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60北日野幼稚園(PDF形式:86KB)
気がかりな子どもの理解と適切な支援の在り方について 北日野幼稚園 近年、少子化や核家族化など家庭形態の変化から来るつながりの希 薄化が言われています。また、親子のコミュニケーションさえも十分 にとりにくくなってきているように感じられます。そこで、生活や遊 びの中で、人との関わりを通して子どもの育ちを支えていく必要性が あるのではないかと考えました。気がかりな子どもに焦点をあて、保 育にあたる保育士の関わりを見直し、支援の仕方について共通理解を 深めてきました。それと同時に親育ちにつながるように、個人懇談会 や保育参加後のクラス懇談では、関わり方や子どもの育ちについて具 体的に話し合う場を持ちました。気がかりな子どもについては、専門 機関の先生と子どもの育ちや保護者の関わり方について具体的に話し 合いを持ち、保護者支援つながるように研修を進めました。 【 テ ー マ 】「 共 に 育 ち 合 う 仲 間 作 り 」 【サブテーマ】 「 楽 し く 遊 び や 生 活 を す る 中 で 、子 ど も の 育 ち を 支 え る 」 【研修方法】 ・ ク ラ ス で 気 に な る 子 ど も を 抽 出 し て 、エ ピ ー ソ ー ド に し て 記 録 を と り 、子 ど も の 育 ち や 保 育 士 、友 達 、保 護 者 の 関 わ り 方 に つ い て 研 修 する。 ・ 抽 出 児 以 外 の 子 ど も の ケ ー ス 会 議 を 実 施 し て 、関 わ り 方 に つ い て 研 修をし子どもの育ちを追う。 ・ 子 ど も の 育 ち を 支 え る た め に 、ク ラ ス 便 り を 年 に 4 回 発 行 し 、子 ど も が 育 つ 姿 を エ ピ ド ー ド 記 録 に し て 、情 報 を 提 供 す る 。同 時 に 、小 学 校 へ も 持 参 し 「発 達 の 連 続 性 」を 踏 ま え て の 就 学 前 保 育 、教 育 と し て小学校との連携を行う。 ―3歳児― 当初は新しい環境の変化に戸惑ったり、保育士にくっついて遊ぶこ とが多かった子ども達も、毎日の生活の中で少しずつ友達との関わり が広がってきました。気の合う友達と数人で、おうちごっこや病院ご っ こ 、お 店 屋 さ ん ご っ こ な ど の ご っ こ 遊 び を す る 中 で 、 「 熱 い か ら 、ふ うふうして食べてください」 「 お い し い ケ ー キ は い か が で す か 」な ど と 友達と楽しそうに会話をしてやりとりする姿が増えてきました。また 6月頃からは、クラスみんなでむっくりくまさんやおおかみさん、引 っ越し鬼などの簡単なルールのある集団遊びも楽しめるようになって きました。 ∼フルーツバスケット遊びを通して∼ フルーツバスケットをして遊んでいる時、椅子に座れなくて泣き出 してしまった男の子がいました。保育士が「座れなくて、悔しかった ね」と言葉をかけると、その男の子は泣きながらうんうんと頷きまし た。するとそこに「次またがんばればいいんやで」と一人の女の子が 声 を か け る と 、他 の 子 ど も 達 も「 そ う や そ う や 」 「だから泣かんでいい んやで」と優しく励ましてくれました。また他には、自信がなくてな かなか椅子から立ち上がろうとしない男の子がいました。すると女の 子が男の子の様子に気付き、その男の子のところに行き「いっしょに いこう」とそっと手をつないで一緒に移動してあげたのです。椅子に 座れると「よかったね」と二人ともに笑顔が見られました。こうして 自分のことでいっぱいだった子ども達が、友達の姿にも目を向け、思 いを汲み取って言葉をかけてあげる姿に大きくなったなと成長を感じ ま し た 。保 護 者 に こ の 様 子 を 伝 え る と 、 「家では見られない姿にびっく りです」 「 悔 し が っ て 泣 く の も 、み ん な と 一 緒 だ か ら で き る こ と で す ね 」 「そんなふうに関わってもらっているんですね」などと、子ども達の 姿に驚いたり喜んだりしていました。様々な遊びを通して友達と関わ り合う中で、 「 友 達 と 一 緒 っ て 楽 し い ! 」と い う 気 持 ち や 嬉 し い 気 持 ち 、 悔しい気持ちなど、いろいろ感じたり経験したりしていってほしいと 思います。一方でまだまだ自分の思いを友達にうまく伝えきれなかっ たり、思いがすれ違ってトラブルになることもたくさんあります。保 育士が間に入って話を聞く中で、相手の思いにも気付いたり、時には 我慢したり譲り合ったりできるようになってほしいと願っています。 【子どもの育ち】 ・クラスみんなで一つの遊びを楽しめるようになってきた。 ・友達の姿にも気付いて、思いを汲み取って言葉をかけてあげたり、 行動したりする姿が見られるようになった。 ∼クッキング活動を通して∼ 1月の保育参加時に親子で青のり入 と桜エビをすりつぶした2色の白玉団 子作りをして、給食の野菜汁に入れて 食べました。水を入れたり粉を混ぜた り、お団子に丸めたりして、自分たち で 作 る 楽 し さ を 体 験 し ま し た 。「 お い し い 」「 や わ ら か い ね 」「 お か わ り 食 べ た いなぁ」などと味も格別だったようで す。保護者との懇談会の時に「お皿や 箸を並べたりする簡単なお手伝いはさせたことがあるけれど、何かを 一緒に作るということはあまりなかったので、家でも親子でクッキン グ作りに挑戦してみます」という言葉がたくさん聞かれました。 【子供の育ち】 ・家庭でもお米を研いだり、簡単なおやつを一緒に作ったり、子ども 用の包丁でお母さんと一緒に野菜を切ってみたりして、食事の手伝い やクッキングを喜んでするようになり、食育に関心が出てきた。 【今後の課題】 送迎時やクラスだより、懇談時に子どもの様子や成長を伝え、共に 子育ての楽しさが実感できるように心がけました。特に友達との関わ り に つ い て 気 に し て い る 保 護 者 が 多 く 、今 の 様 子 を 具 体 的 に 伝 え た り 、 慣れていくペースは一人一人様々なので、焦らないで見守ってほしい こ と な ど 具 体 的 に 話 を し て き ま し た 。懇 談 時 に は 保 護 者 の 悩 み を 聞 き 、 他の保護者に意見を求めたり一緒に考えたりしてきましたが、十分な 連携が持てたとは言えません。また友達との関わりが増え、友達と一 緒が楽しいと思っている子どもも多いですが、トラブルもまだまだあ ります。友達にかけている言葉や行動にも成長を感じる一方で、時に は否定的な言葉を使って友達に嫌な思いをさせていることもあります。 子ども達は私たちの関わり方や言葉かけをよく見て、聞いてお手本と して取り込んでいるので、気をつけないといけないと感じることも多 かったです。 ―4 歳児− 当初は、生活や活動の中で、できないことがあると保育士がしてく れるのを待っていたり、 「 で き な い よ 」と 泣 き 出 し て し ま っ た り す る 姿 が 見 ら れ ま し た 。 遊 び で は 、「 一 緒 に 遊 ぼ う 」 と 誘 え ず に 見 て い た り 、 保育士に仲立ちしてもらわないと仲間入りできないなど、受身的な子 ども達の姿が見られました。 ∼集団作り(グループ作り)∼ 当初は、保育士が意図したグループ作りをし、朝の会の進行や給食 の配膳など当番活動を中心に協力したり、分担し合ったりして進めま した。グループの中で困っていることに対しては、グループ内で相談 することを知らせることでグループの友達意識が徐々にでてきました。 秋 に は 、男 の 子 2 人 、女 の 子 3 人 と い う こ と で グ ル ー プ を 作 り ま し た 。 年明けには、好きな子 5 人でグループを作るように促すと、当初には 全く交流が見られなかった子同士が同じグループになっていてうれし く思いました。 【子どもの育ち】 ・ 生活の流れの中で排泄や着替え等は自分で判断して行動するよう になり、困ったことは子ども同士で助け合う姿が見られた。 ・ 行 事 を 通 し 、み ん な が 一 つ に な っ て 取 り 組 む 経 験 を す る こ と で 、達 成感や満足感を味わいグループだけでなくクラス全体で取り組む ことに意欲が高まってきた。 ・ 集 団 遊 び や グ ル ー プ 活 動 が 盛 ん に な っ て く る と 、ト ラ ブ ル が 増 え る 反面我慢したり譲りあったりする経験ができる場にもなった。 ∼戸外遊び(散歩)を通して∼ 北日野地区は自然に恵まれていると共に、主幹道路には地下道が整 備されていて、あらゆる地区に出かけやすい地区です。体力作りや自 分達の地域を知るなど目的を持って出かけました。イノシシやクマよ けのための電気柵が取り付けてあり行けないと ころもありましたが、大屋の穴地蔵探険や庄田 の神社では、祭りでお祓いをしてもらったり、 地区の人に挨拶したり話しけてもらったりして 地域を身近に感じることができました。山道や 畦道、田の中なども歩き、運動遊具だと躊躇す る子ども達も、自然の中での変化に跳んだ場面 や場所では、楽しんで挑戦することができました。 【子どもの育ち】 ・ 徐々に散歩の距離を伸ばしていき、体力がついてきた。 ・ 子ども達の家の近くに出かけて行くことで、新 たな発見もあり地域が一層身近なものになった。 ・ 自 然 を 利 用 し て 細 道( 平 均 台 )歩 き や ジ ャ ン プ ・ よ じ 登 り な ど 全 身 を使った運動遊びに無理なく挑戦できた。 ∼園庭遊びを通して∼ 草 む ら の 中 や 石 な ど の 下 か ら 色 々 な 虫 を 探 し て 、「こ の 虫 は 、何 を 食 べ る ん か な ? 」と 、飼 育 ケ ー ス に 土 や 草 や 花 を 入 れ て 虫 の お 家 作 り が 始 ま り ま し た 。「 か え る と 虫 は 、 一 緒 に 入 れ て い い か ? 」「 か え る は 、 虫 を食べてまうであかんて」 「 じ ゃ あ ど う す る ? 」と 、子 ど も 同 士 で 試 行 錯誤しているうちに、カエルは逃がしてあげることになりました。小 動物や虫探しを通して、命の大切さについていろいろ気付いてくれた よ う で す 。 ま た 、 「先 生 、 一 緒 に 団 子 作 り し よ う 」と 子 ど も 達 か ら 誘 っ てくる程、泥団子作りにどの子も夢中になりました。日を追うごとに みんなの団子も工夫され、硬い団子やピカピカの団子を目指して布や ビニール袋を使って磨き、自慢の団子を作っていました。満足いく団 子を作るのはなかなか難しいのですが、自分の目標に向かって集中し て楽しみながら作っていました。 【子どもの育ち】 ・ 身近な小動物や虫に親しみ、関心や愛着を持って飼育することで、 優 し い 心 や 化 学 に 対 す る 目 も 育 ち 始 め て い る 。。 ・ 身 近 な 素 材 に 積 極 的 に 関 わ り 、目 的 を 持 っ て 試 行 錯 誤 し な が ら 諦 め ずに楽しんで取り組めた。 ∼なわとび遊びについて∼ 朝の遊びや給食後になわとびを取り入れて、保育士が跳ぶ姿を見せ たり、跳ぶことに挑戦したりしました。ジャンプと手を回すタイミン グが合わずに、四苦八苦していた子どももいましたが、数人の子ども が跳べるようになりリズムカルに跳ぶ姿を見て、家で練習をする子ど もも出てきました。休み明けにはリズミカルに跳ぶ姿を見せてくれ、 みんなで拍手をして喜び合いました。跳べるようになった時の「せん せい、みて!」と、自信満々の表情や跳ぶ姿が愛おしく見え、子ども 達の挑戦している姿が嬉しく思える瞬間でした。自己の記録に挑戦し たり、いろいろな跳び方に挑戦したりする子どももいました。また、 友達が跳んでいる横で、大きな声で数を数えてあげる子もでてきまし た。グループやクラス対抗でなわとびを跳んだり、保育参加の日には 保護者と競ったりして達成感を体験しました。休みの日には、親子で なわとびしたり、跳んだ数を数えてもらったりして親子で楽しく目標 に向かって頑張るきっかけ作りができたようです。 【子どもの育ち】 ・ な わ と び が 跳 べ る よ う に な り た い と い う 思 い か ら 、週 末 に は 自 ら な わとびを持ち帰り練習したり、親子で跳んだりするようになった。 ・ 自分の目標に向かって練習するようになった。 ・ 友達が跳ぶ姿を応援したり、数を数えてあげるようになった。 ・ グループ対抗やクラス対抗で、頑張る姿が見られた。 【今後の課題】 トラブルでは、自分の気持ちや思いを言葉で伝えられるようにして いくことが大切なので、困った時には自分で保育士や友達に伝えられ るようにしたい。経験したことや感じたことを朝の会や帰りの会で発 表しながら、友達の話を聞く力もつけていく活動をより多く取り入れ ていきたい。 楽しい活動は心も体も豊かに発達するので、今後もいろいろな体験 や挑戦することができるように環境構成をしたり、地域の方と連携を とって活動の幅を広げたい。 保育参加後の話し合いや個人懇談、クラス便りを通して子どもの育 ちについて情報交換したり、互いに共有したりする中で子ども達の育 ちを共に支えていけるようにしたい。 ―5歳児― 4月当初から、体を動かす遊びが好きで園庭や遊戯室で鬼ごっこや 追いかけっこをして遊んでいましたが、走る時に前をよく見ていなか ったり、避けられなかったりして友達にぶつかる姿が見られました。 生活の中では、友達と楽しく会話をしているのですが、思いがくい 違うと自分の思いをうまく伝えられずにトラブルになったり、困った ことが言えなかったりして泣いてしまう姿も見られました。その都度 その子の気持ちを聞いたり、保育士等も一緒に考えたりして、お互い の思いに気付いて言葉で伝えることができように援助してきました。 ∼運動遊びを通して∼ 子ども達は、体育教室をとても楽しみにしています。側転ができず に教室の先生に補助してもらっていた子は、悔しそうな顔で「お家の 布団のところで練習するわ」と先生と約束をしました。それからとい うもの、園でも保育者に補助をしてもらったり、側転のできる友達の 様子を観察しながら練習したりする姿が見られました。次の体育教室 の 日 。そ の 子 は 、一 番 に 先 生 の と こ ろ に 駆 け 寄 り 「い っ ぱ い 練 習 し た ら 、 で き る よ う に な っ た よ ! 」と 言 っ て 側 転 を 見 せ て い ま し た 。そ し て 、先 生と硬い握手を交わし喜び合いました。 このように継続して努力し、できるようになった時の達成感と「す ごいな!がんばったな!」と一緒に喜ぶ大人の存在がとても大切だと 感じました。 後半の体育教室で、今まで遊んできた爆弾鬼ごっこの発展型の『復 活爆弾鬼ごっこ』というゲームを紹介されました。これは、いくつか の色別のチームを作り行う爆弾鬼ごっこで、ボールを当たられた子と 同じチームの子が、当てた相手にボールを当てれば、またゲームに復 活できるというものです。やってみると、チームを全く意識しない子 ども達が多くいました。すると、先生は「同じチームの当てられた子 を助けることができるのは誰?」 「当てられた子も復活したかったら声 に出して言おう」と言葉をかけました。 その後、少しずつ同じチームの友達 の様子をよく見ながら「○○ちゃん が 、△ △ ち ゃ ん に 当 て ら れ た よ 」 「復 活できた!ありがとう」などと声を かけ合う姿がみられるようになりま した。 また、保育参加では保護者 も一緒に体験してもらうことで、 「こ んなにたくさん、運動をしているん だ」 「 子 ど も 達 が 、大 き な 声 で 返 事 を していてびっくりしました」と普段 家 で は 見 ら れ な い 姿 を 見 て も ら う こ と が で き ま し た 。ま た 「な ぜ 、体 育 教 室 を 楽 し み し て い る の か 参 加 し て み て 分 か り ま し た 。先 生 の 褒 め る 、 励ますタイミングやみんなで応援し合う姿が本当に参考になりまし た 」い う 声 も 聞 か れ 親 子 共 に 運 動 遊 び に 興 味 を 持 っ て も ら う こ と が で きました。 【子どもの育ち】 ・ すぐに諦めない我慢強い心が育ってきた。 ・ 友 達 の 動 き を 見 て 、避 け た り 動 き に 敏 捷 性 が で て き た り し た 。ま た 、 「仲間」というものを意識するようになった。 ・ 積極的に運動遊びをする姿が見られるようになってきた。 ∼生活発表会を通して∼ 生活発表会では、ピアニカ奏や合奏、みんなの歌、劇遊びとたくさ んのことに挑戦しました。 ピアニカ奏で「かえるの歌」の輪唱に挑戦したり、合奏ではよく音 を 聞 き な が ら 演 奏 が で き た 時 に は 、「 や っ た ぁ 」「 今 度 は 、 ず れ な か っ たなぁ」とみんなの気持ちが一丸となったようで、嬉しい言葉が聞か れました。また、劇ごっこの「泣いた赤鬼」で子ども達と内容を話し 合うと、 「 青 鬼 も 、ま た 戻 っ て く る と 思 う 」 「 鬼 に は 、黄 色 鬼 も い る よ 」 といろんな意見が出てきて、原作とは違うふじ組バージョンの劇にな りました。 場面の状況を考えながら「この場面では、どんな気持ちかな?」と 役の気持ちになって演じることで、自分以外の人の思いを想像して表 現するという経験をすることができました。友達同士が励し合って 堂々と発表をしたり、劇で使う小道具や衣装も自分達で考えたりしな がら作りました。発表会で様々な経験を通して、協力し合ったり、相 手がどんな気持ちなのだろうかと考えたりすることで、友達の思いに も気付くことができるようになってきました。トラブルも以前より減 り、自分達で解決する力が少しずつ育って心身共に大きな成長を感じ ました。 【子どもの育ち】 ・ みんなで協力して活動に取り組み、達成感を味わうことができた。 ・ 相 手 の 気 持 ち を 考 え た り 、友 達 の 思 い に 気 付 い た り で き る よ う に な ってきた。 ・ 自 分 の 気 持 ち や 困 っ た こ と を 、相 手 に 伝 え ら れ る よ う に な っ て き た 。 【今後の課題】 保育参加後の懇談会では、子どもの育ちについて話をしたり、保護 者同士で話し合ったりすることで「気持ちが少し楽になりました」と いう声も聞かれました。クラス便りや玄関での送迎時に子どもの育ち を伝えることを重要視してきましたが、今後も子どの育ちに共感した り、考えたり、時には後押しをしたりするなどして、子育ての手がか りになるようにしたい。 トラブルやお互いに困ったことがあった時は、自分で言えるように 言葉がけをしてきました。じっくり聞いたり言葉を補ったりすること で友達に伝わる喜びを感じることができ、個の育ちが集団の育ちにつ ながっていったようです。今後も丁寧な関わりをしていきたい。