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VOL.18 赤ちゃん先生(PDF形式:728KB)
クラブ地域先生顔合わせ会 4/24 テーマ 赤ちゃん先生 in 摩耶小学校 第1回 7/10 ●昨年度、灘区では成徳小学校と烏帽子中学校が「赤ちゃん先 生」を実施しました。今年度は、摩耶小学校が「赤ちゃん先 生」を実施しています。成徳小学校では、昨年度の2年生が 継続して3年生でも「赤ちゃん先生」を実施しています。 ●「赤ちゃん先生」は、NPO法人「ママの働き方応援隊」が 小中学校や高等学校で実施しています。赤ちゃんとふれ合う ことやお母さんから話をきくことで「命の尊厳」を学ぶこと 月齢順に並びました。 を目的にしています。 ●年に5回実施されます。児童たちは、同じ赤ちゃんに2~3か月ごとに接することで、赤ち ゃんの驚くほどの成長ぶりを実感します。また、どれほどの方々に支えられて大きくなって きたのか、どれほど愛されて大きくなってきたのかを「赤ちゃん先生」から教えていただく という企画です。次の写真は、7月10日に実施された時のものです。 足の大きさを比べています。 一人ずつ抱っこしました。 赤ちゃんの1日を教えていただきました。 第2回 9/11 ●1回目には、初めての体験に、少し緊張していた2年生でしたが、2回目の今回は、「大き くなっている!」「はいはいができるようになっている!」と、2か月間の成長ぶりを驚き ながら喜んでいました。 ●前回は、初めての環境だったことや2年生が緊張していたこともあり、 よく泣いた「赤ちゃん先生」ですが、今回は、ニコニコ笑顔で、2年 生と遊んでいました。 ●どの「赤ちゃん先生」も、一人で「お座り」ができるようになってい ましたので、遊ぶのは楽になりましたが、はいはいで行きたい所に行 こうとするので目が離せません。お母さんは、どちらにしても大変だ ということが分かりました。 児童につかまって立ち上がろ ●残念ながら、この日は2名の「赤ちゃん先生」が、「発熱」と「手足 うとしています。 口病」で休んでいました。休んだ「赤ちゃん先生」のお母さんからは、 写真とお手紙が届けられ、赤ちゃんの看病の大変さも教えていただきました。 ●児童が囲んだ輪の中を「赤ちゃん先生」は歩きまわ て た 「 た周児 赤 ります。児童たちは、自分のところに来てほしいの まり童 ち りのの ゃ で「おいで、おいで」をして自己アピールするので ま児嬉 ん せ童し 先 す。「赤ちゃん先生」に、「このお兄ちゃん」とばか んもそ 生 。選う 」 りに抱きつかれた児童の嬉しそうな笑顔に「赤ちゃ ばな に ん先生」の力を改めて確認しました。 れ笑 選 顔 た ば く。 れ 第4回 12/11 ●第4回の「赤ちゃん先生」の参観に行きました。第3回を参 観できなかったので、第2回から3か月も経っていたので、 私自身が、 「赤ちゃん先生」の成長ぶりに驚きました。 ●この日は、お母さんがノロウイルスに感染したために、一人 の「赤ちゃん先生」が、お休みでした。お休みのお母さんは、 発熱や嘔吐の中でも、 「赤ちゃん先生」の写真を子どもたちに送ってくださっていました。 は ●お母さんたちは、 「赤ちゃんがお腹の中にいる時のエコー写真」や「背丈を図るメジャー」 などを持参して「赤ちゃん先生」の成長ぶりが分かる工夫をしていました。 ●お母さんから様々なことを教えていただかなくてはなら ないのですが、既に、1歳になっている赤ちゃんは、じっ としていません。「はいはい」も速くなり、また、歩くこ ともできるようになっています。子どもたちは、「赤ちゃ ん先生」の後をついて行くのが大変でした。 ●「はいはい」の後、立ち上がった時には、「1,2,3, 4、・・・・・・」とどれだけ長く立っていられるかをみ んなで声を揃えて、数えていました。 ●4回目ともなると「赤ちゃん先生」への接し方も慣れて、 最初から最後まで泣き続けていた 自然に抱っこしたり、あやしたりしていました。また、同 赤ちゃんをどうにかして、泣きやまそ じ赤ちゃんの成長を観察していますから、自分の子どもの うと努力する男子たちの微笑ましか ったこと! 成長を喜ぶお母さんやお父さんになっているようでした。 残念ながら泣き止みませんでした。 第5回(最終回) 2/1 ●この日のテーマは、『みんなの未来』でした。2年生が「赤ち ゃん先生」に向けて書いたお手紙の披露でした。各班で車座 になって、一人ひとりが読みました。 ●感心したのは、赤ちゃんの7か月間の成長を喜ぶと同時に、 その成長に自分の成長を重ねていることでした。一人ひとり が、大切な命であることの確認や、優しい気持ちの大切さ、 未来に向けて自分らしく生きていくことの決意がありました。 ●感謝の手紙を読んだ後は、班ごとに「赤ちゃん先生」を囲んで、遊びました。前回、ずっと 泣き続けていた「赤ちゃん先生」の班では、今回も、ぐずるその「赤ちゃん先生」を何とか、 あやそうとみんなで協力して「だるまさん」の絵本を読みました。 ●なかには、泣いている「赤ちゃん先生」の鼻水を、ティッシュペーパーで拭いてあげる児童 もいました。その児童は、前回、泣き続けていた「赤ちゃん先 生」を泣きやまそうと努力していた男子です。(その行為には、 お母さんもびっくりしていました。) ●1回ではなく、7か月にわたって赤ちゃんの成長を見るという 「赤ちゃん先生」の真価を確認することができた最終回でした。 ●手紙の後に、赤ちゃんとお母さんを囲 んで、感謝の気持ちを込めて歌いまし 身振り、手振りをつけて、感謝 の気持ちを表現しました。 た。お母さんたちは、感動して涙ぐん でいました。改めて、歌の力の素晴らしさを実感しました。 ●今回は、 「赤ちゃん先生」のスポンサー会社の方々が来られて いましたが、子どもたちの様子に満足され、今後も支援をし てくださると話されていました。