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「地域産業資源活用事業計画」を新たに10件認定しま

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「地域産業資源活用事業計画」を新たに10件認定しま
平成25年10月16日
「地域産業資源活用事業計画」を新たに10件認定しました
関東経済産業局では、「中小企業地域資源活用促進法(中小企業による地域
産業資源を活用した事業活動の促進に関する法律)」に基づいて、管内都県を
介して申請のありました地域産業資源活用事業計画について、平成25年10
月16日、新たに10件を認定しました。
これにより、当局管内の認定件数は202件となりました。
なお、今回の都県別認定件数は、茨城県2件、栃木県1件、千葉県2件、東
京都2件、神奈川県2件、長野県1件です。
今回認定した事業計画のうち、
「西湘フルーツと伝統の酒造り技術を活用し
たミックスリキュール等の開発・販売事業」(神奈川県大井町)では、神奈川
県西湘地域の代表的なフルーツである片浦レモン、湘南ゴールドの果汁と清酒
を絶妙にブレンドした香り高いリキュール等を開発、販売します。
「「江戸硝子」の乳白あぶり出し技法を使った BtoB 市場に向けた新しい照
明と食器の開発・販売」(東京都墨田区)では、江戸硝子の乳白あぶり出し技
法を用いて、和モダン調のデザイン、風合いを実現した照明器具と食器を開発
し、国内、海外向けに販売します。
「銚子ジオパークをはじめ銚子の地域資源を組み合わせた新たな着地型観
光プログラムの提供」
(千葉県銚子市)では、銚子ジオパークの他、銚子電鉄、
灯台印キャベツ、万祝染を活用して、銚子の歴史、文化、自然、食を体験でき
る新しい観光プログラムを提供し、銚子地域の観光活性化に取り組みます。
これらの新たな認定事業計画の推進により、地域経済の更なる活性化が期待
されます。
(参考)地域産業資源活用事業計画について
地域産業資源活用事業計画は、都道府県が指定を行った地域産業資源(農
林水産物、鉱工業品、観光資源)を活用して、中小企業等が新商品・新サー
ビスの開発や需要の開拓を行うものです。
認定を受けた事業計画については、補助金(地域資源活用新事業展開支援
事業)、中小企業信用保険法の特例、政府系金融機関による融資制度や専門家
によるアドバイスなど総合的な支援を受けることが可能となります。
(本発表資料のお問い合わせ先)
関東経済産業局産業部経営支援課長 関根
担当者:矢部、藤枝、大槻
電 話:048-600-0332(直通)
地域産業資源活用事業計画 認定件数 (H25.10.16現在)
【ブロック毎】 地域産業資源活用事業計画の認定件数
件数
経産局
19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度
26
29
18
4
6
5
1
89
東北
26
15
18
10
6
12
11
98
関東
51
43
37
19
21
18
13
202
中部
45
47
39
21
24
22
10
208
近畿
32
40
40
12
10
11
8
153
中国
34
22
16
2
2
7
5
88
四国
32
22
30
12
14
18
4
132
九州
37
32
27
6
5
13
11
131
沖縄
22
11
9
6
5
5
6
64
92
93
111
305 261 234
※1
都県名
認定件数
(21号認定件数)
都県名
認定件数
(21号認定件数)
茨城県
24 (2)
神奈川県
14 (2)
栃木県
11 (1)
新潟県
16 (0)
群馬県
26 (0)
長野県
16 (1)
埼玉県
14 (0)
山梨県
17 (0)
千葉県
20 (2)
静岡県
32(0)
東京都
12 (2)
合計
202(10)
計
北海道
計
【関東管内】 地域産業資源活用事業 認定件数
69 1165
※1 地域産業資源活用とは、地域の強みである『産地技術、農林
水産品、観光資源』を活用して、新商品新サービスの開発に
取り組む中小企業者を応援する事業
中小企業地域資源活用促進法に基づく地域産業資源活用事業計画の認定一覧(第21回:関東経済産業局)
平成25年10月16日
No.
地域名
1
茨城県
水戸市
2
3
事業名
茨城県産農産物と伝統銘菓の技術
を融合したお菓子の開発販売事業
事業概要
法認定事業者
米、かんしょ、いちご、
茨城県産農産物(米、甘藷、いちご等)と、地元の伝統銘菓
くり、古内茶、水戸の梅、
「吉原殿中」の製造技術を活用して、若い女性等のニーズに
阿さ川製菓株式会社
メロン、トマト
も合った一口サイズの新しい和菓子を開発、販売する
(農林水産物)
霞ヶ浦の地域資源である鯉、わかさぎを主原料とし、これ以
蒸射加工技術を応用して開発する
茨城県
外にも霞ヶ浦産の水産物や農産物をふんだんに使用して、
霞ヶ浦水産物と野菜の惣菜商品販売
かすみがうら市
家庭の味を実現した栄養価の高い総菜シリーズを開発、販
ブランド化事業
売する
栃木県
宇都宮市
地域資源
(3類型)
鯉、わかさぎ、しらうお、
てながえび、れんこん、
だいこん、ごぼう
(農林水産物)
栃木県産大豆を使った豆腐のフリー 栃木産大豆を100%使用した豆腐をフリーズドライ化して、
大豆
ズドライ化による菓子等の開発およ そのまま食べられる新しい食感と風味を持つ菓子等を開
(農林水産物)
び販売
発、販売する。
共同認定省庁
関東農政局
株式会社島田商店
関東農政局
こいしや食品株式会社
関東農政局
有限会社銚子海洋研究所
関東運輸局
株式会社ティ・エス・シー
関東農政局
久米繊維工業株式会社
-
銚子ジオパーク
銚子電鉄
(観光資源)
4
千葉県
銚子市
銚子ジオパークを中心に銚子市内の様々な地域資源を組
銚子ジオパークをはじめ銚子の地域
み合わせ、銚子の歴史、文化、自然、食を体験できる新しい
資源を組み合わせた新たな着地型
灯台印キャベツ
着地型観光プログラムを提供し、銚子市並びに周辺地域の
観光プログラムの提供
(農林水産物)
観光活性化に取り組む
万祝染
(鉱工業品)
5
6
千葉県
木更津市
東京都
墨田区
サンブスギの間伐材を利用した集成 地元サンブスギの間伐材を原材料に使用した、軽くて柔ら
材ブロック床材の新商品開発・生産・ かく、足腰への負担も少ない点が特長の集成材ブロック床
販売事業
材を開発し、公共部門、民間住宅部門等へ販売する
サンブスギ
(農林水産物)
ニット製品の技術を活かして透け感のあるテキスタイルを開
透け感のある新たなニットテキスタイ 発し、これを使用した重ね着を楽しめる新しいTシャツシリー
ニット製品
ルを使用した重ね着を楽しむアパレ ズを開発、販売する。また、ユーザーが自分でオリジナルの
(鉱工業品)
ル商品の企画・推進事業
Tシャツをデザイン、開発できるカスタムワークショップを提
供し、新しい販売サービスを確立する
中小企業地域資源活用促進法に基づく地域産業資源活用事業計画の認定一覧(第21回:関東経済産業局)
平成25年10月16日
No.
地域名
7
東京都
墨田区
8
神奈川県
足柄上郡
大井町
事業名
事業概要
地域資源
(3類型)
法認定事業者
共同認定省庁
「江戸硝子」の乳白あぶり出し技法を 江戸硝子の伝統的な製法の一つである乳白あぶり出し技
江戸硝子
使ったBtoB市場に向けた新しい照明 法を用いて、和モダン調のデザイン、風合いを実現した新し
(鉱工業品)
と食器の開発・販売
い照明器具と食器を開発、販売する
廣田硝子株式会社
-
西湘フルーツと伝統の酒造り技術を 西湘地域のフルーツ(片浦レモン、湘南ゴールド)と、老舗酒
神奈川の清酒(地酒)
活用したミックスリキュール等の開
蔵が有する伝統的な醸造技術を有効活用して、清酒をベー
(鉱工業品)
発・販売事業
スにした香り高いミックスリキュール等を開発、販売する
井上酒造株式会社
東京国税局
関東農政局
株式会社三崎恵水産
関東農政局
株式会社なかひら農場
関東農政局
三崎のまぐろ
(農林水産物)
9
神奈川県
三浦市
10
長野県
下伊那郡
松川町
三崎まぐろのビンチョウマグロと未利 三浦で水揚げされるビンチョウマグロ、希少性のある他のマ
用部位肉(頭肉等)を活用した『三崎 グロの未利用部位や地元野菜等を活用して、低温加熱調
三崎のまぐろ加工品
産ツナ』商品の開発・販売事業
理による三崎ならではのツナ加工品を開発・販売する
三崎の大漁旗
(鉱工業品)
長野県産リンゴ丸ごと果肉入・低温
殺菌生ジュースの量産化と販売
従来、生食用の出荷のみで、ジュースの原料には使用され
てこなかった県内産りんごを丸ごと搾汁、低温殺菌すること 長野県産りんご
で、果肉をたっぷり含み、味、香りとも生のりんごをそのまま (農林水産物)
搾った感覚に近いりんごジュースを開発、販売する
3類型
地域資源名
地 域
農林水産物
通巻番号
米、いちご、メロン、古内茶、
かんしょ、くり、水戸の梅、トマト
茨城県水戸市
認定日
所管省庁
3-25-202
平成25年10月16日
農林水産省、経済産業省
事業名:茨城県産農産物と伝統銘菓の技術を融合したお菓子の開発販売事業
会社名:阿さ川製菓株式会社
TEL: 029-247-8080
FAX: 029-247-8999
所在地:茨城県水戸市元石川町富士山325-19
H P:http://www.kashi.co.jp
事業概要(新たな活用の視点)
本事業では、伝統銘菓「吉原殿中」の製法、技術を活用し、食
感やサイズをアレンジした新しい和菓子を開発する。また、商品
のベースとなるもち米(種)は茨城県産を使用し、さらには様々
な地域農産物のフレーバーを使用することで多彩な味の商品開
発、販売を行う。
この開発商品により、地域農産物と伝統銘菓の知名度向上、
市場への訴求力向上といった相乗効果を期待し、地域ブランド 【茨城県伝統銘菓「吉原殿中」】
化を目指す。
売れる商品づくり(競争力、市場性、販路)
◆競争力
・主原料のもち米(種)、味を決めるパウダーに茨城県産農産物
のみを使用することで、茨城県産スイーツとしての訴求力を高め
る。
・多彩なラインアップにより、見た目や味の楽しさを演出できる。
・一口サイズの仕様により手軽に食べることができる。
・独自の技術により、柔らかい食感と口溶けの良さを提供できる。
◆市場性
・若年層、中年層をターゲットとした商品づくりにより、“地元・土
産”から、それを含む“地域内外・日常的お菓子”への需要転換
による、既存販路の拡大と新たな販路開拓を見込む。
◆販路
・自社直営店と既存取引先のお土産店での販売を行ない、首都
圏百貨店へと展開を図る。さらに、カフェ等の外食産業へ展開を
図り、新たな市場開拓を目指す。
【吉原殿中生産風景】
【試作開発品】
地域資源における関係事業者との連携
地域の農業協同組合及び農業者、農産物加工業者、茨城県観光物産協会、水戸観光協会、
茨城県菓子工業組合、水戸商工会議所、茨城県商工会連合会、水戸土産品協会、茨城県、
水戸市と連携し、米、メロン、いちご、古内茶等の地域産業資源の有効活用を通じ、地域ブラ
ンド化促進と知名度向上に繋げる。
3類型
地域資源名
地 域
農林水産物
通巻番号
鯉・わかさぎ・しらうお・れんこん
てながえび・だいこん・ごぼう
茨城県かすみがうら市
認定日
所管省庁
3-25-203
平成25年10月16日
農林水産省、経済産業省
事業名:蒸射加工技術を応用して開発する霞ヶ浦水産物と野菜の
惣菜商品販売ブランド化事業
会社名:株式会社島田商店
TEL: 029-897-1618
FAX: 029-897-0911
所在地:茨城県かすみがうら市牛渡2623-1
H P: ―
事業概要(新たな活用の視点)
本事業では、霞ヶ浦の地域資源である、鯉、わかさぎを主原料
として、栄養価、減塩などの付加価値の高い惣菜商品を開発す
る。また、副原料に、しらうお・てながえび・れんこん・だいこん・
ごぼう等同地域の素材を使い、霞ヶ浦地域を全面に打ち出した、
地域性の高い商品シリーズ展開を行い、地域内外のこれまで鯉
やわかさぎを食べていなかった消費者へ販売を目指す。
加えて、蒸射加工技術を応用することで、水産物の臭みを取り
【鯉と大根の旨煮 試作品】
旨みを引き出し、太い骨なども柔らかく食べられる商品の開発、
販売を行う。
売れる商品づくり(競争力、市場性、販路)
◆競争力
・一般的に敬遠される鯉や、淡水魚のクセがあるわかさぎを当
社の独自技術ノウハウによる佃煮・甘露煮製法により、誰にでも
食べやすい商品(骨まで食べられる、魚臭くない等)を開発する。
・霞ヶ浦産の魚と野菜を使い素材の栄養価を打ち出した健康志
向、且つ、佃煮甘露煮の調味液、調理技術を応用した家庭的で 【わかさぎ蓮根つみれ 試作品】
親しみある味を惣菜加工商品として実現する。
◆市場性
・近年、惣菜売り場や専門店では地域で生産された食材を用い
た郷土料理が人気となっており、地域に根付いた食文化の伝承
という重要な役割を請けながらニーズに応えて行く。
・健康志向と魚調理簡素化のニーズに応えられる商品である。
◆販路
・既存流通ルートの活用と自社営業により、地域商業施設、大
手スーパー及び首都圏百貨店への販路開拓を図るとともに、新 【鯉尾部と蓮根旨煮 試作品】
(未利用部位活用)
たに地域内外の外食産業、学校給食等へも展開する。
地域資源における関係事業者との連携
霞ヶ浦漁業協同組合かすみがうら市支部、漁業者、鯉養殖業者、野菜加工業者、佃煮製造
業者、かすみがうら市商工会、かすみがうら市と連携し、鯉、わかさぎをはじめとした霞ヶ浦
産水産物の有効活用を通じて地域企業の活性化につなげる。
3類型
地域資源名
地 域域
地
鉱工業品
農林水産物
大豆
東京都
新宿区
栃木県宇都宮市
通巻番号
認定日
所管省庁
3-25-204
平成25年10月16日
農林水産省、経済産業省
事業名:栃木県産大豆を使った豆腐のフリーズドライ化による菓子等の
開発および販売
会社名:こいしや食品株式会社
所在地:栃木県宇都宮市宮山田町2353-1
連絡先:TEL:028-674-7800
FAX:028-674-7729
H P:http://www.koishiya.co.jp/
事業概要(新たな活用の視点)
栃木県産の大豆を100%使用した豆腐のフリーズドライ化による
新しい食感と風味を持つ菓子等の開発および販売を行う。キュー
ブ状、スライス状、粉末等といった形状とシーズニングを分けるこ
とでバリエーションを増やしていく。
豆腐のフリーズドライ食品は存在するが、それらは固められたも
のを水やお湯で戻すことによって食べるものである。本事業の豆 【栃木県産大豆「タチナガハ」】
腐のフリーズドライは、そのまま食することができる。フリーズドラ
イ化した豆腐をそのままの状態で食する新しい食べ方の提案をす
るとともに、食間に食べてもらう機会を増やし、栃木県産大豆およ
び豆腐の需要を創造していく。
売れる商品づくり(競争力、市場性、販路)
◆競争力
豆腐のフリーズドライは、たんぱく質が主体となるので炭水化物を 【こいしや食品の豆腐】
代替する原材料として活用することができる。また、煎餅やポテト
チップスのような油で揚げた菓子の食感を、豆腐をフリーズドライ化
することで実現することができるため、低カロリーにて油で揚げた菓
子のような商品を開発することができる。
◆市場性
豆腐は、含まれる栄養素からヘルシー食品として高く認知されてい
る。健康に関心が高く、たんぱく質を中心とした「必要な栄養素を手
軽に摂取したい」ビジネスマンやOL、主婦層をターゲットとする。
◆販路
既存の取引先および新規開拓によって、コンビニエンスストア、
ドラッグストア、健康食品通販、駅売店などに販売する。
【豆腐のフリーズドライの試作品】
地域資源における関係事業者との連携
栃木県内の大豆生産者との関係を強化し、事業終了後も永続的に大豆供給をしてもらうこと
により、当事業が生産者の安定した収入源となることを目指す。
栃木県産大豆の生産者・作付面積・収穫量を増加させるとともに、栃木県産大豆を様々な
シーンで食してもらえるような事業を実施することで知名度を向上させる。
3類型
地域資源名
地 域
観光資源、
鉱工業品、農林水産物
銚子ジオパーク、銚子電鉄
万祝染、灯台印キャベツ
千葉県銚子市
通巻番号
認定日
所管省庁
3-25-205
平成25年10月16日
経済産業省、国土交通省
事業名:銚子ジオパークをはじめ銚子の地域資源を組み合わせた
新たな着地型観光プログラムの提供
会社名:有限会社銚子海洋研究所
所在地:千葉県銚子市外川町2-11077-9
連絡先:TEL:0479-24-8870
FAX:0479-22-7911
H P:http://www.choshi-iruka-watching.co.jp
事業概要(新たな活用の視点)
銚子市には「銚子ジオパーク」をはじめ様々な地域資源がある。本事業は、こ
れらを複合的に組み合わせた、銚子の自然や文化を満喫いただく『体験型観
光プログラム』である。
既存事業との相乗効果を発揮するとともに、銚子の新たな「過ごし方」や「楽
しみ方」を、地域の観光事業者と広く手を携えて展開することで、地域経済の
活性化や震災復興にも寄与することを目指す。
本プログラムは、時代が求めている「自然」「癒し」をテーマにしつつ、社会教
育の要素を取り入れた、幅広い世代の方々に「体験価値」をお届けする内容で
ある。
地域の観光産業における、あらたなコンテンツとして、当該エリアの交流人口
【屏風ヶ浦と自社遊覧船】
の拡大をはかり、観光客の滞留時間の伸長に貢献することを目指す。
≪具体的プログラムの一例≫
①「ジオパーク」を中心とした、太古の歴史に関する観光プログラム
②子どもから大人まで楽しめるローカル鉄道「銚子電鉄」体験観光プログラム
③「万祝染」「灯台印キャベツ」による銚子の文化や食を味わう観光ブログラム
売れる商品づくり(競争力、市場性、販路)
◆競争力
市内企業や団体との“顔の見える”ネットワークを最大限に活かした、多
様なプログラムを、様々な世代やニーズに応じて企画し、提供することで
観光地間における競争優位を築く。
◆市場性・販路
経済の成熟化とともに、生活者ニーズが多様化しており、旅行者の目的
も、「より明確に」「より深く」なりつつある。
こうした変化を機会として捉え、旅行者個々のニーズに体験価値を前面
に押し出した楽しみ方を訴求することで、既存来訪者(年間約190万人)
の満足度をさらに高め、一方で、新たな顧客を開拓する。
主な販路は、既存の代理店等との協力関係を残しながらも、商工会議
所や観光協会等といった地域団体との連携を強化し、地域の観光事業者
との相互告知を柱として展開する。
【万祝染】
地域資源における関係事業者との連携
・銚子ジオパーク推進協議会
・銚子電鉄 ・額賀染物工場 ・小澤染物工場ほか
【銚子電鉄】
3類型
農林水産物
通巻番号
地域資源名
サンブスギ
認定日
地 域
千葉県木更津市
所管省庁
3-25-206
平成25年10月16日
農林水産省、経済産業省
事業名:サンブスギの間伐材を利用した集成材ブロック床材の新商品
開発・生産・販売事業
会社名:株式会社ティ・エス・シー
所在地:千葉県木更津市潮浜2-1-53
連絡先:TEL: 0438-37-0206
FAX: 0438-37-2349
H P:http://www.syusei-tsc.com/
事業概要(新たな活用の視点)
サンブスギは250年以上前から山武林業地において、挿し木
造林の技術とともに受け継がれてきた樹種である。優良な性質
を持つことから知名度もある。しかし、県内には零細な森林所有
者が多いため、森林整備が計画的に行われず、山林荒廃が進
んでいる実態がある。
本事業では、有効利用されていないサンブスギの間伐材利用
で低コスト化を図り、3層構造により無垢材の持つ欠点を克服し
た集成材ブロック床材の生産販売を行う。
売れる商品づくり(競争力、市場性、販路)
◆競争力
スギ無垢材は柔らかく、施工後の狂い・反りの問題で床材での
使用を敬遠する傾向がある。スギは他樹種と比較して比重が小
さく、組織細胞の中に空隙を多く含むため、軽く、柔らかい。この
性質は、調湿・調温機能が高く、断熱性に優れていることに繋が
る一方、衝撃を吸収して足腰への負担を軽減するため、床材と
して優れた材質でもある。
◆市場性
政府は「新成長戦略:21の国家戦略プロジェクト」において、10
年後の木材自給率50%以上を目標にし、更に、公共建築物へ
の木材利用を促す法律を施行した。民間市場においても、環境
保護・エコ志向の高まりから、需要拡大が期待できる。
◆販路
公共機関、設計事務所等へは当社が直接提案営業を行い、
建設会社・ハウスメーカー・工務店等へは当社販売代理店を通
して販売活動を行う。
【サンブスギの森】
【サンブスギの根木丸太】
【製品のイメージ図】
地域資源における関係事業者との連携
本事業では、県内のサンブスギの間伐材から製材された材料を使用するが、千葉県森林
整備協会を初めとした県内の製材業者や、プレス加工会社と協力し、製品の生産販売を行
う。
3類型
鉱工業品
通巻番号
地域資源名
ニット製品
認定日
地 域
東京都墨田区
所管省庁
3-25-207
平成25年10月16日
経済産業省
事業名:透け感のある新たなニットテキスタイルを使用した重ね着を楽しむ
アパレル商品の企画・推進事業
会社名:久米繊維工業株式会社
所在地:東京都墨田区太平3−9−6
連絡先:TEL:03−3625−4188
FAX:03−3625−2695
H P:http://kume.jp/
事業概要(新たな活用の視点)
久米繊維工業㈱は、日本製Tシャツの原点となる”色丸首”を開発、
製造してきた。生産の主流が海外にシフトした中でも、国内自社工
場で生産するオリジナルの定番商品を持っている。
メッセージやグラフィックをプリントして身に纏う事が出来る【着る
ディア】であるTシャツの持つ「メッセージを発信し人と人とをつなげ
る力」を活かした商品開発を行ない、地域資源であるニット製造の
技術を世界に広めて行く事を目標としている。
本事業では、細番手の糸を使用し、編みの調整をすることで、新た
に透け感のあるニットテキスタイルを開発し、それを使用し重ねて着
用するTシャツ等の製造販売する。
【Tシャツ製造の様子】
売れる商品づくり(競争力、市場性、販路)
◆競争力
重ね着することで下のTシャツが透けて見えたり、プリント柄同士が組
み合わさり、見栄えが変わったり意味をなす等して、面白みを増すこと
が特徴となっている。現段階では、この様な特徴に特化した商品は見
当たらない。
◆市場性
【ファクトリーショップ】
取引先調査によると、Tシャツの組み合わせに「デザインによる笑い・
ユーモア・面白さ」を盛り込む事で、雑貨としても取り扱われ、アパレル
ショップ以外の雑貨店・ギャラリーショップ等での定番商品となり得る。
◆販路
既存卸先、自社ウェブサイト通販を利用して販売を行う。更に墨田区
にある自社店舗での、大人も楽しめるカスタムワークショップで提供す
る。また、国内外の展示会への出展や、自社スタッフ全員が長年行なっ
て来たSNSでの告知を通じて、新たな重ね着スタイルのブランドイメー
ジを高める。
【ワークショップ】
地域資源における関係事業者との連携
本事業を通じて、地域の生地商社や資材メーカー等関連工場と連携し、地域関連企業からの仕
入れおよび委託を行うことで、ニット関連企業の活性化を図る。また、地域のアーティストのグラ
フィックを載せたTシャツの販売や、アーティストによるワークショップを行ない、その情報を発信して
認知を高めることで域外客の誘導を行う。
3類型
鉱工業品
通巻番号
地域資源名
江戸硝子
認定日
地 域
東京都墨田区
所管省庁
3-25-208
平成25年10月16日
経済産業省
事業名:「江戸硝子」の乳白あぶり出し技法を使ったBtoB市場に向けた
新しい照明と食器の開発・販売
会社名:廣田硝子株式会社
所在地:東京都墨田区錦糸2-6-5
連絡先:TEL: 03-3623-4145
FAX: 03-3623-8892
H P:http://hirota-glass.co.jp/
事業概要(新たな活用の視点)
東京の墨東地域は、江戸時代から続く有数の硝子生産地域で
あり、「江戸硝子」として食器や薬瓶など生活に密着した商品が
多く生産されてきた。しかし近年では、硝子工場が年々減少して
おり、「乳白あぶり出し技法」も一時途絶えていたが、当社が近
隣の工場と鋭意協力して復活させた技術である。
本事業では、この江戸硝子独自の「乳白あぶり出し技法」を使
い、和モダンスタイルの感覚を取り入れた、新しい照明器具や
食器を開発し、BtoB 向け商品として国内・海外(欧州など)へ向
けた販売を行う。
売れる商品づくり(競争力、市場性、販路)
◆競争力
和モダンでの類似商品には、和紙や木を使用したものが開発
されている。本事業では伝統的な文様を表現する江戸硝子の
「乳白あぶり出し技法」を利用した、新たな照明器具・食器を開
発し、類似商品との差別化を図る。
◆市場性
和モダン商品への注目度が欧州・国内とも高まっており、かつ
LED照明器具は環境対応といった観点から、市場が拡大傾向
にある。また、硝子食器は、デザイン性が高い商品が売れ筋で
ある。
◆販路
国内は、デザイナーや展示会などを通じて販路開拓を行う。
海外は、既に取引のある現地の商社を通じて販売を行う。
また、ホームページや商品PR会などを通じて、江戸硝子の歴
史やブランドイメージを重視したPRを行う。
【製造工程の様子】
【照明器具(試作品)】
【照明器具(設置イメージ)】
地域資源における関係事業者との連携
本事業を通じて、江戸硝子関連企業の若手職人の育成を行うことで、江戸硝子の貴重な
技術を後世に伝えていき、墨東地域の江戸硝子関連企業の活性化を図る。また、ホーム
ページ等を通じて「江戸硝子」を広く世界に発信する事で、墨東地域へ観光客を呼び込む。
3類型
地域資源名
地 域
鉱工業品
神奈川の清酒(地酒)
神奈川県足柄上郡大井町
通巻番号
3-25-209
認定日
平成25年10月16日
所管省庁
財務省、農林水産省、
経済産業省
事業名:西湘フルーツと伝統の酒造り技術を活用したミックスリキュール等の
開発・販売事業
会社名:井上酒造株式会社
連絡先:TEL:0465-82-0325
FAX:0465-82-3951
所在地:神奈川県足柄上郡大井町上大井552
H P:http://www.hakoneyama.co.jp
事業概要(新たな活用の視点)
本事業では、西湘地域で取れる片浦レモンと湘南ゴールドを用い、
伝統的な醸造技術を活用して、果実が醸し出す香味・旨みを引き出
した清酒ベースのミックスリキュール等の開発・販売を行う。
特徴は日本酒の醸造技術を応用することで、従来のブレンディン
グでは出せなかった柑橘系と日本酒の“風味”と“旨み”を最大限活
かした酒造りにある。本事業を広めて行くことで若者の日本酒離れ
に歯止めをかけるキッカケとなり、隔年結実性の大きい柑橘系果樹
農家の経営の安定にも寄与することが出来ると考える。
売れる商品づくり(競争力、市場性、販路)
◆競争力
柑橘系のリキュールは多種存在するが、西湘地域でとれる複数の
柑橘と地元の日本酒を掛け合わせたご当地性を訴求したミックスリ
キュール等は他にない。また女性向けに、低アルコール、口当たり
の良さという観点で競争力を備えた商品であると考えられる。
◆市場性
年間2千万人訪れる箱根地域の観光客(宿泊・飲食・散策)始め年
間43万人訪れるJA直売所、そして自社の工場見学の顧客など地元
の市場だけでも十分な市場がある。それに加え首都圏近郊、神奈川
県内のワインドリンカーなども取り込みも期待できる。
◆販路
地元の酒類卸業者等との強固な連携関係を軸に、箱根のホテル、
旅館等を中心に販路開拓を行う。独自の取組としては地元のJA直
売所への展開。また地域のイベントへの協賛などを通じ地元小売店
等にも販路を広げる。更に中央会とも連携し、首都圏の百貨店での
展示即売会を行い露出度を高める。
地域資源における関係事業者との連携
地域の農協や果実生産農家、地元酒販店、旅館、観光施設、商工
会等と連携・協力し、原材料の安定確保、商品開発、販路開拓等、
本事業を着実に遂行し、地域の新たな商品としてブランド化を図る。
図表
上・ミックスリキュール
中・湘南ゴールド
下・片浦レモン
寛政元年(1789年)創業
老舗・井上酒造の醸造所
3類型
地域資源名
地 域
農林水産物、鉱工業品
三崎のまぐろ
三崎のまぐろ加工品
三崎の大漁旗
神奈川県三浦市
通巻番号
認定日
所管省庁
3-25-210
平成25年10月16日
農林水産省、経済産業省
事業名:三崎まぐろのビンチョウマグロと未利用部位肉(頭肉等)を活用した
『三崎産ツナ』商品の開発・販売事業
会社名:株式会社三崎恵水産
所在地:神奈川県三浦市三崎町城ヶ島658-142
連絡先:TEL:046-881-7286
FAX:046-881-7290
H P:http://www.misaki-megumi.co.jp
事業概要(新たな活用の視点)
本事業では地域資源である『三崎のまぐろ』の新しい展開とし
て、同じく地域資源である『三崎のまぐろ加工品』、『三崎の大漁
旗』を原材料等に活用し、新しいツナ加工品を開発・販売する。
はえ縄船で捕獲され、船上で活き締めされた三崎港水揚げのビ
ンチョウマグロと、他のマグロの未利用部位肉(頭肉、尾身)を
使用し、三浦の地野菜を四季に合わせて活用しながら低温加熱
(コンフィ)調理された、三崎ならではのツナ加工品の開発等を
行う。
【ビンチョウマグロ】
売れる商品づくり(競争力、市場性、販路)
◆競争力
ビンチョウマグロ及びその他のマグロの頭肉、尾身が持つ栄
養豊富で低カロリーという特徴を活かしながら、地元の野菜類な
どと一緒に調理する事で、新たな三崎産ツナという洋食利用を
提案していく。
◆市場性
独自の水産加工品を、マグロ専門問屋の目利き、加工ノウハ
【業務用商品イメージ】
ウ、ブランド力を活用し展開していくことで、主要顧客層である
「飲食店のシェフ」向けに、美味しくて手軽に調理出来、豪華で
お洒落感のある信頼できる仕入商材のニーズに応えることが期
待できる。
◆販路
飲食店シェフ向けに業務用商品を開発・提供し、メニュー提案
等を募りながら話題づくりをする。その上で、①飲食店向け業務
用商品→②地元手土産用商品→③海外向け商品へと展開して
いく。
【三崎産ツナの瓶詰イメージ】
地域資源における関係事業者との連携
地元の水産物協同組合や飲食店、農家、水産加工会社と連携・協力し、本事業を通じ
て地域資源のブランド化を図ることにより、 協同組合及び飲食店・土産店での売上向上
に資する。また新事業による雇用拡大等を通じて、地域活性化にも貢献する。
3類型
地域資源名
地 域
農林水産物
長野県産りんご
長野県下伊那郡松川町
通巻番号
認定日
所管省庁
3-25-211
平成25年10月16日
農林水産省、経済産業省
事業名:長野県産リンゴ丸ごと果肉入・低温殺菌生ジュースの量産化と販売
会社名: 株式会社 なかひら農場
所在地:長野県下伊那郡松川町大島3251
連絡先:TEL:0265-36-3206
FAX:0265-36-5959
H P:http://www.nakshop.jp/
事業概要(新たな活用の視点)
長野県は、全国第二位の生産量を誇る
リンゴ生産県である。
しかし、近年は生産者の高齢化などに
よる果樹園の廃園などで、生産量は減少
傾向にある。
長野特有の美味しいリンゴ品種を中心に、
低温殺菌による限りなく生のリンゴに近い
風味のジュースを量産し、都市圏の女性を中心とした健康志向の強い消費者に届ける。
売れる商品づくり(競争力、市場性、販路)
◆競争力
低温・長時間殺菌等の生産技術を用い、生リンゴの風味や食感を
大切にした、果肉入のジュースにより、全く新たな感覚の商品を市場
に導入する。
◆市場性
都市生活者を中心に、多くの消費者の支持を得て、新たなジャンル
の飲料を確立し、多くの販売を見込む。
◆販路
新鮮さ、健康志向など、特長ある商品展開をしている販売ルートと
協調して、ターゲット層向けに市場導入する。さらに、生鮮食料品の
販売で有名な販売ルートやインターネット直販を活用して、広く全国
に販路拡大を目指す。
低温殺菌ジュース
試作品
地域資源における関係事業者との連携
◆長野県工業技術総合センターの協力を得て、製造レシピを最適化する。
◆域内販売業者を活用し、商業者の売上に貢献する。
◆周辺リンゴ生産者に対する委託加工サービスを介して、近隣リンゴ生産者全体に、低温
殺菌ジュースの製造技術を提供する。
◆地元装置製造会社の支援を受けて、最適な製造設備を製作する。
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