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参考資料 - 官民協働ネットワーク Crossover

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参考資料 - 官民協働ネットワーク Crossover
参考資料
1.世界はどのようにシフトしているのか?
2.世界銀行の強みと課題は何か?
3.日本と世銀はどのように協働してきたのか?
世界はどのようにシフトしているのか?
48
1.世界はどのようにシフトしているのか?
68
所得の上昇
寿命の上昇
1.世界はどのようにシフトしているのか?
ミレニアム開発目標:2015年までに世界が達成すべき貧困削減に関する8つの目標。
国連ミレニアム・サミット(2000年9月)にて合意
1.世界はどのようにシフトしているのか?
2015年には1990年比で絶対的貧困人口の割合を半減する。
→ 一日1.25ドル未満で生活する人の割合は1990年:42%から2005年:25%に低下
→ 今なお、13億人が絶対的貧困下で生活、10億人が飢餓状態。サブサハラ・アフリカでは貧困
人口は1990年比で1億人増加
1.世界はどのようにシフトしているのか?
2015年には全ての子供達に初等教育の機会を与える。
→ 途上国の初等教育の就学率は2000年:83%から2007年:89%に上昇、ジェンダー・バラン
スも大きく改善
→ 今なお学校に通うことの出来ない1億3,000万人の子供達が存在
1.世界はどのようにシフトしているのか?
5歳未満の乳幼児の死亡率を1990年比で2015年には3分の2低下させる。
→ 1,000人に対する5歳未満の乳幼児死亡者数は103人から74人に低下
→ ミレニアム開発目標達成には程遠い状況。全世界で1分間に17人の乳幼児が死亡。サブサハ
ラ・アフリカでは7人に1人は5歳未満で死亡、南アジアでは14人に一人が5歳未満で死亡
1.世界はどのようにシフトしているのか?
妊産婦の死亡率を1990年比で2015年には4分の3低下させる。
→ 妊産婦10万人に対する死亡者数は480人から450人に低下
→ ミレニアム開発目標達成には程遠い状況。1分に1人の女性が、出産・妊娠が原因で死亡
1.世界はどのようにシフトしているのか?
2015年までにHIV/AIDS感染者数の増加を止める
→ 新規HIV感染者は1996年:350万人をピークに2008年には270万人に減少
→ 抗レトロウィルス薬治療薬は2003年~2008年で十倍普及しAIDS死亡者数も減少傾向
1.世界はどのようにシフトしているのか?
2015年までに安全な水と基礎的衛生環境へのアクセスを持たない人口を1990年比で半減
→ 途上国で安全な水にアクセスできる人の割合は1990年の71%から2008年には84%に上昇
→ 今なお、10億人の人々が安全な水へのアクセスが無い。
1.世界はどのようにシフトしているのか?
ミレニアム開発目標:2015年までに世界が達成すべき貧困削減に関する8つの目標。
国連ミレニアム・サミット(2000年9月)にて合意
平均すると全途上国の約3分の2が2015年までの目標を達成可能な見込み。
目標達成が大幅に遅れてる国の殆どが経済成長率が低く、行政機関が脆弱で、脆
弱紛争国が多い。
1.世界はどのようにシフトしているのか?
世界の経済成長の源は先進国から新興国・途上国へシフトし多様化
5年間
年間の
年間の平均
成長率
データ無
データ無し
世界の
)
世界のGDP成長率
GDP成長率(
成長率(5年間の
年間の平均値)
2006~
2006~2010年
2010年
12
19
50
19
55
19
60
19
65
19
70
19
75
19
80
19
85
19
90
19
95
19
96
19
97
19
98
19
99
20
00
20
01
20
02
20
03
20
04
20
05
20
06
20
07
20
08
20
09
20
10
20
15
20
20
20
25
20
30
20
35
20
40
20
45
20
50
1.世界はどのようにシフトしているのか?
世界の人口は2050年に90億人を突破する見通し。
10,000
9,000
8,000
7,000
オセアニア
6,000
アフリカ
5,000
ヨーロッパ
南アメリカ
4,000
北アメリカ
アジア
3,000
2,000
1,000
0
1.世界はどのようにシフトしているのか?
1.世界はどのようにシフトしているのか?
世界全体のCO2排出量と今後の予測
CO2排出量 (炭素換算10億トン)
25
アメリカ
その他
その他
今後の
今後のCO2排出量の
排出量の予測
20
20.3%
33.4%
2006年
2006年の
全世界の
全世界のCO2排出量
CO2排出量
15
途上国
開発途上国
280億
280億t-CO2
10
20.2%
4.3%
日本 4.5%
5.7% 11.6%
中国
インド
5
先進国
先進国
0
ロシア
EU 15ヶ
15ヶ国
2000 2010 2020 2030 2040 2050 2060 2070 2080 2090 2100
年
IEA 「 CO2 EMISSIONS FROM FUEL COMBUSTION 」 2008
EDITIONより
EDITIONより環境省作成
より環境省作成 出典:
出典: Kainuma et al.,
al., 2002:
Climate Policy Assessment, Springer, p.64.
1.世界はどのようにシフトしているのか?
1.世界はどのようにシフトしているのか?
一人当たりのCO2排出量の推移
USA
UK
Japan
China
India
1.世界はどのようにシフトしているのか?
一人当たりのCO2排出量の推移
Luxembourg
USA
UK
China
India
Brazil
1.世界はどのようにシフトしているのか?
アラル海の様子
1989年9月
2008年10月
19
1.世界はどのようにシフトしているのか?
世界中で自然災害が急増
(出所)EM-DAT
(注)災害急増の原因には、都市化による人口集中、脆弱な土地への
居住、気候変動の影響など複数の要因が含まれており、さらに災害情
報が得やすくなったこともあり、必ずしも特定の要因と増加数の因果関
係が科学的に明確にされているわけではない。
なお、EM-DATの災害統計データベースは、①死者が10以上、②被災
者が100人以上、③被災国による発表、④国際災害援助の要請、の
少なくとも一つを満たすこととしている。
1.世界はどのようにシフトしているのか?
地政学的要因により原油価格の乱高下が継続
現代の農業は原油に依存(化学肥料・灌漑用ポンプ・農業機械の燃料・農産品物流の燃料。
世界全体で食肉消費が増加→飼料生産の増加→人間の食料生産とのトレード・オフ
世界の穀倉地帯で自然災害が多発(豪の旱魃・洪水、米国の洪水、アジアのサイクロン)
気候変動対策としてのバイオ燃料の普及→ 食糧生産とのトレード・オフ
2.世界銀行が果たす役割とは何か?
1.世界銀行の概要
途上国の貧困削
減と持続的な経済成
長の実現を使命とし
て、加盟国に金融支
援(融資・出資・保
証)、技術支援等を
提供。
1944年に設立。
本部は米国ワシント
ンD.C. 世界100カ国
以上に現地拠点を
構えて展開。
スタッフ数約1万
人、うち約6割が現
地拠点で勤務。
2.世界銀行が果たす役割とは何か?
1.世界銀行の概要
IDA対象国:一人当たりのGNI(Gross National Income)が1,855ドル以下の79カ国
2.世界銀行が果たす役割とは何か?
2.世界銀行の強み
資金動員力
セクター横断的な
Global Knowledge
制度やガバナンスへ
の働きかけ
グローバル・イシュー 解決に向けた糾合力
2.世界銀行が果たす役割とは何か?
2.世界銀行の強み
資金動員力
「もらってきたお金を」「あげる」のではなく、バランス・シートを活用した資金の動員
・貸出期間:平均15~20年
(最長30年)
・貸出金利:準商業ベース
(融資期間に応じて
Libor+28~105bp)
資本市場
IBRD
国際復興開発銀行
世銀債 低利貸付 世銀債 (AA
A格)
請求払資本
Callable
中所得国
(IBRD国
IBRD国)
融資・保証
金利支払い
支払い
支払い保証
出資
加盟国
(財政負担)
財政負担) (先進国及び
先進国及び
Paid In capital 主要新興国)
主要新興国)
低所得国
(IDA国
IDA国)
純益
FY2011:約9億ドル
IDA
国際開発協会
・貸出期間:20~40年
・貸出金利:ゼロ
(手数料:融資残高の0.75%)
出資(
年に一度)
出資(3年
一度)
(財政負担)
財政負担)
2.世界銀行が果たす役割とは何か?
2.世界銀行の強み
資金動員力
「もらってきたお金を」「あげる」のではなく、バランス・シートを活用した資金の動員
(参考)IBRD金利と市場金利との比較
Bp=basis point(1bp=0.01%)
Emergency Market Bond Spread(新興国が債
券発行により資金調達する際の平均金利)
(出所:World Bank)
2.世界銀行が果たす役割とは何か?
2.世界銀行の強み
資金動員力
金融危機に際して、世銀グループは途上国への融資量を三倍増
WBG・Disbursements
($:10億
bn)
世銀グループ
ディスバース(
億ドル)
世銀グループ・
グループ
ディスバース(単位:
単位
10
ドル)
WBG・Commitments
bn)
世銀グループ
コミットメント(
:10億
億ドル)
世銀グループ・
グループ
コミットメント(単位:
単位($
10
ドル)
Total
合計
58.8
38.2
72.9
137.4
Total
合計
27.3
33.4
47.1
87.9
3.1
140
90
24.9
120
29.2
100
60
2.1
40
20
1.4
12.7
10.5
14.5
32.9
44.2
30
20
13.5
10
0
08年度
FY
08
IBRD
IBRD
09年度
FY09
IDA
IDA
10年度
FY10
IFC(own
(自己勘定分)
IFC
account)
6.7
40
11.4
11.2
21.9
50
80.3
14.0
70
60
1.5
80
13.3
80
Cumulative
2008年7月~
(FY
09 - Sept.
2010年9月17日
17, FY11)
の累計
MIGA
MIGA
11.5
5.6
7.7
52.7
9.2
9.2
28.9
18.6
10.5
0
FY08
08年度
FY09
09年度
IBRD
IBRD
IDA
IDA
FY10
10年度
Cumulative
2008年7月から
(FY09-FY11
直近までの累計
YTD)
IFC
account)
IFC(own
(自己勘定分)
2.世界銀行が果たす役割とは何か?
2.世界銀行の強み
セクター横断的なGlobal 融資にアドバイザリー・サービスを併せて、 世界中であらゆるセクターを対象に支援を実施
Knowledge
Investment Lending:特定のプロジェクト向けの融資(道路、港湾、発電所等) プロジェクトに関連する支出に応じて融資を実施
Development Policy Lending:特定の政策課題向けの融資(教育制度改革、地方分
権、社会保障制度改革等)。必要となる制度改革(法改正等)を条件に融資を実施
2.世界銀行が果たす役割とは何か?
2.世界銀行の強み
セクター横断的なGlobal 融資にアドバイザリー・サービスを併せて、 世界中であらゆるセクターを対象に支援を実施
Knowledge
2.世界銀行が果たす役割とは何か?
2.世界銀行の強み
制度やガバナン
スへの働きかけ
IDAの資金は「成績表(Country Performance Rating)」に基づく
パフォーマンスに応じて配分(Performance Based Allocation)
2.世界銀行が果たす役割とは何か?
2.世界銀行の強み
グローバル・イシュー 解決に向けた糾合力
気候投資基金(CIF: Climate Investment Funds)
• 途上国の気候変動問題への取組みを支援するため世銀に設立された多国間基金
• クリーン・テクノロジー基金は、途上国における温室効果ガス削減に向けて、電力・運輸等のプロ
ジェクトを支援
• 戦略気候基金は、気候変動の途上国への影響を緩和するプロジェクトを支援(乾燥に強い農作
物生産、森林減少の防止等)
防災グローバル・ファシリティ (GFDRR: Global Facility for disaster Reduction and Recovery)
• 防災に関する唯一のグローバルな枠組みである「兵庫行動枠組み」の推進を支援し、途上国の
防災対策の強化、災害復旧をするため、世銀に設立された多国間基金
生態系価値評価プロジェクト
• 生態系が持つ経済価値を評価し、途上国の開発戦略に反映させるべく、COP10(生物多様性
条約第10回締約国会合)を機に立ち上げた先進国・途上国・NGOによるグローバル・パートナーシッ
プ
2.世界銀行が果たす役割とは何か?
3.世界銀行の課題
セクター横断的な 農業とエネルギー、防災と環境とインフラ、栄養と農業と医療など、
課題への対応
セクター横断的な働きかけが必要な課題に対処できるか?
必要資金の確保だけでなく、特に最貧国や紛争後の脆弱国の
ミレニアム開発目標
Capacity Building、Institution Developmentで成果を出し、そし
達成
を示すことが出来るか?
伝統的ドナー(先進各国)の財政余力が乏しくなる中、グローバル・
新興国 イシューの解決に向けて、如何にして新興国(BRICS)の財力や知
の巻き込み
力を引き出していけるか?
開発経済学の
民主化
現場発の経験・知識とワシントンでの理論・分析の共有を促進し、
より「役に立つ」開発経済に関する知識醸成の触媒となれるか?
3.日本は世銀とどのように協働してきたのか?
かつての 最大の借り手
開発援助を共に実施
するパートナー
大口債権者
第二の株主
3.日本は世銀とどのように協働してきたのか?
かつての最大
の借り手
日本は1950年代から60年代にかけて、インドと並ぶ最大の借り手国。 新幹線、黒四ダム、神戸製鋼、三菱造船、東名高速等の建設は世銀から
の融資を活用して実施された。
1951年
対日講和、米国の対日援助停止
1952年 IMFと同時に加盟(国連加盟の4年前)
1953~66年 31件、8億6,300万ドルの対日貸付
(電力・鉄鋼・自動車・造船・農業・ダム建設・高速
道路・新幹線など)
1960年 IDAに加盟
1966年
最後の対日融資(東名高速)
1970年
世銀に円資金貸付、出資シェア5位に
1971年 日本の援助機関(OECF)と世銀の初の協調融資
1990年 最後の借款を返済
1996年 日本の特別増資(発言権シェア8%を超える) 3.日本は世銀とどのように協働してきたのか?
第二の株主
世銀グループの意思決定は、国連のような「一国一票」形式ではなく、各
加盟国の経済力等を反映した出資額に基づく投票権によりなされる。
【主要国のIBRD投票権シェアの推移】
【主要国のIBRD投票権シェアの推移】
3.日本は世銀とどのように協働してきたのか?
2011年7月~2014年6月までの3年間のIDAの資金の規模と各国の負担割合を決定す
る第16次増資交渉の最終会合において、今後3年間のIDA全体増資規模は、SDR建て前回
増資比で約20%増の約328億SDR(約500億ドル)とすることで合意。
第二の株主
日本は、円建てで10%減となったが、円高を背景にSDR建てでは約22%増となり、出資額
は約2,442百万SDR(約3,264億円)、出資シェアは10.87%(前回増資時10%から微増)、
出資シェアの順位は前回同様第3位
資金規模(億SDR)
250
30%
各国の国際開発協会(IDA)への貢献
IDA増資の推移
25%
MDRI分
約82億円*
我が国の貢献額(総額の内数)
アメリカ
イギリス
日本
ドイツ
フランス
カナダ
イタリア
中国
各国の貢献総額
MDRI分
約270億円
我が国のシェア
200
3,264億円
24.4億SDR
25%
我が国のMDRI負担額
3,627億円
19.9億SDR
我が国の負担分
IDA14,15のMDRIは、全
20.00%
20%
20.8%
20.0%
20.0%
額払込み前倒しで対応
18.68%
MDRI分
約120億円
150
IDA15の
換算レート
約182円/SDR
IDA16の
換算レート
約134円/SDR
IDA15比
36%増価
2,776億円
17.3億SDR
18.7%
20%
16.0%
15%
15%
16.00%
米 : 12.1%
英 : 12.0%
12.24%
12.2%
100
2,478億円
16.0億SDR
2,304億円
16.1億SDR
50
80.5億
SDR
10.87%
2,951億円
16.2億SDR
86.5億
SDR
日 : 10.9%
10%
10.0%
10%
10.00%
100.2億
SDR
141.3億
SDR
199.4億
SDR
224.6億
SDR
独 : 6.4%
5%
仏 : 5.0%
5%
加 : 4.0%
伊 : 2.4%
0
0%
IDA11
IDA12
IDA13
IDA14
IDA15
IDA16
(*)IDA16期間中の我が国のMDRI負担額は約250億円であるが、IDA16のために払い込
む出資国債の加速償還により捻出可能となる部分があるため、実際の貢献額は約82億
円まで縮小。
中 : 0.5%
0%
1991
IDA9
1994
IDA10
1997
IDA11
2000
IDA12
2003
IDA13
2006
IDA14
2009
IDA15
(注)中国の貢献額は、IDA15比約443%増(約1.1億SDR)。また、この他前倒し返済で約15億SDRを貢献( IDA16のドナー貢献額合計比で、約7%分に相当)。
2012
IDA16
3.日本は世銀とどのように協働してきたのか?
大口債権者
世界金融危機、食料・一次産品価格の高騰により、開発途上国から
のローン借入れ需要が増加したことから、世界銀行の資金調達額も増加
世銀債の4割は日本の個人・機関投資家が保有
3.日本は世銀とどのように協働してきたのか?
(参考) JSDF (Japan Social Development Fund)について
○
○ アジア通貨危機により打撃を受けた貧困層を支援するため、2000年6月に世界銀行に設立。
アジア通貨危機により打撃を受けた貧困層を支援するため、2000年6月に世界銀行に設立。
以後10年にわたり、世界各地の最も脆弱な層の人々に対し、直接届く支援を、現地や日本の
以後10年にわたり、世界各地の最も脆弱な層の人々に対し、直接届く支援を、現地や日本の
NGOと協働して実施。過去10年で74の低所得国に対して300以上のプロジェクトを実施。 NGOと協働して実施。過去10年で74の低所得国に対して300以上のプロジェクトを実施。 →
→ 日本の資金+世銀のノウハウ+NGOのプロジェクト実施能力
日本の資金+世銀のノウハウ+NGOのプロジェクト実施能力
○
○ JSDFは途上国の政府や民間企業を対象とする世銀グループの支援を補完。
JSDFは途上国の政府や民間企業を対象とする世銀グループの支援を補完。
○
○ 今回の世界金融危機に際して、危機が脆弱な人々層に与える影響を緩和するため、2009
今回の世界金融危機に際して、危機が脆弱な人々層に与える影響を緩和するため、2009
年4月にJSDF-Emergency
年4月にJSDF-Emergency Windowを立上げ、2011年までの3年間で2億ドルの支援を実施。
Windowを立上げ、2011年までの3年間で2億ドルの支援を実施。
JSDFを活用したプロジェクトの一例
インドネシア-母子家庭のエンパワーメント・プログラム
インドネシアのNGO、PEKKAと連携し、アチェ紛争で夫を亡くした母子家庭が貧困のスパイラルから抜け出すため
に、マイクロクレジットや識字や小規模事業経営手法のノウハウを提供。
プロジェクトの実施に関するコミュニティ内の
意思決定プロセスへは、支援対象となる女性自ら
参加。
2004年7月の支援開始以来、これまで約1万
5000人の未亡人にトレーニングが実施。参加女性
の収入は1割から2割増加したほか、悪徳な高利貸
しへの依存が減少するなどの成果が得られ、その
家族約8万人が裨益
3.日本は世銀とどのように協働してきたのか?
開発援助の パー
トナー
日本企業の技術力を活かした世銀との連携事例
マラリア撲滅に向けた住友化学と世界銀行の連携
マラリアの脅威
年間3億人以上がマラリアに罹患
マラリアのせいで職場/学校を長期欠席
(学業・生産性の低下)
年間100万人以上(3,000人/日)が死亡
年間90万人以上の5歳未満の子供が死亡
マラリアにより子供の死亡率高い(出産率
の高止まり)
低所得のためマラリア治療が受けられない
(税収が上がらないため)政府のマラリア対策(殺
虫剤の散布、蚊帳の無料配布等)の財源が不足
住友化学のinnovation
世銀のProject
ナイジェリアの保健システム強
化、に向けた世界銀行「マラリ
アコントロール強化プロジェクト」
(2.6億ドル)を受注
3.日本は世銀とどのように協働してきたのか?
2012年秋 IMF・世銀総会の東京開決定
○ IMF・世界銀行年次総会
・ 毎年秋に、全加盟国(187カ国)の財務大臣・中央銀行総裁が集う会議。
・ 3 年に1度、IMF及び世銀の所在地であるワシントン以外で開催。
・ 総会の機会には、IMF・世銀関連会議(IMFC、開発委員会等)に加え、通例、G7・
G20(財務大臣・中央銀行総裁会合)や各種セミナーが開催。世界中の財政・金
融・途上国開発の関係者(1~2万人)の来訪が見込まれる。
・ 日本開催は、1964年(東京オリンピックの年)以来48年ぶり。2012年は日本の世
銀・IMF加盟60周年の年。
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