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20代の若者に向けた 海外旅行~creation~創造
20代の若者に向けた 海外旅行~creation~創造 JTBを事例に 名古屋学院大学 濱ゼミナール Casa 益田・恒川・中村・山口 1 目次 3. 20代海外旅行減少原因 1. 海外旅行とは 2. 20代海外旅行の現状 – 海外旅行阻害要因 – 問題の所在 – 20代男女別海外旅行 に対する興味・関心 – 20代出国者数 ・人口 – 減少率の比較 – – – – – – 時間的要因の分析 資金的要因の分析 不安的要因の分析 20代興味関心事 仮説 強みを生かす戦略 4. まとめ 5. 今後の方向性 2 海外旅行の定義 海外旅行とは、海外を目的地とし行う 様々な活動であって、触れ合い、学び、 遊ぶ、ということを目的とするもの。 参照:同友館 海外旅行マーケティング 3 問題の所在 海外旅行に行く若者 海外旅行に興味がある若者 少 多 4 20代男女別の海外旅行に対する興味・関心 男性(n=111) 7割以上 女性(n=43) 2.3% 4.7% 9割以上 10% 10.8% とても興味がある 31.5% 興味がある 37.2% 55.8% 47.7% あまり興味がない 全く興味がない アンケート実施日 2012年10月2日 対象:名古屋学院大学大学生男女 154名 5 20代 人口・出国者数 11,000 10,000 2,200 9,815 互いに減少 2,000 9,000 2,016 千 人 1,800 8,000 1,600 千 人 7,000 6,000 6,525 1,400 5,000 1,135 1,200 4,000 1,000 人口 出国者数 法務省HP(www.moj.go.jp)の平成19~22年年齢別・ 年代別出国者数データと入国管理統計表総務省統計局HPの長期時系列データ(平成12年~22年各10月1日現在) 総務省統計局HPの我が国の人口推移(大正9年~平成12年) 6 減少率の比較 1996 2010 減少率 20代人口 982万人 652万人 33%減 20代出国者 数 202万人 113万人 44%減 若者の人口減少以上に出国 者数が減っているといえる 7 あらためて「問題の所在」 問題:若者が海外に行かなくなっている 8 海外旅行をためらう理由 テレビで観ることができる あなたが海外旅行をためらう 理由はなんですか? 2.4 日本から出る必要がない (海外旅行に興味はあるのに 海外旅行に行ったことのない人に対して) 2.4 手続きが面倒 24.8 不安 24.8 同行者とのスケジュールが合わない ※複数回答3つまで 26.4 まとまった時間がない 44.8 海外旅行に行くお金がない 41.6 お金がない 52 0 10 20 30 40 50 60 (%) アンケート実施日 2012年10月2日 対象:名古屋学院大学大学生男女 125名 9 20代自由行動時間(時間的要因の分析) 7:12 変わらない 6:00 4:48 (時間:分) 4:19 4:16 4:08 4:11 3:36 2:24 1995 2000 2005 2010 1:12 0:00 20代 2010 国民生活時間調査 nhk.or.jp アクセス日 2012年10月22日 10 20代平均年収(資金的要因の分析) 290 280 270 260 万 250 円 240 230 220 210 200 282.5 273.5 265.5 255.5 250 251 243 246.5 年 20代前半 年収ラボ「20代・20歳代の平均年収」http://nensyu-labo.com/nendai_20.htm 国税庁HPの「民間給与実態統計調査23年分」 アクセス日 2012年10月22日 11 20代興味・関心(不安要因の分析) 順位 今の40~50代が 大学生の頃 今の20~30代が 大学生の頃 2008 今の大学生 1 ファッション インターネット インターネット 2 国内旅行 ファッション ファッション 3 外食・食べ歩き 通信機器 携帯音楽プレーヤー 4 書籍 国内旅行 通信機器 5 音楽 音楽 国内旅行 6 映画 外食・食べ歩き 音楽 7 自動車 海外旅行 書籍 8 インターネット 携帯音楽プレーヤー アニメ・漫画 9 海外旅行 書籍 10 オーディオ 自動車 日本自動車工業協会より ゲーム 外食・食べ歩き 12 アクセス日 2012年10月22日 起床在宅時間(不安要因の分析) 平日 土曜日 日曜日 95 00年 05年 10年 95年 00年 05年 10年 95年 00年 05年 10年 年 男 性 4:53 5:06 4:59 5:18 5:55 5:37 5:54 6:49 6:57 6:31 6:29 7:18 女 性 7:17 7:15 7:08 6:58 8:02 7:15 7:08 7:19 8:16 8:28 8:05 7:53 - ‐ +0:13 +0:06 +0:25 ‐0:02 -0:09 -0:19 - - ‐0:18 ‐0:01 +0:54 -0:47 -0:54 ‐0:43 ‐ - 2010 国民生活時間調査 nhk.or.jp アクセス日 2012年10月22日 -0:26 -0:28 +0:21 +0:12 -0:11 -0:23 13 「海外旅行」の(負の)イメージ 海外旅行に対する不安 食べ物・ 衛生 トラブル 全般 障壁が高い(イメージ) 面倒 言葉 煩わしい 日常生活においてあまり考えない要素 14 プロスペクト理論:価値関数 価値 損失 参照点 (原点) 利得 カーネマン&トベルスキー 15 20代 特徴 (不安要因の分析) ~昔~ ~今~ 韓国の○○ という店が おすすめだよ 海外は どんなもの? 消費者 情報・ 口コミ 消費者 好奇心 日経新聞2012/8/1より 損を避ける 16 20代セグメント 不安ある 不安ない 比率 19% 興味ある ユーザー 39.5% 58.1% 67.8% 32.2% 潜在 66% ユーザー 1% 元ユーザー 66.7% 33.3% 14% ノンユーザー 80.6% 19.4% 興味ない アンケート実施日 2012年10月2日 対象:名古屋学院大学大学生男女 213名 17 仮説 海外旅行をためらう理由は 不安要因が大きく作用する。 ↓ この要因を取り除くことができれば、 若者をもっと取り込むことができるのではないか? 18 「店舗」の活用 • 「店舗」の活用 – 若者は「内向き」だからこそ「不安要因(リスク)」 が大きく作用する – 「店舗対応」が「不安要因(リスク)」の緩和に貢献 できるのではないか • 「店舗」の重要性・有効可能性 – 専門家の存在:専門的アドバイス – 信頼性:JTBブランド 19 強みとしてのJTBの「店舗」 • JTB 880国内店舗 • HIS 255国内店舗 • KNT 240国内店舗 JTBが圧倒的な店舗 数(チャネル)をほこる JTBの強みである店舗を利用して 不安要素を取り除くことはできないか? 20 店舗利用度 興味ある 興味ない 店舗行った 店舗行ってな い 19% ユーザー 84.1% 16.3% 66% 潜在 ユーザー 54.8% 43.2% 1% 元ユーザー 66.7% 33.3% 14% ノンユーザー 29.0% 64.0% アンケート実施日 2012年10月2日 対象:名古屋学院大学大学生男女 213名 21 ~店舗は「待ち」の姿勢~ 今 店舗 集客不足 待ち 今後 店舗へ行くのが面倒、 手間がかかる 店舗 動く 情報収集が しやすい状態 名古屋ユニモール店 廣瀬店長より インタビュー日 2012年9月20日 22 ~店舗は「待ち」の姿勢~ 情報品質 最新・正確で消費者 個人に合った情報が 得られ、品質は高い。 高 店舗 ネット 高 アクセスしやすく 情報は膨大だが、 品質はそれほど高くない。 ( 集 ア ク客 セ性 シ ビ リ テ ィ ) 23 まとめ • 出国者数は人口以上に減少している。 • 「時間・資金」要因は思い込みに過ぎない。 • 出国者数が減ったのは海外旅行の順位が下がったから である。 • 若者が保守化し、内向きになったことで、不安要因の影 響を強く受ける。 • 「不安(リスク)」要因の緩和策としての「店舗」の可能性。 • 店舗は集客不足。 • 一方でリーダー企業であるJTBはジレンマが存在する。 24 店舗の活用提案 • JTBカフェ • 店舗が大学に来る 店舗 店舗 来店機会を増やすことができる 25 今後の方向性 ・海外旅行の魅力度の向上 ・店舗の集客性アップ 20代若者に向けた新たな 旅行企画と店舗活用の提案 26 参考文献 • • • • • • • • • • • • 同友館 海外旅行マーケティング 法務省HP(www.moj.go.jp)の平成19~22年年齢別・年代別出国者数データと入国管理統 計表 総務省統計局HPの長期時系列データ(平成12年~22年各10月1日現在) 総務省統計局HPの我が国の人口推移(大正9年~平成12年) 総務省統計局HPの年齢男女別人口及び人口性比-総人口,日本人人口(平成23年10月1 日現在) 朝日新聞be on Saturday(2009年1月3日付け7面) 年収ラボ「20代・20歳代の平均年収」 http://nensyu-labo.com/nendai_20.htm 国税庁HPの「民間給与実態統計調査23年分」 2010 国民生活時間調査 nhk.or.jp アクセス日 2012年10月22日 日経新聞 2012年8月1日 ユニモール店インタビュー インタビュー日 2012年9月20日 日本自動車工業協会 アクセス日 2012年10月22日 27 ご清聴ありがとう ございました。 28