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パルスイート®カロリーゼロ
商品ガイドブック 「パルスイート®カロリーゼロ」 商品背景 アミノ酸から生まれた 甘味料アスパルテームの発見 アミノ酸は太古の時代から地球上に存在する栄養成分で、 さまざまな味覚(うま味、甘味、苦味など)のもととなっています。 また、それ ぞれのアミノ酸を組み合わ せることで新しい味や 有用性が生まれる可能性が無限に広がっています 。アスパル テームはアスパラギン酸とフェニルアラニンという2 つのアミノ 酸が結合してできた甘味料です 。 アスパルテームはアメリカの製薬会社G.D.サール社(当時) の研究者が偶然発見した砂糖の200倍の甘さを持つ甘味料 で、味の素 KK がその製法を確立しました。砂糖に近い自然な 甘味を持ちながら、甘味度が約200倍のため、同じ甘さをとる のに砂糖の1/200の量で済み、 カロリーが抑えられます 。 日本では1 9 8 3 年に厚 生 省( 現 厚 生 労 働 省 )から食 品 添 加 物に指定されたことを受け、翌1984年に味の素 KKより卓上用 甘味料「パルスイート® 」として発売されました。 時代のニーズにあわせて 「パルスイート®」は発売以来、 よりおいしく、 より使いやすく、 と 改良が重ねられてきました。1998年にエリスリトールを配合して カロリーを抑えた「パルスイート®カロリーゼロ」を発売、2003年 にはアセスルファムKを配合して加熱料理に使用できるように なりました。現在では砂糖とほぼ同様にお使いいただける甘味 料として、 カロリーコントロールの必要な方々の飲みものやお料 理などに幅広く活用されています。 「パルスイート®カロリーゼロ」 (液体タイプ)の特長 ● 品 名/低カロリー甘味料 ● 成 分/エリスリトール 甘味料(アスパルテーム・L−フェニルアラニン化合物、アセスル ファムK) 増粘剤(キサンタンガム)、クエン酸、保存料(安息香酸Na) 「パルスイート®カロリーゼロ」 (液体タイプ)はアミノ酸から生まれた低カロ リー甘味料で、以下のような特長があります。 ① カロリーゼロ、糖類ゼロ 5.0g(小さじ1杯)の標準栄養成分 エネル ギ ー たんぱく質 脂 質 糖 質 食物繊維 ナトリウム 糖 類 0kcal 0.015g 0g 0.5g 0.01g 0.7mg 0g 「パルスイート®カロリーゼロ」 (液体タイプ)はカロリーゼロ、糖類ゼロの低カ ロリー甘味料なので、食事を管理し、カロリー摂取量を控えている方にお使い いただけます。 ② アミノ酸から生まれた低カロリー甘味料 「パルスイート®カロリーゼロ」 (液体タイプ)の主な甘味成分は、野菜や果物 にもふくまれるアミノ酸が結びついてできた高甘味度甘味料アスパルテーム です。 ③ 甘さは砂糖の3倍 「パルスイート®カロリーゼロ」 (液体タイプ)は同じかさの砂糖の約3倍の甘 さがあり、小さじ1杯(約5g)で砂糖大さじ1杯(約35kcal)と同じ甘さです。 したがって、使用量は砂糖の1/3量で済みます。 ※重さで量る場合、砂糖の2/3を目安にお使い下さい。 ④ 幅広い料理に使えます 「パルスイート®カロリーゼロ」 (液体タイプ)は溶けやすいので、煮ものや和 えものなどあらゆるお料理や冷たい飲みものにも適しています。 参 考 「パルスイート®カロリーゼロ」 (液体タイプ)の1日摂取許容量(ADI) 「パルスイート ® カロリーゼロ」 (液体タイプ)の1日摂取許容量(ADI)は約 3 4 0gになります( 体 重 5 0kgの 場 合 )。この 量を 砂 糖に換 算 すると約 500gに相当し、通常摂取することが考えにくい量ですので、安心してお使 いいただけます。 (砂糖の平均使用量は81g/日) 「パルスイート®カロリーゼロ」の成分 「パルスイート®カロリーゼロ」は、それぞれ特長的な甘味を持つアスパルテーム、エリスリトール、 アセスルファムK(カリウム) を主な成分としています 。この章では、各成分についてご説明します 。 1 アスパルテーム 特 長 アスパルテームは通常の食品中に見られるアスパラギン また、2013年12月、欧州食品安全機関(EFSA)の完全 酸とフェニルアラニンからなる甘味料で、次のような特長 リスク評価で、アスパルテームとその分解物は現在の摂 を持っています。 取量においては安全であると結論づけられました。 ① さわやかで自然な甘さ ●アスパルテームの安全性に関して行われた試験 5 砂糖によく似た自然な甘さです。 ① 生体内運命 (吸収・分布・蓄積・代謝・排泄に関する試験) ② 高甘味度甘味料1なのでカロリーの低減に有用 同じ量の砂糖と比べ甘味度が約200倍のため、甘さあた ② 一般薬理試験 りの使用量が砂糖の1/200で済み、食品のカロリー低減 に有用です。 ③ 急性毒性試験 ※重さ当たりのカロリーは、砂糖と同じ1g当たり4kcalです。 ④ 亜急性および慢性毒性試験 ③ たんぱく質と同様に消化・吸収・代謝 原料がアミノ酸なので、他のたんぱく質食品と同様に消化・ ⑤ 多世代試験 吸収・代謝されます。 製 法 アスパルテームはアスパラギン酸 2とフェニルアラニン 3 ⑥ 催奇形性試験 ⑦ 変異原性試験 という、食品中にも多く含まれる2つのアミノ酸を結合させ、 精製・乾燥させて作ります。この結合の仕方はアミノ酸が ⑧ 発がん性試験 たんぱく質を構成する際に普通にみられるものです。 このように、アスパルテームは砂糖に似た甘味を持ち、 安全性 食品のカロリーを低減するのに有用な甘味料であるため、 アスパルテームの安全性については、数多くの試験が行 砂糖に代わる甘味料として注目されてきました。現在世界 われ、科学的な見地から厳密な審査を行った結果、安全で 125カ国以上の国・地域で使用され、6,000種類以上の あることが確認されています。日本では味の素 KK がアス 製品に使用されています。 パルテームの食品添加物の指定要請を行い、1983年8月、 また、 「パルスイート®カロリーゼロ」の甘味の半分はアス 食品衛生調査会4の審査を経て厚生大臣(現厚生労働大臣) パルテームに由来するものです。 により食品添加物に指定されました。食品添加物として指 定されるには、主に人間と同じ哺乳動物であるマウス、ラ ット、ウサギ、イヌなどの実験動物を用いて様々な試験が 要求されます。アスパルテームについても次の8項目の 試験が行われました 5 。以下の実験では、実験動物に対し 日常の食生活で想定される摂取量をはるかに上回る量の 投与がなされ、アスパルテームがどのくらいの量でどの程 度の影響を及ぼすかが調べられました。このように科学的 な見地から厳密な審査を行った結果、安全であることが確 認されています。 1 砂糖の甘味度の数十倍∼数千倍の甘味を持つ物質 2 アスパラガスに多く含まれるアミノ酸 3 肉類・魚類などに多く含まれる必須アミノ酸 4 学識経験者の中から任命された各分野の専門家で構成される厚生労働大臣の 5 1983年当時の試験項目。名称も当時のもの 諮問機関 「パルスイート®カロリーゼロ」の成分 2 エリスリトール 特 長 製 法 エリスリトールはデンプンからできた糖アルコール6で、次の ブドウ糖を原料とし、酵母で発酵する方法により製造され ような特長を持っています。 ます。発酵・濾過・精製・濃縮・結晶化の工程を経て製造さ れています。 ① あっさりとした甘味 安全性 砂糖の約80%の甘味度で、あと味が急激に消えるため、 あっさりとした甘味です。 エリスリトールは、発酵食品中や果実中にも多く含まれ、 ② 低エネルギー ありません。また、急性毒性試験、復帰変異原性試験、染色 長く食品とともに摂取してきたものであり、安全性に問題 大部分が小腸で吸収され、代謝されずに尿として排泄され 体異常試験においても、特記すべき所見は認められませ ます。体内でほとんど利用されないため、エネルギー値が んでした。 極めて低く、消費者庁により、 「糖アルコールでは唯一カロ リーゼロである」と認められています。 以上のことから、エリスリトールは様々な食品に利用で きる低カロリー甘味料として注目されています。また高甘 ③ 天然物質由来 味度甘味料との相性がよく、併用されることが多いのも特 果実やキノコ類、醤油やワインなどの発酵食品に含まれ、 長です。JECFA 7 にて安全性を認められた物質であり、 ブドウ糖を発酵させて作られる甘味料であり、もともと天然 多くの国で使用されております。また、エリスリトールは「パ に存在する物質です。 ルスイート ® カロリーゼロ」の成分の約99%を占めてい ます。 ④ 熱や酸・アルカリに対して安定 砂糖よりも変化しにくく、料理に適しています。 ⑤ 吸熱作用 溶解時に吸熱作用があるため、粉末を口に含むと冷涼感 があります。 ⑥ 難吸湿性 吸湿性が低く、相対湿度90%の状態でも吸湿せず、取り 扱いが容易です。 6 アルデヒド基を持つ糖類のアルデヒド基(-CHO)が第一アルコール基(-CH2OH) 7 FAO/WHO Joint Expert Committee on Food Additives に変わったもの 「パルスイート®カロリーゼロ」の成分 3 アセスルファムK(アセスルファムカリウム) 特 長 アセスルファムKは、以下のような特長があります。 安全性 アセスルファムKの安全性については、数多くの試験によ り確認されています。日本では、平成12年に厚生労働大臣 ① アスパルテーム、エリスリトールと相性の良い 8 により食品添加物に指定されました。したがって、食品添 高甘味度甘味料です 加物の指定のために必要な、以下の試験にて安全性が確 同じ量の砂糖と比べ約200倍の甘味度を持つ高甘味度 認されています。 甘味料です。また、他の甘味料と併用することで甘味質を 向上させ、より砂糖に近い味を実現します。 ① 体内動態試験 ②低カロリーです ② 一般薬理試験 生体内で代謝されず、カロリー摂取に寄与しない甘味料 です。 ③ 急性毒性試験 ③高い安定性 ④ 慢性毒性試験 高温で長時間加熱しても変化しないため、加熱料理に適 しています。また他の食品成分に反応したり、甘味が減少 ⑤ 亜慢性毒性試験 したり、他の食品に影響を与えません。 これは、他の物質に反応しにくい化学構造をしているため ⑥ 繁殖試験および催奇性試験 です。 ⑦ 変異原性試験 ④高い浸透性 浸透性が高く、食品素材の中心部まで速やかに浸透します。 ⑧ 発がん性試験 このため、漬物・煮物等に適しており、調理時間の短縮にも 有効です。 製 法 ⑨ 抗原性試験 (アレルギー試験、アナフィラキシー試験) アセスルファムKはアスパルテームと併用されることも アセスルファムKは酢酸由来のジケテンを原料として製造 されます。 多く、世界100カ国以上で4,000種以上の製品に利用さ れています。 8 アセスルファムKはほかの甘味料との併用によって相乗的な甘みの強化と味質の 向上などが得られることから、これらの現象を基に「マルチスウィートナ−・コンセ プト」が開発され、各用途における他の甘味料との最適な組み合わせ事例が紹介 されている。たとえば、アセスルファムKとアスパルテームを1:1で飲料に併用す ると、甘味度が40%強化され、甘味質もしょ糖に近いものになるとされている。 アセスルファムKとアスパルテームを併用すると、 甘味質・甘味度ともに増強される。 「パルスイート®カロリーゼロ」の官能評価と使い方 官能評価の結果と「パルスイート®カロリーゼロ」を料理に使っていただく際の上手な使い方をご紹介します。 ●官能評価/ 日常家庭で作られる主なメニューについて「 パルスイート ® カロリーゼロ」 と上白糖とを用い、官能試験を行いました。その結果、 「パルスイート ® カロ リーゼロ」を用いた焼きもの、煮もの、炒め煮、デザート等の加熱料理にお いて、上白糖と同等の調理適応性があることが分かりました。 ●上手な使い方/ 「パルスイート ® カロリーゼロ」は砂糖の3倍の甘さがありますので、 砂糖のかさの1/3の量を目安にお使いください。 「パルスイート®カロリーゼロ」 砂糖 小さじ3 = 小さじ1 顆粒タイプ 約3g 液体タイプ 約5g 約9g 約35 kcal 0kcal ●卵料理では、甘さが減少しますので、砂糖のかさの2/3を目安にお使い下さい。 砂糖 小さじ1 「パルスイート®カロリーゼロ」 = 小さじ2/3 ●グリル、圧力鍋、揚げ油など短時間で高温加熱する料理では甘さが減少しま すので、砂糖と同量お使いください。 砂糖 小さじ1 「パルスイート®カロリーゼロ」 = 小さじ1 ●焼き菓子・揚げ菓子、煮豆などふっくらと仕上げたい料理では、保水性を高 めるため、砂糖を1: 1の割合で併用してお使い下さい。なお、これらの料理には、 顆粒タイプの使用をお勧めいたします。 砂糖 小さじ1 = 「パルスイート® 砂糖 + カロリーゼロ」 小さじ1/2 小さじ1/2 料 理/レシピ ● 肉じゃが 一人分のエネルギーの目安 「パルスイート® カロリーゼロ」使用 134 kcal 砂 糖 使 用 の 場 合 160 kcal 砂糖使用時より -26 kcal [材 料]2人分 豚もも肉・薄切り ・・・・・・・・ 50g 「パルスイート®カロリーゼロ」 (顆粒または液体タイプ) 玉ねぎ ・・・・・・・・・・・・・・・ 100g ・・・・・・・・・・・・・・ 大さじ1/2 じゃがいも ・・・・・・・・・・・・150g 「ほんだし」 ・・・・・・ 小さじ3/4 にんじん ・・・・・・・・・・・・・ 100g 〈A〉 糸こんにゃく ・・・・・・・・・・ 1/2玉 水 ・・・・・・・・・・・・・カップ11/4 絹さや ・・・・・・・・・・・・・・・・・10g しょうゆ ・・・・・・・・ 大さじ11/4 [作り方] ①豚肉はひと口大に切る。玉ねぎはくし形切りにし、 じゃがいもは4∼6等分に切る。 にんじんは小さめのひと口大に切る。 ②糸こんにゃくは下ゆでして食べやすい長さに切る。絹さやは筋を取り、ゆでる。 ③鍋に「パルスイート®カロリーゼロ」、 「ほんだし」、 〈A〉をひと煮立ちさせ、①の豚肉・ 玉ねぎ・じゃがいも・にんじん、②の糸こんにゃくを入れ、野菜がやわらかくなるまで煮る。 ④仕上げに②の絹さやを入れる。 ● だし巻き卵 一人分のエネルギーの目安 「パルスイート® 76 kcal 砂 糖 使 用 の 場 合 85 kcal カロリーゼロ」使用 -9 kcal 砂糖使用時より [材 料]4人分 卵 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4個 「パルスイート®カロリーゼロ」 (顆粒または液体タイプ)・ ・・・・ 塩 ・・・・・・・・・・・・・・・ 少々 大根おろし ・・・・・・・・ 適量 小さじ1 青じそ ・・・・・・・・・・・・ 1枚 「ほんだし」 ・・・・・・・・・・・・・ 少々 サラダ油 ・・・・・・・・・・ 適量 水 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 60ml [作り方] ①ボウルに卵を溶きほぐし、 「パルスイート®カロリーゼロ」、塩、 「ほんだし」、水を加えて 混ぜる。 ②卵焼き器に油を熱し、①の卵液を玉じゃくし七分目ほど入れて広げ、半熟になったら 向こう側から手前に向かって巻く。 ③再度、卵焼き器に油をなじませ、②の卵を向こう側に送り、再び①の卵液を流し入れ、 巻いた②の卵を持ち上げて①の卵液を流し入れる。 ④同様にして手前に巻き込み、 これをくり返し焼く。焼き上がったら、 まな板に取り出し、 粗熱がとれたら食べやすい大きさに切る。 ⑤器に盛り、汁気をきった大根おろし、 しそを添える。 ● オレンジティーゼリー 一人分のエネルギーの目安 「パルスイート® カロリーゼロ」使用 25 kcal 砂 糖 使 用 の 場 合 83 kcal 砂糖使用時より -58 kcal [材 料]4人分 紅茶 ・・・・・・・・・・・・・・・・ カップ2 「パルスイート®カロリーゼロ」・・・・・ 20g (液体タイプの場合は40g) ゼラチン ・・・・・・・・・・・・・・・・ 5g 水 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 大さじ4 オレンジ ・・・・・・・・・・・・・ 1個(200g) [作り方] ①ゼラチンは水でふやかし、電子レンジか湯せんにかけて溶かす。 ②紅茶は、 ひと煮立ちさせ、 「パルスイート®カロリーゼロ」、①を入れて溶かす。 ③オレンジは皮をむき、 1房ずつに切り分ける。 ④型に②、 オレンジを入れて冷蔵庫で冷やし固める。 参 考文献・学 術データ一 覧 アスパルテーム ● Cook, D. L.,“ SC-18862: A Sweetening Agent. Pharmacological Studies”FDA食品添加物 認可申請用提出資料 E-1(1972) ● 橋本重文、藤木積、白石孝子、市村正道、 “アスパルテームおよびジケトピペラジンのマウス、 ラットおよび イヌにおける急性毒性試験” (1981) ● Ishii, H.,“ Chronic Feeding Studies with Aspartame and its Diketopiperazine” ASPARTAME: Physiology and Biochemistry p.307(1984) ● Ishii, H.,“ Incidence of Brain Tumors in Rats Fed Aspartame”Toxicol. Lett. 7, 433(1981) ● Ishii, H., Koshimizu, T., Usami, S. and Fujimoto, T.,“ Toxicity of Aspartame and its Diketopiperazine for Wister Rats by Dietary Administration for 104 Weeks”Toxicology, 21, 91(1981) ● 岩原繁雄、 “SC-18862 細菌による変異原性試験報告” (1981) ● 岩原繁雄、 “SC-19192 細菌による変異原性試験報告” (1981) ● Jessup, D.C., “SC-18862: Mutagenic Study in Rats”FDA食品添加物認可申請用提出資料 E-12 (1970) ● Jessup, D. C. and Shott, L. D.,“ SC-18862: Two-Month Oral Toxicity-Dogs”FDA食品添加 物認可申請用提出資料 E-21(1969) ● Molinary, S. 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G.,“ SC-19192: An Evaluation of the Embryotoxic and Teratogenic Potential in the Rat”FDA食品添加物認可申請用提出 資料 E-38(1973) ● 鈴木正成、 “アスパルテームと砂糖の栄養効果の比較” 「臨床栄養 Vol.64, No.5」785-788(1984) エリスリトール ● 社団法人 菓子総合技術センター「農林水産省食品流通局委託事業 No.6 飲食料品用機能性素材有 効利用技術シリーズ エリスリトール」 (1991) アセスルファムカリウム ● 太田静行、俣野和夫、大沼明、大倉裕二、木田隆生、 「高甘味度甘味料アセスルファムカリウム」幸書房 (2002) 「パルスイート®カロリーゼロ」/Q &A Q1.「L-フェニルアラニン化合物」という表示は何のためですか? A.フェニルアラニンは、牛乳・卵・肉などの食品中のたんぱく質に多く含ま れている必須アミノ酸のひとつですが、先天的にそれを代謝する機能が十 分でない「フェニルケトン尿症」という遺伝性の病気があり、約8万人に1人 の確率で発症すると言われています。現在では新生児マススクリーニング で早期発見と適切な食事療法の体制が整っています。この病気は、母乳を 含め全ての食品に含まれるフェニルアラニンの摂取量を成長に必要な量に コントロールしなければなりません。甘味料として摂取する場合のアスパ ルテームからのフェニルアラニンは、通常の食事由来の量に比べてごく僅 かではありますが、フェニルアラニンを含んでいますので、食品衛生法にお いて表記するように定められています。 Q2. 妊娠中に使用できますか? A.妊娠中であるなしにかかわらず、どなたでも安心してご使用いただけます。 アスパルテームは、たんぱく質の成分からできており通常の食品と同じ様に 消化・吸収・代謝されるため、身体への影響はありません。アセスルファムK は体内で代謝されず、そのまま体外に排出されるため、身体への影響があり ません。 Q3.「パルスイート ® カロリーゼロ」を一度に大量に摂るとお腹がゆるく なるのはなぜですか? A.「 パルスイート ® カロリーゼロ」に含まれるエリスリトールは消化吸収さ れにくいため緩下作用があり、一般の大人の方(体重60kgの場合)で、一度 に「 パルスイート ® カロリーゼロ」を27g( 砂糖80g相当 )を摂った場合、 まれにお腹がゆるくなることがありますが、普通に使う分には問題ありません。 また、大量に摂取してお腹がゆるくなった場合でも、一時的なものであり、 心配ありません。 Q4. アセスルファムKは、カリウム制限中の方に使用しても影響はない のですか? A . アセス ルファムKには 構 造 上 カリウム が 含まれ て おりますが 、アセス ルファムKに含まれるカリウムは2 0 % 以 下で、また製 品「 パ ルスイート ® カロリーゼロ」に含まれるアセスルファムKはごく微量*ですが、専門の医師 や栄養士とご相談の上、お使いいただくことをお勧めいたします。 (*「パルスイート®カロリーゼロ」10gに含まれるカリウムの量は、0.005g以下です。) Q5. 「 パルスイート ® カロリーゼロ 」の原料のエリスリトール、アスパル テーム、アセスルファムKの代謝や排泄機序について教えてください。 A: ○エリスリトール エリスリトールは、摂取量の約90%が吸収され、代謝されることなくその ままの形で尿中に排泄されます。また、吸収されなかった残り10%のうち 7-8%が腸内細菌により発酵され、短鎖脂肪酸、メタン、二酸化炭素になり、 残りの2-3%はそのままの形で便中に排泄されます。 ○アスパルテーム アスパルテームは、フェニルアラニンとアスパラギン酸という2種類のアミ ノ酸がつながったものです。通常の食事由来たんぱく質、アミノ酸と同様に 代謝され、食事由来のアミノ酸成分とは区別できなくなります。 ○アセスルファムK アセスルファムKは摂取量の80%以上が速やかに吸収されますが、生体内 では代謝されません。摂取量のほぼ100%がそのままの形で尿および便 中に排泄されます。 「パルスイート®カロリーゼロ」/製品ラインアップ 「パルスイート®カロリーゼロ」は食事を管理し、カロリー摂取量を控えている方に適したカロリーゼロ、糖類ゼロの甘味料 です 。使い方にあわせて様々な容量、形態をご用意しております 。 ● 家庭用 70g袋 140g袋 スティック30本入袋 350gボトル (液体タイプ) ポーション15個入袋 (液体タイプ) ● 薬局・薬店専売品 170g袋 スティック80本入袋 300gボトル (液体タイプ) ● 業務用 業務用300g袋 業務用スティック120本入袋 業務用600gボトル (液体タイプ) 600gボトル (液体タイプ) 「パルスイート®」/製品ラインアップ 「パルスイート® 」は、まろやかな甘さでカロリー90%カット、糖類ゼロの低カロリー甘味料です 。使い方にあわせて様々な 容量、形態をご用意しております 。 ● 家庭用 ● 薬局・薬店専売品 120g袋 スティック20本入箱 スティック60本入袋 200g袋 スティック100本入袋 ● 業務用 業務用1kg袋 業務用スティック120本入袋 「パルスイート® ビオリゴ® 」 「パルスイート®ビオリゴ®」は、腸内のビフィズス菌を増やし、おなかの 調子を整える特定保健用食品のオリゴ糖甘味料です。 ● 家庭用 「パルスイート® ビオリゴ® 」 ●本誌に関するお問い合わせ先 : TCI「 パルスイート」事務局 TEL 03-3518-2395 FAX 03-3291-0223 1609_7000