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Ⅰ ICTを活用した教育を推進するための 現状と課題について Ⅱ 管理職

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Ⅰ ICTを活用した教育を推進するための 現状と課題について Ⅱ 管理職
平成 26 年度研究報告
Ⅰ
ICTを活用した教育を推進するための
現状と課題について
Ⅱ
管理職の人材育成に向けた取組について
平成27年3月
全国都道府県教育長協議会第3部会
№3
目
次
【ICTを活用した教育を推進するための現状と課題について】
Ⅰ
研 究 の 趣 旨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
Ⅱ
調 査 概 要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
Ⅲ
調査結果の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
Ⅳ
調 査 結 果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
Ⅴ
参 考 資 料(調査票)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55
【管理職の人材育成に向けた取組について】
Ⅰ
研 究 の 趣 旨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・67
Ⅱ
調 査 概 要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・67
Ⅲ
調 査 結 果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・69
Ⅳ
ま
Ⅴ
参 考 資 料(調査票)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・101
と
め・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・98
【ICTを活用した教育を推進するための現状と課題について】
Ⅰ
研究の趣旨
既に先進自治体では、各教室に無線LAN環境と電子黒板等が整備され、タ
ブレット端末を児童生徒が1人1台持ち、そうした環境の中での授業が展開さ
れている。
一方、各都道府県とも厳しい財政状況に置かれている中で、こうした環境を
整備していくための費用対効果の検証、予算の確保等の課題も多い状況である。
ついては、こうしたICT教育環境整備の各都道府県の状況、整備に向けた
考え方等を調査し、児童生徒1人1台のタブレット端末を活用した教育環境の
整備を進めていく上での参考とするため、第3部会においては、平成26年度
の【研究課題1】を「ICTを活用した教育を推進するための現状と課題につ
いて」とし研究を行ったものである。
Ⅱ
調査概要
1
内
容
(1)各教室に無線LAN環境と電子黒板等が整備され、タブレット端末を児
童生徒が1人1台又はグループで1台持つ環境(以下「ICT教育環境」
という。)の整備に対する方向性
(2)ICT教育環境の整備状況
(3)ICT教育環境活用の状況(程度)(授業への普及状況)
(4)ICT教育環境の積極的活用に向けた教員に対する取組
(5)ICT教育環境を活用した授業の効果又はその尺度
(6)ICT教育環境を活用した教育効果の向上を導く授業の在り方の研究
状況
(7)ICT教育環境整備に向けて予算担当部署から示されている課題
(8)ICT教育環境整備に向けて国に求めたい支援策
2
対
象
47都道府県教育委員会(回収率100%)
-1-
3
期
間
平成26年8月から9月まで
Ⅲ
調査結果の概要
1
ICT機器等の現在の整備の現状
○
タブレット端末の整備状況(高等学校)については、「一部の学校にグ
ループでの活用が可能な台数を整備」が17県で最も多く、次いで「導入
していない」が16県等となっている。「概ね全ての学校の生徒に1台ず
つ整備」は1県の状況である。
○
電子黒板の整備状況(高等学校)については、「一部の学校の一部の教
室に整備」が28県で最も多く、次いで「導入していない」が13県であ
り、「概ね全ての学校の全教室に整備」は、2県にとどまっている状況で
ある。
○
ICT支援員の配置状況(高等学校)については、「配置していない」
が圧倒的に多く40県、次いで「一部の学校に1名を配置」が3県、「概
ね全校に1名を配置」が2県となっている。
ICT教育環境において、授業の事前準備や授業を円滑に進めるための
支援役であるICT支援員についても配置が進んでいない状況となって
いる。
○
特別支援学校でのタブレット端末の整備については、「概ね全ての学校
に対し、グループでの活用が可能な台数を整備」と「一部の学校にグルー
プでの活用が可能な台数を整備」がそれぞれ17県、「導入していない」
は6県となっており、高等学校よりも整備が進んでいる状況である。この
傾向は、電子黒板の整備についても同様である。
2
ICT教育環境活用の状況(程度)(授業への普及状況)
○
高等学校での現在のICT機器の活用状況は、「概ね全ての学校の一部
教科で活用」が29県で最も多く、次いで「一部の学校の一部教科で活用」
が11県となっている。ICT機器を活用していない県はなく、「概ね全
-2-
ての学校の全教科で活用している」は7県となっている。
○
特別支援学校での活用状況は、「概ね全ての学校の一部教科で活用」が
25県で最も多く、次いで「一部の学校の一部教科で活用」が13県、
「概
ね全ての学校の全教科で活用」が9県となっており、活用していない県は
ない。
3
ICT教育環境整備に向けた県立学校の方向性
○
「整備していく方針」の回答が10県で「検討中」が37県となってい
る。
○
「検討中」と回答した37県で、今後注視していく事柄は「国の支援策
等の動向」が27県、「県の財政状況」が25県、「ICT教育環境を活用
した授業の効果に関する研究結果」が23県、「先進自治体を含む他の自
治体の動向」が15県等となっている。
○
「検討中」と回答した県では、この他にも教員のICT活用指導力やデ
ジタル教科書等の開発状況など、多くの項目に注視していくとしている。
4
ICT教育環境の整備により解決が期待される教育現場の課題
○
「ICT機器を活用することによる授業づくりの効率化や児童生徒の能
力、特性に応じた個別学習、また、課題解決に向けた主体的・協働的・探
究的な学びの充実」、「生徒の学習意欲を高めるわかりやすい授業の実現」、
「思考力や表現力など、これから重要となる学力の向上」等の記述回答が
見られる。
○
「ICT機器の効果的・効率的な活用」が「学習意欲の向上」や「わか
りやすい授業」、「個別学習・協働学習の充実」等に結びつき、その結果と
して「学習の質の改善による学力の向上」といった課題の解決が期待され
る。
-3-
5
ICT教育環境の整備をするにあたって特に解決が必要と考えられる
課題
○
最も多かった回答は「予算担当部署のICT教育環境整備の必要性の理
解と予算の確保」が42県、次いで「教員のICT活用指導力等の向上」
が26県、「ICT機器を活用した授業の効果の明確化と評価の定着」が
23県等となっている。
○
解決が必要な課題は、予算の裏付けとなる財政部門の理解と予算の確保、
授業の中においてICT機器を使用し指導する側の教員のICT活用指
導力、ICT機器を使用した授業の効果の明確化や評価の定着など、多方
面に及んでいる。
○
これらの課題については、相互に関連しているものと考えられ、ICT
機器の投資に対する授業の効果の明確化や評価が定着していないため予
算担当部署の理解が得られない、教員のICT活用指導力が担保されてい
ないため予算担当部署の理解が得られないなど、今後は、課題に対する取
組の優先順位付けとその対応が必要なのではないかと考えられる。
6
ICT教育環境の整備に向けた取組
(1)ICT教育環境の積極的活用に向けた教員に対する取組
○
全ての都道府県が、ICT教育環境の積極的活用に向けた教員に対す
る取組を実施しており、研修実施機関(教育センター等)でICT機器
の活用等の研修を実施している。一方で、「学校内で研修を実施するよ
う指導や校内研修の支援を実施」や「担当指導主事やICT支援員を学
校へ派遣し研修等を実施」といった校内での取組に対する指導や支援を
実施している都道府県も見られる。
(2)ICT教育環境を活用した教育効果の向上を導く授業のあり方の研究状
況
○
「研究している」と回答した県が31県と約7割の県が研究を実施し
ている。
○
「モデル校を指定し研究を行っている」が20県で最も多く、次いで
-4-
「学校内で自主的に研究している」の12県、「国や先進自治体等の情
報収集をしている」が10県、「大学等と連携し研究をしている」との
回答も7県となっている。
○
半数以上の16県が、2つ以上の項目の回答を選択している。
(3)ICT教育を促進するために市町村教育委員会に対し実施している取組
○
全ての都道府県が市町村教育委員会に対する取組を行っている。
○
「教員等に対する研修会の実施」が37県と最も多く、次いで「先進
事例等の紹介やICT活用に関する研究等」が20県、「県・市町村合
同の推進会議等の実施」が10県等となっている。
○
市町村とも連携を図りながら、都道府県全体としてICT教育を推進
していこうとする姿勢がうかがわれる。
(4)予算担当部署から示されている課題及びその解決に向けての取組
○
「投資に対する費用対効果の測定」が14県、「ICT教育環境整備
に対する将来的な事業構想の方向性や整備計画の策定」が13県、「学
力向上等、児童生徒への効果」が12県等となっている。
○
財政担当部門であるため、費用対効果や整備に対するイニシアル又は
ランニングコスト面を注視しているのではないかと考えられる。
○
課題に対する取組としては「国や先進自治体の動向等の情報を収集し
ている」が12県、「試行的にICT機器を導入したモデル校等を指定
し、授業での活用や効果の検証等を行っている」が11県等となってい
る。
○ 「その他」の回答としては、「ICT機器の活用時間数を年1回調査」、
「国や県独自の実態調査(ICT利活用に向けた研修の教員割合、授業
がわかるようになった生徒の割合等)による検証」等の記述回答が見ら
れた。
7
ICT教育環境を活用した授業の効果又はその尺度
○
小・中・高等学校、特別支援学校の全ての校種において「児童生徒の学
-5-
習意欲の状況」が、それぞれ39県、28県、37県と最も多い回答とな
っている。
○
一方、小・中学校、特別支援学校が圧倒的に「児童生徒の学習意欲の状
況」の回答が多いのに比べ、高等学校では「児童生徒の学習意欲の状況」
(28県)に次いで、「生徒の思考力・判断力・表現力等の育成状況」が
27県と僅差の回答数であることが特徴として挙げられる。
8
ICT教育環境整備に向けて国に求めたい支援策
○
「財政支援(補助事業)」が31県と最も多く、次いで「活用事例や方
法、教材のデータベース化等による情報提供機能の充実」が27県、「I
CT教育環境を整備することによる学力向上等の効果や評価等の検証」が
26県等となっている。
○
約7割の県が補助事業による財政支援を求めたいとしている一方で、情
報提供機能の充実や学力向上等の検証についてもさらに進めて欲しいと
の意向となっている。
○
財政支援の「地方交付税」については、「児童生徒1人1台タブレット
パソコン整備費の拡充」、「教育のIT化に向けた環境整備4か年計画の延
長」等の記述回答が見られる。
○
「補助金」については、「児童生徒1人1台タブレットパソコン、実物
投影機、無線LANの整備費の補助」、「ICT支援員雇用のための補助」、
「平成21年度に国の補助により整備した機器の更新のための補助」等の
記述回答が見られる。
○
「その他」としては「デジタル教科書の採用」、「ICT環境整備におけ
る標準整備数(状況)を作成し義務化する」といった回答が見られる。
9
まとめ
○
ICT教育環境は、一部の県を除き、タブレット端末、無線LAN環境、
電子黒板等の整備が進んでいない状況である。
○
都道府県教育委員会では、ICT教育環境の積極的な活用に向けて、
「教
員のICT活用指導力向上のための研修」など、様々な取組を実施してい
-6-
る。また、ICT教育環境活用による効果等の向上を導く授業の在り方の
研究についても「モデル校の指定による検証」などの研究も実施している。
さらにICT教育環境の整備に向けて、予算担当部署から示されている課
題もあり、その費用対効果の測定等、様々な課題はあるが、その課題の解
決に向けた取組も実施している状況である。
○
今後の整備の方向性については「検討中」としている県が多いが、都道
府県教育委員会では、市町村教育委員会への支援を含め様々な取組を実施
しており、ICT教育環境整備を後押しするため、国には、引き続きIC
T教育環境導入の効果・評価等の検証や研究事例の蓄積とともに、機器整
備等のための財政的な支援等を期待している状況である。
○
本研究が今後の各県におけるICT教育環境の整備を検討する上で、参
考となれば幸いである。また、今回得られた調査結果を全国都道府県教育
委員会連合会の要望活動に反映させる等して、ICT教育環境の整備を進
めていきたい。
-7-
Ⅳ
調査結果
1
全て又は一部の教室に無線LAN環境と電子黒板が整備され、タブレット
端末を児童生徒が1人1台又はグループで1台持つ環境(ICT教育環境)
の整備に対する方向性等について
(1)ICT教育環境の整備に向けた県立学校における方向性
ICT教育環境の整備に向けた県立学校における方向性は、
「 整備してい
く方針」が10県(21.3%)で、「検討中」が37県(78.7%)
となっている。
(N=47)
回答内容
ア
整備していく方針
イ
整備しない方針
ウ
検討中
回答数
割合
10
21.3%
0
0.0%
37
78.7%
(2)ICT教育環境の整備により解決が期待される教育現場の課題
※(1)で「整備していく方針」と回答した都道府県が回答(10県)
「ICT機器を活用することによる授業づくりの効率化や児童生徒の
能力、特性に応じた個別学習、また、課題解決に向けた主体的・協働的・
探究的な学びの充実」、「生徒の学習意欲を高めるわかりやすい授業の実
現」、「思考力や表現力など、これから重要となる学力の向上」等の記述
回答が見られる。
また、校務の効率化による教員の負担軽減等といった回答も見られる。
-8-
回答内容
・ICT機器を活用することによる授業づくりの効率化や児童生徒の能力、特性に応じた個別学習、また、
課題解決に向けた主体的・協働的・探究的な学びの充実が期待できる。
・生徒の学習意欲を高めるわかりやすい授業の実現
・思考力や表現力など、これから重要となる学力の向上
・いつでもどこでも学べる環境の実現ができる。
・普段の生活と同様にICTを活用した方が効果的な場面がある。
・生徒の学力向上、生徒の情報活用能力の育成、教員の校務効率化
・教職員のICT活用能力の向上とともに、校務の効率化が図られ、児童生徒と向き合う時間が増える。
・効率的・効果的な授業や児童生徒による主体的学習の日常化が図られる。
・新学習指導要領の趣旨を踏まえた教科横断的な情報教育の取組も可能となる。
・思考力、判断力、表現力等の能力を高める授業改善につながる。
・進化するICT機能を授業の様々な場面に活用することで児童生徒が効率的に学習できるだけでなく、
個別学習を進めることにより効果的に学習することができる。
・高度情報化、グローバル社会に対応した教育の実現
・学力向上の取組強化、通常の学校や教室外でも質の高い教育の確保、特別支援教育の充実、教職員の負
担軽減
・生徒の学習意欲の向上と多様な教材を用いることによる学習の質の向上
・再利用可能なデジタル教材を用いることによる教員の負担軽減と生徒に向き合う時間の確保
・ICTを効果的に活用した個別学習や協働学習を推進し、分かりやすい授業を展開することにより、
学力の向上につながる。
(3)タブレット端末における現時点での整備の方向性
※(1)で「整備していく方針」と回答した都道府県が回答(10県)
タブレット端末における現時点での整備の方向性は、「概ね全ての学校
に対し、グループでの活用が可能な台数を整備」が4県(40.0%)と
最も多く、次いで「一部の学校にグループでの活用が可能な台数を整備」
と「検討中」がそれぞれ2県(20.0%)となっている。
回答内容
ア
(N=10)
回答数
概ね全ての学校の児童生徒に対し1台ずつ整備
-9-
1
割合
10.0%
イ
概ね全ての学校に対し、グループでの活用が可能な台数を整備
4
40.0%
ウ
一部の学校の児童生徒に対し1台ずつ整備
0
0.0%
エ
一部の学校にグループでの活用が可能な台数を整備
2
20.0%
オ
一部の学校の特定学科の生徒に1台ずつ整備
1
10.0%
カ
一部の学校の特定学科のグループでの活用が可能な台数を整備
0
0.0%
キ
検討中
2
20.0%
(4)電子黒板における現時点での整備の方向性
※(1)で「整備していく方針」と回答した都道府県が回答(10県)
電子黒板における現時点での整備の方向性は、「検討中」が6県
(60.0%)と最も多く、次いで「概ね全ての学校の全教室に整備」が
2県(20.0%)となっている。
回答内容
(N=10)
回答数
割合
ア
概ね全ての学校の全教室に整備
2
20.0%
イ
概ね全ての学校のコンピュータ教室等、一部の教室に整備
1
10.0%
ウ
一部の学校の全教室に整備
0
0.0%
エ
一部の学校の一部の教室に整備
1
10.0%
オ
検討中
6
60.0%
- 10 -
(5)無線LANにおける現時点での整備の方向性
※(1)で「整備していく方針」と回答した都道府県が回答(10県)
無線LANにおける現時点での整備の方向性は、
「 概ね全ての学校の全教室
に整備」が3県(30.0%)と最も多く、次いで、「概ね全ての学校のコ
ンピュータ教室等、一部の教室に整備」、「一部の学校の一部の教室に整備」
及び「検討中」がそれぞれ2県(20.0%)となっている。
回答内容
(N=10)
回答数
割合
ア
概ね全ての学校の全教室に整備
3
30.0%
イ
概ね全ての学校のコンピュータ教室等、一部の教室に整備
2
20.0%
ウ
一部の学校の全教室に整備
1
10.0%
エ
一部の学校の一部の教室に整備
2
20.0%
オ
検討中
2
20.0%
- 11 -
(6)(3)、(4)、(5)の方向性を決定した主な理由
(複数回答、3項目まで回答可)
※(1)で「整備していく方針」と回答した都道府県が回答(10県)
ICT教育環境の整備の方向性を決定した主な理由は、「国の施策や他県等
の動向からの判断」が6県(60.0%)と最も多く、次いで「予算上の制約」
が5県(50.0%)、「教育長等の判断」、「特色のある学校づくり等の政策的
な判断」「ICT教育環境整備の効果や評価等が未確定」がそれぞれ2県
(20.0%)となっている。
(N=10)
回答内容
回答数
割合
ア
教育長等の判断
2
20.0%
イ
国の施策や他県等の動向からの判断
6
60.0%
ウ
外部有識者意見の活用
1
10.0%
エ
特色のある学校づくり等の政策的な判断
2
20.0%
オ
学校の再編や統合計画を優先
0
0.0%
カ
予算上の制約
5
50.0%
キ
教員のICT活用指導力等の制約
1
10.0%
ク
児童生徒のICT活用能力等の制約
0
0.0%
ケ
ICT教育環境整備の効果や評価等が未確定
2
20.0%
コ
その他
3
30.0%
- 12 -
「コ
その他」の回答内容
回答内容
・現在、関係部署で検討を始めた段階
・ICT機器の機能面、管理面等から総合的に判断
・授業改善や、授業と家庭学習を融合させるなどICTをツールとして活用した新しい学習方法を研究
するため
(7)ICT教育環境整備の方向性に対する年度毎などの整備計画の策定状況
※(1)で「整備していく方針」と回答した都道府県が回答(10県)
整備計画の策定については、
「策定済み」と「策定していない」がそれぞれ
4県(40.0%)で「策定中」は2県(20.0%)となっている。
(N=10)
回答内容
回答数
割合
ア
策定済み
4
40.0%
イ
策定中
2
20.0%
ウ
策定していない
4
40.0%
- 13 -
(8)ICT教育環境整備を実現するための主な財源(複数回答)
※(1)で「整備していく方針」と回答した都道府県が回答(10県)
ICT教育環境整備を実現するための主な財源は、「一般財源」が9県
(90.0%)で、次いで「国庫補助事業等の国からの支援を活用」が2
県(20.0%)となっている。
回答内容
(N=10)
回答数
割合
ア
一般財源
9
90.0%
イ
国庫補助事業等の国からの支援を活用
2
20.0%
ウ
保護者等の負担
0
0.0%
エ
民間企業等からの支援
0
0.0%
オ
その他
0
0.0%
- 14 -
(9)ICT教育環境の整備によって実現できる効果
(複数回答、3項目まで回答可)
※(1)で「整備していく方針」と回答した都道府県が回答(10県)
ICT教育環境の整備によって、実現できる効果は、「児童生徒同士が
互いに教え合い学び合う協働学習の実現」が8県(80.0%)と最も多
く、次いで「知識・技能の習得や思考力・判断力・表現力の育成といった
児童生徒の学力の向上」と「ICT機器の操作能力を含めた児童生徒の情
報活用能力の向上」がそれぞれ5県(50.0%)となっている。
(N=10)
回答内容
回答数
割合
ア
多様な教材を用いるなどの一斉学習の質の向上
1
10.0%
イ
児童生徒の能力や特性に応じた個別学習の実現
3
30.0%
ウ
児童生徒同士が互いに教え合い学び合う協働学習の実現
8
80.0%
エ
児童生徒の学習意欲の向上
3
30.0%
オ
知識・技能の習得や思考力・判断力・表現力の育成といった児童生徒
5
50.0%
の学力の向上
カ
ICT機器の操作能力を含めた児童生徒の情報活用能力の向上
5
50.0%
キ
授業づくりの効率化による机間巡回や演習時間等の確保
2
20.0%
ク
教員のICT活用指導力の向上
2
20.0%
ケ
その他
0
0.0%
- 15 -
(10)「ICT教育環境の整備の方向性を検討中」と回答した場合、今後、
注視していくと考えている事柄(複数回答)
※(1)で「検討中」と回答した都道府県が回答(37県)
「ICT教育環境の整備の方向性を検討中」と回答した県のうち、今後、
注視していくと考えている事柄は、「国の支援策等の動向」が27県
(73.0%)と最も多く、次いで「県の財政状況」が25県(67.6%)、
「ICT教育環境を活用した授業の効果に関する研究結果」は23県
(62.2%)、「先進自治体を含む他の自治体の動向」は15県
(40.5%)の順となっている。
回答内容
(N=37)
回答数
割合
ア
国の支援策等の動向
27
73.0%
イ
先進自治体を含む他の自治体の動向
15
40.5%
ウ
県の財政状況
25
67.6%
エ
ICT教育環境を活用した授業の効果に関する研究結果
23
62.2%
オ
ICT機器やデジタル教科書等の開発状況
7
18.9%
カ
教員のICT機器活用の能力、指導力
14
37.8%
キ
その他
0
0.0%
- 16 -
(11)ICT教育を促進するために市町村教育委員会に対し実施している取
組(複数回答)
市町村教育委員会に対し実施している取組については、「教員等に対
する研修会の実施」が37県(78.7%)と最も多く、次いで、「先
進事例等の紹介やICT活用に関する研究等」が20県(42.6%)、
「県・市町村合同の推進会議等の実施」が10県(21.3%)の順と
なっている。全ての都道府県が市町村教育委員会に対する取組を行って
いる。
(N=47)
回答内容
ア
教員等に対する研修会の実施
イ
回答数
割合
37
78.7%
補助事業等の財政的支援
1
2.1%
ウ
ICT支援員等の派遣
0
0.0%
エ
県・市町村合同の推進会議等の実施
10
21.3%
オ
先進事例等の紹介やICT活用に関する研究等
20
42.6%
カ
その他
6
12.8%
「カ
その他」の回答内容
回答内容
・国による財政支援(地方交付税)の制度やICT活用による効果の周知
- 17 -
・文部科学省からの通知の周知
(市町村教育委員会教育長あて、市町村長あての計2回文書による周知を実施)
・ICT教育に係る国からの情報を逐次提供
・国からの情報提供を市町村へ周知
・各教育事務所に情報教育専門推進員を配置し、教育委員会との連携、訪問研修、研修会を実施
・ICTヘルプデスク設置による電話対応
(12) ICT教育環境の整備をするにあたって特に解決が必要と考えられる
課題(複数回答、3項目まで回答可)
ICT教育環境の整備をするにあたって特に解決が必要と考えられる
課題は、「予算担当部署のICT教育環境整備の必要性の理解と予算の
確保」が42県(89.4%)と最も多く、次いで「教員のICT活用
指導力等の向上」が26県(55.3%)、「ICT機器を活用した授業
の効果の明確化と評価の定着」が23県(48.9%)の順となってい
る。「教員用又は児童生徒用教材コンテンツの整備」も18県
(38.3%)となっている。
回答内容
(N=47)
回答数
割合
ア
予算担当部署のICT教育環境整備の必要性の理解と予算の確保
42
89.4%
イ
教員のICT活用指導力等の向上
26
55.3%
ウ
児童生徒のICT活用能力等の育成
2
4.3%
エ
教育CIO、学校CIO、情報主任の設置等の推進体制の整備
4
8.5%
オ
ICT支援員の確保
10
21.3%
カ
情報セキュリティポリシーの策定や情報セキュリティ上のリスク対応
7
14.9%
キ
ICT機器を活用した授業の効果の明確化と評価の定着
23
48.9%
ク
ICT機器を活用した授業に関する先進的な事例の収集や周知
5
10.6%
ケ
教員用又は児童生徒用教材コンテンツの整備
18
38.3%
コ
その他
1
2.1%
- 18 -
「コ
その他」の回答内容
回答内容
・将来ビジョンの策定
- 19 -
2
県立学校におけるICT機器等の現在の整備状況について
(1)高等学校でのタブレット端末の導入状況
タブレット端末の導入状況は、「一部の学校にグループでの活用が可能
な台数を整備」が17県(36.2%)で最も多く、次いで「導入してい
ない」が16県(34.0%)、「概ね全ての学校に対し、グループでの活
用が可能な台数を整備」、「一部の学校の特定学科の生徒に1台ずつ整備」
及び「一部の学校の特定学科のグループでの活用が可能な台数を整備」が
それぞれ4県(8.5%)の順となっている。
回答内容
(N=47)
回答数
割合
ア
概ね全ての学校で生徒に1台ずつ整備
1
2.1%
イ
概ね全ての学校に対し、グループでの活用が可能な台数を整備
4
8.5%
ウ
一部の学校の生徒に1台ずつ整備
1
2.1%
エ
一部の学校にグループでの活用が可能な台数を整備
17
36.2%
オ
一部の学校の特定学科の生徒に1台ずつ整備
4
8.5%
カ
一部の学校の特定学科のグループでの活用が可能な台数を整備
4
8.5%
キ
導入していない
16
34.0%
- 20 -
(2)高等学校でのタブレット端末導入に係る財源
※(1)で「整備している」と回答した都道府県が回答(31県)
タブレット端末導入に係る財源は、
「 全額学校負担」が25県(80.6%)
と最も多く、
「全額生徒負担」は1県(3.2%)となっている。
(N=31)
回答内容
回答数
割合
ア
全額学校負担
25
80.6%
イ
全額生徒負担
1
3.2%
ウ
学校と生徒が各々負担
0
0.0%
エ
その他
5
16.1%
「エ
その他」の回答内容
回答内容
・教育後援会等の外部からの支援による整備
・基本的に生徒負担であるが、一定額を超えた分に関しては、県が補助を実施
(3)高等学校での無線LANの整備状況
無線LANの整備状況は、「一部の学校の一部の教室に整備」が26県
(55.3%)で最も多く、次いで「導入していない」が8県(17.0%)、
「概ね全ての学校のコンピュータ教室等の一部の教室に整備」が6県
(12.8%)の順となっている。
回答内容
ア
(N=47)
回答数
概ね全ての学校の全教室に整備
割合
4
- 21 -
8.5%
イ
概ね全ての学校のコンピュータ教室等の一部の教室に整備
6
12.8%
ウ
一部の学校で全教室に整備
3
6.4%
エ
一部の学校の一部の教室に整備
26
55.3%
オ
導入していない
8
17.0%
(4)高等学校での電子黒板の整備状況
電子黒板の整備状況は、「一部の学校の一部の教室に整備」が28県
(59.6%)で最も多く、次いで「導入していない」が13県(27.7%)、
「概ね全ての学校のコンピュータ教室等の一部の教室に整備」が4県
(8.5%)の順となっている。
「概ね全ての学校の全教室に整備」は、2県にとどまっている状況である。
(N=47)
回答内容
回答数
割合
ア
概ね全ての学校の全教室に整備
2
4.3%
イ
概ね全ての学校のコンピュータ教室等の一部の教室に整備
4
8.5%
ウ
一部の学校で全教室に整備
0
0.0%
エ
一部の学校の一部の教室に整備
28
59.6%
オ
導入していない
13
27.7%
- 22 -
(5)高等学校での教員用デジタル教科書の整備状況
教員用デジタル教科書の整備状況は、「導入していない」が33県
(70.2%)で最も多く、次いで「一部の学校で一部の教科に整備」が
13県(27.7%)となっている。
回答内容
(N=47)
回答数
割合
ア
概ね全ての学校の全教科に整備
0
0.0%
イ
概ね全ての学校の一部の教科に整備
1
2.1%
ウ
一部の学校で全教科に整備
0
0.0%
エ
一部の学校で一部の教科に整備
13
27.7%
オ
導入していない
33
70.2%
- 23 -
(6)高等学校での教員用又は生徒用教材コンテンツの入手方法(複数回答)
教員用又は生徒用教材コンテンツの入手方法は、
「Web 上のサイトのフリー
コンテンツを使用」が33県(70.2%)と最も多く、次いで「教員自ら
が作成」が32県(68.1%)、「教員が作成した教材コンテンツを共有化
するシステムを整備」が15県(31.9%)の順となっている。(N=47)
回答内容
回答数
割合
ア
民間事業者から購入
10
21.3%
イ
Web 上のサイトのフリーコンテンツを使用
33
70.2%
ウ
教員自らが作成
32
68.1%
エ
教員が作成した教材コンテンツを共有化するシステムを整備
15
31.9%
オ
その他
3
6.4%
(7)高等学校でのICT支援員(教職員以外の外部の人材を活用した情報化に
関する支援員等で名称は問わない)の配置状況
ICT支援員の配置状況は、「配置していない」が40県(85.1%)
で最も多く、次いで「一部の学校に1名を配置」が3県(6.4%)とな
っている。「概ね全校に1名を配置」は2県の状況である。
回答内容
(N=47)
回答数
割合
ア
概ね全校に1名を配置
2
4.3%
イ
一部の学校に1名を配置
3
6.4%
- 24 -
ウ
県全体又は地域単位に1名又は数名を配置し学校に派遣
エ
配置していない
2
4.3%
40
85.1%
(8)高等学校でのICT支援員の主な業務(複数回答)
※(7)で「配置している」と回答した都道府県が回答(7県)
ICT支援員の主な業務は、「パソコンやサーバ等のICT機器の管理
や簡易なメンテナンス」と「ICT機器を活用した授業の補助」がそれぞ
れ3県(42.9%)と最も多く、次いで「ICT機器の活用に関する校
内研修会の企画や支援」が2県(28.6%)となっている。
回答内容
(N=7)
回答数
割合
ア
学校のホームページの作成や更新
1
14.3%
イ
パソコンやサーバ等のICT機器の管理や簡易なメンテナンス
3
42.9%
ウ
ICT機器を活用した授業の補助
3
42.9%
エ
ICT機器の活用に関する校内研修会の企画や支援
2
28.6%
オ
その他
1
14.3%
- 25 -
(9)特別支援学校でのタブレット端末の導入状況
タブレット端末の導入状況は、「概ね全ての学校に対し、グループでの
活用が可能な台数を整備」と「一部の学校にグループでの活用が可能な台
数を整備」がそれぞれ17県(36.2%)と最も多く、次いで「導入し
てない」が6県(12.8%)となっている。
「導入していない」は6県で、16県(「導入していない」)である高等
学校よりも整備が進んでいる状況となっている。
回答内容
(N=47)
回答数
ア
概ね全ての学校で児童生徒に1台ずつ整備
イ
概ね全ての学校に対し、グループでの活用が可能な台数を整備
ウ
一部の学校の児童生徒に1台ずつ整備
エ
一部の学校にグループでの活用が可能な台数を整備
オ
割合
1
2.1%
17
36.2%
0
0.0%
17
36.2%
一部の学校の特定学科の児童生徒に1台ずつ整備
2
4.3%
カ
一部の学校の特定学科のグループでの活用が可能な台数を整備
4
8.5%
キ
導入していない
6
12.8%
- 26 -
(10)特別支援学校でのタブレット端末導入に係る財源
※(9)「整備している」と回答した都道府県が回答(41県)
タブレット端末導入に係る財源は、「全額学校負担」が33県
(80.5%)と最も多い。
(N=41)
回答内容
回答数
割合
ア
全額学校負担
33
80.5%
イ
全額生徒負担
0
0.0%
ウ
学校と生徒が各々負担
0
0.0%
エ
その他
8
19.5%
- 27 -
「エ
その他」の回答内容
回答内容
・寄贈
・国費(総務省「フューチャースクール推進事業」)
・全額学校負担の学校と寄付の学校がある
・令達予算の活用や寄付による受入
・県教育委員会で整備又は企業の事業等を活用
・文部科学省委託事業(支援機器等教材を活用した指導方法充実事業)経費により整備
(11)特別支援学校での無線LANの整備状況
「一部の学校の一部の教室に整備」が17県(36.2%)で、最も多
く、次いで「概ね全ての学校のコンピュータ教室等の一部の教室に整備」
が14県(29.8%)、「概ね全ての学校の全教室に整備」が8県
(17.0%)の順となっている。
回答内容
(N=47)
回答数
ア
概ね全ての学校の全教室に整備
イ
概ね全ての学校のコンピュータ教室等の一部の教室に整備
ウ
一部の学校で全教室に整備
エ
一部の学校の一部の教室に整備
オ
導入していない
- 28 -
割合
8
17.0%
14
29.8%
2
4.3%
17
36.2%
6
12.8%
(12)特別支援学校での電子黒板の整備状況
電子黒板の整備状況は、「一部の学校の一部の教室に整備」が25県
(53.2%)で最も多く、次いで「概ね全ての学校のコンピュータ教室
等の一部の教室に整備」が16県(34.0%)となっている。(N=47)
回答内容
回答数
ア
概ね全ての学校の全教室に整備
イ
概ね全ての学校のコンピュータ教室等の一部の教室に整備
ウ
一部の学校で全教室に整備
エ
一部の学校の一部の教室に整備
オ
導入していない
割合
1
2.1%
16
34.0%
0
0.0%
25
53.2%
5
10.6%
(13)特別支援学校での教員用デジタル教科書の整備状況
教員用デジタル教科書の整備状況は、「導入していない」が24県
(52.2%)と最も多く、次いで「一部の学校で一部の教科に整備」
が21県(45.7%)となっている。
(N=46)
※「整備状況が不明」と回答した県があったため、回答数(46県)
回答内容
回答数
割合
ア
概ね全ての学校の全教科に整備
0
0.0%
イ
概ね全ての学校の一部の教科に整備
1
2.2%
ウ
一部の学校で全教科に整備
0
0.0%
エ
一部の学校で一部の教科に整備
21
45.7%
オ
導入していない
24
52.2%
- 29 -
(14)特別支援学校での教員用又は児童生徒用教材コンテンツの入手方法
(複数回答)
教員用又は児童生徒用教材コンテンツの入手方法は「Web 上のサイト
のフリーコンテンツを使用」が39県(83.0%)と最も多く、次い
で「教員自らが作成」が34県(72.3%)、「民間事業者から購入」
が24県(51.1%)の順となっている。
回答内容
(N=47)
回答数
割合
ア
民間事業者から購入
24
51.1%
イ
Web 上のサイトのフリーコンテンツを使用
39
83.0%
ウ
教員自らが作成
34
72.3%
エ
教員が作成した教材コンテンツを共有化するシステムを整備
12
25.5%
オ
その他
2
4.3%
- 30 -
(15)特別支援学校でのICT支援員(教職員以外の外部の人材を活用した
情報化に関する支援員等で名称は問わない)の配置状況
ICT支援員の配置状況は、「配置していない」が44県(93.6%)
で最も多い。
(N=47)
回答内容
回答数
割合
ア
概ね全校に1名を配置
0
0.0%
イ
一部の学校に1名を配置
2
4.3%
ウ
県全体又は地域単位に1名又は数名を配置し学校に派遣
1
2.1%
エ
配置していない
44
93.6%
- 31 -
(16)特別支援学校でのICT支援員の主な業務(複数回答)
※(15)「配置している」と回答した都道府県が回答(3県)
ICT支援員の主な業務は、「パソコンやサーバ等のICT機器の管理
や簡易なメンテナンス」が2県(66.7%)であった。
回答内容
(N=3)
回答数
割合
ア
学校のホームページの作成や更新
0
0.0%
イ
パソコンやサーバ等のICT機器の管理や簡易なメンテナンス
2
66.7%
ウ
ICT機器を活用した授業の補助
1
33.3%
エ
ICT機器の活用に関する校内研修会の企画や支援
1
33.3%
オ
その他
0
0.0%
- 32 -
3
県立学校における現在のICT機器の活用状況(程度)(教科への普及状
況)や普及促進の課題
(1)高等学校での現在のICT機器の活用状況(教科への普及状況)
高等学校での現在のICT機器の活用状況は、「概ね全ての学校の一部
教科で活用」が29県(61.7%)で最も多く、次いで「一部の学校の
一部教科で活用」が11県(23.4%)となっている。
活用していない県はなく、「概ね全ての学校の全教科で活用している」
県も7県(14.9%)となっている。
回答内容
ア
概ね全ての学校の全教科で活用
イ
概ね全ての学校の一部教科で活用
ウ
一部の学校の全教科で活用
エ
一部の学校の一部教科で活用
オ
活用していない
(N=47)
回答数
割合
7
14.9%
29
61.7%
0
0.0%
11
23.4%
0
0.0%
(2)高等学校でのICT機器の活用頻度が高い教科(複数回答)
※(1)で「ICT機器を活用している」と回答した都道府県が回答(47県)
ICT機器の活用頻度が高い教科は、「情報」が47県(100.0%)
で全ての県でICT機器を活用し、次いで「専門教科」の27県
- 33 -
(57.4%)、理科の19県(40.4%)、「地歴・公民」と「外国語」
のそれぞれ14県(29.8%)の順となっている。
回答内容
ア
国語
イ
地歴・公民
ウ
(N=47)
回答数
割合
3
6.4%
14
29.8%
数学
6
12.8%
エ
理科
19
40.4%
オ
保健体育
4
8.5%
カ
芸術
1
2.1%
キ
外国語
14
29.8%
ク
家庭
5
10.6%
ケ
情報
47
100.0%
コ
専門教科
27
57.4%
サ
その他
5
10.6%
(3)高等学校での活用状況が多い学習形態(複数回答、2項目まで回答可)
※(1)で「ICT機器を活用している」と回答した都道府県が回答(47県)
活用状況が多い学習形態は、
「一斉学習」が42県(89.4%)で最も多
く、次いで「個別学習」が18県(38.3%)、「協働学習」が15県
(31.9%)の順となっている。
- 34 -
(N=47)
回答内容
回答数
割合
ア
一斉学習
42
89.4%
イ
個別学習
18
38.3%
ウ
協働学習
15
31.9%
エ
その他
1
2.1%
(4)高等学校での活用頻度が高いICT機器(複数回答、3項目まで回答可)
※(1)で「ICT機器を活用している」と回答した都道府県が回答(47県)
活用頻度が高いICT機器は、
「プロジェクタ」と「パソコン(タブレッ
トパソコンを除く)」がそれぞれ40県(85.1%)で最も多く、次い
で「実物投影機」が19県(40.4%)、「デジタルカメラ」が11県
(23.4%)の順となっている。
回答内容
(N=47)
回答数
ア
電子黒板(電子黒板機能付プロジェクタを含む)
イ
プロジェクタ
ウ
デジタルテレビ
エ
割合
8
17.0%
40
85.1%
2
4.3%
実物投影機
19
40.4%
オ
デジタルカメラ
11
23.4%
カ
タブレットパソコン
4
8.5%
キ
パソコン(タブレットパソコンを除く)
40
85.1%
ク
その他
0
0.0%
- 35 -
(5)特別支援学校での現在のICT機器の活用状況(教科への普及状況)
特別支援学校での現在のICT機器の活用状況は、「概ね全ての学校の一
部教科で活用」が25県(53.2%)で最も多く、次いで「一部の学校の
一部教科で活用」が13県(27.7%)、
「概ね全ての学校の全教科で活用」
が9県(19.1%)の順となっている。活用していない都道府県はない。
(N=47)
回答内容
ア
概ね全ての学校の全教科で活用
イ
概ね全ての学校の一部教科で活用
ウ
一部の学校の全教科で活用
エ
一部の学校の一部教科で活用
オ
活用していない
回答数
- 36 -
割合
9
19.1%
25
53.2%
0
0.0%
13
27.7%
0
0.0%
(6)特別支援学校でのICT機器の活用頻度が高い教科(複数回答)
※(5)で「ICT機器を活用している」と回答した都道府県が回答(47県)
ICT機器の活用頻度が高い教科は、「生活単元学習」が32県
(68.1%)で最も多く、次いで「自立活動」の29県(61.7%)、
国語の16県(34.0%)、「算数・数学」の14県(29.8%)の順と
なっている。
(N=47)
回答内容
回答数
割合
ア
国語
16
34.0%
イ
算数・数学
14
29.8%
ウ
理科
8
17.0%
エ
社会
6
12.8%
オ
生活単元学習
32
68.1%
カ
作業学習
13
27.7%
キ
自立活動
29
61.7%
ク
その他
7
14.9%
- 37 -
(7)特別支援学校での活用状況が多い学習形態
(複数回答、2つ項目まで回答可)
※(5)で「ICT機器を活用している」と回答した都道府県が回答(47県)
活用状況が多い学習形態は、「一斉学習」が36県(76.6%)で最も
多く、次いで「個別学習」が33県(70.2%)となっている。
(N=47)
回答内容
回答数
割合
ア
一斉学習
36
76.6%
イ
個別学習
33
70.2%
ウ
協働学習
5
10.6%
エ
その他
1
2.1%
- 38 -
(8)特別支援学校での活用頻度が高いICT機器
(複数回答、3項目まで回答可)
※(5)で「ICT機器を活用している」と回答した都道府県が回答(47県)
活用頻度が高いICT機器は、「パソコン(タブレットパソコンを除く)」
が36県(76.6%)で最も多く、次いで「プロジェクタ」の26県
(55.3%)、「タブレットパソコン」の22県(46.8%)、「デジタル
カメラ」の18県(38.3%)の順となっている。
回答内容
(N=47)
回答数
ア
電子黒板(電子黒板機能付プロジェクタを含む)
イ
割合
7
14.9%
プロジェクタ
26
55.3%
ウ
デジタルテレビ
17
36.2%
エ
実物投影機
2
4.3%
オ
デジタルカメラ
18
38.3%
カ
タブレットパソコン
22
46.8%
キ
パソコン(タブレットパソコンを除く)
36
76.6%
ク
その他
2
4.3%
(9)ICT教育環境の授業への普及を進めるために特に解決が必要な課題
(複数回答、3項目まで回答可)
ICT教育環境の授業への普及を進めるために特に解決が必要な課題は、
「何時でも必要な時に、無線LANや電子黒板等が使用できる環境」が33
県(70.2%)と最も多く、次いで「教員自身のICT活用指導力の向上」
- 39 -
の29県(61.7%)、「授業で活用しやすい教員用又は児童生徒用教材コ
ンテンツの整備」の22県(46.8%)、「一斉、個別、協働の各学習に対
応できるタブレット端末の整備」の20県(42.6%)の順となっている。
約7割の県が、いつでも使用できるハード面の整備が課題としている一方
で、ソフト面である「教員自身のICT活用指導力の向上」を課題に挙げて
いる県も多い。
(N=47)
回答内容
回答数
割合
ア
何時でも必要な時に、無線LANや電子黒板等が使用できる環境
33
70.2%
イ
一斉、個別、協働の各学習に対応できるタブレット端末の整備
20
42.6%
ウ
遅延等が少ない快適なインターネットの接続環境
10
21.3%
エ
授業で活用しやすい教員用又は児童生徒用教材コンテンツの整備
22
46.8%
オ
ICT機器を活用した授業の効果の明確化と評価の定着
13
27.7%
カ
教員自身のICT活用指導力の向上
29
61.7%
キ
児童生徒のICT活用能力の育成
1
2.1%
ク
ICT授業を補助するICT支援員等の配置
4
8.5%
ケ
その他
1
2.1%
「ケ
その他」の回答内容
回答内容
・機器等購入のための予算措置
- 40 -
4
県立学校におけるICT教育環境の積極的活用に向けた教員に対する
取組
(1)ICT教育環境の積極的活用に向けた教員に対する取組
ICT教育環境の積極的活用に向けた教員に対する取組については、
「行
っている」が47県(100.0%)で、全ての県で教員に対する取組を
行っている。
(N=47)
回答内容
ア
行っている
イ
行っていない
回答数
割合
47
100.0%
0
0.0%
(2)ICT教育環境の積極的活用に向けた教員に対する取組内容(複数回答)
※(1)で「行っている」と回答した都道府県が回答(47県)
取組の内容は、全ての県が「研修実施機関(教育センター等)でICT
機器の活用等の研修を実施」しており、次いで「学校内で研修を実施する
よう指導や校内研修の支援を実施」の19県(40.4%)、「担当指導主
事やICT支援員を学校へ派遣し研修等を実施」の12県(25.5%)
の順となっている。
研修実施機関(教育センター等)でICT機器の活用等の研修を実施し
ている一方で、校内での取組に対する指導や支援を実施している県も見ら
れる。
(N=47)
- 41 -
回答内容
回答数
割合
ア
研修実施機関(教育センター等)でICT機器の活用等の研修を実施
47
100.0%
イ
学校内で研修を実施するよう指導や校内研修の支援を実施
19
40.4%
ウ
職員ポータルサイト等でICT機器活用の手引きや事例集等を提供
6
12.8%
エ
担当指導主事やICT支援員を学校へ派遣し研修等を実施
12
25.5%
オ
その他
5
10.6%
「オ
その他」の回答内容
回答内容
・総合学校教育センターのホームページで講座等を案内
・特別支援学校ICT研究推進委員会を組織し、研究協議や情報交換、研修を行い各校に情報提供を実施
・県教育委員会が県立学校の情報教育担当者及びネットワーク担当者に研修会を実施
・文部科学省委託事業(支援機器等教材を活用した指導方法充実事業)を受託し、ICT機器を活用した
指導方法の研究及び普及・啓発を推進
・各学校に「ICT利活用教育推進リーダー」を配置し、県において計画的に研修を実施
- 42 -
5
ICT教育環境を活用した授業の効果又はその尺度(義務教育、高等学校、
特別支援)
(1)小・中学校の場合、ICT教育環境を活用した授業の効果又はその尺度
(複数回答、3項目まで回答可)
小・中学校におけるICT教育環境を活用した授業の効果又は尺度につ
いては、「児童生徒の学習意欲の状況」が39県(83.0%)で最も多
く、次いで「児童生徒の基礎的・基本的な知識・技能の習得状況」の26
県(55.3%)、「ICT機器の操作能力を含めた児童生徒の情報活用能
力の育成状況」の25県(53.2%)の順となっている。
(N=47)
回答内容
回答数
割合
ア
児童生徒の学習意欲の状況
39
83.0%
イ
児童生徒の基礎的・基本的な知識・技能の習得状況
26
55.3%
ウ
児童生徒の思考力・判断力・表現力等の育成状況
21
44.7%
エ
ICT機器の操作能力を含めた児童生徒の情報活用能力の育成状況
25
53.2%
オ
教員のICT活用指導力の状況
21
44.7%
カ
その他
0
0.0%
- 43 -
(2)高等学校の場合、ICT教育環境を活用した授業の効果又はその尺度
(複数回答、3項目まで回答可)
高等学校におけるICT教育環境を活用した授業の効果又は尺度につ
いては、「生徒の学習意欲の状況」が28県(59.6%)で最も多く、
次いで「生徒の思考力・判断力・表現力等の育成状況」が27県
(57.4%)、「ICT機器の操作能力を含めた生徒の情報活用能力の育
成状況」が25県(53.2%)の順となっている。
回答内容
(N=47)
回答数
割合
ア
生徒の学習意欲の状況
28
59.6%
イ
生徒の基礎的・基本的な知識・技能の習得状況
22
46.8%
ウ
生徒の思考力・判断力・表現力等の育成状況
27
57.4%
エ
ICT機器の操作能力を含めた生徒の情報活用能力の育成状況
25
53.2%
オ
教員のICT活用指導力の状況
17
36.2%
カ
その他
5
10.6%
「カ
その他」の回答内容
回答内容
・机間巡回や演習時間等の増加時間
・ICTは授業のねらいをより効果的に実現するためのツール
・21世紀型スキルや学力向上
- 44 -
(3)特別支援学校の場合、ICT教育環境を活用した授業の効果又はその尺
度(複数回答、3項目まで回答可)
特別支援学校におけるICT教育環境を活用した授業の効果又は尺度
については、「生徒の学習意欲の状況」が37県(78.7%)で最も多
く、次いで「生徒の基礎的・基本的な知識・技能の習得状況」の29県
(61.7%)、「ICT機器の操作能力を含めた児童生徒の情報活用能力
の育成状況」の20県(42.6%)、「児童生徒の感覚機能や運動機能等
の向上」の19県(40.4%)の順となっている。
小・中・高等学校、特別支援学校の全ての校種において、「生徒の学習
意欲の状況」が、授業の効果又は尺度として最も多い回答となっている。
(N=47)
回答内容
回答数
割合
ア
生徒の学習意欲の状況
37
78.7%
イ
生徒の基礎的・基本的な知識・技能の習得状況
29
61.7%
ウ
生徒の思考力・判断力・表現力等の育成状況
15
31.9%
エ
児童生徒の感覚機能や運動機能等の向上
19
40.4%
オ
ICT機器の操作能力を含めた児童生徒の情報活用能力の育成状況
20
42.6%
カ
教員のICT活用指導力の状況
13
27.7%
キ
その他
2
4.3
- 45 -
「キ
その他」の回答内容
回答内容
・個別の指導計画における教育目標の達成
・一部の学校においては、タブレットパソコンの活用実践例をまとめ、その中で効果と今後の課題につい
て検証を実施
(4)ICT教育環境を活用した授業の効果又はその尺度の検証を行った事例
回答内容
・使用理由の明確化を実施。教員及び第3者の評価を実施。情報処理技能検定、ワープロ検定に合格者を
多数出した。
・文部科学省実施の「教育の情報化の実態等に関する調査」の「教育のICT活用指導力」について、特
定の教員の時系列把握を行い、検証を実施
・学習に関する意識調査
・特別支援学校の自立活動の科目において、学校の授業で習ったことをタブレットの動画等のコンテンツ
を活用しながら、家庭において実践できるか、継続できるかを確認(例)洗濯物たたみ、アイロンかけ
- 46 -
6
県立学校におけるICT教育環境を活用した教育効果の向上を導く授業
のあり方の研究状況
(1)ICT教育環境を活用した教育効果の向上を導く授業のあり方の研究
教育効果の向上を導く授業のあり方の研究の有無については、
「 研究して
いる」が31県(66.0%)、
「研究していない」が16県(34.0%)
となっている。
約7割の県が教育効果の向上を導く授業のあり方の研究を行っている。
(N=47)
回答内容
回答数
割合
ア
研究している
31
66.0%
イ
研究していない
16
34.0%
(2)ICT教育環境を活用した教育効果の向上を導く授業のあり方の研究
内容(複数回答)
※(1)で「行っている」と回答した都道府県が回答(31県)
教育効果の向上を導く授業のあり方の研究内容は、「モデル校を指定し
研究を行っている」が、20県(64.5%)で最も多く、次いで「学校
内で自主的に研究している」の12県(38.7%)、「国や先進自治体等
の情報収集をしている」の10県(32.3%)の順となっている。「大
学等と連携し研究をしている」との回答は7県となっている。(N=31)
- 47 -
回答内容
回答数
ア
モデル校を指定し研究を行っている
20
64.5%
イ
庁内にプロジェクトチーム等の研究組織を設け事例研究をしている
4
12.9%
ウ
大学等の研究機関と連携し研究をしている
7
22.6%
エ
国や先進自治体等の情報収集をしている
10
32.3%
オ
学校内で自主的に研究している
12
38.7%
カ
その他
4
12.9%
「カ
その他」の回答内容
回答内容
・文科省の研究指定校の取組を把握
・情報教育担当者会議を開催して、その中でプロジェクトチームを組み研究
・教員で構成されている教科等研究会で研究を推進
・教育センターにおいて研究を実施
- 48 -
割合
7
県立学校におけるICT教育環境整備に向けて予算担当部署から示され
ている課題
(1)ICT教育環境整備に向けて予算担当部署から示されている課題
予算担当部署から示されている課題の有無については、
「ある」が23県
(48.9%)で、「ない」が24県(51.1%)となっている。
(N=47)
回答数
回答内容
割合
ア
ある
23
48.9%
イ
ない
24
51.1%
(2)ICT教育環境整備に向けて予算担当部署から示されている課題の内容
(複数回答)
※(1)で「ある」と回答した都道府県が回答(23県)
予算担当部署から示されている課題は、「投資に対する費用対効果の測定」
が14県(60.9%)と最も多く、次いで「ICT教育環境整備に対する
将来的な事業構想の方向性や整備計画の策定」が13県(56.5%)、「学
力向上等、児童生徒への効果」が12県(52.2%)の順となっている。
(N=23)
回答内容
回答数
ア
学力向上等、児童生徒への効果
イ
ICT活用指導力の向上等、教員への効果
- 49 -
割合
12
52.2%
7
30.4%
ウ
ICT教育環境整備に対する将来的な事業構想の方向性や整備計画の策定
13
56.5%
エ
投資に対する費用対効果の測定
14
60.9%
オ
その他
0
0.0%
(3)予算担当部署から示されている課題の解決に向けて取り組んでいる内容
(複数回答)
※(1)で「ある」と回答した都道府県が回答(23県)
予算担当部署から示されている課題解決に向けて取り組んでいる内容は、
「国や先進自治体の動向等の情報を収集している」が12県(52.2%)
で最も多く、次いで「試行的にICT機器を導入したモデル校等を指定し、
授業での活用や効果の検証等を行っている」が11県(47.8%)、「機器
整備状況や需要調査等を行い、現状を分析している」が10県(43.5%)
の順となっている。
国や他県等の動向を注視している姿勢がうかがわれる一方で、モデル校の
指定による試行を行っている都道府県も多い。
回答内容
(N=23)
回答数
ア
他教育委員会や私立の先進事例校等と連携し効果の検証等を行っている
イ
試行的にICT機器を導入したモデル校等を指定し、授業での活用や効
割合
1
4.3%
11
47.8%
1
4.3%
果の検証等を行っている
ウ
庁内にプロジェクト委員会等を立ち上げ、効果の検証等を行っている
- 50 -
エ
大学等の研究機関等と連携し、効果の検証等を行っている
1
4.3%
オ
国や先進自治体の動向等の情報を収集している
12
52.2%
カ
機器整備状況や需要調査等を行い、現状を分析している
10
43.5%
キ
その他
2
8.7%
「キ
その他」の回答内容
回答内容
・ICT機器の活用時間数について、年1回調査を実施
・使いやすいICT機器配備に向け検討を実施
・教育現場におけるICT機器等の整備とそれを利活用した実証研究及び人材育成に一体的に取組むと
ともに国や県独自の実態調査結果(先進的ICT利活用教育に関する研修を受けた教員の割合、授業
がよくわかるようになった生徒の割合等)による検証を実施
- 51 -
8
ICT教育環境整備に向けて国に求めたい支援策
(1)ICT教育環境整備に向けて、今後、特に国に求めたい支援策
(複数回答、3項目まで回答可)
特に国に求めたい支援策は、
「財政支援(補助事業)」が31県(66.0%)
と最も多く、次いで「活用事例や方法、教材のデータベース化等による情報
提供機能の充実」が27県(57.4%)、「ICT教育環境を整備すること
による学力向上等の効果や評価等の検証」が26県(55.3%)の順とな
っている。
(N=47)
回答内容
回答数
割合
ア
財政支援(地方交付税)
22
46.8%
イ
財政支援(補助事業)
31
66.0%
ウ
ICT教育環境を整備したモデル校での実証事業等の国直轄事業拡充
12
25.5%
エ
活用事例や方法、教材のデータベース化等による情報提供機能の充実
27
57.4%
オ
ICT教育環境を整備することによる学力向上等の効果や評価等の検証
26
55.3%
カ
その他
4
8.5%
「ア
財政支援(地方交付税)」の主な記述内容
回答内容
・ICT教育の環境整備に対する中長期的な地方財政措置
(現在は、H26~H29 までの4か年計画で交付税措置されている。)
- 52 -
・ICT機器環境を整備するための地方交付税措置はあるが、それでも不足している状況
・タブレット端末と無線LANの整備
・特別支援学校へのデジタル教科書、電子黒板の環境整備、パソコンやタブレットの整備費の拡充
・児童生徒及び教員の1人1台タブレットパソコンの整備費の拡充
・地方交付税については、約1,600億円を4年間計上されているが、国から交付状況の明細を提示
するなど、使途について国からの強い指導が必要
・全国の活用状況を把握して公表
・年次計画的に環境整備を行うための財政支援
・都道府県別及び市町村別のICT環境整備に係る推定交付額の公表
・使途をICT教育環境整備に限定
・機器やソフトウェアの更新及びICT支援員のため、「教育のIT化に向けた 4 か年計画」を延長
・地方交付税を積極的に活用できるように、財政当局への周知
「イ
財政支援(補助事業)」の主な記述内容
回答内容
・国庫補助事業による児童生徒 1 人 1 台タブレットパソコン、実物投影機、無線LANの整備費の拡充
・ICT教育に係る設備整備に対する補助事業の創設
・実証研究のために実施するモデル事業費の補助
・学校の実態等に応じて柔軟に整備機器を選択できる機器購入の補助事業
・県立高校にタブレット端末等を整備する際の経費及び県立高校の校舎に無線LANを敷設する工事等
に係る経費について補助制度の創設
・平成21年度に国の補助により整備した機器の更新のための補助
・スクールニューディール政策のように、ICT環境整備事業費として打ち出し、各委員会が実態に合わ
せた環境整備ができるような予算措置
・ICT機器整備、ICT支援員の配置を広く進める補助事業
・児童生徒1人1台のタブレット端末整備の拡充(特別支援学校)
・全教室に無線LAN環境・電子黒板を整備し、1人1台タブレット端末の教育環境ができる補助事業
・児童生徒の未来を見据え、国が主導する使途を示した支援
・研究内容や整備項目を明確に挙げた補助事業の企画立案
・古くなったICT機器の入替え
- 53 -
・へき地にある学校へのICT機器導入の支援
・最先端技術を活用した情報機器(現状では電子黒板、タブレット端末、3Dプリンター等)の導入につ
いては、既存機器の置換えにはならないため、これに対しての新たな補助制度
・教育の情報化に向けた機器整備、ソフトウェア整備に使途を限定した補助金の創設
・前年度からの募集の開始。予算の早めの支給。
・就学奨励費のICT機器購入補助対象の拡大(現在の高等部のみを小・中学部にも拡大)
・高速無線LAN環境整備事業の実施
・電子黒板の整備率が低い自治体に対する財政支援
「カ
その他」の主な記述内容
回答内容
・デジタル教科書の採用
・教員養成段階や教員研修の充実のための手立てが必要
・管理職研修、年次研修、初任者研修に悉皆研修として位置づけ
・ICT環境整備における標準整備数(状況)を作成し義務化
- 54 -
全国都道府県教育長協議会研究部会第3部会 平成26年度研究テーマ
「ICTを活用した教育を推進するための現状と課題について」
研究の趣旨
既に先進自治体では,各教室に無線LAN環境と電子黒板等が整備され,タブレット端末を
児童・生徒が1人1台持ち,そうした環境の中での授業が展開されています。
一方,各都道府県とも厳しい財政状況に置かれている中で,こうした環境を整備していくた
めの費用対効果の検証,予算の確保等の課題も多い状況です。
ついては,こうしたICT教育環境整備の各都道府県の状況,整備に向けた考え方等を調査
し,児童・生徒1人1人のタブレット端末を活用した教育環境の整備を進めていく上での参考
とするものです。
アンケートにおける補足事項
(1)本アンケートにおきまして,「ICT教育環境」とは,全て又は一部の教室に無線LAN環境と
電子黒板が整備され,児童・生徒がタブレット端末を各自1台又はグループで1台持つ環境
と定義します。
(2)本アンケートにおきましては,小・中学校の場合を想定した設問がありますが,その場合は,
各都道府県教育委員会の義務教育を所管する担当課が把握している範囲内での考えを回
答していただいて構いません。
また,県立学校を対象とした設問についても同様です。
なお,設問の文言中,「県立」と記載がありますが,対象は「都道府県立」を略して記載して
おりますので,御了解願います。
(3)選択する設問については,原則として選択肢から1つ選んで回答してください。
なお,複数項目が該当する場合は,該当するすべてを選択して回答してください。ただし,
質問項目に「主な理由を3つまで」等の指定があった場合には,「3つまで」の回答としてくだ
さい。
(4)設問中,「概ね」,「一部」といった表現がありますが,「概ね」については,目安として8割以上,
「一部」は2割未満と御理解願います。
(5)黄色セルは,初期値を「0」(ゼロ)に設定しています。設問に該当する場合は,リストから「1」
(イチ)を選択してください。
(6)「その他」などの回答で記述欄(水色セル)がある場合は,その概要を簡潔に入力してください。
入力にあたっては,行及び列の挿入はしないでください。幅の変更は構いません。
(7)回答内容については,都道府県名も含めて公表することがありますので,御了承ください。
都道府県名
とりまとめ担当課室名
とりまとめ担当者 職・氏名
電話番号
e-mailアドレス
- 55 -
問1 全て又は一部の教室に無線LAN環境と電子黒板が整備され,タブレット端末を児童・ 生徒が1人1
台又はグループで1台持つ環境( ICT教育環境) の整備に対する方向性等について
(1) ICT教育環境の整備に向けた県立学校における貴教育委員会の方向性について記入してください。
ア
イ
ウ
ア 整備していく方針
イ 整備しない方針
ウ 検討中
(2) (1)でアと回答した場合,ICT教育環境の整備によって,教育現場のどのような課題が解決できると
考えていますか。
(3) (1)でアと回答した場合,タブレット端末における現時点での整備の方向性について記入してくだ
さい。
ア
イ
ウ
エ
オ
カ
キ
ア 概ね全ての学校の児童・生徒に対し1台ずつ整備
イ 概ね全ての学校に対し,グループでの活用が可能な台数を整備
ウ 一部の学校の児童・生徒に対し1台ずつ整備
エ 一部の学校にグループでの活用が可能な台数を整備
オ 一部の学校の特定学科の生徒に1台ずつ整備
カ 一部の学校の特定学科のグループでの活用が可能な台数を整備
キ 検討中
(4) (1)でアと回答した場合,電子黒板における現時点での整備の方向性について記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
ア 概ね全ての学校の全教室に整備
イ 概ね全ての学校のコンピュータ教室等,一部の教室に整備
ウ 一部の学校の全教室に整備
エ 一部の学校の一部の教室に整備
オ 検討中
電子黒板について
以下に電子黒板の類型を示しま すので,回答の際の参考としてください。
①一体型電子黒板:デジタルテレビ又はモ ニターに電子黒板機能が付加された一体型のタイプをいう
②ボード型電子黒板:専用ボードにプロジ ェクタを投影するタイプをいう
③ユニット型電子黒板:黒板,ホワイトボード等のスクリ ーンに専用のユニッ トを設置し, プロジ ェクタを投影する
タイプやテレビモニターに専用のユニットを設置するタイプのもの
④その他タイプの電子黒板:①,②,③以外のタイプの電子黒板
文科省「教育の情報化の実態等に関する調査」 より
(5) (1)でアと回答した場合,無線LANにおける現時点での整備の方向性について記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
ア 概ね全ての学校の全教室に整備
イ 概ね全ての学校のコンピュータ教室等,一部の教室に整備
ウ 一部の学校の全教室に整備
エ 一部の学校の一部の教室に整備
オ 検討中
- 56 -
(6) (3),(4),(5)の方向性に決定した主な理由を3つまで記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
カ
キ
ク
ケ
コ
ア 教育長等の判断
イ 国の施策や他県等の動向からの判断
ウ 外部有識者意見の活用
エ 特色のある学校づくり等の政策な判断
オ 学校の再編や統合計画を優先
カ 予算上の制約
キ 教員のICT活用指導力等の制約
ク 児童・生徒のICT活用能力等の制約
ケ ICT教育環境整備の効果や評価等が未確定
コ その他
(7) (1)でアと回答した場合,ICT教育環境整備の方向性に対する年度毎などの整備計画の策定状況に
ついて記入してください。
ア
イ
ウ
ア 策定済み
イ 策定中
ウ 策定していない
(8) (1)でアと回答した場合,ICT教育環境整備を実現するための主な財源について記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
ア 一般財源
イ 国庫補助事業等の国からの支援を活用
ウ 保護者等の負担
エ 民間企業等からの支援
オ その他
(9) (1)でアと回答した場合,ICT教育環境の整備によって,実現できる効果はどのようなものであると
考えていますか。特に効果がみられると考えられる項目を3つまで記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
カ
キ
ク
ケ
ア 多様な教材を用いるなどの一斉学習の質の向上
イ 児童・生徒の能力や特性に応じた個別学習の実現
ウ 児童・生徒同士が互いに教え合い学び合う協働学習の実現
エ 児童・生徒の学習意欲の向上
オ 知識・技能の習得や思考力・判断力・表現力の育成といった児童・生徒の学力の向上
カ ICT機器の操作能力を含めた、児童・生徒の情報活用能力の向上
キ 授業づくりの効率化による机間巡回や演習時間等の確保
ク 教員のICT活用指導力の向上
ケ その他
(10) (1)でイと回答した場合,主な理由を3つまで記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
カ
キ
ア 他に優先すべき課題の存在
イ 現状の教具等で十分
ウ 予算上の制約
エ 教員のICT活用指導力等の制約
オ 児童・生徒のICT活用能力等の制約
カ ICT教育環境整備の効果や評価が未確定
キ その他
- 57 -
(11) (1)でウと回答した場合,今後,注視していくと考えていることはどのようなことですか。
ア
イ
ウ
エ
オ
カ
キ
ア 国の支援策等の動向
イ 先進自治体を含む他の自治体の動向
ウ 県の財政状況
エ ICT教育環境を活用した授業の効果に関する研究結果
オ ICT機器やデジタル教科書等の開発状況
カ 教員のICT機器活用の能力,指導力
キ その他
(12) ICT教育を促進するために市町村教育委員会に対し実施している取組みについて記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
カ
ア 教員等に対する研修会の実施
イ 補助事業等の財政的支援
ウ ICT支援員等の派遣
エ 県・市町村合同の推進会議等の実施
オ 先進事例等の紹介やICT活用に関する研究等
カ その他
(13) ICT教育環境の整備をするにあたって特に解決が必要と考えられる課題を3つまで記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
カ
キ
ク
ケ
コ
ア 予算担当部署のICT教育環境整備の必要性の理解と予算の確保
イ 教員のICT活用指導力等の向上
ウ 児童・生徒のICT活用能力等の育成
エ 教育CIO,学校CIO,情報主任の設置等の推進体制の整備
オ ICT支援員の確保
カ 情報セキュリティポリシーの策定や情報セキュリティ上のリスク対応
キ ICT機器を活用した授業の効果の明確化と評価の定着
ク ICT機器を活用した授業に関する先進的な事例の収集や周知
ケ 教員用又は児童・生徒用教材コンテンツの整備
コ その他
- 58 -
問2 県立学校におけるICT機器等の現在の整備状況について
(1) 高等学校でのタブレット端末の導入状況について記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
カ
キ
ア 概ね全ての学校で生徒に1台ずつ整備
イ 概ね全ての学校に対し,グループでの活用が可能な台数を整備
ウ 一部の学校の生徒に1台ずつ整備
エ 一部の学校にグループでの活用が可能な台数を整備
オ 一部の学校の特定学科の生徒に1台ずつ整備
カ 一部の学校の特定学科のグループでの活用が可能な台数を整備
キ 導入していない
(2) (1)でアからカと回答した場合,導入に係る財源について記入してください。
ア
イ
ウ
エ
ア 全額学校負担
イ 全額生徒負担
ウ 学校と生徒が各々負担
エ その他
(3) 高等学校での無線LANの整備状況について記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
ア 概ね全ての学校の全教室に整備
イ 概ね全ての学校のコンピュータ教室等の一部の教室に整備
ウ 一部の学校で全教室に整備
エ 一部の学校の一部の教室に整備
オ 導入していない
(4) 高等学校での電子黒板の整備状況について記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
ア 概ね全ての学校の全教室に整備
イ 概ね全ての学校のコンピュータ教室等の一部の教室に整備
ウ 一部の学校で全教室に整備
エ 一部の学校の一部の教室に整備
オ 導入していない
(5) 高等学校での教員用デジタル教科書の整備状況について記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
ア 概ね全ての学校の全教科に整備
イ 概ね全ての学校の一部の教科に整備
ウ 一部の学校で全教科に整備
エ 一部の学校で一部の教科に整備
オ 導入していない
(6) 高等学校での教員用又は生徒用教材コンテンツの入手方法について記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
ア 民間事業者から購入
イ Web上のサイトのフリーコンテンツを使用
ウ 教員自らが作成
エ 教員が作成した教材コンテンツを共有化するシステムを整備
オ その他
- 59 -
(7) 高等学校でのICT支援員(教職員以外の外部の人材を活用した情報化に関する支援員等で名称は問
わない)の配置状況について記入してください。
ア
イ
ウ
エ
ア 概ね全校に1名を配置
イ 一部の学校に1名を配置
ウ 県全体または地域単位に1名または数名を配置し学校に派遣
エ 導入していない
(8) (7)でアからウと回答した場合,ICT支援員の主な業務について記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
ア 学校のホームページの作成や更新
イ パソコンやサーバ等のICT機器の管理や簡易なメンテナンス
ウ ICT機器を活用した授業の補助
エ ICT機器の活用に関する校内研修会の企画や支援
オ その他
(9) 特別支援学校でのタブレット端末の導入状況について記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
カ
キ
ア 概ね全ての学校で児童・生徒に1台ずつ整備
イ 概ね全ての学校に対し,グループでの活用が可能な台数を整備
ウ 一部の学校の児童・生徒に1台ずつ整備
エ 一部の学校にグループでの活用が可能な台数を整備
オ 一部の学校の特定学科の児童・生徒に1台ずつ整備
カ 一部の学校の特定学科のグループでの活用が可能な台数を整備
キ 導入していない
(10) (9)でアからカと回答した場合,導入に係る財源について記入してください。
ア
イ
ウ
エ
ア 全額学校負担
イ 全額生徒負担
ウ 学校と生徒が各々負担
エ その他
(11) 特別支援学校での無線LANの整備状況について記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
ア 概ね全ての学校の全教室に整備
イ 概ね全ての学校のコンピュータ教室等の一部の教室に整備
ウ 一部の学校で全教室に整備
エ 一部の学校の一部の教室に整備
オ 導入していない
(12) 特別支援学校での電子黒板の整備状況について記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
ア 概ね全ての学校の全教室に整備
イ 概ね全ての学校のコンピュータ教室等の一部の教室に整備
ウ 一部の学校で全教室に整備
エ 一部の学校の一部の教室に整備
オ 導入していない
(13) 特別支援学校での教員用デジタル教科書の整備状況について記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
ア 概ね全ての学校の全教科に整備
イ 概ね全ての学校の一部の教科に整備
ウ 一部の学校で全教科に整備
エ 一部の学校で一部の教科に整備
オ 導入していない
- 60 -
(14) 特別支援学校での教員用又は児童・生徒用教材コンテンツの入手方法について記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
ア 民間事業者から購入
イ Web上のサイトのフリーコンテンツを使用
ウ 教員自らが作成
エ 教員が作成した教材コンテンツを共有化するシステムを整備
オ その他
(15) 特別支援学校でのICT支援員(教職員以外の外部の人材を活用した情報化に関する支援員等で
名称は問わない)の配置状況について記入してください。
ア
イ
ウ
エ
ア 概ね全校に1名を配置
イ 一部の学校に1名を配置
ウ 県全体または地域単位に1名または数名を配置し学校に派遣
エ 配置していない
(16) (15)でアからウと回答した場合,ICT支援員の主な業務について記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
ア 学校のホームページの作成や更新
イ パソコンやサーバ等のICT機器の管理や簡易なメンテナンス
ウ ICT機器を活用した授業の補助
エ ICT機器の活用に関する校内研修会の企画や支援
オ その他
- 61 -
問3 県立学校における現在のICT機器の活用状況(程度)(教科への普及状況)や
普及促進の課題について
(1) 高等学校での現在のICT機器の活用状況(教科への普及状況)について記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
ア 概ね全ての学校の全教科で活用
イ 概ね全ての学校の一部教科で活用
ウ 一部の学校の全教科で活用
エ 一部の学校の一部教科で活用
オ 活用していない
(2) (1)でアからエと回答した場合,ICT機器の活用頻度が高い教科について記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
カ
キ
ク
ケ
コ
サ
ア 国語
イ 地歴・公民
ウ 数学
エ 理科
オ 保健体育
カ 芸術
キ 外国語
ク 家庭
ケ 情報
コ 専門教科
サ その他
(3) (1)でアからエと回答した場合,活用状況が多い学習形態の項目を2つまで記入してください。
ア
イ
ウ
エ
ア 一斉学習
イ 個別学習
ウ 協働学習
エ その他
(4) (1)でアからエと回答した場合,活用頻度が高いICT機器について項目を3つまで記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
カ
キ
ク
ア 電子黒板(電子黒板機能付プロジェクタを含む)
イ プロジェクタ
ウ デジタルテレビ
エ 実物投影機
オ デジタルカメラ
カ タブレットパソコン
キ パソコン(タブレットパソコンを除く)
ク その他
(5) 特別支援学校での現在のICT機器の活用状況(教科への普及状況)について記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
ア 概ね全ての学校の全教科で活用
イ 概ね全ての学校の一部教科で活用
ウ 一部の学校の全教科で活用
エ 一部の学校の一部教科で活用
オ 活用していない
(6) (5)でアからエと回答した場合,ICT機器の活用頻度が高い教科について記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
カ
キ
ク
ア 国語
イ 算数・数学
ウ 理科
エ 社会
オ 生活単元学習
カ 作業学習
キ 自立活動
ク その他
- 62 -
(7) (5)でアからエと回答した場合,活用状況が多い学習形態の項目を2つまで記入してください。
ア
イ
ウ
エ
ア 一斉学習
イ 個別学習
ウ 協働学習
エ その他
(8) (5)でアからエと回答した場合,活用頻度が高いICT機器について項目を3つまで記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
カ
キ
ク
ア 電子黒板(電子黒板機能付プロジェクタを含む)
イ プロジェクタ
ウ デジタルテレビ
エ 実物投影機
オ デジタルカメラ
カ タブレットパソコン
キ パソコン(タブレットパソコンを除く)
ク その他
(9) ICT教育環境の授業への普及を進めるために特に解決が必要な課題について重要と考えられる
項目を3つまで記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
カ
キ
ク
ケ
ア 何時でも必要な時に,無線LANや電子黒板等が使用できる環境
イ 一斉,個別,協働の各学習に対応できるタブレット端末の整備
ウ 遅延等が少ない快適なインターネットの接続環境
エ 授業で活用しやすい教員用又は児童・生徒用教材コンテンツの整備
オ ICT機器を活用した授業の効果の明確化と評価の定着
カ 教員自身のICT活用指導力の向上
キ 児童・生徒のICT活用能力の育成
ク ICT授業を補助するICT支援員等の配置
ケ その他
問4 県立学校におけるICT教育環境の積極的活用に向けた教員に対する取組みについて
(1) ICT教育環境の積極的活用に向けた教員に対する取組みを行っていますか。
ア
イ
ア 行っている
イ 行っていない
(2) (1)でアと回答した場合,どのような取組みを行っていますか。
ア
イ
ウ
エ
オ
ア 研修実施機関(教育センター等)でICT機器の活用等の研修を実施
イ 学校内で研修を実施するよう指導や校内研修の支援を実施
ウ 職員ポータルサイト等でICT機器活用の手引きや事例集等を提供
エ 担当指導主事やITC支援員を学校へ派遣し研修等を実施
オ その他
- 63 -
問5 ICT教育環境を活用した授業の効果又はその尺度(義務教育,高等学校,特別支援)について
(1) 小・中学校の場合,ICT教育環境を活用した授業の効果又はその尺度として,どのようなものが考え
られますか。適当と考えられる項目を3つまで記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
カ
ア 児童・生徒の学習意欲の状況
イ 児童・生徒の基礎的・基本的な知識・技能の習得状況
ウ 児童・生徒の思考力・判断力・表現力等の育成状況
エ ICT機器の操作能力を含めた児童・生徒の情報活用能力の育成状況
オ 教員のICT活用指導力の状況
カ その他
(2) 高等学校の場合,ICT教育環境を活用した授業の効果又はその尺度として,どのようなものが考えら
れますか。適当と考えられる項目を3つまで記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
カ
ア 生徒の学習意欲の状況
イ 生徒の基礎的・基本的な知識・技能の習得状況
ウ 生徒の思考力・判断力・表現力等の育成状況
エ ICT機器の操作能力を含めた生徒の情報活用能力の育成状況
オ 教員のICT活用指導力の状況
カ その他
(3) 特別支援学校の場合,ICT教育環境を活用した授業の効果又はその尺度として,どのようなものが考え
られますか。適当と考えられる項目を3つまで記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
カ
キ
ア 生徒の学習意欲の状況
イ 生徒の基礎的・基本的な知識・技能の習得状況
ウ 生徒の思考力・判断力・表現力等の育成状況
エ 児童・生徒の感覚機能や運動機能等の向上
オ ICT機器の操作能力を含めた児童・生徒の情報活用能力の育成状況
カ 教員のICT活用指導力の状況
キ その他
(4) その他,ICT教育環境を活用した授業の効果又はその尺度の検証を行った事例があれば,その検証
方法等について,記入してください。
- 64 -
問6 県立学校におけるICT教育環境を活用した教育効果の向上を導く授業のあり方の研究状況
について
(1) ICT教育環境を活用した教育効果の向上を導く授業のあり方の研究をしていますか。
ア
イ
ア している
イ していない
(2) (1)でアと回答した場合,ICT教育環境を活用した教育効果の向上を導く授業のあり方の研究
状況について,貴教育委員会として,又は県内の市町村教育委員会が行っているもので,把握し
ている内容を記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
カ
ア モデル校を指定し研究を行っている
イ 庁内にプロジェクトチーム等の研究組織を設け,事例研究をしている
ウ 大学等の研究機関と連携し研究をしている
エ 国や先進自治体等の情報収集をしている
オ 学校内で自主的に研究している
カ その他
問7 県立学校におけるICT教育環境整備に向けて予算担当部署から示されている課題について
(1) ICT教育環境整備に向けて予算担当部署から示されている課題がありますか。
ア
イ
ア ある
イ ない
(2) (1)でアと回答した場合,課題について記入してください。
ア
イ
ウ
エ
オ
ア 学力向上等,児童・生徒への効果
イ ICT活用指導力の向上等,教員への効果
ウ ICT教育環境整備に対する将来的な事業構想の方向性や整備計画の策定
エ 投資に対する費用対効果の測定
オ その他
(3) (1)でアと回答した場合,予算担当部署から示されている課題の解決に向けて,取り組んでいる
内容を記入してください。
ア
ア 他教育委員会や私立の先進事例校等と連携し,効果の検証等を行っている
ウ
イ 試行的にICT機器を導入したモデル校等を指定し,授業での活用や効果の検証等を
行っている
ウ 庁内にプロジェクト委員会等を立ち上げ,効果の検証等を行っている
エ
エ 大学等の研究機関等と連携し、効果の検証等を行っている
オ
オ 国や先進自治体の動向等の情報を収集している
カ
カ 機器整備状況や需要調査等を行い、現状を分析している
キ
キ その他
イ
- 65 -
問8 ICT教育環境整備に向けて国に求めたい支援策について
(1) ICT教育環境整備に向けて,今後,特に国に求めたい支援策についての項目を3つまで記入して
ください。
ア
ア 財政支援(地方交付税)
※ 具体的な内容を記入してください
イ
イ 財政支援(補助事業)
※ 具体的な内容を記入してください
ウ
エ
オ
カ
ウ ICT教育環境を整備したモデル校での実証事業等の国直轄事業の拡充
エ 活用事例や方法,教材のデータベース化等による情報提供機能の充実
オ ICT教育環境を整備することによる学力向上等の効果や評価等の検証
カ その他
- 66 -
【 管理職の人材育成に向けた取組について】
Ⅰ
研究の趣旨
社会が急激に変化し、先行き不透明な時代にあって、学校を取り巻く課題は
多様化・複雑化しており、各学校において学力向上の取組、いじめ・不登校へ
の対応、英語教育・情報教育・特別支援教育・キャリア教育等様々な課題が学
校教育に集約されてきている。これらの課題を解決するためには、管理職がリ
ーダーシップを発揮し、学校経営を進めていくことが重要である。
また、ほとんどの都道府県において教員の大量退職を迎えているが、その対
応は少子化の影響の大小により様々である。しかしながら、教員の年齢構成の
バランスが崩れていくという点においては共通の課題である。
そこで、平成26年度の【研究課題2】を「管理職の人材育成に向けた取組
について」とし、管理職に求められる資質能力を明確にするとともに、管理職
や管理職候補の年齢構成、人材育成や人材確保など、各都道府県の現状や取組
を把握し考察することで今後の施策・事業の検討や国への要望等の参考とする。
Ⅱ
調査概要
1
内
容
(1)管理職に求められる資質能力およびその向上策について
① 管理職に求められる資質能力
② 管理職に今後伸ばす必要のある資質能力
③ 管理職の資質能力を伸ばす方策
(2)管理職の現状について
① 管理職・教育委員会在籍者の年齢別構成
② 早期退職の現状
③ 管理職および新任管理職の平均年齢の経年変化
④ 行政経験のある管理職の割合
⑤ 教頭の定年退職者数
(3)管理職の人材確保について
① 管理職希望者の増減の傾向について
- 67 -
② 管理職の人材確保についての課題
③ 課題の解決方策
(4)管理職と再任用制度について
① 管理職の再任用の状況について
② 管理職としての再任用について
2
対
象
47都道府県教育委員会(回収率100%)
3
期
間
平成26年8月から9月まで
- 68 -
Ⅲ
調査結果
1
管理職に求められる資質能力およびその向上策について
*准校長、副校長については、給料表の4級に該当する場合は「校長」に、3級に
該当する場合は「教頭」に含む。
1
管理職に求められる資質能力として特に重視するもの(3項目までの複数
回答)
管理職に求められる資質能力としては、校長では、どの校種も概ね同じ傾向を示し
ており、「教育に対する識見・情熱」、「リーダーシップ」、「ビジョンを明確にし教職員に
浸透させる力」、「教職員の人材育成」、「危機管理能力」が重視されている。
校種間での差異を見ると、小・中学校と特別支援学校は、「教育に対する識見・情
熱」が、高等学校では「リーダーシップ」が最も重視されている。
管理職に求められる資質能力として特に重視するもの(校長)
教育に対する識見・情熱
高い職業倫理
リーダーシップ
(人を統率する力)
ビジョンを明確にし
教職員に浸透させる力
小学校
ビジョンを具体化し
実行する力
中学校
人間関係調整力
高等学校
情報収集・発信能力
特別支援学校
危機管理能力
学校内外の状況を
分析する力
教職員の人材育成
教職員の服務規律の管理
保護者や地域と
円滑に連携できる力
その他
0
10
- 69 -
20
30
都道府県数 40
教頭では、「ビジョンを具体化し実行する力」、「教育に対する識見・情熱」、「リー
ダーシップ」、「人間関係調整力」、「教職員の人材育成」が重視されており、中でも
「ビジョンを具体化し実行する力」については、どの校種においても最も重視されて
いる。
他の項目については、校種により違いが見られ、「危機管理能力」に関しては、
特別支援学校において、特に重視されている。「保護者や地域と円滑に連携できる
力」に関しては、高等学校では他校種に比べやや少なめである。
管理職に求められる資質能力として特に重視するもの(教頭)
教育に対する識見・情熱
小学校
高い職業倫理
中学校
リーダーシップ
(人を統率する力)
高等学校
ビジョンを明確にし
教職員に浸透させる力
特別支援学校
ビジョンを具体化し
実行する力
人間関係調整力
情報収集・発信能力
危機管理能力
学校内外の状況を
分析する力
校内プロジェクトを
企画する力
教職員の人材育成
教職員の服務規律の管理
保護者や地域と
円滑に連携できる力
他者を説得する力
事務管理力
その他
0
10
20
30
40
都道府県数
- 70 -
2
管理職の資質能力について、今後伸ばす必要があるもの(3項目までの複
数回答)
今後伸ばすことが必要な資質能力については、校長では、「危機管理能力」、「教
職員の人材育成」、「ビジョンを明確にし教職員に浸透させる力」がどの校種でも多く
挙げられており、次いで「教職員を評価する力」となっている。
校種で特徴的なものを見ると、小・中学校においては「教職員の人材育成」が、高
等学校・特別支援学校では「危機管理能力」が最も多く挙げられている。また、「リーダ
ーシップ」については、特別支援学校において他校種より多い状況である。
今後伸ばす必要がある資質能力(校長)
教育に対する識見・情熱
高い職業倫理
小学校
リーダーシップ(人を統率する力)
中学校
ビジョンを明確にし教職員に浸透させる力
高等学校
ビジョンを具体化し実行する力
特別支援学校
人間関係調整力
情報収集・発信能力
危機管理能力
学校内外の状況を分析する力
学校間連携(小中の連携等)
校内プロジェクトを企画する力
教職員の人材育成
教職員の服務規律の管理
保護者や地域と円滑に連携できる力
他者を説得する力
教職員を評価する力
その他
0
10
- 71 -
20
30 都道府県数 40
教頭では、どの校種においても「危機管理能力」、「教職員の人材育成」、「ビジョン
を具体化し実行する力」が、特に多く挙げられている。
校種で特徴的なものを見ると、小学校と特別支援学校では、「危機管理能力」が最
も多く挙げられている。また、小・中学校では「保護者や地域と円滑に連携できる力」
が、高等学校では、「教職員の人材育成」、「プロジェクトを企画する力」が他校種に比
べ多く挙げられている。
今後伸ばす必要がある資質能力(教頭)
教育に対する識見・情熱
高い職業倫理
小学校
リーダーシップ(人を統率する力)
中学校
ビジョンを明確にし教職員に浸透させる力
高等学校
ビジョンを具体化し実行する力
特別支援学校
人間関係調整力
情報収集・発信能力
危機管理能力
学校内外の状況を分析する力
学校間連携(小中の連携等)
カリキュラムを開発する力
校内プロジェクトを企画する力
教職員の人材育成
教職員の服務規律の管理
保護者や地域と円滑に連携できる力
他者を説得する力
教職員を評価する力
事務管理力
その他
0
10
20
30
40
都道府県数
- 72 -
3
管理職の資質能力を伸ばしていく上で有効な方策(3項目までの複数回答)
資質能力を伸ばしていく上で有効な方策については、校長では、どの校種も概
ね同じ傾向を示しており、「管理職の意識改革」、「管理職向けの研修の増加」、
「校長会・教頭会の取組支援」が多く挙げられ、次いで「管理職の負担軽減」となっ
ている。
また、多くはないが「管理職に求められる資質能力の全国的なモデルの開発」、
「管理職を対象とした指導員、相談員の配置」を挙げるところもある。
管理職の資質能力を伸ばすために有効な方策(校長)
管理職に求められる資質能力の
全国的なモデルの開発
管理職向けの研修の増加
大学での研修・一般セミナーへの
参加推奨
小学校
複数の学校を統括
・指導する立場の校長職の配置
中学校
高等学校
管理職を対象とした
指導員、相談員の配置
特別支援学校
研修会等への参加費用補助
校長会・教頭会の取組支援
管理職の負担軽減
管理職の意識改革
その他
0
10
20
- 73 -
30
都道府県数
40
教頭についても、どの校種も概ね同じ傾向を示しており、「管理職の意識改革」、
「管理職向けの研修の増加」、「管理職の負担軽減」、「校長会・教頭会の取組支援」
が特に多く挙げられている。
管理職の資質能力を伸ばすために有効な方策(教頭)
管理職に求められる資質能力の
全国的なモデルの開発
管理職向けの研修の増加
大学での研修・一般セミナーへの
参加推奨
小学校
上位免許取得の推奨・費用補助
中学校
複数の学校を統括
・指導する立場の校長職の配置
高等学校
特別支援学校
管理職を対象とした
指導員、相談員の配置
研修会等への参加費用補助
校長会・教頭会の取組支援
管理職の負担軽減
管理職の意識改革
その他
0
10
20
30
40
都道府県数
- 74 -
4
管理職の資質能力を伸ばすために特に工夫している研修や今後実施したい
研修
【内容について】
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
学校組織マネジメント研修
危機管理・危機対応研修
人事評価に関する研修
服務規律・コンプライアンスに関する研修
人材育成に関する研修
健康管理・カウンセリングに関する研修
特別支援教育に関する研修
教育行政の基礎に関する研修
【工夫について】
① 研修形態
・事例演習、緊急記者会見の実践演習
・KJ法を用いたグループワーク
・課題に応じたパネルディスカッション
・現場のニーズに応じて研修内容を選択できる研修
・新聞を活用した学校経営(NISM)
② 異業種の講師活用
・民間人講師(一般企業の管理職・弁護士・動物園園長・作家等)
③ 校種・職種・学校関係者等合同研修
・管理職や教務主任、部主事、PTA役員を対象とした学校運営に関する
研究協議会
・校種を越えた議論、情報交換
・事故発生時の組織的な対応訓練等の演習を、養護教諭や生徒指導主
事等との合同研修として実施
④ 大学・教職大学院との連携
・大学と連携した実習・演習や事例研究等
・教職大学院等との連携および管理職の派遣
⑤ 次世代のリーダー育成をねらいとした研修
・教師塾として、次世代のリーダーを意図的・計画的に育成
・管理職選考の要件として指定研修を実施
- 75 -
5
管理職の資質能力向上のための取組で、教育委員会が実施している研修
以外の取組
・管理職候補者研究協議会の実施
・教頭候補者全員を対象とする課題レポートの出題
・「新任校長サポートデスク」を教育委員会事務局に設置
・県教育委員会幹部による講演会の実施
・学校訪問・管理職面談・電話相談の実施
・教育事務所長等による新任校長配置校への訪問
・「管理職塾」の実施(希望者対象に週休日に開催
費用は自己負担
年間5回開催)
・管理職候補者や管理職名簿登載者を対象として教職大学院に派遣
・学校コンサルチーム派遣事業の実施(学校経営ビジョンのつくり方、
重点目標の決め方、検証の仕方等々を全教職員で実施)
・管理職を対象としたキャリアアップ講座の開講
- 76 -
2
管理職の現状について
*資料は、全国的な傾向をみるために、回答のあった都道府県のデータをもとに
作成している。
6
管理職、教育委員会在籍者および教員全体の年齢別人数分布について
【小学校】全国の年齢別教員数の分布(管理職・教育委員会在籍者含む)
(人)
16000
男
14000
女
12000
10000
8000
6000
4000
2000
0
22 24 26 28 30 32 34 36 38 40 42 44 46 48 50 52 54 56 58 60
平均年齢
44.1 歳(女性
61%
43.4 歳)
(年齢)
【小学校】全国の年齢別管理職数および教育委員会在籍者数
(人)
4000
校長
3000
教頭
教育委員会在籍者
2000
1000
0
22 24 26 28 30 32 34 36 38 40 42 44 46 48 50 52 54 56 58 60
平均年齢
校長
57.2 歳(女性
18%
57.5 歳)
(年齢)
教頭
53.6 歳(女性
21%
54.3 歳)
教育委員会在籍者
48.7 歳(女性
20%
48.2 歳)
- 77 -
【小学校】年齢別教員数の分布型(都道府県別)について
*各年齢の教員数を全体の教員数に対する割合(%)で表し、都道府県毎に
作成し比較したもの。
A1型
A2型
M1型
M2型
*縦軸は%
40 歳代にピークがあり、若年層・壮年層ほど少なくなる。
50 歳代に大きなピークがあり、若年層ほど少なくなる。
50 歳代に大きなピークがあり、20 歳代にも小さなピークがある。
50 歳代と 20~30 歳代に2つの大きなピークがある。
横軸は年齢
【A1型】
5
4
北海道
3
N=3
鹿児島県
沖縄県
2
1
0
23252729313335373941434547495153555759
7
6
5
4
3
2
1
0
23252729313335373941434547495153555759
8
6
4
2
0
23252729313335373941434547495153555759
平均年齢:43.7 歳
【A2型】
青森県
秋田県
茨城県
山梨県
島根県
高知県
熊本県
N=21
岩手県
宮城県
山形県
福島県
新潟県
福井県
長野県
鳥取県
山口県
愛媛県
佐賀県
長崎県
大分県
宮崎県
平均年齢:47.2 歳
【M1型】
N=15
栃木県
石川県
愛知県
和歌山県
徳島県
【M2型】
6
5
4
3
2
1
0
埼玉県
神奈川県
大阪府
23252729313335373941434547495153555759
- 78 -
群馬県
富山県
岐阜県
静岡県
三重県
奈良県
岡山県
広島県
香川県
福岡県
平均年齢:44.6 歳
N=8
千葉県
滋賀県
兵庫県
東京都
京都府
平均年齢:41.6 歳
【中学校】全国の年齢別教員数の分布(管理職・教育委員会在籍者含む)
(人)
9000
8000
男
7000
女
6000
5000
4000
3000
2000
1000
0
22 24 26 28 30 32 34 36 38 40 42 44 46 48 50 52 54 56 58 60
(年齢)
平均年齢
43.9 歳(女性
41%
42.6 歳)
【中学校】全国の年齢別管理職数および教育委員会在籍者数
(人)
2000
校長
1500
1000
教頭
教育委員会在籍者
500
0
22 24 26 28 30 32 34 36 38 40 42 44 46 48 50 52 54 56 58 60
(年齢)
平均年齢
校長
57.2 歳(女性
6%
57.4 歳)
教頭
53.3 歳(女性
8%
53.7 歳)
教育委員会在籍者
48.8 歳(女性
16%
47.7 歳)
- 79 -
【中学校】年齢別教員数の分布型(都道府県別)について
A1型
A2型
M1型
F1型
*縦軸は%
40 歳代にピークがあり、若年層・壮年層ほど少なくなる。
50 歳代に大きなピークがあり、若年層ほど少なくなる。
50 歳代に大きなピークがあり、20 歳代にも小さなピークがある。
50 歳代にピークがあるが、年代による目立った差はない。
横軸は年齢
6
【A1型】
N=7
北海道
長崎県
沖縄県
青森県
宮崎県
5
4
3
2
新潟県
鹿児島県
1
0
平均年齢:44.4 歳
23252729313335373941434547495153555759
7
6
5
4
3
2
1
0
23252729313335373941434547495153555759
【A2型】 N=19
岩手県 宮城県 秋田県
山形県 福島県 栃木県
石川県 山梨県 和歌山県
鳥取県 島根県 山口県
徳島県 愛媛県 高知県
福岡県 佐賀県 熊本県
大分県
平均年齢:46.1 歳
【M1型】
7
6
5
4
3
2
1
0
23252729313335373941434547495153555759
6
N=13
埼玉県 千葉県 東京都
神奈川県 富山県 静岡県
愛知県 滋賀県 京都府
大阪府 奈良県 広島県
香川県
平均年齢:43.4 歳
【F1型】
N=8
茨城県
長野県
兵庫県
群馬県
岐阜県
岡山県
5
4
3
2
福井県
三重県
1
0
23252729313335373941434547495153555759
- 80 -
平均年齢:43.2 歳
【高等学校】全国の年齢別教員数の分布(管理職・教育委員会在籍者含む)
(人)
8000
男
7000
女
6000
5000
4000
3000
2000
1000
0
22 24 26 28 30 32 34 36 38 40 42 44 46 48 50 52 54 56 58 60
(年齢)
平均年齢
45.4 歳(女性
31%
43.1 歳)
【高等学校】全国の年齢別管理職数および教育委員会在籍者数
(人)
800
校長
600
教頭
教育委員会在籍者
400
200
0
22 24 26 28 30 32 34 36 38 40 42 44 46 48 50 52 54 56 58 60
(年齢)
平均年齢
校長
57.7 歳(女性
7%
57.5 歳)
教頭
54.2 歳(女性
8%
54.0 歳)
教育委員会在籍者
47.9 歳(女性
13%
45.8 歳)
- 81 -
【高等学校】年齢別教員数の分布型(都道府県別)について
A1型
A2型
M1型
*縦軸は%
40 歳代にピークがあり、若年層・壮年層ほど少なくなる。
50 歳代に大きなピークがあり、若年層ほど少なくなる。
50 歳代に大きなピークがあり、20 歳代にも小さなピークがある。
横軸は年齢
【A1型】 N=16
北海道 青森県
秋田県 山形県
新潟県 鳥取県
愛媛県 佐賀県
熊本県 宮崎県
沖縄県
7
6
5
4
3
2
1
0
岩手県
福島県
島根県
長崎県
鹿児島県
23 26 29 32 35 38 41 44 47 50 53 56 59
平均年齢:44.9 歳
【A2型】 N=17
宮城県 茨城県
群馬県 富山県
山梨県 長野県
滋賀県 兵庫県
山口県 徳島県
高知県 大分県
8
6
4
2
0
栃木県
福井県
静岡県
和歌山県
香川県
23 26 29 32 35 38 41 44 47 50 53 56 59
平均年齢:45.8 歳
【M1型】
8
6
N=14
埼玉県 千葉県
神奈川県 石川県
愛知県 三重県
大阪府 奈良県
広島県 福岡県
4
2
0
東京都
岐阜県
京都府
岡山県
23 26 29 32 35 38 41 44 47 50 53 56 59
平均年齢:45.6 歳
- 82 -
【特別支援学校】全国の年齢別教員数の分布(管理職・教育委員会在籍者含む)
(人)
2500
男
2000
女
1500
1000
500
0
22 24 26 28 30 32 34 36 38 40 42 44 46 48 50 52 54 56 58 60
(年齢)
平均年齢
43.0 歳(女性
61%
41.9 歳)
【特別支援学校】全国の年齢別管理職数および教育委員会在籍者数
(人)
200
校長
150
教頭
教育委員会在籍者
100
50
0
22 24 26 28 30 32 34 36 38 40 42 44 46 48 50 52 54 56 58 60
(年齢)
平均年齢
校長
57.5 歳(女性
21%
57.7 歳)
教頭
54.1 歳(女性
25%
54.5 歳)
教育委員会在籍者
47.7 歳(女性
30%
47.1 歳)
- 83 -
【特別支援学校】年齢別教員数の分布型(都道府県別)について
A1型
A2型
M1型
F2型
*縦軸は%
40 歳代にピークがあり、若年層・壮年層ほど少なくなる。
50 歳代に大きなピークがあり、若年層ほど少なくなる。
50 歳代に大きなピークがあり、20 歳代にも小さなピークがある。
年代による目立った差はない。
横軸は年齢
【A1型】
7
6
5
4
3
2
1
0
北海道
福島県
山梨県
徳島県
宮崎県
23252729313335373941434547495153555759
青森県 秋田県
茨城県 栃木県
鳥取県 島根県
長崎県 熊本県
鹿児島県 沖縄県
平均年齢:42.8 歳
8
【A2型】
6
宮城県
新潟県
長野県
香川県
大分県
4
2
0
23252729313335373941434547495153555759
N=13
山形県
富山県
兵庫県
高知県
群馬県
福井県
山口県
佐賀県
平均年齢:45.8 歳
【M1型】
7
6
5
4
3
2
1
0
N=15
N=9
埼玉県 千葉県 神奈川県
三重県 京都府 大阪府
岡山県 広島県 福岡県
平均年齢:42.6 歳
23252729313335373941434547495153555759
【F2型】
6
N=10
5
岩手県 東京都 石川県
岐阜県 静岡県 愛知県
滋賀県 奈良県 和歌山県
愛媛県
4
3
2
1
0
23252729313335373941434547495153555759
- 84 -
平均年齢:42.3 歳
7
早期退職者(女性教員)の状況について
平成26年度の年齢別の女性教員の割合を見ると、どの校種においても
40歳代半ばを境に、年齢が高くなるほど小さくなっている。例えば、40歳
代半ばまでの女性の割合の平均と60歳の女性教員の割合を比べると、小学校
においては65%から50%に、中学校では47%から29%に、高等学校で
は40%から18%に、特別支援学校では67%から43%に、どの校種も1
5%から24%も小さくなっていることが分かる。この要因として考えられる
のが女性教員の早期退職であることから、回答のあった都道府県の集計ではあ
るが、例えば平成26年度の60歳の女性教員数を、10年前(平成16年度)
の50歳の女性教員数と比較してみると、この10年間で小学校で52%、中
学校で52%、高等学校で34%、特別支援学校で41%が減少していること
が明らかになった。
【小学校】
女性教員の割合(%)
75
女性教員の減少率(%)
N=37
60
70
50
65
60
40
55
30
50
20
45
10
40
35
23 26 29 32 35 38 41 44 47 50 53 56 59
0
50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60
*女性教員の割合(%)は、平成 26 年度の各年齢における女性の割合(%)を表したもの。
*女性教員の減少率(%)は、平成 26 年度の各年齢の女性教員数が、平成 16 年度の該当
年齢(10 歳若い)の女性教員数からどれだけ減っているかを割合(%)で表したもので
教育委員会在籍者は含んでいない。
- 85 -
【中学校】
女性教員の割合(%)
55
女性教員の減少率(%)
N=37
60
50
45
50
40
40
35
30
30
20
25
10
20
15
23 26 29 32 35 38 41 44 47 50 53 56 59
0
50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60
【高等学校】
女性教員の割合(%)
50
女性教員の減少率(%)
N=36
40
45
40
30
35
30
20
25
20
10
15
10
23 26 29 32 35 38 41 44 47 50 53 56 59
0
50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60
【特別支援学校】
女性教員の割合(%)
80
女性教員の減少率(%)
N=35
50
75
70
40
65
30
60
20
55
10
50
0
45
-10
40
23 26 29 32 35 38 41 44 47 50 53 56 59
50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60
-20
- 86 -
8
管理職および新任管理職の平均年齢の推移
全国的に見ると、平成16年度(10年前)からは、全ての校種の管理職、
新任管理職の平均年齢が高くなってきている。特に小学校、中学校においてそ
の傾向が強く、小学校の教頭では2.9歳、中学校の教頭では2.7歳高くなっ
ている。
校長の平均年齢の推移
教頭の平均年齢の推移
小学校
中学校
高等学校
特別支援学校
*どの年度も回答のあった都道府県の平均年齢の平均である。
- 87 -
9
行政経験のある管理職の割合
管理職の資質能力を伸ばす上で、行政での経験は一つの重要な要素であると
考えられる。校長の約46%、教頭の約28%が行政経験者である。
管理職のうち行政経験のある者の割合
校長
教頭
小学校
41.4%
23.5%
中学校
51.9%
30.3%
高等学校
55.3%
37.5%
特別支援学校
52.3%
30.2%
合計
46.1%
27.9%
行政経験のある管理職の割合は、校長、教頭ともに高等学校が最も高く、
小学校が最も低い。中学校と特別支援学校は、ほぼ同じ値である。ただし、
都道府県別では、かなりの差異が見られる。
- 88 -
都道府県別行政経験者の割合
*横軸は都道府県数
【小学校】
【中学校】
【高等学校】
【特別支援学校】
- 89 -
10
教頭で定年退職をした人数の推移
教頭で定年退職をした人数の推移は、ここ5年間で、小学校、中学校では年々
増加傾向にあるのに対し、高等学校、特別支援学校では顕著な増加傾向は見ら
れない。
定年退職教頭数の推移
(全国計)
定年退職教頭数の
都道府県別分布
退職教頭の全教頭
に対する割合(%)
(過去5年間の平均)
(過去5年間の平均)
【小学校】 N=46
*横軸は都道府県数
【中学校】 N=46
【高等学校】 N=47
【特別支援学校】 N=47
- 90 -
3
管理職の人材確保について
11
教頭の登用数に対する希望者の状況
*数字は都道府県数
登用に対して希望者が少ない
校種
現在
2、3年後 5、6年後
小学校
7
7
中学校
7
高等学校
特別支援学校
登用に対して希望者が多い
10年後
現在
2、3年後 5、6年後
10年後
14
14
31
25
25
18
6
14
13
32
25
26
18
8
8
17
15
26
21
18
17
9
11
19
16
24
18
16
15
全体的に、将来希望者が少なくなる傾向が見られる。
□ 上記の回答を、校種毎に教員の年齢別分布型で集計すると次のようになる。
都道府県数
*Nはそれぞれの分布型に含まれる都道府県数
M1、M2型 (管 理 職 候 補 となる年 代 の教 員 数 が少 ない)の都 道 府 県 では、現 在
でも希望者が「少ない」と回答しているところが6県、将来に向けて「少ない」と回答する
ところが多くなっている。また、A2型でも、将来に向けて「多い」という回答が減り、「少
ない」と回答するところが増加している。
- 91 -
都道府県数
M1、F1型では、「少ない」と回答する都道府県が多く、A2型では小学校と同様に
将来に向けて「少ない」と回答するところが多くなっている。
都道府県数
全体的に「少ない」との回答が多く、特にM1型では5、6年後、10年後とも「少な
い」との回答が圧倒的に多い。A1,A2型でも将来に向けて「少ない」との回答が多
く、5、6年後では、全体で17県が「少ない」と回答している。
都道府県数
年齢分布の型に関わらず、希望者が「少ない」との回答が見られ、5、6年後では、
全体で19県が「少ない」と回答している。
- 92 -
12
管理職の人材確保においての主な課題や問題点(3項目までの複数回答)
校
教
長
頭
小学校
女性で管理職を希望
する者が少ない
中学校
女性の管理職が少ない
高等学校
管理職の質を
向上させること
特別支援学校
管理職の質を保つこと
管理職の責任が増大
希望者の年齢が高い
管理職として退職した
後の保障がない
管理職の魅力が低下した
民間人、行政出身校長が
いない、少ない
教諭として再任用
されることに不安
その他
0
10
20
30
40
0
10
20
30
40
都道府県数
〔その他の回答〕・教員の年齢構成上、40 代の年齢層が薄いため、
今後、管理職候補者となる年齢層が少なくなる。
・管理職候補(ミドルリーダー等)の育成
管理職の人材確保においての主な課題や問題点については、どの校種におい
ても「女性で管理職を希望する者が少ない」、「女性の管理職が少ない」、「管理
職の質を向上させること」、「管理職の質を保つこと」が特に多く、「管理職の責
任が増大」が次いで多い。また、わずかではあるが「管理職として退職した後
の保障がない」、「管理職の魅力が低下した」ことを挙げる都道府県もある。
- 93 -
13
管理職の人材確保においての有効な方策(3項目までの複数回答)
校
教
長
頭
管理職候補の研修を
充実する
管理職候補者を積極的に
掘り起こす
女性管理職候補への
支援体制をつくる
管理職の処遇を改善する
小学校
中学校
管理職を再任用する
高等学校
管理職を増配置する
特別支援学校
指導的な教諭として
再任用する
大学等での研修の
参加費用を補助する
大学等での研修を
制度化する
その他
0
10
20
30
40
0
10
20
30
40
50
都道府県数
〔その他の回答〕
・管理職研修等について、一層の質の向上を図る。
・女性の実績を評価し、管理職候補として掘り起こす。
・管理職(特に教頭)の事務処理の軽減を図る。
・10年後、20年後を見通し、体系的な研修や校務分掌配置を行う。
・退職後の新たな職域の拡大・予算措置
・今後、管理職候補者となる年齢層が若返ることが見込まれることから
計画的な人事配置を進めるなどして管理職候補者層の充実に努める。
管理職の人材確保においての有効な方策については、校長と教頭の間に大き
な差異はなく、「管理職候補の研修を充実する」、「管理職候補者を積極的に掘り
起こす」、「女性管理職候補への支援体制をつくる」、「管理職の処遇を改善する」
が多く挙げられている。
- 94 -
校種で特徴的なものを見ると、「管理職候補者を積極的に掘り起こす」は、高
等学校と特別支援学校において有効であるとの回答が多いのに対し、「女性管理
職候補への支援体制をつくる」は、小・中学校の方が多い傾向にある。
その他の回答の中で特徴的なものは、「体系的な研修や校務分掌配置を行う」
や「計画的な人事配置を進める」といったもので、体系的、計画的に人材育成、
人材確保を進めていくことの重要性に触れられている。
4
管理職と再任用制度について
14
管理職の再任用の状況
管理職の再任用の状況(都道府県数)
再任用
の職
校長
副校長
教頭
教諭
その他
校長
6
0
40
4
副校長・教頭
0
2
38
3
校長
6
1
33
3
副校長・教頭
0
3
28
1
校長
5
1
30
2
副校長・教頭
0
1
32
1
校長
2
1
13
2
副校長・教頭
0
0
16
1
再任用
前の職
小学校
中学校
高校
高等学校
特別支援学校
- 95 -
管理職の再任用の状況(人数)
再任用
の職
校長
副校長
教頭
教諭
その他
校長
195
0
468
20
副校長・教頭
0
27
344
5
校長
89
1
240
11
副校長・教頭
0
8
118
2
校長
12
17
195
46
副校長・教頭
0
1
254
3
校長
4
1
20
15
副校長・教頭
0
0
35
1
再任用
前の職
小学校
中学校
高校
高等学校
特別支援学校
15
管理職で教諭またはその他の職に再任用された場合の業務内容(複数回答)
児童生徒の指導(教科指導)
小学校
中学校
児童生徒の指導(担任)
高等学校
特別支援学校
初任者等教員の指導
事務作業
その他
0
〔その他の回答〕
5
10
15
20
25
30 35 40
都道府県数
・校務分掌業務、部活動指導
・少人数指導(小・中学校)
・就職支援担当教員(高等学校)
・県教育研修センター、教育庁・教育事務所主査、
指導相談員 等
- 96 -
16
管理職としての再任用についての今後の方針
実施していると回答した10
県 に つ い ては 、 今 後 の 方 針
に関 して、「 必 要 に 応 じて実
実施している 10
施」を含めて、現 状 維 持との
回答である。実施、実施予定、
来年度実施 2
検 討 を含 めた15県 のほとん
実施を検討 3
どが、M2、M1、A2型 の都
未定
17
32
道府県である。
管理職の再任用後の給与について(複数回答)
*数字は都道府県数
給料月額
校長
副校長
教頭
教諭
その他
200,000円未満
1
0
1
6
4
200,000円以上
~240,000円未満
0
0
0
2
5
240,000円以上
~280,000円未満
1
1
1
41
2
280,000円以上
~300,000円未満
0
0
0
3
0
300,000円以上
~340,000円未満
0
1
3
0
1
340,000円以上
~380,000円未満
0
1
2
0
0
380,000円以上
~420,000円未満
8
0
0
0
0
420,000円以上
~460,000円未満
4
0
0
0
0
460,000円以上
0
0
0
0
0
- 97 -
Ⅳ
まとめ
1
管理職に求められる資質能力およびその向上策について
管理職に求められる資質能力では、校長、教頭とも「教育に対する識見・情熱」、「リ
ーダーシップ」、「教職員の人材育成」が重視されており、さらに校長では「ビジョンを明
確にし教職員に浸透させる力」や「危機管理能力」が、教頭では、「ビジョンを具体化し
実行する力」や「人間関係調整力」が重視されている。
今後伸ばす必要がある資質能力としては、校長、教頭とも「危機管理能力」、「教職員
の人材育成」が特に多く挙げられている。また、校長では、「ビジョンを明確にし教職員に
浸透させる力」、「教職員を評価する力」が、教頭では、「ビジョンを具体化し実行する力」
が多く挙げられており、校長と教頭の資質能力についての共通点や相違点がよく分かる。
また、多くはないものの、多様な能力が求められていることが分かる。
資質能力を伸ばす方策という点では、「管理職の意識改革」が校長、教頭とも最も多く、
次いで「管理職向けの研修の増加」や「校長会・教頭会の取組支援」が多い。このことか
ら、まず、管理職の意識が課題であると認識されていることが明らかになった。
また、「管理職の負担軽減」を挙げるところも半数近くに上っており、実効ある対策を検
討する時期にきていると考えられる。
資質向上のための研修等の実施については、各都道府県でそれぞれ工夫されている
ことがうかがえるが、特徴的なものとして、大学や教職大学院との連携や管理職の派遣、
「管理職塾」の開催、新任校長サポートデスクの設置や電話相談の実施、
「学校コン
サルチーム派遣事業」という取組もあり参考となる。
2
管理職の現状について
年齢別教員数の分布は、都道府県や校種によって違いが見られたため、分布の
形状でいくつかの型に分類した。分布の型によって、大量退職を迎える時期や管
理職候補が少なくなる時期が異なるため、現在の課題や今後予想される課題には、
それぞれの型毎に共通したものがあると推察される。
また、多くの都道府県において、年齢別教員数のピークが50歳代にあり、新
- 98 -
任校長、新任教頭の平均年齢も高くなってきている。それに伴って、管理職とし
ての在職年数も短くなってきていることが推察される。また、小・中学校におい
ては、校長に昇任せず、教頭で定年退職する者も年々増加する傾向にある。管理
職の資質能力を高めるためには、一定の在職年数を確保することは重要であり、
計画的な登用が望まれる。
早期退職者の現状については、全国的な傾向として、どの校種でも40歳代半
ばから、年齢別の女性教員の割合が少なくなる傾向が見られる。これは、女性教
員の早期退職が大きな要因ではないかと考え、現在60歳の女性教員数を、10
年前の50歳の女性教員数と比較した。この結果、特に小・中学校では、この1
0年の間に半数以上の女性教員が早期退職していることが明らかになった。
行政経験のある管理職の割合については、各都道府県や校種によってばらつき
があるものの、校長のほぼ半数が経験していることから、教育委員会事務局等へ
の登用は管理職の人材確保のための一つの要素として重要であると考えられる。
3
管理職の人材確保について
管理職の人材確保における課題や問題点については、
「 女性で管理職を希望する
者が少ない」、「女性の管理職が少ない」、「管理職の質を向上させること」、「管理
職の質を保つこと」が特に多く、次いで「管理職の責任が増大」となっている。
また、多くはないが「管理職として退職した後の保障がない」、「管理職の魅力が
低下した」ことを挙げているところもあり、管理職候補者の不足が切実な課題と
なっている状況がうかがえる。教頭の登用数に対する希望者の状況からも、時期
の差はあるものの多くの都道府県で、管理職の確保が難しくなってきていること
が明らかになった。40歳代半ばからの女性教員の早期退職者は、管理職の人材
確保における課題の一因となっていると考えられる。
課題解決のための方策については、
「管理職候補の研修を充実する」、
「管理職候
補者を積極的に掘り起こす」、「女性管理職候補への支援体制をつくる」の順に多
く、
「 管理職の処遇を改善する」ことを挙げる都道府県も半数近くに及ぶ。今後は、
女性管理職候補への具体的な支援体制や管理職の処遇の改善について検討が必要
であろう。
- 99 -
4
管理職と再任用制度について
管理職としての再任用については、「実施」、「実施予定」、「検討」と回答した15県の
多くが、管理職候補となる年代の教員が他の年代に比べてかなり少なく、管理職の確保
が難しくなっているものと推察される。
また、管理職を退職後、教諭として再任用された場合の業務内容を見ると、教科指導
の他に、初任者等教員の指導に当たっている割合が高い。ただし、管理職の再任用者
数は、管理職の退職者全体数と比べると少なく、有効な活用が望まれる。
5
おわりに
今回の調査研究では、管理職の人材育成と人材確保をテーマとし、各都道府県
からのアンケート結果や年齢別教員数の分布などを基に考察を行った。
管理職の「今後伸ばす必要のある資質能力」として「危機管理能力」、「教職員
の人材育成」が多く挙げられていることは、学校を取り巻く多様化・複雑化した
課題への対応やこれからの学校教育を支える人材の育成が急務となっていること
の現れであると考えられる。また、「資質能力を伸ばす有効な方策」として、「管
理職の意識改革」が最も多く挙げられており、管理職の人材育成を進める際の視
点として重要である。
管理職の人材確保については、次のような取組が必要であることが本調査から
見えてきた。
一点目は、中堅教員層の研修を充実させ、早い時期から管理職候補としての自
覚を持たせること。二点目は、女性管理職候補への支援体制をつくること。三点
目は、教育委員会事務局等に登用することで教育行政を経験させ、管理職候補と
して育成すること。四点目は、処遇の改善や負担の軽減を図るなど、管理職の魅
力を示すこと。併せて、優秀な管理職を引き続き管理職として再任用するなどし、
そのノウハウを継承するための取組を推進していくことが求められる。
各都道府県で、人材育成や人材確保の様々な取組がすでに始まっているが、全
国的な課題として位置付け、それぞれの取組を交流しながら、実効性のあるもの
としていくことが望まれる。
- 100 -
全国都道府県教育長協議会第3部会平成26年度調査研究 「管理職の人材育成に向けた取組について」
都道府県名
課室名
担当者職・氏名
電話番号
e-mailアドレス
研究の趣旨
社会の急激な変化と先行き不透明な時代の中で、さまざまな課題が学校教育に集約されてき
ています。これらの課題を解決するためには、管理職がリーダーシップを発揮し、学校経営を進
めていくことが重要です。
管理職に求められる資質能力を明確にするとともに、管理職の年齢構成や人事配置など、各都
道府県の現状や取組を把握し考察することで、今後の施策・事業の検討や国への要望等の参考
とします。
調査における補足事項
(1) 本調査において、「管理職」とは「公立の小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別
支援学校における校長、副校長・教頭」を、「教員」とは校長、教頭、教諭、助教諭、養護教諭、養
護助教諭、栄養教諭及び講師のことを指します。
この他、補足が必要な場合はアンケート本文中に記載しています。
(2)本調査においては、市区町村教育委員会、外部団体が独自に実施している場合も含めて、
貴都道府県が現時点で把握している状況をお答えください。
(3)「その他」など、記述が必要な回答の場合は、その概要を簡潔に入力してください。入力にあ
たっては、行および列の挿入、削除はしないでください。行および列の幅の変更はしていただいて
も構いません。
(4)本調査によって得られた結果は、当県にてデータを加工したうえで、全国都道府県教育長協
議会における調査研究報告書への掲載など、外部に公表することがあります。ただし、各都道府
県の個別の状況が出ないよう配慮いたします。
貴都道府県教育委員会における状況や取組についてお伺いします。
1 管理職に求められる資質能力について
問1 管理職に求められる資質能力として、特に重視されるものを以下の選択肢から3つ、校種毎に選
んでください。選択肢にない場合は、「ト その他」を選んでいただき、下記の空欄に記入してく
ださい。
校長
校種
管理職に求められる資質能力
小学校
中学校
高校
特別支援学校
教頭
校種
管理職に求められる資質能力
小学校
中学校
高校
特別支援学校
【選択肢】
ア 教育に対する識見・情熱
イ 高い職業倫理
ウ リーダーシップ(人を統率する力)
エ ビジョンを明確にし教職員に浸透させる力
オ ビジョンを具体化し実行する力
カ 人間関係調整力
キ 情報収集・発信能力
ク 危機管理能力
ケ 学校内外の状況を分析する力
コ 児童生徒を指導する力
サ 学校間連携(小中の連携等)
シ カリキュラムを開発する力
ス 校内プロジェクトを企画する力
セ 教職員の人材育成
ソ 教職員の服務規律の管理
タ 保護者や地域と円滑に連携できる力
チ 他者を説得する力
ツ 教職員を評価する力
テ 事務管理力
ト その他
(その他について具体的にお答えください。)
- 101 -
問2 管理職の資質能力について、今後伸ばす必要があると考えるものを以下の選択肢から3つ、校種
毎に選んでください。選択肢にない場合は、「ト その他」を選んでいただき、下記の空欄に記入
してください。
教頭
校長
校種
今後伸ばす必要があると考える
管理職の資質能力
校種
小学校
小学校
中学校
中学校
高校
高校
特別支援学校
特別支援学校
今後伸ばす必要があると考える
管理職の資質能力
【選択肢】
ア 教育に対する識見・情熱
イ 高い職業倫理
ウ リーダーシップ(人を統率する力)
エ ビジョンを明確にし教職員に浸透させる力
オ ビジョンを具体化し実行する力
カ 人間関係調整力
キ 情報収集・発信能力
ク 危機管理能力
ケ 学校内外の状況を分析する力
コ 児童生徒を指導する力
サ 学校間連携(小中の連携等)
シ カリキュラムを開発する力
ス 校内プロジェクトを企画する力
セ 教職員の人材育成
ソ 教職員の服務規律の管理
タ 保護者や地域と円滑に連携できる力
チ 他者を説得する力
ツ 教職員を評価する力
テ 事務管理力
ト その他
(その他について具体的にお答えください。)
問3 管理職の資質能力を伸ばしていく上で、特に有効と思われる方策を以下の選択肢から3つ、校種
毎に選んでください。選択肢にない場合は、「サ その他」を選んでいただき、下記の空欄に記入
してください。
教頭
校長
校種
管理職の資質能力を
伸ばすための方策
校種
小学校
小学校
中学校
中学校
高校
高校
特別支援学校
特別支援学校
管理職の資質能力を
伸ばすための方策
【選択肢】
ア 管理職に求められる資質能力の全国的なモデルの開発
イ 管理職向けの研修の増加
ウ 大学での研修・一般セミナーへの参加推奨
エ 上位免許取得の推奨・費用補助
オ 複数の学校を統括・指導する立場の校長職の配置
カ 管理職を対象とした指導員、相談員の配置
キ 研修会等への参加費用補助
ク 校長会・教頭会の取組支援
ケ 管理職の負担軽減
コ 管理職の意識改革
サ その他
(その他について具体的にお答えください。)
問4 管理職を対象とした研修で、管理職の資質能力を伸ばすために特に工夫されている研修や今後実
施したいと考えている研修等があれば、具体的な内容を下記の空欄に記入してください。
問5 管理職の資質能力向上のための取組として、貴教育委員会が実施している研修以外の取組があれ
ば下記の空欄に記入してください。(例:希望者のみを対象とし、週休日に開催する「管理職
塾」など)。
- 102 -
2 管理職の現状について
※ 基本データ用として、別シートに入力をお願いします。
問6 管理職、教育委員会在籍者および教員全体の年齢別人数について、校種毎にお答えください(平
成26年4月1日現在)。各欄の下段には、女性の数(内数)を記入してください。
なお、副校長および准校長については、給料表の4級に該当する場合は「校長」として、3級に
該当する場合は「教頭」として計上してください。
また、教育委員会事務局在籍者数については、都道府県および市区町村における、行政部署、教
育事務所や教育センター、研究所を含みますが、研修生、研究員(学校在籍教員)は除くものと
します。
問7以降についても同様とします。
問7 年齢別教員数の増減(特に早期退職の現状)を見るために、10年前(平成16年4月1日現在)の
教員全体(管理職を含む)の年齢別人数について、校種毎にお答えください。各欄の下段には、
女性の数(内数)を記入してください。
問8 平成11年度、平成16年度、平成21年度および平成26年度の各年度4月1日時点での管理職の平均
年齢を校種毎にお答えください。平均年齢は小数点第一位までお答えください。
問9 平成11年度、平成16年度、平成21年度および平成26年度の各年度4月1日時点での新任管理職の
平均年齢を校種毎にお答えください。平均年齢は小数点第一位までお答えください。
問10 管理職(校長)のうち、行政の経験がある(教育委員会に在籍の経験がある)方の数をお答えく
ださい(平成26年4月1日現在)。
※教育委員会のうち、都道府県および市区町村における、行政部署、教育事務所や教育セン
ター、研究所を含みますが、研修生、研究員(学校在籍教員)は除くものとします。
問11 管理職のうち、副校長または教頭で定年退職された人数をお答えください(直近5か年度)。副
校長および准校長について、給料表の4級に該当する場合は「校長」として、3級に該当する場
合は「教頭」として計上してください。
- 103 -
3 管理職の人材確保について
問12 教頭の登用数に対する希望者の状況は、現在または将来的にどのように予想されていますか。
校種毎に該当する欄に○印を記入してください。
校種
登用数に対して希望者が少ない
現在
2、3年後 5、6年後
登用数に対して希望者が多い
10年後
現在
2、3年後 5、6年後
10年後
小学校
中学校
高校
特別支援学校
問13 管理職の人材確保において、問12の希望者に関すること以外で貴都道府県における主な課題や問
題点を以下の選択肢から3つ、校種毎に選んでください。選択肢にない場合は、「ス その他」を
選んでいただき、下記の空欄に記入してください。
教頭
校長
校種
管理職の人材確保における
主要な課題
校種
小学校
小学校
中学校
中学校
高校
高校
特別支援学校
特別支援学校
管理職の人材確保における
主要な課題
【選択肢】
ア 女性の管理職が少ない
イ 女性で管理職を希望する者が少ない
オ 民間人校長、行政出身校長がいない、または少ない
カ 希望者の年齢が高い
キ 管理職の質を保つこと
ク 管理職の質を向上させること
ケ 管理職の責任が増大した
コ 管理職の魅力が低下した
サ 管理職として退職した後の保障がない
シ 教諭として再任用されることに不安を感じている
ス その他
(その他について具体的にお答えください。)
問14 問12、問13の課題を解決するための方策として、特に有効と思われる方策を以下の選択肢から3
つ、校種毎に選んでください。選択肢にない場合は、「コ その他」を選んでいただき、下記の空
欄に記入してください。
教頭
校長
校種
課題解決のための方策
校種
小学校
小学校
中学校
中学校
高校
高校
特別支援学校
特別支援学校
課題解決のための方策
【選択肢】
ア 管理職の処遇を改善する
キ 管理職候補者を積極的に掘り起こす
イ 管理職(副校長・教頭等)を増配置する
ク 管理職を(管理職として)再任用する
ウ 女性管理職候補者への支援体制をつくる
ケ 指導的な教諭として再任用する エ 大学等での研修を制度化する
ク 民間人校長、行政出身校長を登用する
オ 大学等での研修の参加費用を補助する
コ その他
カ 管理職候補(ミドルリーダー等)の研修を充実する
(その他について具体的にお答えください。)
- 104 -
4 管理職と再任用制度について
問15 管理職の再任用の状況(人数)についてお答えください(平成26年4月1日現在)。
再任
用
再任用
前の職
校長
副校長
教頭
教諭
その他
校長
小学校
副校長・教頭
校長
中学校
副校長・教頭
校長
高校
副校長・教頭
特別支援
学校
校長
副校長・教頭
問16 問15で「教諭」または「その他」に再任用された方の主な業務内容を以下の選択肢からお選びく
ださい(複数回答可)。
校種
再任用された管理職の
主な業務内容について
小学校
中学校
高校
特別支援学校
【選択肢】
ア 児童生徒への指導(クラス担任)
イ 児童生徒への指導(教科指導)
ウ 初任者等教員への指導
エ 事務作業
オ 指導主事・管理主事等
カ 指導主事・管理主事等への指導
キ その他
(その他について具体的にお答えください。)
問17 管理職としての再任用(再任用後の職が校長、副校長または教頭)を実施している、または実施
したことがある都道府県にお尋ねします。
管理職としての再任用について、今後の方針をお答えください。
ア 拡大する イ 現状維持 ウ 縮小する
問18 管理職としての再任用(再任用後の職が校長、副校長または教頭)を実施したことがない都道府
県にお尋ねします。
管理職としての再任用について、今後の方針をお答えください。
ア 来年度から実施予定 イ 実施を検討している ウ 未定
- 105 -
問19 管理職の再任用(再任用後の職が教諭、その他も含む。)の実績がある場合には、再任用後の給
与について該当する欄に○印をお付けください。
給料月額
校長
副校長
教頭
教諭
その他
200,000円未満
200,000円以上
~240,000円未満
240,000円以上
~280,000円未満
280,000円以上
~300,000円未満
300,000円以上
~340,000円未満
340,000円以上
~380,000円未満
380,000円以上
~420,000円未満
420,000円以上
~460,000円未満
460,000円以上
御協力ありがとうございました。
- 106 -
- 107 -
女性の数
教員
女性の数
教育委員会
事務局
在籍者
女性の数
教頭
女性の数
校長
小学校
22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60
61
歳 合
以 計
上
問6 管理職、教育委員会在籍者および教員全体の年齢別人数について、校種毎にお答えください(平成26年4月1日現在)。各欄の下段には、女性の数(内数)を記入してください。
なお、副校長および准校長については、給料表の4級に該当する場合は「校長」として、3級に該当する場合は「教頭」として計上してください。
また、教育委員会事務局在籍者数については、都道府県および市区町村における、行政部署、教育事務所や教育センター、研究所を含みますが、研修生、研究員(学校在籍教員)は除
くものとします。
問7以降についても同様とします。
e-mailアドレス
電話番号
担当者職・氏名
課室名
都道府県名
管理職の人材育成に向けた取組について【基本データ編】
- 108 -
女性の数
教員
女性の数
教育委員会
事務局
在籍者
女性の数
教頭
女性の数
校長
高校
女性の数
教員
女性の数
教育委員会
事務局
在籍者
女性の数
教頭
女性の数
校長
中学校
22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60
22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60
61
歳 合
以 計
上
61
歳 合
以 計
上
- 109 -
61
歳 合
以 計
上
22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60
22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60
22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60
女性の数
教員
22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60
特別支援学校
女性の数
教員
高校
女性の数
教員
中学校
女性の数
教員
小学校
61
歳 合
以 計
上
61
歳 合
以 計
上
61
歳 合
以 計
上
61
歳 合
以 計
上
問7 年齢別教員数の増減(特に早期退職の現状)を見るために、10年前(平成16年4月1日現在)の教員全体(管理職を含む)の年齢別人数について、校種毎にお答えください。各欄の下
段には、女性の数(内数)を記入してください。
女性の数
教員
女性の数
教育委員会
事務局
在籍者
女性の数
教頭
女性の数
校長
22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60
特別支援学校
- 110 -
高校
特別支援学
校
高校
特別支援学
校
平成
平成
平成
平成
11年度 16年度 21年度 26年度
高校
特別支援学
校
高校
特別支援学
校
小学校
校種
中学校
平成
平成
平成
平成
11年度 16年度 21年度 26年度
新任教頭
中学校
小学校
校種
新任校長
平成
平成
平成
平成
11年度 16年度 21年度 26年度
問9 平成11年度、平成16年度、平成21年度および平成26年度の各年度4月1日時点での新任管理職の平均年齢を校種毎にお答えください。
平均年齢は小数点第一位までお答えください。
中学校
中学校
校種
小学校
平成
平成
平成
平成
11年度 16年度 21年度 26年度
教頭
小学校
校種
校長
問8 平成11年度、平成16年度、平成21年度および平成26年度の各年度4月1日時点での管理職の平均年齢を校種毎にお答えください。
平均年齢は小数点第一位までお答えください。
- 111 -
中学校
(女性の
数)
高等学校
(女性の
数)
特別支援学
校
(女性の
数)
中学校
(女性の
数)
高等学校
(女性の
数)
特別支援学
校
(女性の
数)
校種
小学校
(女性の
数)
教育委員会
経験者数
教頭
小学校
(女性の
数)
校種
校長
教育委員会
経験者数
問10 管理職(校長)のうち、行政の経験がある(教育委員会に在籍の経験がある)方の数をお答えください。
※教育委員会のうち、行政部署、教育事務所や教育センター、研究所を含みますが、研修生、研究員(学校在籍教員)は除くものとします。
- 112 -
特別支援学校
(女性の数)
特別支援学校
(女性の数)
校種
高等学校
(女性の数)
平
成
25
年
度
高等学校
(女性の数)
平
成
24
年
度
中学校
(女性の数)
平
成
23
年
度
中学校
(女性の数)
平
成
22
年
度
小学校
(女性の数)
平
成
21
年
度
教頭
小学校
(女性の数)
校種
副校長
平
成
21
年
度
平
成
22
年
度
平
成
23
年
度
平
成
24
年
度
平
成
25
年
度
問11 管理職のうち、副校長または教頭で定年退職された人数をお答えください(直近5か年度)。
Ⅰ
Ⅱ
ICTを活用した教育を推進するための現状と課題について
管理職の人材育成に向けた取組について
(平成 26 年度研究報告 No.3)
全国都道府県教育長協議会第3部会
平成 27 年3月発行
編集・発行
全国都道府県教育委員会連合会
〒100-0013
東京都千代田区霞が関3-3-1
尚友会館
電話 03-3501-0575
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