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第2回 駅西口周辺地区歩行者・自転車交通環境向上推進協議会 会 議 録

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第2回 駅西口周辺地区歩行者・自転車交通環境向上推進協議会 会 議 録
第2回 駅西口周辺地区歩行者・自転車交通環境向上推進協議会
会 議 録
日時:平成23年5月10日(火)9時30分~12時00分
場所:駅周辺地区の現場調査後
旧横浜ゴム平塚製造所記念館「八幡山の洋館」 第1会議室
議題
(1)駅西口周辺地区の交通課題の整理
【出席者】
所 属
学識
経験者
東京海洋大学海洋工学部
氏 名
教授
横浜国立大学大学院工学研究院
准教授
神奈川中央交通株式会社
交通
事業者
道路
管理者
公安委員
会
運輸計画部次長
(社)県タクシー協会相模支部
平塚地区会 江南交通㈱営業所長
平塚市土木部道路整備課長
岡村 敏之
副座長
三木 健明
若林 孝則
升水 一義
平塚商工会議所 常議員
(代理) 平塚営業所
助役 小島 弘明
(随行) 事務局
門園 良崇
荒川 薫
平塚市商店街連合会 会長
公園通り西口商店会 副会長
関係
座長
山口 富司
副理事長
濱田 純一
長嶋 徹
小泉 光一郎
団体
崇善地区自治会連絡協議会
紅谷町自治会長
平塚市交通安全協会 副会長
財団法人平塚市文化スポーツ
まちづくり振興財団 総務施設課長
摘 要
兵藤 哲朗
平塚警察署交通第一課長
紅谷パールロード商店街振興組合
代理及び随行
武井 徳一
野島 和夫
(代理) 総務部長
朏島 年勝
川村 潔
市民
鈴木 奏到
市民
山田 照夫
経済部商業観光課長
瀬戸 雅史
市民部くらし安全課長
鈴木 千代治
平塚市
(代理) 課長代理
津田 勝稔
代理
【事務局】
平塚市
所 属
氏 名
まちづくり政策部長
秦野 宏昭
まちづくり政策課長
小山田 良弘
まちづくり政策課 課長代理
まちづくり政策課 主査
摘 要
小林 岳
谷田部 栄司
(1)駅西口周辺地区の交通課題の整理
(座長)
西口周辺ということで焦点を絞っているが、西口だけ改善すればよいという問題
ではないと思う。現場調査の際に気になったのは、大きな駐輪場が西口に出来たり
しているが、東から自転車で来る方も西口の駐輪場でニーズを受けるのか。東から
来るルートも安全なものであるのか。それを考えると資料4の地図の範囲を超えた
検討も必要ではないのか。そもそも東から来る方も西口の駐輪場で受けるのかどう
か根本的に考えなければならないので、西口周辺だけではない課題にもなってくる。
(委員)
西口の交通の流れを一方通行にしていくなどの記事が街の新聞にフリークされ
ているとのことであるが、市で既にそのようなことを決めて進めているのかどうか、
この協議会をやる前に発表しているので説明をいただきたい。
(事務局)
総合交通計画を昨年策定した。その中に交通戦略というものがあり、平塚駅周辺
地区の交通戦略プランの一つの解決方策として、例示として挙げている。これを受
けて今回、このような協議会を設立し、この協議会で意見をいただいてから実施へ
向けてどのような課題があるのか整理しながら、必要に応じて社会実験をして一方
通行化できるのか、または別の方法で解決できるのか、この場で議論していただく
といった状況である。一方通行化をすると決めたわけではない。
(委員)
「ポンパドール」と「ラスカ」の新館(荷捌き車両の入口)の間のところが送迎
の車が一番多い。ここで降りると「ラスカ」の新館からエスカレーター又はエレベ
ーターを利用して直結で駅へ行ける。一番この場所がアクセス的に良い。以前は北
口のロータリーのバスとタクシーが停まる場所に、違法であるが一時的に一般車両
も停められた。それが現在は停められなくなった。一般車両用の場所へ停めるとエ
レベーターを利用しない人は階段を使って地下へ降りて、電車を利用するのに地下
から昇らなければならない。時間的にロスするため、北口で降りる人は減っている。
エレベーターを利用している人は少ない。若い人は良いが、高齢の人は降りて、ま
た昇るということはしない。そのため圧倒的に「ポンパドール」と「ラスカ」の新
館の間のところへの送迎が多い。また駅前大通り線から来た時に一般車両がロータ
リーのどこで曲がったらよいか分かりづらい。タクシーの場所に紛れ込んでしまい
怒られてしまうケースも非常に多い。以前よりもはるかに分かりにくくなっている。
そのようなことで北口の利用が減っている。
(委員)
以前より分かりにくくなったということは改善されているというより、改悪され
ているということか。
(委員)
バリアフリーが優先されたことにより、以前より分かりにくくなった。
(委員)
課題を構造的に分解しないといけないのではないか。駅周辺にこれだけの駐輪場
を作っても平塚市の交通の10年間の変化をみても分かるように駅から2km位
の範囲のところからの自転車はものすごく増えている。来る人も駅から降りて行く
人も非常に増えている。これから周辺の人口は減って、既成市街地にマンションが
もう少し建つと思う。自転車が明らかに増えると思うが、それはどのような人達か
ということ、少なくとも今はどのような人達かということのもう少し客観的なデー
タがほしい。先程のバリアフリーしたのに、結局利用する人が少なくなったという
ことは需要構造が変わったからということもあるので、そのようなデータは重要な
のかと思う。問題点の中で需要の問題と供給側の駐輪場の量の問題と位置の問題が
ある。今回も西口第1駐輪場が出来たが、横に駐輪場が分布している状況で東西か
らの需要が多いのであるが、量と位置の問題、またそこへ行くまでのルートが多様
化してきているのでルートの問題があるのではないか。資料では錯綜しているポイ
ントなどがでているが、なぜそのような状況になるのかなどを構造的に分解して考
えた方が、次の議論ができるのではないかと思う。
(座長)
よくやるのはルートの調査である。西口の駐輪場で定期利用の方に地図を配布し
てどこから来ているのかルートを書いてもらう。数百サンプルでもかなりのことが
よく分かる。そのようなデータがあると経路の問題、どこで錯綜するのかなどの問
題がかなり把握できる。費用はさほどかからないので、ぜひ検討していただきたい。
(委員)
南町通東浅間線と平塚駅花水線の交差点や平塚駅花水線の中央地下道の上やパ
ールロードや駅前通り線の現状をぜひ交通安全協会や学校の PTA の防犯などの対
策の組織もあるので、小中高生に見せて、場合によっては駅前のシルバー人材の方
が一生懸命、片づけているところを中学生に体験学習してもらうなど短期に問題認
識を一般の人にもってもらうことなどのハード整備以外にやらなくてはいけない
こともあるのではないか。
(座長)
西口だけではなく、全域の駐輪の量をどのように配置しようとしているのか。パ
ールロードの駐輪を排除しようとしているが、受け皿としてどこを考えているのか
などの全体像があると思うが、それを基に議論した方がよいのではないか。そのよ
うにすると問題を構造的に分解して整理していくことに関連していくのではない
か。
(委員)
パールロードを駐輪できないようにしているが、平塚市としては新しく作った駐
輪場へ停めてほしいという意図があると思うが容量の問題はどうなのか。自転車に
乗っている人の心理状態はどうなのか。諸外国の中国や香港などでは車がぶつかっ
たら、ぶつけられた方が悪いということになっている。日本では歩いている人が一
番偉いとの心理状態を持っていると思う。車を運転している人が一番おとなしくて、
歩いている人が一番偉いと思っている。自転車を乗っている人はその中間の心理状
態であると思う。車にはいろいろな罰則があるから、おとなしくなっている。歩い
ている人は心理状態は一番強いが、ぶつかると自分が傷つくということで歩道をお
となしく歩いている。その中間の心理状態の自転車に乗っている人は罰則もないし、
急いでいるということで縦横無尽に走っている。駐輪する場所も自由にできてしま
う。今後、平塚市の条例でどのようにできるか分からないが、警察の問題であるか
も分からないが駐輪に対する罰則や平塚市では無料だが、他の都市でやっているよ
うな運ばれたらお金をとるなどしてここへ停めてはいけないんだということを明
確にやっていかないといつまでたっても改善されないし、有料駐輪場へ停めてはく
れないのではないか。また走り方では自転車に乗っている人は車より強い立場で走
っているので、自転車に乗っている人にルールを守ってもらうという意味での罰則
規定を設けないと安全が確保できないのではないか。
(座長)
条例でも罰則規定をつくるということは、なかなか難しいと思うので、教育でき
ちんとルールを遵守するようにするなどが必要になってくる。自転車に乗っている
人は保険に入っていないので、歩行者にぶつかって、一瞬にして中学生が3000
万円の賠償を背負ってしまうなどの問題を発生させる状況が多い。原則は歩道を走
る自転車というのは時速6~7kmで徐行して走らなければならないが、それを知
らないで走っているので、教育などで対応していくことが必要である。また平塚の
駅前空間は自転車がどこを走ればよいのか、空間の確保が基本的にできていない。
原則は両方向ではなく、片側通行のきちんとした自転車レーンであり、快適に走れ
る自転車空間を分離して作ることも一つの手立てである。それがまたルールを守る
育成にもつながるのではないか。
(委員)
パールロードのカラーコーンを置いている意味というのは、駐輪場が出来るにあ
たって、全体の規制を受けない中で駐輪に対する取り締まりをすることは容量も足
りないし、問題があると思うが、最低限、横断歩道の上に置いてはいけない、バス
停へ行く道へ置いてはいけない、障害者用のマークの上には置いてはいけないなど
そういう部分だけは現状の中でも絶対に守らないといけないということである。そ
のために設置していて、基本的にこの部分はまだ駐輪禁止などのレベルにはいって
いないが、いっていない中でも人間としてやるべきではない部分だけ最低限でも今
取り締まろうと提案をして市くらし安全課にしてもらっていると解釈しているが
よいか。
(委員代理)
容量の問題については短期的には現状の駐輪場だけでは足りると思っていない。
今後も西側の西口臨時自転車駐車場を2層3段の自転車駐車場に財団法人平塚市
文化スポーツまちづくり振興財団と連携してやっていく考えである。保管料につい
ては条例改正の準備は進めており、保管料だけではなく、原付バイクの放置対策も
考えていきたいと思っている。カラーコーンについては4月6日から10日間にわ
たって職員、商店街、交通安全協会その他の方々にご協力いただきながら紅谷パー
ルロードに立って、自転車を停められない場所であるということを先ず使っている
方に分かっていただくような活動として行った。駅西口第1駐輪場の一時置きが埋
まってしまうのはだいたい10時半である。商店街でお勤めされる方々にもなるべ
く駐輪場を利用してもらえればよいと第1段階では思っている。その関係で商店会
長にもお願いして各店舗に駐輪場の利用をお願いするような回覧をしてもらって
いる。本来ならばみんながルールを守って、きれいな整然としたまちなみになるの
が望ましいが、現状ではそれを除々に進めているような段階である。
(副座長)
今までの議論を聞いている中では、来る自転車は何とかして受け入れるという前
提のように思える。例えば近い人は歩いてくださいとか歩きやすいまちにしていく
というような話はなかったように思える。自転車で来て買い物をする、または電車
に乗るというのは便利なので、受け入れられるのであれば受け入れるというような
やり方になるし、総量は今より絶対に増やさないというのであれば、増やさないた
めに別のやり方をやる。どちらをとるかで今後の走行空間の議論も変わってくるの
ではないかと思う。
(委員)
総合交通計画ではパークアンドライドを推進しているので少し矛盾している。街
中になるべく自転車をいれるのはやめようという雰囲気が平塚にはない。来たもの
は全部受け入れようという他の街とは違う意識がある。整理員がいるのもそのよう
な理由からではないか。また目的として、歩行者と自転車双方の安全な通行空間の
確保となっているが本当にそうなのか。もちろん自転車は受け入れなければならな
いが、自転車は車両等に属し、交通規則によって規制され、また置いた瞬間にバリ
アになってしまうので歩行者と全く違うものと思っている。それをイコール扱いす
るのはどうなのか。平塚駅花水線の線路沿いのところについても警察は「かってこ
屋」の前で一旦停止を夜に取り締まっているが、自転車の取り締まりは行っていな
い。バイクと自動車については徹底的に行っている。
(委員)
自転車は反則通告制度の適用を受けないので、県警としては検挙もあるが、先ず
は警告をするようにしている。警告を前提にして聞かない場合は検挙というように
している。自動車、バイクは反則制度なので青切符をきって、1週間以内に反則金
を納めてもらうが、自転車に関しては赤切符ということで罰金になるので処罰の仕
方が違う。罰金の場合は前科になってしまう。そのため検察庁もそうであるが、先
ずは警告をするようにしている。
(座長)
ヨーロッパの例などをみると、もっと自転車を車両扱いしてきちんと車道を走ら
せるようにしている。自転車レーンなどを作って、そこを自動車も走れるようにし、
混合させるようにすると自動的に自転車も自動車と共同するようになり、きちんと
信号や一時停止を守ったりするようになる。そのようなやり方もある。
(委員)
西口のところに先行して駐輪場を設けているが、本来ならば資料4の赤い波線の
外側に自転車が置かれて、その中はあまり自転車が入るべきではないと思っている。
特に通勤自転車に対しては直近まで入ってくる必要があるのか。他の都市では外側
に通勤用の駐輪場施設が多い。そのような点で、平塚市では優先順位が反対になっ
ているのではないか。駅の直近ではなく、茅ヶ崎市のように駅から少し離れた周囲
に通勤用の自転車施設を設置することが正解であるように思う。通勤者は間違いな
く300mまでは歩いて駅まで行く。そのエリアに駐輪場を設置する方がより安全
なまちになっていくと思う。
(事務局)
現在の西口の第1駐輪場や西地、中地の駐輪場はあくまでも暫定的な駐輪場であ
る。駐輪場の本来の配置パターンというのは中心商店街の外側の部分であり、その
中は歩行者が安心して歩ける空間が望ましいため、総合交通計画でもそのように示
しているが、現在の状況の中で今、何をすべきかという観点から暫定駐輪場を作っ
て交通を整理することに取り組んでいる。
(委員)
送迎の自動車が北口から西口へ流れてきて、西口が多くなってきている。信号を
設置しようとか何をしようとか言っても西口の狭い限られた空間の中では難しい。
西口は非常に危険であるが、それゆえに皆が注意しているので事故が起こらないと
いった状況にもなっている。西口へ来る送迎の自動車をきちんと処理するのであれ
ば、中央地下道の上部に10~20m位蓋をして北側から来る自動車が人を降ろし
て北へ抜けるといったことも必要である。西側から来る自動車は手前に何かを作り、
そこで人を降ろすといったような新たなスペースを作らない限りはうまく処理で
きないのではないか。昔からそのような話があったということなので、西口にその
ような U ターンスペースや降車場などを作っていかない限りは、難しいのではない
か。
(座長)
そのような駅前広場の機能をもたせるような設計なども検討に値するのではな
いか。
(委員)
金目川の西側からは自動車が増えていて、北側は圧倒的に自転車利用が多い。バ
スと時間はあまり変わらないし、少しであるが、値段も安い。結局、四ツ角の北側
へ自転車を停めても駅まで300m位歩く。西口へ駐輪場が出来れば当然、そこへ
集まる。短期の対応といっても「Times」や「オリックス」も含めたそのような場
所を全く手をつけないで、公共の道路側の空間だけで対応するとういうのは無理が
あるのではないか。長期になるかもしれないが、全体の駐輪場の配置とルートの動
線処理をどのようにするのかということをこの協議会で議論するのか、それとも交
通計画の戦略でするのか定かではないが、そのようなものがないと交通が益々集中
してしまうのではないか。この10年間ないし2、3年で交通量が増えてきていて、
後3年位経つと交通量がもっと増えると思うので、地下道の蓋やタクシーの待機場
所、送迎用のスペースなどもしっかりと検討しないといけないのではないか。北口
は更に改修するということはないと思うので、西口は物理的なことも考えていかな
くてはいけないのではないか。
(委員)
中央地下道の蓋については高さ制限に抵触する。そのため中央地下道の上を横断
する歩道は盛り上がっているような形状になっている。
(委員)
平塚の地形はフラットであるし、これから高齢化社会を迎えるので自転車はどう
しても欠かせない。それなのに自転車のマナーの低下が問題になっている。罰金な
ども含めたルール化などを早急にやらないとマナーの低下はなおらないと思う。ま
た商店街の買い物客も、これから高齢化してくるので自動車では来れなくて自転車
で来るようになるので、罰則や駐輪場の収容台数の確保と並行してマナーアップを
していかないといけない。自転車を排除するだけでは済まない問題なので、共存共
栄でやっていかないといけない。
(座長)
最近は高い自転車に乗る人が多くなっており、そのような人はマナーを守る傾向
にあるように思う。高い自転車を乗る人は盗まれると困るので、違法駐輪をしない。
そのような傾向を踏まえながら、マナーアップも絡めた具体的な計画を検討してい
ただきたい。
(委員)
西口の中央地下道に蓋を架けるには高さ制限があるということだが、何mまでな
らクリア出来るのかを調べてほしい。
(事務局)
それについては事務局で調べておく。
以上
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