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退職年金規定(2011年06月01日改定・実施)

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退職年金規定(2011年06月01日改定・実施)
退職年金規定
(2011 年 06 月 01 日改定・実施)
退 職 年 金 規 定
第 1 章 総則
第 1 条(目的)
永年勤続した職員の退職後の生活の安定を図る目的で、本規程に定めるところにより、適格退職
年金制度(以下「本制度」という)を設ける。
2 本制度は次に定める組合が共同して実施するものとし、自社を除く組合を相互に以下、関連組合
という。
生活協同組合連合会大学生活協同組合京都事業連合
京都大学生活協同組合
同志社生活協同組合
立命館生活協同組合
龍谷大学生活協同組合
京都教育大学生活協同組合
京都工芸繊維大学生活協同組合
京都府立医科大学京都府立大学生活協同組合
京都橘学園生活協同組合
滋賀大学彦根地区生活協同組合
奈良女子大学生活協同組合
奈良教育大学生活協同組合
第 2 条(適用範囲)
本制度は次に該当する者を除いた職員に適用する。
①
②
③
④
日々雇い入れられる者。
臨時に期間を定めて雇い入れられる者。
嘱託職員。
定年までの予定勤続年数が満 5 年未満の者。
2 役員には本制度を適用しない。
第 3 条(加入資格)
前条に該当する者は、年齢満 20 歳以上で試用期間を経過したときに、本制度への加入資格を
取得する。ただし、関連組合より転籍した職員で、すでに関連組合の適格退職年金制度の加入者
であった者は、転籍日をもって本制度への加入資格を取得する。
第 4 条(加入時期)
前条の加入資格を取得した者の本制度への加入時期は、加入資格取得直後の毎年の 5 月 1 日
(資格取得日が 5 月 1 日の場合は当該 5 月 1 日)とする。
2 前条の但し書きにより加入資格を取得した者の本制度への加入時期は加入資格を取得した日と
する。
3 本制度に加入した者を加入者という。
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第 5 条(勤続年数の計算)
本制度における勤続年数は次の方法により計算する。
① 採用の日から退職又は死亡の日迄とする。
② 試用期間及び休職期間は算入する。
③ 定年を過ぎて勤務した期間は算入しない。
④ 1 年未満の端数が生じたときは月割り計算とし、1 ヶ月未満の端数は 15 日以下は切捨て、
16 日以上は 1 ヶ月に切り上げる。
⑤ 第 1 号に関わらず、関連組合相互間で転籍があった場合は、退職とはみなさず転籍前の組合
に勤務していた期間は算入する。
⑥ 法人設立準備期間中に勤務していた期間は通算する。
第 2 章 給付
第 1 節 給付の通則
第 6 条(給付の種類)
本制度による給付は次の通りとする。
① 退職年金
② 遺族年金
③ 選択一時金
第 7 条(支給日及び支給方法)
年金の支給日は年 4 回、3 月、6 月、9 月及び 12 月の各月 1 日とし、それぞれの支給日にその
前月分までをまとめて支給する。
2 一時金は請求手続き終了後 1 ヶ月以内に支給する。
3 年金及び一時金はあらかじめ加入者または遺族が指定した金融機関の口座に振り込む。
第 8 条(端数処理)
本制度の給付額に円未満の端数が生じた場合は、これを四捨五入する。
第 9 条(遺族)
本制度において遺族とは、労働基準法施行規則第 42 条から第 45 条までの規定による者をいう。
ただし、同順位の者が 2 名以上となる場合には、そのうち最年長者を代表者としてその者に給付
を行う。
第 10 条(定年)
本制度において定年とは次の通りとする。
年齢満 60 歳に達した日の属する月の末日
第 11 条(給付の制限)
加入者が懲戒解雇されたときは、本制度の給付は行わない。ただし、情状により一部を支給する
ことがある。
第 12 条(給付の延期)
加入者が役員に就任した場合の給付は、その者が役員を退任する日までその支給を延期する。
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第 13 条(関連組合間の転籍者に係る特例)
加入者が関連組合へ転籍したときは、退職年金の受給権は取得しないものとする。
第 2 節 退職年金
第 14 条(退職年金の支給要件)
本制度の加入者が次に該当したときは、退職年金の受給権を取得するものとし、当該加入者に
退職年金を支給する。
① 勤続満 5 年以上で定年退職したとき。
② 勤続満 5 年以上かつ年齢満 45 歳以上で中途退職したとき。
2 前項により退職年金の受給権を取得した者を退職年金の受給権者という。
第 15 条(退職年金の月額)
退職年金の月額は次の通りとする。
① 前条第 1 項第 1 号に該当したとき。
一律
15,000 円
② 前条第 1 項第 2 号に該当したとき。
一律
10,500 円
第 16 条(退職年金の支給開始日)
退職年金の支給開始日は退職年金の受給権を取得した日とする。
第 17 条(退職年金の支給期間及び保証期間)
退職年金の支給期間及び保証期間は 10 年間とする。
第 18 条(退職年金の転給)
退職年金の受給権者が死亡した場合は、保証期間中その遺族に引き続き同額の年金を 転給する。
2 年給の転給を受けている者が死亡し、なお保証期間に残余がある場合は、次順位の遺族に引き
続き同額の年金を転給する。
第3節
遺族年金
第 19 条(遺族年金の支給要件)
本制度の加入者が次に該当したときは、その遺族が遺族年金の受給権を取得するものとし、
当該遺族に遺族年金を支給する。
勤続満 5 年以上かつ年齢満 45 歳以上で定年到達前に死亡により退職したとき。
2 前項により遺族年金の受給権を取得した者を遺族年金の受給権者という。
第 20 条(遺族年金の月額)
遺族年金の月額は次の通りとする。
一律
10,500 円
第 21 条(遺族年金の支給開始日)
遺族年金の支給開始日は遺族年金の受給権を取得した日とする。
第 22 条(遺族年金の支給期間及び保証期間)
遺族年金の支給期間及び保証期間は 10 年間とする。
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第 23 条(遺族年金の転給)
遺族年金の受給権者が死亡した場合は、保証期間中次順位の遺族に引続き同額の年金を転給する。
2 年金の転給を受けている者が死亡し、なお保証期間に残余が有る場合は、次順位の遺族に引き
続き同額の年金を転給する。
第 4 節 選択一時金
第 24 条(選択一時金)
年金の受給権者又は年金の転給を受けている者が保証期間中に次の事由に該当したことにより、
将来の年金の支給に代えて年金の一時払を選択したときは、組合の認定により、年金に代え て
一時金(選択一時金という)を支給する。ただし、第 1 号及び第 2 号以外の事由に該当した場合
の選択時期は年金支給開始前とする。
① 災害
② 重疾病、後遺症を伴う重度の心身障害
(生計を一にする親族の疾病、後遺症を伴う重度の心身障害又は死亡を含む)
③ 住宅の取得
④ 生計を一にする親族(配偶者を除く)の結婚又は進学
⑤ 債務の弁済
⑥ その他上記に準ずる場合
2 年金の受給権者又は年金の転給を受けている者の保証期間中の死亡に際し、遺族から希望が
あった場合は選択一時金を支給する。
3 前 2 項に定める選択一時金の額は、残存保証期間に対応する年金現価額(年金月額に別表 1 の
残存保証期間別年金現価率を乗じた額)とする。
第 3 章 拠出
第 25 条(通常の掛金)
本制度の給付の財源にあてるため、適正な年金数理に基づいて算定された通常の掛金は、
全額組合が負担する。
2 組合は前項の掛金として、加入者 1 人当り別表 2 の金額を加入した月から退職又は死亡した月
まで毎月拠出する。
第 26 条(過去勤務債務等の額の償却のための掛金)
組合は本制度実施に伴う過去勤務債務等の額の償却に要する掛金を全額負担する。
2 過去勤務債務等の額の計算は一括管理方式による。
3 過去勤務債務等の額の償却は法人税法施行令附則第 16 条第 1 項第 7 号イによることとし、同規定
に定める 100 分の 35 に相当する金額以下の額とは、本制度においては 100 分の 10 に相当する額
とする。
4 組合は前項の掛金として、加入者 1 人当り別表 2 の金額を加入した月から退職又は死亡した月迄
毎月拠出する。
第 27 条(本制度運営の費用)
組合は前 2 条の掛金のほか保険契約に係る付加保険料を全額負担する。
第 28 条(拠出の停止)
組合は加入者が定年に達した日の属する月の翌月から第 25 条及び第 26 条に定める掛金の拠出を
停止する。
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第 4 章 雑則
第 29 条(届出義務)
本制度の給付を受けようとする者は必要な書類を所定の期日迄に提出し、かつ照会のあった事項
について遅滞なく回答しなければならない。
第 30 条(受給権の譲渡又は担保の禁止)
本制度の給付を受ける権利は、これを譲渡し、または担保に供してはならない。
第 31 条(本制度の運営)
組合及び関連組合は日本生命保険相互会社と適格退職年金契約を締結し、本制度における保険料
積立金(以下、年金財産)という)の管理運営並びに給付の事務を委託する。
第 32 条(財政決算及び掛金の改訂要否の定期的検討)
本制度の財政決算は毎年 4 月末日に行う。
2 組合は本制度の掛金について、給付の状況に照らし、その改訂の要否の検討を 5 年ごとに行う。
第 33 条(超過積立金の返還)
前条第 2 項に定める掛金改訂の定期的検討時において、保険料積立金が法人税法施行令附則
第 16 条第 1 項第 8 号に定める退職年金の給付に充てるため留保すべき金額を超える場合は 、
組合は当該超える部分の返還を受けこれを収受する。
第 34 条(事情変更による改廃)
本制度は、組合の経理状況及び賃金体系の大幅な変更、社会保障制度の進展、金利水準の
大幅な変動、その他社会情勢の変化により必要と認めたときは改正又は廃止することがある。
付則
第 1 条(実施期日)
2
3
4
5
6
7
8
本制度は昭和
本制度は昭和
本制度は昭和
本制度は平成
本制度は平成
本制度は平成
本制度は平成
本制度は平成
47 年 5 月 1 日から実施する。
55 年 8 月 1 日から改正する。
57 年 5 月 1 日から改正する。
5 年 5 月 1 日から改正する。
10 年 11 月 1 日から改正する。
15 年 11 月 1 日から改正する。
20 年 11 月 1 日から改正する。
23 年 6 月 1 日より改正する。
第 2 条(経過措置)
平成 23 年 6 月 1 日付で閉鎖型年金へ移行したことに伴い、本制度の取り扱いを以下の通り定める。
1. 第 3 条にかかわらず、平成 23 年 6 月 1 日以降、職員は本制度に加入しないものとする。
2. 平成 23 年 5 月 31 日現在における退職年金受給者については、引き続き本制度より給付を行う。
3. 第 25 条及び第 26 条に定める掛金の拠出は平成 23 年 6 月 1 日以降行わない。但し、特別法人税の
課税等により保険料積立金の額が年金受給者に対する給付に必要な金額に不足した場合は臨 時
拠出金の払い込みを行うものとする。
4. 本制度より年金を受け取る者の数が 1 名に満たなくなったときに本制度は終了する。
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第 3 条(確定給付企業年金移行に伴う経過措置)
平成 23 年 6 月 1 日付で本制度の加入者が組合及び関連組合の実施する確定給付企業年金の
加入者となったことに伴い、組合及び関連組合は法人税法施行令附則第 16 条第 1 項第 9 号ロの
規定に基づき、確定給付企業年金へ移行する本制度の加入者にかかる要留保額の返還を受け 、
確定給付企業年金の過去の勤務に係る掛金として負担する額を直ちに払い込むものとする。
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