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資料9 有機肥料の使用意向調査について

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資料9 有機肥料の使用意向調査について
資料9
有機肥料の使用意向調査について
1.調査の目的
町田市内の農地でどのくらいの有機肥料を利用してもらえる可能性があるかを検討する
ことを目的に実施する。
2.調査対象
市内の農家約 1,000 軒
3.調査方法
発送及び返送とも郵送
4.調査項目
○農業の現況
作物別耕地面積 農業従業者数 後継者 事業の見通し
○肥料使用について
化学肥料・有機肥料別の年間使用総量
○有機肥料について
入手方法、肥料の内容、課題等
有機肥料利用拡大の意向
○生ごみ肥料について
認知、印象、利用意向
○その他
5.スケジュール(案)
5月 アンケート発送
6月 アンケートの入力
7月 結果のとりまとめ
1
有機肥料の使用意向調査票(案)
問1
あなたの営農についてお尋ねします。
(1) あなたの営農形態についてお尋ねします。該当するものすべてを選び、栽培面
積や家畜の飼育頭羽数をしている数を記入してください。
1 稲作
(
a)
2 野菜栽培 露地栽培(
a)
施設栽培(
a)
3 果樹栽培(
a)
4 花き栽培 露地栽培(
a)
施設栽培(
a)
6 畜産(養豚
頭)
(酪農
頭)
(肥育牛
頭)
(採卵鶏
羽)
(ブロイラー養鶏
羽)
(2)現在、従事している人は何人ですか。(
(3)後継者はいますか
1 いる
2 いない
3 未定
(4)今後5∼10 年の事業の見通しはどうですか
1 現状維持
2 規模拡大の予定
3 規模縮小の予定
2
人)
問2
使用している肥料等についてお尋ねします。現在使用しているものに○つけ、
年間使用量、及び価格等をご記入ください。
(1)肥料
(1)−1 単肥
年間使用量
(kg)
使用している
ものに○
↓
窒素質肥料単肥
りん酸質肥料単肥
加里質肥料単肥
(1)-2
複合肥料
配合肥料(有機配合肥料等)
化成肥料
その他(
(1)-3
)
有機質肥料
動物質肥料(魚かす、骨粉等)
植物質肥料(油かす等)
その他(
)
(2)たい肥
剪定枝たい肥
バークたい肥
豚糞たい肥
牛糞たい肥
その他(
)
(3)土壌改良資材
石灰資材
リン酸資材
その他(
)
(4)(1)∼(3)以外
名称(
)
3
価 格 : 20 k g 1
袋価格、又は単価
が分かるように
問3
使用している肥料等について、問題点があればお選びください。
種類
問題点
(下記選択肢から)
(1)-1
単肥
(1)-2
複合肥料
(1)-3
有機肥料
(2)
たい肥
(3)
土壌改良資材
その他の問題点(選択肢5を選んだ場合は具
体的に記入してください。)
選択肢
1
2
3
4
5
使い勝手が悪い
成分にばらつきがある
量が確保できない
価格が高い
その他
問4 生ごみ肥料についてお尋ねいたします。
東京農業大学では生ごみからできた肥料「みどりくん」を開発しました。
あなたは、この生ごみ肥料「みどりくん」をどう思いますか。
1 関心がある
2 関心がない
3 わからない
※「みどりくん」とは、生ごみを乾燥して油分を絞るなどして製造した有機肥料です。農
家での栽培実験も成果を上げ、今回農林水産省の肥料登録も受ける予定です。この方法で
製造した肥料は、直径3ミリ、長さが5ミリのペレット状のもので、これまでのたい肥の
ようにねかせておくようなことは必要ありません。
問5
有機肥料、生ごみ肥料についてご意見があればご記入ください。
ご協力ありがとうございました。
4
資料10
農家訪問について(報告)
【目的】
東京農業大学生産環境化学研究室(後藤教授指導)により開発された生ごみ肥料「みどりくん」が実際に使
用されている世田谷区桜丘地区の農地を訪問し、使用状況等を農家にヒアリングする。
○じゅんかんチャレンジ桜丘推進協議会
4 年程前、東京農業大学が中心となり、世田谷区桜丘地区の特性を生かした「地産地消」を促進すると同
時に、当地独自の風景を守るための一助となる活動を目指し、「じゅんかんチャレンジ桜丘推進協議会」が
発足した。同協議会は、地域の学校やスーパーマーケットから排出される生ごみを自主的に回収して東京農
業大学において肥料に加工し、それを地域農家の野菜の生産に活かし、採れた野菜を地域の学校の食育・環
境教育の教材とするとともに、地域の家庭での消費を促すという「循環型社会」の構築を目指すことを目的
とし、地元の農家が参加している。
【概要】
桜丘地区で「みどりくん」を使用している農家は四軒あり、そのうち三軒の農地の視察と農家一軒に対する
ヒアリングを行った。
対象地区
東京都世田谷区桜丘
視察実施日時
平成 22 年 1 月 8 日(金)11:00∼12:00
案内者
東京農業大学:稲垣氏
見学者
加藤、市村、高梨、諏訪部、梅木(町田市)、佐久間、糠澤(ダイナックス)
訪問先
農地 1:池田農園
農地 2:直井農園
農地 3:岡庭農園(桜丘体験農園)
【ヒアリング】
二軒目の訪問先である直井氏に対して「みどりくん」の使用状況等に関してヒアリングを行った。
○栽培状況
農地はおよそ 2 反(約 20 アール)で、そのうち1反は野菜を栽培し、残りの 1 反は植木を植栽してい
る(1反≒9.9174 アール)。栽培している野菜はおよそ 10 種類(春野菜「茄子、胡瓜、トマト」
、秋野菜
「白菜、大根、小松菜、キャベツ」
)。大根、小松菜は全量「みどりくん」で栽培している。茄子、胡瓜、
トマトやそれ以外の野菜は「みどりくん」以外にも魚粉や油粕を追肥として投入している。植木には「み
どりくん」は使っていない。ブルーベリーも作っているが使っていない。
○「みどりくん」使用状況
「みどりくん」を導入する以前は、廃棄処分された畳くずを細かく切って糠に混ぜ、3ヶ月発酵させた
後に魚粉と混ぜて堆肥を作っていた。「みどりくん」を農地に投入し出したのは4年前からで、2年前か
ら肥料全量を「みどりくん」に切り替えた。全量を「みどりくん」とすることにより、自ら堆肥を作る必
要が無くなり、作業効率が向上した。成分的には「みどりくん」を使って良い結果が出ているが、味の比
1
較では若干違いはあるが食べ比べないと分からない。収量についても若干増加している感じはするが、あ
まり変わっていない。
「みどりくん」は、耕期に農地に播いて耕運機で耕して使用している。投入量はおおよそ以下のとおり。
春に作付けする野菜
30 袋
×
20kg/袋
=
600kg
秋に作付けする野菜
20∼25 袋
×
20kg/袋
=
400∼500kg
・投入量は東京農業大学より最初に教わった理論値どおり(若干多め)である。
・土壌診断の結果、酸性が強いことが確認されたので石灰を入れている。
(*「みどりくん」は肥料で土壌改良剤ではないので、他に土壌改良剤が必要)
・土の良し悪し等の感触については「みどりくん」投入以前と殆ど変わらない。
・一度「みどりくん」を投入するとその後六ヶ月は投入しなくて良い。
・「みどりくん」施肥後の最初の一週間だけは種を播くのはやめるようにと東京農業大学からは指導を受
けている。(従来の有機質肥料同様に施肥後、土壌中の微生物が有機物を分解し、窒素飢餓など起こる
ため。)
○「みどりくん」とその他の肥料の価格について
「みどりくん」を使用するようになってから、農協からは肥料関係のものは石灰ぐらいしか購入しなくな
った。他に使用するのは前述の魚粉と油粕である。通常の化学肥料は 1 袋(20kg)2500 円から 3000 円
するので、現在「みどりくん」を東京農業大学から無償でもらえるのは使用する側としては助かっている。
仮に、
「みどりくん」の無償支給が終了し、購入しなければならなくなった場合、直井氏個人としては、1
袋(20kg)1000 円以内であれば購入してもよいとのことである。
(直井氏は現在年間 50∼55 袋の「みど
りくん」を投入しているので、年間の購入価格は 50000∼55000 円程度となる)
。
○その他
・「みどりくん」を使用するようになってから、食品リサイクル・環境問題の事例として地元の小学生の見
学が多くなっている。
2
別紙1
町田市第7回審議会の結果(確認事項)
1.生ごみの資源化の比較について
(1)比較の表について
・ 生ごみの自家処理や分別収集が行われると、可燃ごみの収集の効率化が図ることができ
る。また、生ごみの自動選別機のコストやCO2も発生する。これらを考慮して再度整
理する。
(2)生ごみ資源化についての論点及び課題の整理について
・生ごみの自家処理の普及を検討するための意向調査(市民及び農家)を実施する
・バイオガス施設はどういう施設でどのくらいの広さが必要かの資料を収集する。
○基本的な考え方
・家庭から排出される生ごみは、資源化率 100%をめざす。
・生ごみ資源化はコストや環境負荷を配慮して進める。
・生成肥料は市内で優先的に利用するものとする。
・生ごみの資源化手法は自家処理を優先し、限界を超えるものはバイオガス化する。
・生ごみを分別収集して、大量にたい肥化する仕組みを町田市で導入するのは困難である。
2.ディスポーザーの普及について
・分流式で下水処理を行っている町田市においてはディスポーザーの普及の可能性はある
が、現段階では設備やコスト等の様々な問題もあり、今回の議論でディスポーザーを普
及するには難しい。
・ディスポーザーに限らず、下水汚泥と生ごみを一緒にメタン発酵する可能性はある。ご
みの部局だけでなく、下水処理の部局も一緒に町田市全体として何ができるかを考える
ことが必要である。
・審議会では一旦はディスポーザー以外の資源化方法を優先するものとするが、今後ディ
スポーザーについても引き続き勉強していく。
3.プラスチックの資源化実験
・予算制約がある中、実験室での実験と実機での実験の両方ができない中では、実機での
実験を優先する方がよい。
4.広報誌の発行について
ごみ減量啓発紙「ごみナクナ∼レ」については、事務局が原案をつくる。個別に意見が
あれば 2 月 10 日まで事務局に提案する。発行日は 3 月 1 日とし、審議会の承認を経て発行
する。
なお、市の案の文章は硬すぎるので、もう少し柔らかいものとする。わかりやすい表現・
1
市民の目線での文章化を心掛ける。
5.次回のテーマについて
・ 町田市全体のごみの減量・資源化の基本理念・方針及び目標等について確認する。
・ 未審議テーマ(事業系ごみ等)を検討する。
6.その他
・ 次回の審議会は 3 月 9 日(火)の 10:000∼12:00 へと変更となった
・ 次々回の審議会は 4 月 15 日(木)の 14:00∼16:00 となった。
7.第7回審議会における指摘を受けた資料の整理
第7回審議会における指摘事項
第 8 回審議会配布資料
○生ごみ資源化の比較(表)
- 生ごみ分別収集・自家処理による可燃 資料 3 生ごみ資源化の比較
ごみ収集運搬効率化に伴うコスト・ (資料 3-1 および 3-2)
CO2 排出量の削減
- 機械選別機の導入に伴うコスト・CO2
排出量の増加
- 家庭用生ごみ処理機の消費電力の比 資料 4 家庭用生ごみ処理機の消費電力について
較(乾燥式またはバイオ式)
○生ごみ資源化の論点及び課題の整理
- バイオガスプラント施設敷地面積
資料 5 メタン発酵施設敷地面積比較
- 生ごみ処理の普及を検討の意向調査
・生ごみ処理機普及可能性の把握
資料 8 生ごみの自家処理の可能性調査(案)について
・生ごみ肥料利用可能量の把握
資料 9 有機肥料の使用意向調査(案)について
○プラスチック実験の詳細
資料 6 プラスチック資源化実験について
- 実験の説明資料の事前公表
○広報紙等の原案作成
- ごみナクナーレ
資料 7 広報紙の発行について
(別紙「ごみナクナーレ」3 月 1 日発行)
- 広報まちだ特集号
- 広報 TV まちテレでの放送
○第8回審議会テーマ
- 町田市全体のごみの減量・資源化の理 資料 1 ごみの減量・資源化の基本理念・方針及び目
標(案)について
念・方向性等についての確認
- 未審議テーマの検討(事業系ごみ等) 資料 2 事業系ごみとその他の資源化物について
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