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2010/3*経済産業省補助事業・完了
日本で初めての実用規模BTL実証プラント • 四国は徳島県那賀町、面積の9割以上が森林に覆われる自 然豊かな町は間伐材の有効利用のためバイオマスタウン事 業を始めました。 • 経済産業省公募事業、低炭素社会に向けた技術シーズ発 掘・社会システム実証モデル事業として、採択されました。 • BTLは、森林間伐材や未利用バイオマスから液体燃料を生 成可能な次世代型のバイオマス・エネルギー変換技術です。 2016/9/18 1 環境省・委託事業 BTL技術の社会システムへの適合性を実証する 2012年度~2014年度 3年継続事業 地域社会から原料を調達し、OUT-PUTを地域社会に還元利用することの検証。 粉砕施設 地域からの 原料の安定供給 5 6 .4% 6 0 .5% 6 4 .5% 3 3 .6% 4 3 .8% サンプル 4・5 チップ (水分率約50%) サンプル 1・2・3 チップ (水分率約60%) 6 5 .4% サンプル 6 バーク (水分率が高い) 創出エネルギーの 地域での安定消費 2 実証用BTLプラント 全景 木材破砕機 原料投入ホッパー FT合成器 ガス化&ガス精製部 木質原料 2016/9/18 3 長時間運手における安定性 2014年2月11-12日 30hr連続運転における安定したガス組成 30hr non stop operation Gas composition 於:徳島実証設備 11th-12th.Feb.2014 Tokushima ガス化炉出口生成ガス組成 H2(%) O2(%) N2(%) CH4(%) CO(%) CO2(%) H2/CO 70.0 60.0 50.0 濃 40.0 度 30.0 20.0 10.0 0.0 時間 4 実際に製造したBTL油について 軽油 vs BTL燃料の性状比較 2012/3/20 Microenergy 軽油 ME-BTL 2010 ME-BTL 2012 GTL 43.3 43.0 43.1 43.5 密度(@15℃) [Kg/㎥] 802 827 799 763 セタン指数 59.9 71.2 75.5 78.4 動粘度 [㎟/s] (@30℃) 2.20 5.70 3.10 4.44 HFRR [μ m] 潤滑性 440*1 405 456 580 低位発熱量 [MJ/kg] 酸素分 [W%] 0 <0.3 <0.1 <0.1 炭素分 [W%] 87.5 85.5 85.4 84.9 水素分 [W%] 12.5 14.4 14.6 15.1 硫黄分 [ppm] <10 0 0 <0.01 *1 JIS2号軽油 規格 徳島県那珂町実証設備 2010年測定 徳島県那珂町実証設備 2012年測定 ・セタン指数が高く着火性が良い ・低位発熱量が軽油並み ・硫黄分がなくSoxを出さない 2016/9/18 5 アルカン炭化水素(CnH2n+2) C5H12 72 ペンタン -129 C6H14 86 ヘキサン -94 69 ガソリン 36 溶剤 C7H16 100 ヘプタン -90 98 ” C8H18 114 オクタン -59 126 ” C9H20 128 ノナン -54 151 ” C10H22 142 デカン -30 174 ” C11H24 156 ウンデカン -26 196 灯油 C12H26 170 ドデカン -10 216 ” C13H28 184 トリデカン -6 230 ” C14H30 198 テトラデカン 5.5 251 ” バイオマス特有要素 C15H32 212 ペンタデカン 10 268 軽油 C16H34 226 ヘキサデカン 18 280 ” C17H36 240 ヘプタデカン 22 303 軽油・重油など C18H38 254 オクタデカン 28 317 重油 C19H40 268 ノナデカン 32 330 ” TIC Response (Area) BTL油 アルカン=パラフィン系=飽和炭化水素 合成油の取り出し BTL(平成22年7月8日) (n-Parafine:53.85%) 4500000 n-17 4000000 分析機関:独)交通安全環境研究所 n-16 3500000 3000000 n-15 n-9 n-10 n-8 2500000 n-18 n-14 n-11 2000000 n-19 n-12 n-13 1500000 1000000 n-20 500000 0 0 5 10 15 20 25 30 35 40 Retention Time (min) 6 製造したBTL燃料で実車走行 那賀町職員自らが、合成油の み100%で農機具運転を行っ た。また、軽油に10%混合さ せ、トラックを1時間運転した。 今後の利用 ・木材伐採重機へ燃料使用 ・温泉のボイラ燃料 徳島県広域連携構想