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一般廃棄物の有料化及び国の動向

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一般廃棄物の有料化及び国の動向
一般廃棄物の有料化及び国の動向
恵庭市廃棄物減量等推進審議会
平成20年4月28日
≪経済的手法が注目された背景≫
【高度成長に伴う急速な重化学工業の発展】
【産業公害問題が顕著化】
①発生源に対する排出規制措置
②公害の克服に顕著な成果
【大量生産・大量消費・大量廃棄型社会が浸透】
①リユース・リサイクルが停滞
②最終処分の新規立地困難による残余容量ひっ迫
③廃棄物問題が大きな課題
【廃棄物問題の原因】
①事業活動、日常活動から発生する廃棄物に起因
②特定発生源の規制のみでは不十分
③対応が困難
【新たな対応】
①従来の規制的手法+事業者・国民の自主的取組
②経済的手法等による誘導策
③経済社会システムの在り方・行動様式の変革
1
≪一般廃棄物有料化についての国の動向≫
【廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部改正】
厚生省通知(H4.8.13)
①廃棄物処理は無料という考え方をなくするよう理解を求めること。
【廃棄物・リサイクル対策における経済的手法の活用に向けて】
環境庁検討会(H12.12.28)
①経済的手法についての考え方・導入状況の整理
➊経済的手法の特質
❷経済的負担措置の利点
❸経済的負担措置の問題点
②経済的手法を巡る国際的な動向
➊各国における経済的手法の活用例
③我が国における経済的手法を巡る動向
➊地方公共団体における経済的負担措置の取組事例
【廃棄物・リサイクル制度の基本問題に関する検討結果】
中央環境審議会(H13.12.18)
①一般廃棄物の排出者責任の強化
➊排出者責任についてはごみ有料化をするべきとする意見
②検討の結果
➊生活系廃棄物については、排出者である国民も一定の責任を負うべき観
点から、ごみ減量化のための環境整備等を行いつつ、ごみの有料化、分別
排出の徹底が考えられる
【今後の廃棄物・リサイクル制度の在り方について】
中央環境審議会(H14.11.22)
①排出者としての責務
➊排出者としての責務の認識
❷ごみ有料化を通じた費用負担
❸分別排出等の取組
②市町村が行う廃棄物処理事業について
➊収支透明化・効率化
❷自主取組支援促進のための環境整備
2
【循環型社会に向けた市町村による一般廃棄物処理の在り方について】
中央環境審議会(H17.2.14)
①市町村の一般廃棄物行政サービスは循環型社会における資源循環の
下流部の根幹を担う部分のため、その実施に当たっての取組の推進が必
要
➊発生抑制・再利用の推進
Ⅰ 経済的手法(有料化)の導入による減量化の推進
(同時に、負担の公平化、意識改革を推進)
②普及啓発や経済的インセンティブ等による発生抑制・再使用の推進
➊有料化の推進
Ⅰ 一般廃棄物の発生抑制や再使用を進めていくためには、経済的
インセンティブの活用が重要。ごみ有料化はごみの排出量に応じた
負担の公平化が図れること、住民(消費者)の意識改革につながり、
一般廃棄物の発生抑制に有効な手段と考えられる
❷有料化実施に当たっては
Ⅰ 減量効果が得られるような料金設定・徴収方法
Ⅱ 有料化の目的や効果、コスト分析から決定
Ⅲ 有料化導入後リバウンド抑制、不適正排出、不法投棄抑制対策
Ⅳ 減量効果持続のための総合的施策展開
Ⅴ 住民に対しての説明責任と情報開示
【国においては】
有料化に伴う考え方・進め方などをとりまとめ
【市町村を支援】
【廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部改正】
【廃棄物の減量その他その適正な処理に関する施策の総合的かつ計画的な
推進を図るための基本的な方針】
環境省告示(H17.5.26)
①経済的インセンティブの活用により
➊一般廃棄物の排出抑制や再生利用の推進
❷排出量に応じた負担の公平化
❸住民の意識改革を推進
❹一般廃棄物の有料化を推進するべき
②一般廃棄物の処理システムの変更には住民・事業者への説明に務める
➊変更・新規導入の必要性
❷環境負荷面・経済面等に係る利点
3
【平成19年6月
一般廃棄物処理有料化ガイドライン策定】
【有料化の定義】
【「有料化」とは、市町村が一般廃棄物処理についての手数料を徴収する行為。】
【国の考え方】
市町村の役割として、
「経済的インセティブを活用した一般廃棄物の排出抑制や再生利用の推
進、排出量に応じた負担の公平化及び住民の意識改革を進めるため、一般廃棄物処理の有料化
の推進を図るべきである。
」
【国全体の施策方針として一般廃棄物処理の有料化を推進するべきことが明確化】
※廃棄物の減量その他適正な処理に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための基本的な方針が改正
(平成13年5月 環境省告示第34号 ⇒ 改正 平成17年5月26日環境省告示第43号)
【地方公共団体の役割】
市町村は、その区域内における一般廃棄物の排出抑制に関し、適切に
①普及啓発・情報提供・環境教育等を実施することにより住民の自主的な取組を促進
②分別収集の推進及び一般廃棄物の再生利用により適正な循環利用
③処分しなければならない一般廃棄物について、適正な中間処理及び最終処分を確保
経済的インセンティブを活用した一般廃棄物の排出抑制や再生利用の推進、排出量に応じた負
担の公平化及び住民の意識改革を進めるため、一般廃棄物の有料化の推進を図るべき*1である。
(↑追加)
なお、分別収集区分や処理方法といった一般廃棄物処理システムの変更や新規導入を図る際に
は、変更や新規導入の必要性と環境負荷、経済面等に係る利点*2を住民や事業者に対して明確
に説明するように務めるものとする。
*1 国において示された基本方針において、一般廃棄物の有料化を推進すべきとの記載が追加される。また、恵庭市
循環型社会形成推進施策の中で、効果的な排出抑制施策として家庭ごみの有料化導入について項目として挙げられてい
ます。
*2一般廃棄物処理システムの変更や新規導入について、その必要性等を検討しとの基本方針に沿って、施策の一つに
挙げている生ごみ処理について、その有効性等についての報告書を現在とりまとめています。
4
【経済的手法の特質】
環境への負荷を生じさせる財・サービス等
財・サービス等の製造・販売に必要な私的費用は反映されているが、その利用に伴う
社会的コスト(環境負荷コスト)は外部不経済に含まれない
【経済的手法の導入】
①廃棄物・リサイクル対策に係る社会的コスト(環境負荷コスト)を内部化
②地球温暖化対策など他の施策目的に対する有効性
③他の政策目標が廃棄物・リサイクル対策に効果
※財とは、人間が支配処分することができるもの
※外部不経済とは、企業や消費者の経済活動が市場取引によらず第3者に不利益や損害を与えること(例公害)
【経済的負担措置の利点】
①最も少ないコストで最適な環境保全を図ることができる
②施策実施に要する行政コストを抑えて環境保全を図ることができる
③経済的負担の軽減が環境負荷低減及び環境保全に資する
④継続的なインセンティブ効果
⑤収入効果
⑥環境対策の財源確保及び施策展開による環境負荷低減
⑦経済活動に対する柔軟性
⑧応益負担による公平性
⑨環境負荷に対する意識付け
【経済的負担措置の問題点】
①適切な課税設定の困難性
②排出量の一定水準以下抑制困難
③排出抑制後も課徴されるシステム
④経済負担が免罪符となる風潮
5
≪経済的手法を巡る国際的な動向≫
【サミットにおける経済的手法の位置づけ】
≪1990年 ヒューストン・サミット≫
≪1991年 ロンドン・サミット≫
≪1992年 ミュンヘン・サミット≫
経済的手法は地球環境保全のための重要な環境政策手段として位置づけられる
その後のサミット等の場において経済的手法の重要性の認識が繰り返し示される
【OECD における理事会勧告】
≪1991年
環境委員会閣僚会議≫
環境政策における経済的手法の利用に関する OECD 理事会勧告を採択・承認
①課徴金及び税
②排出権市場での売買
③デボジット(預かり金)制度
④資金援助(補助金等)
各国の社会経済状況を考慮しつつ利用することを勧告
※OECD とは、国際経済全般について協議する国際機関
世界各国において、廃棄物リサイクル対策分野における様々な経済的手法が取り入れられている。
※オーストリア・ベルギー・チェコ・カナダ・デンマーク・フランス・オランダ・ドイツ・ギリシャ・ハンガリー・ア
イスランド・イタリア・日本・ポーランド・スウェーデン・スイス・英国・米国などにおいて排出課徴金・税、最終処
分課徴金・税が課せられている。
(例 一般廃棄物収集処理課徴金、廃棄物処理税、家庭廃棄物貯蔵税(埋立税)、家庭廃棄物処理費用徴収等々)
6
【家庭ごみの有料化とは】
家庭ごみの有料化は排出者に排出量に応じてごみ処理費用の一部を負担してもらう制度
(※手数料を上乗せせずに販売される指定袋制については「有料化」に該当しない)
①手数料徴収は通常指定袋制及びシール制で徴収
②指定袋制との相違点は指定袋の製造・流通費のほかに費用負担を求める点
【ごみ排出者負担の比較】(図1)
現行は税負担により対応している分
指定袋の製造及び
流通経費
ごみ収集運搬及び処理経費
※手数料収入により指定袋の製造及びごみ処理経費の一部負担を補う 手数料負担
税負担分
【有料化の目的】
≪主な目的として≫
①排出抑制や再生利用の推進
②排出量に応じた負担の公平化
≪副次的な目的として≫
①市民の意識改革
②ごみ処理に要する費用の確保
【従来ごみ処理は税金で行われており、ごみ処理コストがかかることが排出者に伝わらない】
【ごみ排出量と応益負担】
(図2)
手
数
料
↑
負
担
増
排出量大⇒
7
(ごみ排出量)
【有料化導入目的からの効果】
≪排出抑制や再生利用の推進≫
①費用負担を軽減しようとするインセンティブ(動機付け)が生まれ排出抑制が期待で
きる。
②ごみの排出量が抑制されることにより施設規模の抑制が期待できる
③最終処分場の延命化が図れる
④料金水準に差をつけることで分別徹底や集団資源回収量増加が見込まれる
≪公平性の確保≫
①排出量に応じた手数料を徴収することで費用負担の公平性が確保できる
≪住民の意識改革≫
①排出機会や排出量に応じて費用負担が発生し、市町村が住民に説明する必要性も増え
るため、市民が処理費用に関心をもつため、ごみ排出に係る意識改革が期待できる
②その結果、廃棄物の発生が少ない商品などを選択することになり、再使用の促進と発
生抑制効果が期待できる
≪ごみ処理に要する費用の確保≫
①排出抑制や再生利用などにより環境負荷低減とごみ処理経費低減が期待できる
②手数料収入をごみ処理関係経費に充てることで施策の充実が図れ、循環型社会の構築
が期待できる
【ごみ減量・資源化の効果】(図3)
(小樽市の例
導入1年前及び1年後
単位グラム/人・日)
【導入1年前】
<ごみ総量 827.53グラム
>
可燃・不燃ごみ
に含まれる資源
物
ごみ(可燃・不燃・粗大)812.42グラム
資源ごみ15.11グラム
【導入1年後】
ごみ(可燃・不燃・粗大)516.13グラム
資源ごみ(可燃・不燃ごみに含まれる資源
物が適正分別される)151.36グラム
<ごみ総量 667.49グラム
>
負担軽減による
排出抑制効果
160.04グラム
19.33%
※経済的インセンティブによる排出抑制効果及びそれに伴う適正分別の促進によるごみ量の減少
【有料化施策の位置づけ】
一般廃棄物処理の有料化は、市町村の一般廃棄物処理行政の目的を実現するための手段で
あり、廃棄物処理法に基づき市町村が策定する一般廃棄物処理計画に明記し、関連施策の一
つとして明確に位置づけることが適切
8
【有料化の制度設計】
≪有料化の制度設計に関する項目≫
①手数料の徴収方法(指定袋及びシール)
②手数料体系
③手数料水準の設定
④有料化対象ごみの選定
⑤減免制度
⑥手数料収入の運用方法
⑦有料化導入と合わせて実施される施策の充実
などが有料化導入に伴って検討される項目
≪手数料の徴収方法≫
①手数料の徴収方法としては、指定袋やシールによる徴収が一般的
≪手数料体系≫
①排出量単純比例型
②排出量多段階比例型
③一定量無料型
④負担補助組合せ型
⑤定額制従量制併用型
⑥定額制
※別紙、手数料の料金体系(参考1)参照
≪手数料水準の設定≫
①排出抑制を促す程度の料金設定
②住民の受容性に配慮
③有料化導入近隣市町村事例参考
④一般廃棄物の再生利用を推進するような資源ごみの料金設定
≪有料化対象ごみの選定≫
①可燃ごみのみ、不燃ごみのみ
②可燃・不燃ごみ
③資源物の取り扱い
≪減免制度≫
①低所得者への負担軽減
②紙おむつなどを使用する世帯への負担軽減
③地域清掃などボランティア活動への無料提供
≪手数料収入の使途≫
①有料化の運用に必要な経費
②一般廃棄物の排出抑制や再生利用の推進に資する経費
③収支状況の透明化
≪有料化導入と合わせて実施される施策≫
①資源物収集の拡充
②助成の強化
③奨励的制度導入
9
【有料化の導入に向けて】
導入に向けての市民との意見交換会等を通じて、その結果を有料化の仕組みに反映、
又、目的や仕組みなど制度の内容及び廃棄物処理全般についての情報提供が重要
≪市民との意見交換≫
①市民意見を反映させる機会の確保
➊市民懇談会
❷パブリックコメント
❸庁内関係部局との調整
≪市民説明会≫
①目的や仕組みなどについての説明
②有料化と同時に行われる施策の説明
③不法投棄対策などの懸念課題への対応
≪市民への情報提供≫
①市の広報誌の活用
②ホームページの活用
③ポスター、ちらしの配布
④マスメディアの活用
≪情報提供のイメージ≫
市広報
公共施設・小
売店へポスター掲
示
ホームページ
市民
パンフレット配布
チラシ配布
マスメディア
説明会
10
【有料化の点検及び評価】
有料化の効果を持続させるために、実施状況について毎年度の点検及び評価を行い
一般廃棄物処理基本計画と併せて見直し、その内容について市民への情報提供が重要
① 排 出 抑 制 の 効 果
②再生利用の推進の効果
③ 市 民 の 意 識 改 革
④不適正処理や不法投棄
の
防
止
⑤ 手 数 料 の 使 途
※出所
≪点検項目≫
点検項目(例)
ごみ排出量(総量、又は人口1人あたり)
最終処分量(総量、又は人口1人あたり
直接資源化量
総資源化量
リサイクル率
排出抑制や適正な分別排出の意識変化
分別制度
発生抑制に寄与する消費者の商品選択
の変化
有料化の対象となる一般廃棄物の不適
正排出の件数
有料化の対象となる一般廃棄物の不法
投棄の件数
手数料の使途となる事業の実施量
備考
アンケート調査
による把握
ごみ収集作業員
等による把握
一般廃棄物有料化の手引き(環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部)
≪一般廃棄物処理の PDCAサイクル≫
・一般廃棄物処理基本計画の見直し
P
A
・有料化に期待する効果の整理
・料金体系、料金水準、手数料使途などの検討
・住民、庁内関係部局、周辺市町村などと合意形成・調
整
・有料化の制度の評価や、廃棄物行政の見直し
等を踏まえて、有料化制度の改善、見直しを実
施
C
D
・一般廃棄物処理の目的・目標値の進捗状況を
点検するとともに、有料化の効果を評価
・不適正排出などの負の影響の有無や変化を確
認
※出所
・関係者との連携(説明会の開催等)
・有料化の導入・運用
一般廃棄物有料化の手引き(環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部)
11
(参考1)
①【排出量単純比例型】
➊説明
ごみ排出量に応じて課金する方式
一袋単価×排出袋枚数=市民負担
❷負担の公平性
排出量に応じて負担が増える仕組で公平感が保たれ
る
❸インセティブ及び減量効果
排出量の多少に関係なく減量効果が得られる
減量に対するインセンティブが働きやすい
❹仕組の分かりやすさ
単純で分かりやすい
❺行政経費・事務負担
基本的に大きな負担は発生しない
比較的安定的な手数料収入が確保できる
排出量単純比例型
負
担
額
・
料
金
0
排出量
②【排出量多段階比例型】
➊説明
基準枚数超過で単価が引き上げられる
❷負担の公平性
基準枚数以上では排出量が増えるほど負担が増える
仕組で公平感が保たれる
多量排出者に多くの負担を求めるためこうした市民
の反発が出る可能性あり
❸インセティブ及び減量効果
基準枚数を設けることでごみ排出量を一定量以下に
抑えることができる
減量に対するインセティブが働きやすい
❹仕組の分かりやすさ
基準枚数区分の仕組みが必要で複雑
❺行政経費・事務負担
仕組の複雑化により事務負担増
比較的安定的な手数料収入が確保できる
12
排出量多段階比例型
負
担
額
・
料
金
0
排出量
③【一定量無料型】
➊説明
一定量無料型
基準枚数無料配布、枚数超過で課金
❷負担の公平性
負
基準枚数以上ではごみ排出量に応じて負担が増える
担
ため公平感が保たれるが、基準枚数以下では負担の
額
公平性は確保できない
多量排出者に多くの負担を求めるためこうした市民 ・
の反発が出る可能性あり
料
❸インセティブ及び減量効果
基準枚数を設けることでごみ排出量を一定量以下に 金
抑えることができる
減量に対するインセンセンティブは働きにくい
❹仕組の分かりやすさ
基準枚数区分、配布、超過分小売販売等仕組みが複雑
❺行政経費・事務負担
0
一定枚数原価相当分及び配布に要する経費負担
仕組の複雑化により事務負担増
基準枚数分の収入が見込めなく収入総額の想定が困難
排出量
④【補助負担組合せ型】
➊説明
基準枚数無料配布、枚数超過で課金、余剰袋に
ついては報奨金支給
負
❷負担の公平性
担
基準枚数以上ではごみ排出量に応じて負担が増える
額
ため公平感が保たれ、基準枚数以下でもごみ排出量に
応じて報奨金が支給されるため公平性は確保できる ・
多量排出者に多くの負担を求めるためこうした市民
料
の反発が出る可能性あり
金
❸インセティブによる減量効果
基準枚数を設けることでごみ排出量を一定量以下に
抑えることができる
余剰枚数に報奨金が出されるためごみ減量に対する
インセンセンティブが働く
❹仕組の分かりやすさ
0
基準枚数区分、配布、報奨金等仕組が複雑
❺行政経費
基準枚数原価相当分及び配布に要する経費負担
仕組の複雑化により事務負担増
基準枚数分収入が見込めなく収入総額の想定が困難
報奨金支出による経費負担
13
補助負担組み合わせ型
排出量
⑤【定額制・従量制併用型】
➊説明
基準枚数までは定額、枚数超過分から従量制
❷負担の公平性
基準枚数まではごみ排出量に関係なく負担するため
公平感は保たれないが、枚数超過分については排出
量に応じて負担が増えるため公平感が保たれる
多量排出者に多くの負担を求めるためこうした市民
の反発が出る可能性あり
❸インセティブによる減量効果
基準枚数を設けることでごみ排出量を一定量以下に
抑えることができる
減量に対するインセンセンティブは働きにくい
❹仕組の分かりやすさ
基準枚数区分の仕組みが必要で複雑
❺行政経費・事務負担
仕組の複雑化により事務負担増
比較的安定的な手数料収入が確保できる
定額制・従量制併用型
負
担
額
・
料
金
0
排出量
⑥【定額制型】
➊説明
排出量に関係なく一定の金額を課金
❷負担の公平性
ごみ排出量に関係なく負担するため公平感は保たれ
ない
❸インセティブによる減量効果
ごみをいくら排出しても良いため減量効果がえられ
にくい
減量に対するインセンセンティブは働きにくい
❹仕組の分かりやすさ
単純で分かりやすい
❺行政経費・事務負担
基本的に大きな負担は発生しない
比較的安定的な手数料収入が確保できる
14
定額制
負
担
額
・
料
金
0
排出量
Fly UP