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独自に考案したCAJJプログラムで

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独自に考案したCAJJプログラムで
R E P O R T o c t.0 4 -sep. 05
独自に考 案したC A J Jプログラムで、
優れた人 材と事 業を育成する。
主管業務紹介
先 行 投 資と利 益 確 保の最 適なバランスを保ちながら
サイバーエージェントグループ経 営の利点を活かした経 営 管 理を推 進します。
サイバーエージェントグループの経営管理
手法の特徴は何ですか?
98年4月住友商事(株)入社
99年8月当社入社
01年11月(株)アクシブドットコム(現(株)EC
ナビ)取締役就任(現任)
03年5月当社経営本部 経営本部長就任(現任)
03年12月当社取締役就任(現任)
Go Nakayama
株式会社サイバーエージェント
取締役 経営本部長
サイバーエージェントグループは、現在、東証マザーズに上場
過程自体が、事業責任者の経営者意識を高める効果もあり
ます。
さらに毎月、
サイバーエージェントグループ会議を開催し、
がスムーズに行えるよう、
しっかりとサイバーエージェントグルー
全ての事業責任者との情報共有と経営施策、競合他社動
プの数字を把握しておく必要があります。また、決算のためだ
向のヒアリングを行っています。また、事業ごとに個別ディスカッ
けではなく、
インターネットビジネスを取り巻く経営環境の変化
ションも行い、足元の状況から今後の戦略等を情報把握して
は非常に激しいので、
できるだけ早くタイムリーに、市場の動向、
います。連結経営を実践している中、
グループ全体の把握が
他社の状況等、
それらと比較したサイバーエージェントグルー
できる体制を整え、
さらに、CAJJプログラムという独自の手法も
プの情報を把握し、分析していく必要があります。そのため、
実施しています。
C A J Jプログラムモデル図
J1昇格基準
(サイバーエージェント事業&人材育成プログラム)
2005年11月現在
中山 豪
(期限:3ヶ月から6ヶ月)
⇒粗利益500万円/月
赤字下限
▲3000万円/6ヶ月
Interview
J3
新規事業(グループ)
ビジネスモデルの模索
17
判断する材料としています。週次で経営数値を報告していく
をしている為、四半期で決算を発表しております。決算発表
J2昇格基準
グループ経 営・経 営 管 理
週次ですべての事業の経営数値を集計し、役員会で検討・
(期限:3ヶ月から6ヶ月)
⇒粗利益1,500万円/月
赤字下限
▲6,000万円/6ヶ月
J2
先行投資事業(プロジェクト)
継続的な事業化
J2 再構築検討
⇒営業利益予算3四半期連続未達
営業利益3四半期連続減益
J1
中核事業(カンパニー)
事業の継続的な成長
J1 再構築検討
⇒営業利益予算3四半期連続未達
営業利益3四半期連続減益
Management Control
C A J Jにおける事 業の推 移
2005年10月時点
CAJJ
2004年10月時点
CAJJ
J1
サイバーエージェントグループが独自に採用している
CAJJプログラムについてくわしくご説明ください。
CAJJプログラムとは、
「サイバーエージェント
(Cyber Agent)
事業(JIGYOU)
&人材(JINZAI)育成プログラム」の略で、
事業部名及び関係会社名
1
2
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6
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J2
1
2
J3
1
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3
4
5
6
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9
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12
13
名前のとおり事業と人材の育成を目的としたプログラムです。
インターネットビジネスは日進月歩と言われ、常に新しい取り組
みとチャンスが生まれています。既存のビジネスで増収増益
を図りながらも、同時に将来を見越した先行投資も継続して
行わなければなりません。当然、新規事業はリスクを伴います
から、投資幅のコントロールが大きな経営課題となってきます。
その答えがCAJJプログラムなのです。
J1
(株)シーエー・モバイル
(株)ECナビ(旧(株)アクシブドットコム)
インターネット広告事業本部
(株)ネットプライス
(株)シーエーサーチ
事業部名及び関係会社名
1
2
3
4
5
6
7
(株)シーエー・モバイル
(株)ECナビ(旧(株)アクシブドットコム)
インターネット広告事業本部
(株)ネットプライス
(株)シーエーサーチ
(株)シーエー・キャピタル*
メディア事業本部
①ライフマイル
ライフマイルカンパニー
②メルマ
メルマカンパニー
③メディアボックス
メディアボックスカンパニー
8
9
10
11
12
MailVision カンパニー
ユミルリンク(株)
(株)インターナショナルスポーツマーケティング
(株)サイバーブレインズ
オールナビプロジェクト
ユミルリンク(株)
(株)インターナショナルスポーツマーケティング
オールナビカンパニー*
(株)ジークレスト*
CAガイドカンパニー*
1
2
3
4
(株)フラウディア・コミュニケーションズ
(株)クラウンジュエル
アメーバブロググループ
1
2
3
アメーバjpグループ
ファイナンス事業本部
(株)シーエー・キャピタル
J2
(株)ウエディングパーク
(株)アメーバブックス
CAガイドグループ
BlogClickグループ
不動産プロジェクト
WebVisionグループ
ジュエリーグループ
人材グループ
(株)ディーバ
トライアルグループ
Pand@Leafグループ
具体的には、
売上高、
売上総利益等の数値をもとに、
サイバーエー
企業が成長を続けるには、優秀な人材を育て、抜擢していく必
ジェントグループの全事業をJ3事業=新規事業、J2事業=先行
要があります。事業は「誰が主体となってやるか」
というところが
J3
注
力
事
業
BlogClickプロジェクト*
(株)ウエディングパーク*
(株)アメーバブックス*
(株)ルークス
ベビーキッズグループ
アメーバ事業本部
①Amebaブログ
②アメーバjp
③MediaVision
④人材
⑤GiRLSGATE
*2005年9月期内で
昇格した事業
今後の方針・展望などをお聞かせください。
投資事業、
J1事業=中核事業、
という3つのステージにランク分け
大きいからです。CAJJプログラムは、事業を育てていくのと同
2008年の中長期計画の目標に向かって、売上は順調に伸び
し、J1事業があげた利益の一部をJ2・J3事業に投資していくとい
時に、事業責任者として抜擢された人材がJ3事業からJ1事業
てきていますが、今後は粗利益にも注目し、四半期で10∼15
うものです(左記CAJJプログラムモデル図参照)。期限内に目標
へ昇格していく課程の中で育つという利点もあります。
「小さく
%くらいの伸びを実現していきたいですね。そのためにも、
よ
数値をクリアすればそれぞれ昇格し、
目標が達成されない場合は、
生んで、大きく育てる」というサイバーエージェントグループの経
り収益率の高い事業にシフトしたり、社員一人ひとりの生産
降格や事業の統廃合など、事業プランそのものの変更や、責任
営方針を、事業育成の面でも、人材育成の面でも、
ビジネスの
性を高めていく必要があります。
者の交代等が速やかに検討・実施されます。ルール規定通りに
現場で生かしていけるのがCAJJプログラムの利点なのです。
経営環境が変化していく中で、売上を伸ばすフェーズと、利
進捗する事業は、
1年半という短い期間で黒字化を達成し、
次な
新規事業については、年2回、
「ジギョつく
(事業をつくろう!)」
益を伸ばすフェーズを繰り返しながら成長を続けていくことに
る中核事業となっていきます。導入から約1年半経過しています
という新規事業プランコンテストを実施し、厳しい審査を通過
なると思いますが、
それに合わせた数値管理を絶えず行って
が、
プログラムに沿って順調に昇格した事業、
タイムリーに統廃合
した事業計画案の提案者は、事業責任者として事業を立ち
いくことが大切になります。経営の指標をシンプルに絞り込み
した事業等があり、
順調に機能していると考えています。
上げることができます。この制度が、
自ら新しいことに取り組ん
つつ、
グループ全体でベクトルを合わせることで目標を達成し
でいくベンチャー精神を企業文化として維持していくことにも
ていきたいと考えています。
CAJJプログラムのもう一つの狙いである人材
育成ではどのような効果が期待されますか。
主
管
業
務
紹
介
グ
ル
ー
プ
経
営
・
経
営
管
理
つながります。
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