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情報化推進計画書
豊明市 情報化推進計画書 ≪期待が膨らむ、情報 可 社会≫ ユビキタス社会の 到来に向けて 豊 明 市 2003年(平成15年)7月 策定にあたって 少子・高齢化の進行や国際化、地球規模での環境問題の顕在化、地方分権の 進展など、行政を取り巻く潮流は大きく変わろうとしております。人々の価値 観も単なる「ものの豊かさ」から「ゆとりやくつろぎを伴う豊かさ」に移りつ つあります。 このような中で、IT(情報通信技術)の高度化により、あらゆる情報が瞬時に 結ばれ、誰もが『いつでも、どこでも、何を使っても』情報を入手できる「ユ ビキタス社会」が始まろうとしています。 豊明市では、この機会に新たな住民サービスに歩み出そうと、高度情報化社 会に適切に対応し、市民の皆さんが豊かさを実感できる社会と地域の活性化を 支援するため、また、多様化する行政課題に的確に対応するため、「情報化推進 計画」を策定しました。住民基本台帳ネットワークや総合行政ネットワーク (LGWAN)による電子申請など、「e-JAPAN 計画」に基づく電子自治体の構築を 推進することが求められる中で、行政が自らの変革への意思を示しながら、市 民と将来の姿を共有し、ともに歩む指針と位置付け、活用するものとなります。 また、庁舎増築に伴い、防災機能と情報管理機能を有する頑丈な建物・システ ムを構築を進めており、個人情報の安全性を確保し、安心して利用できるもの を提供し、市民の皆様の期待に応えていきたいと考えています。 最後に、この計画の策定にあたって、ご協力をいただきました「豊明市情報 化推進委員会」の委員の皆様、アンケート調査にご協力いただきました多くの 市民の皆様方に、厚くお礼申し上げます。 平成 15 年7月 豊明市長 都 築 龍 治 豊明市情報化推進計画の目次 第1章 計画の概要 ………………………………………… 5 ………………………………………………… 6 (1) IT革命 ………………………………………………… 6 (2) 行政分野の情報化 ……………………………………… 6 (3) ITを活用したまちづくり …………………………… 6 (4) 行政の意識改革 ………………………………………… 6 1 計画の趣旨 …………………………………………… 7 (1) 基本的な考え方 ………………………………………… 7 (2) 策定に係わる組織 ……………………………………… 7 (3) 計画の利用方法 ………………………………………… 8 2 計画の位置付け ………………………………………………… 8 (1) 計画期間 ………………………………………………… 8 3 計画の期間 第2章 計画の策定 ………………………………………… 9 1 計画の策定方針 ………………………………………… 10 (1) 推進の目標 ………………………………………… 10 (2) 計画の目的 ………………………………………… 10 (3) 施策の構成 ………………………………………… 11 ① 市民支援のための情報化 ………………………… …………… 11 …………………………… 11 ② 産業や文化活動支援のための情報化 ③ 行政サービスの情報化 ……………… 11 ……………………………… 12 ④ 効率的な行政運営のための情報化 ⑤ 情報通信基盤の整備 第3章 施策の展開 1 施策の進め方 11 ……………………………………… 13 …………………………………………… (1) 市民中心の施策 14 ……………………………………… 14 ……………………… 15 …………………………………… 15 (2) 電子自治体実現のための施策 (3) システム導入方法 ………………………… 15 ② 共同アウトソーシング …………………………… 16 ③ パッケージ製品の利用 …………………………… 16 ① 汎用受付システムの利用 (4) 行政の高度化(事務の合理化・効率化) 1 ………… 16 2 情報化推進の各課情報システム事例 (1) 地域情報化施策 ……………… 17 ……………………………………… 17 ………………………………… 17 ② 施設予約システム …………………………………… 17 ③ 情報コーナー設置 …………………………………… 17 ④ 電子投票システム …………………………………… 17 ………………………………… 18 ……………………………… 18 …………………………… 18 ① 地域ポータルサイト ⑤ IT(パソコン)講習 ⑥ ケーブルテレビ充実 ⑦ 図書館蔵書検索システム ……………………………………… 19 (2) 行政情報化施策 ……………… 19 ………………………………… 19 ① 住民基本台帳ネットワークシステム ② 住民基本台帳カード ……… 19 ④ 電子申請システム …………………………………… 20 ⑤ 文書管理システム …………………………………… 20 ③ 総合行政ネットワーク(LGWAN)システム ⑥ 統合型GISシステム ……………………………… ⑦ 電子調達・電子入札システム ⑧ 電子納税システム ………………………… 20 …………………………………… ⑨ マルチペイメントネットワーク ※ …………………… 資料 豊明市の電子化スケジュール 第4章 社会の動き 20 20 20 ……… 21・22 ………………………………………… 23 1 国の情報化 ………………………………………………… 24 (1) IT政策 (2) e‐Japan 重点計画 2002 (3) ……………………………………………… 24 ………………………… 26 IT基本戦略Ⅱへの取り組み ……………………… 30 (4) 電子自治体の推進プログラム ……………………… 30 (5) 行政情報化 …………………………………………… 32 ……………………………………………… 33 2 県の情報化 (1) あいちITアクションプラン ……………………… 33 …………………………………… 34 ………………………………………… 37 …………………………………………………… 37 (2) 自治体情報化構想 3 豊明市の情報化 (1) 現状 (2) 推進組織 (3) LAN等のネットワーク (4) パソコン、インターネット利用 (5) IT(パソコン)講習 (6) 職員研修 (7) 住民への情報提供、情報収集 ……………………………………………… …………………………… 38 39 …………………… 39 ………………………………… 40 ……………………………………………… 40 2 ……………………… 40 4 住民のニーズ …………………………………………… 41 (1) 市民調査 ……………………………………………… 41 (2) 街頭調査 ……………………………………………… 41 (3) 調査分析 ……………………………………………… 41 5 情報通信環境の動き …………………………………… 41 ………………………………… 41 ……………………………… 45 ………………………………… 49 (1) 高速インターネット (2) ケーブルテレビの動き (3) デジタルテレビ放送 第5章 ユビキタス社会への対応 ………………………………… 54 ……………………………… 54 …………………………… 57 …………………………………… 57 1 安心・安全に使うために (1) 情報セキュリティ対策 (2) コンピューター犯罪防止 (3) 不正アクセス禁止 ………………………………………… 58 (4) デジタル署名 (5) 知的財産権 …………………………………………… 58 (6) セキュリティポリシー (7) 個人情報保護 (1) ……………………………… …………………………………… 60 …………………………………………………… 推進体制 ……………………………………………… (3) 情報リテラシー 61 61 …………………………… 62 ……………………………………… 63 (2) 情報システムの開発方法 (4) デジタルデバイドの是正、情報バリアフリー …… 63 ……………………………………………… 65 …………………………………………… 65 ………………………………………………… 66 (5) 環境対策 (6) 建築物対策 3 広域連携 58 ………………………………………… 59 (8) プライバシー保護 2 推進体制 ……………………… 53 (1) 市町村合併 …………………………………………… 66 (2) 近隣市町、産学官の共同推進体制 ………………… (3) 市民参加と情報ボランティア、NPOの育成 3 66 …… 66 第6章 資料集 ………………………………………………… 1 計画策定組織 …………………………………………… (1) 情報化推進本部 68 ……………………………………… 68 (2) 情報化推進委員会 2 用語集 67 …………………………………… 69 …………………………………………………… 3 地域情報化に係る地域づくりの事例 (1) 地域情報化の基盤システムの整備 ………………… 71 76 ………………… 76 ① 地方都市における情報化(神奈川県大和市) ………… 76 ② NPOで地域情報化進める「ほくよん」(東京都北区)…76 ③ 電子自治体の構築を通じた住民サービスの充実 (千葉県市川市) ④ 地域情報ハイウェイの整備(東京都世田谷区) ……… 77 …… 77 ⑤ 移動ふれあい情報館(仮称)を拠点とする情報化の推進 (長崎県島原市) ………… 78 ⑥ 農村部における地域情報化(石川県柳田村、富山県山田村) ………… 78 (2) 教育 …………………………………………………… 78 ① バーチャルスクールの開設(岐阜県岐阜市) ………… 78 ② 学校教育に地域イントラネットの活用(東京都三鷹市) (3) コミュニティ 79 ………………………………………… 81 ① 全国最大の地域サイト(東京都練馬区) ……………… 81 ② 商店街でシニア交流(福岡県久留米市) ……………… 81 ③ いい・コミュニティ世田谷プロジェクト (東京都世田谷区) (4) 産業振興 …… 82 ……………………………………………… 82 ① 電子マネーで商店街を活性化(広島県熊野町) …… 82 ② 地元企業 1,000 社の技術情報を配信 (大阪府東大阪市) …… 83 4 豊明市の情報化に関するアンケート調査報告書(平成 15 年 3 月) ………… 85 第7章 編集後記 …………………………………………… 4 163 第1章 計画の概要 第1章 推進計画の概要 5 第1章 計画の概要 1. 計画の趣旨 豊明市情報化推進計画は、社会環境の変化に適切に対応しながら市民サービスの 向上のため、行政及び地域の情報化を総合的かつ計画的に推進するため策定するも のです。 (1) IT革命 インターネットをはじめとする、近年の高度情報通信技術を使った飛躍的な発 展は、社会経済活動にも急激な変化として現われ、私たちまわりのあらゆる仕組 みが、情報化・ネットワーク化の進行とともに大きく変わろうとしています。こ のような変化が、「IT革命」といわれ、世界的規模で進行しており、行政にも 「革命」をもたらすものと考えられています。 (2) 行政分野の情報化 豊明市では、昭和 40 年代より庁内事務に電子計算機を利用した事務を導入し、 住民・税事務を中心にオンライン処理が実施されています。その後平成 8 年には、 庁内LANを敷設し、パソコンを活用したクライアントサーバ方式による自庁処 理(財務会計システム)を導入しています。その後も、パソコンを高度活用したグ ループウエア、インターネット接続等を順次実施しています。 従来は、紙を中心にした仕事を進め、業務毎にシステムを構築してきましたが、 今後は、庁内における情報共有化を進め、全庁的な情報活用を推進し、スリムで 効率的な行政を展開する「行政情報化」を推進していくこととなります。 (3) ITを活用したまちづくり 新たな市民サービスを構築し、住民の多種多様な要望に応えていくため、情報 化を盛り込んだ政策を総合的に実施し、ITを利用し市民が豊かに楽しく暮らせ る地域づくりの実現が可能となります。 地域の活力を生み出すためのIT活用への期待が高まっており、豊かさを実感 できる社会の実現に向け、積極的に進めていきます。 (4) 行政の意識改革 ITを行政運営のツールとして活用し、情報の共有化や蓄積を進めることによ 6 第1章 計画の概要 り、意思伝達のスピードアップを図ることができます。これを契機に情報の二重 投資を省き一元管理化を進め、組織が連携してデータベースの相互利用体制を整 備し、相互に利用しやすい環境を整えておくこととします。 2. 計画の位置付け (1) 基本的な考え方 今回作成する情報化推進計画は、社会経済構造の変化に的確に対応し、高度に ITが活用される社会の形成に向け「第3次豊明市総合計画」(平成 8 年度∼17 年度)を上位計画とし、施策の大綱に基づくとともに、 「e−japan戦略」 「あ いちITアクションプラン」等、国及び県が推進するIT施策を踏まえたものと します。あわせて、行政改革、事務改善などからの提言や、既に展開している各 種施策の一元化・統一化を図りながら、今後の地域情報化と行政情報化を包括し た総合的な情報化施策に係る中長期的な継続的・計画的かつ効率的に推進するも のとします。そのうえで、本市が先導的に推進する情報化施策の具体化を図るた め、情報化(IT化)の基本方向と推進施策を明らかにするものとします。 (2) 策定に係わる組織 情報化推進計画を策定するにあたり、下記の構成を整えるものとします。 情報化推進基本計画策定に係る組織構成図 豊 明 市 市 市 民 長 企 業 公共団体 幹部会議 計画推進 情報化推進 行革推進 情報化推進 本部会議(14) 情報化 推進委員会 (10) 連携 情報化推進会議 (10) 連携 各部代表 ITリーダー(11) 連携 事務改善推進 各課担当者 (ITリーダー(30)) ( )内は人数 7 第1章 計画の概要 (3) 計画の利用方法 情報化推進計画は、本市が情報化に対し先進的かつ積極的に取り組みにあたる 指針とします。市民や企業、教育機関などに情報化に対する理解と協力を得て、 ともに地域の情報化に取り組むガイドラインとします。国や県には計画の主旨に 沿って支援と協力を求めます。 3. 計画の期間 (1) 計画期間 情報化推進の計画推進期間は、平成 15 年度(2003 年度)を初年度とし、最終目 標を平成 24 年度(2012 年度)とする 10 年間とします。 しかし、本計画の策定後、社会経済の動向や情報通信分野の技術革新などを考 慮して、適切な見直しが必要となります。 そのため、計画の期間を前期(平成 15 年度∼17 年度)、中期(平成 18 年度∼20 年度)、後期(平成 21 年度∼24 年度)に区分します。 平成 15 年度∼17 年度 平成 18 年度∼20 年度 情報推進計画 前期 中期 総 合 計 画 第3次 行政改革推進 第4次 平成 21 年度∼24 年度 後期 第4次 出典:企画課 8 第2章 計画の策定 第2章 計画の策定 9 第2章 計画の策定 1. 計画の策定方針 (1) 推進の目標 パソコンの小型高性能化、低価格化、インターネットの普及によるITとネット ワーク技術を活用した情報化が進んできています。豊明市では、情報化推進計画の 第 1 次完了する平成 17 年度(2005 年度)には、15 歳以上の市民の8割にあたる約5 万人が、日常生活でCATVを中心としたブロードバンドを活用することを想定し、 地域の情報化を積極的に推進するために、電子市役所実現などの行政の情報化を積 極的に推進し、市民相互や行政、企業などが連携し、基盤を整備しつつ交流や参加 意識、協力体制を深め市民サービスの向上と、活動的で個性ある街づくりに努める ことととします。 「あんしん べんり げんき かんどう」 期待が膨らむ、情報 可 社会 情報化推進計画では、様々な情報が“あんしんして、べんりに、げんきやかんど うを与えるもの”と位置付け、《期待が膨らむ、情報“可”社会》をキーワードに 行政と住民とのパートナーシップの精神で進めていくこととします。 また、既に実施している各種情報化施策の一元化・統一化を図りつつ、今後の情 報化計画に係る中長期的な継続的・計画的かつ効率的に推進します。 (2) 計画の目的 情報化推進計画は、第3次豊明市総合計画の理念や基本方針、施策の基本体系に 従うとともに、IT基本法や「e−japan計画 2002」等を踏まえて、 『地域の 情報化』と『行政の情報化』を総合的、かつ体系的に展開します。 ① 住民サービスと利便性の向上=地域の情報化 ITの恩恵を享受でき、かつ電子化を実感できる社会の実現 ② 地方公共団体事務の高度化 =行政の情報化 行政の電子システム化の実現 高度情報社会の進展に適切に対応し、ITを活用した施策を積極的に推進するこ とにより、ゆとりと豊かさを実感できる生活の実現と地域の活性化、多様化する行 政課題を解決するツールとして利用し、市民サービスの向上、市民への行政情報の 提供やコミュニティ形成による活力あるまちづくり、BPR(業務改善)による行政 事務の効率化、高度化を図ることを目的とします。 10 第2章 計画の策定 (3) 施策の構成 情報化推進計画の目標を達成するため、次に掲げる 5 を情報化の基本方針として、 体系的に各種施策を推進するものとします。 基 本 方 針 ① 市民支援のための情報化 ・ITを活用できる社会の実現をめざし、地域コミュニティ活性化に向けたネ ットワーク整備と研修・サポート体制を展開する ・市民生活に密着したサービスの提供を目的とするシステムを構築し、市民生 活の利便性快適性の向上に向けた取り組みを行う ・市民が情報化社会にスムーズに対応できるように支援するとともに、小・中 学校における情報教育や人材の育成を図る ・市民の社会参加や地域のボランティア活動など、地域コミュニケーション活 動を支援するため、市民交流の情報化を支援する ② 産業や文化活動支援のための情報化 ・産業の活性化に向け、ITと文化が融合するような新たな産業や文化を発信 する体制を支援する ・地域産業の高度化や活性化を促進するため、地元企業、商店街等の情報化へ の取り組みや情報化に対応できる人材育成の支援を強化し、新たなビジネス 創業支援等に展開する ・インターネットを活用した電子入札、電子調達などの手続の電子化にも取り 組む ③ 行政サービスの情報化 ・電子自治体を構築し行政サービスの利便性、効率性を高めるために多様なメ ディアを活用した行政情報の提供に取り組むとともに、ノンストップサービ ス、ワンストップサービス、マルチアクセスサービスの実現など、行政窓口 サービスの高度化をめざす ・具体的には、市民や企業から提出される各種申請・届出について、インター ネットを利用した手続きのオンライン化を推進し、また住民基本台帳ネット ワークシステムで発行する「住民基本台帳カード(ICカード)」の多目的利 用に取り組む ・行政が保有する個人情報の保護やセキュリティ対策には万全を期して、安心 して利用できるものとする ④ 効率的な行政運営のための情報化 ・ITを活用した豊かな社会づくりに向け、行政の意識改革と市民参加、情報 公開を積極的に進め新たな関係を構築する ・情報の共有化や事務処理の効率化を一層推進するため、共通事務支援システ ムの機能拡充に努めるとともに、「紙」による情報の管理から電子化された 情報の管理へと移行し、ペーパーレスによる事務処理を推進する ・全庁的に共通できるデータベースとして、文書管理、地図情報の整備に向け て取り組む 11 第2章 計画の策定 ⑤ 情報通信基盤の整備 ・各種施策の推進のため、高度情報通信環境を整備し、公共施設でのブロード バンド利用を進める ・情報を共有化するための基盤となる全庁LANの高度化を計画的に進めると ともに、地域通信インフラとしてケーブルテレビ網の整備を推進し、広範な 分野で情報を統合・活用するためのネットワークを構築する ・市民の誰もが、いつでも、どこからでも必要な情報を快適に利用できる環境 を整備しながら、行政職員の情報利用環境を充実する 豊明市情報化推進計画の策定方針(イメージ図) 目 標 『 あんしん べんり げんき かんどう 』 ≪期待が膨らむ、情報 可 社会≫ 目 的 住民サービスと利便性の向上 地方公共団体事務の高度化 地域情報化 行政情報化 《コミュニティ》 活力あるまちづくり (フロントオフィス機能) 《BPR(業務改善)》 行政運営の高度化 (バックオフィス機能) 施策の構成 行政サービスの情報化 効率的な行政運営のための情報化 情報通信基盤の構築 施策の構成 市民支援のための情報化 産業や文化活動支援のための 情報化 ex ・庁内コミュニケーションの整備 (メール、会議室) ・ データベースの構築 ・ 高速ネットワーク整備 ex ・ ホームページリニューアル ・ 地域ポータルサイトの設置 12 第3章 施策の展開 第3章 施策の展開 13 第3章 施策の展開 1. 施策の進め方 (1) 市民中心の施策 行政では、少子高齢化・国際化・高度情報化・環境問題・地方分権などの数 多くの課題を抱えています。地方公共団体の仕事は以前にも増して、量・質と も拡大しており、そのうえ、正確さ・緻密さが一段と要求されています。しか し、多くの自治体で政策の企画立案において「住民の参画」という手法が取り 入れられており、住民満足度をあげるような取り組みがされています。 豊明市では、施策の推進にあたりバランスよく進め、最大の効果を上げるよ う、全職員が市民の満足度をいかに高めるかという意識を持って仕事を進めて いくこととします。市民を中心にした施策を推進し安心して利用できるものを 効果的に推進していきます。 施策の進め方 市民を中心とした施策 住民(顧客)満足度をいかにあげるか 1.経営情報のオープン化 2.組織のフラット化 3.仕事のネットワーク化 4.事務の標準化、職員の資質向上 5.知の発掘、共有化 14 1.適切な舵取り 2.最適なサービス提供 3.行政経費の最小化 職員の意識改革 第3章 施策の展開 (2) 電子自治体実現のための施策 国の各省庁基盤が整備され、かつ総合行政ネットワーク(LGWAN)接続後に は、現在の紙ベースの文書交換から、電子データ交換に急速に加速することが予 想されます。しかし、e-Japan 戦略による行政の電子化を、計画どおりに推進す ると、税収の伸び悩む各地方公共団体の財政は破綻してしまいます。 豊明市では、電子自治体の実現において市民サービスに直接結びつくものを厳 選し、新たなシステム導入で何を目的とするかを明確にし、計画的な導入を考え ています。 また、情報化推進計画の前期(17 年度まで)は基盤を整える時期として、確実な 効果が期待できるもの、国の導入方針によるものに特に力を注いでいきますが、 18 年度以降は、市民サービスやまちづくりの展開時期として施策を進める時期 となります。さらに 15 年度から取り組み始める「豊明市第 4 次総合計画(18 年 度実施)」の策定と歩調をあわせる必要があります。 (3) システム導入方法 ① 汎用受付システムの利用 各地方公共団体が標準的に実施する事務事業を、共通システムとして開発し、 利用できるようにしたものを構築し、共同で利用することができます。また、 業務毎の個別システムを開発し、個々に運用してきたものを、共通するデータ ベースを共有して運用していく考え方によりシステムの二重投資やデータ作成 の重複作業を防止し、全庁的に利用できるものの導入を検討します。 出典:総務省 15 第3章 施策の展開 ② 共同アウトソーシング ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)として、各市町村が情報を蓄積するサー バーを集約し、保管するデータセンターを設置し、県、市町村、産官学の共同 運営で、保守・管理体制を一元化し安定した運用を検討します。 出典:総務省 ③ パッケージ製品の利用 従来は、各業務毎にシステム開発を実施してきましたが、汎用製品の普及に 合わせて最小限のカスタマイズ化で導入することとします。各ベンダーにおい ても各データベースシステムのレコード数を幅を持たせて対応するなど、汎用 製品の仕様が変化しつつあります。システム導入を機会にパッケージ製品を利 用するなど業務の大幅な見直しを進めることも必要となります。 (4) 行政の高度化(事務の合理化・効率化) 電子自治体への移行にあわせ、地方公共団体では業務のBPR(改善)に向けて、 事務の効率化・高度化を進めることが必要となります。そのために最も重要とな るのが、職員の意識改革です。 より具体的な手法としては、次の 5 点があげられます。 ① 経営情報のオープン化 ② 組織のフラット化 ③ 仕事のネットワーク化 ④ 事務の標準化、職員の資質向上 ⑤ 知の発掘、共有化 BPRは、情報化の推進と歩調を併せることで一層効果が高まります。 16 第3章 施策の展開 2. 情報化推進の各課情報システム事例 地域情報化、行政情報化に係わる導入及び検討中の各システム事例を示します。 実態調査による要望、国・県の動向、他自治体の先進事例等から、二つの分野で導 入を検討している概要を示します。 (1) 地域情報化施策 ① 地域ポータルサイト ポータルとは玄関の意味、インターネットでウェブページを見るときに最初に 見るサイトのことです。 行政だけでなく地域住民や事業者が参加し、様々な情報を総合的に収集し、市 民への情報提供、情報交換の場所をわかりやすく設定することができます。 出典:企画課 ② 施設予約システム 公民館・体育館・文化会館などの公共施設の予約をシステム化し、各自宅や携 帯電話、街角端末から空き情報や予約申込みができます。将来的には、利用料金 も自動収受できるマルチペイメントネットワークとの連携も検討します。 ③ 情報コーナー設置 既に図書館には、インターネットが体験できるパソコンを設置していますが、 本庁舎改修で設置する「情報コーナー」に市民が操作するパソコンを設置します。 ④ 電子投票システム 電子投票は、従来の自書式投票や記号式投票に代わり、電子的な手段を用いて 投票を実施するものです。地方選挙における電子投票の取り組みは、三段階で考 えられています。 第 1 段階:選挙人が指定された投票所で、電子投票機を利用して投票する仕組 17 第3章 施策の展開 みが第 1 段階です。投票者が投票手続きに端末を使用する以外は、 従来の投票のとおりです。投票済みデータは、フロッピーディスク での送付とオンラインの送信が考えられます。 第 2 段階:各投票所の電子投票機を専用回線でネットワーク化し、指定された 投票所以外でも投票できる仕組みが第 2 段階です。任意の場所で投 票できるため、本人確認のための選挙人名簿のネットワーク化や、 候補者情報を共有化するためのネットワーク化が必要となります。 第 3 段階:投票所での投票を義務付けず、個人の所有するコンピューターをを 利用して投票できる仕組みが第 3 段階です。選挙人が投票所にいく 必要がなくなります。インターネットなどのオープンなネットワー クを利用するため、不正アクセス対策や個人認証などを確立してお くことが必要となります。 電子投票が実現し、誰もが公平に、かつ容易に使用できるものとなれば、選挙 人が自らの意志を反映することができ、開票の迅速化や正確性、正当性が保たれ ます。 ⑤ IT(パソコン)講習 平成13年度から日本新生のための新発展政策を受け、IT基礎技能の普及の ため、中央公民館において市民ボランティア講師、地域大学の協力を得て「IT (パソコン)講習」を実施しています。この中では、視覚障害者講習も実施してい ます。 今後も初心者向「生涯学習講座」「文化系ジュニアクラブ」等の学習機会の提 供、講習修了者の組織化、市民講師の養成、講習場所の拡大など市民を交えた推 進体制の検討を行ないます。 ⑥ ケーブルテレビ充実 豊明市でのネットワークインフラでは、ケーブルテレビ(CATV)網が安定し てサービス提供できる体制にあります。既に公共施設間では、ネットワークを敷 設しており、一般家庭・事業所における加入も年々増加し、平成 15 年 5 月には インターネット 30Mbps の伝送サービスとテレビインターネットサービスが始 まっています。一部の幹線未接続地域の対策とコンテンツ充実の検討を行ないま す。 ⑦ 図書館蔵書検索システム 図書館の蔵書などを自宅からインターネットで検索・予約できるシステムを導 入します。各小中学校の図書館蔵書とも連携したシステムを検討していきます。 その他、市民が便利で使いやすいものを中心に「保健・医療・福祉」「文化・教育」 等に体系的に整理し、実現できるように検討していきます。 18 第3章 施策の展開 《市民中心の施策の実現》 行政 ■住民票の広域交付 ■各種行政情報提供(Web/メール等) ■情報公開(文書理管∼公開) ■電子相談(TV電話/メール等) 等 保健・医療・福祉 文化・教育 ■遠隔健康相談/診断(TV電話等) ■住民健康管理 ■保健・医療・福祉関連情報発信 ■地域電子カルテ構築 等 ■学校間交流(教材DB、学校イントラネット) ■地域教育交流 ■生涯学習支援(遠隔教育/在宅学習) ■公共施設予約案内/予約 等 生活基盤・産業 他 防災・消防 環境/衛生/観光 等 ■防災情報提供(避難場所/消防情報 等) ■地域気象情報提供 ■道路・河川監視 ■各種生活情報提供 (ゴミ収集/観光/産業/道路交通情報 等) ■産業交流支援(専用サイト構築) ■地域コミュニティ形成 (インターネット接続/電子掲示板 等) 等 出典:企画課 (2) 行政情報化施策 ① 住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット) 住基ネットは、平成 14 年 8 月に一次稼動が始まり、平成 15 年 8 月の二次稼 動に向け準備が行われているところです。二次稼動では、ICカードの交付や住 民票の広域交付など全面的に運用が開始され、電子申請などの行政サービス基盤 が徐々に整備されます。 ② 住民基本台帳カード(住基カード) 住基カードは、高い安全性が確保されたICカードで、住民の申請により市町 村長が交付します。住基ネット利用、公的個人認証サービス、身分証明書、市町 村独自の多目的活用に利用できるものとなります。 ③ 総合行政ネットワーク(LGWAN)システム LGWAN は、地方公共団体を相互に接続する行政専用のネットワークで、平成 13 年 10 月に全都道府県、政令指定都市で運用が開始され、平成 15 年度末を目 標に、各市区町村で順次システムを運用開始します。地方公共団体のコミュニケ ーションの円滑化・情報の共有による高度利用を図ることが目的です。 平成 14 年 4 月には、霞が関 WAN との相互接続が行われています。 19 第3章 施策の展開 ④ 電子申請システム 電子申請システムは、LGWAN基盤と住基カードの公的個人認証サービスを 利用し、各家庭からインターネットを使って愛知県の共同データセンターと連携 して各種申請・届出を電子的に受付するもので、平成 17 年 1 月の運用開始を目 指しています。 ⑤ 文書管理システム LGWANの導入後は、国や県との文書交換が電子化されます。また、電子申 請が開始されると、市民や事業者からの申請・届出も電子化されます。行政事務 を円滑に進めるには、LGWANと連携して仕分け・受付・決裁・返送・保存す る文書管理システムが必要となります。 ⑥ 統合型GIS(地理情報)システム 各課が管理する個別地図(紙、GIS)データを一元管理し、行政情報を活用し た空間データを作成し、様々なコンテンツの基礎とすることを目指します。作成 したデータは公開区分を設け、一部の公開できるものはホームページ上で活用し ます。 ⑦ 電子調達・電子入札システム ネットワーク上で調達内容の公示、入札に関する手続きを実現します。入札手 続の移動コストや移動時間、手続きの不透明さを解消するため平成 13 年4月に 「公共事業の入札及び契約の適正化の促進に関する法律」が公布されており、透 明性の確保、公正な競争の促進、適正な施行の確保、不正行為の排除が期待でき るシステムです。 ⑧ 電子納税システム 平成 16 年2月の所得税の確定申告から、名古屋国税局管内で電子申告が予定 されています。当面は事前登録者に限られますが、個人認証基盤が確立すること でインターネットなどのネットワークで申告が可能となります。 なお、地方税については、ネットワークの確立や公的個人認証の推移を踏まえ て実施されます。 ⑨ マルチペイメントネットワークシステム 収納機関と金融機関との間をネットワークで結ぶことにより、利用者がATM やパソコン等のチャンネルを利用して公共料金の支払ができ、収納機関と即時に 支払済みの情報が通知されるシステムを構築します。 20 第3 施策の展開 豊明市の電子化スケジュール 1 地域情報化施策 事業名 所属 14年度 2002 15年度 2003 ① 企 地域ポータルサイト 画 課 ② 施設予約システム ③ 情報コーナー設置 ④ 電子投票システム ⑤ IT(パソコン)講習 ⑥ ケーブルテレビ充実 構 築 各 課 ワーキング 庶 務 課 秘 書 課 構 築 17年度 2005 18 19 2006 2007 23 24年度 20年度 21 22 2008 2009 2010 2011 2012 導 入 構 築 構 築 庶 務 課 生 涯 学 習 ・ 企 画 課 16年度 2004 順次導入 導 入 導 入 導 入 市民講師養成 NPO育成 導 入 2 行政情報化施策 事業名 ① 住民基本台帳 ネットワーク システム ド 市 民 課 カード発行 市 民 課 多目的利用 各 課 ー ② 住 基 カ 所属 14年度 2002 準 備 15年度 2003 16年度 2004 17年度 2005 一次導入 準 備 準 備 準 備 二次導入 発 行 構 築 21 順次導入 18 19 2006 2007 23 24年度 20年度 21 22 2008 2009 2010 2011 2012 第3 施策の展開 事業名 所属 14年度 2002 ③ LGWAN 企 画 (総合行政ネットワーク) 課 ④ 電子申請システム ⑤ 文書管理システム ⑧ 電 子 納 税 国税 地方税 ⑨ マルチペイメント ネットワーク 構 築 16年度 2004 17年度 2005 構 築 庶 務 課 準 備 18 19 2006 2007 23 24年度 20年度 21 22 2008 2009 2010 2011 2012 導 入 各 課 都 ⑥ ベースマップ 計 統 シ 課 合 ス 型 テ G ム 空間データ 各 I 課 S ⑦ 電子調達 電子入札 システム 15年度 2003 準 備 構 築 構 築 導 入 導入 導 入 順次構築・導入 庶 務 課 構 築 構 築 税 務 課 導 入 導 入 構 築 出 納 室 構 築 導 入 導 入 3 関連施策 事業名 所属 14年度 2002 ① 庶 個人情報保護条例 務 課 ② 職員倫理規程 ③ セキュリティ ポリシー ④ 職員研修 秘 書 課 企 画 課 秘 書 課 15年度 2003 16年度 2004 導 入 準 備 導 入 準 備 導 入 導 入 22 17年度 2005 18 19 2006 2007 23 24年度 20年度 21 22 2009 2010 2011 2008 2012 第4章 社会の動き 第4章 社会の動き 23 第4章 社会の動き 1. 国の情報化 (1) IT政策 コンピュータや通信技術の急速な発展とともに世界規模で進行するIT革命は、 「第 2 次産業革命に匹敵する」といわれています。先進国などでは、行政へのIT の活用促進やそのための基盤整備を国家戦略として掲げ、さまざまな規制の緩和や 人材育成など官民一体となった取り組みを進めています。 我が国のIT政策は、以下のような経緯をもって推進されています。 IT政策の沿革(内閣府関係) 平成 6 年 8 月 2 日 高度情報通信社会推進本部を内閣に設置 平成 12 年 7 月 7 日 情報通信技術戦略本部を内閣に設置 IT戦略会議を設置 平成 12 年 11 月 27 日 IT基本戦略を決定 平成 12 年 11 月 29 日 高度情報通信ネットワーク社会形成基本法(IT基本法)成立 平成 13 年 1 月 6 日 高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部) を内閣に設置 平成 13 年 1 月 22 日 e-Japan 戦略を決定 平成 13 年 3 月 29 日 e-Japan 重点計画を決定 平成 13 年 6 月 26 日 e-Japan2002 プログラムを決定 平成 14 年 6 月 18 日 e-Japan 重点計画-2002 を決定 平成 15 年 7月(予定) (仮)IT基本戦略Ⅱ決定 出典:高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部 日本では、すべての国民がIT革命の恩恵を享受でき、かつ国際的に競争力のあ るIT立国を目指して、平成 12(2000)年 7 月に「IT 戦略会議」を組織し、同年 11 月「IT 基本戦略」を発表しています。この中で超高速インターネット網の整備な どを通じて「市場原理に基づき民間が最大限に活力を発揮できる環境を整備し、我 が国が 5 年以内に世界最先端のIT国家となることを目指す」と宣言しています。 「IT 基本戦略」(平成 12 年 11 月 27 日 IT 戦略会議)の概要 1) 国家戦略の必要性 ◎我が国が国民に世界最先端のIT環境を提供し、世界への積極的な貢献を行っ ていくためには、制度改革や施策を当面の5年間に緊急かつ集中的に実行して いくことが求められる。 ◎社会経済の構造改革の方向性と改革の道筋を具体的に描いた国家戦略を構築 し、その構想を国民全体で共有することが重要である。 ◎政府は縦割り行政を排し、国.地方が相互に連携して、市場原理に基づく開か れた市場が円滑に機能するような基盤整備を迅速に行う必要がある。 24 第4章 社会の動き 2) 目指すべき社会 ◎我が国は、国家戦略を通じて、国民の持つ知識が相互に刺激し合うことによ って様々な創造性を生み育てるような知識創発型の社会を目指す。 ◎実現すべきことは次の3点である。 ①すべての国民が情報リテラシーを備え、地理的.身体的.経済的制約等にと らわれず、自由かつ安全に豊富な知識と情報を交流し得ることである。 ②自由で規律ある競争原理に基づき、常に多様で効率的な経済構造に向けた 改革が推進されることである。 ③世界中から知識と才能が集まり、世界で最も先端的な情報、技術、創造力 が集積.発信されることによって、知識創発型社会の地球規模での進歩と発 展に向けて積極的な国際貢献を行なうことである。 3) 具体的な社会像 教育:地理的、身体的、経済的制約等に関わらず、誰もが、必要とする最高水 準の教育を受けることができる。 芸術.科学:あらゆる美術作品、文学作品、科学技術を地理的な制限なく、どこ にいても鑑賞、利用できる。また、人々がデジタル.コンテンツ2を容易 に作成し、流通させることができる。 医療.介護:在宅患者の緊急時対応を含め、ネットワークを通じて、安全に情報 交換ができ、遠隔地であっても質の高い医療.介護サービスを受けること ができる。 就労:交通手段に依存することなく、ネットワークを通じて職場とつながるこ とにより、各人が年齢や性別に関わりなく希望する仕事をしつつ、生活 の場を選択することが可能となる。 産業:企業規模にかかわらず、ITを駆使して、自由に世界中の顧客と商取引 を行うことができる。競争の促進と知的財産権の保護とのバランスが、 国際的な整合性をもって保たれる。 環境:テレワーク等による交通量の抑制、経済活動のネットワーク化による、 資源.エネルギーの消費抑制等により、環境への負荷を総合的に軽減して いくことが可能になる。 生活:いつどこにいても、様々な情報機器を通じて最新の映画を鑑賞し、人気 のテレビゲームを楽しみ、離れた家族や友人と、音声のみならず映像を 通じた質の高いコミュニケーションを図ることができる。 移動.交通:高度な道路交通システム(ITS)の導入により、目的地に最適な交 通手段で、最短の時間で行くことができ、渋滞や事故の少ない、安全で 快適な移動が可能となる。 社会参加:ネットワークを通じて、国民自らの積極的な情報発信、社会形成へ の参画が可能となる。また、障害者や高齢者の社会参加が容易になり、 各人がボランティアや社会貢献活動にも容易に参加することができる。 行政:自宅や職場にいながら、政府に関する情報が即座に手に入り、ワンスト ップサービスで住所・戸籍、税の申告・納付などの行政サービスを受け ることができる。 25 第4章 社会の動き 4) 4つの重点政策分野 ◎ 超高速ネットワークインフラ整備及び競争政策 ◎ 電子商取引と新たな環境整備 ◎ 電子政府の実現 ◎ 人材育成の強化 (2) e-JAPAN 重点計画 2002 「e-Japan 戦略」では、平成 17(2005)年までに世界最先端の IT 国家を目指 すことを目標に、その実現のため集中的に取り組むべき4つの重点政策分野を 挙げています。 「e-Japan 戦略」を受けて、平成 13(2001)年 3 月には「e-Japan 重点計画」 としてより具体化するための施策として策定され、「高度情報通信ネットワー ク社会の形成のために政府が迅速かつ重点的に実施すべき施策の全容」を明ら かにしています。 そして翌平成 14(2002)年6月、計画達成状況や、諸外国と比較した日本の位 置付けなどを踏まえて見直した「e-Japan 重点計画-2002」が発表されました。 ここでは、「e-Japan 重点計画」から引き継いだ重点政策 5 分野に新たな施策 を追加し、合計 318 の具体的施策を盛り込んでいます。 出典:総務省 26 第4章 社会の動き e-JAPAN 重点計画 2002 における重点政策5分野 ① 世界最高水準の高度情報通信ネットワークの形成 ② 教育及び学習の振興並びに人材の育成 27 第4章 社会の動き ③ 電子商取引等の促進 ④ 行政の情報化及び公共分野における情報通信技術の活用の推進 28 第4章 社会の動き ⑤ 高度情報通信ネットワークの安全性及び信頼性の確保 e-JAPAN 重点計画 2002 における横断的課題 29 第4章 社会の動き (3) IT基本戦略Ⅱへの取り組み 本計画策定中の平成 15 年 5 月 15 日に高度情報通信ネットワーク推進戦略本部 (IT戦略本部)において、平成 13(2001)年 1 月に策定された e-Japan 戦略の見直 しのため、IT基本戦略Ⅱ(案)が発表されています。 この中では、情報通信基盤は今までの努力で基礎的部分(IT戦略第 1 期)の整 備が進んできており、次の段階は基盤の上に様々なITの利活用を具体的に描く 「IT戦略第Ⅱ期」と位置付け、わが国の得意とする技術や基盤の応用・実践を 推進することとしています。 現在、パブリックコメントが募集されており、その後に正式発表されます。 IT基本戦略Ⅱ 基本理念 「IT利活用により、『元気、安心、感動、便利』を目指す」 7分野でのIT利活用の先導 ①医療、②食、③生活、④中小企業金融、 ⑤知、⑥就労・労働、⑦行政サービス 新しいITインフラ整備 次世代IT基盤の整備 出典:高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部 (4) 電子自治体推進プログラム e-Japan 重点計画に基づき、行政の効率化や透明性の確保など行政改革の推進 に寄与するため、また住民の利便性の向上を目的として、電子自治体の構築を推 進しています。従来からの書面や対面によって行われてきた業務を、コンピュー タやネットワークを活用してオンライン化し、各省庁を横断的に、また国や地方 公共団体が一体となって情報を共有し、活用できるようにするものです。 このように電子化された行政を「電子政府・電子自治体」といいます。行政を 電子化することにより、文書の電子化やペーパーレス化、情報ネットワークを通 じた情報共有、情報活用が促進されつつあります。 電子自治体の推進は、平成 13 年度に作成、公表された「電子政府・電子自治 体推進プログラム」に基づいています。 (ア) 電子自治体推進プログラム 1) 第1のステップ:国・地方を通じた基盤整備の推進 ①庁内LAN、一人一台パソコンの整備(速やかに整備) ②地方公共団体を結ぶネットワーク整備 全都道府県、政令指定都市(平成13年10月から運用開始) 国のネットワークとの接続(平成14年の早期) 全市町村(平成15年までに整備) ③住民基本台帳ネットワークの整備 ネットワーク稼動(平成14年8月から) 30 第4章 社会の動き 住民基本台帳カード交付(平成15年8月から) 2) 第2ステップ:インターネット上での本人確認の仕組みづくり ①行政機関側の認証(組織認証基盤) 全都道府県、政令指定都市(平成14年3月から運用開始) 全市町村(平成15年までに整備) ②住民側の認証(公的個人認証サービス) 都道府県・市町村(平成15年中に運用開始) 3) 第3ステップ:地方公共団体の電子窓口サービスの推進 (電子申請システムの整備) 先行団体(主に都道府県、平成13年にモデル実験、平成14年から運用開始) その他団体(主に市町村、平成15年以降、順次開始) (イ) 人材育成の推進 地方公共団体における専門家の育成を、平成13年度から3年間で1万人等創 出する。 人材育成プログラム 31 第4章 社会の動き (5) 行政情報化 「e-Japan 重点計画-2002」の 5 本柱のひとつ「行政の情報化、公共分野にお ける情報通信技術の活用」では、平成 15(2003)年度までに、「電子情報を紙情報 と同等に扱う行政を実現」、 「国民がITの恩恵を享受できる社会を実現」すると うたっています。 前者については、平成 14(2002)年 6 月に行政手続全般についてオンライン化 を可能とするための法案を国会に提出し、同年 12 月に可決・成立し、公布され ました。また、公共事業における電子入札を一部開始しました。国の行政機関の 申請・届出のオンライン化実施数は、147 手続き(平成 14:2000 年度)から 601 手続き(平成 13:2001 年度)に増えていますが、平成 14(2002)年度には 7,355 手続き(全体の 54%)と飛躍的に増加する予定です。 また後者については、官民連携した雇用情報システムの運用を行っています。 1.電子自治体実現の背景 社会環境の変化 行政に対する要請 ■情報社会への急速な進展 −インターネットの爆発的普及 −ネットワークインフラの高速・大容量化 −携帯電話・パソコンの急速な普及 −規制緩和 ■住民のライフスタイルの多様化 −生活の広域化、24 時間化など −生活の広域化、 24時間化など −ホームショッピング・ホームバンキング ■行政サービス・利便性の更な る向上 ■開かれた行政運営(事務事業 評価・情報公開・透明性) ■行政事務の一層の効率化 ■環境への配慮 ISO14001取得 ISO14001取得 国の動向 ■国の電子政府構想推進 −ミレニアムプロジェクト (2003 年実現目標) (2003年実現目標) −e -Japan戦略 Japan戦略 ■国の施策による情報化促進 −住民基本台帳ネットワーク −総合行政ネットワーク −総合行政ネットワーク ∼これからの行政情報化の方向∼ 窓口 最新IT ( 情報技術)を活用して、 最新IT( 効率的で住民にやさしい地域社会づくりを目指す 「電子自治体」の実現 行政事務高度化への対応 行政サービスの向上 2 出典:企画課 32 第4章 社会の動き 2. 県の情報化 (1) あいちITアクションプラン 愛知県では、平成 14 年 3 月に高度情報社会における質の高い県民サービスの 提供や自らの変革に取り組んでいくという県の意思を示すと同時に、県と県民が ITを活用した新しい将来の姿を共有し、それに向けてともに歩んでいくための、 本県における最初の総合的な指針となる「あいちITアクションプラン」を策定 しています。 この計画の実現に向けては、幅広い方々の参加と協力を得ながら、行政が一丸 となって着実にIT活用施策を進めていくこととしています。 あいちITアクションプラン(平成 14 年 3 月 愛知県) (1)趣旨と目標年度 1) 趣旨 ◎豊かな県民生活を築き、地域の活力を引き出すためには、地域の行政府で ある県行政におけるIT活用が極めて重要な意味を持つ。 ◎ゆとりと豊かさを実感できる県民生活の実現を支援するため、また、県行 政の多くの領域にわたる課題解決のために、ITが強力なツール(手段・ 道具)である。 ◎以上のことから、行政と民間(企業、大学、NPOなど)が協働し、施策 展開を行うための行動計画(アクションプラン)として、本計画を策定す る。 ◎この計画は、国の方針や施策との整合性を取りつつ、「新世紀へ飛躍∼愛 知2010計画(平成10年3月)」を上位計画としている。 ◎地方計画フォローアップ委員会(平成12年度)による2010計画の点検成果 と、さらには、「あいち情報産業ビジョン(平成11年4月)」及び「愛知 県行政情報化計画(平成11年12月)」を踏まえたものである。 3) 目標年度 ◎平成17(2005)年度を目標年度とする。 (2)市町村との連携の強化 1) 目標 県と市町村の共通の課題である電子自治体の実現を目指し、県と市町 村との連携を強化するため組織作りを進める。 申請・届出等手続の電子化をはじめとする各種システムの開発や運営 を県と市町村が共同で行い、行政サービスの全体的なレベルアップとコ ストの縮減を図る。 2) 施策の展開 ○ 「愛知県・県内市町村情報主管課連絡会議」において、愛知県と県内市 町村とが連携して、電子自治体構築に向けての方針やその効率的な推進 について、さらに検討を進める。 33 第4章 社会の動き ○ 愛知県と県内市町村の共通課題の解決やシステムの標準化及び共同開 発など、電子自治体実現に向けた具体的な情報化施策を決定、実施する ため、さらに推進体制を強化し、県と県内すべての市町村で構成する協 議会の設立を図る。 ○ 電子自治体の構築・運営に係る経費の縮減などを図るため、愛知県と県 内市町村が総合行政ネットワークや汎用受付システムなどを共同で運 用・開発するデータセンターの段階的な整備を検討する。 ○ 将来的には、総合行政ネットワークを活用した県と市町村による基幹系 業務の共同運営、ASP方式でのサービス提供を目指す。 市町村との連携による推進のスケジュール (2) 自治体情報化構想 あいちITアクションプランを具体化するものとして、愛知県では、平成 13 年 度から電子自治体づくりを共同で進めることを目的とした「愛知県自治体情報化構 34 第4章 社会の動き 想」の推進しています。具体的には、県と市町村が共同で協議会を設立し、協議会 の事業としてデータセンターの設置、電子申請・届出システムをはじめとした「電 子自治体関連システム」の開発・運営などを行うこととしています。 e−JAPAN 戦略が策定され、電子政府・電子自治体への道筋が示されてから2 年余りが経過し、全国的な規模で電子自治体実現に向けた取り組みが本格化してき ています。 社会における情報化の進展は、さらに加速しており、行政としても住民サービス の向上や、大幅な業務の簡素・効率化を進めるなどの取り組んでいます。しかし、 それぞれのサービス・業務のシステム化には膨大な費用が必要となるため、市町村 が単独で全てを整備することは事実上難しく、行政全体にも大きなコストが生じる こととなります。 平成 15 年 4 月に「あいち電子自治体推進協議会」が設立し、調査研究の成果を 実現する場としての役割が期待されています。 ここでは、県と市町村が共同して電子申請・届出システム及び施設予約システム を構築していくため、アンケート調査やヒアリング、ワーキンググループなどを通 して、現状分析、課題抽出、解決法の検討などを行っていき、この成果をシステム 構築、実証実験につなげていくとともに広く成果を公開し共同アウトソーシングを 進めるうえで役立てるものと位置付けています。 (1) e-Japan LGWAN (1) (2) IT (3) (2) (1) GIS (2) (3) (4) (3) 13 14 15 16 ( LGWAN ) LGWAN 24 KIOSK ASP ASP: 出典:あいち電子自治体推進協議会 35 第4章 社会の動き 愛知県と県内市町村の連携イメージ 36 第4章 社会の動き 3. 豊明市の情報化 (1) 現状 豊明市は、昭和 40 年代以降、名古屋市や豊田市、刈谷市などへのベットタウン としてまちづくりが進められてきました。地形的には、平地と穏やかな丘陵地が続 き北部から東部に水田や山林が残り、東西に国道 1 号線、23 号線、名鉄名古屋本 線が走り、平成 15 年 3 月には第 2 東名の豊明インターが開通し交通アクセスが良 く、それに併せて都市基盤の整備が進められてきました。都市化とともに、住民の 様々なニーズが変化し、多種多様な情報化に係る行政需要が高まっています。 行政事務においても各業務を中心にパソコンを利用した業務を実施しており、情 報の共有や活用が広がってきています。 実施時期 昭和60年12月 平成 4年10月 平成 8年 4月 平成 8年10月 平成 12月 9年 9月 10月 10月 平成11年 6月 10月 平成12年 5月 6月 平成13年 7月 10月 平成14年 4月 5月 7月 8月 10月 11月 平成15年 1月 2月 豊明市の情報化経緯 情報化施策 防災行政無線開設 電光式広報塔設置 テレビ広報(情報BOX)開設 庁内LAN(出先6箇所含)敷設 財務会計クライアントサーバ方式自庁処理開始 ホームページ開設 ファイル共有OAサーバ導入 基幹業務クライアントサーバ方式自庁処理開始 基幹系LAN敷設(二重化) 市役所出張所を開設(住民票発行) 本庁内LANを4分割に再構築 グループウエア(ロータスノーツ)導入 本庁と出先に専用線設置(CATV) ファイアウオールによるセキュリティ対策導入 webサーバ導入全パソコンをインターネット 職員毎のメールアドレス付与 庁内LANの再構築 会議室予約、在席状況システム導入 情報化推進組織(情報推進係)の設置 FAXペーパーレス導入 掲示板のWEB化 公用車予約システム導入 保育園、児童館と専用線設置 ファイルサーバ導入 市民開放パソコンの設置(図書館) 情報化推進本部設置 住民基本台帳ネットワーク接続 クライアント管理ツール導入 情報化推進委員会設置 全職員にセキュリティ研修実施 全パソコンにドキュワークス導入 ドキュワークス研修実施 出典:企画課 37 第4章 社会の動き 導入システム一覧表 NO 課名 1 庶務課 2 庶務課 3 庶務課 4 庶務課 5 庶務課 6 庶務課 7 庶務課 8 庶務課 9 庶務課 10 庶務課 11 庶務課 12 財政課 13 財政課 14 財政課 15 財政課 16 税務課 17 税務課 18 収納課 19 収納課 20 市民課 21 市民課 22 市民課 23 市民課 24 市民課 25 保険年金課 26 保険年金課 27 保険年金課 28 保険年金課 29 保険年金課 30 保険年金課 31 保険年金課 32 保険年金課 33 福祉課 34 福祉課 35 福祉課 平成 15 年 4 月 システム名称 NO 課名 システム名称 新総合防災システム 36 福祉課 高齢者福祉システム 気象情報システム 37 福祉課 障害者福祉システム 選挙(開票管理)システム 38 児童課 児童手当システム 契約システム 39 児童課 給食システム 会議室予約システム 40 環境課 し尿管理システム 区・町内会管理システム 41 環境課 資源ごみ管理システム 物品単契システム 42 環境課 犬の登録システム 建設業者確認システム 43 環境課 勅使墓園管理システム 尾交災システム 44 農務課 農家管理システム 物品業者管理システム 45 農務課 農地管理システム 例規検索システム 46 農務課 転作管理システム 財務会計システム(予算、執行、決算) 47 商工課 ひまわりバスカード発行システム 起債管理システム 48 商工課 商工業振興資金管理システム 公用車予約システム 49 保健センターがん検診システム 在席管理システム 50 保健センター健康審査データ管理システム 税務事務システム 51 保健センター予防接種システム 家屋評価システム 52 保健センター予約支援システム 滞納管理システム 53 保健センター栄養相談システム 収納事務システム 54 土木課 土木積算システム 住基ネットワークシステム 55 土木課 農業土木積算システム 戸籍システム 56 維持管理課 境界確定管理システム 住民基本台帳システム 57 下水道課 受益者負担金システム 外国人登録システム 58 下水道課 下水道使用料調定収納管理システム 住基カード発行システム 59 下水道課 下水道台帳システム 国民健康保険システム 60 都市整備課 公園台帳管理システム 国民年金システム 61 都市計画課 都市計画基本図支援システム 乳幼児医療システム 62 消防総務課 消防OAシステム コクホ・ラインシステム 63 学校教育課 学校備品管理システム 調交システム 64 学校教育課 保護児童管理システム 在宅医療推進支援システム 65 生涯学習課 図書管理システム 愛知国保老健福祉情報処理システム 66 生涯学習課 写真管理システム 愛知国保補助金システム 67 文化会館 施設管理システム 介護保険システム 68 図書館 図書貸出システム 介護認定システム 69 給食センター給食管理システム 生活保護システム 70 保育園 ファミサポくん 出典:企画課 (2) 推進組織 平成 14 年 4 月の機構改革により企画課情報推進係が設置されています。従来か らの行政情報管理や機器管理に加え、地域情報化への新たな取り組みがスタートし ました。市役所では、情報化推進に向けてのプロジェクトが設置されています。 豊明市における情報化推進会議 実施時期 情報化施策 検討内容 平成元年∼2年 OA化研究専門部会 1 OA推進体制の整備 2 機器導入計画 3 職員研修計画 平成4年∼6年 電算導入事務研究プロジ 1 電算自己導入 ェクトチーム 2 分散処理 平成 12 年∼13 年 第3次行政改革大綱にお 1 パソコンの充足 けるIT推進専門部会 2 今後のシステム導入 (旧OA推進化専門部会) 3 組織のあり方 出典:企画課 38 第4章 社会の動き (3) LAN等のネットワーク 平成 6 年 3 月の電算導入事務研究プロジェクトチームにおいて、電算自己導入と 分散処理方式が研究された。平成 8 年の財務会計システム更新時にパソコンを高度 利用したC/S(クライアントサーバ)方式を導入し、併せて庁内 LAN を構築しまし た。平成 9 年には基幹系システム更新を C/S方式とし、12 年には各施設とCAT V専用線を敷設し、平成 14 年には保育園・児童館とCATV専用線を敷設し公共 ネットワークを構築しました。これと別に平成 13 年には教育委員会と小中学校間 に事務用のISDNネットワークを構築しています。 出典:企画課 (4) パソコン、インターネット利用 平成 15 年には、事務職員に概ね 1 人 1 台のパソコンが配置され、既に個人ごと にメールアドレスも配布しており、インターネットを含めた高度利用ができる体制 となります。 端末機の管理ツールなどを使った適正な管理、職員倫理規程やセキュリティポリ シーを順次導入し適正な利用に努めています。 豊明市役所パソコン台数(平成 15 年 4 月 1 日) 職員数 545 人 (うち消防職 65 人、保育士職 109 人) 324 台 324 台 パソコン台数 うちインターネット接続台数 出典:秘書課、企画課 39 第4章 社会の動き 小中学校のパソコン台数(平成 15 年 4 月 1 日) 小学校(9校) 中学校(3校) 事務用 教育用 事務用 教育用 36 207 18 255 出典:学校教育課、企画課 (5) IT(パソコン)講習 市民のIT(パソコン)基礎技能の向上を目的に、平成 13 年度から「気軽にパソコ ン」講習を開催しています。 年度 13 年度 14 年度 気軽にパソコン開催状況 コース数 定員 135 2,636 16 256 受講者 2,425 251 出典:生涯学習課 (6) 職員研修 パソコンの導入後、職員向けにワープロや表計算を中心とする操作研修を実施し ています。平成 14 年には、管理職を含めた全職員に電子自治体構築に向かうため の「e-JAPAN の概要と情報セキュリティ研修」を実施しています。また、自治研 修所等でのパソコン講座に対して職員を派遣しています。 職員研修実施状況(14年度) 研 修 名 日数 市町村職員パソコン講座(ワード) 2日間 市町村職員パソコン講座(エクセル) 2日間 電子自治体への取り組みとセキュリティ対策 1日間 パソコン指導者養成 8日間 e-JAPAN 概要と情報セキュリティ基礎 1日間 対 象 一般職4人 一般職4人 管理職員 企画課1人 全職員 出典:秘書課、企画課 (7) 住民への情報提供、情報収集 豊明市では、現在次のとおり市民への情報提供、情報収集の施策として実施して います。 情報の提供、収集については、テレビ・電話・FAX・メールなど、視覚・聴覚 へのひとつの方法に限定せず、様々なツールを利用して情報交換を実施することと します。 40 第4章 社会の動き 名 称 広報誌 テレビ広報番組 ホームページ 市役所前広報塔 情報提供の方法 対 象 内容・更新 全市民 月1回、A4版 24∼28 頁、23,100 部 全市民 月2回、1日8回、15分番組 インターネット加入者 随時更新 全市民 随時更新 出典:秘書課、財政課 4. 住民のニーズ 市民生活の身近な所で情報化が急速に進みつつあります。世界各地の情報だけで なく地域の情報も、さまざまな形で容易に手に入り、見聞きすることもできるよう に、さまざまな情報機器が家庭や地域に普及してきています。 このような時代の変化を踏まえて、地域の情報化に係わる取り組みの方向づけ、 市民生活の向上につながる情報化の目標像などを検討することで、地域情報化に係 わる指針を明らかにするため、市民の皆さんの考えや情報機器等の利用状況などを 聞き、地域の情報化に係わる検討の基礎的資料となります。 (1) 市民調査:平成 14 年 12 月実施 市民の中から無作為に 1,500 名を抽出して調査票を送付 (2) 街頭調査:平成 14 年 12 月実施 名鉄前後駅前、市立図書館、市福祉体育館で 706 名が回答 (3) 調査分析 巻末に掲載 5.情報通信環境の動き (1) 高速インターネット 高度情報通信ネットワークの形成について、 「e-Japan 重点計画-2002」では、平 成 17(2005)年までに少なくとも 3,000 万世帯が高速インターネットアクセス網 に、少なくとも 1,000 万世帯が超高速インターネットアクセス網に常時接続可能な 環境の整備を目標に掲げています。 これに対して、平成 13(2001)年度末までに、高速回線(xDSL、CATV インター ネット)で 3,400 万世帯、超高速回線(FTTH)で 1,400 万世帯と、接続可能数は それぞれ目標を上回り、実加入数は、高速で 380 万世帯、超高速で3万世帯です。 インターネット人口普及率も 21.4%(平成 11:1999 年 12 月末)から、44.0%(平 成 13:2001 年 12 月末)と大幅に上昇しています。 また、課題だった接続料金も、ADSL の加入基本料を除く通信料金で 6,000 円程 度(平成 13:2001 年2月)から 2,500 円程度(平成 14:2002 年3月)を実現し ています。加入数については、2005 年度末には高速で 1,204 万世帯、超高速で 773 41 第4章 社会の動き 万世帯になると予測されます(図参照)。 なお、加入状況は、プロバイダーごとの集計となるため、豊明市だけの正確な状 況ができません。 豊明市におけるCATV加入状況(平成15年3月末) 全世帯数 CATV接続世帯数 有料放送加入世帯数 インターネットサービス加入世帯数 24,921世帯 23,925世帯 4,726世帯 3,084世帯 出典:中部ケーブルネットワーク㈱ (ア) インターネットの普及状況 平成 13(2001)年「通信利用動向調査」 (総務省の全国アンケート調査、サンプル数:1 万 5,000、有効回答数は 3,845 世帯、3,537 事業所、1,783 企業)結果 本アンケート調査の結果によると、平成 13(2001)年末におけるインターネッ ト利用者数は前年比 885 万人増の 5,593 万人の規模になり、対人口当たりの普及 率は 6.9 ポイント増加して、44.0%となっています。 インターネットの普及状況 出典:平成 13 年「通信利用動向調査」の結果(総務省) 42 第4章 社会の動き 世帯当たりの普及率では前年比 26.5 ポイント増の 60.5%、事業所当たりの普及 率では前年比 23.2 ポイント増の 68.0%となり、双方とも大幅に増加しています。 また、企業の普及率は 1.8 ポイント増加して 97.6%を示し、ほぼ 100%の普及が実 現されています。 一方、個人のインターネット利用では、「パソコンから」利用しているものが最 も多く、4,890 万人の規模になっている。次いで、携帯電話・PHS・携帯情報端末 からは 2,504 万人となっています。 そして、企業においては企業内通信網(LAN など)が全体の 85.5%において構築 されており、外部から企業内の LAN などに接続可能な企業の割合は、 前年の 26.1% から 16.7 ポイント増の 42.8%になっています。 世帯、事業所、企業におけるインターネット普及率 出典:平成 13 年「通信利用動向調査」の結果(総務省) 43 第4章 社会の動き (イ)インターネットの将来普及予測 一般世帯向けの光ファイバーケーブルによる常時接続可能な情報通信サービス に向けた環境整備の推進によって、平成 17(2005)年までに、高速インターネット 利用可能な世帯は 3,000 万世帯規模に、また超高速インターネット利用可能な世帯 は 1,000 万世帯規模に、それぞれ拡大することを目標に、国では「e-Japan 重点計 画-2002」によって取り組んでいます。 この環境整備に対応してインターネットを利用する世帯については、常時接続料 金の低廉化などを図ることによって、高速、超高速を合わせて 1977 万世帯(平成 17:2005 年度末)と予測しています。 高速・超高速インターネット普及予測 出典: 「e-Japan 重点計画-2002」 (平成 14 年 IT 戦略本部) 44 第4章 社会の動き (ウ)インターネット利用者の国際比較 我が国のインターネット利用人口(5,593 万人)は、世界第 2 位の規模となって います。しかし、第 1 を占める米国は 16,614 万人と我が国の 3 倍という規模にな ります。 また、人口当たりの普及率(44.0%)の水準は、スイスや韓国に次ぐ世界第 16 位となっています。 インターネットの対人口普及率 出典:平成 13 年「通信利用動向調査」の結果(総務省) (2) ケーブルテレビの動き 豊明市は、ほぼ全域が中部電力高圧送電線による難視聴地域に指定され、市内に ケーブルテレビ(CATV)網ができています。これを利用した月2回15分間の無 料テレビ広報番組を 1 日 8 回放映しています。 ①ケーブルテレビの現状 平成14(2002)年9月末現在で、自主放送を行う許可施設のケーブルテレビ 加入世帯数は1,400万世帯に、普及率は28.8%へと増加しています。 また、許可を受けた施設数及び事業者数は、それぞれ673施設、530事業者 となっています。このうち、許可施設事業者数は520前後の水準で横這いの状 態になっています。 45 第4章 社会の動き ケーブルテレビの普及率 【万世帯】 【普及率】 出典:「ケーブルテレビの現状」(平成 15 年1月 総務省) 許可施設事業者数の推移 出典:「ケーブルテレビの現状」(平成 15 年1月 総務省) ②ケーブルテレビの「フルサービス」化の動向 ケーブルテレビは、多チャンネルを特徴とするテレビ放送のみならず、イン ターネット接続サービス、CATV電話などの通信サービスを総合的に行う 「フルサービス」型の地域情報通信基盤に成長しています。 こうしたサービスの利用者数は、増加する傾向にあります。 46 第4章 社会の動き CATV 網を利用したインターネット接続サービスの実施事業者数の推移 出典:「ケーブルテレビの現状」(平成 15 年1月 総務省) CATV 網を利用したインターネット接続サービスの利用者数の推移 47 第4章 社会の動き ③ケーブルテレビのデジタル化 BS デジタル放送など衛星デジタル放送をケーブルテレビによって再送信す るために必要な技術基準について、平成 8 年度から逐次策定しています。 1)ケーブルテレビのデジタル化のための技術基準の策定 ①アナログ方式に比べ4∼6倍のテレビ番組が送出可能とする「デジタル有線 テレビジョン放送方式(64QAM)」を平成8年12月に策定している。 ②地上デジタルテレビジョン放送を簡易かつ経済的に伝送する方式を、平成 12年4月及び8月に策定している。 ③東経110度CSデジタル放送をはじめとするデジタル放送サービスを効率 よくかつ経済的に伝送する方式を平成14年7月に策定している。 2)ケーブルテレビの民間における標準化作業の状況 ①ケーブルテレビ施設の設置及び維持に関する技術の調査研究及び標準規格 の策定・普及について、社団法人日本CATV技術協会にて実施している。 ②また、BSデジタル放送等に対応し、ケーブルテレビのデジタル化・高度 化とこれによる加入者の利便性の向上を目指して、平成12年6月、社団法 人日本ケーブルテレビ連盟に付置する組織として「日本ケーブルラボ」が 設立されている。 ③BSデジタル放送の再送信については、平成12年9月、ヘッドエンドと端末 の基本的な機能の統一仕様を日本ケーブルラボが発表。これにより、初め てメーカ間の互換性を確保した。 ④平成14年11月、CS110度デジタル放送の再送信についての運用仕様を決 定した。 ⑤今後の予定 ・平成14年度中:CS124度/128度、HITSに対応した運用仕様を決定予 定である。 ・平成14年度中:「統合デジタルCATV運用仕様」に基づくヘッドエンド 及びセットトップボックス(STB)の製品化及びサービス開始予定であ る。 ・(以降):地上デジタル放送を「統合デジタルCATV運用仕様」に追加 予定である。 引用: 「ケーブルテレビの現状」 (平成 15 年 1 月 総務省) (注)一部、加筆修正している。 ④テレビインターネットサービス 豊明市をエリアとするCATV会社(中部ケーブルネットワーク㈱)では、平 成 15 年 5 月からテレビを通信端末とする高速インターネットサービス(てれび ネット)をはじめています。 インターネットを「どこの家庭にでもあるテレビを使って」と「簡単な操作 で、見やすく、安くできないか」という発想から新たなサービスと位置付けら れています。 48 第4章 社会の動き 統合型ホームネットワークを目指し、デジタル放送とともにインターネット 接続サービスを付加し、地域情報化の取り組みのひとつに位置付けています。 テレビを通信端末とする高速インターネットサービス 地上波アナログ放送装置 デジタル放送装置 ッ 既設サーバ センターモデム E/O装置 ①双方向STBソフトのダウンロード E/O装置 STB管理装置 Webメールサーバ ド エ ン ド 設 ②インターネット接続 ルータ ヘ 備 自主放送設備 ③Webメールの運用・管理 中部ケーブルネットワーク 中部メディアセンター/ シーテック 光ノード 光ファイバー 幹線アンプ タップオフ インターネット 一般家庭 引込み線 保 テレビ 双方向STB 安 双方向STBのサービス内容 器 放送 ①デジタル・アナログ放送 テレビ 通信 (STBはダウンロードにて双方向となる。) ①インターネット ②webメール 出典:中部ケーブルネットワーク㈱ (3) デジタルテレビ放送 「新しい、楽しいテレビスタイル」地上デジタルテレビジョン放送が開始されま す。すでに始まっているCS、BSデジタル放送に続いて、一番身近な地上テレビ ジョン放送がデジタル化されます。地上デジタルテレビジョン放送は、近くの放送 局から発信され、ゴースト(画面の二重写り)や雑音の少ない美しい映像で見ること ができます。 49 第4章 社会の動き また、地域に密着したローカル情報をいつでも取り出せるなど、暮らしに役立つ さまざまな番組の提供が予定されています。 地上テレビジョン放送デジタル化スケジュール 2001 年 2003 年 2006 年 2011 年 平成 13 年 平成 15 年 平成 18 年 平成 23 年 アナログ放送 地 上 放 送 アナログ放送終了 (現在の放送) 東京、名古屋、大阪 デジタル放送 その他の地域 2000 年 12 月デジタル放送 BS放送 CS放送 ケーブルテレビ 1996 年 2 月デジタル放送 1998 年 7 月一部地域でデジタル放送 出典:総務省 「地上デジタル放送の今後の進め方について」 (平成 14 年 8 月 1 日、全国地上デジタル放送推進協議会公表の報道資料:要旨) 「全国地上デジタル放送推進協議会」では、地上放送のデジタル放送への円滑な移 行と普及・発展を図るために、その前提となるアナログ周波数変更対策の効率的で 円滑な実施に向けて、その対策手法、対策経費等の概算及び今後の進め方等につい て検討を進めている。 引用:平成 14 年 8 月 1 日報道資料「地上デジタル放送の今後の進め方について」 (全国地上デジタル放送推進協議会) ①アナログ周波数変更に係る対策の推進 1)対策局所数:801 局所 2)対策世帯数:約 426 万世帯程度(うち、共同受信対策世帯数:約 13 万世帯程度) 3)対策経費の見通し:1,800 億円程度 ②今後の進め方 「三大広域圏(関東、中京、近畿)では 2003 年末までに、その他地域では 2006 年年 末までに地上デジタル放送を開始し、2011 年にアナログ放送を終了する」という地上放 送のデジタル化に関する基本スケジュールに基づき、以下のとおり進めていく。 1)アナログ周波数変更対策 地上デジタル放送の円滑な立ち上がりとその普及を実現するため、2003 年末に地上デジ タル放送を開始する「三大広域圏」における早期(2002 年夏から)かつ集中的な対策の 50 第4章 社会の動き 実施を確保する。 「その他地域」については、「三大広域圏」における早期かつ集中的な対策の実施を確 保しつつ、各地域におけるデジタル放送の開始時期やアナログ周波数変更対策に関する準 備状況等を勘案して、順次対策を開始する。 その際、「その他地域」も 2006 年末までには地上デジタル放送を開始することから、 遅くとも 2005 年中には対策に着手することとする。 2)対策実施体制の充実 次のような点を通じて、対策実施体制の充実を図り、従前にも増して対策地域の住民等 の理解と協力を十分に得つつ、対策の効率的で円滑な推進を確保する。 ◎各地域の地上デジタル放送推進協議会(以下「地域協議会」という。)と対策を行う 指定周波数変更対策機関(対策実施機関)との間で状況変化を踏まえた新たな協力 体制を地域の実情に応じて強化する。 ◎対策実施機関からの協力要請に基づき、地域協議会において今回の検討の中で蓄積し た受信対策に関する各種データ、知識、ノウハウの提供等の協力を行う。 3)周知活動の充実について 受信対策の内容が質的に変化していること等に対応した対策地域の住民等への周知活 動の充実を図るため、デジタル放送に関する国民への一層の周知体制の整備とともに、次 のような取組みを行う。 ◎アナログ周波数変更対策を行う中継局において所要のスーパーインポーズを挿入す るシステムを導入し、放送を通じた周知についてよりきめ細かく柔軟に、かつ充実 した形で行える体制を整備する。 ◎地域の広報機能、窓口・店頭周知機能を有する自治体、電器店等の関係機関との一層 の連携に努める。 51 第4章 社会の動き 52 第5章 ユビキタス社会への対応 第5章 ユビキタス社会への対応 53 第5章 ユビキタス社会への対応 1.安心・安全に使うために 第5章では、情報を安心・安全に利活用するために知っておきたい、身につけて おきたい知識及びルールを説明します。 (1) 情報セキュリティ対策 ITの進展に伴い、コンピュータやネットワークを悪用したハイテク犯罪や、コ ンピュータウイルス等の問題が多様化するとともに増加し続けています。情報を安 全に使うためにも、①物理的、②人的、③技術及び運用における情報セキュリティ 対策を講じておくことが必要です。警察庁の「平成14年上半期のハイテク犯罪の 検挙状況」によれば、不正アクセス禁止法違反による検挙件数は、前年の同時期に 比べ倍増し、インターネット上で行われる詐欺行為に代表される、「ネットワーク 利用犯罪」が大幅に増加しています。新たな脅威に対抗するため、昭和 60(1985) 年頃から既存の法律の見直しや情報セキュリティに関するガイドラインの策定な どを進めています。 最近では、政府関連機関のホームページが次々に改ざんされるという事件が発生 し、情報セキュリティ対策への関心は一層高まっています。 中央省庁の情報システムにおけるセキュリティ対策基準 平成 11 年 平成 11 年 平成 12 年 平成 12 年 7月 9月 1月 2月 平成 12 年 7 月 12 月 平成 13 年 10 月 「行政情報システムの安全対策指針」策定 「情報セキュリティ関係省庁局長等会議」設置 「ハッカー対策等の基盤整備に係る行動計画」が決定 「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」施行 「情報セキュリティ対策推進会議」設置 「情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」 「重要インフラのサイバーテロ対策に係る特別行動計画」を発行 「電子政府の情報セキュリティ確保のためのアクションプラン」 策定 「サイバーテロ対策に係る官民連絡・連携体制」策定 出典:総務省 地方公共団体における情報セキュリティ対策に関する基準や制度としては、旧自 治省が昭和 62 年度に制定した「地方公共団体コンピュータ・セキュリティ対策基 準」があります。この基準では、ネットワーク化・ダウンサイジング化が進む現在 の地方公共団体の情報システムにはそぐわない箇所も多く、新たな基準の必要性が 高まっています。 平成 12 年 3 月に、地方公共団体のためのセキュリティ対策基準のあり方検討委 員会より、「地方公共団体におけるコンピューターセキュリティに関する調査研究 報告書」が発行されています。 「地方公共団体におけるコンピューターセキュリティに関する調査研究報告書」 ① 緊急時復旧手段の検討=100%完全対策が困難 ② ソフトウェア導入時のセキュリティ品質の確保=パッケージソフト活用 ③ ユーザID・パスワードの管理の強化=管理の基本 ④ 不正アクセスへの対策強化=履歴収集・管理=予防・防止策、検知・回復対 54 第5章 ユビキタス社会への対応 応 ⑤ パソコン等のコンピュータ管理の強化=ソフトウェア・入出力・通信装置 ⑥ コンピュータウイルス対策の強化=監視の徹底・ツールのバージョン管理 ⑦ ネットワーク構築・運用時のセキュリティ対策の強化=構築・運用時の対策 ⑧ バックアップ対策の強化=障害発生時の回復・不正アクセス 「電子政府の情報セキュリティ確保のためのアクションプラン」(要旨) (情報セキュリティ対策推進会議 平成 13 年 10 月 10 日) (ア) 現状 平成 15(2003)年度までに「電子政府」の実現が予定されており、自宅や職場から インターネットを経由し、原則として、行政手続が 24 時間受付可能となり、国民 や企業の利便性が飛躍的に向上することが期待されている。その反面、ネットワー クを通じてやりとりされる情報のコンテンツは、企業の営業秘密や個人情報といっ たものから、国家安全保障に関するものなども含まれており、情報システムの安全 性が 24 時間確保されていなければ、「電子政府」に対する国民からの信頼は得ら れず、円滑に機能しなくなる。 このため、IT戦略本部において電子政府の実現の加速・前倒しが進められてい ることも踏まえ、電子政府の情報セキュリティ確保についても、以下のような諸方 策をできるだけ前倒しして実施していくべきである。 (イ) 具体的な方策 1)情報セキュリティポリシーの実効性の確保 各省庁は、平成 14(2002)年度中に内閣官房における再評価結果及びガイドラ インの改訂を踏まえ、各省庁情報セキュリティポリシーの見直しを実施すると ともに、情報セキュリティポリシーの実効性の確保に必要な措置を実施する。 2)暗号の標準化の推進 「電子政府」におけるセキュリティ確保のためには、政府調達における一定水 準のセキュリティ確保のための情報機器等に関する基準(具体的には ISO/IEC15408)を可能な限り利用することと同様、暗号についても、一定水準 以上の安全性及び信頼性を有するものの利用が不可欠であり、これを推進する ことが必要である。 このため、総務省及び経済産業省は、両省で実施している研究会の成果等も 踏まえ、2002 年度中に「電子政府」における調達のための推奨すべき暗号のリ ストを作成し、これを踏まえ、各省庁における暗号の利用方針について合意を 目指す。 3)情報システムの監視体制等の整備 情報システムの監視は、一義的には各省庁が自ら責任を持って行うべきだが、 緊急事態への対応を全ての省庁が遺漏なく迅速、的確に行っていくためには、 各省庁の情報セキュリティ対策状況及び監視の実効性を踏まえつつ、適切な方 法により重層的な監視体制をとることが必要である。 55 第5章 ユビキタス社会への対応 このため、内閣官房を中心とした実効性のある重層的な 24 時間監視体制の在 り方について 2002 年度に検討し、実証実験を行う。 また、各省庁の情報セキュリティに携わる者の活動を支援し、もって政府の 情報システムの安全確保を促進するため、情報セキュリティ関連情報を集約し たポータルサイトを設置することは非常に有意義である。 このため、内閣官房を中心として、かかるセキュリティ・ポータルサイトの 運営について今年度中に基本的考え方をとりまとめ、2002 年度中に同サイトを 公開する。 4)緊急対処体制の整備 「電子政府」の信頼性を確保するためには、万が一サイバー攻撃等の事案が 発生した場合の緊急対処が重要である。このため、緊急事態に際して、早急に 原因解明を行って対応措置を講ずるとともに、広く情報提供等を行い、再発防 止に努めていくための体制が必要である。 このため、関係省庁の協力を得て、内閣官房において緊急事態に対処するた めの「ナショナル・チーム」(National Incident Response Team;NIRT)(仮 称)を編成し、日頃から訓練を施し、関係機関との情報交換等に努め、万一の 緊急事態に備えておくことが必要である。 このため、「NIRT編成プロジェクトチーム」(仮称)を早期に発足させ、 本年度中に、人材の確保・訓練の在り方、関係省庁との協力の在り方、事態対 処マニュアルの整備等につき検討、結論を得て、2002 年度に「ナショナル・チ ーム」を発足させる。 5)人的基盤の整備 個人情報や企業秘密関連情報等機微な情報のやりとりも含む「電子政府」の 運営に当たっては、守秘義務がある公務員が主体的に情報セキュリティ対策を 行うことが重要である。 このため、情報セキュリティ関連の一定水準以上の知識・技術を有する者の 確保に努めるとともに、一般職員についてもユーザー教育の徹底、情報セキュ リティ関連の研修の充実を図る。 6)セキュリティ強化ソフトウェア等の研究 国境がないサイバー空間の中で我が国の「電子政府」が安全に機能していく ためには、セキュリティを強化したソフトウェアを使用することも有効な方策 の一つであり、2002 年度に、内閣官房が中心となってセキュリティを強化した ソフトウェアの開発等政府として取り組むべき研究についての実現可能性調査 (フィージビリティ・スタディ)を実施する。 7)技術開発の実効性の確保 ITを巡る状況は急速に変化しており、「電子政府」の情報セキュリティ確 保のためには、環境変化に対応していく間断のない技術開発が重要である。 また、費用対効果の観点から、実施した技術開発の成果をできる限り共有し、 活用していくことが重要である。 このため、関係省庁において、中長期的な観点から、基盤的技術を中心とし た技術開発を推進するとともに、内閣官房を中心として、技術開発内容や成果 56 第5章 ユビキタス社会への対応 について共有・活用を図るためのメカニズムを今年度中に構築し、今後実施す るプロジェクトから速やかに的確なニーズ把握等技術開発内容の調整に必要な 措置を講ずる。 (2) コンピュータ犯罪防止法 従来の刑法は、物理的な現実の世界において、人が人に対して直接行う行為を前 提としていたため、人がコンピュータやシステム、あるいは電子データ等に対して 行った行為については罰することが困難でした。このため、昭和 62(1987)年にコン ピュータ関連犯罪についても処罰の対象とすることができるように改正が行われ、 この部分を「コンピュータ犯罪防止法」と呼んでいます。 しかし、大型ホストコンピュータを想定していたため、今日のように、あらゆる コンピュータがネットワークによって接続され、情報の発信や交換を行ったり、イ ンターネットによって世界中が結ばれている環境などは想定されていないもので す。 インターネットを中心としたコンピュータ利用環境においては、社会通念上は不 正と思われるような行為であっても、刑法では罰することが困難なものが数多く存 在します。例えば、アクセス権限のない他人のサイトに勝手にアクセスし、そこに ある情報をのぞき見たり、パスワードなどの情報を盗んだり、公開すること。ある いは、そのシステム資源を使って何らかの処理を実行したり、サービスを享受する こと。あるいは、他人のサイトの弱点を勝手に調べてそれを公開すること、などで す。 こうした行為によって、結果的に刑法で定めているような被害が発生すれば処罰 の対象となり得ますが、そうでない場合には、行為そのものを罰することはできな いものとなります。 (3) 不正アクセス禁止 具体的な被害が発生していなくとも、権限を持たない者が、他者のサイトにネッ トワークを介して勝手にアクセスする行為や、それを助長する行為などを罰するた め、施行されています。 事実だけで罰せられますが、不正アクセスの対象となったコンピュータに、「ユ ーザID・パスワードのような、何らかの識別符号を用いて、アクセス権限のある 者と、アクセス権限を持たない者を区別することができる」適切な不正アクセス対 策が施されていることが前提となります。 また、他人のパスワードを勝手に公開したり、販売するなどの、不正アクセスを 助長する行為も処罰の対象としています。 これらに加え、各組織においては、アクセス制御機能やユーザアカウント等を適 切に管理し、その有効性を検証するとともに、機能の強化に努めなければならない、 としています。つまり、適切なセキュリティ対策の実施と維持を行うことが努力目 標として提示されています。不正アクセス等の問題が発生した場合には、加害者の 責任とあわせて、不正アクセス対策を適切に行っていない組織の過失がより強く問 われることとなります。 57 第5章 ユビキタス社会への対応 (4) デジタル署名 物理的な実社会では、自己の主張を証明する手段として「紙」を使用する場合に、 文書の真正性を証明する方法として「印鑑登録証明書」制度の元での署名や捺印が あります。 一方、コンピュータやネットワーク上では、署名や捺印、またその正当性を証明 する手段として「デジタル署名」があります。電子政府・電子自治体においても、 最も重要な基盤技術の一つとして位置付けられています。 従来の法体系ではデジタル署名の利用を想定していなかったため、手書きの署名 や押印と同等に扱うための法的基盤を整備するため「電子署名及び認証業務に関す る法律」、いわゆる「電子署名法」が平成 13(2001)年 4 月 1 日に施行されています。 (5) 知的財産権 「知的財産権」とは、人間の幅広い知的創造の成果について、その創作者に一定 期間の権利保護を与えるもので、 「工業所有権」 「著作権」 「その他」、の大きく三つ に分類されています。 独創的な新技術やアイデアなどを対象とする「発明」は「特許法」によって保護 されます。また、「発明」まではいかない日用品の改良や細かな工夫などの役に立 つ小発明は「考案」と呼ばれ、「実用新案法」によって保護されます。そして、工 業的「デザイン」は「意匠法」、ブランドなどの「商標」は「商標法」によって保 護されます。この四つを総称して「工業所有権法」と呼びます。工業所有権は産業 の発展を図ることを目的としており、特許庁が所管しています。 一方、音楽、絵画、映画、小説などの作品は「著作権法」によって保護されてい ます。著作権は文化の発展を図ることを目的としており、創作された表現を保護す る権利であり、著作物を創作した時点で成立します。映画、小説、音楽をはじめ、 コンピュータのドキュメントやプログラムなども保護対象となり、著作者の死後、 50 年を経過するまでの間存続し、文化庁が所管しています。その他、植物の新品 種保護のための「種苗法」、企業機密の保護を目的とした「不正競争防止法」など があります。 (6) セキュリティポリシー セキュリティポリシーとは、情報の安全を確保するための基本的な考え方、又は その考え方を表現した文書のことをいいます。一般にポリシーは3つの階層で表現 されます。 ① 情報セキュリティ基本ポリシー(ポリシー) セキュリティ基本ポリシーは、組織の情報セキュリティに対する目的、及び 目的に至るまでの行動指針を示したものです。経営陣によって組織の全メンバ ーに対して公表されます。 組織のメンバーは、セキュリティ基本ポリシーを共通認識として、組織の情 報資産を保護するよう取り組みます。 58 第5章 ユビキタス社会への対応 ② 情報セキュリティ規定(スタンダード) セキュリティ基本ポリシーに基づいて、組織の全メンバーが守らなければな らない基準、規定を取りまとめたものです。スタンダードとも呼びます。 基本的に、組織の全メンバーに関連する事項が盛り込まれます。掲載する項 目 と し て は い ろ い ろ と 考 え ら れ ま す が 、 I S M S (Information Security Management System:情報セキュリティマネジメントシステム)認証の獲得を 目指す場合、ISMS認証基準・第4(JIS X 5080)に掲載された 10 の大分類ご とに、組織としての基準を取りまとめるのが網羅性もあり適切と考えられます。 ③ 情報セキュリティ実施手順(プロシージャー) 情報セキュリティ規定に従って、各部署レベルで作成する情報セキュリティ のためのルールで、プロシージャーとも呼びます。 セキュリティポリシーの3階層 広義の セキュリティポリシー 情報セキュリティ 基本ポリシー (ポリシー) 狭義の セキュリティポリシー 情報セキュリティ規定 (スタンダード) 情報セキュリティ実施手順 (プロシージャー) 関連文書など (7) 個人情報保護 情報化社会では、あらゆる場面で個人情報が利用されます。個人情報とは、住所、 氏名、生年月日、電話番号といった基本情報から、身体的特徴、学歴、趣味嗜好、 所有財産、犯罪歴などその情報をもとに、個人を特定することができるすべての情 報のことをいいます。個人別に付けられた番号、記号や画像や音声も含まれます。 また、他の情報と簡単に照らし合わすことができて、それによって個人が識別で きるものも個人情報に含まれます。 個人情報を社会に提供する場合、より便利で豊かな社会生活を送りたいという目 的があり、個人情報を収集する組織にも利便性の向上などの目的があります。 59 第5章 ユビキタス社会への対応 平成 13(2001)年 3 月に「個人情報の保護に関する法律案」が国会(第 151 回)に 提出されています。基本法的な部分では、公的部門や民間部門を通じて個人情報を 取扱う全ての者に対し努力すべきルールが記され、一般法的な部分では、個人情報 取扱い事業者に対する義務規程が記されています。IT 化の進展により、第三者に よる不正アクセスやコンピュータウィルスの発生、従業者のアクセス権限の濫用や 個人情報が入った記録媒体の持ち出し、業務を外部業者に委託している場合には委 託業者による不正行為や、再委託先の不正行為など、その脅威の態様の変化に個人 情報取扱い事業者の意識すべき項目や講ずべき対策などが義務規程として記され ています。 戸籍や住民票などの住民に関する個人情報を数多く保有している地方公共団体 では、早くから個人情報の保護に対する取り組みが行われており、平成 14(2002) 年 4 月 1 日の段階では全 3288 団体中、約 3 分の 2 に当たる 2161 団体が個人情報 に関する条例を制定、規則や規程等により対策を講じている団体は、都道府県及び 市区町村で 472 団体あり、全団体数の約 8 割に当たる 2633 団体が何らかの形で個 人情報保護対策を打ち出しています。 個人情報の取扱いが規制されるようになってきてはいるものの、地方公共団体が 保有する個人情報漏洩事件が発生しています。 平成7(1995)年、住民基本台帳データ約 6 万人分の閲覧簿が持ち出された事件や、 某基地周辺の防音工事希望世帯のデータ約 1700 世帯分や選挙人名簿の一部が漏洩 したという事件、また流出した個人情報の量が膨大であったためにマスメディアに も大きく取り上げられています。 平成 11(1999)年、某市の住民基本台帳データ約 21 万件分の流出など多くの事件 が報告されています。個人情報を管理しているシステムの設定ミスやシステム管理 者の操作ミスが起因している場合、システムの運用管理を委託している場合の委託 業者に対する管理不行き届きや内部要因による意図的な行為が起因している場合 など原因は様々です。 個人情報の漏洩が発生した場合のその個人に対する謝罪や補償、組織の社会的信 用の失墜、対処にかかる時間や金銭的な問題は原因のいかんに関わらず共通的に抱 えなくてはならない大きな問題です。 しかしいくら厳格で詳細な規制が成立したとしても、個人情報の繊細さや重要性 について個人ひとりひとりの意識の向上こそが健全な社会をつくりあげることを 忘れてはならないことです。 なお、計画書策定中の平成 15 年 5 月に個人情報保護法案が可決されています。 (8) プライバシー保護 情報化社会が進み、個人情報が流通する場面が増えるとともに、プライバシーの 保護という考え方が浸透してきました。個人情報保護の観点では、自己情報コント ロール権が、個人ひとりひとりに与えられているといえます。 組織が個人情報を保有しているということは、所有者の許可のもとに財産を預か っていることになり、取り扱う場合には、適切に管理しなければなりません。所有 者の許可を得た範囲内でのみ利用することを約束することとなります。 60 第5章 ユビキタス社会への対応 2. 推進体制 (1) 推進体制 全体調整 CIO (助役) ネットワーク管理者 (市長公室長) 統括情報セキュリティ担当者 情報セキュリティ担当者 (企画課長) 業務掌握 (各課長) 情報システム管理者 (各係長) 情報システム担当者 IT主任(庶務担当係長) (各部長) ITリーダー 一般職員 非常勤職員 臨時職員 外部業者 各情報システムが取り扱う情報には、市民の個人情報のみならず、行政運営上 重要な情報など、外部への漏洩が発生した場合には、極めて重大な結果を招く情 報が多数含まれています。 情報資産及び情報資産を取り扱うネットワーク及び情報システムを様々な脅 威から防御することは、市民の財産、プライバシー等を守るためにも、また、事 務の安定的な運営にためにも必要不可欠であり、市民からの信頼の維持向上に寄 与するものと思われます。 豊明市が電子自治体を構築するためには、全てのネットワーク及び及び情報シ ステムが高度な安全性を有することが前提であり、推進体制を確立し、倫理規定 やセキュリティポリシーにより全職員の意識を高めることが重要と思われます。 61 第5章 ユビキタス社会への対応 (2) 情報システムの開発方法 電子自治体における施策の推進について、各地方公共団体において早急にシステ ムの構築を進める必要があります。 地方公共団体において必要となる業務システムを新たにシステム化し、既存のシ ステムを改善する際の、基本的な手順はを明らかにします。 ① システム化目標の明確化 =業務がどう変わるのか、何をシステム化して効率化するかを明確化 ② システム化構想の立案 =対象となる業務を明確にし、効果を定量的に把握、費用対効果の算出・ 評価 ③ システム化構想の承認 =首長・情報担当の幹部からの承認、予算化が必要な場合は議会承認 ④ システム推進体制の設定 =計画から導入までの推進体制を確立、一体的な推進と、業務分担を明確 化 ⑤ 基本計画の策定 =開発アプリケーション、日程、ハード・ソフト・ネットワーク構成及び 運用の概要、機器の設置場所確保の検討 ⑥ システム設計・開発 =要求仕様を明確に、仕様(機能設計、画面設計、帳票設計、データベー ス設計、ハード・ソフト詳細)設計やアプリケーションプログラム開発、 テスト、機器類の導入、ネットワーク構築の準備 ⑦ システム導入テスト・移行 =ハード導入環境にシステムを組み込み、システムテストや、運用訓練、 仕様の適合性と品質確認、本番環境へと組込み、業務運用へ切り替え ⑧ システム運用、評価 =運用評価、目標効果・コストなど検証、必要に応じ運用の改善 システム構築には、情報データベースの共有化を進め、連携のできる構築を進め ることが必要です。全体設計の後、ひとつひとつのシステムをきちんと組み立て、 大きく束ねるイメージが必要となります。 62 第5章 ユビキタス社会への対応 (2) 情報リテラシー リテラシーとは、読み書き能力、ないし読み書き能力があること、をいいます。 昭和 60(1985)年頃のアメリカで教育の問題として取り上げられています。平成 5 年(1995)年頃に日本の教育系に持ち入れられ、コンピューター界、経済界に徐々に 広がってきたものです。パソコンを正しく使うには避けて通れないキーワードとし て、社会人として少しずつ身につけておきたいものです。 情報リテラシー段階表 段階 1 2 3 4 区 分 インターネット時代の基本的な能力 項 目 パソコンが使える、インターネットに接続 できる、メールの送受信ができる 膨大な情報の中から自分に必要なも 自分に必要なあるホームページやメール のを取捨選択できる能力 マガジンなどを選択できる、疑わしい情報 を識別できる、無数の情報を比較検討して 「真偽」を確認できる パソコン、ネットワーク、インターネ ウェブ作成の基本的な知識、メールで的確 ットで情報を発信できる能力 に伝達する能力、メーリングリストや掲示 板で自分の意図を正確に伝える能力、パワ ーポイントでプレゼンテーションをでき る能力 事務処理に支障を来さない危機管理 ウイルスへの対応、機密を要する情報の的 能力 確な取り扱いができる能力 出典:企画課 (3) デジタルデバイドの是正−情報バリアフリー化 ① 趣旨 IT(情報通信技術)革命の進展は、社会に大きな変革をもたらし、我が国の経 済的な繁栄、豊かな国民生活の実現をもたらすと考えられます。 しかし、年齢的・身体的条件によるIT利用の格差が生じており、IT革命の恩 恵をすべての国民が享受できる情報バリアフリー環境の実現のためには、「高度情 報通信ネットワーク社会形成基本法」に示す利用機械の格差是正の考え方に基づい て、高齢者・障害者の情報通信利用の促進が重要な課題になっています。 そこで、高齢者・障害者を含め、誰もがITを利用できるように情報バリアフ リー関連施策を積極的に推進する必要があります。 (法制関係) 高度情報通信ネットワーク社会形成基本法(IT基本法)(平成 13 年1月施行) (利用の機会等の格差の是正) 第八条 高度情報通信ネットワーク社会の形成に当たっては、地理的な制約、 年齢、身体的な条件その他の要因に基づく情報通信技術の利用の機会 又は活用のための能力における格差が、高度情報通信ネットワーク社 会の円滑かつ一体的な形成を著しく阻害するおそれがあることにかん がみ、その是正が積極的に図られなければならない。 63 第5章 ユビキタス社会への対応 ② 高齢者・障害者による IT 利用動向 ア)高齢者のインターネット利用率 :60歳代 15%、70歳代 13% (20歳代 80%) イ)障害者のインターネット利用率 :身体障害児・者 7.8%、知的障害児・者 0.7% ③ 対策の方向 ア) 高齢者・障害者に配慮した機器・サービスの開発・普及を促進 ・高齢者・障害者向け通信・放送サービス充実研究開発助成制度 ・身体障害者向け通信・放送役務の提供、開発等の推進 ・情報通信利用機会均等整備事業(財政投融資制度) イ) 地域におけるバリアフリー型のIT拠点施設の整備を支援 ・IT生きがい・ふれあい支援センター施設整備事業 IT生きがい・ふれあい支援センター 64 第5章 ユビキタス社会への対応 ウ)インターネット・機器のアクセシビリティの向上を促進 ・ホームページ点検システムの開発 ・機器のアクセシビリティのための指針 平成 12 年には、指針をより詳細にした「障害者等電気通信設備アクセ シビリティガイドライン第一部・第二部・第三部」が策定されています。 ガイドラインでは、ユニバーサルデザイン(universal des ign)の英語の頭文字を模したシンボルマークが策定され、 障害者等に配慮した電話・ファックス等の製品化、普及を後押 ししています。 (シンボルマーク) (電気通信アクセス協議会 URL;http://www.ciaj.or.jp/access) エ)高齢者・障害者の情報通信利用の促進に関する研究 (4) 環境対策 地球規模での環境資源対策により、情報通信分野でもこれに配慮した製品を積 極的に導入することをとします。 また、ITの作業環境においても、構成労働省が定める「新VDT作業ガイド ライン」を参考に取り組みます。 (5) 建築物対策 庁内LAN等のネットワークも電気、ガス、水道などと同様、インフラの一部 分となっています。施設建築、増改築時には必ずネットワーク配線計画を入れて おくこととします。また、緊急時の運転対応にも十分に考慮した設備設計をして おくこととします。旧通産省が作成した「情報システム安全対策基準」などを参 考に対応を行います。 65 第5章 ユビキタス社会への対応 3. 広域連携 (1) 市町村合併 政府の方針による平成の大合併が進められています。平成の大合併は、交通網 の整備、財政基盤の見直しなどにより、各地方公共団体の経営規模を拡大するも のとなりますが、「情報システムの統合」という大きな課題を抱えています。 情報化は有効なツールとなりますが、計画的に進めておかないと大きなトラブ ルの引き金となります。 (2) 近隣市町、産学官の共同推進体制 合併せずとも事務の共同処理により高度な行政運営体系ができます。既に水道 やごみなどの一部事務組合や広域行政圏活動、広域連合といった広域での行政運 営が実施されていますが、民間企業、大学等の研究機関との共同推進体制も視野 に入れておきたいものです。 (3) 市民参加と情報ボランティア、NPOの育成 行政運営の新たな手法として、市民参加・参画という形態が進められています。 情報推進の分野でもNPOやボランティア活動する市民の姿があります。このよ うな皆さんがコーディネートする場所、人材を整備する必要があります。 66 第6章 資料集 第6章 資料集 67 第6章 資料集 1. 計画策定組織 (1) 情報化推進本部 電子政府、電子自治体の構築に向け、豊明市として対応する新たな組織を設立し ています。 情報化推進本部設置要綱 豊明市情報化推進本部設置要綱 (設置) 第1条 行政及び地域情報化に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、豊明市情 報化推進本部(以下「本部」という。)を設置する。 (所掌事項) 第2条 本部は、次に掲げる事項を所掌する。 (1)情報化推進計画の策定に関すること。 (2)情報化推進体制の確立に関すること。 (3)情報化推進に関する総合的な調整及び推進に関すること。 (4)その他情報化推進に関すること。 (組織) 第3条 本部は、本部長、副本部長及び本部員をもって組織する。 2 本部長は、市長をもって充て、副本部長は、助役、収入役及び教育長をもって充てる。 3 本部員は、部長職をもって充てる。 (本部長及び副本部長) 第4条 本部長は、本部を総括する。 2 副本部長は、本部長を補佐し、本部長に事故があるときは、その職務を代理する。 (会議) 第5条 本部の会議は、本部長が必要に応じて召集し、本部長が議長となる。 (情報化推進会議) 第6条 情報化の推進を総合的かつ効率的に調査研究するため、本部に情報化推進会議を 設置することができる。 (庶務) 第7条 本部の庶務は、市長公室企画課において処理する。 (委任) 第8条 この要綱に定めるもののほか、推進本部の運営に関し必要な事項は、本部長が定 める。 附 則 この要綱は、平成14年 8 月1日から施行する。 情報化推進本部会議開催状況 会議名 第 1 回会議 日 時 H14. 9.26(木) 場所 市役所 委員数 13名 第2回会議 H15. 2.10(月) 市役所 13名 第3回会議 H15. 7.22(火) 市役所 13名 68 議 題 情報化推進スケジュール 情報化推進組織 情報化ニーズ調査結果 情報化推進計画概要 情報化推進計画書の策定 第6章 資料集 (2) 情報化推進委員会 電子政府、電子自治体の構築に向け、学識経験者、企業、各種団体、市民代表を 交え、豊明市の情報化施策の検討組織を設立しています。 情報化推進委員会設置要綱 豊明市情報化推進委員会設置要綱 (設置) 第1条 行政及び地域の情報化を総合的に推進するため、豊明市情報化推進委員会(以 下「委員会」という。)を設置する。 (所掌事項) 第2条 委員会は、情報化を推進する諸事項を調査し、情報化推進基本計画を審議する。 (組織) 第3条 委員会は、委員 10 名以内で組織する。 2 委員は、次に掲げる者のうちから、市長が委嘱する。 (1) 学識経験を有する者 (2) 通信事業者 (3) 公共的団体の代表者 (4) 情報化の推進に関心のある者 (5) 市の職員 (6) その他市長が必要と認めた者 3 前項第4号に規定する者は、市民からの公募により選任することができる。 4 委員会は、必要があると認めるときは、委員以外(外部機関等を含む。)の出席を求 めることができる。 (会長及び副会長) 第4条 委員会に会長及び副会長を置く。 2 会長は、委員の互選により定め、会務を総理する。 3 副会長は、会長が委員のうちから指名する。 4 副会長は、会長を補佐し、会長に事故があるとき、又は会長が欠けたとき は、その職務を代理する。 (任期) 第5条 委員の任期は、2年とする。ただし、委員に欠員が生じた場合の補欠 委員の任期は、前任者の残任期間とする。 (会議) 第6条 委員会は、会長がこれを召集する。 2 委員会の会議は、委員の半数以上の出席がなければ開くことができない。 (庶務) 第7条 委員会の庶務は、市長公室企画課において処理する。 (委任) 第8条 この要綱に定めるもののほか、委員会の運営に関し必要な事項は、会長が委員 会に諮って定める。 附 則 この要綱は、平成14年10月1日から施行する。 69 第6章 資料集 情報化推進委員会開催状況 会議名 第1回委員会 日 時 H14.11.25(月) 場所 市役所 委員数 9名 第2回委員会 H15. 2. 6(木) 市役所 10名 第3回委員会 H15. 3.25(火) 市役所 8名 第4回委員会 第5回委員会 H15. 5.13(火) H15. 7.16(水) 市役所 市役所 9名 10名 議 題 委員委嘱 委員長選任 会議の公開 情報化推進スケジュールと役割 IT関連事業 情報化ニーズ調査結果 情報化計画概要 情報化推進計画意見交換 計画スケジュール 計画書最終調整 情報化推進計画報告 情報化推進委員会委員名簿 No 氏名 1 小 栗 宏 次 学識経験者 愛知県立大学情報科学部教授 2 清 水 和 美 学識経験者 愛知学院大学情報社会政策学部教授 3 竹 田 尚 彦 学識経験者 愛知教育大学情報教育講座助教授 4 秋 国 雅 一 通信事業者 中 部 ケーブルネットワーク㈱ 企 画 グループ課 長 5 肥 田 正 美 通信事業者 NTTデータカスタマサービス㈱ 東 海 支 店 営 業 部 長 団体代表者 青年会議所理事長 6 鈴 木 孝 司 ( 前 任 :服 部 龍 一 ) 適用 7 平 野 裕 子 公募 8 伊 藤 正 朗 公募 9 加 藤 ひろみ 公募 10 永 松 浩 二 行政代表者 肩書き 助役 ※ 平 成 15年 2月 6日 交 代 ※公募委員は広報・ホームページにて募集し、公開抽選により決定 70 第6章 資料集 2. 用語集 愛知県新総合通信ネットワーク 愛知県や愛知県内市町村などを衛星系と地上系の多重大容量の無線網で結んだ防災・行政情 報の総合的な通信基盤。国の進める総合行政ネットワークに接続される。 IPv6(アイ・ピー・ブイ・シックス) Internet Protocol version 6 の略。増加するインターネットの使用者に対応するため、現在の IP(IPv4)に代わるものとして IETF(Internet Engineering Task Force)内の IPNG ワーク グループで準備が進められてきたプロトコル。IPv6 には、IP アドレスの 128 ビット化(IPv4 は 32 ビット) 、パケットヘッダの簡素化、セキュリティ機能の追加などが盛り込まれている。 アウトソーシング 情報システムの構築や運用管理を外部の専門業者に委託すること。 アクセス ネットワークを介してコンピューターに接続すること。 アプリケーション 特定の目的のために動くシステムやソフトウェアのこと。 インターネット 様々なコンピューターネットワークが相互に接続されている世界規模の情報ネットワーク。 ソフトウエアの進歩により、従来からのファイル転送や電子メールだけでなく遠隔教育やオン ライン通販など活用範囲が広がり利用者が急増している。 イントラネット インターネット技術を使って構築した内部ネットワーク。インターネット上で既に広く使わ れている機器やソフトを流用できるため、一般に安価に構築できる。 オンライン 通信回線を利用して、情報の入出力や蓄積をすること。 霞ヶ関WAN 国の各府省庁のLANを結ぶ各府省庁間WANのこと。 クライアント・サーバ 共有ディレクトリや共有プリンタ、データベースなどの情報資源を集中的に管理する。サー バとサーバを利用するクライアントで構成するコンピュータシステムの形態。 グループウエア グループでの作業を支援するために作られたソフトウエア。電子メール、電子掲示板、グル ープ・スケジューリング、文書情報の共有データベースなどの機能をもつ。 ケーブルインターネット ケーブルテレビ網を利用して提供されるインターネット接続サービス。 コンテンツ 直訳すると「内容」の意味。情報通信の分野では、コンピューターによって提供される情報 やサービスの意味で使用される。特に動画・画像や音などの作品を指すことが多い。 71 第6章 資料集 コンピューターウイルス 電子メールやホームページに添付されたファイルなどを介して多数のコンピューターに次々 に感染し、その中のデータやソフトウェアを破壊するなどの害を及ぼすコンピュータープログ ラムのこと。 サイバーテロ 国家や社会基盤の混乱を目的に,それを維持するために必要な情報システムへの侵入・破壊 工作を行うこと。 サイバーフォース ハイテク犯罪やサイバー-テロに対応するため,2001 年(平成 13)警察庁と各管区警察局に 設立された機動技術部隊。02 年には拠点としてサイバーフォース-センターが東京に設置され た。 情報リテラシー リテラシーとは読み書きの能力、識字率の事を指し、情報リテラシーとは情報を活用する能 力のことを意味する。 セキュリティ コンピューターやネットワークの利用者の機密保護。 セキュリティ・ポリシー 情報ネットワークのセキュリティを確保する上で必要な一連の規則。一般にセキュリティ要 件、セキュリティ上のリスクおよび対策手段や管理運営方法などを記述する。 総合行政ネットワーク(LGWAN:Local Government Wide Area Network) 行政事務の効率化・迅速化、重複投資の抑制、ネットワーク管理コストの削減、住民サービ スの向上、を主な目的とし、約3300の地方公共団体により構成される行政機関の閉じたネ ットワーク。 ソフトウェア (1) コンピューター-システムに関係するプログラム。システムの運用に関する文書化され た情報を含めることもある。ソフト。 (2) 映像・音楽・マルチメディアなどの作品。 (3) 特にハードウエアに対して,知識,思考による産物を集積したもの。 ダウンロード 一般に上位のコンピューターから下位のコンピューターへ大量のデータを転送すること。 データベース (1) 大量のデータを効率よく管理するためのソフトウェア。カード型、リレーショナル型 などがある。 (2) オンラインデータベースのこと。通常電話回線を通してアクセスする。営利目的で情 報を提供する商用データベースには、新聞記事、雑誌記事、人物・企業情報、文献など の情報が検索できるものなどがある。ユーザーはキーワードやコマンドを入力して目的 とする記事などを検索し、データをダウンロードしたり FAX への出力サービスを依頼 したりする。 デジタルアーカイブ 芸術や産業、自然などの資産をデジタル化・データベース化し、保存蓄積すること。最近は、 それらを情報発信することまで含むこともある。 72 第6章 資料集 デジタルデバイド 情報格差。インターネットやコンピューターを利用できる能力や環境の格差。インターネッ トやコンピューターが普及するにつれ、経済、政治、社会生活の全ての活動においてこうした 機器を持つことや扱う能力を身に付けることの重要性が増している。 電子商取引 インターネットなどネットワーク上で電子的に行われる商取引のこと。従来から企業間の一 部の取引で行われていたが、インターネットの普及により一般消費者を対象にした電子商取引 が急拡大している。 電子認証 電子署名が正しくその組織や個人によって行われたものであることを第三者が証明すること。 地方自治体の認証基盤を LGPKI(Local Government Public‐Key Infrastructure)、政府の認証基盤を GPKI(Government Public‐Key Infrastructure)、住民の認証を公的個人認証サービスと呼ぶ。 トラフィック ネットワークの特定の経路上を一定時間に流れる情報の量。トラフィックが多くなると情報 の伝送が遅くなるなどの障害が出るようになる。 ノンストップサービス インターネットなどを通じて、行政が行うさまざまなサービスを年中通して提供すること。 ハードウェア コンピューター-システムを構成する装置・機器。 バーチャル 〔バーチュアルとも〕仮想の意。 バックアップ コンピューターで、誤操作などによるデータ-ファイルなどの破壊や誤った更新に備えコピー を作っておくこと。また、コンピューター-システムの故障時に、代わりに働くコンピューター -システムを用意しておくこともいう。 光ファイバー ガラス繊維でできたケーブルで、光通信の伝送路に使う。一般の電話線に使われている銅線 と比べてデータの減衰がなく、大量のデータを高速に転送できる。また雷などの影響も受けに くい。INS ネット 1500 などの高速 ISDN 用のケーブルとして使われる。 ファイアウオール もともとは「防火壁」の意味。内部のネットワークとインターネットなどの外部のネットワ ークの接続環境に、あらかじめ定められた形態のデータのみ通過可能とする機能のこと。外部 からの不正なアクセスを遮断し、ネットワーク上のセキュリティを確保する手法のひとつとな る。 ファイルサーバー (1) AppleShare File Server のこと。LAN で接続されたユーザーがディスクを共有する ためのソフトウェア。 (2) ネットワーク上で他のマシンとデータをやり取りするために、多数のファイルを蓄積 しておく専用機のこと。 不正アクセス 行政や企業内部のネットワークに、外部から正規の手続きを経ず、不正に侵入する行為のこ と。 73 第6章 資料集 ブロードバンド 放送や情報伝送に利用できる帯域の広い通信。複数の信号を同時に送ることができる。 プロトコル データ通信を行うために必要な通信規約。プロトコルが違うシステム間では通信できない。 プロバイダ インターネットへの接続を提供する組織のこと。営利、非営利の両方がある。 ポータルサイト インターネットの利用者が最初にアクセスする入口(玄関=ポータル)となるページのこと。そ こから様々な情報やサービスにアクセスすることができる。 ホストコンピューター オンラインで接続されている 2 台以上のコンピューターのうち,大容量をもち主演算・制御 を受け持つ上位コンピューター。ホスト。 マルチペイントネットワーク 全国の金融機関と収納機関をネットワークで結ぶことで、金融機関の窓口以外でも、パソコ ン・ATMなどを利用して料金や税金の支払ができるようにするもの。 マルチメディア コンピューターの高性能化に伴い文字だけでなく音声や映像といった情報も取り扱いが可能 となった複数のメディアを用いた情報の表現。 メールマガジン 電子メールを利用した定期刊行物のこと。申込者に対して配信される。 モバイル(コンピューター) 移動中、あるいは外出先でコンピューターを利用すること。ノートパソコンや携帯情報端末 の高性能化・高機能化に伴い、外出中でも家や職場と同様の環境を再現できるようになりつつ ある。 ユビキタス 生活や社会の至る所にコンピュータが存在し、コンピュータ同士が自律的に連携して動作することに より、人間の生活を強力にバックアップする情報環境。 ワンストップサービス 必要なものを一箇所でまとめ買いができる方式を行政情報の入手などという行政サービスで 行うこと。 ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line) 電話線を使って高速なデジタルデータ通信をする技術の総称をDSLという。ADSLはそ の中で最も普及している形態で、下り(電話局∼利用者)と上り(利用者∼電話局)の速度が非対称 なのが特徴となっている。 ASP(Application Service Provider) インターネットを介してソフトウェア機能を提供する事業者のこと。利用者はインターネッ トを使用し、ASPのサーバーにあるソフトウェアを利用することができる。 bps(bit per second) 情報を送受信する速度のこと。1秒間に送信できるビット(0か1かという情報の最小単位) 数を表す。 74 第6章 資料集 CATV(Cable Television) 光ケーブルなどの有線を利用したテレビ放送サービス。難視聴地域の補償施設や共聴施設と して始まったが、最近では多チャンネル、高画質、双方向サービスなど付加価値をつけた都市 型CATVが普及している。また第1種電気通信事業者の許可を得て、専用線や電話、インタ ーネット接続サービスを提供する事業者も多い。 CIO(Chief Information Officer) 最高情報統括責任者のこと。単に組織の IT 担当責任者というだけでなく、情報システムを以 下に活用すべきかの戦略を立て、トップに直接提言する。技術的知識以上に事業運営の高い見 識が必要となる。 FTTH(Fiber to the Home) 電気通信事業者から各加入者宅まで光ファイバケーブルで接続し、家庭でも超高速で情報を 送受できるようにするもの。 GIS(Geographical Information System) 地理情報システム。デジタル・データ化した地図上に、道路や建築物に加え、水道管、ガス 管、電話線などのライフラインや、土地の所有権情報などを蓄積するシステム。 現在、位置情報システムと組み合わせた開発が進んでおりGPSやPHSを持たせて位置情 報を知らせることができる。 GPS(Global Positioning System) 全地球測位システム。米軍が打ち上げた24個の人工衛星と地上の制御局、利用者の移動局 で構成される。移動局と3個以上の衛星との距離を測定することで、移動局の位置を測定する。 カーナビゲーションシステムなどに使われている。 ICカード(Integrated Circuit Card) 磁気カードの磁気ストライプの代わりにIC(集積回路チップ)を埋め込んだもの。磁気カ ードに比べメモリ容量が大きい。 IT(Information Technology) コンピューター、通信などの情報システム、情報通信技術のこと。 LAN(Local Area Network) ある限定された区域内に敷設されたコンピューター通信のためのネットワーク。ケーブルや 無線などの伝送媒体やプリンタなどの情報資源を複数のコンピューターで共有し利用できる。 WAN(Wide Area Network) 建物や敷地を越える遠隔地の間を接続するための広域ネットワーク。LANの対比語として 用いられることが多い。 Web インターネット技術を活用し、Web ブラウザ(インターネットを表示するためのソフトウェ ア)を使用して業務システムを動かすことができる形態のシステム処理方式のこと。 75 第6章 資料集 3. 地域情報化に係る地域づくりの事例 (1) 地域情報化の基盤システムの整備 ① 地方都市における情報化(神奈川県大和市) 大和市は人口21万人の都市である。そこでは、インターネットを使って情報公開と職員全 員参加による市民との情報交流を基本として行政を進めている自治体である。端末は全部で2 750台であるが、2002 年度内に2800台のネットワークを整備する。小中学校では普通教 室までインターネットが整備されているほか、コミュニティーセンターや図書館などの端末は 全部無料で利用できる。 大和市の場合ホームページの市民サイトの環境が充実しているのが特徴である。例えば、電 子会議室「どこでもコミュニティー」では市政への質問、反論、苦情など、さまざまな発信が 数多く寄せられる。このようなメールのやりとりはメーリングリストと連動しているので、職 員も市民も、それに市長も見ることが出来る。市民と行政との信頼関係が電子会議室によって 築かれつつある。 1999年にはホームページの作成と電子ページとWeb検索が全職員の必修の研修テーマ となり、約130人いるネットワークリーダーはさらに専門的な研修が行われ、ネットワーク の構築実技では20台の構内情報通信網(LAN)をケーブルからつくるというプログラムから、 セキュリティーシステムの構築まで、高いレベルの技術が求められる。 また一方、市民サイドの取り組みも高まっており、市内のコミュニティーセンター(20 館) でホームページが開設されているが、これはほとんどが高齢者の手で作られている。 最近力を入れているのが IC カード事業である。 IC カードリーダー・ライターは非接触式で、公共・民間約200施設にある2800台のパ ソコンのうち1100台に設置されている。これらの機器は、常時接続のインターネットや独 自の専用車で接続され、システムには住民票発行、印鑑証明発行、国民健康保険証補助カード、 避難情報登録、Webバリアフリーシステム、電子地域通貨「LOVES」など多様なアプリケーシ ョン」が搭載されている。なお、IC カードは市民のうち希望者だけに配っており、2002年 3月末で、8万6012人の申請があったという。普及率は41.8%に及んでいる。 電子地域通貨「LOVES」は、 (Local ValueExchange System)の 略で、直訳すると地域価値交換システムとなる。地域通貨には2つの狙いがある。ひとつは、 地域経済の維持・再生。もうひとつはコミュニティーの維持・再生である。 LOVES も複合的なシステムから構成されており、 (1)学習施設予約 (2)スポーツ施設予 約 (3)講座イベント予約 (4)どこでもコミュニティー登録 (5)人を大切に (6) モノを大切に (7)ショッピング(商店街)(8)口座管理の8システムが用意されている。 ICカード全体の利用は、せいぜい5000件くらいで、うち LOVES の利用が月に4000件 ある。行政カードだけだと多くはタンスの中で眠ってしまうことが多いと考えられるので、使 用頻度を高めるためにも民間カードとの連携を考えることが必要だとしている。 大和市HP:http://www.city.yamato.kanagawa.jp/ ② NPOで地域情報化進める「ほくよん」(東京都北区) 行政と市民の二人三脚で地域の情報化を進める東京・北区のNPO「北区地域情報化推進協 ほく 議会」は、 「北とぴあ」の4階に 2000 年 4 月設置された地域情報化推進センター、通称「ほく よん」を活動拠点としている。 この拠点にはパソコンの体験コーナーが開設されており、2,000 円の年会費を払えば、だれ でも自由に使える。衝立を隔てた隣のスペースでは2時間 1,500 円で毎日、講習会を開いてい る。電子メールアドレスの登録料も 500 円と安い。 センターが毎週出しているメールマガジンは既に 100 号を数えた。参加メンバーが持つホー ムページのリンクがさらにリンクされて、情報はねずみ算式に増えているという。 なお、同センターの休館日は毎月第2月曜日だけで、午前 10 時から夜9時まで開いており、 平日働いている人にも使いやすいようにとの配慮がなされている。 そして、パソコンはメーカーも機種も様々であるが、これはセンター開設に合わせてメーカ 76 第6章 資料集 ーなどが寄付したものを寄せ集めたためである。机、備品類はすべて地元の企業が提供してい る。 「ほくよん」の先駆けとなったのは商工会議所のインターネット専門委員会に集まった若手 経営者らの取り組みで、96 年にインターネットで『ネットシティきたくなる町』を開設した。 そして、北区が産業活性化策の一環として地域の情報化を打ち出したことによって、インター ネットを活用した市民のコミュニケーションの活性化と、まちの活性化策が一つに結びついた。 北区には全域に張られたCATV(有線テレビ)網があり、センターのパソコンもこれに接 続され、インターネットの高速送信に力を発揮している。さらに、ネット網で話題になった話 をCATVの番組に流したり、区内のミニFMを逆にネットで配信したこともあるといわれ、 地域内の様々なメディアが相互に乗り入れすることで相乗効果を生んでいるようである。 北区地域情報化推進協議会:http://www.netcity.kita.tokyo.jp/hoku4/ ③ 電子自治体の構築を通じた住民サービスの充実(千葉県市川市) 千葉県市川市は電子自治体の構築を通じた住民サービスの充実に力を入れており、2001 年度から市内のコンビニエンスストアに備わった端末(1500ヶ所)から、公民館や野球場 などの公共施設の利用申請や行政情報を引き出せるシステムを本格的に導入した。2002年 5月からはインターネットカフェや SOHO 事業者などが入居する「いちかわ情報プラザ」からで も、新たに端末を設置しテレビ電話による法律相談などを開始している。 いちかわ情報プラザ 市川市:http://www.city.ichikawa.chiba.jp/ ④ 地域情報ハイウェイの整備(東京都世田谷区) 東京・世田谷区では地域情報化の基盤となる「世田谷情報ハイウェイ」を整備している。世 田谷区民約80万人がいつでも、どこでも、安価に、簡単に光ファイバーなどの高速大容量の ネットワークを使って、情報を利用できる仕組みである。 世田谷区の呼びかけに応えて民間企業が全面的に参加していることが大きな特徴である。背 景には、84年に世田谷電話局で発生したケーブル火災があり、その際に地域の情報網がマヒ し、情報危機を経験したことが企業の関心を呼んだ要因になっている。また、96年の阪神大 震災の経験から、災害時に正確で迅速な地域情報を伝達することの必要性を痛感したことから、 97年3月に世田谷区では情報基盤整備構想をまとめた経緯がある。この構想の中で設置が打 ち出されたのが世田谷区情報ハイウェイ推進協議会で、同協議会は区と通信、ケーブルテレビ、 情報機器など民間企業55社が参加して設立された。 世田谷情報ハイウェイの幹線は、旧建設省が国道246号に敷設した光ファイバーである。 77 第6章 資料集 さらに、区が独自に敷設した区役所と区内5ヶ所の総合支所、保健福祉情報センター、中央図 書館教育センターを結んだ約40㎞の光ファイバー網が加わって2つの系統があり、三軒茶屋 にある文化生活情報センターを拠点に光ファイバー、ケーブルテレビ、公衆の高速通信回線な どを使って各家庭まで結んでいる。 教育・学習サービス、地域コミュニティー、地域産業活性化、保健・医療・福祉サービスの 4分野で、民間企業から募集した事業を中心に11システムを稼動実験させ、実用化する予定 としている。 世田谷区:http://www.city.setagaya.tokyo.jp/index.shtml ⑤ 「移動ふれあい情報館(仮称)」を拠点とする情報化の推進(長崎県島原市) 公用車の箱型バン2台を改造して無線 LAN や電源装置を搭載した移動型の『IT 講習施設』を 拠点として、パソコンの操作などを学びたいと希望する市民の自宅近くまで出張して講習をす る事業を行っている。 また、無線LANのルーターとCATVを活用すれば、在宅の形で IT 受講も可能になって いる。このようにして、高齢者などがパソコンに興味を持つ機会を提供し、インターネットや 電子メールが使えるようにしている。 島原市:http://www.city.shimabara.nagasaki.jp/ ⑥ 農村部における地域情報化(石川県柳田村)、(富山県山田村) 石川県能登半島の中山間地にある柳田村では、村役場に隣接するマルチメディアセンターと 公共施設、全世帯約1400戸を総延長約65㎞の光ファイバーや同軸ケーブルで結び、各世 帯には双方向で通信できるテレビ電話システムや端末機を設置している。これによって、高齢 者などが家庭で測定した脈拍、血圧などの測定結果を村の福祉センターに送り、健康診断した り、村役場のお知らせや農業情報、災害情報を一斉に流すことが可能になるとしている。 柳田村:http://www.vill.yanagida.ishikawa.jp/ 一方、富山県中央部の山田村では2001年度から3年間で全世帯約460戸を毎秒100 メガビットの光ファイバー網で結ぶ事業を始めている。同村は1996年に希望する世帯にパ ソコンを無料で配布すると同時に村役場自らインターネット接続サービスを実施するなど、情 報化をいち早く進めてきたことで全国に知られている。 そのため、家庭へのパソコン普及率は90%を越えており、この普及に応えて村民が無料、 超高速でインターネットを利用できる環境を整える計画である。さらに農業情報の受発信や遠 隔医療、福祉サービスなどにも利用したいとしている。 「SOHO(スモールオフィス、ホーム オフィス)など産業振興にも利用して、情報化で過疎問題を解決したいとして意欲的である。 山田村:http://www.vill.yamada.toyama.jp/ (2) 教育 ① 「バーチャルスクール」の開設(岐阜県教育委員会(岐阜市)) 岐阜県では独自の教育改革モデル「岐阜県学園」構想に取り組んでいる。その構想では学校 間の情報ネットワークの構築と学校からの要請に応じて国内外の著名人などを講師として派遣 する能力開花支援事業を事業の柱としている。 学級、学年、学校といった垣根を外して、どの児童・生徒にもあらゆる教育的資源を提供で きるように仕組みをつくろうというものである。そこで、目的を達成するためには様々な学び の場、集いの場が必要だとして、バーチャルスクール「岐阜県学園」というホームページを岐 阜県教育委員会が立ち上げた。 「岐阜県学園」はバーチャルスクールにふさわしく学校に見 立てたサイトの構成になっている。例えば「学習室」の扉をクリックすると教育用コンテンツ のサイトにつながり、自学自習できる。 また、 「グランド」をクリックすると「休日の過ごし方」というサイトにつながって休日に行 われているイベントなどを見ることができる。 78 第6章 資料集 児童・生徒だけでなく、父兄など大人の意見も聞く「PTA 室」を設けているのも特徴である。 能力開花支援事業で登録されている講師を派遣してもらうには「職員室」をクリックする。 現在演奏会や合唱・野球・漫画指導、大学教授による講演会などが行われており、講師は約 400人の規模になっている。2001年度の講師派遣は626件で延べ約4万5000人の 児童・生徒が受講した。2002年度は予算を増額している。 「岐阜県学園」 :http://gakuen.gifu-net.ed.jp/ 学園新聞 「岐阜県学園」の学園しんぶん 2月28日号(第64号) くみひもづくりを体験・・・能力開花支援 (平成15年2月6日(木) ・大垣市立東小学校) 〈概 要〉 大垣市立東小学校では、大垣市在住で草木染め・くみひも工房を開設し、創 作活動をしている所鳳弘(ところ・ほうこう)さんを講師に迎えて、4年生の児 童たちがくみひもづくりを体験しました。 くみひもは、何色もの糸の組み合わせにより美しい模様を織りなすもので、 普通、自ら作った絹の糸を使うところにあります。所さんのくみひもの大きな特 徴は、蚕の飼育にはじまり、繭から糸をつむぎ、糸の染めつけまで、自分でされ ることです。 児童たちは、くみひもというふだんあまりなじみのない美しい日本の伝統文 化に触れることが出来て大変満足そうでした。 くみひもづくりを体験する児童たち <児童の感想> くみひもを作り始めたときは、 「むずかしいなあ、ちゃんとできあがるか なあ。」と不安な気持ちでした。なれてくると、あむはやさがはやくなる につれて、夢中になり、頭の中にペアの子と機械と私しかうつっていな いほどでした。 くみひもをやっておもしろかったです。はじめは難しかったけれど、だ んだん慣れてきて、はやくあめるようになりました。出来上がるのが、 すごく楽しみになりました。 僕は、くみひも体験をやってはじめのうちはうまくできずに困っていま した。教えていただき、どんどんあむはやさがはやくなりました。2人 で協力しあうということは、とても大切だということがわかりました。 ② 学校教育に地域イントラネットの活用:三鷹市立第一小学校(東京都三鷹市) 三鷹市はケーブルネットワークの整備が進んだ地域で、文科省が進めている「学校インター ネット」の中央ネットワークセンターが設置されているなど、ネットワークを重視した IT 教育 に関心が高い。 特に進んでいるといわれるのが市立第一小学校で、 「普段着のイントラネット」をキャッチフ 79 第6章 資料集 レーズとして学習活動に情報ネットワークを活用している。同校では2000年12月に無線 LAN を導入し、2001年度から学校、家庭、(保護者)、そして地域の人々を結んだイントラ ネット実験を始めている。そこでは授業で活用するだけでなく「普段着」のようにして休み時 間、下校の間際など登下校の間、日常当たり前のようにコンピューターを使うということが特 徴になっている。また、特徴的なこととしては、学校に係る情報の活用を校内だけに留めるこ となく、地域全体に広げていこうとしていることがある。すでに、このイントラネットに参加 している地域の人々は20人の規模に達し、職業も農家、自営、サラリーマンなど幅広い。さ らに、5,6年生の保護者と合わせると40人近い規模になる。 日直の児童がつくる学級日誌は、以前は担任が見るだけだったが、イントラネットを利用す ることで地域の人々も閲覧できる。学習テーマ別の掲示板もあるが、これにも保護者、地域の 人々がアドバイスをくれるという。 イントラネットにしたのはセキュリティーを確保する必要があるためで、ID・パスワード を使うので書き込めば本名が出る仕掛けが有効に働いて、児童からの質問に対するアドバイス などはまじめなものばかりになっている。このほかイントラネットには校内で行われた授業や イベントのライブ(録画)なども流している。実験が順調に推移してきたため、2002年度 は保護者対象学年を全学年に広げる予定になっている。 三鷹市立第一小学校:http://www.education.ne.jp/mitaka/ichisho-es/ 学校と地域の情報連携:地域イントラネットの活用 当ホームページは、三鷹市の学校イントラネットに参加されている方のサ ポートページです。 このホームページに入るためには、専用のIDとパスワードが必要となり ます。 ヘルプデスク 電話 090−2420−6490 (専用の受付電話です) eメール [email protected] 受付時間 平日/土曜/日曜/祝日 13:00∼21:00 ※但し、年末年始を除きます。 (12/28∼1/5 を予定) .事前にご連絡を差し上げた上で、臨時にお休みする場合もあります。 80 第6章 資料集 (3) コミュニティ ① 全国最大の地域サイト「光が丘Walker」(東京都練馬区) 新しい住民ばかりが集まる新興の住宅団地は、地域のコミュニティーの形成を図るに困難な ことが多いが、住宅都市整備公団(現都市公団)が開発した「光が丘団地」ではインターネッ ト上の交流が新たなコミュニティーを生んでいる。 同団地のホームページ「光が丘Walker」は約4万㌻の規模を持ち、1日3万数千㌻分のア クセスがあり、特定地域のサイトとしては日本最大級の規模になっている。 団地内の催しから趣味のグループ、お勧め店舗、不要品交換や子育てに関する意見交換の場 など生活にかかわることはほとんどすべてそろっている。ここでやりとりをした人たちが個々 に集い、スポーツや趣味のサークルが次々と生まれた。野球部やテニス部、バトミントン、バ スケットボールのサークルは 30 以上にのぼり、参加者の7割は女性だという。また、音楽のバ ンドは既に4グループあるという。 光が丘Walker のサークルやメーリングリストへの参加は自己紹介コーナーへの記入を条件 としているが、ここに参加している人だけでも約 1,300 人に上る規模で、世帯数でみると団地 の1割相当を占めている。 こうしたネットの利用により、団地内のサークル活動は活発になり、生活の情報はネットと 口コミの両方で以前よりはるかに豊富に伝わるようになったという。 光が丘ウォーカー:http://www.hikarigaoka.jp/ ② 商店街でシニア交流(福岡県久留米市) 久留米市の中心商店街、六つ門商店街の一画にある「シニア情報プラザ・久留米」のパソコ ンルームは、中高年向けのパソコン、インターネット教室などを軸とする情報交流の場を目指 した施設であり、パソコン操作を習う中高年、パソコンを教える中高年とでにぎわうシニアの 交流広場になっている。 地元民間グループの「シニアネット久留米」など3団体が空き店舗を活用して 2000 年9月開 設した。資金はマイクロソフトからの寄付 1,000 万円や国関連団体からの助成金を活用し、備 品の多くは商店街などの寄付である。 床は木製で優しさを演出し喫茶・休憩コーナーも設けてある。入り口には電動スクーターや 車いすを展示し随時貸し出している。 このように、インターネットの学習を中心にして高齢者が気軽に立ち寄り、商店街の買い物 も楽しめるような交流拠点にしようという仕掛けになっている。 情報プラザの運営に欠かせないシニアネット久留米は、高齢者がもっと生き生きと老後を過 ごせるように、退職後も知識や経験を生かして社会に参加し、交流を深めようという目的で 97 年に設立された。他の多くの高齢者グループと違うところは、交流のための有効手段としてイ ンターネットを据えていることである。 原則は 50 歳以上が会員資格だが、それ以下の人も「シニアサポーター」 として加わっている。 そして、約 500 人の会員は6割が 50∼60 代で、会員のうち 100 人以上が自分のホームページを 持っているという。そして、会員相互の交流が最低でもメールによって出来ることを要件とし て、入会手続はメールに限定している。そして、情報プラザはシニアネットに仲間入りするた めの入門コースといえる役割になっている。 インストラクターに登録しているのは約 40 人で、午前・午後各3人ずつを充てているが、担 当以外の人も自主的に出てくることが多いという。受講料はコース参加1時間 500 円、自由参 加同 700 円だが、講師の3分の2は無償で、有償の場合も1時間 500 円と、実質的にはボラン ティアに近い。 81 第6章 資料集 サイトマップ 会員登録 ヘルプ ちっご(筑後)地域に密着したシニアのコミュニティ シニアネット久留米は シニアの生き生きライフを応援します。 こんにちは。シニアネット久留米(SNK)のウェブサイトへようこそ。 シニアネット久留米:http://www.senior-net.gr.jp/snk/ ③ 「いい・こみゅにてぃ世田谷」プロジェクト(東京都世田谷区) このプロジェクトは、高齢化の進展に伴って、これから大量に生まれる定年退職者とその予 備軍を地域に迎え入れ、地域コミュニティー活性化の起爆剤にすることをねらいとしている。 その媒介役は地域通貨「エコマネー」である。 このプロジェクトが始動した世田谷区では、区民約 80 万人のうち、約 10 万人はいわゆる団 塊世代である。この世代は、都心と自宅を往復する仕事中心の生活から、次々と定年を迎える ことで地域に戻ってくる。そこで、こうした人たちの能力や経験を生かしつつ、いきいきと活 動できる受け皿づくりを進めようというのが最大の狙いである。 行政主導ではなく、区民や商店街、NPO(非営利組織)、インターネットや地域メディア も巻き込んだ新たな公共サービス像を探っているのが特徴である。 すでに 2002 年 4 月、東京商工会議所の NPO である「生活・福祉環境づくり 21」と世田谷区 が提携して事務局を開設した。8月から地域情報を紹介するホームページ(www.eecommu.jp/) の本格運営を始めている。このホームページには、ブロードバンド時代に対応して、区民や商 店主らがイベント情報を書き込むコーナー、事務局が独自取材した内容を動画付で配信する「世 田谷テレビ」など、地域情報をきめ細かく発信している。 そして、地域FM局やケーブルテレビ、ミニコミ誌とも連携し、定年退職者やその予備軍を 中心とした地域活動への参加希望者に対して情報発信に多様性と厚みを持たせる。並行してパ ソコンの活用法を学べるIT(情報技術)講習会や「市民塾」など定年者らの関心を引く催し 物も企画し、様々な形で行動を働きかけていく仕掛けである。 なお、自らの専門知識を生かして高齢者の地域活動をさまざまな形で支える区民を「生活文 化コーディネーター」と位置づけ、その報酬に「エコマネー」を活用する実験に今年度中をメ ドに乗り出す。 (資料:日経流通新聞(2003.8)) いいこみゅにてぃ世田谷:http://www.eecommu.jp/index.html (4) 産業振興 ① 「電子マネー」で商店街を活性化(広島県熊野町) 広島市の南東に位置し筆の特産地で知られる広島県熊野町は人口約2万6000人足らず の山あいの小さな町である。この町では、大型店の進出でさびれた商店街に、にぎわいを取り 戻す切り札として電子マネーを導入している。 99年11月に試験サービスを開始し、2000 年4月から本格運用している。ポイント加算機 能に加え、購入時に現金のいらない決済機能を持たせることで顧客の確保を目指す。そして、 高齢者向けに在宅入金や宅配サービス、安否確認、緊急連絡ができる独自の機能を付加したシ ステムの構築に乗り出している。 熊野町の電子マネーシステム ①本人識別機能が付いたICカードを町民に無料で配布 ②町民は町内12ヶ所に設置されたプリペイド(前払い)専用入金機で10万円を限度にカ ードに入金 ③入金額は広島県信用組合の預金口座から自動的に引き落とし ④月1500円のレンタル料で各商店に設置されたカード決済専用レジに、カードを通すだ 82 第6章 資料集 けでポイント加算と決済ができる ⑤65歳以上の高齢者宅には入金機が据え置かれ、自宅で入金が可能 というのが大まかな仕組みになっている。 高齢者がシステムの運営主体である「くまのニコニコカード協同組合」にファックスで注文 すれば集配センターから商品が配達され、その場で決済もできる。宅配サービスなどの機能を 付け加えることで、高齢者を商店街に呼び戻そうという狙いがある。さらに、カードの適用範 囲を医療機関や行政サービスにも広げていく予定である。 ICカードの配布枚数は現在、4200枚。熊野町の世帯数は約9300だから、まだ全世 帯に行き渡っていない計算だが、2001年度末までに1万5000枚まで引き上げる計画を 立てる。 利用できる店舗は現在の49店から年内には60店、2001年度には100店まで持って いくのが目標である。 熊野町:http://www.town.kumano.hiroshima.jp/ ② 地元企業1000社の技術情報を配信、中小企業の受発注を支援(大阪府東大阪市) 東大阪市は日本でも有数な中小企業の町で8000社以上の町工場が集積する。東大阪の中 小企業は技術力はある、顧客を見つける営業力が弱いとされてきた。企業が従来の大企業の傘 の下に安住し、下請け企業に甘んじていたのでは取引先は増えず、売上高の拡大も難しく、産 業の地盤沈下に拍車をかける。そこで、東大阪市が地元企業の技術力をインターネットで紹介 し、それを企業の受発注につなげる情報サービス事業の構想が数年前に持ち上がった。ユニー クな技術を有する多くの中小企業を全国に売り込んで、受注活動を活性化しようと市のネット サービス「東大阪市技術交流プラザ」が構築された。 (http://www.teechplaza.city.higashiosaka.osak.jp) 東大阪市技術交流プラザには「事業の概要」、イベント情報などの「トピックス」 「企業技術 情報データベース」 、市の最新ニュースをメール配信する「メールマガジン」 「技術交流掲示板」 関西の大学や研究機関との交流を支援する「技術交流ネットワーク」、関係機関のホームページ にリンクする「ホームページリンク集」が盛り込まれている。 その中で、情報発信の売り物は1000社の技術を細かく紹介する「企業技術情報データベ ース」である。そして、技術情報を自由に書き込んで自社技術をPRしたり、ビジネスパート ナーを探して受発注につなげる「技術交流掲示板」がある。企業技術のデータベースは業種、 キーワードのほか、製品からも検索できるようになっている。 このホームページの利用が増加しているが、その背景には市が積極的に「東大阪市技術交流 プラザ」をPRしていることがある。すなわち、新聞や産業技術の専門誌、同じく産業技術に 係る専門誌などが開設しているホームページにバナー広告を出す。そして、中小企業の産業技 術に係る情報を集録した CD-ROM を制作して全国の製造業の有力企業7000社に配布するな ど、地元の中小企業を支援し、モノづくりのまちを復活させようとする市の意気込みは強い。 東大阪市:http://www.city.higashiosaka.osaka.jp/ 83 第6章 資料集 84 第7章 編集後記 第7章 編集後記 本計画策定中の平成 15(2003)年 4 月 7 日は、 「鉄腕アトム」誕生 の日、昭和 27 年のコミックが、50 年後の電子機器や通信技術の発 達、未来都市の姿を描いています。アトムの世界は、ユビキタス社 会の到来として現実を迎えようとしています。 しかし、単なる情報化では世の中が変わりませんし、全てを機械 化・自動化すればいいものではないはずです。このような時代だか らこそ「感性」や「心」を見直してみませんか。 技術的なセキュリティの向上とともに、取扱う人の倫理を高める ような「教育・学習の機会」も大切となります。 情報化の流れは、今後ますます加速するでしょうが、市民と行政 の協力で上手く泳いでいきましょう。 主管:豊明市 市長公室 企画課 発行:平成15年7月 163 第6章 市民実態調査 4. 豊明市の情報化に関するアンケート調査報告書 豊明市の情報化に関するアンケート調査 (市民調査編) (街頭調査編) 平成15年3月 85 第6章 資料編 市民調査編 目 次 1.調査の概要 ---------------------------------------------------- 1 1−1 調査の目的--------------------------------------------- 1 1−2 調査の対象--------------------------------------------- 1 1−3 調査の方法と時期--------------------------------------- 1 1−4 回答の状況--------------------------------------------- 1 1−5 標本誤差の範囲----------------------------------------- 1 2.調査対象者の属性 ---------------------------------------------- 3 2−1 住んでいる地域(町名) --------------------------------- 3 2−2 性別 -------------------------------------------------- 5 2−3 年代 -------------------------------------------------- 7 2−4 職業 -------------------------------------------------- 9 3.調査の結果 ---------------------------------------------------- 11 3−1 日頃からほしいと思う情報 ------------------------------- 11 3−2 3−3 情報の収集方法(メディア) ----------------------------- 14 情報機器の保有状況(現在と将来) ----------------------- 24 3−4 インターネットの利用----------------------------------- 27 3−5 防災情報の迅速な入手方法 ------------------------------- 37 3−6 ケーブルテレビへの期待 --------------------------------- 39 3−7 情報化社会の生活イメージ ------------------------------- 42 3−8 情報化の懸念------------------------------------------- 44 3−9 地域情報化政策についての意見 --------------------------- 40 86 第6章 資料編 1.調査の概要 1−1 調査の目的 市民生活にかかわる身近な所においても情報化が急速に進みつつある。そして、 世界各地の情報だけでなく地域の情報も、さまざまな形で容易に手に入り、見聞 きすることもできるようになってきており、さまざまな情報機器が家庭や地域に 普及している。 このような時代の変化を踏まえて、豊明市では地域の情報化に係わる取り組み の方向づけ、市民生活の向上につながる情報化の目標像などを検討することで、 地域情報化に係わる指針を明らかにし、地域の情報化を図る計画を策定しつつあ る。 そこで、市民の情報化に係わる考えや家庭等における情報機器等の所有や利用 状況などを明らかにして、地域の情報化に係わる検討の基礎的資料を整備するこ とにした。 1−2 調査の対象 市内在住の 18 歳以上の市民を対象とした。 1−3 調査の方法と時期 1−4 回答の状況 ○調査票の配布数:1500 ○回答数:528 ○有効回答数:528(有効回答率:35.4%) 1−5 標本誤差の範囲 調査結果には統計上多少の誤差(標本誤差)が生じることがあり、調査結果を 見る場合には、次のような一定の幅をもたせてみる必要がある。標本誤差(E) は、次の式で算出される。 E=±2 P(100−P) N P:回答率(%) N:回答者数(人) 87 第6章 資料編 表 1-5-1 属 性 標準偏差の分布 P(回答率 %) N(回答 5又は 10又は 15又は 20又は 25又は 30又は 35又は 40又は 45又は 者数: 95 90 85 80 75 70 65 60 55 総 数 529 1.9 2.6 3.1 3.5 3.8 4.0 4.1 4.3 4.3 年 10歳代 35 7.4 10.1 12.1 13.5 14.6 15.5 16.1 16.6 16.8 20歳代 68 5.3 7.3 8.7 9.7 10.5 11.1 11.6 11.9 12.1 代 30歳代 102 4.3 5.9 7.1 7.9 8.6 9.1 9.4 9.7 9.9 40歳代 85 4.7 6.5 7.7 8.7 9.4 9.9 10.3 10.6 10.8 別 50歳代 110 4.2 5.7 6.8 7.6 8.3 8.7 9.1 9.3 9.5 60歳以上 128 3.9 5.3 6.3 7.1 7.7 8.1 8.4 8.7 8.8 会社員(事務系) 42 6.7 9.3 11.0 12.3 13.4 14.1 14.7 15.1 15.4 会社員(営業・販売系) 41 6.8 9.4 11.2 12.5 13.5 14.3 14.9 15.3 15.5 会社員(生産系) 60 5.6 7.7 9.2 10.3 11.2 11.8 12.3 12.6 12.8 12.6 17.3 20.6 23.1 25.0 26.5 27.5 28.3 28.7 職 自営業(工 業) 12 自営業(商業・サービス業) 28 8.2 11.3 13.5 15.1 16.4 17.3 18.0 18.5 18.8 業 会社役員 13 12.1 16.6 19.8 22.2 24.0 25.4 26.5 27.2 27.6 パートタイマー 58 5.7 7.9 9.4 10.5 11.4 12.0 12.5 12.9 13.1 別 家事専業 94 4.5 6.2 7.4 8.3 8.9 9.5 9.8 10.1 10.3 公務員・団体職員 17 10.6 14.6 17.3 19.4 21.0 22.2 23.1 23.8 24.1 学生・生徒 52 6.0 8.3 9.9 11.1 12.0 12.7 13.2 13.6 13.8 無職 67 5.3 7.3 8.7 9.8 10.6 11.2 11.7 12.0 12.2 その他 42 6.7 9.3 11.0 12.3 13.4 14.1 14.7 15.1 15.4 88 50 4.3 16.9 12.1 9.9 10.8 9.5 8.8 15.4 15.6 12.9 28.9 18.9 27.7 13.1 10.3 24.3 13.9 12.2 15.4 第6章 資料編 2.調査対象者の属性 ◎はじめに、あなたご自身のことについて、おたずねをさせていただきます。 該当する番号に1つ○をつけてください。 2−1 住んでいる地域(町名) 回答者の住んでいる地域は、「栄」が 22.0%最も多く、次いで、「二村台」が (13.6%) 、 「沓掛」 (10.4%) 、 「岬」 (8.7%) 、 「前後」 (8.5%)、 「新田」 (7.8%)、 「新栄」(7.4%)の順となっている。 性別でみると、男性では「栄」の占める比率が最も高く、女性においても「栄」 の比率が高くなっている。 図 2-1-1 地域(性別) 89 第6章 資料編 年代別にみると、 「10 歳代」では「二村台」、 「沓掛」 、 「阿野」が、 「20 歳代」で は「二村台」、 「沓掛」、 「西川」が、 「30 歳際」では「阿野」、 「前後」が、 「40 歳代」 では「三崎」、「新栄」、「西川」が、「60 歳代以上」では「二村台」が、それぞれ 多くなっている。 図 2-1-2 地域(年代別) 90 第6章 資料編 2−2 性別 回答者の性別は、「男性」(48.2%) 、「女性」(51.8%)とほぼ半々になっている。 地域別でみると、 「大久伝」で「男性」 (77.8%)と男性比率が最も多い他「前後」、 「三崎」で「男性」が多くを占めている。逆に「女性」の比率が多いのは、「西川」 (68.0%)であり、他には「栄」、「阿野」で比較的多くを占めている。 図 2-2-1 性別(地域別) 48.2 全体(527) 51.8 沓掛(55) 50.9 49.1 新田(41) 51.2 48.8 54.3 三崎(46) 45.7 77.8 大久伝(18) 22.2 42.9 阿野(56) 57.1 54.5 前後(44) 45.5 40.5 栄(116) 59.5 間米(14) 50.0 50.0 二村台(72) 51.4 48.6 48.7 新栄(39) 51.3 32.0 西川(25) 0% 20% 男性 68.0 40% 60% 91 女性 80% 100% 第6章 資料編 年代別にみると「10 歳代」、そして「50 歳代」と「60 歳代以上」で「男性」が、 「20 歳代」と「30 歳」では「女性」が、それぞれ多くを占めている。 図 2-2-2 性別(年代別) 48.2 全体(527) 51.8 54.3 10歳代(35) 45.7 42.6 20歳代(68) 57.4 37.6 30歳代(101) 62.4 47.1 40歳代(85) 52.9 50歳代(110) 52.7 47.3 60歳以上(127) 54.3 45.7 0% 20% 40% 92 60% 80% 男性 女性 100% 第6章 資料編 2−3 年代 回答者の年代は、 「60 歳代以上」が 24.3%と最も多く、次いで、 「50 歳代」 (20.8%) 、 「30 歳代」 (19.3%) 、 「40 歳代」 (16.1%) 、 「20 歳代」 (12.9%) 、 「10 歳代」 (6.6%) の順になっている。 次に、性別でみると、 「男性」では「60 歳代以上」と「50 歳代」で、 「女性」で は「30 歳代」と「20 歳代」が、それぞれ全体の傾向に比べて多くなっている。 図 2-3-1 年代(性別) 地域別でみると、 「10 歳代」は「西川」でこの年代が見られない。このほか「新 栄」でも 2.6%と少なく、逆に「沓掛」、「阿野」、「二村台」で若干多くなってい る。 「20 歳代」は「大久保」 (23.5%) 、 「前後」 (23.1%)で多いほか、 「阿野」、 「西 川」などでも比較的多く、逆に「前後」(4.4%)、 「三崎」(6.5%)をはじめ「間 米」などで少なくなっている。 「30 歳代」は「大久保」 (29.5%) 、 「前後」 (28.9%)で多いほか、 「阿野」、 「西 川」などで多く、逆に「間米」(7.1%)をはじめ「二村台」 、「三崎」などで少な くなっている。 「40 歳代」は、 「三崎」 (28.3%) 、「新栄」 (28.2%)と多いほか、 「西川」、 「間 93 第6章 資料編 米」で多く、逆に「沓掛」(5.5%)、「大久伝」(5.9%)で少なくなっている。 「50 歳代」は「西川」(26.9%)のほか「沓掛」、「栄」で若干多く、逆に「間 米」、「新栄」で少なくなっている。 「60 歳以上」は「間米」 (43.0%)と全体に比べて 20 ポイント近く多くなって いるほか、 「三崎」、 「二村台」で多く、逆に「西川(」3.8%)と 20 ポイント近く 少ないほか「沓掛」、「大久伝」で少なくなっている 図 2-3-2 年代(地域別) 94 第6章 資料編 2−4 職業 回答者の職業は、 「家事専業」が 17.9%と最も多く、次いで、 「無職」 (12.7%) 、 「会社員(生産系)」 (11.4%) 、 「パートタイマー」 (11.0%) 、 「学生・生徒」 (9.9%)、 「会社員(事務系)」(8.0%)、「会社員(営業・販売系) 」(7.8%)の順となって いる。 性別でみると、 「男性」では「会社員(生産系) 」が最も多く、 「無職」、 「会社員 (営業・販売系)」、「学生・生徒」が多くなっている。 「女性」では「家事専業」 が 34.2%と最も多く1/3を占め、次いで「パートタイマー」が約2割となって いる。 図 2-4-1 職業(性別) 95 第6章 資料編 年代別でみると、「10 歳代」では「学生・生徒」が 97.1%とほとんどを占めて いる。 「20 歳代」では「学生・生徒」が1/4と多く、次いで「会社員(営業・販売 系)」、「会社員(生産系)」が多い。 「30 歳代」では「家事専業」、 「パートタイマー」が、 「40 歳代」、 「50 歳代」で は「会社員(生産系)」、 「パートタイマー」が、 「60 歳代以上」では「無職」が 42.0% と半数近くを占めるほか「家事専業」が多くなっている。 図 2-4-2 職業(年代別) 96 第6章 資料編 3.調査の結果 3−1 日頃からほしいと思う情報 ◎日頃の生活や地域に係わる情報の中で、あなたがほしいと思っている情報は、 どのようなものですか。3つまでに○をつけてください。 日頃からほしい情報を聞いたところ、「医療情報」が 44.6%と最も多く1位、 次いで、2位「防災情報」(40.2%) 、3位「身近な地域のニュース」 (32.8%) 、 4位「消費者・生活情報」(31.4%) 、5位「福祉サービス情報」(26.7%) 、6位 「市民文化・スポーツ情報」(23.4%) 、7位「行政情報」(22.9%) 、8位「市内 の交通情報」(15.4%)の順になっている。 性別にみると全体の傾向に比べ、 「男性」では「身近な地域のニュース」、 「行政 情報」、「市内の交通情報」、「地域づくりに係わる情報」、「市行政に係わる情報」 での回答比率が多く、 「消費者・生活情報」、 「福祉サービス情報」での回答が少な くなっている。反対に「女性」では「「消費者・生活情報」 、「福祉サービス情報」 で回答が多くなっている。 図 3-1-1 日頃からほしいと思う情報(性別) 97 第6章 資料編 年代別にみると、 「消費者・生活情報」、 「市民文化・スポーツ情報」、 「市内の交 通情報」では年代層が低いほど回答が多く、 「行政情報」 、 「医療情報」、 「福祉サー ビス情報」、「防災情報」では年代層が高くなるにつれて回答率が高くなる傾向に ある。 「健康情報」では「10 歳代」で回答がないものの、 「20 歳代」以降では年代が 若いほど回答率が高くなっている。 「10 歳代」では、 「消費者・生活情報」 「市民文化・スポーツ情報」が 5 割近く を、 「市内の交通情報」が 39.2%を占めるなど全体に比べて 20 ポイント以上多い ほか、「健康情報」では回答者がいないものとなっている。 「60 歳以上」では「防災情報」、 「医療情報」、 「福祉サービス情報」が 5 割近く の回答があり、「健康情報」が少ないものとなっている。 図 3-1-2 日頃からほしいと思う情報(年代別) 98 第6章 資料編 表 3-1-1 街頭調査結果との比較 [この設問の単純集計結果を街頭調査(地域別集計)と比較した表である。 ] 市民調査結果 街角調査結果 件数 (% ) 件数 市内 (% ) 件数 市外 (%) 件数 全体 (% ) 525 - 445 - 185 - 700 - 1.身 近 な 地 域 の ニ ュ ー ス 172 32.8 219 49.2 81 43.8 340 48.6 2.商 品 や 地 域 の お 店 の 情 報 な ど 165 31.4 90 20.2 62 33.5 176 25.1 3.市 役 所 の 各 種 手 続 き の 方 法 、 施 設 の 予 約 な ど 120 22.9 73 16.4 25 13.5 104 14.9 4.休 日 夜 間 の 医 療 サ ー ビ ス 、 緊 急 時 の 対 応 な ど 234 44.6 157 35.3 52 28.1 236 33.7 5.健 康 づ く り や 子 育 て な ど に 係 わ る 情 報 48 9.1 44 9.9 10 5.4 65 9.3 6.在 宅 介 護 、 福 祉 施 設 サ ー ビ ス な ど 140 26.7 91 20.4 13 7.0 112 16.0 7.学 校 教 育 の 内 容 、 イ ベ ン ト な ど 43 8.2 39 8.8 30 16.2 77 11.0 8.緊 急 時 の 避 難 、 災 害 情 報 、 被 災 予 想 図 な ど 211 40.2 197 44.3 74 40.0 299 42.7 9.サ ー ク ル 活 動 や 文 化 ・ ス ポ ー ツ の 行 事 な ど 123 23.4 109 24.5 50 27.0 172 24.6 10.市 内 の 観 光 名 所 や 観 光 行 事 な ど 41 7.8 30 6.7 11 5.9 43 6.1 11.バ ス や 鉄 道 、 道 路 整 備 な ど 81 15.4 66 14.8 57 30.8 131 18.7 12.議 会 、 市 民 参 加 活 動 状 況 な ど 43 8.2 22 4.9 9 4.9 34 4.9 13.予 算 ・ 決 算 、 施 政 方 針 な ど 33 6.3 13 2.9 2 1.1 15 2.1 8 1.5 6 1.3 3 1.6 9 1.3 14.そ の 他 (街頭調査との比較) 今回の市民(市内)を対象とした在宅調査と街頭調査の回答結果を比べてみる。 今回の市内在宅調査と街頭調査(「市内」)の回答比率を比べてみると、今回の 調査では 1 位「休日夜間の医療サービス、緊急時の対応など」 (44.6%) 、3位「身 近な地域のニュース」(32.8%)が、街頭調査ではそれぞれ3位(35.3%)、1位 (49.2%)と、また4位「商品や地域のお店の情報など」(31.4%) 、6位「サー クル活動や文化・スポーツの行事など」 (23.4%)がそれぞれ6位(20.2%)と4 位(24.5%)に順位が逆転している。 このほか、両調査で同じく5位である「在宅介護、福祉施設サービスなど」で は、在宅調査の方が6ポイント以上高いものとなっている。一方、街頭調査の1 位である「身近な地域のニュース」は5割近い回答率で、在宅調査に比べて高い 回答となっている。 今回の市内在宅調査と街頭調査(「市外」)の回答比率を比べてみると、今回の 調査に比べ、今回の調査で3位であった「身近な地域のニュース」が「市外」街 頭調査では1位(43.8%)、1位であった「休日夜間の医療サービス、緊急時の対 応など」が3位(35.3%)となっている。 その他両調査結果をみると、 「議会、市民参加活動状況など」 、 「予算・決算、施 政方針など」が今回の調査の方が「市外」街頭調査に比べて多く、逆に「バスや 鉄道、道路整備など」、 「学校教育の内容、イベントなど」では街頭調査( 「市外」) での回答が倍と多いものとなっている。 99 第6章 資料編 3−2 情報の収集方法(メディア) ◎あなたは、日頃から必要としている情報を、どのような方法(メディア)で知 ったり、調べたりしていますか。また、もっと便利で、身近に利用したいと希 望する方法はありますか。 (1)現在の収集方法の全体傾向 現在の情報収集の方法では、「市の広報誌」、「地域情報誌・タウン誌」、「新 聞」、 「知人・親戚との会話」、 「近隣の住民との会話」が全体的に多くなってい る。収集する情報の種類によっては「テレビ」 、 「電話」も利用されているよう で、多いものとなっている。 日常生活に密着した情報ともいえる「身近なニュース」、 「消費者・生活情報」、 「小中学校の情報」では、 「新聞」、 「地域情報誌・タウン誌」、さらには「知人・ 親戚との会話」、 「近隣の住民との会話」によって情報収集されることが多いこ とが明らかになっている。 市民生活の一般的な情報ともいえる「行政情報」 、 「医療情報」、 「健康情報」、 「福祉サービス情報」、 「小中学校の情報」、 「防災情報」、 「市民文化・スポーツ 情報」、「観光・レジャー情報」、さらには「市内の交通情報」や「地域づくり 係わる情報」、「市行政に係わる情報」では、「市の広報誌」を中心に「地域情 報誌・タウン誌」、「行政のPRビラ」などで収集することが多くなっている。 (2)今後希望する収集方法の全体傾向 今後の希望する方法について全体的な傾向を最初に見る。 その結果、現在の収集方法に比べて、希望する方法としては「インターネッ ト」が 20%以上、「ケーブルテレビ」が 5%以上比率を伸ばしているのが特徴 である。逆に、「知人・親戚との会話」、「近隣の住民との会話」といった『口 コミ』と言われる方法は大幅に減少し、「新聞」、「テレビ」なども少なくなっ ている。 そして、日常生活に密着した情報である「身近なニュース」、 「消費者・生活 情報」などでは、今後とも「地域情報誌・タウン誌」をインターネットやCA TVとともに利用したいとしている。また、市民生活の一般的な情報ともいえ る「行政情報」や「医療情報」、 「健康情報」、 「福祉サービス情報」 、そして「防 災情報」、 「市民文化・スポーツ情報」、などでは、 「市の広報誌」を中心に「地 域情報誌・タウン誌」や「行政のPRビラ」をインターネットなどと合わせて 利用する傾向が示されている。 (3)性別、年代別の特徴 性別でみると、全体的に情報収集は、 「男性」では「新聞」で現在、 「インタ ーネット」で今後の希望が多くなっている。一方、 「女性」では「知人・親戚 100 第6章 資料編 図 3-2-1 情報の収集方法(全体集計) 101−102 第6章 資料編 との会話」、「近隣の住民との会話」が現在、今後とも、「ケービルテレビ」、 「地域情報紙・タウン誌」、 「ミニコミ誌」が今後の希望として多くなっている。 年代別にみると、「20∼40 歳代」では今後「インターネット」による方法が 多く、「40∼60 歳代」では現在、今後とも「市の広報紙」などを中心とした方 法が多くなっている。 103 第6章 資料編 表 3-2-1 電 話 フ イ ン タ ッ ク ス ネ ト ー ラ ジ オ ー テ レ ビ ァッ 新 聞 情報の収集方法(性別:その1) ケ ブ ル テ レ ビ 書 籍 ・ 雑 誌 行 政 の P R ビ ラ 市 の 広 報 紙 地 域 情 報 紙 ・ タ ウ ン 誌 28.6 23.8 37.6 31.6 ミ ニ コ ミ 誌 知 人 ・ 親 戚 と の 会 話 近 隣 の 住 民 と の 会 話 (%) そ の 他 合 計 / 実 数 1.身近な地域のニュース 男性(現在) (希望) 女性(現在) (希望) 27.7 11.2 14.3 7.9 18.8 3.9 11.5 4.8 1.0 0.5 0.9 - 0.4 0.5 0.5 1.0 5.3 - 24.3 13.2 - 1.3 4.4 0.5 16.7 10.5 1.0 0.4 0.5 4.9 2.1 2.6 2.9 17.5 13.8 15.3 14.4 0.5 0.9 1.9 2.9 5.3 1.1 1.6 4.4 14.0 3.8 5.3 1.0 1.6 1.3 1.4 206 189 229 209 6.6 4.7 3.2 2.0 - 0.9 0.5 - 3.8 3.3 - 26.5 10.6 - 2.3 0.5 - 18.7 9.6 2.2 1.8 2.8 1.5 2.7 8.2 24.7 2.4 11.2 25.3 1.8 6.0 29.5 2.5 11.1 26.3 1.1 1.2 1.4 3.0 8.2 5.5 2.4 1.2 8.3 11.5 2.5 4.5 7.7 3.5 6.5 2.5 182 170 217 198 0.5 1.7 1.5 1.1 - 7.4 2.8 7.4 3.5 - 4.2 - 34.5 - 1.8 1.0 26.4 0.5 5.1 0.5 6.5 - 7.9 4.5 7.4 6.5 60.5 44.6 64.1 47.3 3.7 4.0 4.1 4.0 0.5 - 6.3 0.6 7.4 3.0 1.1 0.6 0.9 - 7.9 1.7 7.8 3.0 190 177 217 201 1.1 3.0 0.9 1.0 0.5 10.7 - 5.3 - 10.8 - 9.4 - 2.1 0.6 27.8 - 0.9 0.5 26.2 1.1 4.1 6.4 0.6 - 3.7 5.3 4.2 2.5 60.4 41.4 51.4 39.1 3.2 3.6 5.2 7.4 0.5 0.6 1.0 4.8 1.8 9.4 2.0 2.7 7.1 2.0 4.8 3.6 8.5 3.5 187 169 212 202 2.消費者・生活情報 男性(現在) (希望) 女性(現在) (希望) 28.6 11.2 26.7 17.7 3.行政情報 男性(現在) (希望) 女性(現在) (希望) 1.6 2.3 0.5 - 4.医療情報 男性(現在) (希望) 女性(現在) (希望) 7.5 4.7 4.2 2.0 5.健康情報 男性(現在) (希望) 女性(現在) (希望) 7.1 8.2 6.1 2.4 7.1 11.1 3.2 5.9 - 0.6 1.2 1.0 0.5 0.6 4.1 - 27.4 - 1.5 0.5 21.6 6.1 0.5 5.4 6.5 1.2 6.1 3.2 4.1 2.4 3.5 3.8 42.9 41.5 44.9 40.5 8.8 4.9 5.6 7.0 - 8.8 1.8 4.3 2.5 10.6 4.3 4.3 4.1 1.2 5.1 1.6 5.9 1.2 5.1 2.7 170 164 198 185 - 3.3 1.7 2.5 2.1 - 2.8 0.6 29.1 - 1.0 - 25.0 0.6 9.3 1.0 6.3 0.6 1.0 - 7.2 3.5 6.5 5.2 57.2 43.6 65.5 47.9 5.0 4.1 2.0 4.7 0.6 1.0 1.6 6.1 1.7 7.0 1.0 3.9 0.6 3.5 0.5 6.1 2.9 3.0 3.6 180 172 200 192 - 0.6 0.6 0.6 - 2.5 - 29.3 - 1.1 - 19.5 3.2 8.3 2.7 9.2 0.6 0.5 - 6.4 0.6 2.7 4.0 46.5 7.0 42.0 6.4 39.6 8.8 39.7 10.3 1.3 1.9 0.5 2.3 7.6 9.6 12.1 3.2 - 3.2 9.9 14.3 16.5 4.0 4.6 5.7 157 157 182 174 6.福祉サービス情報 男性(現在) (希望) 女性(現在) (希望) 7.2 3.5 5.5 2.6 3.3 2.9 4.5 2.6 7.小中学校の情報 男性(現在) (希望) 女性(現在) (希望) 3.2 3.8 3.8 1.7 0.6 1.9 1.1 0.6 104 第6章 資料編 表 3-2-2 電 話 フ イ ン タ ッ ク ス ネ ト ー ラ ジ オ ー テ レ ビ ァッ 新 聞 情報の収集方法(性別:その2) ケ ブ ル テ レ ビ 書 籍 ・ 雑 誌 行 政 の P R ビ ラ 市 の 広 報 紙 地 域 情 報 紙 ・ タ ウ ン 誌 ミ ニ コ ミ 誌 知 人 ・ 親 戚 と の 会 話 近 隣 の 住 民 と の 会 話 (%) そ の 他 合 計 / 実 数 8.防災情報 男性(現在) (希望) 女性(現在) (希望) 4.4 5.0 4.8 2.9 8.2 7.3 3.4 5.4 1.1 1.1 2.4 1.0 0.6 1.0 2.0 - 0.5 - 32.4 - 0.5 1.0 20.0 0.5 5.6 1.0 9.3 1.1 0.6 - 7.1 5.0 8.7 6.8 68.3 44.7 61.5 41.5 5.5 2.2 5.3 7.3 - 2.2 1.7 4.3 2.0 1.1 1.1 5.3 2.0 4.9 1.7 5.3 2.9 183 179 208 205 - 2.7 - 29.1 - 1.0 - 20.5 3.8 8.6 1.5 6.7 0.6 - 5.5 2.9 5.9 5.1 63.7 8.8 45.7 6.3 68.8 9.9 50.3 10.3 1.1 1.7 2.5 2.1 6.6 2.3 3.5 2.1 2.7 0.6 3.5 1.0 2.7 0.6 4.5 2.6 182 175 202 195 - 4.7 4.7 - 30.3 9.7 - 5.6 1.0 - 21.8 10.6 4.7 3.0 2.0 1.6 3.5 4.8 4.1 3.7 44.4 31.5 45.7 38.8 22.2 13.9 20.3 17.6 2.3 1.2 3.0 1.1 2.3 1.2 7.1 2.7 4.7 1.8 5.6 1.1 5.8 0.6 6.1 2.7 171 165 197 188 1.2 1.2 1.0 0.5 8.1 4.8 7.3 7.7 53.5 38.7 46.9 39.2 6.4 5.4 5.2 8.8 0.6 - 2.9 0.6 5.7 1.5 2.9 5.7 1.0 8.1 1.8 9.9 1.5 172 168 192 194 9.市民文化・スポーツ情報 男性(現在) (希望) 女性(現在) (希望) 3.8 2.9 1.5 1.5 1.1 1.5 - - - 0.6 - 0.6 0.6 1.0 - 4.7 1.5 10.観光・レジャー情報 男性(現在) (希望) 女性(現在) (希望) 4.1 2.4 1.5 1.1 0.6 3.6 2.0 2.1 11.市内の交通情報 男性(現在) (希望) 女性(現在) (希望) 4.7 7.1 5.2 3.6 4.1 5.4 6.3 6.2 - 8.1 - 31.5 - 5.2 0.5 26.3 1.7 7.1 5.7 12.地域づくりに係わる情報 男性(現在) (希望) 女性(現在) (希望) 2.2 4.6 0.5 0.5 1.7 0.5 0.5 - - - 1.1 - 24.6 - 0.5 - 16.0 1.1 5.7 5.3 - 8.7 79.2 - 6.9 54.9 - 10.2 81.2 - 9.6 65.4 6.6 3.4 2.0 1.6 1.1 1.5 0.5 2.5 1.1 1.6 1.1 1.0 0.5 3.3 1.7 2.0 1.6 183 175 197 188 - 1.1 - 24.1 - 0.5 - 15.9 3.4 4.2 - 6.1 84.4 - 5.2 59.2 - 10.1 82.4 - 10.1 66.1 5.6 4.0 1.5 0.5 0.6 - 2.0 1.1 0.5 - 3.3 1.7 3.0 2.1 180 174 199 189 - 7.7 - 41.7 - 10.0 10.0 7.1 14.3 14.3 - 7.7 61.5 - 33.3 - 20.0 20.0 7.1 35.7 21.4 - 7.7 8.3 - - 8.3 - 20.0 - 7.1 13 12 10 14 13.市行政に係わる情報 男性(現在) (希望) 女性(現在) (希望) 1.1 4.0 0.5 1.1 0.6 3.4 1.5 1.6 - - 男性(現在) 15.4 (希望) 女性(現在) 20.0 (希望) 28.6 8.3 7.1 8.3 7.1 7.1 14.その他 105 第6章 資料編 表 3-2-3 テ ラ 電 フ ァ オ ブ ル 話 ス ネ ッ ビ タ ジ ク 聞 ケ ン ー ッ レ イ ー 新 情報の収集方法(年代別:その1) テ レ ト ビ 書 籍 ・ 雑 誌 行 政 の P R ビ ラ 市 の 広 報 紙 地 域 情 報 紙 ・ タ ウ ン 誌 ミ ニ コ ミ 誌 知 人 ・ 親 戚 と の 会 話 近 隣 の 住 民 と の 会 話 (%) 合 そ 計 の / 実 他 数 1.身近な地域のニュース 10歳代 (現在) (希望) 20歳代 (現在) (希望) 30歳代 (現在) (希望) 40歳代 (現在) (希望) 50歳代 (現在) (希望) 60歳以上(現在) (希望) 18.2 12.1 13.8 10.3 28.1 7.0 23.2 5.4 19.4 11.2 10.1 5.6 27.5 1.4 10.6 3.0 17.0 6.8 11.7 7.8 28.6 8.8 11.3 7.5 3.0 1.8 3.0 1.8 1.4 1.3 1.1 1.3 3.0 3.0 20.7 10.3 1.8 1.8 17.9 8.9 2.0 4.1 24.7 11.2 1.4 8.7 33.3 12.1 5.7 1.3 16.9 15.6 4.4 10.0 11.3 1.8 1.0 1.1 1.3 3.0 30.3 3.4 27.6 38.6 28.6 2.0 39.8 2.2 32.6 2.9 31.9 22.7 2.3 23.9 6.5 15.6 9.9 34.1 2.5 37.5 15.2 3.4 5.3 7.1 16.3 10.1 13 12.1 26.1 23.4 16.5 20.0 6.5 6.9 1.8 3.4 2.2 1.1 16.1 20.7 16.1 16.9 31.5 23.9 27.1 16.9 34.2 38.6 28.2 35.7 3.3 11.1 3.4 6.6 5.8 4.7 1.5 43.3 16.7 37.0 7.4 35.6 5.1 42.6 6.6 62.8 1.2 44.7 2.4 74.2 3.0 37.5 1.6 69.4 1.2 47.3 5.4 71.6 4.9 60.6 3.0 1.8 1.1 1.4 2.3 2.6 12.1 3.0 6.9 3.4 8.8 3.5 3.6 1.8 1.0 6.1 1.1 3.4 1.4 11.6 1.5 3.0 3.4 17 2.6 5.2 2.2 12.1 2.5 3.8 1.4 3.0 1.1 1.3 1.1 1.3 33 29 57 56 98 89 69 66 88 77 91 80 12.9 12.9 3.4 3.4 10.7 3.6 5.4 1.7 3.4 7.6 10.9 6.5 2.3 3.4 1.1 5.7 10 8.6 6.2 4.6 5.1 10.1 3.8 1.4 2.9 2.9 11.3 11.3 8.5 7.1 3.6 3.6 31 29 56 59 92 88 70 65 79 70 71 56 13.3 3.7 22.0 4.9 4.7 16.7 3.7 18.6 1.6 10.5 3.5 6.1 4.7 2.4 1.4 1.2 30 27 59 61 86 85 66 64 85 74 81 66 3.3 20.0 11.1 3.5 12.3 3.6 6.7 6.7 1.2 2.4 3.1 7.8 4.6 7.1 2.4 4.0 2.7 4.0 1.3 1.5 30 27 57 56 89 82 64 65 85 75 75 65 3.5 3.6 2.消費者・生活情報 10歳代 (現在) (希望) 20歳代 (現在) (希望) 30歳代 (現在) (希望) 40歳代 (現在) (希望) 50歳代 (現在) (希望) 60歳以上(現在) (希望) 19.4 6.5 10.3 3.4 33.9 5.4 23.7 1.7 19.6 3.3 9.1 3.4 35.7 1.4 12.3 1.5 35.4 2.5 17.1 2.9 19.7 11.3 14.3 7.1 1.1 1.4 1.8 6.5 13.8 5.4 23.7 10.2 3.3 4.3 28.4 8 5.7 40 10.8 1.3 12.9 14.3 2.8 7.1 12.5 6.5 6.9 7.1 1.7 3.3 3.4 1.3 12.9 27.6 10.7 11.9 6.5 17 5.7 10.8 6.3 1.4 2.9 5.6 4.2 5.4 3.6 3.4 1.7 1.1 1.1 1.4 1.5 1.3 5.7 2.8 3.行政情報 10歳代 (現在) (希望) 20歳代 (現在) (希望) 30歳代 (現在) (希望) 40歳代 (現在) (希望) 50歳代 (現在) (希望) 60歳以上(現在) (希望) 3.3 3.7 8.5 1.6 8.1 3.7 1.7 4.9 2.4 3.7 1.5 1.2 4.5 2.5 6.1 4.7 8.2 2.7 7.4 7.6 3.3 22.2 1.7 29.5 5.8 1.2 37.6 4.5 1.6 45.3 2.4 28.4 7.8 1.2 9.5 12.1 1.5 7.4 1.7 1.6 7.1 15.3 8.1 11.1 6.1 1.5 1.7 1.2 3.0 2.4 1.4 6.2 4.5 4.医療情報 10歳代 (現在) 6.7 (希望) 11.1 20歳代 (現在) 1.8 (希望) 5.4 30歳代 (現在) 5.6 (希望) 1.2 40歳代 (現在) 6.3 (希望) 1.5 50歳代 (現在) 7.1 (希望) 1.3 60歳以上(現在) 8.0 (希望) 4.6 7.4 1.8 2.4 1.2 1.3 4.0 3.1 6.7 3.7 3.5 1.8 14.6 4.9 4.7 6.2 1.2 12.9 9.3 17.3 16.9 3.3 11.1 7.4 5.3 30.4 5.4 1.1 35.4 3.7 3.1 1.5 40.0 10.8 1.3 22.7 1.8 3.6 3.4 2.4 3.1 6.7 1.3 12.3 1.5 106 4.7 6.7 8.0 7.7 40.0 37.0 45.6 37.5 50.6 40.2 60.9 35.4 67.1 41.3 57.3 46.2 3.3 3.7 8.8 8.9 3.4 8.5 3.1 1.5 2.4 8.0 5.3 1.5 16.7 7.4 15.8 3.6 7.9 1.6 1.5 3.1 6.3 1.2 1.3 4.0 3.1 第6章 資料編 表 3-2-4 テ ラ 電 フ ァ オ ブ ル 話 ス ネ ッ ビ タ ジ ク 聞 ケ ン ー ッ レ イ ー 新 情報の収集方法年代別:その2) テ レ ト ビ 書 籍 ・ 雑 誌 行 政 の P R ビ ラ 市 の 広 報 紙 地 域 情 報 紙 ・ タ ウ ン 誌 ミ ニ コ ミ 誌 知 人 ・ 親 戚 と の 会 話 近 隣 の 住 民 と の 会 話 (%) そ 合 計 の / 実 他 数 5.健康情報 10歳代 (現在) 7.1 (希望) 3.7 20歳代 (現在) 3.9 (希望) 5.5 30歳代 (現在) 2.2 (希望) 1.2 40歳代 (現在) 6.3 (希望) 1.6 50歳代 (現在) 8.3 (希望) 3.1 60歳以上(現在) 15.6 (希望) 14.5 10.7 14.8 15.7 3.6 6.7 2.4 9.5 1.6 8.3 4.6 10.9 5.5 3.3 2.4 1.6 3.6 7.4 3.9 21.8 3.3 37.6 3.2 1.6 37.7 2.8 18.5 1.6 7.3 3.7 5.5 4.7 8.2 1.4 7.7 3.6 3.6 3.7 2.0 2.0 1.8 3.6 6.7 2.2 2.4 2.4 11.1 4.9 1.6 5.6 11.1 3.1 6.3 4.7 1.8 7.3 46.4 7.1 7.1 40.7 3.7 11.1 3.7 43.1 5.9 2.0 9.8 43.6 7.3 3.6 45.6 4.4 1.1 12.2 36.5 5.9 2.4 5.9 38.1 12.7 11.1 34.4 6.6 3.3 44.4 6.9 2.8 6.9 44.6 7.7 3.1 4.6 46.9 6.3 1.6 9.4 47.3 3.6 3.6 7.3 3.6 10.7 3.7 3.7 3.9 9.8 7.3 4.4 7.8 50.0 44.4 63.5 46.3 61.0 48.1 65.6 35.9 64.0 46.7 60.0 52.2 3.6 17.9 14.8 5.8 7.4 2.4 6.1 4.8 6.3 5.6 4.6 4.7 1.8 1.4 3.1 28 27 51 55 90 85 63 61 72 65 64 55 6.福祉サービス情報 10歳代 (現在) (希望) 20歳代 (現在) (希望) 30歳代 (現在) (希望) 40歳代 (現在) (希望) 50歳代 (現在) (希望) 60歳以上(現在) (希望) 7.1 3.7 7.7 7.4 3.7 9.4 3.1 4.7 2.7 8.6 3.0 3.6 7.4 7.7 3.7 6.1 3.9 3.1 3.6 2.4 1.3 3.1 4.7 3.5 1.3 4.3 3.0 5.7 4.5 14.8 3.8 25.9 4.9 32.5 3.7 3.7 1.2 7.8 1.2 1.6 42.2 1.2 1.3 26.7 7.8 1.2 9.3 1.4 11.9 10.4 1.9 4.9 2.6 1.6 15.1 6.7 1.4 11.4 11.9 3.6 7.4 3.8 3.7 1.2 5.2 4.7 3.1 3.5 6.7 4.3 1.5 10.7 7.4 9.6 1.9 6.1 1.6 1.6 1.2 1.3 1.5 4.7 2.3 4.7 1.6 4.7 10.0 4.5 5.7 1.5 3.1 3.1 2.3 2.7 28 27 52 54 82 77 64 64 86 75 70 67 7.小中学校の情報 10歳代 (現在) (希望) 20歳代 (現在) (希望) 30歳代 (現在) (希望) 40歳代 (現在) (希望) 50歳代 (現在) (希望) 60歳以上(現在) (希望) 3.7 3.4 3.7 2.0 5.6 3.8 1.3 1.3 3.4 3.4 4.5 4.8 7.3 4.0 1.8 4.0 10歳代 (現在) (希望) 20歳代 (現在) 1.9 (希望) 3.6 30歳代 (現在) 6.0 (希望) 40歳代 (現在) 1.5 (希望) 4.5 50歳代 (現在) 7.3 (希望) 2.6 60歳以上(現在) 7.8 (希望) 10.7 10.0 14.3 1.9 1.8 7.1 2.4 1.5 4.5 3.7 5.3 11.7 13.3 3.4 11.1 3.7 2.0 4.0 22.2 5.6 3.8 30 6.3 1.7 1.7 39.7 13.8 4.5 19.4 14.5 7.3 12.0 6.0 3.7 1.3 3.4 51.7 6.9 3.7 48.1 11.1 52.0 6.0 1.9 40.7 3.7 2.5 41.3 7.5 46.3 7.5 1.7 32.8 6.9 27.6 6.9 9.0 49.3 11.9 6.5 38.7 12.9 9.1 34.5 7.3 4.0 46.0 10.0 17.2 3.4 10.3 7.4 3.7 20.0 4.0 10.0 3.7 3.7 3.7 9.3 1.3 7.5 11.3 18.8 1.3 5.0 3.8 6.9 20.7 25.9 1.7 1.7 6.9 1.5 1.5 14.9 7.5 1.6 1.6 1.6 4.8 1.8 7.3 12.7 10.9 4.0 6.0 2.0 4.0 29 27 50 54 80 80 58 58 67 62 55 50 8.防災情報 6.7 3.6 21.4 1.9 28.6 1.2 31.3 3.3 7.1 1.9 7.1 7.2 3.0 2.4 2.6 1.3 1.3 3.0 1.2 1.3 1.3 2.7 1.5 39.4 21.1 7.6 1.2 9.2 1.3 12.0 6.7 107 3.3 3.6 7.5 3.6 2.4 1.2 7.6 4.5 1.2 11.0 9.2 14.3 1.3 12.0 53.3 6.7 42.9 3.6 54.7 7.5 39.3 5.4 66.7 6.0 50.6 6.0 69.7 6.1 37.9 65.9 4.9 39.5 10.5 67.5 2.6 45.3 2.7 3.3 3.6 15.1 3.6 1.2 1.3 3.9 4.0 3.3 10.0 3.6 3.6 1.9 5.7 1.8 5.4 3.6 9.5 1.2 1.2 3.0 7.6 1.2 6.5 4.0 1.2 2.6 2.7 30 28 53 56 84 83 66 66 82 76 77 75 第6章 資料編 表 3-2-5 テ ラ 電 フ ァ オ ブ ル 話 ス ネ ッ ビ タ ジ ク 聞 ケ ン ー ッ レ イ ー 新 情報の収集方法(年代別:その3) テ レ ト 書 籍 ・ 雑 ビ 誌 6.7 6.9 3.4 行 政 の P R ビ 市 の 広 報 地 域 情 報 紙 ・ タ ウ ン 誌 ミ ニ コ ミ 誌 知 人 ・ 親 戚 と の 会 話 ラ 紙 1.7 3.6 2.4 7.7 4.6 8.6 5.6 9.7 7.9 63.3 10.0 44.8 6.9 60.4 7.5 44.8 6.9 69.9 4.8 54.9 7.3 69.2 16.9 30.8 9.2 67.9 9.9 54.2 12.5 63.9 8.3 54.0 6.3 6.7 3.4 17.0 1.7 3.4 2.4 3.6 1.2 1.5 3.1 1.2 1.2 1.4 4.2 5.6 4.8 6.3 3.6 53.6 21.4 3.7 33.3 11.1 45.3 17.0 5.4 37.5 10.7 1.2 37.3 24.1 1.3 36.3 13.8 1.7 48.3 18.3 1.7 28.3 11.7 7.9 52.6 19.7 7.0 38 18.3 7.4 39.7 25 6.9 36.2 27.6 3.6 3.7 9.4 3.6 4.8 近 隣 の 住 民 と の 会 話 (%) そ 合 計 の / 実 他 数 9.市民文化・スポーツ情報 10歳代 (現在) (希望) 20歳代 (現在) (希望) 30歳代 (現在) (希望) 40歳代 (現在) (希望) 50歳代 (現在) (希望) 60歳以上(現在) (希望) 3.3 20.7 1.9 24.1 4.8 26.8 6.9 3.8 6.9 1.2 1.2 1.5 1.5 4.9 2.8 3.2 1.2 1.5 5.2 1.2 4.9 40.0 10.8 1.2 3.7 18.1 11.1 5.6 15.9 6.3 1.6 6.7 3.4 1.9 1.2 1.2 3.1 2.5 1.4 5.6 3.3 3.4 7.5 5.2 7.2 3.1 1.5 1.2 1.4 30 29 53 58 83 82 65 65 81 72 72 63 10.観光・レジャー情報 10歳代 (現在) (希望) 20歳代 (現在) (希望) 30歳代 (現在) (希望) 40歳代 (現在) (希望) 50歳代 (現在) (希望) 60歳以上(現在) (希望) 1.9 5.4 1.2 3.6 3.7 1.9 1.8 1.3 3.3 1.7 5.3 2.9 3.4 1.7 1.7 2.6 2.8 1.5 6.9 22.2 9.4 23.2 9.6 30.0 3.3 40.0 5.3 22.5 11.1 1.9 7.1 3.6 10.0 10.0 2.6 15.5 5.9 13.8 6.9 7.1 7.4 1.9 7.2 6.3 1.7 1.7 4.4 1.8 1.2 6.7 1.7 2.6 1.4 4.4 1.7 3.3 1.7 1.3 7.1 3.7 7.5 3.6 7.2 1.3 10.0 1.7 3.9 1.4 1.5 28 27 53 56 83 80 60 60 76 71 68 58 7.4 3.7 1.8 10.9 1.7 2.5 9.9 27 27 55 58 81 82 62 62 71 68 68 64 3.8 4.8 1.3 5.0 1.7 2.6 7.4 11.8 5.2 5.2 11.市内の交通情報 10歳代 (現在) 11.1 (希望) 14.8 20歳代 (現在) 1.8 7.3 (希望) 6.9 5.2 30歳代 (現在) 3.7 2.5 (希望) 1.2 1.2 40歳代 (現在) 3.2 1.6 (希望) 4.8 50歳代 (現在) 5.6 7.0 (希望) 7.4 5.9 60歳以上(現在) 10.3 7.4 (希望) 12.5 9.4 3.7 1.6 2.8 3.7 3.7 1.8 1.7 1.2 6.5 1.6 2.8 3.7 14.8 12.7 31.0 9.9 35.4 6.5 1.6 43.5 5.6 23.5 15.6 3.7 5.2 6.1 8.1 1.4 8.8 2.9 4.7 3.7 7.4 1.8 3.7 3.7 55.6 3.7 40.7 7.4 49.1 3.6 5.2 36.2 5.2 1.2 6.2 53.1 6.2 2.4 48.8 6.1 1.6 4.8 53.2 4.8 1.6 1.6 33.9 15.5 46.5 8.5 8.8 35.3 14.7 11.8 45.6 5.9 15.6 37.5 9.4 3.7 9.1 1.7 3.7 4.8 16.1 1.6 3.2 2.8 5.6 2.9 8.8 11.8 4.4 3.1 1.6 1.6 1.4 1.6 12.地域づくりに係わる情報 10歳代 (現在) (希望) 20歳代 (現在) (希望) 30歳代 (現在) (希望) 40歳代 (現在) (希望) 50歳代 (現在) (希望) 60歳以上(現在) (希望) 3.6 7.4 1.9 8.8 18.5 21.1 2.4 24.1 1.6 1.2 1.2 2.9 5.0 3.3 1.9 3.5 3.8 28.1 9.4 1.2 18.7 10.7 1.4 8.3 1.7 108 1.9 5.3 8.5 3.8 7.8 7.8 14.5 12.0 14.5 15.0 71.4 14.3 59.3 3.7 79.6 3.7 50.9 1.8 80.5 3.7 68.4 1.3 85.9 4.7 54.7 1.6 78.3 3.6 54.7 6.7 82.6 1.4 73.3 3.7 5.6 1.8 1.2 3.6 3.7 1.9 1.8 7.1 3.7 3.7 5.3 3.7 1.2 3.6 2.7 1.6 1.2 2.7 1.4 1.4 1.7 2.9 1.7 28 27 54 57 82 79 64 64 83 75 69 60 第6章 資料編 表 3-2-6 テ ラ 電 フ ァ オ ブ ル 話 ス ネ ッ ビ タ ジ ク 聞 ケ ン ー ッ レ イ ー 新 情報の収集方法(年代別:その4) テ レ ト ビ 書 籍 ・ 雑 誌 行 政 の P R ビ ラ 市 の 広 報 紙 地 域 情 報 紙 ・ タ ウ ン 誌 ミ ニ コ ミ 誌 知 人 ・ 親 戚 と の 会 話 近 隣 の 住 民 と の 会 話 (%) そ 合 計 の / 実 他 数 13.市行政に係わる情報 10歳代 (現在) (希望) 20歳代 (現在) (希望) 30歳代 (現在) (希望) 40歳代 (現在) (希望) 50歳代 (現在) (希望) 60歳以上(現在) (希望) 3.7 1.8 8.8 1.6 1.3 4.8 7.4 1.8 1.8 1.2 18.5 19.3 2.4 25.9 1.6 2.5 4.1 29.0 1.3 17.8 3.2 6.5 3.5 3.7 8.1 5.5 3.6 7.0 8.2 6.2 7.8 6.5 10.1 11.0 11.6 9.7 70.4 18.5 63.0 3.7 78.2 3.6 49.1 3.5 81.2 2.4 64.2 1.2 90.6 1.6 56.5 84.8 1.3 63.0 4.1 88.4 2.9 80.6 1.6 5.5 1.8 11.1 7.4 5.5 7.0 1.2 3.5 3.8 1.4 1.4 1.4 1.6 27 27 55 57 85 81 64 62 79 73 69 62 14.その他 10歳代 (現在) (希望) 20歳代 (現在) (希望) 30歳代 (現在) (希望) 40歳代 (現在) (希望) 50歳代 (現在) (希望) 60歳以上(現在) (希望) 100.0 50.0 33.3 25.0 25.0 33.3 20.0 40.0 60.0 50.0 50.0 50.0 50.0 50.0 50.0 50.0 50.0 50.0 25.0 66.7 40.0 20.0 12.5 14.3 14.3 20.0 60.0 12.5 12.5 28.6 14.3 33.3 109 37.5 25.0 28.6 14.3 66.7 66.7 66.7 25.0 20.0 20.0 33.3 1 2 3 4 3 5 5 5 8 7 3 3 第6章 資料編 3−3 情報機器の保有状況(現在と将来) ◎下記の情報関連の機器をあなた自身やご家庭に保有しておられますか。また、 将来欲しいと思うものはどれですか。 副問1と副問2について該当する記号に○をつけてください。 情報機器の現在の保有状況と将来の保有希望を聞いたところ、まず、現在では 「テレビ」が 98.6%と最も多く 1 位を占めている。次いで、2位が「電話(据え 置き)」で 96.9%、3位は「ラジオ(FM放送が聴けるもの)」で 90.9%となり、 上位3位ではほとんど人が保有している。 その他では4位の「携帯電話(インターネットが見られる)」が 65.4%、5位 の「パソコン(インターネットが使える)」が 62.5%、6位の「ファックス(電 話兼用含む)」が 54.2%、そして7位の「テレビゲーム機」 (52.7%)まで保有率 で過半数を超えている。 今後の保有希望では、「パソコン」が 44.8%と最も多く、次いで「有料衛星放 送専用チューナー」が 43.9%、 「ケーブルテレビのチューナー」が 37.2%、 「ファ ックス」が 34.6%、「携帯電話」が 25.6%の順に多くなっている。現在の保有機 器9位の「有料衛星放送専用チューナー」、8位の「ケーブルテレビのチューナー」 がそれぞれ2位と3位と将来の保有希望が多くなっている。 110 第6章 資料編 図 3-3-1 現在の保有状況・将来の意向(全体集計) N=518(保 有) N=344(欲しい) 電話(据え置き) 96.9 8.4 ファックス(電話併用含む) 54.2 34.6 パソコン(インターネットが使える) 62.4 44.8 ラジオ(FM放送が聴けるもの) 90.9 9.3 テレビ 10.2 98.6 34.6 37.2 ケーブルテレビのチューナー 26.3 有料衛星放送専用チューナー 携帯電話(インターネットが見られる) 43.9 65.4 25.6 テレビゲーム機 52.7 9.3 0 20 40 60 全体(保 有) 80 100% 全体(欲しい) 性別にみると、現在の保有状況は全体と同じ傾向をみせているが、将来の保有 希望をみると、「男性」では1位が「有料衛星放送専用チューナー」、次いで2位 が「パソコン」、3位が「ケーブルテレビのチューナー」、4位が「ファックス」、 5位が「携帯電話」の順になっている。また、「女性」では1位が「パソコン」 、 2位が「有料衛星放送専用チューナー」、3位が「ファックス」、4位が「ケーブ ルテレビのチューナー」、5位が「携帯電話」の順となっており、男性と女性でそ れぞれ1・2位と3・4位が逆転している。 表 3-3-1 電話 実数 (据え置 き) 現在の保有状況・将来の意向(性別) パソコン ラジオ ファックス (インターネット (放送が (電話併 が使え 聴けるも 用含む) る) の) テレビ (%) 携帯電話 ケーブルテレ 有料衛星 (インターネット テレビ ビのチュー 放送専用 が見られ ゲーム機 ナー チューナー る) 男性(保 有) 248 95.2 52.8 63.7 93.1 98.8 33.1 23.0 63.7 男性(欲しい) 167 5.4 30.5 44.3 6.6 6.6 38.9 47.9 29.9 7.2 女性(保 有) 268 98.5 55.6 61.2 89.2 98.5 36.2 29.5 67.2 51.1 女性(欲しい) 176 11.4 38.1 45.5 11.9 13.6 35.8 40.3 21.6 11.4 111 54.8 第6章 資料編 年代別にみると、「携帯電話」では「10 歳代」、「20 歳代」で 9 割以上、「30 歳 代」で 8 割以上と年代層が下がるに連れて現在の保有率が高く、また年代層が高 くなるにつれて将来の保有希望率が高くなる傾向が出ている。 「パソコン」では「30 歳代」、「40 歳台」での保有率が高く、 「20 歳代」、「50 歳代」、 「60 歳以上」の各年代層で将来の保有希望率が最も高いものとなっている。 「有料衛星放送専用チューナー」では「10 歳代」 、「30 歳代」、「40 歳代」の各年 代層で保有希望が最も多く、「50 歳代」では2位となっている。 「 テレビゲーム機」では「10 歳代」で9割以上と保有率が最も多く、携帯電話と 同様年代層が下がるにつれて保有率が高いものとなっているが、保有希望率はあ まり高いものにはなっていない。 表 3-3-2 現在の保有状況・将来の意向(年代別) パソコン ラジオ ファックス (インターネット (放送が (電話併 が使え 聴けるも 用含む) る) の) 100.0 65.7 62.9 91.4 電話 実数 (据え置 き) 10 歳 代 ( 保 (%) 携帯電話 ケーブルテレ 有料衛星 (インターネット テレビ テレビ ビのチュー 放送専用 が見られ ゲーム機 ナー チューナー る) 97.1 31.4 17.1 94.3 91.4 有) 35 10 歳 代 ( 欲 し い ) 27 14.8 29.6 40.7 14.8 14.8 51.9 77.8 18.5 7.4 20 歳 代 ( 保 有) 68 95.6 51.5 64.7 91.2 100.0 29.4 22.1 91.2 64.7 20 歳 代 ( 欲 し い ) 51 13.7 45.1 54.9 9.8 17.6 27.5 43.1 23.5 19.6 有 ) 100 97.0 65.0 74.0 93.0 100.0 30.0 28.0 82.0 65.0 30 歳 代 ( 保 30 歳 代 ( 欲 し い ) 70 4.3 22.9 32.9 7.1 4.3 44.3 45.7 21.4 12.9 40 歳 代 ( 保 有) 84 98.8 56.0 78.6 97.6 100.0 45.2 26.2 73.8 77.4 40 歳 代 ( 欲 し い ) 48 2.1 31.3 39.6 2.1 2.1 41.7 41.7 18.8 2.1 有 ) 109 96.3 53.2 58.7 93.6 98.2 36.7 32.1 56.0 37.6 50 歳 代 ( 保 50 歳 代 ( 欲 し い ) 60歳以上(保 68 7.4 35.3 50.0 8.8 10.3 41.2 44.1 22.1 5.9 有) 121 95.9 43.8 43.8 81.8 96.7 33.1 24.8 32.2 21.5 11.4 41.8 49.4 13.9 13.9 26.6 32.9 39.2 7.6 60歳以上(欲しい) 79 112 第6章 資料編 3−4 インターネットの利用 ◎パソコンや携帯電話などによるインターネットの利用について、お答えくださ い。 3−4−1インターネットを利用する理由 ◎インターネットを利用しておられる方に聞きします。 インターネットを利用している最も大きな理由は何ですか。次の中から2つま で選んで○をつけてください。また、選択肢の7に○をつけた場合には、 (A)、 (B) にも回答してください(該当するもの 1 つに○)。 インターネットの利用について聞いたところ、まず、「利用していない」が 43.0%と最も多い結果であった。 また、利用している理由では「手軽に情報の入手できる」が 40.5%と最も多く 1位、次いで2位「いつでも見たい情報が見られる」34.7%、3位「電子メール が安く、早く、便利である」12.0%、4位「ショッピングやバンキングができる」 6.2%、5位「ホームページをみるのが楽しい」5.2%の順に多くなっている。 性別にみると、「利用していない」では女性が 48.5%と5割近い回答となって おり、女性に比べて男性の利用率が高いものとなっている。 図 3-4-1 インターネットを利用する理由(性別) 113 第6章 資料編 利用している理由で男性では「手軽に方法が入手できる」、「いつでも見たい情 報が見られる」、「電子メールが安く、早く、便利である」、「海外の情報も入手で きる」で回答率が高いものとなっている。 なお、全体の4位である「ショッピングやバンキングができる」での男性、女 性の差はないものとなっている。 年代別にみると、まず「利用していない」は「60 歳以上」が 7 割以上を始め年 代層が高くなるにつれて多い傾向となっている。利用している理由では「手軽に 方法が入手できる」、 「ホームページをみるのが楽しい」では「10 歳代」が最も多 いなど年代層が低くなるにつれて回答率が高いものとなっている。 「いつでも見たい情報が見られる」では「20 歳代」、 「40 歳代」で5割前後を占 めている。「ショッピングやバンキングができる」では「30 歳代」で 15.0%と最 も多いものとなっている。 図 3-4-2 インターネットを利用する理由(年代別) 114 第6章 資料編 3−4−1(A)インターネットによるショッピングの経験 インターネット利用の理由として「ショッピングやバンキングができる」と回 答した 30 人に、インターネットによる「ショッピング」の経験を聞いたところ、 80.0%が「ある」と回答している。 性別でみると、「男性」の経験者が若干多くなっている。 年代層でみると、「20 歳代」から「50 歳代」では年代層が高いほど「ある」と の回答が多くなっている。 図 3-4-3 ショッピングの経験(性別) 全体(30) 80.0 20.0 男性(16) 81.2 18.8 女性(14) 78.6 ある 21.4 ない 0% 20% 図 3-4-4 40% 60% 80% 100% ショッピングの経験(年代別) 80.0 全体(30) 20.0 100.0 10歳代(2) 66.7 20歳代(3) 33.3 76.9 30歳代(13) 23.1 83.3 40歳代(6) 16.7 100.0 50歳代(4) 50.0 60歳以上(2) 0% 20% ある ない 50.0 40% 60% 115 80% 100% 第6章 資料編 3−4−1(B)インターネットによるバンキングの経験 インターネット利用の理由として「ショッピングやバンキングができる」と回 答した 30 人に、インターネットによる「バンキング」の経験を聞いたところ、 「あ る」と回答した経験者は 33.3%と3人に1人の割合となっている。 性別でみると、 「女性」の経験者が5割と男性の2割弱に比べて多くなっている。 年代層別でみると、年代層が低い方には経験が「ある」 、年代層が高いと経験が 「ない」との回答が多くなる傾向となっている。 図 3-4-5 バンキングの経験(性別) 33.3 全体(30) 66.7 18.8 男性(16) 81.2 50.0 女性(14) 0% 20% 図 3-4-6 40% 60% 80% 100% バンキングの経験(年代別) 33.3 全体(30) ある ない 50.0 66.7 100.0 10歳代(2) 20歳代(3) 33.3 66.7 38.5 30歳代(13) 40歳代(6) 61.5 16.7 50歳代(4) 83.3 25.0 75.0 60歳以上(2) ある 100.0 0% 20% 40% 116 ない 60% 80% 100% 第6章 資料編 3−4−2 インターネットを利用しない理由 ◎インターネットを利用していない方にお聞きします。 今まで利用していない理由はなぜですか。次の中から1つに○をつけてくださ い。 インターネットを利用していない人にその理由を聞いたところ、 「必要性を感じ ない」が 41.2%と最も多くなっている。次いで2位の 「使い方が難しい」が 21.9%、 3位の「機器の値段が高い」が 15.5%、4位の「インターネットを知らない」が 6.4%という順となっている。 性別にみると、 「必要性を感じない」、 「使い方が難しい」 、 「インターネットを知 らない」では「女性」の回答が多く、他方、 「機器の値段が高い」 、 「安全性に疑問 がある」、「利用料金が高い」では「男性」の回答率が高くなっている。 図 3-4-7 インターネットを利用しない理由(性別) 117 第6章 資料編 年代別にみると、「必要性を感じない」、「使い方が難しい」、「インターネッ トを知らない」という回答は年代が高くなるにつれて多くなっている。他方、 「機 器の値段が高い」、「利用料金が高い」では年代が低くなるにつれて、回答率が高 くなる傾向となっている。 図 3-4-8 インターネットを利用しない理由(年代別) 118 第6章 資料編 3−4−3 インターネット利用の意向(現在は利用していない市民) ◎インターネットを利用していない方にお聞きします。 これから、家庭や職場でインターネットをやってみたいと思われますか。 最も使ってみたい機器について、いずれか 1 つに○をつけてください。 現在はインターネットを利用していない人に、今後の利用意向を聞いたところ、 今後も「使いたくない」と回答した人が 24.4%を占めて、概ね4人に1人の割合 を占める結果になっている。 利用意向が「あり」という回答者では、最も使ってみたい機器では「自宅のパ ソコン」が 60.2%と最も多く、次いで2位が「携帯電話」 (10.4%) 、3位が「公 共施設の専用端末」(4.0%)の順になっている。 性別にみると、今後も「使いたくない」との回答は「女性」のほうが3割と多 く、「公共施設の専用端末」も「女性」が多くなっている。 使いたい機器のうち「自宅のパソコン」については「男性」の方が女性より多 く、「携帯電話」での男女の大きな差はないものとなっている。 図 3-4-9 インターネット利用の意向(性別) 119 第6章 資料編 年代別にみると、今後も「使いたくない」との回答は年代が高くなるにつれて 多くなる傾向にある。 使いたい機器のうち、 「自宅のパソコン」の利用意向については、年代が若くな るにつれて多くなる傾向になっている。 図 3-4-10 インターネット利用の意向(年代別) 120 第6章 資料編 3−5 防災情報の迅速な入手方法 ◎防災に係わる情報についてお聞きします。 地震(東海地震への懸念があります。)や水害(東海水害など経験しました。) といった自然災害の発生が万が一にも差し迫った時を想定した場合、あなたはど のような情報を速やかに入手したいですか。次の中から2つまで○をつけてくだ さい。 迅速な入手方法を希望する防災情報について聞いたところ、 「災害発生の予知に 係わる緊急情報」が 41.1%と最も多く、次いで「家庭で被災に備えるための情報」 37.7%となっている。 さらに、3位が「日常生活の維持に係わる情報」32.1%、引き続いて「緊急連 絡先に関する情報」22.6%、 「道路の通行に関する情報」と「家族との緊急連絡に 係わる情報」が各 16.5%、そして「災害に対する行政の対策」12.8%、 「生活物 質の確保に係わる情報」9.3%、 「公共交通機関に関する情報」8.8%の順に多くな っている。 性別でみると、全体傾向に比べて「男性」では「道路の通行に関する情報」が、 「女性」では「日常生活の維持に係わる情報」が多くなっている。 図 3-5-1 防災情報の迅速な入手方法(性別) 121 第6章 資料編 年代別にみると、全体傾向に比べて年代が低くなるにつれて「公共交通機関に 関する情報」と「家族との緊急連絡に係わる情報」が多くなり、同じく年代が高 くなるにつれて「日常生活の維持に係わる情報」が多くなっている。 「災害に対する行政の対策」では「20 歳代」と「50 歳代」で2割前後を占めて、 多くなっている。 図 3-5-2 防災情報の迅速な入手方法(年代別) 122 第6章 資料編 3−6 ケーブルテレビへの期待 ◎ケーブルテレビの利用について、どのようなことを期待しますか。 当てはまるもの2つまでに○印を付けて下さい。 ケーブルテレビへの期待を聞いたところ、 「身近な情報番組を増やす」が 56.7% と最も多く唯一過半数を超えて1位となっている。次いで「情報サービス、接続 サービスを拡充する」が 21.4%、 「学習に役立つ番組を増やす」が 17.7%、 「身近 な視聴者参加番組を増やす」が 15.9%、「民間の有料テレビのチャンネル数を増 やす」が 15.5%、そして「市民自主制作番組を放送する」が 5.2%の順に多くな っている。 「期待することはない」との回答は 13.3%と 1 割以上ある。 性別にみると、全体傾向に比べ「情報サービス、接続サービスを拡充する」 、 「身 近な視聴者参加番組を増やす」、「民間の有料テレビのチャンネル数を増やす」で は「男性」の回答が多いものとなっている。ちなみに「わからない」との回答は 「女性」に多いものとなっている。 図 3-6-1 ケーブルテレビへの期待(性別) 123 第6章 資料編 年代別にみると、全体傾向に比べ「身近な情報番組を増やす」では「50 歳代」 で7割を占め、「30 歳代」においても6割強を占めるなど年代が高い方が多くな る傾向が見られる。そして、 「民間の有料テレビのチャンネル数を増やす」 、 「市民 自主制作番組を放送する」では年代が低くなるにつれて多くなる傾向になってい る。 「身近な視聴者参加番組を増やす」では「30歳代」の回答率が低いが、年代 が低く、また高くなるにつれてそれぞれ多くなっている。 「学習に役立つ番組を増 やす」では「10 歳代」では少ないが、 「30 歳代」 、 「40 歳代」、 「60 歳以上」では2 割強と多くなっている 図 3-6-2 ケーブルテレビへの期待(年代別) 124 第6章 資料編 表 3-6-1 ケーブルテレビへの期待(街頭調査結果との比較) 市民調査結果 街角調査結果 件数 (%) 件数 市内 (%) 件数 市外 (%) 件数 全体 (%) 496 - 447 - 186 - 702 - 民間の有料テレビのチャンネル数を増やす 77 15.5 78 17.4 33 17.7 126 17.9 身近な情報番組を増やす 281 56.7 229 51.2 87 46.8 357 50.9 身近な視聴者参加番組を増やす 79 15.9 74 16.6 31 16.7 115 16.4 市民自主製作番組を放送する 26 5.2 30 6.7 10 5.4 43 6.1 学習に役立つ番組を増やす 88 17.7 102 22.8 25 13.4 146 20.8 情報サービス、接続サービスを拡充する 106 21.4 117 26.2 89 47.8 225 32.1 期待することはない 66 13.3 27 6.0 10 5.4 39 5.6 わからない 71 14.3 76 17.0 17 9.1 104 14.8 今回の市民(市内)を対象とした在宅調査と「市内」、「市外」を対象とした街 頭調査の回答結果を比べてみる。 今回の市内在宅調査と街頭調査(「市内」)の回答比率を比べてみると、ほぼ同 じ傾向をみせているが、両調査の1位の「身近な情報番組を増やす」では今回調 査が5ポイント、2位の「情報サービス、接続サービスを拡充する」と3位の「学 習に役立つ番組を増やす」では街頭調査が5ポイントそれぞれ高くなっている。 また、「期待することはない」は今回調査の方が7ポイント高くなっている。 今回の市内在宅調査と街頭調査(「市外」)の回答比率を比べてみると、今回の 調査で2位の「情報サービス、接続サービスを拡充する」が1位、1位の「身近 な情報番組を増やす」が2位と逆転しているが、両者は拮抗しており、回答率も 5割近くと高いものとなっている。また、今回調査で3位の「学習に役立つ番組 を増やす」が5位、5位の「民間有料テレビのチャンネル数を増やす」が3位と これも逆転している。 125 第6章 資料編 3−7 情報化社会の生活イメージ ◎あなたは、日々の生活がどのように変われば、情報化が進んで豊かで便利にな ったと感じますか。次の中から2つまで○をつけてください。 日々の生活の中で感じる情報化社会の生活イメージを聞いたところ、 「情報が即 座に得られる」が 33.7%と最も多く1位、次いで2位「情報が容易に得られる」 が 32.5%、3位「手続きが簡単になる」が 32.1%、4位「生活全般に便利さが感 じられる」が 24.3%、5位「情報通信のコストが下がる」が 22.0%、6位「誰も がパソコンや携帯電話など使える」が 15.4%、7位「世界中のことかすぐわかる」 が 8.2%、8位「雇用が拡大する」が 7.4%、9位「家人等との会話が多くなる」 が 4.7%、10 位「仕事や勉強がスピードアップする」と「意見を簡単に伝えるこ とができる」が 4.1%の順となっており、上位3位までの回答は拮抗している。 性別にみると、「情報が容易に得られる」では「男性」が、「手続きが簡単にな る」、「生活全般に便利さが感じられる」では「女性」がそれぞれ全体傾向に比べ 回答が多くなっている。 図 3-7-1 情報化社会の生活イメージ(性別) 126 第6章 資料編 年代別にみると、 「生活全般に便利さが感じられる」 、 「誰もがパソコンや携帯電 話など使える」では年代が高くなるにつれ「情報が即座に得られる」、「仕事や勉 強がスピードアップする」では年代が低くなるにつれそれぞれ回答が多くなる傾 向となっている。 「世界中のことかすぐわかる」と「仕事や勉強がスピードアップする」では「10 歳代」の回答が全体傾向の約3倍となっている。 「手続きが簡単になる」では「10 歳代」を除き、各年代とも1/3前後の回答となっている。 図 3-7-2 情報化社会の生活イメージ(年代別) 127 第6章 資料編 3−8 情報化の懸念 ◎情報化が進むことによって、将来、懸念されることはありますか。最も心配さ れることが大きいものを、次の中から2つまで選んで○をつけてください。 情報化が進むことにより、将来、懸念することについて聞いたところ、 「プライ バシーの侵害や誹謗中傷が横行する」が 64.1%と1位で、3人に2人が懸念して いる。次いで、2位「虚偽の情報を使った犯罪が増加する」40.7%、3位「情報 に疎い人等が社会の動きから取り残される」26.5%、 「人との直のふれあいが少な くなる」20.3%、5位「良い情報を取捨選択することが難しくなる」18.8%、 「新 たな出費が増える」12.5%、7位「じっくりと考えるゆとりが無くなる」9.2%の 順となっている。 性別にみると、 「良い情報を取捨選択することが難しくなる」 、 「新たな出費が増 える」で男性の回答が、 「虚偽の情報を使った犯罪が増加する」、 「情報に疎い人等 が社会の動きから取り残される」、「じっくりと考えるゆとりが無くなる」で「女 性」の回答がそれぞれ全体傾向に比べて多くなっている。 図 3-8-1 情報化の懸念(性別) 128 第6章 資料編 年代別では、 「プライバシーの侵害や誹謗中傷が横行する」 、 「新たな出費が増え る」では年代が低くなるにつれて、 「情報に疎い人等が社会の動きから取り残され る」、「じっくりと考えるゆとりが無くなる」では年代が高くなるにつれてそれぞ れ回答が多くなる傾向となっている。 「虚偽の情報を使った犯罪が増加する」では 「20 歳代」、「30 歳代」、「40 歳代」で5割近い回答となっている。 図 3-8-2 情報化の懸念(年齢別) 129 第6章 資料編 3−9 地域情報化政策についての意見 町 性 年 名 別 齢 1 1 5 6 1 3 自由意見 個人情報については慎重に扱って頂きたいと思います。 ・インターネットに豊明市内のたくさんの情報をホームページ化して欲しい。 ・私は昨年4月に転居してきましたが、転居者向けの便利な情報を冊子かインターネッ トで提供して欲しい。 7 2 4 ・福祉に関する情報の拡大化。 ・福祉施設の利用方法他。 2 1 3 ・全家庭に高速ブロードバンドネットワークが引かれるよう市に援助をお願いしたい。 ・ネットワークを使って老人のみの家庭などの監視はしっかりと行って欲しい。 ・インターネット等を使って、もっと市の情報を得られたり手続きなどが家からできる ようにして欲しい。 4 2 4 ・豊明市のホームページを地域に密着した情報等で充実・拡大して、もっと楽しめるも のにして欲しい。 ・名鉄バス、ひまわりバスの運行を充実させ、いろいろな所へのアクセスを便利にして 欲しい。 6 1 5 市民に何でも開示する必要はないかもしれないが、隠そうとすることはあってはいけな いと思う。 9 2 5 情報化政策とは少し違いますが、豊明団地近辺の路上駐車は何とかなりませんか。特に 二村台4丁目(同じ車の車庫代わりになっており、溝にゴミ類も捨ててあります) 。自宅 駐車場前や門前に、夜間から朝まで路上駐車されると、家の車を出せません。老人をか かえているため、緊急時には大変困ります。 5 1 6 ・広報内容もマンネリ化されている。色々な情報を取り入れる為に、行政側が編集する のではなく、市民側も参加した内容が入る事を希望します。 ・他市から見ると、新しい事が出来ないような行政の対応。まだまだ職員の努力不足と 思う。町・村のような市といえ、考え方が古い。 7 1 6 11 1 4 4 1 5 インターネットの利用による情報化のみでは、市民に対する平等性を欠く事のない様に 心がけて欲しい。 最近、市内での犯罪が急増しています。犯罪等についての情報を増やして注意を呼びか けてほしい。 (市内で起きた空き巣、泥棒等の情報を流して注意を呼びかける) 行政側が聞きたい「情報化」と市民が求める「情報」の隔たりがこのアンケートでも良 く分かります。もっと具体例を考えてアンケートして下さい。例えば住民票提出をPC 利用で得る方法等を調査することで、市民の考えがもっとわかってくると思います。 2 2 4 テレビをつければ必ず 10 チャンネルを一度は見ます。月2回ですか?来る広報誌は見な いで廃品回収に出してしまう事はよくあることで、出来ればゴミになる紙よりテレビの 方がいいのにと思っています。 9 1 4 ・他地域がやるからという横並びの考え方ではなく、地域の主体性をもって取り組んで いただきたい。 ・市役所業務、手続きの情報化(IT 化)を進め、民間のようにムダな人を省いていただ きたい。 ・市役所手続きをどんな状況でも出来る様にしていただきたい。 7 2 3 豊明市に緑区からつながる地下鉄が出来るといい。 (大学病院があり、自然も豊かではあ るが交通の便があまり良くないと思う) 3 2 3 ・住基ネットの廃止。 ・CCネットでの「折り梅」放送。 ・市に関する事の市民投票。 130 第6章 資料編 町 性 年 名 別 齢 5 2 2 自由意見 愛知県図書館のように、インターネット専用パソコンを用意して調べ物の途中で速く情 報を得たい時に検索できると便利かと思います。図書館には国書総目録が全巻揃ってい ないので、買い揃えて欲しい。また、災害等の緊急時に全市民に速く正確な情報提供を お願いしたい。 7 1 4 ・身近な情報等を知りたいので、無料でケーブルテレビを接続して欲しい。 ・インターネットの出来るパソコンの支給、もしくはリース、貸出等を検討して欲しい。 11 2 2 広報をもっと上手く使って豊明市の多様な情報を特集して、市民(子供)が興味の持て る内容にして欲しい。市民がもっとこの市に住んでよかったと思えるようになって欲し いので、 「折り梅」みたいな映画をきっかけに頻繁に多様な情報を提供することによって 日本中に知られたらいいと思う。 1 1 2 3 2 4 市の保有するホームページに高速道路情報を公開して欲しい。 市域に拘らず、県全体のレベルアップとお金のかからない心豊かな社会を目指して欲し い。陳腐な情報が多すぎる。TV、新聞で充分である。 1 1 2 早く地下鉄を作って欲しい。野並∼徳重∼豊明に地下鉄がくるとかねてより聞いており、 実現を大勢の人が待っています。せめて親世代が生きて間に、一刻も早く実現して欲し い。沓掛からでは(ひまわりバスは本数少ないし)どこに行くのも大変不便で困ってい ます!早く地下鉄を!いつも願っています。 7 2 1 私が最も心配な事は、予告のない災害への対策です。もちろん家族での話し合いも大切 ですが、どこへ避難し、どのような援助が受けられるのか、そしてどのような行動をと ればよいのかが全く把握できません。人命にかかわる問題なので、大切な情報はケーブ ルテレビ“とよあけ”等を使って呼びかけるべきだと思います。 5 1 6 東京都知事の石原さんのような顔の見える政策を取って欲しい。 2 2 5 だれもが平等に情報が得られるようにしてもらいたい。 9 2 3 ・広報をもっと楽しく明るくする。 2 2 4 ・行事などのポスターはスーパーに貼る。 ・市政だより等の広報への掲載内容は全てホームページで閲覧出来る様にして欲しい。 ・公共施設等でしか掲示されない事もホームページで閲覧できるようにして欲しい。 3 2 3 ・将来便利な生活になっていくと思いますが、便利になればなる程、人と人とのコミュ ニケーションが減っていく事が心配です。何でも取り入れる事は良い事だが、誰でも 理解できるよう丁寧な説明を願いたい。 ・デジタル放送の説明などの情報が知りたい。 ・ケーブルテレビはもっと安くならないのでしょうか。 1 2 1 あまり情報化は進んでほしくない。おじいちゃん、おばあちゃんや孫といった世代間で 10 1 4 豊明市のホームページをもっと充実させてほしい。 7 2 2 いつでも見られるケーブルテレビをもっと増やして欲しい。 9 1 1 の溝が深まるような気がして嫌だから。 市の道路がもっと整備されれば良いと思う。お金はかかると思うが、行き止まりや狭い 道路、危険な歩道もあるのできちんと整備願いたい。自転車専用道路も欲しい。 6 1 5 市の情報化政策への予算枠が分からないので意見は書けない。増税になる政策であれば やらない方がいい。例えば、老人病院や介護者宅との直通電話やテレビモニター、役所 での手続一覧及び市政(役所内各課の月報等)を公開した市役所のホームページ。 7 2 3 市の活動は広報誌で必ず目に出来るが、小さな市民活動(例えばボランティア・スポー ツ活動)についても知りたい。小さな活動情報を多様に知る機会があればいいと思う。 6 1 4 ・光ファイバーを張り巡らしてほしい。 ・市政に対して住民からどんな意見があり、それをどう取り上げてもらえるかが分かる ようにすると皆が意見を言いやすくなる。是非情報化に力をいれて欲しい。 131 第6章 資料編 町 性 年 名 別 齢 6 2 3 自由意見 ・他町の情報が判るようにする。例:ゴミ問題、学校の勉強内容・・。 ・広報を見逃した時には、ケーブルテレビやインターネットで内容が分かるようにする。 ・パソコン教室を市が無料で皆に提供する。 ・小学校でのパソコン授業を全小学校で行う(進行具合に差が出ないように) 。 10 2 4 特定の人だけでなく、誰でも簡単に見られる方法で、豊明市近隣の様々な情報が得られ れば最高です。 9 1 4 現在、管理職含む市職員は、市民の困った問題についてその場限りの逃げ切り回答で非 常に無責任、かつ市民との約束も期限を守らない。果ては回答しない。こんな市職員で 本当に情報化政策(住民基本台帳ネットワーク等)保護ができるのかが心配であり、住 民基本台帳ネットワークは、私個人は反対である。特に今の管理職員では、将来災害の 際に対策等が後手にまわり、市民がパニックになるのは目に見えている。情報化政策を 考える前に現在の市職員の専門職教育が優先だと思う。 (例:ISO 取得等が有効) 2 1 6 ・情報の進化によって個人の能力が最大限に活かされ雇用拡大に繋がり、生活に安定感 が得られる活力源になれば良い。 ・情報社会に取り残される人が出ないよう工夫し、誰もが容易に利用できるものにする。 6 1 6 広報誌を利用する事が多いので、防災や医療など各項目の特集を再度編集・発行する事 を検討して欲しい。 1 1 6 市ではパソコン講習会を開催していますが、高齢者に対する講習会の開催回数、参加者 の拡大(多人数)を望む。 9 1 5 9 1 2 豊明市は住みよいところと思う。団地をもっと充実して欲しい。 市で行われる祭事開催等の告知をケーブルテレビで流して欲しい。 (視聴者が祭事等に出 掛けると思うし、市の景気回復に少しは役立てると思う。 ) 7 2 6 東海地震についてもっと詳細情報(避難経路の地図、家庭で被害に備えるための情報) がもっと欲しい。 7 1 5 情報化政策のみでなく、生活全体に関する情報(例えば市の政策達成率等)が遅れてい ると感じます。多くの市民税を払っているのに何に利用されているのかが明確でない。 5 2 4 7 2 6 デパート、書店などの店が少なすぎる。 何事にも名古屋市まで出掛けなければならず、足の悪い人には何かと不便で困ります。 私は豊明に来て日が浅いので病院や医院等の情報がなく不便です。公共設備が整ってい る様ですが、行く道が分からない。もっと近所の人と話が出来ると良いと思います。 8 2 4 2 1 5 ・テレビを見るようにパソコンが使えればと願います。 ・本当に必要な情報を伝えて欲しい。 市町村名は不明だが、一家に一台役所と繋がっているパソコン(無料)があり、老若男 女問わず皆が使用している自治体を約3∼4年前にテレビで見ました。豊明も徐々にこ うなったら良いと思います。 7 2 4 老人や子供は目で見たり聞いたりするテレビからより多くの情報を入手できます。パソ コン等は老人には利用しにくいので、市政だより的な情報をテレビで流すとより分かり やすい。災害時は緊急ラジオ等で避難所の様子や人名の確認が聞けると望ましい。 7 2 6 平日に役所に行けない人の事情も考えて、役所での届出・書類手続等の役所業務の電子 化及び簡略化を早急に進めて欲しい。 6 1 3 単なる情報公開だけでは、情報に埋もれ逆に混乱してしまうので、情報の検索方法や書 類の手続き方法に工夫が必要。一方的な情報でなく、受け手から行政側へ質問・回答が 得られる方法を希望します。知らずに損な手続についての情報を積極的に公開して欲し い。 (住民に有利な施策を進めて欲しい。 ) 132 第6章 資料編 町 性 年 名 別 齢 5 1 3 自由意見 情報化のためには環境が必要であり、いかに費用を抑えて情報入手できるかが大切だと 思う。豊明はケーブルテレビも行き届いているが、費用が高くまだ加入していない。価 格の引き下げや市からの補助があれば加入したい。 11 2 3 プライバシー保護を徹底して欲しい。市職員でも安易に目にすることができず、職員が 悪用することのないように。 2 2 1 7 1 5 パソコン教室を増やして欲しい。 パソコン、携帯電話は便利で有効な情報伝達だが、それを使う知識を身に付けていなけ れば無用です。インターネットが両刃の剣になっています。 6 1 6 ・ケーブルテレビはあまり見ないので情報を流しても無駄かと思うので、全家庭へのイ ンターネット配信を全面的に実施してはどうか。 ・広報誌は生活に役立つ内容であり、行政のPRビラも大変役立っている。 ・インターネットは便利であり、これ程立派な物はないと思うが、反面大きな危険性を 含んでいることを忘れないことです。 7 2 4 1 1 6 人と人とのふれあいを大切にするまちづくりを希望します。 豊明高校があり、100 人以上の住民の住む集合住宅にもかかわらずバス交通がないのは あまりに不便で仕方がない。 7 2 3 3 2 4 市職員でも簡単に個人情報が見られないようにして下さい。 各居住地域の情報が見えてこない。団地内でも地区ごとに取り決め方が異なり、20 年以 上同じ不満の繰り返し。各々の良い部分を学ぶべき。インターネット利用も面白い。 3 1 4 プライバシーを守ることを前提に、政策を行って欲しい。 3 2 6 主婦等がよく行くスーパーに地域情報を掲示して欲しい。病院、福祉会館等の高齢者施 設にも目立つ大きい字でお願いします。 5 1 6 情報化で人と人のより良い繋がりが得られる事を望みます。個人の独り善がりは避けな ければいけない。 1 2 6 情報管理を徹底しなければ信頼関係を失う。情報(福祉サービス)を大いに利用したい。 8 1 6 ・名鉄・前後駅に全急行の停車を望む。 ・1号線、鳴海・豊明間を2車線にして欲しい。 1 1 6 情報化時代の中心都市は、テレビ等で知らされるが、小さな市は情報が少ない。例では 気象情報や身近なニュース等を知りたいと思っても調べる事が困難なため、つい諦めて しまう。いつでも見られる全国、地域のニュース、気象等の専門のテレビ番組と電話一 つで簡単に知ることができたらと思う。 7 1 3 住民基本台帳の個人番号が郵送されてきたが、開封せずとも外側から透けて見える状態。 これでは個人のプライバシーが本当に守れるのか心配です。住基ネットの番号通知案内 の市の不手際について謝罪及び再度このような事が起きない対策説明を求める。 1 2 3 情報化の進展は望ましいが、基本情報(行政・医療等)は誰もが確実に入手できるよう にして欲しい。例えばインターネットやケーブルテレビ等、少しでも多くの方法で得ら れると良い。情報は多くすることよりも、正確かつ迅速さが大切と考えます。 5 1 6 5 2 3 学校の週5日制には大いに疑問がある。土曜は道徳教育を行う。 従来、回覧版で周知されていた分別ゴミの日程が今年は回覧が無いので回覧して欲しい。 できれば年間予定を記入した地域の行事予定等も書かれた用紙を配布して欲しい。 3 1 6 ITが先にあり、後からニーズがついてくる今の風潮は本末転倒。対面や従来の情報ツ ールで充分なのに、システムの高度化でテクニックを駆使できる人が先進型と見る風潮 は誤りと思う。また市のIT推進も経費がかかる事を充分肝に銘じて欲しい。 (高齢化社 会はITが苦手な人が多い社会)活字情報の大切さを忘れないで下さい。 9 2 6 老人に対して手厚い分かりやすい情報を。 133 第6章 資料編 町 性 年 名 別 齢 10 2 5 10 1 3 5 2 6 自由意見 郵送されたはがきの開封はしたが、住基ネットは反対です。誰(市職員も含め)が照会 したかが分かるようにして欲しい。四日市市役所で問題になった事だけは避けて下さい。 各種手続書類の簡素化。 (役所に行かず入手できるよう) ・全家庭のインターネット化 ・テレビによる医療診断 11 2 3 市の情報誌的な冊子を作ってもらえるとネットなどが使えない人には便利だと思う。 1 2 5 手続き・住民票などの入手やメールによる問合せが情報端末で出来るようにして欲しい。 1 2 3 デジタルデバイドの解消を考慮する。 9 1 6 屋外に設置する防災無線が必要かと思います。 7 2 5 将来はお年寄りが増えるため、福祉・介護面に期待・希望します。 5 1 1 HPの充実。 9 2 5 他市町村に右に倣えでなく、豊明独自の情報化を望む。 7 1 6 市民へのパソコン教育の充実(入力→初級→中級程度まで)し、もっと大勢が受講でき る機会を増やして欲しい。 1 1 5 ・パソコン購入に補助金を出し、情報機器が使えない人には使い方を市の予算で受講さ せて欲しい。 ・個人情報が漏れないように対策の強化を! 9 2 2 5 1 3 ・個人情報が流出しないようにしっかりと管理をして欲しい。 ・前後駅付近の道を明るくし、安心して暮らせる町にして欲しい。 ・豊明は運動施設が少ないので、テニスコート等施設を増やし、予約をネットで手軽に 出来ると頻繁に活用できて有り難い。 ・情報化には直接関係ないが、子供が安心して通学できる道路整備を要望します。歩道 がなく狭い道でもスピードを出す車両が多く、いつ子供がぶつかってもおかしくない。 5 2 6 「広報とよあけ」を読ませていただき、不自由は感じません。 11 2 5 インターネット等で情報がいつでも取り出せ、メールで色々な人と会話が出来て、簡単 2 1 6 5 2 6 なパソコン操作は老人でも使えるよう。 市町村合併についての情報が市民に殆ど知らされていないので、広報誌等で分かりやす く知らせたりアンケートを行って欲しい。 ・有料のケーブルテレビの契約を諦めました。税金等による補助はできないものか。 ・便利になるのは大変嬉しいが、周囲は勿論、家庭内でも段々と繋がりが薄れていく様 で淋しく、今後もPC等は購入しないので広報を今以上に充実した内容にして欲しい。 9 2 2 例えば年代別による個々の欲しい情報(主婦ならば育児情報、地域サークル活動など) を各世代の人がすぐ調べられる環境を作って欲しい。電話ではなく、気軽に情報が入手 できれば嬉しい。 2 2 2 東海地震が心配です。古い家に住む人も多いため、被災者が出る前にパーセンテージが 低くても予測してもらいたい。 9 2 6 現代社会では情報化に利便性や簡素化は必要だと思うが、8 月に実施された住民基本台 帳ネットワークについては未だ一般市民の理解を得たとは思えない。①個人情報保護法 ができても安全対策は万全か?②利便性から見て本当にメリットがあるのか? 2 1 3 ・渋滞する箇所の改善。 ・保育所の入園条件が厳しいのでもっと緩く、また保育時間を夜 8 時までにして欲しい。 ・年齢別に健康診断をして欲しい。 7 2 3 7 1 5 7 1 6 転居したばかりで子供が小さく、なかなか自分で情報入手ができず不便さを感じる時が あるため、欲しい情報がもっと簡単・手軽に得られると良い。 市役所の各種手続き・施設予約の電子化の推進。 ・インターネットの意味が分からない。 ・もう少し小学生でもわかるような設問をしてもらいたい。 134 第6章 資料編 町 性 年 名 別 齢 1 1 2 6 2 1 自由意見 情報関連機器及び接続料等の補助金などのサービス。 ・パソコン販売を安価に行政が斡旋する。 (教室も同様) ・市民が容易にインターネットで情報入手できるようにする。 9 1 1 5 2 3 豊明だけの面白い番組を広報でやって欲しい。 市のHPも随分充実したが、もっと地域密着情報が欲しい。 平日の 9∼17 時勤務ではなかなか役所に行けない。 4 1 3 医療や育児に対して 24 時間対応をしてほしい。 9 2 6 個人的意見だが、歩道・車道が非常に悪いので早く改善して欲しい。また街灯が少ない 7 1 5 情報開示(役所のすべて) 3 1 5 個人情報の利用による自己満足感を塞ぎ、陥りやすい犯罪を勇気を持って正せるか? 7 2 2 ので夜道が暗く、公園の木が高すぎる。 ・電話帳に市外緑区の病院、お店などの情報を載せて欲しい。 ・地震や水害発生時に備えた対応マニュアルを情報誌として1冊にまとめて各家庭に配 布して欲しい。 2 1 5 ・情報板で毎日の情報を個人が見られるよう、公民館等に貼る。 ・市の企画課が先頭に立ってボランティア活動の出来る人間を育成する。期待する。 9 2 5 近年、情報化が急速に進み、主人も釣りの際には天気予報等を利用しており、とても便 利だと思うが、反面我が家も年寄り2人になり、もっと地域と交流したく思っています。 市人口に占める老人の増加を考慮の上、情報化を進めて下さい。 6 2 3 ・毎月色々な市情報を得る事が出来るため、広報を楽しみにしています。月2回の発行 が月1回になったのは少々寂しいです。 ・ケーブルテレビも楽しみですが、放送時間も短く何か物足りません。もっと地域のニ ュースも増やし、視聴者が“へぇー、なるほど”と見入るような内容を盛り込んで下 さい。 3 1 4 予算・決算・施政方針等についての意見交換サイトを設け、市民全体で討論できる様に し、何も行動していない市議会議員の定数を大幅に減らす事ができれば情報化政策の成 功と言える。市議会議員が多すぎ、市政への意見申し立てが出来る様に市のホームペー ジを作って最大限活用できるようにして欲しい。 10 2 6 広報の充実をお願いします。年代的に一番の頼りです。 5 2 5 他市より 8 年前に転居してきましたが、転入者が多いため、地域コミュニケーションが あまり無く、広報だけでは情報不足です。いろいろな面で無関心になってしまいます。 1 2 3 豊明は様々な面で遅れている。例えば市のHPは他市と比べ、非常に情報量が少なくイ メージも古臭い。一度比べてみて下さい。 1 2 5 フルタイムで仕事を続けていた人が、いざ専業主婦となった場合の楽しみ方等を知りた い。 10 1 5 パソコン教室を実施して下さい。なかなか覚えられないので講習か、ケーブルネットで の市民講座を行って頂くと有り難い。 8 1 4 9 1 2 1 2 5 ケーブルテレビ、インターネット等により、市の地域情報(行政・防災・福祉サービス) の多くの情報番組を増やすとともに、インターネット使用料の一部を負担して欲しい。 電燈(街灯)が少なすぎて道が暗いので、治安が心配される。 ・豊明は住基ネットに登録しているが、問題発生時の対応はきちんと出来ているのか。 ・市の情報は広報で得る事が多い。インターネットと並行して見落とさないように情報 を得ていきたい。また災害時における市の対応策も市民に徹底して欲しい。 7 2 2 自然災害の予知を素早く地域へ知らせられる様な情報化。 10 1 4 ・インターネット回線が他市より大幅に遅れている。高速回線を早く普及できるように 援助して欲しい。 ・機能していない CCNET 以外の他社ケーブルテレビ、ケーブルネットを誘致して欲しい。 135 第6章 資料編 街頭調査編 目 次 1.調査の概要 ---------------------------------------------------1−1 調査の目的--------------------------------------------1−2 調査の対象--------------------------------------------1−3 調査の方法・時期--------------------------------------1−4 回答の状況--------------------------------------------- 1 1 1 1 1 2.回答者の属性 -------------------------------------------------2−1 性別 -------------------------------------------------2−2 年代 -------------------------------------------------2−3 住んでいる地域----------------------------------------- 2 2 3 4 3.調査の結果 ---------------------------------------------------3−1 利用している情報機器----------------------------------3−2 災害時の情報収集手段----------------------------------3−3 日頃の生活で欲しい情報 --------------------------------3−4 ケーブルテレビへの期待 --------------------------------3−5 自由意見----------------------------------------------- 5 5 7 10 13 16 136 第6章 資料編 1.調査の概要 1−1 調査の目的 近年、身近な所においても高度情報化が急速に進みつつあり、世界各地の情 報だけでなく地域の情報も容易にしてさまざまな形で手に入るようになって きている。そして、様々な情報機器が家庭や地域に普及している。 こうした変化を踏まえて、豊明市では地域の情報化の進むべき方向について 検討し、市民生活を豊かにするため各種のメディアや情報システムを活用する 方策を体系的に整備したいと考えている。そのため、通勤通学、余暇利用とい った目的で本市を訪れる人々を含めた「市民」を対象とした、街頭における意 識調査を実施し、地域情報化に係る市内外の人々のご意見を収集し、その結果 を地域の情報化施策の検討に生かすことにした。 1−2 調査の対象 街頭における不特定の市民(概ね、高校生以上で居住する地域・国籍を問 わない。) 1−3 調査の方法・時期 (1)方法 ○名鉄前後駅前及び市立図書館、体育館、文化会館、市役所の各エントラン スの周辺 ○来訪者を対象とした調査員による面接アンケート調査 (2)調査の時期 ○12 月 14 日から 12 月 27 日まで 1−4 回答の状況 ○有効回答数:706 票 137 第6章 資料編 2.回答者の属性 ◎あなたのことを教えて下さい。(各設問の当てはまるもの 1 つだけに○印を付け て下さい。) 2−1 性別 回答者の性別は、「男性」が 43.0%、「女性」が 57.0%である。 年代別でみると、 「10 歳代」の 53.7%をはじめ、 「20 歳代」、 「60 歳以上」で「男 性」の比率が多く、「30 歳代」、「40 歳代」で女性の比率が多くなっている。 地域別みると、「市内」在住者は「女性」が 61.3%、「市外」在住者は「男性」 が 54.5%をそれぞれ占めている。 図 性別(年代別) N=702 43.0 全体(702) 57.0 53.7 10歳代(121) 46.3 47.2 20歳代(89) 30歳代(127) 52.8 33.9 40歳代(111) 66.1 36.9 50歳代(104) 63.1 40.4 59.6 男性 60歳以上(149) 46.3 0% 20% 図 53.7 40% 60% 女性 80% 100% 性別(地域別) N=702 全体(702) 43.0 57.0 38.7 市内(444) 61.3 男性 54.5 市外(187) 0% 20% 45.5 40% 60% 138 80% 女性 100% 第6章 資料編 2−2 年代 回答者の年代は、全体では「60 歳以上」が 21.8%と最も多く、次いで「30 歳代」 (18.0%) 、「10 歳代」(17.1%) 、「40 歳代」(15.7%) 、「50 歳代」(14.7%) 、「20 歳代」(12.6%)の順となっている。 性別でみると、 「男性」では「60 歳以上」と「10 歳代」が多く、特に「10 歳代」 の比率が全体に比べ高くなっている。「女性」は「30 歳代」と「40 歳代」が多く、 特に「30 歳代」の比率が全体に比べ高くなっている。 地域別にみると、 「市内」在住者では「60 歳以上」が最も多く、次いで「50 歳代」、 「30 歳代」の順に多くなっており、高年層の比率が高い。 「市外」在住者は「10 歳 代」が 42.2%と半数近くを占めており、次いで「20 歳代」が多くなっており、若 年層の比率が高い。 図 17.1 全体(706) 12.6 21.5 男性(302) 14.0 女性(399) 13.9 11.8 0% 18.0 14.2 21.1 20% 10歳代 年代(性別) 15.7 図 14.7 13.6 30歳代 21.8 13.9 17.5 40% 20歳代 N=706 22.9 15.5 60% 20.1 80% 40歳代 50歳代 100% 60歳以上 年代(地域別) N=706 17.1 全体(706) 市内(449) 8.2 12.6 9.8 市外(187) 18.3 18.0 15.1 42.2 0% 20% 10歳代 20歳代 15.7 30歳代 139 21.8 18.9 19.8 40% 14.7 29.7 10.2 60% 40歳代 11.2 80% 50歳代 8.6 8.0 100% 60歳以上 第6章 資料編 2−3 住んでいる地域 回答者の住んでいる地域は、 「市内」が 70.6%と7割以上を占めており、 「市外」 は 29.4%になっている。 性別でみると、 「男性」では「市外」が、 「女性」では「市内」が多くなっている。 年代別でみると、 「10 歳代」で「市外」が 68.1%と全体傾向と正反対になってお り、「20 歳代」も「市外」が多くなっている。年代層が高くなるにつれて「市内」 が多くなっており、「60 歳以上」は9割が「市内」となっている。 図 地域(性別) N=636 70.6 全体(636) 29.4 62.8 男性(274) 37.2 76.2 女性(357) 0% 20% 40% 図 市内 23.8 60% 80% 市外 100% 地域(年代別) N=636 70.6 全体(636) 29.4 31.9 10歳代(116) 68.1 54.3 20歳代(81) 45.7 81.2 30歳代(101) 18.8 76.4 40歳代(89) 23.6 84.2 50歳代(101) 15.8 市内 89.9 60歳以上(148) 0% 20% 40% 140 10.1 60% 80% 100% 市外 第6章 資料編 3.調査の結果 3−1 利用している情報機器 ◎あなたや家庭において、次のような情報機器のうち最もよく利用しているもの を2つまで○印を付けて下さい。 家庭などで最もよく利用している情報機器について聞いたところ、 「テレビ」が 73.3%と最も多く、唯一過半数を超えている。次いで「電話(据え置き)」が 32.9%、 「パソコン(インターネットが使えるもの)」が 30.2%、 「携帯電話(インターネ ット情報がみられるもの)」が 25.1%の順に多くなっている。 性別でみると、「女性」で「テレビ」、「電話(据え置き)」と答えた人が多くみ られ、「男性」で「パソコン(インターネットが使えるもの)」と答えた人が多く なっている。4人に1人が回答した「携帯電話(インターネット情報がみられる もの)」での性別差はみられないものとなっている。 年代別にみると、 「テレビ」と答えた人が各年代とももっとも多くなっているが、 「10 歳代」と「40 歳代」で全体傾向に比べて若干比率が低くなっている。 「電話(据え置き)」と答えた人は、 「10 歳代」では 13.2%に留まるが、 「60 歳 以上」で 51.0%と5割以上を、次いで「50 歳代」で 44.2%を占めるなど「電話」 の利用率は年代層が高くなるにつれ多いものなっている。 これとは反対に「携帯電話(インターネット情報がみられるもの)」では、「60 歳以上」では 3.3%に留まるが、「10 歳代」が 54.5%と5割以上を、次いで「20 歳代」で 39.3%を占めるなど「携帯電話」の利用率は年代層が低くなるにつれて 高いものとなっている。 「パソコン(インターネットが使えるもの)」も「40 歳代」40.5%、 「10 歳代」 39.7%、 「30 歳代」36.5%など年代層が低くなるにつれて高いものとなっている。 141 第6章 資料編 図 図 利用している情報機器(性別) 利用している情報機器(年代別) 142 第6章 資料編 3−2 災害時の情報収集手段 ◎通勤や通学、買い物などで家庭を離れている時に、地震や豪雨など緊急時の情 報を知るために、あなたにとって最も便利な手段は次のどれですか。当てはまる もの2つまでに○印を付けて下さい。 通勤や通学、買い物などで家庭を離れている際の災害時の情報収集手段につい て聞いたところ、「テレビ・ラジオ(街頭や車載も含む)」が 65.7%と最も多く、 次いで、「携帯電話(メールやホームページ検索)」が 42.3%、 「駅や店内などで のアナウンス」が 19.0%、「家族や知人との電話」が 18.7%、 「市役所の広報車」 が 14.6%、 「周辺の人々との会話や口コミの情報」が 12.9%の順で多くなってい る。 回答者の性別でみると、 「男性」、 「女性」とも「テレビ・ラジオ(街頭や車載も 含む)」が最も多いが、「携帯電話(メールやホームページ検索)」で男性が、「家 族や知人との電話」と「駅や店内などでのアナウンス」で女性が多いものとなっ ている。 図 災害時の情報収集手段(性別) 143 第6章 資料編 年代別にみると、「テレビ・ラジオ(街頭や車載も含む)」と答えた人は、「30 歳代」以上の各年代層では最も多いが、 「10 歳代」69.4%、 「20 歳代」65.9%と「携 帯電話(メールやホームページ検索)」と回答した人がそれぞれの年代層で最も多 くなっている。 「テレビ・ラジオ(街頭や車載も含む)」、 「市役所の広報車」では年代層が高く なるにつれて、反対に、「携帯電話(メールやホームページ検索)」、「家族や知人 との電話」では年代層が低くなるにつれて多くなっている。 図 災害時の情報収集手段(年代別) 144 第6章 資料編 住んでいる地域別でみると、 「市内」、 「市外」とも「テレビ・ラジオ(街頭や車 載も含む)」が最も多いが、 「市内」では「テレビ・ラジオ(街頭や車載も含む)」、 「市役所の広報車」が、反対に「市外」では「携帯電話(メールやホームページ 検索)」、「家族や知人との電話」がそれぞれ多くなっている。 図 災害時の情報収集手段(地域別) 145 第6章 資料編 3−3 日頃の生活で欲しい情報 ◎日頃の生活や地域に係わる情報の中で、あなたがほしいと思っている情報は、 どのようなものですか。3つまで○印を付けて下さい。 日頃の生活で欲しい情報について聞いたところ、 「身近な地域のニュース」と 答えた人が 48.6%と最も多く、次いで「緊急時の非難、災害情報、被災予想図 など」42.7%、「休日夜間の医療サービス、緊急時の対応など」33.7%、「商品 や地域のお店の情報など」25.1%、 「サークル活動や文化・スポーツの行事など」 24.6%、「バスや鉄道、道路整備など」18.7%、「在宅介護、福祉施設サービス など」16.0%、 「市役所の各種手続きの方法、施設の予約方法など」14.9%、 「学 校教育の内容、イベントなど」11.0%の順に多くなっている。 性別にみると、全体の傾向と同様な回答傾向を示しているが、 「男性」では「サ ークル活動や文化・スポーツの行事など」、 「議会、市民参加活動状況など」で、 「女性」では「休日夜間の医療サービス、緊急時の対応など」、「在宅介護、福 祉施設サービスなど」でそれぞれ回答が多くなっている。 図 日頃の生活で欲しい情報(性別) 146 第6章 資料編 年代別にみると、 「身近な地域のニュース」、 「在宅介護、福祉施設サービスな ど」、「休日夜間の医療サービス、緊急時の対応など」、「緊急時の非難、災害情 報、被災予想図など」においては、年代層が高くなるにつれて回答が多く、 「バ スや鉄道、道路整備など」、「商品や地域のお店の情報など」、「サークル活動や 文化・スポーツの行事など」、「学校教育の内容、イベントなど」においては年 代層が低くなるにつれて回答が多い傾向にある。 全体の傾向に比べ、「10 歳代」では「バスや鉄道、道路整備など」48.7%が 最も多く、「商品や地域のお店の情報など」、「学校教育の内容、イベントなど」 の回答も多くなっているが、 「休日夜間の医療サービス、緊急時の対応など」の 回答は少なくなっている。「20 歳代」では「商品や地域のお店の情報など」が 最も多く、その他「サークル活動や文化・スポーツの行事など」、 「バスや鉄道、 道路整備など」での回答が多くなっている。「30 歳代」では「休日夜間の医療 サービス、緊急時の対応など」と「健康づくりや子育てなどにかかわる情報」 の回答が多くなっている。 図 日頃の生活で欲しい情報(年代別) 147 第6章 資料編 住んでいる地域別にみると、 「市内」では「在宅介護、福祉施設サービスなど」 が、 「市外」では「商品や地域のお店の情報など」と「バスや鉄道、道路整備な ど」の回答が多くなっている。 図 日頃の生活で欲しい情報(地域別) 148 第6章 資料編 3−4 ケーブルテレビへの期待 ◎ケーブルテレビの利用について、これからの充実について、どのようなことを 期待しますか。当てはまるもの2つまでに○印を付けて下さい。 ケーブルテレビへの期待を聞いたところ、 「市民生活にかかわる身近な情報を 増やす」が 50.9%と最も多く、次いで「インターネットの普及に役立つ情報、 接続サービスを拡充する」32.1%、 「学校教育や地域づくりに関わる学習に役立 つ番組を増やす」20.8%、 「視聴できる民間の有料テレビのチャンネルを増やす」 17.9%、「一般市民が多く登場するような、身近な視聴者参加番組を増やす」 16.4%の順に多くなっている。 「期待することはない」との回答は 5.6%になっ ている。 性別では、 「男性」では「インターネットの普及に役立つ情報、接続サービス を拡充する」、「視聴できる民間の有料テレビのチャンネルを増やす」、「一般市 民が多く登場するような、身近な視聴者参加番組を増やす」での回答が多く、 「女性」では「市民生活にかかわる身近な情報を増やす」での回答が多いもの となっている。 図 ケーブルテレビへの期待(性別) 149 第6章 資料編 年代別では、 「市民生活にかかわる身近な情報を増やす」と回答した人が「10 歳代」を除く「20 歳代」以上の各年代層で最も多い回答になっている。「10 歳 代」では「インターネットの普及に役立つ情報、接続サービスを拡充する」が 最も多い。 「視聴できる民間の有料テレビのチャンネルを増やす」と回答した人は、 「50 歳代」と「20 歳代」で多くなっている。 図 ケーブルテレビへの期待(年代別) 150 第6章 資料編 住んでいる地域別では、 「市内」の人は「市民生活にかかわる身近な情報を増 やす」が最も多いが、 「学校教育や地域づくりに関わる学習に役立つ番組を増や す」も多い回答となっている。 「市外」の人は「インターネットの普及に役立つ 情報、接続サービスを拡充する」が最も多くなっている。 図 ケーブルテレビへの期待(地域別) 151 第6章 資料編 3−5自由意見 性 年 地 自由意見 別 代 域 <緊急時の情報について> 1 3 1 緊急情報が的確に伝わる手段を見つけて欲しい。 1 1 1 緊急時に情報が伝達されるようにする。 2 5 1 特に災害(地震)時の情報を! 2 4 1 2 6 1 災害情報等はいち早く流して欲しい。 1 5 1 災害情報。 1 6 1 緊急連絡システムの町内会システムの確立。 1 2 1 より細分化され非常時に役立つ情報を望みます。 (地震などの時に) 2 3 - 緊急時の医療情報を知りたい。 緊急の時、災害などニュースがどうしても東京中心になってしまうので災 害時もっと早く適切なニュースを流して欲しい。 <情報の内容について> 1 4 - 地域に密着した情報の充実を期待しています。 1 4 1 地域についてもっと皆が意識出来る様になる情報が欲しい。 1 3 1 豊明市の特徴を活かした情報、地域性を活かした情報を多く知りたい。 2 2 - 住民主体、地域のことがよくわかる情報をお願いします。 1 6 1 計画など身近に広報などで流して欲しい。 2 6 1 地区ごとの情報強化。 1 2 2 地域住民から発信出来る機会を何がしかの形で作る。 2 5 1 1 6 1 地域住民の積極的な会合の機会が欲しい。 1 1 1 市内のスポーツの情報が欲しい。 1 5 1 高齢化のため分かりやすい形にして欲しい。 1 1 2 子供から大人まで分かりやすい情報にして欲しい。 1 1 1 若者にも分かりやすい情報。 1 5 2 老人も良く分かる情報を多くしてください。 1 4 1 大人から子供まで理解しやすい情報を。 2 4 2 利用しやすく分かり易いものを。 2 3 2 広報等でもっと身近なニュースを分かりやすくのせてほしい。 1 3 1 市のホームページの充実。 2 6 1 役所の各種の情報などを分かりやすく知らせて欲しいです。 2 6 1 超最近の情報を流して欲しい。いつまでも古いのを流さないで欲しい。 地域の人々がそれぞれやっている活動を互いに、情報交換出来る様になれ ばもっと良いと思う。 152 第6章 資料編 性 年 地 自由意見 別 代 域 インターネットなどで情報を得られると良いと思う。役所などでも危険な 2 3 1 事故や不審者などの状況報告を公開して欲しい。小学生や幼い子供がいる ので、そういう事故が心配で、情報が欲しい。 正しい情報を発信して欲しい。正しい情報を手に入れる手段を明らかにす 1 4 1 2 3 - 地方ニュース(ケーブルテレビ)は時間的に分散化して欲しい。 1 1 2 もっと幅広い情報化に期待したいです。 1 4 2 他地域との情報交換。 1 5 1 地域情報は現段階では名古屋市などと比べても少ないと思う。 るべき。 <情報提供手段等について> 1 4 1 情報伝達の方法はマルチプラットホーム(多元化)を望みます。 2 5 1 どんなところにいても直ぐに情報が入るような電光掲示板が多く欲しい。 2 2 1 広報以外でも知れる場が欲しい。 2 2 1 手軽に情報が得られる方法の検討。 1 2 1 1 6 1 広報誌「とよあけ」は大層役立ちます。 2 6 1 アクセスしやすく、簡単、明瞭、各個人に確実に伝わるように。 2 3 1 CATV だと時間に制限が出来てしまうのでタウン誌にもっと力を入れてみて は。 特にインターネット等を利用していなくても情報が入るようにして欲し い。 <情報インフラ等について> 2 4 1 インターネットにおいてADSLの普及。 2 2 1 2 2 1 2 1 2 自分の住んでいるところのニュースは色々テレビで見ています。 2 4 1 ケーブルテレビを楽しく見せるものにして欲しい。 1 1 2 情報料を安くする。(特にケーブルインターネット) 1 1 2 光ケーブルの普及。 2 1 2 携帯電話の電波を良くして欲しい。 1 3 1 1 4 1 各種情報、機器の全ての料金の安価な提供に努めて欲しい。 1 3 - 情報弱者に手当てして欲しい。 2 6 1 簡単なメールをしたい。 アパートにケーブルインターネットの普及を!全ての市民に町内会の加入 を! 私の家ではケーブルテレビが引いてあるのですが、とっても役立っていま す。これからもケーブルテレビ頑張ってください。 市がお金を出して全世帯に光収用にする等の基盤整備を行なうことが先だ と思う。 153 第6章 資料編 性 年 地 自由意見 別 代 域 <情報化について> 1 1 2 良いことだと思う。 1 2 2 どんどん情報化を進めていくべきだと思う。 2 1 2 情報化を進めてください。 1 4 1 利便性を考えて進めてください。 1 5 1 個人情報の保護に気をつけてください。 2 4 1 プライバシーに配慮を持って情報化を進めて欲しい。 1 6 1 - 6 1 1 3 2 2 5 1 情報化、情報化と騒ぎすぎで、情報が少ないほうが生活しやすいことがあ る。 情報が多いので何が正しいかいつも自分なりのアンテナを持つために図書 館を利用している。 情報過多の時代に如何に素早く目的の情報まで辿り着けるか。 受ける住民も IT 技術の取得に力を入れ、こちらからの発信も出来る様に努 める。 <その他> 1 6 1 市の財政をきちんとして欲しい。 1 6 1 予算を正確に使って頂きたい。 1 2 1 土曜日、日曜日のいずれかに市役所の窓口が開いているといいです。 1 6 1 市役所内の担当職の範囲が狭い。 2 3 1 意外と知らない人がいた図書館の利用方法。 1 6 1 食事会が多すぎる。 2 6 1 市のバスの東郷、日進への乗り継ぎの便利さ。 2 5 1 前後駅をもっと充実させて欲しい。 154 第6章 資料編 調 査 目 票 次 1.市民調査票 ------------------------------------------------------------------------------- 1 2.街頭調査票 ------------------------------------------------------------------------------- 7 155 第6章 資料編 1.市民調査票 豊明市の情報化に関するアンケート調査 はじめに 市民生活にかかわる身近な所においても情報化が急速に進みつつあります。世界各 地の情報だけでなく地域の情報も、さまざまな形で容易に手に入り、見聞きすること もできるようになりました。そして、さまざまな情報機器が家庭や地域に普及してい ます。 このような時代の変化を踏まえて、豊明市では地域の情報化に係わる取り組みの方 向づけ、市民生活の向上につながる情報化の目標像などを検討することで、地域情報 化に係わる指針を明らかにしたいと考えております。 そこで、市民の皆さんのお考えや情報機器等の利用状況などお聞きすることで、地 域の情報化に係わる検討の基礎的資料にしたいと考えております。 こうした調査の趣旨をご理解の上、是非ともご回答のほどお願い致します。 なお、調査の実施に際しては、市民の中から無作為に1500名を抽出して調査票 を送付させて頂きました。ご回答頂いた結果は調査の目的に相応しい貴重な資料とし て活用致します。また、回答は全てコンピュータによって集計処理を行いますので、 ご回答頂いた方に迷惑をおかけすることはありません。 平成 14 年 12 月 6 日 豊明市役所 企画課 【記入に当たって】 ○この調査は、本市にお住まいの皆さんから無作為に抽出して、ご回答をお願いして おります。ご回答は、ご本人にお願いいたします。 ○宛先は、12 月5日現在の住民基本台帳の住所となっております。その後に転居など で不在となっている場合にはご容赦ください。 ○この調査への回答は一部を除いて、各問に示した数の番号に○印をつける方法にな っています。各問に示す回答数をご確認ください。 【ご回答の利用方法】 ○ご回答頂いた調査票はすべて統計的にコンピュータで処理します。その結果は本調 査目的以外には用いることはありません。 【ご返送の期限】 ○12 月 16 日(月)までに、ポストにご投函ください。 【問合せ先】 ○調査の内容について不明な点などあれば、下記までご連絡ください。 〒470-1195 豊明市新田町子持松1−1 豊明市市長公室企画課(担当:情報推進係)℡:0562−92−8318 ○本調査の実施は下記の専門調査機関に委託して行っております。 〒460-0003 名古屋市中区錦 1 丁目 10-27 社団法人地域問題研究所(担当:高原)℡:052−232−0022 156 第6章 資料編 問1 はじめに、あなたご自身のことについて、おたずねをさせていただきます。 該当する番号に1つ○をつけてください。 副問 1 住んでいる地域(町名) 1.沓掛 2.新田 3.三崎 4.大久伝 5.阿野 7.栄 8.間米 9.二村台 10.新栄 11.西川 6.前後 副問 2 あなたの性別 1.男性 2.女性 副問 3 あなたの年齢 1.10 歳代 2.20 歳代 5.50 歳代 6.60 歳以上 3.30 歳代 4.40 歳代 副問 4 あなたの職業 1.会社員(事務系) 2.会社員(営業・販売系) 4.自営業(工業) 5.自営業(商業・サービス業) 6.会社役員 7.パートタイマー 8.家事専業 10・学生・生徒 問2 11.無職 3.会社員(生産系) 9.公務員・団体職員 12.その他 日頃の生活や地域に係わる情報の中で、あなたがほしいと思っている情報は、ど のようなものですか。3つまでに○をつけてください。 1.身近な地域のニュース 2.商品や地域のお店の情報など(消費者・生活情報) 3.市役所における各種手続きの方法、施設の予約など(行政情報) 4.休日・夜間の医療サービス、緊急時の対応など(医療情報) 5.健康づくりや子育てに係わる情報(健康情報) 6.在宅介護、福祉施設サービスなど(福祉サービス情報) 7.学校教育の内容、イベントなど(小中学校の情報) 8.緊急時の避難、災害情報、被災予想図など(防災情報) 9.サークル活動や文化・スポーツの行事など(市民文化・スポーツ情報) 10.市内の観光名所や観光行事など(観光・レジャー情報) 11.バスや鉄道、道路整備など(市内の交通情報) 12.議会、市民参加活動状況など(地域づくりに係わる情報) 13.予算・決算、施政方針など(市行政に係る情報) 14.その他( ) 157 第6章 資料編 問3 あなたは、日頃から必要としている情報を、どのような方法(メディア)で知っ たり、調べたりしていますか。また、もっと便利で、身近に利用したいと希望する 方法はありますか。 副問1 問3で示した情報の各々について、その情報を入手するために現在利用して いる方法を選んで、番号を回答欄(副問 1「現在の方法」)に記入してください。 副問 2 今後、便利に、身近な方法として利用したいと希望する方法を選んで、番号 を回答欄(副問 2「希望する方法」)に記入してください。 現在の方法で十分満足されている場合には副問 1 と同じ番号を記入してくだ さい。 【副問1、副問2の選択肢】 1新聞 6インターネット 11 地域情報紙・タウン誌 2テレビ 7ケーブルテレビ 12 市民グループなどのミニコミ誌 3ラジオ 8書籍・雑誌 13 知人・親戚との会話 4電話 9行政の PR ビラ 14 近隣の住民との会話 5ファックス 10 市の広報紙 15 その他 1.身近な地域のニュース 2.商品や地域のお店の情報(消費者・生活情報) 3.市役所における各種手続きの方法、施設の予約など(行政情 報) 4.休日・夜間の医療サービス、緊急時の対応など(医療情報) 5.健康づくりや子育てに係わる情報(健康情報) 6.在宅介護、福祉施設サービスなど(福祉サービス情報) 7.学校教育の内容、イベントなど(小中学校の情報) 8.緊急時の避難、災害情報、被災予想図など(防災情報) 9.サークル活動や文化・スポーツの行事など(市民文化・スポーツ情 報) 10.市内の観光名所や観光行事など(観光・レジャー情報) 11.バスや鉄道、道路整備など(市内の交通情報) 12.議会、市民参加活動状況など(地域づくりに係わる情報) 13.予算・決算、施政方針など(市行政に係る情報) 14.その他( ) 158 副問 1 副問 2 現在の 希望す 方法 る方法 第6章 資料編 問4 下記の情報関連の機器をあなた自身やご家庭に保有しておられますか。また、将 来欲しいと思うものはどれですか。 副問1と副問2について該当する記号に○をつけてください。 副 問 1 保 有 状 副問2 将来意向 況 持っているもの (記号Aに○) A 1.電話(据え置き) 将来ほしいもの (記号Bに○) B 2.ファックス(電話併用含む) A B 3.パソコン(インターネットが使えるもの) A B 4.ラジオ(FM放送が聴けるもの) A B 5.テレビ A B 6.ケーブルテレビのチューナー(テレビ内蔵含 A B 7.有料衛星放送の専用チューナー A B 8.携帯電話(インターネット情報が見られる) A B 9.テレビゲーム機 A B む) 問5 パソコンや携帯電話などによるインターネットの利用について、お答えください。 副問1 インターネットを利用しておられる方に聞きします。 インターネットを利用している最も大きな理由は何ですか。次の中から2つま で選んで○をつけてください。また、選択肢の7に○をつけた場合には、(A)、 (B)にも回答してください(該当するもの 1 つに○)。 1.手軽に情報の入手ができる 2.いつでも見たい情報が見られる 3.電子メールが安くて、早くて、便利である 4.ホームページを見るのが楽しい 5.ホームページの掲示板でいろいろな人と意見が交わせる 6.ホームページを作れば、自分も情報発信ができる 7.ショッピングやバンキングができる ◎実際に、ショッピングやバンキングを行った経験はありますか。 (A)ショッピングの経験――→1.ある 2.ない (B)バンキングの経験―――→2.ある 2.ない 8.新たな知人、友人が作れる 9.海外の情報も入手できる 10.その他( ) 159 第6章 資料編 副問2 インターネットを利用していない方に、(A)、(B)についてお聞きします。 (A) 今まで利用していない理由はなぜですか。次の中から1つに○をつけてくだ さい。 1.必要性を感じない 5.インターネットそのものを知らない 2.パソコンなど機器の値段が高い 6.パソコンの使い方が難しい 3.電話代などの利用料金が高い 7.その他( ) 4.プライバシー保護など安全性に疑問がある (B) これから、家庭や職場でインターネットをやってみたいと思われますか。 最も使ってみたい機器について、いずれか 1 つに○をつけてください。 1.自宅のパソコン 4.公共施設に設置の専用端末(KIOSK 端末) 2.職場のパソコン 5.スーパー、コンビニに設置の専用端末(KIOSK 端末) 3.携帯電話 6.使いたくない 問6 防災に係わる情報についてお聞きします。 地震(東海地震への懸念があります。)や水害(東海水害など経験しました。)と いった自然災害の発生が万が一にも差し迫った時を想定した場合、あなたはどのよ うな情報を速やかに入手したいですか。次の中から2つまで○をつけてください。 1.気象情報、国等による警報など(災害の発生の予知に係わる緊急情報) 2.被災予想図、避難所や避難経路の地図など(家庭で被災に備えるための情報) 3.避難所や病院、消防署、市役所など(緊急連絡先に関する情報) 4.鉄道やバスの運行状況など(公共交通機関に関する情報) 5.通行不能箇所、渋滞情報など(道路の通行に関する情報) 6.上下水道、電気やガスの供給など(日常生活の維持にかかわる情報) 7.緊急連絡方法、学校との連絡方法など(家族との緊急連絡にかかわる情報) 8.スーパーや商店街の状況など(生活物資の確保に係わる情報) 9.災害への活動状況、緊急対応など(災害に対する行政の対策) 10.その他( 問7 ケーブルテレビの利用について、どのようなことを期待しますか。 当てはまるもの2つまでに○印を付けて下さい。 1.視聴できる民間の有料テレビのチャンネル数を増やす。 2.市民生活にかかわる身近な情報番組を増やす。 3.一般市民が多く登場するような、身近な視聴者参加番組を増やす。 4.市民が自主的に製作した番組を放送する。 5.学校教育や地域づくりに関わる学習に役立つ番組を増やす。 6.インターネットの普及に役立つ情報サービス、接続サービスを拡充する。 7.期待することはない。 8.わからない。 160 第6章 資料編 問8 あなたは、日々の生活がどのように変われば、情報化が進んで豊かで便利になっ たと感じますか。次の中から2つまで○をつけてください。 1.生活全般に便利さが感じられる 2.さまざまな情報が容易に得られる 3.欲しい情報が即座に得られる 4.家人や友人との会話が多くなる 5.仕事や勉強がスピードアップする 6.世界中のことがすぐにわかる 7.情報関連産業が発展し、雇用が拡大する 8.色々な手続きが簡単になる 9.個人の意見を簡単に伝えることができる 10.誰もがパソコンや携帯電話など使える 11.情報通信のためのコストが下がる 12.その他( ) 問 9 情報化が進むことによって、将来、懸念されることはありますか。最も心配され ることが大きいものを、次の中から2つまで選んで○をつけてください。 1.個人のプライバシーの侵害や無責任な誹謗中傷が横行するようになる 2.情報の量が膨大になることで、より良い情報を取捨選択することが難しくなる 3.人と人との、直のふれあいが少なくなる 4.虚偽の情報を使った犯罪が増加する 5.情報機器を使えない人、情報に疎い人だけが社会の動きから取り残される 6.情報サービスを利用するために、新たな出費が増える 7.何でもスピードアップする社会になり、じっくりと考えるゆとりが無くなる 8.その他( 9.懸念することは無い。 問 10 豊明市に期待する地域の情報化政策について、ご意見をお寄せください。 下記の欄に簡潔に、箇条書き等で結構ですので、ご記入ください。 ご協力有難うございました。 記入内容をご確認の上、返信用封筒に入れて 16 日までに切手を貼らないで、郵便ポ ストにご投函ください。 161 第6章 資料編 2.街頭調査票 生活と情報についての街角アンケート調査 A.あなたのことを教えて下さい。(各設問の当てはまるもの 1 つだけに○印を付けて下さい。 ) (1)性 別 : 1. 男性 2.女性 (2)年 代 : 1.10歳代 5.50歳代 (3)住んでいる地域: 1.市内 2.20歳代 6.60歳以上 3.30歳代 4.40歳代 2.市外 B.あなたや家庭において、次のような情報機器のうち最もよく利用しているものを2つまで○印を付け て下さい。 1.電話(据え置き) 6.ラジオ(FM放送が聴けるもの) 2.ファックス(電話機と併用含む) 7.ケーブルテレビのチューナー(テレビ内蔵含む) 3.パソコン(インターネットが使えるもの) 8.有料衛星放送の専用チューナー 4.パソコン(インターネット接続なし) 9.携帯電話(インターネット情報が見られるもの) 5.テレビ 10.テレビゲーム機 C.通勤や通学、買い物などで家庭を離れている時に、地震や豪雨など緊急時の情報を知るために、あな たにとって最も便利な手段は次のどれですか。当てはまるもの2つまでに○印を付けて下さい。 1.テレビ・ラジオ(街頭や車載も含む) 6.携帯電話(メールやホームページ検索) 2.街角のポスターやビラ 7.携帯パソコン(メールやホームページ検索) 3.駅などで売っている新聞(朝刊、夕刊) 8.家族や知人との電話 4.駅や店内などでの放送・アナウンス 9.周辺の人々との会話や口コミの情報 5.市役所の広報車 10.わからない D.日頃の生活や地域に係わる情報の中で、あなたがほしいと思っている情報は、どのようなものですか。 3つまで○印を付けて下さい。 1.身近な地域のニュース 8.緊急時の避難、災害情報、被災予想図など 2.商品や地域のお店の情報など 9.サークル活動や文化・スポーツの行事など 3.市役所の各種手続きの方法、施設の予約など 10.市内の観光名所や観光行事など 4.休日夜間の医療サービス、緊急時の対応など 11.バスや鉄道、道路整備など 5.健康づくりや子育てなどに係わる情報 12.議会、市民参加活動状況など 6.在宅介護、福祉施設サービスなど 13.予算・決算、施政方針など 7.学校教育の内容、イベントなど 14.その他( ) E.ケーブルテレビの利用について、これからの充実について、どのようなことを期待しますか。 当てはまるもの2つまでに○印を付けて下さい。 1.視聴できる民間の有料テレビのチャンネル数を増やす。 2.市民生活にかかわる身近な情報番組を増やす。 3.一般市民が多く登場するような、身近な視聴者参加番組を増やす。 4.市民が自主的に製作した番組を放送する。 5.学校教育や地域づくりに関わる学習に役立つ番組を増やす。 6.インターネットの普及に役立つ情報サービス、接続サービスを拡充する。 7.期待することはない。 8.わからない。 F.これからの地域の情報化について、意見を簡単に書いてください。 ご協力有難うございました。 162