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都 市 デザイン - 公益財団法人 都市づくりパブリックデザインセンター
1 会 報 <会員限り> 財団法人 都市づくりパブリックデザインセンター 都 市 2011 年 9 月 お知らせ デザイン 第 123・124 号 平成 23 年度 〒112-0013 東京都文京区音羽2-2-2 アベニュー音羽 2F TEL.03-6912-0799 FAX.03-6912-0930 http://www.udc.or.jp 都市デザイン実務講習会の開催 今回は中村良夫東京大学名誉教授をお迎えし、風景から街をつくる実践的なヒント等についてお話しをいただきます。また 事例紹介として、最近の都市景観大賞において国土交通大臣賞を受賞された横浜市及び倉敷市から実務担当者をお招きし、そ れぞれの都市デザイン、景観まちづくりの取り組みについてお話しをいただきます。 ■日 時:平成 23 年 11 月 1 日(火) 13:15~17:00 ■場 所:都道府県会館 401 会議室 (東京都千代田区平河町2丁目6−3) ■プログラム: (1)横浜の都市デザインの取組みについて 横浜市都市整備局 都市デザイン室 室長 中野 創 氏 (2)倉敷市の歴史的景観とまちづくりの今 倉敷市建設局都市計画部 都市計画課 課長主幹 原 孝吏 (3)(仮)風景からの街づくり ~風景学実践編~ 東京工業大学 名誉教授 中村良夫 氏 氏 ■募集定員:70 人(※ 申込先着順に受け付け、定員に達し次第締め切らせていただきます) ■参 加 費:会員 3,500 円、非会員 4,500 円 (銀行振込) ■参加申込方法: 参加ご希望の方は、平成 23 年 10 月 28 日(金)までに、当財団ホームページ(http://www.udc.or.jp) の「講習会」案内ページに掲載する「参加申込フォーム」よりお申込みください。 お知らせ 平成 23 年度 現地見学会「景観まちづくり・都市デザイン先進事例視察」の開催 今年度の現地見学会は、下記のとおり2回実施します。 1.「越谷レイクタウン」見学会 ■開催日:平成 23 年10月 26 日(水) ■集合場所・時間:越谷レイクタウン内「水辺のまちづくり館」 13 時~13 時 20 分受付) ■見学時間:13 時 30 分~16 時30 分(3 時間) ■主な視察内容: 1)レクチャー ① 事業概要について(DVD映像) ② 環境共生を先導するまちづくりについて ③ 地中熱換気システムについて 2)現地視察 ① 調整池及び周辺のオープンスペース ② 大和ハウス工業㈱開発の住宅地 ③ イオンリテール㈱開発の複合商業施設 ■募集人員:20名程度 ■参加費:1,500 円/人 ■講師:UR都市機構埼玉東部開発事務所、㈱GEOパワーシステム、 大和ハウス工業㈱、イオンリテール㈱ の方々 2 2.「アークヒルズ地区」見学会 ■開催日:平成 23 年 11 月 28 日(月) ■集合場所・時間:六本木ヒルズ森タワー LL 階ロビーに、13 時 15 分集合 ■見学時間:13 時 30 分~16 時30 分(3 時間) ■主な視察内容: 1)森ビルの取組みについてのレクチャー ① 森ビルの都市づくりについて ② アークヒルズ&六本木ヒルズの取組みについて 2)六本木ヒルズ屋上庭園、都市模型等の視察 ・ 景観シミュレーション、東京都心部の模型、屋上庭園見学 3)アークヒルズ屋上庭園等の視察 ・ 屋上庭園、外構施設見学 ※六本木ヒルズ→アークヒルズの移動はタクシー利用 ■募集人員:20名程度 ■参加費:1,500 円/人(タクシー代金含む) ■講師:森ビル株式会社 環境推進室 峰崎善次 氏 お知らせ 平成 23 年度 都市景観大賞 東京都庁パネル展示 平成 23 年度都市景観大賞「都市空間部門」「景観教育・普及啓発部門」の 受賞地区・活動を紹介するパネル展示を下記のとおり東京都庁で開催します。 入場無料です。 ■開催期間:平成 23 年 10 月 3 日(月)~7 日(金) ■会 場:東京都庁第 1 庁舎南展望室(45 階) 平成 22 年度の展示会の様子 募 集 第 14 回 2011 年「まちの活性化・都市デザイン競技」作品募集 今年のコンペは、下記のとおり新潟市の都心軸上に位置する「萬代橋周辺地区」を対象に実施します。 1.対象地区 新潟県新潟市中央区「萬代橋周辺地区(約 62ha)」 2.募集内容 古町・万代・新潟駅を結ぶ都心軸上に位置する対象地区において、萬代 橋や信濃川を生かした新たな魅力づくり、周辺と連携した賑わい・回遊空 間の形成、良好な景観形成等を実現するための様々なアイデアと都市デザ インを募集します。 3.スケジュール 応募登録期間:平成 23 年 9 月9日(金)~10月7日(金) 現地説明会:平成 23 年 10 月中旬予定 作品提出期間:平成 23 年 12 月 19 日(月)~12 月 26 日(月) 4.賞 国土交通大臣賞(賞状及び賞金 50 万円)ほか 5.実施機関 主催:まちづくり月間実行委員会、(財)都市づくりパブリックデザインセンター 後援:国土交通省、新潟市 事務局:(財)都市づくりパブリックデザインセンター(udc) ※詳細は、事務局のホームページ(http://www.udc.or.jp/)をご覧ください。 3 募 集 平成 24 年度 都市景観大賞 募集 昨年に引き続き「都市空間部門」と「景観教育・普及啓発部門」のそれぞれについて募集します。 ■募集期間 平成 23 年 10 月 4 日(月)~12 月 26 日(月) ■都市景観大賞「都市空間部門」の表彰内容 ・街路・公園や公開空地等の公共的空間とその周りの宅地・建物等が一体となって良質で優れた都市景観が形成され、そ れを市民が十分に活用することよって、地域の活性化が図られている地区を全国から募集し、その中でも特に優れた地 区を選定し、その実現に深く寄与した組織等を顕彰するものです。 ・国土交通大臣賞(1~2地区)、優秀賞(数地区)、特別賞(適宜選定) ■都市景観大賞「景観教育・普及啓発部門」の表彰内容 ・小中学校等における景観まちづくり学習の実施や、街歩きや景観に関するセミナーの開催や地域の景観に関する情報発 信など、景観に関する教育、意識啓発、知識の普及等を地域に根差して行っており、その取り組みが地域の人々の景観 への意識・関心の高揚につながっている優れた活動を全国から募集し、その中でも特に優れた活動組織を選定・顕彰す るものです。 ・国土交通大臣賞(1団体)、優秀賞(数団体) ■実施機関 主催:「都市景観の日」実行委員会 事務局:(財)都市づくりパブリックデザインセンター(udc) 後援:国土交通省 ※詳細は、事務局のホームページ(http://www.udc.or.jp/)をご覧ください。 報 告 「まちづくり月間」及び「景観の日」関連表彰式の開催結果 今年の 6 月 1 日「景観の日」全国大会が中止されたことに伴い、同大会で実施を予定していた表彰式を、小泉国土交通大臣 政務官をお迎えして下記のとおり執り行われました。当財団が事務局として実施している「まちの活性化・都市デザイン競技」 及び「都市景観大賞」の受賞者も表彰されました。 1.日時:平成 23 年 6 月 15 日(水)13:30~ 2.場所:国土交通省 3 号館 10 階共用大会議室 3.主催:国土交通省 まちづくり月間実行委員会 「都市景観の日」実行委員会 4.次第: (1)開会 (2)主催者代表挨拶(国土交通大臣政務官) (3)表彰(国土交通大臣政務官) ①まちづくり功労者国土交通大臣表彰 ②まちづくり月間関連4行事国土交通大臣表彰 ・まち交大賞 ・まちづくり標語懸賞募集 ・住まいのまちなみコンクール ・まちの活性化・都市デザイン競技 ③都市景観大賞 (4)受賞者代表謝辞 (5)閉会 小泉国土交通大臣政務官挨拶 平成 23 年度都市景観大賞「都市空間部門」て 大賞を受賞された地区の方々 横浜市 (中田都市整備局長) 南魚沼市 神戸市 (中島牧之通り組合長) (北村UR神戸西開発事務所長) 受賞者及び随行の方々 第 13 回2010年「まちの活性化・都市デザイン競技」 国土交通大臣賞受賞者 日本大学グループ 小石川正男氏 平成 23 年度都市景観大賞「景観教育・普及啓発部門」で 大賞を受賞された活動団体の方々 佐渡市市立小木中学校 (原校長) 日向市 (黒木市長) 4 報 告 平成 23 年度「都市づくりと景観行政講習会」開催結果 平成 23 年度「都市づくりと景観行政講習会」は、下記のとおり6月 21 日(火)に東京都千代田区の都道府県会館におい て開催しました。 プログラムは 2 部構成とし、第 1 部は「第 13 回まちの活性化都市デザイン競技」の国土交通大臣賞以外の各賞についての 表彰式を行いました。第 2 部は講習会で3人の講師をお招きし講演をいただきました。 会場には、受賞者も含めて約110名の参加があり、最後まで熱心に聴講されました。 ■日 時:平成 23 年6月 21 日(火) 13:00~17:00 ■場 所:都道府県会館 402 会議室 (東京都千代田区平河町2丁目6− 3) ■プログラム: 第1部 第 13 回「まちの活性化・都市デザイン競技」表彰式(15 分) 第2部 講習会 (1)景観まちづくりの最近の取組について(60 分) 国土交通省都市・地域整備局 公園緑地・景観課 景観・歴史文化環境整備室 課長補佐 林 直人氏 (2)東日本大震災による被災市街地の復興に向けた取組みについて(60 分) 国土交通省都市・地域整備局 市街地整備課 課長補佐 田村英之 氏 (3)復興まちづくりと景観・デザインの意義(90 分) 東京大学 大学院工学系研究科 社会基盤学専攻 教授 中井 祐 氏 第1部 報 告 表彰式 講師:林 直人 氏 国土交通省パネル展示 講師:田村英之 氏 参加者の皆さん 講師:中井 祐 氏 開催結果 「まちづくり月間」期間中に、国土交通省において、平成 23 年度「都市景観大賞」の受賞地区及び第 13 回「まちの活性 化・都市デザイン競技」受賞作品を紹介するパネル展示を開催しました。 1.平成 23 年度都市景観大賞受賞地区パネル展示 平成 23 年 6 月 13 日(月)~22 日(水) 2.13 回「まちの活性化・都市デザイン競技」受賞作品パネル展示 平成 23 年 6 月 23 日(木)~7 月 1 日(金) 平成 23 年度都市景観大賞 受賞地区パネルの展示 第 13 回「まちの活性化・都市デザイン競技」 受賞作品の展示 5 報 告 平成 23 年度udc研究部会合同会議 平成 23 年 7 月 20 日(水)に都市計画会館において、平成 23 年度研究部会合 同会議を開催しました。 都市づくりパブリックデザイン研究所長の護専務理事の挨拶の後、各部会長より、 平成 22 年度の研究活動報告が行われました。 1.「コミュニティサイン研究部会」 薮本部会長(㈱コトブキ) 2.「景観・ITSユニバーサルデザイン研究部会」 荻原部会長(㈱キクテック) 3.「製品情報研究部会」 吉澤部会長(日本鉄塔工業㈱) 4.「アーバンリフォーム研究部会」 伊藤部会長(㈱INAX) 続いて、今回特別にお招きした日本大学の岸井隆幸教授より「東日本大震災 被 災状況と復興の課題」をテーマに特別講演をいただきました。 最後に、平成 23 年度の自主研究部会の新運営方針等について、護専務理事より 説明がありました。 第 2 部の「意見交換会」においては、岸井教授にもご参加いただき、様々な意見 が交わされました。 特別講演 報 告 開催結果 参加者の皆さん 薮本部会長 荻原部会長 岸井隆幸教授 吉澤部会長 伊藤部会長 韓国より視察団の来訪 韓国の水原市(スウォンし)霊通区(ヨントンく)より、区長を団長に 20 名の視察団が、わが国の都市デザインやまちづくりの先進的な取組みについて の視察調査の一環として、平成 23 年 8 月 31 日にudcを来訪されました。 人数が大勢だったこともあり、都市計画会館を説明会場に借りて、udcで 取り組んでいる都市デザインや景観まちづくりに係る諸事業の概要を説明し ました。調査団からは、取り分けて都市景観大賞やまちの活性化・都市デザイ ン競技などに強い関心を持たれ、活発な質疑が出されました。 韓国からの訪問団の方々 報 告 海外調査 開催結果 今年度の海外調査は、 (財)都市計画協会、 (社)街づくり区画整理協会、 (財)都市づくりパブリックデザインセンター、 (財) 区画整理促進機構、国際住宅・計画問題協議会の共同企画(事務局:(財)都市計画協会)により、IFHP の第 55 回世界大会 が 9 月 10 日からエストニア(タリン)で開催されるのに併せて、周辺の北欧諸国における環境政策、インフラ整備、都市 デザイン等に関する最新事情を探ることを目的として、9月 8 日(木)~9月18日(日)に、エストニア、フィンランド、 スウェーデン、デンマークの主要都市訪問を実施しました。 参加者 14 名のうち、当財団の賛助会員企業から2名参加されました。 6 報 告 udc自主研究部会活動について ■各部会の新メンバー表(敬称略) 1.「コミュニティサイン研究部会」 № 1 2 3 4 5 6 7 会社名 ㈱キクテック ㈱キクテック ㈱コトブキ 信号器材㈱ 積水樹脂㈱ 野原産業㈱ ㈱保安サプライ 氏名 竹内 聖人 池田 典弘 薮本 浩次 森下 鉄平 吉川 治 安田 英明 岩舩 傑 部署名 販売営業本部 技術部 営業企画室 経営企画室 都市環境事業本部交通環境資材事業部 都市環境事業部本社営業部交通安全システム1課 サイン事業部 2.「景観・ITSユニバーサルデザイン研究部会」 № 1 2 3 4 5 会社名 ㈱キクテック ㈱住軽日経エンジニアリング 信号器材㈱ 積水樹脂㈱ 野原産業㈱ 氏名 荻原 光雄 鈴木 稔 庄子 庸二 出来 信久 椙山 律男 部署名 販売営業本部 営業企画部(開発Gr) 街路・住建事業本部開発室 都市環境事業部本社営業部 3.「製品情報研究部会」 № 1 2 3 4 5 6 7 会社名 岩崎電気㈱ カネソウ㈱ ㈱キクテック ㈱コトブキ 積水樹脂㈱ 日本街路灯製造㈱ ㈱保安サプライ 氏名 佐伯 智明 樋口 佳平 稲葉 実 佐藤 肇 北野 充洋 辰巳 忠弘 松本 泰明 部署名 営業技術部 LCS 東京支店 タウンスケープカンパニー 販売本部プロジェクト営業本部 デザイン室 街路・住建事業本部開発室 東京支店 サイン事業部 4.「アーバンリフォーム研究部会」 № 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 会社名 岩崎電気㈱ カネソウ㈱ ㈱キクテック ㈱コトブキ 三協立山アルミ㈱ 三協立山アルミ㈱ ㈱GSユアサ ㈱住軽日経エンジニアリング 積水樹脂㈱ 積水樹脂㈱ テック大洋工業㈱ 東芝ライテック㈱ 野原産業㈱ ㈱保安サプライ 三菱地所㈱ 三菱地所㈱ 小池環境土木デザイン事務所 氏名 遠藤 哲夫 石川 文和 落合 鉄也 島田 一郎 篠島 幹裕 茨木 幸代 京藤 伸弘 中田 剛史 梶原 伸久 北野 充洋 小塚 文夫 高原 健一 二見 学 佐藤 亨 遊佐 謙太郎 国富 剛 小池 寛 部署名 営業技術部 LCS マーチャンダイジング部 東京支店 デザイン設計室 景観エクステリア課 関東エクステリ建材支店 景観エクステリア課 技術開発部照明設計グループ 設計技術部・都市建築T 街路・住建事業本部 街路・橋梁事業部 街路・住建事業本部開発室 開発部 器具事業部 施設・屋外照明部 屋外推進担当 都市環境課 デザイン室 都市計画事業室 都市計画事業室 ■各部会の活動実績 1.「景観・ITSユニバーサルデザイン研究部会」 第1回部会 日時:9 月 16 日(金)15:00~17:00 議題:①部会長選出 ②新年度の活動について ③徳島大学地域交流シンポジウムについて 2.「アーバンリフォーム研究部会」 第1回部会 日時:7月29日(金)14:00~16:00 議題:①部会長の選任 ②新年度研究内容(チェックシートの課題と展開) 第2回部会 日時:9 月 6 日(火)15:00~17:00 議題:①チェックシートの試行について ②今後の進め方 7 報 告 その他の研究活動について 1.udc低炭素まちづくり研究会 udc低炭素まちづくり研究会は、土地区画整理事業における低炭素化の具体的な実現方策を研究する目的で 2010 年 1 月に立ち上げて以来、ほぼ隔月に 1 回のペースで開催しています。今年度はこれまでの研究成果を踏まえつつ、 「(仮称)土地 区画整理事業による低炭素まちづくりの実現に向けてのガイドブック」づくりに向けて検討を進めています。 [研究会構成メンバー] ・㈱エイト日本技術開発 ・㈱オオバ ・㈱サンワコン ・昭和㈱ ・玉野総合コンサルタント㈱ ・(財)都市づくりパブリックデザインセンター(事務局) [23 年度の活動] ・第 9 回 4 月 21 日 ・第 10 回 6 月 8 日 ・第 11 回 7 月 19 日 ・第 12 回 8 月 8 日 ・第 13 回 9 月 14 日 udc低炭素まちづくり研究会 2.勉強会 ・日 時 平成23年7月8日(金) 14:00~16:00 ・場 所 udc会議室 ・講師 慶応大学環境情報学部 中島直人専任講師 ・テーマ 「米国における都市デザイン市長協会の活動」 -自治体首長を対象とした都市デザイン教育の現状について― 報 告 景観行政ネットについて 「景観行政ネット」の登録会員数は徐々に伸びており、平成 23 年 9 月 20 日現在で 314 団体となっています。 「景観行政団体一覧」「景観法に基づく景観計画一覧」 「景観行政ネット一覧」 「景観に関する取り組み状況」 「景観行事カレン ダー」等の各ページについて、逐次新たな情報を追加更新しています。 また、登録会員向けのメールマガジン「景観行政ネット通信」も、東日本大震災発生以降しばらく休止していましたが、8 月 以降は下記のとおり再開しております。 ・景観行政ネット通信 第 13 号 ・景観行政ネット通信 第 14 号 ・景観行政ネット通信 第 15 号 景観行政ネット 報 告 8 月 1 日発行 8 月 10 日発行 8 月 19 日発行 ・景観行政ネット通信 第 16 号 ・景観行政ネット通信 第 17 号 ・景観行政ネット通信 第 18 号 8 月 30 日発行 9 月 9 日発行 9 月 20 日発行 URL:http://www.keikan-net.org/ 受託調査業務について 今年度 udc が受託している調査業務の概要は以下のとおりです。 (1)景観・都市デザインの基本的計画調査 ■「健康・医療の観点を踏まえた歩行空間・沿道空間のあり方の検討調査」(国土交通省街路交通施設課) ・ 都市内の道路は、交通処理に主眼を畢いたあり方から、生活空間としての全般的な機能(景観・環境、安全・安心、賑わ い・活性化)を図るべき施設として、その位置づけ・役割の再認識が進み、国内外で様々な検討が行われている。また、 「歩 く」ことは移動手段であるとともに、健康づくりへの寄与、生活習慣病の予防や回復期リハビリテーションにも効果がある 運動とされている。このため、平成 22 年度業務で行った、今後の我が国にふさわしい福祉のみちづくり・まちづくりに資 8 する都市施設整備、市街地整備の施策のあり方に関する検討成果に基づき、ケーススタディを通じて、まちなみなど歩行・ 沿道空間と歩行特性の関係を踏まえつつ、健康に寄与する都市交通施設整備のあり方及び沿道におけるコミュニティ等のあ り方について検討する。 ■ ・ 「都市型コミュニティのあり方とまちづくり方策検討調査」(国土交通省まちづくり推進課) 超高齢社会の到来により、旧来からある地域コミュニティは崩壊し、独居老人等の高齢者の孤立やひきこもりが社会問題 化することが確実視されている。都市においては地縁に基づくコミュニティの形成は困難であることから、人的交流を基本 とする新しいコミュニティの形成を促進し、高齢者の健全な都市生活を実現する必要がある。本業務は、超高齢社会への対 応のため、健康・医療,福祉政策との連携も踏まえた都市型コミュニティのあり方という観点から効果的なまちづくり方策 を検討する。 ■ ・ 「市街地復興に向けた都市の空間計画・デザインのあり方に関する検討調査」(国土交通省都市計画課) 3 月 11 日に発生した東日本大震災において、東北・関東太平洋沿岸の都市は津波により、これまでにない甚大かつ広域 的・多発的な被災を被った。東北一関東太平洋沿岸は、これまでも津波により被災を経験しており、今後も津波災害の影響 を受けることが想定されるため、今回被災した各都市においては、津波に強い復興まちづくり計画を策定する必要がある。 今回の被災地域においてはその地形や被災状況が各地域により異なることから、津波災害への対応強化を考えた場合、物理 的な高台等の新市街地への移転や、都市機能の集約・再配置、津波から迅速に避難するため海岸に隣接した地区への高層構 造物の整備、避難路の整備など、既存の地形や都市に対する改変も含め、大規模かつ多岐にわたる対応が考えられる。本業 務では、このような大規模な市街地の復興を行うにあたり、被災地域の地理的自然的条件に即した空間計画・デザインのあ り方を検討すると共に、都市の防災性を一層向上させるための都市レベル・街区レベル・施設デザインレベルまで一貫した 避難誘導に関する空間計画・デザインのあり方を検討する。 (2)都市の地区・施設の総合的都市デザイン・景観検討調査 ■ ・「日向市駅周辺地区景観デザインマネジメント業務」(宮崎県日向市) 日向市駅を中心とする駅広(屋外ステージの活用計画)や街区ごとの整備(街区公園、公共駐車場等)を進めながら、イ ベント等による商業とまちの活性化をはかり、市民と行政が一体となったまちづくりが、計画的に実行できる基盤づくりを、 景観デザインマネジメント(景観面や総合的都市デザインのあり方について)の一環として、日向デザイン会議を継続運営 することで実現する。 ■ ・「福祉のみちづくり・まちづくりのあり方に関する調査業務委託」(新潟県新潟市) 福祉のみちづくり・まちづくりに資する都市施設整備のあり方について、まちなみなど歩行環境と歩行特性の関連を把握 し、市民の健康維持・増進に向けた「歩行系ネットワーク」や「骨格的な歩行軸」等の都市交通施設整備のあり方及び健康・ 医療・福祉のまちづくりを支えるソフト施策のあり方について検討するものである。(平成 22 年度、23 年度継続) ■ ・「相原駅周辺街づくり検討支援業務」(法政大学エコ地域デザイン研究所) 神奈川県町田市相原駅周辺の街づくり検討に関する支援業務として、協議組織、視察会等の運営支援、イベントの運営支 援、地区計画素案の案の作成、報告書のまとめ、広報に関する作業、その他受託業務実施に必要な補助的業務を行う。 (3)景観を構成する個別要素の検討等調査 ■「公共施設サイン整備指針策定調査委託」 ・ (神奈川県相模原市) 目的地まで安全で分かりやすくまちを案内・誘導し、市民サービスの向上や地域振興に寄与する公共サインの整備を進め るため、現行の「公共施設サイン整備指針」の見直しを行い、サインの整備目標、具体的な基準やガイドラインの内容を検 討することを目的とする。 三国街道塩沢宿牧之通り「牧之通り千人茶会」(新潟県南魚沼市) (平成 23 年度都市景観大賞「都市空間部門」国土交通大臣賞受賞)