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カンピロバクターによる食中毒患者及び原因施設情報(東京都、平成 18
資料 2 カンピロバクターによる食中毒患者及び原因施設情報(東京都、平成 18 年・19 年) 平成 18 年、平成 19 年の東京都におけるカンピロバクター食中毒のうち、患者の年齢 を把握できる 47 件について、患者及び原因施設の情報の集計を行った。 1 患者属性 食中毒患者 306 名のうち、男性が 193 名(63%)であった(図1) 。 女, 113 男, 193 図1 カンピロバクター食中毒患者性別(東京都、平成18年・19年) 年齢別では、20∼29 歳が 149 名(49%)と最も多く、次いで 30∼39 歳が 68 名(22%) であった(図2)。 70歳~, 0 不明, 1 0歳, 0 60~69歳, 0 50~59歳, 11 1~4歳, 2 5~9歳, 10 10~14歳, 6 40~49歳, 25 15~19歳, 34 30~39歳, 68 20~29歳, 149 図2 カンピロバクター食中毒患者年齢(東京都、平成18年・19年) 性別年齢別では 20∼29 歳男性が一番多く、98 名(32%)であった(図3) 。 125 98 100 男 女 75 51 50 42 26 25 19 15 7 1 1 0 1~4 3 5~9 2 4 20 5 7 4 10~14 15~19 20~29 30~39 40~49 50~59 60~69 70 歳~ 1 不明 年齢 図 3 カンピロバクター食中毒患者性別年齢別(東京都、平成 18 年・19 年) 2 患者グループ属性 食中毒患者 52 グループ(1 事件で複数のグループがある場合もあり) のグループ属性 を集計したところ、会社同僚が 22 グループ(42%)、家族が 10 グループ(19%)、大学・ 専門学校の友人関係などが 10 グループ(19%)であった(図 4)。 不明, 4 散発, 2 友人, 3 高校, 1 会社同僚, 22 専門学校, 2 大学, 8 42 家族, 10 図4 食中毒患者グループ属性(東京都、平成18年・19年) 3 原因食品 食中毒事件 47 件における原因食品の食肉種別及び加熱の有無をみたところ、鶏刺し など「生の鶏肉」が原因であるのは 10 件(21%) 、鶏ササミ湯引きや加熱不十分な焼鳥 など「半生の鶏肉」が 17 件(36%) 、牛レバ刺しなど「生の牛肉」が 14 件(30%)であ った(図 5) 。 不明, 5 豚・生, 1 鶏・生, 10 牛・生, 14 鶏・半生, 17 図5 原因食品種別(東京都、平成18年・19年) 14 歳以下の食中毒患者が、食中毒事件に関連して食肉の生食をしているかどうかを集 計したところ、18 名中 11 名が生食メニューを喫食していた。喫食場所は居酒屋、焼肉 屋、寮(自炊)であった(表1) 。 表 1 14 歳以下の食中毒患者 18 名の食肉生食メニュー喫食状況 No. 患者性別 年齢 1 男 3 なし 2 女 3 牛レバ刺し 3 男 5 砂肝刺し、鶏レバ刺し 4 女 5 ユッケ 5 男 6 牛レバ刺し、ユッケ 6 女 6 砂肝刺し 7 女 7 なし 8 女 7 牛レバ刺し 9 女 8 ユッケ 10 男 9 牛レバ刺し、ユッケ 11 女 9 なし 12 女 9 ユッケ 13 男 10 なし 14 女 10 なし 15 女 10 なし 16 女 11 なし 17 女 12 半生の焼鳥(ささみ) 18 男 14 豚レバ刺し 生食メニューの喫食状況 4 原因施設 食中毒事件 47 件の原因施設を提供メニューや屋号をもとに分類したところ、居酒屋 が 28 軒(60%)、焼肉屋が 10 軒(21%)であった(図6) 。 自炊, 1 不明, 4 釜めし・焼鳥屋, 1 ちゃんこ料理屋, 1 居酒屋, 14 そば屋, 1 韓国家庭料理店, 1 焼肉屋, 10 居酒屋(鶏料理屋), 8 居酒屋(焼鳥屋), 6 図6 カンピロバクター食中毒原因施設(東京都、平成18年・19年)