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平成23年度
日田市商圏内消費者購買行動調査報告書
Ⅰ調査の概要
1.調査の目的
この調査は、平成 20 年度及びこれまでに実施した日田市商圏内消費者購買行動調査と比較して、
日田市及びその周辺部に居住されている方が近年における生活環境の変化による、
・消費者としての購買行動パターンの変化
・地域内の大型店及び一般のスーパーマーケット、商店街の専門小売店などの利用状況 など
を把握することで、
「21 世紀の魅力ある日田市商業都市づくり」を目指すための資料として活用す
るために、このアンケート調査を実施したものである。
2.調査の対象
藤蔭高等学校と日田高等学校の両校生徒の世帯、日田市消費者団体連絡協議会の会員を対象とし
た。ご協力いただいた方々に深く感謝の意を表するものである。
3.調査の地域
居住地の範囲である大分県西部(日田市・玖珠郡)を中心とした地区及び北部地区の一部(山国
町・耶馬渓町)及び福岡県東部地区(うきは市・朝倉市・久留米市)並びに熊本県北部地区(小国町
等)が調査の地域である。
4.調査票配布数と回収数
調査票の配布数 1,144 枚で、回収数 832 枚、回収率は 72.72%である。
(回収状況は表-1 参照)
5.調査期間
平成 23 年 6 月 27 日~7 月 14 日の間
6.調査の方法
調査の企画と集計分析は、天領日田まちづくり推進協議会の事務局が担当し、日田市消費者団体
連絡協議会の会員および藤蔭高等学校と日田高等学校の協力を得て生徒を通じて、調査票の配布・
回収を行った。
【表-1】 購買行動調査回収状況
日田市内
旧日田市
旧日田郡
大山町
玖珠郡
玖珠町
九重町
天瀬町
前津江町
山国町
近隣福岡県 その他福岡 不明
うきは市 県の市町村
耶馬渓町
朝倉市杷木町
小国町
朝倉郡東峰村
その他大分県
内の市町村
総数
中津江村
上津江町
回収数
構成比
女性
男性
602人
72.4%
20才未満
51人
7.3%
83人
65.4%
77人
9.3%
20代
4人
0.6%
7人
5.5%
59人
7.1%
7人
0.8%
40人
4.8%
32人
3.8%
30代
35人
5.0%
1人
0.8%
40代
439人
62.9%
20人
15.7%
50代
104人
14.9%
11人
8.7%
60才以上
61人
4.3%
4人
2.5%
不明
1
15人
1.8%
不明
4人
0.1%
1人
0.0%
7人
合計
832人
100%
総数
698人
100%
127人
100%
7人
832人
Ⅱ
調査結果
1.日田市商圏内の購買行動
①
年齢別・購入場所別購買状況
すべての年代において、中心商店街で買い物をする人の割合が低いが、50 代以上は近場の駅前通
り商店街で買い物をする割合が若干高い。市内郊外への大型店の進出のせいか、前回調査(平成 20
年度)と比べて 20 代の市外への流出が大幅に少なくなり、20 歳未満・50 代も若干減少傾向にある。
しかし、「郊外化」の傾向は前回同様に顕著に見られる。
【表1-1】年齢別・購入場所別購買状況
1
2
3
4
小
川
隈
本
渕
原
町
町
町
町
商
商
商
商
店
店
店
店
街
街
街
街
5
駅
前
通
り
商
店
街
6
中
央
商
店
街
7
寿
通
り
商
店
街
8
三
本
松
商
店
街
9
三
本
松商
本店
通街
り
1 0
本 庄 町 ・商
亀店
山街
町
1 1
豆
田
上
町商
通店
り街
1 2
豆
田
み ゆ商
き店
通街
り
1 3
昭
和
通
り
商
店
街
1 4
旧
日
田
郡
(単位=%)
1 5
左
記(
市
以郊
外外
の店
店等
外
)
20才未満 H23
0.2
1.6
0.2
0.2
5.8
2.1
1.3
1.8
1.3
1.8
0.3
0.1
0.2
0.7
19.0
63.4
H20
1.2
0.3
0.8
1.8
7.5
0.8
0.7
1.3
1.2
0.3
0.5
0.3
1.2
1.0
12.0
69.1
H23
0.4
1.3
1.3
0.4
4.6
2.1
5.5
1.7
1.3
0.8
0.4
0.8
0.8
0.4
19.1
59.1
H20
0.0
0.0
4.0
4.0
4.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
88.0
H23
0.0
0.7
0.0
0.3
4.1
0.8
0.5
0.5
0.3
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
46.1
46.7
H20
0.1
0.1
0.4
0.0
6.9
1.0
0.2
0.4
0.5
0.0
0.0
0.2
0.1
0.0
46.4
43.7
H23
0.1
0.2
0.2
0.2
8.2
1.2
0.4
0.9
0.4
0.0
0.1
0.1
0.1
0.0
48.2
39.7
H20
0.4
0.8
0.3
0.3
8.7
1.8
0.8
1.2
0.4
0.0
0.6
0.2
0.3
0.0
44.8
39.4
H23
0.6
1.2
0.1
0.3
12.4
2.2
0.7
2.1
0.6
0.0
0.2
0.7
0.2
0.0
48.7
30.0
H20
1.0
0.2
0.2
1.1
14.0
4.3
0.8
2.8
0.9
0.0
1.0
0.8
0.5
0.0
38.2
34.2
60才以上 H23
1.3
0.6
0.0
0.8
25.6
4.9
3.8
7.3
3.0
0.0
0.9
2.1
1.3
0.0
31.0
17.4
H20
1.9
0.8
2.5
2.1
16.2
7.8
3.7
6.8
1.2
0.0
4.7
1.9
1.4
0.0
37.1
11.9
20代
30代
40代
50代
10%以上20%未満
②
20%以上30%未満
30%以上40%未満
40%以上
交通手段別・購入場所別購買状況
圧倒的に自家用車の利用が多く、利用しやすく広い駐車場が少ない中心商店街にとって不利な結果
と言える。自家用車利用客をどのように中心部に誘引するのかが課題と言える。
【表1-2】交通手段別・購入場所別購買状況
1
2
3
4
小
川
隈
本
渕
原
町
町
町
町
商
商
商
商
店
店
店
店
街
街
街
街
自動車
自転車
単車
バス
電車
タクシー
徒歩
1 4
旧
日
田
郡
(単位=%)
1 5
左 記(
市
以郊
外外
の店
店等
外
)
5
駅
前
通
り
商
店
街
6
中
央
商
店
街
7
寿
通
り
商
店
街
8
三
本
松
商
店
街
9
三
本
松商
本店
通街
り
1 0
本 庄 町 ・商
亀店
山街
町
1 1
豆
田
上
町商
通店
り街
1 2
豆
田
み ゆ商
き店
通街
り
1 3
昭
和
通
り
商
店
街
59.2
69.6
72.4
68.9
73.5
96.6
90.1
78.5
H23
81.3
74.4
75.0
76.1
75.9
77.3
58.3
69.7
H20
81.3
94.8
73.0
74.7
88.1
87.2
90.5
81.2
75.6
88.9
76.8
68.8
85.3
100.0
92.2
89.3
H23
10.4
11.0
15.0
19.6
14.2
14.2
32.6
13.5
38.8
30.4
20.7
13.3
17.6
3.4
8.3
9.9
H20
8.3
2.6
19.0
12.6
9.9
11.0
6.8
13.1
20.0
11.1
15.2
20.8
10.3
19.9
6.4
5.8
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0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
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0.0
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0.0
0.0
0.0
0.3
H23
2.1
0.0
0.0
0.0
0.1
0.0
0.0
0.8
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.3
1.8
H20
2.1
0.0
0.0
0.0
0.4
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
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0.0
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0.1
H23
0.0
0.0
0.0
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H23
6.3
14.6
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4.3
9.0
8.5
9.0
15.9
1.9
0.0
6.9
17.8
8.8
0.0
1.3
-
2.6
7.9
H20
8.3
10%以上20%未満
12.6
1.7
1.8
2.7
5.8
20%以上30%未満
4.4
0.0
8.1
10.4
30%以上40%未満
2
4.4
0.0
1.4
40%以上
-
③
商品別・購入場所別購買状況
一般的に、40%を越すシェアの商品はその商店街において優位な地位を確立しているといわれるが、
今回の調査では日田市内の商店街においては 40%を越すシェアの商品は0品目となり、ほとんどが
郊外店で買い物をしており、明らかな減少傾向にある。前回以上に「15 左記以外の店」のシェアが
上がっており(23 項目中 18 項目)、すべてが 40%を越している。郊外の大型店の影響が大きく、この
ような購買傾向が定着していくことは中心商店街にとって死活問題であり、その対策が急がれる。
【表1-3】日田市内における商品別・購入場所別購買状況
1.贈答品
衣
2.呉服・寝具
料
・
身 3.紳士服
回
品 4.婦人服
5.子供服
6.くつ・はき物
7.カバン・袋物
8.アクセサリー・洋
品・小間物
家
9.電気製品
具
・ 10.家具・インテ
什 リア
器
11.台所用品・日
用雑貨
文
12.書籍・文具
化
品
・ 13.医薬・化粧品
雑
14.スポーツ・レ
貨
ジャー用品
15.時計・貴金属・メガ
ネ・カメラ・写真材料
16.楽器・CD・
テープ
17.玩具・人形
食
18.生鮮食品
品
19.一般食品
サ
20.喫茶店
|
ビ 21.食堂・レスト
ス ラン・すし屋
22.理・美容院
全商品
(単位:%)
調
査
年
度
1
小
渕
町
商
店
街
2
川
原
町
商
店
街
3
隈
町
商
店
街
4
本
町
商
店
街
5
駅
前
通
り
商
店
街
6
中
央
商
店
街
H23
H20
H23
H20
H23
H20
H23
H20
H23
H20
H23
H20
H23
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H23
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H23
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H23
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H23
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H23
H20
H23
H20
H23
H20
H23
H20
H23
H20
H23
H20
0.3
2.5
0.0
0.9
0.7
0.6
0.0
1.0
0.4
0.7
0.0
0.3
0.0
0.4
0.5
0.9
0.2
0.9
0.0
0.6
0.0
1.2
0.2
0.2
0.9
0.7
0.0
0.3
0.3
0.0
0.6
0.3
0.5
0.8
1.3
1.7
1.3
2.4
1.3
0.9
0.2
1.3
0.5
0.9
0.5
0.9
0.6
0.3
1.2
1.3
1.3
1.2
1.3
0.7
1.1
0.4
0.6
0.6
0.9
0.4
1.4
0.4
1.9
2.0
2.0
0.6
1.4
0.7
0.7
1.2
0.7
1.2
0.0
0.3
0.3
0.6
0.6
1.4
1.1
0.8
1.7
0.9
1.5
1.1
0.3
0.6
0.7
1.3
1.4
3.0
1.1
1.0
0.3
0.3
0.3
0.3
0.0
0.3
0.3
0.3
0.0
0.4
0.0
0.3
0.5
0.4
0.0
0.4
0.0
0.2
0.0
0.3
0.0
0.0
0.7
0.7
0.2
0.7
0.4
0.3
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.9
0.0
0.9
1.3
2.5
1.5
3.6
0.5
1.2
0.3
0.7
0.6
0.0
0.6
1.3
0.3
0.9
0.7
1.0
0.4
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.4
0.0
0.4
1.0
1.8
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0.7
0.5
0.5
0.2
1.2
0.9
2.1
0.7
0.6
1.5
4.1
0.0
1.3
0.0
0.4
0.2
0.2
0.6
0.3
0.5
0.8
1.6
0.9
0.5
0.9
33.3
37.5
30.3
39.9
15.6
20.9
18.1
27.5
16.1
26.4
13.6
16.9
22.3
28.2
21.1
30.8
1.3
1.1
4.4
5.6
17.4
13.8
14.4
7.2
13.9
9.2
7.3
5.9
7.4
5.6
4.8
3.8
16.9
10.6
25.5
18.3
27.5
21.8
9.1
4.7
8.5
6.2
11.3
14.8
15.4
15.4
2.8
0.3
4.5
1.9
2.3
2.6
7.7
10.8
1.1
2.5
3.9
6.3
5.0
6.6
3.3
7.7
0.6
0.2
1.0
0.9
0.9
0.7
0.5
0.0
0.5
0.9
8.6
10.3
5.1
7.2
0.0
1.1
13.8
14.8
0.8
1.5
0.9
1.9
4.1
4.1
2.4
3.4
5.0
6.8
2.9
3.7
10%以上20%未満
20%以上30%未満
3
日田市内の買い物先
7
8
9
寿
三
三
通
本
本
り
松
松商
商
商
本店
店
店
通街
街
街
り
1.3
2.2
1.8
0.6
1.7
0.6
2.3
2.6
0.7
0.0
1.9
0.6
3.6
2.9
3.3
3.4
1.1
0.0
0.7
0.0
0.5
0.7
1.4
2.2
0.7
1.2
2.1
1.7
4.1
6.9
0.9
0.3
1.6
3.4
0.8
1.1
0.6
1.1
2.8
2.5
1.0
0.3
1.8
0.7
1.5
1.4
0.9
2.2
2.4
1.6
2.3
1.8
2.3
1.3
1.9
0.7
1.9
2.4
2.7
1.7
3.8
2.6
1.9
0.9
1.3
0.9
2.4
2.1
2.1
1.9
0.9
1.2
3.0
4.5
2.0
0.9
0.6
0.8
2.6
4.7
7.6
7.8
4.7
5.8
3.5
5.0
3.6
3.4
3.2
1.6
2.7
2.6
0.9
0.6
1.8
1.6
1.3
0.6
0.7
0.3
0.4
0.4
1.3
0.9
0.9
0.0
2.4
0.4
0.4
0.9
0.3
0.3
0.7
0.2
0.7
0.2
1.4
0.7
4.3
2.4
1.4
0.9
0.3
0.3
1.1
0.8
0.4
0.4
0.4
0.4
2.2
1.3
1.9
1.3
3.2
3.3
1.2
0.8
1 0
本 庄 町 ・商
亀店
山街
町
1 1
豆
田
上
町商
通店
り街
1 2
豆
田
み ゆ商
き店
通街
り
1 3
昭
和
通
り
商
店
街
1 4
旧
日
田
郡
1 5
左 記(
以郊
外外
の店
店等
)
1.9
0.3
0.6
0.3
1.7
1.5
0.3
0.0
0.4
0.0
0.3
0.0
0.9
0.0
1.0
0.4
3.0
3.1
1.0
1.8
0.5
0.5
0.7
2.4
1.2
0.2
0.9
0.3
0.3
1.2
2.1
1.4
1.1
0.0
0.6
0.0
0.9
0.0
0.6
1.3
3.4
2.3
0.5
1.6
1.1
0.9
0.6
1.3
0.0
0.3
0.0
0.3
0.0
0.7
0.4
0.7
0.0
0.6
0.0
0.4
0.0
0.4
0.4
0.9
0.0
0.3
0.2
0.7
0.0
1.2
0.2
1.2
0.4
1.4
0.3
0.9
0.0
0.3
0.5
1.7
0.0
2.6
0.2
3.0
2.8
3.8
1.0
2.1
0.5
0.9
0.3
1.2
2.8
1.6
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.3
0.3
0.0
0.0
0.0
0.9
0.4
1.3
0.0
0.0
0.2
0.0
0.7
0.7
0.9
0.5
0.4
0.0
0.7
0.3
0.3
0.0
0.5
0.4
0.2
0.0
0.0
0.0
2.2
4.4
0.7
0.8
1.4
1.9
0.6
0.6
0.3
0.0
0.0
0.0
0.3
0.3
0.0
0.3
0.0
0.7
0.0
0.3
0.0
0.8
0.0
0.0
0.2
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.2
0.0
0.2
0.5
1.3
9.0
0.0
0.0
0.9
0.0
1.1
0.0
0.2
0.0
0.2
0.0
3.2
4.4
0.7
0.8
0.7
0.5
0.4
0.7
4.7
3.8
0.6
0.0
0.7
0.0
0.7
0.0
0.4
0.0
0.3
0.3
1.4
0.0
1.0
0.4
0.2
0.2
0.0
0.0
0.5
0.2
0.0
0.5
0.5
0.2
0.0
0.3
0.3
0.6
0.3
0.3
0.0
0.4
0.2
1.1
0.2
1.3
1.3
0.3
0.7
0.3
3.6
4.9
0.8
0.8
47.8
46.8
54.7
49.4
70.5
67.2
64.3
51.9
75.2
65.0
74.6
69.0
60.0
55.3
60.3
48.8
88.0
87.2
86.6
86.6
74.6
78.0
76.5
80.6
77.1
79.7
69.1
60.2
76.1
73.4
86.8
84.3
57.6
59.0
60.5
62.9
61.2
59.7
64.1
62.3
72.7
71.3
64.3
56.3
70.7
68.4
30%以上40%未満
40%以上
2.商店街別購買シェアの推移
中心商店街の占める割合が年々落ちていたが、今回と前回の調査では全体的にほぼ横ばいの傾向を
示している。しかし、表 2-1、グラフ 2-2 を見てもわかるように「その他」の占める割合が過半数を
大幅に超え購買の流出が顕著であることと、駅前通り商店街のみが 10%以上の集客力を保っているの
は前回調査同様である。要因としては、駅前通り商店街に大型店(サンリブ、ダイエー)が出店して
いるためと考えられる。
【表2-1】商店街別購買シェア
(単位:%)
三本松商 三本松本 寿通り商 昭和通り 中央商店 駅前通り 隈町商店 みゆき通り その他
店街
通り商店 店街
商店街
街
商店街
街
商店街
調査
街
年度
23年
2.7
1.2
1.5
0.4
2.9
15.4
0.3
0.6
75.0
20年
2.6
0.8
1.4
0.7
3.7
15.4
0.7
0.6
74.1
17年
5.1
1.5
2.5
1.1.
5.3
17.8
0.9
0.2
65.6
14年
3.0
1.0
4.1
0.7
8.7
25.6
1.8
0.6
44.8
10年
8.5
0.8
6.3
0.8
12.7
35.2
0.9
1.0
33.9
8年
10.6
0.9
6.1
0.5
16.5
35.6
0.8
0.7
28.3
3年
14.9
1.4
7.7
0.6
19.7
34.7
1.2
0.7
19.1
10%以上20%未満
20%以上30%未満
30%以上40%未満
40%以上
【グラフ2-2】商店街別購買シェア
三本松商店街
三本松本通り商店街
寿通り商店街
昭和通り商店街
中央商店街
駅前通り商店街
隈町商店街
みゆき通り商店街
その他
2.7 1.5 2.9
0.3
15.4
23年
75.0
1.2 0.4
0.6
3.7
2.6 1.4
0.7
15.4
20年
74.1
0.80.7
0.6
2.5
5.1
17.8
5.3
0.9
(単位:%)
65.6
17年
1.5
1.1
0.2
8.7
4.1
3
1.8
25.6
14年
44.8
0.7
1
8.5
0.6
35.2
12.7
6.3
0.9
33.9
10年
0.8
0.8
6.1
10.6
1
35.6
16.5
0.8
8年
28.3
0.5
0.9
14.9
0.7
19.7
7.7
34.7
1.2
3年
19.1
0.6
1.4
0%
10%
20%
0.7
30%
40%
50%
60%
4
70%
80%
90%
100%
3.旧日田市内居住者の市外への購買流出
①
旧日田市外への購買流出
旧日田市内居住者が市外への買い物に行く全体の傾向は前回調査とほぼ同じで増加傾向にあり、特
に衣料・身回品やスポーツ・レジャー用品、時計・貴金属・メガネ・カメラ、玩具・人形は、旧日田
市外で買いものする人の割合が、他の商品に比べて極めて高くなっている。これは中心街の大型店の
不在や小売店の魅力の低下による影響が大きいと思われる。
【表3-1】旧日田市外への購買流出
調査年度
贈答品
衣 呉服・寝具
料 紳士服
・
身 婦人服
回 子供服
品 くつ・はき物
カバン・袋物
アクセサリー・洋品・小間物
家
電気製品
具
・
家具・インテリア
什
台所用品・日用雑貨
器
文 書籍・文具
化 医薬・化粧品
品
・ スポーツ・レジャー用品
雑 時計・貴金属・メガネ・カメラ等
貨 楽器・CD・テープ
玩具・人形
食 生鮮食品
品 一般食品
サ 喫茶店
ー
食堂・レストラン・すし屋
ビ
ス 理・美容院
10%以上20%未満
②
H10年度
11.7
12.5
15.7
19.6
23.5
23.8
24.2
22.2
7.1
8.3
6.0
3.9
5.1
7.9
8.8
4.9
6.6
4.3
5.2
7.0
9.1
6.6
H14年度
18.9
20.2
20.2
24.1
23.4
20.6
23.9
20.8
11.8
14.0
11.8
11.1
8.9
13.2
14.3
12.8
17.2
8.8
7.9
11.7
12.2
11.4
H17年度
22.6
23.4
31.5
35.6
40.0
31.9
36.8
36.3
24.9
24.3
20.3
18.4
15.9
30.8
29.9
18.4
24.4
16.0
17.4
22.5
21.7
14.5
20%以上30%未満
(単位:%)
H23年度
38.7
34.8
43.1
47.9
48.5
46.0
58.0
59.6
13.9
36.8
18.5
19.4
15.4
55.0
42.1
28.3
49.8
12.2
12.3
25.9
20.1
14.7
H20年度
36.6
29.7
36.8
45.1
45.2
39.4
53.8
53.3
11.6
25.4
11.0
14.0
9.7
43.9
33.9
21.6
36.2
7.4
7.6
16.9
16.3
10.3
30%以上40%未満
40%以上
購買の流出先
グラフ 3-2 を見て分かるように、明らかに福岡県内での買い物が多く、中でも久留米市の割合が高
く次に福岡市となっている。しかしどちらも減少傾向にあり、近郊の市町村に大型ショッピングモー
ル等が建設され、そこに購買が流出していると思われ、今回の調査での特筆すべき点である。車など
で気軽に行けることを考えると、日田市内の魅力づくりにおいてより一層の努力が必要であろう。
【グラフ3-2】購買の流出先
50
45
40
35
30
25
20
15
10
5
0
%
46.0
14年調査
17年調査
20年調査
23年調査
43.6
41.0
35.6
31.4
38.4
30.8
22.7
19.8
8.5
4.7
6.4
3.3
6.3
福
岡
市
久
留
米
市
4.4
1.6
大
分
市
1.7
0.7
1.2
う
き
は
市
1.8
0.0
0.3
0.4
0.0
0.0
東
峰
村
3.1
0.4
玖
珠
町
5
1.2
0.3
4.0
旧
甘
木
市
1.8
0.5
0.4
0.4
別
府
市
24.8
10.9
そ
の
他
4.旧日田市への購買流入
①旧日田市への購買流入(総合)
近郊の旧日田郡からの流入が減少しているが、旧日田郡の旧日田市への依存度は高い。近隣福岡県
からの流入は急激に減少し、その他の福岡県内も減少している。一方、玖珠郡及び山国・小国・その
他については増加しており、各地域の商店街等の衰退が影響している事が推測され、アンケート内自
由意見でもそのような状態が確認されている。
【グラフ4-1】旧日田市への購買流入(総合)
%
②旧日田市への購買流入(贈答品)
増加したのは、玖珠郡、山国・小国・その他で、近郊の旧日田郡、近隣福岡県及びその他の福岡県
内からの流入は前回調査値より減少している。
【グラフ4-2】旧日田市への購買流入(贈答品)
%
6
③旧日田市への購買流入(衣料・身回品)
増加したのは、山国・小国・その他のみで、近郊の旧日田郡、玖珠郡、近隣福岡県及びその他の福
岡県内からの流入は前回調査値より減少している。
【グラフ4-3】旧日田市への購買流入(衣料・身回品)
17年調査
20年調査
23年調査
%
旧日田郡
玖珠郡
山国・小国・その他
近隣福岡県内
その他の福岡県内
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
④旧日田市への購買流入(家具・什器)
日田市の産業である家具において、増加したのは、山国・小国・その他のみで、近郊の旧日田郡、
玖珠郡、近隣福岡県及びその他の福岡県内からの流入は前回調査値より減少している。
【グラフ4-4】旧日田市への購買流入(家具・什器)
%
⑤旧日田市への購買流入(文化品・雑貨)
旧日田郡、近隣福岡県内、その他の福岡県からの流入が減少しており、他市町村への流出がうかが
える。
【グラフ4-5】旧日田市への購買流入(文化品・雑貨)
%
7
⑥旧日田市への購買流入(食品)
旧日田郡の減少は、各地の産直販売所などの影響によることが推測されるが、その他については、
旧日田市内の郊外スーパー等の充実化が伺える。
【グラフ4-6】旧日田市への購買流入(食品)
%
⑦日田市への購買流入(サービス)
近郊の旧日田郡、近郊福岡県内からの流入は減少し、玖珠郡、山国・小国・その他、近隣福岡県内
からの流入は増加している。
【グラフ4-7】旧日田市への購買流入(サービス)
17年調査
旧日田郡
玖珠郡
山国・小国・その他
近隣福岡県内
その他の福岡県内
8
20年調査
23年調査
%
5.日田市内小売店形態別利用状況
表 5-1、グラフ 5-2 を見ても分かるように、大型店の占める割合は年々増加している。
その他(通販など)の増加は、インターネットの普及によるネット販売の普及などが影響していると
みられる。専門小売店、一般小売店、農協・生協は前回に比べて減少に転じている。
【表5-1】調査年度別購買状況比較
大型店
スーパー
専門小売店
一般小売店
農協・生協
その他(通販など)
8年調査
48.7
7.0
22.3
18.2
2.1
1.7
10年調査
54.1
6.7
16.7
17.0
1.7
3.8
14年調査
60.9
4.1
14.8
11.5
1.4
7.3
17年調査
63.5
2.1
10.1
12.5
1.2
10.6
20年調査
66.3
1.9
10.7
14.8
2.0
4.3
23年調査
67.6
3.5
8.0
14.3
1.3
5.3
【グラフ5-2】調査年度別購買状況比較
(%)
80.0
8年調査
10年調査
14年調査
17年調査
20年調査
23年調査
70.0
60.0
50.0
40.0
30.0
20.0
10.0
0.0
大
型
店
ス
ー
パ
ー
専
門
小
売
店
一
般
小
売
店
農
協
・
生
協
そ
の
他
(
通
販
な
ど
)
表 5-3 では、全体的に郊外型大型店の割合が高く各商品別の購入店の形態を見てみると、「贈答
品」については市街地内大型店に偏り、「衣料・身回品」および「食品」については、市街地内大型
店と郊外型大型店に偏っていることが伺える。また、「理・美容店」をのぞくその他は郊外の大型店
に偏っている。明らかに、これらの商品については、中心商店街の小売店の吸引力の弱さが現れてい
る。
「サービス」は商店街の専門小売店、一般の小売店の割合が高く、大型店を上回っており、中心商店
街の吸引力が強いものの、商店街内での立地は少数である(現地目視程度)ことを考えると商店街全
体の購買の吸引に大きく影響しているとは言い難い。
9
【表5-3】 商品別・購入小売店形態別購入状況(総集計)
市
郊
ス
ー
街
外
地
型
パ
ー
内
大
大
型
型
店
店
1.贈答品
商
店
街
の
専
門
一
般
小
売
店
農
協
・
生
協
(単位:%)
(そ
通の
販他
・
市
外
店
等
)
35.0
21.5
1.8
6.8
23.0
3.3
8.8
21.7
47.2
1.7
12.0
10.1
0.0
7.2
17.6
58.4
3.4
6.8
10.0
0.0
3.7
16.9
58.6
2.3
9.7
6.9
0.0
5.6
5.子供服
16.5
66.2
3.2
2.9
7.2
0.0
4.0
6.くつ・はき物
12.4
56.8
4.3
6.8
15.2
0.3
4.3
7.カバン・袋物
19.2
51.6
3.2
9.4
6.5
0.3
9.7
8.アクセサリー・洋品・
小間物
18.1
49.8
2.8
9.6
8.9
0.0
10.7
2.0
92.6
0.8
0.7
2.8
0.0
1.1
2.9
80.9
0.7
2.7
6.3
0.0
6.5
20.6
73.2
2.2
0.5
1.1
0.9
1.4
16.1
40.6
3.4
6.2
29.3
0.0
4.3
9.9
50.3
11.4
3.7
17.6
0.4
6.7
6.5
40.7
5.3
15.2
26.4
0.3
5.6
3.5
49.1
3.2
16.4
22.5
0.0
5.4
16.楽器・CD・テープ
4.0
63.1
2.8
6.1
18.6
0.2
5.2
17.玩具・人形
14.4
43.2
3.9
17.9
14.8
0.4
5.4
食
品 18.生鮮食品
36.3
49.3
4.1
0.5
1.3
8.1
0.3
19.一般食品
36.0
48.1
5.1
0.5
2.0
7.8
0.5
4.7
23.6
3.7
21.9
33.9
0.0
12.3
3.7
33.2
2.9
19.7
30.5
0.3
9.7
22.理・美容院
4.9
10.9
2.3
27.7
43.5
0.5
10.1
総計
15.5
52.1
3.5
8.0
14.3
1.3
5.3
衣
料 2.呉服・寝具
・
身 3.紳士服
回
品 4.婦人服
家
具 9.電気製品
・
什 10.家具・インテリア
器
11.台所用品・日用雑貨
文
化 12.書籍・文具
品
・ 13.医薬・化粧品
雑
14.スポーツ・レジャー
貨
用品
15.時計・貴金属・メガ
ネ・カメラ・写真材料
サ
| 20.喫茶店
ビ 21.食堂・レストラン・
ス すし屋
10%以上20%未満
20%以上30%未満
30%以上40%未満
40%以上
注
市街地内大型店=サンリブ日田店、ダイエー日田店、黒潮市場日田店
郊外型大型店=サニー、ナフコ、トライアル、ダイレックス、グッディ、新鮮市場、マルミヤ、
サンキ、ベスト電器
、100 満ボルト、ケーズデンキ、ヤマダ電機
10
等
6.小売店と大型店の利用状況
① 小売店と大型店の利用比較
グラフ 6-1 を見ても分かるように、小売店利用が高かった「飲食・喫茶」も含め、ほとんどの商品
で大型店の割合が高くなっている。
「食料品」
「その他の衣料品」
「日用雑貨」は、小売店側に若干傾いているが、
「呉服・寝具」「靴・
履物」「電気製品」
「時計・メガネ・貴金属」「飲食・喫茶」についてはさらに大型店依存型になってい
る。
【グラフ6-1】小売店と大型店の利用比較
(%)
20.0
17年調査
20年調査
23年調査
0.0
▲ 20.0
▲ 40.0
▲ 60.0
▲ 80.0
▲ 100.0
食料品
呉服・寝具
その他の衣料
品
日用雑貨
靴・履物
電気製品
時計・メガ
ネ・貴金属
飲食・喫茶
総合
17年調査
▲ 34.1
▲ 36.3
▲ 48.1
▲ 41.9
▲ 37.2
20年調査
▲ 61.4
▲ 50.6
▲ 62.4
▲ 68.7
▲ 46.8
▲ 67.9
▲ 8.9
14.7
▲ 33.0
▲ 80.0
▲ 12.7
9.4
23年調査
▲ 55.0
▲ 51.5
▲ 61.9
▲ 62.5
▲ 56.3
▲ 47.7
▲ 83.4
▲ 35.6
▲ 0.1
▲ 51.5
※▲はマイナスを示す
プラス数値は小売店利用が高いことを示し、マイナス数値は大型店利用が高いことを示す。
11
②小売店と大型店の利用割合
表 6-2 を見ると、全体的に大型店の占めるウェイトが年を追うごとにさらに高くなっている。大型
店の立地および品揃えなどの充実、駐車場の広さなど、さまざまな要因が考えられる。
【表6-2】小売店と大型店の利用割合
1.ほとんど小売店 2.小売店で買う方 3.大型店と小売店 4.大型店で買う方 5.ほとんど大型店
で買う
がやや多い
と同じ程度
がやや多い
で買う
区分
食料品
呉服・寝具
その他の
衣料品
日用雑貨
靴・履物
電気製品
時計・メガ
ネ貴金属
飲食・喫茶
総合
(単位:%)
8年
10年
14年
17年
20年
23年
8年
10年
14年
17年
20年
23年
8年
10年
14年
17年
20年
23年
8年
10年
14年
17年
20年
23年
8年
10年
14年
17年
20年
23年
8年
10年
14年
17年
20年
23年
8年
10年
14年
17年
20年
23年
8年
10年
14年
17年
20年
23年
8年
10年
14年
17年
20年
23年
10%以上20%未満
12.2
11.6
13.2
10.3
5.8
9.5
16.4
9.2
11.3
10.4
9.8
9.7
11.7
8.4
8.6
6.8
5.9
6.2
10.4
11.4
9.5
8.1
3.7
5.5
21.6
15.4
11.5
8.5
8.3
8.1
23.0
7.7
6.9
5.1
3.7
2.9
41.4
29.4
23.2
21.9
21.5
13.5
46.2
29.0
29.6
26.2
27.6
22.5
22.4
14.9
14.0
12.0
10.5
9.6
9.7
5.5
11.9
11.0
4.0
5.8
15.0
9.5
10.2
10.9
8.4
7.4
9.1
7.6
6.5
6.1
4.9
5.1
12.7
10.7
12.5
8.5
4.9
5.1
17.1
14.8
11.9
10.6
8.4
6.1
14.9
7.4
6.2
3.7
3.4
2.1
20.6
18.1
15.5
12.7
15.7
11.5
17.7
15.5
15.6
15.3
14.2
12.9
14.5
11.0
11.2
9.8
7.8
6.9
19.9
24.1
24.4
23.0
19.1
14.4
19.0
18.7
22.8
21.1
13.0
14.3
23.6
21.9
24.7
26.1
16.1
15.5
21.7
24.1
27.2
24.9
14.1
16.3
18.0
21.7
28.6
24.6
19.8
15.3
16.1
16.4
14.1
14.4
5.7
6.5
14.0
19.5
22.1
21.9
12.9
14.4
17.7
27.8
33.0
31.7
25.8
29.2
18.8
21.7
24.5
23.5
15.7
15.6
20%以上30%未満
12
30%以上40%未満
24.4
25.5
22.5
22.5
21.2
26.5
23.9
27.1
25.9
24.8
24.6
22.8
23.8
23.5
28.7
23.8
24.6
23.9
25.2
20.3
22.7
23.7
24.1
28.1
19.8
19.1
22.4
23.2
21.4
24.9
20.1
26.2
25.9
24.6
18.8
20.9
11.1
13.5
18.7
16.6
15.8
21.9
8.1
9.9
11.3
11.7
13.3
13.9
19.8
20.9
22.4
21.5
20.6
23.0
33.8
33.3
28.0
32.9
50.0
43.8
25.7
35.5
29.7
32.8
44.2
45.8
31.8
38.6
31.5
37.2
48.6
49.3
30.0
33.5
28.0
34.8
53.2
45.0
23.5
29.0
25.6
33.1
42.1
45.6
25.9
42.3
46.8
52.1
68.3
67.5
12.9
19.5
20.5
26.9
34.1
38.7
10.3
17.8
10.5
15.1
19.1
21.6
24.5
31.5
27.9
33.3
45.4
45.0
40%以上
7.中元歳末時における贈答品の利用について
①
日田市内での中元・歳末時の利用率
全体が前年度に比べて減少傾向にあり、周辺都市の大型店等での購入が考えられ、市内の店におけ
る品揃え等の魅力が薄れているように考えられる。
【表7-1】日田市内での中元・歳暮時の利用率
(単位:%)
福岡県・その他大分
県居住者
旧日田市居住者
旧日田郡居住者
玖珠郡居住者
58年調査
96.5
(▲1.4)
72.5
(0.6)
22.9
(▲1.6)
7.8
(0.6)
8年調査
92.9
(▲3.6)
77.8
(5.3)
25.3
(2.4)
6.2
(▲1.6)
10年調査
90.4
(▲2.5)
81.3
(3.5)
32.5
(7.2)
6.9
(0.7)
14年調査
89.0
(▲1.4)
83.1
(1.8)
19.0
(▲13.5)
6.4
(▲0.5)
17年調査
76.7
(▲12.3)
90.7
(7.6)
16.7
(▲2.3)
6.0
(▲0.4)
20年調査
74.8
(▲1.9)
84.1
(▲6.6)
6.6
(▲10.1)
11.5
(5.5)
23年調査
69.3
(▲5.5)
74.6
(▲9.5)
3.6
(▲3.0)
5.4
(▲6.1)
※( )内は前回調査からの増減を示しており、▲はマイナスを示す
②
日田市内での中元・歳末時の購入先店舗形態
総計では、圧倒的に大型店のシェアが高いものの、「市街地内大型店」は減少傾向にあり、逆に
「郊外型大型店」は増加傾向にある。
旧日田市居住者についてみてみると、「市街地内大型店」
、
「郊外型大型店」、
「一般小売店」での買
い物が減少しており、「スーパー」や「商店街の専門店」、
「その他(通販など)」が増加している。
【表7-2】日田市内での中元・歳暮時の購入先店舗形態
旧日田市居住者 旧日田郡居住者 玖珠郡居住者
(単位:%)
福岡県居住者
市街地内大型店
28.8
(▲1.1)
34.2
(5.6)
0.0
(▲60.0)
郊外型大型店
13.2
(▲2.0)
5.3
(▲3.3)
0.0
(▲20.0) 50.0
スーパー
17.5
(3.8)
31.6
(17.3)
0.0
(0.0)
商店街の専門店
8.9
(1.7)
5.3
(▲0.4)
0.0
一般小売店
16.9
(▲4.9)
18.4
農協・生協
5.8
(▲1.1)
(3.5)
その他(通販など) 8.9
0.0
その他居住者
(▲42.9) 100.0
総計
(66.7)
35.0
(▲3.0)
(7.1)
0.0
(0.0)
17.3
(4.3)
0.0
(▲14.3)
0.0
(0.0)
14.5
(1.2)
(0.0)
50.0
(50.0)
0.0
(▲33.3)
5.8
(▲1.6)
(▲13.0) 50.0
(50.0)
0.0
(0.0)
0.0
(▲33.3) 15.1
(▲0.5)
2.6
(▲8.8)
0.0
(▲20.0)
0.0
(0.0)
0.0
(0.0)
7.6
(2.7)
2.6
(2.6)
50.0
(50.0)
0.0
(0.0)
0.0
(0.0)
4.7
(▲3.1)
※( )内は前回調査からの増減を示しており、▲はマイナスを示す
10%以上20%未満
20%以上30%未満
30%以上40%未満
13
40%以上
8.日田市内の商店街への来街頻度とその変化
①
来街頻度
「日田市内居住者」
「日田市外居住者」の来街頻度が減少しており、消費者の商店街離れが懸念さ
れる。
【表8-1】来街頻度
区分
全体
(単位:%)
日田市外居住者
日田市内居住者
① ほとんど毎日
11.5
(▲3.5)
11.0
(▲3.4)
15.4
(▲5.8)
② 週に1~2回
25.4
(▲4.6)
25.1
(▲4.3)
27.7
(▲8.8)
③ 月に1~2回
18.1
(▲1.7)
18.5
(▲1.7)
15.4
(0.0)
④ 2~3ヶ月に1回
9.2
(1.5)
9.0
(0.7)
10.8
(8.9)
⑤ 半年に1回以下
8.1
(▲1.1)
9.1
(▲0.6)
0.0
(▲3.8)
⑥ 行かない
27.6
(9.3)
27.2
(9.2)
30.8
(9.6)
※ ( )内は前回調査からの増減を示しており、▲はマイナスを示す。
②
日田市商店街への来街回数
上記【表 8-1】来街頻度の①~⑤と回答した方の来街回数の総計では、全体的な傾向として「増え
た」「変わらない」を含めると前回(平成 20 年度)より若干増加傾向にあり、「減った」と答えた人
は減少している。
【グラフ8-2】日田市商店街への来街回数(全体)
増えた
17年調査
変わらない
12.5
20年調査
5.7
23年調査
6.9
減った
35.8
51.7
47.8
46.5
52.5
0%
10%
20%
30%
40.6
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
【グラフ8-3】日田市商店街への来街回数(日田市内居住者)
増えた
17年調査
変わらない
8.4
20年調査
4.1
23年調査
4.4
減った
51.1
40.5
47.7
48.2
52.9
0%
20%
42.7
40%
60%
80%
100%
【グラフ8-4】日田市商店街への来街回数(日田市外居住者)
増えた
17年調査
変わらない
16.6
20年調査
52.4
14.4
23年調査
10%
31.0
48.5
23.5
0%
減った
37.1
50.0
20%
30%
40%
50%
14
26.5
60%
70%
80%
90%
100%
9.日田市外への出向変化
①
ショッピングでの出向の変化
前回調査と比べて、
「増えた」「減った」ともに減少傾向で、「変わらない」が増加傾向にある。
行き先としては、福岡県方面が多く「福岡市及びその近郊」
「久留米市」が圧倒的に多い。
【表9-1】ショッピングでの出向の変化
全体
区分
日田市内居住者
(単位:%)
日田市外居住者
増えた
37.6
(▲0.6)
39.4
(▲0.1)
22.9
(▲1.3)
減った
16.8
(▲4.7)
16.6
(▲3.8)
18.1
(▲15.8)
変わらない
45.6
(5.4)
44.0
(3.9)
59.0
(17.1)
※ ( )内は前回調査からの増減を示しており、▲はマイナスを示す。
【表9-2】行き先
日田市
福岡市及びその近郊
久留米市
筑紫野市
朝倉市、うきは市、九重町 等
大分市
別府市
その他九州内
その他
②
2人
250人
212人
26人
10人
64人
4人
25人
8人
観光レジャーでの出向の変化
前回調査と比べて、
「増えた」
「減った」ともに減少傾向で、「変わらない」が増加傾向にある。
行き先としては、
「福岡市及びその近郊」が圧倒的に多い。
【表9-3】観光レジャーでの出向の変化
全体
区分
日田市内居住者
(単位:%)
日田市外居住者
増えた
13.9
(▲0.9)
14.4
(▲0.7)
9.3
(▲2.4)
減った
38.6
(▲7.4)
38.9
(▲6.7)
36.0
(▲14.0)
変わらない
47.5
(8.3)
46.7
(7.4)
54.7
(16.4)
※ ( )内は前回調査からの増減を示しており、▲はマイナスを示す。
【表9-4】行き先
日田市
福岡市及びその近郊
久留米市
筑紫野市
朝倉市、うきは市、九重町 等
大分市
別府市
その他九州内
その他
2人
145人
42人
4人
6人
28人
15人
78人
40人
15
10.消費者の要望
①中心市街地に要望するもの・空き店舗に誘致したいもの
自由意見であるため、多少、回答者と集計者の回答の分類について相違があるかもしれないが、大
まかな傾向を以下に示している。
表10-1を見てもわかるように中心市街地には大型店を要望する人が圧倒的に多く、次に駐車場
が多い。
空き店舗には物販や飲食店を要望する人が多く、大型店と答える人も多い。
また、参考のため、具体的な業種ではなく、抽象的な意見も抽出しているが、「商店街の大型化・
商店街の集中化」
「人を集める有名店やブランド店、日田オリジナルの人気店などを設ける」
「消費者
のニーズに合った店・流行品を扱っている魅力的な店」といった意見が目立った。
【表10-1】消費者の意見
中心市街地に要望するもの
H23
H20
空き店舗に誘致したいもの
H23
H20
大型店(大型スーパー、ショッピングモール、
デパートなど)
288人
369人
45人
62人
生鮮、食料
12人
11人
23人
22人
物販A(日用、雑貨、手芸品、花)
27人
15人
77人
70人
物販B(衣料、呉服、寝具)
・年代に合った手頃な洋服店
40人
32人
143人
102人
飲食店
62人
31人
143人
96人
アウトレット、ディスカウントショップ
13人
20人
4人
5人
D、カラオケ、ゲームセンター、スポーツジム、
ファンシーショップ、スポーツショップ、ライブハ
ウス、インターネットカフェ)
94人
38人
54人
17人
駐車場
32人
13人
8人
4人
子供施設
6人
0人
3人
2人
100円ショップ
2人
2人
4人
2人
病院・福祉施設
1人
1人
2人
2人
学校(大学・専門学校)
2人
2人
0人
0人
公園
2人
3人
0人
0人
住宅
0人
0人
0人
1人
商店街の大型化・商店街の集中化
17人
-
13人
-
コンビニエンスストア
4人
-
4人
-
2人
-
7人
-
娯楽・レジャーなど(本、レンタルCD・DV
若い人のニーズにあった店
若い人の意見をもっと聞く
道の駅
人を集める有名店やブランド店、日田オリジナ
ルの人気店などを設ける
消費者のニーズに合った店・流行品を扱ってい
る魅力的な店
営業時間を長くする。
(早く閉まるので買いたくても買えない)
2人
-
1人
-
11人
-
8人
-
9人
-
2人
-
5人
-
0人
-
大型店を設置し、その中に商店街の各店が入店
する
0人
-
2人
-
その他
31人
3人
16人
3人
16
②中心商店街が賑わいを取り戻すためにどうしたら良いか
塗りは、10.①の表 10-1 の業種・施設と同じ項目を示す
「広い駐車場、無料駐車場が必要」が圧倒的に多く、次に「大型店(大型スーパー、ショッピング
モール、デパートなど)を誘致する」が続く。人数が多い項目の内容については、各商店街でも課題
としてすでに認識している内容ではないだろうか。
【表10-2】消費者の意見
中心商店街が賑わいを取り戻すためにどうしたら良いかについての回答
広い駐車場、無料駐車場が必要
78人
大型店(大型スーパー、ショッピングモール、デパートなど)を誘致する
39人
商店街の大型化・商店街の集中化
31人
若い人のニーズにあった店・若い人の意見をもっと聞く
38人
イベントを増やす、大規模化する
28人
消費者のニーズに合った店・流行品を扱っている魅力的な店
27人
人を集める有名店やブランド店、日田オリジナルの人気店などを設ける
20人
接客態度を良くする
19人
安価な店
17人
広告などわかりやすく情報発信して欲しい (皆意外と各店の情報を知っていない)
16人
セールや商品券を配るなどのサービスを増やす
15人
全く新しい街にする・ 大正ロマンなどテーマを持った街に変える
14人
就業場所を増やし人口を増やす
14人
飲食店
11人
入りやすい雰囲気、オープンな店構えにしてほしい
11人
営業時間を長くする。 (早く閉まるので買いたくても変えない)
11人
歩きやすい美しい街並みにする
10人
子供が遊べる施設、子供といける施設が欲しい
9人
娯楽・レジャーなど(本、レンタルCD・DVD、カラオケ、ゲームセンター、スポーツジム、
ファンシーショップ、スポーツショップ、ライブハウス、インターネットカフェ)
8人
生鮮、食料
6人
学校(大学・専門学校など)
6人
4人
とにかく空き店舗を埋める
4人
大型店を設置し、その中に商店街の各店が入店する
4人
アウトレット、ディスカウントショップ
3人
住宅を増やす
3人
交通網の改善・日田めぐりバスのルートや時間の改善
3人
テナントの家賃を安くする
3人
物販B(衣料、呉服、寝具)
・年代に合った手頃な洋服店
2人
物販A(日用、雑貨、手芸品、花)
1人
日田の人がほかで買い物をしない
1人
清掃活動
1人
コンビニエンスストア
1人
店の内容をもっと身近な内容のものを増やす
1人
新しいサービスを導入する 例)御用聞き宅配など
1人
その他
42人
17
11.まとめ
今回の調査において、前回同様に日田市近郊(福岡市・久留米市等)の大型店と併せ、新たに出店
した大型ショッピングモール(うきは市)ならびに市内の郊外大型店(量販店等)の出店等による影
響もあって、中心市街地における集客力が著しく低下しており、大型店における購買比率が年々上昇
している事からも、廃業などによる中心部での空き店舗や空き地の増加がみられ、中心市街地の空洞
化が更に進んでいると言えます。
主な要因としては、若年者を中心としてモータリゼーションの進展による郊外店や周辺都市の大型
商業施設などへの顧客流出が大きな要因である考えられ、またインターネットの普及によるネット販
売や郊外大型店の競争激化に伴うデフレ現象など様々な環境変化の中で、商店街としての利便性や品
揃え等の魅力が薄れ、全般的に消費者の購買意欲が市外や郊外大型店に向けられていることが再認識
される結果となっています。
しかしながら、飲食関連においては、
「日田やきそば」として広くメディアに取り上げられるなど
PR効果による相乗効果もあって、売上拡大が図れる等のプラス要因もあり、アイデアと様々なイベ
ントを通じた取り組みが、中心市街地における商店街活性化に必要ではないかと考えられます。
また、中心市街地に位置する日田市民文化会館「パトリア日田」におけるイベントに来客している
消費者を取り込む仕掛けづくりと情報発信ならびに魅力ある店づくりに商店街が一体となって努める
ことが重要であると思われます。消費者の要望調査では、中心市街地に大型店の出店を希望する意見
も多数ありますが、空き店舗に物販店や飲食店を希望する意見も多く、行政等の支援体制の確立と個
店経営者の意識改革を図り、商店主が中心となった個店の魅力アップに努めることにより、消費者の
利便性と商店街活性化に繋がることが望まれます。
資料
前回調査から今回の調査までに移り変わった市内中心部の様子をあげています。
空き地となった状態の駅前周辺
空き店舗が目立つ中心地の商店街
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