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危機意識アンケート集計結果(PDF形式 325 キロバイト)

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危機意識アンケート集計結果(PDF形式 325 キロバイト)
新潟県民「危機意識アンケート」結果について
防災局危機管理防災課
1
調査の目的
大災害や武力攻撃事態など広く危機に対する県民の意識を把握し、その結果を
今後の防災対策及び国民保護計画の策定等に活用するもの。
2
調査期間
平成17年10月21日(金)~11月11日(金)
3
調査方法
項目選択式のアンケート用紙(設問数 14 問)を送付し、無記名で回答・返送
4
調査対象
県内 6 市(新潟市、長岡市、上越市、柏崎市、十日町市、佐渡市)の県民の中
から1000人を無作為抽出し、調査について承諾を得た362人
5
回答数
331人
6
回収率
91.5%
7
主な集計結果
○懸念される危機のイメージとしては、
「地震や風水害などの自然災害」が最も多く 94.9%、
次に「原子力発電所や石油化学コンビナートなどにおける事故」が 56.8%となった。
「武力攻撃」
や「大規模なテロ」については、ともに 3 割を超え、大規模事故や大規模火災よりも高い
割合を示した。また、これらの「危機」に対する不安については、「(大変・ある程度)不
安を感じている」が 89.7%と高い割合を示した。
○自然災害の場合の災害時の情報取得先について、ラジオ 79.8%、テレビ 74.3%、インターネット
25.1%となった。 インターネットは 20~30 歳代で 39.4%と高い割合を示した。
○万が一新潟県に武力攻撃やテロがあるとした場合、その攻撃手段については「ミサイル攻
撃」が 58%で最も高く、ついで「危険物を有する施設の破壊」が 51.1%となり、対象に
ついては「危険物を有する施設(原子力発電所や石油化学コンビナートなど)」が 89.1%で最
も高く、ついで「港湾・空港施設」が 49.8%という結果となった。
○国民保護計画について、「知っている」・「聞いたことがある」が 22.9%、「知らない」
が 74.9%となった。「知っている」・「聞いたことがある」は、60~80 歳代が最も高く
31.6%、男性が 27%となり女性の 17.5%を上回った。
○行政に期待するものとして、自然災害・事故災害の場合は、「正確・迅速な情報伝達体制
の充実」が最も高く、次に「食糧など救援物資の備蓄」が続く。大規模テロや武力攻撃な
どの場合は、「正確・迅速な情報伝達体制の充実」のほか「未然に防ぐための対策強化」
も高い割合を示した。
1
新潟県民「危機意識アンケート」集計結果
回答者総数
331 人
男女比
年代比
男性
女性
80代
1.8%
20代
9.4%
70代
18.7%
60代
21.5%
169
159
51.1%
48.0%
30代
12.1%
40代
16.3%
50代
20.2%
若干若年層の回答率が低いものの、幅広い世代から、回答を得た。
設問1(懸念される危機のイメージ)
設問1(1)
私たちが生活している中で、地震などの自然災害やテロなど、多くの人々の命や生活の安定が失われる恐
れのあるさまざまな危機(以下の設問では「危機」という。)が存在していますが、あなたが特に心配することは
何ですか。
(複数回答可)
設問1(1)
94.9%
地震、風水害などの自然災害
18.4%
列車、航空機など交通機関の大規模事故
13.9%
大規模火災
56.8%
原子力発電所や石油化学コンビナートなどにおける事故
戦争やミサイル攻撃など他国からの武力攻撃
33.2%
大規模なテロの発生
33.8%
48.6%
SARS(新型肺炎)などの新たな感染症の発生
41.4%
無差別殺人などの凶悪犯罪
3.0%
その他
0%
10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100
%
危機のイメージとしては、ほぼ全ての回答者が、地震・風水害をあげており、一昨年の中越大震災や水害
の影響がでているものと思われる。他国からの武力攻撃や大規模テロを心配する人が、大規模事故・火災
より多数を占めている。
2
設問1(2)
あなたは、これらの「危機」に対して、不安を感じていますか。
設問1(2)
あまり不安
を感じない
0.9%
全く不安を
感じない
0.0% 無回答
4.8%
大変不安を
感じている
29.0%
どちらとも言
えない
4.5%
設問1(2)
20~30歳代
40~50歳代
60~80歳代
0%
10%
20%
30%
ある程度不
安を感じて
いる
60.7%
40%
50%
21.1%
60%
70%
80%
66.2%
28.1%
大変不安
3.3%
0.0%
3.3%
0.0%
53.2%
ある程度
どちらとも
100%
9.9% 1.4%
0.0%
1.4%
65.3%
33.8%
90%
あまり
2.9%
1.4%
0.0%8.6%
全く
無回答
(大変、ある程度)不安を感じているとした回答が、約9割を占め、多くの人が懸念されるさまざまな危機に対
して不安を持っているという結果となった。 20歳~30歳代で「大変不安」とした割合が若干低いが、(大変・
ある程度あわせて)不安を感じているとした割合は、どの世代でも8割以上となっている。
3
設問2 (自然災害などについて)
さまざまな危機のうち、自然災害や事故災害について、伺います。 設問2(1)
あなたが住んでいる地域が大規模な自然災害に見舞われた場合、自宅やその周辺にはどんな事態が発生
すると思いますか。(複数回答可)
設問2(1)
71.3%
多数の家屋の倒壊
火災の延焼
危険物等の爆発・炎上
土砂災害(地滑り、土砂崩れ、崖崩れ等)
浸水
地盤の液状化現象
津波の襲来
雪崩(冬期間の場合)
集落の孤立
自宅から出られない
窃盗・暴行・略奪など治安の悪化
その他 43.5%
12.7%
24.2%
39.3%
30.5%
12.1%
14.5%
11.5%
14.8%
16.6%
3.3%
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
自然災害により発生する事態として、家屋倒壊をあげた回答が7割を超え、大地震のイメージが大きく影響
していると思われる。
設問2(2)
実際に災害が発生した場合、あなたは、どこから情報を得ようと考えますか。(複数回答可)
設問2(2)
74.3%
テレビから
79.8%
ラジオから
25.1%
インターネット(パソコン、携帯電話など)から
29.6%
家族、親戚、知人などから
15.7%
自治会役員などから
42.6%
県や市町村から
警察、消防から
32.0%
自分であたりを見回る
32.3%
1.8%
その他 0%
10%
20%
30%
4
40%
50%
60%
70%
80%
90%
設問2(2)
0.0%
10.0%
20.0%
30.0%
40.0%
50.0%
60.0%
70.0%
80.0%
66.2%
20~30歳代
77.5%
39.4%
38.0%
5.6%
28.2%
26.8%
36.6%
2.8%
72.7%
15.7%
40~50歳代
28.9%
25.6%
29.8%
33.9%
0.8%
21.0%
テレビ
ラジオ
インターネット
43.8%
29.0%
29.0%
2.2%
82.6%
79.7%
79.0%
14.5%
60~80歳代
90.0%
家族など
49.3%
36.2%
自治会役員
県/市町村
警察・消防
自分
その他
いざという時の情報入手先は、テレビ、ラジオといった従来からの放送媒体に頼る傾向が大きく、一方、イン
ターネットを通じて情報を入手しようとする人は少数にとどまっている。インターネットの利用率は20歳~30
歳代で高い。どの世代でも、テレビ、ラジオの利用率が高い。
設問2(3)
あなたは、自分の住んでいる地域について、どのような事を知っていますか。(複数回答可)
設問2(3)
86.1%
隣の家の家族構成を知っている
50.5%
町内の半分以上の家の苗字を知っている
73.4%
町内会長の名前を知っている
39.6%
地震や大雨の際、町内のどこにどんな危険が発生するか見当がつく
68.6%
市町村の指定した避難所を知っている
26.6%
地元の市町村の作った防災パンフレットを読んだことがある
51.7%
自宅の周囲が、昔はどんな場所だったか知っている
37.5%
過去、地元でどんな災害があったか知っている
20.8%
地元で災害を経験した人の体験談を聞いたことがある
3.6%
その他 0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90% 100%
地域のつながりが希薄だといわれる中で、隣家とのつながりを示す回答が8割を超えている。一方、災害の
際の危険箇所や、過去の災害について知っている人が少なかった。
5
設問3(テロ攻撃などについて)
さまざまな危機のうち、他国からの武力攻撃やテロについて伺います。
設問3(1)
あなたは、新潟県内の地域・施設等が他国からの武力攻撃やテロの標的とされる可能性について、どのよう
に考えますか。
設問3(1)
可能性はな
いと思う
1.2%
可能性は低
いと思う
13.9%
無回答
4.8%
可能性は高
いと思う
16.9%
どちらとも言
えない
14.2%
設問3(1) 0%
20~30歳代
10%
20%
可能性はあ
ると思う
48.9%
30%
40%
21.1%
50%
60%
70%
47.9%
15.7%
47.9%
14.0%
60~80歳代
15.4%
48.3%
14.0%
ある
どちらとも
90%
14.1%
40~50歳代
高い
80%
低い
ない
100%
12.7%
15.7%
12.6%
1.4%
2.8%
0.8%5.8%
1.4% 8.4%
無回答
過半数を超える65.8%の人が、武力攻撃やテロの可能性を認識しており、特に、20歳代~30歳代が69%と
最も高い。しかし、どの世代でも過半数以上が武力攻撃やテロの可能性があり得るとしている。
6
設問3(2)
新潟県が他国からの武力攻撃やテロの対象とされる場合、その手段として可能性が高いと考えられるのはど
れですか。(複数回答可)
設問3(2)
海岸部からの軍隊の着上陸侵攻
35.0%
少数ゲリラ・特殊工作員による攻撃
35.6%
58.0%
特定施設を標的としたミサイル攻撃
19.6%
航空機による爆撃
51.1%
危険物を有する施設の破壊
18.7%
不特定多数の者が利用する施設の破壊
26.9%
放射性物質・生物・化学兵器の散布
9.7%
航空機等を用いた自爆テロ
2.1%
その他 0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
武力攻撃やテロの手段としては、ミサイル攻撃と危険物を有する施設の破壊の可能性か高いとする回答
が過半数を超えた。これまで日本あるいは世界で発生している事件等を踏まえた結果が出ているものと見
られる。
設問3(3)
新潟県が他国からの武力攻撃やテロの対象とされる場合、その標的となる可能性が高いと考えられるのは
どれですか。(複数回答可)
設問3(3)
89.1%
危険物を有する施設(原子力発電所や石油化学コンビナートなど)
26.0%
不特定多数の者が利用する商業施設(デパートやショッピングセンターなど)
31.4%
公共交通機関(駅や高速道路など)
49.8%
港湾・空港施設(新潟港や新潟空港など)
27.8%
自衛隊施設
11.8%
行政機関(県庁や市町村役場など)
その他
0.9%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100
%
原子力発電所等の重要施設に対する関心が極めて高く、次いで、港湾空港施設という結果となっている。
商業施設や行政施設に比べて、本県の特徴の一つである、原発、港、空港等の施設に対する関心が高
い。
7
設問3(4)
あなたは、武力攻撃やテロなどから住民を守るため、県や市町村が作成する「国民保護計画」を知っていますか。
設問3(4)
知っている
3.0%
無回答
2.1%
名前は聞い
たことがあ
る
19.9%
知らない
74.9%
設問3(4)
0%
10%
20%
30%
40%
50%
20~30歳代 2.8% 8.5%
40~50歳代0.8%
60%
80%
90%
87.3%
19.0%
60~80歳代 5.0%
70%
1.4%
77.7%
26.6%
2.5%
65.5%
知っている
聞いたことある
100%
知らない
2.9%
無回答
設問3(4)
0%
男 3.5%
女 2.5%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
23.5%
70%
70.6%
15.0%
聞いたことある
知らない
90%
100%
2.4%
79.4%
知っている
80%
3.1%
無回答
2割以上の人が知っており、年代別では60~80歳代が一番高く、男女別では男性の方が高い。
8
設問4(平素からの備え)
設問4(1)
あなたは、「危機」に対して、平素からどんな備えが必要だと考えますか。(複数回答可)
設問4(1)
88.2%
ラジオ、懐中電灯、救急セットなどの非常持出品の準備
68.0%
水などの飲食料の非常備蓄品の準備
25.7%
地域の自主的な防災活動への参加
29.0%
防災訓練などへの参加
55.9%
避難所等の確認
43.2%
関係情報等の把握
22.1%
各種保険への加入
その他
2.1%
特にない
2.7%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100
%
設問4(2)
あなたは、「危機」に対して、現在どんな備えをしていますか。(複数回答可)
設問4(2)
63.1%
ラジオ、懐中電灯、救急セットなどの非常持出品の準備
32.0%
飲食料などの非常備蓄品の準備
7.6%
地域の防災組織への加入
12.7%
防災訓練などへの参加
42.6%
避難所等の確認
13.3%
関係情報等の把握
19.6%
各種保険への加入
1.8%
その他
18.1%
特にしていない
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
危機に対する平素からの備えとして、ラジオ等の非常持出品及び水などの非常備蓄品の準備並びに避難
所等の確認と回答した人が多く、その備えとして行っているとの回答も多い。「防災訓練等への参加」や
「関係情報等の把握」の意識が低い。
9
70%
設問5(危機管理行政に対する関心)
設問5(1)
あなたは、国・県・市町村が「危機」に備えて行っている取組みについて関心がありますか。
無回答
5.7%
設問5(1) まったく関心
はない
0.0%
あまり関心
はない
6.6%
大きな関心
がある
29.9%
どちらとも言
えない
10.9%
ある程度関
心がある
46.8%
危機に備えての行政の取組みに対する関心は、(ある・ある程度ある)との回答が76.7%で、非常に高い。
設問5(2)(ア)自然災害・事故災害の場合
「危機」に備えた取組みについて、あなたが特に行政に期待するものは何ですか。(複数回答可)
設問5(2)ア)
39.3%
42.6%
公共施設の耐震化
河川改修などの減災対策
正確・迅速な情報伝達体制の充実
高齢者、障害者などの災害時要援護者に対する対応強化
負傷者に対する医療体制の充実
食糧、飲料水、医薬品など救援物資の備蓄
避難住民、救援物資等の輸送体制の整備
避難訓練の実施
災害ボランティアなどへの支援
県民への防災情報や知識の普及啓発
その他
80.1%
52.9%
48.0%
64.7%
53.2%
17.5%
20.2%
36.6%
1.8%
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
危機に備えた取組みで、自然災害の場合に行政に期待するものとしては、「正確・迅速な情報伝達体制の
充実」及び「食糧、飲料水、医薬品など救援物資の備蓄」等に対する関心が高い。
10
(イ)大規模テロや武力攻撃などの場合
設問5(2)イ)
68.3%
未然に防ぐための対策強化
大規模テロや武力攻撃などに対する国民保護計画の整備
正確・迅速な情報伝達体制の充実
高齢者、障害者などの災害時要援護者に対する対応強化
負傷者に対する医療体制の充実
食糧、飲料水、医薬品など救援物資の備蓄
避難住民、救援物資等の輸送体制の整備
避難訓練の実施
災害ボランティアなどへの支援
県民への国民保護に関する普及啓発
その他
38.1%
71.9%
34.7%
49.5%
51.7%
43.8%
13.6%
15.1%
26.0%
1.5%
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
自然災害や武力攻撃事態に共通して、特に行政に期待するものとしては、迅速、正確な情報提供を求め
る意見が多い。また、テロなどに関しては、未然に防ぐための対策強化を期待する面がみられる。
担当:新潟県防災局
危機管理防災課 県民保護係
電話 025-280-5716
ファックス 025-285-4752
E-mail [email protected]
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