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提言書 - 厚木市

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提言書 - 厚木市
(仮称)厚木市
人口ビジョン・総合戦略
策定に関する
提言書
平成 27 年 10 月
厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略会議
目次
1.提言に当たって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
2.(仮称)厚木市人口ビジョンについて
(1) 将来人口推計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
(2) 将来人口に及ぼす自然増減・社会増減の影響度・・・・・・ 3
(3) 目指すべき将来の方向・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
(4) 人口の将来展望・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
3.(仮称)厚木市総合戦略について
(1) 基本方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
(2) 達成指標と数値目標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
(3) 重点項目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
(4) 基本目標、施策の方向性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
ア 基本目標①・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
イ 基本目標②・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
ウ 基本目標③・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
(5) (仮称)厚木市総合戦略策定に関する提言内容のまとめ・・・ 15
(6) 総合戦略の効果検証・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
4.まち・ひと・しごと創生総合戦略会議概要
・・・・・・17
5.まち・ひと・しごと創生総合戦略会議委員名簿
・・・18
1.提言に当たって
昨年 11 月、少子高齢化の進展に的確に対応し、人口の減少に歯止めをかけるとと
もに、東京圏への人口の過度の集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確
保して、将来にわたって活力ある日本社会を維持していくために、
「まち・ひと・し
ごと創生法」が施行されました。また、国の「長期ビジョン」
・
「総合戦略」として、
平成 72(2060)年に1億人程度の人口を確保すること、そして、その目標を実現する
ための四つの政策目標が示され、こうした国の考えを踏まえ、現在、全国の市町村
で地方版の人口ビジョン・総合戦略の策定が行われています。
厚木市では、総合計画「あつぎ元気プラン」を策定し、将来都市像である「元気
あふれる創造性豊かな協働・交流都市 あつぎ」の実現を目指し、様々な施策を展
開しており、特に、子育て・教育環境日本一を目指した様々な施策や、全国でもト
ップクラスのインセンティブによる企業誘致を積極的に進めるなど、国に先駆けて
人口減少社会を見据えた施策に取り組んできたものと認識しています。
しかし、国のまち・ひと・しごと創生本部が作成した将来人口推計では、平成
72(2060)年の厚木市の人口は 155,111 人、
高齢化率は 38.8 パーセントになるものと
見込まれており、本市においても人口減少社会の到来や少子高齢化の更なる進展に
より、今後は厳しい財政状況に伴う市民サービスの低下が懸念されています。
そこで、公募の市民、産業界、行政機関、大学、金融機関、労働団体、メディア
等の関係者 17 人で構成する当戦略会議では、
厚木市が将来にわたって活力あるまち
で在り続けるための人口展望や、それを実現するための総合戦略に位置付けるべき
取組の方向性などについて、慎重かつ活発な議論を積み重ね、委員の総意として本
提言書をまとめました。
今後、この提言を踏まえ、さらに
多くの市民の意見を聴きながら、実
効性のある厚木市の人口ビジョン・
総合戦略が策定されることを望みま
す。
平成 27 年 10 月
厚木市まち・ひと・しごと
創生総合戦略会議
-1-
2.(仮称)厚木市人口ビジョンについて
「内閣官房まち・ひと・しごと創生本部」が「国立社会保障・人口問題研究所
『日本の地域別将来推計人口(平成 25(2013)年3月推計)
』
」に基づき行った本市
の平成 72(2060)年までの人口推計結果によると、
本市の平成 52(2040)年の人口は
195,413人、
平成72(2060)年には155,111人まで減少することが見込まれている。
このように本市においても人口減少社会が到来する中、本市が将来にわたって
活力あるまちで在り続けるためには、人口規模を維持していくことが求められる
とともに、バランスのとれた人口構成を確保することが重要である。
当戦略会議では、本市の人口動向や社会経済の動向、市民意識について徹底し
た分析評価を行うとともに、将来人口に及ぼす自然増減・社会増減の影響度につ
いて、事務局から示された六つのシミュレーションを基に現状と課題の整理を行
った。
これらを踏まえ、本市の目指すべき将来の方向性や人口の将来展望について議
論を行った結果、次のとおり委員の総意をとりまとめたので、この内容をできる
限り尊重した上で、国の長期ビジョン、神奈川県の人口ビジョン及び厚木市の総
合計画における平成 32(2020)年の人口目標とも整合性を図りつつ、本市の目指す
べき明確な将来人口展望を示されたい。
(1)将来人口推計
「内閣府まち・ひと・しごと創生本部」が行った将来人口推計は、平成
22(2010)年の国勢調査の数値を基に推計を行ったものであり、既に実数値が出
ている平成 27(2015)年の数値についても推計値となっていることから、推計値
と実数値について乖離が生じている。
このことを踏まえ、本市における将来人口推計を行う際には、平成 27(2015)
年の数値を「神奈川県年齢別人口統計調査(平成 27(2015)年1月)
」の実数値
に置き換えた上で、より現実的な推計を行われたい。
また、平成 32(2020)年の推計値については、本市の総合計画における人口目
標値を設定する上で見込んでいる開発インパクト 4,517 人を社会増として加え
た上で推計値を設定し、総合計画との整合性を確保されたい。
-2-
(2)将来人口に及ぼす自然増減・社会増減の影響度
地方自治体の人口に影響を及ぼす要因は、当然のことながら出生児数と死亡
者数の差による自然増減及び転入者数と転出者数の差による社会増減である。
この二つの要因が将来人口に及ぼす影響度について、事務局から示された六つ
のシミュレーションを基に分析を行った。
いわゆる東京一極集中が進む中、地方都市においては東京への転出超過によ
る社会減が人口減少の主たる原因となっているが、本市における今後の人口減
少の第一の原因は、これまで人口置換水準である 2.07 を大きく下回ってきた
合計特殊出生率である。また、社会増減において、最も将来人口に影響を及ぼ
す要因は、20 歳代の転出超過である。
これらの課題を踏まえた上で、さらに詳細な分析評価を行い、本市の目指す
べき人口の将来展望を示されたい。
(3)目指すべき将来の方向
公共施設の維持管理・更新、社会保障費の増大・税収等の減少など、人口減
少がもたらす市民サービスへの影響を最小限に抑え、バランスのとれた人口構
成を維持し、将来にわたって活力あるまちを実現するために、当戦略会議では
次の三つを本市が目指すべき将来の方向として提案するものである。
ついては、今後、人口ビジョン、総合戦略を策定する際には、これらの内容
を最大限尊重されるとともに、多くの市民の意見を聴いた上で、本市にふさわ
しい将来の方向を示されたい。
① 結婚・子育てに関する希望の実現
② 人口流出に歯止めをかけ、住みやすい、住んでみたいまちの実現
③ 働く場を確保し、安定して働くことのできる社会の実現
(4)人口の将来展望
本市における将来人口推計のシミュレーション結果から、本市の将来人口に
最も影響を与える合計特殊出生率の上昇及び 20 歳代を中心とした若い世代の
転出超過の抑制を実現することで可能となる、次の人口推計を本市の将来展望
とすることを提案する。
-3-
ついては、当戦略会議の考え方を踏まえつつ、現在実施している「結婚・出
産に関するアンケート(市民の希望出生率)
」結果や国の長期ビジョン、神奈
川県の人口ビジョンとの整合性を図った上で、最終的な本市における人口の将
来展望を示されたい。
また、本市が将来にわたって活力あるまちで在り続けるために、人口規模の
維持だけでなく、少子化、超高齢化を是正し、バランスのとれた人口構成を確
保することに意を用いられたい。
なお、この将来展望で設定されている合計特殊出生率が国より 0.15 ポイン
ト低いことについて、消極的であるという意見や、目標値には現実的な数値を
設定することが望ましいなどの意見があったことを申し添えておく。
【当戦略会議が提案する人口の将来展望の仮定】
① 本市の現状の合計特殊出生率が国より 0.15 ポイント低いことを踏まえ、合計特
殊出生率を国の目標よりも 0.15 ポイント下げ、平成 32(2020)年 1.45、平成
42(2030)年 1.65、平成 52(2040)年 1.92、平成 62(2050)年以降 2.07 とする。
② 20 歳代の人口移動を、平成 32(2020)年以降徐々に減少させ、平成 42(2030)年
以降はゼロとする。
-4-
3.(仮称)厚木市総合戦略について
(1)基本方針
本総合戦略の計画期間となる平成 27(2015)年度から平成 31(2019)年度まで
の5年間は、人口ビジョンで示した人口の将来展望を実現していくために最も
大切な期間となる。このことを踏まえ、当戦略会議としては、当該計画期間に
おいて目指すべき方向性を明確に定める必要があるものと認識しており、この
5年間で目指す方向性を総合戦略の「基本方針」として定めることを提案する。
なお、当戦略会議では、平成 72(2060)年の将来人口を確保するための施策を
展開していく上で、この5年間は人口減少に歯止めをかけるための礎を築く重
要な期間であるとの認識の下、
「将来にわたって活力あるまちの礎を築く」こ
とが本総合戦略の基本方針としてふさわしいものと判断しているので、今後、
基本方針を定めること、また、内容を検討される際の参考にされたい。
(2)達成指標と数値目標
本総合戦略を、より実効性のあるものとして策定するためには、戦略の達成
度を評価する指標及び明確な数値目標が必要であることから、計画の最終年度
である平成 31(2019)年度における明確な達成指標及び数値目標を設定された
い。
なお、当戦略会議では、本市の人口の自然動態や社会動態の現状を分析し、
次の三つを達成指標、数値目標とすることが望ましいものと判断しているので、
今後、最終的な数値目標を設定する際の参考にされたい。
また、数値目標の設定に当たっては、人口の将来展望を実現すべく、戦略的
かつ現実的な数値を設定されたい。
達成指標
数値目標【(平成 27(2014)年) ⇒ (平成 31(2019)年)】
Ⅰ 合計特殊出生率
①合計特殊出生率
の上昇
1.28 ⇒ 1.45
Ⅱ 定住促進
①社会増減数
+45 人 ⇒ +200 人
②20 歳代の転出超過数 ▲303 人 ⇒▲150 人
Ⅲ 雇用の創出
①事業所数
②就業者数
10,616 事業所 ⇒ 11,100 事業所
152,191 人 ⇒ 159,800 人
-5-
(3)重点項目
当戦略会議は、
(2)に記載したとおり「Ⅰ 合計特殊出生率の上昇」
、
「Ⅱ 定
住促進」
、
「Ⅲ 雇用の創出」の達成指標及び数値目標の設定について提案して
いるが、五つの数値目標のうち、達成すべき優先度の高い項目を重点項目とし
て位置付け、その実現に向け最も重点的に取り組む必要があることから、この
5年間において、特に優先度の高い項目を「重点項目」として設定することを
提案する。
なお、当戦略会議では、本市の人口減少の要因の一つである、20 歳代の転出
超過を減少させることを最も優先して取り組む必要があるとの認識の下、
「本
市の人口動向に最も影響が大きい、20 歳代の定住を図る」ことが本総合戦略の
重点項目としてふさわしいものと判断しているので、今後、重点項目を定める
こと、また、設定する項目の内容を検討される際の参考にされたい。
(4)基本目標と施策の方向性
当戦略会議では、基本方針に基づく、総合戦略の計画期間である5年間の基
本目標と施策の方向性について、それぞれの委員の立場から人口減少を克服す
るために必要な取組について意見を出し合い、
『①企業誘致、②市内企業の活
性化、③雇用の創出、④就労環境の充実、⑤女性の活躍、⑥移住、⑦まちづく
り、⑧結婚、⑨出産、⑩子育て、⑪教育、⑫高齢者福祉の充実』の 12 のテー
マで検討を進めてきた。
その後、当戦略会議での度重なる議論の結果、12 のテーマをより分かりやす
く、より明確な体系とする必要があるとの結論に達し、基本方針を実現するた
めの基本目標を、
『①若者の結婚・出産・子育ての希望と未来を担う子どもた
ちの夢をかなえる環境をつくる』
、
『②厚木の魅力を全国に発信することで定住
者を増やすとともに、誰もが健康で活躍できる環境をつくる』
、
『③新たな雇用
の場を創出することで市内企業への就業者を増やすとともに、中小企業が安定
した企業経営をすることができる環境をつくる』の三つの柱と 20 項目の施策
の方向性に分類することとした。
なお、この三つの基本目標については、それぞれ(2)に記載した「Ⅰ 合
計特殊出生率の上昇」
、
「Ⅱ 定住促進」
、
「Ⅲ 雇用の創出」の達成指標及び数値
目標により達成状況の点検・評価を行うことで、次の5年間に向けての Plan(計
-6-
画)・Do(実行)・Check(点検・評価)・Action(改善・処置)のサイクルをしっか
りと回すことが可能となるものである。
ついては、本総合戦略の策定に当たっては、当戦略会議としての提案の趣旨
を理解され、提案内容を最大限取り入れた基本目標と施策の方向性を検討され
たい。
また、施策の方向性に基づく具体的な施策については、次ページ以降に記載
した当戦略会議の「各委員からの主な意見」や「具体的な施策提案」を参考に、
目標を達成するための効果的な取組を検討されたい。
-7-
ア 基本目標①
若者の結婚・出産・子育ての希望と未来を担う子どもたちの夢
をかなえる環境をつくる
①男女の出会いの場や機会を提供する。
②産前から産後まで切れ目のない支援を充実する。
③子育て世帯のニーズに合わせた、出生率向上に結び付く効
施策の方向性
果的な支援を図る。
④市内企業と連携し、仕事と生活の調和(ワークライフバラ
ンス)を目指す取組を促進する。
⑤グローバル化に対応した教育を進める。
⑥市内大学と協働した、生涯学習の機会を拡大する。
【参考 戦略会議での委員の主な意見】※番号は、施策の方向性の番号に合わせています。
①データを見ると1世帯当たりの人口が非常に少ない。平均年齢も若い。このことから、単身世
帯が多く、独身の若い男性が多いという傾向が見て取れるので、こういったところをいかにキ
ャッチして、施策に取り入れるかが大変重要である。
①若い世代の方が所帯を持つことが重要。会社自体も高学歴化やホワイトカラー化の傾向になっ
ていく。こういうことが起こると、男女比率の問題もあるが、結婚年齢がどんどん高くなって
しまうという一つの図式が成り立ってくる。
①人口減少の原因として、晩婚化が挙げられる。経済的な面で結婚できないのではなく、若い世
代、特に 35 歳を過ぎた独身の方の結婚適齢期の考え方の変化、若い人のライフスタイルの変
化が挙げられる。そのことが、少子化にもつながっている。
①最近の若者は、恋人をつくるのも面倒で、気を遣うこともなく一人の方が楽だとの調査結果も
出ており、結婚にも消極的である。この部分に手を付けなければ出生率のアップは図れない。
お互い触れ合いの機会が少ない事も原因の一つと考え、若い男女の触れ合いの場を提供する。
商工会議所青年部が以前、500 人(250 組)を目標に婚活イベントを実施したところ 1000 人以上
の応募があり、その反応に驚いたことがある。
②③人口の推移と世帯の推移は一致するものではないが、反面、出生率が低いことも現実なので、
こういったところにスポットを当てて、厚木市という地域全体で何ができるのかをもう少し深
く掘り下げて考えていくべき。
②③人口減少は厚木市だけの問題ではなく、出生率の問題が大きい。暮らしている人の価値観が
非常に変化してきている。出生率については、厚木市だけでどうにかできる問題ではない。
②③出生率を上げるためには、ここまでやるのかというほどやっても、なかなか数字として出て
こない。それでも諦めずにやり続けるということ。簡単に言うと、3人目以上の子どもは、社
会が育てるという位のインパクトのある対策を立てるところまで踏み込まなければ、5年先に
なっても、ほとんど結果が出てこないということになりかねない。
-8-
②③厚木市は、この数年間の取組によって、子育て環境は近隣地域の中でも圧倒的なポジション
にあり、受け皿は十分整っている。人口の推移から、少人数世帯が増えている。人口は減少し
ているわけではなく、むしろ増えているので、一つの可能性は見出せているのではないか。
②③厚木市は、現在「教育環境日本一」を掲げて、未来を担う子どものために、教育委員会を中
心として保護者の経済的負担軽減、医療費助成制度、各種補助制度等を行い、保護者から大変
感謝されている状況となっている。それらは、近隣市町村から転入の際の理由にも挙げられて
いる。若い子育て世帯の支援は、これらの事業の継続と更なる充実が大切である。
②③日本の社会で子どもを3人以上卒業させ、就職させるには、ものすごくお金がかかるので、
負担以上の補助を子育て世帯の保護者に出していけば良いのではないか。厚木市が、日本の地
域版モデルのようなものをつくっていければ良い。
②③出産後の継続就業率の向上のためには保育園の問題が絶対条件。保育園の民営化も視野に入
れつつ、待機児童を減らすための柔軟な取組が必要。また、就労時間に合わせた保育時間の延
長や郊外への保育所設置に取り組むなど、女性が働きながら子育てしやすい環境づくりが必要。
②③今のところ子育て支援にお金を掛けているが、市民協働などは、お金を掛けずにできること。
市民が行政、企業、学校に対してサポートできることを考えていく。
③④女性ばかりでなく、あわせて男性も育児分担しやすくなるような柔軟な勤務形態を考えると
良い。
④女性が働きながら、安心して子育てができるまち。女性が活躍できる場所を創出する。
⑤国際化が進んでいる都市は優秀な人材が集まるし、教育の面でも、若年層から英語に親しむ環
境は、今後、非常に大事になってくる。教育環境の視点でもグローバル化を捉えたような取組
ができると良い。
⑥市内に五つも大学があるということは、文教都市として教育の機会に恵まれているといえるの
で、その地域性をいかし、五つの大学を中心とした市民の生涯教育環境を充実させ、厚木市と
いうと教育環境が非常に素晴らしいというところにつなげると良い。
【参考 具体的な施策提案】
①関係団体等と連携した厚木市オリジナル婚活システムの確立
②③出産奨励金制度の創設(出産準備金・出産奨励金など)
②③出産後のサポート体制の充実
②③保育環境の充実・待機児童の解消
②③企業内保育所の充実
②③子育て優遇制度の創設
②③多子世帯(第3子以降等)に着目した子育て負担軽減策
③④育児休暇制度を促進するための企業への助成制度
③④育児休暇制度に対する意識改革を進める研修
③④育児休暇制度の活用促進・サポート
⑤日本で一番通わせたい学校づくり
⑤大学等オープンキャンパス化の推進による新時代の文教都市の推進
-9-
イ 基本目標②
厚木の魅力を全国に発信することで定住者を増やすとともに、
誰もが健康で活躍できる環境をつくる
①豊かな自然環境と都市機能が調和したまちづくりを進める。
②平成 72(2060)年を見据えた公共交通ネットワークと道路整
備の在り方を検討する。
③様々なツールを活用して、厚木市の魅力を全国に発信する。
施策の方向性
④20 歳代を定住させるための支援を充実する。
⑤市内の企業情報を全国に発信する。
⑥市民の健康寿命を延伸するための取組を進める。
⑦高齢者が活躍することができる場を創出する。
⑧安心・安全への取組を強化する。
⑨国が検討を進めている日本版CCRCの導入を検討する。
【参考 戦略会議での委員の主な意見】※番号は、施策の方向性の番号に合わせています。
①厚木市の人口動態を見て感じるのは、若い人たちがいかに厚木市に住みたいか、厚木市に来た
いか、その辺の施策を打たなければならない。
①人口減少に歯止めをかけるためには、
「住み良い環境づくり」というものを若い世代の方々に
提示していかなければならない。そうしないと、今、住んでいる若い人たちも出て行ってしま
い、他の地域から来ている学生も、厚木市に住みたいということに繋がらない。
①地域の会合に出席しているが、今後、地域単位で問題をまとめていく必要がある。大枠につい
ては、厚木市で出し、後はボトムアップでいかに意見を吸い上げるかにかかっている。地域に
戻って何が一番足りないかを考える必要がある。
①市内を分割した人口動態等の分析、対応検討として、既に「公共施設の最適化基本計画」等に
おいて対策を講じられている中、新たに市内をブロック分けして調査するなど、今後、人口減
少が進行する「市街地の希薄化」等の地域を把握し、当該地域にあった対策を検討することが
望ましい。
①首都圏に至近で自然豊かな生活環境、交通の要衝で商工業と文教施設の集積といった、地域の
特色を最大限に活かしたまちづくりが必要である。
②厚木市は、高速道路網が非常に整備され、物流の拠点と言われている。ただもう一方で、高速
道路を降りた一般道路については、以前に比べると緩和されているが、まだまだ交通渋滞が発
生している。足元の交通渋滞対策が必要である。
②神奈川中央交通の厚木営業所管内では、現在約200 台の車で輸送を担っている。今後、輸送を
いかに落とさないでネットワークづくりができるのかということが重要。
-10-
②国の東京一極集中の是正という考え方を踏まえ、厚木市も「駅周辺一極集中」から「地域分散
へ」
。丹沢山系から広がる丘陵地帯である厚木市の自然環境は、その魅力を十分に発揮できる。
のどかな田園地帯も都会からの流れが急速に変わりつつあるようにも見える。住み慣れている
世帯が約半数近くを占めているが交通の便の悪さが挙げられている。今後の高齢化社会を考え
る時、このことは大きな問題である。
③産業振興とともに暮らしやすい地域づくりが必要。厚木市の特性として小田急線があって交通
が便利であり、自然環境が豊か。また、住環境、学校の環境も整備されている。厚木市の特性
をいかして「人が住みやすい厚木市」というところをもっとアピールして人口を増やしていく。
③④厚木市は自市内就業率が県内の中でも高いという数字が出ているので、その数字を保ちなが
ら、転入者、住みたい人をどんどん増やしていくと同時に、厚木市に戻って地域づくりをしよ
うとする人を増やしていくことが必要である。
④厚木市は、地域的にも環境的にも非常に恵まれていて、交通の利便性も高く、大学も5校ある。
若い力をどのように取り込んでいくかを考えていきたい。
⑥厚木市の人口は、地域経済データ分析によると、平成 52(2040)年までの生産年齢人口、年少人
口の減少率は、全国の平均以下だが、神奈川県の県央ブロックをとってみると平均を上回って
いる状態。65 歳以上の人口の増加率は、全国平均の2倍、27,000 人の増加が予想されている。
対応策としては、65 歳以上の人口動態に対応した福祉、医療の環境の整備などが必要。
⑥高齢者が安心して元気に過ごすことのできる医療・介護体制の充実を進める。
⑥老年人口の対策。老年人口はそれほど高くないが、これから先、このままでいくと 20 年後、
30 年後は非常に高くなっていく。高齢者の問題をこれから先、時間をかけてきちんと計画的に
進めていく必要がある。その場合、厚木市だけで考えるのではなく、近隣市を含めた広域連携
が必要になる。健康寿命を延ばして、高齢者長寿になるような政策を前面に出してもらいたい。
⑥「全国各地の医療・介護の余力を評価する」と題する資料で、二次医療圏別に 2015 年と 2040
年との比較において、厚木市を含む県央医療圏は、医療、介護とも首都圏の中でも厳しいレベ
ルとなる推計結果が示されている。
⑥子育て世代、若者が、住みやすいまちであるとともに、高齢者も当然住みやすいまちでないと、
良いまちとは言えないので、高齢者世代と子育て世代が共生できるまちづくり、子育て世代も
安心できる、高齢者の方も生きがいを持てるといったまちづくりにつなげられると良い。
⑦高齢者が活躍する環境整備への対応。老年人口の増加への対応が必要であるが、単に「老年人
口が増えるから」という理由からではなく、元気で活躍できる高齢者が活躍できる環境を整え
ることで、医療費・介護費の抑制などに対応することが重要。全国の都市間との比較では、厚
木市は現時点で老年人口比率は低いが、老年人口増減率の推移は高く、全国比較でも、今後、
急速に高齢化が進行することが予測される。高齢者の存在自体が悪い、長寿が悪いなどとなら
ないよう留意することが必要である。
⑦厚木市内に五つの大学があるという特徴をいかし、若い人達と高齢者が協働して元気なまちづ
くりを行う。
⑧定住促進では、厚木市は災害対策にしっかり取り組んでいることを示し、安心させることが重
要である。
⑧自治会として、子どもの見守りを十分行っていくことが課題。特に、地域の子ども会などが廃
れてしまっている。これから育つ子どもたちのため、教育関係に充実した取組をしていきたい。
⑧自治会として、今後、高齢者の問題、災害弱者の問題に取り組んでいかなければならないと考
えている。
-11-
⑨将来の 65 歳以上人口の増加への備えともなる、CCRCの取組は、政府も積極的に取り組ん
でおり、重要となる。
※CCRCとは、
「継続的なケア付きリタイアメントコミュニティー」の略。高齢者が健康時か
ら介護時まで、移転することなく継続的なケアが保証されるコミュニティー。
【参考 具体的な施策提案】
①公共施設の設置検討
③O・MO・TE・NA・SHI国際都市ATSUGIの推進
③スマートフォン等を活用した市の情報発信サービス(マイタウンクラブの充実・アイデアソン
の実施)※アイデアソンとは、特定のテーマについてグループ単位でアイデアを出し合い、そ
れをまとめていく形式のイベントのこと。
④住宅取得などへの助成
④空家・空地の有効活用
-12-
ウ 基本目標③
新たな雇用の場を創出することで市内企業への就業者を増や
すとともに、中小企業が安定した企業経営をすることができる環
境をつくる
①市内企業と市内大学との結びつきを強める取組を進める。
②市内企業と連携し、職住近接を目指す取組を進める。
③若い世代への就労支援を充実する。
施策の方向性
④地域経済の活性化や雇用の創出に大きな役割を果たす企
業誘致と事業所進出を推進する。
⑤中小企業の労働生産性を向上させることで正規雇用の拡
大を促進する。
⑥中小企業の円滑な事業承継を支援する。
【戦略会議での委員の主な意見】※番号は、施策の方向性の番号に合わせています。
①厚木市には五つの大学、短大がある。学生数を全部合わせると相当な人数になるわけだが、就
職に関していえば、企業の方で採ってもらえないということがあり、市内に就職ができないた
めに、厚木市から転出していく学生が非常に多いのが現状である。
①厚木市内には五つの大学があるが、卒業生が定住する傾向が少ない点を、雇用創出と合わせて
検討する必要がある。
①商工会議所で実施した企業と大学の意見交換会は、大変盛況で両者から今後も続けてほしいと
の意見があった。
③若者の雇用と生活の安定化促進が重要。正規雇用の促進など、若者の雇用と生活の安定化を図
ることにより、若い世代が結婚や家庭を持つことへの夢を持ち、それをかなえることができる
社会の実現がポイントになる。
③若者の市内就職率の増加と市内定住の促進をどのように行っていくかを、十分に検討する必要
がある。
③若い世代の定住化・雇用促進。
「年齢階級別の純移動数の時系列分析」
(5歳きざみの転出数)
では、25∼29 歳までの年齢層において転出者が多く、1980 年代から徐々にマイナスへ移行し、
その後、マイナス幅が大きくなる傾向にある。一方、その前の 20∼24 歳までの年齢層までは
プラスとなっている。こうしたことから「大学等進学時に流入し、就職で転出する層が多い」
ことが考えられる。
③人口規模からすると労働力人口は平均的な値だが、30∼40 代女性の労働力率は低い。もともと
就労希望が少ないのであれば、働かないことを選択した結果によるもので、県央地域は全般に
所得も高く、その可能性もある。
④人口を維持し増加させていくことは、これからの経済発展に繋がっていくと思う。厚木市にお
いても一つの施策として、産業振興策が大事なのかと思う。厚木市でものをつくるメリットが
-13-
明確になってくれば、厚木市でものをつくって世界中に発信していくという体質が出来るので
はないか。
④厚木市内のオフィスビルの募集空室は、データによると平成 27 年6月上旬で 31 棟 2,750 坪で
ある。リーマン・ショック後、厚木地区でも支店・営業所の統廃合による撤退で空室率も 17%
近くになり、賃料の値下げ交渉も強くなった。新規出店の動きが少ない中でも既存テナントに
よる面積増減による移転、館内増減床による動きは見られる中、ここ1、2年は新規出店、上
記統廃合による一部撤退企業の再進出等で空室率は 10%を切る状況になっている。
厚木市は神
奈川県の中心に位置するため、企業は県央、県西をカバーすべく支店、営業所を出店してくる。
また、周辺地域には無い、こうした需要に対応できるオフィスビル群もある。しかし、多くの
ビルが新築後 20 年以上を超えてくるので、都心のようなスクラップアンドビルドの動きもな
い状況で、今後、各ビルの老朽化が進んでいく。
④厚木市は住みやすいまちだと感じていて、内外からもそういった意見・評価を聞いている。周
りからの話で一番多いのは、商業の地域間競争に危機感を感じている人が多い。
④⑤さがみロボット産業特区などを活用して企業の支援・成長を助成して雇用を増やす。
⑤頑張って稼いでいる企業の支援。地域経済データ分析によれば、厚木市の付加価値シェアは、
製造業、医療、福祉業が高い。こうした企業が頑張って稼いでいる。製造業は市外から稼いで
くるケースが多い。こうした企業を支援すれば、売り上げ、雇用の増加が期待出来る。それは、
サービス業や小売業など、市内経済への波及効果に繋がる。
⑥事業承継の支援。中小企業調査のレポートによると、後継者難で困っている企業が急増してい
る。せっかく良い商売をしていても、後継者がいないため廃業せざるを得ないケースもある。
銀行として、事業承継のニーズ、後継者探しに協力ができる。
【参考 具体的な施策提案】
①企業と大学との意見交換の開催
②進出事業所従業員への転居住居賃貸借時の助成
③市内にある五つの大学から、市内企業に就職した場合のインセンティブの付与
③就職相談からセミナーや職業紹介までの就職支援の一元化
③求職者面接会等の推進
③中小企業における非正規雇用者の正規雇用化や職場定着に向け、企業が行う人材確保セミナー
やコンサルティングを支援する。
③保育士・介護士・看護師の待遇改善
④本厚木地区進出事業所へのオフィスビル賃貸借時の助成
④オフィスビル老朽化対策への助成、アドバイス
②③⑤テレワーク業務の拡大と導入企業への拡大サポート
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(5)(仮称)厚木市総合戦略策定に関する提言内容のまとめ
2015∼2019
将来にわたって活力あるまちの礎を築く
年
の
基
本
方
針
2015∼2020年で取り組む人口減少対策
重点項目
本市の人口動向に
最も影響が大きい
達成指標・数値目標
Ⅰ 合計特殊出生率
の上昇
20歳代の定住を促進する
基本目標
若者の結婚・出産・子育ての
希望と未来を担う子どもたち
の夢をかなえる環境をつくる
①男女の出会いの場や機会を提供する。
②産前から産後まで切れ目のない支援を充実する。
③子育て世帯のニーズに合わせた、出生率向上に結び付く
効果的な支援を図る。
④市内企業と連携し、仕事と生活の調和(ワークライフバ
ランス)を目指す取組を促進する。
⑤グローバル化に対応した教育を進める。
⑥市内大学と協働した、生涯学習の機会を拡大する。
厚木の魅力を全国に発信す
ることで定住者を増やすとと
もに、誰もが健康で活躍でき
る環境をつくる
①豊かな自然環境と都市機能が調和したまちづくりを進め
る。
②平成72(2060)年を見据えた公共交通ネットワークと道路
整備の在り方を検討する。
③様々なツールを活用して、厚木市の魅力を全国に発信す
る。
④20歳代を定住させるための支援を充実する。
⑤市内の企業情報を全国に発信する。
⑥市民の健康寿命を延伸するための取組を進める。
⑦高齢者が活躍することができる場を創出する。
⑧安心・安全への取組を強化する。
⑨国が検討を進めている日本版CCRCの導入を検討する。
【数値目標】 平成25(2013)⇒平成31(2019)年
①合計特殊出生率
1.28 ⇒ 1.45
Ⅱ 定住促進
【数値目標】 平成26(2014)⇒平成31(2019)年
①社会増減数
+45人 ⇒ +200人
②20歳代の転出超過数
▲303人 ⇒ ▲150人
Ⅲ 雇用の創出
【数値目標】 平成26(2014)⇒平成31(2019)年
①事業所数
10,610事業所 ⇒ 11,100事業所
②就業者数
152,191人 ⇒ 159,800人
施策の方向性
新たな雇用の場を創出する
ことで市内企業への就職者
を増やすとともに、中小企業
が安定した企業経営をする
ことができる環境をつくる
①市内企業と市内大学との結びつきを強める取組を進める。
②市内企業と連携し、職住近接を目指す取組を進める。
③若い世代への就労支援を充実する。
④地域経済の活性化や雇用の創出に大きな役割を果たす企
業誘致と事業所進出を推進する。
⑤中小企業の労働生産性を向上させることで正規雇用の拡
大を促進する。
⑥中小企業の円滑な事業承継を支援する。
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(6)総合戦略の効果検証
今回の地方創生の取組は、総合戦略を策定することが目的ではなく、人口減
少を克服するために、厚木市が掲げる数値目標の実現に向け、戦略的かつ重点
的に取り組むことと、あわせて、数値目標に対し、実施した施策・事業の効果
を検証し、必要に応じて総合戦略を見直すというプロセスを実行していくこと
が必要であるものと認識しており、総合戦略に「効果検証」について定めるこ
とを提案する。
なお、当戦略会議では、効果の検証を行政だけで行うのではなく、総合戦略
策定に関わった「まち・ひと・しごと創生総合戦略会議」を引き続き設置し、
行政以外の第三者により総合戦略の進捗管理を行うことが必要であると判断
しているので、今後、効果検証について定めること、また、実施方法等を検討
する際の参考にされたい。
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4.まち・ひと・しごと創生総合戦略会議概要
第1回会議
平成 27 年6月 15 日(月)
第2回会議
平成 27 年7月 22 日(水)
第3回会議
平成 27 年8月 18 日(火)
第4回会議
平成 27 年8月 28 日(金)
第5回会議
平成 27 年9月 14 日(月)
市長への提言
平成 27 年 10 月 13 日(火)
(1) 委員長及び委員長職務代理の選出
(2) まち・ひと・しごと創生総合戦略会議等の公開
及び傍聴に関する基準の承認
(3) 厚木市の「人口ビジョン」「総合戦略」の策定
に係る取組及び策定スケジュールの報告
(4) まち・ひと・しごと創生総合戦略会議検討スケ
ジュールの確認
(5) 厚木市の人口推移等について報告し、人口減少
を克服するために優先的に取り組むべきと考
えるテーマや内容について協議
(1) 厚木市の人口ビジョン・総合戦略について、委
員からの意見を、企業誘致や雇用の創出、子育
てなど 12 のテーマに分類し、優先的に取り組
む内容について協議
(2) 中核市制度について意見聴取
(1) (仮称)厚木市人口ビジョンに位置付ける人口
の将来展望について協議
(2) (仮称)厚木市人口ビジョン・総合戦略策定に
関する提言内容について、第 2 回会議で分類し
た 12 のテーマを基に、提言内容について協議
(1) (仮称)厚木市人口ビジョンに位置付ける人口
の将来展望の提言内容について協議
(2) (仮称)厚木市総合戦略に位置付ける基本目標
や取組の方向性について協議
(1) (仮称)厚木市人口ビジョン・総合戦略策定に
関する提言内容の最終確認を行い、委員の総意
としてまとめる。
(仮称)厚木市人口ビジョン・総合戦略について、
戦略会議の意見を提言書としてまとめ、安達委員
長、中村職務代理から、小林厚木市長に提言書を提
出
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5.まち・ひと・しごと創生総合戦略会議委員名簿
№
役職名
氏
名
選出区分
備
考
1
委員長
安達 和年
大学
松蔭大学教授
2
職務代理
中村 幹夫
商工関係団体
厚木商工会議所副会頭
3
委員
荒井 征次
公募市民
4
委員
恵津 晴夫
金融機関
厚木商工会議所金融保険業部会長
5
委員
大澤 雄次
住民自治組織
厚木市自治会連絡協議会会計
6
委員
樺沢 徹
公募市民
7
委員
川﨑 泰彦
他の行政機関
8
委員
北原 武
労働団体
9
委員
小林 美枝子
子育て関係団体
10
委員
小峯 悟
商工関係団体
11
委員
重田 憲一
商工関係団体
厚木市商店会連合会副会長
12
委員
高橋 康弘
農林関係団体
厚木市農業協同組合常務理事
13
委員
瀧波 栄子
公募市民
14
委員
仲野 三樹生
公募市民
15
委員
永山 輝彦
商工関係団体
16
委員
藤原 準一
公募市民
17
委員
鎗分 達文
報道機関
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神奈川県県央地域
県政総合センター所長
厚木愛甲地域連合議長
厚木市小学校長会書記
(上依知小学校長)
日立オートモティブシステムズ(株)
厚木事業所総務部長
神奈川中央交通(株)
運輸計画部計画課長
神奈川新聞社県央総局長
厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略会議設置規程
(趣旨)
第1条 厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略(以下「総合戦略」という。
)を策定するに当
たり、市民の意見を反映するため、厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略会議(以下「会議」
という。
)を設置する。
(所掌事項)
第2条 会議の所掌事項は、次のとおりとする。
(1) 総合戦略の策定に関すること。
(2) その他総合戦略について必要な事項に関すること。
(組織)
第3条 会議の委員は 15 人程度とし、次に掲げる者のうちから市長が委嘱する。
(1) 公募による市民
(2) 住民自治組織から推薦された者
(3) 商工、観光又は農林関係団体から推薦された者
(4) 他の行政機関から推薦された者
(5) 大学から推薦された者
(6) 金融機関から推薦された者
(7) 労働団体から推薦された者
(8) 報道機関から推薦された者
(9) 子育て関係団体から推薦された者
(10) その他市長が必要と認める者
(任期)
第4条 委員の任期は、2年とする。ただし、補欠の委員の任期は、前任者の残任期間とする。
(委員長)
第5条 会議に委員長を置き、委員の互選によりこれを定める。
2 委員長は、会務を総理し、会議の議長となる。
3 委員長に事故あるときは、あらかじめ委員長の指名する委員が、その職務を代理する。
(会議)
第6条 会議は、委員長が必要に応じ招集する。
2 委員長は、会議の運営上必要があると認めるときは、委員以外のものに出席を求め、その説
明又は意見を聴くほか、必要な協力を求めることができる。
(庶務)
第7条 会議の庶務は、総合戦略主管課が行う。
(その他)
第8条 この規程に定めるもののほか、会議の運営に関し必要な事項は、委員長が会議に諮って
定める。
附 則
この規程は、平成 27 年3月 24 日から施行する。
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