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平成25年7月31日 沖 縄 市 役 所 沖縄市サッカー場土壌等調査結果
平成25年7月31日 沖 縄 市 役 所 沖縄市サッカー場土壌等調査結果について 沖縄市サッカー場土壌等調査業務委託における調査結果について、7 月 30 日に委託 業者より調査報告書の提出がありました。調査結果概要について下記の通り報告しま す。 記 1. 調査日 沖縄市サッカー場・・・・・・・・・・・・・・7月2日(火) 北谷町桑江伊平地区・・・・・・・・・・・・・7月4日(木) 2. 調査内容 (1) ドラム缶内容物調査(ダイオキシン類、油調査、枯葉剤主要混合剤、 PCB 含有調査)・・・・ドラム缶 22 検体、ドラム缶周辺水 1 検体 (2) 土壌調査(土対法溶出試験 25 項目、土対法含有試験 9 項目、油調査、 ダイオキシン類)・・・ドラム缶埋設場所土壌1検体、サッカー場残土1 検体、サッカー場表層土1検体、北谷町搬出土壌2検体 3. 調査結果(概要) (1) ドラム缶内容物は、全ての検体よりダイオキシン類が検出された。検 出されたダイオキシン類は 76~8400pg-TEQ/g で、土対法の環境基準を参考 にすると 2 検体超過となる。枯葉剤主要混合剤としては、2,4-D は検出され なかったが、2,4,5-T は 18 検体から検出され、0.2~8.8mg/kg の範囲とな っている。また、PCB は 11 検体で検出され 0.5~3.2mg/kg、油分は全ての 検体で検出され 68~51000mg/kg の範囲となっている。 (2) ドラム缶埋設場所周辺水は、ダイオキシン類が 280pg-TEQ/L 検出され た。2,4,5-T は 0.066 ㎎/L であった。2,4-D、PCB、油分については検出さ れなかった。ただし、今回の液体試料については、浮遊物を含めた分析結 果となっている。 (3) 土壌分析結果について、ダイオキシン類については、埋設場所土壌 [340pg-TEQ/g] 、 サ ッ カ ー 場 表 層 土 [1.4pg-TEQ/g] 、 サ ッ カ ー 場 残 土 [58pg-TEQ/g]、北谷町搬出土壌[1.8、2.6pg-TEQ/g]と環境基準値内であっ た。油分調査についても 360~930mg/kg の範囲で検出された。しかし、土 壌 溶 出 量 検 査 に お いて 、 フ ッ 素 が埋 設 場所 土 壌 で 基 準 値 を 超え る 値 [5.5mg/L]が検出されている。 (4) 分析結果から、土壌については重大な汚染がないことが確認できたが、 ドラム缶内容物については、ダイオキシン類の土壌環境基準を大幅に超過 する試料が検出された。 そのダイオキシン類の組成としては、まず、PCDDs が PCDFs よりも濃度が 高く、特に8塩素-DD が高いことから、全体として、ポリ塩化フェノール 類(ペンタクロロフェノール、除草剤)に起因する汚染の可能性が高いと の結果がでた。 しかしながら、枯葉剤主要成分である 2,4,5-T が検出されたことや、ダイ オキシン類の毒性等量に対し 2,3,7,8-TCDD が高い割合で検出されている こと、ドラム缶が米国の枯葉剤製造会社であること、発見場所が米国施設 跡地であることを踏まえ、枯葉剤が含まれていた可能性はあると考えられ る。また、PCB や砒素も検出されており、複合的な汚染であると考えられ る。 (5) 今後の調査としては、敷地全体についても埋設物調査を実施し、平面 的な汚染の影響範囲を確定させ、詳細調査による深度方向についての確認 を実施することが望まれる。 問い合わせ先 沖縄市教育委員会 市民スポーツ課 098-932-1294