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科目名 日本語表現Ⅰ

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科目名 日本語表現Ⅰ
2016 年度 前期 必修2単位
科目名 日本語表現Ⅰ
対象学科・学年: 健康栄養学科1年
時
間:
教
室:
教 科 書: 『日本語表現 演習と発展 改訂版』(大本泉・後藤康二・千葉
正昭著、明治書院)
1.担当教員
(1) 名前: 岸本洋輔(キシモトヨウスケ)
(2) 研究室: 非常勤講師室
(3) 連絡先:
(4) オフィスアワー: 授業時間の前後の短時間。それ以外の時間帯は、メ
ールで質問を受け付ける。
(5) 主な研究・教育業績
東北工業大学にて「日本語表現Ⅱ」、宮城学院女子大学にて「日本語演習」
を兼任(平成 25年度から現在まで)。
2.授業の目的
(1) 授業の目的
日本語について、高校生までに学んできた知識・能力を再確認するとともに、
大学生としての新たなスキルを身につけていく。話し言葉や読み書きなど、基
礎となる様々な事項について理解し、より良く運用して表現する力を養うこ
とを目的とする。
(2) 到達目標
① 日本語の成り立ちや文章表現、会話表現について、基礎的な知識を習得
する。
② 小論文やレポートを執筆するにあたって必要な基礎的なスキルを習得
する。
③ 手紙文やアルバイト・就職活動などの社会生活を営む上で必要な日本語
表現の、基礎的なスキルを習得する。
④ ②③の目標と大きく関わる、文章表現の添削技術を向上させる。
3.授業の概要
大学生にふさわしい日本語能力を身につけるために、その基礎となる様々
な知識やスキルについて理解し、実践する。具体的には、日本語の構造や歴史
についての基礎的な知識と、話し言葉や敬語、手紙文、メール文、ビジネス文
書、原稿用紙、小論文・レポートの書き方などについての基礎的なスキルを学
ぶこととなる。各回の授業では、はじめに教科書の内容についての小テストを
行う。続いて、教員がその回のテーマについて概説をした上で、テーマに沿っ
1
た演習問題に取り組み、添削作業なども行いながら、理解を深めていく。最後
に、理解度を測る課題に取り組み、レポートとして提出する。こうした授業を
通じて、高等学校までで学んできた日本語についての知識・能力を再確認する
とともに、大学生としての新たなスキルも身につけていくことを目標とする。
4.授業の受け方・勉強の仕方
(1) 予習の仕方
下記の授業計画に示したとおり、各回のテーマと関わる教科書範囲を通
読してくる。その際、重要だと思われる箇所にはマーキングをしておく。ま
た、授業の進度によっては、短い文章の要約課題を課す場合があるので、そ
の際にはそれにも取り組んでおく。
(2) 授業の受け方
授業は、①予習範囲の教科書内容についての小テスト、②教科書やプリン
トを用いた基礎的事項についての説明、③それらを踏まえたプリント等で
の演習で構成される。小テストで教科書内容をしっかり記憶できたかを確
認して自身の取り組み方を振り返る、必要な知識・スキルについての説明を
しっかりと聴き、演習では集中して作業に取り組む。演習では日本語を表現
するだけでなく、添削する技術も訓練するので、赤ペンや青ペンなどの黒色
以外のボールペンを最低 2 種類持ってきておくこと(多色ペンでも良い)。
また、学期末のテストでも必要となるので、教科書の他にプリントをまとめ
て保管できるファイルを用意しておくと良い。国語辞書も所持しておくこ
とが望ましい(電子辞書可)。
なお、授業中の説明は、PowerPoint を使用する。口頭での説明や板書も
行うが、いずれにしてもノートやプリントにメモを取る姿勢をもって授業
に臨むこと(メモを取る技術も、日本語表現の一部である)。
(3) 復習の仕方
教科書を読みなおし、プリント等の演習問題に改めて取り組んでみる。
5.受講にあたってのルール
(1) 集中して作業に取り組むことが求められるので、私語は慎むこと。
(2) 授業回数の 3 分の1以上欠席した者は履修放棄と見なす。必修科目な
ので注意すること。また、出席は授業終了時に毎回提出する小レポートによっ
て認められることとする。ただし、大幅に遅刻して者については、小レポート
を提出したとしても、例外的に出席を認めない場合もある。
(3) 提出物は、授業中に作成したものと自宅課題として課されたものとの別
に拘わらず、独力でしっかりと取り組むこと。
(4) テストにおいて不正行為が認められた場合は、いかなる理由によっても
単位を認定しない。
2
6.授業計画
回
月日
テーマ・内容
予習・復習
1
オリエンテーション…授業の進め方、履歴書の
書き方について知る。
2
日本語検定について…日本語検定の過去問題
に取り組み、その概要を把握する。
3
話し言葉について①…口頭での説明技術につ
いての理解を深める。
教科書 pp. 70-75 を
読んでくること
4
話し言葉について②…電話など、口頭での対話
技術についての理解を深める。
教科書 pp. 75-77 を
読んでくること
5
敬語について…敬語についての基本的な知識、
運用方法について理解を深める。
教科書 pp. 16-19 を
読んでくること
6
日本語の特色について…日本語の基本的構造
や歴史についての理解を深める。
教科書 pp. 8-16 を
読んでくること
7
文章の「わかりやすさ」について①…「わかり
やすい」文章を書けるようになるために、
「わ
かりやすい」文を作る技術を学ぶ。
教科書 pp. 20-24 を
読んでくること
8
文章の「わかりやすさ」について②…より長い
文章を「わかりやすく」書くための技術を習得
する。
教科書 pp. 24-31 を
読んでくること
9
文章を書く上でのルールについて…原稿用紙
の使い方などを学ぶ。
教科書 pp. 32-43 を
読んでくること
10
手紙文について…手紙文の表現、書き方につい
て学ぶ。
教科書 pp. 56-68 を
読んでくること
11
メール文、ビジネス文書について…メール文や
ビジネス文書の書き方について学ぶ。
教科書 pp. 78-88 を
読んでくること
12
小論文・レポートの書き方について①…大意把
握の技術について習熟する
教科書 pp. 44-50 を
読んでくること
13
小論文・レポートの書き方について②…文章要
約の技術について習熟する。
教科書 pp. 50-55 を
読んでくること
14
小論文・レポートの書き方について③…図表を
読み取り、分析・考察した結果を文章にまとめ
る練習をする。
配付資料を読んでく
ること
15
小論文・レポートの書き方について④…新聞の
論説文レベルの文章を要約し、自分の意見を文
章にまとめる練習をする。
配付資料を読んでく
ること
備考
まとめテスト①実施
まとめテスト②実施
定期試験
※ 授業の展開によっては、変更の可能性があります。変更の場合には随時お知らせします。
7.評価方法
(1) 試験(40%)…授業内容を確認する総合的な筆記試験を行う。詳細は授
業で説明する。
(2) 課題レポート(30%)…毎回、コメントなどを記入する小レポートを提
出してもらい、その出来・内容や取り組み具合を評価する。詳細は授業で説明
する。
(3) まとめテスト(30%)…授業期間中に 2 回実施する。およそ 5 回分の
授業内容を確認する筆記試験となる。
3
8.参考図書・文献
日本語や日本語表現に関わる書籍は近年も数多く出版されている。具体的に
は授業の際に随時紹介することとするが、ここでは基礎的な語彙力を身につけ
ることを目的とした下記の書籍と、表記法を確認できる用字辞典をあらかじめ
紹介しておく。
・ 樺島忠夫その他編『日本語チェック 2000 辞典』(京都書房、1993 年)
・ 『岩波現代用字辞典 第四版』(岩波書店、1999 年)
9.履修上の注意
(1) 履修にあたって心配のある学生は、個別の対応を検討する場合もあるの
で、申し出ること。
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