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主な表面処理
132-注意 07.8.22 2:06 PM ページ136 主な表面処理 (JIS H8615より抜粋) 工業用クロムめっき 主として耐摩耗性、耐食性を付与する目的のクロムのめっき めっき硬さ HV800以上 種類及び記号 めっき前後の加工方法の記号 種類 等級 記 号 めっき厚さ めっき前 めっき後 工業用クロム めっき 1級 MICr 1 0.002以上 バフ仕上げ 1BF 2BF 2級 MICr 2 0.01 以上 ブラスト仕上げ 1SB 2SB 3級 MICr 3 0.02 以上 グラインダ加工 1G 2G 4級 MICr 4 0.03 以上 5級 MICr 5 0.05 以上 6級 MICr 6 0.1 以上 電解メッキのため、端部、エッジ部にメッキが厚く付く特性があります。一般的にヤキイレシャフトは、MICrlー2BF(めっ き厚2∼5μ、バフ仕上げ)が多く、2種(10μ)以上のメッキ厚については、仕上げ公差により、研削仕上げにて加工い たします。台形送りねじにつきましては、ねじ歯面のエッジ部にめっきが厚く付く特性があります。 無電解ニッケルーりんめっき (JIS H8645より抜粋) 主として耐摩耗性、耐食性を付与する目的でりん2∼5%を含むニッケルめっき めっき硬さ HV500以上(熱処理にてHV600∼1000) 種 類 無電解ニッケル ーりん めっきの 最小厚み 等級 1級 2級 3級 4級 5級 6級 7級 鉄及び鉄合金 3 記 号 ELpーFe/NiーP 3又は[1] 銅及び銅合金 ELpーCu/NiーP 3又は[1] アルミニウム及びアルミニウム合金 ELpーAl/NiーP 3又は[1] 鉄及び鉄合金 5 ELpーFe/NiーP5又は[2] 銅及び銅合金 ELpーCu/NiーP5又は[2] アルミニウム及びアルミニウム合金 ELpーAl/NiーP5又は[2] 鉄及び鉄合金 10 ELpーFe/NiーP10又は[3] 銅及び銅合金 ELpーCu/NiーP10又は[3] アルミニウム及びアルミニウム合金 ELpーAl/NiーP10又は[3] 鉄及び鉄合金 15 ELpーFe/NiーP15又は[4] 銅及び銅合金 ELpーCu/NiーP15又は[4] アルミニウム及びアルミニウム合金 ELpーAl/NiーP15又は[4] 鉄及び鉄合金 20 ELpーFe/NiーP20又は[5] 銅及び銅合金 ELpーCu/NiーP20又は[5] アルミニウム及びアルミニウム合金 ELpーAl/NiーP20又は[5] 鉄及び鉄合金 30 ELpーFe/NiーP30又は[6] 銅及び銅合金 ELpーCu/NiーP30又は[6] アルミニウム及びアルミニウム合金 ELpーAl/NiーP30又は[6] 鉄及び鉄合金 50 ELpーFe/NiーP50又は[7] 銅及び銅合金 ELpーCu/NiーP50又は[7] アルミニウム及びアルミニウム合金 ELpーAl/NiーP50又は[7] 均一にメッキが付きますが、硬質クロムめっきより、硬度は低く、耐摩耗性は落ちます。熱処理により硬度を上げることは できますが、加熱するため、焼入れシャフトの素地の硬度の低下、歪みの発生がある場合があります。 136 137