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給食だより
給食だより 北区立王子第二小学校 平成28年9月30日 朝夕の気温が低くなり、秋らしさが感じられるようになりました。 「実りの秋」といわれるように、食べもののおいしい季節です。 いろいろな食べものを食べて、元気に体を動かし、おいしい秋を楽しみましょう。 ■ 骨は20歳までしか作られない!? ※骨量とは・・・ 骨全体に含まれるミネラル量、 すなわちカルシウムの量のこと 図 年齢と骨量の変化 カルシウムを体にためることができ るのは、20歳ごろまでと言われ、そ れからは骨の中のカルシウムがどんど ん減っていきます。 「骨の貯金」は、若いときほど効率よ くできます。 ■ ご存知ですか? 食塩の摂取目標量 「日本人の食事摂取基準」が昨年改訂され、食塩の摂取目標量はさらに低い値になり、18 歳以上で1日あたり男性8g未満、女性7g未満となりました。6歳~12歳では、年齢・性別によ り差はありますが、1日あたり5~8g未満が目標です。 ある調査では、子どもたちの9割以上が基準値以上の塩分をとっているとの結果も出ており、 大人だけでなく子どもたちの減塩対策も大切となっています。 北区の小学校給食では、1食あたり塩分2.8g未満が基準です。給食でも取り入れている減 塩の工夫を紹介します。 ■ うす味でもおいしく食べられる減塩のポイント ① 料理をひと工夫 *「だし」の風味を利用する。 *香辛料(カレー粉・わさび・とうがらし・こしょう等)を使い、味にメリハリをつける。 薬味(しそ・ねぎ・みょうが等)を使い、味にアクセントをつける。 *酢やレモン汁など、酸味を使う。 (酸味はうす味を感じにくくさせ、おいしく食べることができる。) ② カリウムを多くとる カリウムは、ナトリウム を尿とともに排泄してくれるミネラルです。 カリウムの多い食品をたっぷりととりましょう。 ◇カリウムの多い食品 「骨粗しょう症」は、骨の成分のカルシウムなどが減少し、骨がスカスカになってしまう病気で す。成長期に十分に骨量を増やしておかないと、将来「骨粗しょう症」になるリスクを高めてしま います。骨粗しょう症になるリスクを低くするためにも、骨が成長する今の時期に、カルシウム をしっかりとり、じょうぶな骨づくりをしておくことが大切です。 ■ じょうずにとろう! カルシウム 日本人は、長い間カルシウムの摂取量が必要な量に達していません。また、カルシウムは一度に たくさんとっても吸収できる量が限られています。成長期には、毎日の生活の中で、牛乳・乳製品、 小魚や海そう、大豆製品、小松菜などの青菜の野菜を、コツコツとっていく必要があります。 □ 効率のよいカルシウムのとりかた ビタミンCとDには、カルシウムの吸収率を上げ るはたらきがあります。 カルシウムと一緒にとることがおすすめです。 ほうれんそう バナナ さといも ひじき 納豆 ③ 食べ方を工夫する *めん類の汁は、少なくても半分は残す。 *しょうゆやソースは、かけるよりもつけて食べる方が、塩分の摂取量を少なくできる。 *見た目より塩分が多い加工食品(ハム・チーズ・ねり製品・パンなど)に注意する。 加工食品を利用する場合、栄養表示を見て食品を選ぶ。 【一口メモ】 食品の栄養表示の「ナトリウム」から、下の式で食塩相当量を計算すことができます。 ★ ナトリウム(g)×2.54=食塩相当量(g) 覚えておくと、買い物をするときや外食時にも使えます。 ●ビタミンCの多い食品:ピーマン・ ブロッコリー・レモン・キウイ・いちごなど 子どものうちから濃い味つけに慣れてしまうと、大人になってからうす味に することは難しくなります。 ●ビタミンDの多い食品:魚類・きのこ類 給食でもだしをきかせ、できる限りうす味を心がけています。 ご家庭でもこの機会に、ぜひ減塩を意識いただければと思います。