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トラブルシューティング・ ガイド
IBM Real-time Compression Appliance バージョン 4 リリース 1 トラブルシューティング・ ガイド GA88-4706-01 (英文原典:GA32-2218-01) お願い 本書をご使用になる前に、 53 ページの『特記事項』に記載されている一般情報を必ずお読みください。 本製品およびオプションに電源コード・セットが付属する場合は、それぞれ専用のものになっていますので他の電気機器には 使用しないでください。 本書は、IBM Real-time Compression Appliance (RTCA) STN7800 (2452-780) のVersion 4 Release 1、および新しい版 で明記されていない限り、以降のすべてのリリースおよびモディフィケーションに適用されます。 お客様の環境によっては、資料中の円記号がバックスラッシュと表示されたり、バックスラッシュが円記号と表示さ れたりする場合があります。 原典: GA32-2218-01 IBM Real-time Compression Appliances Version 4 Release 1 Troubleshooting Guide 発行: 日本アイ・ビー・エム株式会社 担当: トランスレーション・サービス・センター 第5版第1刷 2013.2 © Copyright IBM Corporation 2011, 2013. 目次 表 . . . . . . . . . . . . . . . . . v 安全と環境に関する注記 . . . . . . . . vii 電源コード . . . . . . . . . . . . . . vii 安全上の注意 . . . . . . . . . . . . . . vii 安全上の注意について . . . . . . . . . . ix 安全上の注意およびラベル . . . . . . . . . xvii 環境に関する注意. . . . . . . . . . . . xviii このガイドについて . . . . . . . . . xix 本書の対象読者 . . . . . . . . . . 資料、ヘルプ、および技術支援の入手方法 . オンライン・ヘルプの入手 . . . . . ご連絡いただく前に . . . . . . . 資料の使用 . . . . . . . . . . ハードウェアのサービスとサポート . . 資料および関連情報 . . . . . . . . 資料形式 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . xix . xix . xx . xx . xx . xxi . xxi . xxii 第 1 章 RTCA トラブルシューティング・ データ・タイプ . . . . . . . . . . . . 1 Autosupport イベント . . . . . . . . . . ハードウェア障害. . . . . . . . . . . . ハードウェア障害に関して収集するデータ . . ハードウェア障害に関する追加情報. . . . . アプリケーション障害 . . . . . . . . . . アプリケーション障害に関して収集するデータ . ECuRep を使用した IBM サポートへの診断データの アップロード . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1 6 6 6 6 6 . 7 第 2 章 問題の診断 . . . . . . . . . . 9 システム診断の収集 . . . . tcpdump ユーティリティーの使用 システム・ツールの使用 . . . 圧縮エンジン・ツールの使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10 10 11 13 第 3 章 ハードウェアの問題判別とサービ ス . . . . . . . . . . . . . . . . . 15 診断ツール . . . . . . ハード・ディスク・ドライブ メモリー . . . . . . . システム・ボード . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15 15 16 16 第 4 章 トラブルシューティングの共通シ ナリオとタスク . . . . . . . . . . . 19 圧縮エンジンおよび NFS の再送 . . . . i ノード番号を使用したファイルの検出 . . ファイルの透過的コピー . . . . . . . IBM N シリーズ・ストレージ・システム EMC Celerra . . . . . . . . . . © Copyright IBM Corp. 2011, 2013 . . . . . . . . . . . . . . . 19 19 19 19 20 CIFS 最大多重化 . . . . . . . . . . . FileSwap とは . . . . . . . . . . . . FileSwap でのクライアントの動作 . . . . . GARBAGE_ARGS の使用を不可にする . . . FileSwap を使用不可にする . . . . . . . FileSwap の RPC 応答. . . . . . . . . パスワードが見つからない場合の圧縮アプライアン スのリカバリー . . . . . . . . . . . . 圧縮アプライアンス・インターフェースの MAC ア ドレスの検出 . . . . . . . . . . . . . スパンニング・ツリー portfast の構成 . . . . 圧縮アクセラレーターのパフォーマンスの改善方法 アンチウィルス・オプションを使用不可にする . 圧縮アクセラレーターの「フリー・スペース」パラ メーター . . . . . . . . . . . . . . 10 GbE から 1 GbE へ . . . . . . . . . 結合不一致の結合プローブ検出 . . . . . . . 「allow access to service accounts」オプション. . NFS エクスポートの問題の診断 . . . . . . . . . . . . 20 23 23 23 24 24 . 24 . 24 . 25 25 . 25 . . . . . 26 26 26 26 26 付録 A. データベースのスナップショット およびクローン . . . . . . . . . . . 27 コールド・バックアップ・モードでのデータベース のクローン作成 . . . . . . . . . . . . . 28 データベースのリストア . . . . . . . . . . 28 データベース・スナップショットのリストア . . . 29 付録 B. 既知の制限 . . . . . . . . . 31 一般的な制限 . . . . . . . . . . . . 一般的なメモリーの制限 . . . . . . . . CIFS メモリーの制限 . . . . . . . . NFS のメモリーの制限 . . . . . . . メモリーの調整 . . . . . . . . . . Autosupport の制限 . . . . . . . . . . CIFS クライアントの制限 . . . . . . . Capacity Advisor の制限 . . . . . . . . 圧縮アクセラレーターの制限 . . . . . . 圧縮フィルターの制限 . . . . . . . . . DNS の制限 . . . . . . . . . . . . データ・リカバリー・ユーティリティーの制限 高可用性の制限 . . . . . . . . . . . インストールおよびアップグレードの制限 . . LDAP の制限 . . . . . . . . . . . . NFS クライアントの制限 . . . . . . . . ネットワーキングの制限 . . . . . . . . SNMP の制限. . . . . . . . . . . . Web インターフェースおよびコマンド行の制限 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 31 34 35 35 35 36 37 38 38 40 41 42 42 42 42 43 45 49 49 特記事項 . . . . . . . . . . . . . . 53 商標 . . . . . . 認定ステートメント . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 54 . 54 iii 電波障害自主規制特記事項 . . . . . . . . Federal Communications Commission Statement . Industry Canada Compliance Statement . . . . Australia and New Zealand Class A Statement . European Union Electromagnetic Compatibility Directive . . . . . . . . . . . . . Germany Electromagnetic Compatibility Directive People's Republic of China Class A Statement . Taiwan Class A Statement . . . . . . . . iv . . . . 54 55 55 55 . 55 56 . 57 . 57 Taiwan Contact Information . . . . . . VCCI 協会 (VCCI) クラス A 表示 . . . 電子情報技術産業協会表示 . . . . . . Korean Communications Commission Class A Statement . . . . . . . . . . . . Russia Electromagnetic Interference Class A Statement . . . . . . . . . . . . . . . . 57 . 57 . 58 . . 58 . . 58 索引 . . . . . . . . . . . . . . . . 61 表 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. ヘルプ、サービス、および資料に関する IBM Web サイト . . . . . . . . . . . . xix RTCA 製品資料 . . . . . . . . . . . xxi RTCA 保証、注記、およびライセンス出版物 xxii IBM System x3650 M4 資料 . . . . . . xxii Autosupport イベント・データ . . . . . . . 1 一般的なメモリーの制限 . . . . . . . . 34 CIFS メモリーの制限 . . . . . . . . . 35 NFS のメモリーの制限 . . . . . . . . . 35 既知の制限 – Autosupport . . . . . . . . 36 既知の制限 – CIFS クライアント . . . . . 37 既知の制限 – Capacity Advisor . . . . . . 38 既知の制限 – 圧縮アクセラレーター . . . . 38 © Copyright IBM Corp. 2011, 2013 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 既知の制限 – 既知の制限 – 既知の制限 – リティー . 既知の制限 – 既知の制限 ド. . . . 既知の制限 – 既知の制限 – 既知の制限 – 既知の制限 – 既知の制限 – マンド行 . 圧縮フィルター . . . . . . DNS . . . . . . . . . . データ・リカバリー・ユーティ . . . . . . . . . . . . 高可用性 . . . . . . . . インストールおよびアップグレー . . . . . . . . . . . . LDAP. . . . . . . . . . NFS クライアント . . . . . ネットワーキング . . . . . SNMP . . . . . . . . . Web インターフェースおよびコ . . . . . . . . . . . . 40 41 42 42 42 42 43 45 49 49 v vi 安全と環境に関する注記 IBM Real-time Compression Appliance (RTCA) 製品をインストールしてご使用になる前に、製品の安全上 の注意、環境に関する注記、および電波障害自主規制特記事項を再確認してください。 電源コード IBM® では、お客様の安全のため、この IBM 製品で使用するアース端子付き接続プラグが付いた電源コー ドを提供しています。感電事故を防ぐため、必ずこの電源コードおよびプラグを適切に接地されたコンセン トに差してご使用ください。 米国およびカナダで使用される IBM 電源コードは、アメリカ保険業者安全試験所 (UL) によってリストさ れ、カナダ規格協会 (CSA) によって認定されています。 115 ボルトで稼働するユニットの場合: 次の構成の、UL 登録、CSA 認定のコード・セットを使用してく ださい。最小 18 AWG、タイプ SVT または SJT、3 線コード、最大長 4.5m (15 フィート)、およびパラ レル・ブレード型、15 アンペア 125 ボルト定格のアース端子付き接続プラグ。 230 ボルトで稼働するユニット (米国で使用) の場合: 次の構成の、UL 登録、CSA 認定のコードコード・ セットを使用してください。最小 18 AWG、タイプ SVT または SJT、3 線コード、最大長 4.5 m (15 フ ィート)、タンデム・ブレード型、15 アンペア 250 ボルト定格のアース端子付き接続プラグ。 230 ボルトで稼働するユニット (米国以外) の場合: アース端子付き接続接続プラグが付いたコード・セッ トを使用してください。コード・セットが、装置を取り付ける国において安全性に関して適切な承認を受け ていることを必ず確認してください。 特定の国または地域用の IBM 電源コードは、通常その国または地域でしか使用できません。 安全上の注意 「IBM Safety Information」の資料には、英語およびその他の言語で、IBM System x® サーバーについての 安全上の注意が記載されています。資料は、IBM Real-time Compression Appliances Documentation Version 4 Release 1 CD またはサポート・ポータルにあります。 Before installing this product, read the Safety Information. Antes de instalar este produto, leia as Informações de Segurança. Læs sikkerhedsforskrifterne, før du installerer dette produkt. © Copyright IBM Corp. 2011, 2013 vii Lees voordat u dit product installeert eerst de veiligheidsvoorschriften. Ennen kuin asennat tämän tuotteen, lue turvaohjeet kohdasta Safety Information. Avant d'installer ce produit, lisez les consignes de sécurité. Vor der Installation dieses Produkts die Sicherheitshinweise lesen. Prima di installare questo prodotto, leggere le Informazioni sulla Sicurezza. Les sikkerhetsinformasjonen (Safety Information) før du installerer dette produktet. Antes de instalar este produto, leia as Informações sobre Segurança. viii Antes de instalar este producto, lea la información de seguridad. Läs säkerhetsinformationen innan du installerar den här produkten. 安全上の注意について 重要: 本書の「注意」と「危険」の注意書きにはそれぞれ番号が付いています。この番号は、「Safety Information」資料で、英語の Caution と Danger に対応する翻訳版の「注意」と「危険」を相互参照するた めに使用します。 例えば、「Caution」の注意書きに数字の 1 が付いていた場合、「Safety Information」資料を見ればその注 意書きに対応した 1 の翻訳文が見つかります。 この資料で述べられている手順を実施する前に「注意」と「危険」の注意書きをすべてお読みください。も し、サーバーあるいはオプションに追加の安全情報がある場合はその装置の取り付けを開始する前にお読み ください。 安全 1 安全と環境に関する注記 ix 危険 電源ケーブルや電話線、通信ケーブルからの電流は危険です。 感電を防ぐために次の事項を守ってください。 v 雷雨の間はケーブルの接続や切り離し、または本製品の設置、保守、再構成を行わないでください。 v すべての電源コードは正しく配線され接地されたコンセントに接続してください。 v ご使用の製品に接続するすべての装置も正しく配線されたコンセントに接続してください。 v 信号ケーブルの接続または切り離しは可能なかぎり片手で行ってください。 v 火災、水害、または建物に構造的損傷の形跡が見られる場合は、どの装置の電源もオンにしないでく ださい。 v 取り付けおよび構成手順で特別に指示されている場合を除いて、装置のカバーを開く場合はその前 に、必ず、接続されている電源コード、通信システム、ネットワーク、およびモデムを切り離してく ださい。 v ご使用の製品または接続された装置の取り付け、移動、またはカバーの取り外しを行う場合には、次 の表の説明に従ってケーブルの接続および切り離しを行ってください。 ケーブルの接続手順: ケーブルの切り離し手順: 1. すべての電源をオフにします。 1. すべての電源をオフにします。 2. 最初に、すべてのケーブルを装置に接続します。 2. 最初に、電源コードをコンセントから取り外します。 3. 信号ケーブルをコネクターに接続します。 3. 信号ケーブルをコネクターから取り外します。 4. 電源コードを電源コンセントに接続します。 4. すべてのケーブルを装置から取り外します。 5. 装置の電源をオンにします。 安全 2 注意: リチウム・バッテリーを交換する場合は、部品番号 33F8354 またはメーカーが推奨する同等タイプのバッ テリーのみを使用してください。システムにリチウム・バッテリーが入ったモジュールがある場合、そのモ ジュールの交換には同じメーカーの同じモジュール・タイプのみを使用してください。バッテリーにはリチ ウムが含まれており、適切な使用、扱い、廃棄をしないと、爆発するおそれがあります。 次のことはしないでください。 v 水に投げ込む、あるいは浸す v 100℃ (華氏 212 度) を超える過熱 v 修理または分解 バッテリーを廃棄する場合は地方自治体の条例に従ってください。 x 安全 3 注意: レーザー製品 (CD-ROM、DVD ドライブ、光ファイバー装置、または送信機など) を取り付ける場合に は、以下のことに注意してください。 v カバーを外さないこと。カバーを取り外すと有害なレーザー光を浴びることがあります。この装置の内 部には保守が可能な部品はありません。 v 本書に記述されていないコントロールや調整を使用したり、本書に記述されていない手順を実行する と、有害な光線を浴びることがあります。 危険 一部のレーザー製品には、クラス 3A またはクラス 3B のレーザー・ダイオードが組み込まれていま す。次のことに注意してください。 カバーを開くとレーザー光線の照射があります。光線を見つめたり、光学装置を用いて直接見たり、光 線を直接浴びることは避けてください。 安全 4 ≥ 18 kg ≥ 32 kg ≥ 55 kg 注意: 装置を持ち上げる場合には、安全に持ち上げる方法に従ってください。 安全 5 安全と環境に関する注記 xi 注意: 装置の電源制御ボタンおよび電源機構の電源スイッチは、装置に供給されている電流をオフにするものでは ありません。装置には 2 本以上の電源コードが使われている場合があります。装置から完全に電気を取り 除くには給電部からすべての電源コードを切り離してください。 安全 6 注意: もし電源コードを装置側でストレイン・リリーフ・ブラケットで固定した場合は、電源コードの給電部側は いつでも容易にアクセスできるようにしておく必要があります。 安全 8 注意: 電源機構 (パワー・サプライ) のカバーまたは次のラベルが貼られている部分のカバーは決して取り外さな いでください。 このラベルが貼られているコンポーネントの内部には、危険な電圧、強い電流が流れています。これらのコ ンポーネントの内部には、保守が可能な部品はありません。これらの部品に問題があると思われる場合はサ ービス技術員に連絡してください。 安全 12 xii 注意: このラベルが貼られている近くには高温になる部品が存在します。 安全 26 注意: ラック・マウント装置の上には物を置かないでください。 安全 27 注意: 近くに危険な動く部品が存在します。 安全 29 安全と環境に関する注記 xiii 注意: この装置は、DC 給電回路の接地済み導線をこの装置の接地導線に接続できるように設計されています。こ の接続を行う場合は、以下の条件がすべて満たされている必要があります。 v この装置が、DC 給電システムの接地電極導線に直接接続されること、または DC 給電システムの接地 電極導線が接続されている接地終端バーまたはバスからの接合ジャンパーに接続されること。 v この装置は、同じ DC 給電回路の接地済み導線と接地導線間の接続を持つ他のすべての装置、および DC システムの接地点と同じ直接隣接域 (隣接キャビネットなど) に置かなければなりません。 DC シ ステムが他の場所に接地されていないこと。 v DC 電源はこの装置と同じ建物内に設置されていること。 v DC 電源と接地電極導線の接続点とを結ぶ接地回路線の途中に、切り替え機または切断機を設置しては なりません。 安全 31 xiv 危険 電源ケーブルや電話線、通信ケーブルからの電流は危険です。 感電を防ぐために次の事項を守ってください。 v 雷雨の間はケーブルの接続や切り離し、または本製品の設置、保守、再構成を行わないでください。 v すべての電源コードは、正しく配線され接地されたコンセントに接続してください。 v 本製品に接続する装置は、必ず正しく配線された給電部に接続してください。 v 信号ケーブルの接続または切り離しは可能なかぎり片手で行ってください。 v 火災、水害、または建物に構造的損傷の形跡が見られる場合は、どの装置の電源もオンにしないでく ださい。 v 取り付けおよび構成手順で特別に指示されている場合を除いて、装置のカバーを開く場合はその前 に、必ず、接続されている AC 電源コード、DC 給電部、ネットワーク接続、通信システム、および シリアル・ケーブルを切り離してください。 v 本製品または接続された装置の取り付け、移動、またはカバーの取り外しを行う場合には、次の表の 説明に従ってケーブルの接続および切り離しを行ってください。 ケーブルの接続手順: ケーブルの切り離し手順: 1. すべての給電部と、この製品に接続する装置の電源を オフにします。 1. すべての給電部と、この製品に接続する装置の電源を オフにします。 2. 信号ケーブルを製品に接続します。 3. 電源コードを製品に接続します。 v AC システムの場合、アプライアンス用のプラグを 使用します。 v AC システムの場合は、シャーシの電源コンセント からすべての電源コードを取り外すか、AC 電力配 分装置で電力を遮断します。 v DC システムの場合は、ブレーカー・パネルで DC 給電部を切り離すか、給電部の電源をオフにしま す。その後、DC ケーブルを取り外します。 v DC システムの場合は、-48 V DC 接続の正しい極 性を確認します。RTN は + で、-48 V DC は - で 2. 信号ケーブルをコネクターから取り外します。 す。アース接地には、安全のために 2 つ穴ラグを 3. すべてのケーブルを装置から取り外します。 使用する必要があります。 4. 信号ケーブルを他の装置に接続します。 5. それらの装置の給電部に電源コードを接続します。 6. すべての給電部の電源をオンにします。 安全 33 注意: この製品には、電源制御ボタンがありません。ブレードの電源をオフにした場合、または電源モジュールお よび入出力モジュールを取り外した場合でも、製品への電流はオフになりません。また、製品には 2 本以 上の電源コードが使われている場合があります。 製品からすべての電流を除去するには、給電部からすべ ての電源コードを切り離す必要があります。 安全と環境に関する注記 xv 安全 34 注意: 感電のリスクを避けるため次のようにしてください。 v この装置は訓練を受けたサービス担当員によりアクセスが制限された (つまり、NEC および IEC 60950-1, First Edition, The Standard for Safety of Information Technology Equipment の定義に適合 している) 場所にのみ設置が許されます。 v 装置は正しく接地された安全特別低電圧 (SELV) 電源に接続してください。SELV 電源とは、正常時、 または単一の障害が発生してもその出力電圧が 60 VDC を超えないように設計された 2 次側の回路で す。 v フィールド配線には市販品で容量が十分な切断機を設置してください。 v 分岐回路の過電流保護のために要求される回路ブレーカー定格については、製品資料に記載されている 仕様を参照してください。 v 銅導線のみを使用してください。要求される導線サイズについては、製品資料に記載されている仕様を 参照してください。 v 配線端子ねじの締め付けトルクの要求値については、製品資料に記載されている仕様を参照してくださ い。 安全 37 xvi 危険 ラック・キャビネットに搭載する場合は、以下のガイドラインを順守してください。 v ラック・キャビネットのレベル・パッドは、必ず下げておいてください。 v スタビライザー・ブラケットは、必ずラック・キャビネットに取り付けておいてください。 v 最も重い装置は、必ずラック・キャビネットの最下部に取り付けてください。 v 装置を取り付ける際は、必ずラック・キャビネットの下部から順に上の方に向かって取り付けてくだ さい。 v ラック・マウント手順で指示されない限りは、複数の装置を同時にラック・キャビネットから引き出 さないでください。複数の装置が保守位置に引き出されると、ラック・キャビネットが転倒するおそ れがあります。 v IBM 9308 ラック・キャビネットを使用していない場合は、ラック・キャビネットをしっかりと固定 して確実に安定させてください。 安全上の注意およびラベル システムの計画、インストール、操作、または保守を行う人はすべて、安全上の注意を十分に理解しておく 必要があります。作業を開始する前に、関連する安全上の注意をお読みください。 IBM Systems Safety Notices この資料には、英語および他の言語で、IBM Systems 製品に関する安全上の注意が記載されています。 注: 本製品は、IEC 60950-1 に準拠するように、さらに必要があれば IEC 60950-1 に基づく関連国内規格 に準拠するように、設計され、テストされ、製造されています。 「IBM Systems Safety Notices」では、各言語ごとに昇順で整理された、ラベルなしの注意をリストします。 ラベル付きの注意は、「ラベル」セクションに、ラベル参照番号で整理されています。 注: PDF ファイルを表示するには、Adobe Acrobat Reader が必要です。Adobe の Web サイトから無料で ダウンロードできます。 これらの注意は、潜在的な危険性の重大度の高いものから順にリストされています。 警告の注記 人身への致命的または重大な危険の可能性が存在する状況に対して注意を喚起する特別な注意書 き。 警告の注記 既存の何らかの条件によって人間に危険をもたらす可能性のある状況、または何らかの危険な手法 のために発生する可能性のある危険な状況に対して注意を喚起する特別な注意書き。 注: これらの注記に加え、潜在的な危険性を警告するために、製品にラベルが貼られている場合がありま す。 翻訳された注記の検索 それぞれの安全上の注意には識別番号が付いています。この識別番号を使用して、それぞれの言語における 安全上の注意を確認することができます。 安全と環境に関する注記 xvii 警告または危険の注記に対する翻訳テキストを検索するには、以下を行います。 1. 製品資料内で、それぞれの警告の注記または危険の注記の末尾にある識別番号を探します。以下の例で は、番号 (D001) および (C001) が識別番号です。 危険 保安用接地 (アース) 状態が異なる 2 つの面に触れると感電する恐れがあるため、信号ケーブルの接 続または切り離しは可能なかぎり片手で行ってください。(D001) 注意: エネルギーによる危険な状態が存在します。 ショートの発生により、システム障害、さらに場合によっ ては人身事故が発生する可能性があります。保守を行う前に、貴金属類をすべて外してください。 (C001) 2. 「IBM Systems Safety Notices」の文書を開きます。 3. 該当する言語で、一致する識別番号を見つけます。安全上の注意に関するトピックを検討して、順守さ れていることを確認してください。 IBM Safety Information Labels 「IBM Safety Information Labels 」の文書には、ハードウェア上に付けられる安全上の注意ラベルの非英語 版が記載されています。 環境に関する注意 この資料には、IBM Systems 製品に必要な環境に関する注意がすべて、英語および他の言語で記載されて います。 「IBM Systems Environmental Notices and User Guide (ftp://public.dhe.ibm.com/systems/support/warranty/ envnotices/environmental_notices_and_user_guide.pdf)、Z125-5823-07 」の文書には、制限、製品情報、製品の リサイクルと廃棄、バッテリー情報、フラット・パネル・ディスプレイ、冷却、水冷システム、外部電源機 構、および安全データ・シートについて記述されています。 PDF ファイルを表示するには、Adobe Acrobat Reader が必要です。Adobe の Web サイト (http://get.adobe.com/reader/) から無料でダウンロードできます。 xviii このガイドについて このトラブルシューティング・ガイドには、IBM Real-time Compression Appliance (RTCA) オファリング 用ソフトウェア・Version 4 Release 1 のトラブルシューティング方法に関する詳細情報が記載されていま す。 このガイドは、IBM Real-time Compression Appliance (RTCA) 関連の技術的な問題をトラブルシューティ ングおよび調査する必要があるサービスとサポートのエンジニアにご利用いただけます。 本書の対象読者 本書の情報は、Real-time Compression Appliance (RTCA) 製品のトラブルシューティングを行うシステム管 理者を対象にしていますが、STN7800 のみに適用されます。STN6500 または STN6800 のトラブルシュー ティングについては、「IBM Real-time Compression Appliances (RTCAs) インフォメーション・センタ ー」 > 「資料および関連情報」 > 「英語の資料」を参照してください。そこから、「IBM Real-time Compression™ Appliances バージョン 3 リリース 9 トラブルシューティング・ガイド」をダウンロードし て利用できます。 資料、ヘルプ、および技術支援の入手方法 ヘルプ、サービス、技術支援、または IBM 製品に関する詳しい情報が必要な場合は、IBM がさまざまな 形で提供している支援をご利用いただけます。使用可能なサービス、電話番号、および Web リンクは、予 告なしに変更される場合があります。 情報 IBM では、IBM 製品や有料サービスに関する情報、製品の実装や使用法に関する支援、保守サポートの中 断や修正の情報を入手したり、最新の技術情報を検索したりすることができるページをワールド・ワイド・ ウェブに設けています。詳しくは、表 1 を参照してください。 表 1. ヘルプ、サービス、および資料に関する IBM Web サイト 説明 Web アドレス (URL) IBM のホーム・ページ http://www.ibm.com ディレクトリーまたは世界各地の窓口 http://www.ibm.com/planetwide ® IBM System Storage および TotalStorage 製品のサポート http://www.ibm.com/storage/support ヘルプとサービス 米国またはカナダの場合、ヘルプとサービスについては 1 (800) IBM SERV に電話してください。支援を 求めるときには、ソフトウェアまたはハードウェアのオプションを選択する必要があります。 サポートにお電話いただく前に、ご使用のソフトウェアのカスタマー番号をお手元に用意してください。 RTCA ソフトウェアの問題かハードウェアの問題かが不明な場合は、ソフトウェア・オプションを選択し てください。問題が完全にRTCA ハードウェアに関するものであるという確信がある場合のみ、ハードウ ェア・オプションを選択してください。製品に関するサービスについて IBM にお電話いただく際は、以下 のソフトウェア・オプションおよびハードウェア・オプションに関するガイドラインに従ってください。 © Copyright IBM Corp. 2011, 2013 xix ソフトウェア・オプション RTCA 製品がご使用中の製品であることを明示し、購入の証明としてお客様のカスタマー番号を提 供してください。カスタマー番号は、製品の購入時に IBM が割り当てる 7 桁の番号 (0000000 か ら 9999999) で、お客様情報のワークシートまたはソフトウェア購入時の送り状に記載されていま す。オペレーティング・システムを聞かれたら、「ストレージ」とお答えください。 ハードウェア・オプション 問題を示しているハードウェア・コンポーネントのシリアル番号と該当する 4 桁のマシン・タイ プ (2452 の場合は「2452」) を提供してください。 オンライン・ヘルプの入手 IBM Web サイトで、製品、ソリューション、パートナー、およびサポートに関する情報を検索することが できます。 IBM Web サイト (www.ibm.com/storage/rtc) には、IBM 圧縮アプライアンス製品、サービス、およびパー トナーに関する最新の情報があります。 IBM の圧縮アプライアンスに関するサポート情報は www.ibm.com/storage/support/rtc で入手することがで きます。 ご連絡いただく前に ご連絡いただく前に、以下の手順を実行して、必ずお客様自身で問題の解決を試みてください。 IBM サポートに電話する前に問題を解決するためのヒントをいくつか以下に示します。 v ケーブルがすべて接続されていることを確認します。 v 電源スイッチを調べ、システムとすべてのオプション装置の電源がオンになっていることを確認しま す。 v ご使用のシステムに付属の資料に記載のトラブルシューティング情報を参照するか、診断ツールを使用 します。診断ツールに関する情報は、「IBM Real-time Compression Appliances バージョン 4 リリース 1 構成と管理のガイド」だけでなく、ご使用のシステムに付属のドキュメンテーション CD に収録されて いる「IBM Real-time Compression Appliances バージョン 4 リリース 1 トラブルシューティング・ガイ ド」にも入っています。 v IBM サポート Web サイト (www.ibm.com/storage/support/rtc) で、技術情報、ヒント、助言、および新規 デバイス・ドライバーを調べるか、情報に対する要求を送信します。 資料の使用 IBM システムについて、およびプリインストール・ソフトウェアがある場合はそのソフトウェアについ て、あるいはオプションのデバイスについては、その製品に付属する資料を参照してください。 このような資料としては、印刷された資料、オンライン資料、README ファイル、ヘルプ・ファイルなど があります。診断プログラムの使用方法については、システム資料にあるトラブルシューティングに関する 情報を参照してください。トラブルシューティング情報または診断プログラムを使用した結果、デバイス・ ドライバーの追加や更新、あるいは他のソフトウェアが必要になることがあります。 IBM は WWW に、 最新の技術情報を入手したり、デバイス・ドライバーや更新をダウンロードしたりできるページを設けてい ます。このようなページにアクセスするには、http://www.ibm.com/systems/support/ に移動して指示に従って ください。また、一部の資料は IBM Publications Center からも入手できます。 xx ハードウェアのサービスとサポート ハードウェアのサービスは、IBM サービスを通じて受けることができます。 IBM サポート の電話番号については、http://www.ibm.com/planetwide/ を参照してください。米国およびカ ナダの場合は、1-800-IBM-SERV (1-800-426-7378) にお電話ください。 米国およびカナダでは、ハードウェア・サービスおよびサポートは、1 日 24 時間、週 7 日ご利用いただ けます。本製品の基本保証には、1 日 9 時間、週 5 日の対応が含まれます。 資料および関連情報 製品ガイド、その他の IBM 資料、および Web サイトには、IBM Real-time Compression Appliance (RTCA) システムに関連する情報が記載されています。 PDF ファイルを表示するには、Adobe Acrobat Reader が必要です。Adobe Acrobat Reader は、Adobe から 無料でダウンロードすることができます。 資料 RTCA の資料セットを PDF 形式で入手するには、IBM Real-time Compression Appliances Documentation Version 4 Release 1 CD をオーダーすることができます。IBM Publications Center Web サイトから資料番 号 LCD8-1715-04 を使用してお申し込みください。オーダー番号 LCD7-5604-01 を使用して「IBM Real-time Compression Appliances Agreements and Licensing Version 4 Release 1 CD」をオーダーすること もできます。 資料番号のある個々の資料は、IBM Publications Center Web サイトから注文またはダウンロードすること もできます。資料番号のない資料は、ドキュメンテーション CD に収録されているか、製品インフォメー ション・センター http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/rtca/rtcaic/ からダウンロードすることができます。 注: 製品資料の翻訳版がある場合、製品インフォメーション・センターからのダウンロードのみ利用可能で す。 表 2. RTCA 製品資料 タイトル 説明 オーダー番号 IBM Real-time Compression Appliances このガイドは、圧縮アプライアンスの GA88-4705-01 バージョン 4 リリース 1 構成と管理 仕組み、圧縮アクセラレーターおよび システム・オプションの構成方法、高 のガイド 可用性のための最適化方法、システム のアップグレード方法、圧縮アプライ アンスの管理と保守方法、およびアプ ライアンスが使用できない時のファイ ルのリカバリー方法について、説明し ています。 IBM Real-time Compression Appliances このガイドは、コマンド・ライン・モ GA88-4707-01 CLI バージョン 4 リリース 1 コマン ードの定義方法、SSH 認証のセット アップ方法、および SSH セッション ド・リファレンス の開始と停止の方法について、説明し ています。説明といくつかの使用例が 付いた CLI コマンドの完全なリスト も含まれています。 このガイドについて xxi 表 2. RTCA 製品資料 (続き) タイトル 説明 オーダー番号 GA88-4706-01 IBM Real-time Compression Appliances このガイドは、RTCA トラブルシュ バージョン 4 リリース 1 トラブルシ ーティングにおけるデータ・タイプ、 CIFS Max Multiplex、FileSwap フィ ューティング・ガイド ーチャー、および一般的なトラブルシ ューティングのシナリオと作業につい て説明しています。既知の制限につい ても記載しています。 IBM Real-time Compression Appliances このガイドでは、圧縮アプライアンス GI88-4273-02 バージョン 4 リリース 1 インストー の概要を説明し、Random Access Compression Engine テクノロジーの概 ルと計画のガイド 念を紹介します。インストールの計 画、ハードウェアの取り付け、および Web インターフェースを使用した初 期構成ステップについても説明してい ます。 表 3. RTCA 保証、注記、およびライセンス出版物 タイトル オーダー番号 Warranty Information for IBM Real-time Compression Appliances Version 4 Release 1 GI13-1222-00 IBM Safety Information GI13-1223-01 IBM Systems Safety Notices G229-9054-05 IBM Systems Environmental Notices and User Guide Z125-5823-07 関連資料 IBM System x3650 M4 資料を入手するには、IBM サポート Web サイトへアクセスし、「IBM System x3650 M4」またはマシン・タイプ「7945」を検索します。これらの資料は、IBM Real-time Compression Appliances Documentation Version 4 Release 1 CD で検索することも、あるいは製品インフォメーション・ センター http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/rtca/rtcaic/ からダウンロードすることもできます。 表 4. IBM System x3650 M4 資料 タイトル オーダー番号 IBM System x3650 M4 Type 7915 Installation and Service Guide N/A Rack Installation Instructions for IBM Gen-III Slides Kit N/A 資料形式 この製品の資料は、Adobe PDF 形式、およびインフォメーション・センターの Web ベース形式で提供さ れます。インフォメーション・センターはドキュメンテーション CD に収録されており、Web サイト http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/rtca/rtcaic/ にもあります。PDF ファイルは、ドキュメンテーション CD に含まれていますが、インフォメーション・センターからもダウンロードできます。Web ベース形式 は、アクセシビリティーの規格に準拠しています。 xxii 第 1 章 RTCA トラブルシューティング・データ・タイプ IBM Real-time Compression Appliance のハードウェアとソフトウェアで発生する各種のイベントの診断ま たはトラブルシューティングには、さまざまなデータ・タイプが使用されます。 イベント・データ・タイプには、次のものがあります。 v Autosupport v ハードウェア v アプリケーション Autosupport イベント Autosupport は、圧縮アプライアンスでトリガーされたイベントに関する E メール・アラートを自動生成 する診断ツールです。 Autosupport が生成するイベント・データ Autosupport イベントではさまざまなタイプのデータが生成され、これらのデータを圧縮アプライアンスま たは圧縮エンジンの問題の診断に使用します。表 5 に、エラー・イベント・タイプをリストし、それぞれ をトラブルシューティングするためのアクション・プランを提示します。 表 5. Autosupport イベント・データ エラー Type アクション・プラン Disk Nearly Full SW アプライアンスのルート・ファイル・システムが満杯です。圧縮エ ンジンが正しく動作するには、フリー・スペースの確保が不可欠で す。 以下のアクションを実行します。 v 「df」出力でルート・ファイル・システムのフリー・スペースを 確認するには、診断ファイルで /dev/shm/ApplianceDiagnostics を見つけます (テキスト内で「START PROGRAM: df」を検 索)。 v サイズの大きいファイルを削除するには、「Diagnostics」 > 「Display Large Files」を使用します。 v コマンド行インターフェース (CLI) で、option Z_OPTIONS:DeleteOldLogFiles 1 と入力します。 v 再び診断を収集し、フリー・スペースを確認します。 © Copyright IBM Corp. 2011, 2013 1 表 5. Autosupport イベント・データ (続き) エラー Type アクション・プラン Drive 0 Failed Drive 1 Failed HW アプライアンス・ディスクで障害が発生したか、ポーリング時に 「OK」の状況が返されません。 (ドライブ 0 は左端のディスク、 ドライブ 1 は左から 2 番目のディスク。) 予期されたディスク障 害ではアラートは送信されないので注意してください。 以下のアクションを実行します。 v 「Generate Technical Support Diagnostics」ファイルをクリック し、アーカイブ解除して、指定のファイルを見つけます。 v /var/log/sw_hw_snmp.log を調べて、報告された状況を確認しま す。 Oct 24 16:16:17 2010: snmp Status 0x02 ' or failed (alert sent) Oct 24 16:17:17 2010: snmp Status 0x03 ' Oct 24 16:17:17 2010: snmp Status 0x05 ' fail Oct 24 16:17:17 2010: snmp Status 0x81 ' trap ’Drive 1 Disk pulled out trap ’Drive 1 Disk reinserted trap ’Drive 1 Disk predicted to trap ’Drive 1 Disk rebuilding v ApplianceDiagnostics でドライブ・センサーの状況を確認します (「START PROGRAM: ipmitool -v sensor」を検索)。 v ハードウェア・オプションを使用して IBM サポートに連絡して ください。IBM サポートは、ディスクで実際に障害が起こって いるかどうかの確認を支援します。交換用のハード・ディスクを 要求してください。交換用のハード・ディスクを受け取ったら、 障害のあるハード・ディスクと交換してください。 Duplicate MAC/IP addresses SW プローブは、ブリッジ IP アドレスのいずれかに対して、サブネッ ト内に重複した IP アドレスがあることを検出しています。つま り、ブリッジと同じ IP アドレスを持つホストがネットワーク上に 存在します。これはストレージ・システムへのアクセスに重大な影 響を及ぼす可能性があり、即時解決が必要です。 以下のアクションを実行します。 v エンジンがまだ停止していない場合は停止します。 重要: CLI から ping するときは、次の形式を使用します。 ping IP address -I mgmt [-t times] v すべてのブリッジ IP アドレスを ping します。これらのアドレ スは、「Network」ページ内、または /dev/shm/ ApplianceDiagnostics の診断パッケージ内 (「START PROGRAM: cat /var/www/etc/app_interfaces」を検索)、あるいは NetComp.cfg (「Diagnostics」 > 「Display NetComp.cfg」) の [Network] セクション内で見つけます。BridgeNameList = br0 BridgeServerIPList = 10.1.70.127 v クライアントの CLI で「arp –a」と入力し、この重複 IP アド レスの MAC アドレスを検出し、問題のあるホストを見つけま す。 2 表 5. Autosupport イベント・データ (続き) エラー Type アクション・プラン Engine Warm Restart SW 圧縮エンジン (NetComp_gcc プロセス) が異常終了し、再始動しま した。 ソフトウェア・オプションを使用して、IBM サポートに連絡しま す。 Fan Failed HW ファンで障害が発生しました。 以下のアクションを実行します。 1. 「Generate Technical Support Diagnostics」ファイルをクリッ クし、アーカイブ解除して、指定のファイルを見つけます。 2. /var/log/sw_hw_snmp.log を調べて、報告された状況を確認し ます。 Oct 24 16:16:17 2010: snmp trap ’Fan failed’ 3. /dev/shm/ApplianceDiagnostics でファン・センサーの状況を 確認します (“START PROGRAM: ipmitool -v sensor”を検索し ます)。 4. ハードウェア・オプションを使用して IBM サポートに連絡し てください。IBM サポートは、ファンで実際に障害が起こって いるかどうかの確認を支援します。交換用のファンを要求して ください。交換用のファンを受け取ったら、障害のあるファン と交換してください。ライト・パス診断の on-fan LED、および アプライアンス・カバー裏面に記載されたシステム・ボード図 を確認して、故障したファンを見つけます。 Memory Degraded HW アプライアンスが、想定より少ないメモリーでリブートしました。 通常これは、DIMM 障害の結果として発生しますが、DIMM が外 れたために (多くは、輸送中の振動が原因で) 発生する場合もあり ます。 以下のアクションを実行します。 1. 「Generate Technical Support Diagnostics」ファイルをクリッ クし、アーカイブ解除して、指定のファイルを見つけます。 2. /dev/shm/ApplianceDiagnostics にあるシステム・ハードウェ ア・ログを確認します (search for“START PROGRAM: IPMI ipmitool sel elist”を検索)。 3. 以前の Autosupport イベントからの「dmidecode」の出力の比較 を行って、現在どの DIMM が未検出として報告されているか 突き止めます。 4. ハードウェア・オプションを使用して IBM サポートに連絡し てください。IBM サポートは、メモリー DIMM で実際に障害 が起こっているかどうかの確認を支援します。交換用の DIMM を要求します。交換用の DIMM を受け取ったら、障害のある DIMM と交換してください。ライト・パス診断の on-fan LED、およびアプライアンス・カバー裏面に記載されたシステ ム・ボード図を確認して、障害のある DIMM を見つけます。 第 1 章 RTCA トラブルシューティング・データ・タイプ 3 表 5. Autosupport イベント・データ (続き) エラー Type アクション・プラン New Sequence Available SW 新しいエンジン・シーケンスが使用可能です。通常これは、エンジ ンの再始動の問題に関連しています。 以下のアクションを実行します。 1. 「Diagnostics」 > 「Set Sequence Levels」 からシーケンス・ ダンプを収集します。 2. ソフトウェア・オプションを使用して、IBM サポートに連絡し ます。 New Sequence Available No room to save SW ディスクが満杯のため、シーケンスをダンプできませんでした。 ソフトウェア・オプションを使用して、IBM サポートに連絡しま す。 Power Supply 1 Failed Power Supply 2 Failed HW 電源機構で障害が発生したか、電源機構が電流を受け取っていませ ん。通常これは、電源機構が切り離されたことが原因で発生しま す。 以下のアクションを実行します。 1. 「Generate Technical Support Diagnostics」ファイルをクリッ クし、アーカイブ解除して、指定のファイルを見つけます。 2. 電源機構ハードウェアの ac および dc の LED を確認して、 電源のオン/オフを判別します。これらの LED がオフの場合、 通電していないソケットに電源機構が接続されている可能性が あるか、電源機構に障害があります。 ac LED がオンでも dc LED がオフの場合、電源機構に障害があると考えられます。 3. /var/log/sw_hw_snmp.log を調べて、報告された状況を確認し ます。 Jan 11 04:51:01 2011: snmp trap ’PS 1 Status 0x9 (Power Supply AC lost); 4. ハードウェア・オプションを使用して IBM サポートに連絡し てください。IBM サポートは、電源機構装置で実際に障害が起 こっているかどうかの確認を支援します。交換用の電源機構装 置を要求してください。交換用の電源機構装置を受け取った ら、障害のある電源機構装置と交換してください。 4 表 5. Autosupport イベント・データ (続き) エラー Type アクション・プラン reboot HW/SW アプライアンスがリブートした場合、以下の理由が考えられます。 1. ユーザーが開始した。ユーザーが CLI または Web インターフ ェースからリブートしました。 2. 外部電源のイベント。電源プラグが引き抜かれたか、停電しま した。 Autosupport のサブジェクト行に、以下のいずれかのリブート理由 が追加される可能性があります。 1. ユーザーが開始した。この問題を無視してください。 「Diagnostics」 > 「Display Audit Log」をクリックします。 2. 外部電源のイベント。電源問題の根本原因を検証し、必要に応 じて修正してください。 /dev/shm/ApplianceDiagnostics) の 診断ファイルにあるシステム・ハードウェア・ログを確認しま す (“START PROGRAM: IPMI ipmitool sel elist”を検索)。 3. ハードウェア・ウォッチドッグ。 アプライアンスのオペレーティング・システムは、ウォッチド ッグによって一定のハートビートを維持します。ウォッチドッ グは、障害発生時におけるシステムの自己リカバリーの実行に 使用します。ソフトウェア・オプションを使用して、IBM サポ ートに連絡します。 Web interface died SW Web インターフェース・プロセスが停止しました。サービスは自 動的に再始動されます。 アクションは不要です。 CPU utilization is high SW 以下のアクションを実行します。 v 診断を収集します v 診断ページからプロファイルを収集し、ファイルをダウンロード します v プロファイル結果を分析するために IBM サポートに連絡します Engine memory SW メモリー使用量が制限に達しました。 以下のアクションを実行します。 v 診断を収集します v 開いている圧縮ファイルの数を減らします Engine memory critical SW メモリー使用量が上限に達しました。 以下のアクションを実行します。 v 診断を収集します v 開いている圧縮ファイルの数を減らします Engine memory is out of pages SW 以下のアクションを実行します。 v 診断を収集します v engine restart warm を実行します 第 1 章 RTCA トラブルシューティング・データ・タイプ 5 表 5. Autosupport イベント・データ (続き) エラー Type アクション・プラン NMI error HW 以下のアクションを実行します。 診断ページから DSA を収集し、さらに詳しく調査するために IBM サポートに連絡します。 ハードウェア障害 ハードウェア障害が発生した場合は、IBM サポートにデータを提供する必要があります。 ハードウェア障害に関して収集するデータ 圧縮アプライアンス・ハードウェアの障害については、特定のハードウェア・トラブルシューティング・デ ータを収集する必要があります。 始める前に 圧縮アプライアンス・ハードウェアの障害発生後、データ収集を実行する前に、以下の質問を尋ねてみてく ださい。 v どのコンポーネントで障害が発生したか v この障害またはエラーはいつ始まったか v ライト・パス診断パネル上でオンになっている LED があるか 手順 1. 「Diagnostics」または最新の Autosupport イベントを確認してください。 2. 「Generate Technical Support Diagnostics」ファイルをクリックし、アーカイブ解除して、指定のファ イルを見つけます。 ハードウェア障害に関する追加情報 ハードウェア障害について詳しくは、IBM System x3650 M4 Type 7915 Installation and Service Guide を参 照してください。. アプリケーション障害 アプリケーション障害が発生した場合、IBM サポートに提供するデータを収集する必要があります。 アプリケーション障害に関して収集するデータ 通常、アプリケーション障害の問題は、圧縮モードではなく、透過モードで作業しているときに発生しま す。 始める前に 圧縮アプライアンス・アプリケーションの障害発生後、データ収集を実行する前に、以下の質問を尋ねてみ てください。 1. 正確に言うと、障害が起こっている、またはエラーを表示しているのは何か 6 2. アプリケーション使用フロー。ユーザーが行った操作のうち、アプリケーションの障害またはエラーを 引き起こした操作は何か。 3. この障害またはエラーはいつ始まったか 4. 障害の回数をエンジンのログとどのように比較するか このタスクについて 以下の手順では、アプリケーション障害時に収集されるデータのタイプを説明します。 手順 1. 新しい Autosupport を起動するか、診断を収集します。 2. ベンダーやバージョンなど、オペレーティング・システムの詳細を収集します。例えば、Microsoft Windows Server 2008 SP2、RHEL5U5 などです。 3. ベンダー、バージョン、モジュール名、パッチ・レベルなど、アプリケーションの詳細を収集します。 例えば、「Microsoft Office 2007 SP1、Word および Excel」などです。 4. アプリケーションのログおよびエラーを収集します。この問題に関連するアプリケーション・ログおよ びユーザー・インターフェースから入手可能な追加情報。 ECuRep を使用した IBM サポートへの診断データのアップロード このタスクでは、要求された診断データを IBM ECuRep を使用して IBM サポートにアップロードする方 法を説明します。 このタスクについて Enhanced Customer Data Repository (ECuRep) は、問題判別ツール/機能を 1 箇所に持つセキュアなフル・ サポートのデータ・リポジトリーです。これには、自動化 RETAIN® アラートや問題管理レコード (PMR) ライフサイクル管理が含まれます。 IBM サポートからの要求時、ECuRep FTP アクセスを使用してトラブルシューティング分析用の診断デー タを送信できます。記載されている例では、IBM サポートに送信する必要があるデータの種類を詳しく示 します。ECuRep について詳しくは、 http://www.ibm.com/de/support/ecurep/index.html のサイトを参照して ください。 手順 IBM サポートが必要とするトラブルシューティング・データを収集するには、以下の手順の各ステップを 実行してください。 1. FTP クライアントを開きます。FTP アドレス ftp.ecurep.ibm.com (192.109.81.7) を入力します。 2. ECuRep FTP サイトが開いたら、ユーザー 名を入力します。 3. パスワード を入力します。これが、ユーザーの E メール・アドレスになります。 4. 転送モードをバイナリーに設定する場合は bin を入力します。 5. 転送モードをパッシブに設定する場合は pasv を入力します。 6. 該当するディレクトリーを選択するには、cd に続けてディレクトリー・パスを入力します。 7. put および PMR 番号.支社 .IBM 国別コードを入力します。その際に、データ・ファイルの xxxxx.bbb.ccc.yyy.yyy 命名規則を使用します。ファイル・タイプの簡略説明を含めます。 ファイルの命名規則: 第 1 章 RTCA トラブルシューティング・データ・タイプ 7 xxxxx.bbb.ccc.yyy.yyy FTP アップロードのファイル命名規則 xxxxx PMR 番号 34143 bbb 支社 055 ccc IBM 国別コード 724 (国別コードを見つけるには、Web 上の ECuRep のページを参照してく ださい)。 yyy.yyy ファイル名の説明。yyy は MIME タイプです。例えば、dump.tgz のようにします。 34143.055.724.dump.tgz (PMR_#.branch_office_#.country_code.dump.tgz) 8. データが正常に伝送されたら、close と入力します。 8 第 2 章 問題の診断 「Diagnostics」ページには、診断データの収集、Autosupport の構成、および各種診断のためのツールが用 意されています。 注: 一部の診断ツールおよびオプションはユーザー・サービスに影響する場合があります。以下の診断ツー ルは、IBM サポートから指示されたときにのみ使用してください。 「Diagnostics」ページには以下のツールが含まれています。 Generate Technical Support Diagnostics システム診断を収集します。詳しくは、『第 2 章 問題の診断』を参照してください。 Configure Autosupport IBM サポートまたはその他の指定された E メール・アドレスに自動 E メール通知が送信される ように構成します。この通知には、問題を迅速かつ予防的に解決および認識できるように支援する 有用な情報が含まれています。詳しくは、「IBM Real-time Compression Appliances バージョン 4 リリース 1 インストールと計画のガイド」の 『Autosupport の構成』を参照してください。 Run “ping” 圧縮アプライアンスの特定のポート、ブリッジ、または結合インターフェースから特定の IP アド レスに到達できることを確認します。 Run “traceroute” 圧縮アプライアンスの特定のポート、ブリッジ、または結合から選択した IP アドレスへの経路を 検証します。 Run “dns lookup on” 特定のホスト名または IP アドレスに対するドメイン・ネーム・サーバー (DNS) 照会を生成しま す。 Add log message ユーザーがカスタム・ログ・メッセージを messages および NetComp.log ログ・ファイルに追加で きるようにします。 Change Appliance Mode 圧縮アプライアンスの操作モードを構成します。以下のモードがあります。 Normal (デフォルト) ネットワーク・ファイル・システム (NFS) (Network File System (NFS)) および 共通イン ターネット・ファイル・システム (CIFS) のトラフィックは、圧縮エンジンを通過します。 Bridge 圧縮アプライアンスは単純なブリッジとして機能し、トラフィックは圧縮エンジンを通過 しません。 注: 圧縮アプライアンスのモードを変更する場合は、必ず IBM サポートに連絡してください。 DSA Dynamic System Analysis (DSA) ログから情報を収集します。このログには、ハードウェア・イン ベントリー情報と状況情報が記録されています。 IBM サポートは、これらの情報を使用して、ア プライアンスで発生したハードウェア問題を診断します。「Run DSA」をクリックします。 2 分 から 3 分経過した後で、ページを最新表示し、「Download」をクリックして DSA サポート・パ ッケージをダウンロードします。 © Copyright IBM Corp. 2011, 2013 9 Run tcpdump ネットワーク・トラフィックをキャプチャーするユーティリティーを実行します。詳しくは、 『tcpdump ユーティリティーの使用』を参照してください。 Run Profiling 圧縮エンジンのプロファイル情報を収集します。 Set Log Levels 圧縮エンジンのログ・レベルを設定します。機能ごとに異なるログ・レベルを設定できます。ロ グ・レベルは 圧縮エンジンの実行中に変更できます。 Set Sequence Levels 圧縮エンジン・シーケンスのログ・レベルを設定します。機能ごとに異なるログ・レベルを設定で きます。ログ・レベルは 圧縮エンジンの実行中に変更できます。 重要: 圧縮エンジンおよびシーケンスが実行されている間は、「Sequence Levels」(「Sockets」、 「Buffers」、「File System」、「NFS」、「CIFS」、および「Utilities」) のみが変更可能です。 シーケンスがすでに実行中である間は、シーケンスの「Size (MB)」 パラメーターは変更できませ ん。「Size (MB)」パラメーターを変更するには、「Stop」を選択します。次に、MB 単位で希望 のシーケンス・サイズに変更します。「Accept」をクリックします。最後に、「Start」をクリック して、先ほど実行されていたシーケンスをパラメーター変更前の状態に戻します。 注: 圧縮エンジンのログ・パラメーターとシーケンス・パラメーターを変更する場合は、必ず IBM サポー トに相談してください。 システム診断の収集 システム・ログおよびシステム診断は、要求時にダウンロードできます。 このタスクについて システム診断は、トラブルシューティングの目的のみに使用されます。通常、診断ファイルは IBM サポー トからの要求時のみに収集します。 手順 1. ログと診断のダウンロード準備をするには、「Diagnostics」をクリックします。これで「Diagnostics」 ページが開きます。 2. 「Generate Technical Support Diagnostics」をクリックします。ファイルのダウンロード・ウィンドウ が表示されます。. 3. 「保存」 をクリックして、ファイルをローカルに保存します。 注: 診断ファイルをアーカイブ解除し、ログ・ファイルへのアクセスを取得します。 4. 診断ファイルを E メールで IBM サポートに送信します。 tcpdump ユーティリティーの使用 ネットワーク・トラフィック情報をキャプチャーするには、tcpdump ユーティリティーを使用します。 このタスクについて ネットワーク・トラフィック情報をキャプチャーするには、tcpdump ユーティリティーの手順を実行しま す。 10 手順 1. 「Diagnostic Tools」領域で、「Run tcpdump」をクリックして「TCPDUMP」ページを開きます。 2. 「Use default tcpdump command」を選択して、ユーティリティー実行時のデフォルトの tcpdump フ ィルターを追加します。フィールド名の下にデフォルトのフィルターが表示されます。 3. 「Tcpdump filter」フィールドにフィルター値を追加して、ユーティリティーの実行時に使用する tcpdump フィルターを定義します。 4. 「Rotate logs」をクリックして、tcpdump ユーティリティーが常時循環モードで実行するようにしま す。 5. 「Interface to use」セクションで個々のインターフェースをクリックし、ユーティリティーの実行時 に使用するインターフェースを指定します。「any」をクリックすると、表示されているインターフェ ースがすべて選択されます。 6. 「Tcpdump in use」フィールドを表示して、ユーティリティーの状況を確認します。表示される可能 性のある値は「In Use」および「Not in Use」です。 7. 「Max dump size (MB)」フィールドに値を追加して、tcpdump ファイルの最大サイズをメガバイトで 指定します。 注: デフォルトでは、tcpdump ファイルのキャプチャー用に 3 MB のディスク・スペースが割り振ら れます。より大きなキャプチャーを行う必要がある場合、圧縮エンジンの「Set Sequence Levels, Size (MB)」を使用して、シーケンスの収集用に割り振られているメモリー量を減らします。圧縮エンジン のシーケンス・レベル・オプションと tcpdump ユーティリティーは両方とも同じメモリー割り振りを 共有します。 8. キャプチャーする各パケットのサイズを指定します。パケット全体をキャプチャーするには「Full」を 選択し、各パケットの最初の部分のみをキャプチャーするには「Partial」を選択します。パケットの部 分的キャプチャーのサイズ (バイト単位) を定義するには、「Packet length」フィールドに値を入力し ます。 9. 出力ファイルのサイズ (メガバイト単位) を「Size tcpdump files (MB)」フィールドで確認します。 10. 「Start」をクリックして tcpdump ユーティリティーを実行します。ユーティリティーの実行中は、 「Information output from tcpdump」フィールドに出力が表示され、「Start」は「Stop」に置き換えら れます。 11. キャプチャーを停止し、tcpdump 出力をダウンロードするには「Stop」をクリックします。ページ下部 のテーブルに、tcpdump ファイルへのリンクが追加されます。 12. 個々のファイルをクリックしてダウンロードします。ファイルを削除する場合は「Delete」をクリック します。キャプチャー・ファイルを削除するには、「Delete」列の下をクリックして、削除するファイ ルを選択し、次に「Accept」をクリックして削除を実行します。 注: アプライアンスに保管されていて、不要になった累積ファイルは、定期的に削除する必要がありま す。アプライアンスのストレージ容量には制限があります。 システム・ツールの使用 「Diagnostics」ページにあるシステム・ツールを使用すると、トラブルシューティングおよび分析に役立ち ます。 このタスクについて これらのツールは、IBM サポートによってその使用が要求された場合にのみ使用してください。 第 2 章 問題の診断 11 手順 1. 「Display NIC Statistics」をクリックして、すべてのネットワーク・インターフェースの統計を表示し ます。 2. 「Display the NIC States」をクリックして、各ネットワーク・インターフェースの状況を表示しま す。「ifconfig state」列には、リンク状況モニター機能によって影響されている論理リンクの状況が表 示されます。「ethtool state」列には、物理リンクの状況が表示されます。 3. 「Display Routing Tables」をクリックして、圧縮アプライアンスのルーティング・テーブルと規則を 表示します。 4. 「Display route tables, iptables, ebtables and arptables, Display probe results, LSM Validation」を クリックして、伝送制御プロトコル/インターネット・プロトコル (TCP/IP) ルーティングおよびトラフ ィック・シェーピングの構成の状況を反映する各種出力を表示します。 5. 「LSM Validation」をクリックして、リンク状況ミラーリング (LSM) 機能用にネットワーク・インタ ーフェースが正しくセットアップされていることを確認します。各インターフェースの状況が表示され ます。 6. 「Display storage CIFS ports」をクリックして、サーバー上の CIFS TCP/IP ポート (139 および 445) の状況を確認します。 ストレージ・システム・サイドでポート 139 または 445 のいずれかが閉じている場合、 「Compression Filters」ページにその情報が表示されます。ポート 139 が閉じている場合、ストレー ジ・システムの共有リストへの内容の埋め込みが行われ、ブラウズとユーザー・アクセスは正しく機能 します。例えば、N シリーズ用の IBM System Storage で Data ONTAP を実行するシステムでは、 options cifs.netbios_over_tcp.enable off を設定するとポート 139 は閉じます。 しかし、ポート 445 が閉じている場合、ストレージ・システムの共有リストへの内容の埋め込みは行 われますが、ブラウズとユーザー・アクセスは正しく機能しません。これは、ストレージ・システムが Microsoft Windows 2000 以降用に構成されている一方で、ストレージ・システムが NT4 CIFS モード 用に構成されている場合に発生します。 7. 「Display Messages」をクリックして、圧縮アプライアンスのシステム・メッセージの内容を表示しま す。各メッセージ・セットは、現在のメッセージ・ログ・ファイルとして、またはタイム・スタンプご とに表示されます。 8. 「Display sysctl.conf」をクリックして、カーネル構成ファイルを表示します。 9. 「Display Large Files」をクリックして、圧縮アプライアンス・システム区画内にある 400 KB を超 えるすべてのファイルのリストを表示します。このページでは、特定の大容量ファイルも削除できま す。 10. 「Display Disk Space」をクリックして、圧縮アプライアンス・システム区画の合計ディスク・スペー ス、使用済みディスク・スペース、および使用可能ディスク・スペースを表示します。 11. 「Display Uptime」をクリックして、アプライアンスのリブートおよびエンジンの再始動が最後に行わ れてから圧縮アプライアンスが実行し続けている時間を表示します。 12. 「Display ntpq」をクリックして、NTP サービスの状況および NTP サービスによって使用されている ピアを表示します。 13. 「Display Sensors」をクリックして、電源機構、ディスク・ドライブ、ファン、およびシステム温度の ハードウェア・センサーを表示します。 14. 「Display Audit Log」をクリックして、圧縮アプライアンスで実行されているすべてのアクティビテ ィー (Web インターフェースおよび CLI で実行されたユーザー・ログインと構成変更を含む) の監査 ログを表示します。 12 圧縮エンジン・ツールの使用 「Diagnostics」ページにある圧縮エンジン・ツールを使用すると、トラブルシューティングおよび分析に役 立ちます。 このタスクについて これらのツールは、IBM サポートからの要求時のみに使用します。 手順 1. 「Display NetComp Log」をクリックして、圧縮エンジン・ログを表示します。 2. 前の圧縮エンジン・ログを表示する場合は「Previous NetComp Log」をクリックします。 3. 「Display Compression Filters」をクリックして、圧縮フィルターの状況を表示します。 4. 「Display NetComp.cfg」をクリックして、圧縮エンジンの構成ファイルを表示します。 5. 「Display NetComp Version」をクリックして、圧縮エンジンのバージョンを表示します。 6. 「Display NetComp Counters」をクリックして、圧縮エンジンのリアルタイム統計を表示します。この 情報は、30 秒ごとに自動更新されます。 7. 「Display NetComp.nsf.ex」をクリックして、圧縮エンジンの NFS 圧縮フィルターの構成ファイルを表 示します。このファイルには、構成された NFS 圧縮フィルターの NFS エクスポート・ハンドル、ス トレージ・システム IP アドレス、およびエクスポート名が含まれています。 第 2 章 問題の診断 13 14 第 3 章 ハードウェアの問題判別とサービス 「IBM System x3650 M4 Type 7915 Installation and Service Guide」には、圧縮アプライアンス・ハードウ ェアの問題診断に関する詳しい説明が記載されています。このセクションの説明では、ハードウェア障害の 診断に使用できる追加のツールおよび方法に関する詳細を提供し、さらに圧縮アプライアンス固有の保守手 順も紹介します。詳しい情報が必要な場合、または該当する問題または解決方法がここで取り上げられてい ない場合、IBM サポート (www.ibm.com/storage/support/rtc) に連絡してください。 このタスクについて 解決方法および重要情報については、参照先のトピックに従ってください。 診断ツール ここでは、問題診断に使用できる診断ツールと手順に関する情報を提供します。 IBM Real-time Compression Appliance (RTCA) では、診断ツール・セットが提供されます。 v 自動サポート・アラート。圧縮アプライアンスは、ハードウェア・コンポーネントの障害について、IBM サポートおよびカスタム設定の E メール受信者に対して自動的に以下のアラートを送信できます。 v ライト・パス診断パネル。システム前面からこのパネルを引き出し、各種 LED を確認します。オレン ジ色の LED に注意してください。 v Web インターフェース内のハードウェア状況。 RTCA の Web インターフェースには、さまざまなタ イプのハードウェア状況情報が含まれています。 – 「Status」ページ。「Status」ペインの「Hardware」アイコンを調べてください。このアイコンをクリ ックすると、ハードウェア・センサーが表示されます。 – ハードウェア・センサー。「Diagnostics」をクリックしてから「Display Sensors」クリックします。 このページには、システムが報告したすべてのハードウェア・コンポーネントの状況がリストされま す。 v Dynamic System Analysis (DSA)。標準の IBM システム・ハードウェア診断収集機能です。ハードウェ ア障害について IBM サポートに連絡する前に、DSA の出力を収集してください。 DSA の収集手順に ついては、 10 ページの『システム診断の収集』を参照してください。 ハード・ディスク・ドライブ RTCA には、RAID 1 ミラーリング・セットとして構成された 2 つのシステム・ディスクが付属していま す。一方のディスク・ドライブで障害が発生した場合、その交換が必要になります。 このタスクについて 一方のドライブで障害が発生した場合、障害のあるドライブを交換するには、この後に続く手順を実行しま す。 注: 両方のドライブに障害が発生して交換が必要になることはほとんどありませんが、それが起こった場合 は IBM サポートに連絡してください。 © Copyright IBM Corp. 2011, 2013 15 手順 1. 圧縮アプライアンスの構成をバックアップします。「Configuration Backup」をクリックしてから 「Save Settings Locally」をクリックします。 2. 障害のあるドライブ装置を取り外します。 3. 1 分待ってから、新しいドライブ装置を取り付けます。 4. ドライブが同期されていることを検証するため、両方のディスク・ドライブ LED が明滅していること を確認します。 5. 「Diagnostics」 > 「Display Sensors」と進みます。「Status 0x81 Disk rebuilding」というディスク・ド ライブ状況メッセージが表示されます。 6. ディスク・ドライブの同期が完了すると、その状況として「OK」が返されます。 メモリー STN7800 RTCA は、12 個の 8 GB メモリー DIMM または 18 個の 16 GB メモリー DIMM を備えてい ます。1 つ以上の DIMM で障害が起こった場合、圧縮アプライアンスは再始動し、圧縮ソフトウェアが自 動的に低い方のメモリー・サイズに合わせて調整されます。自動サポート・アラートを受信するように構成 されているすべての E メール・アドレスに、自動サポートの「Memory Degraded」メッセージが送信され ます。自動サポートの「Memory Degraded」メッセージは、Web インターフェースにも表示されます。 このタスクについて 注: STN7800 モデルは、8 GB または 16 GB の DIMM のみをサポートします。 手順 障害のある DIMM を交換します。 1. RTCA 圧縮アプライアンスの構成をバックアップします。「Configuration Backup」 > 「Save Settings Locally」を選択します。 2. 「Status」ページに表示されている現在のメモリー・サイズを確認します。 3. 圧縮アプライアンスをシャットダウンします。「Maintenance」 > 「Shutdown」をクリックします。 4. 障害のある DIMM を特定します。障害のある DIMM のスロットの横にある LED がオレンジ色にな っています。 5. 障害のある DIMM を取り外し、交換用の DIMM を取り付けます。 6. アプライアンスを再始動します。 7. 「Status」ページに表示されるメモリー・サイズが、アプライアンスの元のメモリー・サイズを反映して いることを確認します。モデル STN7800 では、物理メモリー・サイズは 96 GB または 288 GB で す。 システム・ボード 圧縮アプライアンスは、Unified Extensible Firmware Interface (uEFI) および統合管理モジュール (IMM) の 特定のファームウェア・リビジョンをサポートします。IBM サポートによってシステム・ボードの交換が 必要と判断された場合は、ファームウェア更新も必要かどうかを確認してください。 STN7800 について現在サポートされているファームウェア・リビジョンは以下のとおりです。 v uEFI (BIOS) バージョン。[WE120E-1.21]. 16 v IMM (Integrated Management Module) バージョン。1.85. 注: 以前は適正とされていたシステム・ファームウェア・リビジョン (以下に示します) を実行すると、 ユーザー・インターフェースに警告メッセージが表示されます。アップグレード手順の説明に従って、 ファームウェアをアップグレードする必要があります。 以前にサポートされていたファームウェア・リビジョンは以下のとおりです。 v uEFI (BIOS) バージョン。[D6E145CUS-1.06]。 v IMM (Integrated Management Module)。 システム・ボードを交換したら、BIOS 設定の更新が必要かどうかを IBM サポートに確認してください。 第 3 章 ハードウェアの問題判別とサービス 17 18 第 4 章 トラブルシューティングの共通シナリオとタスク 以下は、RTCA 製品およびソフトウェアに関するトラブルシューティングの共通シナリオおよびタスクで す。 圧縮エンジンおよび NFS の再送 圧縮エンジンは、ユーザー・データグラム・プロトコル (UDP) および伝送制御プロトコル (TCP) を使用 して NFS を再送します。 圧縮エンジンは、その設計により、以下を再送します。 v NFS over UDP。リモート・プロシージャー・コール (RPC) 呼び出しが再送されます。 v NFS over TCP。着呼の再送は除去されます。 NFS 通信には 3 つの層 (すなわち、NFS、RPC と TCP/IP、および物理トランスポート) が関与します。 v 物理トランスポート層。圧縮アプライアンスは直接 NFS サーバーに接続され、アクティブ・コンポーネ ントが介在することは許可されません。これは非常に信頼性の高いトランスポートを提供します。 v TCP/IP は、確認応答と再送のメカニズムが組み込まれた、信頼性の高い保証されたトランスポート・メ カニズムです。 上位層は、ソース・データをクライアントから NFS サーバーへトランスポートするために信頼された層で す。デフォルトでは、NFS 操作の再送は圧縮エンジンによって除去されます。NFS サーバーとの通信が信 頼されない場合、同じ NFS 操作に対して 3 回連続して再送が行われると、圧縮エンジンは自動的に接続 を閉じます。 i ノード番号を使用したファイルの検出 1. inode 番号でパスまたはファイルを検索するには、UNIX または Linux シェルからコマンド find </mnt> -inum <inode_no> を実行します (各項目については下記参照)。 v /mnt はエクスポートされたファイル・システムのマウント・パスであり、 v inode_no はファイルの inode 番号です。 2. N シリーズ、および他のすべての Network Attached Storage (NAS) システムでは、find </mnt> -inum <inode_no> を使用します。 ファイルの透過的コピー IBM N シリーズ・ストレージ・システムおよび EMC Celerra を使用してファイルを透過的にコピーする ことができます。 IBM N シリーズ・ストレージ・システム NFS ファイルに関するエラーが NetComp.log に記録されている場合に、このコマンドは、inode に従っ て、ファイラー上で特定ファイルを検出できるように支援します。 Data ONTAP Java™ シェル機能を使用します。 © Copyright IBM Corp. 2011, 2013 19 toaster> java netapp.cmds.jsh jsh> cp /vol/vol1/qtree1/file1 /vol/vol2/file1 注: /vol/vol2/file1 を読み取るには、/vol/vol2 に圧縮フィルターが設定されていてはなりません。 EMC Celerra 制御ステーションは、内部ネットワークを使用してデータ・ムーバーをマウントできます。 データ・ムーバーを、その内部 IP アドレスを使用してマウントします。 「root」 > 「nasadmin」を使用して制御ステーションにログインします。 [root@NS120 ~]# su – nasadmin *** slot_0 primary control station *** [nasadmin@NS120 ~]$ server_ifconfig server_2 -all server_2 : loop protocol=IP device=loop inet=127.0.0.1 netmask=255.0.0.0 broadcast=127.255.255.255 UP, loopback, mtu=32768, vlan=0, macaddr=0:0:0:0:0:0 netname=localhost 10-53-27-1 protocol=IP device=fxg0 inet=10.53.27.1 netmask=255.255.0.0 broadcast=10.53.255.255 UP, ethernet, mtu=1500, vlan=0, macaddr=0:60:16:32:55:c 10-56-27-1 protocol=IP device=fxg1 inet=10.56.27.1 netmask=255.255.0.0 broadcast=10.56.255.255 UP, ethernet, mtu=1500, vlan=0, macaddr=0:60:16:32:55:d 192-168-58-199 protocol=IP device=cge1 inet=192.168.58.199 netmask=255.255.0.0 broadcast=192.168.255.255 UP, ethernet, mtu=1500, vlan=0, macaddr=0:60:16:2b:55:93 10-1-52-27 protocol=IP device=cge0 inet=10.1.52.27 netmask=255.255.240.0 broadcast=10.1.63.255 UP, ethernet, mtu=1500, vlan=0, macaddr=0:60:16:2b:55:92 el31 protocol=IP device=mge1 inet=128.221.253.2 netmask=255.255.255.0 broadcast=128.221.253.255 UP, ethernet, mtu=1500, vlan=0, macaddr=0:60:16:40:64:2d netname=localhost el30 protocol=IP device=mge0 inet=128.221.252.2 netmask=255.255.255.0 broadcast=128.221.252.255 UP, ethernet, mtu=1500, vlan=0, macaddr=0:60:16:40:64:2e netname=localhost [root@NS120 ~]# showmount -e 128.221.253.2 Export list for 128.221.253.2: / 128.221.253.101,128.221.252.101,128.221.253.100,128.221.252.100 /qa_1 (everyone) /qa_2 (everyone) /qa_3 (everyone) [root@NS120 ~]# mkdir /mnt/test mkdir: cannot create directory `/mnt/test’: File exists [root@NS120 ~]# mount 128.221.253.2:/qa_1 /mnt/test CIFS 最大多重化 圧縮アプライアンスは CIFS 多重化メカニズムをサポートします。 多重化 ID (Mid) を Pid と併用することで、クライアントの複数のプロセス、スレッド、および要求 (ス レッドごとの) の間でクライアントとサーバーの単一の接続を多重化できるようにします。クライアント は、一度に多数の未処理要求 (最大数はネゴシエーションされた数値である MaxMpxCount) を保有する場 合があります。 サーバーは任意の順序で要求に応答できますが、応答メッセージには常に、対応する要求メッセージと同じ Mid 値および Pid 値が含まれている必要があります。クライアントには、1 つのサーバーに対し、同じ Mid および Pid を持つ複数の未処理要求があってはなりません。 20 このデータ・フローを以下に示します。 1. クライアント (システム管理者のワークステーション) が SMB ネゴシエート・プロトコル要求を送信 します。 2. アプライアンスはこの要求を NAS に渡します。 3. NAS が応答します。この応答には CIFS MaxMpxCount 値が含まれています。この値は、CIFS セッシ ョンごとにサーバーが受け入れる同時多重化の最大数を定義します。 4. その後、クライアントが新規セッションを開きます。アプライアンスは、サーバー上の多重化の使用量 を追跡します。 mpx カウントはセッションごとに (セッションごとに 1 つの変数) トラッキングされ ます。 5. サーバーが最大 mpx カウントに達すると、圧縮アプライアンスのトラッキングにより、同じ CIFS セ ッションからの着信操作と共にそのカウントが処理中リストに入れられます。 6. MaxMpxCount カウントが限度を下回ると、保留中リストの項目がサーバーに送信されます。 注: 以下のコード例は、CIFS クライアントと CIFS サーバー間の実際の通信において、ネゴシエーシ ョンされた MaxMpxCount がどのようになるかを示しています。 第 4 章 トラブルシューティングの共通シナリオとタスク 21 No. 9 Time 3.653760 Source 10.1.20.118 Destination 10.1.70.60 Protocol Length Info SMB 191 Negotiate Protocol Request Frame 9: 191 bytes on wire (1528 bits), 191 bytes captured (1528 bits) Ethernet II, Src: IntelCor_2c:e7:74 (00:27:10:2c:e7:74), Dst: Cisco_00:81:c4 (00:16:9d:00:81:c4) Internet Protocol, Src: 10.1.20.118 (10.1.20.118), Dst: 10.1.70.60 (10.1.70.60) Transmission Control Protocol, Src Port: 64790 (64790), Dst Port: microsoft-ds (445), Seq: 1, Ack: 1, Len: 137 NetBIOS Session Service SMB (Server Message Block Protocol) SMB Header Server Component: SMB [Response in: 10] SMB Command: Negotiate Protocol (0x72) NT Status: STATUS_SUCCESS (0x00000000) Flags: 0x18 Flags2: 0xc843 Process ID High: 0 Signature: 0000000000000000 Reserved: 0000 Tree ID: 0 Process ID: 65279 User ID: 0 Multiplex ID: 0 Negotiate Protocol Request (0x72) Word Count (WCT): 0 Byte Count (BCC): 98 Requested Dialects No. 10 Time 3.659640 Source 10.1.70.60 Destination 10.1.20.118 Protocol Length Info SMB 220 Negotiate Protocol Response Frame 10: 220 bytes on wire (1760 bits), 220 bytes captured (1760 bits) Ethernet II, Src: Cisco_00:81:c4 (00:16:9d:00:81:c4), Dst: IntelCor_2c:e7:74 (00:27:10:2c:e7:74) Internet Protocol, Src: 10.1.70.60 (10.1.70.60), Dst: 10.1.20.118 (10.1.20.118) Transmission Control Protocol, Src Port: microsoft-ds (445), Dst Port: 64790 (64790), Seq: 1, Ack: 138, Len: 166 NetBIOS Session Service SMB (Server Message Block Protocol) SMB Header Server Component: SMB [Response to: 9] [Time from request: 0.005880000 seconds] SMB Command: Negotiate Protocol (0x72) Error Class: Success (0x00) Reserved: 00 Error Code: No Error Flags: 0x98 Flags2: 0x8001 Process ID High: 0 Signature: 0000000000000000 Reserved: 0000 Tree ID: 0 Process ID: 65279 User ID: 0 Multiplex ID: 0 Negotiate Protocol Response (0x72) Word Count (WCT): 17 Dialect Index: 5: NT LM 0.12 Security Mode: 0x03 Max Mpx Count: 50 Max VCs: 1 Max Buffer Size: 33028 Max Raw Buffer: 65536 Session Key: 0x5450f653 Capabilities: 0x8000d3fd System Time: Dec 15, 2010 12:28:50.796508000 Jerusalem Standard Time Server Time Zone: 0 min from UTC Key Length: 0 Byte Count (BCC): 93 Server GUID: 1500000083f9bf4b8c99355ce37fea4c Security Blob: 604b06062b0601050502a041303fa024302206092a864882... 22 FileSwap とは FileSwap 機能は、ファイルのアクセス中にファイルの mtime (変更時刻) の変更を自動的に検出し、この情 報を使用して、ファイルが外部メカニズムを使用して置き換えられた可能性がある事態を特定します。 RTCA ソリューションは、標準 NAS 環境を完全にサポートするように設計されました。この環境の主な 部分はデータ・リカバリーです。大まかに述べると、ファイルをリカバリーするときの選択肢は 3 つあり ます。 1. NFS 圧縮パス。NFS 圧縮パスを使用すると、バックアップ・サーバーまたはオンライン・スナップシ ョット・ディレクトリーからファイルをリストアできます。リストアでは、圧縮マウント・ポイントま たは共有上に元のファイルが直接上書きされます。 2. NFS 透過またはバイパス・パス。NFS 透過/バイパス・パスを使用して、バックアップ・サーバーまた はオンライン・スナップショット・ディレクトリーからファイルをリストアします。リストアでは、透 過 (非圧縮) またはバイパス (アプライアンスを介して接続されていない NAS 上のネットワーク・リン クを使用) のマウント・ポイントまたは共有上に元のファイルが直接上書きされます。 3. NAS 機能。NAS 製品または NDMP ファイル・レベル・リカバリーのスナップショット機能を使用し て、ファイルをリストアできます。 リカバリー・ファイル方式のうちの NFS 透過/バイパス・パスと NAS 機能では、RTCA ソリューション とは関係なく、ファイル・システム上のファイルを置き換えることができます。これらの場合、アプライア ンスが、アプライアンス・メモリーに保管されているそのメタデータと構造の情報を使用して圧縮ファイル を既に開いている可能性がありますが、ファイルが置き換えられると、この情報は無効になります。この状 況に正しく対処するために、FileSwap という内部機能が圧縮エンジンに導入されました。 ファイルが置き換えられた可能性があることを FileSwap が特定すると、GARBAGE_ARGS 状況コードと ともに RPC 応答がクライアントに送信されます。この応答は、クライアントがその NFS 操作を再実行 し、RACE エンジンが更新されたファイルを代わりに開くようにするために送信されます。 FileSwap でのクライアントの動作 FileSwap では、各種クライアント・オペレーティング・システムはそれぞれの固有の方法で動作します。 これらのクライアントは、FileSwap の RPC 応答に対して異なる方法で動作します。 v Linux は RPC 呼び出しを再送します。 v HP-UX、AIX®、および Solaris では、RPC 呼び出しが失敗したものとみなされ、NFS 操作が失敗しま す。 GARBAGE_ARGS の使用を不可にする HP-UX、AIX、および Solaris は、GARBAGE_ARGS RPC 応答を操作失敗として扱うため、このメソッド を使用不可にすることができます。その代りに、RPC 呼び出しは応答しません。最初の呼び出しがタイム アウトになり、クライアントは RPC 呼び出しを再送します。HP-UX クライアントは、デフォルトでは 180 秒でタイムアウトとなり、RPC 呼び出しを再送します。そのような場合でも、NFS サービスは円滑に 継続されます。 FileSwap 機能での GARBAGE_ARGS 応答の使用を不可にします。以下を実行します。 第 4 章 トラブルシューティングの共通シナリオとタスク 23 option Z_OPTIONS:nfsUseBadArgs 0 engine restart warm FileSwap を使用不可にする FileSwap を使用不可にするコマンドは、注意して使用してください。このコマンド・オプションの使用を 選択する前に、IBM サポートに相談してください。 FileSwap の RPC 応答 以下は、FileSwap によって生成される RPC 応答の例です。この例は、単なる参照用として記載されてい ます。 No. Time 9 2010-09-19 12:48:18.494388 V3 GETATTR Reply (Call In 1) Source 10.21.44.1 Destination 10.1.30.233 Protocol Info NFS [TCP Out-Of-Order] Frame 9: 84 bytes on wire (672 bits), 84 bytes captured (672 bits) Linux cooked capture Internet Protocol, Src: 10.21.44.1 (10.21.44.1), Dst: 10.1.30.233 (10.1.30.233) Transmission Control Protocol, Src Port: nfs (2049), Dst Port: 1023 (1023), Seq: 1, Ack: 145, Len: 28 Remote Procedure Call, Type:Reply XID:0xd36696ab Fragment header: Last fragment, 24 bytes XID: 0xd36696ab (3546715819) Message Type: Reply (1) [Program: NFS (100003)] [Program Version: 3] [Procedure: GETATTR (1)] Reply State: accepted (0) [This is a reply to a request in frame 1] [Time from request: 0.000340000 seconds] Verifier Accept State: procedure can’t decode params (4) パスワードが見つからない場合の圧縮アプライアンスのリカバリー シリアル・ケーブルをシリアル・ポートに接続してから、以下の資格情報を使用してログインします。 ユーザー名: recovery パスワード: mngiprcv メニューを使用して IP アドレスを変更します。 圧縮アプライアンス・インターフェースの MAC アドレスの検出 MAC アドレスはユーザー・インターフェースに表示されません。 MAC アドレスは診断ファイルの内部にあります。このファイルは「Diagnostics」 > 「Generate Customer Support Diagnostics」からダウンロードできます。¥dev¥shm¥ApplianceDiagnostics を調べて ifconfig -a 出力があるか確認します。 注: ポート集約 (結合) の場合、結合されたすべてのインターフェースはこの出力内で同じ MAC アドレス を持ちます。 同じファイル内に、元の MAC アドレスと仮想 MAC アドレスを示す別の出力があります。仮想 MAC ア ドレスは 00:24:3f で始まります。 24 スパンニング・ツリー portfast の構成 Cisco スイッチでスパンニング・ツリー portfast を有効にすると、ブリッジ・インターフェースで使用する 場合にはこのフィーチャーは推奨されないという警告を、スイッチが表示します。 RTCA 内のすべてのデータ・ポートではこのフィーチャーを無効にする必要があります。 Support#conf t Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z. Support(config)#interface gigabitEthernet 0/1 Support(config-if)#spanning-tree portfast %Warning: portfast should only be enabled on ports connected to a single host. Connecting hubs, concentrators, switches, bridges, etc... to this interface when portfast is enabled, can cause temporary bridging loops. Use with CAUTION %Portfast has been configured on GigabitEthernet0/1 but will only have effect when the interface is in a non-trunking mode. Support(config-if)# 圧縮アクセラレーターのパフォーマンスの改善方法 圧縮アクセラレーターの全体的なスループットには、さまざまな要素が影響します。 v ファイル間の間隔。「Compression Accelerator Settings」タブに表示される、エンジンに新規ファイル をフィードするまでに何ミリ秒数待機するかを定義する設定。パフォーマンスを最高にするには、この 設定を 1 に減らします。ストレージ・システムへのロードが増え、圧縮エンジンが 1 秒ごとにフィー ドするファイル数が増えるようになります。 v 並列処理。圧縮アクセラレーターは、圧縮スレッドの数まで圧縮を行います。非表示のオプションによ って、圧縮アクセラレーターのスレッド数をさらに制限します。option Z_OPTIONS:CAthreads は、デフ ォルトで 2 に設定され、それにより、圧縮アクセラレーターの各サーバー処理で並行して圧縮されるフ ァイル数は 2 個に制限されます。最大のスループット (同時に、ストレージ・システムへの最大のロー ド) を得るには、この数値を 100 に増やします。 v v 並行 fstat()。ストレージに並行して送信される fstat() 呼び出しの数を定義する、もう 1 つの内部制限が あります。この内部制限は、並行して圧縮されるファイル数の制限のサブセットです。 圧縮アクセラレーターによってファイルが処理される場合、以下のようになります。 – ファイル・サイズが 100 KB までの場合、fstat () インスタンス間で 10 ミリ秒待機します。 – ファイル・サイズが 100 KB から 1 MB までの場合、fstat () インスタンス間で 50 ミリ秒待機しま す。 – ファイル・サイズが 1 MB を超える場合、fstat () インスタンス間で 1 秒待機します。 注: これらの設定は、「option Z_OPTIONS:CAfstatInterval 10, 50, 1000」を使用して定義します。100 KB までのファイル、100 KB から 1 MB のファイル、およびそれを超えるファイルそれぞれでの fstat () インスタンス間の遅延時間について、10、50、1000 の数値を更新した値に置き換えてください。 アンチウィルス・オプションを使用不可にする アンチウィルス・オプションはファイルの圧縮に影響します。 第 4 章 トラブルシューティングの共通シナリオとタスク 25 NetApp/N シリーズ Vscan および EMC CAVA フィーチャーをサポートするアンチウィルス・サーバー は、ADMIN$ という共有名を使用して、ウイルス・チェック対象のファイルを読み取ります。アンチウィ ルス・オプションが使用可能な場合、ADMIN$ 共有は圧縮モードに設定されます。アンチウィルス・サー バーがそのファイルを読み取るとき、圧縮ファイルは圧縮解除されます。 圧縮アクセラレーターの「フリー・スペース」パラメーター 圧縮アクセラレーターの「フリー・スペース」(最小のフリー・スペース所要量) パラメーターの背後にあ る概念は、元のエンベロープ内のファイルの圧縮に関連します。 NAS 製品はスナップショットをサポートし、書き込みはすべて追加のスナップショット・スペースを消費 します。ファイルが同じ「エンベロープ」内に書き込まれることは問題ではありません。圧縮データを含む 新しい書き込みは新たに割り振られるブロックを使用するため、追加のスペースが必要になります。 10 GbE から 1 GbE へ 10 GbE インターフェースは 1 GbE インターフェースに自動ネゴシエーションされません。 結合不一致の結合プローブ検出 圧縮アプライアンス、スイッチ、またはストレージに結合がない場合、結合プローブは不一致を検出しませ ん。 「allow access to service accounts」オプション 「allow access to service accounts」リカバリー・オプションは CLI のみで使用できます。 LDAP が 構成されている場合、ユーザーおよび管理者のログインを無効にして、構成された LDAP フィルターに合 致する LDAP ユーザー (特定の管理者指定のグループのメンバー) のみがログインできるように設定でき ます。 注: セキュリティー上の目的で、アプライアンスに物理的に接続されている場合にのみ、この機能をコンソ ールから有効または無効にすることができます。 NFS エクスポートの問題の診断 NFS エクスポートの問題の診断は、NAS の /etc/exports 行の /etc/NetComp.nsf.ex レビューによって のみ行うことができますが、次の追加オプションがあります。 [email protected]> option Z_OPTIONS:detailedNFSHandleDebug 1 Web インターフェースから「Storage」にアクセスします。 ログを含む診断フォルダーが /var/log/NSF に作成されます。 注: この機能を使用する場合は注意が必要です。この機能は、(特にレガシー・アプライアンスの場合は) 多 量のディスク・スペースを消費します。 26 付録 A. データベースのスナップショットおよびクローン NetApp 内で実行中のデータベースのクローンを作成するため、あるいは IBM Real-time Compression Appliance (RTCA) の構成およびデータベースのリストアには、以下の手順を使用します。 始める前に スナップショットおよびクローンを扱う場合は、データベースのバックアップおよびリストアに関する Oracle のガイドラインに従うことが最良です。 注: 圧縮フィルター・リストに、クローン・ボリュームのエクスポートは加える必要はありません。 「Compression Filters」ページに「圧縮済み」としてリストされるようすることが推奨されます。このフィ ルターを削除する場合は、実動データベースの圧縮モードを変更します。 データベースのクローンを作成するには、以下の前提条件が存在する必要があります。 1. NAS ストレージ・システムが構成済みである、またはソース・ボリュームが構成済みである。 2. ソース・ボリュームがデータベース・サーバーにマウント済みである。 3. IBM Real-time Compression Appliance (RTCA) が、ソース・ボリュームを圧縮するように構成済みであ る。 4. スナップショットの取得あるいはクローン処理の開始には、データベースは停止中であるか、またはホ ット・バックアップ・モードになっている必要があります。 手順 ホット・バックアップ・モードでのデータベースのクローン作成 1. データベースをホット・バックアップ・モードにします。BEGIN BACKUP コマンドを開始します。 重要: 特に断りのない限り、すべてのコマンドは Oracle のデータベースに適用されます。 2. 180 秒待ちます。 3. データベース・ボリュームのスナップショットを作成します。その際、NAS ストレージ・システムの オンライン・スナップショット機能を使用します。 4. ソース・データベースを通常モードに戻します。END BACKUP コマンドを使用します。 5. その後、CONTROL FILE BACKUP コマンドを使用して制御ファイルをバックアップします。 6. 次に、LOG SWITCH コマンドを使用してログを切り替えます。 7. データベース再実行ログ・ボリュームのスナップショットを作成します。その際、NAS ストレージ・ システムのオンライン・スナップショット機能を使用します。 8. NAS ストレージ・システム上に、スナップショットに基づくボリュームのクローンを作成します。 9. 180 秒待ちます。 10. ストレージ・システムがまだ圧縮モードで構成されてない場合は、クローン・ボリュームに対して NFS 圧縮フィルターを追加します。 11. データベース・サーバー上で startup mount を実行します。 12. クローン・データベースおよび再実行ログ・ボリュームをマウントします。 13. データベースのリストアを実行します。 14. クローン・データベースを始動します。 © Copyright IBM Corp. 2011, 2013 27 注: 各クローン・データベースが始動されるまで 180 秒待ちます。それにより、装置は実動データベ ース・ファイルとクローン・データベース・ファイルを確実に区別します。 例 以下は、N シリーズ・ストレージ・システム上で実行される Oracle データベース内での操作の例を示すサ ンプル・スクリプトです。 #!/bin/csh -f # Place all tablespaces in hot backup mode. $ORACLE_HOME/bin/sqlplus system/oracle @begin.sql # Create a new snapshot copy of the database volume ssh toaster snap create vol_oradb db_backup $ORACLE_HOME/bin/sqlplus system/oracle @control.sql ssh toaster snap create vol_oralog log_backup ssh toaster vol clone create vol_oradb2 –b vol_oradb db_backup ssh toaster vol clone create vol_oralog2 –b vol_oralog log_backup mount sleep 180 # Mount cloned DB. mount toaster:/vol/vol_oradb2 /mnt/vol_oradb2 mount toaster:/vol/vol_oralog2 /mnt/vol_oralog2 # Remove all tablespaces from hot backup mode. $ORACLE_HOME/bin/sqlplus system/oracle @end.sql begin.sql ALTER DATABASE BEGIN BACKUP; control.sql ALTER DATABASE END BACKUP; ALTER DATABASE BACKUP CONTROLFILE TO ’/mnt/vol_oralog/backup/control.dbf’; ALTER SYSTEM SWITCH LOGFILE; end.sql STARTUP MOUNT; コールド・バックアップ・モードでのデータベースのクローン作成 手順 1. データベースをシャットダウンします。 2. すべてのデータベース・ボリュームをアンマウントします。 3. 120 秒待ちます (RTCA NFS クローズ・ファイル・タイムアウト)。 4. データベース・ボリュームのクローンを作成します。 5. 120 秒待ちます (RTCA ファイル更新 ID および分割メカニズム)。1 6. データベース・ボリュームをマウントします。 7. データベースを始動します。 データベースのリストア 始める前に NetApp で実行中のデータベース、および RTCA 構成をリストアするには、以下の手順を使用します。 データベースをリストアするには、以下の前提条件が存在する必要があります。 1. 各クローン・データベースの始動までに 120 秒必要です。 28 1. NetApp ファイラーが構成済みである、またはデータベース・ボリュームが構成済みである。 2. データベース・サーバーは、データベース・ボリュームをマウント済みである。 3. 各 STN は、データベース・ボリュームを圧縮するように構成済みである。 手順 1. データベースをシャットダウンします。 2. データベースに関連するすべてのマウント・ポイント (関連するテーブル・スペース・ファイル、ロ グ・ファイル、制御ファイルを含むすべてのマウント・ポイント) をアンマウントします。 3. 120 秒待ちます。 4. データベースをリストアします。 5. データベースに関連するすべてのマウント・ポイントを再びマウントします。 6. データベースを再始動します。 データベース・スナップショットのリストア 手順 1. データベースをシャットダウンします。 2. すべてのデータベース・ボリュームをアンマウントします。 3. 120 秒待ちます (RTCA NFS クローズ・ファイル・タイムアウト)。 4. スナップショットをリストアします。 5. データベース・ボリュームをマウントします。 6. データベースを再始動します。 付録 A. データベースのスナップショットおよびクローン 29 30 付録 B. 既知の制限 既知の制限に関する以下のリストは、このソフトウェアの使用に関連するものです。これらの制限は、環境 上の制約および現行製品バージョンの設計の両方が原因で生じます。 一般的な制限 このトピックでは、CIFS プロトコルまたは NFS プロトコルを使用する場合に発生する既知のソフトウェ ア制限をリストします。 制限 詳細 透過モードから圧縮モードへの変換は 片方向である ストレージ・システムは、透過モードから圧縮モードへの変換のみが可能で す。これは、元に戻すことができない 1 回限りの操作です。 割り当て量の限度に達すると、圧縮共 有で新規ファイルが透過形式で書き込 まれる これは、ファイルへの書き込みが非常に少ない (数バイト) 場合に発生しま す。 サイズが 50 GB を超える圧縮ファイ ルは、ロードに数秒かかる場合がある 圧縮ファイルを開くときに、そのメタデータがメモリーにロードされます。 大きなファイルでは、アプライアンスがそのオープン操作に応答するまでの 処理に数秒かかることがあります。 小さなファイルを付加すると、圧縮フ ァイルのサイズが元のサイズより増え てしまう場合がある 小さな変更 (最大で数キロバイト) を付加すると、圧縮ファイルのサイズが元 のファイル・サイズより増える場合があります。これは、10 メガバイトより 小さいファイルで起こる可能性があります。 小さなファイル (64K より小さい NFS ファイル、または 122 KB より 小さい CIFS ファイル) を上書きする と、圧縮ファイルのサイズが最大 121 KB まで増える場合がある。 ファイル拡張子フィルターを追加して も、前に圧縮したファイルに影響しな い 以前に圧縮したファイルは圧縮状態で維持され、アプライアンスにより圧縮 ファイルとして処理されます。 高可用性同期は、単一のマスター・ア プライアンスから実行する必要がある アプライアンスの数が 2 を超える環境では、スター型トポロジーでアプライ アンスのペア化を構成し、1 つのアプライアンスが「マスター」として機能 するようにします。同期の問題を回避するために、その 1 つのアプライアン スから更新を実行する必要があります。 最大ファイル数に達したフォルダーで は .stndb ファイルは作成されない。 (NAS システムによって定義された) 最大数のファイルを含むストレージ・サ ーバー上のディレクトリーでは、.stndb ファイルを作成できません。このタ イプのディレクトリーでは、ディレクトリー・リスト操作が遅くなります。 アクセス・プロトコルが混合する場合 の動作 CIFS プロトコルと NFS プロトコルの両方から同時に同じファイルに書き込 みが行われる場合、想定される動作はアプリケーションのアクセス・パター ンに応じて異なります。 このソフトウェアとバイパス・パスを 同時に介する場合の、圧縮ファイルへ のアクセス このソフトウェアを使用し、かつバイパス・パスを介する場合、圧縮ファイ ルへのアクセスはバイパス・パスでは読み取り専用アクセスに制限されま す。ユーザーが圧縮パス上のデータにアクセスしているときに、書き込み操 作、またはデータを変更するその他の操作をバイパス・パスで実行する必要 がある場合、最初に、変更されるデータへのすべての接続を切断してクライ アントがアクセスしないようにする必要があります。 © Copyright IBM Corp. 2011, 2013 31 制限 詳細 特権なしのユーザー・アクセスに対し てソフトウェアから圧縮ファイル・サ イズが報告される場合がある。 ユーザーが読み取り権限を持たないファイルに対してディレクトリー・リス ト作成を実行 (すなわち、圧縮共有内にあるフォルダーで MS-DOS dir コマ ンドを実行) すると、元の非圧縮サイズの代わりに圧縮サイズが表示されま す。 NFS クライアントの「attribute caching」オプションがオンになって いる NFS 環境では、特権ユーザーに対しても圧縮サイズが表示される場合 があります。 スペースが使い尽くされた場合の新規 圧縮ファイルの作成 ユーザーが現在アクセスしている場所で残留フリー・スペースが 1 KB を下 回っている場合、新規の圧縮ファイルを作成すると、代わりに通常の非圧縮 ファイルが作成されることになります。 圧縮不能な内容を持つファイルの圧縮 圧縮不能データ (暗号化されたデータなど) を含むファイルを圧縮すると、圧 縮ファイル・サイズが元のファイル・サイズを超えることがあります。 このソフトウェアを使用しない、圧縮 データの直接読み取りアクセス このソフトウェアを使用せずに、圧縮された内容に直接読み取りアクセスを 行うと、圧縮ファイルの内容を読み取ることができません。内容が圧縮され ているため、読み取り前に圧縮解除が必要です。 このソフトウェアを使用しない、圧縮 された場所への直接書き込みアクセス このソフトウェアを使用せずに圧縮共有/エクスポートに直接書き込みアクセ スを行うと、新規ファイルが非圧縮形式で書き込まれます。バイパス・パス がサポートされていない場合、このソフトウェアで既に圧縮されているファ イルに書き込みアクセスを行うと、ファイルの内容が破損することがありま す。バイパス・パス内の圧縮ファイルへのアクセスは、読み取り専用アクセ スに制限されています。 NAS でのアクセス時間の更新を有効 にする必要がある 圧縮アプライアンスの操作を正しく行うために、アクセス時間の更新が必要 です。 NetApp で、圧縮データを含むすべてのボリュームに関して vol options <vol_name> no_atime_update の値が off に設定されていることを確 認します。 圧縮エンジンは 50 ミリ秒ごとに時刻 を更新する。 圧縮エンジンは、システム呼び出しを使用して、50 ミリ秒ごとにその内部ク ロックを更新します。その結果、ユーザーが常時ネットワーク接続ストレー ジに書き込みを行っている場合でも、ファイルの mtime 値は 50 ミリ秒ごと に 1 回しか更新されません。 圧縮エンジンを始動できず、エラーに なる。 ブリッジ・インターフェースが存在せず、NAS IP アドレスが構成されてい ない場合、V4.1 のコア圧縮エンジンは始動しません。ブリッジ・インターフ ェースを作成し、対応するストレージ・インターフェースを構成すると、圧 縮エンジンを始動できます。 ソフトウェア構成設定のリストア このソフトウェアから保存された構成設定をリストアする場合、ハードウェ ア・バージョンとソフトウェア・バージョンが同じアプライアンスにのみ、 その設定ファイルをアップロードできます。 バックアップからの圧縮ファイルのリ ストア バックアップ・ソフトウェアを使用して圧縮形式でバックアップされたファ イルを、V4.1 によって圧縮されていない場所にリストアすると、そのファイ ルは圧縮形式でリストアされます。この問題を解決するには、ファイルにア クセスする前に IBM Real-time Compression Appliance (RTCA) のデータ・リ カバリー・ユーティリティーを使用してファイルを圧縮解除する必要があり ます。 圧縮サーバー設定を指定した高可用性 自動同期の使用 高可用性自動同期機能を使用してパートナーとして構成された各サーバーに は、同じ 「Compress Mode」設定が必要です。 「Compress Mode」設定で は、デフォルトで、特定の NAS アレイ上にあるすべての共有が構成されま す。一方、圧縮フィルターは、デフォルトの透過モードではなく、除外モー ドで動作します。圧縮フィルターは除外モードで機能するため、共有は透過 モードでは圧縮されません。 32 制限 高可用性自動同期では、パートナー同 士は同じ状態でなければならない。 詳細 高可用性自動同期機能では、以下が必須です。 v すべてのパートナーが同じソフトウェア・バージョンを実行している必要 がある。 v 同期を実行するには圧縮エンジンを始動する必要がある。 ソフトウェア構成のバックアップ 構成変更を実行した後は、ソフトウェア構成をバックアップします。これ は、「Configuration Backup」ページで実行できます。 エンジンの再始動後にバックアップ・ ファイルが送信される Autosupport の使用時は、エンジンの再始動後に、構成変更に加えてソフトウ ェアのバックアップ・ファイルも送信されます。 V3.5 または V3.6.1 からのバックアッ 前のソフトウェア・リリースからのバックアップ・ファイルのリストアはサ プ・ファイルのリストアはサポートさ ポートされていません。バックアップ・ファイルは常に、同じソフトウェ ア・リリースからリストアしてください。このようなリストアが実行された れない。 場合は、IBM サポートに連絡して支援を依頼してください。 バックアップ・ファイルからのリスト ア後に最新表示を行う必要がある。 バックアップ・ファイルからのリストア後に再始動を行う必要があります。 ただし、リストアの完了後に完全なメニューを表示するには、ページの最新 表示が必要です。 .stndb という名前のインデックス・ ファイルがすべてのフォルダーに存在 する。 V3.5 以降では、.stndb 機能により、圧縮ファイルを含む各フォルダーにイ ンデックス・ファイルが作成されます。このインデックス・ファイルは、特 定のディレクトリーのディレクトリー・リスト作成操作中に作成および更新 され、ユーザーによって削除された場合は、この操作によって自動的に再作 成されます。このファイルは、標準のディレクトリー・リスト作成操作中は ユーザーから隠されています。 .stndb ファイルのサイズが縮小され ない。 フォルダーからファイルが削除されると、.stndb インデックス・ファイル内 の失効したエントリー項目は空きスロットになります。将来、新規ファイル がこのスロットを使用できます。ただし、.stndb ファイルのサイズは縮小さ れません。 du コマンドから返されたディレクト リー・サイズが圧縮エクスポートでは 異なる。 デフォルトでは、du コマンドはディレクトリーの非圧縮サイズを返します。 ただし、その数値はこのソフトウェアによって最も近い 4 KB 境界まで切り 上げられます。この切り上げが原因で、この数値が実際のサイズよりわずか に大きくなります。また、FixDiskUsedSize オプションを使用不可にしても なお、ディレクトリー内で非表示になっている .stndb インデックス・ファ イルがあるために、サイズの違いが生じる可能性があります。 アップグレード後にシーケンスのサイ ズがリセットされる。 アップグレード後は、シーケンスのログ・サイズはそのデフォルト値にリセ ットされます。 パッケージの準備中に dsa コマンドが support dsa コマンドは数分間実行されます。このコマンドが正常に完了す 実行されていた場合、診断ファイルに るまでは、診断を収集しないでください。 DSA ハードウェア収集の出力が含ま れない。 マップされたドライブの「Used space」プロパティーと「Free space」プロパティーに、ディスク上 の実際のサイズが反映される。 サブディレクトリーのみを含むディレ クトリーに関して .stndb ファイルが 作成される。 NFS からディレクトリーをリストする場合、ディレクトリーにサブディレク トリーのみが含まれていてファイルは含まれていない場合でも、.stndb ファ イルが作成されます。 NFSv4 を使用したマウントはサポート クライアントは UDP を使用してマウントすることはできません。代わりに されない。 NFSv3 を使用してください。 付録 B. 既知の制限 33 制限 詳細 Oracle DNFS はサポートされない。 Oracle DNFS に属する NFS クライアントはサポートされません。 Oracle 実 装環境には、標準の NFS クライアント構成を使用してください。 一般的なメモリーの制限 CIFS または NFS のいずれかの環境でこのソフトウェアを使用する場合の一般的なメモリーの制限をリス トします。 表 6. 一般的なメモリーの制限 一般的な制限 (メモリー別) STN6500 STN6800 72 GB (デフォルト 設定) STN6500 STN6800 72 GB (option General: Memory Profile Mode 1) STN7800 96 GB (デフォルト 設定) STN7800 96 GB (option General: Memory Profile Mode 1) STN7800 288 GB (デフォルト 設定) STN7800 288 GB (option General: Memory Profile Mode 1) NFS エクスポートの最大長 512 バイト 512 バイト 512 バイト 512 バイト 512 バイト 512 バイト 最大ファイル・サイズ 1536 ギガバイト (非 圧縮) 1536 ギガバイト (非 圧縮) 1536 ギガバイト (非 圧縮) 1536 ギガバイト (非 圧縮) 1536 ギガバイト (非 圧縮) 1536 ギガバイト (非 圧縮) 同時にアクセスされるファイルの 19.2 TB サイズの合計 (NFS)1 44 TB 26 TB 56 TB 128 TB 195 TB 同時にアクセスされるファイルの 36.6 TB サイズの合計 (CIFS) 83.8 TB 48.7 TB 105 TB 241 TB 366 TB 結合の最大数 最大 8 (この最大値は、物理インターフェースの数を 2 で除算して計算します) ブリッジの最大数 最大 8 (この最大値は、物理インターフェースの数を 2 で除算して計算します) VLAN の最大数 ストレージ・システムの最大数 2 128 128 128 128 128 128 128 128 128 128 128 128 16 16 16 16 16 ストレージ・システムあたりのス 16 トレージ・インターフェースの最 大数2 圧縮フィルターの合計長 注: サーバーがそれぞれ別個の VLAN 内で構成されている場 合、サーバー数の下限がありま す。 10 個の VLAN に対して 10 台を超えるサーバーが必要と なる場合は、IBM サポートに連 絡してください。 すべての CIFS および NFS の圧縮フィルターの合計長は、ストレージの IP アド レスごとに 100,000 バイトに制限されています。これには、フィルター間に内部 で追加される単一区切り文字を含まれます。 ファイル名拡張子圧縮フィルター すべてのファイル名拡張子圧縮フィルターの合計長は 4950 文字に制限され、こ の長さ れには拡張子間のスペース区切り文字が含まれます。単一の拡張子は 2000 文字 に制限されます。 34 表 6. 一般的なメモリーの制限 (続き) 一般的な制限 (メモリー別) STN6500 STN6800 72 GB (デフォルト 設定) STN6500 STN6800 72 GB (option General: Memory Profile Mode 1) STN7800 96 GB (デフォルト 設定) STN7800 96 GB (option General: Memory Profile Mode 1) STN7800 288 GB (デフォルト 設定) STN7800 288 GB (option General: Memory Profile Mode 1) 注: 1 この制限は、同時にアクセスされるデータ量に適用されます。システム内のすべてのオープン・ファイルのサイ ズに対する制限はありません。 注: 2 ストレージ・インターフェースによって乗算で増やせるストレージ・システムの最大数は 192 を超えることは できません。16 ストレージ・システムがある場合、各ストレージ・システムに対してストレージ・インターフェース を平均 12 個まで使用して、合計 192 にすることができます。 CIFS メモリーの制限 CIFS 環境における、ソフトウェアのメモリーの制限をリストします。 表 7. CIFS メモリーの制限 CIFS の制限 (メモリー別) STN6500 および STN6800 (72 GB) STN7800 (96) オープン・ファイルの最大数 60,000 60,000 接続の最大数 12,000 12,000 NFS のメモリーの制限 NFS 環境における、ソフトウェアのメモリーの制限をリストします。 表 8. NFS のメモリーの制限 NFS の制限 (メモリー別) STN6500 および STN6800 (72 GB) STN7800 (96 GB) オープン・ファイルの最大数 120,000 120,000 接続の最大数 18,000 18,000 NFS 圧縮フィルターの長さ 単一の NFS エクスポート・フィルターの長さは 512 文字に制限されていま す。 NFS エクスポートの長さ (NAS エクスポート・ファイルで構成されている) 単一の NFS エクスポート の長さは 1024 文字に制限されています。 メモリーの調整 圧縮アプライアンス にはデフォルトのメモリー割り振りが設定されています。この割り振りでは、読み取 りキャッシュが優先され、オープン可能な圧縮データの合計サイズが制限されます。 STN7800、STN6800、および STN6500 STN7800 のデフォルト設定では以下が提供されます。 v 8 KB の平均入出力サイズ (NFS/CIFS) での書き込み時は、6.5 TB の並行圧縮データ v 32 KB の平均入出力サイズ (NFS) での書き込み時は、26 TB の並行圧縮データ v 60 KB の平均入出力サイズ (CIFS) での書き込み時は、48.7 TB の並行圧縮データ 付録 B. 既知の制限 35 STN7800 で並行容量設定を最大 (option General:MemoryProfileMode 1) にした場合は、以下が提供されま す。 v 8 KB の平均入出力サイズ (NFS/CIFS) での書き込み時は、14 TB の並行圧縮データ v 32 KB の平均入出力サイズ (NFS) での書き込み時は、56 TB の並行圧縮データ v 60 KB の平均入出力サイズ (CIFS) での書き込み時は、105 TB の並行圧縮データ STN6800 および STN6500 のデフォルト設定では以下が提供されます。 v 8 KB の平均入出力サイズ (NFS/CIFS) での書き込み時は、4.8 TB の並行圧縮データ v 32 KB の平均入出力サイズ (NFS) での書き込み時は、19.2 TB の並行圧縮データ v 60 KB の平均入出力サイズ (CIFS) での書き込み時は、36.6 TB の並行圧縮データ STN6800 および STN6500 で並行容量設定を最大 (option General:MemoryProfileMode 1) にした場合は、以 下が提供されます。 v 8 KB の平均入出力サイズ (NFS/CIFS) での書き込み時は、11 TB の並行圧縮データ v 32 KB の平均入出力サイズ (NFS) での書き込み時は、44 TB の並行圧縮データ v 60 KB の平均入出力サイズ (CIFS) での書き込み時は、83.8 TB の並行圧縮データ 注: データ・サイズは、ファイルの非圧縮サイズで測定されます。 CIFS 専用環境において、最大入出力サ イズが 60 KB の標準的な入出力パターンの場合は、ユーザーは STN7800 から最大 48.7 TB のデータに 並行してアクセスできます. NAS システムでは、この数値より多くのデータを使用できます。測定は、同 時に開かれているデータに対してです。 並行容量が最大になる割り振りに切り替えるには、コマンド行から以下を実行します。 option General:MemoryProfileMode 1 engine restart warm Autosupport の制限 Autosupport に関する既知の制限をリストします。 表 9. 既知の制限 – Autosupport 制限 詳細 Autosupport および Microsoft Exchange フロントエンド・サーバー Microsoft Exchange マルチサーバー構成では、フロントエンド・サーバーへ の送信を行うように Autosupport を構成している場合、Autosupport による E メールのなかには送信されないものがあります。 Autosupport のスケジュールが毎日午 前 8:00 にリセットされる。 V4.1 へのアップグレード後は、毎日 Autosupport のスケジュールが午前 8:00 にリセットされます。 アップグレード後に Autosupport バッ クアップ宛先リストがクリアされる。 V4.1 へのアップグレード後は、Autosupport バックアップ宛先リストがクリ アされます。 手動で追加したトリガーがアップグレ ード後に使用不可になる。 V3.6 から V4.1 へのアップグレード後は、手動で追加した Autosupport トリ ガーは無効になります。 スケジュールされた Autosupport レポ ートが遅延して送信される場合があ る。 ソフトウェアは、構成されたスケジュール時刻に最大 60 分の固定的な遅延 を追加します。その結果、スケジュールされたレポートが、スケジュール時 刻より最大 60 分遅れて送信される可能性があります。このような増分時間 の長さはデバイスごとに一貫しています。 36 表 9. 既知の制限 – Autosupport (続き) 制限 詳細 構成バックアップ・ファイルのリスト ア後に古い Autosupport イベントが送 信される。 バックアップ・ファイルからアプライアンスをリストアすると、トリガー履 歴もリストアされ、アプライアンスが前に送信したアラートを再送信するこ とになります。 イベント・トリガーの Autosupport メ ッセージが常に IBM サポートに送信 される。 「Event-Triggered Support」オプションが選択されていると、「Support recipients」リストに対して「Scheduled Reports」チェック・ボックスと 「Backup File」チェック・ボックスが選択されていなくても、イベント・ト リガーの Autosupport メッセージが IBM サポートに送信されます。 Autosupport および診断収集により NAS システムからデータが収集され る。 Autosupport または診断ファイルの準備中に、インターフェースを通じて NAS 上の共有とエクスポートのリストが検索されます。この通信はディスカ バリーのみを目的としています。 CIFS クライアントの制限 CIFS 環境で圧縮ソフトウェアを使用する場合には、既知の制限があります。 表 10. 既知の制限 – CIFS クライアント 制限 詳細 ファイル内の追加ストリームは圧縮されません。通常、それらの追加ストリ Microsoft 代替データ・ストリーム (ADS、NT ストリームとしても知られ ームは小さく、ファイルの内容に関するメタデータ情報のみが含まれていま す。 Microsoft Office で使用可能なサマリー情報は、別のストリームに格納 ている) は圧縮されない。 され、圧縮されません。 Microsoft Office ファイルは、doc、 ppt、または xls が拡張子フィルタ ー・リストに追加されている場合でも 圧縮される。 さまざまなバージョンの Microsoft Office では、通常の作動中に一時ファイ ルを作成します。一時ファイルが圧縮されないようにするには、ファイル拡 張子リストに tmp を追加します。 ストレージから共有リストを収集する にはパスワードを構成する必要があ る。 ユーザー名とドメイン名のみを構成する場合、エラー・メッセージは表示さ れず、リストは空になります。ドメイン・ベースの認証を使用して NAS シ ステムから共有リストを収集するには、パスワードを構成する必要がありま す。共有リストへの内容の取り込みは、ワークグループ・モードのセットア ップで資格情報を使用せずに実施できます。 誤った資格情報が使用された場合にエ ラーが表示されない。 ドメインへの接続が行われていない (パスワードが誤っているか、既存のユ ーザーがいない) 場合、エラーは表示されず、リストは空になります。 CIFS 署名はサポートされない。 CIFS 署名は、中間者攻撃を防ぐために設計された機能です。圧縮アプライア ンスはインライン製品です。そのため、圧縮アプライアンスの使用時は、 NAS ストレージ・コントローラーにおいて CIFS 署名機能をオフに設定する 必要があります。 圧縮アプライアンスは、クライアントに対する応答において CIFS 署名を使 用不可にします。 Windows 7 クライアントで障害が発生 Microsoft Windows 7 クライアントが SMB2 で CIFS NegotiateProtocolRequest を送信すると、アプライアンスはエラーで応答しま し、「Network not found」エラーが す。場合によっては、クライアントが最大 1 分間 SMB2 を使用して接続を 出力されることがある。 試行し続けることもあります。「Network not found」エラーおよび「no such host or network found」エラーが表示される場合があります。 これはクライアント・サイドの問題であり、圧縮アプライアンスを使用しな くても発生する可能性があります。 付録 B. 既知の制限 37 表 10. 既知の制限 – CIFS クライアント (続き) 制限 SMB2 サポート 詳細 SMB2 の使用を可能にします。SMB2 を使用するには、このプロトコル・リ ビジョンをサポートするストレージ・システムが必要です。現在は、Data ONTAP 8.0.1 のみがサポートされています。 SMB2 に対する SMB 署名はサポート SMB および SMB2 に対する SMB 署名はサポートされません。 されない。 Capacity Advisor の制限 Capacity Advisor の既知の制限をリストします。 表 11. 既知の制限 – Capacity Advisor 制限 タスクが停止されて再開された場合、 スキャンされたファイルの数が正しく なくなる。 詳細 Capacity Advisor タスクが停止された場合は、タスクを削除し、タスクを再 構成してから再開します。 圧縮アクセラレーターの制限 圧縮アクセラレーター (CA) 機能に関する既知の制限をリストします。 表 12. 既知の制限 – 圧縮アクセラレーター 制限 詳細 サーバーの名前を変更するとログが表 示されない ストレージ・インターフェースの名前を変更すると、「Log」タブが空になり ます。 「Directories To Ignore」はスペース 文字を含むディレクトリー名をサポー トしない 「Directories To Ignore」機能を使用するときは、スペース文字を含むディレ クトリー名は除外できません。 圧縮アクセラレーターのタスク・リス トに共有を追加できず、メッセージ command TIMEOUT が表示される。 この障害は、エンジンは停止していても、「Update List」ボタンが引き続き 有効になっている場合に発生する可能性があります。エンジンが停止してい るときは、圧縮アクセラレーターに圧縮フィルターを追加しないでくださ い。 異なる IP アドレスからの同じ共有で 並行タスクを実行してはならない。 「Start Time」フィールドに、タスク の実行が開始された時刻が表示され る。 スケジューリング機能を使用した場合、タスクが開始されても一時停止し、 スケジュールされた時刻に再開することがあります。 「Start Time」フィー ルドには、実際の圧縮開始時刻ではなく、タスクの開始時刻が表示されま す。 最初のブロックがこのようになっているファイルは、圧縮アクセラレーター 最初のブロック (NFS では 32 KB、CIFS では 61 KB) が圧縮不能に ではスキップされます。この場合、次のようなメッセージがログに記録され なっているファイルは、圧縮アクセラ ます。 レーターでは圧縮できない。 (コード – 911) NetApp/N シリーズのルート・ボリュ ームは圧縮されない 38 NetApp/N シリーズ・システムのルート・ボリュームには、Data ONTAP に よって直接読み取られるオペレーティング・システム・ファイルが含まれて おり、非圧縮のままになります。 表 12. 既知の制限 – 圧縮アクセラレーター (続き) 制限 詳細 新たに追加した圧縮フィルターを即時 に圧縮できない。 圧縮フィルターを追加した後は、120 秒待ってから、このフィルターを「CA Full Scan Configuration」ページに追加します。 NFS エクスポート・ファイル・ハンド ルを実行時に更新すると、NFS に対す る CA タスクが失敗することがあ る。 NFS に対する CA タスクの実行中に NFS エクスポート・ファイル・ハンド ルを変更すると、そのタスクは停止するか失敗する可能性があります。 「Compression Filters」ページでエクスポートが正しく構成されていることを 確認し、タスクを再開してください。 受動アプライアンスから圧縮アクセラ レーターを起動できない。 圧縮アクセラレーターを高可用性 (HA) 構成で使用する場合、その構成は HA ペア間で同期されます。受動アプライアンスでは圧縮タスクを開始しな いでください。 高可用性フェイルオーバー後に圧縮ア クセラレーターが停止する。 HA 構成では、圧縮アクセラレーターの実行中に NAS が別のアプライアン スを使用するためにフェイルオーバーした場合、CA タスクは停止します。 このタスクは、アクティブなアプライアンスで、またはそのタスクが元々実 行されたアプリケーションで、再開できます。 圧縮アクセラレーターがネットワーク 障害から自動的にリカバリーしない。 NAS へのネットワーク接続の問題がある (すなわち、リンクのダウンとアッ プが何度も繰り返される) 場合、圧縮アクセラレーターは停止します。圧縮 を続行するには、タスクを再開します。 圧縮アクセラレーターで ctime と atime が保持されない。 CA では、ファイルの圧縮後、atime と mtime を元の値に設定し直します が、このアクションがきっかけで、一部の NAS アレイの場合は ctime (変更 時刻) が変更されることがあります。 「Directories To Ignore」では大文字 小文字が区別される。 圧縮アクセラレーターで無視するディレクトリーのリストにある名前は、 CIFS 共有の圧縮時に大文字と小文字が区別されます。 圧縮アクセラレーターに共有を追加で きず、エラーになる。 「圧縮アクセラレーター」ページで共有を追加するときに、「Update List」 をクリックすると、その共有の横にエラー・メッセージが表示されます。こ のエラーは、圧縮エンジンが停止すると発生する可能性があります。共有の 追加を再度試みるか、またはエンジンが稼働するまで待ってから共有を追加 します。 ストレージ・インターフェース名を変 更すると、圧縮アクセラレーター・タ スクが打ち切られる。 圧縮アクセラレーター・タスクの実行中にストレージ・インターフェース名 を変更すると、そのタスクは打ち切られます。タスクを停止して再開してく ださい。 「圧縮アクセラレーター」ページを表 示すると、ブラウザーによって CPU 能力が過度に使用される。 タスクの実行中、多数のメッセージが圧縮アクセラレーターによってログに 記録されます。これらのメッセージが原因で、ブラウザーがブラウザー・ペ ージを絶えず更新し続けるため、過度に CPU 能力を使用することとなり、 ブラウザーの動作が非常に遅くなる可能性があります。 「Backup and restore configuration」 圧縮アクセラレーターはバックアップ・ファイルに保管されません。バック で圧縮アクセラレーターの構成とタス アップ・ファイルからリストアすると、圧縮アクセラレーターの構成は空に なります。 ク状況がリストアされない。 圧縮アクセラレーターで圧縮中のファ イルは、CIFS から削除できない。 圧縮アクセラレーターは、標準の CIFS ロックを使用して、ファイルの圧縮 開始前にそれらのファイルをロックします。その結果、ロックされたファイ ル、あるいはロックされたファイルを含むフォルダーを削除しようとする他 のクライアントが、削除できずにエラーになります。 圧縮アクセラレーターの実行中は、フ ァイル・サーバー・ベースのリストア 操作を開始してはならない。 NetApp SnapRestore など、ファイル・サーバー・ベースのリストア操作は、 圧縮アクセラレーターの圧縮アクティビティーと競合します。 付録 B. 既知の制限 39 表 12. 既知の制限 – 圧縮アクセラレーター (続き) 制限 「Compression Accelerator」構成ペー ジのロードに時間がかかることがあ る。 詳細 V3.8.0 以降、「Compression Accelerator」ページ内のタブはプリロードされま す。大規模な構成では、ページのロードに数分かかることがあります。ペー ジのロード中は、一部のブラウザーでページが正しく表示されないことがあ ります。 スキャンしたファイルの数が、合計エ ラー数と合計処理ファイル数を合わせ た数に一致しないことがある。 圧縮フィルターの制限 共有および拡張子の圧縮フィルターに関する既知の制限をリストします。 表 13. 既知の制限 – 圧縮フィルター 制限 詳細 ファイル名拡張子フィルターは英語で なければならない。 Unicode ベースのファイル名拡張子フィルターはサポートされません。ファ イル名拡張子フィルターは英語でのみサポートされます。 圧縮フィルターの合計長 すべての CIFS および NFS の圧縮フィルターを合計した長さは 5000 文字 (フィルター間に内部で追加される単一区切り文字を含む) に制限されていま す。 ファイル名拡張子圧縮フィルターの長 さ すべてのファイル名拡張子圧縮フィルターの合計長は、4950 文字 (拡張子間 のスペース区切り文字を含む) に制限されています。単一の拡張子は 2000 文字に制限されます。 圧縮フィルターの細分化 圧縮フィルターは、接続された NAS アレイで構成されている CIFS 共有お よび NFS エクスポートでサポートされます。圧縮フィルターは、CIFS 共有 や NFS エクスポートの下にあるディレクトリーに対するディレクトリー細 分化ではサポートされません。 新規ファイルの圧縮 RTCA ソフトウェアは、そのソフトウェア自体を経由して、圧縮フィルタ ー・リストで圧縮対象として構成されている共有またはエクスポートに書き 込まれる新規ファイルを圧縮します。このソフトウェアがインストールされ る前にこの共有またはエクスポートに含まれていたファイルは自動的に圧縮 されることはありません。そのようなファイルは、このソフトウェアの圧縮 アクセラレーター・ユーティリティーを使用して圧縮する必要があります。 ファイルを非圧縮状態のままにする場合、このソフトウェアによって更新さ れるときでも、そのファイルは非圧縮状態のままです。 圧縮フィルターの削除 圧縮データを含む共有の共有フィルターを削除する場合は、ソフトウェアの データ・リカバリー・ユーティリティーを使用して、圧縮ソフトウェアを使 用していない共有にアクセスできるようにしておく必要があります。これに より、圧縮ソフトウェアを使用していない圧縮データにクライアントはアク セスできなくなります。 圧縮フィルターのオンラインでの変更 または削除 圧縮フィルターを削除または変更する場合、このソフトウェアのコア圧縮エ ンジンに対して構成再ロード操作が実行されます。構成再ロードを実行する と、一時的な切断が起こり、それによってクライアント・セッションが切断 される可能性があります。中断を最小限に抑えるため、こうした構成変更は 時間外に行うようにしてください。 40 表 13. 既知の制限 – 圧縮フィルター (続き) 制限 ファイル名拡張子フィルター 詳細 ファイル名拡張子フィルターは、ファイルが作成された時点における初期拡 張子名のみを対象とします。拡張子のマッチングのために名前変更されたフ ァイルは、対象に含まれません。 注: 圧縮されたファイルは、圧縮形式のまま引き続き使用可能です。 ファイル名拡張子フィルターはファイル名の最後の 2 つの拡張子のみを対象 とします。ピリオドで区切られた複数の拡張子はサポートされません。例え ば、tar が非圧縮対象のフィルターとして構成されている場合、拡張子が tar.gz のファイルもフィルターに掛けられます。 高可用性構成での圧縮フィルターの構 成 クラスター化された NAS 環境で 2 つの圧縮アプライアンスが構成されてい る場合、フェイルオーバーとフェイルバックのために両方のアプライアンス で圧縮フィルターが構成されます。この構成は、高可用性自動同期機能を使 用して行われます。 NAS ルート・ファイル・システムを 圧縮するために、組み込み圧縮アクセ ラレーターを使用してはならない。 圧縮アクセラレーターのタスク・リストに NAS ルート・ファイル・システ ム (すなわち、ファイラー内の /vol/vol0 または ¥C$) を追加しないでくだ さい。これを行うと、システム・ファイルが圧縮されてしまいます。システ ム・ファイルは NAS システムから直接読み取られるため、非圧縮のままに しておく必要があります。 共有またはエクスポートの名前が 80 文字より長い場合、その名前が不完全 になる。 「Storage」ページおよび「Diagnostics」ページには、スクロール機能があり ません。共有またはエクスポートの名前が 80 文字を超えた場合は、最初の 80 文字のみが表示されます。 DNS の制限 このトピックでは、DNS 関連の既知の制限をリストします。 表 14. 既知の制限 – DNS 制限 詳細 DNS ホスト名を使用して構成された SMTP、LDAP、SNMP、および NTP の各サーバーは、DNS が使用不可に なっているとアクセスできなくなる。 SMTP、LDAP、SNMP、および NTP の各ページで DNS ホスト名を構成し た後に DNS を使用不可にすることはお勧めしません。 Unicode の DNS 名はサポートされな い Unicode 文字を含む DNS ホスト名はサポートされません。 DNS サーバーにアクセスできない場 合、圧縮アプライアンスの Web イン ターフェースおよび CLI の反応が遅 くなる 圧縮アプライアンスの一部の機能 (CLI アクセスや、Web インターフェー ス・ページを開く機能など) では、DNS ホスト名の解決が必要になります。 DNS が構成されていて使用可能になっていても、DNS サーバーにアクセス できないと、照会はタイムアウトになります。これによって、さまざまな Web インターフェース・ページへの SSH ログイン時間とアクセス数が増え ることになります。 付録 B. 既知の制限 41 データ・リカバリー・ユーティリティーの制限 このトピックでは、データ・リカバリー・ユーティリティー関連の既知の制限をリストします。 表 15. 既知の制限 – データ・リカバリー・ユーティリティー 制限 詳細 使用可能なスペースが残されていない場合でも、データ・ データ・リカバリー・ユーティリティー・タスクを実行す リカバリー・ユーティリティーからエラーが表示されない る前に、十分なフリー・スペースがあることを確認してく ださい。タスクが完了すると、「All tasks finished successfully」メッセージが表示されます。エラー「Could not delete tmp file: filename」がログに記録される場合が あります。 高可用性の制限 このトピックでは、高可用性関連の既知の制限をリストします。 表 16. 既知の制限 – 高可用性 制限 システム・オプションが高可用性自動 同期によって妥当性検査されない 詳細 高可用性を正しく機能させるには、構成済みのすべてのパートナーにおい て、すべてのシステム・オプションを同じ設定で構成する必要があります。 インストールおよびアップグレードの制限 ここでは、V4.1 のインストールおよびアップグレード関する既知の制限をリストします。 表 17. 既知の制限 - インストールおよびアップグレード 制限 アップグレード・プロセスが中断する と、構成設定が変更される場合がある 詳細 アップグレード・ファイルがアプライアンスにアップロードされた後にソフ トウェアのアップグレードが中断すると、構成の不一致が生じることがあり ます。この問題が発生した場合は、IBM サポートに連絡してください。 LDAP の制限 ここでは、LDAP に関連した既知の制限をリストします。 表 18. 既知の制限 – LDAP 制限 すべての LDAP サーバーが同じドメ イン (同じ basedn) 内にある必要があ る 詳細 マルチドメイン環境はサポートされていません。 オプション「Should change password on next logon」を指定して定義され た LDAP ユーザー・アカウントは Web インターフェースにログインで きない。 LDAP 認証では Active Directory のみ 認証および照会は、他のどの LDAP サーバーでも機能しません。 がサポートされる 42 表 18. 既知の制限 – LDAP (続き) 制限 LDAP binddn 構成でショート・ネー ム形式は使用できない 詳細 一部の LDAP 環境では、sAMAccountName LDAP ユーザー属性や userPrincipalName LDAP ユーザー属性は構成されていません。 binddn フ ィールドを構成するには、ドメイン名形式を使用します。 例えば、CN=Administrator, CN=Users, DC=mydomain, DC=com のように指定 します。 LDAP 診断 getent は最初の使用可能 な LDAP サーバーに送信される 特定のサーバーをテストする必要がある場合、getent テストの前に他の LDAP サーバーを使用不可にする必要があります。 LDAP サーバーは DNS ホスト名を使 DNS が使用可能になっている場合、LDAP サーバーを IP アドレスとしてで 用して構成する必要がある はなく DNS ホスト名として構成する必要があります。 user または admin という名前の Active Directory ユーザーは、許可フ ィルターと競合する user または admin という名前のユーザーが Active Directory に含まれている 場合、その Active Directory の user または admin が許可フィルターに含ま れていなければ、ローカルの user または admin を使用してアプライアンス にログインすることはできません。 匿名バインドと「binddn」の両方が構 匿名バインドと「binddn」を同時に構成しないでください。 成されている場合は、匿名バインドが 有効な構成となる user、admin、または root という名前 の Active Directory ユーザーは、許可 フィルターと競合する user、admin、または root という名前のユーザーが Active Directory に含ま れている場合、その Active Directory の user、admin、または root が許可フ ィルターに含まれていなければ、ローカルの user、admin、または root を使 用してアプライアンスにログインすることはできません。 NFS クライアントの制限 このトピックでは、NFSv3 環境で圧縮ソフトウェアを使用する場合の既知の制限をリストします。 表 19. 既知の制限 – NFS クライアント 制限 詳細 HP-UX クライアントで .stndb ファ イルが更新されない 最初にディレクトリーをリストしたときは .stndb ファイルが作成されます が、その後でディレクトリーをリストしても .stndb ファイルは更新されま せん。このため、HP-UX で何千ものファイルを含むディレクトリーをリスト する場合、時間がかかる可能性があります。 セキュア NFS はサポートされない エクスポート・オプション sec= は、sys 値を指定する場合にのみサポートさ れます。オプション krb5、krb5i、および krb5p はサポートされません。 FixDiskUsedSize が使用不可になって いるときでも、du のサイズがディス ク上の元のサイズと異なる .stndb ファイルによってディスク・スペースが消費されます。これは du の 出力に反映されます。 FixDiskUsedSize が使用不可になって いるときに、HP-UX クライアントで du を実行すると、ディレクトリー・ リストで非圧縮ファイル・サイズが表 示される この事象が発生するのは、HP-UX NFS クライアントが着信 NFS 操作の 「used(size)」ファイル属性フィールドを無視し、代わりに「size」フィール ドを使用して、その値を 512 で乗算するためです。 OnStor Revert の使用後にエクスポー OnStor Revert の使用後、圧縮エクスポートは透過になります。新しいハン ト・ハンドルが変わる ドルで STN を更新するには、「Compression Filters」ページを表示し、 「Accept Changes」をクリックします。 付録 B. 既知の制限 43 表 19. 既知の制限 – NFS クライアント (続き) 制限 詳細 圧縮エクスポートで ls を実行する と、ファイルのアクセス時間が変わる 圧縮エンジンは、ディレクトリー・リスト作成操作中に圧縮ファイルのヘッ ダーを読み取ります。この読み取り操作によって、リストされたファイルの アクセス時間が更新されます。 「noac」マウント・オプションを使用 すると圧縮エクスポートのパフォーマ ンスが低下する 「noac」マウント・オプションは、圧縮エクスポートと組み合わせて使用し ないようにしてください。 NFSv2 と NFSv4 はサポートされない NFSv2 および NFSv4 を使用するクライアントは、アプライアンスを透過的 にパススルーします。 NFSv2 または NFSv4 マウント・ポイントに書き込ま れたデータは圧縮されません。また、既に圧縮されているデータは圧縮解除 されずに準備完了します。 変更されたエクスポート・ハンドルを 含む NFS エクスポートは、 「Storage」ページの「Compression Filters」タブで再適用する必要がある NAS システムでエクスポートされたディレクトリーが再作成または変更され ると、システムのファイル・ハンドルは圧縮アプライアンスで圧縮用に構成 された元のファイル・ハンドルとは異なるものになります。 この違いは「Storage」ページで自動的に検出され、表示される警告メッセー ジで「Accept」をクリックすると再適用されます。 NFS エクスポートを正しく更新するには、以下の手順を実行します。 1. ストレージ・サーバーで NFS エクスポートを更新します。変更は一度に 1 件ずつ実行します。 2. 「Compression Filters」および「NFS」をクリックします。 3. ページ下部にアラートが表示されている場合、「Accept」をクリックしま す。 4. 追加エラーが表示されなくなるまで、ステップ 3 を繰り返します。 5. ストレージ・サーバーで更新されたエクスポートを追加または削除し、 「Accept」をクリックします。 Real-time Compression Appliance (RTCA) ソフトウェアは、20 を超える グループのメンバーになっている UNIX ユーザーをサポートしない サポートされている NFS 要求の資格情報は 120 バイトに制限されていま す。クライアントのホスト名には最大 40 バイトが使用されます。各グルー プには 4 バイトが使用されます。したがって、ユーザー 1 人あたりのグル ープ数は 20 グループに制限されます。 Real-time Compression Appliance (RTCA) ソフトウェアは、英語以外の 文字を含む NFS 圧縮フィルターをサ ポートしない 英語以外の文字を含む NFS エクスポートでは、圧縮フィルター・リストに 追加されている場合でもデータが圧縮されません。 Real-time Compression Appliance (RTCA) ソフトウェアは、スペースを 含む NFS 圧縮フィルターをサポート しない スペースを含む NFS エクスポートはサポートされません。 EMC Celerra ベースの環境での NFS 圧縮フィルターの使用 EMC Celerra 環境で構成された NFS エクスポート・フィルターでは、ファ イル・システムの細分化がサポートされます。 NFS エクスポート・フィル ター・セクション内のファイル・システムの下にあるエクスポートを構成す ると、このファイル・システムへのすべてのデータ・アクセスが圧縮モード で動作することになります。 NFS 圧縮フィルターの構成 NFS エクスポート・フィルターを構成する場合、Real-time Compression Appliance (RTCA) ソフトウェアがエクスポート関連データを自動的にディス カバーできるように、NAS アレイが使用可能でなければなりません。 44 表 19. 既知の制限 – NFS クライアント (続き) 制限 詳細 アクセス制御リストによって構成され た NFS エクスポート rw エクスポート・パラメーターを使用して、ACL で制限するユーザー・ア クセスによってエクスポートの NFS エクスポート・フィルターを追加する 場合、そのファイラーの rw または ro のいずれかのエクスポート・パラメ ーターにアプライアンスのブリッジ IP アドレスを追加する必要がありま す。 コピーされたボリューム、ミラーリン グされたボリューム、または複製され たボリュームへのアクセスは圧縮され る ボリュームをコピー (例えば、NetApp vol copy を使用)、ミラーリング (NetApp SnapMirror または EMC SRDF を使用)、または複製 (例えば、 NetApp vol clone を使用) する場合、NFS ファイル・ハンドルも複製されま す。ソース・ボリューム用に構成された NFS 圧縮フィルターは、宛先ボリ ュームにも適用されます。 高可用性自動同期が、変更の適用後に クリアされない不一致を NFS フィル ター内で検出する 高可用性自動同期機能を正しく動作させるには、この機能を常時有効にして おく必要があります。この機能が無効になっているときに、いずれかの時点 でエクスポート・ハンドルが変更されると、ペアになっている圧縮アプライ アンスは、不一致が自動的に処理されない状態に入る可能性があります。こ の問題を修正するには、高可用性自動同期を無効にし、一方のアプライアン スを修正し、高可用性自動同期を再び有効にします。 複製したデータベースは、複製手順が 完了して 2 分以上経過してから始動 する必要がある ボリュームの複製は、Real-time Compression Appliance (RTCA) ソフトウェア が検出する必要があります。この動作が期待どおりに行われるようにするに は、ボリュームの複製が完了してからデータベースを始動するまでに 2 分の 間隔を置く必要があります。 NFS with UDP の使用時に、RHEL3 クライアントがハングする場合がある Red Hat Enterprise Linux 3 (RHEL3) クライアント内の NFS クライアント は、再送を正しく listen しません。つまり、クライアントがパケットを送信 し、そのパケットが再送され、その間に元のパケットへの応答が行われる場 合、クライアントはそれを無視します。圧縮アプライアンスは NFS with UDP 再送をストレージに転送しないため、このようなクライアントがハング する頻度が高まる可能性があり、特に多くのエラー (再送のトリガー) が確認 されるネットワークでは顕著です。この問題は RHEL4/5 内の場合、または NFS with TCP の使用時には発生しません。詳しくは、以下のバグ・レポー トを参照してください。 v https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=139570 アクセス時間の保存設定は、ネストさ れたすべてのマウントで同じでなけれ ばならない アクセス時間の保存機能を有効にする場合、その設定は、親エクスポートお よびそのすべてのサブエクスポートで同じでなければなりません。 ネットワーキングの制限 このトピックでは、ネットワーキング関連の既知の制限をリストします。 表 20. 既知の制限 – ネットワーキング 制限 中断なしでストレージ IP 別名アドレ スを追加した場合に、そのアドレスに 完全にはアクセスできないことがある 詳細 ストレージ IP 別名アドレスが「Storage」ページに追加される前にクライア ントがそのアドレスと通信すると、そのアドレスが追加された後に送信され たパケットはアプライアンスによって除去されます。この状態を解決するに は、エンジンを再始動してください。 付録 B. 既知の制限 45 表 20. 既知の制限 – ネットワーキング (続き) 制限 詳細 管理インターフェースを GUI または CLI から変更すると、SSH セッショ ンが切断されることがある 管理インターフェースがいったん停止してから稼働状態になると、それが原 因で既存の SSH セッションが切断されることがあります。 NAS とアプライアンス間でトランシ ーバーやコンバーターなどのアクティ ブ・コンポーネントを接続してはなら ない メディア・コンバーターまたはコンバーターがアプライアンスに直接接続さ れている環境では、リンク状況ミラーリング (LSM) が機能しないことがあり ます。パッシブ・パッチ・パネルはサポートされます。 リンク状況ミラーリング (LSM) 機能 は、エンジン始動後 45 秒経過しない と使用可能にならない エンジンが稼働した時点から 45 秒経過するまで、リンク障害がブリッジの 反対側へミラーリングされません。 アクティブ/パッシブ結合を NetApp/N シリーズ・ストレージ・サーバーと組 み合わせて構成すると、重複 IP メッ セージがストレージ・サーバーのログ に記録される フェイルオーバーが行われると、アプライアンスを通して無償 ARP がスト レージからスイッチに送信されます。この無償 ARP は、アプライアンスの MAC アドレスを使用してストレージ・サーバーに送り返されます。ストレ ージ・サーバーは、重複 IP アドレス・メッセージを記録します。 各サーバーで複数のアクティブ/パッシ ブ・リンク (サーバーごとに 2 つ以上 の単一 vif/FSN) を含む高可用性構成 では、別々の IP アドレスを使用して データへのアクセスが行われていない ことを確認する必要がある。 1 つのサーバー上に複数のアクティブ/パッシブ・リンクがある場合、そのう ちの 1 つのみが別の STN にフェイルオーバーされる可能性があります。複 数の異なるリンクを介して同じ共有/エクスポートへのアクセスが行われた場 合、このセットアップはデータ・アクセスの問題につながる可能性がありま す。別々の STN を介したファイルへの同時アクセスは禁止されているため です。 アプライアンスは 100 Mb イーサネ ットをサポートしない NAS とスイッチの接続ではギガビット・イーサネットのみがサポートされま す。100 Mb は管理ポートのみでサポートされます。 管理ポート・リンクは、特定の速度ま たは二重構成では稼働しない 以下の構成では、管理ポートは稼働状態になりません。 v アプライアンス管理 – 10/full、スイッチまたは PC – 10/full v アプライアンス管理 – 100/full、スイッチまたは PC – 100/full デフォルト構成 (Auto) を使用してください。 アプライアンスは NAS デフォルト・ ゲートウェイに接続する必要がある NAS システムはその応答をデフォルト・ゲートウェイに送信する可能性があ るため、デフォルト・ゲートウェイを使用して構成された NAS インターフ ェースにアプライアンスを接続することが重要です。通常これは、NAS 上の netstat –rn コマンドの出力の中で確認できます。 光ギガビット・イーサネット・インタ ーフェースおよび Cisco スイッチ リンク状況ミラーリング (LSM) 機能は、リンク検出が正しく行われることを 前提とします。光ファイバー・ポートを使用する場合、TX レーザーがオフ の場合でもスイッチはリンクを検出します。これは、「no speed nonnegotiate」を指定してスイッチ・ポートを構成することで回避できま す。 NIC 間の 10 ギガビット・イーサネッ デュアル・ポート 10 ギガビット・イーサネット・ネットワーク・インター ト・ブリッジの構成 フェース・コントローラー (NIC) を使用する場合、NIC 間でブリッジを構成 します。例えば、br0 を eth0 と eth2 間、br1 を eth1 と eth3 間などのよう に構成します。 46 表 20. 既知の制限 – ネットワーキング (続き) 制限 詳細 フェイルオーバー・シナリオに、問題 のない重複 IP アドレス・メッセージ が現れる フェイルオーバーの状況では、ファイラー上のアクティブ/パッシブ仮想イン ターフェース構成により、ネットワークに無償 ARP 要求が送信されます。 この無償 ARP 要求にはアプライアンス・ソフトウェアが応答し、この要求 によってファイラー上に重複 IP アドレス・メッセージが現れる可能性があ ります。このようなメッセージが現れても、フェイルオーバー手順は想定ど おり実行されます。 複数のトランク・インターフェースの 初期構成時に、重複 IP アドレス・メ ッセージが現れる場合がある ファイラーおよびアプライアンス・ソフトウェアでアクティブ/アクティブ結 合を使用すると、ファイラー・インターフェースで IP アドレスをセットア ップすることにより重複 IP アドレスに関するエラー・メッセージが出され る可能性があります。ファイラーをアプライアンス・ソフトウェアから切断 し、IP アドレスを設定して、それをファイラーに再接続することができま す。 ファイラーが「attempts to modify permanent entry」というメッセージ を記録する場合がある NAS システムが ARP ブロードキャストを送信するとき、このソフトウェア はサーバーの MAC アドレスを圧縮アプライアンスのアドレスでマスクし、 関連したブリッジ・インターフェースから ARP メッセージを転送します。 この ARP メッセージは以下を使用してサーバーに到達できます。 v ブリッジのサーバー・サイド・ポート v (アプライアンスを使用して接続されていない) 別のバイパス・インターフ ェース ファイラーが、(上記で述べたバイパス・インターフェースを介して) それ自 身の IP アドレスを使用する一方で、別の MAC アドレスを使用して ARP ブロードキャストを受け取ると、ファイラーのメッセージ・ログに次のメッ セージが記録されます。 [10/100/1000-VI/e9b:error]: arp: 00:90:fb:14:b9:8f attempts to modify permanent entry for 10.29.43.1 on e9b 単一のアプライアンスを介した、同じ IP アドレスを使用する複数の NAS アレイの接続 同じ IP アドレスを使用する複数の NAS インターフェース (例えば、同じ IP アドレスを使用し、それぞれ異なるネットワークに接続された 2 つの別 個の NAS アレイ) を単一のアプライアンスに接続することは、サポートさ れていません。 VLAN タグ付け構成 VLAN ブリッジ・インターフェースでは、IEEE 802.1q VLAN ID 1 から 4094 がサポートされています。 圧縮エンジンが実行中でないときは、 ネットワーク・インターフェースの状 況を入手できない コア圧縮エンジンが実行中でないときは、ブリッジ・インターフェースはす べて停止します。この時点では、これらのブリッジ・インターフェースを介 して接続されている NAS インターフェースは使用できません。 管理ポートの速度および二重状態 アプライアンスの管理ポートはギガビット・イーサネット・ポートです。こ のポートをスイッチ上の 100 Mb イーサネット・ポートに接続するには、ス イッチ上のポートとアプライアンス上の管理ポートを両方とも、全二重設定 で速度 100 Mb に構成する必要があります。 データ・ポートの速度および二重状態 ネットワーク・インターフェース速度と二重状態がブリッジ・メンバー間で 異なる状態はサポートされておらず、これによって重大なパフォーマンスの 問題が発生し、クライアントが切断される可能性があります。同じブリッ ジ・インターフェースのメンバーであるすべての物理インターフェースで は、同一の速度および二重状態が使用される必要があります。 注: 1000 Mb のみがサポートされます。 付録 B. 既知の制限 47 表 20. 既知の制限 – ネットワーキング (続き) 制限 詳細 アクティブ NAS IP アドレスの変更 アプライアンスを介して接続されている NAS の IP アドレスを変更する場 合、Web インターフェースの「Storage」ページでストレージ・インターフェ ース・アドレスを更新する必要があります。 リンク集約の構成 集約 (LACP またはイーサチャネル) 内の複数のアクティブ・リンクを使用し てリンク集約を構成する場合、ネットワーク・スイッチ、NAS、およびアプ ライアンスを含むすべてのコンポーネントが適切に構成されていることを確 認してください。 リンク集約のロード・バランシング方 式 NAS およびネットワーク・スイッチでリンク集約が構成されている場合、使 用されているロード・バランシング方式が MAC ベースでないことを確認し てください。 NAS はアプライアンスを使用してネットワークに接続されて いるため、またブリッジ・インターフェースの特性により、NAS はすべての クライアントの IP アドレスをアプライアンスの MAC アドレスと関連付け ます。このため、IP ベースのロード・バランシング以外は使用しないでくだ さい。 ブリッジ・インターフェースのルーテ ィング構成 NAS インターフェースを接続するためのブリッジ・インターフェースを構成 する場合、以下の構成を確認してください。 v デフォルト・ゲートウェイがブリッジ・インターフェース用に構成されて いる (デフォルト・ゲートウェイがその特定の NAS インターフェース用 に構成されているため)。 v NAS 上でこのインターフェース用に構成されているすべての静的ルート が、アプライアンスの一致するブリッジ・インターフェース上で構成され ている。これは「Network」ページで構成できます。 ネットワーク・トラフィックが発生し アクティブ/スタンバイ機能はネットワーク・アクティビティーに依存しま ていないときに、「Storage」ページ上 す。ネットワーク・アクティビティーがない場合、表示される状況が実際の のアクティブ/スタンバイ状況では、正 サーバー状況を反映しない可能性があります。 しいサーバー状況を判断できないこと がある ストレージにアクセスしているクライ 1 クライアントのみがストレージにアクセスしている場合、正しいサーバー 状況が検出されません。 アントが 1 つのみの場合、または 1 つもない場合、「Storage」ページ上の アクティブ /スタンバイ状況では、正 しいサーバー状況は検出されない 高可用性パートナー間に重複 IP アド レスが検出された場合、ブリッジは自 動的にシャットダウンする 高可用性自動同期の間に重複 IP アドレスが検出された場合、プローブを開 始しているブリッジはシャットダウンします。この競合や、その結果として のシャットダウンからリカバリーするには、競合する IP アドレスを修正 し、エンジンを再始動してください。 注: プローブはローカル・サブネットのみを検査します。 同じサブネット内にブリッジがない場 合にインターフェースを追加できない ストレージ・インターフェースを追加するには、まずサーバーと同じサブネ ット内でブリッジを構成する必要があります。 48 表 20. 既知の制限 – ネットワーキング (続き) 制限 詳細 クライアントから NAS IP アドレス に対して traceroute を実行すると、 タイムアウトになり、「* * * Request time out」エラーが発生する 圧縮アプライアンスに接続されたストレージ IP アドレスに対してクライア ントから traceroute コマンドを実行すると、出力に以下のエラーが表示され ます。 * * * Request time out このエラー・メッセージは無視してかまいません。これは、予期される traceroute の結果です。 traceroute メカニズムは圧縮アプライアンスの内部 構成であるため、アプライアンスをパススルーできません。代わりに、 「Diagnostics」ページにある組み込み traceroute コマンドを使用してくださ い。 SNMP の制限 このトピックでは、SNMP 関連の既知の制限をリストします。 表 21. 既知の制限 – SNMP 制限 詳細 SNMP の初期構成 SNMP の初期構成は、最初のエンジンの操作開始後に初めて有効になりま す。 SNMP トラップの間隔 メモリーとディスクの使用率が高いことを知らせる SNMP トラップは、30 秒間隔で送信されます。この間隔中にしきい値を超えると、その間隔の経過 後にアラートが生成されます。 PSU 障害の SNMP トラップ PSU がダウンしたとき、および AC 電源がダウンしたときは、同じ SNMP トラップが送信されます。 SMTP 認証 基本認証のみがサポートされています。 TLS はサポートされていないの で、E メール・サーバー上で使用不可になっている必要があります。 Web インターフェースおよびコマンド行の制限 Web インターフェースおよびコマンド行インターフェース (CLI) に関する既知の制限をリストします。 表 22. 既知の制限 – Web インターフェースおよびコマンド行 制限 詳細 アクティブ・ブリッジ・インターフェ サーバーが使用中のブリッジ・インターフェースの構成を変更する場合、先に ースの変更 圧縮アクセラレーターを停止する必要があります。 注: Web インターフェースおよび CLI ではこの動作が強制的に実施されま す。 ローカル・プロキシーを介する Web Web インターフェースはプロキシーを使用しています。例外リストにアプラ ベースの管理インターフェースへのア イアンスのアドレスを追加して、プロキシーをバイパスします。 クセス ストレージの論理名 ストレージ・インターフェース名は、スペースを含まない連続したストリング であり、先頭は数字であってはなりません。この名前にスペースが含まれてい る場合は、下線 (_) に置き換える必要があります。ソフトウェア内部の論理 名は、実際のストレージ・ホスト名、あるいはサーバーのその他の構成済みの 名前と一致してはいけません。 付録 B. 既知の制限 49 表 22. 既知の制限 – Web インターフェースおよびコマンド行 (続き) 制限 詳細 管理インターフェース・パスワードの 初回接続の直後に、Web 管理インターフェースのパスワードを変更し、管理 変更 者のワークステーションの IP アドレスとネットワーク・セグメントに対する アクセスを制限することをお勧めします。このパスワードは、Web インター フェースの「Security」ページで構成できます。 コマンド行インターフェースへのテキ CLI を使用する場合、スペースを含むテキスト引数 (例えば、SNMP スト・パラメーターの入力 syslocation を「『computer room - floor 3』」に構成する場合) は、そのテキ スト・ストリングの先頭と末尾に引用符を付けて使用する必要があります。 保護された Web アクセス (https) の ための証明書の使用 このソフトウェアによって提供される証明書は自己署名されています。このた め、ブラウザーは警告メッセージを表示します。 複数のユーザーからの同時構成更新 デフォルトでは、Web インターフェースは複数のユーザーが同時にログイン することを許可します。異なるユーザー・ログイン・セッションから同じペー ジで同時に変更を開始しないでください。 「Status」ページに古い状況情報が表 示される場合がある 「Status」ページは 3 秒ごとに自動的に最新表示されます。例えば、その時間 フレームの間に表示中のエンジン状況が最新ではなくなり、エンジンが始動し ていてもダウン状態として表示されることがあります。 ユーザーまたは管理者アカウントによ ユーザーまたは管理者によって実行されたコマンドは監査ログに記録されます って開始されたコマンドが、ユーザー が、どちらが実行したのかは記録されません。 名付きでログに記録されていない 圧縮アクセラレーターでは CLI がサ ポートされない 既存データの圧縮は、Web インターフェースでのみ開始できます。 プローブの状況が即時に反映されない 重複 IP アドレス・プローブは、1 時間に 1 回、または要求時に実行されま す。 IP アドレスが重複している場合、ユーザー・インターフェースにこの問 題が反映されるまでに時間がかかることがあります。 高可用性パートナー・アプライアンス 両方のパートナー・アプライアンスでクライアントとファイルのブラック・リ ストを構成してください。 間で clientBlacklist 構成および fileBlacklist 構成が同期されていない ストレージ・サーバーの作成時、変更 以下のエラーがメッセージ・ログ・ファイルに記録されますが、これらのエラ 時、または削除時に RTNETLINK エ ーは無視してかまいません。 ラーがログに記録される Jan 31 14:25:52 localhost appliance.pl[5910]: Result from other tables: RTNETLINK answers: File exists. Jan 31 14:25:52 localhost appliance.pl[5910]: RTNETLINK answers: No such process Jan 31 14:25:52 localhost appliance.pl[5910]: RTNETLINK answers: File exists. Jan 31 14:25:52 localhost appliance.pl[5910]: RTNETLINK answers: No such process Jan 31 14:25:52 localhost appliance.pl[5910]: RTNETLINK answers: File exists. Jan 31 14:25:52 localhost appliance.pl[5910]: RTNETLINK answers: No such process. Internet Explorer 6.0 で「Read non-IBM terms」ウィンドウに垂直ス クロール・バーが表示されない 50 アップグレード・プロセスにおいて、「Read non-IBM terms」ウィンドウを Internet Explorer 6.0 で開くと垂直スクロール・バーが表示されません。回避 策として、ウィンドウを開き、ウィンドウのサイズを変更し、ウィンドウを閉 じて開き直します。スクロール・バーが表示されます。 表 22. 既知の制限 – Web インターフェースおよびコマンド行 (続き) 制限 詳細 エンジンの再始動中には変更を開始しないでください。 エンジンの再始動中に「Compress New File」設定を変更すると、その設 定が更新されない ストレージ名で「-」(ダッシュ) 文字 がサポートされない ストレージ名にダッシュ文字が含まれていると、Web インターフェース・ペ ージが正しく表示されない場合があります。既存のストレージ名からダッシュ 文字を削除します。 Internet Explorer 6.0 で共有またはエ ページのロードには相当の時間がかかり、タイムアウトになってしまいます。 クスポートの数が 1,000 個を超える Firefox 3.x または Internet Explorer 7 以上を使用してください。 場合、ストレージ・ページのロードに 時間がかかることがある 1,000 個を超える数の共有が定義され 新しいブラウザー・バージョンを使用してください。 ている場合に、Internet Explorer 6.0 が「Storage」ページのレンダリング 中にハングする ブリッジに割り当てられた結合を削除 ブリッジの横にある「Modify」リンクをクリックして、ブリッジから結合を できない 削除します。そうすると、結合を削除できるようになります。 (関連付けられ た結合を削除するには、ブリッジを削除しておく必要があります。) 付録 B. 既知の制限 51 52 特記事項 このメディアで提供される情報により、ここで示す条件を考慮して説明している製品およびサービスをサポ ートします。 本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。日本で利用 可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していても、その IBM 製品、プログラム、またはサービスのみ が使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害するこ とのない、機能的に同等の製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。 IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 (特許出願中のものを含む) を保有している場合があ ります。本書の提供は、お客様にこれらの特許権について実施権を許諾することを意味するものではありま せん。実施権についてのお問い合わせは、書面にて下記宛先にお送りください。 〒103-8510 東京都中央区日本橋箱崎町19番21号 日本アイ・ビー・エム株式会社 法務・知的財産 知的財産権ライセンス渉外 以下の保証は、国または地域の法律に沿わない場合は、適用されません。 IBM およびその直接または間接 の子会社は、本書を特定物として現存するままの状態で提供し、商品性の保証、特定目的適合性の保証およ び法律上の瑕疵担保責任を含むすべての明示もしくは黙示の保証責任を負わないものとします。国または地 域によっては、法律の強行規定により、保証責任の制限が禁じられる場合、強行規定の制限を受けるものと します。 この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。本書は定期的に見直され、必要な変更 は本書の次版に組み込まれます。 IBM は予告なしに、随時、この文書に記載されている製品またはプログ ラムに対して、改良または変更を行うことがあります。 本書において IBM 以外の Web サイトに言及している場合がありますが、便宜のため記載しただけであ り、決してそれらの Web サイトを推奨するものではありません。それらの Web サイトにある資料は、こ の IBM 製品の資料の一部ではありません。それらの Web サイトは、お客様の責任でご使用ください。 IBM は、お客様が提供するいかなる情報も、お客様に対してなんら義務も負うことのない、自ら適切と信 ずる方法で、使用もしくは配布することができるものとします。 この文書に含まれるいかなるパフォーマンス・データも、管理環境下で決定されたものです。そのため、他 の操作環境で得られた結果は、異なる可能性があります。一部の測定が、開発レベルのシステムで行われた 可能性がありますが、その測定値が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はありません。さ らに、一部の測定値が、推定値である可能性があります。実際の結果は、異なる可能性があります。お客様 は、お客様の特定の環境に適したデータを確かめる必要があります。 © Copyright IBM Corp. 2011, 2013 53 IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、もしくはその他の公に利用可能なソースか ら入手したものです。IBM は、それらの製品のテストは行っておりません。したがって、他社製品に関す る実行性、互換性、またはその他の要求については確証できません。IBM 以外の製品の性能に関する質問 は、それらの製品の供給者にお願いします。 IBM の将来の方向または意向に関する記述については、予告なしに変更または撤回される場合があり、単 に目標を示しているものです。 本書はプランニング目的としてのみ記述されています。記述内容は製品が使用可能になる前に変更になる場 合があります。 本書には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれています。より具体性を与えるため に、それらの例には、個人、企業、ブランド、あるいは製品などの名前が含まれている場合があります。こ れらの名称はすべて架空のものであり、名称や住所が類似する企業が実在しているとしても、それは偶然に すぎません。 商標 IBM、IBM ロゴおよび ibm.com® は、世界の多くの国で登録された International Business Machines Corporation の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれ IBM または各社の商標である場合 があります。現時点での IBM の商標リストについては、www.ibm.com/legal/copytrade.shtml をご覧くださ い。 Adobe、Adobe ロゴ、PostScript、PostScript ロゴは、Adobe Systems Incorporated の米国およびその他の国 における登録商標または商標です。 Intel、Intel ロゴ、Intel Inside、Intel Inside ロゴ、Intel Centrino、Intel Centrino ロゴ、Celeron、Intel Xeon、Intel SpeedStep、Itanium、および Pentium は、Intel Corporation または子会社の米国およびその他の 国における商標または登録商標です。 Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標です。 Microsoft、Windows、および Windows NT は、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商 標です。 UNIX は The Open Group の米国およびその他の国における登録商標です。 Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは Oracle やその関連会社の商標または登録商標です。 他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。 認定ステートメント 本製品は、お客様の国で、いかなる方法においても公衆通信ネットワークのインターフェースへの接続につ いて認定されていない可能性があります。そのような接続を行うには、事前に法律によるさらなる認定が必 要な場合があります。ご不明な点がある場合は、IBM 担当員または販売店にお問い合わせください。 電波障害自主規制特記事項 セクションでは、アメリカ合衆国およびその他の国における電波障害自主規制特記事項またはステートメン トについて説明します。 54 Federal Communications Commission Statement This explains the Federal Communications Commission's (FCC’s) statement. This equipment has been tested and found to comply with the limits for a Class A digital device, pursuant to Part 15 of the FCC Rules. These limits are designed to provide reasonable protection against harmful interference when the equipment is operated in a commercial environment. This equipment generates, uses, and can radiate radio frequency energy and, if not installed and used in accordance with the instruction manual, might cause harmful interference to radio communications. Operation of this equipment in a residential area is likely to cause harmful interference, in which case the user will be required to correct the interference at his own expense. Properly shielded and grounded cables and connectors must be used in order to meet FCC emission limits. IBM is not responsible for any radio or television interference caused by using other than recommended cables and connectors, or by unauthorized changes or modifications to this equipment. Unauthorized changes or modifications could void the user's authority to operate the equipment. This device complies with Part 15 of the FCC Rules. Operation is subject to the following two conditions: (1) this device might not cause harmful interference, and (2) this device must accept any interference received, including interference that might cause undesired operation. Industry Canada Compliance Statement This Class A digital apparatus complies with Canadian ICES-003. Cet appareil numérique de la classe A est conform à la norme NMB-003 du Canada. Australia and New Zealand Class A Statement Attention: This is a Class A product. In a domestic environment this product might cause radio interference in which case the user might be required to take adequate measures. European Union Electromagnetic Compatibility Directive This product is in conformity with the protection requirements of European Union (EU) Council Directive 2004/108/EC on the approximation of the laws of the Member States relating to electromagnetic compatibility. IBM cannot accept responsibility for any failure to satisfy the protection requirements resulting from a non-recommended modification of the product, including the fitting of non-IBM option cards. Attention: This is an EN 55022 Class A product. In a domestic environment this product might cause radio interference in which case the user might be required to take adequate measures. Responsible Manufacturer: International Business Machines Corp. New Orchard Road Armonk, New York 10504 914-499-1900 European community contact: IBM Deutschland GmbH Technical Regulations, Department M372 特記事項 55 IBM-Allee 1, 71139 Ehningen, Germany Tele: +49 7032 15-2941 Email: [email protected] Germany Electromagnetic Compatibility Directive Deutschsprachiger EU Hinweis: Hinweis für Geräte der Klasse A EU-Richtlinie zur Elektromagnetischen Verträglichkeit Dieses Produkt entspricht den Schutzanforderungen der EU-Richtlinie 2004/108/EG zur Angleichung der Rechtsvorschriften über die elektromagnetische Verträglichkeit in den EU-Mitgliedsstaaten und hält die Grenzwerte der EN 55022 Klasse A ein. Um dieses sicherzustellen, sind die Geräte wie in den Handbüchern beschrieben zu installieren und zu betreiben. Des Weiteren dürfen auch nur von der IBM empfohlene Kabel angeschlossen werden. IBM übernimmt keine Verantwortung für die Einhaltung der Schutzanforderungen, wenn das Produkt ohne Zustimmung der IBM verändert bzw. wenn Erweiterungskomponenten von Fremdherstellern ohne Empfehlung der IBM gesteckt/eingebaut werden. EN 55022 Klasse A Geräte müssen mit folgendem Warnhinweis versehen werden: 『Warnung: Dieses ist eine Einrichtung der Klasse A. Diese Einrichtung kann im Wohnbereich Funk-Störungen verursachen; in diesem Fall kann vom Betreiber verlangt werden, angemessene Mabnahmen zu ergreifen und dafür aufzukommen.』 Deutschland: Einhaltung des Gesetzes über die elektromagnetische Verträglichkeit von Geräten Dieses Produkt entspricht dem 『Gesetz über die elektromagnetische Verträglichkeit von Geräten (EMVG).』 Dies ist die Umsetzung der EU-Richtlinie 2004/108/EG in der Bundesrepublik Deutschland. Zulassungsbescheinigung laut dem Deutschen Gesetz über die elektromagnetische Verträglichkeit von Geräten (EMVG) (bzw. der EMC EG Richtlinie 2004/108/EG) für Geräte der Klasse A Dieses Gerät ist berechtigt, in übereinstimmung mit dem Deutschen EMVG das EG-Konformitätszeichen - CE - zu führen. Verantwortlich für die Einhaltung der EMV Vorschriften ist der Hersteller: International Business Machines Corp. New Orchard Road Armonk,New York 10504 Tel: 914-499-1900 Der verantwortliche Ansprechpartner des Herstellers in der EU ist: IBM Deutschland GmbH Technical Regulations, Abteilung M372 IBM-Allee 1, 71139 Ehningen, Germany Tele: +49 7032 15-2941 Email: [email protected] Generelle Informationen: 56 Das Gerät erfüllt die Schutzanforderungen nach EN 55024 und EN 55022 Klasse A. People's Republic of China Class A Statement Taiwan Class A Statement Taiwan Contact Information This topic contains the product service contact information for Taiwan. IBM Taiwan Product Service Contact Information: IBM Taiwan Corporation 3F, No 7, Song Ren Rd., Taipei Taiwan Tel: 0800-016-888 VCCI 協会 (VCCI) クラス A 表示 VCCI 協会 (VCCI) 表示 特記事項 57 電子情報技術産業協会表示 20 A/相以下の製品に関する電子情報技術産業協会 (JEITA) 表示 20 A/相を超える製品に関する JEITA 表示 Korean Communications Commission Class A Statement This explains the Korean Communications Commission (KCC) statement. Russia Electromagnetic Interference Class A Statement This statement explains the Russia Electromagnetic Interference (EMI) statement. 58 特記事項 59 60 索引 日本語, 数字, 英字, 特殊文字の 順に配列されています。なお, 濁 音と半濁音は清音と同等に扱われ ています。 [タ行] 注意 xvii Capacity Advisor 環境に関する データベース クローン 構成 [ア行] C 制限 38 CIFS クライアントの制限 xviii CIFS のメモリーの制限 27 27 スナップショット リストア 27 圧縮アクセラレーター 制限 38 圧縮アクセラレーターのパフォーマンス 27 F トラブルシューティング パフォーマンスの改善 25 データ・タイプ アプリケーション パフォーマンスの設定 圧縮アプライアンス インターフェース 25 ハードウェア FileSwap 使用不可化 24 1 1 I MAC アドレスの検出 24 圧縮エンジン ツール 13 圧縮フィルター 制限 40 安全 xvii 安全上の注意 37 35 [ナ行] 入手、ヘルプ 認定 54 IEC 60950-1 xvii xix L LDAP の制限 42 [ハ行] xvii 安全上の注意ラベル ハードウェア障害 6 ヘルプ、入手 xix xvii 安全について vii, ix アンチウィルス・オプショ 使用不可化 26 インストール アップグレードの制限 制限 42 メモリー 交換 16 DIMM 16 メモリーの制限 一般的な NFS 34 CIFS 34 メモリーの調整 STN6500 35 STN6800 35 STN7800 35 問題の診断 9 42 xviii [サ行] 支援、入手 xix システム診断 収集 10 システム・ツール 診断に使用 11 商標 54 診断ツール システムの診断分析 15 ハードウェア状況 15 ライト・パス診断パネル Autosupport 15 NFS のメモリーの制限 STN6500 35 [マ行] [カ行] 環境に関する注意 危険 xvii 警告 xvii コマンド行 制限 49 N [ラ行] ラベル xvii A 15 © Copyright IBM Corp. 2011, 2013 Autosupport イベント 1 制限 36 データ 1 STN6800 STN7800 35 35 R RTCA トラブルシューティング xix T tcpdump ユーティリティー 10 W Web インターフェース 制限 49 web サイト 資料のオーダー xx [特殊文字] GARBAGE_ARGS 使用を不可にする 23 61 62 Printed in Japan GA88-4706-01