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平成27年度進行管理・評価シート 川越市歴史的風致維持向上計画
平成27年度進行管理・評価シート 川越市歴史的風致維持向上計画(平成23年6月8日認定) (最終変更平成28年3月18日) □進捗評価シート(様式1) ①組織体制(様式1-1) ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 計画実現のための推進体制 ②重点区域における良好な景観を形成する施策(様式1-2) ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 都市計画法に基づく措置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 景観法に基づく措置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 その他条例に基づく措置 ③歴史的風致維持向上施設の整備及び管理に関する事項(様式1-3) ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 時の鐘耐震化事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 旧山崎家別邸保存整備事業 3 市指定史跡松平大和守家廟所保存整備事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ (修理補助) 市指定史跡永島家住宅保存整備事業 旧川越織物市場保存整備事業 旧鶴川座保存活用事業 川越市蔵造り資料館耐震化事業 歴史的地区環境整備街路事業 (喜多院門前通り線、喜多院外堀通り線) 歴史的地区環境整備街路事業(立門前線) 新築修景補助事業 都市景観重要建築物及び景観重要建造物の活用 (修理費等の補助) 指定文化財の保存修理事業 伝統的建造物群保存地区保存整備事業 伝統的建造物群保存地区内の景観補助事業 伝統的建造物群保存地区保存活動事業への 補助事業 川越氷川祭の山車行事保存会、伝統民俗行事 保存会等への補助事業 景観百選・景観ガイドライン等による啓発事業 歴史的建造物再生・利活用マネジメントサイクル 構築調査 都市計画道路見直し調査 1 2 3 4 5 6 7 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 9 10 11 12 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 14 15 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 17 18 19 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21 22 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23 ④文化財の保存又は活用に関する事項(様式1-4) ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 文化財の保存・活用について ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 文化財の指定及び修理について ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 文化財の防災、保存及び活用の普及啓発 24 25 26 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 について ⑤効果・影響等に関する報道(様式1-5) 1 川越市の歴史的風致に関する報道 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 27 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28 29 30 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31 ⑥その他(様式1-6) 1 行政による重点区域内での活動 2 市民による重点区域内での活動 3 歴史まちづくりの効果 □法定協議会等におけるコメントシート(様式4) 進捗評価シート (様式1-1) 評価軸①-1 組織体制 評価対象年度 平成27年度 現在の状況 項目 □実施済 ■実施中 □未着手 計画実現のための推進体制 平成25年度に 「川越市歴史的風致維持向上推進連絡会議」を設置し、総合的な連携強化を図ることで、円滑かつ効果的 計画に記載 な計画の推進に努める。さらに、「川越市歴史的風致維持向上協議会」等に実施状況の報告を行い、客観的な意見を求める。 している内容 また、地域で活動しているNPOや市民団体と連携し、より効果的な計画の実現を図る。なお、「川越市歴史的風致維持向上協 議会」は平成26年度に条例に位置付けた。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で 「川越市歴史的風致維持向上協議会」を2回開催し、実施状況の報告や実施状況に基づく計画変更の協議を行った。 庁内の連絡会議としては、計画調整課と事業担当課による「歴史的風致維持向上推進検討会議」を2回開催し、各事業の進 捗状況の確認を行い、連携を強化することができた。 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 進捗状況 ※計画年次との対応 ■計画どおり進捗している □計画どおり進捗していない 各事業について、より効果的な事業の成果を得られるよう、関連性のある事業について は整備時期などについて相互に情報交換を行うなど連携する必要がある。また、計画全体 を通して遅れが生じている事業については、計画的な事業が執行できるように、計画変更も 踏まえた連絡調整が必要である。 状況を示す写真や資料等 川越市歴史的風致維持向上協議会 □第9回 平成27年7月16日 (台風による影響で中止し、文書協議とした) 主な内容 ①歴史的風致維持向上協議会の 会長・副会長の選出について (代行の承認について) ②平成26年度総括評価について ③平成27年度事業予定について □第10回 平成28年2月4日 主な内容 ①会長・副会長の選出について ②歴史的風致維持向上計画変更について ③平成27年度事業の進行管理・評価について ④平成28年度事業予定について 歴史的風致維持向上推進連絡会議(事業課調整会議) 事務局 都市計画課 文化財保護課 都市景観課 事業担当課 都市計画課、観光課、道路街路課、文化財保護課、博物館、政策企画課、財政課、都市景観課 □平成27年度 第1回 平成27年7月1日 主な内容 ①川越市歴史的風致維持向上計画について ②社会資本総合整備計画(計画変更、平成27年度国費)について ③平成26年度進行管理・評価(総括評価)について ④今後の事業予定について □平成27年度 第2回 平成27年11月9日 主な内容 ①平成27年度進行管理・評価について ②歴史的風致維持向上計画の計画変更について ③実施計画・予算要求を踏まえた今後の事業について ④社会資本整備総合交付金について 連絡会議風景 その他関連会議 □社会資本整備総合交付金(川越市中心市街地地区)に係る調整会議 平成27年度2回開催 (平成26年度2回開催) 川越市-1 進捗評価シート (様式1-2) 評価軸②-1 重点区域における良好な景観を形成する施策 評価対象年度 平成27年度 現在の状況 項目 □実施済 ■実施中 □未着手 都市計画法に基づく措置 円滑な交通システムの構築と歴史的環境保全の両方の観点から、歴史的地区環境整備街路事業による歩行者 ネットワークの整備と併せて都市計画道路の見直しも視野に含め検討を行う。 計画に記載 また、都市景観条例における川越十ヵ町地区都市景観形成地域の一部範囲において建築物の高さの最高限度 している内容 を16mとするように定めているが、今後は同基準を都市計画法の高度地区における制度として規定することを目指 す。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で 平成23年度は、都市景観条例による建築物の高さ制限の実効性を高める高度地区の指定に向けた検討を行った。 平成24年度は、建物現況調査、基礎資料の収集を行った。 平成25年度は、高度地区を含めた検討、課題整理を行った。 平成26年度は、課題整理をもとに部内検討会にて、様々な都市計画制度について引き続き検討を行い、考えられる制度(地 区計画・景観地区・高度地区)の整理を行った。 平成27年度は、部内検討会にて、指定するエリアについて協議を行った。 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 進捗状況 ※計画年次との対応 ■計画どおり進捗している □計画どおり進捗していない 高度地区の指定については、良好な景観や都市環境の保全につながるものの、土地活用 の権利を制限することとなるため、関係権利者等の合意形成を図る必要がある。 状況を示す写真や資料等 十ヵ町地区都市景 観形成地域 重点区域 クレアモール・八幡通り・中央通 り周辺地区都市景観形成地域 重点区域と都市計画 川越市-2 進捗評価シート (様式1-2) 評価軸②-2 重点区域における良好な景観を形成する施策 評価対象年度 平成27年度 現在の状況 項目 □実施済 ■実施中 □未着手 景観法に基づく措置 川越市では平成元年より川越市都市景観条例を施行し、景観施策に取り組んできた。今後は、これまでの取組を継続し 計画に記載 つつ、より効果的に景観施策を推進するため、景観法に基づき、川越市都市景観条例の改正と景観計画の策定を行う予 している内容 定である。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で 景観法に基づく委任条例として、平成26年3月に川越市都市景観条例を制定し、同条例に基づき平成26年7月に川越 市景観計画を施行した。 景観法に基づく景観重要建造物を4件指定した。 進捗状況 ※計画年次との対応 ■計画どおり進捗している □計画どおり進捗していない 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 新条例及び景観計画を平成26年度に施行した。 今般の施行にあたり市民へのさらなる周知を図る必要がある。 状況を示す写真や資料等 景観法及び川越市都市景観条例に基づく届出件数 都市景観形成地域 □ 川越十ヵ町地区 【H24】 【H25】 【H26】 【H27】 36件 24件 56件 39件 □ クレアモール・八幡通り・中央通り周辺地区 【H24】 19件 【H25】 23件 【H26】 23件 【H27】 28件 □ 川越駅西口地区 【H24】 【H25】 【H26】 【H27】 0件 1件 1件 1件 大規模建築物等の届出 (景観法施行の6月まで) (上記以外の市内全域) 【H24】 32件 【H25】 31件 【H26】 7件 都市景観誘導地域 (景観法施行の7月以降) 【H26】 39件 【H27】 28件 川越市都市景観条例に基づく 都市景観重要建築物等の現状変更行為届出件数 都市景観条例に基づく 都市景観重要建築物等の 指定件数 指定件数 【H24】 3件 【H25】 2件 【H26】 1件(指定解除) 指定件数合計76件 景観法に基づく 景観重要建造物の 指定件数 指定件数 【H27】 4件 指定件数合計4件 届出件数 【H24】 10件うち助成金交付件数 9件 【H25】 7件うち助成金交付件数2件 【H26】 17件うち助成金交付件数12件 【H27】 7件うち助成金交付件数7件 景観法に基づく 景観重要建造物の現状変更行為届出件数 届出件数 【H27】 0件 川越市-3 進捗評価シート (様式1-2) 評価軸②-3 重点区域における良好な景観を形成する施策 評価対象年度 平成27年度 現在の状況 項目 □実施済 ■実施中 □未着手 その他条例に基づく措置 計画に記載 している内容 川越市は、平成15年の中核市移行を機に、川越市屋外広告物条例を施行し、許可を行うとともに、違反広告 物除却推進員制度により、市民とともに違反広告物の排除を進めている。 今後は、景観計画策定に合わせ、その規制・方針に沿った基準への見直しを取り組む予定である。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で 市民ボランティアによる簡易除却を進めており、はり札等の違法掲出件数が減少した。また、簡易除却市民団体数が増 加した。 平成26年7月に施行された景観計画に屋外広告物に関する事項を記載し、方向性を示した。 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 進捗状況 ※計画年次との対応 □計画どおり進捗している ■計画どおり進捗していない 違反物件に対し指導を行っているが、市全体に目が届いていない。市民による簡易除 却は、一定の成果が上がっているものの、根絶には至らないでいる。今後、屋外広告物 条例の周知を図ることやボランティア数を増やす等の検討が必要である。 また、景観計画策定に合わせた見直しが遅れているため、進める必要がある。 状況を示す写真や資料等 屋外広告物事務 □許可届出件数 ・更新許可 ・新規許可 ・業の特例届出 ・除却届 【H24】 104件 63件 41件 15件 【H25】 91件 54件 29件 26件 【H26】 105件 56件 35件 28件 【H27】 101件 46件 39件 20件 屋外広告物の簡易除却 □簡易除却市民団体数 30団体 220名 □除却数 【H24】 【H25】 はり紙 1,072枚 929枚 はり札 7,253枚 5,186枚 立看板 49 枚 25枚 合 計 8,374枚 6,140枚 【H26】 366枚 4,790枚 5枚 5,161枚 【H27】 430枚 4,065枚 10枚 4,505枚 簡易除却の様子 川越市-4 進捗評価シート (様式1-3) 評価軸③-1 歴史的風致維持向上施設の整備及び管理に関する事項 評価対象年度 平成27年度 現在の状況 項目 □実施済 ■実施中 □未着手 時の鐘耐震化事業 事業期間 平成26年度~平成28年度 支援事業名 国宝重要文化財等保存整備費補助金(文化財建造物等を活用した地域活性化事業(伝統的建造物群)) 計画に記載 している内容 市指定文化財(建造物)の時の鐘は、明治26年の川越大火後に再建され、その後、塗装の塗り替えなどの小 規模な修理は行ってきたが、建物全体の老朽化が進行し、一部軸組のずれや木部の腐朽が確認されている。 建物の今後の保全を考えると大規模な修理の時期にきており、保存修理(耐震診断、実施設計、補強工事)を 実施する。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で 平成25年度に指定文化財の保存対策調査で実施した耐震診断の結果を受け、平成26年度は、耐震対策工事の実施設 計を行った。平成27年度は、基礎工事(揚屋、耐圧盤設置、主柱根継ぎ等)を実施した。 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 進捗状況 ※計画年次との対応 ■計画どおり進捗している □計画どおり進捗していない 時の鐘とその周辺は、民家が近接し、かつ観光地でもあるため、工事の際には、周辺 住民や観光客への周知と安全対策が必須である。 状況を示す写真や資料等 揚屋工事・北西主柱(北東から) 揚屋工事の様子(北から) 根継ぎ状況・北東主柱(北西から) 川越市-5 進捗評価シート (様式1-3) 評価軸③-2 歴史的風致維持向上施設の整備及び管理に関する事項 評価対象年度 項目 平成27年度 現在の状況 ■実施済 □実施中 □未着手 旧山崎家別邸保存整備事業 事業期間 平成24年度~平成27年度 支援事業名 社会資本整備総合交付金(街なみ環境整備事業) 計画に記載 している内容 歴史的風致形成建造物に指定予定の旧山崎家別邸については、一般公開を目的とした土地の買戻しと、茶 室を含む屋根・外壁・テラス・建具等の修復整備、及び庭園の復原整備などの保存修理を実施する。あわせ て、外部トイレの設置など公開に必要な設備等の整備を実施する。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で 平成23年度は、給排水設備工事、仮設トイレの設置を行い、土・日・祝日の庭園公開を開始した。 平成24年度は、川越市土地開発公社から川越市への土地買戻しを実施した。 平成25年度は、10月20日(日)に庭園公開を終了し、建物、庭園の復原工事、北側管理棟の新築に向けた設計を実施し た。 平成26年度は、建物改修工事、庭園外柵等改修工事、管理棟新築工事等整備工事を実施した。 平成27年度は、北側外構工事、植栽工事等を実施し、工事完了後一般公開に向けた準備を行った。 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 進捗状況 ※計画年次との対応 ■計画どおり進捗している □計画どおり進捗していない 整備実施前 状況を示す写真や資料等 整備実施後 〇北側外構工事 工期:平成27年10月5日~平成27年12月11日 〇植栽工事 工期:平成27年12月2日~平成28年2月19日 川越市-6 進捗評価シート (様式1-3) 評価軸③-3 歴史的風致維持向上施設の整備及び管理に関する事項 評価対象年度 平成27年度 現在の状況 項目 市指定史跡松平大和守家廟所保存整備事業(修理補助) □実施済 ■実施中 □未着手 事業期間 平成25年度~平成29年度 支援事業名 社会資本整備総合交付金(街なみ環境整備事業) 計画に記載 している内容 喜多院境内に位置する松平大和守家廟所(市指定史跡)は、経年劣化による風化・腐朽等による損傷がすす み、一般参拝にも支障が生じているため、構造補強を含む保存修理を実施する。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で 平成25年度は、基本計画の策定を行った。平成26年度は、基本計画に基づき、廟所の1基分の解体調査を行い、次年度 実施予定の2基分について工事に向けた実施設計を行った。平成27年度は、廟所1基分の解体調査・解体工事を行い、2 基分の整備工事を行った。 進捗状況 ※計画年次との対応 ■計画どおり進捗している □計画どおり進捗していない 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 廟所内部の損傷状態が明らかでないため、残りの3基についても解体調査を実施し状 態を確認したうえで、工事の実施設計を行う必要がある。 状況を示す写真や資料等 整備工事状況-基壇石積-(東から) 整備工事状況-石塔・石碑の設置(西から) 川越市-7 進捗評価シート (様式1-3) 評価軸③-4 歴史的風致維持向上施設の整備及び管理に関する事項 評価対象年度 平成27年度 現在の状況 項目 □実施済 □実施中 ■未着手 市指定史跡永島家住宅保存整備事業 事業期間 平成30年度~平成32年度 支援事業名 社会資本整備総合交付金(街なみ環境整備事業) 計画に記載 している内容 歴史的風致形成建造物に指定予定の永島家住宅については、川越城の城下町として、武家地の遺構を示 す唯一の文化財であり、公開活用に向け、老朽化による損傷状態を調査したうえで、門塀、庭を含む保存修理 を実施する。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で 本年度は、基本的に月に1回(第3土曜日)、一般公開が行われた。また、川越祭及び春祭り、市民の日に合わせて一般 公開が行われた。 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 進捗状況 ※計画年次との対応 □計画どおり進捗している ■計画どおり進捗していない 一部に民間所有部分が存在するため調整を要し、今後の保存整備、公開に目途が 立たない状況であるが、現在、平成30年度からの保存整備事業着手に向けて調整をし ている所であり、保存整備事業後の公開活用に向けて月に1回の一般公開を行ってい る状況である。 状況を示す写真や資料等 民間所有 部分 配置図 現状写真 一般公開の日程と来場者数 公開時間:9:00~16:00 月 日 来場者数 午前 4月 18日 18人 5月 16日 9人 6月 20日 19人 7月 18日 6人 8月 15日 8人 9月 19日 18人 17日 85人 10月 18日 200人 11月 21日 41人 1日 46人 12月 21人 19日 1月 16日 27人 2月 20日 5人 19日 22人 3月 26日 65人 合 計 590人 川越市-8 午後 54人 38人 32人 13人 15人 46人 192人 310人 67人 91人 44人 45人 9人 48人 120人 1124人 計 72人 47人 51人 19人 23人 64人 277人 510人 108人 137人 65人 72人 14人 70人 185人 1714人 進捗評価シート (様式1-3) 評価軸③-5 歴史的風致維持向上施設の整備及び管理に関する事項 評価対象年度 平成27年度 現在の状況 項目 □実施済 ■実施中 □未着手 旧川越織物市場保存整備事業 事業期間 平成25年度~平成30年度 支援事業名 平成25年度~平成26年度 社会資本整備総合交付金(都市再生整備計画事業) 平成27年度~平成30年度 社会資本整備総合交付金(街なみ環境整備事業) 計画に記載 している内容 歴史的風致形成建造物に指定予定の旧川越織物市場については、屋根の損傷が激しかったため、仮設の覆 い屋をかけ、損傷の進行を防いでいるが、経年劣化による各部の老朽化は確実に進んでいる。このため、今後 の再生活用を前提とした土地の買戻しと、旧栄養食配給所の建物を含む保存修理と外構整備を実施する。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で 平成27年3月に歴史的風致形成建造物に指定された旧川越織物市場を文化創造インキュベーション施設として活用す ることが決定し、アーティストやクリエイターの活動拠点として整備・活用を図るとともに、インキュベーション支援を行うこと となった。 また、整備工事に向けて、基本設計及び調査(地質調査・境界確認)を行った。 暫定活用としては、住民主導によるイベントの開催や市民団体による見学会が実施され、かつての物資の集散地川越を 今に伝える施設として、当時の賑わいを偲ばせるイベントとなった。 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 進捗状況 ※計画年次との対応 H29・30の整備工事に当たり、H28の実施設計と並行で、求められるインキュベーショ ン機能や文化創造に特化した機能の詳細な検討と運営に係る経費の試算等を行う必 ■計画どおり進捗している 要がある。 □計画どおり進捗していない また、当該施設の卒業生を未活用の歴史的建造物や空き店舗等へ誘導するための 仕組みを構築する必要がある。 状況を示す写真や資料等 ・ 基本設計 ・ 地質調査 東棟 西立面図 市場 西棟 ・ 境界確認 旧栄養食配給所 市場 東棟 西棟 東立面図 旧川越織物市場復原立面図 旧川越織物市場配置図 文化創造インキュベーション施設 若手のアーティスト・クリエイターが創業支 援を受けながら一定期間(最長3年程度)制 作活動を行うための施設 【導入機能】 ・文化創造インキュベーション機能 ・交流機能(入居者、卒業生、地域) ・イベント機能 ・卒業生への情報提供機能 エリアイメージ図 川越市-9 進捗評価シート (様式1-3) 評価軸③-6 歴史的風致維持向上施設の整備及び管理に関する事項 評価対象年度 平成27年度 現在の状況 項目 □実施済 ■実施中 □未着手 旧鶴川座保存活用事業 事業期間 平成27年度~平成30年度 支援事業名 社会資本整備総合交付金(街なみ環境整備事業) 計画に記載 している内容 歴史的風致形成建造物に指定予定の旧鶴川座(民間所有)については、映画館として営業していた時期の形 状のまま、老朽化が進んでいるが、建築当初の芝居小屋としての形態に復原し、催事施設としての利用を前提 とした保存修理(調査・実施設計・工事・報告書)を実施する。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で 中心市街地活性化協議会との連携のもと、独立行政法人中小企業基盤整備機構の支援を受け、所有者・地元関係者・ 行政を対象に利活用検討会を開催した。 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 進捗状況 ※計画年次との対応 ■計画どおり進捗している □計画どおり進捗していない 当該施設は、老朽化が著しいことから、早急な対応が各方面から求められている状 況である。今後は、実施主体の確定と事業計画の策定が必要である。 状況を示す写真や資料等 現在の旧鶴川座 利活用検討会の様子 旧鶴川座 位置図 【取組への期待】 拠点整備 事業として 自立 周辺への 波及効果 川越市-10 中心市街地の 活性化 進捗評価シート (様式1-3) 評価軸③-7 歴史的風致維持向上施設の整備及び管理に関する事項 評価対象年度 平成27年度 現在の状況 項目 □実施済 ■実施中 □未着手 川越市蔵造り資料館耐震化事業 事業期間 平成25年度~平成30年度 支援事業名 国宝重要文化財等保存整備費補助金 計画に記載 している内容 市指定文化財の「蔵造り資料館」は、もと煙草問屋の建物であり、昭和48年以降、市所有の公開施設とされ てきたが、店蔵をはじめ文庫蔵、煙草蔵等の損傷が著しい。とくに店蔵は柱等の腐朽が著しく、大壁の耐力に よって建っている状態と推測される。また、煙草蔵については不同沈下が進行している。解体の程度や修理方 法等の検討を行い、短冊形敷地における計画的な修理が必要とされるため、事前調査を実施し、保存修理を 行う。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で 昨年度に実施した耐震診断調査の結果に基づき、「川越市蔵造り資料館耐震化工事等設計業務」を委託し、各建物の 耐震化工事及び修理工事のための実施設計を行った。 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 進捗状況 ※計画年次との対応 ■計画どおり進捗している □計画どおり進捗していない 実施設計図書を作成したことにより、来年度より工事に着手することとなるが、家屋の 密集、多数の観光者など周辺環境が厳しいため、工程管理、施工管理が課題となる。 そのため、工事請負者と綿密な連携によって課題の解決を図る。 状況を示す写真や資料等 耐震化工事等設計業務委託対象建造物 ⑤ ④ ③ ② ① ⑥ ① 店蔵と添屋 ② 住居棟 ③ 一番蔵 ⑤ 三番蔵 ④ 二番蔵 ⑥ 南側 レンガ塀 川越市-11 進捗評価シート (様式1-3) 評価軸③-8 歴史的風致維持向上施設の整備及び管理に関する事項 評価対象年度 項目 平成27年度 現在の状況 □実施済 ■実施中 □未着手 歴史的地区環境整備街路事業 (喜多院門前通り線、喜多院外堀通り線) 事業期間 平成23年度~平成32年度 支援事業名 社会資本整備総合交付金(都市再生整備計画事業・街なみ環境整備事業) 喜多院門前通り線は、市街地北部の川越城跡、伝建地区方面から久保町通りの町並み、成田山川越別院 を経て喜多院にアクセスする街路である。このため、喜多院への見通しを確保するための無電柱化と歩車道を 計画に記載 区分するなかでの道路美装化を実施する。 している内容 喜多院外堀通り線は、喜多院周りの旅館や飲食店等の歴史的建造物を残す街路であるが、屈曲の多い道 筋であり、地区の生活道路でもある。このため、無電柱化とともに、街路の認識度を高め、歩行者の安全性を 考慮した道路美装化を実施する。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で 平成23年度:測量実施(喜多院門前通り線)L=150m 平成24年度:道路予備設計・電線共同溝詳細設計実施(喜多院門前通り線)L=150m 平成25年度:道路詳細設計・電線共同溝整備工事実施(喜多院門前通り線)L=145.6m 平成26年度:電線共同溝引込管等工事委託(喜多院門前通り線)L=150m 平成27年度:道路改築工事実施(喜多院門前通り線)L=150.7m 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 進捗状況 ※計画年次との対応 ■計画どおり進捗している □計画どおり進捗していない 喜多院門前通り線は今年度事業完了。喜多院外堀通り線の整備については、歩行 者ネットワークの整備方針と整合を図りながら事業を行う必要がある。 状況を示す写真や資料等 喜多院門前通り 平成23年度 測量 平成24年度 道路予備設計・電線共同溝詳細設計 平成25年度 道路詳細設計・電線共同溝整備工事 平成26年度 電線共同溝引込管等工事委託 平成27年度 道路改築工事(事業完了) 外堀通り線 現 状 2015/05/07 撮影 喜多院外堀通り線 400メートル 喜多院門前通り線 150メートル 門前通り線 実施前 2012/11/22 撮影 門前通り線 実施後 2016/02/10 撮影 川越市-12 進捗評価シート (様式1-3) 評価軸③-9 歴史的風致維持向上施設の整備及び管理に関する事項 評価対象年度 項目 平成27年度 現在の状況 □実施済 ■実施中 □未着手 歴史的地区環境整備街路事業(立門前線) 事業期間 平成24年度~平成32年度 支援事業名 社会資本整備総合交付金(都市再生整備計画事業・街なみ環境整備事業) 計画に記載 している内容 立門前線は、蓮馨寺門前の賑わいを伝える中心的な街路であり、伝建地区と中心商業地との中間に位置 し、川越散策のネットワークを構成する重要な位置にある。このため、アイストップとなる蓮馨寺への見通しを確 保するための電線地中化を行い、歩行者の安全性を考慮した道路美装化を実施する。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で 平成27年度の歴史的地区環境整備街路事業(立門前線)は、沿線の歴史的な建造物である旧鶴川座や旧川越織物市 場の整備事業の進捗や、重点地区における歩行者ネットワークの整備方針など、地元自治会、地元商店会、関係部署など と立門前線の整備のための協議や情報共有を行うとともに、土質調査を行った。 進捗状況 ※計画年次との対応 ■計画どおり進捗している □計画どおり進捗していない 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 道路の美装化整備における占用工事等に対する配慮のほか、整備に当たり、沿線住 民・地元自治会・地元商店会・地元関係者や事業者・関係部署との協議や調整を行いな がら事業の推進を図っていく。 状況を示す写真や資料等 平成19年度 測量完了(西側 70メート ル) 平成23年度 測量完了(東側150メート ル) 平成27年度 土質調査 立門前線 現状 2015/05/07 撮影 平成27年度土質調査 平成19年度測量完了 (西側70メートル) 旧川越織物市場 平成23年度測量完了 (東側150メートル) 蓮馨寺 旧鶴川座 川越市-13 進捗評価シート (様式1-3) 評価軸③-10 歴史的風致維持向上施設の整備及び管理に関する事項 評価対象年度 平成27年度 現在の状況 項目 □実施済 ■実施中 □未着手 新築修景補助事業 事業期間 平成24年度~平成32年度 支援事業名 市単独事業 計画に記載 している内容 伝建地区においては、新築等のファサード修景について補助の設定を行っているが、川越十ヵ町地区都市景 観形成地域については、新築意匠における基準設定はあるものの、支援策の設定が無く、歴史的建造物に隣 あっても、有効な修景措置がとれず、町並みの形成が図りにくい状況である。 このため、伝建地区を除く重点区域内の都市景観形成地域において、建築物・看板等の新築行為等に対する 修景補助を実施する。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で 「川越市歴史的風致維持向上計画修景事業補助金交付要綱」を設置。今後は、伝統的建造物群保存地区内の町並みを 形成する重要な要素やルール等の検証結果を基に、モデル事例を積み上げる事で修景基準ガイドラインを作成する。 進捗状況 ※計画年次との対応 ■計画どおり進捗している □計画どおり進捗していない 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 補助要綱の設置は行ったが、デザイン基準や補助基準について検証が残っている。 都市景観審議会からの新築修景補助事業についての提言もあり、速やかに整備して いく必要がある。 状況を示す写真や資料等 補助要綱の概要 地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律(平成23年法律第40号)に基づく、 川越市歴史的風致維持向上計画に定めた重点区域内のうち、川越市都市景観条例第16条第 1項に規定する都市景観形成地域内において行う、歴史的風致の維持及び向上に資すると認 められる、建築物及び工作物の整備又は屋外広告物の掲示に対して、川越市都市景観条例第 23条第3項の規定に基づき補助金の交付を行う。 景観事例(新築) 修景事例(新築) 修景基準ガイドラインの検討資料となる 伝建地区の新築(修景・景観)事例 川越市-14 進捗評価シート (様式1-3) 評価軸③-11 歴史的風致維持向上施設の整備及び管理に関する事項 評価対象年度 項目 平成27年度 現在の状況 □実施済 ■実施中 □未着手 都市景観重要建築物及び景観重要建造物の活用 (修理費等の補助) 事業期間 平成23年度~平成32年度 支援事業名 社会資本整備総合交付金(街なみ環境整備事業) 伝建地区においては、伝統的建造物に特定された物件への修理補助が、国庫補助により設定されているが、 そのほかの区域では伝建地区内と遜色のない都市景観重要建築物であっても、伝建地区に比べ低率の市単 独費の中でまかなわれている。このため、都市景観重要建築物及び景観重要建造物の保存修理において、主 要構造部と外観に係る修理費用について修理補助を実施する。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で 【H25年度】新規指定2件、修理11件。 【H26年度】新規指定0件、修理10件。 (所有者の都合により、指定解除1件) 【H27年度】新規指定0件、修理7件 【H27年度】新規指定4件 景観重要建造物への移行7件 都市景観重要建築物からの移行7件 都市景観重要建築物指定件数 合計69件 景観重要建造物指定件数 合計11件 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 進捗状況 ※計画年次との対応 計画に記載 している内容 ■計画どおり進捗している □計画どおり進捗していない 現在、都市景観条例に基づく都市景観重要建築物に指定されている物件を、景観法に基づく 景観重要建造物へ移行を進める必要がある。 伝統工法による修理技術者の確保が難しくなってきているため、職人技術継承のための措置 について検討を行う。 状況を示す写真や資料等 工事前 工事後 平成27年度対象工事 二村家主屋及び土蔵、塀 工事中 工事前 平成27年度対象工事 梅原家 川越市-15 進捗評価シート (様式1-3) 評価軸③-12 歴史的風致維持向上施設の整備及び管理に関する事項 評価対象年度 平成27年度 現在の状況 項目 □実施済 ■実施中 □未着手 指定文化財の保存修理事業 事業期間 平成24年度~平成32年度 支援事業名 社会資本整備総合交付金(街なみ環境整備事業) 計画に記載 している内容 重点区域内においては、国指定文化財だけでなく、多くの国登録有形文化財・県指定・市指定文化財が点在 しており、歴史的風致の形成に大きく貢献している。それらの貴重な文化財を保護していくためには、重点区域 内の文化財を歴史的風致形成建造物に指定し、文化財の状況に応じて保存のための適切な処理等を行う必 要がある。このため、これらの建造物の保存修理事業を実施し、修理に係る費用の一部を助成する。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で 本年度は、重点区域内において重要文化財喜多院客殿ほか2棟保存修理、重要文化財大沢家住宅保存修理が実施さ れた。また、県指定文化財三芳野神社社殿保存修理、市指定文化財元町2丁目六塚稲荷神社本殿保存修理が実施され た。この他、県指定文化財・川越氷川祭山車(大手町)の修理が実施された。 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 進捗状況 ※計画年次との対応 ■計画どおり進捗している □計画どおり進捗していない 保存修理事業の実施にあたっては、その内容について所有者との十分な確認作業が 必要である。 状況を示す写真や資料等 喜多院・客殿 上段の間・障壁画(修復後) 喜多院・客殿 仏間・板絵(修復後) 大沢家住宅保存修理(修理後) 三芳野神社社殿保存修理(修理中) 川越市-16 進捗評価シート (様式1-3) 評価軸③-13 歴史的風致維持向上施設の整備及び管理に関する事項 評価対象年度 項目 伝統的建造物群保存地区保存整備事業 平成27年度 現在の状況 □実施済 ■実施中 □未着手 事業期間 平成23年度~平成32年度 支援事業名 国宝重要文化財等保存整備費補助金 計画に記載 している内容 伝建地区においては133件が伝統的建造物に特定されている。修理事業としては、伝統的建造物の外観の 復原、現状維持及びそれに必要な構造補強等に要する経費を、修景事業として、伝統的建造物以外の建築物 等の伝統様式に準じた外観の整備に要する経費を、それぞれ国費補助対象の助成制度として実施する。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で 平成27年度においては、新たな伝統的建造物として2件が特定できた。現状変更行為の許可件数は48件であった。補 助事業は、国庫補助事業の修理4件、修景1件を実施、また、市単独事業として、応急修理5件、景観6件であり、助成額と しては、 合計30,000,000円であった。(平成28年3月末現在) 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 進捗状況 ※計画年次との対応 ■計画どおり進捗している □計画どおり進捗していない 伝統的建造物の保存修理や新築修景等により町並みの保存整備に成果が表れてき ているが、歴史的風致の維持向上のため、さらに未特定建造物の調査及び特定を進め る必要がある。 状況を示す写真や資料等 原家修理事業 星野・田中両家住宅(店棟) 【修理後】 【修理前】 【修理後】 山屋修理事業 [ ] 渡 り 廊 下 【修理前】 【修理後】 [ 市ノ川家住宅(主屋) ] 杉 の 間 【修理前】 【修理後】 金大修理事業 【修理前】 【修理後】 坂重薬局修景事業 中市本店修理事業 【修理前】 【H27年度 伝統的建造物・特定物件】 【修理後】 【修理後】 【修理後】 川越市-17 【修景前】 【修景後】 進捗評価シート (様式1-3) 評価軸③-14 歴史的風致維持向上施設の整備及び管理に関する事項 評価対象年度 平成27年度 現在の状況 項目 □実施済 ■実施中 □未着手 伝統的建造物群保存地区内の景観補助事業 事業期間 平成23年度~平成32年度 支援事業名 社会資本整備総合交付金(街なみ環境整備事業) 計画に記載 している内容 伝建地区においては、伝統様式に準じた修景基準による整備について国庫補助が設定されるほか、川越市 独自の伝統的建造物の相似的形状に合わせる景観基準が設定され、市単独費による景観補助が実施されて いるが、予算的制約の中で、実施件数が伸び悩む傾向にある。 このため、地区内住民の修景への動機付けとなるよう、積極的に景観補助を進める。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で 平成27年度は、国庫補助対象の景観補助は実施されず、市単独事業による景観補助6件を行った。 進捗状況 ※計画年次との対応 ■計画どおり進捗している □計画どおり進捗していない 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 計画的に補助事業を実施していくために、制度の周知や所有者等の意向把握に努め る必要がある。 状況を示す写真や資料等 【平成27年度・景観補助の事例(市単独)】 【整備前】 【整備後】 時の鐘通りの町並みの連続性を確保するため、歴史的風致と調和する門の整備を行った。 ^ 【整備前】 【整備後】 小路の歴史的風致の維持保全のため、損傷した既存塀を撤去し、板塀による整備を行った。 川越市-18 進捗評価シート (様式1-3) 評価軸③-15 歴史的風致維持向上施設の整備及び管理に関する事項 評価対象年度 平成27年度 現在の状況 項目 □実施済 ■実施中 □未着手 伝統的建造物群保存地区保存活動事業への補助事業 事業期間 平成23年度~平成32年度 支援事業名 市単独事業 計画に記載 している内容 伝建地区決定以前から地区主導の組織として、自主協定である「町づくり規範」により、町並み保存に取り組 み、伝建地区決定後についても、市とともにまちづくりの主体として助言・指導に取り組む団体に対し、補助金を 交付する。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で 川越町並み委員会は、伝建地区内の自主的な審査機関として建築行為等の事前協議を月1回行い、町並みの保存整備 おいて長年にわたり貢献してきている。この活動は、多くの外国人を含む観光客の増加や地域の活性化の大きな要因にも なっていると言える。平成27年3月には、川越市都市景観条例に基づく都市景観推進団体の指定を受けることで、制度的 裏付けを持つ事前協議に移行している。委員会と市が協働した持続的なまちづくりにより、伝建地区の歴史的風致の維持 向上が図られている。 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 進捗状況 ※計画年次との対応 ■計画どおり進捗している □計画どおり進捗していない 川越町並み委員会における建築行為等の事前協議の必要性については、地区住民 や商店主等は概ね認識しているが、テナントへの新規出店者等に対しては、市が連携 し機会を捉えて周知を図る必要がある。 状況を示す写真や資料等 川越町並み委員会の構成 ・川越一番街商業協同組合 8名 ・自治会(4自治会) 8名 ・NPO川越蔵の会 5名 ・学識経験者 4名 ・法務アドバイザー 1名 ・オブザーバー 川越市 川越商工会議所 川越町並み委員会の様子 平成27年度 開催日及び審査件数 □委員会 ・平成27年 4月27日 9件(改修6、工作物1、その他2) ・ 〃 5月25日 4件(改修4) ・ 〃 6月29日 2件(改修2) ・ 〃 8 月 3日 5件(改修4、看板1) ・ 〃 9月14日 3件(看板3) ・ 〃 10月26日 1件(工作物1) ・ 〃 11月24日 1件(改修1) ・ 〃 12月21日 2件(改修1、照明1) ・平成28年 1月25日 2件(増築1、看板1) ・ 〃 2月29日 6件(改修1、新築1、増築 2、看板2 ) ・ 〃 3月29日 1件(看板1 ) ※会議毎に協議及び報告された件数 (継続案件は協議回数を集計しています) 川越市-19 進捗評価シート (様式1-3) 評価軸③-16 歴史的風致維持向上施設の整備及び管理に関する事項 評価対象年度 平成27年度 現在の状況 項目 □実施済 ■実施中 □未着手 川越氷川祭の山車行事保存会、伝統民俗行事保存会等への補助事業 事業期間 平成24年度~平成32年度 支援事業名 市単独事業 計画に記載 している内容 山車修理の支援を含む、伝統継承活動を行う川越氷川祭の山車行事保存会をはじめ、川越市の民俗行事 の伝統継承に寄与する活動に対して補助金を交付する。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で 重要無形民俗文化財の川越氷川祭の山車行事に対し、伝統行事を維持継続して行くための助成を行った。 川越氷川祭の山車行事保存会・川越鳶組合木遣り会へ助成を行った。 川越氷川祭の山車行事保存会 総会・役員会を1回開催、常会を3回開催した。 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 進捗状況 ※計画年次との対応 ■計画どおり進捗している □計画どおり進捗していない 川越氷川祭の山車行事保存会の課題は、祭り全体における立ち位置や役割を確か なものにしていくことである。また、伝統民俗行事保存会では、後継者育成が大きな課 題となっているものの、活動に対する補助金の交付にとどまる。 状況を示す写真や資料等 川越氷川祭の山車行事保存会 構成員 大手町 喜多町 幸町 志多町 末広町 仲町 松江町1丁目 松江町2丁目 宮下町 元町1丁目 元町2丁目 連雀町 六軒町 監 事 仲町 川越氷川神社氏子総代会 参 与 川越氷川神社宮司 評議員 十ヵ町会専門委員会委員長 事務局 川越市文化財保護課 平成27年度保存会総会 ○総会内容 平成26年度事業報告・決算報告について 平成27年度事業計画(案)・予算(案)について 今後の日程について 全国山鉾屋台保存連合会総会、及び研修会の参 加について その他 今年の氷川祭の山車行事について等 平成27年4月27日開催 全国山・鉾・屋台保存連合会総会「桑名大会」に参加し、「石取祭」等を視察 平成27年5月30・31日開催 川越市-20 進捗評価シート (様式1-3) 評価軸③-17 歴史的風致維持向上施設の整備及び管理に関する事項 評価対象年度 平成27年度 現在の状況 項目 □実施済 ■実施中 □未着手 景観百選・景観ガイドライン等による啓発事業 事業期間 平成24年度~平成27年度 支援事業名 社会資本整備総合交付金(街なみ環境整備事業の効果促進事業) 計画に記載 している内容 平成4年に、市制70周年を記念して川越景観百選の選定が行われたが、20年の経過のなかで、改めて公募 による改選を行い、冊子の作成、HPへの掲載、景観百選ツアー等を実施する。また、歴史的風致維持向上を中 心とする景観形成についての、市民向けのガイドライン等を作成し、冊子、HP掲載などで公開する。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で 川越百景ツーリズム調査業務委託契約を締結し、幅広い層に向けた観光機会を提供するためのモデルコース等の作成 を目的としたモニターツアーを実施した。 昨年度までに募集した川越百景の写真も一部使用した冊子を作成した。 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 進捗状況 ※計画年次との対応 ■計画どおり進捗している □計画どおり進捗していない 選定した川越百景を冊子やマップにまとめ、配布することで市民への周知を図る。 川越百景を素材とした観光ツアーを企図し、それらの対応したルートマップを作成する。 状況を示す写真や資料等 川越百景 川越百景モニターツアー チラシ 川越百景冊子 都市景観シンポジウム 【平成27年度】 共 催 全国町家再生交流会 開催日 平成28年2月6日(土) 場 所 亀屋山崎茶店「茶陶苑」 参加者 202名 パネルディスカッション コーディネーター 金出 ミチル(建築史家・長岡造形大学非常勤講師) アドバイザー 宗田 好史(京都府立大学大学院教授) パネラー マーティン モリス(千葉大学大学院工学研究科教授) 田川 陽子(宇陀市教育委員会) 小島 正巳(川越市民代表) モレール ロバート(東洋大学国際教育センター講師) コメンテーター 伊藤 大(川越市都市計画部長) 川越市-21 平成28年2月6日(土) 都市景観シンポジウム 進捗評価シート (様式1-3) 評価軸③-18 歴史的風致維持向上施設の整備及び管理に関する事項 評価対象年度 平成27年度 現在の状況 項目 □実施済 ■実施中 □未着手 歴史的建造物再生・利活用マネジメントサイクル構築調査 事業期間 平成27年度~平成28年度 支援事業名 市単独事業 計画に記載 している内容 所有者の高齢化や世代交代等により、商売が営まれなくなった歴史的建造物は、個人や行政といった枠にと らわれない活用策を講じることにより、滅失の防止や損傷を防ぐ必要がある。 このため、所有者、民間事業者及び行政の緊密な連携のもと、未活用の歴史的建造物の健全な保全を図っ たうえで流通の促進及び利活用を進め、さらに包括的な施設の管理・運営を行い、事業の経済活動の中から資 金を確保する仕組みの構築に向けた調査・研究を実施する。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で 外部講師を招いた新たな資金調達方法に係る勉強会を行い、情報収集を行った。 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 進捗状況 ※計画年次との対応 □計画どおり進捗している ■計画どおり進捗していない 歴史的建造物の現状把握と課題を分析するとともに、流通スキームや資金調達方 法、実施主体に必要な人材・ノウハウを検討する必要があるため、専門機関による調査 を行う。 状況を示す写真や資料等 庁内関係課による打合せの開催 外部講師による勉強会の様子 H28.2.17 地方創生ワークショップ 第3回「デジタル世代×地方創生」へ参加 川越市-22 進捗評価シート (様式1-3) 評価軸③-19 歴史的風致維持向上施設の整備及び管理に関する事項 評価対象年度 平成27年度 現在の状況 項目 ■実施済 □実施中 □未着手 都市計画道路見直し調査 事業期間 平成24年度~平成27年度 支援事業名 市単独事業 歴史的風致の維持向上を図るために、重点区域内においては、伝統的建造物群保存地区、都市景観形成 地域による面的拡大や、市指定文化財・都市景観重要建築物等の指定拡大を目指しているが、町並み保全と 計画に記載 既定都市計画道路との関係で調整が求められている。 している内容 このため、交通円滑化方策等の検討とともに、歴史的風致維持向上に向けた都市計画道路の見直し調査を 行う。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で 調査については、平成26年度に実施済みであり、歴史的な街並み保全の観点から、周辺都市計画道路の整備を進め、 交通負荷を分散化させたのち、現道への縮小変更が妥当であるとの調査結果が得られた。 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 進捗状況 ※計画年次との対応 ■計画どおり進捗している □計画どおり進捗していない 引き続き、関係部署と周辺都市計画道路の整備検討を進める。 状況を示す写真や資料等 ◆都市計画道路整備状況図 川越市-23 進捗評価シート (様式1-4) 評価軸④-1 文化財の保存又は活用に関する事項 評価対象年度 項目 □実施済 ■実施中 □未着手 文化財の保存・活用について 計画に記載 している内容 平成27年度 現在の状況 文化財は、その本来の機能や用途を維持することが重要であるが、その価値を損なわない範囲で新たな機 能や用途を付加した活用も近年見られ、今後も文化財の価値に配慮した活用を図りながら、その魅力をさらに 高めていくものとする。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で ・永島家住宅の公開 平成27年度は、毎月第3土曜日に一般公開を実施した。 また、川越まつりの期間に合わせて10月17日・18日に一般公開を実施した。 この他、市民の日に合わせて平成27年12月1日に、小江戸川越春まつりの開催期間に合わせて平成28年3月26日 に一般公開を実施した。 ・旧川越織物市場の暫定活用 平成27年度は、4月19日に「手作り食市 in 織物市場」、7月25日に「夕涼み会」、11月14日・15日に「アートクラフト手 作り市 in 織物市場」を住民主導で実施した。 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 進捗状況 ※計画年次との対応 永島家住宅は、建物の損朽が著しいため、庭の公開にとどまっている。文化財の保 存・活用の観点からすると早急な調査と具体的な整備内容を決定していく必要がある。 将来的には修理工事を実施し、内部空間の公開が必須と考えられる。しかしながら、一 部に民間所有の建物があることから、今後の整備・公開に目途が立たない状況である。 □計画どおり進捗している ■計画どおり進捗していない 状況を示す写真や資料等 永島家住宅公開の様子(市民の日・平成27年12月1日) 来場者数 137人 土間 座敷 旧川越織物市場暫定活用時の写真 平成27年4月19日 手づくり食市 in 織物市場 来場者数 約1,400人 平成27年7月25日 夕涼み会 来場者数 約400人 川越市-24 平成27年11月14日・15日 アートクラフト手づくり市 in 織物市場 来場者数 約1,700人 進捗評価シート (様式1-4) 評価軸④-2 文化財の保存又は活用に関する事項 評価対象年度 平成27年度 現在の状況 項目 □実施済 ■実施中 □未着手 文化財の指定及び修理について 計画に記載 している内容 指定等の文化財については、文化財としての価値を損なうことなく適切に保存及び復元を図るために文化財 的な調査を実施した上で修理方針を決め、計画的に修理を実施する。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で 重点区域内において、以下のとおり、文化財の指定及び修理を行った。 文化財の指定:旧小山家住宅(住居棟・一番蔵・二番蔵・三番蔵・便所棟・稲荷社・塀及び門)6棟4基(平成27年11月2 0日指定)、小杉権次郎氏収集文書382点(平成28年3月24日指定) 文化財の修理:重要文化財喜多院客殿・書院・庫裏保存修理、重要文化財大沢家住宅保存修理、県指定文化財三芳野 神社社殿保存修理、市指定文化財元町2丁目六塚稲荷神社本殿保存修理、川越氷川祭の山車保存修理(大手町山車人 形鈿女・袴、帯の復元新調) 進捗状況 ※計画年次との対応 ■計画どおり進捗している □計画どおり進捗していない 住居棟 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 文化財の指定に関しては、重点区域内において指定文化財の指定の推進を図る。ま た、修理に関しては、計画的な修理が図れるように所有者との十分な調整のうえで修理 方針を決定する。 状況を示す写真や資料等 二番蔵 南側レンガ塀 新指定文化財 旧小山家住宅(蔵造資料館)平成27年11月20日指定 鈿女・袴(左:復元新調 右:原品) 大手町山車人形・鈿女 川越市-25 鈿女・帯(上:原品 下:復元新調) 進捗評価シート (様式1-4) 評価軸④-3 文化財の保存又は活用に関する事項 評価対象年度 平成27年度 現在の状況 項目 □実施済 ■実施中 □未着手 文化財の防災、保存及び活用の普及啓発について 防災に関しては、普段より定期的に見回りや火の元の確認などの管理を徹底するよう、所有者や管理者など と連携を図る。また、消防署や地元消防団と連携し定期的に文化財収蔵施設などを巡回・点検し、非常時にお ける防災設備の適切な使用や避難誘導ができるよう定期的な防災訓練の実施などの取り組みを通じて、日常 計画に記載 的な防災意識の向上を図る。 している内容 普及啓発に関しては、広報誌、市ホームページ、メール配信、各種パンフレットの配布、書籍の販売などとと もに、各種講演会、講座、展覧会、イベント、体験学習等の実施及びメディアの活用を通じ、文化財及び文化財 の歴史的背景の理解につなげている。今後も各種メディアの活用や様々な機会を捉え文化財情報の発信に努 める。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で 毎年、1月26日の「文化財防火デー」を中心に文化財を火災・震災その他の災害から守るため、文化財防火運動を展開 し、文化財愛護に関する意識高揚を図っている。文化財等防火に対する広報活動、文化財所有者・管理者への指導・助 言、市内小中学校に対する周知・啓発活動を行うとともに喜多院・東照宮・日枝神社において防火訓練を実施した。防火訓 練の具体的内容は、通報、消火、重要物件搬出、避難などの総合訓練及び貯水槽、消火器などの点検・整備・試験運用を 行った。平成27年度は、平成 28年1月22日に実施した。 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 進捗状況 ※計画年次との対応 ■計画どおり進捗している □計画どおり進捗していない 重点区域内の住民に対する文化財愛護に関する意識高揚を図ることと訓練への住民 参加を増加させることが課題である。 状況を示す写真や資料等 平成27年度防火訓練の様子(1月22日実施) 仙波東照宮 喜多院 小仙波・日枝神社 平成27年度最新遺跡発表会 日時:6月13日(土) 13時30~ 場所:川越市立博物館(視聴覚ホール) 発表内容: 川越市内の遺跡の特徴について 川越市内の旧石器時代 西中原5号墳第1次調査 市指定史跡松平大和守家廟所保存整備に 伴う調査 平成27年度最新遺跡発表会ポスター 川越市-26 進捗評価シート (様式1-5) 評価軸⑤-1 効果・影響等に関する報道 報道等タイトル 年月日 評価対象年度 平成27年度 掲載紙等 「雪が舞う一番街」真冬並み寒気に関する報道 平成27年4月 読売新聞 「旧川越織物市場」に関する報道 平成27年5月 各紙 「時の鐘耐震工事」に関する報道 平成27年8月 各紙 「三芳野神社社殿修復」に関する報道 平成27年9月 各紙 「川越まつり」に関する報道 平成27年10月 各紙 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で 川越市の維持向上すべき歴史的風致に関する活動及び重点区域内での活動が取り上げられた。 進捗状況 ※計画年次との対応 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) □計画の進捗に影響あり ■計画の進捗に影響なし 状況を示す写真や資料等 川越市-27 進捗評価シート (様式1-6) 評価軸⑥-1 その他 評価対象年度 平成27年度 項目 行政による重点区域内での活動 歴史的風致を構成する歴史的建造物の保護措置を講じ、またその周辺の環境整備を推進し、歴史的風致の 維持向上を図る。また、歴史的建造物の保存修理を実施する文化財所有者などに対し、必要な情報提供や支 計画に記載 援を行う。 している内容 また、伝統文化・技術や地域の行事などの活動を保存継承して行くために、後継者育成や普及啓発の機会 を設けるとともに、歴史的風致の維持向上に関わる市民や団体、研究機関などと協働を推進するとともに支援 を行う。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で。記事・議会議事録等を添付 行政により重点区域内にてイベントが開催された。 進捗状況 ※計画年次との対応 □計画の進捗に影響あり ■計画の進捗に影響なし 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 行政による活動をもっと市民に周知・アピールし、積極的に実施していく。 状況を示す写真や資料等 行政が主催した重点区域内でのイベント等 開館25周年記念特別展 小堀遠州と川越藩主 -遠州と酒井忠勝の交流を中心に- 主 催 開催日 場 所 内 容 川越市立博物館 平成27年10月10日~11月15日 川越市立博物館 開館25周年を記念して、(公財)遠州茶道宗家の協力を 得、遠州と酒井忠勝、堀田正盛、松平信綱との茶の湯を 通した交流を紹介する。 「わたしたちの郷土川越展」 主 催 開催日 場 所 内 容 川越市立博物館 平成27年11月7日~12月13日 川越市立博物館 川越市内の歴史・文化・自然を対象とした児童・生徒の絵画 作品を展示する。 平成27年度川越市表彰式(初雁賞) 主 催 開催日 場 所 内 容 川越市 平成27年12月1日 川越市やまぶき会館 長年にわたり貴重な川越の伝統的な技能、工芸、文化等の 継承と発展に貢献した方に送られる賞。 川越百景絵画 ( 児童・生徒の部第2回 ) 展 主 催 開催日 場 所 内 容 川越美術協会 川越市立美術館 平成28年2月7日~2月14日 川越市立美術館 歴史ある町並み、緑豊かな田園風景、今に伝わる伝統行事 児童・生徒の描いた私の街「川越百景」 川越市-28 進捗評価シート (様式1-6) 評価軸⑥-2 その他 評価対象年度 平成27年度 項目 市民による重点区域内での活動 計画に記載 している内容 市民は、本市の歴史が古代より積み重ねられてきた歴史により築かれたものであることを認識し、これを維 持向上させ後世に継承して行くことに努める。とくに市民一人一人が文化遺産を守り育てていく主役であること を自覚し、積極的に活動することが期待される。また、地域の活動やNPOなどによるまちづくり活動にも積極的 にかかわり、歴史的風致の維持向上に取り組んでいくことが望まれる。 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で。記事・議会議事録等を添付 市民団体主催による重点区域内の歴史的建造物等を活用したイベントが、数多く開催された。 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 進捗状況 ※計画年次との対応 □計画の進捗に影響あり ■計画の進捗に影響なし 状況を示す写真や資料等 歴史的建造物を活用したもの市民主催のイベント等 □手づくり食市 in 織物市場 主 催 川越織物市場の会 会 場 旧川越織物市場 開催日 平成27年4月19日 □茶あそび 彩茶会 主 催 茶あそび彩茶会事務局 会 場 川越城本丸、氷川神社、蓮馨寺、時の鐘、ほか 開催日 平成27年6月14日 □夕涼み会 主 催 川越織物市場の会 会 場 旧川越織物市場 開催日 平成27年7月25日 □2015アースデイ・イン・川越 立門前 主 催 第17回アースデイ・イン・川越実行委員会 会 場 蓮馨寺、 旧川越織物市場、立門前通りなど 開催日 平成27年10月4日 □アートクラフト手づくり市 in 織物市場 主 催 アルテクルブ 会 場 旧川越織物市場 開催日 平成27年11月14日、15日 重点区域内で行われたもの □昭和の街の感謝祭2015 主催者 中央通り「昭和の街」を楽しく賑やかなまちにする会 会 場 蓮馨寺および周辺商店街にて 開催日 平成27年9月12日 □川越唐人行列 主 催 川越唐人揃いパレード実行委員会 会 場 一番街周辺 開催日 平成27年11月15日 □食と音と灯りの融合Kawagoe RIMIX 主 催 食と音と灯りの融合実行委員会 会 場 一番街周辺 開催日 平成27年11月21日~11月22日 川越市-29 重点区域内で定期的に行われたもの □呑龍デー 会 場 蓮馨寺境内 開催日 毎月8日 □川越着物の日 開催日 毎月18日 □川越蚤の市 会 場 成田山川越別院境内 開催日 毎月28日 重点区域内で行われる伝統行事 □節分会 会 場 喜多院 開催日 毎年2月3日 □施餓鬼会 会 場 市内各所の寺院 開催日 毎年8月 進捗評価シート (様式1-6) 評価軸⑥-1 その他(効果等) 評価対象年度 平成27年度 項目 歴史まちづくりの効果 計画に記載 している内容 定性的・定量的評価(自由記述) ※定量的評価は可能な範囲で。記事・議会議事録等を添付 定性的な効果:計画実現のための推進体制として「川越市歴史的風致維持向上推進連絡会議」を設置し、庁内の連携強 化を図った。 実施・検討にあたっての課題と対応方針(自由記述) 進捗状況 ※計画年次との対応 □計画の進捗に影響あり ■計画の進捗に影響なし 重点区域内には多くの伝統的な建造物が残されており、これらの建造物を景観 重要建造物に指定し、保存助成金を交付することによって保存活用を図る。 伝建地区を除く重点区域内の都市景観形成地域において、建築物・看板等の新築 行為等に対する修景補助を実施する。 状況を示す写真や資料等 ○ 認知度の向上【喜多院門前における歩行者数】(7時00分~19時00分) 喜多院門前通り線の整備がされたことや、喜多院、中院など周辺の良好な景観の普及啓発を行ったことにより、認知度が 高まり、歩行者数の増加につながった。 ○ 川越まつりの入込観光客数の推移 川越まつり入込観光客数(千人) 1,200 1,036 972 1,000 929 800 806 600 770 400 562 200 0 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年 都市景観重要建築物及び景観重要建造物の保存活用が進み、まつりと合わせた川越の町並みの魅力が発信され、鉄道 の相互直通運転によるアクセス性の向上もあり観光客の増加に寄与した。 川越市-30 法定協議会等におけるコメント (様式4) 評価対象年度 平成27年度 ・法定協議会等におけるコメント コメントが出された会議等の名称: 川越市歴史的風致維持向上協議会 会議等の開催日時: 平成27年2月4日(木) 午後2時~午後5時 (コメントの概要) 各事業について ①旧鶴川座保存活用事業 計画どおり進捗しているようだが、老朽化が著しいので、市としても何らかの形で早急に対応 を考えてほしい。 ②歴史的地区環境整備街路事業(立門前線) 平成27年度は土質調査とあるが、電線地中化のための土質調査なのか。 ③歴史的地区環境整備街路事業(喜多院外堀通り線) 整備はいつごろの予定か。 ④歴史的地区環境整備街路事業 同心町通り線の整備の予定はあるのか。 ⑤歴史的建造物再生・利活用マネジメントサイクル構築調査 リノベーションまちづくりや空き店舗利活用の担い手育成など、産業観光行政との事業の連 携は想定しているか。 ⑥文化財の防災、保存及び活用の普及啓発 郷土資料解題調査を組み入れることは可能か。 以上のようなご意見を頂戴し、協議会委員による審議において、「評価結果」「プロセス」につい ては妥当との審議結果を得た。 (今後の対応方針) ①歴史的建造物再生・利活用マネジメントサイクル構築調査にも関係しますが、所有者負担や市 負担を生じさせないスキームの研究、民間事業者の参入の可能性とその場合の採算性の検証に ついて勉強会を開催し進めているところです。 ②地中化するしないに係らず道路の現況を把握し、今後の設計に反映させるための基礎調査で す。 ③平成29年度から現況測量を実施し、その後設計を行うことを想定しています。 ④平成32年度を最終年度とした歴史的風致維持向上計画上には掲載されていません。 ⑤歴史的建造物再生・利活用マネジメントサイクルの構築は、地方創生総合戦略にも位置づけら れています。その中には、リノベーションまちづくりが関連事業として掲げられており、地方創生の 枠組みの中で連携していくことが考えられます。 ⑥歴史まちづくり法は、まちづくりとソフト事業をセットで行うなど画期的な法律であることから、こ れに基づき、関連のあるソフト事業を積極的に組み入れることを検討します。 川越市-31