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養護学校高等部 数学科 学習指導案
養護学校高等部 数学科 日 学習指導案 時:平成 18 年 授 業 者:教諭 場 ( 月 日( )第 限 養護学校高等部) 所:教室 対象生徒:グループ所属生徒9名 1 単 元 計算機を使って計算しよう 2 単元の目標 ・計算機は、数を表したり計算したりするのに便利なものであることに気づき、積極的に活用しよう とする。【関心・意欲・態度】 ・加法、減法、乗法を用いた計算式を、場面に応じて、道筋を立てて考える。【数学的な見方や考え方】 ・計算機の「+」「-」「×」を使って、整数の加法、減法、乗法の計算ができる。【表現・処理】 ・計算機の「ON」「+」「-」「×」「=」「C」などのキー操作を理解する。【知識・理解】 3 指導にあたって (1)生徒観 高等部の教科学習のグループは1年生4名、2年生5名の計9名である。本校中学部から進 学した生徒と、他の中学校から進学した生徒がおり、学習到達度も様々である。 加法・減法、乗法(九九)の計算能力、筆算での計算能力、文章題からの計算式の求め方に 関して、理解力、計算力に能力差が見られる。 (2)教材観 計算機を使用して計算する学習に取り組むことで、生徒がこれまで学習してきた加法・減法、 乗法などの数量知識を深めることができる。また、計算の結果、正答を出すことができた場合 に、成就感や満足感などを感じることができ、学習意欲の高まりや自信につながることが期待 できる。 スーパーマーケットでの買い物、レストランでの会計など、日々の生活において計算機が利 用されることが多い。生徒が自分で解決できる課題を取り上げ、生徒がその課題を解決して自 信を持ち、日常生活で応用できるような場面をつくっていくような工夫ができる単元である。 (3)指導観 買い物代金や飲食代金の支払いなど、日常生活の中でありがちな加減算や乗法が必要な場面 を設定することで、現在または今後の生活に結びつくようにしたい。日常生活を送る上で、計 算の意味や計算した結果の使い方等について理解を図ることが重要である。また、計算機の操 作のみの学習とならないよう留意したい。課題の意図を理解することが容易ではない生徒もい るため、見通しを持って取り組めるよう、同じ形式で繰り返し学習できる授業構成にする。 4 単元の指導計画 (総時数 9時間) 第一次 計算機に触れてみよう (1時間) 第二次 「+」「-」を使った計算 (3時間) 第三次 「×」を使った計算 (2時間) 1時 ジュースの合計金額の計算・・・本時 2時 りんご、たこ焼きなどの合計金額の計算 第四次 「×」と「+」を使った計算 (2時間) -1- 5 生徒の実態と目標 生徒の実態 A (1・男) かけて計算できる。 B ・睡眠障害のため、授 (1・男) 業には不定期に参加 している。 (1・男) ・加算・減算ができる。 ・九九は大体できる。 ・興味のある授業には 意欲的に参加してい る。 ・くり上がりのある加 算、くり下がりのある D 減算ができる。 (1・女) ・九九ができる。 E (2・男) F (2・男) G (2・男) H (2・男) I (2・女) 本時の目標 ・くり上がりのある加 ・計算機の「ON」「+」「-」「×」 ・計算機の「×」を操 算が大体できる。 「=」「C」などのキー操作を理 作して、整数の乗法 ・九九は大体できる。 解する。【知識・理解】 の計算ができる。 ・不正解することに抵 ・計算機の「+」「-」「×」を使 【表現・処理】 抗があり、苛つくこ って、整数の加法、減法、乗法 とがある。 の計算ができる。【表現・処理】 ・加算・九九など時間を C 単元の目標 ・計算機は数を表したり計算した りするのに便利なものであるこ とに気づき、積極的に活用しよう とする。【関心・意欲・態度】 ・加法、減法、乗法を用いた計算式 を、場面に応じて、道筋を立てて 考える。【数学的な見方や考え方】 ・計算機の「ON」「+」「-」「×」 「=」「C」などのキー操作を理 解する。【知識・理解】 ・計算機の「+」「-」「×」を使 って、整数の加法、減法、乗法 の計算ができる。【表現・処理】 ・計算機は数を表したり計算した りするのに便利なものであるこ とに気づき、積極的に活用しよう とする。【関心・意欲・態度】 ・加法、減法、乗法を用いた計算式 を、場面に応じて、道筋を立てて 考える。【数学的な見方や考え方】 ・加法、減法、乗法を用いた計算式 を、場面に応じて、道筋を立てて 考える。【数学的な見方や考え方】 ・計算機の「+」「-」「×」を使 って、整数の加法、減法、乗法 の計算ができる。【表現・処理】 ・計算機は数を表したり計算した りするのに便利なものであるこ とに気づき、積極的に活用しよう とする。【関心・意欲・態度】 ・加法、減法、乗法を用いた計算式 を、場面に応じて、道筋を立てて 考える。【数学的な見方や考え方】 ・くり上がりのある加 算が大体できる。 ・九九は1の段、5の 段ができる。 ・正解すると自信を持 つことができる。 ・加算・減算、九九がで きる。 ・スーパーマーケット での買い物で、金銭の 支払いの経験が豊富 である。 ・集中力に欠ける場面 が見られる。 ・加算・減算ができる。 ・加法、減法、乗法を用いた計算式 を、場面に応じて、道筋を立てて ・九九では5の段はで 考える。【数学的な見方や考え方】 きるが、 その他は難し ・計算機の「+」「-」「×」を使 い。 って、整数の加法、減法、乗法 の計算ができる。【表現・処理】 ・加算・減算ができる。 ・計算機は数を表したり計算した ・九九はほぼできる。 りするのに便利なものであるこ ・マンガ本の購入やビ とに気づき、積極的に活用しよう デオレンタル等で金 とする。【関心・意欲・態度】 銭の支払いの経験が ・加法、減法、乗法を用いた計算式 ある。 を、場面に応じて、道筋を立てて 考える。【数学的な見方や考え方】 ・意欲はあるが、加算・ ・計算機の「ON」「+」「-」「×」 「=」「C」などのキー操作を理 減算、九九など基礎 解する。【知識・理解】 計算があまりできな ・計算機の「+」「-」「×」を使っ い。 て、整数の加法、減法、乗法の 計算ができる。【表現・処理】 -2- 手だて・支援 評価規準 ・教師の目前で計 ・計算機を正確に 算機を操作する 操作する。 よう促す。誤っ 【表現・処理】 ていれば、実際 (計算機の答え) に手本を示す。 を立てることがで ・ 価 格 ( 円 ) と ・乗法を用いて計 算式を立てる。 数量(本) を確認 きる。【数学的な見 するよう促す。 ・乗法を用いた計算式 方や考え方】 ・計算機の「×」を操 作して、整数の乗法 の計算ができる。 【表現・処理】 ・乗法を用いた計算式 を立てることがで きる。【数学的な見 方や考え方】 ・乗法を用いた計算式 を立てることがで きる。【数学的な見 【数学的な見方 や考え方】 (プリント) ・教師の目前で計 ・計算機を正確に 算機を操作する 操作する。 よう促す。誤っ 【表現・処理】 ていれば、実際 に手本を示す。 (計算機の答え) ・ 価 格 ( 円 ) と ・乗法を用いて計 算式を立てる。 数量(本) を確認 するよう促す。 【数学的な見方 や考え方】 (プリント) ・ 価 格 ( 円 ) と ・乗法を用いて計 算式を立てる。 数量(本) を確認 するよう促す。 方や考え方】 【数学的な見方 や考え方】 (プリント) ・乗法を用いた計算式 を立てることがで きる。【数学的な見 ・ 価 格 ( 円 ) と ・乗法を用いて計 算式を立てる。 数量(本) を確認 するよう促す。 方や考え方】 【数学的な見方 や考え方】 (プリント) ・乗法を用いた計算式 を立てることがで きる。【数学的な見 ・ 価 格 ( 円 ) と ・乗法を用いて計 算式を立てる。 数量(本) を確認 するよう促す。 方や考え方】 【数学的な見方 や考え方】 (プリント) ・乗法を用いた計算式 を立てることがで きる。【数学的な見 ・ 価 格 ( 円 ) と ・乗法を用いて計 算式を立てる。 数量(本) を確認 するよう促す。 方や考え方】 【数学的な見方 や考え方】 (プリント) ・乗法を用いた計算式 を立てることがで きる。【数学的な見 方や考え方】 ・ 価 格 ( 円 ) と ・乗法を用いて計 算式を立てる。 数量(本) を確認 するよう促す。 【数学的な見方 や考え方】 (プリント) 6 本時の学習 (1)ジュースの合計金額の計算 (第三次の1時) (2)本時の目標 ・乗法を用いた計算式を立てることができる。【数学的な見方や考え方】 ・計算機の「×」を操作して、整数の乗法の計算ができる。【表現・処理】 (3)準備・教材等 ジュース(350ml)の缶、ジュース(500ml)のペットボトル、ジュース・お茶の写真カード、計算機(大)、 問題プリント、「+」「-」「×」「=」のカード、計算機の拡大図、マグネット (4)本時の展開 学習活動 時間 2 1 前時の学習内容を振 (分) り返る 15 2 本時の学習内容を知る ・2種類のジュースの缶、 ペットボトルを見て、教室 の質問に対し、意見を言う ◎生徒の予想される行動 指導の手だて・支援 ● 教師の手だて・支援 評価規準 【観点】(評価方法) ● ファミリーレストランでの飲食代金の計算の際に「+」キーを、 お釣りの計算の際には「-」キーを操作して計算したことを、生 徒に質問しながら前時の学習を振り返る。 ● ジュース(350ml)の缶、ジュース(500ml)のペットボトルを見せ、 生徒の興味・関心を引き出し、お茶・ジュースそれぞれの価格 がいくらであるか、数名の生徒に尋ねる。 ・加法(同数累加)での数式 ●加法(同数累加)での数式で計算するよう促す。 で計算し答えを確認する 「 120+120+120+120+120+120+120=840」となることを 確認する。 ・乗法での計算方法を知る ● 乗法での数式「 120×7=600」を提示する。 ・計算機での乗法の計算方法 を知る ● 乗法の計算では、計算機の「×」キーを操作することを説明する。 ・乗法での数式で計算し、 答えを確認する ● 乗法での数式で計算するよう促す。 ・加法での計算と乗法での計 算を比べて感想を述べる ●乗法を用いることの有用性に気づくことができるよう、 加法で ● 計算機のキーの位置や操作の手順を視覚的に理解しやいよう、黒板 上で計算機の拡大図や、数字・「×」「=」カードを使用し、指し示す。 6 3 練習問題をする ・数式を立て、計算機で計算す る 20 4 プリント問題に取り組む ・問題用紙を配る ・記名する ・問題を解く ・解答を知る 「 120×7=840」となることを確認する。 の計算と乗法での計算の差異を生徒から感想を聞き出す。 ● 1本150円のお茶・ジュース(500ml)を、5本購入した場合の 合計金額を、数式を立て計算機で計算するよう促す。 ● プリント配布の希望者を募り、生徒全員へ配布してもらう。 ●解答の前に記名するよう伝える。 ◎計算式を立 ◎計算式を立てることは ◎計算式が分からな てることが でき、かつ答 えも正しい。 (B,D,E,F, G,H児) ●問題用紙の解 答を見回り、 正答してい るので、○を 付け褒める。 できるが、答えが正し くない。(A,C児) ●立式できていること を伝え、計算機の押し 間違えを確認するた めに、教師の前でもう 一度計算機を操作す るよう促す。正答が出 れば褒め、誤っている ようであれば実際に 手本を示す。 い様子である。 (I児) ●自分で計算式を立 てることができる よう、板書された 式や ジュースの価格(円) と購入する数量(本) を確認するよう促 す。 ● 問題を見ながら、ジュースの価格(円)と購入する数量(本)を確認 し計算式を立て、計算機で計算する。 2 5 7 本時の学習内容を振 り返る ● 同じ価格のものを複数購入し、合計金額を算出する際には、乗 法を用いて計算することを確認する。 授業評価の観点(教師側) ・生徒の理解を促すために円滑な授業展開ができたか。 ・課題プリントは見やすく、適当なものであったか。 -3- ◆乗法を用いて 計算式を立てる。 【数学的な見方や 考え方】 (プリント) ◆計算機を正確に 操作する。 【表現・処理】 (計算機の答え)