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スライド 1 - みずほ証券

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スライド 1 - みずほ証券
Market Report
2015年8月28日
中国株式市場下落の背景と今後の見通し
上海総合指数とハンセン中国企業株指数(H株)の推移
2014年12月31日~2015年8月27日
2014年12月31日を100として指数化
(年/月/日)
出所:ブルームバーグ
<中国株式市場下落の背景>
年初来の中国株式市場は上海総合指数が▲4.7%、ハンセン中国企業株指数(H株)が▲17.7%の下落となりました。
年前半は、中国人民銀行の追加金融緩和期待や、中国当局が景気刺激策を行うとの期待が高まったことなどにより、
株価はおおむね堅調に推移しました。しかし、5月下旬以降は、中国当局が信用取引規制を強化し、過熱する相場を抑
制する姿勢を示すと、株価は下落に転じました。この下落に対し、中国当局は、6月に金融緩和を行い、7月上旬には株
価支援策を立て続けに実施しましたが、7月下旬に中国経済の減速に対する懸念が浮上したため、株価は再び下落し
ました。
その後、中国人民銀行が8月11日~13日に人民元の対ドルレートを切り下げたことや、21日に発表された8月の「中国
製造業PMI(購買担当者景気指数)」の速報値が47.1と7月確報値(47.8)を下回り、2009年3月以来約6年半ぶりの低水
準となったことを受け、中国経済に対する警戒感が再び高まったことから、中国株式市場は更に下落しました。
<今後の見通し>
中国人民銀行は、8月25日に追加金融緩和策を発表し、政策金利を0.25%、預金準備率を0.5%引き下げました。翌8
月26日には、短期流動性オペで1,400億人民元を市場に供給したと発表しており、これらの対応を受けて、8月27日の
上海株式総合指数はやや値を戻す動きとなりました。
足元の相場下落に伴い、8月27日時点での上海総合指数の今期予想PERは12.8倍、ハンセン中国企業株指数(H株)
は同7.3倍となっており、懸念されていた中国株式の割高感は解消されたと考えています。
また、中国当局には追加の経済対策等を行う余地が充分あるとみており、更なる追加金融緩和や財政政策等の対策
が実施されることで、悪化した投資家心理は徐々に好転すると考えています。
ただし、予想EPS(1株当たり利益)は低下傾向にあり、景気指標も「中国製造業PMI(購買担当者景気指数)」や電力
消費量等で予想を下回る発表が続いていることから、中国経済の減速と企業業績への影響について引き続き注視す
る必要があるとみています。
以上
■当資料は、情報提供を目的として東京海上アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。■当
資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。■当資料の内容はあくまで
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Market Report
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(2015年8月13日)
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