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OBP-1101(テロメスキャン F35) に関する研究が 手術手技研究会第 43

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OBP-1101(テロメスキャン F35) に関する研究が 手術手技研究会第 43
平成28年5月25日
各位
会
社
名
代 表 者 名
オンコリスバイオファーマ株式会社
代 表 取 締 役 社 長
浦田
泰生
(コード番号:4588)
問 合 せ 先
常
管
務
理
取
締
担
役
当
六反田
靖
(TEL.03-5472-1578)
OBP-1101(テロメスキャン F35) に関する研究が
手術手技研究会第 43 回奨励研究賞を受賞
当社が血中循環がん細胞検査薬として開発を行っている OBP-1101(テロメスキャン
F35) について、種村匡弘先生(大阪警察病院消化器外科部長(肝胆膵外科)兼 大阪大
学大学院医学系研究科招へい教授)が、手術手技研究会第 43 回奨励研究賞を受賞されま
したので、お知らせいたします。
今回の研究は、膵臓癌患者に対し、がん細胞のテロメラーゼ陽性細胞で特異的に蛍光発
光を促す OBP-1101 を用いて、血中循環がん細胞(CTC)とがんの転移・再発との関連につ
いて検討を行ったものです。
膵臓癌は発見された時には進行期である場合が多く、術後の再発率の高さから、治療成
績向上と転移・再発の機序解明による予後改善が臨床の課題となっています。今回は治療
成績向上を目的とし、膵臓癌症例に対し術前化学放射線療法(NACRT)を行い、またその
治療効果を CTC によって評価し、患者予後との相関を解析しました。
本研究の結果、NACRT を行った症例において、NACRT 前より CTC 陽性の患者では、
NACRT 後の CTC 数が増加してしまう症例が散見され、膵癌切除後も CTC 陽性が持続し術後
早期より肝転移など再発のリスクが高くなることを確認できました。また、NACRT 未実施
例では、膵癌切除術前・後共に CTC 陰性、または術後 CTC が陰性化した症例では再発する
ことなく生存した例が多く存在していました。
【大阪警察病院消化器外科部長
種村匡弘先生からの研究結果に関するコメント】
「今回の研究結果から、OBP-1101 を用いた CTC 解析は、膵癌の治療効果・予後判定の良好
なバイオマーカーとして臨床応用が期待できると考えています。また現在、膵癌患者に対
し術前治療が行われていますが、術前治療開始前の CTC 検出の有無により患者の治療選択
が可能となり、術前治療のさらなる効果向上が期待できると考えています。」
【オンコリスバイオファーマ株式会社 浦田泰生代表取締役のコメント】
「歴史と権威ある手術手技研究会から種村先生が受賞されたことは当社としても大
変喜ばしく、心よりお慶び申し上げます。当社の OBP-1101 が臨床の現場で使用され、
膵臓がん治療成績の向上への貢献につながることを期待しております。」
なお、受賞発表概要は以下となります。
第 70 回手術手技研究会
日程:
平成 28 年 5 月 21 日 (12:40 より第 43 回奨励研究賞の発表)
研究課題: 次世代型末梢循環癌細胞検出法(F35 テロメスキャン)を応用した胃
癌・膵臓癌患者における転移・腹膜再発の機序、治療抵抗性解明と
その打破
研究代表者:種村匡弘
所属:
大阪警察病院 消化器外科部長(肝胆膵外科)
大阪大学大学院医学系研究科 招へい教授
HP:
http://square.umin.ac.jp/jsast/
以上
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