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第 1 学 年 - 東京医科大学

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第 1 学 年 - 東京医科大学
第
【前
期】
1
学
年
【通
年】
・ 生物と進化
…1
・
人体の構造と機能…73
・ 生体の化学
…3
・
病理病態学
・ 文学
…5
・ 現代社会と法(憲法)
…7
・ 文化人類学
…9
・ 情報科学
…11
・ 英語Ⅰ(基礎)
…13
・ スペイン語
…19
・ 韓国語
…21
・ 看護学概論
…23
・ 看護リテラシーⅠ(概念の理解)…25
・ 健康生活支援論
…27
・ 健康生活支援論実習 …29
・ 看護初期実習
【後
…31
期】
・ 生命科学
…33
・ 生命と地球環境
…35
・ 物理学
…37
・ 心理学
…39
・ 哲学
…41
・ スポーツ実技
…43
・ 家族と社会
…47
・ 情報技術とコミュニケーション…49
・ プレゼンテーションの技法…51
・ 中国語
…53
・ フランス語
…55
・ ドイツ語
…57
・ 医療概論
…59
・ 社会保障制度論
…61
・ 看護倫理Ⅰ(基礎) …63
・ 看護リテラシーⅡ(看護基礎ゼミ)…65
・ 健康生活支援論演習…67
・ 看護援助論Ⅰ(コミュニケーション論)…71
…78
単位数
科
目
科目区分
必修・選択
(1 単位当た
区分
りの時間)
一般教育科目
2 単位
授業形態
1 年次
生物と進化
選択
(15 時間)
自然を知る
オフィスアワー・場所
[科目責任者] 太田一正
太田一正、篠田
講義
前期
科目担当者
[担当教員]
開講時期
章
太田:月・木
17:00~19:00、生物学第 2 研究室
篠田:月・火
17:00~19:00、生物学第 2 研究室
生物であるヒトを理解するために、生物とは何かについて知ることが必要である。
「生物
と進化」では、現在この地球上に生きている生物だけではなく、かつて生きていた生物も
対象として、途切れることなく続いてきた生命の歴史といま生きているとはどういうこと
授業概要
(教育目標など)
かを学ぶ。
そこで、生物の体を構成する基本的単位である細胞の共通性と多様性について理解する。
また、生物が示す多様性を生む機構の共通性がDNAに記された遺伝情報に基づいている
ことを理解する。さらに、ヒトの進化の過程を分子生物学や理論的な立場から総合的に学
び、生物としてのヒトを理解する。
①細胞の誕生と細胞内構造の発達とその機能を説明できる。
②性の獲得の利点と細胞の増殖の仕組みとの関係を説明できる。
到達目標
③DNAの複製とそのエラーの仕組み及び遺伝子発現と細胞の役割について説明できる。
④遺伝の仕組みを説明できる。
⑤進化とその仕組みを説明できる。
⑥ヒトが進化した過程を説明できる。
教科書
エッセンシャル・キャンベル生物学
キャンベル他著
丸善出版
2011 年
参考図書
評価方法
中間試験 40%、期末試験 40%、レポート 20%
・講義項目と内容を確認して該当する教科書の項目を予習し、疑問点をまとめておく。
・教科書・配布資料に沿って、スライドを中心とした講義を行うが、板書等を書き留める
ためのノートを用意する。
事前・事後学習
・教科書・講義資料・ノートをふりかえり・復習するとともに、予習で抽出した疑問点が
解決できたかを確認する。
・もう少し詳しい内容を学びたいときは、キャンベル他著キャンベル生物学原書 9 版(丸
善出版 2013 年)などを読むことを勧める。
・本科目では、高校「生物」と同程度以上の内容を扱うが、特に履修歴は問わない。
1
授業
項
回数
1
目
講義内容
ガイダンス
生物学と生物の世界
生物とは
生体を構成する分子と ATP
担当者
太田
一正
太田
一正
太田
一正
太田
一正
太田
一正
太田
一正
太田
一正
太田
一正
生物の基本単位としての細胞
2
細胞の構造と機能
3
細胞の増殖
オルガネラの構造と機能
体細胞分裂
細胞の情報伝達
生殖と性
4
生殖の仕組みと配偶子形成
減数分裂
配偶子形成
5
受精・卵割
動物の初期発生
ヒトの初期発生
遺伝子とDNA
6
遺伝子の構造と機能
DNAの半保存的複製
セントラルドグマ(転写と翻訳)
遺伝子制御の理由と方法
7
遺伝子の発現制御と変異
染色体突然変異・遺伝子突然変異
ウイルス
8
前半のまとめと総括
まとめと総括
中間試験と解説
中間試験とその解説
篠田
章
篠田
章
篠田
章
篠田
章
篠田
章
篠田
章
篠田
章
篠田
章
対立遺伝子
9
メンデル遺伝
10
連鎖
11
集団遺伝
12
進化の要因
遺伝子型・表現型
連鎖群
染色体地図
遺伝子プール・遺伝子頻度
ハーディ・ワインベルグの法則
生物の変異と自然選択
遺伝的浮動・遺伝子流流動・非ランダム交配
種・学名
13
分類
分類群の階級
現生生物の分類
生命の単系統性
14
系統
15
ヒトの進化
-
定期試験
系統樹
生物界の変遷
ヒトの進化史
2
単位数
科
目
科目区分
必修・選択
(1 単位当た
区分
りの時間)
一般教育科目
開講時期
2 単位
授業形態
1 年次
生体の化学
選択
自然を知る
(15 時間)
科目担当者
オフィスアワー・場所
[科目責任者] 北原
恵一
月曜日授業終了後
[担当教員]
貞夫
非常勤講師室(第 1 看護学科棟)
荒井
講義
前期
私たちの身体は多様な生体分子から構成され、生命現象は生体分子の化学反応により維持
されている。同時に、私たちはプラスチック・繊維・医薬品など,さまざまな化学物質・
授業概要
(教育目標など)
化学製品の恩恵を受け暮らしている。したがって、日々の生活を安全に,そして健康で豊
かにするためには,化学的な視点から物質への理解を深めることが必要である。そのため,
「生体の化学」では,化学の基本的考え方・理論的背景さらに生体構成分子の構造と性質
などを中心とした化学の基礎概念を学習する。
到達目標
教科書
参考図書
評価方法
化学物質の性質や化学現象の捉え方など,化学の考え方を習得することを目標とする。
「コ・メディカル化学−医療・看護系のための基礎化学」齋藤勝裕・荒井貞夫・久保勘二,
2013(裳華房)
「医・薬・看護系のための化学」原
博・荒井
貞夫訳,2010(東京化学同人)
講義資料も配布する。
定期試験(60%)
,小テスト(30%)
,授業中の課題への取り組み(10%)
事前学習:教科書の該当箇所を事前に読み授業に参加すること。
事前・事後学習
授業中:ノートを作成し,与えられた問題に積極的に取り組むこと。
事後学習:ノートをもとに復習し,演習問題を解くなどして,疑問点を解決すること。
3
授業
項
回数
1
目
講義内容
はじめに
生体を構成する元素の種類と原子の構造につ
生体の構成元素と原子の構造
いて学ぶ。
担当者
荒井
貞夫
荒井
貞夫
荒井
貞夫
荒井
貞夫
荒井
貞夫
荒井
貞夫
荒井
貞夫
荒井
貞夫
荒井
貞夫
荒井
貞夫
北原
恵一
北原
恵一
北原
恵一
北原
恵一
北原
恵一
原子の電子配置,元素の性質の周期性につい
2
原子の電子構造と周期表
3
化学結合と分子
4
原子量と分子量,モル
5
溶液の濃度
6
物質の三態
て学ぶ。
原子がイオンや分子を形成する化学結合とし
て,イオン結合と共有結合について学ぶ。
原子量やモルの考え方を理解し,粒子を基本
とした物質の量の扱いについて学ぶ。
医療の場で重要な,さまざまな濃度の溶液の
調製法を学ぶ。
物質の三つの状態である気体・液体・固体の
性質について学ぶ。
人体の 60%を占める水の構造と性質を理解
7
溶液の化学
し,水溶液の性質として浸透,透析などを学
ぶ。
酸と塩基の強さ,pH,中和,体液と緩衝作用
8
酸と塩基
9
酸化と還元
10
放射線と放射能
について学ぶ。
酸化剤と還元剤,代謝過程における酸化還元
反応について学ぶ。
放射性同位体,放射線と放射能の違い,放射
線の医療への応用について学ぶ。
有機化合物の官能基の違いによる分類と,基
11
有機化合物の分類と炭化水素
本となる炭化水素の名称と構造,性質につい
て学ぶ。
アルコールやカルボニル化合物の構造と性質
12
酸素を含む有機化合物
13
糖類と立体化学
14
窒素を含む有機化合物
15
脂質と核酸
-
定期試験
について学ぶ。
糖の構造と性質,および立体化学について学
ぶ。
アミンやアミノ酸,ペプチド,タンパク質の
構造と性質について学ぶ。
脂質の構造と性質,核酸の構造や塩基対形成
について学ぶ。
4
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
りの時間)
一般教育科目
必修・選択
区分
2 単位
文学
開講時期
1 年次
選択
(15 時間)
人を知る
科目担当者
[科目責任者] 宮本高晴
[担当教員] 平井康和、西脇麻衣子、林美穂子
授業形態
講義
前期
オフィスアワー・場所
授業終了後医学科研究室(宮本)
授業終了後非常勤講師室(平井)
授業終了後医学科研究室 (西脇)
文学は単なる絵空事(えそらごと)ではありません。
『聖書』や『古事記』が絵空事ではな
いように、人間は古代から、言葉を用いて、自らの来し方行く末を確定するために、神話
や無数のたとえ話を作ってきました。物質文明の方が、昔からの予言や理想を追いかけて
授業概要
あとから成立してきたともいえるでしょう。口承文学はやがて書き記されて、多くの書物
(教育目標など)
を生みました。現代文学は、多くの過去の遺産を継承しつつ、私たちの手元にあります。
それらをひもとけば、人類の歴史の中での現代という時代の特質について、すなわち、現
代人の言葉づかいや考え方、あるいは愛や死について、ひいては自然観や人間観について、
認識を深めることになるでしょう。
人間存在の考察を基盤に据えた作品を読み解き、文学作品を論じる。かつ、現代の作品の
到達目標
なかに、20 世紀以降の現代人の不条理体験を読み込む。また、映像作品を文学作品のよう
に味読する能力を培う。文学を通して人間性の多様さに触れ、グループ討議によってその
理解を深める。
教科書
*『異邦人』アルベール・カミュ、窪田啓作訳、1963 年、新潮社(文庫版)
*『ドイツ名詩選』生野幸吉・檜山哲彦編、1993 年、岩波文庫
参考図書
(平井)
(西脇)
*『カミュ全集』全 10 巻、佐藤朔、高畠昌明編集、1972~1973 年、新潮社
(平井)
*他の文献はそのつど紹介する。(西脇)
*レポート提出
*その他、意見発表と討議など
評価方法
*各回の授業の最後に書いてもらうリアクションペーパー、あるいはレポート(学期末に
提出)(西脇)
事前・事後学習
*あらかじめ翻訳テキストないしは原典を読んでおいてください。
5
授業
項
回数
目
講義内容
担当者
フランス文学の特徴、
1
イントロダクション
アルベール・カミュ概論
平井
康和
平井
康和
平井
康和
平井
康和
平井
康和
講読 1.
講読 2.
2
日常の生活-社会-
3
個としての存在
4
意見発表と論点の整理
講読 3.
意見発表と論点の整理
世界はどのように見えているの
講読 4.
か
意見発表と論点の整理
講読 5.
5
まとめ
6
映像表現にみる文学性 1
映像とことば、サイレントフィルム
宮本
高晴
7
映像表現にみる文学性 2
映像によるストーリーテリング
宮本
高晴
8
映像表現にみる文学性 3
映像とボイスオーバー・ナレーション
宮本
高晴
9
イギリス文学
イギリスの詩
宮本
高晴
10
イギリス文学
イギリスの演劇
宮本
高晴
11
ドイツ文学
12
ドイツ文学
13
ドイツ文学
14
ドイツ文学
15
ドイツ文学
-
定期試験
討議
ドイツ文学のジャンルと特徴
西脇
麻衣子
西脇
麻衣子
西脇
麻衣子
西脇
麻衣子
西脇
麻衣子
ドイツ詩法、ドイツの詩(ゲーテ)
ドイツの詩(ゲーテ(続き)
、ヘルダーリン)
ドイツの詩(ハイネ)
ドイツリート
ドイツの詩(リルケ、他)
ドイツの詩(ツェラーン、他)
まとめ
6
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
必修・選択
区分
りの時間)
一般教育科目
2 単位
開講時期
1 年次
現代社会と法(憲法)
必修
社会を知る
(15 時間)
科目担当者
和泉澤
授業形態
講義
前期
オフィスアワー・場所
千恵
原則として、講義前後・非常勤講師室
まず、法についての基礎的知識と法令の構造や法の解釈について概説し、法の考え方や
仕組みの基本事項について教授する。続いて、国の基礎法・根本法たる日本国憲法におい
て、我が国のあり方の根本・基本がどのように規定されているかにつき、各条文にあたり
ながら読解する。特に、基本的人権に関連する事項については、必要に応じて、適宜、関
授業概要
(教育目標など)
連法令等を参照しながら講義を行う。具体的には、憲法第25条に根拠をおくとされる医
療などをめぐる法制度についての概説や、裁判の仕組みや看護業務に関連する裁判例につ
いて紹介、労働に関連する法規についての概説等を行う予定である。
本講義は、日本国憲法を通読することによって、日本国民の権利義務の内容を把握し、
さらに、現代社会の仕組みや看護と法の関わりについて理解することを目的とする。
なお、講義内容については、講義の進度や理解度によって、一部を変更等する場合があ
るのでご了承いただきたい。
1. 法についての基本的知識や法の仕組み等の法令に関する基本事項について理解する
到達目標
2. 日本国憲法の内容について理解する
3.裁判の仕組みや看護と法との関連を理解する
「ポケット六法
教科書
平成27年度版」井上正仁・山下友信編、2014(有斐閣)
なお、必要に応じて、講義レジュメ等を配布する予定である。
「系統看護学講座
専門基礎分野
健康支援と社会保障制度[4]看護関係法令」森山幹
夫、2015(医学書院)
参考図書
評価方法
「はじめての医事法 第 2 版」久々湊晴夫・旗手俊彦 編著、2011(成文堂)/「医療六法 平
成 27 年度版」2015(中央法規出版)等の法令集
など
原則、定期試験によって評価する。
(なお、評価にあたっては、受講態度や授業への参加度
なども加味する。
)
(事前学習)講義前に条文を一読し、どのような内容が書かれているのかについて把握し
事前・事後学習
ておくことが望ましい。
(事後学習)講義内容を整理し、講義において提示された問題などについて自分なりに思
考することが望ましい
7
授業
項
回数
目
講義内容
担当者
1
現代社会と法
法とは何か
和泉澤
千恵
2
法の概念
法の種類・優劣・効果
和泉澤
千恵
3
法令の読み方
法令の構造、法の解釈
和泉澤
千恵
4
憲法:概論
憲法とは何か、日本国憲法の成立
和泉澤
千恵
5
憲法の構造、天皇制、平和主義
日本国憲法の構造、前文、天皇、戦争の放棄
和泉澤
千恵
6
統治機構(1)
統治機構の基本原理-国民主権、権力分立-
和泉澤
千恵
7
統治機構(2)
和泉澤
千恵
8
統治機構(3)
和泉澤
千恵
9
基本的人権(1)
和泉澤
千恵
10
基本的人権(2)
和泉澤
千恵
和泉澤
千恵
和泉澤
千恵
和泉澤
千恵
和泉澤
千恵
和泉澤
千恵
11
12
13
14
15
-
三権分立①:立法権(国会)
三権分立②:行政権(内閣)
三権分立③:司法権(裁判所)
財政・地方自治
国民の権利及び義務
:基本的人権の享有・国民の義務
国民の権利及び義務
:身体の自由と適正手続きの保障
基本的人権(3)
国民の権利及び義務
:経済的自由権・精神的自由権・社会権
基本的人権(2)-①
裁判の仕組み
人身の自由・裁判を受ける権利
基本的人権(2)-②
看護業務に関連する裁判例
人身の自由・裁判を受ける権利
:看護事故にともなう法的責任
基本的人権(1)
(3)-①
労働関連法規
勤労の義務・勤労の権利
基本的人権(3)-①
日本国憲法 25 条と衛生法規
生存権
:医療提供体制に関連する法制度の概要
定期試験
8
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
りの時間)
一般教育科目
必修・選択
区分
開講時期
2 単位
文化人類学
授業形態
1 年次
選択
社会を知る
科目担当者
倉田
講義
(15 時間)
前期
オフィスアワー・場所
誠
水曜
13:00〜14:30
金曜
15:00~17:00
第二看護学科棟 303 号室(倉田研究室)
ケアの実践学としての看護学では、臨床技術に関する知識だけでなく、それをとりまく社
授業概要
(教育目標など)
会の複雑さや価値観の多様さへの理解や配慮が欠かせません。この授業では、健康に関す
る具体的な社会現象を題材としてグループで検討することで、対象をより広範で複合的な
社会現象としてとらえ、自己の規範や価値においては問われないことを問い直す視点を養
います。
1.人間概念の多様性を具体的な事例に即して説明できる。
2.病気に関わる諸現象を疾病/病気/病いという区別を使って説明できる。
3.特定の社会における病気行動やその説明を「説明モデル」という概念を使って分析で
到達目標
きる。
4.医療介入に関する倫理的問題に関して、相対主義的立場を踏まえたうえでその問題点
を説明できる。
5.現代医療のグローバル化がもたらす社会的影響について具体的な事例にもとづいて説
明できる。
教科書
医療人類学のレッスン
保健と医療の人類学
参考図書
評価方法
池田光穂・奥野克巳
2007 年
学陽書房
A.ハルドン & S.ファン・デル・へースト
2004 年
世界思想社
*各授業テーマに関する参考書については、授業時に、適宜、指示する。
出席点
20〜30%
相互評価
20〜40%
期末試験
40〜50%
配分は授業開始時に受講者と相談し決定する
事前学習:授業前に予定されている課題や資料を読み、必要な情報を自主的に収集・整理
して学習ノートにメモしてくることを求めます。これが授業参加の前提となります。その
過程で疑問点などがあれば、それも書き出しておいてください。
事前・事後学習
事後学習:授業中にグループワークや他グループによる発表の要点、および講評の内容を
学習ノートに記入してください。授業終了後は、それらと予習してきた内容との比較検討
を行い、より多元的で広範な視野や思考の習得に努めましょう。講評に関して不明な点が
ある場合は、オフィスアワー等を活用して教員に質問してください。
9
授業
項
回数
目
イントロダクション
2
練習ワーク
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
担当者
本授業の目的や予習復習の方法を説明しなが
1
3
講義内容
倉田
誠
倉田
誠
倉田
誠
倉田
誠
倉田
誠
倉田
誠
倉田
誠
倉田
誠
倉田
誠
倉田
誠
倉田
誠
倉田
誠
倉田
誠
倉田
誠
倉田
誠
ら、看護と人類学の関わりを解説します。
具体的な題材を取り上げ、人類学的思考のあ
り方を紹介します。
嬰児殺し「どのようにして"人"
人間概念の多様なあり方に触れながら、人格
となるのか?」
について考えます。
遺体処置「遺体はどのように扱わ
生者に関する尊厳と死者に関する尊厳の違い
れるべきか?」
を探り、社会による差異も考えます。
インターセックス「彼女は男なの
性差を題材として、身体と社会規範の関係に
か?」
ついて議論します。
健康観の変遷や多様性をたどりつつ、医療と
健康食品「健康はつくられる?」
非医療の境界について考えます。
民間医療「"病気になる/病気を
疾病/病気/病いの違いを理解し、病者を理解
治す"とは?」
する際の合理性の問題を検討します。
心身症「こころの問題?身体の問
説明モデルという概念を使いながら、心身概
題?それとも?」
念が抱える問題について考えます。
身体障害「不自由なことは不幸な
社会のなかで障害という概念や他者性がいか
こと?」
に用いられているのかを省察します。
ALS「"意思疎通する"とはどうい
臨床における「コミュニケーション」や「翻
うことか?」
訳」ということの意味を考えます。
認知症介護「世界はどのように見
対象者の「認知」や「理解」を捉える方法と
えているか?」
その妥当性について議論します。
女子割礼/女性器切除の事例を通して、異な
女子割礼「伝統か?暴力か?」
る価値に向き合う際の課題を検討します。
代理母ビジネス「誰と誰の取引
グローバルな医療サービスの展開から贈与/
か?」
収奪や身体をめぐる政治の問題を考えます。
これまで学習した知識と思考方法をもとにし
14
課題ワーク
15
課題ワーク
-
定期試験
て、グループで課題に取り組みます。
これまで学習した知識と思考方法をもとにし
て、グループで課題に取り組みます。
10
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
りの時間)
一般教育科目
必修・選択
区分
2 単位
情報科学
開講時期
授業形態
1 年次
必修
(15 時間)
問題解決
科目担当者
荻谷
光晴
講義
前期
オフィスアワー・場所
講義前後・非常勤講師室
情報社会を生きるにあたって、情報の取り扱いを適切に行うセンスとスキルを身につける
ために、情報倫理、情報リテラシー、ネットワーク、情報システムなどについて基本的な
授業概要
(教育目標など)
知識を学ぶ。コンピュータ上で情報がどのように処理されているのか基本原理を学び、知
的財産権、プライバシーなど情報をめぐる倫理的問題や法について学ぶとともに、情報を
どのように扱うべきかを理解する。また、インターネットによって瞬時に情報が世界をめ
ぐる社会である中で、情報通信技術がどのように活用されるべきか、マネジメントとシス
テムの視点から情報システムの基本的知識について学ぶ。
到達目標
教科書
参考図書
評価方法
事前・事後学習
1.
コンピュータを扱う基本的な知識や技術を修得できる。
2.
情報社会における情報倫理についての知識を修得できる。
3.
情報通信のセキュリティやネットワークについての知識を修得できる。
なし
必要な場合は、授業中に提示する。
中間チェック,定期試験(80%)
小テスト(演習問題)
(20%)
事前学習:講義内容について、理解していない内容を明確にして受講すること。
事後学習:講義で学んだ内容について、演習問題等を含めて見直し、理解を深めること。
11
授業
項
回数
目
講義内容
担当者
1
情報科学の導入
情報の概念と情報の基礎・表現・伝達方法
荻谷
光晴
2
情報技術の基礎(1)
情報技術とコンピュータ
荻谷
光晴
3
情報技術の基礎(2)
情報表現とマルチメディア
荻谷
光晴
4
情報倫理(1)
荻谷
光晴
5
情報倫理(2)
荻谷
光晴
6
情報科学の基礎について
コンピュータと情報技術、倫理について
荻谷
光晴
7
中間まとめ
中間チェック
荻谷
光晴
8
ネットワークの基礎(1)
ネットワークの概念と基礎技術
荻谷
光晴
9
ネットワークの基礎(2)
インターネットの通信技術
荻谷
光晴
10
ネットワークの基礎(3)
インターネット技術とその応用
荻谷
光晴
11
情報リテラシー
荻谷
光晴
12
情報セキュリティ(1)
情報セキュリティと暗号化技術の基礎
荻谷
光晴
13
情報セキュリティ(2)
暗号化技術の応用と認証システム
荻谷
光晴
14
情報セキュリティと対策
ネットワークの脅威と対策について
荻谷
光晴
15
総合応用
情報科学の応用について
荻谷
光晴
-
定期試験
情報化社会の概念とセキュリティの必要性
情報倫理と情報リテラシー
個人情報保護法
著作権と知的財産
セキュリティとコンピュータウイルス
ネットワークにおける脅威と脆弱性
12
単位数
科 目
科目区分
必修・選択
(1 単位当た
区分
りの時間)
開講時期
授業形態
一般教育科目
2 単位
英語Ⅰ(基礎)
グローバル
1 年次
必修
(15 時間)
講義
前期
コミュニケーション
科目担当者
オフィスアワー・場所
[科目責任者] 宮本
高晴
木曜日
[担当教員]
一美
場所は兼任講師室
及川
13:10~14:00
将来看護師として働くために必要な英語力、その基本を身につけることを目標とします。
授業概要
看護師という職業は、他の人と〈さまざまな状況において〉
(さまざまな形態で)コミュニ
(教育目標など)
ケーションをとる必要にせまられます。そういうことを念頭において、積極的な姿勢を忘
れずに、基本的な日常英語表現の習得につとめてもらいます。
1. 文法の理解に基づき、英文の内容を正しく聞き、正しく読むことができる。
到達目標
2. 文法にかなった正しい英文を話し、正しい英文を書くことができる。
3. 他の人たちとコミュニケーションをとる積極的態度を身につける。
教科書
参考図書
評価方法
「English on Screen: Learning Real English through Erin Brochovich」
井村誠
中井英民
松田早恵
山本五郎
著
金星堂
1900 円
講義中に指示致します。
Participation
Examination
50%
50%
事前学習:教科書の reading, vocabulary を辞書で調べ予習すること。
課題をリサーチし自分の考えをまとめる。
事前・事後学習
事後学習:講義で学んだ文法事項を復習する。
グループディスカッションで得た考えを英語でまとめる。
事後学習には30分以上の時間を充てること。
13
授業
項
回数
目
1
unit 1 Introduction
2
unit 2 法律事務所
3
unit 3 シングルマザー
4
unit 4 ドレスコード
5
unit 5 情報開示
講義内容
映画「エリン・ブロコビッチ」について
担当者
及川
一美
及川
一美
及川
一美
及川
一美
及川
一美
及川
一美
面接の英語・医学用語
法廷での証言
レストランでの注文
求人応募の電話
自己主張
誘いと拒絶
服装への忠告と反対意見
科学用語・医学用語
取引・交渉の英語
unit 6
母親としての寂しさ
ライフワーク・バランス
感情の表現
7
unit 7 訴訟準備
訴訟用語
及川
一美
8
unit 8 集団訴訟
「妨訴抗弁」など法律用語
及川
一美
9
unit 9 大原告団結成へ
法律英語
及川
一美
10
unit 10 仲裁
井戸水をめぐる弁論術
及川
一美
11
unit 11 裁判
及川
一美
12
unit 12 内部告発
及川
一美
13
unit 13 和解
及川
一美
14
unit 14 実在のエリン
及川
一美
15
Review
及川
一美
-
定期試験
6
子どもとのけんか
パメラの心の傷
仲裁の弁論術
口論の英語
説得の英語
思いやりの英語
話の切り出し方
皮肉を含んだ会話
到達度確認
14
単位数
科 目
科目区分
(1 単位当た
りの時間)
必修・選択
区分
開講時期
授業形態
一般教育科目
2 単位
英語Ⅰ(基礎)
グローバル
1 年次
必修
(15 時間)
講義
前期
コミュニケーション
科目担当者
[科目責任者] 宮本
オフィスアワー・場所
高晴
昼休み・英語第一研究室
[担当教員] 桜井
真理子
将来看護師として働くために必要な英語力、その基本を身につけることを目標とします。看
授業概要
護師という職業は、他の人と〈さまざまな状況において〉
(さまざまな形態で)コミュニケー
(教育目標など)
ションをとる必要にせまられます。そういうことを念頭において、積極的な姿勢を忘れずに、
基本的な日常英語表現の習得につとめてもらいます。
1. 英文の内容を正しく聞き、正しく読むことができる。
到達目標
2. 正しい英文を話し、正しい英文を書くことができる。
3. 他の人たちとコミュニケーションをとる積極的態度を身につける。
Shorter Course in GOOD HEALTH by Y. Seya, etc. (GH)
教科書
Shorter Course in EXPRESSIONS FOR EVERYDAY ACTION by H. Konaka (EA)
Shorter Course in PARTY JOKES by J. Knudsen (PJ)
Nan’ Un-Do (南雲堂)
参考図書
評価方法
事前・事後学習
教室で適宜指示します
平常点(予習状況、授業態度、レポート、出席状況など)約50%
習熟度テスト
約50%
事前―どこがわからないか明確にし、知らない単語などは調べておく。
事後―将来役立てることを目標に、学習内容を身につける努力をする。
15
授業
項
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
目
講義内容
担当者
Orientation
Orientation
GH(1~3); EA(1,2);
GH: Smoking Danger, etc. EA: Living Room, Kitchen,
PJ(1~3)
PJ: Dry Humor etc.
GH(4~6); EA((3,4);
GH:
PJ(4~6)
Bathroom, etc., PJ: Piano Blues, etc.
GH(7~9); EA(5,6);
GH:
PJ(7~9)
Transportation, etc., PJ: The Bottom Line
Safer
Inhospital
Amino
Acid,
Environment
etc.,
EA:
etc.,
Jobs,
桜井
真理子
桜井
真理子
桜井
真理子
桜井
真理子
桜井
真理子
桜井
真理子
桜井
真理子
桜井
真理子
桜井
真理子
桜井
真理子
桜井
真理子
桜井
真理子
桜井
真理子
桜井
真理子
Public
GH: How to Enjoy Drinking, etc., EA: Car, School,
PJ: Suite Talk, etc.
GH(13~15); EA(9,10)
GH: Almighty Germanium, etc., EA: Hospital, etc.,
PJ(13~15)
PJ: Historical Evidence ,etc.
GH(16~18);EA(11,12);
GH: The Insulin Factory, etc., EA: Sport, Leisure,
PJ(16~18)
PJ: The Hard Way, etc.
GH(19~21);EA(13,14);
GH: Allergies. etc., EA: Shopping, Restaurant, PJ:
PJ(19~21)
Scientific Reasoning, etc.
GH(22~24);EA(15,16);
GH: Mental Health, etc., EA: Jobs(2), Street PJ:
PJ(22~24)
The Merry Widow, etc.
GH: A War against AIDS, etc., EA: Crime & Accident,
GH(25~27); EA(17); PJ(25~27)
PJ: Like Mother, Like Son, etc.
GH(28~31); EA(18);
GH: German Measles, EA: Party,
PJ(28~30)
PJ: A Poet Who Doesn’t Know, etc.
GH: A Godsend for Ulcers, EA: Airport,
GH(32~35); EA(19); PJ(31~33)
PJ: Security Deposit, etc.
GH: Four Humors, etc., EA: Playground,
PJ(34~36 )
PJ: Coming Up for Air, etc.
GH(40~42);
GH: How and Why Do We Dream, etc.,
PJ(37~40)
PJ: Neither Here Nor There, etc.
15
Achievement Test
Achievement Test
-
定期試験
14
真理子
EA:
GH(10~12); EA(7,8) PJ(10~12)
GH(35~39); EA(20 );
13
桜井
以上は予定なので、変更される場合があります。注意してください。
16
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
りの時間)
必修・選択
区分
開講時期
授業形態
一般教育科目
2 単位
英語Ⅰ(基礎)
1 年次
必修
グローバル
(15 時間)
講義
前期
コミュニケーション
科目担当者
オフィスアワー・場所
[科目責任者]宮本高晴
昼休み・英語第一研究室
[担当教員]横田まり子
将来看護師として働くために必要な英語力、その基本を身につけることを目標とします。
授業概要
看護師という職業は、他の人と〈さまざまな状況において〉
(さまざまな形態で)コミュニ
(教育目標など)
ケーションをとる必要にせまられます。そういうことを念頭において、積極的な姿勢を忘
れずに、基本的な日常英語表現の習得につとめてもらいます。
1. 文法の理解に基づき、英文の内容を正しく聞き、正しく読むことができる。
到達目標
2. 文法にかなった正しい英文を話し、正しい英文を書くことができる。
3. 他の人たちとコミュニケーションをとる積極的態度を身につける。
教科書
Working in Japan-Video Interviews with 14 Professionals, 著者 Alice Gordenker, John
Rucynski, 出版社 センゲージ
ラーニング株式会社 2015
参考図書
授業時に随時指示
評価方法
授業内での各種テスト(30%)。授業内での発表、課題レポートなど(30%)。受講態度(40%)。
事前・事後学習
毎回の授業の予習・復習に加え、授業で出される課題をこなすことは勿論、日常生活の中
でも自ら英語に触れる習慣をつけていく
17
項
1
Orientation
2
Unit 2
3
Unit 2
4
Unit 5
5
Unit 5
6
Unit 6
7
Unit 6
8
Unit 1
9
Unit 1
10
Unit 8
目
講義内容
担当者
授業の概要説明、ウォ-ミングアップ
横田
まり子
横田
まり子
横田
まり子
横田
まり子
横田
まり子
横田
まり子
横田
まり子
横田
まり子
横田
まり子
横田
まり子
横田
まり子
横田
まり子
横田
まり子
横田
まり子
横田
まり子
Travel opens up the world
Having fun while traveling
Reading –
Japan needs Muslim-friendly meals
Serve up the best possible service
What do you love about Japan
Reading –
Sense of the seasons as a marketing tool
Toast your success!
Making your English understood
Reading –
Think global, act local
Sales can be like acting
Being a good co-worker
Reading –
There’s more to life than work
Build a happy life
Finding the best job
Reading –
11
Unit 8
Finally!
A
better
way
to
make
presentations!
Life is like riding a bicycle
12
Unit 9
13
Unit 9
14
Unit 4
15
Unit 4
-
定期試験
Exploring Japan
Reading –
Internships – A win-win situation
Translating is more than words
Learning foreign languages
Reading –
Why learn Japanese?
18
単位数
科 目
科目区分
(1 単位当
必修・選択
たりの時
区分
開講時期
授業形態
間)
一般教育科目
スペイン語
2 単位
グローバル
(15 時間)
コミュニケーション
科目担当者
宮城
選択
1 年次
講義
前期
オフィスアワー・場所
春美
授業終了後に教室で質問を受け付ける
生の言語に触れよう
授業概要
(教育目標など)
【授業の概要】スペイン語の基本文法を学び、単語力を身につけ、スペイン語で日常会話
が話せるようになること。
授業の中で、一人一人に発表をする時間を与え、生の言語に触れる。
スペイン語を好きになる。
到達目標
パワーポイントを使ったり、ゲームを行ったり、発表をしたり、楽しい授業を行う。
10課で学ぶスペイン語
教科書
同学社
大岩勉
参考図書
なし
評価方法
定期試験と授業に取り組む姿勢、態度により総合的に評価する。
(事前学習)なし
事前・事後学習
(事後学習)必ず授業の復習をする
19
授業
回数
1
項
目
講義内容
アルファベット
はじめてスペイン語とふれあう。
スペイン語の読み方
どのような言語であるか、読み方、など学ぶ。
担当者
宮城
春美
宮城
春美
宮城
春美
宮城
春美
宮城
春美
宮城
春美
宮城
春美
宮城
春美
宮城
春美
宮城
春美
宮城
春美
宮城
春美
宮城
春美
宮城
春美
宮城
春美
自分の自己紹介、相手の紹介を出来るように練
2
自己紹介、あいさつ
3
動詞の変化の仕方、代名詞
習をする。
SER と言う動詞を使って、練習を行う。自分の
もの、相手のものについての伝え方を学ぶ。
新しい単語を増やし、文章の作り方を学ぶ。
4
疑問視、質問の仕方、固定文、
質問と答えの練習を行う。
否定文の「しかし」
ペアあるいはグループ分けをして練習を行う。
今の状態、不自然な状態、ESTAR 動詞の使い方
5
人、物の状態、体の状態、不自然
を学ぶ。
な状態の表現
あたらしい単語を学ぶ。
6
規則動詞
現在形の動詞の活用、
変化の仕方
これから日常生活でよく使う動詞を学ぶ。
文を作って自分の事を説明する。
不規則動詞をグループに分けて、変化の仕方、
7
現在形の不規則動詞
8
目的語の働き
9
それ以外の現在の不規則動詞
10
関係代名詞の働き
11
その他の便利な不規則動詞
12
前置詞の働き
13
好き、嫌いの表現
14
比較の仕方
使い方など学ぶ。
文章の書き方、答え方を学ぶ。
代名詞を使って発言をする。
新しい不規則動詞を練習しながら学ぶ。
作文を書いて発表を行う。
文章を重ねていく時、主語や目的が同じであれ
ば、削ることが出来る。その働きを学ぶ。
日常会話での便利な不規則動詞を学ぶ。
家族の自己紹介など発表を行う。
今まで出てきたスペイン語の前置詞を詳しく
学ぶ。小テストを行う。
自分の好み、苦手なもの、についての表現がで
きるように練習を行う。
ビデオを見て、人と物の違いについての発表を
行う。
日常生活を表現する。
15
発言出来るように練習を行う。
再動詞の働き
起きる、寝る、など日常生活全ての行動の発言
について学ぶ。
-
定期試験
20
単位数
科 目
科目区分
必修・選択
(1 単位当た
区分
りの時間)
開講時期
授業形態
一般教育科目
2 単位
韓国語
1 年次
選択
グローバル
(15 時間)
コミュニケーション
科目担当者
林
講義
前期
オフィスアワー・場所
世涓
講義終了後・非常勤講師室
(イム
セヨン)
韓国語の文字であるハングルの歴史的な背景と日本語と韓国語の類似点及び相違点を学
授業概要
(教育目標など)
ぶ。
また、韓国語の基礎的な読み書きを覚えて身の回りの語彙を韓国語で覚える。
韓国語との出会いによって新しい経験を楽しんでもらうことを教育の目標とする。
1.ハングルの読み書きができる。
2.基本的な挨拶を始め、自己紹介、指示を表す表現、数字などを覚える。
到達目標
3.名詞・動詞・形容詞の肯定文・否定文・疑問文が言えるようになる。
4.場所を聞いたり、答えることができる。
5.自分の電話番号と誕生日が言えるようになる。
「韓国語レッスン初級Ⅰ」
教科書
著者:
キム・トンハン/チャン・ウニョン(スリーエネットワーク)
講義資料も配布する。
参考図書
特にない。
評価方法
定期試験(70%)
、受講態度・出席率(20%)
、小テスト(10%)により評価する。
履修する前にハングルの基本母音 10 個ぐらいは覚えてもらいたい。
事前・事後学習
毎回の授業後に復習をしてもらいたい。
事前課題の学習時間は 30 分以上充てること。
21
授業
項
回数
1
目
講義内容
教科のオリエンテーション
韓国語を始めた理由を聞く。
ハングルと韓国語
ハングルの歴史的な背景とハングルについて
担当者
イム・セヨン
基本母音10個を学ぶ。
2
基本母音
3
基本子音
4
濃音と合成母音
5
終声(パッチム)
6
発音のルール
7
復習
8
第1課
挨拶
9
第2課
指示詞
10
第3課
場所を表す表現
場所を尋ねる練習。
イム・セヨン
11
第3課
数字
漢数字と固有数字を覚える。
イム・セヨン
12
第4課
動詞
13
第5課
形容詞
形容詞の疑問形で聞いて答える練習。
イム・セヨン
14
第5課
約束をする
時間と場所表現を使って約束をする練習。
イム・セヨン
15
まとめ
全体の復習
イム・セヨン
-
定期試験
イム・セヨン
正しい発音を身につけるコツ。
基本子音14個を学ぶ。
イム・セヨン
基本母音の復習をしながら合成母音を学ぶ。
イム・セヨン
日本語にもある濃音の練習。
日本語には無いパッチムを勉強する。
イム・セヨン
ハングルの発音のルールとその例外について
イム・セヨン
単語を覚えながら学ぶ。
今まで勉強したことについて復習をする。
イム・セヨン
自己紹介と名詞の「です」形とその否定形。
イム・セヨン
指示詞
イム・セヨン
院母音と陽母音
動詞の疑問文に対して肯定文・否定文で答え
イム・セヨン
る。
22
単位数
科
目
科目区分
必修・選択
(1 単位当た
りの時間)
区分
専門科目
2 単位
開講時期
授業形態
1 年次
看護学概論
必修
(15 時間)
看護の基礎
講義
前期
科目担当者
オフィスアワー・場所
講義日の授業終了後から放課後
岡谷
恵子
第一看護学科棟1階 学科長室
メールでも質問等可:[email protected]
この科目の目標は、看護の本質、社会における看護の価値、看護の専門性について学生自
授業概要
(教育目標など)
身が深く考え、自らの看護観を構築する基盤を養うことである。具体的には、看護及び看
護学教育の歴史、専門職としての看護の機能や役割、看護理論の発展の歴史と主要な看護
理論について、個人の学習またはグループディスカッションを通して学ぶ。講義の最終段
階では、学生が自らの看護観をまとめて簡潔に表現できるようになることを目指す。
1.世界および日本の看護の発展の歴史について理解する。
到達目標
2.看護の独自性と専門性について学び、専門職としての看護の機能や役割を理解する。
4.看護理論を構成する主要概念および主要な看護理論の概略を理解する。
5.自分自身の看護観をまとめて表現できる。
教科書
筒井真優美編集;看護理論
看護理論 20 の理解と実践への応用、南江堂、2008 年
ミルトン・メイヤロフ著;ケアの本質、ゆみる出版、1999 年
参考図書
日本看護歴史学会編集;日本の看護 120 年、日本看護協会出版会、2008 年
都留伸子・他訳;看護理論家とその業績
菱沼典子・他編集;看護の原理
評価方法
第 3 版、医学書院、2004 年
ケアすることの本質と魅力、ライフサポート社、2009 年
レポート 80%、授業態度・参加度 20%
この科目では、看護とは何かということを説明する様々な理論について学ぶので、教科書
以外に理論家のオリジナルの著書を必ず読むことが重要である。抽象的で、理解できない
事前・事後学習
用語や表現があった時には放置せずに、後で復習をする。また、グループワークを行うの
で、グループの一員として積極的な態度で議論に臨むこと。自分の考えを簡潔にまとめて
表現する訓練を行うと共に、人の意見をよく聴き、自分の考えと比較してみること。
23
授業
項
回数
1
目
講義内容
科目の授業概要の説明
・科目の概要説明
「看護」「看護者」に対するイメ
・医療という概念と看護の関係について
ージ(1)
・主要な「看護」の用語について
担当者
岡谷
恵子
岡谷
恵子
岡谷
恵子
岡谷
恵子
岡谷
恵子
岡谷
恵子
岡谷
恵子
岡谷
恵子
岡谷
恵子
岡谷
恵子
岡谷
恵子
岡谷
恵子
岡谷
恵子
・看護・看護者に対するイメージを表現して
2
「看護」「看護者」に対するイメ
ージ
みる
・表現された言葉を分析、整理し、それらの
意味等について考える。
3
4
5
6
・日本看護協会の定義
看護の定義
・国際看護師協会の定義
世界と日本の看護の歴史
・原始・古代から現代までの看護の歴史
看護学教育の歴史的発展と現在
・看護学教育の発展の歴史
の教育制度
・日本における看護学教育制度
・専門職の要件
7
専門職としての看護
・専門職としての看護の発展
・専門職としての看護の機能と役割
8
・専門職として看護師は何をしているか
看護の原理
・看護ができることは何か
・看護の対象としての個人、家族、集団、地
9
看護の対象と看護の場
域の特徴について
・看護を提供する場とその拡がりについて
・看護を提供するための思考のプロセス(看
10
看護実践のプロセスと看護記録
護過程)の概略
・看護実践を記録する意味と方法
・看護理論の開発の変遷
11
看護の考え方の変遷
12
看護理論を構成する主要な概念
13
主要な看護理論における看護の
14
定義
・看護理論の類型
・人間、健康、環境、看護という主要概念の
意味
・主要な看護理論の看護の定義と主要概念の
比較
・病者から看護はどう見えているか
15
病者の世界
・病者の声を聴くことを通して看護について
考えてみる
-
定期試験
24
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
必修・選択
区分
りの時間)
専門科目
看護リテラシーⅠ
開講時期
授業形態
1 年次
1 単位
演習
必修
(概念の理解)
看護の基礎
科目担当者
瀬戸山陽子
[email protected]
前期
(30 時間)
オフィスアワー・場所
いつでも(メールでアポイントを取って下さい)
第 2 看護学科棟 304
本科目では、看護専門職に求められる基本的なリテラシー(読み書き能力)について学び、
授業概要
その能力を身に着けることを目標としています。同時に、看護の対象である市民がどのよ
(教育目標など)
うに健康医療情報を用いているかを知り、看護専門職として市民の健康医療情報利用を支
援できるようになるために、自らがヘルスリテラシーを身に着けることを目指します。
1.情報源にアクセスし、情報を得て、理解し、判断し、意思決定する「情報処理のプロ
セス」を理解する
2.さまざまな情報源の特徴を理解し、用途に合わせて情報収集できる
到達目標
3.情報を批判的に捉えて、それらを統合し、情報に対する自分の考えを構築することが
できる
4.調べた内容や自分の考えなどを、適切な形式で効果的に他者に伝えることができる
5.ヘルスリテラシーについて理解し、看護専門職として、相手のヘルスリテラシーを考
慮した説明の必要性について知る
教科書
特になし。毎回、レジュメを準備します。
参考図書
毎回、提示します。
評価方法
レポート(40%)
、グループワークでの課題(30%)
、出席(30%)
事前・事後学習
毎回授業の際に、健康・医療に関する新聞記事をいくつか配布します。
次回の授業までに読んで来てください。
25
授業
回数
1
項 目
講義内容
担当者
本科目の目的、授業の進め方についての説明。
オリエンテーション
瀬戸山
陽子
瀬戸山
陽子
瀬戸山
陽子
瀬戸山
陽子
瀬戸山
陽子
瀬戸山
陽子
瀬戸山
陽子
瀬戸山
陽子
瀬戸山
陽子
瀬戸山
陽子
ものをとらえるときの「概念」について理解する。
瀬戸山
陽子
グループごとに、ひとつのテーマについて調べたう
瀬戸山
陽子
瀬戸山
陽子
瀬戸山
陽子
瀬戸山
陽子
集団学習の意義、必要性について理解する。
「情報」という概念を理解したうえで、情報源にア
2
「情報」とは
クセスし、情報を得て、理解し、判断し、意思決定
「情報処理プロセス」とは
するという「情報処理のプロセス」を理解する。
日常生活における多様な「情報源」について、その
さまざまな情報源とその特徴
3
特徴を理解し、使いこなすための知識を身に着け
「調べる」とは
る。ものを知りたいときに「調べる」方法について
インターネットの活用
理解する。
4
文献データベースの活用①
文献データベースについて、理解する。
実際に文献データベースを用いて、図書や論文など
5
6
文献データベースの方法②
を検索・入手する方法を理解する。
「論理的な思考」とは
ものごとを鵜呑みにせず批判的に捉え、そこから論
「批判的な思考」とは
理的な思考を生み出すプロセスについて理解する。
ものを調べた結果とそれに対する自分の考えを、一
7
レポートの書き方
8
「ヘルスリテラシー」とは①
つの文書にまとめる方法について理解する。
ヘルスリテラシーという概念や、現代社会における
その必要性について理解する
保健医療看護の分野で、ヘルスリテラシーが問題に
9
なってくる身近な事例について知る。看護専門職と
「ヘルスリテラシー」とは②
して、相手のヘルスリテラシーに合わせた情報伝達
の方法について理解する。
人にものを伝えるときの効果的な伝達方法につい
10
「効果的な伝達方法」とは
11
「概念」について
12
て理解する。
グループワークについて
グループワーク①
えで、結果を考察する。
13
グループワーク②
14
グループワークの成果発表
15
リテラシーに関するまとめ
効果的な伝達方法を用いて、自分たちが調べた内容
について発表する。
これまで身に着けたリテラシーについて振り返り
を行う。
26
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
必修・選択
区分
りの時間)
開講時期
授業形態
専門科目
2 単位
健康生活支援論
1 年次
必修
生活環境と
看護の対象
(15時間)
科目担当者
講義
前期
オフィスアワー・場所
天野雅美、伊藤綾子
天野・伊藤:月~木曜
授業後~18:00 まで(各研究室)
協力者:小野田舞、清水典子、西村礼子
授業概要
(教育目標など)
健康や健康障害が人々の生活にどのように影響するのか、あるいは生活の破たんが健康に
どう関連しているのかを考える。その上で、病気や障害だけでなく、病気や障害をもつ人々
の生活を支援することの意味について、幅広く深く学ぶ。
1.人々を取り巻く環境、健康、生活について考察することができる。
到達目標
2.人々を取り巻く環境、健康、生活の関連を理解することができる。
3.人々の健康な生活を支援する看護の役割について理解することができる。
・デジタルナーシンググラフィカ
教科書
18 巻
看護学概論
20 巻
基礎看護技術
・看護形態機能学
第3版
(メディカ出版)
生活行動からみる身体
(日本看護協会出版会)
・看護の基本となるもの(日本看護協会出版会)
参考図書
必要時提示する
評価方法
定期試験 50%
事前・事後学習
課題(確認テスト、事前・事後課題)50%
授業ごとに事前課題を提示しますので、十分に取り組んだ上で授業に臨んでください。
「健康生活論実習」
「健康生活支援論演習」に繋がるように学習してください。
27
授業
項
回数
目
講義内容
担当者
オリエンテーション
1
自分や身近な人々にとって、生活とは、環境
人々にとっての生活、環境、健康
伊藤
綾子
伊藤
綾子
伊藤
綾子
伊藤
綾子
天野
雅美
天野
雅美
伊藤
綾子
伊藤
綾子
天野
雅美
天野
雅美
天野
雅美
天野
雅美
天野
雅美
天野
雅美
伊藤
綾子
とは、健康とは何かを考える。
①
自分や身近な人々にとって、生活とは、環境
2
人々にとっての生活、環境、健康
とは、健康とは何かを考える。
②
健康の概念、QOL、ADL について理解する。
人にとって「生命を維持する」とはどういう
3
「生命を維持する」ということ①
4
「生命を維持する」ということ②
5
「食べる」ということ①
6
「食べる」ということ②
7
「排泄する」ということ①
8
「排泄する」ということ②
9
「活動する」ということ①
10
「活動する」ということ②
11
「眠る・休息する」ということ①
12
「眠る・休息する」ということ②
13
「清潔にする」ということ①
14
「清潔にする」ということ②
15
「安全を守る」ということ
-
定期試験
ことか考える。
人にとって「生命を維持する」とはどういう
ことか考える。
人にとって「食べる」とはどういうことか
考える。
人にとって「食べる」とはどういうことか
考える。
人にとって「排泄する」とはどういうことか
考える。
人にとって「排泄する」とはどういうことか
考える。
人にとって「活動する」とはどういうことか
考える。
人にとって「活動する」とはどういうことか
考える。
人にとって「眠る・休息する」とはどういうこ
とか考える。
人にとって「眠る・休息する」とはどういうこ
とか考える。
人にとって「清潔にする」とはどういうこと
か考える。
人にとって「清潔にする」とはどういうこと
か考える。
生活する人々にとっての安全とはどのような
ことか考える。
28
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
りの時間)
必修・選択
区分
開講時期
授業形態
専門科目
1 単位
健康生活支援論実習
看護の対象
1 年次
必修
生活環境と
(45 時間)
科目担当者
実習
前期
オフィスアワー・場所
◎天野雅美、伊藤綾子、小野田舞、清水典子、
西村礼子、安藤美香、五十嵐涼子、黒岩美幸、
実習時間終了後・教員研究室および実習場所
その他講師・助教
本科目は、健康生活支援論および看護学概論などで学んだ「健康」や「看護」 の概
念について、人々が生活する場を通して多様な視点で考えることを目的とする。疾
病や障害を持ちながら地域で暮らす人々の話を聞き、生活における行動や環境が健
授業概要
康に及ぼす影響について考える。また、生活の支援を受けている人々に対するケア
場面の見学や、支援者とのコミュニケーションを通し、人々の健康を保持・増進・
回復するための看護が果たす機能や支援のあり方について考える。生活を支援する
場の特徴や体験した学びを学生間で共有し、より幅広い視点で 「健康」や「看護」
を捉える。
1. 健康とは何かについて、自分の言葉で述べることができる。
2. 人々の日常生活行動と健康との関連について理解することができる。
3. 人々を取り巻く環境が健康にどのような影響を与えているか考えることができ
到達目標
る。
4. 人々の健康を支える看護の機能について考えることができる。
5. 人々が地域で暮らす上で、生活を支援する施設が果たす役割について理解する
ことができる。
教科書
参考図書
評価方法
看護学概論や健康生活支援論で使用したテキストおよび配布資料
実習担当教員が提示した資料
実習目標の達成度、実習に取り組む姿勢・態度、記録・レポート等により、総合的
に評価をする。
【事前学習】事前学習課題シートにそって、「健康」や「疾病・障害」の定義や自
事前・事後学習
分の考えをまとめる。また、実習先の概要について調べまとめる。
【事後学習】後期の履修科目や、今後の実習に向けての自己の課題について考えを
まとめておく。
29
実習内容と方法
実習内容の詳細については、別途、健康生活支援論実習要項を配布する。
【実習場所】
・病院、高齢者施設、訪問看護ステーションなど
【実習方法】
・施設ごとに学生 2~8 名のグループで実習を行う。
・対象者やその家族やスタッフとのコミュニケーションや、ケア場面やカンファレンスへの参加など、
多様な場面に参加する。
【実習期間】
・前半グループ:平成 27 年 7 月 27 日(月)~7 月 31 日(金)
・後半グループ:平成 27 年 8 月 3 日(月)~8 月 7 日(金)
【実習スケジュール】
1 日目:実習オリエンテーション、施設オリエンテーション、事前課題のまとめ
2 日目 :臨地実習①
3 日目 :臨地実習②
4 日目 :臨地実習③
5 日目 :個別面接・レポート作成
30
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
必修・選択
区分
りの時間)
開講時期
授業形態
専門科目
1 単位
看護初期実習
1 年次
必修
生活環境と
(45 時間)
実習
前期
看護の対象
科目担当者
オフィスアワー・場所
[科目責任者]伊藤綾子
[科目担当者]天野雅美、小野田舞、清水典子、
随時・教員研究室および実習場所
安藤美香、黒岩美由紀、五十嵐涼子、西村礼子
その他講師・助教
本科目では、療養生活を送る人が自身の疾患や治療をどう受け止め、どのような思いで入
院生活を送っているのかということを、患者とのコミュニケーションや患者を取り巻く環
授業概要
境の観察などを通して理解する。また、看護師が実際にケアを提供している場面を見るこ
(教育目標など)
とで、看護師と患者の関係や患者の生活への支援、多職種との連携等を理解し、看護の機
能や役割について学ぶ。さらに、人々の健康の回復を支える医療機関の果たす機能や役割、
そこで働く様々な職種の仕事について理解する。
1. 患者とのコミュニケーションを通して、医療施設で療養生活を送る人の生活や環境が
どのようなものか、その人が疾患や治療をどのように受け止め、どのような思いで生
活を送っているのかを知ることができる。
2. 看護職者が患者とどのように関わっているか、多職種との連携によって患者の生活を
到達目標
どのように支援しているか、について実際を知り、看護職者の役割と機能について理
解を深めることができる。
3. 看護・医療が提供されている場としての医療施設において、病院の機能や特徴、どの
ような職種の人々が患者の療養生活を支えているのかについて理解することができ
る。
教科書
参考図書
評価方法
看護学概論・健康生活支援論で使用するテキスト
必要時に指示する。
実習状況(学内実習・病棟実習・実習記録・グループワークやカンファレンスの参加状況)、
実習レポートについて、実習評価表に基づき総合的に評価する。
【事前学習】
 健康生活支援論・看護学概論等で学習した内容を復習して実習に臨む。
事前・事後学習
 臨地実習の手引き・実習要項をよく読み、実習目標を明らかにして実習に臨む。
【事後学習】
 実習後に評価表や面談で明らかになった個々の課題について、教科書、参考書、授業資
料等を用いて復習し、後期の授業で活用できるようにする。
31
授業計画の項目・内容
実習日数
オリエンテーション実習(病院・病棟)
1日
病棟実習
3日
実習のまとめ・レポート作成(学内実習)
1日
実習内容
病院において、看護師のシャドウイングを中心とした実習を行う。シャドウイングの中から患者への援助の方法
やコミュニケーションの取り方などを学ぶ。また、患者とのコミュニケーションを経験する。さらに、病院の施設
や機能、看護師の多職種との連携などについても実際を観察し、考えを深める。
実習期間
平成 27 年 7 月 27 日(月)から 7 月 31 日(金)
平成 27 年 8 月
3 日(月)から 8 月 7 日(金)のいずれかの期間
32
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
りの時間)
一般教育科目
必修・選択
区分
開講時期
2 単位
生命科学
1 年次
必修
自然を知る
瀬尾
講義
(15 時間)
科目担当者
授業形態
後期
オフィスアワー・場所
月曜日
17:00~19:00 生物学教室教授室
木曜日
17:00~19:00 生物学教室教授室
直美
生命科学は、生命現象を遺伝子やタンパク質の分子レベルで捉える生物学を中心とした
基本的な面と医学、薬学、農学、工学などの応用面とから総合的に研究しようとする科学
である。
授業概要
(教育目標など)
ここでは、生命科学の基礎知識として生命の基本単位である細胞、生命の設計図である
DNA・ゲノム、生殖・発生・分化、代謝、免疫について生物学的観点から学ぶ。そして、こ
れらの基礎知識からがん、メタボリック症候群、アレルギーなどの発症機序を理解する。
また、生命科学に基盤を置く科学技術の再生医療、生殖医療などへの応用を理解し、それ
にかかわる医療上の問題点を考察する。
①
到達目標
間の健康を考える上で重要な生命現象に関して、その基本となる遺伝子の機能を中心
に説明できる。
②
生命科学に基盤を置く科学技術の医療への応用がもたらす光と影について、自ら考え
ることができる。
教科書
「文系のための生命科学
東京大学生命科学教科書編集委員会編、
(羊土社)
必要に応じて、講義資料を配布する。
「Essential 細胞生物学
参考図書
第 2 版」
原書第 3 版」 Bruce Alberts 他著
中村桂子・松原謙一監訳(南
江堂)
「ヒトの生物学」Daniel D.Chiras 著
永田恭介監訳(丸善株式会社)
講義時に提示する。
評価方法
事前・事後学習
定期試験(70 %)と 2 回の課題レポート(30 %)で評価する。
授業項目について教科書をあらかじめ読み、講義ノートに理解できないこと、疑問点を書
き出し、講義後に講義ノートを整理する。
33
授業
項目
講義内容
担当者
回数
1
ガイダンス
生命科学の歴史、生物の特徴や構成分子、生命
生命科学はどのように誕生したか
の多様性とその進化を概観する。
瀬尾
直美
瀬尾
直美
瀬尾
直美
瀬尾
直美
瀬尾
直美
瀬尾
直美
瀬尾
直美
瀬尾
直美
瀬尾
直美
瀬尾
直美
瀬尾
直美
瀬尾
直美
瀬尾
直美
瀬尾
直美
瀬尾
直美
細胞内小器官の構造とその固有の機能を概観し
2
生命の基本単位:細胞
これらがいかに統合されて細胞機能が発現する
細胞の成り立ちと細胞内小器官
かを学ぶ。
3
4
5
生命の基本単位:細胞
細胞が細胞分裂によって増殖し、多様に分化し、
細胞の振る舞い
やがて死ぬしくみを学ぶ。
生命の設計図:ゲノム・遺伝子・DNA
メンデルの遺伝法則、遺伝子本体であるの DNA
遺伝学がたどってきた道
の構造と DNA 複製のしくみを学ぶ。
生命の設計図:ゲノム・遺伝子・DNA
遺伝情報の従ってタンパク質が合成されるしく
現代遺伝学
みを学び、ゲノムと遺伝子の概念をまとめる。
DNA 配列に書かれたゲノム情報を環境因子に応
6
エピゲノム:ゲノムの後天的修飾
7
がん
じて使い分けるしくみを学ぶ。
正常細胞ががん化していくしくみ、これに関与
するがん遺伝子、がん抑制遺伝子について学ぶ。
染色体数を半減させて遺伝的に多様な生殖細胞
8
発生と分化
をつくるしくみとヒトの精子と卵の形成の過程
減数分裂とヒトの生殖細胞形成
について学ぶ。
9
発生と分化
ヒトの受精、初期発生、器官形成、ボディープ
ヒトの生殖と発生
ランについての基本的なしくみを学ぶ。
成体における体性幹細胞による細胞再生を概観
10
発生と分化
し、幹細胞が病気の新たな治療法として期待さ
幹細胞と再生医療
れている現状を理解する。
11
12
13
14
ヒトの食物の消化と吸収の過程と細胞における
食と健康
エネルギー変換および物質変換の過程を学ぶ。
食と健康
エネルギーバランスの調節機構を学び、肥満や
肥満とメタボリック症候群
メタボリック症候群の発症機序を理解する。
病原菌の感染に対する生体防御機構である自然
感染と免疫
免疫と獲得免疫のしくみを学ぶ。
感染と免疫
花粉症やアトピー性皮膚炎などを手掛りに免疫
アレルギー
システムが自己に障害を与えるしくみを学ぶ。
講義内容の総復習を行い、疾患の発症機序や医
15
まとめ
療への科学技術の応用について生物学的基礎知
識と有機的に連携させた理解を深める。
-
定期試験
34
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
りの時間)
一般教育科目
必修・選択
区分
1 単位
生命と地球環境
開講時期
1 年次
選択
自然を知る
(15 時間)
科目担当者
授業形態
講義
後期
オフィスアワー・場所
[科目責任者] 大岩潔
[担当教員]大岩潔、増井大、篠田章
月・水:16:30~18:00・化学教室:増井 大
月・水:17:00~18:00・生物学教室:篠田 章
月・木:16:30~18:00・物理学教室:大岩 潔
授業概要
我々人類にとって、環境保全や環境問題は、もはや知らないでは済まされない
重要な問題となった。過去から現在まで地球環境の変化に対して生命がどのよう
に順応してきたかを学習する。地球規模の問題の例として、気候の温暖化、放射
性物質の汚染、砂漠化の拡大、酸性雨問題、生物多様性の減少などを学習し、そ
の発生のメカニズムや自然環境、社会に及ぼす影響、それに対する国際社会の取
り組みなど、現在我々が直面している種々の問題について化学、生物学、物理学
の観点から考える。 (オムニバス方式/全 8 回)
(化学:増井大/3 回)人間と地球環境の関わりを、地球温暖化、酸性雨、オゾ
ンホールなどのテーマを用いて化学の視点から理解する。
(生物学:篠田章/3 回)人間が生きる地球表層環境について、構成と動態を生
態系の観点から理解する。現在、生物多様性の減少が危機的状況にあることを認
識し、地球に生きる一員として必要な対応を学習する。
(物理学:大岩潔/2 回)我々が暮らしている地球の成り立ちと、
「地球環境」の
性質を熱力学的な見地から学習する。最近社会的関心が強くなった、
「放射線」
について学習することによって、その利用と害について理解し、放射線の被曝を
避けるための方法を学習する。
到達目標
1.地球環境の成り立ちについて説明できる。
2.地球環境における物質循環やエネルギー収支について説明できる。
3.地球環境に及ぼす人為活動とその影響を説明できる。
4.地球環境下に生命が構成する生物圏における,生物要因と非生物要因を概説
し,それらの相互作用を説明できる。
5.生物における個体群動態と種間・種内作用を概説できる。
6.生物多様性を保全する意義について説明できる。
7.生命に影響を与える人為的影響としての内部被曝および外部被曝について,
その違いと危険性について説明できる。
教科書
講義資料を配付する。
(増井大・篠田章・大岩潔)
参考図書
1.
「医療系のための物理」 佐藤幸一・藤代敏幸著、2007(東京教学社)
2.
「みんなの地球―環境問題がよくわかる本」第 3 版;改訂増補版,浦野紘平
2001(オーム社)
3.
「エッセンシャル・キャンベル生物学」 シモン他著 池内昌彦他監訳、2011
(丸善出版)
評価方法
定期試験(80%)
、受講態度・出席(20%)
事前・事後学習
参考図書「医療系のための物理」第 4 章「熱と体温」
、第 7 章「原子と放射線」
参考図書「みんなの地球―環境問題がよくわかる本」
参考図書「エッセンシャル・キャンベル生物学」第 4 部「生態学」
※学習方法については,必要に応じて指示する。
35
授業
項
回数
目
講義内容
担当者
1.宇宙の誕生と太陽系と地球の成り立ち
1
宇宙と地球の環境
2
物質循環と熱収支
3
太陽と大気分子
4
大気汚染と物質循環
5
生態系の構成
大岩
潔
増井
大
増井
大
増井
大
篠田
章
篠田
章
篠田
章
大岩
潔
2.地球環境における「熱」
1.物質循環(炭素,チッソ,酸素)
2.熱収支と大気循環
1.大気構造とオゾン層
2.温室効果
1.NOx,SOx,オキシダント
2.酸性雨
1.環境と生物
2.生態系
1.個体群動態
6
生物の集団
2.相互作用
3.ヒトの個体群成長
1.絶滅危惧種
7
生物多様性
2.生態系サービス
3.保全
1.放射線の種類と生体への影響
8
放射線と被曝
-
定期試験
2.外部被曝と内部被曝の違いと危険性
36
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
必修・選択
区分
りの時間)
一般教育科目
1 単位
開講時期
1 年次
物理学
選択
(30 時間)
自然を知る
科目担当者
授業形態
演習
後期
オフィスアワー・場所
月・木:16:30〜18:00
大岩
潔
物理学教室
物理学は古くから医学・医療に貢献してきた。細菌検査のための光学顕微鏡や電子顕微鏡、
授業概要
診断・治療における放射線の応用など、その功績は広範囲にわたる。看護技術のより効果
(教育目標など)
的な活用や、最新の医療機器を適切に取り扱うためにも基本原理の理解が重要である。医
療に必要な物理学の基礎を学習し、種々の基本原理の理解を目標とする。
①力と運動の関係を説明できる。
②熱現象について説明できる。
到達目標
③波の基本的性質と音と光の波動性について説明できる。
④電気と磁気の現象について説明できる。
⑤原子の構造と放射線の利用について説明できる。
教科書
「医療系のための物理」
佐藤幸一・藤城俊幸著、2007、
(東京教学社)
随時配布する演習問題、プリントなど
参考図書
「物理の基礎」
、長岡洋介著、2000、
(東京教学社)
評価方法
定期試験 (50%)、演習 (40%)、受講態度・出席 (10%)
事前・事後学習
授業時に実施する演習
別途配布する演習問題
37
授業
項
回数
目
講義内容
担当者
1.物理量
1
物理学入門
2
物理の数学
3
力とはなにか
4
運動とその表し力
5
運動と力
6
圧力と流体
7
人体における流体
8
熱と温度
9
体温とその測定
10
波動と音
11
光の波動性と粒子性
12
電気と磁気
13
生体と電気
14
原子の世界
15
放射線、X 線とその利用
-
定期試験
大岩
潔
大岩
潔
大岩
潔
大岩
潔
大岩
潔
大岩
潔
大岩
潔
大岩
潔
大岩
潔
大岩
潔
大岩
潔
大岩
潔
大岩
潔
大岩
潔
大岩
潔
2.単位系
1.三角関数
2.微分積分学
1.
「力」とは何か
2.ベクトル
1.運動の表し方
2.運動量とエネルギー
1.運動と力
2.運動方程式
1.流体
2.圧力
1.流れる流体
2.血流
1.熱とは何か
2.温度とは何か
1.熱の伝導
2.体温の測定
1.波動の基本的な性質
2.音の性質
1.光の性質
2.レーザー
1.電気
2.磁気
1.生体における電気的現象
2.医療用電気機器
1.原子の構造
2.原子核と素粒子
1.α線、β線、γ線、X 線
2.放射線の利用
38
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
りの時間)
一般教育科目
必修・選択
区分
2 単位
開講時期
1 年次
心理学
必修
人を知る
(15 時間)
オフィスアワー・場所
月,木,金曜日
陽子
講義
後期
科目担当者
駒田
授業形態
火,水曜日
1~3 時限
1~2 時限
東京医科大学睡眠学寄附講座医局
心理学は人間の心と行動の様々な現象を実証科学的に探究する学問です。この科目では、
心理学の歴史と研究方法や、心理的発達、感覚・知覚・認知、記憶、言語・知能、思考、
授業概要
動機づけ、学習、性格など心理学研究の成果に基づいた基本的理論を紹介します。また、
(教育目標など)
日常生活と心の健康との関係、ストレス反応と対処行動についても学びます。この授業を
通して、自分自身の心を眺め、家族や他者との関係について考え、看護の実践において求
められる人間理解と心のケア技術に関する基礎的な知識を学習します。
(1)心理学の基本的知識を理解する、(2)心理学の基本的知識を自分の体験につなげること
到達目標
ができる、(3)心理学のさまざまな知見に対して自分なりの考え方をもつことができる、以
上 3 点を目標とします。
教科書
参考図書
評価方法
教科書等は特に使用せず、配布するレジュメなどの資料によって授業を行います。
授業の中で適宜紹介します。
定期試験(60%)
、小テストやレポート(20%)
、授業への取り組み(10%)
、出席状況(10%)
により総合的に評価します。
教科書を利用しないため、予習は不要です。
事前・事後学習
講義で得た知識、今後勉強していく看護学全般の知識、日常の出来事などを統合して、将
来看護師になる人間としての自分の感情・思考・行動などを把握し、心理学的な見方・考
え方を養って下さい。
39
授業
項
回数
1
目
講義内容
担当者
オリエンテーション
心理学の成立過程、対象や研究領域、方法
駒田
陽子
心理学とは何か
2
自分自身の心を眺める
気持ちの落ち込みについて
駒田
陽子
3
自分自身の心を眺める
抑うつのメカニズム
駒田
陽子
4
自分自身の心を眺める
抑うつのメカニズム
駒田
陽子
5
自分自身の心を眺める
考え方のクセ・認知のゆがみ
駒田
陽子
6
自分の強みを把握する
ポジティブ心理学
駒田
陽子
7
自分の強みを把握する
ポジティブ心理学
駒田
陽子
8
自分の強みを把握する
強みの測定と考察
駒田
陽子
9
性格
性格の定義と理論
駒田
陽子
10
性格
性格の定義と理論
駒田
陽子
11
性格
自我態度スケール
駒田
陽子
12
ストレスと対処法
ストレス、コーピング、適応
駒田
陽子
13
ストレスと対処法
ストレス、コーピング、適応
駒田
陽子
14
ストレスと対処法
ストレス、コーピング、適応
駒田
陽子
15
まとめ
まとめ
駒田
陽子
-
定期試験
40
単位数
科
目
科目区分
必修・選択
(1 単位当た
区分
りの時間)
一般教育科目
哲
2 単位
開講時期
1 年次
学
選択
人を知る
(15 時間)
研
講義
後期
科目担当者
西
授業形態
オフィスアワー・場所
哲学教室
水曜5時限
哲学とは、さまざまな人間の意味世界に共通する構造を問うことによって、
「人間理解」
を深めるものである。この講義は、それぞれの参加者が、人ごとでない「自己」の理解と、
「他者」の理解を進めてもらうことを企図している。さらに哲学的に、看護・医療を原理
的に理解することを試みる。より具体的には、
1.看護が「主観的体験世界」と「科学的因果的世界」との双方にまたがるものであるこ
と、さらに、それぞれの世界の特質を理解する。
授業概要
2.人間の体験世界の本質構造を把握するために、自然科学とは異った哲学特有の方法(内
(教育目標など)
省と対話による本質観取の方法)が編み出されてきたことを理解し、この方法を実習を通
じて体得する。
3.ハイデガーなどの「体験世界の理論」の骨子を理解し、そこから各人が自己を捉え直
す。
4.医療において「正しい判断」はないが、
「正しいと確信しうる判断」があることを理解
する。
(真理モデルから確信モデルへ)
。そこから、医療者と患者(家族)との納得の確か
め合いが大切になることを理解する。
1.
「主観的体験世界」と「科学的因果的世界」のちがいを、病気や死のような具体例に沿
って説明することができる。
到達目標
2.内省と対話による本質観取の方法によって、人間的な意味世界の共通本質をみずから
言葉にして表現することができる。
3.主観的体験世界の特質を、物語、生の可能性、時間性、エロス的世界とゲーム的世界、
などの術語によって、概説できる。
毎回、プリントを配付し、それにもとづいて講義する。
教科書
参考図書
第 9 回以降は、行岡哲男『医療とは何か』河出ブックス、を用いる
西研『哲学の練習問題』河出文庫
勝又正直『はじめての看護理論』医学書院
小テスト 20%、期末試験 40%、期末レポート 40%
評価方法
事前・事後学習
出席も加味する(減点法)
そのつど指示する。第 9 回以降はテキストの予習を求める
41
授業
項
回数
目
講義内容
担当者
・哲学とは何か
1
ガイダンス
2
体験世界と生の可能性
3
人は何を求めて生きているか
4
言葉と体験世界
5
死について
6
死の恐怖/病体験の本質
7
小テスト/ケアの本質
8
体験世界の成り立ちとケア
9
医療の光と影
10
正しい判断はあるか
11
納得を確かめ合う言語ゲーム
12
西
研
西
研
西
研
西
研
西
研
西
研
西
研
西
研
西
研
西
研
西
研
なつかしさの本質(哲学の方法) ・現象学、本質観取、体験反省的エヴイデンス
西
研
13
なつかしさの本質その②
・時間性となつかしさ
西
研
14
嫉妬の本質(哲学の方法)
・嫉妬という現象をどう捉えるか
西
研
15
支援のための人間論(まとめ)
西
研
-
定期試験
・科学の世界と体験の世界
・体験世界の中核としての〈生の可能性〉
・諸君の生の可能性とは?
・エロス的関係/ゲーム的関係/表現の関係
・言葉は人間をどのような存在にしたか
・人生の物語(ナラティヴ)とは
・「発達」に必要な三つの契機
・死の自覚と労働/死の恐怖の本質
・死の恐怖とそれに対する支援
・病体験の本質
・病体験の本質のまとめ
・ケアの本質
・基本的信頼・自律・主体性
・医療の歴史
・医療訴訟の激増の背景
・正しい判断/正しいと確信しうる判断
・言語ゲーム
・得心と納得
・基本的信頼/自律/主体性の獲得を支援する
・高齢・単身者社会にどう対応するか
42
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
必修・選択
区分
りの時間)
一般教育科目
1 単位
授業形態
1 年次
スポーツ実技
選択
(45 時間)
人を知る
科目担当者
菊池
開講時期
直樹
実技
後期
オフィスアワー・場所
講義終了後・非常勤講師控室
授業の概要:屋外屋内を問わず、フットサルやバドミントン、アルティメットなど
多くの種目を行います。種目変更は3週毎に行います。男女共修で実施します。
授業前半はルール説明および基礎技術の練習を行い、後半はゲームを行います。
授業の教育目標:健康の維持増進は個人の QOL(生活の質)向上を図る上での基盤
となります。大学生においては、大学生活が始まることにより生活様式が大きく変
化することが予想され、自分自身の健康を自己管理する能力の涵養が求められます。
授業概要
加えて、将来医療従事者となる学生には、他者の健康を管理する能力を獲得するこ
とも求められると考えます。そこで、本授業の教育目標は以下に記すとおりとしま
す。
1.運動・スポーツ活動の継続が健康の維持増進に有益であることを踏まえ、様々
なスポーツを行う中で、継続可能な種目および運動・スポーツ活動の継続を可能と
する要因を探らせたい。
2.自分自身の健康状態はもちろん、他者のそれにも関心を配る態度を養わせたい。
3.多くの学友を見つけ、良好な人間関係を構築させたい。
授業の到達目標は以下のとおりとします。
1.知識・理解の観点:各スポーツ種目のルールと教育目標を理解する。
2.思考・判断の観点:各スポーツ種目における周辺環境や動作の特徴を理解し、
プレー中の空間認識能力や集団的位置認識能力、潜在する傷害発生の要因を思考お
よび判断する。
到達目標
3.関心・意欲の観点:経験の有無に関係なく本講義で取り扱うスポーツ種目に対
して関心を持ち、そのスポーツ種目の技術・戦術・実践の修得に意欲的に取り組む
ことによりパフォーマンスの向上、チームの勝利に寄与する。
4.態度の観点:講義開始時および終了時の挨拶、教員に対する常識ある言葉使い
や態度、他の学生との協調(コミュニケーション)を主眼とし、積極的に授業へ参加
できる。
教科書
特になし
43
参考図書
必要に応じてプリントを配付します。
1.知識・理解の観点(30%)
:レポート課題。
2.思考・判断の観点(10%)
:各種目に対する授業内でのふるまいと安全への配慮。
3.関心・意欲の観点(40%)
:授業への参加度。授業内でのゲームの勝敗。
評価方法
4.態度の観点(20%)
:授業への参加態度と教員・他学生への配慮の程度。
なお、欠席・遅刻は以下のように「関心・意欲」
「態度」から減点します。
欠席:-5(1回)
、-10(2回)
、-20(3回)
、不可(4回)
遅刻:1回につき-4、10 回で不可
以上の方法による総合評価とします。
授業に関する事項
①
授業には運動・スポーツ活動に適した服装での参加が求められます。不適切な
服装で参加は欠席扱いとします。不適切な服装の具体例としては、以下のよう
なものです。
●他者との接触時に巻き込まれかねない、また用具使用がスムーズに行えない
と判断される上着衣、およびジーンズ・カーゴパンツなどスポーツ用ではない
事前・事後学習
下着衣。
●時計・ピアス・リング・ネックレス・アンクレットなどのアクセサリー。
●スポーツ用でない靴、および屋内(屋外)活動時における屋外(屋内)用シ
ューズの使用。
●長髪の場合はできる限りまとめるようにしてください。
②
授業で行う種目は天気や設備によって随時変更します。
44
授業
項
回数
目
講義内容
担当者
1
ガイダンス
授業ガイダンス
菊池
直樹
2
アルティメット
スキル練習とゲーム
菊池
直樹
3
アルティメット
スキル練習とゲーム
菊池
直樹
4
アルティメット
スキル練習とゲーム
菊池
直樹
5
アルティメット
スキル練習とゲーム
菊池
直樹
6
アルティメット
スキル練習とゲーム
菊池
直樹
7
バドミントン
スキル練習とゲーム
菊池
直樹
8
バドミントン
スキル練習とゲーム
菊池
直樹
9
バドミントン
スキル練習とゲーム
菊池
直樹
10
バドミントン
スキル練習とゲーム
菊池
直樹
11
バドミントン
スキル練習とゲーム
菊池
直樹
12
バドミントン
スキル練習とゲーム
菊池
直樹
13
フットサル
スキル練習とゲーム
菊池
直樹
14
フットサル
スキル練習とゲーム
菊池
直樹
15
フットサル
スキル練習とゲーム
菊池
直樹
16
フットサル
スキル練習とゲーム
菊池
直樹
17
フットサル
スキル練習とゲーム
菊池
直樹
45
授業
項
回数
目
講義内容
担当者
18
フットサル
スキル練習とゲーム
菊池
直樹
19
バスケットボール
スキル練習とゲーム
菊池
直樹
20
バスケットボール
スキル練習とゲーム
菊池
直樹
21
バスケットボール
スキル練習とゲーム
菊池
直樹
22
バスケットボール
スキル練習とゲーム
菊池
直樹
23
バスケットボール
スキル練習とゲーム
菊池
直樹
24
バスケットボール
スキル練習とゲーム
菊池
直樹
-
定期試験
46
単位数
科
目
科目区分
必修・選択
(1 単位当た
りの時間)
区分
一般教育科目
2 単位
開講時期
授業形態
1 年次
家族と社会
選択
社会を知る
(15 時間)
科目担当者
太田
恭子
講義
後期
オフィスアワー・場所
講義終了後・非常勤講師室
現代の家族の変容は目覚ましく、多様化している。このため現代の家族は、もはやある典
授業概要
(教育目標など)
型的なパターンをもつ確固たる集団とは捉えることは困難である。そこで本授業では、近
代社会に特徴的な家族のあり方とされている「近代家族」の成立過程について学び、現代
の家族の変容にかかわるさまざまな現象や問題を社会学的に考察することで、今後の家族
のあり方について検討する。
1.現代の家族の変容を分析するために有効な概念や理論を習得する
到達目標
2.現代の家族の変容が個人や社会に及ぼす影響について理解を深める
3.今後の家族のあり方について理論的に考えることができる
教科書
『近代家族のゆらぎと新しい家族のかたち』松信ひろみ編著、2012(八千代出版)
必要に応じて講義資料も配布する。
『21 世紀家族へ:家族の戦後体制の見かた・超えかた』
(第 3 版)落合恵美子著、2004(有
斐閣)
参考図書
『迷走する家族:戦後家族モデルの形成と解体』山田昌弘著、2005(有斐閣)
『ライフコースとジェンダーで読む家族』[改訂版]岩上真珠著、2007(有斐閣)
『家族を超える社会学:新たな生の基盤を求めて』牟田和恵編、2009(新曜社)
評価方法
事前・事後学習
定期試験(70%)
、受講態度(15%)
、課題レポート(15%)により評価する。
あらかじめ「授業の計画」を確認し、テキストの該当部分を読んで出席すること。
理解が不十分な点については、質疑すること。
47
授業
項
回数
目
オリエンテーション
2
近代家族の成立
3
社会変動と家族変動
4
家族規範と結婚の変容
恭子
太田
恭子
太田
恭子
太田
恭子
太田
恭子
太田
恭子
太田
恭子
太田
恭子
太田
恭子
太田
恭子
太田
恭子
太田
恭子
太田
恭子
家族をめぐる意識と現実ギャップを「規範」
と「イデオロギー」という観点から考察する。
家族の生活時間とワーク・ライ
家族の変容を「生活時間」という観点から考
フ・バランス
察する。
共働き夫婦の平等性について、
「性別分業」と
8
子育てのあり方の変化について、
「父親の育
児」
「子育てネットワーク」という観点から考
察する。
ライフコースの変容と「祖父母で
「祖父母であること」の変容について、
「ライ
あること」
フコース」の観点から考察する。
「勢力」という観点から考察する。
子どもの社会化の変化について、
「社会化」と
いう観点から考察する。
高齢者をめぐる問題について、
「地域のサポー
高齢者と地域
トネットワーク」という観点から考察する。
現代家族とジェンダー・セクシュ
ジェンダー、セクシュアリティという観点か
アリティ
ら新しい家族のかたちについて考察する。
離婚、ひとり親とステップファミ
離婚増加に伴うひとり親とステップファミリ
リー
ーの現状について、
「代替家族」モデル、
「継
続家族」モデルという観点から考察する。
近代家族の親密性という点から封印されてき
13
家族と暴力
14
現代家族と家族政策
-
太田
し、現代家族を考察する始点を検討する。
現代家族と子育て事情
15
恭子
近代家族のゆらぎと現代家族の実態を概観
子どもの社会化と家族
12
太田
近代家族の特徴を学ぶ。
7
11
恭子
明治期から近代家族の成立過程を振り返り、
共働き夫婦の家族関係
10
太田
との意義と授業の進め方について説明する。
6
9
担当者
社会学的な観点から「家族」について学ぶこ
1
5
講義内容
た家族における暴力について考察する。
現代の日本における家族政策について、国際
比較を通じて考察する。
まとめ―今後の家族のあり方を
これから求められる家族のかたちや家族政策
考える
のあり方について検討する。
レポート提出
48
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
必修・選択
区分
りの時間)
一般教育科目
1 単位
授業形態
1 年次
情報技術とコミュニケーション
選択
問題解決
(30 時間)
科目担当者
荻谷
開講時期
光晴
演習
後期
オフィスアワー・場所
講義前後・非常勤講師室
電子メールや Microsoft Office の Word 機能、Excel 表計算やプレゼンテーション資料の作
授業概要
(教育目標など)
成、インターネットの活用等、情報技術に関する基本的な技術を修得することを目的とし
た科目。さらに、インターネットを利用したコミュニケーションや情報収集にまつわる昨
今の問題や課題について倫理点観点から考察し、コンピュータ技術の適切な活用について
実践を通して学ぶ。
到達目標
教科書
参考図書
評価方法
事前・事後学習
1.
Microsoft Office ソフトの操作を修得できる。
2.
パーソナルコンピュータの基本操作を修得できる。
3.
インターネットにおける基本操作を修得できる。
なし
必要な場合は、講義中に提示する。
課題レポート(80%)
小テスト(演習問題)
(20%)
事前学習:講義内容について、わからない操作や知識について明確にして受講すること。
事後学習:講義で学んだ内容について、反復練習を行い技術の修得に励むこと。
49
授業
項
回数
目
講義内容
講義概要
講義概要について
タイピング練習
タイピング練習
電子メールの操作と演習
電子メールやインターネットの操作演習
インターネット
便利な機能とその操作
3
Word の操作方法(1)
4
1
担当者
荻谷
光晴
荻谷
光晴
パーソナルコンピュータの基本操作
荻谷
光晴
Word の操作方法(2)
テキスト入力等の基本操作演習
荻谷
光晴
5
Word の応用(1)
学術的な文章作成
荻谷
光晴
6
Word の応用(2)
Word の総合演習 2
荻谷
光晴
7
Excel の操作方法(1)
データ入力と編集等の基本操作演習
荻谷
光晴
8
Excel の操作方法(2)
グラフの作成と装飾
荻谷
光晴
9
Excel の応用(1)
数式や関数を用いた表の作成
荻谷
光晴
10
Excel の応用(2)
Excel の総合演習
荻谷
光晴
11
PowerPoint の操作方法(1)
基本操作と文章作成
荻谷
光晴
12
PowerPoint の操作方法(2)
荻谷
光晴
13
PowerPoint の応用(1)
PowerPoint と Excel の連携
荻谷
光晴
14
PowerPoint の応用(2)
PowerPoint の作成と発表のノウハウ
荻谷
光晴
15
総合演習
総合演習
荻谷
光晴
-
定期試験は行わない
2
オブジェクトの作成と操作
アニメーション設定
50
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
りの時間)
一般教育科目
区分
1 単位
開講時期
選択
問題解決
授業形態
1 年次
プレゼンテーションの技法
(30 時間)
科目担当者
[科目責任者]医学教育学分野
必修・選択
演習
後期
オフィスアワー・場所
泉美貴教授
大学病院
教育研究棟(自主自学館)9 階
[担当教員]R.ブルーヘルマンス准教授
菰田孝行助教
授業概要
(教育目標など)
医学教育学分野
教授室
与えられた課題に対し、統計資料や各種図表などを調査し、まとめて、それに対する自分
の考えを論理的に整理し、他者にその結果について説明する効果的方法を教授する。
1.効果的なプレゼンテーションについて理解できる
到達目標
2.資料や図表を引用する際の権利保護や著作権について理解できる
3.プレゼンテーションソフトを用いてスライドや資料を作成し、発表できる
教科書
参考図書
必要に応じて資料を配布する。
「あなたのプレゼン誰も聞いていませんよ!」渡部欣忍著、2014(南江堂)
適宜授業中に提示する。
受講態度・ワークへの参加度(30%)
評価方法
プレゼンテーションの発表および成果物の提出(60%)
e ラーニングを用いた小テスト・課題提出(10%)
事前学習:パソコンの基本的な操作方法を習得しておく。
事前・事後学習
事後学習:自分で関心のあるテーマをリサーチし、さまざまなシチュエーションに応じた
プレゼンテーションを自作してみる。
51
授業
項
回数
1
2
3
目
講義内容
効果的なプレゼンテーション
効果的なプレゼンテーションの概説
と文章作成方法
文章作成方法の解説
引用の際の権利保護と著作権
資料を引用する際の権利保護と著作権の概説
スライドの使用方法の解説と演習
使用方法の実際①
(看護に関するスライド・資料の作成)
プレゼンテーションソフトの
プレゼンテーションソフトの活用演習
使用方法の実際②
(看護に関するスライド・資料の作成)
プレゼンテーションソフトの
プレゼンテーションソフトの活用演習
使用方法の実際③
(看護に関するスライド・資料の作成)
プレゼンテーションソフトの
プレゼンテーションソフトの活用演習
使用方法の実際④
(看護に関するスライド・資料の作成)
プレゼンテーションソフトの
プレゼンテーションソフトの活用演習
使用方法の実際⑤
(スライド・資料の収録)
プレゼンテーションソフトの
プレゼンテーションソフトの活用演習
使用方法の実際⑥
(スライド・資料の収録)
プレゼンテーションソフトの
プレゼンテーションソフトの活用演習
使用方法の実際⑦
(スライド・資料の編集)
プレゼンテーションソフトの
プレゼンテーションソフトの活用演習
使用方法の実際⑧
(スライド・資料の編集)
12
成果物のピアレビュー
試作したスライド・資料のピアレビュー
13
プレゼンテーション発表準備
6
7
8
9
10
11
美貴
泉
美貴
菰田
R.ブルーヘルマンス
R.ブルーヘルマンス
菰田
孝行
R.ブルーヘルマンス
R.ブルーヘルマンス
菰田
孝行
R.ブルーヘルマンス
菰田
孝行
R.ブルーヘルマンス
菰田
孝行
菰田
孝行
作成したスライド・資料の紹介と制作過程等を
報告するプレゼンテーションを作成する
泉
14
孝行
使い方
プレゼンテーションソフトの活用演習
5
泉
プレゼンテーションソフトの
プレゼンテーションソフトの
4
担当者
プレゼンテーション発表
プレゼンテーション発表会を開催する
美貴
R.ブルーヘルマンス
菰田
孝行
発表したプレゼンテーションを振り返り、ブラ
15
発表の振り返り
ッシュアップする
この授業のまとめ
作成した資料・スライドを「e 自主自学」に掲
載する
-
52
R.ブルーヘルマンス
菰田
孝行
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
必修・選択
区分
りの時間)
開講時期
授業形態
一般教育科目
2 単位
中 国 語
1 年次
選択
グローバル
(15 時間)
講義
後期
コミュニケーション
科目担当者
金子
授業概要
(教育目標など)
到達目標
教科書
参考図書
評価方法
事前・事後学習
真生
オフィスアワー・場所
金庸 5 限後
非常勤講師室
中華圏における医療ツーリズムの広がりによって、日本国内で医療サービスを受けようと
する中国人が多数来日している。本講義では、医療系学生のための中国語を学び、中国人
をはじめとする外国人の受診者にどう対応していくべきかを考えたい。
単語レベル、フレーズレベルでもかまわないので、中国語ネイティブに伝わる発音で症状、
病院内施設、予定などを伝えられるようになること。
医療系学生のための初級中国語
山田眞一
白帝社
授業内に指示。
iPad を使うので、必ず持参のこと。
定期試験(70%)、課題への取り組み(20%)、意欲関心態度(10%)
ノート作成を義務付けるので、確実に予習を行うこと。
また、CD を使って発音練習をすること。
53
授業
項
回数
目
講義内容
担当者
1
発音1
単母音、子音、声調の練習
金子
真生
2
発音2
前回の復習、複合母音の練習
金子
真生
3
発音3
発音まとめ
金子
真生
4
第一課
あいさつ言葉を使い分けられる
金子
真生
5
第二課
相手の名前、国籍、所属を尋ねられる
金子
真生
6
第三課
健康保険証を持っているか聞くことができる
金子
真生
7
第四課
家族構成を尋ねることができる
金子
真生
8
第五課
時間に関する表現を使える
金子
真生
9
第六課
可能の助動詞の使い分けができる
金子
真生
10
第七課
検査室へ誘導することができる
金子
真生
11
第八課
患者の具合を尋ねることができる
金子
真生
12
第九課
~してくださいと依頼することができる
金子
真生
13
第十課
薬の服用歴を尋ねることができる
金子
真生
14
第十一課
処置文を理解できる
金子
真生
15
第十二課
患者への気遣いができる
金子
真生
-
定期試験
54
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
りの時間)
必修・選択
区分
開講時期
授業形態
一般教育科目
2 単位
フランス語
グローバル
1 年次
選択
(15 時間)
講義
後期
コミュニケーション
科目担当者
平井
授業概要
(教育目標など)
到達目標
教科書
参考図書
康和
を向上させる。さらにフランス語による自己表現および中級フランス語への移行を容易に
する。
①
綴字と音の関係を理解し、正しく発音できる。
②
動詞を活用できる。
③
日常生活のフランス語表現ができる。
藤田裕二著
『新・彼女は食いしん坊! 1』
、朝日出版社
授業中に提示する。
(70%)
授業への参加度(20%)
小テスト
事前・事後学習
講義終了後、非常勤講師室
フランス語を読み、書き、話すための基礎的事項を理解し、フランス語の総合的運用能力
定期試験
評価方法
オフィスアワー・場所
(10%)
教科書に添付されている CD、Web 上の自習のためのサイトも活用してください。
55
授業
項 目
回数
講義内容
担当者
1
フランス語とフランス文化に親しむ
Alphabet とフランス語の音
平井
康和
2
発音
綴字と発音の規則を覚える
平井
康和
3
パリ到着
平井
康和
4
パリの人々
平井
康和
5
ホテルで
平井
康和
6
ホテルの部屋
平井
康和
7
ランデヴー
平井
康和
8
ヴォージュ広場
平井
康和
9
カフェで
平井
康和
10
ジュリアンと彼の写真
平井
康和
11
電話をかける
平井
康和
12
蚤の市で
平井
康和
13
道を尋ねる
平井
康和
14
ロダン美術館
平井
康和
15
市場で買い物をする
平井
康和
-
定期試験
主語人称代名詞
être の活用
国籍・職業を問う
数詞(1~20)を覚える
avoir の活用
名詞と冠詞
形容詞の性・数の一致
指示代名詞 ce
第 1 群規則動詞の活用
所有形容詞
疑問文
非人称構文 il y a~
形容詞の位置
形容詞・名詞の女性形、複数形
否定文
prendre の活用
指示形容詞
定冠詞の縮約
人称代名詞強勢形
aller, venir の活用
疑問代名詞
疑問副詞
中性代名詞 y
pouvoir, savoir の活用
数量の表現
中性代名詞 en
56
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
必修・選択
区分
りの時間)
開講時期
授業形態
一般教育科目
2 単位
ドイツ語
グローバル
1 年次
選択
(15 時間)
講義
後期
コミュニケーション
科目担当者
オフィスアワー・場所
授業後ないしは学期中の木曜日午後
西脇
麻衣子
医学科ドイツ語教室(第 3 校舎 3 階)
授業概要
(教育目標など)
到達目標
ドイツ語の初歩を半年で学びます。初級文法の習得を中心に、ドイツ語圏の文化にも触れ
ていきます。ドイツ語という言語を通じて、英語とも日本語とも異なる発想や論理を知り、
豊かな思考力を養うことをめざします。
ドイツ語で簡単な会話ができる。
辞書を用いて平易なドイツ語の文章を読むことができる。
教科書
参考図書
評価方法
事前・事後学習
『ドイツ語の時間 [ビデオ教材 恋するベルリン] DVD 付き(Meine Deutschstunde mit DVD
Auf geht’s nach Berlin!)
』清野智昭 著、朝日出版社、2007 年
必要に応じて紹介する。
中間テスト(授業時間内に行う)
・定期試験:80%
出席・授業への参加度:20%
教科書に目を通してから授業に臨んでください。
付属の CD を用い、教科書のダイアログや例文の発音練習を心がけてください。
57
授業
項
回数
目
講義内容
担当者
ドイツ語圏について
1
ドイツ語とドイツ語圏
2
第1課「ベルリンに到着!」
3
第2課「パン屋さんで」
4
第3課「語学コース」
5
第4課「学生食堂で」
6
第5課「お医者さん」
7
第6課「学生寮で」
8
中間テスト/ドイツの音楽
9
第7課「ヴァンゼーへ!」
10
第8課「美容院に行く」
11
第9課「ビアガーデンで」
12
第 10 課「ブティックで」
13
第 11 課「フィリップの誕生日」
14
第 12 課「帰国前」
15
まとめと演習
-
定期試験
西脇
麻衣子
西脇
麻衣子
西脇
麻衣子
西脇
麻衣子
西脇
麻衣子
西脇
麻衣子
西脇
麻衣子
西脇
麻衣子
西脇
麻衣子
西脇
麻衣子
西脇
麻衣子
西脇
麻衣子
西脇
麻衣子
西脇
麻衣子
西脇
麻衣子
ドイツ語のアルファベット、発音
動詞の現在人称変化(1)
動詞の位置
名詞の性
名詞の格変化(1格・4格)
動詞の現在人称変化(2)
名詞の格変化(3格)
前置詞と名詞の格
副文
人称代名詞(3格・4格)
、再帰代名詞
名詞の格変化(2格)
定冠詞類、不定冠詞類
否定冠詞 kein
理解度を問う筆記テスト
ドイツリートなど
zu 不定詞句
分離動詞
話法の助動詞
未来形
過去形、現在完了形
受動態
形容詞の格変化
比較級・最上級
関係代名詞
命令形
接続法2式の人称変化
非現実話法
文法事項の補足
医療関係の平易なテクストを読む
58
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
りの時間)
必修・選択
区分
開講時期
授業形態
専門基礎科目
1 単位
医療概論
保健医療福祉の
1 年次
必修
(15 時間)
講義
後期
しくみ
科目担当者
山科
章、井上
茂、黒須
中島
オフィスアワー・場所
三惠、岩本
中島:火曜
16:20~17:00 医学科講師控室
黒須:月曜
16:30~17:30 生命倫理学教室
俊彦、
理暁
岩本:講義終了時ならびに随時、メールにて対応
看護学を学び、質の高い看護の実践能力を身につけるためには、あるべき医療の姿を
正しく捉えることが必要である。最近の医療を取り巻く環境は刻々と変化しており、
医療の考え方や仕組みも大きく変わりつつある。現在、そして将来の医療はどうある
べきか、どんな課題があるのかについて、最近の医療の動向を踏まえ、データや資料
授業概要
を基に考えてみる。また、看護者は医療に従事する専門職として、医学の本質は何か
ということを理解する必要がある。医学の進歩の歴史、医学が人間の生命や尊厳をど
う捉えているか、病気の診断、治療、予防、健康の増進、生活の質といったことを医
学はどう具現化しているのかなど、医学の体系を理解し、医学のあるべき姿について
考えてみる。
1.医学の発展の歴史、医学が人々や社会に対して果たす役割や課題を理解し、医学
到達目標
の本質とは何かについて考えることができる。
2.医療のしくみを理解し、あるべき医療の姿を考えることができる。
教科書
系統看護学講座「医学概論」
、医学書院
参考図書
評価方法
事前・事後学習
定期試験 100%
中島:1回目の冒頭に教科書の内容に関する理解度確認テストを実施する。範囲につ
いては追って掲示する。
59
授業
項 目
回数
講義内容
担当者
医学の定義と医療
1
人間の生命と医の倫理・生命倫理
医学とは何か
黒須
三惠
中島
理暁
中島
理暁
岩本
俊彦
クオリティ・オブ・ライフ
病気と医学
生命科学の思想的・社会的成立条件
2
医学史の諸相(1)
3
医学史の諸相(2)
歴史の中の医学と看護
医療者―患者関係の社会的変容
先端医療への歴史的眼差し
健康の定義と健康教育の必要性
4
病気の分類
健康・病気と医学の体系
医学の体系と医療の目標
基礎医学・臨床医学・予防医学の理解
5
病気の原因と診断
6
病気の治療とリハビリテーション
山科
章
病気の治療法の種類と考え方
岩本
俊彦
リハビリテーション医学とは何か
予防医学と公衆衛生
7
病気の予防
健診の意義・生活習慣病のリスク要因
井上
茂
山科
章
ヘルスプロモーション
8
医療システムと医療の課題
-
定期試験
60
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
必修・選択
区分
りの時間)
開講時期
授業形態
専門基礎科目
1 単位
社会保障制度論
しくみ
(15 時間)
科目担当者
森山
1 年次
必修
保健医療福祉の
講義
(後期)
オフィスアワー・場所
幹夫
毎回の義終了後・教授研究室
私たちの生活を守る社会保障制度の意義、目的及び機能について、歴史的変遷
を理解しながら、現在の社会保障制度の骨格及び必要性、効果及び評価を学習し、
その中で看護がどのような役割を果たすのかを学ぶ。さらに日本の社会保障制度
授業概要
の課題と将来の方向性についても理解を深める。
制度とは何かそれを支えるコンプライアンス概念を理解し、看護の視点で何故
そうなっているのか、問題点は何か、それをどのように解決するのかという思考
法も学ぶ。
1社会保障制度の意義と目的、内容と仕組みを述べることができる。
到達目標
2社会保障制度における看護の役割を理解することができる。
3コンプライアンスを身に付ける。
教科書
系統看護学講座
看護関係法令第 47 版
医学書院
参考図書
授業でその都度紹介するとともに適宜資料を配布する。
評価方法
定期試験(60%)、毎回の出席レポート提出等受講態度(40%)により総合判断
教科書の該当部分を毎回 30 分かけて事前にまとめておくこと。
事前・事後学習
復習として、レポートを科すほか、毎回の講義を自分のノートで 1 ページ以上に
まとめること。
61
授業
項
回数
目
担当者
社会保障とは何か、私たちの生活を支える仕
1
社会保障の意義及び目的
2
社会保障とコンプライアンス
3
講義内容
森山
幹夫
森山
幹夫
森山
幹夫
森山
幹夫
森山
幹夫
森山
幹夫
森山
幹夫
森山
幹夫
組みの基本について理解
社会の成り立ちは一人一人が責任を果たすこ
とである。コンプライアンスを身に付ける。
社会保障の歴史、理念、制度の骨
日本と諸外国における発展の経緯、理由、基
格
本となる考え方や制度の骨格
社会保障では看護及び看護師が大きな役割を
4
看護と社会保障
5
医療及び医療保障制度
6
所得保障と雇用の安定
7
社会保障が抱える問題と対応
8
社会保障の将来
-
定期試験
果たすこと及び保健師助産師看護師法の理解
患者を中心として、看護師や医師、病院など
のシステムとそれを運営する保険制度の基本
所得を安定的に確保するための年金などの制
度と安心して働く各種保障
少子高齢化、医療の高度化、低経済成長等に
社会保障はいかなる対応をするか考察
人類が産んだ叡智であり将来にわたって維持
するための議論及び看護の役割
62
単位数
科
目
科目区分
必修・選択
(1 単位当た
区分
りの時間)
専門科目
1 単位
開講時期
授業形態
1 年次
看護倫理Ⅰ(基礎)
必修
看護の基礎
(15 時間)
科目担当者
講義
後期
オフィスアワー・場所
講義日の授業終了後から放課後
岡谷
恵子
第一看護学科棟 1 階 学科長室
メールによる質問等可:[email protected]
本科目では、患者の権利とその擁護、人間の尊厳、看護職の責務と倫理原則など看
護を実践する上で必要な倫理に関する基本的な知識と倫理的意思決定の考え方およ
授業概要
び方法を学ぶ。看護実践、看護教育、看護研究、保健医療政策における倫理的問題
について、理論を用いて分析し、看護の価値が何か、看護者はどう行動すべきかに
ついて考察する。本科目を通じて、看護の価値を追求し、倫理的課題に対処する方
法を身につけ、高い倫理観を醸成する。
1. 看護における倫理の意義・重要性を述べることができる。
2. 倫理原則および看護職の倫理綱領についてその意味を述べることができる。
到達目標
3. 倫理的ジレンマの意味を理解し、倫理的意思決定の方法を使って、倫理的問題
の解決に取り組むことができる。
4. 看護の価値について自らの考えを述べることができる。
教科書
特になし
随時資料を配布する
サラ
参考図書
T. フライ著、片田範子訳;看護実践の倫理(第 3 版)
、日本看護協会出版会、
2010 年
隈本邦彦著;ナースが学ぶ「患者の権利」講座、日本看護協会出版会、2006 年
評価方法
定期試験 80%、授業態度・参加度 20%
この科目は、看護専門職として身につけるべき重要な倫理観を醸成することを目的
事前・事後学習
としている。人間の生命や尊厳、権利をまもる専門職としての倫理的態度について
しっかりと理解するためには、本をたくさん読むこと。本を読むことによって自分
が経験したことのない状況を想像する力を養う。
63
授業
項
回数
目
講義内容
担当者
倫理とは何かを考えてみる。日常生活の中に
1
「倫理」とは何か
ある倫理や道徳、それらに関係する価値につ
岡谷
恵子
岡谷
恵子
岡谷
恵子
岡谷
恵子
岡谷
恵子
岡谷
恵子
岡谷
恵子
岡谷
恵子
いて学ぶ。
人間の尊厳の尊重や患者の権利の擁護いつい
2
て考えてみる。保健医療分野における倫理の
人間の権利、尊厳と倫理
歴史的推移、倫理的問題、法と倫理の関係な
どについて学ぶ。
看護倫理とは何かについて考え、看護倫理の
3
必要性と意義について学ぶ。また、看護専門
「看護倫理」とは何か
職の役割と責務、看護の専門的価値観につい
て学ぶ。
日本看護協会によって規定されている「看護
4
者の倫理綱領」の各項目を深く探求し、倫理
看護者の倫理綱領
綱領の看護実践および看護者にとっての意味
を学ぶ。
看護倫理に関係する重要な用語の意味を学
ぶ。
5
看護倫理に関する重要な用語
「ケアリング」
「インフォームド・コンセント」
「アドボカシー」
「責務・責任」「パターナリ
ズム」
「意思決定」などの用語について学ぶ。
倫理的ジレンマとは何かを学び、ジレンマの
6
倫理的ジレンマとその対応(グル
状況で最善の方法を選択するにはどうすれば
ープワーク)
いいかを考えてみる。
複数の倫理的意思決定へのアプローチ方法に
7
倫理的意思決定の実際(1)
8
倫理的意思決定の実際(2)
-
定期試験
ついて学ぶ。
1つの倫理的問題事例に対して、いくつかの
異なるアプローチで倫理的意思決定を行う。
64
単位数
科
目
科目区分
必修・選択
(1 単位当た
区分
りの時間)
専門科目
看護リテラシーⅡ
1 単位
開講時期
1 年次
必修
看護の基礎
(看護基礎ゼミ)
授業形態
(30 時間)
演習
後期
科目担当者
オフィスアワー・場所
◎鈴木、成瀬、田村、瀬戸山
竹内
黒田、小林、小室、永島、平井、森山、
天野、伊藤、上野、春日、田所、藤本、吉岡、
各グループ担当教員(研究室)
成田、吉岡、小野、小野田、河田、川野、
佐々木、田中、寺岡、山岸、西村、安田
協力者:安藤、五十嵐、黒岩、清水
この科目は基本的に小人数グループによるゼミ形式の学習である。各グループで、医療・
看護に関する専門領域から関心のある学習テーマを一つ選択し、そのテーマについて深く
探求する。事実の把握、問題の抽出、解決策の考察という問題解決のための思考過程をた
どりながら、読む、書く、調べる、意見を述べるといった基本的学習能力を経験的に習得
授業概要
する。リフレクティブ・シンキング、アサーティブな自己表現を学び、グループ討議やカ
(教育目標など)
ンファレンスで自分の考えを適切に表現することや他者の意見を聴く技術等を高める。ま
た、グループメンバー同士が相互に理解し、協力し合うことを学ぶ。
授業計画は標準的なものであり、実際には各グループに担当教員が配置され、グループ
活動の進行状況に応じて適宜調整しながら進める。
1)関心のあるテーマから自己の学習課題を設定し探求する。
2)情報を収集・整理し、得た知識をまとめる。
3)得た知識に基づいて課題に対する自分の考えをまとめ、発表する。
到達目標
4)グループ討議に積極的に参加し、人との建設的な議論の仕方を学ぶ。
(自分の意見を主
張するだけではなく、相手の意見を聴くことや論点をはっきりさせる上手な質問ができ
る)
5)同じグループのメンバーと協力すること、協働すること、支援し合うことを学ぶ。
教科書
な
し
参考図書
グループごとにテーマに関連した図書・資料を紹介する。
評価方法
レポート 50%、学習態度 40%、成果発表(教員・学生評価)10%
・グループワークの意義や意味を理解して、積極的・主体的に取り組んでください。
・グループ活動について、毎回「活動記録」を記載し、次回の活動に活かしてください。
・「看護リテラシーⅠ」での学習を復習して、学習活動に活用してください。
事前・事後学習
・別途、
「看護基礎ゼミについて」資料を配付しますので、事前に学習内容、進め方を理解
しておいてください。
・夏季休暇前に事前学習課題を提示します。
65
授業
項
回数
目
1
オリエンテーション
2
ブレインストーミング
3
特別講義
講義内容
担当者
・本科目の概要・目的、進め方について
鈴木
・グループ分け、担当教員の発表
担当教員
・ブレインストーミングとは
田村、瀬戸山
・ブレインストーミングを体験する
担当教員
成瀬
4
5
[担当教員]
各グループの学内担当教員
6
[内容]
7
グループに分かれ学習テーマに沿って活動する。
8
・学習テーマの決定
グループ活動
・学習計画の立案
・グループ討議(ディスカッション、リフレクション)
9
・情報の収集・整理、分析・判断、統合、記述
・課題の明確化
10
・課題の解決
・プレゼンテーションの方法の理解と実践
11
・グループメンバー間での「ピア評価」
12
13
14
まとめ
学習成果をグループごとにプレゼンテーショ
グループ発表
ンする。
15
全体討議・評価
成果発表に対するグループ間評価、教員評価
-
定期試験(なし)
66
学内担当教員
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
りの時間)
必修・選択
区分
開講時期
授業形態
専門科目
2 単位
健康生活支援論演習
1 年次
必修
生活環境と
(30 時間)
看護の対象
科目担当者
演習
後期
オフィスアワー・場所
◎伊藤綾子、天野雅美、小野田舞、清水典子、
月~木曜日の 10~17 時で適宜、担当教員研究室
西村礼子
あらゆる健康レベル、ライフサイクルにある対象者に応じた生活支援の方法につい
て学習する。日常生活援助及び日常生活援助を通した健康増進・改善に必要な知識
授業概要
と技術を統合し、対象者に必要な日常生活援助の基礎的な知識・技術・態度を習得
する。また、検査や与薬など診療や治療に伴う援助技術の必要性と方法について理
解し、援助の方法について習得する。
1. あらゆる健康レベルやライフサイクルに応じた対象者の生活支援の方法を理
解することができる。
到達目標
2. 対象者に応じた日常生活援助を支援するための基礎的な知識と技術を習得す
ることができる。
3. 診療や治療に伴う援助技術の必要性と方法について知識と技術を習得するこ
とができる。
教科書
「ナーシンググラフィカ 18 基礎看護技術」志自岐康子他編、第 3 版、2013(メデ
ィカ出版)
参考図書
必要時指示する。
評価方法
筆記試験 50%、実技評価 20%、課題と受講態度等 30%とし、総合的に評価する。
【事前学習】
授業前に提示するテキストや配布資料を読んで準備した上で授業に臨む。
事前・事後学習
授業ごとの課題は事前に説明するので授業前に取り組み準備をする。
【事後学習】
授業後はテキスト、配布資料をもとに復習に 30 分以上かける。
学習した技術については実習室を活用し、練習をして習得する。
67
授業
回数
項
目
講義内容
・
担当者
演習での学習方法と実習室の使い方を学
ぶ
・
看護技術とは何かを学ぶ
・
対象者に応じた看護技術と看護技術を行
う際に配慮すべきこととは何かを学ぶ
・
1
看護における安全と安全を守る意義につ
オリエンテーション
伊藤、天野、小野田、
いて学ぶ
安全を守る①
清水、西村
・
安全を阻害する因子と医療事故への取り
組みについて学ぶ
・
安全を守るための取り組みと仕組みにつ
いて知る
・
療養のための病床(実習室)の環境を知
る
・
快適で安全・安楽な生活環境とは何かを
考える
2
・
リネン交換の意義と方法について学ぶ
・
ボディーメカニクスについて学ぶ
・
活動における安全・安楽とは何か考える
・
体位変換・安楽な体位の保持の必要性と
環境を整える
伊藤、天野、小野田、
活動と休息を支える①
3
清水、西村
方法について学ぶ
・
4
ボディーメカニクスを考えた体位変換と
安楽な体位の保持の援助を学ぶ
伊藤、天野、小野田、
活動と休息を支える②
・
車椅子への移乗と移送の方法を学ぶ
・
ストレッチャーへの移乗と移送方法を学
清水、西村
5
ぶ
・
バイタルサインズ(生命徴候)とは何か・
測定する意義を学ぶ
6
・
体温・呼吸・循環を整えるための援助と
伊藤、天野、小野田、
生命を維持することを支える①
は何かを学ぶ
・
清水、西村
吸入・吸引・酸素療法・罨法の方法を学
ぶ
7
伊藤、天野、小野田、
生命を維持することを支える②
・
バイタルサインの測定方法について学ぶ
清水、西村
8
68
9
・
食行動と身体のメカニズムについて学ぶ
・
消化・吸収・嚥下について学ぶ
・
栄養状態のアセスメントを学ぶ
・
食行動と環境調整について学ぶ
・
対象者に応じた食事摂取方法について学
伊藤、天野、小野田、
食生活を支援する
ぶ:食事環境・体位の調整
10
・
経口摂取の援助方法について学ぶ
・
口腔ケアとその方法について学ぶ
・
経管栄養の意義と必要性・方法(管理方
清水、西村
法を含む)について学ぶ
・
身体を清潔にする行為とは何かを学ぶ
・
皮膚の構造と機能、感覚受容について学
11
ぶ
・
清潔行動に影響を与える因子とアセスメ
伊藤、天野、小野田、
ントに必要な項目について学ぶ
清潔を保持する①
清水、西村
・
身体の清潔を保持するための援助につい
て学ぶ:清拭・入浴・部分浴
12
・
寝衣交換の意義と目的、衣類による環境
調整について学ぶ
13
・
臥床または座位での洗髪の方法について
伊藤、天野、小野田、
清潔を保持する②
学ぶ
14
15
伊藤、天野、小野田、
清潔を保持する③
・
17
足浴の方法について学ぶ
清水、西村
・
16
清水、西村
滅菌手袋装着・無菌操作の必要性と方法
伊藤、天野、小野田、
安全を守る②
について学ぶ
清水、西村
・
感染防護用具の脱着の方法について学ぶ
・
排泄のアセスメントについて学ぶ
・
自然排泄~床上排泄の介助方法を学ぶ
・
導尿・浣腸の援助方法を学ぶ
・
摘便・ストマ交換の援助方法を知る
・
尿器介助の方法について学ぶ
・
導尿の方法について学ぶ
伊藤、天野、小野田、
排泄を支える①
18
清水、西村
伊藤、天野、小野田、
排泄を支える②
19
69
清水、西村
・
20
便器介助・おむつ交換の方法について学
ぶ
伊藤、天野、小野田、
排泄を支える③
21
22
・
陰部洗浄の方法について学ぶ
・
浣腸の方法について学ぶ
・
検査や治療を支援する方法を学ぶ
・
検査の目的・意義と必要性、検査の種類
と検査介助の役割・援助方法について学
清水、西村
伊藤、天野、小野田、
検査・治療の援助①
ぶ
清水、西村
・
検体の適切な採取方法を理解する
・
採血の方法を知る
・
採血の方法について学ぶ
23
伊藤、天野、小野田、
検査・治療の援助②
清水、西村
24
25
・
注射法(皮下・筋肉内)について学ぶ
・
輸液法について学ぶ
・
吸入・吸引・酸素療法の方法について学
伊藤、天野、小野田、
検査・治療の援助③
26
27
清水、西村
伊藤、天野、小野田、
生命を維持することを支える③
ぶ
清水、西村
・
罨法作成と貼用の方法について学ぶ
・
日常生活援助の技術評価
28
29
伊藤、天野、小野田、
看護技術の統合学習
清水、西村
30
-
定期試験
70
単位数
科
目
科目区分
必修・選択
(1 単位当た
りの時間)
区分
専門科目
看護援助論Ⅰ
開講時期
1 年次
1 単位
講義
必修
(コミュニケーション論)
看護援助の方法
授業形態
後期
(30 時間)
科目担当者
オフィスアワー・場所
講義日の授業終了後から放課後
[科目担当者]岡谷 恵子、寺岡 征太郎
[協力者]
岡谷:第一看護学科棟 4 階
414 研究室
寺岡:第二看護学科棟 2 階
204 研究室
a
看護における対人関係の意味や対人関係理論について学ぶとともに、援助関係とは何か、
授業概要
援助関係の構成要素としての重要概念などについて学習し、看護における関係性構築の重
(教育目標など)
要性について理解する。また、関係性の構築に必要な看護援助技術としてのコミュニケー
ションの理論と技法を学ぶ。
1.看護実践の基盤としての対人関係の意味と主要な対人関係理論について理解する。
2.援助関係の特徴と関係性構築における看護者の役割について理解する。
3.コミュニケーションの理論と技法を理解し、技法のいくつかを使えるようになる。
到達目標
4.「信頼」
、
「共感」
、
「傾聴」の概念を学び、看護者-患者関係におけるそれらの意味を
理解する。
5.様々な看護場面での患者と看護者のコミュニケーションの例を通して、患者のニーズ
や感情に気づき、共感することができる。
教科書
特になし
随時資料を配布する
J.トラベルビー著、長谷川浩・藤枝知子訳;人間対人間の看護、医学書院、2005 年
A.W.オトゥール他著、池田明子他訳;ペプロウ看護論、医学書院、1996 年
参考図書
鷲田清一著;「聴く」ことの力、株式会社阪急コミュニケーションズ、1999 年
M.ローイド他著、山内豊明監訳;事例で学ぶ医療コミュニケーション・スキル、西村書店、
2002 年
評価方法
筆記試験 60%、授業への参加度 20%、レポート課題 20%
特定の教科書は使わないので、講義中に理解できなかった用語等については必ず講義の後
事前・事後学習
で調べて理解するように努めること。また、講義中に疑問に感じたことなどは積極的に質
問すること。わからないことをそのままに放置しておかないように復習に力を入れること。
自分の日頃の対人関係を振り返り、どんなコミュニケーションを取っているか考えてみる。
71
授業
項
回数
目
講義内容
担当者
授業内容、授業の進め方、目標についての簡
1
授業概要の説明
単なオリエンテーション。
看護実践における対人関係
看護実践の基盤としての対人関係の意味につ
岡谷
恵子
岡谷
恵子
いて学ぶ。
看護実践における患者-看護者関係の意味お
2
対人関係論
よび、患者-看護師関係に焦点を当てた看護
理論の概要を学ぶ。
コミュニケーションとは何か、コミュニケー
3
コミュニケーションとは何か
ションについて学ぶ意味は何か、自分自身の
寺岡
征太郎
寺岡
征太郎
寺岡
征太郎
寺岡
征太郎
寺岡
征太郎
寺岡
征太郎
寺岡
征太郎
コミュニケーションについて考えてみる。
コミュニケーションの成立過程、構成要素、
4
基本的なコミュニケーションの
言語的コミュニケーションと非言語的コミュ
理論
ニケーションについて学ぶ。
5
6
治療的コミュニケーションの目的、および具
治療的コミュニケーション技術
体的な 8 つの治療的コミュニケーション技術
について学ぶ。
効果的なコミュニケーションを阻害する因子
7
非治療的コミュニケーション
について学び、それぞれの因子がコミュニケ
ーション過程に及ぼす影響を分析してみる。
8
コミュニケーション技術に関係
「信頼」
「共感」
「傾聴」の概念について学ぶ。
する主要な概念
治療的コミュニケーションおよび非治療的コ
9
治療的・非治療的コミュニケーシ
10
ョンの実際
ミュニケーションの場面を想定し、ダイアロ
ーグを作成してみる。
11
12
13
シナリオロールプレイについて学ぶ。
ある状況を設定し、効果的または非効果的な
シナリオロールプレイ
コミュニケーションについて考え、実演して
14
15
-
+協力者
みる。
専門的援助関係
援助関係とは何か、専門的援助関係を構築す
まとめ
る際の看護者の役割と留意点について学ぶ。
岡谷
定期試験
72
恵子
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
りの時間)
専門基礎科目
必修・選択
区分
4 単位
開講時期
授業形態
1 年次
人体の構造と機能
講義
必修
・
通年
(15時間)
病気と治療
科目担当者
実習
オフィスアワー・場所
[科目責任者] 石龍徳
毎週水曜日
12〜13 時
人体構造学集会室
[科目担当者] 伊藤正裕、林省吾、曲寧、
毎週水曜日
12〜13 時
組織神経解剖学第 7 研究室
畑山直之, 石龍徳、柏木太一、篠原広志、
毎週水曜日
17〜18 時
細胞生理学セミナー室
小西真人, 林由起子、佐々木光美、川原玄理
毎週木曜日
12~13 時
病態生理学集会室
本科目では、医療に携わる者すべてにとって必要不可欠な身体の構造と機能の講義
を行います。また、立体的に人体構造を理解するために、人体解剖実習を見学する
貴重な機会もあります。身体の構造と機能に対する知識がなければ、病気を理解す
授業概要
ることはできません。検査の意味も、薬の作用も、治療法も、看護法も理解できま
せん。したがって、もしこの学習を怠れば、その後の授業が何も理解できないばか
りでなく、将来現場で知識不足のために誤った判断をすることがあるかもしれませ
ん。これから医療技術はどんどん進歩するでしょうが、人体の構造と機能は変わり
ません。この講義で得られた知識は一生皆さんの役に立つことでしょう。
1. 看護学で使われる解剖学・生理学用語を理解し覚える。
到達目標
2. 病態、検査法、薬理作用、看護法を理解するために必要な臓器の構造と機能を理
解する。
系統看護学講座
教科書
専門基礎分野
人体構造と機能1
「解剖生理学」
(医学書院)坂井建雄、岡田隆夫著
「アトラス解剖学−人体の構造と機能」
(西村書店)E.リューティエン−ドレコール、
J.W.ローエン著.井上貴央、海藤俊行、牛木辰男訳
参考図書
「トートラ人体解剖生理学」丸善出版
定期試験及び出席
評価方法
※
実習の無断欠席および無断遅刻は、ご献体への感謝の念がないものと判断し、
それ以降の解剖実習室への入室を禁ずる。なお、講義・実習に加えて、201
5年9月11日(金)に行われる、ご遺骨返還式への参列も上記と同等である。
予習では、教科書をざっと読み授業内容について把握しておくこと。
事前・事後学習
復習では、講義で理解できなかった部分を中心に、ノートを参照しながら教科書を
読むこと。
73
授業
項
回数
1
目
講義内容
担当者
1-解剖生理学を学ぶための基礎
人体とはどのようなものか
柏木
太一
知識(1)
2
解剖学実習総論
肉眼解剖学総論
伊藤
正裕
3
解剖学実習総論
献体からヒトを学ぶ
伊藤
正裕
人体の素材としての細胞・組織
柏木
太一
構造と機能からみた人体
柏木
太一
4
5
1-解剖生理学を学ぶための基礎
知識(2)
1-解剖生理学を学ぶための基礎
知識(3)
6
6-内臓機能の調節(1)
自律神経系の機能と調節機構
佐々木
光美
7
6-内臓機能の調節(2)
ホルモンの特徴及び生理作用
佐々木
光美
8
6-内臓機能の調節(3)
ホルモンの化学構造と作用機序
佐々木
光美
9
6-内臓機能の調節(4)
視床下部-下垂体系のホルモン
川原
10
解剖学実習見学 1
体表解剖 1
11
解剖学実習見学 1
12
6-内臓機能の調節(5)
甲状腺と副甲状腺のホルモン
川原
玄理
13
6-内臓機能の調節(6)
膵臓のホルモンと血糖調節
川原
玄理
14
6-内臓機能の調節(7)
副腎及び性腺のホルモン
川原
玄理
15
6-内臓機能の調節(8)
ホルモン分泌の調節機構
川原
玄理
16
2-栄養の消化と吸収(1)
口・咽頭・食道の構造と機能
篠原
広志
17
2-栄養の消化と吸収(2)
篠原
広志
玄理
伊藤、林、曲、
畑山
伊藤、林、曲、
体表解剖 2
畑山
腹部消化管の構造と機能
(胃・小腸・大腸)
74
18
2-栄養の消化と吸収(3)
膵臓・肝臓・胆嚢の構造と機能
篠原
広志
19
2-栄養の消化と吸収(4)
腹膜
篠原
広志
20
解剖学実習見学 2
胸部解剖
21
解剖学実習見学 2
22
3-呼吸と血液の働き(1)
23
3-呼吸と血液の働き(2)
24
解剖学実習見学 3
25
解剖学実習見学 3
26
3-呼吸と血液の働き(3)
27
3-呼吸と血液の働き(4)
赤血球、白血球、血小板の機能
28
解剖学実習見学 4
頭頚部解剖
29
解剖学実習見学 4
30
3-呼吸と血液の働き(5)
31
4-血液の循環とその調節(1)
32
4-血液の循環とその調節(2)
33
伊藤、林、曲、
畑山
伊藤、林、曲、
腹部解剖
畑山
呼吸器の構造
小西
真人
小西
真人
呼吸運動
肺胞での換気
ガス交換
伊藤、林、曲、
上肢解剖
畑山
伊藤、林、曲、
下肢解剖
畑山
呼吸調節
小西
真人
小西
真人
病態生理
伊藤、林、曲、
畑山
伊藤、林、曲、
骨盤解剖
畑山
血漿、血液凝固、血液型
小西
真人
小西
真人
心臓の電気活動
小西
真人
4-血液の循環とその調節(3)
心電図
小西
真人
34
4-血液の循環とその調節(4)
心筋の興奮と収縮
小西
真人
35
4-血液の循環とその調節(5)
ポンプとしての心臓
小西
真人
心臓の構造
血管の構造
75
36
4-血液の循環とその調節(6)
37
4-血液の循環とその調節(7)
38
5-体液の調節と尿の生成(1)
39
骨学実習
40
骨学実習
41
骨学実習
42
骨学実習
43
5-体液の調節と尿の生成(2)
44
5-体液の調節と尿の生成(3)
45
5-体液の調節と尿の生成(4)
46
5-体液の調節と尿の生成(5)
体液調節のしくみ
47
7-筋の収縮(1)
骨格筋の収縮機構
林由起子、川原玄理
48
7-筋の収縮(2)
不随意筋の収縮の特徴
林由起子、川原玄理
49
8-情報の受理と処理(1)
50
8-情報の受理と処理(2)
51
8-情報の受理と処理(3)
52
8-情報の受理と処理(4)
53
8-情報の受理と処理(5)
末梢循環
小西
真人
小西
真人
小西
真人
循環器系の調節
まとめ
腎臓及び糸球体の構造と機能
糸球体濾過のしくみ
伊藤、林、曲、
頭部
畑山
伊藤、林、曲、
体幹
畑山
伊藤、林、曲、
上肢
畑山
伊藤、林、曲、
下肢
畑山
尿細管及び傍糸球体装置
小西
真人
小西
真人
小西
真人
小西
真人
クリアランスと糸球体濾過量
腎臓から分泌される生理活性物質
排尿路の構造
尿の貯蔵と排尿
神経系の構造と機能
柏木
太一
柏木
太一
柏木
太一
柏木
太一
柏木
太一
脊髄と脳
脊髄神経と脳神経
脳の高次機能
運動機能と下行伝導路
感覚機能と上行伝導路
眼の構造と視覚
耳の構造と聴覚・平衡覚
味覚と嗅覚
疼痛
76
皮膚の構造と機能
54
9-外部環境からの防御(1)
55
9-外部環境からの防御(2)
56
9-外部環境からの防御(3)
57
小西
真人
生体の防御機構2
小西
真人
体温とその調節
小西
真人
10-生殖・発生と老化のしくみ(1) 男性生殖器
篠原
広志
58
10-生殖・発生と老化のしくみ(2) 女性生殖器
篠原
広志
59
10-生殖・発生と老化のしくみ(3) 受精と胎児の発生
篠原
広志
60
10-生殖・発生と老化のしくみ(4) 成長と老化
-
定期試験
生体の防御機構1
77
石
龍徳
単位数
科
目
科目区分
(1 単位当た
必修・選択
区分
りの時間)
専門基礎科目
開講時期
授業形態
1 年次
講義
・
演習
2 単位
必修
病理病態学
病気と治療
科目担当者
[科目責任者]黒田
通年
(30 時間)
オフィスアワー・場所
雅彦
[担当教員] 長尾俊孝、松本哲哉、森安史典、
分子病理学講座
主任教授室
山本謙吾、井上理恵、河合隆、倉田厚、松林純、
平日9:00〜17:00
佐藤永一、高橋礼典、高梨正勝、山科光正、
山田侑子、後藤明彦
疾病の原因、種類や成り立ちについて、生体の反応を機能的な側面から理解できる
ようにする。人体を構成している、細胞・組織について理解し、生体に起こる現象
授業概要
や障害、再生・修復過程について学ぶ。そのうえで代表的疾患の原因、特徴、病理
的変化や反応について学習し、疾病の原理を理解する。病理学では、疾病の発生機
序および疾病時に起きる生体反応に関する知識を習得できるようにする。病態学で
は、健康から疾病に至る変化のプロセスについて、代表的疾患を通じて習得する。
1. 疾病を分類することができる。
到達目標
2. 疾病の発生機序と症状をのべることができる。
3.
教科書
参考図書
病態生理と看護実践を結びつけることができる。
系統看護学講座 専門基礎分野
疾病のなりたちと回復の促進[1]病理学
系統看護学講座 専門基礎分野
疾病のなりたちと回復の促進[2]病態生理学
Kumar V, Abbas AK, Aster JC: Robbins&Cotran Pathologic Basic of Disease. 8th
Edition, Saunders, 2009.
1.
合格点:60点を合格点とする。
評価方法
2. 最終評価点:最終評価点= (授業評価の平均点)
事前・事後学習
講義はあくまでも自己学習を手助けするものである。常に自ら学習する姿勢が重要
である。講義前の予習を行い、疑問点は積極的に質問し、問題解決を図る。
78
授業
項
回数
序論
1
目
講義内容
1.看護と病態学
担当者
○看護にとって重要な病態学を講義す
2.病気の原因
る。
先天異常と遺伝子異常
黒田
雅彦
黒田
雅彦
高梨
正勝
高梨
正勝
黒田
雅彦
黒田
雅彦
佐藤
永一
松本
哲哉
○多因子遺伝が原因となる疾患を列挙
しその特徴を講義する。
序論
1.看護と病態学
○染色体異常による疾患の中で主なも
2.病気の原因
2
のを解説する。
先天異常と遺伝子異常
○ゲノム解析に基づく DNA レベルの個人
差や病気の原因となる遺伝子異常を
講義する。
代謝障害
○脂質代謝
1.細胞の損傷と適応物
3
2.物質沈着
3.脂質代謝障害
4.タンパク質代謝障害
5.糖質代謝障害
6.その他の代謝障害
代謝障害
2.物質沈着
3.脂質代謝障害
4.タンパク質代謝障害
5.糖質代謝障害
6.その他の代謝障害
循環障害
5
○高齢者に特有な病態
○物質代謝異常
○小胞体ストレス
○虚血、充血、うっ血と血行静止の違い
1.局所性の循環障害 2.全身性の循環障害
3.リンパの循環障害
とそれぞれの原因と病体を講義する。
○出血の原因と止血の機構を講義する。
循環障害
6
○糖代謝
○個体の老化と諸臓器の変化
1.細胞の損傷と適応物
4
○細胞死
○ショックの定義、原因と病体を講義
1.局所性の循環障害 2.全身性の循環障害
する
3.リンパの循環障害
炎症と免疫、膠原病
1.炎症
7
免疫疾患
2.免疫
4.膠原病
○炎症の定義・分類,継時的変化
3.アレルギーと自己
5.移植と免疫
○アレルギーの分類,原因,反応過程
○膠原病と自己免疫疾患,血管炎症候群
○臓器移植にかかわる免疫機構
感染症
1.病原体と感染症
8
○感染症の特徴
2.宿主の防御機構
○微生物に対する宿主側の反応
3.おもな病原体と感染症 4.感染症の治療
○感染症の治療
5.感染症の予防
○感染症の予防
79
授業
項
回数
目
講義内容
腫瘍
○腫瘍とは何か(定義、用語など)
1.腫瘍の定義と分類
9
担当者
2.腫瘍の発生病理
3.悪性腫瘍の転移と進行度
○腫瘍の種類と分類(良性・悪性、組織
長尾
学的分類)について
俊孝
4.腫瘍の診断と治療
腫瘍
○癌の広がりと進行度について
1.腫瘍の定義と分類
10
2.腫瘍の発生病理
3.悪性腫瘍の転移と進行度
○腫瘍の病理診断について
老化と死
○ストレスに対する適応反応
1.細胞の老化と個体の老化
伴う諸臓器の変化
2.加齢に
3.個体の死
老化と死
12
○細胞死
井上
理恵
井上
理恵
黒田
雅彦
黒田
雅彦
後藤
明彦
○細胞内沈着物
○個体の老化と諸臓器の変化
1.細胞の老化と個体の老化
う諸臓器の変化
黒田 雅彦
び多段階発癌について
4.腫瘍の診断と治療
11
○癌の発生(遺伝子異常)
、病因、およ
2.加齢に伴
3.個体の死
○高齢者に特有な病態
○個体の死
○死の判定基準と社会道徳的諸問題
○心筋梗塞の病態生理、症候、診断と合
併症を説明し、治療を講義する
13
循環器系の疾患の発生機序および生体反応
1.心臓の疾患
2.血管の疾患
○心筋症と特定心筋疾患の定義・概念と
病態生理を講義する
○動脈硬化症の危険因子、病態生理と合
併症を講義する
○動脈硬化症の危険因子、病態生理と合
併症を講義する
14
循環器系の疾患の発生機序および生体反応
1.心臓の疾患
2.血管の疾患
○心筋症と特定心筋疾患の定義・概念と
病態生理を講義する
○心弁膜症の病態生理、症候、診断と合
併症を説明し、治療を講義する
血液・造血器系の疾患の発生機序および生
○骨髄および血液の疾患
体反応
1 貧血
1.骨髄および血液の疾患
15
および脾臓の疾患
2.リンパ系
①鉄欠乏性貧血
③再生不良性貧血
②巨赤芽球性貧血
④溶血性貧血
2 白血病
①急性白血病
髄異形性症候群
3 出血性疾患
80
②慢性白血病
③骨
授業
項
回数
目
講義内容
①血友病
担当者
②特発性血小板減少性紫
斑病
血液・造血器系の疾患の発生機序および生
体反応
16
○リンパ系および脾臓の疾患
悪性リンパ腫
1.骨髄および血液の疾患
2.リンパ系お
よび脾臓の疾患
①ホジキンリンパ腫
②非ホジキンリンパ腫(慢性リンパ性
後藤
明彦
山科
光正
白血病、成人 T 細胞性白血病を含む)
○多発性骨髄腫
頭頸部疾患
17
○上気道(鼻腔・咽頭・喉頭)に発生す
1.鼻腔・咽頭・喉頭・唾液腺の疾患
る病変についての病理学的解説
○唾液腺に発生する病変についての病
理学的解説
呼吸器系の疾患の発生機序および生体反応
18
1.気管・気管支・肺の疾患 2.胸膜の疾患
○肺炎 (結核症を含む)・肺癌 (原発性,
転移性)・胸膜悪性中皮腫の病理
松林
純
河合
隆
○消化・吸収のしくみ:
①咀嚼と嚥下機能②胃・十二指腸の消化
機能③消化、吸収、排泄機能
○消化管疾患:①口腔・咽頭。食道疾患:
口腔・咽喉頭がん、逆流性食道炎、食
消化器系の疾患の発生機序および生体反応
19
道癌
1.口腔・食道の疾患
2.胃の疾患
○胃・十二指腸の疾患:胃炎(急性・慢
3.腸・腹膜の疾患
性)
、胃潰瘍、胃癌、十二指腸潰瘍
○腸の疾患:クローン病、潰瘍性大腸炎、
大腸ポリープ、大腸癌、腸閉塞
Ⅲその他:Helicobacter pylori 感染
症、腹膜炎
消化器系の疾患の発生機序および生体反応
20
4.肝臓・胆管・胆嚢の疾患
○肝胆膵疾患の病態・症候学・治療法に
ついて概説する。
森安
5.膵臓の疾患
史典
○膵疾患の秒来・症候学・治療法につい
て概説する。
○急性腎不全の原因、症候、診断と
腎・泌尿器・生殖器系および乳腺の疾患の
21
発生機序および生体反応
療を講義する
○慢性腎不全の原因、症候、診断と治療
倉田
1.腎・泌尿器系の疾患
患
3.乳腺の疾患
2.生殖器系の疾
を講義する
○急性糸球体腎炎症候群の原因、症候、
診断と治療を講義する
81
厚
授業
項
回数
目
講義内容
腎・泌尿器・生殖器系および乳腺の疾患の
○ネフローゼ症候群の分類、症候、診断
発生機序および生体反応
22
1.腎・泌尿器系の疾患
患
と治療を講義する
2.生殖器系の疾
3.乳腺の疾患
内分泌系の疾患の発生機序および生体反応
23
1.下垂体の疾患
甲状腺の疾患
担当者
2.甲状腺の疾患
4.副腎の疾患
3.副
5.膵島の疾
○
泌尿器や生殖器の疾患を講義する
○
乳房腫瘍や病理組織像を講義する
倉田
厚
大城
久
○ホルモンの作用とその異常.
○代表的な下垂体疾患の病態生理.
○代表的な副腎疾患の病態生理.
患
内分泌系の疾患の発生機序および生体反応
1.下垂体の疾患
24
2.甲状腺の疾患
3.副甲状腺の疾患
4.副腎の疾患
○代表的な甲状腺疾患の病態生理.
○代表的な副甲状腺疾患の病態生理.
5膵
島の疾患
○代表的な膵神経内分泌腫瘍の病態生
山田
侑子
高橋
礼典
理.
○脳血管障害(脳出血・梗塞など)の病
理・病態
脳・神経・筋肉系の疾患の発生機序および
25
○脳神経変性疾患(アルツハイマー病な
生体反応
ど)の病理・病態
1.脳・神経系の疾患
○脳腫瘍の病理
○筋疾患(炎症・変性)の病理・病態
○脳血管障害の病態、症候と診断を講義
する
26
脳・神経・筋肉系の疾患の発生機序および
○脳腫瘍とその分類を講義する
生体反応
○認知症をきたす主な病態、症候と診断
2.筋肉系の疾患
倉田
厚
を講義する
○神経原性および筋原性筋萎縮の成り
立ちと鑑別を講義する
○骨折の原因、分類、症状、治療
○骨髄炎の発生秩序と症状
27
骨・関節系の疾患の発生機序
○骨粗鬆症の病態と予防
山本
謙吾
黒田
雅彦
○椎間板ヘルニアの病態、症状、治療
○関節リウマチの病態、症状、治療
28
29
○骨腫瘍の診断と治療を説明できる
骨・関節系の疾患の発生形態異常
○軟部肉腫の診断と治療を説明できる
耳・眼・皮膚の疾患の発生機序および生体
○副鼻腔炎の病態と治療を説講義する
反応
○鼻腔、副鼻腔、ロ腔、咽頭の悪性腫瘍
1.耳・眼の疾患
を講義する
82
倉田
厚
授業
項
回数
目
講義内容
担当者
○喉頭癌の症候、診断と治療を講義する
○湿疹・皮膚炎群の疾患を列挙し、講義
耳・眼・皮膚の疾患の発生機序および生体
30
反応
2.皮膚の疾患
する
○母斑・母斑症の種類を講義する
○代表的な皮膚腫瘍を列挙し、それらの
病理を講義する
-
定期試験
83
倉田
厚
Fly UP