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第 1 回大田原市下水道使用料等審議会 会議録 日 時:平成 26 年 7 月
第 1 回大田原市下水道使用料等審議会 会議録 日 時:平成 26 年 7 月 25 日(金)午後 2 時~午後 4 時 場 所:大田原市役所仮設庁舎 A 棟 2 階会議室 出席者: 委員(15 名) 藤田委員、高野委員、君島委員、玉木委員、花塚委員、鴇巣委員、池田委員、室井委員、 鈴木委員、筒井委員、三森委員、大西委員、伊藤委員、菊池委員、藤沼委員 事務局(7 名) 相澤水道部長、小野崎下水道課長、高林管理係長、石塚工務係長、村上維持係長、 佐藤主査、石山主事 鴇巣会長 議事に入らせていただきます。まず、一番目の大田原市下水道事業の概要につ いて事務局から説明をお願いします。 事務局(小野崎) 1 大田原市下水道事業概要について 2 公共下水道事業の計画・整備・普及状況について 3 下水道事業の会計について 4 下水道使用料について 資料 P.1~P.7 について説明。 鴇巣会長 それでは下水道使用料のところまで説明がございましたが、何かご異議あるいは ご質問等あれば発言をいただきたいと思います。 委員 供用開始をされた区域の中でまだ水洗化をしていない理由は。 供用開始をしているところは、その土地に対して負担金は支払いいただいてい ると思うが、自分の汚水を流していない、施設を整備して利用していないという 方が結構いると思う。その人たちの理由、どういうことで利用されていないのか についてお聞きしたい。 事務局(小野崎) 基本的に市街地内については、接続率は高い状況ではあります。理由につきま しては、まず合併浄化槽がまだ使える状況であること。それから接続するにあた ってその改修、仮設費の方がかかってしまうこと。新築でもしない限り現実的に は費用がかさみすぎてできない。経済的な理由が主なものと考えております。 鴇巣会長 よろしいですか。 委員 はい。 鴇巣会長 その他ございますか。ないようでしたら、次の目次 5 下水道事業の経営につい てと、6 適正な下水道使用料の水準について、事務局の説明をお願いします。 事務局(小野崎) 5 公共下水道事業の経営について 5-1 下水道事業の費用負担の考え方 5-2 繰出基準について 5-3 費用負担の考え方と繰出基準に基づく財源 5-4 大田原市の下水道事業の状況 6 適正な下水道使用料の水準について 資料 P.8~P.20 について説明。 鴇巣会長 ありがとうございました。ご質問等ございますか。 委員 8 ページ、雨水公費・汚水私費ということで雨水処理費ということであるが。 雨水は一般的に側溝で河川へ。下水、生活汚水は管路で処理されるので、別なの かなと。この雨水処理は、地下水の染みたものかと思ったら、処理されていると いうことなので、雨水まで下水処理でやられているのか。 事務局(小野崎) 公共下水道というのは従来から合流式が基本で、雨水も汚水も一緒に流す計画 であります。 大田原は分流式と先ほど説明いたしましたが、経済的な理由で汚水しか流さな い管を整備してきました。昭和 48 年以前、国は合流式、雨水と汚水は一緒に流す という考え方、雨が降った時には雨水も一緒に流すという構造の場合、雨水と汚 水の費用計算をすると、汚水処理と雨水処理で私費と公費に分けることになりま す。 本来、下水道計画は、汚水と雨水はセットで計画を立てるもので、雨水に関し ては当然公費が使われます。汚水に関しては汚水と雨水の工事費というのは分流 式ですから分けられていて、雨水はいくら、汚水はいくらというように分けられ ております。 委員 我々、農業集落排水を利用し、汚水だけ流していて、少し分かりづらかったが、 雨水の処理分はどのくらいなのか。⑥では 20%ぐらい見込んでいると言っていた が、それが 20%でよろしいのか。 事務局(小野崎) それは不明水です。不明水は雨水とはまた違います。結局、汚水管の設計には 2 割の不明水分を見ないと、パンクしてしまいます。2 割以外の入ってくるものも あり、そういった不明水が流れてきたからといっても、不明水分が料金いくらか かるから使用者の皆様へ支払をお願いするのも問題があります。 基本的な考え方としては、自分ら出した汚水ではないので、当然使用料を払う のはおかしいですから、このような考え方から、超えた分については税金、公費 を使うのが当然であるという考え方です。 委員 農業集落排水と公共下水の料金は同じか。また合併浄化槽の場合の使用料はい くらか。 事務局(相澤) 公共設置型の合併浄化槽は大きさにより料金が違います。通常一番小さいもの が 5 人槽で、設置した 1 年間は一か月につき 2,900 円、そして 2 年目以降は月額 3,700 円、下水道は使用量に応じて料金が変わりますが、浄化槽の場合は定額で す。 基本的な使途は維持管理費です。浄化槽の場合は汲み取り、検査、ポンプ類と いった機械類の整備について全て市の方で行うため、その維持費を浄化槽使用料 としていただいています。 事務局(小野崎) 公共下水道と農集の使用料は同額です。他市町村では、処理区で異なるところ もありますが、大田原の場合は全て農集も公共下水道も同じ料金です。 議長(鴇巣) そのほかございますか。いずれにしても非常にお金がかかる事業。結論から言 えば、20 ページが結論なのでしょうけど。どの程度で抑えるかというのが、今後 の議論になるかと思う。今まで説明を受けた資料を元にして、審議会としてどん な案を出すか、ということになってくと思います。市の一般会計の負担の年々増 えているということ。これは逆に使用料収入そのものが落ちているということは ないですけれども、ほぼ平行であって、しかも、財政的な裏付けが下水道事業に 対しては非常に大きくなっていること。そういうバランスの問題でもありますの で、今日の説明、並びにこの資料をご理解いただいて次回以降、大いに議論して いただければと思う。 その他質問は無いようなので、無ければ今後の日程について事務局から説明を お願いいたします。 事務局(高林) 2 回目以降の審議会について今後の日程について説明します。 2 回目の内容としましては、使用料の見直しについて今後の大田原市の下水道 財政の見通し、あるいは県内他市町の使用料の状況、経営状況見直しの試案等を お示ししていきたいと考えております。 3 回目の審議会では、使用料の額についての委員皆様の意見のとりまとめを行 い、答申の内容についての検討をしていただく予定です。 なお、第 2 回の審議会につきましては、8 月 26 日火曜日、午後 1 時 30 分から、 大田原地域職業訓練センター101 研修室を会場に開催したいと考えております。 議長(鴇巣) よろしいでしょうか。次回、第 2 回は、8 月 26 日、火曜日、午後 1 時半。大田 原地域職業訓練センター101 研修室ということで皆様のご出席をお願いいたしま す。 事務局(相澤) 別途、通知させていただきます。 議長(鴇巣) 以上で本日予定されている議題につきましては、すべて終了いたしました。長 時間にわたりありがとうございました。 事務局(小野崎) 次回の開催につきましては改めて通知をいたします。それでは以上をもちまし て第 1 回大田原市下水道使用料審議会を閉会とさせていただきます。本日は大変 長時間にわたりありがとうございました。