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R② - 西宮山岳会

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R② - 西宮山岳会
クライミングセミナーに参加して
一般
O・M
世界の名峰を芸人が登るのをテレビで見て、漠然といつかは登ってみたいなあと
思っていたのですが、そんな自分に明らかに最も欠落しているものが岩登りの技術
でした。世界の高峰は、ロープを使う技術をもっていて当たり前。でも、ロックク
ライミングは、なんか恐ろしい。でもでも避けては通れない。どうしようか。そん
な矢先、ホームページでロッククライミングの講習会を探していて、ちょうど西宮
山岳会のロッククライミングセミナー2012を見つけたのが、すべての始まりで
した。
申込書に「参加資格は荒地山の岩梯子程度を登れる方」と書いてあったので、岩
梯子は行ったこと無いけど、とりあえず行ってみて、無理そうなら断りを入れよう
と申込みを行いました。申込書を送付し、さっそく荒地山の岩梯子に行ってみたと
ころ、あまりに楽勝だったので、「あれこんなもんか」と多少拍子抜けに思いなが
ら、トレランに切り替えて保久良神社へ駆け下りたのでした。まさか、その岩梯子
の真下に絶壁の城塞が牙を向いているとは、このときまったく露とも知りませんで
した。
座学で道具や心構えなど一通りの知識を教えていただき、早くも初日の蓬莱峡実
技の日がやってきました。宝塚駅のバス停で頼もしい講師陣やお姉(嬢)様方と合
流し、蓬莱峡へ。それまで、モトクロス等の練習場と思い込んでいた蓬莱峡が、実
は岳人のトレーニング場だったとは驚きでした。奇岩の織りなす風景の中、林を抜
けた先に現れたのは、大小2つの岩壁。大きい方は高いなあ、登れるかしらん?午
前中は、Tさんから、ハーネスの付け方等の初歩から、ロープの結び方、確保機の
使い方などなど、道具の使い方を実際に体験しながらじっくりと教わりました。一
歩間違うと、命を落とすことにもなりかねないので、真剣に教わります。さて、実
技トップバッターは、懸垂下降です。講師の方がしっかりとビレイやバックアップ
等を確認してくれるので、大安心です。これだけは、昔なんどかやったことがあっ
たので、ひそかに自信があったのですが、いきなり無残に打ち砕かれました。あれ、
体が下がらない。「もっと体を寝かせて、壁と垂直に立って歩くように降りる」と
指示が来るけど、ロープがするすると出てこない。エイト環の時はもっとするする
と出たような?「体重はかけてるんですが・・」とか細い声でのたまいます。たぶ
ん講習生最重量級の82キロの体重も、ここでは西川の羽毛布団並みに軽かったこ
とでしょう。自分の技術の無さにがっくり来ます。その後、小屏風岩に移り、左側
の簡単なグレードの壁に挑みました。下から見たら、結構足場もあって登れるかな
と思わせる壁です。クライミングも基本は足で登るという教えを忠実に守るべく足
を上げていくと、なんと、途中でたくさんあった足場が消えました。俺の体重を確
実にホールドできる足場はいずこに・・。確かに足をおいた跡はあるけど、あんな
ところに足をおいたら滑るやん、というような足場ばかりに見えてきます。普段滅
多にかかない手のひらの汗がしっとりする頃、ようようどうにか、登り切ることが
できました。
実技2日目は芦屋ロックガーデンで行われました。阪急芦屋川で合流し、3班に
分かれて行動開始です。Hさんの班になり、まずはA懸に向かいました。いろんな
本で読み聞きしていたけど、訪れるのは初めてだったので、楽しみです。沢からち
ょっと登ったところに突然現れたA懸は想像よりもはるかに低かったです。もっと、
大岩壁を想像していたけど、逆にこれなら登れそうな気がしたし、実際、一番簡単
なルートですが、登ることができました。
気分良く、次の目的地のキャッスルウォールに到着です。でかい。高い。おっか
ない。本気で帰りたくなりました。こんな岩場が荒地山に隠されていたとは。別の
山岳会グループが左側で懸垂下降の練習をする中、Hさんがするすると右のライン
を登っていきました。どのように足を置くのか、頭に入れようと追ったけど、覚え
られたのは3分の1ぐらいです。
自分の番が来て、出だしで四苦
八苦し、やっとのことで半分を
超えたら、もう下を見るのも怖
いので登るしかなくなりました。
これはとてもじゃないが岩梯子
どころではない。もしかして、
申込書は、
「逆立ちで岩梯子を登
れる方」の見間違いだったので
はないだろうか、などと考えな
がら、力の入る手は汗にまみれ、
チョークを洗い流す驚異の洗浄力を発揮しています。が、最後は途中の溝で行き詰
まり、ギブアップ。これほどまでに時間がたつのを忘れたのは久方ぶりに思います。
あともう少しで最期のカラビナに達せたと思うと、残念。下で待っていただいた方
には大変ご迷惑をおかけしました。降りる時は下を見る(見たくないけど)のも重
要だと教わりました。
さて、最終日は再び蓬莱峡で、いよいよ大屏風を登る日です。左端のほうのルー
トで途中1回ピッチを区切ります。Yさんがリードで登るので、初のリードビレ
イをしました。その後、講習生のUさんは何事もなく登り、自分もかろうじて登り、
中間点でビレイ。下は・・、見なかったことにしよう。今日習うリードビレイは、
今後最も使うであろう技術なので、しっかりと頭にたたき込もうと思ったのですが、
中間点で岩場に体を預けてからは、自分の角度ばかり気になって、今ひとつ頭に入
り切りませんでした。Yさんごめんなさい。
午後は、小屏風岩の右側が登ってみたいという自分の声に応えていただき、4級
のルートに講師の方がリードで登り、フォローでチャレンジしました。高さは、大
屏風やキャッスルウォールほどないし、これはいけるだろうと内心思っていました
が、結果は、一人敗退。勇んで最初にとりついたけど、途中で行き詰まって、身も
だえしているうちに力尽きました。
「降ろしてくださ~い」。高い木に上って降りれ
なくなって鳴くネコはこんな気分なのだろうか。UさんやTさんはするする上った
ので、悔しさは倍増です。
そんなこんなで、楽しくてちょっぴり怖い充実した4日間はあっという間に過ぎ
てしまいました。講師をはじめ山
岳会の方には、初歩からしっかり
と技術を教えていただき、大変あ
りがとうございました。安全をし
っかりと確認すれば、ロッククラ
イミングはそう恐れるものではな
いとよく分かりました。また、講
習で一緒になったみなさんとも山
を楽しめ、とても満足なセミナー
でした。帰りのキューッと冷えた
一杯は格別ですね(^_^)。
一般 J・H
初日はUさん、2日目はHさんとTさん、3日目はHさんとWさんにご教授いた
だきました。
ほか、Sさん、Hさん、Iさん、Mさん、Tさんにも有益なアドバイスを頂きまし
た。たったの3日間で、ど素人の私どもにリードクライミングまで触れさせていた
だき、感謝です。
講習者の方々、Kさん、Uさん盛り上げ役になって頂き、講習にリラックスして望
むことができました。Nさん、Tさん、Mさん、O君の頑張りにはこちらも頑張ら
ねばとパワーを貰いました。
せんじつ、50mザイルを買いました。明日天気がよければ甲斐駒仙丈への出発前に
復習してこようと思います。
西宮山岳会の更なる発展をお祈り申し上げます。
一般 K・A
今回の講習会で私がもっとも感じたことは、登山はおもしろい!特にロッククラ
イミングは、面白い!!ということでした。岩の壁を見ると、心がワクワクし、と
ても興奮している自分を感じました。実際に
岩を登ってみると、岩がとてもゴツゴツして
いて素手でつかむと指先が痛く、岩と戦って
いるっていう気持ちに成ります。そして、途
中で一歩も上に上げれなくなる時があります。
このときは、本当に自分を試されているよう
な気がします。
「ここで諦めたらあかん、何と
かして上へ行かなあかん」と心を決め、勇気
を奮い起しがんばると前へ進める。大袈裟な
ようですが、人生をより楽しいものにするた
めにも登山を続けて行きたいと思っています。
「登山、最高!!」
一般 T・H
座学一日と蓬莱峡
ロックガーデンでの 3 日間の実技は 私にとって とても
たのしい有意義なものになりました。
クライミングは今迄
少しかじった程度で
基本的な事は何もわかっていなかっ
たのですが、この講習で講師の方 スタッフの方に非常にわかりやすく、又ていね
いに教えていただき
ビレイの仕方
セットも程んどわからなかった私ですが
この 3 日間でようやくわかるかけた感じです。まだ少しあやしい?今回の講習で私
が感じた事はビレイの大切さ==個人の責任感、チームワーク
それに何でもそ
うですが楽しくなければ意味がないという事です。又機会があれば参加させて下さ
い。
次の沢登り講習会の方も宜しくお願いします。
講師の方、スタッフの方々
いました。
受講生の皆様
色々とお世話になり本当に有難うござ
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