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科目別特徴(PDF
科目別特徴 【職務の理解】 ・ 初任者研修受講に当たり、国の施策の動向、介護職としてあるべきイメージを理解します。 ・ 130 時間の講習の構成と 10 科目相互の関連性の全体像を理解します。 ・ 介護職のキャリアパスの概略を学びます。 【人権と尊厳を支える介護】 ・ 自立支援による高齢者の尊厳の保持が介護保険制度の目的であることを理解します。 ・ ノーマライゼーションの意味を学びます。 ・ 尊厳の保持に関連し、介護保険制度上どのような仕組みや規定があるかを理解します。 【介護における自立支援】 ・ 介護サービス提供の基本視点を学び、実践に生かします。 【介護職の役割】 ・ 施設と居宅という介護環境の特性を理解し、他職種連携のあり方、それぞれの特性を理解し ます。 ・ 地域包括ケアの役割と機能を学びます。 【介護職の職業倫理】 ・ 介護の仕事は公共性が高いものであることを理解します。 ・ 介護の仕事は知識・技術だけではなく高い倫理性が必要であることを理解します。 【介護における安全の確保とリスクマネジメント】 ・ 介護サービスを提供していくうえで必要な安全確保の視点を学びます。 ・ 介護事故を予防するために必要な要因、原因を考えます。 ・ リスクのとらえ方と危険個所(状況)を理解します。 【介護職の安全】 ・ 介護の質に影響する介護職員の健康管理について学びます。 ・ 介護職員の健康管理の留意点とストレスマネジメントについて学びます。 【介護保険制度】 ・ 「介護の社会化」がなぜ必要だったのか、介護保険制度創設の理由を学びます。 ・ 予防重視型システムへの転換、地域包括ケアシステムの推進といった介護保険制度の新し い方向性を理解します。 1 【医療との連携とリハビリテーション】 ・ 介護職が実施できない医行為と実施できる非医行為について学習します。 ・ 医行為への介護職の対応について学習します。 【障害者自立支援制度およびその他制度】 ・ 障害者の自立と社会参加の意義と役割をよく理解し、支援に生かします。 ・ わが国の障害者福祉制度の歴史を概観し、障害者福祉制度の理念について理解します。 【障害の基本的理解】 ・ 障害の概念と ICF の考え方について理解します。 ・ 障害の受容のプロセスを学び、介護職の役割を考えます。 【障害の医学的側面、生活障害、心理・行動の特徴、かかわり支援等の基礎的知識】 ・ 身体障害は、日常生活にどのような影響を与えるのかを理解します。 ・ 身体障害は、人の心理や行動にどのような影響を与えるのかを理解します。 【家族の心理、かかわり支援の理解】 ・ 家族の心理の一般的過程、家族の負担とその要因、家族支援の概要を学習します。 ・ 介護負担とその要因、必要性を理解した家族支援と QOL の向上との関係を学習します。 【介護におけるコミュニケーション】 ・ 介護サービスにおけるコミュニケーションの目的と意義、役割を理解します。 ・ 円滑なコミュニケーションのための共感と利用者理解、自己覚知および言葉遣いについて学 びます。 【介護におけるチームのコミュニケーション】 ・ チームにおけるコミュニケーションの有効性、重要性について学びます。 ・ チームアプローチの効果と意義について学びます。 【老化に伴うこころとからだの変化】 ・ 人間は外の世界と五感を使ってつながっています。それらが加齢に伴ってどのように変化し ていくのか、その基本を学びます。 ・ 加齢に伴う五感の変化が日常生活に与える影響について理解し、ケアを行っていくうえでど のような点に気をつけるべきなのかを学習します。 2 【高齢者と健康】 ・ 高齢者の身体的・精神的機能の変化と病気との関連、日常生活への影響について学習しま す。 ・ さまざまな症状がどのような病気からおこるのかについて学習し、どのような場合に医師・看護 師に相談すべきかについて学習します。 【認知症を取り巻く状況】 ・ 認知症ケアの理念や利用者中心というケアの考え方について学びます。 ・ 「できること」に着目したケア、その人らしさを生かすケアの形としてパーソン・センタード・ケア の考え方を学習します。 【医学的側面から見た認知症の基礎と健康管理】 ・ 認知症の定義、診断基準など、認知症についての基礎的知識を身につけます。 ・ 加齢に伴うもの忘れと認知症の違いを理解し、認知症の初期症状、診断基準について学び ます。 【認知症に伴うこころとからだの変化と日常生活】 ・ 問題とみなされがちな行動・心理症状は認知症という病気に伴う病気であることを理解し、対 応方法を学びます。 ・ 行動・心理症状が誘発される介護職の不適切なケアを学び、適切なケアとはなにかを理解し ます。 【家族への支援】 ・ 認知症高齢者を介護する家族介護者の負担感やその要因を理解し、家族の世話と専門家 のケアとの違いを理解します。 ・ 家族介護者が在宅でできることと社会サービスの有効利用について理解します。 ・ 家族の気持ちや、家族が受けやすいストレスについて列挙できるようにします。 【介護の基本的な考え方】 ・ 利用者一人ひとりに適切な介護を行うための基本的な考え方を理解し、根拠に基づく介護の 大切さを学びます。 ・ 介護保険制度下の介護サービスについて学びます。 【介護に関するこころのしくみの基礎的理解】 ・ 加齢に伴って生じてくる心の変化について、日常生活への影響と高齢者の心理を学びます。 ・ 高齢期に生じやすい心理・社会的環境の変化について学び、それに応じた高齢期のパーソ ナリティーの変化や適応のしかたについて理解します。 3 【介護に関するからだのしくみの基礎的理解】 ・ 介護の専門職として必要な身体各部の名称を覚えます。 ・ 介護の専門職として必要な人体の骨格・関節・筋の働きを理解します。 【生活と家事】 ・ 生活における家事支援の必要性を学びます。 ・ 利用者が望む衣食住の生活支援について学びます。 【快適な居住環境整備と介護】 ・ 住居のあり方をとおして、個人のプライバシーや地域との交流などを学び、障害者や高齢者 にとって快適な住居整備についておもに学習します。 ・ 高齢者や視覚障害をもつ人への明るさ、防音、冷暖房と湿度のバランス、電機やガス器具の 安全な使用、明るさに関する配慮、防音の種類と方法について学習します。 【整容に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護】 ・ 日常生活のなかでの整容の意味を理解します。 ・ 整容行動の基礎知識と仕組みを学んで、支援に生かします。 ・ 演習では、利用者役と介護者役の両方を体験し、実際に清拭や洗髪、口腔ケアなどを行い ます。 【移動・移乗に関連したこころからだのしくみと自立に向けた介護】 ・ 体位と姿勢のもつ意味を理解し、体位と姿勢に関して介護がめざすことを理解します。 ・ 体位と姿勢の動作が自立するための観察、褥瘡の予防や援助方法を理解し実践に結びつ けます。 ・ 演習では、介護ベッドや車いす、福祉用具などを利用し、移動や移乗に伴う介護技術を実践 します。 【食事に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護】 ・ 人にとって食事のもつ意味を理解します。 ・ 食べ物の咀嚼、嚥下の仕組みについて学びます。 ・ 演習では、食事用の自助具、食器を利用し、食事介助を実践します。 【入浴、清潔保持に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護】 ・ 入浴のもつ意味や個別性、および皮膚の生理的機能や皮膚の汚れについて理解します。 ・ 清潔行動の仕組みと清潔保持のための安全な援助方法を学びます。 ・ 演習では、洗身や浴槽への出入りを実践します。 4 【排泄に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護】 ・ 人にとって排せつのもつ意味を理解し、排せつの仕組みを学びます。 ・ 排せつ介護の原則を学びます。 ・ 演習では、ポータブルトイレでの排せつ介助や、ベッド上での紙おむつを体験し実践します。 【睡眠に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護】 ・ 睡眠の意味と睡眠のリズムや種類、生理的変化をとおしてその仕組みを学びます。 ・ 高齢者の睡眠の特徴を知って安眠の支援につなげていきます。 ・ 演習では、介護ベッドを使い、快適なベッドメーキングなどについて実践します。 【死にゆく人に関連したこころとからだのしくみと終末期介護】 ・ 終末期について理解を深め、さまざまな終末期の形があることを学習し、終末期に出てきや すい症状を理解します。 ・ 家族について理解し、終末期における家族へのケアができるように学習します。 【介護過程の基礎的理解】 ・ 介護過程の目的と意義、展開について学びます。 ・ 介護過程におけるチームアプローチの重要性について学びます。 【総合生活支援技術演習】 ・ 演習はグループ単位で、事例を用いて心身状態に合わせ、どのような介護技術を使ったらよ いのか検討します。 【振り返り】 ・ 研修全体を振り返り、本研修で学んだこと、今後継続して学習すべきことについて振り返りま す。 【就業への備えと研修修了後における継続的な研修】 ・ 介護人材の資格制度がどのような方向に改正されようとしているのかを理解します。 5