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医師共済会報告(平成十二年七月分)

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医師共済会報告(平成十二年七月分)
広 島 県 医 師 会 速 報 (第1733号)昭和26年 8 月27日第3 種郵便物認可(24)
2000年
(平成12年)
8月25日
医師共済会報告
平成12年7月分見舞金支出の内訳
休業見舞金
会 員 氏 名
休業開始日
支給開始日
支給金額
通算支給日数
守 屋 恒 夫
H11.4. 1 H11.4.15
H11.9.12
∼ 10.11=30
600,
000
180
田 中 秀 身
H10.7. 1 H10.7.15
H10.11.12
∼ 12.11=30
600,
000
150
支 給 期 間
小計 1,200,
000
新 制 度
死亡見舞金(共済部分)
青 木 巌
加 入
S50.
4.
1
死 亡
H12.
2.
15
1,
980,
000−1,
360,
000=620,
000
満期祝金相当額150,
000
770,
000
小計 770,
000
脱退給付金
伊 達 昌 英
加 入
S50.
4.
1
脱 退
H12.
6.
30
1,980,
000×1/2=990,
000
満期祝金相当額×1/2=75,
000
1,
065,
000
小 計 1,065,
000
3,
035,
000
総合計
医師法上の疑義
厚生省通知「医師法上の疑義について」の
送付について
日医発第488号(法25)
平 成 12 年 8 月 1 1 日
日 本 医 師 会 長
坪 井 栄 孝 今般、厚生省健康政策局医事課長が、警察庁生活安全局生活環境課長からの照会に対して回答した
内容を、各都道府県知事ならびに本職に通知して参りましたので、ご参考までに当該通知をお送り申
し上げます。
今回の照会回答は、いわゆるエステティックサロンにおいて医師免許をもたない従業員が行う、医
療用レーザー脱毛機器を使用した脱毛処理、アートメイク、ケミカル・ピーリングにつき、これを業
としてなすことは、医師法上、医業にあたるとの見解を示したものであります。
いわゆる「永久脱毛」ならびに「入れ墨メイク」を業として行うことについては、いずれも医師法
第17条の医業に該当する旨の見解が既に示されており(「永久脱毛」につき昭和59年11月13日医事第69
号、「入れ墨メイク」につき平成元年6月7日医事第35号)、今回の通知もそれらの趣旨に沿ったもの
と解されます。
貴職におかれましては、これら通知の趣旨を踏まえ、今後とも管下会員に対して、適切なご指導を
いただきますようお願い申し上げます。
広 島 県 医 師 会 速 報 (第1733号)昭和26年 8 月27日第3 種郵便物認可
(25)2000年
(平成12年)8月25日
医
師
法
上
の
疑
義
に
つ
い
て
医 事 第 6 8 号 の 2
平 成 12 年 7 月 1 3 日
厚生省健康政策局医事課長 標記について、別紙1の警察庁生活安全局環境課長からの照会に対し、別紙2のとおり回答した旨
各都道府県知事宛に通知したのでお知らせする。
(別紙1)
医 師 法 上 の 疑 義 に つ い て(照会)
警察庁丁生環発第110号
平 成 12 年 5 月 1 8 日
警察庁生活安全局生活環境課長
みだしの件について、下記のとおり疑義があるので貴省の見解を伺います。
記
1 事案の概要
(1)医師免許のないエステサロン従業員が、医療用レーザー脱毛機器を使用して、両腕、両足、両
脇、ビキニライン等身体のムダ毛を脱毛するにあたり、来店した患者を問診する等して体質をチ
ェックした後、施術台に寝かせ脱毛箇所を消毒用エタノールで消毒してカミソリで体毛を剃り落
としてから、患者の目を保護するためにレーザー専用の紫外線防止眼鏡をかけさせるか目元をタ
オルで覆う等した後、従業員自身もレーザー専用の紫外線防止眼鏡又はレーザー用ゴーグルをか
けてレーザー熱を毛根部分に照射し、毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊して脱毛した後、脱毛部分
にアイスゲルを当てて冷やしてから脱毛部分に鎮痛効果のあるキシロカイン等の薬剤や化膿止め
等の薬剤を患部に塗布する行為を行っている。
(2)医師免許のないエステサロン従業員が、来店した患者に問診する等して眉、アイラインの形を
アイブロウペンシルで整えた後、患者を施術台に寝かせて、電動式のアートマシンに縫い針用の
針を取りつけたアートメイク器具を使用して、針先に色素をつけながら、皮膚の表面に墨等の色
素を入れる行為をした後、患部をアイスゲールで冷し、更に鎮痛効果のあるキシロカイン等の薬
剤、化膿止め薬剤を患部に塗布している。
(3)医師免許のないエステサロン従業員が、来店した患者に問診する等して施術台に寝かせて、し
み、そばかす、ほくろ、あざ、しわ等の表皮剥離(ケミカルピーリング)を行うに際し、受け皿
に入れたAHAピーリング溶剤(フルーツ酸又はグリコール酸)の化学薬品を刷毛で顔全体の皮
膚に塗布した後、5∼10分位放置して皮膚の酸化状態を見ながらAHAピーリング中和剤を塗布
し、クレンジングクリームを塗って剥離した皮膚を拭き取る行為を行っている。
尚、痛がる患者に対しては、AHAピーリング中和剤を塗り、酸化反応を止めて中止している
ものである。
2 疑義事項
(1)事案概要1の
(1)について
非医師である従業員が、医療用レーザー脱毛機器を操作して脱毛する行為は医師法に規定する
医業行為に抵触すると解してよいか。
2000年
(平成12年)
8月25日
広 島 県 医 師 会 速 報 (第1733号)昭和26年 8 月27日第3 種郵便物認可(26)
(2)事案概要1の(2)について
非医師である従業員が、電動式アートメイク器具を使用して皮膚の表面に墨等の色素を入れる
行為は医師法に規定する医業行為に抵触すると解してよいか。
(3)事案概要1の(3)について
非医師である従業員が、患者の皮膚に発生したしみ、そばかす、ほくろ、あざ、しわ等を除去
する為にフルーツ酸等の化学薬品を皮膚に塗布して患部の表皮剥離(ケミカルピーリング)を行
う行為は医師法に規定する医業行為に抵触すると解してよいか。
(別紙2)
医 師 法 上 の 疑 義 に つ い て (回答)
医 事 第 5 9 号
平 成 12 年 6 月 9 日
厚生省健康政策局医事課長
平成12年5月18日付け警察庁丁生環発第110号をもって貴職から照会のあった標記について下記のと
おり回答する。
記
(1)∼
(3)のいずれも、ご紹介の行為を業として行えば医業に該当する。
関 係 通 達 ・ 疑 義 回 答
参 考
〇いわゆる「永久脱毛」行為について
(昭和59年11月13日 医事第69号)
【照会】 京都市に本店を置くW株式会社が、不特定多数の女性を対象に、電気分解法及び電気分解法及び電気分解法と
高周波法の混合による手法により永久脱毛行為を行っている。
このような永久脱毛行為を業として行った場合は、医師法第17条の医業に該当すると解してよいか。
毛のうへ長さ15㎜、厚さ0.2㎜の針を5㎜程度挿入し、
① 直流を通電して、水酸化ナトリウムを発生させて毛根部を破壊する。
(電気分解法)
② 高周波電流を通電して、抵抗熱により毛根部を破壊する。
(高周波法)
【回答】 御貴見のとおりである。
〇いわゆる「入れ墨メイク」について
(平成元年6月7日 医事第35号)
【照会】 顔面にあるシミ・ホクロ・あざなどの部分の皮膚に肌色等の色素を注入するに際して
(1)問診を行い、その結果をカルテに記入し、
(2)シミ部分等に麻酔薬(製品名キシロカイン)により塗布または注射の方法で局部麻酔したあと
(3)シミ等の部分の皮膚に針(縫針等をスティック棒に差し込んで、接着剤で固定して作ったもの又は電気紋眉器)
によって相当時間反復して刺すことより色素を注入し(その際血を拭き取りながら行う)、又は直接、注射器で液体
色素を注入するなどの行為をなす
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ことは医師法第17条の医行為に該当するか。
【回答】 御貴見のとおりである。
[医応24]
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