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循環型社会における 3R に関する情報収集提供

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循環型社会における 3R に関する情報収集提供
循環型社会における 3R に関する情報収集提供
競輪補助事業
財団法人 クリーン・ジャパン・センター
1
補助事業の概要
(1)事業の目的
機械工業等の事業者が循環型産業に転換するために不可欠な最新の専門情報(技
術、社会システム、先進的な取組事例、法規制、施策等)を収集し、体系的に整理
してデータベース化し、収集した情報は、多角的な手段によって広く関係者に提供
することを目的とする。
(2)実施内容
①
3R に関する専門書、調査研究報告書、定期刊行物、学会報文、CD-ROM 等の文献・
資料を収集し、それらのタイトルや内容に関するキーワード等の情報をデータベ
ースに入力した。このデータベースには、3R に関して調べたい分野やキーワード、
著者名等を入力することにより、該当する文献・資料のタイトルを検索・抽出で
きる機能を盛り込んでいる。データベース及び収集した資料は、当センターの閲
覧室で公開し、広く関係者の利用に供した。
②
本事業により収集した 3R 関連情報を集大成した「リサイクルデータブック 2011」
を作成し、関連業界等の関係者に配布した。
③
有識者が選定した 3R 先進事例、循環型社会における 3R に関する調査研究(平
成 21 年度競輪補助事業)及び「日本のマテリアルバランス 2007」を解説した情報
提供用展示パネル(8 枚組)を作成した。この展示パネルは 10 月 19 日に開催した
「3R 先進事例発表会」に展示したほか、3R 関連のイベントを開催する自治体・業
界団体・NPO や、3R 社内研修等を行う事業者等の希望に応じ貸し出しに供した。
④
機械工業事業者等の関係者を対象に、3R や環境ビジネスに関する先進的な研究
開発や取り組み事例を発表する「3R 先進事例発表会」を次のように開催した。こ
の準備として 8 月下旬に発表事例を決定し各企業等に発表依頼を行った。また、
開催案内状を主要業界団体等に配布し、聴講者の募集を開始すると共に講演論文
集を作成した。
【 3R 先進事例発表会プログラム 】
開催日:10 月 19 日(火)
会
場:科学技術館サイエンスホール(東京都千代田区)
プログラム内容
・リサイクル材料を使用した保水性インターロッキングブロックの開発
荒木産業(株) 代表取締役 竹中 基視
・使用済み加硫ブラダーの再生利用による産業廃棄物削減
横浜ゴム(株)平塚製造所タイヤ材料設計部 材料設計 1G
担当課長
落合
哲夫
・廃ガラスびん及びガラスくずを破砕・エッジレス加工した建設・土木資材の開
発
ガラスリソーシング(株) 常務取締役 小松 明博
・グループ全体での廃棄物ゼロ・エミッション活動の推進
(株)ブリヂストン 環境推進本部 サプライチェーンモノづくり
環境推進ユニットリーダー
岡田
直也
・研削盤用クーラント液浄化装置の開発
(株)小楠金属工業所 開発課 課長 杉山 忍
・し尿とオガクズを資源循環するバイオトイレの開発
正和電工(株) 取締役営業部長 袰地 伸治
・有機系廃棄物を有価品に変える無公害型連続炭化乾留処理装置の開発
広島ガステクノ(株) エンジニアリング部 営業開発課 副課長 横田 暁
・段ボール印刷機におけるインク洗浄廃液削減システムの開発
(株)ISOWA 技術製凾グループ チーフ 遠藤 隆夫
・廃棄紙を主原料としたプラスチック原料・製品代替品の開発
(株)環境経営総合研究所 代表取締役 松下 敬通
・環境配慮型半導体デバイス組立技術(MAP 法)の開発
三洋半導体(株) ハイパーデバイス事業部 部長 谷 孝行
・ランフラットタイヤ普及に向けた第 3 世代ランフラットタイヤの開発
(株)ブリヂストン 先行タイヤ設計部長 坂野 真人
・3R への取組の進展と今後の展望
経済産業省
産業技術環境局
リサイクル推進課長
岡田
俊郎
・レアメタルの現状とリサイクルについて
東京大学
生産技術研究所
教授
岡部
徹
・2 成分形シーリング材用産廃対策容器の開発・普及とリサイクルシステムの構築
横浜ゴム(株) 工業品販売本部 ハマタイト販売部 販売 1 グループリーダー
安藤
達彦
・学校給食の廃食器からの高強度磁器食器開発とリサイクルシステムの構築
(株)おぎそ 会長 小木曽 順務
・電卓外装材への 100%リサイクルプラスチックの使用
キヤノンエコロジーインダストリー(株) 代表取締役社長 成田 昇
・「建設副産物発生予測及び削減」支援ツールの開発と推進
清水建設(株) 建築事業本部 安全環境部長 岡口 澄夫
2
今後予想される効果
機械工業事業者に対して、3R 推進に必要な専門情報を提供したことにより、機械工
業の循環型産業への転換と環境競争力向上が促進され、市場拡大に資する効果が期待
される。
また、様々な業種にわたる廃棄物排出事業者や自治体等に対して、3R 推進に必要な
専門情報を提供したことにより、3R の取り組みが促進され、廃棄物処理・リサイクル
プラントの需要喚起に資する効果が期待される。
3
本事業で作成した印刷物
平成 22 年度 3R 先進事例発表会講演論文集
情報提供用展示パネル
リサイクルデータブック 2011
以上
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