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メキシコシティでの日本ブランド発信事業の開催 平成25年11月 宮城県

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メキシコシティでの日本ブランド発信事業の開催 平成25年11月 宮城県
メキシコシティでの日本ブランド発信事業の開催
平成25年11月
宮城県国際経済・交流課
平成25年7月25日,宮城県は在メキシコ日本国大使館との共催で,メキ
シコシティにおいて日本ブランド発信事業として「宮城の純米酒セミナー」を
開催しました。
1.東日本大震災からの復興
セミナー開催について目賀田大使からのご挨拶のあと,若生正博宮城県副知
事が挨拶に立ち,東日本大震災の際のメキシコの皆様からの支援に対し御礼を
申し上げるとともに,必ず復興するという決意を述べました。また,東日本大
震災による被害状況や震災からの復旧復興の様子,これからの課題などについ
ても説明いたしました。
2.日本酒セミナー~宮城が世界に誇る純米酒の魅力~
日本酒セミナーでは,メキシコの皆様に宮城が誇る純米酒を味わっていただ
くため,宮城県内に25社27蔵ある蔵元のひとつ,勝山酒造株式会社の伊澤
治平副社長様を講師に,日本酒の歴史や宮城の日本酒の特徴などをご説明いた
だきました。宮城県では,昭和 61 年に宮城県酒造組合が「みやぎ・純米酒の県
宣言」を行っており,現在では出荷量に占める特定名称酒(吟醸酒,純米酒,
本醸造酒)の割合は 80%を超え,全国最高レベルに達しています。
伊澤講師からは,メキシコ料理と合う日本酒の飲み方やメキシコのテキーラ
を日本酒で割って味わう方法などもレクチャーいただき,その巧みな話術と宮
城の純米酒の魅力で,ご参加いただいたメキシコの皆様にも大満足していただ
けたと感じております。
3.おわりに
今年は,仙台藩主・伊達政宗公の家臣・支倉常長がサン・ファン・バウティ
スタ号に乗り,宮城からメキシコを目指して出帆してからちょうど400年の
記念すべき年にあたることから,日本メキシコ両国で様々な交流イベントが開
催されています。目賀田大使はじめ在メキシコ日本大使館のスタッフの皆様の
ご尽力により盛大なイベントを開催できましたことに感謝申し上げます。
今回のイベントでは,被災地支援に対する御礼をメキシコの皆様に直接お伝
えすることと,大震災からの復興の現状を伝えることのほか,もう一つ,日本
グローカル通信第58号
が誇る宮城の純米酒の魅力をメキシコの皆様にお伝えできたことは大きな成果
でした。震災後,各国で日本製品への輸入制限が課され,徐々に緩和されてき
てはおりますが,まだまだ震災前と同じ状況までは回復していません。そうい
ったなかで,このような取り組みを通して,今後のビジネスチャンスの拡大が
期待されます。
被災地の復興の様子や支倉常長のパネルを
宮城県内の蔵元で生産されている日本酒と
見る参加者の方々
酒造りの様子のパネル
目賀田大使からご挨拶をいただきました。
宮城県副知事からも挨拶をさせていただき
ました。
グローカル通信第58号
伊澤講師による「宮城の純米酒セミナー」は
伊澤講師のお話に会場の皆様も興味津々で
熱気につつまれました。
す。
日本酒をワイングラスで味わう楽しみ方を
宮城県特産「サンマ・ホタテ・カキの3種盛
ご説明いただきました。
り」も好評でした。
ご参加いただいたメキシコの皆様にも楽し
最後は会場の皆様と一体となって「伊達家戦
んでいただけた様子でした。
勝三本締め」で締めました。
グローカル通信第58号
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