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(6)新単元の指導計画例( 年) (ゴシック13P,強調,教科名と学年)
6 題材の指導計画例 (家庭5年) 4 月 11・12 月 < さあ,家庭科を学びましょう > 1 < 元気な毎日と食べ物 > 11 ◇ これまでの自分の成長を見つめ,これからの家 ◇ 毎日の食事や使われている食品に関心をもち, 庭科学習の見通しをもつことができる。 バランスを考えた食事をしようとする。 1 入学してからこれまでに「できるようになった ◇ 体に必要な栄養素とはたらきについて知り,食 こと」をふり返る。 品を組み合わせてとる必要があることがわかる。 〈家庭で〉洗濯物をたためるようになった。 ◇ 米飯とみそ汁に関心をもち,調理することがで 食器を洗うことができるようになった。 きる。 〈学校で〉清掃ができるようになった。 1 どんな食品を食べているか調べる。 ①/⑪ 給食の準備ができるようになった。 ○ 日常よく摂取している食品に関心をもち,食 * 入学してからの写真などを準備し,ふり返り 品は主に含まれる栄養素により3つのグループ の手がかりにする。 に分けられることが分かる。 ☆ 1年生から4年生までの写真 〈食品に含まれる主な栄養素の体内での働き〉 2 できるようになった理由を考える。 米・油 →エネルギーのもとになる ※ 一人でできるようになったわけでなく,必ず 魚・肉・たまご→体をつくるもとになる 周りの人の手助けがあったことを押さえる。 野菜・果物 →体の調子を整えるもとに 3 家庭科の学習内容について知る。 なる ○ ガイダンスのページを見て,学習することを * 日常の食事や給食の献立などを3つのグルー 知る。 プに分けさせる。 ・ 4つの内容(A,B,C,D)を学習すること 2 五大栄養素のはたらきと食品のグループについ ☆ 作品の例:ランチョンマット,クッション て知る。 ②/⑪ エプロン 等 ○ 食品に含まれている栄養素には,炭水化物, ○ 目次を参考にできるようになりたいことを書 脂質,たんぱく質,無機質,ビタミンがあり, く。 五大栄養素と呼ばれていることが分かる。 (例)包丁を上手に使いたい 〈五大栄養素と体内での働き〉 おいしい料理が作りたい 主にエネルギーになる ミシンが使えるようになりたい 等 主に体をつくる * できるようになりたい理由まで書かせてお 主に体の調子を整える き,5年最後のふり返りや6年最後のふり返り * 日常食べている食品に主に含まれる栄養素の の学習で活用させる。 種類や働きを調べさせ,それらが生命を保つた ○ 家庭科学習の学び方を知る。 めに必要であることを実感させ,食べ物への関 「生活を見つめよう」 心をもたせる。 ↓ 3 バランスのよい食事について考える。 ③/⑪ 「気づこう」 ○ 食品を上手に組み合わせてとる必要があるこ ↓ とが分かる。 「考えよう・調べよう・話し合おう」 ・ 主食(ご飯・パン) ↓ ・ しる物 「わかる・できる」 ・ おかず(野菜・いも・魚・肉) ↓ 4 ご飯とみそ汁を作る。 「生活に生かそう・くふうしよう」 ○ 米やみその特徴について知り,日本の伝統的 な食事であるご飯とみそ汁をつくることができ 自分の生活の中から問題を発見し,そこから学習課題 る。 ④~⑪/⑪ をもたせる。調べ学習や実習を通してその課題を解決 ・ 米やみその特徴 し,学んだことを生活に生かすことができるようにし ・ 必要な材料の分量や手順 ていく。 ・ 米飯とみそ汁の調理計画 ・ 米飯の調理のしかた < 見つめてみよう わたしと家族の生活 > 1 ・ みそ汁の調理のしかた ◇ 一日の生活を見つめ,家庭生活に関心をもち, ・ 家庭実践の計画 家族に協力しようとする意欲をもつことができる ◎ 米の洗い方,水加減,浸水時間 1 わたしと家族の一日の生活時間をふり返る。 加熱の仕方,蒸らし ・ 自分の生活のふり返り * 固い米から柔らかい米飯になるまでの一連の ・ 家族の生活のふり返り 操作や変化を実感的にとらえ,炊飯することがで ・ 自分と家族とのかかわり きるようにする。 (ビーカー炊飯の実習) * 起床から就寝までどのように家族とかかわり ☆ 吸水した米の様子の写真,米の吸水量の 何をしているか考えさせる。 グラフ,茶碗とはしの持ち方の写真 ☆ 一日の生活表,教科書の拡大図 ◎ だしのとり方,実の切り方や入れ方, 2 家族の一員として,自分でできるようになりた みその香りを損なわない扱い方 いことを考える。 * みそ汁の中に入れる実の選び方や取り合わせ ※ 家族のプライバシー等には,十分配慮する。 方について,日常よく使われている食品の中か ※ 一人でできなかったことも,家族や回りの人 ら栄養バランスや季節などを考えさせる。ただ たちに支えられてできるようになったことに気 し,5年生での題材になるので,油あげやねぎ 付かせる。 など皮をむく必要のない実を選ばせる。 ☆ だしのとり方の資料(こんぶやかつおぶし) (家庭6年) 6・7 月 < 暑い季節を快適に > 8 ◇ 暑い季節を健康で快適に過ごすための住まい方 衣服の着方や選び方を理解して家庭生活に生かす ことができる。 ◇ 暑い季節の衣服の手入れの必要性や方法を理解 し手洗いを中心とした洗濯ができるようにする。 1 すずしい住まい方の工夫を調べる。 ①~③/⑧ ○ 暑い季節を気持ちよく過ごすための工夫を見 つけ,自分の家庭生活でできることを考える。 ・ 効果的な通風の工夫(窓のあけ方など) ・ 日光のさえぎり方の工夫 ・ 冷房器具の使い方 ・ その他の工夫 ◎ 自然の力をうまく取り入れながら,暑い季節 を快適に過ごす工夫ができるように,体験的な 活動を通して納得させていく。 * 教室のまどや戸を開け閉めして,紙テープな どを使って実際に風の通り道を調べさせたり, 体感させたりする。 * 自分の家で工夫していることを調べ,新聞や パンフレットなどに書きまとめ,交流させてい くことによって,よりよい生活をめざすことが できるようにさせていく。 ☆ 住宅模型,理科の送風機・電熱器などの実験 道具 ※ 家庭での実態調査をするにあたっては,最小 限必要な内容のみ(換気の仕方,日光のさえぎ り方, 冷房器具の使い方など)とし,家庭環境 に配慮する。 2 服のすずしい着方を考える。 ④/⑧ 暑い季節を気持ちよくすごすために,衣服の はたらきや生活にあった衣服の着方について考 える。 ・ 衣服の作り: 動きやすさ, 色, 布の種類 ・ 衣服のはたらき:体温調節, けがの防止 汗や汚れの吸収 ・ 衣服の選び方,着方:普段着,運動服,礼服 など * 寒い季節との衣服の違いを考えさせる。 * 数種類の布の通気性を調べる実験をさせる。 ☆ 綿,麻,ナイロンの布の用意 ○ 3 洗たくの仕方がわかる。 ⑤~⑧/⑧ ○ 衣服の手入れの必要性を理解して,日常着の 洗たくができる。 ・ 衣服の手入れの必要性 ・ 衣服の汚れのつき方 ・ 洗たくの仕方 ◎ 洗たくの手順,品質表示の見方,取り扱い 絵表示の見方がわかり,適切な方法を考えて 洗たくができるようにする。 * 洗たくした布と汗で汚れた布を使って,簡単 な吸水実験をして洗たくの必要性に気づかせる ☆ 洗たく桶,洗たく板,ブラシ,物干し台, 物干し竿, 洗たくばさみ,などの洗たく用具 11・12月 < くふうしよう楽しい食事 > 12 ◇ 献立の立て方,肉や魚の加工食品の選び方,じゃ がいもの皮むきとゆで方やいため方,楽しく食事を する方法など,一食分の食事を整える手順とコツを 理解することができる。 ◇ 肉や魚の加工食品とじゃがいもなど,いくつかの 食品を組み合わせ,ゆでたりいためたりして,家族 が喜ぶおかずを作ることができる。 1 栄養バランスのよい1食分の献立の作り方がわか り,1食分の献立をつくる。 ①~⑤/⑫ ○ 家族の好みや季節の食材,栄養的なバランスを 考えて食べ物を組み合わせる必要性があることを 理解して,1食分の献立を考えることができる。 ・ 1食分の献立 ・ 献立の栄養バランス * こんだてを立てる時は,食品の種類や栄養,季節 の野菜, 家族の好み,分量,調理の仕方などを考え て作ることを確認する。 * 既習のごはんとみそ汁を中心にした1食分の献 立を考えさせ,家庭実践への意欲をもたせる。 ☆ 食品群の掲示物,献立表 2 身近な食品でおかずを作ることができる。 ⑥~⑪/⑫ 家族の喜ぶおかずを身近な材料を使って調理す ることができる。 〈おかずの調理計画の作成〉 ・ 調理の手順 ・ 調理の時間配分 ・ じゃがいもを使った調理例 ・ じゃがいものむき方を知る。 ・ じゃがいものゆで方を知る。 ・ 粉ふきいもを作る。 ・ ゆでたじゃがいもを使っておかずを作る。 (調理例)ポテトサラダ,ジャーマンポテト等 ・ 家庭実践計画を立てる。 3 家族と楽しく食事をする工夫の仕方がわかる。 ⑫/⑫ ○ 食事にはふれあいを深めるはたらきがあること を理解し,楽しい食事にするために工夫すること ができる。 ・ 盛りつけの工夫 ・ 配膳の工夫 ・ 食器の工夫 ・ 食卓を整える工夫 ・ 食べ方のマナー ☆ 色や形の違う食器類,料理の写真, 食卓の写真,はしおき,ナフキン 等 ◎ 学習した知識や技能を家庭生活の中で活用しよ うとする実践的な態度へつなぐことができるよう にする。 * 家庭の実態に合わせて,家族の団らんをもつ工 夫ができるようにアドバイスしていく。 ※ 家庭実践したことを学習プリントに書きまとめ て交流をさせる時は,視点をはっきりもたせ,(栄 養バランス,調理法など)家庭の食生活そのもの が学習対象にならないように配慮する。 ○