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皆さんおはようございます。

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皆さんおはようございます。
皆さんおはようございます。貴重な朝の学活の時間を使いますが少し話しをします。
2階・3階の窓から見える鈴鹿山脈や北の方に見える伊吹山の上の方には白い雪が見えます。日増し
にさむくなってきました。いよいよ師走12月に入りました。
今日は、本校 秦荘中学校の誕生日、創立記念日になります。このことについて少し話しをします。昭
和34年、今から54年前この地に校舎が建てられました。その時の中学生は、今66歳から68歳になっ
ておられます。この日が創立記念日になっています。しかし、その12年前、いまから66年前、今の78歳
から80歳の人達は、今の秦荘西・東小学校などにそれぞれ、校舎がないので、中学生が収容されてい
ました。そして、その8年後に、昔の秦川村、今の秦荘東小学校区と八木荘村の秦荘荘西小学校区が合
併して秦荘町となって、その丁度真ん中のこの地に校舎が54年前の今日建てられました。その間にグラ
ウンドが整備され、特別棟ができ、理科棟ができ、プールができました。途中、大きな台風や地震にも見
舞われましたが、体育館が建設され、至誠館ができました。至誠館は今から22年前、セミナーハウスは
16年前に建てられ、特にセミナーハウスは全国的にも珍しい合宿のできる施設として有名で、滋賀県の
中学校では秦荘中学校しかありません。そのあとバックネットができました。コンピュータ室もできました。
そして、いまのこの新しい体育館が10年前、この本館が9年前に建て直されました。前は役場、ハー
ティーセンター、図書館に隣接し、極めて立地条件に恵まれているのも、他の学校からはうらやましがれ
る要因ですが、何より、この体育館と本館は、この地域では、たいへん施設が充実しています。
9年前に卒業した、平成16年度卒業生は、工事のため、1年生の途中から体育館はなく、2年生の途
中からは、グラウンドに建てられたプレハブ校舎で一生懸命学び、この新しい校舎で勉強することはなく、
最後の卒業式の日に2階の新しい校舎の廊下を通って体育館に入りました。皆さんが朝、いつもとおって
くる昇降口には、その卒業生達が皆さん後輩に「あいさつのシャワーが満ちあふれる学校にしてほしい」
と卒業生一人一人が調べてくれた、96か国のあいさつが、秦荘の昔話「豆の木太鼓」の形をレリーフして、
壁に飾られています。また、皆さんにいつまでも伝統ある校歌をしっかり歌ってほしいと、正面玄関向かっ
て左側の壁には校歌の音符をイメージしたレリーフが飾られています。
いままでに、卒業生は皆さんのお父さんやお母さんも含まれているかもしれませんが、9,063名です。
今年の3年生の人が卒業すると9,156名となります。卒業式の時に卒業証書に書かれている番号を見
てください。
東北地方の大震災ではたくさんの尊い命が失われました。また、学校が地震や津波で壊れたり、流さ
れたりしました。皆さんが今生きていることはとても幸せなことです。そして秦荘中学校もこれだけ長く続
いています。
昔校長が聞いた話ですが、戦争が始まる前に立てられていた学校の校舎は、大空襲のたびに危うく焼
けそうになったとき、地域の人や宿直の先生方が「家は焼いても学校は焼くな」とみんなで水をかけたそ
うです。みなさん見てください。秦荘地区のこんなに新しく立派な3階建ての建物がありますか?この秦
荘中学校も地域の宝物として、いままで、多くの卒業生や地域の人、先生方に大切にされ、深く愛され、
多くの方々の手によって守られてきたことを思うたびに、私はこれからずっとこの校舎を大切に使い続け
るとともに、素晴らしい秦中の伝統を守り続けなくてはならないとその責任の重さを実感しています。
皆さんにもぜひ、この校舎を使い、共に生活する仲間として、そのことに対する自覚ある行動と、地域
の人たちの願い応える秦中生らしさをぜひ守ってほしかったので、創立記念日に当たり放送をしました。
校長先生の話しの感想や創立記念日にあたり、何か感じることがあれば、ぜひ、毎日学級担任の先生
に提出している、今日の「生活の記録」に一言書いて、明日担任の先生に見せてください。終わります。
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