 T_SIGCON1 45.000 40.000
IOU#1-PCI#1 DATA
On
IOU#1-PCI#1 MGMT
Flash
使用例 3
0.289
49.588
300.000
1.000
1.000
1.000
1.000
0.005
0.400
0.001
0.001
0.002
0.002
0.200
40.000
40.000
40.000
40.000
C
C
LED
LED
すべての PCI ボ ッ ク ス ま たはダ ウ ン リ ン ク カー ド パ ス を表示 し ます。
XSCF> ioxadm
IOX
IOX@0033
IOX@12B4
-
list
Link 0
IOU#1-PCI#4
IOU#2-PCI#1
Link 1
IOU#1-PCI#1
IOU#1-PCI#2
使用例 3 では、 PCI ボ ッ ク ス と ホ ス ト 内部のダ ウ ン リ ン ク カー ド 間の接続を、 list
コ マ ン ド で表示 し てい ます。 (I/O ボー ト 、 ア ッ プ リ ン ク カー ド 、 お よ び電源を備え
てい る )IOX@0033 は、 2 枚のダ ウ ン リ ン ク カー ド を介 し て ホ ス ト に接続 さ れてい ま
す。 Link 0 は、 ど の ホ ス ト ダ ウ ン リ ン ク カー ド が I/O ボー ト 0 に接続 さ れてい る
か を示 し ます。 Link 1 は、 ど のホ ス ト ダ ウ ン リ ン ク カー ド が I/O ボー ト 1 に接続
さ れてい る か を示 し ます。 IOX@12B4 は、 1 枚のダ ウ ン リ ン ク カー ド を介 し て ホ ス
ト に接続 さ れてい ます。 こ の カー ド は、 I/O ボー ト 1 に接続 さ れてい ます。 「-」 は、
PCI ボ ッ ク スへのホ ス ト リ ン ク 接続がない こ と を示 し ます。 ベ イ に I/O ボー ト と
ア ッ プ リ ン ク カー ド が装着 さ れてい る か、 ベ イ が空 き 状態にな っ てい る 可能性が あ
り ます。 I/O ボー ト が装着 さ れてい る 場合は、 I/O ボー ト がホ ス ト に接続 さ れてい
ないか、 ホ ス ト ダ ウ ン リ ン ク カー ド ス ロ ッ ト の電源が投入 さ れてい ません。
System Administration
75
ioxadm(8)
使用例 4
単一の PCI ボ ッ ク ス を表示 し ます。
XSCF> ioxadm list iox@12B4
IOX
Link 0
IOX@12B4
使用例 5
Link 1
IOU#1-PCI#2
詳細な出力を使用 し た単一の PCI ボ ッ ク ス を表示 し ます。
XSCF> ioxadm -v list IOU#1-PCI#1
Location
Type
FW Ver
IOX@A3B5
IOX
1.4
IOX@A3B5/PS0
A195
IOX@A3B5/PS1
A195
IOX@A3B5/IOB1
PCIE
IOX@A3B5/IOB1/LINK CU
1.2
IOU#1-PCI#1
CU
1.2
使用例 6
Serial Num Part Num
State
CP0001
5016937-01 On
PS0001
3001701-02 On
PS0001
3001701-02 On
PCIE01
5016939-01 On
CU0001
5017041-03 On
CU0001
5017041-03 On
詳細モー ド でのホ ス ト パ ス を使用 し たダ ウ ン リ ン ク カー ド を表示 し ます (
ヘ ッ ダは非表示 )。
XSCF> ioxadm -p -v list IOU#0-PCI#2
IOU#0-PCI#2 OP
2.0
XF01A1
使用例 7
CF005017040/5017040-03
on
PCI ボ ッ ク ス 12B4 にあ る 電源ユニ ッ ト 0 の、 ロ ケー タ LED の電源を投入 し
ます。
XSCF> ioxadm locator on iox@12B4/ps0
使用例 8
PCI ボ ッ ク ス の ロ ケー タ LED の ス テー タ ス を表示 し ます。
XSCF> ioxadm locator iox@12B4
Location
Sensor
IOX@12B4
LOCATE
IOX@12B4/PS0
SERVICE
Value
Fast
Fast
Resolution
-
Units
LED
LED
故障状態の検出に よ り FRU サービ ス イ ン ジ ケー タ がすでにオ ン にな っ てい る 場合
は、 PCI ボ ッ ク ス の ロ ケー タ LED だけが高速に設定 さ れ ます。
使用例 9
電源ユニ ッ ト 1 の イ ン ジ ケー タ を有効に し ます ( 電源ユニ ッ ト 1 は故障を示
し てい る )。
XSCF> ioxadm
XSCF> ioxadm
Location
IOX@X031
XSCF> ioxadm
Location
IOX@X031/PS1
76
locator on iox@x031/ps1
locator
Sensor
LOCATE
Value Resolution Units
Fast
- LED
env -1 iox@x031/ps1 SERVICE
Sensor
SERVICE
Value Resolution Units
On
- LED
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
ioxadm(8)
PCI ボ ッ ク ス のシ ャ ーシの白色 LED には、 統合的な押 し ボ タ ン がついてい ます。 こ
のボ タ ンは、 シ ャ ーシの白色 ロ ケー タ LED の状態を 「オ フ」 ま たは 「高速」 に切 り
替え る ために使用で き ます。 こ の押 し ボ タ ン を使用 し て ロ ケー タ LED を オ フ にす る
と 、 高速点滅の FRU サービ ス LED が ク リ ア さ れ ます。
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
77
ioxadm(8)
78
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
man(1)
名前
man - XSCF シ ェ ル コ マ ン ド のマニ ュ アルページ を表示 し ます。
形式
man command_name ...
man -h
説明
ユーザー権限
man(1) は、 指定 し た XSCF シ ェ ル コ マ ン ド のマニ ュ アルページ を表示す る コ マ ン ド
です。
こ の コ マ ン ド を実行す る のに必要な権限はあ り ません。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-h
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
comnand_name
詳細説明
■
マニ ュ アルページが長い場合は、 1 画面ご と に区切 ら れて表示 さ れ ます。 こ の と
き は、 キーを使用 し て、 以下の よ う に操作で き ます。
キー
説明
Enter
次の 1 行を表示します。
スペース
次の 1 ページ分を表示します。
b
半ページ分遡ります。
q
マニュアルページの表示を中断します。
■
使用例
マニ ュ アルページ を表示す る コ マ ン ド を指定 し ます。 スペー ス で
区切っ て複数指定で き ます。
command_name に Intro を指定 し た場合は、XSCF シ ェ ル コ マ ン ド の一覧が表示 さ
れ ま す。
使用例 1
addboard(8) コ マ ン ド のマニ ュ アルページ を表示 し ます。
XSCF> man addboard
使用例 2
XSCF シ ェ ル コ マ ン ド の一覧を表示 し ます。
XSCF> man Intro
System Administration
79
man(1)
終了ス テー タ ス
関連項目
80
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setlocale(8), showlocale(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
moveboard(8)
名前
moveboard - 現在組み込 ま れてい る ド メ イ ン か ら 別の ド メ イ ンへ、 シ ス テ ム ボー ド
(XSB; eXtended System Board) を移動 し ます。
形式
moveboard [ [-q] -{y|n}] [-f] [-v] [-c configure] -d domain_id xsb [ xsb...]
moveboard [ [-q] -{y|n}] [-f] [-v] -c assign -d domain_id xsb [ xsb...]
moveboard [ [-q] -{y|n}] [-f] [-v] -c reserve -d domain_id xsb [ xsb...]
moveboard -h
説明
moveboard(8) は、 現在組み込 ま れてい る ド メ イ ン か ら XSB を切 り 離 し 、 ド メ イ ン
構成情報 (DCL; Domain Component List) に基づいて、 指定 し た ド メ イ ン に割 り 当
て る 、 ま たは組み込む コ マ ン ド です
以下のいずれかの移動手段が指定で き ます。
ユーザー権限
configure
現在組み込 ま れてい る ド メ イ ン構成か ら XSB を切 り 離 し 、 移動
先の ド メ イ ン構成に XSB を組み込み ます。 組み込 ま れた XSB は、
オペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム か ら ア ク セ ス で き る よ う にな り ます。
assign
現在組み込 ま れてい る ド メ イ ン構成か ら XSB を切 り 離 し 、 移動
先 ド メ イ ン構成に XSB を割 り 当て ます。 割 り 当て ら れた XSB は、
指定 し た ド メ イ ン に予約 さ れ、 他の ド メ イ ン か ら は組み込み、 割
り 当てがで き な く な り ます。 割 り 当て ら れた あ と は、 ド メ イ ン を
リ ブー ト す る か、 addboard(8) コ マ ン ド を-c configure で実
行 し た場合に、 ド メ イ ン構成に組み込 ま れ ます。
reserve
指定 し た XSB に対 し て、 移動元の ド メ イ ン構成か ら の切 り 離 し
と 移動先の ド メ イ ン構成へ割 り 当て を予約 し ます。 移動元 ド メ イ
ン の電源が切断 さ れ る か リ ブー ト さ れた場合に、 XSB が移動先の
ド メ イ ン構成に割 り 当て ら れ ます。 その後、 移動先 ド メ イ ン の電
源が投入 さ れ る か リ ブー ト さ れた場合に、 XSB が組み込 ま れ ま
す。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm
管理権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
注 – moveboard(8) コ マ ン ド を実行す る 場合は、 移動元 と 移動先の ド メ イ ン に対す
る domainadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
System Administration
81
moveboard(8)
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c assign
XSB を現在組み込 ま れてい る ド メ イ ン構成か ら 切 り 離 し 、 移動先
の ド メ イ ン構成に割 り 当て ます。-c オプシ ョ ン を省略 し た場合
は、 "-c configure" が指定 さ れた と みな さ れ ます。
-c configure
XSB を現在組み込 ま れてい る ド メ イ ン構成か ら 切 り 離 し 、 移動先
の ド メ イ ン構成に組み込み ます。 -c オプシ ョ ン を省略 し た場合
は、 "-c configure" が指定 さ れた と みな さ れ ます。
-c reserve
XSB に対 し て、 現在の ド メ イ ン構成か ら の切 り 離 し と 移動先の ド
メ イ ン構成へ割 り 当て を予約 し ます。-c オプシ ョ ン を省略 し た場
合は、 "-c configure" が指定 さ れた と みな さ れ ます。
-d domain_id
XSB の移動先 と な る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ ス
テ ム構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で指定で き ます。
-f
指定 し た XSB を、 強制的に、 ド メ イ ン か ら 切 り 離 し ます。
注 – -f オプシ ョ ン に よ り 強制的に移動元 ド メ イ ン か ら XSB を削
除す る 場合、 CPU バ イ ン ド し てい る プ ロ セ スや、 デバ イ ス を ア
ク セ ス し てい る プ ロ セ ス に対 し 、 重要な問題が発生す る 可能性が
あ り ます。 そのため、-f オプシ ョ ンは通常の 運用では使用 し な
い こ と を推奨 し ます。-f オプシ ョ ン を指定 し た場合は、 必ず移動
元 ド メ イ ン の状態や業務プ ロ セ ス の状態を確認 し て く だ さ い。
注 – 故障 し てい る 、 ま たは故障が検出 さ れた XSB は、 強制的に
ド メ イ ン構成に組み込 ま れ る こ と はあ り ません。
オペ ラ ン ド
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-v
詳細な メ ッ セージ を表示 し ます。-q オプシ ョ ン と 一緒に指定 し た
場合は-v は無効 と な り ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
xsb
移動す る XSB 番号を指定 し ます。 スペー ス で区切っ て複数指定
で き ます。 以下の形式で指定 し ます。
x-y
x
y
82
00 か ら 15 ま での整数で指定 し ます。
0 か ら 3 ま での整数で指定 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
moveboard(8)
詳細説明
■
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン
プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
■
"-c configure" を指定 し た場合は、 ド メ イ ン が以下の ど ち ら かの と き だけ処理
が行われ ます。
■
■
移動元 ド メ イ ン の電源が切断 さ れてい る が、 移動先 ド メ イ ン のオペ レーテ ィ ン
グ シ ス テ ム が稼働 し てい る と き
"-c assign" を指定 し た場合は、 ド メ イ ン が以下の ど ち ら かの状態の と き だけ処
理が行われ ます。
■
■
移動元 ド メ イ ン のオペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム が稼働 し てい る と き
■
移動元 ド メ イ ン の電源が切断 さ れてい る と き
■
"-c reserve" を指定 し た場合に、 移動元 ド メ イ ン の電源が切断 さ れてい る 、 ま た
はオペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム が稼働 し ていない と き は、 ただちに、 XSB が移動元
の ド メ イ ン構成か ら 切 り 離 さ れ、 移動先の ド メ イ ン構成に割 り 当て ら れ ます。
■
XSB を移動す る 場合は、 内部的に以下の作業が行われ る ため、 コ マ ン ド の実行に
時間がかか る こ と があ り ます。
■
■
シ ス テ ム ボー ド のハー ド ウ ェ ア リ ソ ー ス がオペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム か ら 切 り
離 さ れ る 作業
組み込み時に、 シ ス テ ム ボー ド に対 し て行われ る ハー ド ウ ェ ア診断作業
DCL については setdcl(8) 、 showdcl(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
■
使用例
移動元 ド メ イ ン と 移動先 ド メ イ ン のオペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム が、 共に稼働 し
てい る と き
使用例 1
XSB#00-0 を ド メ イ ンか ら 切 り 離 し 、 ド メ イ ン ID 1 に組み込みます。
XSCF> moveboard -d 1 00-0
使用例 2
XSB#00-0 を、 ド メ イ ン ID 1 へ組み込みを予約 し ます。
XSCF> moveboard -d 1 -c reserve 00-0
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
addboard(8), deleteboard(8), setdcl(8), setupfru(8), showboards(8),
showdcl(8), showdevices(8), showdomainstatus(8), showfru(8)
System Administration
83
moveboard(8)
84
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
nslookup(8)
名前
nslookup - ホ ス ト 名を Domain Name Server(DNS) サーバに照会 し ます。
形式
nslookup hostname
nslookup -h
説明
nslookup(8) は、 指定 し た ホ ス ト 名を、 DNS サーバに照会す る コ マ ン ド です。
以下の情報が表示 さ れ ます。
ユーザー権限
Server
DNS サーバ名
Address
DNS サーバの IP ア ド レ ス
Name
ホス ト名
Address
ホ ス ト の IP ア ド レ ス
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
hostname
使用例
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
使用例 1
照会す る ホ ス ト 名を指定 し ます。 Fully Qualified Domain
Name(FQDN) ま たは省略形で指定で き ます。
scf0-hostname0 と い う ホ ス ト 名の情報を表示 し ます。
XSCF> nslookup scf0-hostname0
Server: server.example.com
Address: xx.xx.xx.xx
Name:
scf0-hostname0.example.com
Address: xx.xx.xx.xx
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
85
nslookup(8)
86
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
password(8)
名前
password - XSCF ユーザーア カ ウ ン ト のパ ス ワ ー ド と 有効期限を設定 し ます。
形式
password
password [-e days | date | NEVER] [-i inactive] [-M maxdays] [-n mindays] [-w
mindays] [ user]
password -h
説明
password(8) は、 XSCF ユーザーア カ ウ ン ト のパ ス ワ ー ド と パ ス ワ ー ド の有効期限
を設定す る コ マ ン ド です。
パ ス ワ ー ド は 32 文字以内で指定 し ます。 以下の文字が使用で き ます。
■
abcdefghijklmnopqrstuvwxyz
■
ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ
■
0123456789
■
!@#$%^&*[]{}()-+=`~,></''?;:[SPACE]
1 つ以上のオプシ ョ ン を指定 し て password(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 ア カ ウ ン ト
の有効期限が変更 さ れ ます。 デフ ォ ル ト の値については、 setpasswordpolicy(8)
コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン を省略 し て password(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 パ ス ワ ー ド を変更す る
ためのプ ロ ン プ ト が表示 さ れ ます。
user オペ ラ ン ド を省略 し て password(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 現在のユーザーア
カ ウ ン ト が対象 と な り ます。
注意 – ユーザーオペ ラ ン ド に他ユーザーを指定 し てパ ス ワ ー ド を変更す る と き は、
シ ス テ ム のパ ス ワ ー ド ポ リ シーは効 き ません。 ユーザーオペ ラ ン ド は新ユーザーの
初期パ ス ワ ー ド を作成す る と き やユーザーア カ ウ ン ト が失効 さ れた り 、 パ ス ワ ー ド
を忘れた り し た場合に、 意図 し て使用 さ れ ます。 他ユーザーのパ ス ワ ー ド を変更す
る と き は、 必ず、 シ ス テ ム のパ ス ワ ー ド ポ リ シーに従っ たパ ス ワ ー ド を指定 し て く
だ さ い。 showpasswordpolicy(8) コ マ ン ド を実行す る と 現在のパ ス ワ ー ド ポ リ
シーを参照す る こ と がで き ます。
ユーザー名が指定 さ れ る か ど う かにかかわ ら ず、 ユーザーア カ ウ ン ト は、 ロ ーカル
な も のでな く てはな り ません。 も し ユーザーア カ ウ ン ト が ロ ーカルでな ければ、
password(8) コ マ ン ド はエ ラ ーにな り ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm
オプシ ョ ン あ る いはオペ ラ ン ド があ る な し にかかわ ら ず、 こ の コ
マ ン ド を実行で き ます。 ま た、 すべてのア カ ウ ン ト のパ ス ワ ー ド
を変更で き ます。
System Administration
87
password(8)
以下の場合においてユーザー権限は必要あ り ません。
■
現在のユーザーア カ ウ ン ト パ ス ワ ー ド を変更す る 場合
■
-h オプシ ョ ン を使用す る 場合
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-e days|date|Never パ ス ワ ー ド の有効期限を設定 し ます。 以下のいずれかの形式
で設定 し ます。
days は本日を起点 と す る XSCF ユーザーア カ ウ ン ト の有効期
間の日数を設定 し ます。
date はア カ ウ ン ト の有効期限が切れ る 日付を設定 し ます。
yyyy-mm-dd の形式で指定で き ます。
Never ( ま たはシ ス テ ム ロ ケールの言語で同等の も の ) は、
ア カ ウ ン ト の有効期限がない こ と を表 し ます。 大文字 と 小文
字は区別 さ れ ません。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒
に指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-i inactive
パ ス ワ ー ド の有効期限が切れてか ら ア カ ウ ン ト が ロ ッ ク さ れ
る ま での日数を設定 し ます。 こ の値は、 新 し いユーザーア カ
ウ ン ト が作成 さ れた時点で割 り 当て ら れ ます。 デフ ォ ル ト は
-1 です。 値が -1 の場合は、 パ ス ワ ー ド の有効期限が切れた
あ と も ア カ ウ ン ト が ロ ッ ク さ れない こ と を表 し ます。 -1 以
上の整数で指定 し ます。
-M maxdays
パ ス ワ ー ド が有効で あ る 最大日数を設定 し ます。 こ の値は、
新 し いユーザーア カ ウ ン ト が作成 さ れた時点で割 り 当て ら れ
ます。 デフ ォ ル ト は 999999 です。 0 以上の整数で指定 し ま
す。
-n mindays
パ ス ワ ー ド を変更 し てか ら 、 次に変更す る ま での間の最小日
数を設定 し ます。 こ の値は、 新 し いユーザーア カ ウ ン ト が作
成 さ れた時点で割 り 当て ら れ ます。 デフ ォ ル ト は 0 です。 い
つで も パ ス ワ ー ド を変更で き る こ と を表 し ます。 0 以上の整
数で指定 し ます。
こ の値は、 新 し いユーザーア カ ウ ン ト が作成 さ れた と き にそ
のユーザーア カ ウ ン ト に割 り 当て ら れ ます。
-w warn
88
ユーザーにパ ス ワ ー ド の有効期限の警告を発 し てか ら 実際に
有効期限が切れ る ま での日数を設定 し ます。 こ の値は、 新 し
いユーザーア カ ウ ン ト が作成 さ れた時点で割 り 当て ら れ ま
す。 デフ ォ ル ト は 7 です。 0 以上の整数で指定 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 11 月改版
password(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
user
使用例
使用例 1
XSCF ユーザーア カ ウ ン ト 名を指定 し ます。
パ ス ワー ド の有効期限を 2008 年 2 月 2 日に設定 し ます。
XSCF> password -e 2008-02-02
使用例 2
パ ス ワー ド の有効期限が切れてか ら 10 日後に ロ ッ ク し ます。
XSCF> password -i 10
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setpasswordpolicy(8), showpasswordpolicy(8)
System Administration
89
password(8)
90
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 11 月改版
poweroff(8)
名前
poweroff - ド メ イ ン の電源を切断 し ます。
形式
poweroff [ [-q] -{y|n}] [-f] [-M] -d domain_id
poweroff [ [-q] -{y|n}] -a [-M]
poweroff -h
説明
poweroff(8) は、 ド メ イ ン の電源を切断す る コ マ ン ド です。
指定 し た ド メ イ ン、 ま たはすべての ド メ イ ン に対 し て電源を切断で き ます。 オペ
レーテ ィ ン グ シ ス テ ム に対 し て通常のシ ャ ッ ト ダ ウ ン処理が行われてか ら 、 電源が
切断 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, fieldeng
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm, domainmgr 管理権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。 .
-a
電源が投入 さ れてい る 、 すべての ド メ イ ン の電源を切断 し ます。
platadm, fieldeng 権限を持つユーザーだけが指定で き ます。
-d domain_id
電源を切断す る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ ス テ ム
構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で指定で き ます。
-f
指定 し た ド メ イ ン に対 し て、 XSCF に よ っ て強制的に電源を切断
し ます。-d オプシ ョ ン と 一緒に使用 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
■
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン
プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
■
ド メ イ ン のオペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム が動作中の場合、 poweroff(8) コ マ ン ド で
は、 オペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム に用意 さ れてい る shutdown(1M) コ マ ン ド の "-i
5" オプシ ョ ン に相当す る 処理が行われ ます。
System Administration
91
poweroff(8)
■
ド メ イ ン のオペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム がブー ト 中の場合は電源を切断で き ませ
ん。 ブー ト 完了後に、 再度 poweroff(8) コ マ ン ド を実行 し て く だ さ い。
■
ド メ イ ン のオペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム がシ ン グルユーザーモー ド で動作中の場合
は、 poweroff(8) コ マ ン ド を使用 し て電源を切断で き ません。 ド メ イ ン上で
shutdown(1M) コ マ ン ド を実行 し て く だ さ い。
■
poweroff(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 さ れた ド メ イ ン ご と に、 以下の形式で、
電源の切断結果が表示 さ れ ます。
Powering off
電源が正常に切断されたことを表します。
Not powering off エラーが発生し、電源が切断できなかったことを表します。結
果とともに、エラーメッセージが表示されます。
■
使用例
showdomainstatus(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 シ ス テ ム の電源が切断 さ れてい
る か ど う か を確認で き ます。
使用例 1
すべての ド メ イ ンの電源を切断 し ます。
XSCF> poweroff -a
DomainIDs to power off:00,01,02,03
Continue? [y|n]:y
00:Powering off
01:Powering off
02:Powering off
03:Powering off
*Note*
This command only issues the instruction to power-off.
The result of the instruction can be checked by the "showlogs power".
使用例 2
ド メ イ ン ID 0 の電源を切断 し ます。
XSCF> poweroff -d 0
DomainIDs to power off:00
Continue? [y|n]:y
00:Powering off
*Note*
This command only issues the instruction to power-off.
The result of the instruction can be checked by the "showlogs power".
使用例 3
ド メ イ ン ID 1 の電源を切断 し ます。 管理権限がないためエ ラ ーにな り ます。
XSCF> poweroff -d 1
DomainIDs to power off:01
Continue? [y|n]:y
01:Not powering off:Permission denied.
92
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
poweroff(8)
*Note*
This command only issues the instruction to power-off.
The result of the instruction can be checked by the "showlogs power".
使用例 4
ド メ イ ン ID 0 の電源を強制的に切断 し ます。
XSCF> poweroff -f -d 0
DomainIDs to power off:00
The -f option will cause domains to be immediately resets.
Continue? [y|n]:y
00:Powering off
*Note*
This command only issues the instruction to power-off.
The result of the instruction can be checked by the "showlogs power".
使用例 5
ド メ イ ン ID 2 の電源を切断 し ます。 プ ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ま
す。
XSCF> poweroff -y -d 2
DomainIDs to power off:02
Continue? [y|n]:y
02:Powering off
*Note*
This command only issues the instruction to power-off.
The result of the instruction can be checked by the "showlogs power".
使用例 6
ド メ イ ン ID 2 の電源を切断 し ます。 メ ッ セージは非表示に し て、 プ ロ ンプ ト
には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> poweroff -q -y -d 2
使用例 7
指定 し た電源の切断を途中で中止 し ます。
XSCF>poweroff -d 0
DomainIDs to power off:00
Continue? [y|n]:n
使用例 8
指定 し た電源の切断を途中で中止 し ます。 プ ロ ンプ ト には自動的に "n" と 応
答 し ます。
XSCF>poweroff -n -d 3
DomainIDs to power off:03
Continue? [y|n]:n
使用例 9
指定 し た電源の切断を途中で中止 し ます。 メ ッ セージは非表示に し て、 プ ロ
ンプ ト には自動的に "n" と 応答 し ます。
XSCF>poweroff -q -n -d 3
System Administration
93
poweroff(8)
終了ス テー タ ス
関連項目
94
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
poweron(8), reset(8), showdomainstatus(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
poweron(8)
名前
poweron - ド メ イ ン の電源を投入 し ます。
形式
poweron [ [-q] -{y|n}] [-M] -d domain_id
poweron [ [-q] -{y|n}] [-M] -a
poweron -h
説明
poweron(8) は、 ド メ イ ン の電源を投入す る コ マ ン ド です。
指定 し た ド メ イ ン、 ま たはすべての ド メ イ ン に対 し て電源を投入で き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, fieldeng
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm, domainmgr 管理権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。 .
-a
セ ッ ト ア ッ プが完了 し てい る 、 すべての ド メ イ ン の電源を投入 し
ます。 platadm ま たは fieldeng 権限を持つユーザーだけが指
定で き ます。 「セ ッ ト ア ッ プが完了 し てい る ド メ イ ン」 と は、
setdcl(8) と setupfru(8) コ マ ン ド に よ っ て設定が完了 し てい
る ド メ イ ン の こ と です。
-d domain_id
電源を投入す る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ ス テ ム
構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で指定で き ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
■
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン
プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
System Administration
95
poweron(8)
■
poweron(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 さ れた ド メ イ ン ご と に、 以下の形式で、
電源の投入結果が表示 さ れ ます。
Powering on
電源が正常に投入されたことを表します。
Not Powering on エラーが発生し、電源が投入できなかったことを表します。結
果とともに、エラーメッセージが表示されます。
■
使用例
showdomainstatus(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 シ ス テ ム の電源が投入 さ れてい
る か ど う か を確認で き ます。
使用例 1
すべての ド メ イ ンの電源を投入 し ます。
XSCF> poweron -a
DomainIDs to power on:00,01,02,03
Continue? [y|n]:y
00:Powering on
01:Powering on
02:Powering on
03:Powering on
*Note*
This command only issues the instruction to power-on.
The result of the instruction can be checked by the "showlogs power".
使用例 2
ド メ イ ン ID 0 の電源を投入 し ます。
XSCF> poweron -d 0
DomainIDs to power on:00
Continue? [y|n]:y
00:Powering on
*Note*
This command only issues the instruction to power-on.
The result of the instruction can be checked by the "showlogs power".
使用例 3
ド メ イ ン ID 0 の電源を投入 し ます。 プ ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ま
す。
XSCF> poweron -y -d 0
DomainIDs to power on:00
Continue? [y|n]:y
00:Powering on
*Note*
This command only issues the instruction to power-on.
The result of the instruction can be checked by the "showlogs power".
XSCF>
使用例 4
96
ド メ イ ン ID 1 の電源を投入 し ます。 メ ッ セージは非表示に し て、 プ ロ ンプ ト
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
poweron(8)
には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> poweron -q -y -d 1
使用例 5
指定 し た電源の投入を途中で中止 し ます。
XSCF> poweron -d 1
DomainIDs to power on:01
Continue? [y|n]:n
使用例 6
指定 し た電源の投入を途中で中止 し ます。 プ ロ ンプ ト には自動的に "n" と 応
答 し ます。
XSCF> poweron -n -d 1
DomainIDs to power on:01
Continue? [y|n]:n
使用例 7
指定 し た電源の投入を途中で中止 し ます。 メ ッ セージは非表示に し て、 プ ロ
ンプ ト には自動的に "n" と 応答 し ます
XSCF> poweron -q -n -d 1
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
poweroff(8), reset(8), showdomainstatus(8)
System Administration
97
poweron(8)
98
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
prtfru(8)
名前
prtfru - シ ス テ ムお よ び PCI ボ ッ ク ス の FRUID デー タ を表示 し ます。
形式
prtfru [-c] [-l] [-M] [-x] [ container]
prtfru -h
説明
prtfru(8) は、 シ ス テ ム か ら FRUID(Field-Replaceable Unit Identifier) を取得す る
コ マ ン ド です。
出力形式は ツ リ ー構造で、 FRU のパ ス が各 コ ン テナにエ コ ー さ れ ます。 コ ン テナが
見つか る と 、 コ ン テナのデー タ も 同様に ツ リ ー構造で出力 さ れ ます。
prtfru(8) コ マ ン ド を引数を指定 し ないで実行す る と 、 FRU の階層 と すべての
FRUID コ ン テナデー タ が出力 さ れ ます。 prtfru(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 画面に
出力 さ れ ます。 出力は フ ァ イ ルに リ ダ イ レ ク ト で き ます。
注 – ド メ イ ン か ら の FRU 情報は、 こ の コ マ ン ド を使用 し て も 取得で き ません。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
オペ ラ ン ド
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c
コ ン テナ と コ ン テナデー タ だけ を出力 し ます。 こ のオプシ ョ ンは
FRU ツ リ ー階層を出力 し ません。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-l
FRU ツ リ ー階層だけ を出力 し ます。 こ のオプシ ョ ンは コ ン テナ
デー タ を出力 し ません。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
-x
prtfrureg.dtd のシ ス テ ム識別子 (SYSTEM) をつけ て XML 形式
で出力 し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
container
使用例
使用例 1
FRU 階層でデー タ を格納す る 特定のハー ド ウ ェ アの名前。 コ ン
テナの名前かパ ス / 名前のいずれかが、-l オプシ ョ ン を使用す る
と 表示 さ れ ます。 container オペ ラ ン ド は大文字であ る 必要があ り
ます。 PCI ボ ッ ク ス の FRU に使用で き ます。
FRU ツ リ ー階層を表示 し ます。
XSCF> prtfru -l
...
/frutree
System Administration
99
prtfru(8)
/frutree/chassis (fru)
/frutree/chassis/SYS?Label=SYS
/frutree/chassis/SYS?Label=SYS/led-location (fru)
/frutree/chassis/SYS?Label=SYS/key-location (fru)
/frutree/chassis/SC?Label=SC
/frutree/chassis/SC?Label=SC/system-controller (container)
/frutree/chassis/MB?Label=MB
/frutree/chassis/MB?Label=MB/system-board (container)
/frutree/chassis/MB?Label=MB/system-board/BAT?Label=BAT
/frutree/chassis/MB?Label=MB/system-board/BAT?Label=BAT/battery (fru)
/frutree/chassis/FT0?Label=FT0
/frutree/chassis/FT0?Label=FT0/F0?Label=F0
/frutree/chassis/FT0?Label=FT0/F0?Label=F0/fan (fru)
/frutree/chassis/HDD0?Label=HDD0
/frutree/chassis/HDD0?Label=HDD0/disk (fru)
/frutree/chassis/DVD?Label=DVD
/frutree/chassis/SCC?Label=SCC
/frutree/chassis/SCC?Label=SCC/scc (fru)
/frutree/chassis/PCI0?Label=PCI0
/frutree/chassis/PCI1?Label=PCI1
/frutree/chassis/SCSIBP?Label=SCSIBP
/frutree/chassis/SCSIBP?Label=SCSIBP/system-board (container)
/frutree/chassis/PS0?Label=PS0
/frutree/chassis/PS0?Label=PS0/power-supply (container)
/frutree/chassis/C0?Label=C0
/frutree/chassis/C0?Label=C0/system-board/P0?Label=P0/cpu/B1?Label=B1/
bank/D0?Label=D0/mem-module (container)
使用例 2
シ ス テ ム ボー ド の FRU ID デー タ を表示 し ます。
XSCF> prtfru -c system-board
/frutree/chassis/MB?Label=MB/system-board (container)
SEGMENT: SD
/ManR
/ManR/UNIX_Timestamp32: Thu Oct 9 17:45:34 PDT 2003
/ManR/Fru_Description: ASSY,A42,MOTHERBOARD
/ManR/Manufacture_Loc: Toronto, Ontario, Canada
/ManR/Sun_Part_No: 5016344
/ManR/Sun_Serial_No: 008778
/ManR/Vendor_Name: Celestica
/ManR/Initial_HW_Dash_Level: 08
/ManR/Initial_HW_Rev_Level: 50
/ManR/Fru_Shortname: A42_MB
/SpecPartNo: 885-0060-10
使用例 3
シ ス テ ム ボー ド の FRU ツ リ ー階層を表示 し ます。
XSCF> prtfru -l system-board
/frutree/chassis/MB?Label=MB/system-board (container)
100
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
prtfru(8)
使用例 4
電源ユニ ッ ト の FRU ID デー タ を表示 し ます。
XSCF> prtfru -l power-supply
/frutree/chassis/PS0?Label=PS0/power-supply (container)
使用例 5
メ モ リ モジ ュ ールの FRU ID デー タ を表示 し ます。
XSCF> prtfru -l mem-module
/frutree/chassis/C0?Label=C0/system-board/P0?Label=P0/cpu/B0?Label=B0/
bank/D0?Label=D0/mem-module (container)
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
ioxadm(8)
System Administration
101
prtfru(8)
102
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
rebootxscf(8)
名前
rebootxscf - XSCF を リ セ ッ ト し ます。
形式
rebootxscf [ [-q] -{y|n}]
rebootxscf -h
説明
rebootxscf(8) は、 XSCF を リ セ ッ ト す る ための コ マ ン ド です。
XSCF ユニ ッ ト が二重化構成 と な っ てい る 場合は、 ア ク テ ィ ブ と ス タ ンバ イ 両方の
XSCF が リ セ ッ ト さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
コ マ ン ド を実行す る と 、 telnet や ssh 等の XSCF への接続が切断 さ れ ます。 自動的に
XSCF を リ セ ッ ト す る setdate(8) コ マ ン ド を使用 し て、 途中で リ セ ッ ト を キ ャ ン セ
ル し た場合、 本 コ マ ン ド で XSCF を リ セ ッ ト し て も 、 設定 し た内容は XSCF に反映
さ れ ません。
使用例 1
XSCF を リ セ ッ ト し ます。
XSCF> rebootxscf
The XSCF will be reset. Continue? [y|n]:y
使用例 2
XSCF を リ セ ッ ト し ます。 プ ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> rebootxscf -y
The XSCF will be reset. Continue? [y|n]:y
使用例 3
XSCF を リ セ ッ ト し ます。 メ ッ セージは非表示に し て、 プ ロ ンプ ト には自動
的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> rebootxscf -q -y
System Administration
103
rebootxscf(8)
使用例 4
XSCF の リ セ ッ ト を途中で中止 し ます。
XSCF> rebootxscf
The XSCF will be reset. Continue? [y|n]:n
XSCF>
終了ス テー タ ス
関連項目
104
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
applynetwork(8), setdate(8), sethttps(8), setssh(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
replacefru(8)
名前
replacefru - FRU(Field Replaceable Unit) を交換 し ます。
形式
replacefru
replacefru -h
説明
replacefru(8) は、 FRU を交換す る コ マ ン ド です。
FRU の交換に必要な FRU の選択、 確認、 交換な ど を、 メ ニ ュ ー形式に よ っ て、 対
話的に行 う こ と がで き ます。
replacefru(8) コ マ ン ド に よ っ て、 以下の FRU を交換で き ます。
ユーザー権限
■
CPU / メ モ リ ボー ド ユニ ッ ト (CMU; CPU Memory Board Unit)
■
I/O ユニ ッ ト (IOU; I/O Unit)
■
フ ァ ン ユニ ッ ト (FAN; FAN Unit)
■
電源ユニ ッ ト (PSU; Power Supply Unit)
■
XSCF ユニ ッ ト (XSCFU; eXtended System Control Facility Unit)
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
終了ス テー タ ス
関連項目
使用方法を表示 し ます。
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
addboard(8), addfru(8), deleteboard(8), deletefru(8), setupfru(8),
showdcl(8), showdomainstatus(8), showfru(8), showhardconf(8), testsb(8),
unlockmaintenance(8)
System Administration
105
replacefru(8)
106
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 3 月改版
reset(8)
名前
reset - 指定 し た ド メ イ ン を リ セ ッ ト し ます。
形式
reset [ [-q] -{y|n}] -d domain_id level
reset -h
説明
注 – reset(8) コ マ ン ド はシ ス テ ム を強制的に リ セ ッ ト す る ため、 デ ィ ス ク な ど の故
障を引 き 起 こ す可能性が あ り ます。 オペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム がハン グ ア ッ プ し た
場合の リ カバ リ な ど に限定 し て使用 し て く だ さ い。
reset(8) は、 指定 し た ド メ イ ン を リ セ ッ ト す る コ マ ン ド です。
リ セ ッ ト 方法 と し て、 以下の 3 種類が指定で き ます。
ユーザー権限
por
ド メ イ ン のシ ス テ ム を リ セ ッ ト し ます。
panic
ド メ イ ン のオペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム にパニ ッ ク を指示 し ます。
電源の切断中やシ ャ ッ ト ダ ウ ン中は無視 さ れ ます。
xir
ド メ イ ン の CPU を リ セ ッ ト し ます。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, fieldeng
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm, domainmgr 管理権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d domain_id
リ セ ッ ト す る ド メ イ ン ID を 1 つだけ指定 し ます。 domain_id はシ
ス テ ム構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で指定で き ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
System Administration
107
reset(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
level
リ セ ッ ト 方法を指定 し ます。 以下のいずれか を指定で き ます。 省
略で き ません。
por
panic
xir
詳細説明
使用例
ド メ イ ン のシ ス テ ム を リ セ ッ ト し ます。
ド メ イ ン のオペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム にパ
ニ ッ ク を指示 し ます。
ド メ イ ン の CPU を リ セ ッ ト し ます。
■
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン
プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
■
showdomainstatus(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 リ セ ッ ト 指示後の現在の ド メ イ
ン の状態を確認で き ます。
■
以下の状態で reset(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 オペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム が起動
さ れ る 前に処理が停止 し ます。
■
オペ レー タ ーパネルのモー ド ス イ ッ チが Service モー ド の場合
■
setdomainmode(8) コ マ ン ド で Auto boot 機能が無効 と な っ てい る 場合
使用例 1
ド メ イ ン ID 0 にパニ ッ ク を発生 さ せます。
XSCF> reset -d 0 panic
DomainID to panic:00
Continue? [y|n]:y
00:Panicked
*Note*
This command only issues the instruction to reset.
The result of the instruction can be checked by the "showlogs power".
使用例 2
ド メ イ ン ID 0 の CPU を リ セ ッ ト し ます。 プ ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応
答 し ます。
XSCF> reset -y -d 0 xir
DomainID to reset:00
Continue? [y|n]:y
00:Reset
*Note*
This command only issues the instruction to reset.
The result of the instruction can be checked by the "showlogs power".
使用例 3
ただちに、 ド メ イ ン ID 0 を リ セ ッ ト し ます。 メ ッ セージは非表示に し て、 プ
ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> reset -q -y -d 0 por
108
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
reset(8)
使用例 4
実行 し た reset(8) コ マ ン ド を途中で中止 し ます。
XSCF> reset -d 0 panic
DomainID to panic:00
Continue? [y|n]:n
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
poweroff(8), poweron(8), setdomainmode(8), showdomainstatus(8)
System Administration
109
reset(8)
110
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
resetdateoffset(8)
名前
resetdateoffset - XSCF と ド メ イ ン間の時刻の差分を リ セ ッ ト し ます。
形式
resetdateoffset
resetdateoffset -h
説明
resetdateoffset(8) は、 XSCF に保存 さ れてい る XSCF と ド メ イ ン間の時刻の差
分を リ セ ッ ト す る コ マ ン ド です。
通常、 ド メ イ ン の時刻は XSCF の時刻 と 同期 し てい ます。 こ の と き 、 ド メ イ ンのオ
ペレーテ ィ ン グ シ ス テ ムに用意 さ れてい る date(1M) コ マ ン ド な ど で ド メ イ ン の時
刻を変更す る と 、 XSCF の時刻 と 変更 さ れた ド メ イ ン の時刻 と の差分が XSCF 内に保
存 さ れ ます。 保存 さ れた時刻の差分は ド メ イ ン を リ ブー ト し た り 、 rebootxscf(8)
コ マ ン ド な ど で XSCF を リ セ ッ ト し た り し た場合で も 保持 さ れてい る ため、 XSCF と
ド メ イ ン間の時刻の差分は保たれた ま ま と な り ます。
resetdateoffset(8) コ マ ン ド は、 XSCF に保存 さ れたすべての ド メ イ ン に対す る
時刻の差分を リ セ ッ ト し ます。 こ れに よ り 、 起動後の ド メ イ ン の時刻は、 XSCF と 同
じ 時刻に設定 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
詳細説明
使用例
使用方法を表示 し ます。
resetdateoffset(8) コ マ ン ド は、 シ ス テ ム の電源が切断 さ れた状態で実行す る 必
要があ り ます。
使用例 1
XSCF と ド メ イ ン間の時刻の差分を リ セ ッ ト し ます。
XSCF> resetdateoffset
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
111
resetdateoffset(8)
112
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
sendbreak(8)
名前
sendbreak - 指定 し た ド メ イ ン にブ レー ク 信号を送 り ます。
形式
sendbreak -d domain_id
sendbreak [ [-q] -{y|n}] -d domain_id
sendbreak -h
説明
sendbreak(8) は、 指定 し た ド メ イ ン にブ レー ク 信号を送 る コ マ ン ド です。
ド メ イ ン コ ン ソ ールか ら 、 ド メ イ ン上のオペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム に対 し てブ レー
ク 信号を送 る と 、 オペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム か ら OpenBoot PROM へ制御が移行 さ
れ、 OpenBoot PROM 用のプ ロ ン プ ト "ok>" が表示 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm
管理権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
終了ス テー タ ス
関連項目
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d domain_id
ブ レー ク 信号を送 る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ
ス テ ム構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で 1 つだけ指定で き
ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
console(8), showconsolepath(8)
System Administration
113
sendbreak(8)
114
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
setaltitude(8)
名前
setaltitude - 本体装置の高度 ま たはエア フ ィ ル タ ーの搭載状況を設定 し ます。
形式
setaltitude -s key=value
setaltitude -h
説明
setaltitude(8) は、 本体装置の高度 ま たはエア フ ィ ル タ ーの搭載状況を設定す る
コ マ ン ド です。
エア フ ィ ル タ ーの搭載状況は、 ミ ッ ド レ ン ジサーバだけで指定で き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-s key=value
key には設定す る 項目を指定 し ます。 以下の項目を指定で き ます。
altitude
本体装置の高度を設定 し ます。
filter
エア フ ィ ル タ ーの搭載状況を設定 し ます。
ミ ッ ド レ ン ジサーバだけ指定で き ます。
key に altitude を指定 し た場合、 value には本体装置の高度を
メ ー ト ル (m) で指定 し ます。 0 以上の整数で 100m 単位で指定で
き ます。 100m 単位未満は切 り 上げ ら れ ます。 デフ ォ ル ト 値は
0m です。
key に filter を指定 し た場合、 value には以下の ど ち ら か を指定
で き ます。
installed
uninstalled
詳細説明
エア フ ィ ル タ ーが搭載 さ れてい ます。
エア フ ィ ル タ ーが搭載 さ れてい ません。
■
本体装置の高度を設定す る と 、 吸気温度の異常を早めに検出す る こ と がで き ま
す。 本体装置の高度がわか ら ない場合は高めに設定 し て く だ さ い。 なお、 本体装
置の高度が設定 さ れていない場合 も 、 CPU 温度の異常な ど で温度異常を検出す る
こ と がで き る ため、 シ ス テ ム に致命的な ダ メ ージ を与え る こ と はあ り ません。
■
設定 し た内容を反映 さ せ る には、 rebootxscf(8) コ マ ン ド を使用 し て、 XSCF を
リ セ ッ ト す る 必要があ り ます。
■
高度の設定では負の数はサポー ト さ れてい ません。 高度が海抜 よ り 低い場合は、
0 を指定 し て く だ さ い。
■
本体装置の高度 ま たはエア フ ィ ル タ ーの搭載状況の ど ち ら か を設定す る と 、 現在
の設定内容が一覧表示 さ れ ます。 エア フ ィ ル タ ーの設定内容は installed に設
定 し た と き だけ表示 さ れ ます。
System Administration
115
setaltitude(8)
showaltitude(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 現在の設定内容が表示 さ れ ます。
■
使用例
使用例 1
本体装置の高度を 1000m に設定 し ます。
XSCF> setaltitude -s altitude=1000
1000m
使用例 2
本体装置の高度を 200m に設定 し ます。 指定 し た値は 100m 単位以下は切 り
上げ ら れます。
XSCF> setaltitude -s altitude=157
200m
使用例 3
ミ ッ ド レ ン ジサーバで本体装置の高度を 1000m に設定 し ます。
XSCF> setaltitude -s altitude=1000
1000m
Filter is installed.
使用例 4
ミ ッ ド レ ン ジサーバでエア フ ィ ル タ ーを搭載 さ れていない と し ます。
XSCF> setaltitude -s filter=uninstalled
1000m
終了ス テー タ ス
関連項目
116
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showaltitude(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 3 月改版
setarchiving(8)
名前
setarchiving - ロ グのアーカ イ ブ機能を設定 し ます。
形式
setarchiving [-k host-key] [-l audit-limit,non-audit-limit] [-p password|-r] [-t
user@host:directory] [-v] [-y|-n]
setarchiving enable | disable
setarchiving -h
説明
setarchiving(8) は、 ロ グのアーカ イ ブ機能を設定す る コ マ ン ド です。
サービ ス プ ロ セ ッ サ上の固定記憶領域は限 ら れてい ます。 ロ グに よ っ ては、 古い ロ
グの上書 き ま たは削除が必要にな る ほ ど肥大化す る 場合があ り ます。 ロ グのアーカ
イ ブ機能を使用す る と 、 ロ グデー タ を自動的に リ モー ト ホ ス ト にアーカ イ ブす る よ
う にサービ ス プ ロ セ ッ サ を設定で き ます。
注 – ロ グのアーカ イ ブ機能を有効にす る 前に、 アーカ イ ブホ ス ト を正 し く 設定す る
必要があ り ます。 指定 し た アーカ イ ブホ ス ト が存在 し ない場合な ど、 設定が正 し く
ない と き にアーカ イ ブ を有効に し よ う と す る と 、 エ ラ ーが表示 さ れ ます。 ま た、
アーカ イ ブが有効にな っ てい る と き に、 不正な設定変更を し よ う と す る と 同様にエ
ラ ー と な り ます。
注 – setarchiving(8) コ マ ン ド は最低で も 1 つのオプシ ョ ン ま たはオペ ラ ン ド を
指定す る 必要があ り ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド
と 一緒に指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
System Administration
117
setarchiving(8)
-k host-key
XSCF がホ ス ト の ID を確認す る ために使用す る 公開
キーを設定 し ます。 host-key には以下のいずれか を指
定で き ます。
none
アーカ イ ブホ ス ト の認証に公開ホ ス ト キーを使用
し ません。 アーカ イ ブホ ス ト の公開ホ ス ト キーが
すでに設定 さ れてい る 場合は、 そのキーが削除 さ
れ ます。
download
SSH プ ロ ト コ ルに よ っ て アーカ イ ブホ ス ト か ら 公
開ホ ス ト キーを ダ ウ ン ロ ー ド し ます。-t オプシ ョ
ン を一緒に指定 し て setarchiving(8) コ マ ン ド
を実行す る と 、-t オプシ ョ ン で指定 し た ホ ス ト か
ら キーがダ ウ ン ロ ー ド さ れ ます。-t オプシ ョ ン を
一緒に指定 し ない場合は、 現在のアーカ イ ブホ ス
ト か ら キーがダ ウ ン ロ ー ド さ れ ます。 ダ ウ ン ロ ー
ド 後、 公開ホ ス ト キーの md5 フ ィ ン ガープ リ ン
ト が表示 さ れ、 続行す る ホ ス ト の ID の確認が求
め ら れ ます。 キーを受け入れ る と 、 そのキーは保
存 さ れ、 キーを拒否す る と 、 setarchiving(8)
コ マ ン ド は設定を変更せずに終了 し ます。
public-key
指定 し た公開キーは保存 さ れ、 サーバ認証に使用
さ れ ます。 host-key 引数は、 キー タ イ プで始 ま る 、
アーカ イ ブホ ス ト の完全な公開ホ ス ト キーでな け
ればな り ません。
注 – public-key は引用符で囲む必要があ り ます。
118
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setarchiving(8)
-l audit-limit,non-audit-limit ロ グのアーカ イ ブの容量制限を メ ガバ イ ト で設定 し ま
す。 こ のオプシ ョ ン の引数には 2 つの値があ り 、 カ ン
マ (,) で区切っ て指定 し ます。
audit-limit の値には、 監査 ロ グに関す る アーカ イ ブの
容量制限を指定 し ます。 0 ( ゼ ロ )、 unlimited、 ま
たは 500 か ら 50000 ま での整数で指定で き ます。-l
オプシ ョ ン を指定 し ない場合は、 監査 ロ グに関す る
アーカ イ ブの容量制限は無制限 と な り ます。
non-audit-limit の値には、 その他のすべての ロ グに関
す る 、 アーカ イ ブの容量制限を指定 し ます。 500 か ら
50000 ま での整数で指定で き ます。-l オプシ ョ ン を指
定 し ない場合は、 non-audit-limit はシ ス テ ム に依存 し
た値 と な り ます。 showarchiving(8) コ マ ン ド を使用
し て現在の値を確認 し て く だ さ い。
ど ち ら かの引数に無効な値を指定 し た場合は、 エ ラ ー
と な り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-p password
SSH ロ グ イ ン に使用 さ れ る パ ス ワ ー ド を設定 し ま
す。-p オプシ ョ ンは、 ス ク リ プ ト 処理を容易にす る た
めに提供 さ れてい ます。 パ ス ワ ー ド を対話的に変更す
る ためには、-r オプシ ョ ン を使用 し ます。
-r
SSH ロ グ イ ン に使用 さ れ る パ ス ワ ー ド を読み取 り ま
す。 setarchiving(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 プ ロ
ン プ ト が表示 さ れ、 新 し いパ ス ワ ー ド が読み取 ら れ ま
すが、 画面にはエ コ ー さ れ ません。
-t user@host:directory
アーカ イ ブの対象を設定 し ます。 user には、 アーカ イ
ブホ ス ト への SSH ロ グ イ ン用のユーザー名を指定 し
ます。 host には、 アーカ イ ブホ ス ト のホ ス ト 名 ま たは
IP ア ド レ ス を指定 し ます。 directory には、 アーカ イ ブ
の保存先 と な る アーカ イ ブホ ス ト 上のデ ィ レ ク ト リ を
指定 し ます。 directory は チル ド (~) で始め る 必要があ
り ます。
-v
詳細な情報を出力 し ます。 -k download オプシ ョ ン
と 一緒に指定す る と 、 ダ ウ ン ロ ー ド さ れた公開キーが
その md5 フ ィ ン ガープ リ ン ト と と も に表示 さ れ ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
System Administration
119
setarchiving(8)
オペ ラ ン ド
使用例
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
enable
ロ グのアーカ イ ブ機能を有効に し ます。 一緒に指定で き る オプ
シ ョ ンはあ り ません。
disable
ロ グのアーカ イ ブ機能を無効に し ます。 一緒に指定で き る オプ
シ ョ ンはあ り ません。
使用例 1
アーカ イ ブの対象 と パ ス ワー ド を設定 し ます。
XSCF> setarchiving -t [email protected]:/home/jsmith/
logs -r
Enter ssh password for [email protected]:[]
使用例 2
公開ホ ス ト キーを設定 し ます。
XSCF> setarchiving -k download
Downloading public host key from somehost.company.com....
Fingerprint: c3:75:f9:97:7d:dc:le:le:62:06:c1:6f:87:bc:e8:0d
Accept this public key (yes|no): yes
使用例 3
アーカ イ ブの容量制限を設定 し ます。
XSCF> setarchiving -l 10000,10000
使用例 4
アーカ イ ブ機能を有効に し ます。
XSCF> setarchiving enable
Testing the archiving configuration...
Logs will be archived to somehost.company.com.
終了ス テー タ ス
関連項目
120
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。 設定がア ッ プデー ト さ れた こ と
を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showarchiving(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setaudit(8)
名前
setaudit - シ ス テ ム の監査機能を管理 し ます。
形式
setaudit enable|disable|archive|delete
setaudit [-p count|suspend] [ -m mailaddr] [-a
users=enable|disable|default] [-c classes= {enable|disable}]... [-e
events=enable|disable]... [-g {enable|disable}] [-t percents]
setaudit -h
説明
setaudit(8) は、 シ ス テ ム リ ソ ー ス の使用に関す る デー タ の収集を管理す る コ マ ン
ド です。
監査デー タ には、 セ キ ュ リ テ ィ に関連す る シ ス テ ム イ ベン ト の レ コ ー ド が含 ま れて
い ます。 こ のデー タ は、 シ ス テ ム で実行 さ れた ア ク シ ョ ン に対す る 責任の割 り 当て
に使用で き ます。 監査では、 指定の イ ベン ト が発生 し た と き に レ コ ー ド が生成 さ れ
ます。 監査 レ コ ー ド を生成す る イ ベン ト は以下の と お り です。
ユーザー権限
■
シ ス テ ム の起動 と シ ャ ッ ト ダ ウ ン
■
ロ グ イ ン と ロ グアウ ト
■
認証のア ク シ ョ ン
■
管理のア ク シ ョ ン
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 auditadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a users=enable|disable|default 指定 さ れたユーザーの監査 レ コ ー ド 生成ポ
リ シーを設定 し ます。 users は、 有効なユー
ザー名のカ ン マ区切 り リ ス ト です。
enable ま たは disable にす る と 、 ユー
ザーの監査 レ コ ー ド 生成はそれぞれオ ン ま
たはオ フ にな り ます。 こ の設定に よ っ て、
指定 さ れたユーザーのグ ロ ーバルポ リ シー
は無効にな り ます。
default に設定す る と 、 ユーザーのポ リ
シーはグ ロ ーバルポ リ シーに従 う よ う に設
定 さ れ ます。 ユーザーの グ ロ ーバル監査 レ
コ ー ド ポ リ シーを確認す る 場合は、
"showaudit -g" を使用 し て く だ さ い。
System Administration
121
setaudit(8)
-c classes=enable|disable
指定 さ れた監査 ク ラ ス の監査 レ コ ー ド 生成
ポ リ シーを変更 し ます。 classes は、 監査 ク
ラ ス のカ ン マ区切 り リ ス ト です。 ク ラ ス は
数値 ま たは名前に よ っ て指定で き ます。
ACS_ プ レ フ ィ ッ ク ス は省略可能です。 た と
えば、 監査に関連す る イ ベン ト の ク ラ ス は、
ACS_AUDIT、 AUDIT、 ま たは 16 と 表現で き
ます。
有効な ク ラ ス は以下の と お り です。
all
すべての ク ラ ス を意味 し ます。
ACS_SYSTEM(1)
シ ス テ ム に関連す る イ ベン ト 。
ACS_WRITE(2)
状態を変更で き る コ マ ン ド 。
ACS_READ(4)
現在の状態を読み出す コ マ ン ド 。
ACS_LOGIN(8)
ロ グ イ ン に関連す る イ ベン ト 。
ACS_AUDIT(16)
監査に関連す る イ ベン ト 。
ACS_DOMAIN(32)
ド メ イ ン管理に関連す る イ ベン ト 。
ACS_USER(64)
ユーザー管理に関連す る イ ベン ト 。
ACS_PLATFORM(128)
プ ラ ッ ト フ ォ ーム管理に関連す る イ ベ
ン ト。
ACS_MODES(256)
モー ド に関連す る イ ベン ト 。
こ のオプシ ョ ンは複数指定で き ます。 複数
指定す る と 、 リ ス ト の順序で-e オプシ ョ ン
と 一緒に処理 さ れ ます。 égópó·1 を参照 し て
く だ さ い。
( 続き )
122
enable ま たは disable にす る と 、 ク ラ ス
の監査 レ コ ー ド 生成はそれぞれオ ン ま たは
オ フ にな り ます。 こ の設定に よ っ て、 グ
ロ ーバルポ リ シーは無効にな り ます。
default に設定す る と 、 ユーザーのポ リ
シーはグ ロ ーバルポ リ シーに従 う よ う に設
定 さ れ ます。 ユーザーの グ ロ ーバル監査 レ
コ ー ド ポ リ シーを確認す る 場合は、
"showaudit -g" を使用 し て く だ さ い。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
setaudit(8)
-e events=enable|disable
指定 さ れた監査 イ ベン ト の監査 レ コ ー ド 生
成ポ リ シーを変更 し ます。 events は、 監査
イ ベン ト のカ ン マ区切 り リ ス ト です。 イ ベ
ン ト は数値 ま たは名前に よ っ て指定で き ま
す。 AEV_ プ レ フ ィ ッ ク ス は省略可能です。
た と えば、 SSH ロ グ イ ン の イ ベン ト は、
AEV_LOGIN_SSH、 LOGIN_SSH、 ま たは 0
と 表現で き ます。
有効な イ ベン ト の リ ス ト については、
showaudit -e all を参照 し て く だ さ い。
こ のオプシ ョ ンは複数指定で き ます。 複数
指定す る と 、 リ ス ト の順序で-c オプシ ョ ン
と 一緒に処理 さ れ ます。 égópó·3 を参照 し て
く だ さ い。
enable ま たは disable にす る と 、 イ ベン
ト の監査 レ コ ー ド 生成はそれぞれオ ン ま た
はオ フ にな り ます。 こ の設定に よ っ て、 グ
ロ ーバルポ リ シーは無効にな り ます。
default に設定す る と 、 ユーザーのポ リ
シーはグ ロ ーバルポ リ シーに従 う よ う に設
定 さ れ ます。 ユーザーの グ ロ ーバル監査 レ
コ ー ド ポ リ シーを確認す る 場合は、
"showaudit -g" を使用 し て く だ さ い。
-g enable|disable
ユーザーのグ ロ ーバル監査 レ コ ー ド 生成ポ
リ シーを設定 し ます。
disable に設定 し た場合は、 すべてのユー
ザーア カ ウ ン ト に帰属で き る 監査 レ コ ー ド
が生成 さ れ ません。 こ れ ら の設定は、-a オ
プシ ョ ン に よ っ て個々のユーザーご と に無
効にな る 場合があ り ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンや
オペ ラ ン ド と 一緒に指定 し た場合はエ ラ ー
にな り ます。
-m mailaddr
ロ ーカルの監査領域の使用量が し き い値に
達 し た場合に送信 さ れ る 電子 メ ールの メ ー
ルア ド レ ス を設定 し ます (-t オプシ ョ ン を
参照 )。 電子 メ ールア ド レ ス は、 有効な形式
の電子 メ ールア ド レ ス ([email protected])
であ る 必要があ り ます。 mailaddr に none
を指定す る と 、 電子 メ ール通知を オ フ に し
ます。
System Administration
123
setaudit(8)
-p suspend|count
監査 ト レ イ ルが全容量に達 し た場合に従 う
ポ リ シーを設定 し ます。 有効な値は以下の
と お り です。
suspend
空 き 領域が確保 さ れて レ コ ー ド の書 き
込みが可能にな る ま で、 ま たはポ リ
シーが count に変更 さ れ る ま で、 監査
レ コ ー ド に書 き 込 も う と す る プ ロ セ ス
はすべて一時停止 し ます。
count
新た な監査 レ コ ー ド は削除 さ れ ます。
ま た、 削除 さ れ る レ コ ー ド の数が カ ウ
ン ト さ れ ます。
-t percents
ロ ーカルの領域の使用量に関 し て警告を発
行す る し き い値を設定 し ます。 percents は、
使用済みの領域のパーセ ン テージ を示すカ
ン マ区切 り リ ス ト です。 こ の リ ス ト には最
大 2 つの値を設定で き ます。 た と えば、
50、 75 と い う 値を設定す る と 、 監査 レ コ ー
ド に使用で き る 領域の消費率がそれぞれ
50%、 75% に達 し た と き に警告が発行 さ れ ま
す。 デフ ォ ル ト は 80% です。
警告は、 コ ン ソ ールに メ ッ セージ と し て発
行 さ れ ます。 ま た、 オプシ ョ ン で、 電子
メ ールを使用 し て管理者に警告を発行す る
こ と も で き ます。 "-m mailaddr" を参照 し て
く だ さ い。
オペ ラ ン ド
124
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
archive
現在の監査 ト レ イ ルを アーカ イ ブす る よ う に ロ グのアーカ イ ブ機
構に通知 し ます。
delete
セ カ ン ダ リ パーテ ィ シ ョ ン にあ る ロ ーカルの監査 ト レ イ ルの一部
を削除 し ます。 こ の操作は、 ロ ーカルの監査 ト レ イ ルが全容量に
達 し た場合に、 新た な監査 レ コ ー ド 用に領域を空け る ために使用
で き ます。 セ カ ン ダ リ パーテ ィ シ ョ ン の詳細については、
『SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ ア ド ミ
ニ ス ト レーシ ョ ン ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
disable
監査 ト レ イ ルへの監査 レ コ ー ド の書 き 込みを オ フ に し ます。 その
後、 現在の監査 ト レ イ ルを アーカ イ ブす る よ う に ロ グのアーカ イ
ブ機構に通知 し ます。
enable
監査 ト レ イ ルへの監査 レ コ ー ド の書 き 込みを オ ン に し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
setaudit(8)
使用例
使用例 1
名前に よ り ク ラ ス を変更 し ます。 ロ グ イ ンお よ び監査に関連す る 監査 ク ラ ス
を無効に し て、 リ ー ド に関連す る 監査 ク ラ ス を有効に し ます。
XSCF> setaudit -c LOGIN,AUDIT=disable -c ACS_READ=enable
使用例 2
番号に よ り ク ラ ス を変更 し ます。 ク ラ ス 8 ( ロ グ イ ン) お よ び 16 (監査) を
無効に し て、 1 (シ ス テ ム) を有効に し ます。
XSCF> setaudit -c 8,16=disable -c 1=enable
使用例 3
ク ラ ス を変更 し て イ ベン ト を有効に し ます。 イ ベン ト 64 (ユーザー) だけ を
無効に し て、 ク ラ ス 1 (シ ス テ ム) を有効に し ます。
XSCF> setaudit -c 1=enable -e 64=disable
使用例 4
監査を有効に し ます。 監査 ト レ イ ルのための レ コ ー ド の書 き 込みを有効に し
ます。
XSCF> setaudit enable
使用例 5
警告を有効に し ます。 容量が 50% お よ び 75% に達 し た場合に警告を送 り ま
す。
XSCF> setaudit -t 50,75
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showaudit(8)
System Administration
125
setaudit(8)
126
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
setautologout(8)
名前
setautologout - XSCF シ ェ ルのセ ッ シ ョ ン タ イ ム ア ウ ト 時間を設定 し ます。
形式
setautologout -s timeout
setautologout -h
説明
setautologout(8) は、 XSCF シ ェ ルのセ ッ シ ョ ン タ イ ム ア ウ ト 時間を設定す る コ
マ ン ド です。
デフ ォ ル ト の タ イ ム ア ウ ト 時間は 10 分です。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-s timeout
XSCF シ ェ ルのセ ッ シ ョ ン タ イ ム ア ウ ト 時間を指定 し ます。
timeout には タ イ ム ア ウ ト す る 時間を分単位で指定 し ます。 1 か
ら 255 ま での整数で指定で き ます。
設定 さ れたセ ッ シ ョ ン タ イ ム ア ウ ト 時間は、 次回の ロ グ イ ン以降で有効にな り ます。
使用例 1
XSCF シ ェ ルのセ ッ シ ョ ン タ イ ム ア ウ ト 時間を 30 分に設定 し ます。
XSCF> setautologout -s 30
30min
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showautologout(8)
System Administration
127
setautologout(8)
128
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setcod(8)
名前
setcod - ド メ イ ン で使用 さ れ る キ ャ パシ テ ィ オ ンデマ ン ド (COD; Capacity on
Demand) リ ソ ー ス を設定 し ます。
形式
setcod
setcod [-v]
setcod [ [-q] -{y|n}] [-v] headroom
setcod [-v] -d domain_id [ proc-rtus]
setcod -h
説明
setcod(8) は、 ド メ イ ン で使用 さ れ る COD リ ソ ー ス を設定す る コ マ ン ド です。
ド メ イ ン上の COD ボー ド を利用す る ためには、 ラ イ セ ン ス キーを イ ン ス ト ールす る
必要があ り ます ( 詳細は addcodlicense(8) コ マ ン ド を参照 )。 ま た、 setcod(8)
コ マ ン ド ではヘ ッ ド ルーム を有効に し た り 、 ド メ イ ン に対 し て ラ イ セ ン ス を予約 し
た り で き ます。
domain_id を指定 し ない場合は、 コ マ ン ド プ ロ ン プ ト に現在の値が角カ ッ コ ([ ]) で囲
ま れて表示 さ れ ます。 オペ ラ ン ド の値を指定 し ない場合、 現在の値が保持 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d domain_id
ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ ス テ ム構成に よ っ て、
0 か ら 23 ま での整数で指定で き ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
System Administration
129
setcod(8)
オペ ラ ン ド
詳細説明
使用例
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
headroom
有効にす る ヘ ッ ド ルーム ( プ ロ セ ッ サ ) の数を指定 し ます。 最大
値は 4 です。
proc-rtus
ド メ イ ン用に予約 さ れ る Right-To-Use (RTU) ラ イ セ ン ス の数を
指定 し ます。 各 CPU に対 し て 1 つの RTU ラ イ セ ン ス が必要で
す。
■
オプシ ョ ン を何 も 指定 し ないで setcod(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 COD に関 し
て、 使用す る COD ヘ ッ ド ルーム の数、 お よ び ド メ イ ン用に予約す る COD RTU
ラ イ セ ン ス の数を指定す る よ う に求め ら れ ます。 COD 情報を入力す る よ う に求
め ら れ る プ ロ ン プ ト には、 許容 さ れ る 最大値が丸カ ッ コ ( ) の中に、 デフ ォ ル ト の
値が角カ ッ コ [ ] の中にそれぞれ表示 さ れ ます。
■
setcod(8) コ マ ン ド は、COD ヘ ッ ド ルーム ( 必要に応 じ て使用す る プ ロ セ ッ サ ) を
有効に し ます。 ド メ イ ン用に予約す る COD RTU ラ イ セ ン ス の数を指定す る 場合
には、-d domain_id オプシ ョ ン を使用 し ます。
使用例 1
COD CPU ヘ ッ ド ルームの数、 お よ び ド メ イ ン用に予約す る COD RTU ラ イ
セ ン ス の数を設定 し ます。
XSCF> setcod
PROC RTUs installed: 0
PROC Headroom Quantity (0 to disable, 4 MAX) [0]: 1
WARNING:Using headroom requires you to install license key(s) within 30
days. Do you agree? [y|n]: y
PROC RTUs reserved for domain 0 (1 MAX) [0]:
PROC RTUs reserved for domain 1 (0 MAX) [0]:
PROC RTUs reserved for domain 2 (0 MAX) [0]:
PROC RTUs reserved for domain 3 (0 MAX) [0]:
PROC RTUs reserved for domain 4 (0 MAX) [0]:
PROC RTUs reserved for domain 5 (0 MAX) [0]:
PROC RTUs reserved for domain 6 (0 MAX) [0]:
PROC RTUs reserved for domain 7 (0 MAX) [0]:
PROC RTUs reserved for domain 8 (0 MAX) [0]:
PROC RTUs reserved for domain 9 (0 MAX) [0]:
PROC RTUs reserved for domain 10 (0 MAX) [0]:
PROC RTUs reserved for domain 11 (0 MAX) [0]:
PROC RTUs reserved for domain 12 (0 MAX) [0]:
PROC RTUs reserved for domain 13 (0 MAX) [0]:
PROC RTUs reserved for domain 14 (0 MAX) [0]:
PROC RTUs reserved for domain 15 (0 MAX) [0]:
使用例 2
COD ヘ ッ ド ルーム CPU を 3 に設定 し ます。
XSCF> setcod 3
WARNING: Using headroom requires you to install license key(s) within 30
days. Do you agree? [y|n]: y
130
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
setcod(8)
こ の コ マ ン ド が完了す る と 、 以下の よ う な メ ッ セージが XSCF コ ン ソ ールに表示 さ
れ ます。
codd 15:51:36: COD PROC Headroom changed to 3
使用例 3
COD ヘ ッ ド ルーム CPU を 0 に設定 し ます。
XSCF> setcod 0
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
addcodlicense(8), showcod(8)
System Administration
131
setcod(8)
132
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
setdate(8)
名前
setdate - XSCF の時計の日付、 時刻を設定 し ます。
形式
setdate [ [-q] -{y|n}] [-u] -s date
setdate -h
説明
setdate(8) は、 XSCF の時計の日付、 時刻を設定す る コ マ ン ド です。
日付、 時刻を設定す る 場合に地方時で指定 し た と き は、 協定世界時 (UTC;
Coordinated Universal Time) に変換 さ れてか ら 設定 さ れ ます。
コ マ ン ド 実行後は、 XSCF が自動的に リ セ ッ ト さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-s date
日付、 時刻を設定 し ます。 date は、 以下の ど ち ら かの形式で指定
で き ます。
YYYY.MM.DD-hh:mm:ss
MMDDhhmmYYYY.ss
詳細説明
" 世紀年 . 月 . 日 - 時 (24 時制 ): 分
:秒"
" 月日時 (24 時制 ) 分世紀年 . 秒 "
-u
時刻を UTC で指定 し ます。 省略 し た場合は地方時 と な り ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
■
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン
プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
■
XSCF ユニ ッ ト が二重化構成の場合、 ス タ ンバ イ 側の XSCF に も 自動的に設定が反
映 さ れ ます。 ス タ ンバ イ 側の XSCF が故障 し てい る と き はエ ラ ー と な り 、 ア ク
テ ィ ブ側の XSCF にだけ設定が反映 さ れ ます。
■
XSCF を NTP サーバ と し てい る 場合は、XSCF の時刻を変更後、 ド メ イ ン の時刻を
同期 さ せ る 必要があ り ます。 以下の ど ち ら かの操作を行 う と 、 時刻が ド メ イ ン に
反映 さ れ ます。
■
ド メ イ ン上で ntpdate(1M) コ マ ン ド を実行す る
■
ド メ イ ン を リ ブー ト す る
System Administration
133
setdate(8)
使用例
■
setdate(8) コ マ ン ド は、 シ ス テ ム の電源が切断 さ れてい る 状態で実行す る 必要が
あ り ます。
■
XSCF に対 し て NTP サーバが設定 さ れてい る 場合は、 setdate(8) コ マ ン ド 設定 し
た時刻は無効にな り ます。 XSCF に NTP サーバが設定 さ れてい る か ど う かは、
showntp(8) コ マ ン ド で確認で き ます。
■
showdate(8) コ マ ン ド を使用す る と 、現在設定 さ れてい る XSCF の日付、時刻が確
認で き ます。
使用例 1
現在の時刻を地方時 (JST) で 「2006 年 1 月 27 日 16 時 59 分 00 秒」 に設定 し ま
す。
XSCF> setdate -s 012716592006.00
Fri Jan 27 16:59:00 JST 2006
The XSCF will be reset. Continue? [y|n] :y
Fri Jan 27 16:59:00 JST 2006
XSCF>
( 以降、リセット処理が継続されます。)
使用例 2
現在の時刻を UTC で 「2006 年 1 月 27 日 7 時 59 分 00 秒」 に設定 し ます。
XSCF> setdate -u -s 012707592006.00
Fri Jan 27 07:59:00 UTC 2006
The XSCF will be reset. Continue? [y|n] :y
Fri Jan 27 07:59:00 UTC 2006
XSCF>
( 以降、リセット処理が継続されます。)
使用例 3
現在の時刻を地方時 (JST) で 「2006 年 1 月 27 日 16 時 59 分 00 秒」 に設定 し ま
す。 プ ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> setdate -y -s 012716592006.00
Fri Jan 27 16:59:00 JST 2006
The XSCF will be reset. Continue? [y|n] :y
Fri Jan 27 16:59:00 JST 2006
XSCF>
( 以降、リセット処理が継続されます。)
使用例 4
現在の時刻を地方時 (JST) で 「2006 年 1 月 27 日 16 時 59 分 00 秒」 に設定 し ま
す。 メ ッ セージは非表示に し て、 プ ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> setdate -q -y -s 012716592006.00
XSCF>
( 以降、リセット処理が継続されます。)
終了ス テー タ ス
134
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
setdate(8)
関連項目
setntp(8), settimezone(8), showdate(8), showntp(8), showtimezone(8)
System Administration
135
setdate(8)
136
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
setdcl(8)
名前
setdcl - ド メ イ ン構成情報 (DCL; Domain Component List) を設定 し ます。
形式
setdcl -d domain_id -s policy=value
setdcl -d domain_id -s option=value lsb [ lsb...]
setdcl -d domain_id -a lsb=xsb [ lsb=xsb...]
setdcl -d domain_id -r lsb [ lsb...]
setdcl -h
説明
setdcl(8) は、 ド メ イ ン構成情報 (DCL) を設定す る コ マ ン ド です。
DCL と は、 ド メ イ ンや ド メ イ ン を構成す る 論理シ ス テ ム ボー ド (LSB; Logical
System Board) に設定で き る ハー ド ウ ェ ア リ ソ ー ス情報です。
LSB と は、 ド メ イ ン のオペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム で認識 さ れ る ボー ド の単位です。
ド メ イ ン ご と に最大 16 枚 ま で登録で き 、 00 か ら 15 ま での整数で表 さ れ ます。
シ ス テ ム ボー ド (XSB; eXtended System Board) と は、 物理シ ス テ ム ボー ド (PSB;
Physical System Board) を分割 し て シ ス テ ム上で使用で き る 単位に構成 し なお し た
ボー ト の こ と です。 XSB は PSB 番号 と PSB を分割 し た と き の分割番号を組み合わせ
て x-y(x は 00 か ら 15 ま での整数、 y は 0 か ら 3 ま での整数 ) で表 さ れ ます。
setdcl(8) コ マ ン ド は、 XSB を、 ド メ イ ン上のオペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム で認識で
き る LSB に対応 さ せた り 、 LSB に対応 さ せた XSB 上のハー ド ウ ェ ア リ ソ ー ス を、 ド
メ イ ン上のオペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム で使用 さ せた り す る ための設定を行い ます。
setdcl(8) コ マ ン ド では、 DCL 内の、 以下の情報を設定で き ます。
ド メ イ ン に対す る 設定 :
■
ハー ド ウ ェ ア初期診断で異常が検出 さ れた場合の縮退範囲 (policy)
LSB に対す る 設定 :
■
LSB に対応 さ せ る XSB 番号 (lsb, xsb)
LSB に対応 さ せ る XSB 番号を指定 し ます。
■
LSB に搭載 さ れてい る メ モ リ の使用 (no-mem)
LSB に搭載 さ れてい る メ モ リ を、 ド メ イ ン上のオペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム で使用
さ せ る か ど う か設定で き ます。
■
LSB に搭載 さ れてい る 入出力デバ イ ス の使用 (no-io)
LSB に搭載 さ れてい る PCI カー ド な ど の入出力デバ イ ス を、 ド メ イ ン上のオペ
レーテ ィ ン グ シ ス テ ム で使用 さ せ る か ど う か設定で き ます。
■
LSB を フ ロ ーテ ィ ン グ ボー ド と す る ための優先度 (float)
System Administration
137
setdcl(8)
指定 し た LSB を優先 し て フ ロ ーテ ィ ン グ ボー ド と す る か ど う か を設定で き ます。
フ ロ ーテ ィ ン グ ボー ド と は、 ド メ イ ン構成を変更す る 場合な ど、 オペ レーテ ィ ン
グ シ ス テ ムへの影響を最小限に抑え なが ら 、 Dynamic Reconfiguration(DR) を実
施す る ためのボー ド です。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a lsb=xsb
ド メ イ ン の LSB 番号に対応 さ せ る XSB 番号を指定 し ます。 以下
の形式で指定で き ます。
lsb=xsb
lsb LSB 番号を指定 し ます。 00 か ら 15 ま での整数で指定で き ま
す。
xsb XSB 番号を指定 し ます。 以下の形式で指定で き ます。
x-y
x: 00 か ら 15 ま での整数で指定 し ます。
y: 0 か ら 3 ま での整数で指定 し ます。
lsb と xsb を イ コ ール (=) で区切っ た形式で指定で き ます。 「=」
と の間に スペー ス を含めてはな り ません。 lsb=xsb は スペー ス で
区切っ て複数指定で き ます。
同 じ LSB 番号 と XSB 番号 を重複 し て指定 し た場合はエ ラ ー と な
り ます。 ま た、 指定 し た lsb に XSB 番号が設定 さ れてい る 場合 も
エ ラ ー と な り ます。
指定 し た xsb が別の LSB に設定 さ れてい る 場合は、 既存の設定が
ク リ ア さ れ、 指定 し た lsb に上書 き さ れ ます。
138
-d domain_id
設定す る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ ス テ ム構成に
よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で指定で き ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-r
指定 し た ド メ イ ン の LSB 番号に対応す る XSB 番号を ク リ ア し ま
す。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setdcl(8)
-s option=value
LSB へ対応 さ せた XSB のハー ド ウ ェ ア リ ソ ー ス に関 し て設定 し
ます。 option には設定す る 項目、 value には option に対す る 値を
指定 し ます。 option と value を イ コ ール (=) で区切っ た形式で 1
つだけ指定 し ます。 「=」 と の間に スペー ス を含めてはな り ませ
ん。
option には、 以下のいずれか を指定で き ます。
policy
no-mem
no-io
float
ハー ド ウ ェ ア初期診断で異常が検出 さ れた場
合の縮退範囲
メ モ リ を ド メ イ ン で使用す る か ど う か
入出力デバ イ ス を ド メ イ ン で使用す る か
優先 し て フ ロ ーテ ィ ン グ ボー ド にす る か
option に policy を指定 し た場合、 value には以下のいずれか を
指定で き ます。
fru
xsb
system
診断で異常が発生 し た場合、 対象の部品を縮
退 し ます。
診断で異常が発生 し た場合、 対象の XSB を
縮退 し ます。
診断で異常が発生 し た場合、 対象の ド メ イ ン
を縮退 し ます。
option に no-mem を指定 し た場合、 value には以下の ど ち ら か を
指定で き ます。
true
false
メ モ リ を ド メ イ ン で使用 さ せ ません。
メ モ リ を ド メ イ ン で使用 さ せ ます ( デフ ォ ル
ト )。
option に no-io を指定 し た場合、 value には以下の ど ち ら か を指
定で き ます。
true
false
入出力デバ イ ス を ド メ イ ン で使用 さ せ ませ
ん。
入出力デバ イ ス を ド メ イ ン で使用 さ せ ます (
デフ ォ ル ト )。
option に float を指定 し た場合、 value には以下の ど ち ら か を指
定で き ます。
true
false
フ ロ ーテ ィ ン グ ボー ド にな り 易 く し ます。
フ ロ ーテ ィ ン グ ボー ド にな り 易 く し ません (
デフ ォ ル ト )。
System Administration
139
setdcl(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
lsb
詳細説明
使用例
設定す る LSB 番号を指定 し ます。 lsb は 00 か ら 15 ま での整数で
指定で き ます。 スペー ス で区切っ て複数指定で き ます。 lsb は ド
メ イ ン内で一意の値を指定 し て く だ さ い。 同 じ lsb を指定 し た場
合はエ ラ ー と な り ます。
■
指定 し た LSB に対応 さ せた XSB がすでに ド メ イ ン構成に組み込 ま れてい る 場合は、
LSB に設定 さ れてい る 内容は変更で き ません。 deleteboard(8) コ マ ン ド で ド メ
イ ン構成か ら 割 り 当て を解除 し 、 moveboard(8) コ マ ン ド で他の ド メ イ ン構成へ
組みなお し てか ら 変更 し て く だ さ い。
■
指定 し た ド メ イ ン が稼働 し てい る 場合、 policy の値は変更で き ません。 指定 し
た ド メ イ ン の電源を切断 し てか ら 変更 し て く だ さ い。
■
showdcl(8) コ マ ン ド を使用す る と 、現在設定 さ れてい る DCL の情報が確認で き ま
す。
使用例 1
ド メ イ ン ID 0 の LSB#00 に XSB#00-0 を、 LSB#01 に XSB#00-1 を設定 し ます。
XSCF> setdcl -d 0 -a 00=00-0 01=00-1
使用例 2
ド メ イ ン ID 0 の LSB #00, #01 に no-mem=true を設定 し ます。
XSCF> setdcl -d 0 -s no-mem=true 00 01
使用例 3
ド メ イ ン ID 0 に configuration-policy=system を設定 し ます。
XSCF> setdcl -d 0 -s policy=system
使用例 4
ド メ イ ン ID 0 の LSB#00, #01 に対応 し てい る XSB を ク リ ア し ます。
XSCF> setdcl -d 0 -r 00 01
終了ス テー タ ス
関連項目
140
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
addboard(8), deleteboard(8), moveboard(8), setupfru(8), showboards(8),
showdcl(8), showdevices(8), showfru(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setdomainmode(8)
名前
setdomainmode - ド メ イ ン の動作モー ド を設定 し ます。
形式
setdomainmode [ [-q] -{y|n}] -d domain_id -m function=mode
setdomainmode -h
説明
setdomainmode(8) は、 ド メ イ ン の動作モー ド を設定す る コ マ ン ド です。
ド メ イ ン の動作モー ド には、 以下の種類があ り ます。
Diagnostic
Level
OpenBoot PROM の診断 レベル。 デフ ォ ル ト は標準です。
Secure Mode
host watchdog 監視お よ び Break 信号受信抑止機能の有効、 無
効。 デフ ォ ル ト は host watchdog 監視有効、 Break 信号受信抑止
有効です。
Autoboot
ド メ イ ン起動時のオー ト ブー ト の有効、 無効。 デフ ォ ル ト は有効
です。
CPU Mode
ド メ イ ン に搭載 さ れてい る CPU の動作モー ド の設定方法。 CPU
動作モー ド の設定方法には、 ド メ イ ン起動時に自動的に判別 さ せ
る 方法 と 、 手動で互換モー ド に設定す る 方法があ り ます。 デフ ォ
ル ト は、 ド メ イ ン起動時に自動的に判別 さ せ ます。
CPU 動作モー ド には以下の 2 種類があ り ます。
SPARC64 VII 拡張モー ド
SPARC64 VII プ ロ セ ッ サの拡張 さ れた機能を利用 し て動作 し
ます。 SPARC64 VII プ ロ セ ッ サだけで構成 さ れた ド メ イ ン
で、 CPU 動作モー ド を自動的に判別 さ せ る 場合にだけ設定
さ れ ます。
SPARC64 VI 互換モー ド
搭載 さ れてい る すべての CPU が SPARC64 VI プ ロ セ ッ サ と
同等の機能で動作 し ます。 ド メ イ ン が ど の よ う な CPU 構成
で も 設定で き ます。
ド メ イ ン の動作モー ド のいずれか を設定す る と 、 現在の設定内容が一覧表示 さ れ ま
す。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
■
OpenBoot PROM 診断 レベル
fieldeng
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
System Administration
141
setdomainmode(8)
■
host watchdog 監視お よ び Break 信号受信抑止、オー ト ブー ト 機能、CPU 動作モー
ド
platadm
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm
管理権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
142
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d domain_id
設定す る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ ス テ ム構成に
よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で指定で き ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 3 月改版
setdomainmode(8)
-m function=mode 動作モー ド と その値を設定 し ます。 function には動作モー ド を指
定 し ます。 以下のいずれか を指定で き ます。
diag
secure
autoboot
cpumode
OpenBoot PROM の診断 レベルを設定 し ま
す。
host watchdog 監視、 Break 信号受信抑止機
能を設定 し ます。
オー ト ブー ト 機能を設定 し ます。
CPU 動作モー ド を設定 し ます。
function に diag を指定 し た場合、 mode には以下のいずれか を指
定で き ます。
注 – 電源が投入 さ れてい る ド メ イ ン には設定で き ません。
none
診断を行い ません。
min
診断 レベルを 「標準」 に設定 し ます。
max
診断 レベルを 「最大」 に設定 し ます。
function に secure を指定 し た場合、 mode には以下の ど ち ら か を
指定で き ます。 設定 し た内容は、 ド メ イ ン の電源を投入 ま たは再
起動す る と 反映 さ れ ます。
on
off
host watchdog 監視、 Break 信号受信抑止を
有効に し ます。
host watchdog 監視、 Break 信号受信抑止を
無効に し ます。
function に autoboot を指定 し た場合、 mode には以下の ど ち ら
か を指定で き ます。 設定 し た内容は、 ド メ イ ン の電源を投入 ま た
は再起動す る と 反映 さ れ ます。
on
off
オー ト ブー ト 機能を有効に し ます。
オー ト ブー ト 機能を無効に し ます。
function に cpumode を指定 し た場合、 mode には以下の ど ち ら か
を指定で き ます。
注 – 電源が投入 さ れてい る ド メ イ ン には設定で き ません。
auto
ドメイン起動時に CPU 動作モー ド を自動的に判別します。
ドメインに搭載されている CPU 構成によって、以下のいず
れかの CPU 動作モー ド が設定されます。
■
SPARC64 VII プ ロ セ ッ サだけで構成 さ れてい る 場合 :
SPARC64 VII 拡張モー ド
■
SPARC64 VII と VI プ ロ セ ッ サが混在 し てい る 場合 :
SPARC64 VI 互換モー ド
■
SPARC64 VI プ ロ セ ッ サだけで構成 さ れてい る 場合 :
SPARC64 VI 互換モー ド
compatible
搭載されている CPU に関係な く 、 CPU 動作モー ド を
SPARC64 VI 互換モードに設定します。
System Administration
143
setdomainmode(8)
詳細説明
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
■
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン
プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
■
ド メ イ ン に設定 さ れてい る CPU 動作モー ド に よ り 、 Dynamic Reconfiguration
(DR) 操作で追加可能な シ ス テ ム ボー ド が決 ま り ます。 以下の と お り です。
ド メ イ ンの CPU 構成
CPU Mode の値
現在の CPU 動作モー ド
DR 操作で追加可能な
シ ス テムボー ド の CPU 構成
SPARC64 VII
auto
SPARC64 VII 拡張モー ド
SPARC64 VII
compatible
SPARC64 VI 互換モー ド
すべての CPU 構成
SPARC64 VII/VI
auto または
compatible
SPARC64 VI 互換モー ド
すべての CPU 構成
SPARC64 VI
auto または
compatible
SPARC64 VI 互換モー ド
すべての CPU 構成
CPU 動作モー ド と DR 操作に関す る 詳細については、 『SPARC Enterprise
M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ Dynamic Reconfiguration(DR) ユーザーズ
ガ イ ド 』 を参照 し て く だ さ い。
■
上記以外のシ ス テ ム ボー ド を ド メ イ ン に追加す る 場合は、 ド メ イ ン の電源切断 /
投入、 ま たは再起動を伴 う ド メ イ ン の再構築を行 う 必要があ り ます。
■
CPU 動作モー ド を自動的に判別 し てい る 場合に、 以下の よ う な状態が発生す る
と 、 ド メ イ ン再起動時に CPU 動作モー ド が、 SPARC64 VI 互換モー ド か ら
SPARC64 VII 拡張モー ド に変わ り ます。 SPARC64 VII 拡張モー ド にな る と
SPARC64 VI プ ロ セ ッ サが搭載 さ れた シ ス テ ム ボー ド を DR 操作で追加で き な く
な り ます。
■
SPARC64 VII と VI プ ロ セ ッ サ混在時に、SPARC64 VI プ ロ セ ッ サの故障に よ る
再起動後、 SPARC64 VI プ ロ セ ッ サが ド メ イ ン上にな く な っ て し ま っ た場合
ド メ イ ン に SPARC64 VI プ ロ セ ッ サが搭載 さ れてい る 、 ま たは搭載す る 予定の場
合は、 CPU 動作モー ド を SPARC64 VI 互換モー ド に設定 し て く だ さ い。
144
■
現在、 ド メ イ ン に設定 さ れてい る CPU 動作モー ド を確認す る 場合は、 Solaris OS
上で prtdiag(1M) コ マ ン ド を実行 し ます。 prtdiag(1M) コ マ ン ド については、
Solaris OS のマニ ュ アルページ を参照 し て く だ さ い。
■
オペ レー タ ーパネルのモー ド ス イ ッ チが 「Service」 の場合は、
setdomainmode(8) コ マ ン ド で設定 さ れた内容にかかわ ら ず、 ド メ イ ン の動作
モー ド は以下の よ う に設定 さ れ ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 3 月改版
setdomainmode(8)
■
■
使用例
OpenBoot PROM 診断 レベル (Diagnostic Level), CPU 動作モー ド (CPU
Mode): setdomainmode(8) コ マ ン ド の設定どお り
host watchdog 監視お よ び Break 信号受信抑止 (Secure Mode), オー ト ブー ト 機
能 (Autoboot): 無効
■
OpenBoot PROM 環境変数 "auto-boot?" が false に設定 さ れてい る 場合は、オー
ト ブー ト 機能は無効 と な り ます。
■
OpenBoot PROMの診断 レベルはaddboard(8) コ マ ン ド と moveboard(8) コ マ ン ド
の diag level に適用 さ れ ます。
■
showdomainmode(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 現在設定 さ れてい る ド メ イ ン の動
作モー ド の内容が確認で き ます。
使用例 1
ド メ イ ン ID 0 の OpenBoot PROM の診断レベルを none に設定 し ます。
XSCF> setdomainmode -d 0 -m diag=none
Diagnostic Level
:min
-> none
Secure Mode
:on
-> Autoboot
:on
-> CPU Mode
:auto
-> The specified modes will be changed.
Continue? [y|n]:y
configured.
Diagnostic Level
:none
Secure Mode
:on (host watchdog: available Break-signal:non-receive)
Autoboot
:on (autoboot:on)
CPU Mode
:auto
使用例 2
ド メ イ ン ID 0 のオー ト ブー ト 機能を有効に し ます。 プ ロ ンプ ト には自動的に
"y" と 応答 し ます。
XSCF> setdomainmode -y -d 0 -m autoboot=on
Diagnostic Level
:none
-> Secure Mode
:on
-> Autoboot
:off
-> on
CPU Mode
:auto
-> The specified modes will be changed.
Continue? [y|n]:y
configured.
Diagnostic Level
:none
Secure Mode
:on (host watchdog: available Break-signal:non-receive)
Autoboot
:on (autoboot:on)
CPU Mode
:auto
使用例 3
setdomainmode(8) コ マ ン ド での設定を途中で中止 し ます。
XSCF> setdomainmode -d 0 -m diag=none
Diagnostic Level
:min
-> none
Secure Mode
:on
-> Autoboot
:on
-> -
System Administration
145
setdomainmode(8)
CPU Mode
:auto
-> The specified modes will be changed.
Continue? [y|n]:n
使用例 4
ド メ イ ン ID 0 のオー ト ブー ト 機能を有効に し ます。 メ ッ セージは非表示に し
て、 プ ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> setdomainmode -q -y -d 0 -m autoboot=on
終了ス テー タ ス
関連項目
146
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showdomainmode(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 3 月改版
setdomparam(8)
名前
setdomparam - OpenBoot PROM 環境変数を強制的に書 き 換え ます。
形式
setdomparam [ [-q] -{y|n}] -d domain_id use-nvramrc
setdomparam [ [-q] -{y|n}] -d domain_id security-mode
setdomparam [ [-q] -{y|n}] -d domain_id set-defaults
setdomparam -h
説明
setdomparam(8) は、 OpenBoot PROM 環境変数を書 き 換え る コ マ ン ド です。
指定 し た ド メ イ ン、 ま たはすべての ド メ イ ン に対 し て書 き 換えがで き ます。
以下の OpenBoot PROM 環境変数が設定できます。
use-nvramrc?
ド メ イ ン のブー ト ま たは リ ブー ト 時に NVRAM の内容を実行
するかど う か
security-mode? フ ァ ーム ウ ェ アのセ キ ュ リ テ ィ レベルの設定
set-defaults
ユーザー権限
OpenBoot PROM 環境変数を工場出荷時の状態に戻すか ど う か
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm
管理権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d domain_id
OpenBoot PROM 環境変数を書 き 換え る ド メ イ ン ID を指定 し ま
す。 domain_id はシ ス テ ム構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で
指定で き ます。
注 – 電源が投入 さ れてい る ド メ イ ンは指定で き ません。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
System Administration
147
setdomparam(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
use-nvramrc
環境変数 use-nvramrc? を false に設定 し ます。
security-mode 環境変数 security-mode? を none に設定 し ます。
set-defaults
詳細説明
使用例
OpenBoot PROM 環境変数を工場出荷時の状態に戻 し ます。
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン プ
ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
使用例 1
ド メ イ ン ID 0 の OpenBoot PROM 環境変数 use-nvramrc? を false に設定
し ます。
XSCF> setdomrarm -d 0 use-nvramrc
DomainIDs of domains that will be affected:00,01
OpenBoot PROM variable use-nvram will be set to false.
Continue? [y|n]:y
使用例 2
ド メ イ ン ID 0 の OpenBoot PROM 環境変数 security-mode? を none に設
定 し ます。
XSCF> setdomrarm -d 0 security-mode
DomainIDs of domains that will be affected:00,01
OpenBoot PROM variable security-mode will be set to none.
Continue? [y|n]:y
使用例 3
ド メ イ ン ID 0 の OpenBoot PROM 環境変数を工場出荷時の状態に初期化 し ま
す。
XSCF> setdomrarm -d 0 set-defaults
DomainIDs of domains that will be affected:00
All OpenBoot PROM variable will be reset to original default values.
Continue? [y|n]:y
使用例 4
ド メ イ ン ID 1 の OpenBoot PROM 環境変数を工場出荷時の状態に初期化 し ま
す。 メ ッ セージは非表示に し て、 プ ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> setdomrarm -q -y -d 1 set-defaults
終了ス テー タ ス
148
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setdscp(8)
名前
setdscp - ド メ イ ン / サービ ス プ ロ セ ッ サ間通信プ ロ ト コ ル (DSCP) の IP ア ド レ ス割
り 当て を設定 し ます。
形式
setdscp [-v]
setdscp [-f] [-v] [ [-q] -{y|n}] -i address -m netmask
setdscp [-f] [-v] [ [-q] -{y|n}] -s -i address
setdscp [-f] [-v] [ [-q] -{y|n}] -d domain_id -i address
setdscp -h
説明
setdscp(8) は、 IP ア ド レ ス を DSCP リ ン ク に割 り 当て る コ マ ン ド です。
setdscp(8) コ マ ン ド は、 初期設定にのみ使用す る こ と を目的 と し てい ます。 こ の コ
マ ン ド を実行す る と き は、 ド メ イ ン の電源を投入 し ないで く だ さ い。
注 – setdscp(8) コ マ ン ド を使用 し て DSCF の IP ア ド レ ス を変更 し た あ と 、 指定 し
た IP ア ド レ ス を使用す る ためには、 サービ ス プ ロ セ ッ サ を リ セ ッ ト す る 必要があ り
ます。
すべての DSCP リ ン ク で使用す る ためのネ ッ ト ワ ー ク ア ド レ ス は、-i address オプ
シ ョ ン と -m netmask オプシ ョ ン を使用 し て指定で き ます。 こ の動作モー ド では、
サービ ス プ ロ セ ッ サお よ び ド メ イ ン固有の各 DSCP リ ン ク で使用 さ れ る IP ア ド レ ス
は、 ネ ッ ト ワ ー ク ア ド レ ス に よ っ て示 さ れ る ア ド レ ス範囲の中か ら 自動的に選択 さ
れ ます。
個々の ド メ イ ン固有 DSCP リ ン ク の IP ア ド レ ス を、 その他すべての DSCP ア ド レ ス
設定値 と は別に設定す る には、-d domain_id オプシ ョ ン と -i address オプシ ョ ン を使
用 し ます。
サービ ス プ ロ セ ッ サの IP ア ド レ ス を、 その他すべての DSCP ア ド レ ス設定値 と は別
に設定す る には、-s オプシ ョ ン と -i address オプシ ョ ン を使用 し ます。
DSCP を以前に設定 し ていた場合は、 現在の設定が表示 さ れ ます。 表示 さ れた設定
が適切な場合は、 [Enter] キーを押す こ と でその ま ま使用で き ます。
事前に設定 さ れた ネ ッ ト ワ ー ク ア ド レ ス の範囲外に あ る 値を サービ ス プ ロ セ ッ サ ま
たは ド メ イ ン のア ド レ ス と し て設定 し た場合や、 設定 し た ア ド レ ス が別の ド メ イ ン
やサービ ス プ ロ セ ッ サにすでに割 り 当て ら れてい る ア ド レ ス と 競合す る 場合は、 エ
ラ ーが発生 し ます。 こ れ ら のエ ラ ーは、-f オプシ ョ ン を使用 し て無効にで き ます。
注 – 矛盾 し た IP ア ド レ ス で-f オプシ ョ ン を使用す る と 、 間違っ た構成 と な る 場合
があ り ます。 こ の よ う な場合は、 DSCP に関す る 矛盾を適切に解決 し て く だ さ い。
setdscp(8) コ マ ン ド を何 も 指定 し ないで実行す る と 対話モー ド と な り 、 DSCP の IP
ア ド レ ス を順番に入力す る ためのプ ロ ン プ ト が表示 さ れ ます。 ( 非対話モー ド ではす
べての ド メ イ ン の IP ア ド レ ス を-i お よ び-m オプシ ョ ン を使用 し て設定 し ます。 )
System Administration
149
setdscp(8)
必要な設定が終わ っ た ら 、 設定 し た内容を確認 し 、 DSCP 構成のデー タ ベー ス に コ
ミ ッ ト す る か ど う か を決め る こ と がで き ます。
注 – 対話モー ド で setdscp(8) コ マ ン ド を実行 し た場合は、 (-q オプシ ョ ン の使用
にかかわ ら ず)-y ま たは-n オプシ ョ ン が使用で き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
使用例
150
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d domain_id
ド メ イ ン識別子。 domain_id には、 シ ス テ ム構成に よ っ て、 0 か ら
23 ま での整数で指定で き ます。-i address オプシ ョ ン と 一緒に指定
し ます。
-f
範囲外やア ド レ ス競合に よ る エ ラ ーを無視 し 、 新 し い設定値を強
制的に コ ミ ッ ト し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-i address
IP ア ド レ ス を IPv4 の ド ッ ト つ き 10 進表記で指定 し ます。
■
-m netmask と 一緒に指定す る 場合、シ ス テ ム内の DSCP リ ン ク す
べてのネ ッ ト ワ ー ク ア ド レ ス を指定 し ます。
■
-d domain_id と 一緒に指定す る 場合、 DSCP で使用 さ れ る 個々の
ド メ イ ン固有 IP ア ド レ ス を指定 し ます。
■
-s オプシ ョ ン と 一緒に指定す る 場合、 シ ス テ ム内の DSCP リ ン
ク すべてのサービ ス プ ロ セ ッ サ側で使用 さ れ る IP ア ド レ ス を指
定 し ます。
-m netmask
シ ス テ ム内の DSCP リ ン ク すべてのネ ッ ト マ ス ク ア ド レ ス を指定
し ます。-i address オプシ ョ ン と 一緒に指定 し ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-s
シ ス テ ム内の DSCP リ ン ク すべてのサービ ス プ ロ セ ッ サ側を指定
し ます。-i address オプシ ョ ン と 一緒に指定 し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
注 – 以下の使用例に示す IP ア ド レ ス は、 単な る サ ン プルです。 使用 し てい る ネ ッ
ト ワ ー ク で有効な IP ア ド レ ス については、 シ ス テ ム に付属 さ れてい る 『SPARC
Enterprise M8000/M9000 サーバ 設置計画マニ ュ アル』 ま たは 『SPARC Enterprise
M4000/M5000 サーバ 設置計画マニ ュ アル』 を参照 し て く だ さ い。 特定の状況下で
不正なネ ッ ト ワ ー ク IP ア ド レ ス を使用す る と 、 シ ス テ ム が起動不能にな る 可能性が
あ り ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setdscp(8)
使用例 1
すべての ド メ イ ンに対 し て DSCP ア ド レ ス を割 り 当て ます。
XSCF> setdscp -y -i 10.1.1.0 -m 255.255.255.0
Commit these changes to the database? [y|n] : y
使用例 2
ド メ イ ン ID 1 へ代替 IP ア ド レ ス を割 り 当て ます。
XSCF> setdscp -d 1 -i 10.1.1.26
Commit these changes to the database? [y|n] : y
使用例 3
-q と -y オプシ ョ ン を使用 し てネ ッ ト マ ス ク ア ド レ ス を指定 し ます。
XSCF> setdscp -q -y -i 10.1.1.0 -m 255.255.255.0
使用例 4
対話モー ド を使用 し て DSCP ア ド レ ス を設定 し ます。
対話モー ド の各プ ロ ン プ ト に よ っ て表示 さ れ る デフ ォ ル ト 値は、 以前の設定 と 一致
し てい ます。 こ のため、 DSCP 設定を対話的に確認お よ び変更す る こ と がで き ます。
こ の使用例では、 ネ ッ ト ワ ー ク ア ド レ ス の一部分のみを入力 し 、 その後は [Enter]
キーを押 し て以降の設定値をすべて受け入れてい ます。
XSCF> setdscp
DSCP network [0.0.0.0
] > 10.1.1.0
DSCP netmask
] > 255.255.255.0
[255.0.0.0
XSCF address [10.1.1.1
] > [ENTER]
Domain #00 address [10.1.1.2
] > [ENTER]
Domain #01 address [10.1.1.3
] > [ENTER]
Domain #02 address [10.1.1.4
] > [ENTER]
Domain #03 address [10.1.1.5
] > [ENTER]
Domain #04 address [10.1.1.6
] > [ENTER]
Domain #05 address [10.1.1.7
] > [ENTER]
Domain #06 address [10.1.1.8
] > [ENTER]
Domain #07 address [10.1.1.9
] > [ENTER]
Domain #08 address [10.1.1.10
] > [ENTER]
Domain #09 address [10.1.1.11
] > [ENTER]
Domain #10 address [10.1.1.12
] > [ENTER]
Domain #11 address [10.1.1.13
] > [ENTER]
Domain #12 address [10.1.1.14
] > [ENTER]
Domain #13 address [10.1.1.15
] > [ENTER]
Domain #14 address [10.1.1.16
] > [ENTER]
Domain #15 address [10.1.1.17
] > [ENTER]
Domain #16 address [10.1.1.18
] > [ENTER]
Domain #17 address [10.1.1.19
] > [ENTER]
Domain #18 address [10.1.1.20
] > [ENTER]
Domain #19 address [10.1.1.21
] > [ENTER]
Domain #20 address [10.1.1.22
] > [ENTER]
Domain #21 address [10.1.1.23
] > [ENTER]
System Administration
151
setdscp(8)
Domain #22 address [10.1.1.24
] > [ENTER]
Domain #23 address [10.1.1.25
] > [ENTER]
Commit these changes to the database [y|n]? y
終了ス テー タ ス
関連項目
152
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showdscp(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setdualpowerfeed(8)
名前
setdualpowerfeed - 二系統受電モー ド を設定 し ます。
形式
setdualpowerfeed -s key
setdualpowerfeed -h
説明
setdualpowerfeed(8) は、 本体装置の二系統受電モー ド を有効/無効にす る コ マ
ン ド です。
setdualpowerfeed(8) コ マ ン ド は、 ミ ッ ド レ ン ジサーバにだけ有効です。 ハ イ エ
ン ド サーバでは二系統受電用の電源筐体を接続す る と 、 自動的に、 二系統受電モー
ド が設定 さ れ ます。
設定 し た内容を反映 さ せ る には、 rebootxscf(8) コ マ ン ド を使用 し て、 XSCF を リ
セ ッ ト す る 必要があ り ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-s key
本体装置の二系統受電モー ド を設定 し ます。 key には以下の ど ち
ら か を指定で き ます。
enable
disable
詳細説明
使用例
二系統受電モードを有効にします。
二系統受電モードを無効にします。
showdualpowerfeed(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 現在の二系統受電モー ド の状態を
確認で き ます。
使用例 1
本体装置の二系統受電モー ド を無効に し ます。 リ ブー ト 前に メ ッ セージが表
示 さ れます。
XSCF> setdualpowerfeed -s disable
enable -> disable
NOTE: Dual power feed will be disabled the next time the platform is powered
on.
使用例 2
本体装置の二系統受電モー ド を有効に し ます。 リ ブー ト 前に メ ッ セージが表
示 さ れます。
XSCF> setdualpowerfeed -s enable
disable -> enable
NOTE: Dual power feed will be enabled the next time the platform is powered
on.
System Administration
153
setdualpowerfeed(8)
終了ス テー タ ス
関連項目
154
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showdualpowerfeed(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 3 月改版
setemailreport(8)
名前
setemailreport - 電子 メ ール レ ポー ト の設定デー タ を セ ッ ト ア ッ プ し ます。
形式
setemailreport [-v] [-t]
setemailreport [-s variable= value]...
setemailreport -h
説明
setemailreport(8) は、 リ モー ト 保守用に電子 メ ール レ ポー ト 機能の設定デー タ
を セ ッ ト ア ッ プす る コ マ ン ド です。
一度デー タ を設定す る と 、 必要に応 じ て、 故障管理デーモ ン か ら メ ールが送信 さ れ
る よ う にな り ます。
オプシ ョ ン を何 も 指定せずに setemailreport(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 電子
メ ール レ ポー ト を有効にす る か ど う か を指定す る よ う に求め ら れ ます。 電子 メ ール
レ ポー ト を有効にす る 場合、 電子 メ ールア ド レ ス の リ ス ト を入力す る よ う に求め ら
れ ます。
オプシ ョ ン の意味は以下の と お り です。
-a
受信者の追加
-d
受信者の削除
-r
受信者の置換 ( デ フ ォ ル ト )
-s オプシ ョ ン を使用す る と 、 電子 メ ール レ ポー ト を非対話的にセ ッ ト ア ッ プで き ま
す。
setsmtp(8) コ マ ン ド を使用 し て メ ールサーバ と ポー ト を設定 し た あ と は、
setemailreport -t コ マ ン ド でテ ス ト メ ールを送信で き る よ う にな り ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
System Administration
155
setemailreport(8)
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に
指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-s variable=value
電子 メ ール レ ポー ト を設定 し ます。
variable の有効な値は以下の と お り です。
■ enable
■ recipient
enable で有効 と な る 値は以下の と お り です。
■ yes
■ no
recipient で有効 と な る 値は以下の と お り です。
■ 任意の有効な企業電子 メ ールア カ ウ ン ト
使用例
-t
テ ス ト 電子 メ ールを送信 し ます。
-v
詳細な メ ッ セージ を表示 し ます。
使用例 1
対話モー ド で電子 メ ールレ ポー ト を有効に し ます。
XSCF> setemailreport
Enable Email Reporting? [no]:yes
Email Recipient Address [[email protected]]:
Do you want to send a test mail now (Yes/No): no
使用例 2
対話モー ド で電子 メ ールレ ポー ト 受信者を追加 し ます。
XSCF> setemailreport
Enable Email Reporting? [yes]:[RETURN]
Email Recipient Address[[email protected]]: -a [email protected]
使用例 3
対話モー ド で電子 メ ールレ ポー ト 受信者を削除 し ます。
XSCF> setemailreport
Enable Email Reporting? [yes]:[RETURN]
Email Recipient Address[[email protected]]: -d [email protected]
使用例 4
電子 メ ールレ ポー ト を非対話モー ド で有効に し ます。
XSCF> setemailreport -s enable=yes -s
recipient=”[email protected], [email protected]”
使用例 5
テ ス ト 電子 メ ールを送信 し ます。
XSCF> setemailreport -t
....Sending test email to [email protected]
[Email contents shown below]
156
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setemailreport(8)
Host Name: jupiter
Send Timestamp: 04-20-2006 16:31:45 PST
Mail Server: 10.4.1.1
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setsmtp(8), showemailreport(8)
System Administration
157
setemailreport(8)
158
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
sethostname(8)
名前
sethostname - XSCF ユニ ッ ト のホ ス ト 名お よ び DNS ド メ イ ン名を設定 し ます。
形式
sethostname xscfu hostname
sethostname -d domainname
sethostname -h
説明
sethostname(8) は、 XSCF ユニ ッ ト のホ ス ト 名お よ び DNS ド メ イ ン名を設定す る
コ マ ン ド です。
XSCF ユニ ッ ト が二重化構成の場合、 DNS ド メ イ ン名は XSCF ユニ ッ ト 共通 と な り
ます。 ホ ス ト 名は XSCF ユニ ッ ト ご と に指定で き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
オペ ラ ン ド
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d domainname
XSCF ユニ ッ ト に設定す る DNS ド メ イ ン名を指定 し ます。
domainname は ラ ベル要素を ピ リ オ ド (.) で区切っ た形式で、
hostname と 合わせた文字数が 254 文字以内にな る よ う に指定 し ま
す。 254 文字を超え る と エ ラ ー と な り ます。 ラ ベル要素には英数
字 ま たはハ イ フ ン (-) が使用で き ます。 ただ し 、 先頭は英字、 末
尾は英数字で指定 し て く だ さ い。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
hostname
XSCF ユニ ッ ト に設定す る ホ ス ト 名を指定 し ます。
Fully Qualified Domain Name(FQDN) ではな く 省略 さ れた形式
で、 64 文字以内で指定 し ます。 64 文字を超え る と エ ラ ー と な り
ます。 英数字 ま たはハ イ フ ン (-) が使用で き ます。 ただ し 、 先頭
は英字、 末尾は英数字で指定 し て く だ さ い。
xscfu
設定す る XSCF ユニ ッ ト 名を指定 し ます。 シ ス テ ム構成に よ っ て
以下の よ う に指定で き ます。 省略 し た場合はエ ラ ー と な り ます。
xscf#0
xscf#1
詳細説明
■
XSCF ユニ ッ ト 0
XSCF ユニ ッ ト 1 ( 二重化構成の場合 )
設定 し た ホ ス ト 名お よ び DNS ド メ イ ン名を XSCF に反映 さ せ る には、
applynetwork(8) コ マ ン ド を実行 し ます。 applynetwork(8) コ マ ン ド で XSCF
に反映 し た ら 、 rebootxscf(8) コ マ ン ド を使用 し て XSCF を リ セ ッ ト す る と 設定
が完了 し ます。
System Administration
159
sethostname(8)
shownetwork(8) コ マ ン ド を使用す る と 、現在設定 さ れてい る XSCF ユニ ッ ト のホ
ス ト 名お よ び DNS ド メ イ ン名が確認で き ます。
■
使用例
使用例 1
XSCF ユニ ッ ト 0 に scf0-hostname と い う ホ ス ト 名を設定 し ます。
XSCF> sethostname xscf#0 scf0-hostname
使用例 2
XSCF ユニ ッ ト に example.com と い う DNS ド メ イ ン名を設定 し ます。
XSCF> sethostname -d example.com
終了ス テー タ ス
関連項目
160
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
applynetwork(8), rebootxscf(8), showhostname(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
sethttps(8)
名前
sethttps - XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用す る HTTPS サービ ス の開始 と 停止を設定 し ま
す。 ま た、 認証関連の設定を行い ます。
形式
sethttps [ [-q] -{y|n}] -c enable
sethttps -c disable
sethttps -c gencsr country state | province locality organization organizationalunit
common e-mail
sethttps [ [-q] -{y|n}] -c genserverkey
sethttps -c importca
sethttps [ [-q] -{y|n}] -c selfsign country state | province locality organization
organizationalunit common e-mail
sethttps -h
説明
sethttps(8) は、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用す る HTTPS サービ ス の開始 と 停止を設
定す る コ マ ン ド です。 ま た、 HTTPS サービ ス で使用 さ れ る 認証関連の設定を行い ま
す。
認証に関連す る 項目 と し て、 以下の内容を設定で き ます。
■
自己認証局の構築
■
自己署名 さ れた web サーバ証明書の作成
■
web サーバの秘密鍵の生成
■
外部認証局に対す る web サーバ証明書要求 (CSR; Certificate Signing Request) の生
成
■
外部認証局で署名 さ れた web サーバ証明書の イ ン ポー ト
XSCF では HTTP はサポー ト さ れ ません。 HTTPS サービ ス だけサポー ト さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c {enable|disable} HTTPS サービ ス の開始 ま たは停止を指定 し ます。 以下の ど
ち ら か を指定で き ます。 省略 し た場合はエ ラ ー と な り ます。
enable
disable
HTTPS サービ ス を開始 し ます。
HTTPS サービ ス を停止 し ます。
-c gencsr
CSR を生成 し ます。
-c genserverkey
web サーバの秘密鍵を生成 し ます。
System Administration
161
sethttps(8)
オペ ラ ン ド
-c importca
認証局で署名 さ れた web サーバ証明書を XSCF へ イ ン ポー
ト し ます。
-c selfsign
自己認証局を構築 し ます。 ま た、 自己署名 さ れた web サー
バ証明書を作成 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一
緒に指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない
よ う に し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
common
作成者名やサーバのホ ス ト 名な ど、 共通名を指定 し ます。
country
JP、 US な ど、 国名を 2 文字の コ ー ド で指定 し ます。
e-mail
E-mail ア ド レ ス を指定 し ます。
locality
都市名な ど を指定 し ます。
organization
会社名な ど を指定 し ます。
organizationalunit 部、 課な ど、 所属を指定 し ます。
state|province
詳細説明
■
HTTPS サーバを有効にす る 場合や自己認証局、 web サーバ証明書、 ま たは web
サーバの秘密鍵がすでに存在す る 場合は、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認
す る ためのプ ロ ン プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n"
を入力 し ます。
■
CSR は上書 き 作成 さ れ ます。
■
XSCF ユニ ッ ト が二重化構成の場合、 ス タ ンバ イ 側の XSCF に対 し て も 自動的に設
定が反映 さ れ ます。 ス タ ンバ イ 側の XSCF に異常が発生 し てい る と き はエ ラ ー と
な り ます。
■
外部認証局を利用す る 場合、 以下の よ う な と き はエ ラ ー と な り ます。
■
■
■
162
州名や県名な ど を指定 し ます。
"-c genserverkey" を実行 し ないで "-c gencsr" ま たは"-c enable" を実行 し
たとき
"-c genserverkey" を実行 し て web サーバの秘密鍵を作成 し て く だ さ い。
"-c importca" を実行 し ないで "-c enable" を実行 し た と き
"-c importca" を実行 し て web サーバ証明書を イ ン ポー ト し て く だ さ い。
"-c importca"で イ ン ポー ト す る webサーバ証明書 と "-c genserverkey"で作
成 し た web サーバの秘密鍵が一致 し ない と き
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
sethttps(8)
web サーバ証明書が正 し いか ど う か確認 し て く だ さ い。
使用例
■
設定 し た内容は、 rebootxscf(8) コ マ ン ド で XSCF を リ セ ッ ト す る と 反映 さ れ ま
す。
■
showhttps(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 現在の HTTPS サービ ス の内容が確認で き
ます。
使用例 1
HTTPS サービ ス を開始 し ます。
XSCF> sethttps -c enable
Continue? [y|n] :y
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the https settings.
使用例 2
HTTPS サービ ス を停止 し ます。
XSCF> sethttps -c disable
使用例 3
以下の内容で CSR を生成 し ます。 country: JP, state|province: Kanagawa, locality: Kawasaki, organization: Example, organizationalunit: development, common:
scf-host, e-mail: [email protected]
XSCF> sethttps -c gencsr JP Kanagawa Kawasaki Example development
\ scf-host [email protected]
使用例 4
以下の内容で自己認証局を構築 し 、 自己署名 さ れた web サーバ証明書を生成
し ます。country: JP, state|province: Kanagawa, locality: Kawasaki, organization:
Example, organizationalunit: development, common: scf-host, e-mail: [email protected]
XSCF> sethttps -c selfsign JP Kanagawa Kawasaki Example development
scf-host [email protected]
CA key and CA cert already exist. Do you still wish to update? [y|n] :y
Enter passphrase:
Verifying - Enter passphrase:
使用例 5
web サーバの秘密鍵を生成 し ます。
XSCF> sethttps -c genserverkey
Server key already exists. Do you still wish to update? [y|n] :y
Enter passphrase:
Verifying - Enter passphrase:
使用例 6
web サーバの秘密鍵を生成 し ます。 プ ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ま
す。
XSCF> sethttps -c genserverkey
Server key already exists. Do you still wish to update? [y|n] :y
Enter passphrase:
Verifying - Enter passphrase:
System Administration
163
sethttps(8)
使用例 7
web サーバの秘密鍵を生成 し ます。 メ ッ セージは非表示に し て、 プ ロ ンプ ト
には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> sethttps -c genserverkey -q -y
Enter passphrase:
Verifying - Enter passphrase:
使用例 8
web サーバ証明書を イ ン ポー ト し ます。 終了は Enter キーを押 し てか ら 、
Ctrl+D を実行 し ます。
XSCF> sethttps -c importca
Please import a certificate:
-----BEGIN CERTIFICATE----MIIDdTCCAt6gAwIBAgIBATANBgkqhkiG9w0BAQQFADCBgTELMAkGA1UEBhMCamox
DjAMBgNVBAgTBXN0YXRlMREwDwYDVQQHEwhsb2NhbGl0eTEVMBMGA1UEChMMb3Jn
YW5pemF0aW9uMQ8wDQYDVQQLEwZvcmdhbmkxDzANBgNVBAMTBmNvbW1vbjEWMBQG
CSqGSIb3DQEJARYHZWUubWFpbDAeFw0wNjA1MzAwNTI5MTVaFw0xNjA1MjcwNTI5
MTVaMG4xCzAJBgNVBAYTAmpqMQ4wDAYDVQQIEwVzdGF0ZTEVMBMGA1UEChMMb3Jn
YW5pemF0aW9uMQ8wDQYDVQQLEwZvcmdhbmkxDzANBgNVBAMTBmNvbW1vbjEWMBQG
CSqGSIb3DQEJARYHZWUubWFpbDCBnzANBgkqhkiG9w0BAQEFAAOBjQAwgYkCgYEA
nkPntf+TjYtyKlNYFbO/YavFpUzkYTLHdt0Fbz/tZmGd3e6Jn34A2W9EC7D9hjLs
j+kAP41Al6wFwGO7KP3H4iImX0Uysjl9Hyk4jLBU51sw8JqvT2utTjltV5mFPKL6
5A51Yuhf8OGrR+bYGli6H1a6RPmlMSD7Z0AGDxR0eY0CAwEAAaOCAQ0wggEJMAkG
A1UdEwQCMAAwLAYJYIZIAYb4QgENBB8WHU9wZW5TU0wgR2VuZXJhdGVkIENlcnRp
ZmljYXRlMB0GA1UdDgQWBBQHIlCmI7QyZa8zpt1Hl6EfLR+EwDCBrgYDVR0jBIGm
MIGjgBTnQYs6jzD7wdDhk7wsFeJGVaUTtaGBh6SBhDCBgTELMAkGA1UEBhMCamox
DjAMBgNVBAgTBXN0YXRlMREwDwYDVQQHEwhsb2NhbGl0eTEVMBMGA1UEChMMb3Jn
YW5pemF0aW9uMQ8wDQYDVQQLEwZvcmdhbmkxDzANBgNVBAMTBmNvbW1vbjEWMBQG
CSqGSIb3DQEJARYHZWUubWFpbIIBADANBgkqhkiG9w0BAQQFAAOBgQCqBFbo88Hi
yvOUyW8E8ll1AbuA04IrnjHI4cjHq9NuSX1w8mJsXKTVMx3WZCJpJDC+f/WoRMKw
R+OpXAVQvb2tjIn3kO99dq+begECo4mwknW1t7QI7A1BkcW2/MkOolIRa6iP1Zwg
JoPmwAbrGyAvGUtdzUoyIH0jl7dRQrVIRA==
-----END CERTIFICATE-----
[Enter]
[Ctrl+D]
終了ス テー タ ス
関連項目
164
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showhttps(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
setldap(8)
名前
setldap - XSCF を Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) ク ラ イ ア ン ト と し て
設定 し ます。
形式
setldap {-b bind} {-B baseDN} {-c certchain} {-p} {-s servers} {-t uesr} -T timeout
setldap -h
説明
setldap(8) は、 XSCF を LDAP ク ラ イ ア ン ト と し て設定す る コ マ ン ド です。
注 – LDAP ク ラ イ ア ン ト は UNIX Crypt ま たは MD5 であ る CRYPT 形式のパ ス
ワ ー ド だけ を サポー ト し てい ます。 し たが っ て、 LDAP サーバ も こ の形式のパ ス
ワ ー ド を サポー ト す る 必要があ り ます。 詳細については、 『SPARC Enterprise
M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ ア ド ミ ニ ス ト レーシ ョ ン ガ イ ド 』 を参照 し て
く だ さ い。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-B baseDN
検索ベー ス の識別名を指定 し ます。
-b bind
LDAP サーバへ接続す る と き に使用す る バ イ ン ド ID を設定 し ま
す。
-c certchain
LDAP サーバの証明書チ ェ ーン を イ ン ポー ト し て く る リ モー ト
フ ァ イ ルを指定 し ます。 こ の証明書チ ェ ーンは PEM 形式で あ る 必
要があ り ます。 リ モー ト フ ァ イ ルは、 標準の scp 構文
([user@]host:file.) を使用 し て指定 さ れ、 scp を使用 し て イ ン
ポー ト さ れ ます。 コ ピーでユーザーパ ス ワ ー ド が必要な場合は、
入力す る よ う に求め ら れ ます。-c オプシ ョ ン を使用す る と 、 LDAP
への接続時に、 TLS の使用が暗黙的に有効にな り ます。 こ の動作
は、 certchain を none に指定 し て無効にで き ます。 証明書チ ェ ーン
はサ イ ズが 64K 以下であ る こ と と 、 有効で あ る こ と が必要です。
そ う でない場合は、 拒否 さ れ ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-p
LDAP サーバへ接続す る と き に使用す る パ ス ワ ー ド を設定 し ます。
パ ス ワ ー ド を入力す る よ う に求め ら れ ます。
System Administration
165
setldap(8)
使用例
-s servers
プ ラ イ マ リ LDAP サーバ と セ カ ン ダ リ LDAP サーバ、 お よ びポー
ト を設定 し ます。 servers は、 server:port 形式で指定 し ます。 カ ン マ
(,) で区切っ て複数指定で き ます。 port は数字で、 server は名前 ま た
は ド ッ ト つ き 10 進表記の IP ア ド レ ス、 のいずれかで指定 し ます。
た と えば、 10.8.31.14.636,company:636 の よ う にな り ます。
リ ス ト 内の最初のサーバがプ ラ イ マ リ と な り ます。 サーバ名は
DNS サーバに よ っ て、 名前解決可能で あ る 必要があ り ます。
-t user
設定 さ れたすべての LDAP サーバへの接続を テ ス ト し ます。 設定
し た各サーバか ら 、 指定 し たユーザーのパ ス ワ ー ド デー タ の取得
を試み、 すべての ケー ス についての、 成功 ま たは失敗を レ ポー ト
し ます。
-T timeout
LDAP 検索に許容 さ れてい る 、 検索結果を返す ま での最大時間を
設定 し ます。
使用例 1
LDAP サーバへ接続す る と き に使用す る バ イ ン ド 名を設定 し ます。
XSCF> setldap -b user -p
Password: <Enter password>
XSCF> showldap
Bind Name:
user
Base Distinguished Name: Not set
LDAP Search Timeout:
0
Bind Password:
Set
LDAP Servers:
None
CERTS:
None
使用例 2
検索ベー ス の識別名を指定 し ます。
XSCF> setldap -B ou=people,dc=company,dc=com
XSCF> showldap
Bind Name:
user
Base Distinguished Name: ou=people,dc=company,dc=com
LDAP Search Timeout:
0
Bind Password:
Set
LDAP Servers:
None
CERTS:
None
使用例 3
LDAP 検索の タ イ ム ア ウ ト を設定 し ます。
XSCF> setldap -T 60
XSCF> showldap
Bind Name:
Base Distinguished Name:
LDAP Search Timeout:
Bind Password:
LDAP Servers:
CERTS:
166
user
ou=people,dc=company,dc=com
60
Set
None
None
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setldap(8)
使用例 4
LDAP サーバを設定 し ます。
XSCF> setldap -s ldap://company.com,ldaps://company2.com
XSCF> showldap
Bind Name:
user
Base Distinguished Name: ou=people,dc=company,dc=com
LDAP Search Timeout:
60
Bind Password:
Set
LDAP Servers:
ldap://company.com:389 ldaps://company2.com:636
CERTS:
None
使用例 5
証明書チ ェーン を イ ン ポー ト し ます。
XSCF> setldap -c [email protected]:/path/to/cacert.pem
XSCF> showldap
Bind Name:
user
Base Distinguished Name: ou=people,dc=company,dc=com
LDAP Search Timeout:
60
Bind Password:
Set
LDAP Servers:
ldap://company.com:389 ldaps://company2.com:636
CERTS:
cacert.pem
使用例 6
指定 し たユーザーで、 LDAP 接続を テ ス ト し ます。
XSCF> setldap -t jsmith
company.com:389 PASSED
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showldap(8)
System Administration
167
setldap(8)
168
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setlocale(8)
名前
setlocale - XSCF のデフ ォ ル ト の ロ ケールを設定 し ます。
形式
setlocale -s locale
setlocale -h
説明
setlocale(8) は、 XSCF のデ フ ォ ル ト の ロ ケールを設定す る コ マ ン ド です。
設定で き る ロ ケールは英語 ま たは日本語です。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-s locale
XSCF のデフ ォ ル ト の ロ ケールを指定 し ます。 locale には以下の
ど ち ら かが指定で き ます。
C
ja_JP.UTF-8
詳細説明
使用例
ロ ケールを英語に設定 し ます。
ロ ケールを日本語に設定 し ます。
■
設定 さ れた ロ ケールは、 次回の ロ グ イ ン以降で有効にな り ます。
■
showlocale(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 現在設定 さ れてい る ロ ケールが確認で き
ます。
使用例 1
XSCF のデフ ォ ル ト の ロ ケールを英語に設定 し ます。
XSCF> setlocale -s C
C
使用例 2
XSCF のデフ ォ ル ト の ロ ケールを日本語に設定 し ます。
XSCF> setlocale -s ja_JP.UTF-8
ja_JP.UTF-8
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showlocale(8)
System Administration
169
setlocale(8)
170
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setlocator(8)
名前
setlocator - オペ レー タ ーパネルの、 CHECK LED の点滅状態を設定 し ます。
形式
setlocator value
setlocator -h
説明
setlocator(8) は、 オペ レー タ ーパネルの、 CHECK LED の点滅状態を設定す る た
めの コ マ ン ド です。
以下の状態が設定で き ます。
ユーザー権限
点滅開始
CHECK LED を点滅 さ せ ます。
点滅解除
CHECK LED の点滅を解除 し ます
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
オペ ラ ン ド
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
value
CHECK LED の状態を指定 し ます。 以下の ど ち ら か を指定で き ま
す。
blink
reset
詳細説明
使用例
CHECK LED を点滅 さ せ ます。
CHECK LED の点滅を解除 し ます。
showlocator(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 CHECK LED の状態を確認で き ます。
使用例 1
CHECK LED を点滅 さ せます。
XSCF> setlocator blink
使用例 2
CHECK LED の点滅を解除 し ます。
XSCF> setlocator reset
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
171
setlocator(8)
関連項目
172
showlocator(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setlookup(8)
名前
setlookup - 認証 と ユーザー権限に関す る 参照先を設定 し ます。
形式
setlookup -a {local|ldap}
setlookup -p {local|ldap}
setlookup -h
説明
ユーザー権限
setlookup(8) は、 認証 と ユーザー権限のデー タ が、 Lightweight Directory Access
Protocol (LDAP) か ら 参照 さ れ る か ど う か を設定す る コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
オペ ラ ン ド
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
認証の参照先を指定 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-p
ユーザー権限の参照先を指定 し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
ldap
参照先に LDAP を含め ます。-a オプシ ョ ン ま たは-p オプシ ョ ン
と 一緒に指定 し ます。 認証お よ びユーザー権限は最初に XSCF 内
が参照 さ れ、 見つか ら なか っ た場合は LDAP 内が参照 さ れ ます。
local
参照先を XSCF と し ます。-a オプシ ョ ン ま たは-p オプシ ョ ン と
一緒に指定 し ます。 認証お よ びユーザー権限は XSCF 内だけ参照
さ れ ます。
使用例 1
ユーザー権限の参照先を LDAP に設定 し ます。
XSCF> setlookup -p ldap
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showlookup(8)
System Administration
173
setlookup(8)
174
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setnameserver(8)
名前
setnameserver - XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用 さ れ る Domain Name System (DNS) サー
バを設定 し ます。
形式
setnameserver [-c add] address...
setnameserver -c del address...
setnameserver -c del -a
setnameserver -h
説明
setnameserver(8) は、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用 さ れ る DNS サーバを設定す る コ
マ ン ド です。
XSCF では最大 3 つの DNS サーバを登録で き ます。 4 つ以上登録 し よ う と し た場合
はエ ラ ー と な り ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
オペ ラ ン ド
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
現在登録 さ れてい る DNS サーバをすべて削除 し ます。 "-c del"
と 一緒に使用 し ます。
-c add
指定 し た IP ア ド レ ス のホ ス ト を DNS サーバに追加 し ます。
address と 一緒に使用 し ます。-c オプシ ョ ン を省略 し た場合は "-c
add" が指定 さ れた と みな さ れ ます。 DNS サーバを登録す る 場合
は、 既存の設定が削除 さ れ、 指定 し た address で上書 き さ れ ます。
-c del
指定 し た IP ア ド レ ス のホ ス ト を DNS サーバか ら 削除 し ます。-c
オプシ ョ ン を省略 し た場合は "-c add" が指定 さ れた と みな さ れ
ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
address
追加 ま たは削除す る DNS サーバの IP ア ド レ ス を指定 し ます。 4
組の整数値の間に ピ リ オ ド (.) をつけ て指定 し ます。 以下の形式
で指定で き ます。 スペー ス で区切っ て、 最大 3 つ ま で指定で き ま
す。
xxx.xxx.xxx.xxx
xxx
0 か ら 255 ま での整数を指定 し ます。 ゼ ロ サ
プ レ ス で指定で き ます。
System Administration
175
setnameserver(8)
詳細説明
使用例
■
DNS サーバが複数指定 さ れてい る 場合は、 指定 さ れた順番に名前解決が行われ ま
す。
■
設定 し た DNS サーバ名を XSCF に反映 さ せ る には、applynetwork(8) コ マ ン ド を
実行 し ます。 applynetwork(8) コ マ ン ド で XSCF に反映 し た ら 、
rebootxscf(8) コ マ ン ド を使用 し て XSCF を リ セ ッ ト す る と 設定が完了 し ます。
■
shownameserver(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 現在設定 さ れてい る DNS サーバが
確認で き ます。
使用例 1
IP ア ド レ ス 192.168.1.2, 10.18.108.10, 10.24.1.2 のホ ス ト を DNS サーバ と し て
追加 し ます。 指定 さ れた順番に名前解決が行われます。
XSCF> setnameserver 192.168.1.2 10.18.108.10 10.24.1.2
使用例 2
IP ア ド レ ス 10.18.108.10 のホ ス ト を DNS サーバか ら 削除 し ます。
XSCF> setnameserver -c del 10.18.108.10
使用例 3
設定 さ れてい る すべての DNS サーバを削除 し ます。
XSCF> setnameserver -c del -a
終了ス テー タ ス
関連項目
176
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
shownameserver(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
setnetwork(8)
名前
setnetwork - XSCF で使用 さ れ る ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ー フ ェ ー ス を設定 し ます。
形式
setnetwork [-m addr] interface address
setnetwork -c {up | down} interface
setnetwork -h
説明
setnetwork(8) は、 XSCF で使用す る ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス の設定を行 う
コ マ ン ド です。
指定 し た ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス に対 し て、 以下の内容を設定で き ます。
■
ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス の有効 ま たは無効
■
IP ア ド レ ス
■
ネ ッ ト マス ク
IP ア ド レ スやネ ッ ト マ ス ク を設定 し た場合は、 設定 と 同時に設定内容が有効 と な り
ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
System Administration
177
setnetwork(8)
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c {up|down}
設定 し たネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス を有効にす る か ど う か を
指定 し ます。 以下の ど ち ら か を指定で き ます。 省略 し た場合はエ
ラ ー と な り ます。
up
down
ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス を有効に し ま
す。
ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス を無効に し ま
す。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-m addr
ネ ッ ト マ ス ク を指定 し ます。 4 組の整数値の間に ピ リ オ ド (.) を
つけ て指定 し ます。 以下の形式で指定で き ます。
xxx.xxx.xxx.xxx
xxx
0 か ら 255 ま での整数を指定 し ます。 ゼ ロ サ
プ レ ス で指定で き ます。
-m オプシ ョ ン を省略 し た場合は、 address に対応す る ネ ッ ト マ ス
ク が設定 さ れ ます。
178
■
ク ラ ス A: 255.0.0.0
■
ク ラ ス B: 255.255.0.0
■
ク ラ ス C: 255.255.255.0
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
setnetwork(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
interface
設定す る ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス を指定 し ます。 以下のい
ずれか を指定で き ます。
■
ミ ッ ド レ ン ジサーバの場合
XSCF ユニ ッ ト 0:
xscf#0-lan#0
xscf#0-lan#1
xscf#0-if
省略形 :
lan#0
lan#1
■
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
XSCF ユニ ッ ト 間の イ ン タ ーフ ェ ー ス (Inter
SCF Network; ISN)
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
ハ イ エ ン ド サーバの場合
XSCF ユニ ッ ト 0:
xscf#0-lan#0
xscf#0-lan#1
xscf#0-if
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
XSCF ユニ ッ ト 間の イ ン タ ーフ ェ ー ス (Inter
SCF Network; ISN)
XSCF ユニ ッ ト 1( 二重化構成の場合 ):
xscf#1-lan#0
XSCF-LAN#0
xscf#1-lan#1
XSCF-LAN#1
xscf#1-if
ISN
引継ぎ IP ア ド レ ス :
lan#0
XSCF-LAN#0 の引継ぎ IP ア ド レ ス
lan#1
XSCF-LAN#1 の引継ぎ IP ア ド レ ス
address
IP ア ド レ ス を指定 し ます。 4 組の整数値の間に ピ リ オ ド (.) をつ
け て指定 し ます。 以下の形式で指定で き ます。
xxx.xxx.xxx.xxx
xxx
詳細説明
0 か ら 255 ま での整数を指定 し ます。 ゼ ロ サ
プ レ ス で指定で き ます。
■
引継ぎ IP ア ド レ ス と は、 ハ イ エ ン ド サーバで XSCF ユニ ッ ト が二重化構成の場合
に、 XSCF が切 り 替え ら れてい る こ と を意識せずに使用で き る IP ア ド レ ス の こ と
です。 ア ク テ ィ ブな XSCF ユニ ッ ト の各 LAN ポー ト を lan#0、 lan#1 に設定 し
てお く こ と に よ っ て、 lan#0、 lan#1 と い う 名称でア ク セ ス で き る よ う にな り ま
す。 デフ ォ ル ト では lan#0 は xscf#0-lan#0、 lan#1 は xscf#0-lan#1 に設
定 さ れてい ます。
■
ミ ッ ド レ ン ジサーバの場合は、 lan#0 は xscf#0-lan#0、 lan#1 は xscf#0lan#1 で固定 と な り ます。
System Administration
179
setnetwork(8)
■
設定 し たネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス を applynetwork(8) コ マ ン ド で XSCF に
保存す る 前に、 ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス を無効に し て し ま う と 、 設定 さ れ
た ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス はすべて ク リ ア さ れ ます。
■
XSCF-LAN#0 と XSCF-LAN#1 に同 じ サブネ ッ ト を設定 し ないで く だ さ い。
■
以下の よ う な場合は、 setnetwork(8) コ マ ン ド はエ ラ ー と な り ます。
■
DSCP ア ド レ ス と 同 じ IP ア ド レ ス を指定 し た場合
■
DSCP ア ド レ ス と 重複す る サブネ ッ ト を指定 し た場合
■
■
■
-c {up|down} と ISN を一緒に指定 し た場合
ISN 以外の イ ン タ ーフ ェ ー ス に対す る IP ア ド レ ス、 ネ ッ ト マ ス ク を指定 し た場合
で ISN が未設定の と き は、 以下のデフ ォ ル ト 値が設定 さ れ ます。
■
xscf#0-if:
IP ア ド レ ス : 192.168.1.1 ネ ッ ト マ ス ク : 255.255.255.0
■
使用例
xscf#0-if、 xscf#1-if と その他の イ ン タ ーフ ェ ー ス で重複す る サブネ ッ ト
を指定 し た場合
xscf#1-if:
IP ア ド レ ス : 192.168.1.2 ネ ッ ト マ ス ク : 255.255.255.0
■
shownetwork(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 XSCF に現在設定 さ れてい る ネ ッ ト ワ ー
ク イ ン タ ーフ ェ ー ス の内容が確認で き ます。
■
設定 し たネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス の内容を反映 さ せ る には、
applynetwork(8) コ マ ン ド を実行 し ます。 applynetwork(8) コ マ ン ド で XSCF
に反映 し た ら 、 rebootxscf(8) コ マ ン ド を使用 し て XSCF を リ セ ッ ト す る と 設定
が完了 し ます。
使用例 1
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#0 に IP ア ド レ ス 192.168.10.10、 ネ ッ ト マ ス ク
255.255.255.0 を設定 し ます。
XSCF> setnetwork xscf#0-lan#0 -m 255.255.255.0 192.168.10.10
使用例 2
ミ ッ ド レ ン ジシ ス テ ムの、 XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#0 に IP ア ド レ ス
192.168.10.10、 ネ ッ ト マ ス ク 255.255.255.0 を設定 し ます。
XSCF> setnetwork lan#0 -m 255.255.255.0 192.168.10.10
使用例 3
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#1 を無効に し ます。
XSCF> setnetwork xscf#0-lan#1 -c down
使用例 4
XSCFU ユニ ッ ト 0 の ISN に、 IP ア ド レ ス 192.168.10.128 を設定 し ます。 ネ ッ
ト マ ス ク はデフ ォ ル ト (255.255.255.0) と な り ます。
XSCF> setnetwork xscf#0-if 192.168.10.128
使用例 5
180
XSCF ユニ ッ ト 1 の XSCF-LAN#0 に IP ア ド レ ス 192.168.11.10、 ネ ッ ト マ ス ク
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
setnetwork(8)
255.255.255.0 を設定 し ます。
XSCF> setnetwork xscf#1-lan#0 -m 255.255.255.0 192.168.11.10
使用例 6
XSCF-LAN#0 の引継ぎ IP ア ド レ ス に IP ア ド レ ス 192.168.1.10、 ネ ッ ト マ ス
ク 255.255.255.0 を設定 し ます。
XSCF> setnetwork lan#0 -m 255.255.255.0 192.168.1.10
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
applynetwork(8), shownetwork(8)
System Administration
181
setnetwork(8)
182
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
setntp(8)
名前
setntp - XSCF に対す る NTP 情報を設定 し ます。
形式
setntp [-c add] address ...
setntp -c del address ...
setntp -c del -a
setntp -c stratum -i stratum_no
setntp -h
説明
setntp(8) は、 XSCF に対す る NTP 情報を設定す る コ マ ン ド です。
setntp(8) コ マ ン ド では、 以下の NTP 情報が設定で き ます。
■
XSCF を NTP ク ラ イ ア ン ト と し た場合の設定
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用 さ れ る NTP サーバ。 最大 3 つの NTP サーバを登録で
き ます。 4 つ以上登録 し よ う と し た場合はエ ラ ー と な り ます。
■
XSCF を NTP サーバ と し た場合の設定
XSCF に設定 さ れ る stratum 値。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
現在登録 さ れてい る DNS サーバをすべて削除 し ます。 "-c del"
と 一緒に使用 し ます。
-c add
指定 し た ア ド レ ス ま たはホ ス ト 名を NTP サーバに追加 し ます。
address と 一緒に指定 し ます。-c オプシ ョ ン を省略 し た場合は "-c
add" が指定 さ れた と みな さ れ ます。 NTP サーバを登録す る 場合
は既存の設定が削除 さ れ、 指定 し た address で上書 き さ れ ます。
-c del
指定 し た ア ド レ ス ま たはホ ス ト 名を NTP サーバか ら 削除 し ま
す。-c オプシ ョ ン を省略 し た場合は "-c add" が指定 さ れた と み
な さ れ ます。
-c stratum
XSCF を NTP サーバ と し た場合の、 stratum 値を設定 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-i stratum_no
stratum 値を指定 し ます。 "-c stratum" と 一緒に指定 し ます。 1
か ら 15 ま での整数で指定で き ます。 stratum 値を設定 し ない場
合は、 5 と な り ます。
System Administration
183
setntp(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
address
追加 ま たは削除す る NTP サーバの、 IP ア ド レ ス ま たはホ ス ト 名
を指定 し ます。 IP ア ド レ スやホ ス ト 名は、 スペー ス で区切っ て、
最大 3 つ ま で指定で き ます。
IP ア ド レ ス を指定す る 場合は、 4 組の整数値の間に ピ リ オ ド (.)
をつけ て指定 し ます。 以下の形式で指定で き ます。
xxx.xxx.xxx.xxx
xxx
0 か ら 255 ま での整数を指定 し ます。 ゼ ロ サ
プ レ ス で指定で き ます。
ホ ス ト 名を指定す る 場合は、 Fully Qualified Domain
Name(FQDN) でな く 、 ホ ス ト 名だけ指定 し ます。 RFC 1034 に準
拠 し た形式で指定で き ます。
"-c add" を指定 し て address を省略 し た場合はエ ラ ー と な り ま
す。
詳細説明
使用例
■
NTP サーバが複数指定 さ れてい る 場合は、最初に設定 さ れた NTP サーバか ら 優先
さ れ ます。
■
XSCF ユニ ッ ト が二重化構成の場合、 ス タ ンバ イ 側の XSCF に対 し て も 自動的に設
定が反映 さ れ ます。 ス タ ンバ イ 側の XSCF に異常が発生 し てい る と き はエ ラ ー と
な り ます。
■
設定 し た内容を反映 さ せ る には、 rebootxscf(8) コ マ ン ド を使用 し て、 XSCF を
リ セ ッ ト す る 必要があ り ます。
■
XSCF が リ セ ッ ト さ れ る と 、 XSCF の時刻が NTP サーバの時刻に同期 さ れ ます。
■
XSCF に NTP サーバを設定す る と 、 ド メ イ ン の時刻が変更 さ れ る 場合があ り ます。
必要に応 じ て、 ド メ イ ン の時刻を設定 し なお し て く だ さ い。
■
showntp(8) コ マ ン ド を使用す る と 、現在設定 さ れてい る NTP サーバが確認で き ま
す。
使用例 1
3 つの NTP サーバ 192.168.1.2、 10.18.108.10、 10.24.1.2 を登録 し ます。
XSCF> setntp 192.168.1.2 10.18.108.10 10.24.1.2
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the ntp settings.
使用例 2
設定 さ れてい る NTP サーバ 10.18.108.10 を削除 し ます。
XSCF> setntp -c del 10.18.108.10
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the ntp settings.
使用例 3
2 つの NTP サーバ ntp1.examples.com、 ntp2.example.com を登録 し ます。
XSCF> setntp ntp1.example.com ntp2.example.com
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the ntp settings.
184
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 3 月改版
setntp(8)
使用例 4
XSCF を NTP サーバ と する 場合の stratum 値を 7 に設定 し ます。
XSCF> setntp -c stratum -i 7
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the ntp settings.
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
rebootxscf(8), showntp(8)
System Administration
185
setntp(8)
186
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 3 月改版
setpasswordpolicy(8)
名前
setpasswordpolicy - シ ス テ ム のパ ス ワ ー ド ポ リ シーを管理 し ます。
形式
setpasswordpolicy [-d dcredit] [-e expiry] [-i inactive] [-k difok] [-l lcredit] [-M
maxdays] [-m minlen] [-n mindays] [-o ocredit] [-r remember] [-u ucredit] [-w
warn] [-y retry]
setpasswordpolicy -h
説明
setpasswordpolicy(8) は、 シ ス テ ム のパ ス ワ ー ド ポ リ シーを変更す る コ マ ン ド で
す。
こ れ ら のポ リ シーは、 サービ ス プ ロ セ ッ サ上の XSCF に よ っ て強化 さ れ ます。 新 し く
設定 さ れたパ ス ワ ー ド ポ リ シーは、 setpasswordpolicy(8) コ マ ン ド 実行後に追加
さ れたユーザーア カ ウ ン ト に対 し て適用 さ れ ます。
新 し いユーザーア カ ウ ン ト の作成を制御す る パ ラ メ ー タ には、 expiry、 inactive、
maxdays、 mindays、 お よ び warn が あ り ます。 ユーザーを作成す る と き 、
adduser(8) コ マ ン ド に よ っ て、 こ れ ら のパ ラ メ ー タ が新 し いア カ ウ ン ト のパ ス ワ ー
ド 有効期限設定 と し て使用 さ れ ます。 password(8) コ マ ン ド を使用 し て、 既存ア カ
ウ ン ト のパ ス ワ ー ド 有効期限設定を変更す る こ と がで き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d dcredit
パ ス ワ ー ド に含 ま れ る 数字の最大数を設定 し ます。 各数字は 1 つ
の ク レ ジ ッ ト にな り ます。 最小許容パ ス ワ ー ド 長は、 パ ス ワ ー ド
に含 ま れ る 数字 1 文字ご と に、 dcredit 文字 ま で 1 ずつ減 り ます。
有効な値は、 ゼ ロ 以上の整数です。 初期設定値は 1 です。
-e expiry
新 し いア カ ウ ン ト の有効期限が切れて無効にな る ま での日数を設
定 し ます。 こ の値は、 新 し いユーザーア カ ウ ン ト が作成 さ れた と
き にそのユーザーア カ ウ ン ト に割 り 当て ら れ ます。 初期値は 0 で
す。 ゼ ロ は、 ア カ ウ ン ト の有効期限が切れない こ と を意味 し ます。
有効な値は、 ゼ ロ 以上の整数です。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-i inactive
パ ス ワ ー ド の有効期限が切れてか ら ア カ ウ ン ト が ロ ッ ク さ れ る ま
での日数を設定 し ます。 こ の値は、 新 し いユーザーア カ ウ ン ト が
作成 さ れた と き にそのユーザーア カ ウ ン ト に割 り 当て ら れ ます。
初期値は -1 です。 値が -1 の場合は、 パ ス ワ ー ド の有効期限が切れ
た あ と も ア カ ウ ン ト が ロ ッ ク さ れない こ と を意味 し ます。 有効な
値は、 -1 以上の整数です。
System Administration
187
setpasswordpolicy(8)
-k difok
新 し いパ ス ワ ー ド の中に、 新 し い文字 ( 古いパ ス ワ ー ド に含 ま れて
いなか っ た文字 ) が何文字以上含 ま れてい る 必要があ る か を設定 し
ます。 初期設定値は 3 です。
有効な値は、 ゼ ロ 以上の整数です。
-l lcredit
パ ス ワ ー ド に含 ま れ る 小文字の最大 ク レ ジ ッ ト を設定 し ます。 最
小許容パ ス ワ ー ド 長は、 パ ス ワ ー ド に含 ま れ る 小文字 1 文字ご と
に、 lcredit 文字 ま で 1 ずつ減 り ます。
有効な値は、 ゼ ロ 以上の整数です。 初期設定値は 1 です。
-M maxdays
パ ス ワ ー ド が有効で あ る 最大日数を設定 し ます。 こ の値は、 新 し
いユーザーア カ ウ ン ト が作成 さ れた と き にそのユーザーア カ ウ ン
ト に割 り 当て ら れ ます。 初期値は 999999 です。
有効な値は、 ゼ ロ 以上の整数です。
-m minlen
新 し いパ ス ワ ー ド の最小サ イ ズ を設定 し ます。
注 – minlen には、 6 未満の値を設定で き ません。
有効な値は、 6 以上の整数です。
-n mindays
パ ス ワ ー ド を変更 し てか ら 次に変更す る ま での間の最小日数を設
定 し ます。 こ の フ ィ ール ド の初期値 0 は、 いつで も パ ス ワ ー ド を
変更で き る こ と を示 し ます。
有効な値は、 ゼ ロ 以上の整数です。
-o ocredit
パ ス ワ ー ド に含 ま れ る 英数字以外の文字の最大 ク レ ジ ッ ト を設定
し ます。 最小許容パ ス ワ ー ド 長は、 パ ス ワ ー ド に含 ま れ る 英数字
以外の文字 1 文字ご と に、 ocredit 文字 ま で 1 ずつ減 り ます。
有効な値は、 ゼ ロ 以上の整数です。 初期設定値は 1 です。
-r remember
パ ス ワ ー ド 履歴に記憶 さ せ る パ ス ワ ー ド の数を設定 し ます。
有効な最大値は 10 です。 初期設定値は 3 です。
188
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 11 月改版
setpasswordpolicy(8)
-u ucredit
パ ス ワ ー ド に含 ま れ る 大文字の最大 ク レ ジ ッ ト を設定 し ます。 最
小許容パ ス ワ ー ド 長は、 パ ス ワ ー ド に含 ま れ る 大文字 1 文字ご と
に、 ucredit 文字 ま で 1 ずつ減 り ます。
初期設定値は 1 です。
-w warn
ユーザーにパ ス ワ ー ド の有効期限の警告を発 し てか ら 実際に有効
期限が切れ る ま でのデ フ ォ ル ト の日数を設定 し ます。 こ の値は、
新 し いユーザーア カ ウ ン ト が作成 さ れた と き にそのユーザーア カ
ウ ン ト に割 り 当て ら れ ます。 初期値は 7 です。
有効な値は、 ゼ ロ 以上の整数です。
-y retry
password コ マ ン ド を使用 し てユーザーア カ ウ ン ト 用のパ ス ワ ー
ド を変更す る 場合のパ ス ワ ー ド の再試行を許可す る 回数を設定 し
ます。 初期値は 3 回です。
有効な値は、 ゼ ロ 以上の整数です。
使用例
使用例 1
記憶 さ せ る パ ス ワー ド の最小サ イ ズ と 数を設定 し ます。
XSCF> setpasswordpolicy -m 12 -r 5
使用例 2
最小パ ス ワー ド 長 と 最大 ク レ ジ ッ ト を設定 し ます。
XSCF> setpasswordpolicy -m 10 -d 1 -u 0 -l 1 -o 1
こ の コ マ ン ド を実行す る と 、 新 し いパ ス ワ ー ド の最小パ ス ワ ー ド 長は 10 文字にな り
ます。 数字 ( ま たは英数字以外の文字 ) を 1 文字以上含んでい る 場合は、 9 文字のパ
ス ワ ー ド が受け入れ ら れ ます。 数字 1 文字 と 、 英数字以外の文字 1 文字を含んでい
る 場合は、 8 文字のパ ス ワ ー ド が受け入れ ら れ ます。
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
adduser(8), password(8), showpasswordpolicy(8)
System Administration
189
setpasswordpolicy(8)
190
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 11 月改版
setpowerupdelay(8)
名前
setpowerupdelay - シ ス テ ム の暖機運転時間お よ び起動 ま での待ち時間を設定 し ま
す。
形式
setpowerupdelay -c warmup -s time
setpowerupdelay -c wait -s time
setpowerupdelay -h
説明
setpowerupdelay(8) は、 シ ス テ ム の暖機運転時間お よ び起動 ま での待ち時間を設
定す る コ マ ン ド です。
起動 ま での待ち時間は、 マシ ンルーム内の空調が適温にな っ てか ら シ ス テ ム を起動
す る 、 な ど の制御に利用で き ます。 シ ス テ ム の電源がすでに投入 さ れ稼働 し てい る
場合、 設定 し た内容は次回のシ ス テ ム起動時に有効 と な り ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c warmup
暖機運転時間を設定 し ます。
-c wait
シ ス テ ム起動 ま での待ち時間を設定 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-s time
暖機運転 ま たは起動 ま での待ち時間を分単位で指定 し ます。 time
は 0 か ら 255 ま での整数で指定で き ます。
■
showpowerupdelay(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 現在設定 さ れてい る 暖機運転時
間お よ び起動 ま での待ち時間が確認で き ます。
■
オペ レー タ ーパネルか ら 電源が投入 さ れた場合、 暖機運転時間や起動 ま での待ち
時間に設定 し た値は無視 さ れ ます。 こ れ ら の時間を設定 し て起動時に監視す る 場
合は、 poweron(8) コ マ ン ド を使用 し て く だ さ い。
使用例 1
暖機運転時間を 10 分に設定 し ます。
XSCF> setpowerupdelay -c warmup -s 10
使用例 2
起動ま での待ち時間を 20 分に設定 し ます。
XSCF> setpowerupdelay -c wait -s 20
System Administration
191
setpowerupdelay(8)
終了ス テー タ ス
関連項目
192
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showpowerupdelay(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 3 月改版
setprivileges(8)
名前
setprivileges - ユーザー権限を割 り 当て ます。
形式
setprivileges user [ privileges] [ domainprivilege @ domains]
setprivileges -h
説明
setprivileges(8) は、 XSCF ユーザーア カ ウ ン ト にユーザー権限を割 り 当て ま る
コ マ ン ド です。
setprivileges(8) コ マ ン ド が変更す る のは、 XSCF のユーザー権限デー タ だけで
す。 スペー ス で区切っ て複数のユーザー権限を指定で き ます。 ユーザー権限の リ ス
ト は、 「オペ ラ ン ド 」 を参照 し て く だ さ い。
domainop 権限、 domainmgr 権限、 domainadm 権限は、 特定の ド メ イ ン に対 し て
割 り 当て な ければな り ません。 他のユーザー権限には、 こ の機能はあ り ません。 詳
細については、 「オペ ラ ン ド 」 お よ び égópó·1 を参照 し て く だ さ い。
ユーザー権限を指定 し ない場合、 setprivileges(8) コ マ ン ド は指定 し たユーザー
の XSCF 上の権限デー タ をすべて削除 し ます。 その後、 Lightweight Directory
Access Protocol (LDAP) へのユーザー権限の参照が有効にな っ てい る 場合は、 ユー
ザーの権限デー タ が LDAP 内で参照 さ れ る よ う にな り ます。
none を指定 し た場合は、 LDAP 内の権限デー タ の内容にかかわ ら ず、 指定 し たユー
ザーには権限が与え ら れ ません。
ユーザー権限
オプシ ョ ン
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm 権限が必要です。
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
System Administration
193
setprivileges(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
domainprivilege@domains
特定の 1 つ ま たは複数の ド メ イ ン に対 し 、 domainadm 権限、
domainmgr 権限、 ま たは domainop 権限を指定 し ます。
以下は、 domainprivilege に対す る 有効値です。 それぞれ必ず
@domains と 一緒に指定 し ます。
domainadm
domainmgr
domainop
domains
権限を与え ら れた ド メ イ ン に割 り 当て ら れて
い る 、 ハー ド ウ ェ アに関す る すべての操作 (
割 り 当て、 割 り 当て解除、 電源供給な ど ) を
実行で き ます。 権限を与え ら れた ド メ イ ン に
割 り 当て ら れてい る 、 ハー ド ウ ェ アの状態を
すべて表示で き ます。 権限を与え ら れた ド メ
イ ン に関す る 、 すべての操作を実行で き ま
す。 権限を与え ら れた ド メ イ ン の、 すべての
状態を表示で き ます。
権限を与え ら れた ド メ イ ン の リ ブー ト 、 電源
の投入や切断を実行で き ます。 権限を与え ら
れた ド メ イ ン に割 り 当て ら れてい る 、 すべて
のハー ド ウ ェ アの状態をすべて表示で き ま
す。 権限を与え ら れた ド メ イ ン のすべての状
態を表示で き ます。
こ の権限を持つ ド メ イ ン に割 り 当て ら れてい
る すべてのハー ド ウ ェ アの状態をすべて表示
で き ます。 こ の権限を持つすべての ド メ イ ン
の状態をすべて表示で き ます。
domainprivilege に対す る 適切な値に、 @ 記号
と domains 記述子をつけて、 1 つ ま たは複数
の ド メ イ ン を指定 し ます。
ド メ イ ン を指定す る には、 @ 記号の後ろ に ド
メ イ ン番号をつけ て使用 し ます。 例 :
domainadm@3
ド メ イ ン を範囲で指定す る 場合は、 範囲に含
ま れ る ド メ イ ン の始め と 終わ り をハ イ フ ン
(-) で区切っ て指定 し ます。
例 : domainadm@3-4
1 つの ド メ イ ンや ド メ イ ン範囲を複数指定す
る 場合は、 カ ン マ (,) で区切 り ます。 ド メ イ
ン の指定が重複 し た場合はエ ラ ー と な り ま
す。
例 : domainadm@1-2,4
194
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setprivileges(8)
privileges
ユーザー権限の有効な値は以下の と お り です。
auditadm
auditop
fieldeng
none
platadm
platop
useradm
監査を設定で き ます。 監査 ト レ イ ルを削除で
き ます。
すべての監査状態 と 監査 ト レ イ ルを表示で き
ます。
保守作業員お よ び当社技術員用に限定 さ れて
い る すべての操作を実行で き ます。
ユーザーに LDAP 内で権限が設定 さ れてい る
場合で も 、 ユーザー権限を必要 と す る サービ
ス プ ロ セ ッ サに関す る 操作を一切実行で き ま
せん。 こ の権限を使用す る と 、 サービ ス プ ロ
セ ッ サお よ び ド メ イ ン上でその よ う な操作に
ア ク セ スす る こ と を管理者が制限で き ます。
useradm 権限 と auditadm 権限で実行で き
る 内容を除いた、 すべての XSCF の設定を実
行で き ます。 ド メ イ ン にハー ド ウ ェ ア を割 り
当て た り 、 ド メ イ ン か ら ハー ド ウ ェ アの割 り
当て を解除 し た り で き ます。 ド メ イ ン と
XSCF の電源供給に関す る 操作を実行で き ま
す。 XSCF ユニ ッ ト の フ ェ ールオーバーに関
す る 操作を実行で き ます。 プ ラ ッ ト フ ォ ーム
のすべての状態を表示で き ます。
プ ラ ッ ト フ ォ ーム のすべての状態を表示で き
ますが、 変更はで き ません。
ユーザーア カ ウ ン ト の作成、 削除、 無効化、
有効化がで き ます。 ユーザーのパ ス ワ ー ド と
パ ス ワ ー ド ポ リ シーを変更で き ます。 ユー
ザー権限を変更で き ます。
user
有効なユーザー名を指定 し ます。
使用例
使用例 1
指定 し たユーザー (JSmith) についてユーザー権限を設定 し ます。
XSCF> setprivileges jsmith platadm domainadm@1-4,6,9
使用例 2
指定 し たユーザーのすべての権限を削除 し ます。
XSCF> setprivileges jsmith none
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
195
setprivileges(8)
関連項目
196
setpasswordpolicy(8), showuser(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setroute(8)
名前
setroute - XSCF ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス のルーテ ィ ン グ情報を設定 し ます。
形式
setroute -c {add | del} -n address [-m address] [-g address] interface
setroute -h
説明
setroute(8) は、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス のルーテ ィ ン グ情報を設定
す る コ マ ン ド です。
ルーテ ィ ン グ情報は、 ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス ご と に最大 8 個 ま で登録で き
ます。 8 個を超え た場合はエ ラ ー と な り ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c {add|del}
ルーテ ィ ン グ情報に対す る 機能を指定 し ます。 以下の ど ち ら か を
指定で き ます。 省略 し た場合はエ ラ ー と な り ます。
add
del
-g address
ルーテ ィ ン グ情報を追加 し ます。
ルーテ ィ ン グ情報を削除 し ます。
ルーテ ィ ン グ で使用 さ れ る ゲー ト ウ ェ イ ア ド レ ス を指定 し ます。
address には 4 組の整数値の間に ピ リ オ ド (.) をつけ て指定 し ま
す。 以下の形式で指定で き ます。 省略 し た場合は未設定 と な り ま
す。
xxx.xxx.xxx.xxx
xxx
0 か ら 255 ま での整数を指定 し ます。 ゼ ロ サ
プ レ ス で指定で き ます。
System Administration
197
setroute(8)
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-m address
ルーテ ィ ン グ情報の宛先 と な る ネ ッ ト マ ス ク を指定 し ます。 4 組
の整数値の間に ピ リ オ ド (.) をつけ て指定 し ます。 以下の形式で
指定で き ます。
xxx.xxx.xxx.xxx
xxx
0 か ら 255 ま での整数を指定 し ます。 ゼ ロ サ
プ レ ス で指定で き ます。
-m オプシ ョ ン を省略 し 、-n オプシ ョ ン でネ ッ ト ワ ー ク ア ド レ ス (
ク ラ ス に応 じ た、 デフ ォ ル ト のホ ス ト ア ド レ ス部分が 0 のア ド レ
ス ) を指定 し た場合は、 ク ラ ス に応 じ て、 以下の よ う なデフ ォ ル
ト のネ ッ ト マ ス ク 値が適用 さ れ ます。
クラス
A
B
C
マス ク値
255.0.0.0
255.255.0.0
255.255.255.0
-m オプシ ョ ン を省略 し 、-n オプシ ョ ン でホ ス ト ア ド レ ス を指定
し た場合は、 ネ ッ ト マ ス ク は適用 さ れ ません。
-n オプシ ョ ン で "0.0.0.0" を指定 し た場合は、 ネ ッ ト マ ス ク は
無効 と な り ます。
"-c del" と 一緒に指定 し た場合は、 省略で き ません。
-n address
ルーテ ィ ン グ情報の宛先 と な る IP ア ド レ ス を指定 し ます。 4 組
の整数値の間に ピ リ オ ド (.) をつけ て指定 し ます。 以下の形式で
指定で き ます。
xxx.xxx.xxx.xxx
xxx
0 か ら 255 ま での整数を指定 し ます。 ゼ ロ サ
プ レ ス で指定で き ます。
address に " 0.0.0.0" を指定 し た場合は、 デフ ォ ル ト のルーテ ィ
ン グ情報を設定で き ます。
198
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
setroute(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
interface
設定す る ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス を指定 し ます。 以下のい
ずれか を指定で き ます。
■
ミ ッ ド レ ン ジサーバの場合
XSCF ユニ ッ ト 0:
xscf#0-lan#0
xscf#0-lan#1
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
省略形 :
lan#0
lan#1
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
■
ハ イ エ ン ド サーバの場合
XSCF ユニ ッ ト 0:
xscf#0-lan#0
xscf#0-lan#1
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
XSCF ユニ ッ ト 1( 二重化構成の場合 ):
xscf#1-lan#0
XSCF-LAN#0
xscf#1-lan#1
XSCF-LAN#1
詳細説明
使用例
■
DSCP ア ド レ ス と 同 じ ア ド レ ス を指定 し た場合はエ ラ ー と な り ます。
■
XSCF-LAN#0 と XSCF-LAN#1 に、同 じ ネ ッ ト ワ ー ク やホ ス ト へのルーテ ィ ン グ を
設定 し ないで く だ さ い。
■
設定 し たルーテ ィ ン グ情報を XSCF に反映 さ せ る には、 applynetwork(8) コ マ ン
ド を実行 し ます。 applynetwork(8) コ マ ン ド で XSCF に反映 し た ら 、
rebootxscf(8) コ マ ン ド を使用 し て XSCF を リ セ ッ ト す る と 設定が完了 し ます。
■
showroute(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に現在設定 さ れてい る
ルーテ ィ ン グ情報が表示 さ れ ます。
使用例 1
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#0 に対 し て、 宛先に 192.168.1.0、 ネ ッ ト マ ス
ク 255.255.255.0 と し たルーテ ィ ン グ を追加 し ます。
XSCF> setroute -c add -n 192.168.1.0 -m 255.255.255.0 xscf#0-lan#0
使用例 2
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#1 に対 し て、 宛先 192.168.1.0、 ゲー ト ウ ェ イ
192.168.1.1 と し たルーテ ィ ン グ を追加 し ます。
XSCF> setroute -c add -n 192.168.1.0 -g 192.168.1.1 xscf#0-lan#1
使用例 3
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#1 に対 し て、 宛先 192.168.1.0、 ネ ッ ト マ ス ク
をデフ ォ ル ト (255.255.255.0) と し たルーテ ィ ン グ を追加 し ます。
XSCF> setroute -c add -n 192.168.1.0 xscf#0-lan#1
System Administration
199
setroute(8)
使用例 4
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#1 に対 し て、 宛先 192.168.1.0、 ネ ッ ト マ ス ク
をデフ ォ ル ト (255.255.255.0) と し たルーテ ィ ン グ を削除 し ます。
XSCF> setroute -c del -n 192.168.1.0 -m 255.255.255.0 xscf#0-lan#1
使用例 5
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#1 に対 し て、 宛先 192.168.1.4 と し たルーテ ィ
ン グ を追加 し ます。
XSCF> setroute -c add -n 192.168.1.4 xscf#0-lan#1
使用例 6
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#1 に対 し て、 宛先 192.168.1.4 と し たルーテ ィ
ン グ を削除 し ます。
XSCF> setroute -c del -n 192.168.1.4 xscf#0-lan#1
使用例 7
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#1 に対 し て、 デフ ォ ル ト のゲー ト ウ ェ イ を
192.168.10.1 と し たルーテ ィ ン グ を追加 し ます。
XSCF> setroute -c add -n 0.0.0.0 -g 192.168.10.1 xscf#0-lan#1
終了ス テー タ ス
関連項目
200
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
applynetwork(8), rebootxscf(8), showroute(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
setshutdowndelay(8)
名前
setshutdowndelay - UPS(Uninterruptible Power Supply) 停電通知時のシ ャ ッ ト ダ ウ
ン待ち時間を設定 し ます。
形式
setshutdowndelay -s time
setshutdowndelay -h
説明
setshutdowndelay(8) は、 UPS 接続 さ れた シ ス テ ム で停電が発生 し た場合の、 シ
ス テ ム シ ャ ッ ト ダ ウ ン開始 ま での待ち時間を設定す る コ マ ン ド です。
指定 し た時間 ま でシ ャ ッ ト ダ ウ ン の開始を遅 ら せ る こ と がで き ます。 時間内に UPS
か ら 復電が通知 さ れた場合はシ ャ ッ ト ダ ウ ン さ れ ません。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-s time
シ ャ ッ ト ダ ウ ン開始 ま での待ち時間を秒単位で指定 し ます。 time
は 0 か ら 9999 ま での整数で指定で き ます。 デフ ォ ル ト は 10 秒
です。
showshutdowndelay(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 現在設定 さ れてい る 待ち時間が表
示 さ れ ます。
使用例 1
シ ャ ッ ト ダ ウ ン開始ま での待ち時間を 600 秒に設定 し ます。
XSCF> setshutdowndelay -s 600
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showshutdowndelay(8)
System Administration
201
setshutdowndelay(8)
202
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setsmtp(8)
名前
setsmtp - SMTP サービ ス を設定 し ます。
形式
setsmtp [-v]
setsmtp [-s variable= value]...
setsmtp -h
説明
setsmtp(8) は、 SMTP サービ ス を設定す る コ マ ン ド です。
オプシ ョ ン を指定せずに使用 し た場合、 対話的に、 使用す る SMTP 電子 メ ールサー
バの名前を入力す る よ う に求め ら れ ます。 ま た、 発信電子 メ ールで使用す る ポー ト
と Reply-To ア ド レ ス も 入力す る よ う に求め ら れ ます。 こ こ で指定す る 電子 メ ールア
ド レ ス が有効な も ので あ る こ と を確認 し て く だ さ い。-s オプシ ョ ン を使用す る と 、
SMTP 設定値を非対話的にセ ッ ト ア ッ プで き ます。
setsmtp(8) コ マ ン ド を使用 し て メ ールサーバ と ポー ト を設定 し た あ と は、
setemailreport(8) コ マ ン ド で電子 メ ール レ ポー ト を設定 し て テ ス ト メ ールを送
信で き る よ う にな り ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
System Administration
203
setsmtp(8)
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に
指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-s variable=value
SMTP を設定 し ます。
variable の有効なエ ン ト リ は次の と お り です。
■
■
■
■
■
■
mailserver
port
auth
user
password
replyaddress
変数の意味は次の と お り です。
auth は、 認証 メ カ ニ ズ ム です。
user お よ び password は、 SMTP メ ールサーバに対す る 認証
情報です。
auth の有効なエ ン ト リ は次の と お り です。
■
■
■
-v
使用例
使用例 1
none
pop
smtp-auth
詳細な情報を表示 し ます。
非対話型モー ド で、 認証情報を指定せずに、 メ ールサーバを セ ッ ト ア ッ プ し
ます。
XSCF> setsmtp -s mailserver=10.4.1.1 -s auth=none
使用例 2
非対話型モー ド で、 認証情報を セ ッ ト ア ッ プ し ます。
XSCF> setsmtp -s auth=pop -s user=jsmith -s password=******
使用例 3
対話モー ド で、 SMTP 認証情報を セ ッ ト ア ッ プ し ます。
XSCF> setsmtp
Mail Server [10.4.1.1]:
Port [25]:
Authentication Mechanism [none]: smtp-auth
User Name []: jsmith
Password []: ******
Reply Address [[email protected]]:
204
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setsmtp(8)
使用例 4
無効な認証 メ カ ニズ ム を使用 し て、 メ ールサーバを セ ッ ト ア ッ プ し ます。
XSCF> setsmtp
Mail Server [10.4.1.1]:
Port [25]:
Authentication Mechanism [none]: ?
Invalid value ’?’. Valid authentication mechanism are: none pop smtp-auth
Authentication Mechanism [none]:
Reply Address [[email protected]]:
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setemailreport(8), showsmtp(8)
System Administration
205
setsmtp(8)
206
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setsnmp(8)
名前
setsnmp - SNMP エージ ェ ン ト を管理 し ます。
形式
setsnmp enable [ mib_name]
setsnmp disable [ mib_name]
setsnmp addtraphost -t type -s community-string [-p trap-port] traphost
setsnmp remtraphost -t type traphost
setsnmp addv3traphost -u username -r authentication-protocol {-n
engine_id|-i} [ -a authentication-password] [-e encryption-password] [-p trap-port]
traphost
setsnmp remv3traphost -u username traphost
setsnmp enablev1v2c read-only-community-string
setsnmp disablev1v2c
setsnmp [-l system-location] [-c system-contact] [-d system-description] [-p agentport]
setsnmp -h
説明
ユーザー権限
setsnmp(8) は、 SNMP エージ ェ ン ト の設定値を定義す る だけでな く 、 SNMP エー
ジ ェ ン ト を有効化 ま たは無効化にす る コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c system-contact
エージ ェ ン ト のシ ス テ ム の連絡先を指定 し ます。
-d system-description エージ ェ ン ト のシ ス テ ム の説明を指定 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一
緒に指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-l system-location
エージ ェ ン ト のシ ス テ ム の場所を指定 し ます。
-p agent-port
エージ ェ ン ト の リ ス ニ ン グ ポー ト を指定 し ます。 デフ ォ ル
ト は 161 です。
-s community-string
SNMP v1 エージ ェ ン ト と v2 エージ ェ ン ト へのア ク セ ス を
制御す る パ ス ワ ー ド に似た働 き を し ます。 イ ン タ ーセプ ト
可能な ク リ ア テ キ ス ト 文字列です。 パ ス ワ ー ド 暗号化 と 非
可視性には、 addv3traphost を使用 し ます。
System Administration
207
setsnmp(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
addtraphost
SNMP エージ ェ ン ト か ら 目的のホ ス ト への、 選択 さ れた タ イ プの
ト ラ ッ プの送信を有効に し ます。 trap-port を指定 し ない場合、 デ
フ ォ ル ト は 162 です。 コ ミ ュ ニ テ ィ ス ト リ ン グは必須です。
addtraphost には以下のオプシ ョ ン と オペ ラ ン ド があ り ます。
-p agent-port
トラップポートの ID を指定します。デフォルト値は 162 で
す。
-s community-string
SNMP v1 エージ ェ ン ト と v2 エージ ェ ン ト へのア ク セ ス を制
御す る パ ス ワ ー ド に似た働 き を し ます。 イ ン タ ーセプ ト 可能
な ク リ ア テ キ ス ト 文字列です。 パ ス ワ ー ド 暗号化 と 非可視性
には、 addv3traphost を使用 し ます。
-t type
ト ラ ッ プの タ イ プ を指定 し ます。 有効な ト ラ ッ プの タ イ プは
以下の と お り です。
■
■
■
v1 = エージ ェ ン ト は SNMPv1 ト ラ ッ プ を送信 し ます。
v2 = エージ ェ ン ト は SNMPv2 ト ラ ッ プ を送信 し ます。
inform = エージ ェ ン ト は情報通知を送信 し ます。
addtraphost には以下のオペ ラ ン ド があ り ます。
traphost
208
トラップホスト名を指定します。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setsnmp(8)
addv3traphost SNMP エージ ェ ン ト か ら 目的のホ ス ト への、 SNMPv3 ト ラ ッ プ
の送信 ま たは通知を有効に し ます。 認証プ ロ ト コ ルを選択す る 必
要があ り ます。 有効なプ ロ ト コ ルは以下の と お り です。
■
■
MD5 = 認証に MD5 アルゴ リ ズ ム を使用 し ます。
SHA = 認証に Secure Hash Algorithm (SHA) を使用 し ます。
すべての通信で使用 さ れ る 暗号化プ ロ ト コ ルは Data Encryption
Standard (DES) です。 パ ス ワ ー ド オプシ ョ ン を使用 し ない場合、
パ ス ワ ー ド を入力す る よ う に求め ら れ ます。 パ ス ワ ー ド は読み取
ら れ ますが、 画面にエ コ ー さ れ ません。 addv3traphost には以
下のオプシ ョ ン と オペ ラ ン ド があ り ます。
-a authentication-password
認証パ ス ワ ー ド を設定 し ます。 8 文字以上であ る 必要があ り
ます。
-e encryption-password
暗号化パ ス ワ ー ド を設定 し ます。
-i
受信側のホ ス ト に肯定応答を要求 し ます。
-n engine_id
ト ラ ッ プ を送信す る ロ ーカルエージ ェ ン ト の ID を設定 し ま
す。 ロ ーカル SNMP エージ ェ ン ト のエ ン ジ ン ID を指定で き
ますが、 こ れを指定 し ない場合で も 、 受信側のホ ス ト か ら 期
待 さ れ る エ ン ジ ン ID と 一致 し てい る 必要が あ り ます。 「0x」
で始 ま り 、 偶数の 16 進文字で構成 さ れてい る 必要があ り ま
す。 そ う でない場合、 エ ラ ーにな り ます。
-p agent-port
トラップポートの ID を指定します。デフォルト値は 162 で
す。
-r authentication-protocol
認証プ ロ ト コ ルを設定 し ます。
-u username
ユーザー名を指定 し ます。
traphost
トラップホスト名を指定します。
System Administration
209
setsnmp(8)
disable
単独で使用 さ れ る 場合、 SNMP エージ ェ ン ト を停止 し ます。
オプシ ョ ン の mib_name の値 ALL と 一緒に使用 さ れ る 場合、
SNMP エージ ェ ン ト を停止 し ます。
オプシ ョ ン の mib_name の ALL 以外の値 と 一緒に使用 さ れ る 場
合、 対象 MIB モジ ュ ールのサポー ト を削除 し ます。 別の MIB モ
ジ ュ ールのサポー ト が維持 さ れてい る 場合、 SNMP エージ ェ ン ト
は有効の ま ま です。 両方の MIB モジ ュ ールのサポー ト が削除 さ
れ る と 、 SNMP エージ ェ ン ト は無効にな り 、 停止 し ます。
mib_name は一度に 1 つだけ指定で き ます。
mib_name
無効にす る MIB モジ ュ ールの名前です。 有効な MIB モ
ジ ュ ールは以下の と お り です。
■
■
■
SP_MIB = OPL-SP-MIB
FM_MIB = SUN-FM-MIB
ALL = こ の リ ス ト 内の MIB モジ ュ ールすべてです。
disablev1v2c
SNMPv1 ま たは SNMPv2c を使用 し た SNMP エージ ェ ン ト の通
信を無効に し ます。 こ れ ら のバージ ョ ン を使用 し た SNMP 通信
は安全ではあ り ません。
enable
単独で使用 さ れ る 場合、 すべての MIB モジ ュ ールを サポー ト す
る SNMP エージ ェ ン ト を ア ク テ ィ ブに し ます。
オプシ ョ ン の mib_name の値 ALL と 一緒に使用 さ れ る 場合、 すべ
ての MIB モジ ュ ールを サポー ト す る SNMP エージ ェ ン ト を ア ク
テ ィ ブに し ます。
オプシ ョ ン の mib_name の ALL 以外の値 と 一緒に使用 さ れ る 場
合、 対象 MIB モジ ュ ールのサポー ト を追加 し 、 必要に応 じ て
SNMP エージ ェ ン ト を ア ク テ ィ ブに し ます。 mib_name は一度に 1
つだけ指定で き ます。
mib_name
有効にす る MIB モジ ュ ールの名前です。 有効な MIB モ
ジ ュ ールは以下の と お り です。
■
■
■
210
SP_MIB = OPL-SP-MIB
FM_MIB = SUN-FM-MIB
ALL = こ の リ ス ト 内の MIB モジ ュ ールすべてです。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setsnmp(8)
enablev1v2c
SNMPv1 ま たは SNMPv2c を使用 し た SNMP エージ ェ ン ト の通
信を有効に し ます。 こ れ ら のバージ ョ ン を使用 し た SNMP 通信
は安全ではあ り ません。 し たが っ て、 エージ ェ ン ト はデフ ォ ル ト
で SNMPv3 を実行 し ます。 こ のエージ ェ ン ト は読み取 り 専用で
す。 唯一要求 さ れ る コ ミ ュ ニ テ ィ ス ト リ ン グは読み取 り 専用で
す。
remtraphost
SNMP エージ ェ ン ト か ら 目的のホ ス ト への、 選択 さ れた タ イ プの
ト ラ ッ プの送信を無効に し ます。 remtraphost には以下のオプ
シ ョ ン と オペ ラ ン ド があ り ます。
-t type
ト ラ ッ プの タ イ プ を指定 し ます。 有効な ト ラ ッ プの タ イ プは
以下の と お り です。
■
■
■
v1 = エージ ェ ン ト は SNMPv1 ト ラ ッ プ を送信 し ます。
v2 = エージ ェ ン ト は SNMPv2 ト ラ ッ プ を送信 し ます。
inform = エージ ェ ン ト は情報通知を送信 し ます。
traphost
トラップホスト名を指定します。
remv3traphost SNMP エージ ェ ン ト か ら 目的のホ ス ト への、 SNMPv3 ト ラ ッ プ
の送信を無効に し ます。 remv3traphost には以下のオプシ ョ ン
と オペ ラ ン ド があ り ます。
-u username
ユーザー名を指定 し ます。
traphost
トラップホスト名を指定します。
使用例
使用例 1
シ ス テ ム情報を セ ッ ト ア ッ プ し ます。
XSCF> setsnmp -l sandiego -c [email protected] -d ff1
使用例 2
パ ス ワー ド オプシ ョ ン を使用 し て SNMPv3 ト ラ ッ プホ ス ト を セ ッ ト ア ッ プ し
ます。
XSCF> setsnmp addv3traphost -u jsmith -n 0x### -r SHA -a xxxxxxxx
-e yyyyyyyy fiche
使用例 3
パ ス ワー ド オプシ ョ ン を使用 し ないで SNMPv3 ト ラ ッ プホ ス ト を セ ッ ト ア ッ
プ し ます。
XSCF> setsnmp addv3traphost -u bob -i -r SHA fiche
Authentication Password:
Encryption Password:
System Administration
211
setsnmp(8)
使用例 4
SNMP エージ ェ ン ト を起動 し ます。
XSCF> setsnmp enable SP_MIB
終了ス テー タ ス
関連項目
212
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showsnmp(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setsnmpusm(8)
名前
setsnmpusm - SNMPv3 エージ ェ ン ト の User-based Security Model (USM) 設定 し ま
す。
形式
setsnmpusm create -a authentication_protocol [-p authentication_password] [-e
encyrption_password] user
setsnmpusm delete user
setsnmpusm clone -u clone_user user
setsnmpusm passwd [-c {auth|encrypt}] [-o old_password] [-n new_password]
user
setsnmpusm -h
説明
ユーザー権限
setsnmpusm(8) は、 SNMP エージ ェ ン ト の USM 設定を変更す る コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
オペ ラ ン ド
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
clone
指定 し たユーザーが、 指定 し た clone_user と 同 じ 設定で、 以降の
SNMP 通信でエージ ェ ン ト に認識 さ れ る よ う に し ます。
-u clone_user
user
ク ロ ーン を作成す る ためのユーザー設定を
持っ てい る 有効なユーザー名を指定 し ます。
clone_user の ク ロ ーン を作成す る ための異
な っ たユーザー名を指定 し ます。
System Administration
213
setsnmpusm(8)
create
指定 し た設定で、 以降の SNMP 通信でエージ ェ ン ト に認識 さ れ
る ユーザーを作成 し ます。 -u オプシ ョ ン ま たは -p オプシ ョ ン を
指定 し ないで使用す る 場合、 パ ス ワ ー ド を求め る プ ロ ン プ ト が表
示 さ れ、 パ ス ワ ー ド が読み取 ら れ ますが、 画面にはエ コ ー さ れ ま
せん。 すべての SNMP 通信で使用 さ れ る 暗号化プ ロ ト コ ルは
Data Encryption Standard (DES) です。 setsnmpusm(8) コ マ ン ド
では、 SNMP 通信用の認証プ ロ ト コ ルを使用 し ます。 MD5 アル
ゴ リ ズ ム ま たは Secure Hash Algorithm(SHA) の ど ち ら か を指定
で き ます。
user
ユーザー名を指定 し ます。
-a authentication_protocol
認証プ ロ ト コ ルを指定 し ます。
MD5 ま たは SHA の ど ち ら か を指定
で き ます。
-e encryption_password
暗号化パ ス ワ ー ド を指定 し ます。
8 文字以上で指定 し ます。
-p authentication_password
認証パ ス ワ ー ド を指定 し ます。 8
文字以上で指定 し ます。
delete
指定 し たユーザーを以降の SNMP 通信でエージ ェ ン ト に認識 さ
れない よ う に し ます。
user
passwd
指定 し たユーザーのパ ス ワ ー ド を変更 し ます。 変更で き る パ ス
ワ ー ド は、 認証パ ス ワ ー ド ま たは暗号化パ ス ワ ー ド の ど ち ら かで
す。-c オプシ ョ ン を指定 し ていない場合は、 両方にな り ます。-c
オプシ ョ ン を指定 し ていない場合、 認証パ ス ワ ー ド と 暗号化パ ス
ワ ー ド が一致 し てい る 必要があ り ます。 そ う でない場合はエ ラ ー
と な り ます。 オプシ ョ ン を指定 し ない場合、 パ ス ワ ー ド を求め る
プ ロ ン プ ト が表示 さ れ ます。 パ ス ワ ー ド は読み取 ら れ ますが、 画
面には表示 さ れ ません。
-c auth|encrypt
-n new_password
-o old_password
user
214
ユーザー名を指定 し ます。
変更す る パ ス ワ ー ド を指定 し ま
す。 認証パ ス ワ ー ド の場合は
auth、 暗号化パ ス ワ ー ド の場合
は encrypt を指定 し ます。
新 し いパ ス ワ ー ド を指定 し ます。
8 文字以上で指定 し ます。
古いパ ス ワ ー ド を指定 し ます。
ユーザー名を指定 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setsnmpusm(8)
使用例
使用例 1
パ ス ワー ド を指定 し てユーザーを追加 し ます。
XSCF> setsnmpusm create -a SHA -p xxxxxxxx -e yyyyyyyy jsmith
使用例 2
パ ス ワー ド を指定 し ないでユーザーを追加 し ます。
XSCF> setsnmpusm create -a SHA bob
Authetication Password:
Encryption Password:
使用例 3
ユーザーの ク ロ ーン を作成 し ます。
XSCF> setsnmpusm clone -u sue joe
Authentication Password:
Encryption Password:
使用例 4
ユーザーを削除 し ます。
XSCF> setsnmpusm delete joe
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showsnmpusm(8)
System Administration
215
setsnmpusm(8)
216
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setsnmpvacm(8)
名前
setsnmpvacm - SNMPv3 エージ ェ ン ト の View-based Access Control Model
(VACM) 設定を変更 し ます。
形式
setsnmpvacm creategroup -u username groupname
setsnmpvacm deletegroup -u username groupname
setsnmpvacm createview -s OID_subtree [-e] [-m OID_Mask] viewname
setsnmpvacm deleteview -s OID_subtree viewname
setsnmpvacm createaccess -r read_viewname groupname
setsnmpvacm deleteaccess groupname
setsnmpvacm -h
説明
setsnmpvacm(8) は、 SNMP エージ ェ ン ト の VACM を設定す る コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を使用す る には、 SNMP の基礎知識が必要です。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
オペ ラ ン ド
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
createaccess
指定 し た グループの MIB ビ ュ ーへのア ク セ ス を設定 し ます。
-r read_viewname
groupname
creategroup
SNMP エージ ェ ン ト ビ ュ ーを指定
し ます。
有効な グループ名を指定 し ます。
指定 し たユーザーのグループの ビ ュ ーア ク セ ス を セ ッ ト ア ッ プ し
ます。
-u username
groupname
有効なユーザー名を指定 し ます。
有効な グループ名を指定 し ます。
System Administration
217
setsnmpvacm(8)
createview
SNMP エージ ェ ン ト に関す る エ ク ス ポー ト 済み MIB 情報の
ビ ュ ーを セ ッ ト ア ッ プ し ます。 こ のエージ ェ ン ト の ビ ュ ーア ク セ
ス は、 読み取 り 専用に制限 さ れてい ます。 ビ ュ ーは MIB OID サ
ブ ツ リ ーに よ っ て識別 さ れ、 OID マ ス ク を使用 し てそのサブ ツ
リ ーの特定部分に制限す る こ と がで き ます。
-e
-m OID_Mask
-s OID_subtree
viewname
deleteaccess
ア ク セ ス エ ン ト リ を削除 し ます。
groupname
deletegroup
viewname
使用例 1
有効なユーザー名を指定 し ます。
有効な グループ名を指定 し ます。
ビ ュ ーを削除 し ます。
-s OID_subtree
使用例
有効な グループ名を指定 し ます。
グループ を削除 し ます。
-u username
groupname
deleteview
除外す る ビ ュ ーを指定 し ます。 デフ ォ ル ト
は、 含め る ビ ュ ーです。
有効な OID サブ ツ リ ーマ ス ク を指定 し ます。
デフ ォ ル ト では、 マ ス ク は ff( サブ ツ リ ー全
体 ) です。
MIB OID サブ ツ リ ーを指定 し ます。 MIB ツ
リ ー全体において、 値は .1 で始 ま り ます。
有効な ビ ュ ー名を指定 し ます。
MIB OID サブ ツ リ ーを指定 し ます。 MIB ツ
リ ー全体において、 値は .1 で始 ま り ます。
有効な ビ ュ ー名を指定 し ます。
ビ ュ ーア ク セ ス のグループ を作成 し ます。
XSCF> setsnmpvacm creategroup -u jsmith admin
使用例 2
MIB 全体の ビ ュ ーを作成 し ます。
XSCF> setsnmpvacm createview -s .1 all_view
使用例 3
サブ ツ リ ーを除外 し た ビ ュ ーを作成 し ます。
XSCF> setsnmpvacm createview -e -s .1.3.6.1.2.1.1 -m fe excl_view
使用例 4
MIB ビ ュ ーへのア ク セ ス を作成 し ます。
XSCF> setsnmpvacm createaccess -r all admin
218
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setsnmpvacm(8)
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
showsnmpvacm(8)
System Administration
219
setsnmpvacm(8)
220
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setssh(8)
名前
setssh - XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用す る SSH サービ ス を開始 ま たは停止 し ます。 ま
た、 SSH サービ ス に必要な ホ ス ト 鍵の生成やユーザー公開鍵の登録、 削除を行い ま
す。
形式
setssh [ [-q] -{y|n}] -c enable
setssh -c disable
setssh -c addpubkey [-u user_name]
setssh -c delpubkey {-a | -s line } [-u user_name]
setssh [ [-q] -{y|n}] -c genhostkey
setssh -h
説明
setssh(8) は、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用す る SSH サービ ス を開始 ま たは停止す る
コ マ ン ド です。 ま た、 SSH サービ ス に必要な ホ ス ト 鍵の生成や、 ユーザー公開鍵の
登録、 削除を行い ます。
ホ ス ト 鍵を生成す る 場合に、 すでに鍵が存在す る と き は、 更新す る か ど う かのプ ロ
ン プ ト が表示 さ れ ます。
ユーザー公開鍵はユーザーア カ ウ ン ト ご と に登録で き ます。 ま た、 1 ユーザーア カ
ウ ン ト に対 し て、 複数のユーザー公開鍵を登録で き ます。 1 ユーザーア カ ウ ン ト あ
た り 、 改行を含んだ最大 1023 文字数分 ま で、 ユーザー公開鍵を登録す る こ と がで き
ます。
XSCF では SSH2 だけサポー ト さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
■
SSH サービ ス の開始 ま たは停止、 ホ ス ト 鍵の生成 :
platadm
■
他のユーザーア カ ウ ン ト の、 ユーザー公開鍵の登録 ま たは削除 :
useradm
■
現在 ロ グ イ ン し てい る ユーザーア カ ウ ン ト の、 ユーザー公開鍵の登録 ま たは削除 :
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
System Administration
221
setssh(8)
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
登録 さ れてい る すべてのユーザー公開鍵を削除 し ます。
"-c delpubkey" と 一緒に指定 し ます。
-c addpubkey
ユーザー公開鍵を登録 し ます。
-c delpubkey
ユーザー公開鍵を削除 し ます。
-c genhostkey
SSH2 用ホ ス ト 鍵を生成 し ます。
-c {enable|disable} SSH2 サービ ス の開始 ま たは停止を指定 し ます。 以下の ど
ち ら か を指定で き ます。
enable
disable
詳細説明
222
SSH2 サービ ス を開始 し ます。
SSH2 サービ ス を停止 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一
緒に指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない
よ う に し ます。
-s line
削除す る ユーザー公開鍵の番号を指定 し ます。 line には、
showssh -c pubkey コ マ ン ド を実行 し た と き に表示 さ れ
る 番号を指定 し ます。 "-c delpubkey" と 一緒に指定 し ま
す。
-u user_name
ユーザー公開鍵を登録、 削除す る ユーザーア カ ウ ン ト 名を
指定 し ます。 "-c addpubkey" ま たは "-c delpubkey" と
一緒に指定 し ます。-u オプシ ョ ン を省略 し た場合は、 現在
ロ グ イ ン し てい る ユーザーア カ ウ ン ト の、 ユーザー公開鍵
が対象 と な り ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
■
ホ ス ト 鍵を生成す る 場合は、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ
ロ ン プ ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ま
す。
■
setssh(8) コ マ ン ド で一度に登録で き る ユーザー公開鍵は、 1 つです。
■
setssh(8) コ マ ン ド 実行時のユーザー公開鍵の入力は、 Enter キーを押 し てか ら
Ctrl+D (EOF) を押 し て終了 し ます。
■
XSCF ユニ ッ ト が二重化構成の場合は、 ス タ ンバ イ 側の XSCF に も 自動的に設定が
反映 さ れ ます。 ス タ ンバ イ 側の XSCF が故障 し てい る と き はエ ラ ー と な り 、 ア ク
テ ィ ブ側の XSCF にだけ設定が反映 さ れ ます。
■
設定 し た内容は、 rebootxscf(8) コ マ ン ド で XSCF を リ セ ッ ト す る と 反映 さ れ ま
す。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
setssh(8)
■
使用例
showssh(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 SSH サービ ス に関 し て現在設定 さ れてい る 内
容が確認で き ます。
使用例 1
SSH サービ ス を開始 し ます。
XSCF> setssh -c enable
Continue? [y|n] :y
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the ssh settings.
使用例 2
SSH サービ ス を開始 し ます。 プ ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> setssh -y -c enable
Continue? [y|n] :y
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the ssh settings.
使用例 3
SSH サービ ス を開始 し ます。 メ ッ セージは非表示に し て、 プ ロ ンプ ト には自
動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> setssh -q -y -c enable
使用例 4
SSH サービ ス を停止 し ます。
XSCF> setssh -c disable
使用例 5
SSH 用ホ ス ト 鍵を生成 し ます。
XSCF> setssh -c genhostkey
Host key create. Continue? [y|n] :y
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the ssh settings.
使用例 6
SSH 用ホ ス ト 鍵を生成 し ます。 プ ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> setssh -c genhostkey -y
Host key create. Continue? [y|n] :y
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the ssh settings.
使用例 7
SSH 用ホ ス ト 鍵を生成 し ます。 メ ッ セージは非表示に し て、 プ ロ ンプ ト には
自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> setssh -c genhostkey -q -y
使用例 8
ユーザー公開鍵を登録 し ます。 公開鍵の入力は、 Enter キーを押 し てか ら 、
Ctrl+D キーを押 し て終了 し ます。
XSCF> setssh -c addpubkey
Please input a public key:
ssh-rsa AAAAB3NzaC1yc2EAAAABIwAAAIEAzFh95SohrDgpnN7zFCJCVNy+jaZPTjNDxcid
QGbihYDCBttI4151Y0Sv85FJwDpSNHNKoVLMYLjtBmUMPbGgGVB61qskSv/
FeV44hefNCZMiXGItIIpK
System Administration
223
setssh(8)
P0nBK4XJpCFoFbPXNUHDw1rTD9icD5U/[email protected]
[Enter]
[Ctrl+D]
使用例 9
ユーザー名を指定 し てユーザー公開鍵を登録 し ます。 公開鍵の入力は、 Enter キーを押 し てか ら 、 Ctrl+D キーを押 し て終了 し ます。
XSCF> setssh -c addpubkey -u efgh
Please input a public key:
ssh-rsa AAAAB3NzaC1yc2EAAAABIwAAAIEAzFh95SohrDgpnN7zFCJCVNy+jaZPTjNDxcid
QGbihYDCBttI4151Y0Sv85FJwDpSNHNKoVLMYLjtBmUMPbGgGVB61qskSv/
FeV44hefNCZMiXGItIIpK
P0nBK4XJpCFoFbPXNUHDw1rTD9icD5U/[email protected]
[Enter]
[Ctrl+D]
使用例 10
公開鍵番号を指定 し て、 ユーザー公開鍵を削除 し ます。
XSCF> setssh -c delpubkey -s 1
1 ssh-rsa
AAAAB3NzaC1yc2EAAAABIwAAAIEAzFh95SohrDgpnN7zFCJCVNy+jaZPTjNDxcid
QGbihYDCBttI4151Y0Sv85FJwDpSNHNKoVLMYLjtBmUMPbGgGVB61qskSv/
FeV44hefNCZMiXGItIIpK
P0nBK4XJpCFoFbPXNUHDw1rTD9icD5U/[email protected]
XSCF> setssh -c delpubkey -s 1
1 ssh-rsa
AAAAB3NzaC1yc2EAAAABIwAAAIEAzFh95SohrDgpnN7zFCJCVNy+jaZPTjNDxcid
QGbihYDCBttI4151Y0Sv85FJwDpSNHNKoVLMYLjtBmUMPbGgGVB61qskSv/
FeV44hefNCZMiXGItIIpK
P0nBK4XJpCFoFbPXNUHDw1rTD9icD5U/[email protected]
使用例 11
すべてのユーザー公開鍵を削除 し ます。
XSCF> setssh -c delpubkey -a
終了ス テー タ ス
関連項目
224
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
rebootxscf(8), showssh(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
settelnet(8)
名前
settelnet - XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用す る Telnet サービ ス を開始 ま たは停止 し ます。
形式
settelnet -c {enable | disable}
settelnet -h
説明
ユーザー権限
settelnet(8) は、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク で使用す る Telnet サービ ス を開始 ま たは停止
す る コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c {enable|disable} Telnet サービ ス を開始 ま たは停止す る か ど う か を指定 し ま
す。 以下の ど ち ら か を指定で き ます。 省略 し た場合はエ
ラ ー と な り ます。
enable
disable
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一
緒に指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-h
詳細説明
使用例
Telnet サービ ス を開始 し ます。
Telnet サービ ス を停止 し ます。
■
XSCF ユニ ッ ト が二重化構成の場合は、 ス タ ンバ イ 側の XSCF に も 自動的に設定が
反映 さ れ ます。 ス タ ンバ イ 側の XSCF が故障 し てい る と き はエ ラ ー と な り 、 ア ク
テ ィ ブ側の XSCF にだけ設定が反映 さ れ ます。
■
Telnet サービ ス を停止す る 場合、rebootxscf(8) コ マ ン ド で XSCF を リ セ ッ ト す る
と 反映 さ れ ます。
■
showtelnet(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 現在の Telnet サービ ス の状態が確認で き
ます。
使用例 1
Telnet サービ ス を開始 し ます。
XSCF> settelnet -c enable
使用例 2
Telnet サービ ス を停止 し ます。
XSCF> settelnet -c disable
Please reset the XSCF by rebootxscf to apply the telnet settings.
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
225
settelnet(8)
関連項目
226
showtelnet(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
settimezone(8)
名前
settimezone - XSCF の タ イ ム ゾーンお よ びサマー タ イ ム (Daylight Saving Time) を
設定 し ます。
形式
settimezone -c settz -s timezone
settimezone -c settz -a [-M]
settimezone -c adddst -b std -o offset -d dst [-p offset] -f date [ /time] -t date
[ /time]
settimezone -c deldst -b std -o offset
settimezone -h
説明
settimezone(8) は、 XSCF の タ イ ム ゾーンお よ びサマー タ イ ム を設定す る コ マ ン ド
です。
タ イ ム ゾーンは POSIX 規格に準拠 し てい ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
設定可能な タ イ ム ゾーン を一覧表示 し ます。
-c settz
POSIX 規格に準拠 し た タ イ ム ゾーン を設定 し ます。
-c adddst
手動で タ イ ム ゾーン と サマー タ イ ム を設定 し ます。
-c deldst
タ イ ム ゾーン と サマー タ イ ム を削除 し ます。
-b std
タ イ ム ゾーン の略称を指定 し ます。 std はアルフ ァ ベ ッ ト 3 文字
以上で指定 し ます。 RFC2822 に準拠 し た形式で指定で き ます。
"-c adddst" と 一緒に指定 し た場合は設定す る タ イ ム ゾーン と リ
ン ク さ れ ます。 "-c deldst" と 一緒に指定 し た場合は設定 さ れて
い る タ イ ム ゾーン と の リ ン ク が解除 さ れ ます。
-d dst
サマー タ イ ム名を指定 し ます。 dst はアル フ ァ ベ ッ ト 3 文字以上
で指定 し ます。 RFC2822 に準拠 し た形式で指定で き ます。
"-c adddst" と 一緒に指定 し ます。
System Administration
227
settimezone(8)
-f date [/time]
サマー タ イ ム の開始時間を指定 し ます。 date は以下のいずれかの
形式で指定で き ます。
Mm.w.d
Mm: サマー タ イ ム を開始す る 月を指定 し ます。 m は 1 か ら 12
ま での数値で指定で き ます。
w: サマー タ イ ム を開始す る 週を指定 し ます。 第 1 週の場合は
1、 最終週の場合は 5 と し て、 1 か ら 5 ま での数値で指定で き
ます。
d: サマー タ イ ム を開始す る 曜日を指定 し ます。 日曜日の場合
は 0、 土曜日の場合は 6 と し て、 0 か ら 6 ま での数値で指定で
き ます。
Jn
Jn: サマー タ イ ム を開始す る 日にち を指定 し ます。 1 月 1 日を
1 と し て、 1 か ら 365 ま での数値で指定で き ます。 う る う 年
の場合は 2 月 29 日はカ ウ ン ト さ れ ません。
n
n: サマー タ イ ム を開始す る 日にち を指定 し ます。 1 月 1 日を 1
と し て、 1 か ら 365 ま での数値で指定で き ます。 う る う 年の
場合は 2 月 29 日 も カ ウ ン ト さ れ ます。
time には時刻を指定 し ます。 以下の形式で指定で き ます。
hh:mm:ss
228
" 時間 : 分 : 秒の形式 " で指定 し ます。hh は 0
か ら 23、 mm は 0 か ら 59、 ss は 0 か ら 60
です。 省略 し た場合は、 02:00:00 と な り ま
す。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
settimezone(8)
-o offset
タ イ ム ゾーン と グ リ ニ ッ ジ標準時 (GMT) と のオ フ セ ッ ト を指定
し ます。 offset は以下の形式で指定で き ます。
GMT{+|-}hh[:mm[:ss]]
GMT
{+|-}
hh[:mm[:ss]]
グ リ ニ ッ ジ標準時
標準時を GMT よ り プ ラ ス の時刻に設定す る
場合は - を指定 し ます。 ( グ リ ニ ッ ジ よ り 東
側の地域時刻に合わせ る 場合、 オ フ セ ッ ト は
マ イ ナ ス値にな り ます。 ) 標準時を GMT よ
り マ イ ナ ス の時刻に設定す る 場合は + を指定
し ます。 ( グ リ ニ ッ ジ よ り 西側の地域時刻に
合わせ る 場合、 オ フ セ ッ ト はプ ラ ス値にな り
ます。 )
オ フ セ ッ ト 時間を指定 し ます。 hh は 0 か ら
23、 mm と ss は 0 か ら 59 です。
System Administration
229
settimezone(8)
-p offset
サマー タ イ ム と グ リ ニ ッ ジ標準時 (GMT) と のオ フ セ ッ ト を指定
し ます。 offset は以下の形式で指定で き ます。 省略 し た場合は、
タ イ ム ゾーン で指定 し た時間の 1 時間前 と な り ます。
GMT{+|-}hh[:mm[:ss]]
GMT
{+|-}
hh[:mm[:ss]]
-s timezone
230
グ リ ニ ッ ジ標準時
標準時を GMT よ り プ ラ ス の時刻に設定す る
場合は - を指定 し ます。 ( グ リ ニ ッ ジ よ り 東
側の地域時刻に合わせ る 場合、 オ フ セ ッ ト は
マ イ ナ ス値にな り ます。 ) 標準時を GMT よ
り マ イ ナ ス の時刻に設定す る 場合は + を指定
し ます。 ( グ リ ニ ッ ジ よ り 西側の地域時刻に
合わせ る 場合、 オ フ セ ッ ト はプ ラ ス値にな り
ます。 )
オ フ セ ッ ト 時間を指定 し ます。 hh は 0 か ら
23、 mm と ss は 0 か ら 59 です。
タ イ ム ゾーン を指定 し ます。 timezone には-a オプシ ョ ン で表示
さ れ る タ イ ム ゾーン のいずれか を指定で き ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
settimezone(8)
-t date [/time]
サマー タ イ ム の終了時間を指定 し ます。 date は以下のいずれかの
形式で指定で き ます。
Mm.w.d
Mm: サマー タ イ ム を終了す る 月を指定 し ます。 m は 1 か ら 12
ま での数値で指定で き ます。
w: サマー タ イ ム を終了す る 週を指定 し ます。 第 1 週の場合は
1、 最終週の場合は 5 と し て、 1 か ら 5 ま での数値で指定で き
ます。
d: サマー タ イ ム を終了す る 曜日を指定 し ます。 日曜日の場合
は 0、 土曜日の場合は 6 と し て、 0 か ら 6 ま での数値で指定で
き ます。
Jn
Jn: サマー タ イ ム を終了す る 日にち を指定 し ます。 1 月 1 日を
1 と し て、 1 か ら 365 ま での数値で指定で き ます。 う る う 年
の場合は 2 月 29 日はカ ウ ン ト さ れ ません。
n
n: サマー タ イ ム を終了す る 日にち を指定 し ます。 1 月 1 日を 1
と し て、 1 か ら 365 ま での数値で指定で き ます。 う る う 年の
場合は 2 月 29 日 も カ ウ ン ト さ れ ます。
time には時刻を指定 し ます。 以下の形式で指定で き ます。
hh:mm:ss
詳細説明
使用例
" 時間 : 分 : 秒の形式 " で指定 し ます。hh は 0
か ら 23、 mm は 0 か ら 59、 ss は 0 か ら 60
です。 省略 し た場合は、 02:00:00 と な り ま
す。
■
タ イ ム ゾーン、 サマー タ イ ム に有効年数を指定す る こ と はで き ません。 年ご と に
サマー タ イ ム が変更 さ れ る 場合は、 settimezone(8) コ マ ン ド で再度指定 し なお
す必要があ り ます。
■
settimezone(8) コ マ ン ド で設定 さ れた標準時にオ フ セ ッ ト 時間を加算す る と
GMT にな り ます。
■
showtimezone(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 現在設定 さ れてい る タ イ ム ゾーン が確
認で き ます。
■
-c adddst、-c deldst オプシ ョ ン で変更 さ れたサマー タ イ ム情報を反映す る に
は ロ グ ア ウ ト し て、 再び ロ グ イ ン し て く だ さ い。
使用例 1
タ イ ム ゾーン を 「Asia/Tokyo」 に設定 し ます。
XSCF> settimezone -c settz -s Asia/Tokyo
Asia/Tokyo
System Administration
231
settimezone(8)
使用例 2
設定可能な タ イ ム ゾーン を一覧表示 し ます。
XSCF> settimezone -c settz -a
Africa/Abidjan
Africa/Accra
Africa/Addis_Ababa
Africa/Algiers
Africa/Asmera
Africa/Bamako
Africa/Bangui
.
.
使用例 3
タ イ ム ゾーン略称を JST、 GMT か ら のオ フ セ ッ ト を +9、 サマー タ イ ム ゾーン
名を JDT、 サマー タ イ ム を 1 時間前、 期間を 3 月最終日曜日 2:00 か ら 10 月
最終日曜日 2:00 ま で と し て、 サマー タ イ ム情報を設定 し ます。
XSCF> settimezone -c adddst -b JST -o GMT-9 -d JDT -f M3.5.0 -t
M10.5.0
JST-9JDT,M3.5.0,M10.5.0
使用例 4
タ イ ム ゾーン略称を JST、 GMT か ら のオ フ セ ッ ト を +9、 サマー タ イ ム ゾーン
名を JDT、 サマー タ イ ムの GMT か ら のオ フ セ ッ ト を +10 時間、 期間を 4 月
第 1 日曜日 0:00 か ら 9 月第 1 日曜日 0:00 ま で と し て、 サマー タ イ ム情報を
設定 し ます。
XSCF> settimezone -c adddst -b JST -o GMT-9 -d JDT -p GMT-10 -f
M4.1.0/00:00:00 -t M9.1.0/00:00:00
JST-9JDT-10,M4.1.0/00:00:00,M9.1.0/00:00:00
使用例 5
現在設定 さ れてい る サマー タ イ ム情報を削除 し ます。
XSCF> settimezone -c deldst -b JST -o GMT-9
終了ス テー タ ス
関連項目
232
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setdate(8), showdate(8), showtimezone(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
setupfru(8)
名前
setupfru - デバ イ ス のハー ド ウ ェ アに関す る 設定を行い ます。
形式
setupfru [-m {y | n}] [-x {1 | 4}] device location
setupfru -h
説明
setupfru(8) は、 指定 し たデバ イ ス のハー ド ウ ェ アに関す る 設定を行 う コ マ ン ド で
す。
デバ イ ス と し て物理シ ス テ ム ボー ド (PSB; Physical System Board) を指定で き ます。
PSB を増設 し た あ と シ ス テ ム で使用で き る よ う にす る ため、 PSB に対 し て、 以下の
内容が設定で き ます。
ユーザー権限
XSB 形式
増設 し た PSB を シ ス テ ム で使用す る ためには、 PSB 上の
ハー ド ウ ェ ア リ ソ ー ス を論理的に分割 し て、 シ ス テ ム ボー
ド (XSB; eXtended System Board) を構成す る 必要があ り
ます。 XSB には PSB を分割 し ないで構成単位 と す る UniXSB と 、 4 分割 し た も の を構成単位 と す る Quad-XSB の 2
種類があ り ます。 PSB を Uni-XSB と し て構成す る か、
Quad-XSB と し て構成す る か を指定 し ます。
メ モ リ ミ ラ ーモー ド
ミ ラ ーモー ド と は、 PSB に搭載 さ れた メ モ リ を 2 分割 し 、
デー タ を ミ ラ ー リ ン グ し たモー ド です。 メ モ リ を 2 分割す
る ため メ モ リ サ イ ズは 1/2 にな り ますが、 デー タ の信頼
性が高 ま り ます。 メ モ リ を ミ ラ ーモー ド に設定す る か ど う
か を指定 し ます。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-m {y|n}
device に sb を指定 し た場合、 XSB に搭載 さ れた メ モ リ を ミ ラ ー
モー ド に設定す る か ど う か を指定 し ます。 ミ ラ ーモー ド に設定す
る 場合は y、 設定 し ない場合は n を指定 し ます。-m オプシ ョ ン を
省略 し た場合は、 前の設定が引 き 継がれ ます。
-x {1|4}
device に sb を指定 し た場合、 PSB を、 Uni-XSB と Quad-XSB の
ど ち ら で構成す る か を指定 し ます。 Uni-XSB で構成す る 場合は
1、 Quad-XSB で構成す る 場合には 4 を指定 し ます。-x オプシ ョ
ン を省略 し た場合は、 前の設定が引 き 継がれ ます。
System Administration
233
setupfru(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
device
設定す る デバ イ ス を指定 し ます。 以下のデバ イ ス だけ指定で き ま
す。
sb
location
詳細説明
デバ イ ス の搭載 さ れてい る 位置を指定 し ます。 device に sb を指
定 し た場合、 location には PSB 番号を指定 し ます。 0 か ら 15 ま
での整数で 1 つだけ指定で き ます。
■
ハ イ エ ン ド サーバの場合、 Quad-XSB 構成の と き は メ モ リ ミ ラ ーモー ド に設定で
き ません。
■
すでに搭載 さ れてい る PSB を設定 し なおす場合は、 対象の PSB か ら 構成 さ れたす
べての XSB が、 ド メ イ ン構成か ら 切 り 離 さ れ、 シ ス テ ム ボー ド プールにな っ てい
る 必要があ り ます。 XSB を ド メ イ ン構成か ら 切 り 離す方法については、
deleteboard(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
■
シ ス テ ム に よ っ て、 PSB の構成は以下の よ う に異な り ます。
■
■
ハ イ エ ン ド サーバの場合は、CPU メ モ リ ボー ド ユニ ッ ト と I/O ユニ ッ ト の組み
合わせ
ミ ッ ド レ ン ジサーバの場合は、マザーボー ド ユニ ッ ト 上の CPU モジ ュ ール と メ
モ リ モジ ュ ールを各々論理的に 2 分割 し た も の と 、 I/O モジ ュ ールの組み合わ
せ
showfru(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 PSB に現在設定 さ れてれい る 内容が表示 さ れ
ます。
■
使用例
物理シ ス テ ム ボー ド (PSB)
使用例 1
PSB#00 を Quad-XSB に設定 し ます。 ( メ モ リ ミ ラ ーモー ド の設定は省略 さ れ
てい る ため、 前の設定か ら 変更 さ れません。 )
XSCF> setupfru -x 4 sb 0
終了ス テー タ ス
関連項目
234
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
addboard(8), deleteboard(8), moveboard(8), setdcl(8), showboards(8),
showdcl(8), showdevices(8), showfru(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
setupplatform(8)
名前
setupplatform - プ ラ ッ ト フ ォ ーム固有の設定を行い ます。
形式
setupplatform [-v]
setupplatform [-v] -p part [-p part]
setupplatform -h
説明
setupplatform(8) は、 プ ラ ッ ト フ ォ ーム固有の設定を行 う コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド に従っ て、 管理者はサービ ス プ ロ セ ッ サの イ ン ス ト ールを行い ます。
デフ ォ ル ト で、 setupplatform(8) コ マ ン ド は、 利用可能な設定を一つずつ確認 し
ます。 個別の設定は、 -p オプシ ョ ン を使用 し て選択で き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
■
XSCF ユーザーア カ ウ ン ト の作成
useradm
■
ネ ッ ト ワ ー ク /高度/ タ イ ム ゾーン の設定
platadm
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-p part
行いたい設定を指定 し ます。 part には、 以下のいずれか を指定で
き ます。
altitude
network
timezone
user
-v
詳細説明
■
本体装置の高度を設定 し ます。
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク 、 DSCP、 Domain Name
Service、 NTP、 SSH、 https お よ び SMTP の
設定を行い ます。
XSCF の タ イ ム ゾーン を設定 し ます。 タ イ ム
ゾーンは リ ス ト か ら 選択 し ます。
platadm 権限、 platop 権限、 お よ び
useradm 権限を持つ、 新 し い XSCF ユーザー
ア カ ウ ン ト を作成 し ます。
詳細な情報を表示 し ます。
SPARC Enterprise M4000/M5000 サーバ上で使用で き る イ ン タ ーフ ェ ー ス は、
xscf#0-lan#0、 xscf#0-lan#1、 lan#0、 lan#1 です。 SPARC Enterprise M8000/
M9000 サーバ上で使用で き る イ ン タ ーフ ェ ー ス は同 じ ですが、 さ ら に xscf#0-if、
xscf#1-lan#0、 xscf#1-lan#1、 xscf#1-if を含み ます。
System Administration
235
setupplatform(8)
使用例
■
ユーザーア カ ウ ン ト 設定では、 新 し いユーザーア カ ウ ン ト を、 ユーザーが定義 し
たパ ス ワ ー ド で作成で き ます。
■
ネ ッ ト ワ ー ク 設定では、 以下の項目を任意で設定で き ます。
■
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の設定
■
ド メ イ ン / サービ ス プ ロ セ ッ サ間通信プ ロ ト コ ル (DSCP)
■
Domain Name System (DNS) サーバ
■
Network Time Protocol (NTP) サーバ
■
SSH
■
HTTPS サーバ
■
電子 メ ール レ ポー ト
使用例 1
新 し いユーザーア カ ウ ン ト を作成 し ます。
XSCF> setupplatform -p user
Do you want to set up an account? [y|n]: y
Username: myadminuser
User id in range 100 to 65533 or leave blank to let the system
choose one:
Username: myadminuser
User id:
Are these settings correct? [y|n]: y
XSCF> adduser myadminuser
XSCF> setprivileges myadminuser useradm platadm platop
XSCF> password myadminuser
New XSCF password: [not echoed]
Retype new XSCF password: [not echoed]
使用例 2
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク を構成 し ます。
XSCF> setupplatform
Do you want to set up an account? [y|n]: n
Do you want to set up the XSCF network interfaces? [y|n]: y
Do you want to configure xscf#0-lan#0? [y|n]: y
xscf#0-lan#0 ip address? []: 192.168.1.4
xscf#0-lan#0 netmask? [255.255.255.0]: 255.255.254.0
xscf#0-lan#0 default gateway? []: 192.168.1.1
xscf#0-lan#0 ip address: 192.168.1.4
xscf#0-lan#0 netmask: 255.255.254.0
xscf#0-lan#0 default gateway: 192.168.1.1
Are these settings correct? [y|n]: y
XSCF> setnetwork xscf#0-lan#0 -m 255.255.254.0 192.168.1.4
. . .
使用例 3
SSH を有効に し ます。 .
XSCF> setupplatform -p network
Do you want to set up the XSCF network interfaces? [y|n]: n
Do you want to set up the DSCP network? [y|n]: n
236
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 3 月改版
setupplatform(8)
Do you want to set up the domain name service? [y|n]: n
Do you want to set up the network time protocol? [y|n]: n
Do you want to set up ssh? [y|n]: y
Enable ssh service? [y|n]: y
XSCF> setssh -q -y -c enable
Do you want to set up https? [y|n]: n
. . .
使用例 4
本体装置の高度を設定 し ます。 .
XSCF> setupplatform -p altitude
Do you want to set up the chassis altitude? [y|n]: y
Chassis altitude is already configured:
Chassis altitude in meters: 200
Continue setting up the chassis altitude? [y|n]: y
Chassis altitude in meters: 400
Chassis altitude in meters: 400
Is this setting correct? [y|n]: y
XSCF> setaltitude -s altitude=400
400m
The specified altitude becomes valid when the circuit breakers of the system
are switched on again.
Do you want to reboot the XSCF now? [y|n]: n
XSCF>
使用例 5
XSCF の タ イ ム ゾーン を設定 し ます。 .
XSCF> setupplatform -p timezone
Do you want to set up the XSCF time zone? [y|n]: y
Chassis time zone is already configured:
XSCF time zone: US/Pacific
Continue setting up the XSCF time zone? [y|n]: y
0
Africa/Abidjan
1
Africa/Accra
2
Africa/Addis_Ababa
3
Africa/Algiers
4
Africa/Asmera
5
Africa/Bamako
6
Africa/Bangui
7
Africa/Banjul
8
Africa/Bissau
9
Africa/Blantyre
10
Africa/Brazzaville
11
Africa/Bujumbura
12
Africa/Cairo
13
Africa/Casablanca
14
Africa/Ceuta
15
Africa/Conakry
16
Africa/Dakar
17
Africa/Dar_es_Salaam
18
Africa/Djibouti
19
Africa/Douala
System Administration
237
setupplatform(8)
20
Africa/El_Aaiun
21
Africa/Freetown
22
Africa/Gaborone
Enter number to choose time zone or return for next set of time zones: 21
XSCF time zone: Africa/Freetown
Is this setting correct? [y|n]: y
XSCF> setaltitude -c settz -s Africa/Freetown
Africa/Freetown
XSCF>
終了ス テー タ ス
関連項目
238
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
adduser(8), applynetwork(8), password(8), setaltitude(8), setdscp(8),
setemailreport(8), sethostname(8), sethttps(8), setnameserver(8),
setnetwork(8), setntp(8), setprivileges(8), setsmtp(8), setssh(8), setroute(8),
settimezone(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 3 月改版
showaltitude(8)
名前
showaltitude - 本体装置の高度お よ びエア フ ィ ル タ ーの搭載状況を表示 し ます。
形式
showaltitude
showaltitude -h
説明
showaltitude(8) は、 現在設定 さ れてい る 本体装置の高度お よ びエア フ ィ ル タ ーの
搭載状況を表示す る コ マ ン ド です。
エア フ ィ ル タ ーの搭載状況は、 ミ ッ ド レ ン ジサーバだけで表示 さ れ ます。
高度は 100 メ ー ト ル (m) 単位で表示 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
使用方法を表示 し ます。
-h
詳細説明
使用例
■
エア フ ィ ル タ ーは搭載 さ れてい る 場合だけ表示 さ れ ます。 搭載 さ れていない場合
は、 何 も 表示 さ れ ません。
■
setaltitude(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 本体装置の高度お よ びエア フ ィ ル タ ー
の搭載状況を設定で き ます。
使用例 1
ハ イ エン ド サーバで本体装置の高度を表示 し ます。
XSCF> showaltitude
1000m
使用例 2
ミ ッ ド レ ン ジサーバで本体装置の高度お よ びエア フ ィ ル タ ーの搭載状況を表
示 し ます。
XSCF> showaltitude
1000m
Filter is installed.
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setaltitude(8)
System Administration
239
showaltitude(8)
240
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 3 月改版
showarchiving(8)
名前
showarchiving - ロ グ アーカ イ ブの設定状態を表示 し ます。
形式
showarchiving
showarchiving [-e] [-v]
showarchiving -h
説明
ユーザー権限
showarchiving(8) は、 XSCF の ロ グ アーカ イ ブに設定 さ れてい る 状態を表示す る
コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-e
アーカ イ ブエ ラ ーの う ち最新の 10 件に関す る 情報を表示 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。
■
-e オプシ ョ ン を指定 し ないで showarchiving(8) コ マ ン ド を実行す る と 、以下の
情報が表示 さ れ ます。
1. アーカ イ ブ設定デー タ の リ ス ト
Archiving state ロ グのアーカ イ ブ機能が有効か ど う か。
Archive host
ロ グがアーカ イ ブ さ れ る ホ ス ト 。 初期値は Not configured
です。 ホ ス ト 名 ま たは IPv4 のア ド レ ス で表示 さ れ ます。
Archive
directory
アーカ イ ブデー タ が格納 さ れ る アーカ イ ブホ ス ト のデ ィ レ ク ト
リ 。 初期値は Not configured です。
Username for ssh サービ ス プ ロ セ ッ サがアーカ イ ブホ ス ト に ロ グ イ ンす る ために
login
使用す る ユーザー名。 初期値は Not configured です。
Archive host
public key
サービ ス プ ロ セ ッ サがアーカ イ ブホ ス ト の ID を確認す る ため
に使用す る 公開キー。-v オプシ ョ ン を指定 し た場合に表示 さ れ
ます。
Archive host
fingerprint
サービ ス プ ロ セ ッ サがアーカ イ ブホ ス ト の ID を確認す る ため
に使用す る 、 公開キーの md5 フ ィ ン ガープ リ ン ト 。
System Administration
241
showarchiving(8)
2. 最後にアーカ イ ブホ ス ト への接続を試みた時刻、 お よ びその試行の結果 ( 成功か
失敗か )
Latest
communication
最後にアーカ イ ブホ ス ト と の通信を試みた と き の終了時刻。
Connection
status
最後にアーカ イ ブホ ス ト への接続を試みた結果。 成功 し た場合
は OK、 失敗 し た場合は FAILED が表示 さ れ ます。
3. 監査 ロ グお よ び監査以外の ロ グに関す る ス テー タ ス情報の表示
Archive space
limit
アーカ イ ブに割 り 当て ら れてい る 領域の合計。
Archive space
used
アーカ イ ブに よ っ て現在使用 さ れてい る 領域。
Total archiving 失敗 し た アーカ イ ブ操作の数。
failures
Unresolved
failures
■
使用例
失敗 し た アーカ イ ブ操作の う ち、 サービ ス プ ロ セ ッ サが引 き 続
き 試み る 操作の数。
-e オプシ ョ ン を指定 し て showarchiving(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 発生 し た
アーカ イ ブエ ラ ーの う ち、 最新の 10 件に関す る 詳細情報が表示 さ れ ます。
使用例 1
ロ グ アーカ イ ブに関す る ス テー タ ス と 設定に関す る デー タ を表示 し ます。
XSCF> showarchiving
*** Archiving Configuration ***
Archiving state ---------- Disabled
Archive host ------------- Not configured
Archive directory -------- Not configured
User name for ssh login -- Not configured
Archive host fingerprint - Server authentication disabled
*** Connection to Archive Host ***
Latest communication ----- None
Connection status -------- None
Archive space limit
Archive space used
Total archiving failures
Unresolved failures
242
AUDIT LOGS
---------Unlimited
Not monitored
0
0
OTHER LOGS
---------2000 MB
Not monitored
0
0
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showarchiving(8)
使用例 2
アーカ イ ブエ ラ ーに関す る 情報を表示 し ます。
XSCF> showarchiving -e
No archiving errors have occurred.
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setarchiving(8)
System Administration
243
showarchiving(8)
244
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showaudit(8)
名前
showaudit - 監査シ ス テ ム の現在の状態を表示 し ます。
形式
showaudit
showaudit [all]
showaudit [-a users] [-c classes] [-e events] [-g] [-m] [-p] [-s] [-t]
showaudit -h
説明
ユーザー権限
showaudit(8) は、 シ ス テ ム監査の現在の状態を表示 し ます。 オプシ ョ ン を指定せ
ずに showaudit を実行す る と 、 監査 レ コ ー ド の書 き 込みが有効であ る か無効で あ
る かが表示 さ れ ます。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 auditadm ま たは auditop 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
System Administration
245
showaudit(8)
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a users
指定 さ れたユーザーの監査 レ コ ー ド 生成ポ リ シーを表示 し ます。
users は、 有効なユーザー名の カ ン マ区切 り リ ス ト です。
-c classes
指定 さ れた監査 ク ラ ス の監査 レ コ ー ド 生成ポ リ シーを表示 し ます。
classes は、 監査 ク ラ ス の カ ン マ区切 り リ ス ト です。 ク ラ ス は数値
ま たは名前に よ っ て指定で き ます。 ACS_ プ レ フ ィ ッ ク ス は省略可
能です。 た と えば、 監査に関連す る イ ベン ト の ク ラ ス は、
ACS_AUDIT、 AUDIT、 ま たは 2 と 表現で き ます。
有効な ク ラ ス は以下の と お り です。
all
ACS_SYSTEM(1)
ACS_write(2)
ACS_READ(4)
ACS_LOGIN(8)
ACS_AUDIT(16)
ACS_DOMAIN(32)
ACS_USER(64)
ACS_PLATFORM(128)
ACS_MODES(256)
-e events
すべての ク ラ ス を意味 し ます。
シ ス テ ム に関連す る イ ベン ト 。
状態を変更で き る コ マ ン ド 。
現在の状態を表示す る コ マ ン ド 。
ロ グ イ ン に関連す る イ ベン ト 。
監査に関連す る イ ベン ト 。
ド メ イ ン管理に関連す る イ ベン ト 。
ユーザー管理に関連す る イ ベン ト 。
プ ラ ッ ト フ ォ ーム管理に関連す る イ
ベン ト 。
モー ド に関連す る イ ベン ト 。
指定 さ れた監査 イ ベン ト の監査 レ コ ー ド 生成ポ リ シーを表示 し ま
す。 events は、 監査 イ ベン ト のカ ン マ区切 り リ ス ト です。 イ ベン ト
は数値 ま たは名前に よ っ て指定で き ます。 AEV_ プ レ フ ィ ッ ク ス は
省略可能です。 た と えば、 SSH ロ グ イ ン の イ ベン ト は、
AEV_LOGIN_SSH、 LOGIN_SSH、 ま たは 4 と 表現で き ます。
有効なすべての イ ベン ト の リ ス ト については、 showaudit -e all
を参照 し て く だ さ い。
246
-g
ユーザーのグ ロ ーバル監査 レ コ ー ド 生成ポ リ シーを表示 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-m
ロ ーカルの監査領域の使用量が し き い値に達 し た場合に送信 さ れ
る 電子 メ ールの宛先ア ド レ ス を表示 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
showaudit(8)
-p
監査 ト レ イ ルが全容量に達 し た場合に従 う ポ リ シーを表示 し ます。
-s
以下の監査 ス テー タ ス を表示 し ます。
-t
オペ ラ ン ド
ロ ーカルの監査 レ コ ー ド に よ っ て消費 さ れてい る 領域
■
ロ ーカルの監査 レ コ ー ド 用に残っ てい る 空 き 領域
■
監査 ト レ イ ルが全容量に達 し た ために(前回のブー ト 以降に)削除
さ れた監査 レ コ ー ド の数
ロ ーカルの領域の使用量に関 し て警告を発行す る し き い値を表示
し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
all
使用例
■
使用例 1
以下の情報を表示 し ます。
■
監査 ト レ イ ルの書 き 込みがenable と disableの ど ち ら に設定
さ れてい る か。 こ の情報は、 オプシ ョ ン を何 も 指定せずに
showaudit(8) コ マ ン ド を実行 し た場合に表示 さ れ る も の と 同
じ です。
■
-a、-c all、-e all、-g、-m、-p、-s の各オプシ ョ ン を指定 し
て showaudit を実行 し た場合に表示 さ れ る 情報すべて。
監査ス テー タ ス を表示 し ます。
XSCF> showaudit
Auditing: enabled
使用例 2
ロ グ イ ン監査に関す る すべての ク ラ ス情報を表示 し ます。
XSCF> showaudit -c LOGIN
Events:
AEV_LOGIN_BUI
AEV_LOGIN_CONSOLE
AEV_LOGIN_SSH
AEV_LOGIN_TELNET
AEV_LOGOUT
AEV_AUTHENTICATE
使用例 3
enabled
enabled
enabled
enabled
enabled
enabled
すべての イ ベン ト 情報を表示 し ます。
XSCF> showaudit -e all
Events:
AEV_AUDIT_START
AEV_AUDIT_STOP
AEV_ENTER_MODE
AEV_EXIT_MODE
AEV_LOGIN_BUI
AEV_LOGIN_CONSOLE
enabled
enabled
enabled
enabled
enabled
enabled
System Administration
247
showaudit(8)
AEV_LOGIN_SSH
AEV_LOGIN_TELNET
AEV_LOGOUT
AEV_AUTHENTICATE
AEV_addboard
AEV_addcodlicense
AEV_addfru
[...]
終了ス テー タ ス
関連項目
248
enabled
enabled
enabled
enabled
enabled
enabled
enabled
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setaudit(8), viewaudit(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
showautologout(8)
名前
showautologout - XSCF シ ェ ルのセ ッ シ ョ ン タ イ ム ア ウ ト 時間を表示 し ます。
形式
showautologout
showautologout -h
説明
showautologout(8) は、 現在設定 さ れてい る XSCF シ ェ ルのセ ッ シ ョ ン タ イ ム ア ウ
ト 時間を表示す る コ マ ン ド です。
セ ッ シ ョ ン タ イ ム ア ウ ト 時間は分単位で表示 さ れ ます。 setautologout(8) コ マ ン
ド でセ ッ シ ョ ン タ イ ム ア ウ ト 時間を設定 し ていない場合は、 デフ ォ ル ト で 10 分 と 設
定 さ れてい ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
使用方法を表示 し ます。
-h
使用例
使用例 1
XSCF シ ェ ルのセ ッ シ ョ ン タ イ ム ア ウ ト 時間を表示 し ます。
XSCF> showautologout
30min
使用例 2
XSCF シ ェ ルのセ ッ シ ョ ン タ イ ム ア ウ ト 時間を表示 し ます。 ( デフ ォ ル ト の場
合)
XSCF> showautologout
10min
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setautologout(8)
System Administration
249
showautologout(8)
250
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showboards(8)
名前
showboards - シ ス テ ム ボー ド (XSB; eXtended System Board) の情報を表示 し ます。
形式
showboards [-v] -a [-c sp]
showboards [-v] -d domain_id [-c sp]
showboards [-v] xsb
showboards -h
説明
showboards(8) は、 XSB の情報を表示す る コ マ ン ド です。
現在 ド メ イ ン に組み込 ま れてい る 、 ま たは割 り 当て ら れてい る XSB や、 搭載 さ れて
い る すべての XSB の情報が表示 さ れ ます。 ド メ イ ン を指定 し た場合は、 ド メ イ ン構
成情報 (DCL; Domain Component List) に定義 さ れてい る 情報だけ表示 さ れ ます。
以下の情報が表示 さ れ ます。
XSB
XSB 番号
以下の形式で表示 さ れ ます。
x-y:
x
y
DID
00 か ら 15 ま での整数
0 か ら 3 ま での整数
ド メ イ ン ID
以下のいずれかが表示 さ れ ます。
00-23
SP
Other
LSB
XSB が割 り 当て ら れてい る ド メ イ ン ID
XSB が ド メ イ ン に属 し てお ら ず、 シ ス テ ム
ボー ド プール状態
ユーザー権限を持た ない ド メ イ ン に属 し てい
る XSB
ド メ イ ン に定義 さ れてい る 論理シ ス テ ム ボー ド (LSB; Logical
System Board) 番号
00 か ら 15 ま での整数で表示 さ れ ます。
System Administration
251
showboards(8)
Assignment
XSB の ド メ イ ンへの割 り 当て状態
以下のいずれかが表示 さ れ ます。
Unavailable
Available
Assigned
Pwr
XSB が使用で き ない状態。 XSB が未搭載 ま た
は故障に よ り 認識で き ない、 ド メ イ ン設定 ま
たはシ ス テ ム ボー ド 設定が行われていない、
ま たは他の ド メ イ ン に割 り 当て ら れてい る 場
合が あ り ます。
XSB が ド メ イ ン構成情報 (DCL; Domain
Component List) に登録 さ れていて、 使用で
き る 状態。 シ ス テ ム ボー ド プール状態の場合
があ り ます。
XSB が ド メ イ ン に予約 ま たは割 り 当て ら れて
い る 状態
XSB の電源投入状態
以下の ど ち ら かが表示 さ れ ます。
n
y
Conn
電源が切断 さ れてい る 状態
電源が投入 さ れてい る 状態
XSB の ド メ イ ン構成への接続状態
以下の ど ち ら かが表示 さ れ ます。
n
y
252
該当す る ド メ イ ンへ接続 さ れていない、 ま た
はシ ス テ ム ボー ド プール状態
該当す る ド メ イ ンへ接続 さ れてい る 状態
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showboards(8)
Conf
XSB のハー ド ウ ェ ア リ ソ ー ス の、 オペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ムへの
組み込み状態
以下の ど ち ら かかが表示 さ れ ます。
オペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム か ら 切 り 離 さ れて
い る 状態
オペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム に組み込 ま れてい
る 状態
n
y
Test
XSB の初期診断の状態
以下のいずれかが表示 さ れ ます。
未搭載 ま たは故障に よ り 認識で き ない状態
診断 さ れていない状態
初期診断中
初期診断が正常に終了 し た状態
初期診断で異常が発生 し た状態。 XSB は使用
で き ない、 ま たは縮退 し てい る 状態 と な り ま
す。
Unmount
Unknown
Testing
Passed
Failed
Fault
XSB の縮退の状態
以下のいずれかが表示 さ れ ます。
Normal
Degraded
Faulted
正常な状態
縮退部品があ る 状態。 XSB は稼働で き ます。
異常が発生 し XSB が動作 し ない状態
-v オプシ ョ ン と 指定す る と 、 XSB の詳細 ス テー タ ス と し て、 以下の情報が表示 さ れ
ます。
R
XSB の ド メ イ ンへの Dynamic Reconfiguration(DR) 予約状態
*
COD
XSB が COD ボー ド であ る か ど う か
n
y
ユーザー権限
DR 処理が予約 さ れてい る 状態。 ド メ イ ン が
リ ブー ト さ れ る と 、 XSB が組み込 ま れた り 、
切 り 離 さ れた り し て、 ド メ イ ン構成が変更 さ
れ ま す。
COD ボー ド でない
COD ボー ド であ る
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop, fieldeng すべての ド メ イ ン、 XSB に対 し て実行で き ます。
domainadm, domainmgr,
domainop
ア ク セ ス権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ま
す。
System Administration
253
showboards(8)
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
オペ ラ ン ド
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
ド メ イ ン に組み込 ま れてい る 、 ま たは割 り 当て ら れてい る XSB
や搭載 さ れたすべての XSB の状態を表示 し ます。
-c sp
シ ス テ ム ボー ド プールの XSB を表示 し ます。 シ ス テ ム ボー ド
プール と は、 ど の ド メ イ ン に も 属 さ ない状態の こ と です。
-d domain_id
XSB の状態を表示す る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 指定 し た ド メ
イ ン の DCL に定義 さ れてい る 情報だけ表示 さ れ ます。 domain_id
はシ ス テ ム構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で指定で き ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-v
XSB の詳細な情報を表示 し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
xsb
表示す る XSB 番号を指定 し ます。 以下の形式で指定 し ます。
x-y
x
y
詳細説明
使用例
00 か ら 15 ま での整数
0 か ら 3 ま での整数
ド メ イ ン を指定 し た場合は、 DCL に定義 さ れてい る XSB 情報だけ表示 さ れ ます。
使用例 1
搭載 さ れてい る すべての XSB の情報を表示 し ます。
XSCF> showboards -a
XSB DID(LSB) Assignment
---- -------- ----------00-0 00(00)
Assigned
00-1 00(01)
Assigned
00-2 SP
Available
00-3 02(00)
Unavailable
使用例 2
Pwr
---y
y
y
y
Conf
---y
y
n
n
Test
------Passed
Passed
Passed
Unknown
Fault
-------Normal
Normal
Normal
Normal
搭載 さ れてい る すべての XSB の詳細な情報を表示 し ます。
XSCF> showboards -v -a
XSB R DID(LSB) Assignment
---- - -------- ----------00-0
00(00)
Assigned
00-1 * 00(01)
Assigned
00-2
SP
Available
00-3
02(00)
Unavailable
254
Conn
---y
y
n
n
Pwr
---y
y
y
y
Conn
---y
y
n
n
Conf
---y
y
n
n
Test
------Passed
Passed
Passed
Unknown
Fault
-------Normal
Normal
Normal
Normal
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
COD
--n
n
n
n
showboards(8)
使用例 3
XSB#00-0 の情報を表示 し ます。
XSCF> showboards 00-0
XSB DID(LSB) Assignment Pwr Conn Conf Test
Fault
---- -------- ----------- ---- ---- ---- ------- -------00-0 15(00)
Assigned
y
y
y
Passed Normal
使用例 4
XSB#00-0 の詳細な情報を表示 し ます。
XSCF> showboards -v 00-0
XSB R DID(LSB) Assignment Pwr Conn Conf Test
Fault
COD
---- - -------- ----------- ---- ---- ---- ------- -------- --00-0 * 15(00)
Assigned
y
n
n
Passed Normal
y
使用例 5
シ ス テ ム ボー ド プールの XSB を表示 し ます。
XSCF> showboards -a -c sp
XSB DID(LSB) Assignment Pwr
---- -------- ----------- ---00-0 SP
Available
y
00-2 SP
Available
y
00-3 SP
Available
y
使用例 6
Conn
---n
n
n
Conf
---n
n
n
Test
------Passed
Passed
Passed
Fault
-------Normal
Normal
Normal
ド メ イ ン ID 0 に定義 さ れていて、 シ ス テ ム ボー ド プールの XSB を表示 し ま
す。
XSCF> showboards -d 0 -c sp
XSB DID(LSB) Assignment Pwr Conn Conf Test
Fault
---- -------- ----------- ---- ---- ---- ------- -------00-2 SP
Available
y
n
n
Passed Normal
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
addboard(8), addcodlicense(8), deleteboard(8), deletecodlicense(8),
moveboard(8), setdcl(8), setupfru(8), showcodlicense(8), showcodusage(8),
showdcl(8), showdevices(8), showfru(8)
System Administration
255
showboards(8)
256
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showcod(8)
名前
showcod - ド メ イ ン で設定 さ れてい る Capacity on Demand (COD; キ ャ パシ テ ィ オ
ンデマ ン ド ) に関す る 情報を表示 し ます。
形式
showcod [-v] [-d domain_id]
showcod -h
説明
showcod(8) は、 ド メ イ ン で設定 さ れてい る COD 情報を表示す る コ マ ン ド です。
COD 情報には、 ヘ ッ ド ルーム の数、 イ ン ス ト ール さ れた COD Right-To-Use (RTU)
ラ イ セ ン ス の数、 お よ び ド メ イ ン と シ ャ ーシ ホ ス ト ID 用に予約 さ れた COD RTU ラ
イ セ ン ス の数が含 ま れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm, domainmgr, ア ク セ ス権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainop
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d domain_id
ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ ス テ ム構成に よ っ て、
0 か ら 23 ま での整数で指定で き ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。
使用例 1
すべての COD 情報を表示 し ます ( ド メ イ ン ID 1 に対 し て domainadm,
domainmgr, domainop のいずれかの権限を持っ てい る 場合の例 )。
XSCF> showcod
PROC RTUs reserved for domain 1 : 0
使用例 2
シ ス テ ムに設定 さ れてい る 、 すべての COD 情報を表示 し ます。 (platadm
権限ま たは platop 権限を持っ てい る 場合の例 )。
XSCF> showcod
Chassis HostID : 81000001
PROC RTUs installed : 8
PROC Headroom Quantity : 0
PROC RTUs reserved for domain
PROC RTUs reserved for domain
PROC RTUs reserved for domain
PROC RTUs reserved for domain
0
1
2
3
:
:
:
:
4
0
0
0
System Administration
257
showcod(8)
PROC
PROC
PROC
PROC
PROC
PROC
PROC
PROC
PROC
PROC
PROC
PROC
終了ス テー タ ス
関連項目
258
RTUs
RTUs
RTUs
RTUs
RTUs
RTUs
RTUs
RTUs
RTUs
RTUs
RTUs
RTUs
reserved
reserved
reserved
reserved
reserved
reserved
reserved
reserved
reserved
reserved
reserved
reserved
for
for
for
for
for
for
for
for
for
for
for
for
domain
domain
domain
domain
domain
domain
domain
domain
domain
domain
domain
domain
4 : 0
5 : 0
6 : 0
7 : 0
8 : 0
9 : 0
10 : 0
11 : 0
12 : 0
13 : 0
14 : 0
15 : 0
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setcod(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showcodlicense(8)
名前
showcodlicense - COD ラ イ セ ン スデー タ ベー ス に格納 さ れてい る 現在の Capacity
on Demand (COD; キ ャ パシ テ ィ オ ンデマ ン ド ) Right-To-Use (RTU) ラ イ セ ン ス キー
を表示 し ます。
形式
showcodlicense [-r] [-v]
showcodlicense -h
説明
ユーザー権限
showcodlicense(8) は、 COD ラ イ セ ン スデー タ ベー ス に格納 さ れてい る COD ラ
イ セ ン ス情報を表示す る コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは platop 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-r
ラ イ セ ン ス情報を、 COD ラ イ セ ン スデー タ ベー ス に格納 さ れてい
る の と 同様の、 加工 さ れていない形式で表示 し ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。 ラ イ セ ン ス情報は加工 さ れた形式 と さ
れていない形式の、 両方が表示 さ れ ます。
showcodlicense(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 以下の COD 情報が表示 さ れ ます。
Description
リ ソ ー ス ( プ ロ セ ッ サ ) の種類。
Ver
ラ イ セ ン ス のバージ ョ ン番号。 常に 01 に設定 さ れてい ます。
Expiration
ラ イ セ ン ス の有効期限。
Count
所定の リ ソ ー ス に与え ら れてい る RTU ラ イ セ ン ス の数。
Status
COD ラ イ セ ン ス の状態。 所定の リ ソ ー ス が有効な場合は、 GOOD、
リ ソ ー ス の ラ イ セ ン ス が切れてい る 場合は、 EXPIRED が表示 さ れ
ます。
使用例 1
加工 さ れた形式で ラ イ セ ン スデー タ を表示 し ます。
XSCF> showcodlicense -v
Description Ver
Expiration Count
Status
----------- --- ----------- ----- ------PROC
01
NONE
16
GOOD
01:84000000:000000001:0301010100:16:00000000:xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
System Administration
259
showcodlicense(8)
使用例 2
加工 さ れていない形式で ラ イ セ ン スデー タ を表示 し ます。
XSCF> showcodlicense -r
01:84000000:104:0301010100:3:00000000:xxxxxxxxxxxxxxx
終了ス テー タ ス
関連項目
260
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
addcodlicense(8), deletecodlicense(8), showcodusage(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showcodusage(8)
名前
showcodusage - Capacity on Demand (COD; キ ャ パシ テ ィ オ ンデマ ン ド ) リ ソ ー ス
の使用状況を表示 し ます。
形式
showcodusage [-v] [-M] [-p resource|domain|all ]
showcodusage [-h]
説明
showcodusage(8) は、 使用中の COD Right-To-Use (RTU) ラ イ セ ン ス に関す る 現在
の状況を表示す る コ マ ン ド です。
デフ ォ ル ト では、 使用中お よ び イ ン ス ト ール済みの COD RTU ラ イ セ ン ス の概要が、
各 リ ソ ー ス の現在の状態 と と も に表示 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop,
fieldeng
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm, domainmgr, ア ク セ ス権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainop
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
-p domain
ラ イ セ ン ス の使用状況を ド メ イ ン別に表示 し ます。 表示 さ れ る 統
計情報には、 ド メ イ ン で使用 さ れてい る COD RTU ラ イ セ ン ス の
数、 ド メ イ ン に割 り 当て ら れてい る リ ソ ー ス の数、 お よ び ド メ イ
ン に予約 さ れてい る COD RTU ラ イ セ ン ス の数が含 ま れ ます。
-p resource
ラ イ セ ン ス の使用状況を リ ソ ー ス タ イ プ別に表示 し ます。
-p all
すべての COD 使用状況情報を表示 し ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。 使用可能なすべての COD の使用状況に
関す る 情報 ( シ ス テ ム と その ド メ イ ン の両方におけ る COD RTU ラ
イ セ ン ス の使用状況を含む ) が表示 さ れ ます。
System Administration
261
showcodusage(8)
詳細説明
■
showcodusage -p resource コ マ ン ド を使用す る と 、 シ ス テ ム に関す る 以下の
COD 使用状況が表示 さ れ ます。
Resource
使用可能な COD リ ソ ー ス ( プ ロ セ ッ サ ) の タ イ プ
In Use
シ ス テ ム で現在使用 さ れてい る COD CPU の数
Installed
シ ス テ ム に装着 さ れてい る COD CPU の数
License
イ ン ス ト ール さ れてい る COD RTU ラ イ セ ン ス の数
Status
以下のいずれかの COD 状態。
OK
HEADROOM
Violation
■
使用中の COD CPU に対 し て十分な数の
ラ イ セ ン ス があ り ます。 ま た、 残存す る
使用可能な COD リ ソ ー ス の数、 お よ び使
用可能な イ ン ス タ ン ト ア ク セ ス CPU(
ヘ ッ ド ルーム ) の数 も 表示 さ れ ます。
使用 さ れてい る イ ン ス タ ン ト ア ク セ ス
COD CPU の数。
COD RTU ラ イ セ ン ス違反が存在 し ます。
使用可能な COD RTU ラ イ セ ン ス の数を
超え てい る 、 使用中の COD CPU の数が
表示 さ れ ます。 こ の状況が発生す る 可能
性があ る のは、 COD RTU ラ イ セ ン ス キー
を COD RTU ラ イ セ ン スデー タ ベー ス か
ら 強制的に削除 し た と き に、 その ラ イ セ
ン ス キーに関連づけ ら れてい る COD CPU
が ま だ使用 さ れていた場合です。
showcodusage -p domain コ マ ン ド を使用す る と 、 各 ド メ イ ン に関す る 以下の
COD 使用状況が表示 さ れ ます。
Domain/Resource 各 ド メ イ ン の COD RTU リ ソ ー ス ( プ ロ セ ッ サ )。 Unused と
表示 さ れてい る プ ロ セ ッ サは、 ま だ ド メ イ ン に割 り 当て ら れ
ていない COD CPU です。
In Use
262
ド メ イ ン で現在使用 さ れてい る COD CPU の数。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
showcodusage(8)
Installed
ド メ イ ン に装着 さ れてい る COD CPU リ ソ ー ス の数。
Reserved
ド メ イ ン に割 り 当て ら れてい る COD RTU ラ イ セ ン ス の数。
Status
COD CPU の使用状況。-v オプシ ョ ン を指定 し た と き に、 以下
のいずれかの情報が表示 さ れ ます。
Licensed
Unlicensed
Unused
使用例
ド メ イ ン COD CPU は、 COD RTU ラ イ
セ ン ス を持っ てお り 、 使用 さ れてい ます。
ド メ イ ン COD CPU は、 COD RTU ラ イ
セ ン ス を取得で き ず、 使用 さ れてい ませ
ん。
COD CPU は使用 さ れてい ません。
プ ラ ッ ト フ ォームに関す る 権限を持つユーザーは、 リ ソ ー ス と 、 ド メ イ ン に関す る
使用状況の概要を両方表示で き ます。 ド メ イ ン に関す る 権限を持つユーザーは、 権
限を持っ てい る ド メ イ ン の使用状況の概要 と 、 使用 さ れていない ラ イ セ ン ス の レ
ポー ト だけ表示で き ます。
使用例 1
COD の使用状況を リ ソ ース別に表示 し ます。
XSCF> showcodusage -p resource
Resource In Use Installed Licensed
-------- ------ --------- -------PROC
4
4
16
使用例 2
COD の使用状況を ド メ イ ン別に表示 し ます。
XSCF> showcodusage -p domains
Domain/Resource In Use Installed
--------------- ------ --------0 - PROC
4
4
1 - PROC
4
4
2 - PROC
4
4
3 - PROC
4
4
4 - PROC
0
0
Unused - PROC
0
0
使用例 3
Status
-----OK: 12 available
Reserved
-------0
0
0
0
0
12
COD の使用状況を リ ソ ース別お よ び ド メ イ ン別に表示 し ます。 (Quad-XSB
の CMU#00 と Uni-XSB の CMU#02 で構成 さ れた SPARC Enterprise M8000
サーバの例 )
XSCF> showcodusage -v
Resource In Use Installed Licensed Status
-------- ------ --------- -------- -----PROC
0
8
0 OK: 0 available Headroom: 2
Domain/Resource In Use Installed Reserved Status
--------------- ------ --------- -------- -----0 - PROC
0
8
0
00-0 - PROC
0
1
CMU00-CPU0
Unused
System Administration
263
showcodusage(8)
00-1 - PROC
CMU00-CPU1
00-2 - PROC
CMU00-CPU2
00-3 - PROC
CMU00-CPU3
02-0 - PROC
CMU02-CPU0
CMU02-CPU1
CMU02-CPU2
CMU02-CPU3
1 - PROC
2 - PROC
3 - PROC
4 - PROC
5 - PROC
6 - PROC
7 - PROC
8 - PROC
9 - PROC
10 - PROC
11 - PROC
12 - PROC
13 - PROC
14 - PROC
15 - PROC
Unused - PROC
使用例 4
0
1
0
1
0
1
0
4
Unused
Unused
Unused
Unused
Unused
Unused
Unused
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2
COD の使用状況を リ ソ ース別お よ び ド メ イ ン別に表示 し ます。 (SPARC
Enterprise M5000 サーバの例 )
XSCF> showcodusage -v
Resource In Use Installed Licensed Status
-------- ------ --------- -------- -----PROC
0
4
0 OK: 0 available
Domain/Resource In Use Installed Reserved Status
--------------- ------ --------- -------- -----0 - PROC
0
0
0
1 - PROC
0
0
0
2 - PROC
0
0
0
3 - PROC
0
0
0
Unused - PROC
0
4
0
00-0 - PROC
0
4
CPUM00-CPU0
Unused
CPUM00-CPU1
Unused
CPUM01-CPU0
Unused
CPUM01-CPU1
Unused
264
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
showcodusage(8)
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
addcodlicense(8), deletecodlicense(8), showcodlicense(8)
System Administration
265
showcodusage(8)
266
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
showconsolepath(8)
名前
showconsolepath - 現在接続 さ れてい る ド メ イ ン コ ン ソ ールの情報を表示 し ます。
形式
showconsolepath -a
showconsolepath -d domain_id
showconsolepath -h
説明
showconsolepath(8) は、 現在接続 さ れてい る ド メ イ ン コ ン ソ ールの情報を表示す
る コ マ ン ド です。
以下の内容が表示 さ れ ます。
user
ド メ イ ン コ ン ソ ールに接続 し てい る XSCF ユーザーア カ ウ ン ト
DID
ド メ イ ン ID
ro/rw
ド メ イ ン コ ン ソ ールの種類
ro
rw
ユーザー権限
読み取 り 専用 コ ン ソ ール
書 き 込み可能 コ ン ソ ール
escape
コ ン ソ ールに設定 さ れてい る エ ス ケープ記号
date
ド メ イ ン コ ン ソ ールに接続 し た日時
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
fieldeng
domainadm, domainmgr,
domainop
ア ク セ ス権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
ア ク セ ス で き る すべての ド メ イ ン に接続 さ れてい る コ ン ソ ールの
情報を表示 し ます。
-d domain_id
情報を表示す る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ ス テ
ム構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で 1 つだけ指定 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
1 つの ド メ イ ン に対 し て、 書 き 込み可能 コ ン ソ ールは 1 つだけ、 読み取 り 専用 コ ン
ソ ールは複数接続で き ます。
System Administration
267
showconsolepath(8)
使用例
使用例 1
ア ク セ ス で き る すべての ド メ イ ンに接続 さ れてい る コ ン ソ ールの情報を表示
し ます。
XSCF> showconsolepath -a
User
DID ro/rw
nakagawa
00
rw
hana
00
ro
k-okano
00
ro
yuuki
01
rw
uchida
01
ro
終了ス テー タ ス
関連項目
268
escape
@
#
#
|
*
Date
Fri Jul
Fri Jul
Fri Jul
Fri Jul
Fri Jul
29
29
29
29
29
21:23:34
09:49:12
18:21:50
10:19:18
13:30:41
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
console(8), sendbreak(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showdate(8)
名前
showdate - XSCF の時計の日付、 時刻を表示 し ます。
形式
showdate [-u]
showdate -h
説明
ユーザー権限
showdate(8) は、 XSCF の時計の日付、 時刻を表示す る コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-u
時刻を協定世界時 (UTC; Coordinated Universal Time) で指定 し
ます。 省略 し た場合は地方時 と な り ます。
setdate(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 XSCF の時計の日付、 時刻を設定で き ます。
使用例 1
現在の時刻を地方時 (JST) で表示 し ます。
XSCF> showdate
Mon Jan 23 14:53:00 JST 2006
使用例 2
現在の時刻を UTC で表示 し ます。
XSCF> showdate -u
Mon Jan 23 05:56:15 UTC 2006
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setdate(8), settimezone(8), showtimezone(8)
System Administration
269
showdate(8)
270
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showdcl(8)
名前
showdcl - 現在設定 さ れてい る ド メ イ ン構成情報 (DCL; Domain Component List) を
表示 し ます。
形式
showdcl [-v] -a
showdcl [-v] -d domain_id [-l lsb...]
showdcl -h
説明
showdcl(8) は、 setdcl(8) コ マ ン ド で設定 さ れた ド メ イ ン構成情報を表示す る コ マ
ン ド です。
ド メ イ ン構成情報 と は、 ド メ イ ンや ド メ イ ン を構成す る 論理シ ス テ ム ボー ド (LSB;
Logical System Board) に設定で き る ハー ド ウ ェ ア リ ソ ー ス情報です。
LSB と は、 ド メ イ ン のオペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム で認識 さ れ る ボー ド の単位です。
ド メ イ ン ご と に最大 16 枚 ま で登録で き 、 00 か ら 15 ま での整数で表 さ れ ます。
シ ス テ ム ボー ド (XSB; eXtended System Board) と は、 物理シ ス テ ム ボー ド (PSB;
Physical System Board) を分割 し て シ ス テ ム上で使用で き る 単位に構成 し なお し た
ボー ト の こ と です。 XSB は PSB 番号 と PSB を分割 し た と き の分割番号を組み合わせ
て x-y(x は 00 か ら 15 ま での整数、 y は 0 か ら 3 ま での整数 ) で表 さ れ ます。
System Administration
271
showdcl(8)
showdcl(8) コ マ ン ド では、 ド メ イ ン構成情報内の、 以下の情報を表示で き ます。
DID
ド メ イ ン ID
LSB
LSB 番号。 00 か ら 15 ま での整数で表示 さ れ ます。
XSB
LSB に対応す る XSB 番号。 以下の形式で表示 さ れ ます。
x-y:
x
y
Status
00 か ら 15 ま での整数
0 か ら 3 ま での整数
ド メ イ ン の稼働状態。 以下のいずれかが表示 さ れ ます。 追加情報
が表示 さ れ る 場合があ り ます。
Powered Off
電源が切断 さ れてい る 状態
Panic State
パニ ッ ク が発生 し 、 リ セ ッ ト 中の状態
Shutwdown Started
電源が切断中の状態
Initialization Phase
OpenBoot PROM が初期化中の状態
OpenBoot Executing Completed
OpenBoot PROM が起動 さ れ、プ ロ ン プ ト (ok>) が表示 さ れて
い る 状態
Booting/OpenBoot PROM prompt
オペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム が起動中の状態。 ま たは ド メ イ ン
のシ ャ ッ ト ダ ウ ンや リ セ ッ ト に よ っ て、 OpenBoot PROM が
動作中かプ ロ ン プ ト (ok>) で停止 し てい る 状態
Running
オペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム が稼働 し てい る 状態
272
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 11 月改版
showdcl(8)
-v オプシ ョ ン を指定す る と 、 以下の情報が追加 さ れ ます。
Cfg-policy
ハー ド ウ ェ ア初期診断で異常が検出 さ れた場合の縮退範囲。 以下
のいずれかが表示 さ れ ます。
FRU
XSB
System
No-Mem
LSB に搭載 さ れてい る メ モ リ を ド メ イ ン で使用 さ せ る か ど う か。
以下の ど ち ら かが表示 さ れ ます。
True
False
No-IO
入出力デバ イ ス を使用 さ せ ません
入出力デバ イ ス を使用 さ せ ます ( デフ ォ ル ト )
LSB を優先 し て フ ロ ーテ ィ ン グ ボー ド と す る か ど う か。 以下の ど
ち ら かが表示 さ れ ます。
True
False
ユーザー権限
メ モ リ を使用 さ せ ません
メ モ リ を使用 さ せ ます ( デフ ォ ル ト )
LSB に搭載 さ れてい る 入出力デバ イ ス を ド メ イ ン で使用 さ せ る か
ど う か。 以下の ど ち ら かが表示 さ れ ます。
True
False
Float
部品単位で縮退 し ます ( デフ ォ ル ト )
XSB 単位で縮退 し ます
ド メ イ ン単位で縮退 し ます
フ ロ ーテ ィ ン グ ボー ド にな る 優先度を高 く し
ます
フ ロ ーテ ィ ン グ ボー ド にな る 優先度を高 く し
ません ( デフ ォ ル ト )
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop,
fieldeng
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm,
ア ク セ ス権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainmgr, domainop
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
すべての ド メ イ ン の情報を表示 し ます。
-d domain_id
表示す る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ ス テ ム構成に
よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で表示 さ れ ます。
System Administration
273
showdcl(8)
詳細説明
使用例
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-l lsb
表示す る LSB 番号を指定 し ます。 lsb は 0 か ら 15 ま で整数で指
定 し ます。 スペー ス で区切っ て複数指定で き ます。 lsb を省略 し
た場合は、 ド メ イ ン内のすべての LSB が対象 と な り ます。
-v
ド メ イ ン構成情報内の Cfg-policy、 No-Mem、 No-IO、 Float
の情報を追加 し て表示 し ます。
■
フ ロ ーテ ィ ン グ ボー ド の優先度が低 く 設定 さ れてい る シ ス テ ム ボー ド は、 フ ロ ー
テ ィ ン グ ボー ド にな り に く く な り ます。 そのため、 ド メ イ ン のオペ レーテ ィ ン グ
シ ス テ ム に対 し て影響を与えに く く な り ます。
■
setdcl(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 ド メ イ ン構成情報を設定で き ます。
使用例 1
ド メ イ ン ID 0 に設定 さ れてい る ド メ イ ン構成情報を表示 し ます。
XSCF> showdcl -d 0
DID
LSB
XSB
Status
00
Running
00
00-0
04
01-0
08
02-0
12
03-0
使用例 2
ド メ イ ン ID 0 に設定 さ れてい る 詳細な ド メ イ ン構成情報を表示 し ます。
XSCF> showdcl -v -d 0
DID
LSB
XSB
Status
00
Running
00
00-0
01
02
03
04
01-0
05
06
07
08
02-0
09
10
11
12
03-0
13
14
15
-
274
No-Mem
No-IO
Float
False
False
False
False
True
False
True
True
True
True
True
False
Cfg-policy
FRU
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 11 月改版
showdcl(8)
使用例 3
すべての ド メ イ ンに設定 さ れてい る 詳細な ド メ イ ン構成情報を表示 し ます。
XSCF> showdcl -v -a
DID
LSB
XSB
Status
No-Mem
No-IO
Float
Cfg-policy
00
Running
FRU
00
00-0
False
False
False
01
02
03
04
01-0
False
True
False
05
06
07
08
02-0
True
True
True
09
10
11
12
03-0
True
True
False
13
14
15
--------------------------------------------------------------01
Running (Waiting for OS Shutdown)
FRU
00
01-2
True
True
False
01
04-0
False
False
False
02
03
04
05
06
07
05-0
True
False
False
08
09
10
11
12
13
14
06-0
True
True
True
15
--------------------------------------------------------------:
:
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
addboard(8), deleteboard(8), moveboard(8), setdcl(8), setupfru(8),
showboards(8), showdevices(8), showfru(8)
System Administration
275
showdcl(8)
276
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 11 月改版
showdevices(8)
名前
showdevices - シ ス テ ム ボー ド (XSB; eXtended System Board) のデバ イ ス と 、 リ
ソ ー ス の使用状況を表示 し ます。
形式
showdevices [-v] [-p bydevice | byboard | query | force] xsb
showdevices [-v] [-p bydevice | byboard] -d domain_id
showdevices -h
説明
showdevices(8) は、 XSB を構成す る デバ イ ス と 、 デバ イ ス上の、 リ ソ ー ス の使用
状況を一覧表示す る コ マ ン ド です。
リ ソ ー ス の使用状況は、 シ ス テ ム の リ ソ ー ス を管理 し てい る アプ リ ケーシ ョ ン と サ
ブシ ス テ ム よ り 提供 さ れ ます。 管理対象の リ ソ ー ス がオ フ ラ イ ン で照会 さ れ、 XSB
に対 し て Dynamic Recofiguration(DR) 操作が行われた場合の影響が予測 さ れて表示
さ れ ます。 デフ ォ ル ト の設定では管理対象外のデバ イ ス は表示 さ れ ませんが、-v オ
プシ ョ ン を使用す る と 、 こ れ ら のデバ イ ス を表示で き ます。
以下の情報が表示 さ れ ます。
共通 :
DID
ド メ イ ン ID
XSB
XSB 番号
CPU:
id
プ ロ セ ッ サの ID
state
プ ロ セ ッ サの状態
speed
CPU の周波数 (MHz)
ecache
CPU の外部キ ャ ッ シ ュ サ イ ズ (MB)
メモリ :
board mem
XSB に搭載 さ れてい る メ モ リ サ イ ズ (MB)
perm mem
XSB に搭載 さ れてい る 、 再配置で き ない メ モ リ サ イ ズ (MB)
base address
XSB に搭載 さ れてい る メ モ リ の物理ア ド レ ス
domain mem
ド メ イ ン メ モ リ サ イ ズ (MB)
System Administration
277
showdevices(8)
メ モ リ を切 り 離 し 中の場合は、 以下の項目が表示 さ れ ます。
target XSB
移動先の XSB 番号
deleted mem
削除済みの メ モ リ サ イ ズ (MB)
remaining mem 削除す る 残 り の メ モ リ サ イ ズ (MB)
入出力 デバ イ ス :
ユーザー権限
device
入出力デバ イ ス の イ ン ス タ ン ス名
resource
管理 さ れてい る リ ソ ー ス名
usage
リ ソ ー ス を使用 し てい る イ ン ス タ ン ス の説明
query
リ ソ ー ス についてのオ フ ラ イ ン照会の結果
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop, fieldeng すべてのドメインに対して実行できます。
domainadm, domainmgr,
domainop
ア ク セ ス権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ま
す。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
278
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d domain_id
表示す る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ ス テ ム構成
に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で 1 つだけ指定 し ます
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-p byboard
XSB ご と に結果を表示 し ます。 結果は、 さ ら に、 デバ イ ス ご と に
ま と めて表示 さ れ ます。-p オプシ ョ ン を省略 し た場合は、 "-p
bydevice" が指定 さ れた と みな さ れ ます。
-p bydevice
CPU、 メ モ リ 、 I/O な ど、 デバ イ ス ご と に結果が表示 さ れ ま
す。-p オプシ ョ ン を省略 し た場合は、 "-p bydevice" が指定 さ
れた と みな さ れ ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showdevices(8)
オペ ラ ン ド
-p force
deleteboard -f コ マ ン ド を使用 し て シ ス テ ム ボー ド を ド メ イ
ン か ら 強制的に切 り 離 し た場合に、 オペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム か
ら 削除 さ れ る シ ス テ ム リ ソ ー ス を予測 し ます。-p オプシ ョ ン を省
略 し た場合は、 "-p bydevice" が指定 さ れた と みな さ れ ます。
-p query
deleteboard(8) コ マ ン ド を使用 し て シ ス テ ム ボー ド を ド メ イ ン
か ら 切 り 離 し た場合に、 オペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム か ら 削除 さ れ
る シ ス テ ム リ ソ ー ス を予測 し ます。-p オプシ ョ ン を省略 し た場合
は、 "-p bydevice" が指定 さ れた と みな さ れ ます。
-v
管理対象外の入出力デバ イ ス を含め、 すべての入出力デバ イ ス の
情報を表示 し ます。 ただ し 、 管理対象外の入出力デバ イ ス につい
ては、 物理的な構成だけ表示 さ れ、 リ ソ ー スや使用状況は表示 さ
れ ま せん。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
xsb
表示す る XSB 番号を指定 し ます。 以下の形式で指定で き ます。
スペー ス で区切っ て複数指定で き ます。
x-y
x
y
使用例
使用例 1
00 から 15 までの整数
0 から 3 までの整数
XSB#00-0 上のデバ イ ス と 、 リ ソ ース の使用状況を表示 し ます。
XSCF> showdevices 00-0
CPU:
---DID XSB
00 00-0
00 00-0
00 00-0
00 00-0
id
40
41
42
43
state
on-line
on-line
on-line
on-line
speed
2048
2048
2048
2048
ecache
4
4
4
4
Memory:
------DID
00
00
00
00
00
00
XSB
00-0
00-1
00-2
00-3
01-0
02-0
board perm
base
domain target deleted remaining
mem MB mem MB address
mem MB XSB
mem MB
mem MB
2048
1290 0x000003c000000000
2048 03-0
250
1500
2048
0 0x0000038000000000
2048
0
0
2048
0 0x0000034000000000
2048
0
0
2048
0 0x0000030000000000
2048
0
0
2048
0 0x000002c000000000
2048
1024
0
2048
0 0x0000028000000000
2048
0
0
IO Devices:
---------DID XSB
device
resource
usage
System Administration
279
showdevices(8)
00
00
00
00
00
00-0
00-0
00-0
00-0
00-0
使用例 2
sd3
sd3
sd3
sd3
sd3
/dev/dsk/c0t3d0s0
/dev/dsk/c0t3s0s1
/dev/dsk/c0t3s0s1
/dev/dsk/c0t3d0s3
/var/run
mounted filesystem "/"
dump device (swap)
swap area
mounted filesystem "/var"
mounted filesystem "/var/run"
ド メ イ ン ID 0 上のデバ イ ス と 、 リ ソ ース の詳細な使用状況を表示 し ます。
XSCF> showdevices -v -d 0
CPU:
---DID XSB
00 00-0
00 00-0
00 00-0
00 00-0
00 01-0
00 01-0
00 01-0
00 01-0
id
40
41
42
43
50
51
52
53
state
on-line
on-line
on-line
on-line
on-line
on-line
on-line
on-line
speed
2048
2048
2048
2048
2048
2048
2048
2048
ecache
4
4
4
4
4
4
4
4
Memory:
------board perm
base
domain target deleted remaining
DID XSB
mem MB mem MB address
mem MB XSB
mem MB
mem MB
00 00-0
2048
1290 0x000003c000000000
4096 00-1
250
1500
00 01-0
2048
0 0x000002c000000000
4096
IO Devices:
---------DID XSB
00 00-0
00 00-0
00 00-0
00 00-0
00 00-0
00 00-0
00 00-0
00 00-0
00 00-0
00 00-0
00 00-0
終了ス テー タ ス
280
device resource
sd0
sd1
sd2
sd3
/dev/dsk/c0t3d0s0
sd3
/dev/dsk/c0t3s0s1
sd3
/dev/dsk/c0t3s0s1
sd3
/dev/dsk/c0t3d0s3
sd3
/var/run
sd4
sd5
sd6
usage
mounted filesystem "/"
dump device (swap)
swap area
mounted filesystem "/var"
mounted filesystem "/var/run"
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showdevices(8)
関連項目
addboard(8), deleteboard(8), moveboard(8), setdcl(8), setupfru(8),
showboards(8), showdcl(8), showfru(8)
System Administration
281
showdevices(8)
282
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showdomainmode(8)
名前
showdomainmode - 現在設定 さ れてい る ド メ イ ン の動作モー ド を表示 し ます。
形式
showdomainmode -d domain_id
showdomainmode -h
説明
showdomainmode(8) は、 指定 し た ド メ イ ン に現在設定 さ れてい る ド メ イ ン の動作
モー ド を表示す る コ マ ン ド です。
以下の状態が表示 さ れ ます。
HOST-ID
ホ ス ト ID
Diagnostic Level OpenBoot PROM の診断 レベル。 以下のいずれかが表示 さ れ
ます。
none
min
max
Secure Mode
host watchdog、 Break 信号受信抑止機能の状態。 以下の ど ち
ら かが表示 さ れ ます。
on
off
Autoboot
有効
無効
オー ト ブー ト 機能の状態。 以下の ど ち ら かが表示 さ れ ます。
on
off
CPU Mode
なし
標準
最大
有効
無効
ド メ イ ン に搭載 さ れてい る CPU の動作モー ド の設定方法。 以
下の ど ち ら かが表示 さ れ ます。
auto
ド メ イ ン起動時に自動的に判別
compatible
搭載 さ れてい る CPU に関係な く 、SPARC64 VI 互換モー ド
に設定
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, fieldeng
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm
管理権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
System Administration
283
showdomainmode(8)
オプシ ョ ン
詳細説明
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d domain_id
表示す る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ ス テ ム構成に
よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で指定で き ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
オペ レー タ ーパネルのモー ド ス イ ッ チが 「Service」 の場合は、
showdomainmode(8) コ マ ン ド で表示 さ れた内容にかかわ ら ず、 ド メ イ ン の動作
モー ド は以下の よ う に設定 さ れ ます。
■
■
■
使用例
OpenBoot PROM 診断 レベル (Diagnostic Level), CPU 動作モー ド (CPU
Mode): showdomainmode(8) コ マ ン ド の表示どお り
host watchdog 監視お よ び Break 信号受信抑止 (Secure Mode), オー ト ブー ト 機
能 (Autoboot): 無効
■
OpenBoot PROM 環境変数 auto-boot? が false に設定 さ れてい る 場合は、オー
ト ブー ト 機能は無効 と な り ます。
■
setdomainmode(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 ド メ イ ン の動作モー ド を設定で き ま
す。
使用例 1
ド メ イ ン ID 0 に設定 さ れてい る ド メ イ ン の動作モー ド を表示 し ます。
XSCF> showdomainmode -d 0
Host-ID :0f010f10
Diagnostic Level :min
Secure Mode
:on
Autoboot
:on
CPU Mode
:auto
終了ス テー タ ス
関連項目
284
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setdomainmode(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2008 年 3 月改版
showdomainstatus(8)
名前
showdomainstatus - 現在の ド メ イ ン の状態を表示 し ます。
形式
showdomainstatus -d domain_id
showdomainstatus -a
showdomainstatus -h
説明
showdomainstatus(8) は、 現在の ド メ イ ン の状態を表示す る コ マ ン ド です。
ド メ イ ン ご と に、 以下のいずれかの状態が表示 さ れ ます。 追加情報が表示 さ れ る 場
合があ り ます。
Powered Off
電源が切断 さ れてい る 状態
Panic State
パニ ッ ク が発生 し 、 リ セ ッ ト 中の状態
Shutdown Started
電源が切断中の状態
Initialization
Phase
OpenBoot PROM が初期化中の状態
OpenBoot Execution OpenBoot PROM が起動 さ れ、 プ ロ ン プ ト (ok>) が表示 さ
Completed
れてい る 状態
ユーザー権限
Booting/OpenBoot
PROM prompt
オペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム が起動中の状態。 ま たは ド メ イ
ン のシ ャ ッ ト ダ ウ ンや リ セ ッ ト に よ っ て、 OpenBoot
PROM が動作中かプ ロ ン プ ト (ok>) で停止 し てい る 状態
Running
オペ レーテ ィ ン グ シ ス テ ム が稼働 し てい る 状態
-
ド メ イ ン が定義 さ れていない状態
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
fieldeng
domainadm, domainmgr,
domainop
ア ク セ ス権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
System Administration
285
showdomainstatus(8)
オプシ ョ ン
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
ア ク セ ス で き る すべての ド メ イ ン の状態を表示 し ます。
-d domain_id
電源を投入す る ド メ イ ン ID を指定 し ます。 domain_id はシ ス テ
ム構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で 1 つだけ指定で き ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
使用例 1
すべての ド メ イ ンの状態を表示 し ます。
XSCF> showdomainstatus -a
DID
Domain Status
00
Running
01
Running (Waiting for OS Shutdown)
02
Powered Off
03
Panic State
04
Shutdown Started
05
Booting/OpenBoot PROM prompt
06
Initialization Phase
07
OpenBoot Execution Completed
終了ス テー タ ス
関連項目
286
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
poweroff(8), poweron(8), reset(8), showdcl(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 11 月改版
showdscp(8)
名前
showdscp - DSCP に割 り 当て ら れてい る IP ア ド レ ス を表示 し ます。
形式
showdscp
showdscp [-v] [-p]
showdscp [-v] [-p] -d domain_id
showdscp [-v] [-p] -s
showdscp -h
説明
showdscp(8) は、 DSCP 使用のために割 り 当て ら れてい る IP ア ド レ ス、 つ ま り 個々
の ド メ イ ン、 サービ ス プ ロ セ ッ サ、 ま たはシ ス テ ム全体の IP ア ド レ ス を表示す る コ
マ ン ド です。
シ ス テ ム内の DSCP リ ン ク すべての IP ア ド レ ス を表示す る 場合、 出力は表にな り ま
す。 こ の表は、 ド メ イ ン ID に よ っ て ソ ー ト さ れ ます。
特定の ド メ イ ン ま たはサービ ス プ ロ セ ッ サの IP ア ド レ ス を表示す る 場合、 表ではな
く 、 指定 し た ド メ イ ン ま たはサービ ス プ ロ セ ッ サの IP ア ド レ ス のみが出力 さ れ ま
す。
-p オプシ ョ ン を使用す る と 、 解析可能な出力を生成で き ます。 こ の出力は、 のち
に、 ス ク リ プ ト で使用す る ために適 し てい る 場合が あ り ます。 個々の IP ア ド レ ス を
解析可能な形式で表示す る と 、 追加の ラ ベルは除外 さ れ、 IPv4 ア ド レ ス のみが ド ッ
ト つ き 10 進表記で出力 さ れ ます。 表を解析可能なバージ ョ ン で出力す る と 、 値のみ
が表示 さ れ ( 表見出 し は表示 さ れ ません )、 各カ ラ ムは 1 つの タ ブ文字に よ っ て区切
ら れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop,
fieldeng
すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
domainadm, domainmgr,
domainop
ア ク セ ス権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d domain_id
個々の ド メ イ ン の IP ア ド レ ス を表示 し ます。 domain_id はシ ス テ
ム構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で指定で き ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
System Administration
287
showdscp(8)
使用例
-p
解析可能な出力を生成 し ます。
-s
サービ ス プ ロ セ ッ サの IP ア ド レ ス を表示 し ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。 プ ロ グ ラ ム の操作の内部プ ロ セ ス に関
す る 詳細情報を画面に出力 し ます。
注 – 以下の使用例に示す IP ア ド レ ス は、 単な る サ ン プルです。 使用 し てい る ネ ッ
ト ワ ー ク で有効な IP ア ド レ ス については、 シ ス テ ム に付属 さ れてい る 『SPARC
Enterprise M8000/M9000 サーバ 設置計画マニ ュ アル』 ま たは 『SPARC Enterprise
M4000/M5000 サーバ 設置計画マニ ュ アル』 を参照 し て く だ さ い。 特定の状況下で
不正なネ ッ ト ワ ー ク IP ア ド レ ス を使用す る と 、 シ ス テ ム が起動不能にな る 可能性が
あ り ます。
使用例 1
XSCF>
DSCP のすべての IP ア ド レ ス を示す表を表示 し ます。
showdscp
DSCP Configuration
Network: 10.1.1.0
Netmask: 255.255.255.0
Location
---------XSCF
Domain #00
Domain #01
Domain #02
Domain #03
Domain #04
Domain #05
Domain #06
Domain #07
Domain #08
Domain #09
Domain #10
Domain #11
Domain #12
Domain #13
Domain #14
Domain #15
Domain #16
Domain #17
Domain #18
Domain #19
Domain #20
Domain #21
Domain #22
Domain #23
288
Address
--------10.1.1.1
10.1.1.2
10.1.1.3
10.1.1.4
10.1.1.5
10.1.1.6
10.1.1.7
10.1.1.8
10.1.1.9
10.1.1.10
10.1.1.11
10.1.1.12
10.1.1.13
10.1.1.14
10.1.1.15
10.1.1.16
10.1.1.17
10.1.1.18
10.1.1.19
10.1.1.20
10.1.1.21
10.1.1.22
10.1.1.23
10.1.1.24
10.1.1.25
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
showdscp(8)
使用例 2
特定 ド メ イ ンの IP ア ド レ ス を表示 し ます。
XSCF> showdscp -d 1
Domain #01 Address: 10.1.1.3
使用例 3
特定 ド メ イ ンの IP ア ド レ ス を解析可能な形式で表示 し ます。
XSCF> showdscp -p -d 1
Domain[1] 10.1.1.3
使用例 4
すべての DSCP ア ド レ ス情報を解析可能な形式で表示 し ます。
XSCF> showdscp -p
Network 10.1.1.0
Netmask 255.255.255.0
XSCF
10.1.1.1
Domain[0]
10.1.1.2
Domain[1]
10.1.1.3
Domain[2]
10.1.1.4
Domain[3]
10.1.1.5
Domain[4]
10.1.1.6
Domain[5]
10.1.1.7
Domain[6]
10.1.1.8
Domain[7]
10.1.1.9
Domain[8]
10.1.1.10
Domain[9]
10.1.1.11
...
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setdscp(8)
System Administration
289
showdscp(8)
290
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
showdualpowerfeed(8)
名前
showdualpowerfeed - 二系統受電モー ド の状態を表示 し ます。
形式
showdualpowerfeed
showdualpowerfeed -h
説明
showdualpowerfeed(8) は、 本体装置の二系統受電モー ド の状態を表示す る コ マ ン
ド です。
showdualpowerfeed(8) コ マ ン ド は、 ミ ッ ド レ ン ジサーバにだけ有効です。
二系統受電モー ド は、 setdualpowerfeed(8) コ マ ン ド で設定で き ます。
setdualpowerfeed(8) コ マ ン ド に よ っ て、 二系統受電モー ド が変更 さ れ る 予定の
場合は、 変更内容 も 表示 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用例
使用例 1
使用方法を表示 し ます。
本体装置に現在設定 さ れてい る 二系統受電モー ド を表示 し ます。
XSCF> showdualpowerfeed
Dual power feed is enabled.
使用例 2
setdualpowerfeed(8) コ マ ン ド に よ っ て 二系統受電モー ド を変更後、 現
在の状態を表示 し ます。
XSCF> showdualpowerfeed
enable -> disable
NOTE: Dual power feed will be disabled the next time the platform is powered
on.
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setdualpowerfeed(8)
System Administration
291
showdualpowerfeed(8)
292
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showemailreport(8)
名前
showemailreport - 電子 メ ール レ ポー ト の設定デー タ を表示 し ます。
形式
showemailreport [-v]
showemailreport -h
説明
showemailreport(8) は、 電子 メ ール レ ポー ト の設定デー タ を表示す る コ マ ン ド で
す。
オプシ ョ ン を指定 し ないで使用す る と 、 現在の電子 メ ール レ ポー ト の設定デー タ が
表示 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。
電子 メ ール レ ポー ト 情報には、 電子 メ ール レ ポー ト が有効にな っ てい る か ど う かが
含 ま れ ます。 有効にな っ てい る 場合は、 ア ド レ ス の リ ス ト も 含 ま れ ます。
使用例 1
電子 メ ールレ ポー ト の設定を表示 し ます。
XSCF> showemailreport
EMail Reporting: enabled
Email Recipient Address: [email protected], [email protected]
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setemailreport(8)
System Administration
293
showemailreport(8)
294
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
showenvironment(8)
名前
showenvironment - 本体装置の吸気温度 と 湿度、 温度セ ン サー情報、 電圧セ ンサー
情報、 FAN 回転情報を表示 し ます。
形式
showenvironment [-M] [ type]
showenvironment -h
説明
showenvironment(8) は、 以下の情報を表示す る コ マ ン ド です。
以下の情報が表示 さ れ ます。
ユーザー権限
環境情報
本体装置の吸気温度 と 湿度 ( 湿度はハ イ エ ン ド サーバのみ )
温度情報
本体装置の吸気温度 と 各 コ ン ポーネ ン ト の排気温度
電圧情報
電圧セ ンサー値
FAN 回転情報
FAN の回転状態 と 回転数
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
オペ ラ ン ド
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
type
表示す る 情報の タ イ プ を指定 し ます。 以下のいずれかの タ イ プが
指定で き ます。 省略 し た場合は、 本体装置の吸気温度 と 湿度の情
報を表示 し ます。
temp
volt
Fan
詳細説明
温度情報を表示 し ます。
電圧情報を表示 し ます。
FAN の回転情報を表示 し ます。
シ ス テ ム に よ っ ては、 シ ス テ ム全体に電圧マージ ン が設定 さ れてい る 場合があ り ま
す。 こ の と き は電圧マージ ン が、 電圧セ ンサー値 と と も に表示 さ れ ます。
System Administration
295
showenvironment(8)
使用例
使用例 1
本体装置の吸気温度 と 湿度を表示 し ます。
XSCF> showenvironment
Temperature:30.71C
Humidity:90.05%
使用例 2
本体装置 と 各 コ ン ポーネ ン ト の温度情報を表示 し ます。
XSCF> showenvironment temp
Temperature:30.71C
CMU#0:30.71C
CPUM#0-CHIP#0:30.71C
CPUM#1-CHIP#0:30.71C
CPUM#2-CHIP#0:30.71C
CPUM#3-CHIP#0:30.71C
CMU#1:30.71C
CPUM#0-CHIP#0:30.71C
CPUM#1-CHIP#0:30.71C
CPUM#2-CHIP#0:30.71C
CPUM#3-CHIP#0:30.71C
CMU#2:30.71C
CPUM#0-CHIP#0:30.71C
CPUM#1-CHIP#0:30.71C
CPUM#2-CHIP#0:30.71C
CPUM#3-CHIP#0:30.71C
CMU#3:30.71C
CPUM#0-CHIP#0:30.71C
CPUM#1-CHIP#0:30.71C
CPUM#2-CHIP#0:30.71C
CPUM#3-CHIP#0:30.71C
使用例 3
各 コ ン ポーネ ン ト の電圧情報を表示 し ます。
XSCF> showenvironment volt
MBU_A
1.0V Power Supply Group:1.010V
1.8V Power Supply Group:1.700V
CPUM#0-CHIP#0
1.0V Power Supply Group:1.000V
CPUM#1-CHIP#0
1.0V Power Supply Group:1.000V
MEMB#0
1.2V Power Supply Group:1.200V
1.8V Power Supply Group:1.700V
2.5V Power Supply Group:2.500V
MEMB#1
1.2V Power Supply Group:1.200V
1.8V Power Supply Group:1.700V
2.5V Power Supply Group:2.500V
MEMB#2
1.2V Power Supply Group:1.200V
1.8V Power Supply Group:1.700V
2.5V Power Supply Group:2.500V
296
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 11 月改版
showenvironment(8)
MEMB#3
1.2V Power
1.8V Power
2.5V Power
IOU#0
1.0V Power
1.2V Power
1.5V Power
1.8V Power
2.5V Power
3.3V Power
5.0V Power
12V Power
-12V Power
FANBP
3.3V Power
5.0V Power
12V Power
-12V Power
使用例 4
Supply Group:1.200V
Supply Group:1.700V
Supply Group:2.500V
Supply
Supply
Supply
Supply
Supply
Supply
Supply
Supply
Supply
Group:1.020V
Group:1.180V
Group:1.500V
Group:1.850V
Group:2.510V
Group:3.300V
Group:5.000V
Group:12.000V
Group:-12.000V
Supply
Supply
Supply
Supply
Group:3.300V
Group:5.010V
Group:12.020V
Group:-12.030V
電圧マージ ンが設定 さ れてい る 場合の、 各 コ ン ポーネ ン ト の電圧情報を表示
し ます。
XSCF> showenvironment volt
margin:+10%
MBU_A
1.0V Power Supply Group:1.010V
1.8V Power Supply Group:1.700V
:
:
使用例 5
FAN の回転情報を表示 し ます。
XSCF> showenvironment Fan
FAN_A#0:Low speed
FAN_A#0: 4101rpm
FAN_A#1:Low speed
FAN_A#1: 4101rpm
FAN_A#2:Low speed
FAN_A#2: 4177rpm
FAN_A#3:Low speed
FAN_A#3: 4101rpm
PSU#0
PSU#0:Low speed
PSU#0: 3879rpm
PSU#0: 3835rpm
PSU#1
PSU#1:Low speed
PSU#1: 3924rpm
PSU#1: 3970rpm
PSU#2
PSU#2:Low speed
System Administration
297
showenvironment(8)
PSU#2:
PSU#2:
4218rpm
4066rpm
PSU#3
PSU#3:Low speed
PSU#3: 3835rpm
PSU#3: 3970rpm
終了ス テー タ ス
298
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 11 月改版
showfru(8)
名前
showfru - デバ イ ス のハー ド ウ ェ アに関す る 設定内容を表示 し ます。
形式
showfru device location
showfru -a device
showfru -h
説明
showfru(8) は、 setupfru(8) コ マ ン ド に よ っ てデバ イ ス のハー ド ウ ェ アに設定 さ
れた内容を表示す る コ マ ン ド です。
指定 し たデバ イ ス か、 すべてのデバ イ ス の内容を表示で き ます。 デバ イ ス と し て物
理シ ス テ ム ボー ド (PSB; Physical System Board) を指定で き ます。
以下の内容が表示 さ れ ます。
Device
指定 し たデバ イ ス名
sb(PSB) だけ表示 さ れ ます。
Location
デバ イ ス が搭載 さ れてい る 位置
device が sb の場合、 00 か ら 15 の整数値で表示 さ れ ます。
XSB Mode
PSB に設定 さ れてい る XSB モー ド
以下の ど ち ら かの値が表示 さ れ ます。
Uni
Quad
Uni-XSB
Quad-XSB
Memory Mirror PSB に設定 さ れてい る メ モ リ の ミ ラ ーモー ド
Mode
以下の ど ち ら かの値が表示 さ れ ます。
yes
no
ユーザー権限
メ モ リ ミ ラ ーモー ド
非 メ モ リ ミ ラ ーモー ド
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
指定 し たすべてのデバ イ ス の内容を表示 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
System Administration
299
showfru(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
device
表示す る デバ イ ス を指定 し ます。 以下のデバ イ ス だけ指定で き ま
す。
物理シ ス テ ム ボー ド (PSB)
sb
location
詳細説明
使用例
device の搭載 さ れてい る 位置を指定 し ます。 device が sb の場合、
0 か ら 15 ま での整数で 1 つだけ指定で き ます。
setupfru(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 デバ イ ス のハー ド ウ ェ アに関す る 設定がで き
ます。
使用例 1
すべての PSB に設定 さ れてい る 情報を表示 し ます。
XSCF> showfru -a sb
Device
Location
sb
00
sb
01
sb
02
sb
03
終了ス テー タ ス
関連項目
300
XSB Mode
Quad
Uni
Quad
Uni
Memory Mirror Mode
no
yes
no
no
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
addboard(8), deleteboard(8), moveboard(8), setdcl(8), setupfru(8),
showboards(8), showdcl(8), showdevices(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showhardconf(8)
名前
showhardconf - 本体装置に搭載 さ れてい る FRU(Field Replaceable Unit) の情報を表
示 し ます。
形式
showhardconf [-u] [-M]
showhardconf -h
説明
showhardconf(8) は、 FRU 単位の情報を表示す る ための コ マ ン ド です。
表示 さ れ る 情報は、 以下の と お り です。
ユーザー権限
■
現在の構成、 状態
■
搭載 さ れてい る 個数
■
ド メ イ ン情報
■
PCI ボ ッ ク ス (IOBOX) 情報
■
PCI カー ド の Name プ ロ パテ ィ
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, すべての ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
fieldeng
domainadm, domainmgr,
domainop
ア ク セ ス権限を持つ ド メ イ ン に対 し て実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
-u
FRU 単位の搭載個数を表示 し ます。 CPU モジ ュ ールは動作周波
数、 メ モ リ ボー ド は メ モ リ ご と の容量を表示 し ます。 省略 し た場
合は、 FRU 単位の現在の構成、 状態情報 と ド メ イ ン情報が表示
さ れ ます。
System Administration
301
showhardconf(8)
詳細説明
使用例
FRU の構成、 状態情報 と ド メ イ ン情報を表示 し た場合、 故障 ま たは縮退が発生 し た
ユニ ッ ト に対 し て、 異常箇所であ る こ と を表すア ス タ リ ス ク (*) と 以下のいずれか
の状態が表示 さ れ ます。
状態
内容
Faulted
故障 し ていて動作 し ていない状態。
Degraded
ユニ ッ ト は動作中。 ユニ ッ ト 内の一部が故障 ま たは縮退 し ていた
り 、 何 ら かのエ ラ ーが検出 さ れていた り す る ために、 ユニ ッ ト も
故障状態を呈 し てい る が、 正常に動作中。
Deconfigured
構成異常、 環境異常、 ま たは他のユニ ッ ト の縮退に よ っ て、 正常
で あ り なが ら 縮退 し てい る 状態
Maintenance
保守作業中。 deletefru(8)、 replacefru、 ま たは addfru(8)
操作中。
Normal
正常に動作 し てい る 状態
使用例 1
SPARC Enterprise M5000 サーバの FRU 情報を表示 し ます。
XSCF> showhardconf
SPARC Enterprise M5000;
+ Serial:BE80601021; Operator_Panel_Switch:Service;
+ Power_Supply_System:Single; SCF-ID:XSCF#0;
+ System_Power:On; System_Phase:Cabinet Power On;
Domain#0 Domain_Status:Powered Off;
MBU_B Status:Normal; Ver:0101h; Serial:7867000297 ;
+ FRU-Part-Number:CA20393-B50X A2
;
+ Memory_Size:64 GB;
CPUM#0-CHIP#0 Status:Normal; Ver:0201h; Serial:PP0629L068 ;
+ FRU-Part-Number:CA06761-D104 A0
;
+ Freq:2.150 GHz; Type:16;
+ Core:2; Strand:2;
CPUM#0-CHIP#1 Status:Normal; Ver:0201h; Serial:PP0629L068 ;
+ FRU-Part-Number:CA06761-D104 A0
;
+ Freq:2.150 GHz; Type:16;
+ Core:2; Strand:2;
:
CPUM#3-CHIP#0 Status:Normal; Ver:0201h; Serial:PP0629L066 ;
+ FRU-Part-Number:CA06761-D104 A0
;
+ Freq:2.150 GHz; Type:16;
+ Core:2; Strand:2;
CPUM#3-CHIP#1 Status:Normal; Ver:0201h; Serial:PP0629L066 ;
+ FRU-Part-Number:CA06761-D104 A0
;
+ Freq:2.150 GHz; Type:16;
+ Core:2; Strand:2;
MEMB#0 Status:Normal; Ver:0101h; Serial:01068
;
+ FRU-Part-Number:CA20393-B54X A1
;
MEM#0A Status:Normal;
+ Code:c1000000000000004572T128000HR3.7A
252b-04123520;
302
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 11 月改版
showhardconf(8)
+ Type:1B; Size:1 GB;
MEM#0B Status:Normal;
+ Code:c1000000000000004572T128000HR3.7A
+ Type:1B; Size:1 GB;
MEM#1A Status:Normal;
+ Code:c1000000000000004572T128000HR3.7A
+ Type:1B; Size:1 GB;
MEM#1B Status:Normal;
+ Code:c1000000000000004572T128000HR3.7A
+ Type:1B; Size:1 GB;
MEM#2A Status:Normal;
+ Code:c1000000000000004572T128000HR3.7A
+ Type:1B; Size:1 GB;
MEM#2B Status:Normal;
+ Code:c1000000000000004572T128000HR3.7A
+ Type:1B; Size:1 GB;
MEM#3A Status:Normal;
+ Code:c1000000000000004572T128000HR3.7A
+ Type:1B; Size:1 GB;
MEM#3B Status:Normal;
+ Code:c1000000000000004572T128000HR3.7A
+ Type:1B; Size:1 GB;
:
MEMB#7 Status:Normal; Ver:0101h; Serial:01100
+ FRU-Part-Number:CA20393-B54X A1
MEM#0A Status:Normal;
+ Code:c1000000000000005372T128000HR3.7A
+ Type:1B; Size:1 GB;
MEM#0B Status:Normal;
+ Code:c1000000000000005372T128000HR3.7A
+ Type:1B; Size:1 GB;
MEM#1A Status:Normal;
+ Code:c1000000000000005372T128000HR3.7A
+ Type:1B; Size:1 GB;
MEM#1B Status:Normal;
+ Code:c1000000000000005372T128000HR3.7A
+ Type:1B; Size:1 GB;
MEM#2A Status:Normal;
+ Code:c1000000000000005372T128000HR3.7A
+ Type:1B; Size:1 GB;
MEM#2B Status:Normal;
+ Code:c1000000000000005372T128000HR3.7A
+ Type:1B; Size:1 GB;
MEM#3A Status:Normal;
+ Code:c1000000000000005372T128000HR3.7A
+ Type:1B; Size:1 GB;
MEM#3B Status:Normal;
+ Code:c1000000000000005372T128000HR3.7A
+ Type:1B; Size:1 GB;
DDC_A#0 Status:Normal;
DDC_A#1 Status:Normal;
DDC_A#2 Status:Normal;
DDC_A#3 Status:Normal;
DDC_B#0 Status:Normal;
252b-04123e25;
252b-04123722;
252b-04123b25;
252b-04123e20;
252b-04123822;
252b-04123724;
252b-04123b20;
;
;
356d-0d016910;
356d-0d016911;
356d-0d016a14;
356d-0d017e22;
356d-0d016a13;
356d-0d016417;
356d-0d017617;
356d-0d016b12;
System Administration
303
showhardconf(8)
*
*
304
DDC_B#1 Status:Normal;
IOU#0 Status:Normal; Ver:0101h; Serial:7867000395 ;
+ FRU-Part-Number:CF00541-0483 0040 /541-0483-00-40
;
DDC_A#0 Status:Normal;
DDCR Status:Normal;
DDC_B#0 Status:Normal;
PCI#2 Status:Normal; Name_Property:; Card_Type:DownLink;
+ Ver:21h; Serial:XF01NW; Type:Optic;
+ Connection:IOX@X0DF/IOB0;
+ FRU-Part-Number:CF00501-7040 04
/501-7040-04;
IOX@X0DF Status:Faulted; Serial:XCX0DF;
+ FRU-Part-Number:CF00541-0314 05
/501-6937-05;
IOB0 Status:Normal; Serial:XX00KA; Type:PCI-X;
+ FRU-Part-Number:CF00541-0316 03
/501-6938-05;
LINK Status:Normal; Ver:21h; Serial:1F0090; Type:Optic;
+ FRU-Part-Number:CF00501-7040 04
/501-7040-04;
PS0 Status:Normal; Serial:LL0807;
+ FRU-Part-Number:CF00300-2001 02
/300-2001-02;
PS1 Status:Normal; Serial:LL0381;
+ FRU-Part-Number:CF00300-2001 02
/300-2001-02;
PCI#4 Status:Normal; Name_Property:; Card_Type:DownLink;
+ Ver:17h; Serial:XF01LM; Type:Optic;
+ Connection:IOX@X07P/IOB1;
+ FRU-Part-Number:CF00501-7040 04
/501-7040-04;
IOX@X07P Status:Faulted; Serial:XCX07P;
+ FRU-Part-Number:CF00541-0314 05
/501-6937-03;
IOB1 Status:Normal; Serial:XE00F9; Type:PCI-Express;
+ FRU-Part-Number:CF00541-0507 03
/501-6939-05;
LINK Status:Normal; Ver:17h; Serial:XF01N0; Type:Optic;
+ FRU-Part-Number:CF00501-7040 04
/501-7040-04;
PS0 Status:Normal; Serial:LL1097;
+ FRU-Part-Number:CF00300-2001 02
/300-2001-02;
PS1 Status:Normal; Serial:LL1121;
+ FRU-Part-Number:CF00300-2001 02
/300-2001-02;
IOU#1 Status:Normal; Ver:0101h; Serial:78670000376 ;
+ FRU-Part-Number:CA20393-B55X A4
;
DDC_A#0 Status:Normal;
DDCR Status:Normal;
DDC_B#0 Status:Normal;
XSCFU Status:Normal,Active; Ver:0101h; Serial:7867000262 ;
+ FRU-Part-Number:CA20393-B56X A0
;
OPNL Status:Normal; Ver:0101h; Serial:7867000087 ;
+ FRU-Part-Number:CA00629-D061 A0
;
PSU#0 Status:Normal; Serial:0000000-ASTECB10 ;
+ FRU-Part-Number:CF00300-1898 0002 /300-1898-00-02;
+ Power_Status:Off; AC:200 V;
PSU#1 Status:Normal; Serial:0000000-ASTECB18 ;
+ FRU-Part-Number:CF00300-1898 0002 /300-1898-00-02;
+ Power_Status:Off; AC:200 V;
PSU#2 Status:Normal; Serial:0000000-DELTAB19 ;
+ FRU-Part-Number:CF00300-1898 0002 /300-1898-00-02;
+ Power_Status:Off; AC:200 V;
PSU#3 Status:Normal; Serial:0000000-ASTECB09 ;
+ FRU-Part-Number:CF00300-1898 0002 /300-1898-00-02;
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 11 月改版
showhardconf(8)
+ Power_Status:Off; AC:200 V;
FANBP_C Status:Normal; Ver:0101h; Serial:7867000053
+ FRU-Part-Number:CA06629-D051 001AA
FAN_A#0 Status:Normal;
FAN_A#1 Status:Normal;
FAN_A#2 Status:Normal;
FAN_A#3 Status:Normal;
使用例 2
;
;
SPARC Enterprise M9000 サーバに搭載 さ れてい る FRU の数を表示 し ます。
XSCF> showhardconf -u
SPARC Enterprise M9000; Memory_Size:432 GB;
+-----------------------------------+------------+
|
FRU
| Quantity |
+-----------------------------------+------------+
| CMU
|
9
|
|
CPUM
|
36
|
|
Freq:2.277 GHz;
|
( 30)
|
|
Freq:2.376 GHz;
|
(
6)
|
|
MEM
|
224
|
|
Type:1B; Size:1 GB;
|
( 16)
|
|
Type:2B; Size:2 GB;
|
( 208)
|
| IOU
|
9
|
| IOBOX
|
1
|
|
IOB
|
2
|
|
PSU
|
2
|
| XSCFU_B
|
2
|
| XSCFU_C
|
2
|
| XBU_B
|
16
|
| CLKU_B
|
4
|
| OPNL
|
1
|
| PSU
|
30
|
| FANBP_A
|
2
|
| FANBP_B
|
2
|
|
FAN_A
|
32
|
| SWBP
|
2
|
| MEDBP
|
2
|
+-----------------------------------+------------+
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
305
showhardconf(8)
306
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 11 月改版
showhostname(8)
名前
showhostname - XSCF ユニ ッ ト に設定 さ れてい る ホ ス ト 名を表示 し ます。
形式
showhostname {-a | xscfu}
showhostname -h
説明
showhostname(8) は、 XSCF ユニ ッ ト に現在設定 さ れてい る ホ ス ト 名を表示す る コ
マ ン ド です。
ホ ス ト 名は Fully Qualified Domain Name(FQDN) 形式で表示 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
オペ ラ ン ド
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
すべての XSCF ユニ ッ ト に設定 さ れてい る ホ ス ト 名を表示 し ま
す。-a オプシ ョ ン と 一緒に指定 さ れてい る XSCF ユニ ッ ト 名は無
効 と な り ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
xscfu
表示す る XSCF ユニ ッ ト 名を指定 し ます。 シ ス テ ム構成に よ っ て
以下の ど ち ら か を指定で き ます。-a オプシ ョ ン と 一緒に指定 し た
場合は無効 と な り ます。
xscf#0
xscf#1
詳細説明
使用例
XSCF ユニ ッ ト 0
XSCF ユニ ッ ト 1 ( 二重化構成の場合 )
■
XSCF ユニ ッ ト が二重化構成の場合、 ス タ ンバ イ 側に異常が発生 し てい る と き は
メ ッ セージが表示 さ れ ます。
■
sethostname(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 XSCF ユニ ッ ト の ホ ス ト 名を設定で き ま
す。
使用例 1
すべての XSCF ユニ ッ ト に設定 さ れてい る ホ ス ト 名を表示 し ます。
XSCF> showhostname -a
xscf#0: scf0-hostname.example.com
xscf#1: scf1-hostname.example.com
System Administration
307
showhostname(8)
使用例 2
XSCF ユニ ッ ト 0 に設定 さ れてい る ホ ス ト 名を表示 し ます。
XSCF> showhostname xscf#0
xscf#0: scf0-hostname.example.com
終了ス テー タ ス
関連項目
308
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
sethostname(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
showhttps(8)
名前
showhttps - XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に設定 さ れてい る HTTPS サービ ス の状態を表示 し
ます。
形式
showhttps
showhttps -h
説明
showhttps(8) は、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に現在設定 さ れてい る HTTPS サービ ス の状
態を表示す る コ マ ン ド です。
HTTPS サービ ス が動作 し てい る か ど う か と 、 認証に必要な情報の イ ン ス ト ール状態
が確認で き ます。 イ ン ス ト ール さ れてい る 場合は、 イ ン ス ト ール さ れた日付 も 表示
さ れ ます。
以下の状態が表示 さ れ ます。
ユーザー権限
HTTPS status
HTTPS サービ ス が動作 し てい る か ど う か
Server key
web サーバの秘密鍵が イ ン ス ト ール さ れてい る か ど う か
CA key
認証局の秘密鍵が イ ン ス ト ール さ れてい る か ど う か
CA cert
認証局の証明書が イ ン ス ト ール さ れてい る か ど う か
CSR
web サーバ証明書
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
詳細説明
使用例
使用方法を表示 し ます。
sethttps(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の HTTPS サービ ス が設定
で き ます。
使用例 1
HTTPS サービ ス の状態を表示 し ます。
XSCF> showhttps
HTTPS status: enabled
Server key: installed in Apr 24 12:34:56 JST 2006
CA key: installed in Apr 24 12:00:34 JST 200
CA cert: installed in Apr 24 12:00:34 JST 200
CSR:
-----BEGIN CERTIFICATE REQUEST----MIIBwjCCASsCAQAwgYExCzAJBgNVBAYTAmpqMQ4wDAYDVQQIEwVzdGF0ZTERMA8G
System Administration
309
showhttps(8)
A1UEBxMIbG9jYWxpdHkxFTATBgNVBAoTDG9yZ2FuaXphdGlvbjEPMA0GA1UECxMG
b3JnYW5pMQ8wDQYDVQQDEwZjb21tb24xFjAUBgkqhkiG9w0BCQEWB2VlLm1haWww
gZ8wDQYJKoZIhvcNAQEBBQADgY0AMIGJAoGBAJ5D57X/k42LcipTWBWzv2GrxaVM
5GEyx3bdBW8/7WZhnd3uiZ9+ANlvRAuw/YYy7I/pAD+NQJesBcBjuyj9x+IiJl9F
MrI5fR8pOIywVOdbMPCar09rrU45bVeZhTyi+uQOdWLoX/Dhq0fm2BpYuh9WukT5
pTEg+2dABg8UdHmNAgMBAAGgADANBgkqhkiG9w0BAQQFAAOBgQAux1jH3dyB6Xho
PgBuVIakDzIKEPipK9qQfC57YI43uRBGRubu0AHEcLVue5yTu6G5SxHTCq07tV5g
38UHSg5Kqy9QuWHWMri/hxm0kQ4gBpApjNb6F/B+ngBE3j/thGbEuvJb+0wbycvu
5jrhB/ZV9k8X/MbDOxSx/U5nF+Zuyw==
-----END CERTIFICATE REQUEST-----
終了ス テー タ ス
関連項目
310
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
sethttps(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showldap(8)
名前
showldap - サービ ス プ ロ セ ッ サの LDAP 設定を表示 し ます。
形式
showldap
showldap [-c]
showldap -h
説明
showldap(8) は、 サービ ス プ ロ セ ッ サの LDAP 設定を表示す る コ マ ン ド です。
オプシ ョ ン を指定せずに showldap(8) コ マ ン ド を実行す る と 、LDAP サーバへの接続
時に使用 さ れ る 証明書チ ェ ーン と パ ス ワ ー ド を除 く すべての LDAP 設定が表示 さ れ
ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c
LDAP サーバの証明書チ ェ ーン を表示 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
使用例 1
すべての LDAP 設定デー タ を表示 し ます。
XSCF> showldap
Bind Name: user
Base Distinguishing Name: ou=people,dc=company,dc=com
LDAP Search Timeout: 60
Bind password: Set
LDAP Servers: ldap://company.com:389
CERTS: None
使用例 2
LDAP サーバの証明書チ ェーン を表示 し ます。
XSCF> showldap -c
There are no certificates configured.
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setldap(8)
System Administration
311
showldap(8)
312
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
showlocale(8)
名前
showlocale - 設定 さ れてい る XSCF の ロ ケールを表示 し ます。
形式
showlocale
showlocale -h
説明
showlocale(8) は、 現在設定 さ れてい る XSCF の ロ ケールを表示す る コ マ ン ド で
す。
以下の ど ち ら かが表示 さ れ ます。
ユーザー権限
C
英語
ja_JP.UTF-8
日本語
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
使用方法を表示 し ます。
-h
詳細説明
使用例
setlocale(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 XSCF の ロ ケールが設定で き ます。
使用例 1
現在設定 さ れてい る XSCF の ロ ケールを表示 し ます ( 英語の場合 )。
XSCF> showlocale
C
使用例 2
現在設定 さ れてい る XSCF の ロ ケールを表示 し ます ( 日本語の場合 )。
XSCF> showlocale
ja_JP.UTF-8
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setlocale(8)
System Administration
313
showlocale(8)
314
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showlocator(8)
名前
showlocator - オペ レー タ ーパネルの CHECK LED の状態を表示 し ます。
形式
showlocator
showlocator -h
説明
showlocator(8) は、 オペ レー タ ーパネルの、 CHECK LED の点滅状態を表示す る
ための コ マ ン ド です。
以下のいずれかの状態が表示 さ れ ます。
Off( 消灯 )
正常、 サーキ ッ ト ブ レーカー OFF、 停電のいずれかの状態で あ
る こ と を表 し ます。
Blinking( 点滅 ) 保守対象の装置であ る こ と を表 し ます。
On( 点灯 )
ユーザー権限
本体装置に異常が検出 さ れた こ と を表 し ます。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
使用方法を表示 し ます。
-h
詳細説明
使用例
setlocator(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 CHECK LED の点滅状態を設定で き ます。
使用例 1
CHECK LED の状態を表示 し ます。
XSCF> showlocator
Locator LED status:Blinking
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setlocator(8)
System Administration
315
showlocator(8)
316
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showlogs(8)
名前
showlogs - 指定 し た ロ グ を表示 し ます。
形式
showlogs [-t time [-T time] | -p timestamp] [-v | -V | -S] [-r] [-M] error
showlogs [-t time [-T time] | -p timestamp] [-v] [-r] [-M] event
showlogs [-t time [-T time]] [-r] [-M] {power | env}
showlogs [-r] [-M] monitor
showlogs -d domain_id [-t time [-T time]] [-r] [-M] {console | ipl | panic}
showlogs -h
説明
showlogs(8) は、 指定 し た ロ グ を表示す る コ マ ン ド です。
ロ グは、 デフ ォ ル ト で タ イ ム ス タ ン プの古い も のか ら 順に表示 さ れ ます。 採取 さ れ
る 単位別に、 以下の ロ グ を指定で き ます。
FRU(Field Replaceable Unit) 単位
ド メ イ ン単位
ユーザー権限
■
エ ラ ー ロ グ ( ス キ ャ ン ロ グ を含む場合があ る )
■
パワーロ グ
■
イ ベン ト ロ グ
■
温度 ・ 湿度履歴
■
監視 メ ッ セージ ロ グ
■
コ ン ソ ール メ ッ セージ ロ グ
■
パニ ッ ク メ ッ セージ ロ グ
■
IPL メ ッ セージ ロ グ
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
■
エ ラ ー ロ グ、 イ ベン ト ロ グ、 温度 ・ 湿度履歴、 監視 メ ッ セージ ロ グ
platadm, platop, fieldeng
■
パワーロ グ
platadm, platop, domainadm, domainmgr, fieldeng
■
スキャンログ
fieldeng
■
コンソールメッセージログ、パニックメッセージログ、IPL メッセージログ
platadm, platop, domainadm, domainmgr, domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
System Administration
317
showlogs(8)
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-d domain_id
表示す る ド メ イ ン番号を指定 し ます。 ド メ イ ン単位の ロ グに対 し
て指定で き ます。 domain_id はシ ス テ ム構成に よ っ て、 0 か ら 23
ま での整数で指定で き ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
-p timestamp
ロ グ を単独で表示す る 場合に、 ロ グの タ イ ム ス タ ン プ を指定 し ま
す。 エ ラ ー ロ グ と イ ベン ト ロ グに対 し て指定で き ます。
timestamp は、 以下のいずれかの形式で指定 し ます。
yyyy-mm-dd,hh:mm:ss
年 - 月 - 日 , 時 : 分 : 秒の形式で指定 し ます。
mm/dd/yy,hh:mm:ss
月 / 日 / 年 , 時 : 分 : 秒の形式で指定 し ます。
Monddhh:mm:ssyyyy
月名 , 日 , 時 : 分 : 秒 , 年の形式で指定 し ます。
-r
タ イ ム ス タ ン プの新 し い ロ グか ら 表示 し ます。 デフ ォ ル ト では、
タ イ ム ス タ ン プの古い ロ グか ら 表示 さ れ ます。
-S
エ ラ ー ロ グに付帯 さ れてい る ス キ ャ ン ロ グ を表示 し ます。
fieldeng 権限を持つユーザーだけ指定で き ます。-v オプシ ョ
ン、-V オプシ ョ ン と は一緒に指定で き ません。
-t time
ロ グの表示範囲を指定す る 場合の、 開始日時を指定 し ます。 以下
のいずれかの形式で指定 し ます。
yyyy-mm-dd,hh:mm
年 - 月 - 日 , 時 : 分の形式で指定 し ます。
mm/dd/yy,hh:mm
月 / 日 / 年 , 時 : 分の形式で指定 し ます。
Monddhh:mmyyyy
月名 , 日 , 時 : 分 , 年の形式で指定 し ます。
yyyy-mm-dd,hh:mm:ss
年 - 月 - 日 , 時 : 分 : 秒の形式で指定 し ます。
mm/dd/yy,hh:mm:ss
月 / 日 / 年 , 時 : 分 : 秒の形式で指定 し ます。
Monddhh:mm:ssyyyy
月名 , 日 , 時 : 分 : 秒 , 年の形式で指定 し ます。
-r オプシ ョ ン と 一緒に指定 し て も 、-t と -T オプシ ョ ン の指定が
逆にな る こ と はあ り ません。
318
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
showlogs(8)
-T time
ロ グの表示範囲を指定す る 場合の、 終了日時を指定 し ます。 以下
のいずれかの形式で指定 し ます。
yyyy-mm-dd,hh:mm
年 - 月 - 日 , 時 : 分の形式で指定 し ます。
mm/dd/yy,hh:mm
月 / 日 / 年 , 時 : 分の形式順で指定 し ます。
Monddhh:mmyyyy
月名 , 日 , 時 : 分 , 年の形式で指定 し ます。
yyyy-mm-dd,hh:mm:ss
年 - 月 - 日 , 時 : 分 : 秒の形式で指定 し ます。
mm/dd/yy,hh:mm:ss
月 / 日 / 年 , 時 : 分 : 秒の形式で指定 し ます。
Monddhh:mm:ssyyyy
月名 , 日 , 時 : 分 : 秒 , 年の形式で指定 し ます。
-r オプシ ョ ン と 一緒に指定 し て も 、-t と -T オプシ ョ ン の指定が
逆にな る こ と はあ り ません。 監視 メ ッ セージ ロ グには使用で き ま
せん。
オペ ラ ン ド
-v
詳細な情報を表示 し ます。 通常の表示に加え、 詳細な診断 コ ー ド
(Diagnostic Code) と 、 fmadm(8)、 fmdump(8) コ マ ン ド で使用
さ れ る UUID、 MSG-ID が表示 さ れ ます。-V オプシ ョ ン、-S オプ
シ ョ ン と は一緒に指定で き ません。 エ ラ ー ロ グ と イ ベン ト ロ グに
対 し て指定で き ます。
-V
よ り 詳細な情報を表示 し ます。-v オプシ ョ ン で表示 さ れ る 情報に
加え、 マシ ン管理詳細 ロ グ情報お よ び OpenBoot PROM コ ン
ソ ール ロ グ情報が採取 さ れてい る 場合は、 それ ら が表示 さ れ ま
す。-v オプシ ョ ン、-S オプシ ョ ン と は一緒に指定で き ません。 エ
ラ ー ロ グに対 し て指定で き ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
error
エ ラ ー ロ グ を表示 し ます。 ( ス キ ャ ン ロ グ を含む場合があ る )
event
イ ベン ト ロ グ を表示 し ます。
power
パ ワ ー ロ グ を表示 し ます。
env
温度 ・ 湿度履歴を表示 し ます。
monitor
監視 メ ッ セージ ロ グ を表示 し ます。
console
コ ン ソ ール メ ッ セージ ロ グ を表示 し ます。
ipl
IPL メ ッ セージ ロ グ を表示 し ます。
panic
パニ ッ ク メ ッ セージ ロ グ を表示 し ます。
System Administration
319
showlogs(8)
詳細説明
各 ロ グは以下の フ ォーマ ッ ト で表示 さ れ ます。
■
エ ラーロ グ
デフォルト
Date: Mar 30 17:45:31 JST 2005
Code: xxxxxxxx-xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
Status: Alarm
Occurred: Mar 30 17:45:31.000 JST 2005
FRU: PSU#1,PSU#2,*
Msg: ACFAIL occurred (ACS=3)(FEP type = A1)
-v オプシ ョ ン を指定 し た場合
Date: Mar 30 17:45:31 JST 2005
Code: xxxxxxxx-xxxxxxxx-xxxxxxxxxxxxxxxx
Status: Alarm
Occurred: Mar 30 17:45:31.000 JST 2005
FRU: PSU#1,PSU#2,*
Msg: ACFAIL occurred (ACS=3)(FEP type = A1)
Diagnostic Code:
xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
UUID: bf36f0ea-9e47-42b5-fc6f-c0d979c4c8f4 MSG-ID:FMD-8000-11
-V オプシ ョ ン を指定 し た場合
Date: Mar 30 17:45:31 JST 2005
Code: xxxxxxxx-xxxxxxxx-xxxxxxxxxxxxxxxx
Status: Alarm
Occurred: Mar 30 17:45:31.000 JST 2005
FRU: PSU#1,PSU#2,*
Msg: ACFAIL occurred (ACS=3)(FEP type = A1)
Diagnostic Code:
xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
UUID: bf36f0ea-9e47-42b5-fc6f-c0d979c4c8f4 MSG-ID:FMD-8000-11
Diagnostic Messages:
:
:
-S オプシ ョ ン を指定 し た場合
Date: Mar 30 17:45:31 JST 2005
Code: xxxxxxxx-xxxxxxxx-xxxxxxxxxxxxxxxx
Status: Alarm
Occurred: Mar 30 17:45:31.000 JST 2005
FRU: PSU#1,PSU#2,*
Msg: ACFAIL occurred (ACS=3)(FEP type = A1)
Diagnostic Code:
xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
UUID: bf36f0ea-9e47-42b5-fc6f-c0d979c4c8f4 MSG-ID:FMD-8000-11
Detail log: SCAN MINOR RC 2K
0000: xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
320
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
showlogs(8)
0010: xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx xxxxxxxx
:
:
Date:
ロ グが採取 さ れた日付 ( 月 日 時 : 分 : 秒 TimeZone 年 )
ロ ーカル タ イ ム で表示 さ れ ます。
Code:
エ ラーコー ド
16 バ イ ト で表示 さ れ ます。
Occurred:
異常が発生 し た日付 ( 月 日 時 : 分 : 秒 TimeZone 年 )
ロ ーカル タ イ ム で表示 さ れ ます。
Status:
エ ラ ーの状態
以下の ど ち ら かが表示 さ れ ます。
ユニ ッ ト の部分的な縮退 ま たは警告
ユニ ッ ト の故障 ま たは異常
Warning
Alarm
FRU:
被疑ユニ ッ ト
第 1、 第 2 被疑ユニ ッ ト が カ ン マ (,) で区切 ら れて表示 さ れ ます。
第 3 被疑ユニ ッ ト があ る 場合は、 ア ス タ リ ス ク (*) が表示 さ れ ま
す。 第 2 被疑ユニ ッ ト 以降が表示 さ れ る か ど う かは、 検出 さ れた
箇所に よ っ て異な り ます。
Msg:
エ ラ ー内容
Diagnostic
Code:
エ ラ ー詳細 コ ー ド
16 進数で表示 さ れ ます。
UUID:
Universal Unique Identifier の略
世界中で固有な ID で、 16 進数 32 桁で表示 さ れ ます。
MSG-ID:
固有の メ ッ セージ ID
Diagnostic
Messages:
詳細 メ ッ セージ
Detail log:
ス キ ャ ン ロ グ コー ド
ロ グに ス キ ャ ン ロ グがあ る 場合に表示 さ れ ます。
ア ド レ ス : 16 進数で表示 さ れ ます。
■
ロ グに詳細な メ ッ セージがあ る 場合に表示 さ れ ます。
パワーロ グ
Date
Mar 30
Mar 30
Mar 30
Mar 30
17:25:31
17:35:31
17:45:31
17:50:31
:
:
JST
JST
JST
JST
2005
2005
2005
2005
Event
Cause
System Power Off Power Failure
System Power On
AC Restored
Domain Power On
Panel
Domain Power Off Operator
DID Switch
-Service
-Locked
00
Locked
10
Service
System Administration
321
showlogs(8)
Date:
ロ グが採取 さ れた日付 ( 月 日 時 : 分 : 秒 TimeZone 年 )
ロ ーカル タ イ ム で表示 さ れ ます。
Event:
電源の状態
以下のいずれかの状態が表示 さ れ ます。
Domain Power On
Domain Power Off
System Power On
System Power Off
SCF Reset
Domain Reset
XIR
Cause:
ド メ イ ン の電源が投入 さ れてい る
状態
ド メ イ ン の電源が切断 さ れてい る
状態
本体装置の電源が投入 さ れてい る
状態
本体装置の電源が切断 さ れてい る
状態
XSCF が リ セ ッ ト さ れてい る 状態
ド メ イ ン が リ セ ッ ト さ れてい る 状
態
ド メ イ ン の CPU が リ セ ッ ト さ れ
てい る 状態
Event と な っ た要因
以下の う ちのいずれかが表示 さ れ ます。
Self Reset, Power On, System Reset, Panel, Scheduled,
RCI, AC Restored, Operator, Poweron Restart, Power
Failure, SW Request, Alarm, Fatal, Panic
DID:
ド メ イ ン ID
シ ス テ ム構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で表示 さ れ ます。
Switch:
オペ レー タ ーパネルのモー ド ス イ ッ チの状態
以下のいずれかの状態が表示 さ れ ます。
Locked
Service
■
通常運用時のモー ド
サービ ス モー ド
イ ベン ト ロ グ
デフォルト
Date
Mar 30 17:45:31 JST 2005
Mar 30 17:55:31 JST 2005
:
:
Message
System power on
System power off
-v オプシ ョ ン を指定 し た場合
Date
Mar 30 17:45:31 JST 2005
322
Message
System power on
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
showlogs(8)
Switch= Service RCIaddr=000105ff
Code=xxxx xxxx xxxx xxxx xxxx xxxx xxxx xxxx
xxxx xxxx xxxx xxxx xxxx xxxx xxxx xxxx
Date:
ロ グが採取 さ れた日付 ( 月 日 時 : 分 : 秒 TimeZone 年 )
ロ ーカル タ イ ム で表示 さ れ ます。
Message:
イ ベン ト メ ッ セージ
Switch:
オペ レー タ ーパネルのモー ド ス イ ッ チの状態
以下のいずれかの状態が表示 さ れ ます。
通常運用時のモー ド
サービ ス モー ド
Locked
Service
Code:
■
イ ベン ト 詳細情報
16 進数で表示 さ れ ます。
温度 ・ 湿度履歴
Date
Mar 30 17:45:31 JST 2005
Mar 30 17:55:31 JST 2005
:
:
Temperature
32.56(C)
32.56(C)
Humidity
60.20%
60.25%
Power
System Power On
System Power Off
Date:
ロ グが採取 さ れた日付 ( 月 日 時 : 分 : 秒 TimeZone 年 )
ロ ーカル タ イ ム で表示 さ れ ます。
Temperature:
吸気温度
10 進数で小数点第 2 位 ま で表示 さ れ ます。 単位は摂氏 ( ℃ ) で
す。
Humidity:
湿度
パーセ ン ト (%) で表示 さ れ ます。 ミ ッ ド レ ン ジサーバでは表示 さ
れ ま せん。
Power:
本体装置の電源の状態
以下の ど ち ら かの状態が表示 さ れ ます。
System Power On
System Power OFF
■
本体装置の電源が投入 さ れてい る
状態
本体装置の電源が切断 さ れてい る
状態
監視 メ ッ セージ ロ グ
Mar 30 17:45:31 JST 2005
Mar 30 17:55:31 JST 2005
:
monitor message
monitor message
System Administration
323
showlogs(8)
日付 と 監視 メ ッ セージが 1 行 1 メ ッ セージで表示 さ れ ます。 日付には ロ グ採取時
の日付が ( 月 日 時 : 分 : 秒 TimeZone 年 )、 ロ ーカル タ イ ム で表示 さ れ ます。
■
コ ン ソ ール メ ッ セージ ロ グ
DomainID: 00
Mar 30 17:45:31 JST 2005
Mar 30 17:55:31 JST 2005
:
console message
console message
[1 行目 ]
DomainID:
ド メ イ ン ID
シ ス テ ム構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で表示 さ れ ます。
[2 行目以降 ]
日付 と コ ン ソ ール メ ッ セージが 1 行 1 メ ッ セージで表示 さ れ ます。
日付には ロ グ採取時の日付が ( 月 日 時 : 分 : 秒 TimeZone 年 )、 ロ ーカル タ イ ム
で表示 さ れ ます。
■
パニ ッ ク メ ッ セージ ロ グ
<<panic>>
Date: Mar 30 18:45:31 JST 2005
DomainID: 00
Mar 30 17:45:31 JST 2005
panic message
Mar 30 17:55:31 JST 2005
panic message
:
[2 行目 ]
Date:
パニ ッ ク 時の日付 ( 月 日 時 : 分 : 秒 TimeZone 年 )
ロ ーカル タ イ ム で表示 さ れ ます。
DomainID:
ド メ イ ン ID
シ ス テ ム構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で表示 さ れ ます。
[3 行目以降 ]
日付 と パニ ッ ク メ ッ セージが 1 行 1 メ ッ セージで表示 さ れ ます。
日付には ロ グ採取時の日付が ( 月 日 時 : 分 : 秒 TimeZone 年 )、 ロ ーカル タ イ ム
で表示 さ れ ます。
■
IPL メ ッ セージ ロ グ
<<ipl>>
Date: Mar 30 18:45:31 JST 2005
DomainID: 00
Mar 30 17:45:31 JST 2005
ipl message
Mar 30 17:55:31 JST 2005
ipl message
:
324
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
showlogs(8)
[2 行目 ]
Date:
IPL 時の日付 ( 月 日 時 : 分 : 秒 TimeZone 年 )
ロ ーカル タ イ ム で表示 さ れ ます。
DomainID:
ド メ イ ン ID
シ ス テ ム構成に よ っ て、 0 か ら 23 ま での整数で表示 さ れ ます。
[3 行目以降 ]
日付 と IPL メ ッ セージが 1 行 1 メ ッ セージで表示 さ れ ます。
日付には ロ グ採取時の日付が ( 月 日 時 : 分 : 秒 TimeZone 年 )、 ロ ーカル タ イ ム
で表示 さ れ ます。
使用例
使用例 1
エ ラ ー ロ グ を表示 し ます。
XSCF> showlogs error
Date: Mar 30 12:45:31 JST 2005
Code: 00112233-44556677-8899aabbcceeff0
Status: Alarm
Occurred: Mar 30 17:45:31.000 JST 2005
FRU: IOU#0/PCI#3
Msg: offline(vendor=FUJITSU, product=MAJ3182MC)
Date: Mar 30 15:45:31 JST 2005
Code: 00112233-44556677-8899aabbcceeff0
Status: Warning
Occurred: Mar 30 17:45:31.000 JST 2005
FRU: PSU#1,PSU#2
Msg: ACFAIL occurred (ACS=3)(FEP type = A1)
Date: Mar 30 17:45:31 JST 2005
Code: 00112233-44556677-8899aabbcceeff0
Status: Alarm
Occurred: Mar 30 17:45:31.000 JST 2005
FRU: PSU#1,PSU#2,*
Msg: ACFAIL occurred (ACS=3)(FEP type = A1)
使用例 2
指定 し た タ イ ム ス タ ンプでのエ ラ ー ロ グ を、 詳細 (-v) に表示 し ます。
XSCF> showlogs error -p Mar3012:45:312005 -v
Date: Mar 30 12:45:31 JST 2005
Code: 00112233-44556677-8899aabbcceeff0
Status: Alarm
Component: IOU#0/PCI#3
Msg: offline(vendor=FUJITSU, product=MAJ3182MC)
Diagnostic Code:
00112233 44556677 8899aabb
00112233 44556677 8899aabb ccddeeff
00112233 44556677 8899aabb ccddeeff
UUID: bf36f0ea-9e47-42b5-fc6f-c0d979c4c8f4 MSG-ID: FMD-8000-11
使用例 3
指定 し た タ イ ム ス タ ンプでのエ ラ ー ロ グ を、 よ り 詳細 (-V) に表示 し ます。
XSCF> showlogs error -p Mar3012:45:312005 -V
Date: Mar 30 12:45:31 JST 2005
Code: 00112233-44556677-8899aabbcceeff0
Status: Alarm
Occurred: Mar 30 17:45:31.000 JST 2005
FRU: IOU#0/PCI#3
Msg: offline(vendor=FUJITSU, product=MAJ3182MC)
Diagnostic Code:
System Administration
325
showlogs(8)
00112233 44556677 8899aabb
00112233 44556677 8899aabb ccddeeff
00112233 44556677 8899aabb ccddeeff
UUID: bf36f0ea-9e47-42b5-fc6f-c0d979c4c8f4 MSG-ID: FMD-8000-11
Diagnostic Messages
Jul 11 16:17:42 plato10 root: [ID 702911 user.error] WARNING: /
pci@83,4000/scsi@2/sd@0,0 (sd47):
Jul 11 16:17:42 plato10 root: [ID 702911 user.error]
incomplete writegiving up
使用例 4
パ ワー ロ グ を表示 し ます。
XSCF> showlogs
Date
Mar 30 17:25:31
Mar 30 17:35:31
Mar 30 17:45:31
Mar 30 17:50:31
使用例 5
JST
JST
JST
JST
2005
2005
2005
2005
Event
Cause
System Power Off Power Failure
System Power On
AC Restored
Domain Power Off Operator
Domain Power On
Operator
DID Switch
-Service
-Locked
00
Locked
00
Service
パ ワー ロ グ を タ イ ム ス タ ンプの新 し い ロ グか ら 表示 し ます。
XSCF> showlogs
Date
Mar 30 17:50:31
Mar 30 17:45:31
Mar 30 17:35:31
Mar 30 17:25:31
使用例 6
power
power
JST
JST
JST
JST
2005
2005
2005
2005
Event
Domain
Domain
System
System
Power
Power
Power
Power
Cause
On Operator
Off Operator
On AC Restored
Off Power Failure
DID
00
00
---
Switch
Service
Locked
Locked
Service
パ ワー ロ グの う ち、 指定 し た範囲の ロ グ を表示 し ます。
XSCF> showlogs power -t Mar3017:302005 -T Mar3017:492005
Date
Event
Cause
DID
Mar 30 17:35:31 JST 2005
System Power On
AC Restored
-Mar 30 17:45:31 JST 2005
Domain Power Off Operator
00
使用例 7
Switch
Locked
Locked
パ ワー ロ グの う ち、 指定 し た範囲の ロ グ を表示 し ます。 タ イ ム ス タ ンプの新
し い ロ グか ら 表示 し ます。
XSCF> showlogs power -t Mar3017:302005 -T Mar3017:492005 -r
Date
Event
Cause
DID
Mar 30 17:45:31 JST 2005
Domain Power Off Operator
00
Mar 30 17:35:31 JST 2005
System Power On
AC Restored
-使用例 8
表示の開始日時を指定 し てパ ワー ロ グ を表示 し ます。
XSCF> showlogs
Date
Mar 30 17:35:31
Mar 30 17:45:31
Mar 30 17:50:31
326
Switch
Locked
Locked
power -t Mar3017:302005
JST 2005
JST 2005
JST 2005
Event
System Power On
Domain Power Off
Domain Power On
Cause
AC Restored
Panel
Operator
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
DID
-00
00
Switch
Locked
Locked
Service
showlogs(8)
使用例 9
指定 し た ド メ イ ンの コ ン ソ ール メ ッ セージ ロ グ を表示 し ます。
XSCF> showlogs console -d 00
DomainID:00
Mar 30 17:45:31 JST 2005
Executing last command: boot
Mar 30 17:55:31 JST 2005
Boot device: /pci@83,4000/FJSV,ulsa@2,1/
disk@0,0:a File and args:
Mar 30 17:55:32 JST 2005
SunOS Release 5.10 Version Generic 64-bit
注 – 表示 さ れてい る コ ー ド や メ ッ セージは実際の表示 と 異な る 場合があ り ます。
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
327
showlogs(8)
328
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
showlookup(8)
名前
showlookup - 認証 と ユーザー権限のル ッ ク ア ッ プに関す る 設定を表示 し ます。
形式
showlookup
showlookup -h
説明
ユーザー権限
showlookup(8) は、 認証 と ユーザー権限に関す る 設定を表示す る コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
使用方法を表示 し ます。
-h
使用例
使用例 1
認証 と ユーザー権限に関す る 設定を表示 し ます。
XSCF> showlookup
Privileges lookup:Local only
Authentication lookup: Local and LDAP
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setlookup(8)
System Administration
329
showlookup(8)
330
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
showmonitorlog(8)
名前
showmonitorlog - 監視 メ ッ セージ ロ グの内容を リ アル タ イ ム に表示 し ます。
形式
showmonitorlog
showmonitorlog -h
説明
showmonitorlog(8) は、 監視 メ ッ セージ ロ グの内容を リ アル タ イ ム に表示す る コ
マ ン ド です。
showmonitorlog(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 XSCF シ ェ ルは監視 メ ッ セージ ロ グ を
表示す る ために占有 さ れ ます。 監視 メ ッ セージ ロ グ内に メ ッ セージが登録 さ れ る と 、
その内容が表示 さ れ ます。
リ アル タ イ ム表示を終了す る 場合は、 Ctrl+C キーを押 し ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用例
使用例 1
使用方法を表示 し ます。
監視 メ ッ セージ ロ グ の内容を リ アル タ イ ムに表示 し ます。
XSCF> showmonitorlog
Apr 13 12:32:16 XXXXX Alarm: /CMU#1,/CMU#0/DDC#0:ANALYZE:SC-IOU I/F fatal
error 0x00000000;
:
:
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
331
showmonitorlog(8)
332
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
shownameserver(8)
名前
shownameserver - XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に設定 さ れてい る Domain Name System
(DNS) サーバを表示 し ます。
形式
shownameserver
shownameserver -h
説明
ユーザー権限
shownameserver(8) は、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に現在設定 さ れてい る DNS サーバを
表示す る コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
詳細説明
使用例
使用方法を表示 し ます。
setnameserver(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の DNS サーバが設
定で き ます。
使用例 1
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に現在設定 さ れてい る DNS サーバを表示 し ます。 3 つの
DNS サーバが設定 さ れてい る 場合を例に挙げます。
XSCF> shownameserver
nameserver 192.168.1.2
nameserver 10.18.108.10
nameserver 10.24.1.2
使用例 2
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に現在設定 さ れてい る DNS サーバを表示 し ます。 DNS
サーバは設定 さ れていない場合を例に挙げます。
XSCF> shownameserver
---
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setnameserver(8)
System Administration
333
shownameserver(8)
334
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
shownetwork(8)
名前
shownetwork - XSCF に設定 さ れてい る ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス の情報を表
示 し ます。
形式
shownetwork [-M] {-a | -i | interface}
shownetwork -h
説明
shownetwork(8) は、 XSCF に現在設定 さ れてい る ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス の
情報を表示す る コ マ ン ド です。
指定 し た ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス、 ま たはすべてのネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ー
フ ェ ー ス に対す る 情報を表示で き ます。 以下の情報が表示 さ れ ます。
ユーザー権限
xscf#x-y
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス名
HWaddr
MAC ア ド レ ス (16 進表示 )
inet addr
IP ア ド レ ス
Bcast
ブロー ド キ ャ ス ト
Mask
ネ ッ ト マス ク
UP/DOWN
ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス が有効が ど う か
こ の コ マ ン ド を実行す る のに必要な権限はあ り ません。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
すべての XSCF ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス に設定 さ れてい る
情報を表示 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
System Administration
335
shownetwork(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
interface
表示す る ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス を指定 し ます。 シ ス テ ム
構成に よ っ て、 以下のいずれか を指定で き ます。-a オプシ ョ ン と
一緒に指定 し た場合は無効 と な り ます。
■
ミ ッ ド レ ン ジサーバの場合
XSCF ユニ ッ ト 0:
xscf#0-lan#0
xscf#0-lan#1
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
省略形 :
lan#0
lan#1
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
■
ハ イ エ ン ド サーバの場合
XSCF ユニ ッ ト 0:
xscf#0-lan#0
xscf#0-lan#1
xscf#0-if
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
XSCF ユニ ッ ト 間の イ ン タ ーフ ェ ー ス (Inter
SCF Network; ISN)
XSCF ユニ ッ ト 1( 二重化構成の場合 ):
xscf#1-lan#0
XSCF-LAN#0
xscf#1-lan#1
XSCF-LAN#1
xscf#1-if
ISN
引継ぎ IP ア ド レ ス :
lan#0
XSCF-LAN#0 の引継ぎ IP ア ド レ ス
lan#1
XSCF-LAN#1 の引継ぎ IP ア ド レ ス
詳細説明
336
■
引継ぎ IP ア ド レ ス と は、 ハ イ エ ン ド サーバで XSCF ユニ ッ ト が二重化構成の場合
に、 XSCF が切 り 替え ら れてい る こ と を意識せずに使用で き る IP ア ド レ ス の こ と
です。 ア ク テ ィ ブな XSCF ユニ ッ ト の各 LAN ポー ト を lan#0、 lan#1 に設定 し
てお く こ と に よ っ て、 lan#0、 lan#1 と い う 名称でア ク セ ス で き る よ う にな り ま
す。 デ フ ォ ル ト では lan#0 は xscf#0-lan#0、 lan#1 は xscf#0-lan#1 に設
定 さ れてい ます。
■
ミ ッ ド レ ン ジサーバの場合は、 lan#0 は xscf#0-lan#0、 lan#1 は xscf#0lan#1 で固定 と な り ます。
■
ハ イ エ ン ド サーバで XSCF ユニ ッ ト が二重化構成の場合、 setnetwork(8) コ マ ン
ド で引継ぎ IP ア ド レ ス を無効 と し てい る と き は、 shownetwork(8) コ マ ン ド で引
継ぎ IP ア ド レ ス指定 し て も 何 も 表示 さ れ ません。
■
setnetwork(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス が
設定で き ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
shownetwork(8)
使用例
使用例 1
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#1 に設定 さ れてい る 情報を表示 し ます。
XSCF> shownetwork xscf#0-lan#1
xscf#0-lan#1
Link encap:Ethernet HWaddr 00:00:00:12:34:56
inet addr:192.168.10.11 Bcast: 192.168.10.255 Mask:255.255.255.0
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:54424 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:14369 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1000
RX bytes:20241827 (19.3 MiB) TX bytes:2089769 (1.9 MiB)
Base address:0x1000
使用例 2
ミ ッ ド レ ン ジサーバの、 XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#1 に設定 さ れてい る
情報を表示 し ます。
XSCF> shownetwork lan#1
xscf#0-lan#1
Link encap:Ethernet HWaddr 00:00:00:12:34:56
inet addr:192.168.10.11 Bcast: 192.168.10.255 Mask:255.255.255.0
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:54424 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:14369 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1000
RX bytes:20241827 (19.3 MiB) TX bytes:2089769 (1.9 MiB)
Base address:0x1000
使用例 3
XSCF ユニ ッ ト 0 の ISN に設定 さ れてい る 情報を表示 し ます。
XSCF> shownetwork xscf#0-if
xscf#0-if
Link encap:Ethernet HWaddr 00:00:00:12:34:56
inet addr:192.168.10.128 Bcast: 192.168.10.255 Mask:255.255.255.0
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:54424 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:14369 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1000
RX bytes:(0.0 B) TX bytes:17010 (16.6 KiB)
Base address:0x1000
使用例 4
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#0 に設定 さ れてい る 情報を表示 し ます。
XSCF> shownetwork xscf#0-lan#0
xscf#0-lan#0
Link encap:Ethernet HWaddr 00:00:00:12:34:56
inet addr:192.168.11.10 Bcast:192.168.11.255 Mask 255.255.255.0
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:54424 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:14369 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1000
RX bytes:14541827 (13.8 MiB) TX bytes:1459769 (1.3 MiB)
Base address:0x1000
System Administration
337
shownetwork(8)
使用例 5
XSCF-LAN#0 の引継ぎ IP ア ド レ ス に設定 さ れてい る 情報を表示 し ます。
XSCF> shownetwork lan#0
lan#0
Link encap:Ethernet HWaddr 00:00:00:12:34:56
inet addr:192.168.1.10
Bcast:192.168.1.255
Mask:255.255.255.0
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
Base address:0xe000
使用例 6
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の状態を表示 し ます。
XSCF> shownetwork -i
Active Internet connections (without servers)
Proto Recv-Q Send-Q Local Address
Foreign Address
tcp
0
0 xx.xx.xx.xx:telnet
xxxx:1617
338
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
State
ESTABLISHED
shownetwork(8)
使用例 7
ハ イ エン ド サーバの XSCF ユニ ッ ト 0 と XSCF ユニ ッ ト 1 に設定 さ れてい る 情
報を表示 し ます。
XSCF> shownetwork -a
xscf#0-lan#0
Link encap:Ethernet HWaddr 00:00:00:12:34:56
inet addr: 192.168.11.10 Bcast: 192.168.11.255 Mask:255.255.255.0
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:54424 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:14369 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1000
RX bytes:12241827 (11.3 MiB) TX bytes:1189769 (0.9 MiB)
Base address:0x1000
xscf#0-lan#1
Link encap:Ethernet HWaddr 00:00:00:12:34:57
inet addr:192.168.10.11 Bcast: 192.168.10.255 Mask:255.255.255.0
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:54424 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:14369 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1000
RX bytes:20241827 (19.3 MiB) TX bytes:2089769 (1.9 MiB)
Base address:0x1000
xscf#0-if Link encap:Ethernet HWaddr 00:00:00:00:00:00
inet addr:192.168.10.128 Bcast:192.168.10.255 Mask: 255.255.255.0
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:54424 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:14369 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1000
RX bytes:0 (0.0 B) TX bytes:17010 (16.6 KiB)
Base address:0x1000
xscf#1-lan#0
HWaddr 00:00:00:12:34:59
inet addr:192.168.10.12 Mask:255.255.255.0
xscf#1-lan#1
HWaddr 00:00:00:12:34:60
xscf#1-if
HWaddr 00:00:00:12:34:61
XSCF>
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
applynetwork(8), setnetwork(8)
System Administration
339
shownetwork(8)
340
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
shownotice(8)
名前
shownotice - eXtended System Control Facility(XSCF) Control Package (XCP) の著
作権お よ び著作権に関す る ラ イ セ ン ス情報を表示 し ます。
形式
shownotice [-c {copyright|license}]
shownotice -h
説明
shownotice(8) は、 XCP の著作権、 お よ び存在す る 場合は ラ イ セ ン ス情報を表示す
る コ マ ン ド です。
オプシ ョ ン を指定 し ない場合は、 著作権情報 と ラ イ セ ン ス情報が表示 さ れます。-c オ
プシ ョ ン を指定す る と 、 著作権ま たは ラ イ セ ン ス情報の ど ち ら か を表示で き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る のに必要な権限はあ り ません。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c {copyright|license} 表示す る XCP 情報を指定 し ます。 以下の ど ち ら か を
指定で き ます。
copyright
著作権情報だけを表示します。
license
ライセンス情報だけを表示します。
-h
使用例
使用例 1
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン
ド と 一緒に指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
著作権情報だけ を表示 し ます。
XSCF> shownotice -c copyright
[ 著作権情報が表示されます。]
使用例 2
著作権情報 と ラ イ セ ン ス情報を表示 し ます。
XSCF> shownotice
[ 著作権情報とライセンス情報が表示されます。]
System Administration
341
shownotice(8)
342
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showntp(8)
名前
showntp - XSCF に設定 さ れてい る NTP 情報を表示 し ます。
形式
showntp {-l | -a | address | -s}
showntp -h
説明
showntp(8) は、 XSCF に現在設定 さ れてい る NTP 情報を表示す る コ マ ン ド です。
以下の情報を表示で き ます。
ユーザー権限
■
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に登録 さ れてい る NTP サーバ
■
NTP サーバ と の同期状態
■
XSCF に設定 さ れてい る stratum 値
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
オペ ラ ン ド
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に現在設定 さ れてい る すべての NTP サーバ
を表示 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-l
NTP サーバ と 同期 し てい る か ど う か を表示 し ます。
-s
XSCF に設定 さ れてい る stratum 値を表示 し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
address
表示す る NTP サーバの IP ア ド レ ス を指定 し ます。 4 組の整数値
の間に ピ リ オ ド (.) をつけ て指定 し ます。 以下の形式で指定で き
ます。-a オプシ ョ ン が指定 さ れてい る 場合は、 無効 と な り ます。
xxx.xxx.xxx.xxx
xxx
詳細説明
0 か ら 255 ま での整数を指定 し ます。 ゼ ロ サ
プ レ ス で指定で き ます。
setntp(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の NTP サーバが設定で き ま
す。
System Administration
343
showntp(8)
使用例
使用例 1
登録済みの NTP サーバをすべて表示 し ます。
XSCF> showntp -a
server ntp1.example.com prefer # [1] ntp server name
server ntp2.example.com # [2] ntp server name
使用例 2
NTP サーバへの同期を確認 し 、 結果を表示 し ます。
XSCF> showntp -l
remote
refid
st t when poll reach
delay
offset jitter
========================================================================
*192.168.0.27
192.168.1.56 2 u
27
64 377
12.929
-2.756
1.993
+192.168.0.57
192.168.1.86 2 u
32
64 377
13.030
2.184 94.421
127.127.1.0
LOCAL(0)
5 l
44
64 377
0.000
0.000
0.008
使用例 3
XSCF に設定 さ れてい る stratum 値を表示 し ます。
XSCF> showntp -s
stratum : 5
終了ス テー タ ス
関連項目
344
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setntp(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 11 月改版
showpasswordpolicy(8)
名前
showpasswordpolicy - 現在のパ ス ワ ー ド ポ リ シーの設定を表示 し ます。
形式
showpasswordpolicy
showpasswordpolicy -h
説明
showpasswordpolicy(8) は、 パ ス ワ ー ド ポ リ シーの設定を表示す る コ マ ン ド です。
pam_cracklib モジ ュ ール、 有効期限の日付、 お よ びパ ス ワ ー ド 履歴に保存 さ れ る
パ ス ワ ー ド の数が含 ま れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 useradm 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用例
使用例 1
使用方法を表示 し ます。
パ ス ワー ド ポ リ シーの設定を表示 し ます。
XSCF> showpasswordpolicy
Mindays: 0
Maxdays: 99999
Warn:
7
Inactive: -1
Expiry:
0
Retry:
3
Difok:
10
Minlen:
9
Dcredit: 1
Ucredit: 1
Lcredit: 1
Ocredit: 1
Remember: 3
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setpasswordpolicy(8)
System Administration
345
showpasswordpolicy(8)
346
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showpowerupdelay(8)
名前
showpowerupdelay - 現在設定 さ れてい る シ ス テ ム の暖機運転時間 と 起動 ま での待
ち時間を表示 し ます。
形式
showpowerupdelay
showpowerupdelay -h
説明
showpowerupdelay(8) は、 現在設定 さ れてい る シ ス テ ム の暖機運転時間 と 起動 ま
での待ち時間を設定す る コ マ ン ド です。
以下の内容が表示 さ れ ます。
ユーザー権限
warmup time
暖機運転時間
wait time
起動 ま での待ち時間
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop, domainadm, domainmgr, domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
詳細説明
使用例
使用方法を表示 し ます。
setpowerupdelay(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 シ ス テ ム の暖機運転 と 起動 ま での待
ち時間が設定で き ます。
使用例 1
シ ス テ ムの暖機運転時間 と 起動ま での待ち時間を表示 し ます。
XSCF> showpowerupdelay
warmup time : 10 minute(s)
wait time
: 20 minute(s)
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setpowerupdelay(8)
System Administration
347
showpowerupdelay(8)
348
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showresult(8)
名前
showresult - 直前に実行 し た コ マ ン ド の終了 ス テー タ ス を表示 し ます。
形式
showresult
showresult -h
説明
showresult(8) は、 直前に実行 し た コ マ ン ド の終了 ス テー タ ス を表示 し ます。
showresult(8) は、 直前に実行 し た コ マ ン ド が成功 し たか否か を リ モー ト 制御プ ロ
グ ラ ム が確認す る のに便利です。
ユーザー権限
すべてのユーザーが実行で き ます。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用例
使用例 1
使用方法を表示 し ます。
setupfru(8) コ マ ン ド の実行結果を表示 し ます。
XSCF> setupfru -x 1 sb 0
XSCF> showresult
0
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
349
showresult(8)
350
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showroute(8)
名前
showroute - XSCF ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス に設定 さ れてい る ルーテ ィ ン グ情
報を表示 し ます。
形式
showroute [-M] [-n] {-a | interface}
showroute -h
説明
showroute(8) は、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス に現在設定 さ れてい る ルー
テ ィ ン グ情報を表示す る コ マ ン ド です。
指定 し た ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス、 ま たはすべてのネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ー
フ ェ ー ス に対す る ルーテ ィ ン グ情報を表示で き ます。 以下の情報が表示 さ れ ます。
Destination
宛先 と な る IP ア ド レ ス
Gateway
ゲー ト ウ ェ イ
Netmask
ネ ッ ト マス ク
Flags
ルーテ ィ ン グの状態を表すフ ラ グ
U
H
G
R
C
!
Interface
ユーザー権限
経路が有効であ る
1 つのホ ス ト だけに到達可能
ゲー ト ウ ェ イ を使用す る
回復 さ れ る 動的経路
キ ャ ッ シ ュ のエ ン ト リ ーで あ る
拒否 さ れた経路であ る
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス名
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
すべての XSCF ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス に設定 さ れてい る
ルーテ ィ ン グ情報を表示 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
-n
ホ ス ト 名の名前解決を し ないで、 IP ア ド レ ス を表示 し ます。
System Administration
351
showroute(8)
オペ ラ ン ド
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
interface
表示す る ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ ーフ ェ ー ス を指定 し ます。 シ ス テ ム
構成に よ っ て、 以下のいずれか を指定で き ます。-a オプシ ョ ン と
一緒に指定 し た場合は無効 と な り ます。
■
ミ ッ ド レ ン ジサーバの場合
XSCF ユニ ッ ト 0:
xscf#0-lan#0
xscf#0-lan#1
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
省略形 :
lan#0
lan#1
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
■
ハ イ エ ン ド サーバの場合
XSCF ユニ ッ ト 0:
xscf#0-lan#0
xscf#0-lan#1
XSCF-LAN#0
XSCF-LAN#1
XSCF ユニ ッ ト 1( 二重化構成の場合 ):
xscf#1-lan#0
XSCF-LAN#0
xscf#1-lan#1
XSCF-LAN#1
詳細説明
使用例
setroute(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク のルーテ ィ ン グが設定で
き ます。
使用例 1
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#0 に設定 さ れてい る ルーテ ィ ン グ情報を表示
し ます。
XSCF> showroute xscf#0-lan#0
Destination
Gateway
Netmask
server1.example *
255.255.255.0
default
192.168.10.1
0.0.0.0
使用例 2
XSCF ユニ ッ ト 0 の XSCF-LAN#0 に設定 さ れてい る ルーテ ィ ン グ情報を、 ホ
ス ト 名の名前解決を し ないで表示 し ます。
XSCF> showroute -n xscf#0-lan#0
Destination
Gateway
Netmask
192.168.10.0
*
255.255.255.0
default
192.168.10.1
0.0.0.0
使用例 3
352
Flags Interface
U
xscf#0-lan#0
UG
xscf#0-lan#0
Flags Interface
U
xscf#0-lan#0
UG
xscf#0-lan#0
ハ イ エン ド サーバの XSCF ユニ ッ ト 0 と XSCF ユニ ッ ト 1 のすべてのルーテ ィ
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
showroute(8)
ン グ情報を表示 し ます。
XSCF> showroute -a
Kernel IP routing table
Destination
Gateway
192.168.10.0
*
default
192.168.10.1
Destination
default
XSCF>
終了ス テー タ ス
関連項目
Gateway
192.168.10.1
Netmask
255.255.255.0
0.0.0.0
Flags Interface
U
xscf#0-lan#0
UG
xscf#0-lan#0
Netmask
0.0.0.0
Interface
xscf#1-lan#0
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setroute(8)
System Administration
353
showroute(8)
354
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
showshutdowndelay(8)
名前
showshutdowndelay - UPS(Uninterruptible Power Supply) 停電通知時のシ ャ ッ ト
ダ ウ ン待ち時間を表示 し ます。
形式
showshutdowndelay
showshutdowndelay -h
説明
showshutdowndelay(8) は、 UPS 接続 さ れた シ ス テ ム で停電が発生 し た場合の、 シ
ス テ ム シ ャ ッ ト ダ ウ ン開始 ま での待ち時間を表示す る コ マ ン ド です。
setshutdowndelay(8) コ マ ン ド で設定 し た時間が表示 さ れ ます。 デフ ォ ル ト では
10 秒に設定 さ れてい ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
platadm, platop, domainadm, domainmgr, domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用例
使用例 1
使用方法を表示 し ます。
シ ャ ッ ト ダ ウ ン開始ま での待ち時間を表示 し ます。
XSCF> showshutdowndelay
UPS shutdown wait time : 600 second(s)
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setshutdowndelay(8)
System Administration
355
showshutdowndelay(8)
356
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showsmtp(8)
名前
showsmtp - SMTP の設定情報を表示 し ます。
形式
showsmtp
showsmtp [-v]
showsmtp -h
説明
ユーザー権限
showsmtp(8) は、 SMTP の設定情報を表示す る コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは platop 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。
SMTP 情報には、 メ ールサーバお よ び返信用ア ド レ ス が含 ま れ ます。
使用例 1
SMTP の設定情報を表示 し ます。
XSCF> showsmtp
Mail Server: 10.4.1.1
Port: 25
Authentication Mechanism: smtp-auth
User Name: jsmith
Password: ********
Reply Address: [email protected]
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setsmtp(8)
System Administration
357
showsmtp(8)
358
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showsnmp(8)
名前
showsnmp - SNMP エージ ェ ン ト の設定情報 と 現在の ス テー タ ス を表示 し ます。
形式
showsnmp
showsnmp -h
説明
showsnmp(8) は、 SNMP エージ ェ ン ト の設定情報 と 現在の ス テー タ ス を表示す る コ
マ ン ド です。
表示 さ れ る 情報には、 エージ ェ ン ト の ス テー タ ス、 ポー ト 、 シ ス テ ム の場所、 連絡
先 と 説明、 ト ラ ッ プホ ス ト 、 お よ び SNMP のバージ ョ ンお よ び有効な MIB モ
ジ ュ ールが含 ま れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは platop 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
使用方法を表示 し ます。
-h
使用例
使用例 1
XSCF>
セ ッ ト ア ッ プ さ れていないシ ス テ ムの、 SNMP 情報を表示 し ます。
showsnmp
Agent Status:
Agent Port:
System Location:
System Contact:
System Description:
Disabled
161
Unknown
Unknown
Unknown
Trap Hosts: None
SNMP V1/V2c: None
Enabled MIB Modules: None
使用例 2
XSCF>
SNMPv3 ト ラ ッ プホ ス ト がセ ッ ト ア ッ プ さ れた、 無効なシ ス テ ムの SNMP 情
報を表示 し ます。
showsnmp
Agent Status:
Agent Port:
System Location:
System Contact:
System Description:
Trap Hosts:
Hostname
--------
Port
----
Disabled
161
SanDiego
[email protected]
FF1
Type
----
Community String
----------------
Username
--------
Auth Protocol
--------------
System Administration
359
showsnmp(8)
host1
162
v3
n/a
jsmith
SHA
SNMP V1/V2c: None
Enabled MIB Modules: None
使用例 3
XSCF>
SNMPv1 ト ラ ッ プホ ス ト や SNMPv2c ト ラ ッ プホ ス ト がセ ッ ト ア ッ プ さ れた、
有効なシ ス テ ムの SNMP 情報を表示 し ます。
showsnmp
Agent Status:
Agent Port:
System Location:
System Contact:
System Description:
Trap Hosts:
Hostname
-------host1
host2
host3
Port
---162
162
162
Enabled
161
SanDiego
[email protected]
FF1
Type
---v1
v2c
v3
Community String
---------------public
public
n/a
Username
-------jsmith
n/a
bob
SNMP V1/V2c:
Status:
Enabled
Community String: public
Enabled MIB Modules:
SP_MIB
FM_MIB
終了ス テー タ ス
関連項目
360
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setsnmp(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
Auth Protocol
-------------SHA
n/a
SHA
showsnmpusm(8)
名前
showsnmpusm - SNMP エージ ェ ン ト に関す る 現在の User-based Security Model
(USM) 情報を表示 し ます。
形式
showsnmpusm
showsnmpusm -h
説明
ユーザー権限
showsnmpusm(8) は、 SNMP エージ ェ ン ト に関す る 現在の USM 情報を表示す る コ
マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは platop 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
使用方法を表示 し ます。
-h
使用例
使用例 1
セ ッ ト ア ッ プ さ れていないシ ス テ ムの、 SNMP 情報を表示 し ます。
XSCF> showsnmpusm
Username
Auth Protocol
--------------------jsmith
SHA
sue
MD5
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setsnmpusm(8)
System Administration
361
showsnmpusm(8)
362
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showsnmpvacm(8)
名前
showsnmpvacm - SNMP エージ ェ ン ト に関す る 現在の View-based Control Access
(VACM) 情報を表示 し ます。
形式
showsnmpvacm
showsnmpvacm -h
説明
ユーザー権限
showsnmpvacm(8) は、 SNMP エージ ェ ン ト に関す る 現在の VACM 情報を表示す る
コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは platop 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用例
使用例 1
使用方法を表示 し ます。
シ ス テ ムの SNMP 情報を表示 し ます。
XSCF> showsnmpvacm
Groups:
Groupname
Username
---------------admin
jsmith, bob
終了ス テー タ ス
関連項目
Views:
View
---all_view
Subtree
------.1
Access:
View
---all_view
Group
----admin
Mask
---ff
Type
---include
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setsnmpvacm(8)
System Administration
363
showsnmpvacm(8)
364
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showssh(8)
名前
showssh - XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に設定 さ れてい る SSH サービ ス の状態、 ホ ス ト 公開
鍵、 フ ィ ン ガープ リ ン ト 、 ま たはユーザー公開鍵を表示 し ます。
形式
showssh [-c hostkey] [-M]
showssh -c pubkey [-u user_name] [-M]
showssh -h
説明
showssh(8) は、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に現在設定 さ れてい る SSH サービ ス の状態、 ホ
ス ト 公開鍵、 フ ィ ン ガープ リ ン ト 、 ま たはユーザー公開鍵を表示す る コ マ ン ド です。
以下の状態が表示 さ れ ます。
SSH status
SSH サービ ス が有効か ど う か
RSA key
RSA 形式のホ ス ト 公開鍵
DSA key
DSA 形式のホ ス ト 公開鍵
Fingerprint
フ ィ ン ガープ リ ン ト 形式のホ ス ト 公開鍵
ユーザー公開鍵の表示を指定 し た場合は、 シ ス テ ム で自動的につけ ら れ る ユーザー
公開鍵番号 と ユーザー公開鍵が表示 さ れ ます。
XSCF では SSH2 だけサポー ト さ れ ます
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
■
他のユーザーア カ ウ ン ト の、 ユーザー公開鍵の表示 :
useradm
■
上記以外の情報の表示 :
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c hostkey
ホ ス ト 公開鍵を表示 し ます。-c オプシ ョ ン が省略 さ れた場合は
"-c hostkey" が指定 さ れた と みな さ れ ます。
-c pubkey
ユーザー公開鍵を表示 し ます。-c オプシ ョ ン が省略 さ れた場合は
"-c hostkey" が指定 さ れた と みな さ れ ます。
System Administration
365
showssh(8)
詳細説明
使用例
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
-u user_name
ユーザー公開鍵を表示す る ユーザーア カ ウ ン ト 名を指定 し ます。
"-c pubkey" と 一緒に指定 し ます。-u オプシ ョ ン を省略 し た場合
は、 現在 ロ グ イ ン し てい る ユーザーア カ ウ ン ト の、 ユーザー公開
鍵が表示 さ れ ます。
■
ユーザー公開鍵に対 し て自動的につけ ら れ る ユーザー公開鍵番号は、 setssh(8)
コ マ ン ド でユーザー公開鍵を削除す る と き に指定で き ます。
■
setssh(8) コ マ ン ド を使用す る と 、XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の HTTPS サービ ス が設定で
き ます。
使用例 1
ホ ス ト 公開鍵の情報を 表示 し ます。
XSCF> showssh
SSH status: enabled
RSA key:
ssh-rsa AAAAB3NzaC1yc2EAAAABIwAAAIEAt0IG3wfpQnGr51znS9XtzwHcBBb/
UU0LN08SilUXE6j+
avlxdY7AFqBf1wGxLF+Tx5pTa6HuZ8o8yUBbDZVJAAAAFQCfKPxarV+/5qzK4A43Qaigkqu/
6QAAAIBM
LQl22G8pwibESrh5JmOhSxpLzl3P26ksI8qPr+7BxmjLR0k=
Fingerprint:
1024 e4:35:6a:45:b4:f7:e8:ce:b0:b9:82:80:2e:73:33:c4 /etc/ssh/
ssh_host_rsa_key.pub
DSA key:
ssh-dss
AAAAB3NzaC1kc3MAAACBAJSy4GxD7Tk4fxFvyW1D0NUDqZQPY3PuY2IG7QC4BQ1kewDnblB8
/
JEqI+8pnfbWzmOWU37KHL19OEYNAv6v+WZT6RElU5Pyb8F16uq96L8QDMswFlICMZgrn+ilJN
Str6r8
KDJfwOQMmK0eeDFj2mL40NOvaLQ83+rRwW6Ny/yF1Rgv6PUpUqRLw4VeRb+uOfmPRpe6/
kb4z++lOhtp
WI9bay6CK0nrFRok+z54ez7BrDFBQVuNZx9PyEFezJG9ziEYVUag/23LIAiLxxBmW9pqa/
WxC21Ja4RQ
VN3009kmVwAAAIAON1LR/
9Jdd7yyG18+Ue7eBBJHrCA0pkSzvfzzFFj5XUzQBdabh5p5Rwz+1vriawFI
ZI9j2uhM/3HQdrvYSVBEdMjaasF9hB6T/
uFwP8yqtJf6Y9GdjBAhWuH8F13pX4BtvK9IeldqCscnOuu0
e2rlUoI6GICMr64FL0YYBSwfbwLIz6PSA/yKQe23dwfkSfcwQZNq/
5pThGPi3tob5Qev2KCK2OyEDMCA
OvVlMhqHuPNpX+hE19nPdBFGzQ==
Fingerprint:
1024 9e:39:8e:cb:8a:99:ff:b4:45:12:04:2d:39:d3:28:15 /etc/ssh/
ssh_host_dsa_key.pub
使用例 2
366
現在 ロ グ イ ン し てい る ユーザーア カ ウ ン ト の、 ユーザー公開鍵を表示 し ま
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showssh(8)
す。
XSCF> showssh -c pubkey
Public key:
1 ssh-rsa
AAAAB3NzaC1yc2EAAAABIwAAAIEAzFh95SohrDgpnN7zFCJCVNy+jaZPTjNDxcid
QGbihYDCBttI4151Y0Sv85FJwDpSNHNKoVLMYLjtBmUMPbGgGVB61qskSv/
FeV44hefNCZMiXGItIIpK
P0nBK4XJpCFoFbPXNUHDw1rTD9icD5U/[email protected]
2 ssh-rsa
CSqGSIb3DQEJARYHZWUubWFpbDCBnzANBgkqhkiG9w0BAQEFAAOBjQAwgYkCgYEA
nkPntf+TjYtyKlNYFbO/YavFpUzkYTLHdt0Fbz/
tZmGd3e6Jn34A2W9EC7D9hjLsj+kAP41Al6wFwGO7
KP3H4iImX0Uysjl9Hyk4jLBU51sw8JqvT2utTjltV5mFPKL6bDcAgY9=efgh@example.com
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setssh(8)
System Administration
367
showssh(8)
368
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showstatus(8)
名前
showstatus - 縮退 さ れた FRU(Field Replaceable Unit) を表示 し ます。
形式
showstatus [-M]
showstatus -h
説明
ユーザー権限
showstatus(8) は、 本体装置を構成す る FRU の中で、 縮退 さ れたユニ ッ ト の情報
を表示す る ための コ マ ン ド です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, domainadm, domainmgr, domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
本体装置を構成す る FRU の中で、 故障 ま たは縮退が発生 し たユニ ッ ト と その 1 階層
上のユニ ッ ト の情報を表示 し ます。 表示 さ れたユニ ッ ト には、 異常箇所で あ る こ と
を表すア ス タ リ ス ク (*) と 、 "Status:" 以降に以下のいずれかの状態が表示 さ れ ま
す。
状態
内容
Faulted
故障 し ていて動作 し ていない状態
Degraded
ユニ ッ ト は動作中。 ユニ ッ ト 内の一部が故障 ま たは縮退 し ていた
り 、 何 ら かのエ ラ ーが検出 さ れていた り す る ために、 ユニ ッ ト も
故障状態を呈 し てい る が、 正常に動作中。
Deconfigured
構成異常、 環境異常、 ま たは他のユニ ッ ト の縮退に よ っ て、 正常
で あ り なが ら 縮退 し てい る 状態
Maintenance
保守作業中。 deletefru(8)、 replacefru(8)、 ま たは
addfru(8) 操作中。
使用例 1
縮退 さ れたユニ ッ ト を表示 し ます。 こ こ では CPU メ モ リ ユニ ッ ト 上の CPU
モジ ュ ール と メ モ リ が、 故障のため縮退 さ れてい る 場合を例に挙げます。
XSCF> showstatus
CMU#0;
*
CPUM#0-CHIP#0 Status:Faulted;
*
MEM#00A Status:Faulted;
使用例 2
縮退 さ れたユニ ッ ト を表示 し ます。 こ こ では メ モ リ ボー ド 上の メ モ リ が故障
System Administration
369
showstatus(8)
のため縮退 し てい る 場合を例に挙げます。
XSCF> showstatus
MBU_B;
MEMB#0;
*
MEM#0A Status:Faulted;
使用例 3
縮退 さ れたユニ ッ ト を表示 し ます。 こ こ ではマザーボー ド ユニ ッ ト 上の CPU
メ モ リ ユニ ッ ト と メ モ リ が、 故障のため縮退 さ れてい る 場合を例に挙げま
す。
XSCF> showstatus
MBU_B Status:Normal;
*
MEMB#1 Status:Deconfigured;
*
MEM#3B Status:Deconfigured;
使用例 4
縮退 さ れたユニ ッ ト を表示 し ます。 こ こ では ク ロ スバユニ ッ ト が縮退 し てい
る ため、 CPU メ モ リ ユニ ッ ト が縮退 さ れてい る 場合を例に挙げます。
XSCF> showstatus
MBU_B Status:Normal;
*
CPUM#1-CHIP#1 Status:Deconfigured;
*
XBU_B#0 Status:Degraded;
終了ス テー タ ス
370
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showtelnet(8)
名前
showtelnet - XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に設定 さ れてい る Telnet サービ ス の状態を表示 し ま
す。
形式
showtelnet
showtelnet -h
説明
showtelnet(8) は、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に現在設定 さ れてい る Telnet サービ ス の状
態を表示す る コ マ ン ド です。
以下の ど ち ら かの状態が表示 さ れ ます。
ユーザー権限
enable
Telnet サービ ス が稼働 し てい る こ と 表 し ます。
disable
Telnet サービ ス が停止 し てい る こ と を表 し ます。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
使用方法を表示 し ます。
-h
詳細説明
使用例
settelnet(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 XSCF ネ ッ ト ワ ー ク の Telnet サービ ス が設定
で き ます。
使用例 1
XSCF ネ ッ ト ワ ー ク に現在設定 さ れてい る Telnet サービ ス の状態を表示 し ま
す。
XSCF> showtelnet
Telnet status:enabled
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
settelnet(8)
System Administration
371
showtelnet(8)
372
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showtimezone(8)
名前
showtimezone - 現在設定 さ れてい る XSCF の タ イ ム ゾーン と サマー タ イ ム情報を表
示 し ます。
形式
showtimezone -c tz
showtimezone -c dst
showtimezone -h
説明
showtimezone(8) は、 現在設定 さ れてい る XSCF の タ イ ム ゾーン と サマー タ イ ム情
報を表示す る コ マ ン ド です。
以下の形式で表示 さ れ ます。
std offset dst[offset2] [from-date[/time] to-date[/time] ]
std
タ イ ム ゾーン の略称
offset
タ イ ム ゾーン と グ リ ニ ッ ジ標準時 (GMT) と のオ フ セ ッ ト 時間
オ フ セ ッ ト がプ ラ ス の場合はマ イ ナ ス (-)、 マ イ ナ ス の場合はプ
ラ ス (+) で表示 さ れ ます。
dst
サマー タ イ ム名
System Administration
373
showtimezone(8)
offset2
サマー タ イ ム と GMT と のオ フ セ ッ ト 時間
オ フ セ ッ ト がプ ラ ス の場合はマ イ ナ ス (-)、 マ イ ナ ス の場合はプ
ラ ス (+) で表示 さ れ ます。
from-date[/time]
サマー タ イ ム開始情報
from-date は以下のいずれかの形式で表示 さ れ ます。
Mm.w.d
Mm: サマー タ イ ム が開始 さ れ る 月。 m は 1 か ら 12 ま での数値
で表示 さ れ ます。
w: サマー タ イ ム が開始 さ れ る 週。 第 1 週の場合は 1、 最終週
の場合は 5 と し て、 1 か ら 5 ま での数値で表示 さ れ ます。
d: サマー タ イ ム が開始 さ れ る 曜日。 日曜日の場合は 0、 土曜日
の場合は 6 と し て、 0 か ら 6 ま での数値で表示 さ れ ます。
Jn
Jn: サマー タ イ ム が開始 さ れ る 日にち。 1 月 1 日を 1 と し て、
1 か ら 365 ま での数値で表示 さ れ ます。 う る う 年の場合は 2
月 29 日はカ ウ ン ト さ れ ません。
n
n: サマー タ イ ム が開始 さ れ る 日にち。 1 月 1 日を 1 と し て、 1
か ら 365 ま での数値で表示 さ れ ます。 う る う 年の場合は 2 月
29 日 も カ ウ ン ト さ れ ます。
time にはサマー タ イ ム に切 り 替え る 時刻が、 切 り 替え る 前の時刻
で表示 さ れ ます。
hh:mm:ss
374
" 時間 : 分 : 秒の形式 " で表示 さ れ ます。 デ
フ ォ ル ト は、 02:00:00 です。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showtimezone(8)
to-date[/time]
サマー タ イ ム終了情報
to-date は以下のいずれかの形式で表示 さ れ ます。
Mm.w.d
Mm: サマー タ イ ム が終了す る 月。 m は 1 か ら 12 ま での数値で
表示 さ れ ます。
w: サマー タ イ ム が終了す る 週。 第 1 週の場合は 1、 最終週の
場合は 5 と し て、 1 か ら 5 ま での数値で表示 さ れ ます。
d: サマー タ イ ム が終了す る 曜日。 日曜日の場合は 0、 土曜日の
場合は 6 と し て、 0 か ら 6 ま での数値で表示 さ れ ます。
Jn
Jn: サマー タ イ ム が終了す る 日にち。 1 月 1 日を 1 と し て、 1
か ら 365 ま での数値で表示 さ れ ます。 う る う 年の場合は 2 月
29 日はカ ウ ン ト さ れ ません。
n
n: サマー タ イ ム が終了す る 日にち。 1 月 1 日を 1 と し て、 1 か
ら 365 ま での数値で表示 さ れ ます。 う る う 年の場合は 2 月 29
日 も カ ウ ン ト さ れ ます。
time にはサマー タ イ ム か ら 切 り 替え る 時刻が、 切 り 替え る 前の時
刻で表示 さ れ ます。
hh:mm:ss
ユーザー権限
" 時間 : 分 : 秒の形式 " で表示 さ れ ます。 デ
フ ォ ル ト は、 02:00:00 です。
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
useradm, platadm, platop, auditadm, auditop, domainadm, domainmgr,
domainop, fieldeng
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
詳細説明
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c tz
タ イ ム ゾーン を表示 し ます。
-c dst
サマー タ イ ム情報を表示 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
settimezone(8) コ マ ン ド を使用す る と 、 XSCF の タ イ ム ゾーン が設定で き ます。
System Administration
375
showtimezone(8)
使用例
使用例 1
タ イ ム ゾーン を 表示 し ます。
XSCF> showtimezone -c tz
Asia/Tokyo
使用例 2
タ イ ム ゾーン略称を JST、 GMT か ら のオ フ セ ッ ト を +9、 サマー タ イ ム ゾーン
名を JDT、 サマー タ イ ム を 1 時間前、 期間を 3 月最終日曜日 2:00 か ら 10 月
最終日曜日 2:00 ま で と 設定 さ れてい る 場合に、 サマー タ イ ム情報を 表示 し ま
す。
XSCF> showtimezone -c dst
JST-9JDT,M3.5.0,M10.5.0
使用例 3
タ イ ム ゾーン略称を JST、 GMT か ら のオ フ セ ッ ト を +9、 サマー タ イ ム ゾーン
名を JDT、 サマー タ イ ム を 1 時間前、 期間を 4 月第 1 日曜日 0:00 か ら 9 月第
1 日曜日 0:00 ま で と 設定 さ れてい る 場合に、 サマー タ イ ム情報を 表示 し ま
す。
XSCF> showtimezone -c dst
JST-9JDT-10,M4.1.0/00:00:00,M9.1.0/00:00:00
終了ス テー タ ス
関連項目
376
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setdate(8), settimezone(8), showdate(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
showuser(8)
名前
showuser - XSCF ユーザーア カ ウ ン ト 情報を表示 し ます。
形式
showuser
showuser [ [-a] [-M] [-p] [-u] [ user]]
showuser [ [-a] [-l] [-M] [-p] [-u]]
showuser -h
説明
showuser(8) は、 XSCF ユーザーア カ ウ ン ト 情報を表示す る コ マ ン ド です。
ユーザーを定義す る 引数を指定 し て showuser(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た
ユーザーのア カ ウ ン ト 情報が表示 さ れ ます。 ユーザーを定義す る 引数を指定せずに
showuser(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 現在のユーザーのア カ ウ ン ト 情報が表示 さ れ
ます。-l オプシ ョ ン を指定 し て showuser(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 すべてのユー
ザーのア カ ウ ン ト 情報が表示 さ れ ます。
-a、-p、-u の う ち 1 つ ま たは複数のオプシ ョ ン を指定 し て showuser(8) コ マ ン ド を
実行す る と 、 以降のオプシ ョ ン の項で説明す る 情報が表示 さ れ ます。 こ れ ら のオプ
シ ョ ン を何 も 指定せずに showuser(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 すべてのア カ ウ ン ト
情報が表示 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 以下のいずれかの権限が必要です。
■
自分のア カ ウ ン ト 情報の表示 :
必要な権限はありません。
■
他のユーザーア カ ウ ン ト 情報の表示 :
useradm
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-a
パ ス ワ ー ド の有効性お よ びア カ ウ ン ト の状態に関す る 情報を表示
し ます。 XSCF ユーザーア カ ウ ン ト に対 し てのみ有効です。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-l
ユーザーの ロ グ イ ン名で ソ ー ト さ れたすべての XSCF ユーザーア
カ ウ ン ト 情報を表示 し ます。 user オペ ラ ン ド と は一緒に使用で き
ません。
System Administration
377
showuser(8)
オペ ラ ン ド
-M
テ キ ス ト を 1 画面ずつ表示 し ます。 more コ マ ン ド と 同様です。
-p
ユーザーに割 り 当て ら れてい る すべての権限を表示 し ます。 こ れ
は、 ロ ーカルユーザー と リ モー ト ユーザーに対 し て有効です。
-u
ユーザー ID(UID) を表示 し ます。 こ れは、 ロ ーカルユーザー と リ
モー ト ユーザーに対 し て有効です。
以下のオペランドがサポートされています。
user
使用例
使用例 1
既存のユーザーア カ ウ ン ト の名前。-l オプシ ョ ン と は一緒に使用
で き ません。
パ ス ワー ド お よ びア カ ウ ン ト の有効性に関す る 情報を表示 し ます。
XSCF> showuser -a
User Name:
jsmith
Status:
Enabled
Minimum:
0
Maximum:
99999
Warning:
7
Inactive:
-1
Last Change:
Aug 22, 2005
Password Expires: Never
Password Inactive: Never
Account Expires:
Never
使用例 2
ユーザー権限の情報を表示 し ます。
XSCF> showuser -p
User Name:
jsmith
Privileges:
domainadm@1,3-6,8,9
platadm
終了ス テー タ ス
関連項目
378
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
adduser(8), deleteuser(8), disableuser(8), enableuser(8), password(8),
setprivileges(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
snapshot(8)
名前
snapshot - 環境、 ロ グ、 エ ラ ー、 お よ び FRUID に関す る デー タ の収集 と 転送を行い
ます。
形式
snapshot -d device [-r] [-e [-P password]] [-L{F|I|R}] [-l] [-v] [ [-q] -{y|n}]
[-S time [-E time]]
snapshot -t user@host:directory [-e [-P password]] [-k host-key] [-l]
[-L{F|I|R}] [-p password] [-v] [ [-q] -{y|n}] [-S time [-E time]]
snapshot -T [-D directory] [-e [-P password]] [-k host-key] [-l] [-L{F|I|R}] [-v]
[ [-q] -{y|n}] [-S time [-E time]]
snapshot -h
説明
snapshot(8) はデー タ 収集 メ カ ニ ズ ム を提供 し 、 こ の メ カ ニ ズ ム に よ り サービ ス プ
ロ セ ッ サ上の診断情報を迅速、 確実、 柔軟に取得す る コ マ ン ド です。
snapshot(8) コ マ ン ド は、 構成、 環境、 ロ グ、 エ ラ ー、 お よ び FRUID 情報のデー タ
を収集 し ます。 指定 さ れた宛先にデー タ を転送 し ます。
snapshot(8) コ マ ン ド は、 出力フ ァ イ ルを開 き ます。 こ の フ ァ イ ルの名前は、 サー
ビ ス プ ロ セ ッ サに割 り 当て ら れてい る ホ ス ト 名 と IP ア ド レ ス、 お よ び snapshot 実
行時のサービ ス プ ロ セ ッ サ上の日付 と UTC 時間 ( 時、 分、 秒形式 ) に基づいて自動
生成 さ れ ます。 た と えば jupiter:10.1.1.1_2006-07-08T22-33-44 の よ う に
な り ます。 snapshot(8) コ マ ン ド は、 ユーザー指定の出力フ ァ イ ル名を サポー ト し
てい ません。 フ ァ イ ル と コ マ ン ド 出力がサービ ス プ ロ セ ッ サか ら 収集 さ れ る と 、
snapshot は出力デー タ を圧縮 し て、 .zip 形式のアーカ イ ブに書 き 込み ます。
snapshot(8) コ マ ン ド は、-t オプシ ョ ン、-T オプシ ョ ン、-d オプシ ョ ン の ど ち ら が
使用 さ れてい る かに基づいて、 収集 し たデー タ を リ モー ト ネ ッ ト ワ ー ク ホ ス ト ま た
は外部 メ デ ィ ア装置に保存 し ます。-t オプシ ョ ン を使っ て収集 し たデー タ を リ モー
ト ネ ッ ト ワ ー ク ホ ス ト に保存す る には、 ホ ス ト 名 ( ま たは IP ア ド レ ス )、 リ モー ト
ネ ッ ト ワ ー ク ホ ス ト 上の宛先デ ィ レ ク ト リ 、 お よ び リ モー ト ホ ス ト 上のユーザーの
username を指定す る 必要があ り ます。 すでに setarchiving(8) を使用 し て アーカ
イ ブの対象を設定 し てい る 場合、 同 じ 情報を利用 し て、 リ モー ト ネ ッ ト ワ ー ク 上に
デー タ を保存す る ために-T オプシ ョ ン を使用で き ます。 ま た、-T オプシ ョ ン と -D
オプシ ョ ン を一緒に使っ て、 デ ィ レ ク ト リ 先だけ を変更す る こ と も で き ます。 リ
モー ト ネ ッ ト ワ ー ク ホ ス ト 上にデー タ を保存す る と き 、 snapshot は リ モー ト フ ァ
イ ルへのデー タ のパ イ プ役 と し ての機能を果たすために SSH ネ ッ ト ワ ー ク 接続を開
き ます。
オプシ ョ ン -S、 ま たは選択 と し て -E オプシ ョ ン を使用 し て、 日付範囲を指定す る
こ と でい く つかの よ り 大 き い ロ グ フ ァ イ ル上へのデー タ 収集を制限で き ます。
SSH や SSL な ど の暗号化ネ ッ ト ワ ー ク プ ロ ト コ ルが、 ネ ッ ト ワ ー ク 接続を介 し た
デー タ 転送に使用 さ れ ます。 .zip アーカ イ ブ自体を暗号化す る には、-e オプシ ョ ン
を使用 し ます。 こ のプ ロ セ ス で暗号化 し た .zip アーカ イ ブ を復号化す る には、 以
下の openssl コ マ ン ド で、 snapshot(8) コ マ ン ド に指定 し た暗号化パ ス ワ ー ド を
System Administration
379
snapshot(8)
使用 し ます。 以下は、 フ ァ イ ル jupiter_10.1.1.1_2006-07-08T22-33-44.zip.e を復号化
す る 例です。
% openssl aes-128-cbc -d -in jupiter_10.1.1.1_2006-07-08T22-3344.zip.e -out jupiter_10.1.1.1_2006-07-08T22-33-44.zip
snapshot(8) コ マ ン ド に よ っ て生成 さ れ る すべての .zip アーカ イ ブに、
snapshot 自体が生成す る 2 つの フ ァ イ ルが入っ てい ます。 README と い う 名前の
最初の フ ァ イ ルには、 .zip アーカ イ ブの も と の名前、 .zip アーカ イ ブの作成に使
用 し たサービ ス プ ロ セ ッ サ上の設定フ ァ イ ルの名前、 snapshot(8) コ マ ン ド のバー
ジ ョ ン、 お よ びアーカ イ ブの生成に ロ グ専用モー ド (-l オプシ ョ ン ) が使用 さ れた
か ど う かが記述 さ れ ます。 CONFIG と い う 名前の 2 番目の フ ァ イ ルは、
snapshot(8) コ マ ン ド がアーカ イ ブの生成に使用 し た、 実際の設定フ ァ イ ルの コ
ピーです。
snapshot(8) コ マ ン ド で収集 さ れたデー タ は、 シ ス テ ム上の問題を診断す る ために
保守作業員に使用 さ れ る 場合があ り ます。 snapshot(8) コ マ ン ド では、 診断の目的
に よ っ て異な る デー タ のセ ッ ト を収集で き ます。 こ れ ら のデー タ セ ッ ト はそれぞれ
Initial、 Root Cause、 Full と 呼ばれ、 -L オプシ ョ ン を使用 し て設定 さ れ ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
380
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
snapshot(8)
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-D directory
-T オプシ ョ ン と 一緒に使い ます。 setarchiving(8) で値を設
定す る 代わ り に、 directory 値を指定 し ます。 デ ィ レ ク ト リ 領
域はハ イ フ ン (-) や波形記号 (~) で始めてはいけ ません。 詳細
については、-T オプシ ョ ン を参照 し て く だ さ い。
-d device
使用す る 外部 メ デ ィ ア装置を指定 し ます。-d には、 以下のオプ
シ ョ ン が使用可能です。
-r
-E time
デー タ 収集の前に、 外部 メ デ ィ ア装置にあ
る すべての フ ァ イ ルを削除 し ます。 こ のオ
プシ ョ ンは、-t ま たは-T オプシ ョ ン と 一
緒に使用す る と 、 無効にな り ます。
デー タ が収集 さ れ る 終了時間を指定 し ます。 開始時間の-S
time オプシ ョ ン と 一緒に使用 し て、 snapshot(8) で収集 さ れ
る ロ グ メ ッ セージの時間枠を定義 し ます。-E time に よ っ て指定
し た時間 よ り 前に作成 さ れた ロ グ エ ン ト リ だけが、 snapshot
に よ っ て収集 さ れ ます。-S オプシ ョ ン も 参照 し て く だ さ い。
time
strptime(3) で記述 さ れ る 、 以下の 2 つの
フ ォ ーマ ッ ト の ど ち ら か 1 つの形式を使用
し ます。
%Y-%m-%d,%H:%M:%S
%Y-%m-%d_%H-%M-%S
-e
zip 形式のアーカ イ ブ を暗号化 し ます。-P と password を使用す
る 場合に必要です。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に
指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
System Administration
381
snapshot(8)
-k host-key
- t あ る いは、-T オプシ ョ ン を指定 し ます。 サービ ス プ ロ セ ッ サ
がネ ッ ト ワ ー ク ホ ス ト に ロ グ イ ンす る ために使用す る 公開キー
を設定 し ます。 こ のオプシ ョ ンは、-d オプシ ョ ン と 一緒に使用
す る と 、 無効にな り ます。
host-key に指定で き る 値は、 以下の と お り です。
none
download
public
ネ ッ ト ワ ー ク ホ ス ト の認証に公開キーを使
用 し ない場合に、 こ の リ テ ラ ル値を指定 し
ます。
snapshot(8) コ マ ン ド が SSH を使用 し て
ネ ッ ト ワ ー ク ホ ス ト の公開ホ ス ト キーのダ
ウ ン ロ ー ド と 、-t 引数で指定 さ れた ホ ス ト
か ら の公開ホ ス ト キーのダ ウ ン ロ ー ド を行
う 場合に、 こ の リ テ ラ ル値を指定 し ます。
snapshot(8) コ マ ン ド はキーの md5 フ ィ
ン ガープ リ ン ト を表示 し 、 確認を求め ま
す。 キーを受け入れ る と 、 そのキーはサー
バ認証に使用 さ れ ます。 キーを拒否す る
と 、 snapshot(8) コ マ ン ド は何 も せずに終
了 し ます。-k オプシ ョ ン が指定 さ れていな
い場合、 こ れが SSH タ ーゲ ッ ト モー ド で
のデフ ォ ル ト の動作にな り ます。
指定 し た公開キーは、 サーバ認証に使用 さ
れ ます。 host-key 引数は、 ネ ッ ト ワ ー ク ホ
ス ト の完全な公開キー ( キー タ イ プで始 ま
る ) でな ければな り ません ( つ ま り 、 ネ ッ
ト ワ ー ク ホ ス ト 上の /etc/ssh/
ssh_host_rsa_key.pub の完全な内容で
な ければな り ません )。
注 – 公開キーは、 シ ェ ルが単一の語 と し て処理で き る よ う に
引用符で囲む必要があ り ます。
-L{F|I|R}
収集す る ロ グ セ ッ ト を指定 し ます。
F
I
R
Full ロ グ セ ッ ト
Initial ロ グ セ ッ ト
Root Cause ロ グ セ ッ ト
ロ グ セ ッ ト が指定 さ れない場合、 Initial ロ グ セ ッ ト がデフ ォ ル
ト で収集 さ れ ます。
382
-l
ロ グ フ ァ イ ルのみを収集す る よ う に指定 し ます。 コ マ ン ド 出力
は収集 し ません。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-P password
-e オプシ ョ ン と 一緒に指定 し ます。 出力フ ァ イ ルの暗号化に
使用す る 暗号化パ ス ワ ー ド を設定 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
snapshot(8)
-p password
SSH ロ グ イ ン に使用 さ れ る ユーザーパ ス ワ ー ド を設定 し ます。
こ のオプシ ョ ンは、-t オプシ ョ ン と 一緒に指定 し ます。-d ま た
は-T オプシ ョ ン と 一緒に使用す る と 、 無効にな り ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う
に し ます。
-S time
デー タ が収集 さ れ る 開始時間を指定 し ます。 終了時間の-E
time オプシ ョ ン と 一緒に使用 し て、 snapshot(8) で収集 さ れ
る ロ グ メ ッ セージの時間枠を定義 し ます。 終了時間の指定がな
い と 、 タ ーゲ ッ ト 期間は、 snapshot コ マ ン ド が実行 さ れた時
点で終わ り ます。-E オプシ ョ ン も 参照 し て く だ さ い。
time
strptime(3) で記述 さ れ る 、 以下の 2 つの
フ ォ ーマ ッ ト の ど ち ら か 1 つの形式を使用
し ます。
%Y-%m-%d,%H:%M:%S
%Y-%m-%d_%H-%M-%S
-T
SSH タ ーゲ ッ ト モー ド で snapshot を実行す る と き 指定 し ま
す。 こ の と き 、 setarchiving(8) であ ら か じ め設定 し た
user@host:directory の値を使用 し ます。-D オプシ ョ ン を一緒に
指定す る と 、 directory の値を選択で き ます。
注 – snapshot コ マ ン ド では タ ーゲ ッ ト デ ィ レ ク ト リ は作成
さ れ ません。 あ ら か じ め リ モー ト ホ ス ト に タ ーゲ ッ ト デ ィ レ ク
ト リ を作成 し ておいて く だ さ い。
System Administration
383
snapshot(8)
-t
user@host:directory
デー タ 転送先のネ ッ ト ワ ー ク ホ ス ト と リ モー ト デ ィ レ ク ト
リ を設定 し ます。 host フ ィ ール ド には、 ネ ッ ト ワ ー ク ホ ス
ト のホ ス ト 名 ま たは IP ア ド レ ス を指定 し ます。 user
フ ィ ール ド には、 アーカ イ ブホ ス ト への ssh ロ グ イ ン用の
ユーザー名を指定 し ます。 directory フ ィ ール ド には、 出力
フ ァ イ ルの保存先 と な る アーカ イ ブホ ス ト 上のアーカ イ ブ
デ ィ レ ク ト リ を指定 し ます。 directory フ ィ ール ド は、 ハ イ
フ ン (-) や波形記号 (~) で始めてはいけ ません。
注 – snapshot コ マ ン ド では タ ーゲ ッ ト デ ィ レ ク ト リ は作成
さ れ ません。 あ ら か じ め リ モー ト ホ ス ト に タ ーゲ ッ ト デ ィ レ ク
ト リ を作成 し ておいて く だ さ い。
-v
詳細な情報を表示 し ます。 すべてのア ク シ ョ ン と コ マ ン ド を実
行時に表示 し ます。-q オプシ ョ ン と 一緒に指定す る と 、-v オプ
シ ョ ンは無効にな り ます。
注 – snapshot 設定フ ァ イ ルで実行 さ れ る すべての コ マ ン ド
を動作 さ せ る ためのユーザー権限は与え ら れていないか も し れ
ません。 こ の場合、 こ れ ら の コ マ ン ド 操作が許可 さ れていない
こ と を示すエ ラ ー メ ッ セージが表示 さ れ ます。
-y
詳細説明
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
動作モー ド
以下に、 snapshot(8) コ マ ン ド の動作モー ド の概要について説明 し ます。
最初のモー ド は 「SSH タ ーゲ ッ ト モー ド 」 です。-t あ る い-T オプシ ョ ン を指定 し て
デー タ コ レ ク タ を起動す る と 、 こ のモー ド で実行 さ れ ます。 こ のモー ド では、 デー
タ コ レ ク タ はサービ ス プ ロ セ ッ サか ら 指定 さ れた宛先の SSH 接続を ( 適切な認証後
に ) 開 き 、 zip 形式のデー タ アーカ イ ブ を SSH 接続を介 し て宛先ホ ス ト に送信 し ま
す。 snapshot コ マ ン ド では タ ーゲ ッ ト デ ィ レ ク ト リ は作成 さ れ ません。 あ ら か じ
め リ モー ト ホ ス ト に タ ーゲ ッ ト デ ィ レ ク ト リ を作成 し ておいて く だ さ い。 こ のモー
ド での転送暗号化は、 SSH に よ っ て行われ ます。
2 番目のモー ド は、 「USB デバ イ ス モー ド 」 です。-d オプシ ョ ン を指定 し てデー タ コ
レ ク タ を起動す る と 、 こ のモー ド で実行 さ れ ます。 こ のモー ド では、 デー タ コ レ ク
タ の出力 (zip 形式のアーカ イ ブ ) は、 USB 装置上の フ ァ イ ルに保存 さ れ ます。 USB
装置は FAT32 フ ァ イ ルシ ス テ ム で フ ォ ーマ ッ ト さ れてい る 必要があ り ます。 こ の
モー ド では、 SSH タ ーゲ ッ ト モー ド の場合の よ う に zip フ ァ イ ルを暗号化す る ため
の-e オプシ ョ ン が使用で き ます。 し か し なが ら 、 こ のモー ド ではデー タ がサービ ス
プ ロ セ ッ サに対 し て ロ ーカルな ま ま で あ る ため、 転送暗号化 (SSH の よ う な ) は行わ
れ ません。
384
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
snapshot(8)
使用例
使用例 1
SSH を使用 し て公開キーを ダ ウ ン ロ ー ド し ます。
XSCF> snapshot -t [email protected]:/home/joe/logs/x -k download
Downloading Public Key from ‘jupiter.west’...
Key fingerprint in md5: c9:e0:bc+b2:1a:80:29:24:13:d9:f1:13:f5:5c:2c:0f
Accept this public key (yes/no)? Y
Enter ssh password for user ‘joe’ on host ‘jupiter.west’
Setting up ssh connection to remote host...
Collecting data into [email protected]:/home/joe/logs/x/archive.zip
Data collection complete.
使用例 2
ホ ス ト キーを ダ ウ ン ロ ー ド し ます。
XSCF> snapshot -t [email protected]:/home/joe/logs/x
Downloading Public Key from ‘jupiter.west’...
Public Key Fingerprint: c9:e0:bc+b2:1a:80:29:24:13:d9:f1:13:f5:5c:2c:0f
Accept this public key (yes/no)? y
Enter ssh password for user ‘joe’ on host ‘jupiter.west’
Setting up ssh connection to remote host...
Collecting data into [email protected]:/home/joe/logs/x/archive.zip
Data collection complete.
使用例 3
ユーザー指定の公開キーを使用 し てダ ウ ン ロ ー ド し ます。
XSCF> snapshot -t [email protected]:/home/joe/logs/x -k “ssh-rsa
AAAAB3NzaC1yc2EAAAABIwAAAIEAwVFiSQNVBFhTTzq0AX5iQqCkkJjd6ezWkVGt
mMkJJzzMjYK0sBlhn6dGEIiHdBSzO8QLAXb8N4Kq8JDOBpLSN4yokUPTcZQNxJaY
A0W058Qgxbn”
Enter ssh password for user ‘joe’ on host ‘jupiter.west’
Setting up ssh connection to remote host...
Collecting data into [email protected]:/home/joe/logs/x/archive.zip
Data collection complete.
使用例 4
公開キーを使用 し ないで、 ロ グ フ ァ イ ルだけ を ダ ウ ン ロ ー ド し ます。
XSCF> snapshot -t [email protected]:/home/bob/logs/x -k none -l
Enter ssh password for user ’bob’ on host ’mars.east’
Log only mode. No commands will be collected.
Setting up ssh connection to remote host...
Collecting data into [email protected]:/home/joe/logs/x/archive.zip
Data collection complete.
使用例 5
公開キーを使用 し ないで、 指定 し たパ ス ワー ド での暗号化を使用 し てダ ウ ン
ロ ー ド し ます。
XSCF> snapshot -t [email protected]:/home/bob/logs/x -k none -e -P
password
Output data will be encrypted.
Enter ssh password for user ’bob’ on host ’mars.east’
Setting up ssh connection to remote host...
Collecting data into [email protected]:/home/joe/logs/x/archive.zip
Data collection complete.
System Administration
385
snapshot(8)
使用例 6
無効なデ ィ レ ク ト リ を指定 し てダ ウ ン ロ ー ド し てい る と き にエ ラ ー と な っ た
例。
XSCF> snapshot -t [email protected]:/home/sue/logs/bad_dir -k none
Enter ssh password for user ’sue’ on host ’saturn.north’
Setting up ssh connection to remote host...
Failed to create remote file:
/home/sue/logs/bad_dir/archive.zip
Verify adequate disk permissions and disk space on target host
Error opening SSH target
Exiting with error 1
使用例 7
公開キーを ダ ウ ン ロ ー ド し てい る と き に接続エ ラ ー と な っ た例。
XSCF> snapshot -t [email protected]:/home/sue/logs/x -k download
Downloading Public Key from ’saturne.west’...
Error downloading key for host ’saturne.west’
Error opening SSH target
Exiting with error 1
使用例 8
公開キーを ダ ウ ン ロ ー ド し ます。 すべてのプ ロ ンプ ト には "no" と 応答 し ま
す。
XSCF> snapshot -v -t [email protected]:/home/jill/logs/x -k download
-n
Downloading Public Key from ‘earth.east’...
Public Key: ssh-rsa
AAAAB3NzaC1yc2EAAAABIwAAAIEAwVFiSQNVBFhTTzq0AX5iQqCkkJjd6ezWkVGtmMkJJzzM
jYK0sBlhn6dGEIiHdBSzO8QLAXb8N4Kq8JDOBpLSN4yokUPTcZQNxJaYA0W058Qgxbn
Key fingerprint in md5: c9:e0:bc+b2:1a:80:29:24:13:d9:f1:13:f5:5c:2c:0f
Accept this public key (yes/no)? no
Public Key declined
Error opening SSH target
Exiting with error 1
使用例 9
権限のないユーザーか ら 公開キーのダ ウ ン ロ ー ド を試みます。
XSCF> snapshot -t [email protected]:/fakedir -p fake-password
Downloading Public Key from ’fakehost.com’...
Error downoading key for host ’fakehost.com’
Error opening SSH target
Exiting with error 1
使用例 10
外部 メ デ ィ ア装置へダ ウ ン ロ ー ド し ます。
XSCF> snapshot -d usb0 -r
Testing writability of USB device....SUCCESS
386
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
snapshot(8)
About to remove all files from device ‘usb0’. Continue? [y|n] : y
Collecting data into /media/usb_msd/jupiter_10.1.1.1_2006-04-17T22-4151.zip
Data collection complete.
使用例 11
デー タ 範囲に対す る 特定の ロ グ を得 る ため、 ロ グ収集を制限 し ます。
XSCF> snapshot -d usb0 -S 2007-01-01,01:00:00
-E 2007-01-31_14-
00-00
Testing writability of USB device....SUCCESS
Collecting data into /media/usb_msd/jupiter_10.1.1.1_2006-04-17T22-4151.zip
Data collection complete.
終了ス テー タ ス
関連項目
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
setarchiving(8), showarchiving(8), showlogs(8)
System Administration
387
snapshot(8)
388
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
switchscf(8)
名前
switchscf - XSCF ユニ ッ ト のア ク テ ィ ブ、 ス タ ンバ イ 状態を切 り 替え ます。
形式
switchscf [ [-q] -{y|n}] -t {Active | Standby} [-f]
switchscf -h
説明
switchscf(8) は、 現在 ロ グ イ ン し てい る XSCF ユニ ッ ト のア ク テ ィ ブ、 ス タ ンバ
イ 状態を切 り 替え る コ マ ン ド です。
switchscf(8) コ マ ン ド は、 XSCF ユニ ッ ト が二重化構成の場合に実行で き ます。 現
在 ロ グ イ ン中の XSCF ユニ ッ ト の状態を切 り 替え る と 、 対にな っ てい る XSCF ユ
ニ ッ ト の状態 も 切 り 替わ り ます。
注 – 切 り 替え時には、 ア ク テ ィ ブ側の XSCF に接続 さ れてい る ネ ッ ト ワ ー ク のセ ッ
シ ョ ンは切断 さ れ ます。
注 – 通常、 保守作業中の場合は XSCF を切 り 替え る こ と はで き ません。
switchscf(8) コ マ ン ド の実行結果が 「Switching of XSCF state is disabled due to a
maintenance operation. Try again later.」 と な っ て、 XSCF が切 り 替え ら れない場合
は、 addfru(8)、 deletefru(8)、 replacefru(8)、 flashupdate(8) の保守 コ マ ン
ド が実行中か ど う か確認 し て く だ さ い。 実行中で あれば コ マ ン ド が終了す る ま でお
待ち く だ さ い。 保守 コ マ ン ド が実行中でないに も かかわ ら ず XSCF が切 り 替え ら れ
ない場合は、-f オプシ ョ ン を使用 し て切 り 替え て く だ さ い。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-f
XSCF が切 り 替え ら れない場合に、 強制的に切 り 替え ます。
注 – -f オプシ ョ ンは強制的に XSCF を切 り 替え る ため、 通常の
操作で切 り 替え ら れない場合に限 り 使用 し て く だ さ い。
詳細説明
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-t Active
XSCF ユニ ッ ト を ア ク テ ィ ブ状態に切 り 替え ます。
-t Standby
XSCF ユニ ッ ト を ス タ ンバ イ 状態に切 り 替え ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
コ マ ン ド を実行す る と 、 指定 し た内容で実行 し て よ いか を確認す る ためのプ ロ ン プ
ト が表示 さ れ ます。 実行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
System Administration
389
switchscf(8)
使用例
使用例 1
現在 ロ グ イ ン し てい る XSCF ユニ ッ ト を ス タ ンバ イ 状態に切 り 替え ます。
XSCF> switchscf -t Standby
The XSCF unit switch between the Active and Standby states. Continue? [y|n]:y
使用例 2
現在 ロ グ イ ン し てい る XSCF ユニ ッ ト を ス タ ンバ イ 状態に切 り 替え ます。 プ
ロ ンプ ト には自動的に "y" と 応答 し ます。
XSCF> switchscf -t Standby -y
The XSCF unit switch between the Active and Standby states. Continue? [y|n]:y
終了ス テー タ ス
390
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 11 月改版
testsb(8)
名前
testsb - 指定 し た物理シ ス テ ム ボー ド (PSB; Physical System Board) に初期診断を行
い ます。
形式
testsb [ [-q] -{y|n}] [-m diag=mode] location
testsb [ [-q] -{y|n}] [-m diag=mode] -c {all | expansion}
testsb -v [-y|-n] [-m diag=mode] location
testsb -v [-y|-n] [-m diag=mode] -c {all | expansion}
testsb -h
説明
testsb(8) は、 指定 し た PSB に初期診断を行 う コ マ ン ド です。
PSB の構成、 お よ び PSB に搭載 さ れた各デバ イ ス の動作が診断 さ れ ます。 診断す る
PSB は ド メ イ ン に組み込 ま れていない状態、 ま たは組み込 ま れてい る ド メ イ ン の電
源が切断 さ れてい る 状態でな ければな り ません。
診断後は、 診断結果が表示 さ れ ます。 ま た、 showboards(8) コ マ ン ド で表示 さ れ る
Test や Fault の項目で確認で き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
System Administration
391
testsb(8)
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。 .
-c {all|expansion} 診断す る 対象の PSB を指定 し ます。 以下の ど ち ら か を指定で
き ます。
搭載 さ れてい る すべての PSB を診断 し ま
す。
all
以下の条件を満た し ていない場合は、 エ ラ ー と な り ます。
■
シ ス テ ム の電源が切断 さ れてい る
■
対象 と な る すべての PSB が Uni-XSB
expansion
拡張筐体に搭載 さ れてい る すべての PSB
を診断 し ます。
以下の条件を満た し ていない場合は、 エ ラ ー と な り ます。
■
対象 と な る すべてのPSBが ド メ イ ン上で稼働 し ていない
■
対象 と な る すべての PSB が Uni-XSB
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒
に指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-m diag=mode
初期診断の診断 レベルを指定 し ます。 以下の ど ち ら か を指定
で き ます。
min
max
オペ ラ ン ド
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ
う に し ます。
-v
初期診断の詳細な情報を表示 し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
以下のオペ ラ ン ド がサポー ト さ れてい ます。
location
詳細説明
■
診断す る PSB 番号を 1 つだけ指定 し ます。 00 か ら 15 ま での整
数で指定で き ます。
指定 し た PSB に属 し てい る シ ス テ ム ボー ド (XSB; eXtended System Board) が以下
の状態の場合は、 testsb(8) コ マ ン ド はエ ラ ー と な り ます。
■
■
■
392
標準 ( デフ ォ ル ト )
最大
XSB が ド メ イ ン に組み込 ま れていて、 かつ、 その ド メ イ ン が稼働中
XSB が ド メ イ ン に組み込 ま れていて、 かつ、 その ド メ イ ン が OpenBoot PROM
(ok プ ロ ン プ ト ) 状態
XSB が ド メ イ ン に組み込 ま れていて、 かつ、 その ド メ イ ン が電源投入中、 電源
切断中、 リ セ ッ ト 中のいずれかの状態
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
testsb(8)
■
XSB を対象に、 addboard(8)、 deleteboard(8)、 moveboard(8) コ マ ン ド を実
行中
■
指定 し たPSBに属 し てい る XSBがUmount ま たはFaulted状態 と な っ てい る 場合は、
診断の対象か ら 外 さ れ、 診断結果に表示 さ れない と き があ り ます。 こ の よ う な と
き は、 testsb(8) コ マ ン ド で診断結果を確認 し て く だ さ い。
■
暖機運転お よ び起動 ま での待ち時間が設定 さ れてい る 場合は、 こ れ ら を無視 し て
testsb(8) コ マ ン ド を実行 し て よ いか を確認す る プ ロ ン プ ト が表示 さ れ ます。 実
行す る 場合は "y"、 中断す る 場合は "n" を入力 し ます。
■
testsb(8) コ マ ン ド に よ る 診断結果は、 以下の よ う に表示 さ れ ます。
XSB
PSB に属す る 番号
Uni-XSB タ イ プの場合は 1 つ、 Quad-XSB タ イ プの場合は 4 つの
XSB が表示 さ れ ます。
Test
XSB の初期診断状態
以下のいずれかが表示 さ れ ます。
Unmount
Unknown
Testing
Passed
Failed
Fault
XSB の異常の状態
状態は 1 つ、 ま たは複数で表示 さ れ ます。
Normal
Degraded
Faulted
使用例
使用例 1
未搭載 ま たは故障に よ り 認識で き ない状態
診断 さ れていない状態
初期診断中
初期診断が正常に終了 し た状態
初期診断で異常が発生 し た状態。 XSB は使用
で き ない、 ま たは縮退 し てい る 状態 と な り ま
す。
正常な状態
縮退部品があ る 状態。 XSB は稼働で き ます。
異常が発生 し XSB が動作 し ない状態
PSB#00 の初期診断を行い ます。
XSCF> testsb 0
Initial diagnosis is about to start, Continue?[y|n] :y
SB#00 power on sequence started.
0end
Initial diagnosis started. [1800sec]
0..... 30..... 60..... 90.....120end
Initial diagnosis has completed.
SB power off sequence started. [1200sec]
0.end
SB powered off.
XSB Test
Fault
---- ------- -------00-0 Passed Normal
00-1 Passed Normal
00-2 Passed Normal
00-3 Passed Normal
System Administration
393
testsb(8)
使用例 2
PSB#01 の初期診断を詳細な メ ッ セージ を表示 し て行い ます。
XSCF> testsb -v 1
Initial diagnosis is about to start. Continue? [y|n] :y
SB#01 powered on sequence started.
:
:
Initial diagnosis has completed.
{0} ok SB power off sequence started. [1200sec]
0.end
SB powered off.
XSB Test
Fault
---- ------- -------01-0 Passed Normal
使用例 3
搭載 さ れてい る すべての PSB の初期診断を行い ます。
XSCF> testsb -c all
Initial diagnosis is about to start. Continue? [y|n] :y
SB power on sequence started.
0end
Initial diagnosis started. [1800sec]
0..... 30..... 60..... 90.....120end
Initial diagnosis has completed.
SB power off sequence started. [1200sec]
0.end
SB powered off.
XSB Test
Fault
---- ------- -------00-0 Passed Normal
01-0 Passed Normal
02-0 Passed Normal
03-0 Passed Normal
使用例 4
設定 さ れてい る 暖機運転お よ び空調待ち時間を無視 し て、 PSB の初期診断を
行い ます。
XSCF> testsb -c all
Initial diagnosis is about to start. Continue? [y|n] :y
Ignore warmup-time and air-conditioner-wait-time, Continue?[y|n] :y
SB power on sequence started.
0end
Initial diagnosis started. [1800sec]
0..... 30..... 60..... 90.....120end
Initial diagnosis has completed.
SB power off sequence started. [1200sec]
0.end
SB powered off.
XSB Test
Fault
---- ------- -------00-0 Passed Normal
394
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
testsb(8)
01-0 Passed
02-0 Passed
03-0 Passed
終了ス テー タ ス
関連項目
Normal
Normal
Normal
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
addfru(8), deletefru(8), replacefru(8), setupfru(8), showboards(8),
showfru(8)
System Administration
395
testsb(8)
396
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
unlockmaintenance(8)
名前
unlockmaintenance - XSCF の ロ ッ ク 状態を強制的に解除 し ます。
形式
unlockmaintenance [ [-q] -{y|n}]
unlockmaintenance -h
説明
unlockmaintenance(8) は、 XSCF の ロ ッ ク 状態を強制的に解除す る コ マ ン ド で
す。
通常、 保守用 コ マ ン ド で あ る addfru(8)、 deletefru(8)、 replacefru(8) コ マ ン
ド が実行 さ れてい る 間は XSCF は ロ ッ ク 状態 と な り 、 実行が終わ る と ロ ッ ク が解除
さ れ ます。 し か し 、 保守用 コ マ ン ド のいずれか を実行中に LAN が切断 さ れ る な ど の
異常が発生す る と 、 XSCF の ロ ッ ク が解除で き な く な る こ と があ り ます。 こ の よ う な
場合は unlockmaintenance(8) コ マ ン ド を実行 し て、 XSCF の ロ ッ ク 状態を強制的
に解除で き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-n
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "n" (no) と 応答 し ます。
-q
プ ロ ン プ ト を含む、 標準出力への メ ッ セージ を表示 し ない よ う に
し ます。
-y
プ ロ ン プ ト に対 し て自動的に "y" (yes) と 応答 し ます。
使用例 1
保守の ロ ッ ク 状態を解除 し ます。
XSCF> unlockmaintenance
This command unlocks the maintenance lock which prevents the multiple
execution of maintenance commands.
*Never* use this command, except when the lock state remains by some reason.
Careless execution of this command causes serious situation because it
interrupts the running command and XSCF might not be able to recognize the
parts.
Continue? [y|n] :
使用例 2
自動応答で ロ ッ ク 状態を解除 し ます。
XSCF> unlockmaintenance -y
This command unlocks the maintenance lock which prevents the multiple
execution of maintenance commands.
System Administration
397
unlockmaintenance(8)
*Never* use this command, except when the lock state remains by some
reason.
Careless execution of this command causes serious situation because it
interrupts the running command and XSCF might not be able to recognize the
parts.
Continue? [y|n] :y
使用例 3
自動応答で ロ ッ ク 状態を解除 し ます。
XSCF> unlockmaintenance -q -y
XSCF>
使用例 4
自動応答で ロ ッ ク 状態解除を途中でキ ャ ン セル し ます。
XSCF> unlockmaintenance -n
This command unlocks the maintenance lock which prevents the multiple
execution of maintenance commands.
*Never* use this command, except when the lock state remains by some
reason.
Careless execution of this command causes serious situation because it
interrupts the running command and XSCF might not be able to recognize the
parts.
Continue? [y|n] :n
使用例 5
自動応答で ロ ッ ク 状態解除を途中でキ ャ ン セル し ます。
XSCF> unlockmaintenance -q -n
XSCF>
終了ス テー タ ス
関連項目
398
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
addfru(8), deletefru(8), replacefru(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
version(8)
名前
version - フ ァ ーム ウ ェ アの版数を表示 し ます。
形式
version -c xcp [-v] [-t]
version -c {cmu | xscf} [-v]
version -h
説明
version(8) は フ ァ ーム ウ ェ アの版数を表示す る コ マ ン ド です。
以下の版数が表示で き ます。
ユーザー権限
xcp
シ ス テ ム に適用 さ れてい る フ ァ ーム ウ ェ アの XSCF Control
Package (XCP) 総合版数
cmu
OpenBoot PROM フ ァ ーム ウ ェ アの版数
xscf
XSCF フ ァ ーム ウ ェ アの版数
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 platadm ま たは fieldeng 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
使用例
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-c xcp
XCP 総合版数を表示 し ます。
-c cmu
OpenBoot PROM フ ァ ーム ウ ェ アの版数を表示 し ます。
-c xscf
XSCF フ ァ ーム ウ ェ アの版数を表示 し ます。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に指
定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-t
XSCF 内に登録 さ れてい る XCP 総合版数の情報を表示 し ます。
"-c xcp" と 一緒に指定 し ます。
-v
詳細な情報を表示 し ます。 "-c xscf" と 一緒に指定 し た場合は通
常 と 同 じ 情報が表示 さ れ ます。
使用例 1
XCP 総合版数を表示 し ます。
XSCF> version -c xcp
XSCF#0 (Active)
XCP0 (Current): 1020
XCP1 (Reserve): 1020
XSCF#1 (Standby)
XCP0 (Current): 1020
XCP1 (Reserve): 1020
System Administration
399
version(8)
使用例 2
XCP 総合版数の詳細を表示 し ます。
XSCF> version -c xcp -v
XSCF#0 (Active)
XCP0 (Current): 1020
OpenBoot PROM : 01.01.0001
SCF
: 01.01.0001
XCP1 (Reserve): 1020
OpenBoot PROM : 01.01.0001
OpenBoot PROM BACKUP
#0:
01.01.0001
#1:
01.02.0001
XSCF#1 (Standby)
XCP0 (Current): 1020
OpenBoot PROM : 01.01.0001
SCF
: 01.01.0001
XCP1 (Reserve): 1020
OpenBoot PROM : 01.01.0001
SCF
: 01.01.0001
OpenBoot PROM BACKUP
#0:
01.01.0001
#1:
01.02.0001
使用例 3
XSCF に登録 さ れてい る XCP 総合版数を表示 し ます。
XSCF> version -c xcp -t
XCP: 1020
使用例 4
XSCF に登録 さ れてい る XCP 総合版数の詳細を表示 し ます。
XSCF> version
XCP
:
OpenBoot PROM:
SCF
:
使用例 5
-c xcp -v -t
1020
01.01.0001
01.01.0001
OpenBoot PROM フ ァ ーム ウ ェ アの版数を表示 し ます。
XSCF> version -c cmu
DomainID 00 : 01.01.0001
DomainID 01 : 01.01.0001
DomainID 02 : 01.01.0001
DomainID 03 : 01.01.0001
:
DomainID 23: 01.01.0001
使用例 6
OpenBoot PROM フ ァ ーム ウ ェ アの詳細な版数を表示 し ます。
XSCF> version -c cmu -v
DomainID 00 : 01.01.0001
DomainID 01 : 01.01.0001
DomainID 02 : 01.01.0001
DomainID 03 : 01.01.0001
400
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
version(8)
:
DomainID 23: 01.01.0001
XSB#00-0
XSB#00-1
XSB#00-2
XSB#00-3
:
XSB#15-3
使用例 7
:
:
:
:
01.01.0001
01.01.0001
01.01.0001
01.01.0001
(Current),
(Reserve),
(Current),
(Current),
01.01.0001
01.01.0001
01.01.0001
01.01.0001
(Reserve)
(Current)
(Reserve)
(Reserve)
: 01.01.0001 (Current), 01.01.0001 (Reserve)
XSCF フ ァ ーム ウ ェ アの版数を表示 し ます。
XSCF> version -c xscf
XSCF#0 (Active) 01.01.0001 (Current), 01.01.0001 (Reserve)
XSCF#1 (Standby) 01.01.0001 (Current), 01.01.0001 (Reserve)
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
401
version(8)
402
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
viewaudit(8)
名前
viewaudit - 監査 レ コ ー ド を表示 し ます。
形式
viewaudit
viewaudit [-A date-time] [-B date-time ] [-C] [-c classes] [-D date-time] [-E endrecord] [-e events] [-i audit-ids] [-l] [-m del] [-n] [-p privilege-results] [-r returnvalues] [-S start-record] [-u users] [-x]
viewaudit -h
説明
viewaudit(8) は、 監査 レ コ ー ド を表示す る コ マ ン ド です。
オプシ ョ ン を指定せずに viewaudit(8) コ マ ン ド を実行す る と 、 現在の ロ ーカル監査
レ コ ー ド がすべて表示 さ れ ます。 オプシ ョ ン を指定 し て viewaudit(8) コ マ ン ド を
実行す る と 、 選択 し た レ コ ー ド のみが表示 さ れ ます。 デ フ ォ ル ト では、 レ コ ー ド は
テ キ ス ト 形式で表示 さ れ ます。 1 行に 1 ト ー ク ンずつ示 さ れ、 フ ィ ール ド 区切 り 文
字 と し て カ ン マが使用 さ れ ます。 出力形式は、-C、-E、-l、-m del、-n、-S、 ま たは-x
の各オプシ ョ ン を使い分け る こ と に よ り 変更で き ます。
ユーザー権限
こ の コ マ ン ド を実行す る には、 auditadm ま たは auditop 権限が必要です。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-A date-time
date-time 以後に発生 し た レ コ ー ド を選択 し ます。 date-time は
ロ ーカル時間に基づ き ます。-A オプシ ョ ン と -B オプシ ョ ン を一
緒に使用す る と 、 範囲を指定で き ます。 date-time の有効な値は
以下の と お り です。
■
絶対時間 date-time : yyyymmdd[hh[mm[ss]]]
変数の意味は以下の と お り です。
■
■
■
■
■
■
yyyy = 年 (1970 が最 も 早い有効値 )
mm = 月 (01 ~ 12)
dd = 日 (01 ~ 31)
hh = 時 (00 ~ 23)
mm = 分 (00 ~ 59)
ss = 秒 (00 ~ 59)
hh、 mm、 お よ び ss のデフ ォ ル ト の値は 00 です。
System Administration
403
viewaudit(8)
-B date-time
date-time 以前に発生 し た レ コ ー ド を選択 し ます。 date-time は
ロ ーカル時間に基づ き ます。-A オプシ ョ ン と -B オプシ ョ ン を一
緒に使用す る と 、 範囲を指定で き ます。 date-time の有効な値
は、 絶対時間 ま たはオ フ セ ッ ト 時間です。
■
絶対時間 date-time : yyyymmdd[hh[mm[ss]]]
変数の意味は以下の と お り です。
■
■
■
■
■
■
■
yyyy = 年 (1970 が最 も 早い有効値 )
mm = 月 (01 ~ 12)
dd = 日 (01 ~ 31)
hh = 時 (00 ~ 23)
mm = 分 (00 ~ 59)
ss = 秒 (00 ~ 59)
オ フ セ ッ ト date-time: +n d|h|m|s
変数の意味は以下の と お り です。
■
■
■
■
■
n = ユニ ッ ト 数
d = 日数
h = 時間数
m = 分数
s = 秒数
オ フ セ ッ ト 時間は-B オプシ ョ ン でだけ指定で き 、-A オプ
シ ョ ン と 一緒に指定す る 必要があ り ます。
hh、 mm、 お よ び ss のデフ ォ ル ト の値は 00 です。
-C
出力の最後に、 選択基準に一致 し た レ コ ー ド 数を追加 し ます。
-c classes
指定 さ れた ク ラ ス の レ コ ー ド を選択 し ます。 classes は、 監査 ク
ラ ス のカ ン マ区切 り リ ス ト です。 ク ラ ス は数値 ま たは名前の ど
ち ら かで指定で き ます。 接頭語 「ACS_」 は省略で き ます。 た と
えば、 監査に関連す る イ ベン ト の ク ラ ス は、 ACS_AUDIT、
AUDIT、 ま たは 2 と 表現で き ます。
有効な ク ラ ス は以下の と お り です。
all
ACS_SYSTEM(1)
ACS_write(2)
ACS_READ(4)
ACS_LOGIN(8)
ACS_AUDIT(16)
ACS_DOMAIN(32)
ACS_USER(64)
ACS_PLATFORM(128)
ACS_MODES(256)
404
すべての ク ラ ス を意味 し ます。
シ ス テ ム に関連す る イ ベン ト 。
状態を変更で き る コ マ ン ド 。
現在の状態を表示す る コ マ ン ド 。
ロ グ イ ン に関連す る イ ベン ト 。
監査に関連す る イ ベン ト 。
ド メ イ ン管理に関連す る イ ベン
ト。
ユーザー管理に関連す る イ ベン
ト。
プ ラ ッ ト フ ォ ーム管理に関連す
る イ ベン ト 。
モー ド に関連す る イ ベン ト 。
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
viewaudit(8)
-D date-time
特定の日 ( 指定の日の 00:00:00 に開始 し て 23:59:59 に終了す る
24 時間の期間 ) に発生 し た レ コ ー ド を選択 し ます。 指定日は
ロ ーカル時間に基づ き 、 yyyymmddhhmmss ( 年、 月、 日、 時、
分、 秒 ) の形式で指定 し ます。 指定 し た日付の タ イ ム ス タ ン プ
を持つすべての レ コ ー ド が選択 さ れ ます。 時間、 分、 秒を指定
し て も 無効 と な り ます。-D オプシ ョ ンは、-A オプシ ョ ンや-B オ
プシ ョ ン と は一緒に指定で き ません。
-E end-record
表示す る 選択基準 と 一致す る 、 最後の レ コ ー ド を指定 し ます。
-e events
指定 さ れた イ ベン ト の レ コ ー ド を選択 し ます。 events は、 監査
イ ベン ト のカ ン マ区切 り リ ス ト です。 イ ベン ト は数値 ま たは名
前の ど ち ら かで指定で き ます。 接頭語 「AEV_」 は省略で き ま
す。 た と えば、 SSH ロ グ イ ン の イ ベン ト は、 AEV_LOGIN_SSH、
LOGIN_SSH、 ま たは 4 と 表現で き ます。
有効な イ ベン ト の リ ス ト については、 showaudit -e all を
参照 し て く だ さ い。
-h
使用方法を表示 し ます。 他のオプシ ョ ンやオペ ラ ン ド と 一緒に
指定 し た場合はエ ラ ーにな り ます。
-i audit-ids
指定 さ れた監査セ ッ シ ョ ン識別子の レ コ ー ド を選択 し ます。 特
定の監査 レ コ ー ド に反映 さ れ る ア ク テ ィ ビ テ ィ に関心があ る 場
合は、 そのセ ッ シ ョ ン のすべての監査 レ コ ー ド を表示す る こ と
がで き ます。 audit-id は固定ではな く 、 サービ ス プ ロ セ ッ サ を
リ ブー ト す る と 再割 り 当て さ れ ます。 audit-ids は、 監査セ ッ
シ ョ ン識別子のカ ン マ区切 り リ ス ト です。 audit-id は、 監査
フ ァ イ ルの 「subject」 ラ ベルの後ろ にあ る 数字です。
た と えば、 以下の リ ス ト では、 audit-id は 「1」 です。
subject,1,bob,normal,telnet 45880 jupiter
-l
1 行に 1 レ コ ー ド ずつ出力 し ます。
-m del
フ ィ ール ド 区切 り 文字 と し て、 デフ ォ ル ト の区切 り 文字 ( カ ン
マ ) ではな く del を使用 し ます。 del がシ ェ ルで特別な意味を持
つ場合は、 引用符で囲む必要があ り ます。 区切 り 文字の最大文
字数は 3 文字です。 区切 り 文字は意味を持ち ません。 ま た、-x
オプシ ョ ン と 一緒には指定で き ません。
-n
UID と IP ア ド レ ス を ユーザー名 ま たはホ ス ト 名に変換 し ない
よ う 指定 し ます。
-p privilege-results 指定 さ れた privilege-results に従っ て レ コ ー ド を選択 し ます。
privilege-results は、 カ ン マ区切 り リ ス ト です。 privilege-results
は、 granted、 denied、 ま たは error です。
System Administration
405
viewaudit(8)
使用例
-r return-values
指定 さ れた戻 り 値に従っ て レ コ ー ド を選択 し ます。 returnvals
は、 値 success ま たは failure の カ ン マ区切 り リ ス ト です。
success は、 戻 り 値 0 に対応 し ます。 failure は非ゼ ロ の戻
り 値に対応 し ます。
-S start-record
表示す る 選択基準 と 一致す る 、 最初の レ コ ー ド を指定 し ます。
-u users
指定 さ れたユーザーに帰属す る レ コ ー ド を選択 し ます。 users
は、 ユーザーの カ ン マ区切 り リ ス ト です。 ユーザーはユーザー
名 ま たは数値 UID に よ っ て指定で き ます。
-x
XML 形式で出力 し ます。
使用例 1
2005 年 12 月 12 日の監査レ コ ー ド を表示 し ます。
XSCF> viewaudit -D 20051212
file,1,2006-01-11 10:52:30.391 -05:00,20060111155230.0000000000.jupiter
使用例 2
すべてのユーザーの監査レ コ ー ド を表示 し ます。
XSCF> viewaudit -u jsmith
file,1,2006-01-11 10:52:30.391 -05:00,20060111155230.0000000000.jupiter
header,37,1,login - telnet,jupiter,2006-01-11 11:31:09.659 -05:00
subject,1,jsmith,normal,ssh 45880 jupiter
command,showuser
platform access,granted
return,0
使用例 3
ユーザー権限の監査レ コ ー ド を表示 し ます。
XSCF> viewaudit -p granted
file,1,2006-01-11 10:52:30.391 -05:00,20060111155230.0000000000.jupiter
header,37,1,login - telnet,jupiter,2006-01-11 11:31:09.659 -05:00
subject,1,jsmith,normal,ssh 45880 jupiter
command,showuser
platform access,granted
return,0
使用例 4
ア ク セ ス が成功 し た監査レ コ ー ド を表示 し ます。
XSCF> viewaudit -r success
file,1,2006-01-11 10:52:30.391 -05:00,20060111155230.0000000000.jupiter
header,37,1,login - telnet,jupiter,2006-01-11 11:31:09.659 -05:00
subject,1,jsmith,normal,ssh 45880 jupiter
command,showuser
platform access,granted
return,0
406
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
viewaudit(8)
header,57,1,command - viewaudit,jupiter.company.com,2006-01-26
16:13:09.128 -05:00
subject,5,sue,normal,ssh 1282 saturn
command,viewaudit
platform access,granted
return,0
...
使用例 5
2 日間の監査レ コ ー ド を表示 し ます。
XSCF> viewaudit -A 20060125 -B +2d
file,1,2006-01-26 16:11:52.785 05:00,20060126211152.0000000000.jupiter.west.company.com
subject,1,jsmith,normal,ssh 51409 jupiter.west
header,56,1,command - showldap,jupiter.west,2006-01-27 21:15:12.416 -05:00
subject,4,jblake,normal,telnet 51409 sr1.company.com
command,showldap
platform access,granted
return,0
subject,7,bob,normal,ssh 40952 mars.com
header,57,1,command - viewaudit,mars.company.com,2006-01-26 16:12:16.127 05:00
subject,0,opl,normal,ssh 40952 apps
command,viewaudit
platform access,denied
使用例 6
日付の範囲に一致 し た レ コ ー ド (70 レ コ ー ド ) の う ち、 最初の 5 レ コ ー ド を表
示 し ます。
XSCF> viewaudit -l -A 20070515 -B 20070516 -C -S 1 -E 5
file,1,2007-05-07 10:47:56.753 -07:00,20070507174756.0000000000.san-ff236-0
header,37,1,login - telnet,san-ff2-36-0.West.Sun.COM,2007-05-15
00:12:03.880 -07:00,subject,1084,root,escalation,telnet 56444
recon.West.Sun.COM
header,37,1,login - telnet,san-ff2-36-0.West.Sun.COM,2007-05-15
00:27:29.382 -07:00,subject,1085,root,escalation,telnet 62134
recon.West.Sun.COM
header,37,1,login - telnet,san-ff2-36-0.West.Sun.COM,2007-05-15
00:29:05.313 -07:00,subject,1086,root,escalation,telnet 33231
recon.West.Sun.COM
header,37,1,login - telnet,san-ff2-36-0.West.Sun.COM,2007-05-15
00:42:04.800 -07:00,subject,1087,root,escalation,telnet 38058
recon.West.Sun.COM
70
終了ス テー タ ス
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
407
viewaudit(8)
関連項目
408
setaudit(8), showaudit(8)
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 6 月改版
who(1)
名前
who - XSCF に ロ グ イ ン し てい る ユーザーア カ ウ ン ト を一覧表示 し ます。
形式
who
who -h
説明
who(1) は、 XSCF に ロ グ イ ン し てい る ユーザーア カ ウ ン ト を一覧表示す る コ マ ン ド
です。
以下の情報が表示 さ れ ます。
ユーザー権限
■
XSCF ユーザーアカウント名
■
使用している端末
■
■
ア イ ド ル時間
ログイン時刻
■
リモートホスト名
こ の コ マ ン ド を実行す る のに必要な権限はあ り ません。
ユーザー権限の詳細については、 setprivileges(8) コ マ ン ド を参照 し て く だ さ い。
オプシ ョ ン
以下のオプシ ョ ン がサポー ト さ れてい ます。
-h
使用例
使用例 1
使用方法を表示 し ます。
XSCF に ロ グ イ ン し てい る ユーザーア カ ウ ン ト を一覧表示 し ます。
XSCF> who
USER
TTY
scf
pts/0
終了ス テー タ ス
IDLE
00:00m
FROM
Dec 21 13:57
HOST
JJJJ.ggg.fujitsu.com
以下の終了値が返 さ れ ます。
0
正常に終了 し た こ と を表 し ます。
>0
エ ラ ーが発生 し た こ と を表 し ます。
System Administration
409
who(1)
410
SPARC Enterprise Mx000 サーバ XSCF リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アル • 2007 年 1 月改版
Fly UP