通関士（NO.6） [PDFファイル／542KB]

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通関士 貨物の品質検査は引き渡し前の大切な仕事です
税関への手続きは、スピードと判断力がカギ
知識と経験は大切な宝です どんなお仕事ですか？
様々な物を輸出入する時、必要な書類をお客様に代わって税関に提出する仕事です。品
名、数量、輸出入する国名や港、空港名、関税の金額などを書類に記入します。国ごとの
細かなルールが決められ、限られた時間の中で手続きを進めていきます。税関から許可が
下りて、初めて商品の引き渡しができます。また貿易に関する様々な相談にも応じていま
す。
なぜこの仕事を選びましたか？
よし だ
ゆういち
吉田　裕一
さん
プロフィール
宮城県気仙沼市生まれ。気仙沼市立小原木中学校から宮
城県気仙沼高等学校を卒業後、帝京大学経済学部に進
学、卒業。大学3年生の時通関士試験に合格し、
その資格
を生かして港湾会社等に就職。その後Ｕターンし現在の会
社に勤務。
勤務地／岩手県奥州市
大学3年生の時、就職氷河期で先輩たちが就職活動に苦労しているのを見聞きしていま
した。どうしたら確実に就職ができるのかを考えていて、見つけたのが通関士でした。名前
の響きがかっこ良く、就職には有利な資格だと思い挑戦してみました。体力と集中力には
自信がありましたので何とか資格試験に合格し、大学卒業時には無事就職先を決めること
ができました。
実際にこの仕事をしてみての感想は？
仕事を行う上ではスピードと知識、正しい判断力が要求されます。船や飛行機は通関手続
きのために発着を待ってはくれません。また誤った手続きをすれば、輸出入業者に迷惑を掛
けるばかりではなく法律違反として罰せられる可能性もあります。また「社会悪物品」
（ 銃や
麻薬など）
の密輸防止に協力する立場からも、社会的使命として責任の重い仕事です。
どんな中学生でしたか？
関税に関する本は、手続きに欠かせません。
また高額商品を
扱うため、億単位のケタ数計算ができる電卓が必要です
06 しごと発見ノート
幼稚園から続けていた剣道を中学校でも部活動として続けていました。朝練・放課後の部
活動や社会人との交流稽古など、
あらゆる面で剣道が生活の中心にありました。不思議と
これが当たり前の生活なのだと錯覚するほど、剣道に熱中していた時期でした。そのかい
もあり、中体連の宮城県大会に仲間と泊りがけで出場した事が鮮明に記憶に残っていま
す。