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キャリア教育・職業教育 関連資料

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キャリア教育・職業教育 関連資料
資料11
キャリア教育・職業教育
関連資料
(「キャリア教育」推進に係る検討経緯)
○平成 9年 9月 「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」(文部省、通商産業省、労働省)
○平成11年12月 中央教育審議会答申に「キャリア教育」が明記。
「キャリア教育」:望ましい職業観・勤労観及び職業に関する知識や技能を身に付けさせるとともに、自己
の個性を理解し、主体的に進路を選択する能力・態度を育てる教育
○平成15年度∼ 「若者自立・挑戦プラン」にて、政府として、関係省庁(内閣府、文部科学省、厚生労働
省、経済産業省)の連携の下に「学校段階からのキャリア教育」を推進することを決定。
○平成17年度∼ 文部科学省「キャリア教育実践プロジェクト」
:中学2年生が原則週5日間の職場体験をする「キャリア・スタート・ウイーク」事業を実施。
○平成18年12月 キャリア教育等推進会議 設置
(内閣府特命担当大臣(青少年育成)、文部科学大臣、厚生労働大臣及び経済産業大臣により構成)
キャリア教育等推進関係府省課長等会議 設置
キャリア教育等推進会議の設置について(平成18年12月12日 青少年育成推進本部長決定)
1 若年層の勤労観・職業観及び職業に関する知識・技能の育成並びに早期の離職の防止を図る観点から、職場体験、インターンシッ
プ等のキャリア教育・職業教育の推進に向けた取組を強化・加速化するための関連施策を取りまとめるため、青少年育成推進本部に
キャリア教育等推進会議(以下「会議」という。)を置く。
2 会議の構成員は、内閣府特命担当大臣(青少年育成)、文部科学大臣、厚生労働大臣及び経済産業大臣とする。
3 会議は、内閣府特命担当大臣(青少年育成)が主宰する。
4 主宰者は、必要に応じ構成員以外の関係大臣その他関係者の出席を求めることができる。
5 会議の庶務は、文部科学省、厚生労働省及び経済産業省の協力を得て、内閣府において処理する。
6 前各項に定めるもののほか、会議の運営に関する事項その他必要な事項は、主宰者が定める。
1
(「キャリア教育」の実施状況)
注) 3日以上の実施率には,5日以上の実施校数のデータを含む。
(備考)平成17年度 公立中学校数10,178,卒業者数約112万人
インターンシップの実施校・実施率
80%
40
350
70%
30
300
60%
20
250
50%
10
200
40%
0
150
30%
100
20%
50
10%
0
0%
H8
H9
H1 0
H1 1
H1 2
H1 3
H1 4
H1 5
H1 6
H1 7
短期大学
高等専門学校
6ヶ月以上
400
大学
3∼6ヶ月未満
50
1∼3ヶ月未満
90%
1ヶ月 ∼
3週間未満
短大
高専
大学実施率(%)
短大実施率(%)
高専実施率(%)
450
インターンシップの実施期間
3週間∼1 ヶ月未満
60
1∼2 週間
100%
大学
1週間未満
500
2週間∼3週間未満
注) 3年間を通して1回でも体験した3年生の数を体験者数として割合を算出した。
(備考)平成17年度 公立高等学校(全日制)数3,303 卒業者数約82万人
2
(参考)高等学校、高等専門学校の現状①
高等学校の現状
高等学校の学科別生徒数(平成18年度)
高等学校学科別生徒数の推移
80
72.8
70
60
59.8
50
40
40.1
30
21.2
20
10
普通課
職業学科
その他専門
総合学科
3.2
2.8
昭
和
3
昭 0年
和
3
昭 5年
和
4
昭 0年
和
4
昭 5年
和
5
昭 0年
和
5
昭 5年
和
60
平 年
成
2
平 年
成
7
平 年
成
8
平 年
成
平 9年
成
1
平 0年
成
1
平 1年
成
1
平 2年
成
1
平 3年
成
1
平 4年
成
1
平 5年
成
16
年
0
(学校基本調査)
(注)高等学校における職業教育について
(注)高等学校における職業教育について
●高等学校設置基準第五条の専門教育を主とする学科のうち、農業、工業、商業、水産などの学科を設置している高等学校を専門高校
●高等学校設置基準第五条の専門教育を主とする学科のうち、農業、工業、商業、水産などの学科を設置している高等学校を専門高校
と称している。
と称している。
●専門高校では、「農業」「工業」「商業」「水産」「家庭」「看護」「情報」「福祉」の8つの専門教育に関する教科を中心に行われ、
●専門高校では、「農業」「工業」「商業」「水産」「家庭」「看護」「情報」「福祉」の8つの専門教育に関する教科を中心に行われ、 実験・実習
実験・実習
に重点を置いた教育を実施。
に重点を置いた教育を実施。
●「将来の専門的職業人の育成」、「地域産業の担い手育成」に大きな貢献。
●「将来の専門的職業人の育成」、「地域産業の担い手育成」に大きな貢献。
●専門高校数:1,864
1,864校(農業:
校(農業:353
353校、工業:
校、工業:628
628校、商業:
校、商業:795
795校、水産:
校、水産:45
45校、家庭:
校、家庭:358
358校、看護:
校、看護:97
97校、情報:
校、情報:23
23校、福祉:
校、福祉:77
77校)
校)
●専門高校数:
●専門高校数:1,864校(農業:353校、工業:628校、商業:795校、水産:45校、家庭:358校、看護:97校、情報:23校、福祉:77校)
3
(参考)高等学校、高等専門学校の現状②
高等専門学校の現状
技術科学大学
2年
学科
学級
272
1 0 ,9 3 5
人
5 9 ,3 8 0
(2 ,9 9 3 )
国立
55
(5 4 )
242
242
9 ,6 8 0
5 2 ,5 8 7
(2 ,7 6 2 )
公立
6
(4 )
7
19
760
4 ,4 9 3
(1 9 7 )
私立
3
(2 )
8
注 )在 学 生 数 は 学 校 基 本 調 査 報 告 書 に よ る
11
495
2 ,3 0 0
(3 4 )
20歳
5年
2 1
専攻科 5 4 3 2 1
高等専門学校
工業高校
普通科高校
3 2 1
(平 成 18年 度 )
在学生数
(う ち 専 攻 科 )
257
15歳
高専と高校・大学との制度上の関係
人
分野別学科数・入学定員
(平成18年度)
工学
入学定員
編入学
22歳
準学士
中学校
(6 0 )
学科数
24歳
学士
編入学
64
機械系
27歳
22歳
編入学
計
区分
一般大学
入学定員
4 3 2 1
短大
2 1
校
学級数
就職 修士
2年
修士課程
中学校卒業後からの5年一貫で実験・実習を重視した専門教育
卒業生への求人倍率 本科16倍、専攻科21倍(平成17年度)
地域との連携を活かした多様な取組が展開
設 置 者 別 学 校 数 、在 学 生 数 等 の 現 状
学校数
学科数
(うち 専 攻 科 を 設 置 す る 学 校 )
3年
大学院
※高専専攻科:2年の修業修了後は(独)大学評価・学位授与機構の審査を経て学士の学位取得可
‡
‡
‡
2 1 4 3
目 的 深く専門の学芸を教授し、職業に必要な能力を育成する。
修業年限 5年、商船に関する学科は5年6月
入学対象 中学校卒業者
教育課程等
① 一般科目と専門科目をくさび型に配当して、5年間一貫教育で、
効果的な専門教育を行っている
② 卒業要件単位数 167単位以上
商船に関する学科は、147単位以上
③ 1学級40人編成、学年制
‡ 称 号 卒業生には準学士の称号
‡ 進 学 高等専門学校卒業後、 専攻科へ進学、大学に編入学の
途がある
博士課程
大学院
3 2 1
‡
‡
‡
‡
博士
電気・
電子系
情報系
化学系
土木建築
系
その他
工業・商船
以外
商船
計
54
78
44
31
37
4
5
4
257
2,205
3,135
1,770
1,240
1,480
745
200
160
10,935
4
(参考事例①)目指せスペシャリスト「スーパー専門高校」)
専門高校において、大学・研究機関等との連携強化により、将来の地域社会の担い手となる専門
的職業人を育成する。
文部科学省
文部科学省
連 携
厚生労働省
厚生労働省
経済産業省
経済産業省
農林水産省
農林水産省
実 践 事 例
福島県立会津工業高等学校(工業)
◎窯変天目茶碗の製作を通したスペシャリ
スト育成への挑戦
特色ある取組を行う専門
高校を指定(3年間)
専門高校
大学・研究機関等
・特色あるカリキュラム
・技術開発研究の推進
・特許出願への挑戦
・技術・技能の習得
連携・協力
・生徒を対象とした
講座の実施
・技術指導 など
・高度資格への挑戦 など
油滴天目茶碗の斑点模様
(試作品)
釉薬の調合実験
群馬県立勢多農林高等学校(農業)
◎地域農業の活性化やアジア農業の発展に貢
献できるバイテクスペシャリストの育成
活性化
・先端的な技術・技能の習得
・伝統産業の継承
商品化に成功した
サクラソウ
アブラナ科植物の育種
(胚培養)
キャリア教育等に係る有識者との懇談会・キャリア教育等推進関係府省
課長等会議 (第1回) 配布資料より作成
5
(参考事例②)高等専門学校の特色ある教育)
1.実践的・専門的なキャリア教育
取組事例①
取組事例②
福井工業高等専門学校
地域と連携したカリキュラム「地域産業論」
「アントレプレナーサポートセンター」の総合的キャリア教育
福井高専発ベンチャーの先
輩起業家からのアドバイス
学生が卒業研究などによる技術支援、インターンシップ、聴講によって、
そのキャリア教育に参加するとともに、実際に起業を目指す学生や卒業生
の体験を見聞きすることによって、学生に実践的なキャリア教育を行う。
)
起 業
調査レポート作成
行政の支援
企業実地調査
アントレプレナーサポートセンター
キャリア教育の実施、本校教職員からの手厚いサポート
地域企業の経営の考察
4(∼5社から講師を招聘
起業に強みとなる技
術の習得の支援
八王子市の産業について
︵八王子市産業振興部から
講師を招聘︶
起業を志す人(学生、卒業
生、一般社会人)が入所
イントロダクション
福井高専にある教
育・研究資源の活用
東京工業高等専門学校
八王子市産業振興部の担当者や、地域産業を支えている企業の役員を
特別客員教授として招聘し、学生の企業研究の在り方と体験環境を具現
化するため、「地域産業論」を開講。
2.教育成果を発揮する場
デザコン
ロボコン
プロコン
(デザインコンペティション)
(NHK・アイデア対決ロボットコンテスト)
(プログラミングコンテスト)
土木・建設工学、建築学科等で学ぶ高専生を対象に、
生活環境関連のデザインや設計等を競う全国大会。高専
機構設立を機にこれまで一部の高専で行われていた取組
を全国大会とした。
全国の国公私立高専生を対象に、ロボットの大きさ、
動力源、制作費等様々な規定にしたがって自ら製作した
ロボットを駆使し、ゲームを行う全国大会。大会の模様
はNHKでも放送され、高専のイベントとして最も有名。
全国の国公私立高専生を対象に、情報処理技術にお
いて優れたアイデアと実現力を競う全国大会。文部科
学省主催の生涯学習フェスティバル(まなびピア)へ
参加しており、大会の模様をNHK教育テレビでも放
送。
※高等専門学校連合会主催、文部科学省後援
※参加数:29高専 348点
※高等専門学校連合会主催、文部科学省後援
※参加数:63高専(全高専) 1,100人
※高等専門学校連合会主催、文部科学省後援
※参加数:60高専、145チーム
6
(各省連携による取組事例)
( 「地域自律・民間活用型キャリア教育プロジェクト」 )
○ 地域の民間主体を仲介役(「コーディネーター」)として、学校と産業界・地域による一体的なキャ
リア教育の仕組みを支援。
○ 現在、全国300校、3万5千人を対象に事業を実施しており、本事業に関わる関係者からは
「コーディネーター」の活動について高い評価が得られている。
(参考)本事業に関わる、行政94.9%、産業界78.6%、実施校94.1%が、 「効果的なキャリア教育の実現には、
コーディネーターが必要だと思う」と回答。(有効回答数951)
<仲介役を置いたキャリア教育のイメージ>
経済産業省
キャリア教育等に係る有識者との懇談会・キャリア教育等推進関係府省課長等会議
(第1回) 配布資料より作成
連携
◆外部講師の確保・派遣
◆受入事業所の確保
◆体験学習先の提供
文部科学省
◆実施校との日程調整
◆授業時間の確保
学校教育
地域の教育資源
・企業技術者、
・OB人材、
・教育NPO、
・自治体、
・PTA
・公民館
協力依頼
仲介役
(「コーディネ−ター」)
連携
・小学校、
・中学校、
・高校
地域教育
(具体例)修学旅行で職場体験を実現
東京都杉並区の中学校では、コーディネーターの
協力により、修学旅行先である京都の ものづくりの
匠 を訪問・取材する職場体験を実施。地元に帰って
その成果をフリーペーパーにまとめ、配付。
7
(地方自治体において取り組むキャリア教育の具体的事例)
滋賀県における体系的なキャリア教育の推進
滋賀県HPより抜粋
8
(各学校段階を通じた一貫した取組の具体事例)
○ 佐賀県佐賀市では、地元のNPOが中核となり、 社会で活躍できる人材の養成 を目標
に、各教育段階に応じて、
①キャリア教育プログラムの内容
②同プログラム実施の目的
③同プログラム実施によって習得できる能力
を明確化し、教育段階間・学年間でのつながり及び発展性を意識したキャリア教育カリ
キュラムを実施。
〔プログラムの内容〕
<小学校>
〔目的〕
◆商売体験(仕入れから
販売まで全て自分たちで
企画する)
◆職業人インタビュー
◆商売の仕組みを知り、
実体験として商売や
職業人に触れる。
◆自主性・自発性、
職業観・勤労観、協調
性、人間力、感謝の
気持ち
◆職場体験(3∼5日間)
◆職場体験による実社会
の経験及び交流を図る。
◆職業観・勤労観、
社会適応能力、
実践的能力
◆企業へのビジネスモデル
企画・提案活動
◆起業体験
◆様々なビジネス活動
体験により高度な職業
能力を養う。
<中学校>
<高校>
〔主な能力〕
◆分析力、企画力、
創造力、交渉力、
プレゼン能力、
リーダーシップ、
コミュニケーション能力
9
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