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衣錦尚絅No.15

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衣錦尚絅No.15
い
きん
しょう
けい
衣
錦
尚
絅
図書館通信
2005年度第15号
2005.12.19.
発行:麻布学園図書館部
*「衣錦尚絅」については、図書館入り口のギャラリーに掛けられている額の解説を見てください。
図書館ブックフェア!
テーマは 伝記 !
講演会には佐野眞一氏!
ブックフェアは、テーマを決めて、そのテーマに合わせた講演会を開催するとともに、「図書
館だより」 を発行したり、テーマに即した資料を紹介するコーナーを設けたりする企画です。
今年度で 23 回目を迎えますが、すでにお知らせしてあったように3学期に実施されるブック
フェアのテーマは 伝記 です。
伝記というと、すぐに偉人伝のようなものを思い浮かべてしまうかもしれませんが、偉人の
ひ
と
みならず、伝え記される多様な他人の生のありようを知ることによって自らを見つめ直すとと
もに、己の生を愛し、これからの人生に思いを託すことができたらと思います。
ブックフェア講演会!(1/21、土)
講演者はノンフィクション作家の佐野眞一氏!
ブックフェアの講演会には、ノンフィクション作家として著名で、素晴らしいお仕事をなさ
っている佐野眞一氏をお迎えして、お話を伺います。佐野氏は、著作活動を始めて以来、メ
ディア王の正力松太郎についての『巨怪伝』、民俗学の宮本常一と渋沢敬三についての『旅
する巨人』 、ダイエーの中内功についての 『カリスマ』 、石原慎太郎についての 『てっぺん野
郎』、小泉純一郎についての『小泉純一郎』などで、さまざまな人物に迫る「伝記」をお書
きになり、最近では、阿片密売による満州におけるの陰の実力者であった里見甫について
の『阿片王』を上梓されています。また、『東電OL殺人事件』、『だれが「本」を殺すのか』など
では、権力やメディアに対する鋭い発言をなさっていらっしゃいます。単に人物を伝え記
すのみではなく、時代や社会の「伝記」を書きになり、われわれにその姿を示しいると言
えるでしょう。
なお、図書館の新着資料の本棚の上に 佐野眞一の本 をまとめて置いてありますので、是
非読んでみてください。図書館にある佐野氏の本は以下の通りです。(出版年の古いものから
並んでいます)
『昭和虚人伝 』、『遠い「山びこ」 』、『巨怪伝 』、『旅する巨人』、『日本映画は、いま 』、『渋沢
家三代』、『カリスマ』、『東電 OL 殺人事件』、『凡宰伝』、『宮本常一が見た日本』、『私の体験的
ノンフィクション術 』、『だれが「本」を殺すのか 』、『だれが「本」を殺すのか
延長戦 』、『だか
ら、僕は、書く 。』、『だから、君に、贈る 。』、『メディアの権力性 』、『てっぺん野郎 』、『小泉
純一郎−血脈の王朝』、『宮本常一』、『阿片王』、『響きと怒り』
「ミネルヴァ日本評伝選」(289.1-Mi)シリーズを購入していきます
今年度のテーマが
伝記
ということで、これを機会に、一昨年から刊行されていた「ミネ
ルヴァ日本評伝選」(ミネルヴァ書房)を既刊分を含めて購入し始めました。現在までに評伝
として刊行されている人物は以下の通りです。
・安倍晴明
・兼好
・月性
・北村季吟
・源満仲、頼光
・忍性
・京極為兼
・源義経
・乃木希典
・鶴屋南北
・長谷川等伯
・松方正義
・二代目市川団十郎
・岡倉天心
・上杉謙信
・北条政子
・佐竹曙山
・今川義元
・満済
・井上有一
・正宗白鳥
・日蓮
・瀧川幸辰
・新田義貞
・川端康成
・松永安左エ門
・新島襄
・高村光太郎
・武田信玄
・吉田松陰
本の紹介
『新版 自然界における左と右』Martin Gardner著(紀伊国屋書店)
高3−3
道村唯太
僕は左利きだ。そういうこともあってか、僕は小さい頃から右と左について興味を持ってい
た。左大臣・右大臣、左遷、右側通行・左側通行、右翼・左翼、ピッチャー、テーブルマナー、
日本料理の焼き魚の向き、広告に載っている車の向き、メリーゴーランドの回転の向き……
例をあげればきりがない。小学生の頃、「左右学」なるものを創設しようといろいろ調べた記
憶もある。
このように、世界は右と左であふれている。しかも不思議なことに、僕たちは世界中で誤解
なく、どちらが右でどちらが左かを共有し、区別している。想像してみよう。遠く離れた宇宙
のどこかに、宇宙人の住む星がある。その宇宙人に、直接会わずに、物を送らずに、言葉だけ
で明確にわれわれの持っている左右の概念を伝えることができるだろうか? 少し考えると、
これはかなり難しいことに気づく。この問いは換言すれば 、「自然は左右を区別するだろう
か?」という興味深い問いになる。
今回紹介する『新版 自然界における左と右』
(原題:”The New Ambidextrous Universe”)
は、邦題通り、自然界における左と右をまさにマクロからミクロまで、1次元から多次元まで
取り上げた本である。鏡像、回文、絵画、利き手、水の渦、立体異性体、反物質、単極子、時
間の矢、スーパーストリング……
本当にありとあらゆる左右が取り上げられていて、興味は
尽きない。「わたしの彼は左利き」の話まで出てきたときは正直びっくりした。もちろん先ほ
どの問いの答えもきっとこの本の中で見つかるはずだ。実はこの本にも出てくる、当時の科学
を大きく揺るがし、僕自身もそれを知って大いに驚いた「パリティの非保存」を示した楊振寧
博士に、この本を読んでいるときにお会いする機会を得ることができ、幸運であった。
ところでこの本には左利きの人は右利き中心の社会で大変な不便を強いられているというふ
うにかかれているが、そんなことはないということを指摘しておきたい。一般的な認識も左効
きに同情するようなものであるようだが、僕自身は左利きで困難を感じたことはない。パソコ
ンのマウスやはさみ、急須にヘラ、自動改札、公衆電話、テーブルでの座席の位置など確かに
右利きよりも左右について気にすることが多いが、僕はそれを楽しんでいる。右利き用のもの
しかなければ、右手で使えばよいのである。僕は左利きであることを誇りに思っていて、左利
きの人に会うと嬉しくなってしまう。
この本は実は少し後味の悪い結論で終わっている。それに対して僕らはどう感じるか、僕ら
はなにをしていくべきなのか。それは僕ら次第である。
図書館からのお知らせ
1.冬休み特別貸し出しは、今日(12/19)が最終日です(午後5時閉館)。 借りたら返す
を忘
れずに、大いに借りてください。なお、冬休み中は閉館となります。
返却期日……………1月10日(3学期の始業式の日)
貸し出し冊数………原則として1人5冊まで(CD は2タイトル)
2.コンピュータスペースのW:ドライブのデータを持ち帰ってください。
すでに、コンピュータスペースではお知らせしていますが、本日午後、W:ドライブ(共
用ドライブ)内を整理・消去します。消されると困る人は、忘れずに持ち帰ってください。
*それでは、よい冬休み、よい年を!
新着資料紹介
・和本入門
11/30 以降 12/15 までに登録した資料を紹介します。
(記号の説明:「・」→単行本、「*」→全集・シリーズもの、「※」→寄贈図書)
千年生きる書物の世界/橋口侯之介/平凡社/ 022.3-Ha
*アステイオン 63 特集:米中関係/国際知的交流委員会/阪急コミュニケーションズ/ 080-A-63
*英語の論理 日本語の心/牧野髙吉(牧野高吉)/ちくまプリマー新書/ 081-ChS-025
*君はレオナルド・ダヴィンチを知っているか/布施英利/ちくまプリマー新書/ 081-ChS-026
*公共交通が危ない 規制緩和と過密労働/安部誠治/岩波ブックレット/ 081-I-665
*国に棄てられるということ 「中国残留婦人」はなぜ国を訴えたか/小川津根子/岩波ブックレット/ 081-I-666
*後藤田正晴 語り遺したいこと/加藤周一/岩波ブックレット/ 081-I-667
・日露戦争勝利のあとの誤算/黒岩比佐子/文春新書/ 210.67-Ku
*岩波講座 アジア・太平洋戦争 第 2 巻 戦争の政治学/倉沢愛子/岩波書店/ 210.7-A-02
・春秋戦国志 上・中・下/安能務/講談社文庫/ 222-A-01 ∼ 03
*中国の歴史 12 日本にとって中国とは何か/緒方勇/講談社/ 222-Ch1-12
*街道の日本史 24 越後平野・佐渡と北国浜街道/池 享/吉川弘文館/ 291-Ka-24
・日本の地理 21 世紀/高橋伸夫/朝日新聞社/ 291-Ta
・日本地図のたのしみ/今尾恵介/角川学芸出版/ 291.3-I
・中国人の愛国心 日本人とは違う 5 つの思考回路/王敏/ PHP 新書/ 302.2-C
・「反日」解剖 歪んだ中国の「愛国」/水谷尚子/文藝春秋/ 302.2-C
・反日ナショナリズムを超えて 韓国人の反日感情を読み解く/朴裕河/河出書房新社/ 302.2-K
※日本人のように不作法なモンゴル人/ Zamba Batjargal /万葉舎/ 302.2-M
・テロ帝国アメリカは 21 世紀に耐えられない アメリカによるテロの歴史/桜井春彦/三一書房/ 302.5-A
・街場のアメリカ論/内田樹/ NTT 出版/ 302.5-A
・萌える男/本田透/ちくま新書/ 304.1-Ho
・オタク市場の研究/野村総合研究所/東洋経済新報社/ 304.1-No
・NHK 番組改変と政治介入/ VAWW-NET ジャパン/世織書房/ 316.1-V
・黄禍論とは何か/ Heinz Gollwitzer /草思社/ 316.8-G
・東アジア「反日」トライアングル/古田博司/文春新書/ 319.1-Fu
・日露国境交渉史 北方領土返還への道/木村汎/角川学芸出版/ 319.1-Ki
・ルート 181 パレスチナ∼イスラエル旅の断章/前夜/ 319.2-P
・国連の平和外交/ Marrack Goulding /東信堂/ 319.9-G
・人にいえない仕事はなぜ儲かるのか?/門倉貴史/角川 one テーマ 21 / 345-Ka
・電子メディアを飼いならす 異文化を橋渡すフィールド研究の視座/飯田卓/せりか書房/ 361.4-I
・ご臨終メディア 質問しないマスコミと一人で考えない日本人/森達也/集英社新書/ 361.4-Mo
・<鬼子>たちの肖像 (<鬼子(グイヅ)>たちの肖像) 中国人が描いた日本人/武田雅哉/中公新書/ 361.4-Ta
・下流社会 新たな階層集団の出現/三浦展/光文社新書/ 361.8-Mi
・日本の不平等 格差社会の幻想と未来/大竹文雄/日本経済新聞社/ 361.8-O
・やりたい仕事がある! 好きな仕事向いている仕事 741 職/池上彰/小学館/ 366.2-I
・性と生殖の近世/沢山美果子/勁草書房/ 367.2-Sa
・未知なる家族/日本経済新聞社/日本経済新聞社/ 367.3-Ni
※国際比較からみた日本の高校生/財団法人 日本青少年研究所/財団法人 日本青少年研究所/ 367.6-Ni
・《愛国心》のゆくえ 教育基本法改正という問題/広田照幸/世織書房/ 373.2-Hi
・刺青墨譜 なぜ刺青と生きるか/斎藤卓志/春風社/ 383.7-Sa
・誰も読まなかったコペルニクス/ Owen Gingerich /早川書房/ 402-C
・フーコーの振り子 科学を勝利に導いた世紀の大実験/ Amir D. Aczel /早川書房/ 402-F
*宇宙怪人しまりす 医療統計を学ぶ/佐藤俊哉/岩波科学ライブラリー/ 408-I-114
*はじめからの数学 5 数学と自然法則/ 科学言語の開発/ John Tabak /青土社/ 410-Ha-05
・遺伝子神話の崩壊 「発生システム的見解」がすべてを変える!/ David S. Moore /徳間書店/ 467.2-M
・「植物」という不思議な生き方/蓮実香佑/ PHP エディターズ・グループ/ 471-Ha
・こころと体の対話 精神免疫学の世界/神庭重信/文春新書/ 493-Ka
・「心の悩み」の精神医学/野村総一郎/ PHP 新書/ 493.7-No
・職人力/小関智弘/講談社/ 502.1-Ko
*原子力市民年鑑 2005 /原子力資料情報室/七つ森書館/ 543.5-Ge-'05
・花火師の仕事/池田まき子/無明舎出版/ 575.9-I
・第三の消費スタイル/野村総合研究所/野村総合研究所/ 675.2-No
・テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ/伊藤剛/ NTT 出版/ 726.1-I
※別冊太陽 入江泰吉のすべて 大和路と魅惑の仏像/平凡社/ 740.2-I
・音のエンタテインメント 先駆者たちが賭けた夢/佐藤和明/新評論/ 771.5-Sa
・根性を科学する/高畑好秀/アスペクト/ 780.1-Ta
・文字の歴史 ヒエログリフから未来の「世界文字」まで/ Steven Roger Fischer /研究社/ 801.1-F
*漱石研究 第 18 号(終刊号) 特集:明暗/小森陽一/翰林書房/ 910-SK-Na
・全国文学館ガイド/全国文学館協議会/小学館/ 910.6-Ze
*(セミナー)万葉の歌人と作品 第 12 巻 万葉秀歌抄/神野志隆光/和泉書院/ 911.12-Se-12
・おくのほそ道/松尾芭蕉/講談社インターナショナル/ 911.3-Ma
・江戸川柳で愉しむ中国の故事/若林力/大修館書店/ 911.4-Wa
・対訳竹取物語/川端康成/講談社インターナショナル/ 913.3-Ka
・ミステリ百科事典/間羊太郎/文春文庫/ 913.6-Ha
・対岸の彼女/角田光代/文藝春秋/ 913.6-Ka
・さようなら、私(わたし)の本よ!/大江健三郎/講談社/ 913.6-O
*水滸伝 18 乾坤の章/北方謙三/集英社/ 923.5-Ki1-18
*中国古典小説選 4 唐代 1 古鏡記、(補江総)白猿伝、遊仙窟/竹田晃/明治書院/ 923.8-Ch-04
・よみがえるロンドン 100 年前の風景 写真集/ George H. Birch /柏書房/ R-233.3-B
・国際政治事典/猪口孝/弘文堂/ R-319-I
・世界の賞事典/日外アソシエーツ/ R-377.7-Ni
*理科年表(机上版)2006 /国立天文台/丸善/ R-403-Ri-'06
*天文年鑑(ワイド版)2006 年版 /天文年鑑編集委員会/誠文堂新光社/ R-440-Te-'06
・時代を映したキャッチフレーズ事典/深川英雄/電通/ R-674.2-Fu
*(講談社版)新シルクロード 2 シルクロード キャラバン・サライの夜/平山郁夫/講談社/ D-教-新シ-02
*(講談社版)新シルクロード 3 カシュガル 民族の十字路/平山郁夫/講談社/ D-教-新シ-03
♪今回登録の田邉コレクション♪
※ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」
※ヘンデル:合奏協奏曲集 作品 6(全曲)
※ガーシュイン:歌劇「ポーギーとベス」全曲
※ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
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