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水生生物調査って何? 平成27年度の水生生物調査について

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水生生物調査って何? 平成27年度の水生生物調査について
No.152
平成27年 9月 1日
国土交通省
渡良瀬川河川事務所
地域広報官
○水生生物調査って何?
水生生物調査とは、川底に棲む生き物を調べることで、その地点の水質の状況を判定(きれ
いな水、ややきれいな水、きたない水、とてもきたない水)するものであり、渡良瀬川河川事
務所では、沿川の学校の協力を得て毎年調査を行っています。川の中にはさまざまな生き物が
棲んでいますが、その中で、なぜ特に川底に棲んでいる水生生物を調査するかというと、魚な
どと比べて移動距離が短く、調査地点の水質の指標として適しているためです。
○平成27年度の水生生物調査について
今年度、渡良瀬川河川事務所では、足利女子高等学校の皆さんにご協力いただき調査を実施
しました。
・参加者: 足利女子高等学校
・日 時: 8月19日(水)14:00∼
・場 所: 渡良瀬川(足利市伊勢町付近)
・人 数: 18名
・確認種: ヒラタカゲロウ類
コオニヤンマ
ヒラドロムシ類
など
・判 定: 「ややきれいな水」
【水生生物調査の実施状況】
前年度の水質判定が「きれいな水」であったのに対し、今年度の水質は「ややきれいな水」
でランクは1段階下降しました。しかし、様々な生き物が確認されたことから、水質は良好で
あることが伺えます。より清らかで多様な生態系を育む渡良瀬川を目指すとともに、この様な
調査を通じて川に親しみや関心を持っていただければと考えています。
【パックテストによる水質試験】
【透視度計を用いた水質調査】
1
(担当
調査課)
今年度2回目の「堤防除草」と「堤防点検(台風期)」を実施します!
堤防除草は、堤防の異常などを早期に発見する等のため、台風などが多く発生する出水期
(6月∼10月)前と出水期中の年2回実施しています。
今年も出水期中となる8月下旬より2回目の除草を行っています。また、除草後は台風期堤
防点検を実施します。堤防点検は今年2回目となりますので、5月∼6月の出水期前に行った
1回目の堤防点検で異常があった箇所の対策状況や、新たな異常が無いかなどを点検し、洪水
等に備えます。
実施区間:直轄管理区間堤防延長 136.7km
(渡良瀬川、桐生川、旗川、秋山川、矢場川、多々良川等)
2回目堤防除草状況(昨年度)
台風期堤防点検状況(昨年度)
渡良瀬川河川事務所では洪水に備え、平常時の堤防巡視を実施しています。
堤防や護岸などに異常を見つけたときは、ご連絡をお願いします。
【連絡先】渡良瀬川河川事務所 管理課 維持係(0284−73−5557)
(担当
管理課)
8月23日(日)に桐生川の幸橋と広見橋の間にある「桐生川水辺の楽校」で、「水に親し
む会2015」が開催されました。「誰もが安全に川で遊ぼう」という企画のイベントで、市
民団体の「川づくりネットワークきりゅう」が主催し、桐生市と渡良瀬川河川事務所が共催し
ているもので、今年で9回目の開催となりました。
イベントに先立ち、沿川の東・菱両町会の
皆さんが、会場整備のための除草をしてくだ
さいました。
イベント当日は、昨年度に引き続き今年度
も天候に恵まれ、約300名の参加がありま
した。来場した子供たちは魚釣りや水生昆虫
採集・解説、川流れ体験など元気いっぱいに
楽しんでいました。
魚釣りなど水に親しむ様子
渡良瀬川河川事務所では、防災知識の向上
川流れ体験
を目的としたブースを出展し、多くの子ども
たちが模型実験の様子を観察しながら防災に
ついて学びました。
次回は、場所を桐生川から渡良瀬川松原橋
公園にかえて、9月13日(日)に開催しま
す。渡良瀬川河川事務所では、降雨体験車や
自然災害体験車による防災展示を行います。
土石流再現模型による実験
多くの方のご参加をお待ちしています。
2
水生昆虫の解説
(担当
調査課)
8月24日(月)から8月28日(金)に、学生参加の「キャンプ砂防in渡良瀬」を実施
しました。
今年度の実施テーマは『渡良瀬川の歴史と砂防∼豊かで安全な地域を目指して∼』と題し募
集したところ、筑波大学、群馬大学大学院、岩手大学の3名
の学生が、キャンプ砂防生として参加し、渡良瀬川流域にお
ける砂防事業の取り組み及び旧足尾町の歴史について学びま
した。
25日には足尾地区において、松木川上流の現在も残る荒
廃地をドローンにより空中調査し全体像をつかみ、この流域
にある砂防堰堤の老朽化設備の実態を調査を行ないました。
開講式
ドローン荒廃地調査
老朽化設備点検
26日には、環境学習センター、足尾歴史館を見学して歴史・環境への取り組みを学習し、
緑化連携事業の重要性を学ぶと共に、体験植樹を行いました。
環境学習センター見学
足尾歴史館 講話
体験植樹
27日には施工中の工事現場を見学し、現場での体験談や作業の
実習などの様々なカリキュラムで砂防工事について学習を行い、全
日程を事故等なく、無事に終了することができました。
最終日の懇談会では、キャンプ砂防生から
○「実際の現場の生の声を受注者側、及び発注者側の双方から同時
大久保砂防堰堤型枠施工体験
に聞けたことは非常に貴重な経験ができた。」
○「砂防に関する意識を相互に高めつつ、生物多様性の問題にも目
を向けていってもらえるような地域づくりが今後は重要になってく
るだろうと私は考えます。」
○「足尾の緑化事業にあたり、官民協働の取り組みはとても印象深
いものに出会い感動した。」
○「足尾についてより知ってもらうこと、自然環境回復のモデルと
して有効ではないかと認識した。」と感想が述べられました。
閉講式
最後に現地案内等ご協力を頂きました皆様にお礼を申し上げます。
(担当 砂防調査課)
3
渡良瀬川流域の降水量及び草木ダムの貯水状況
8月の渡良瀬川流域(渡良瀬遊水地から上流域)の降水量は175.6㍉で、平成17年か
ら平成26年までの平均降水量と比べ約87.9%となっており、9月1日(9時00分)現
在の草木ダムの貯水位はEL(海抜標高)439.71m、貯水量は29,356千m3で貯
水率96.2%となっています。
草木ダム展望台より撮影(8月24日時点)
紙面についてのご意見やご感想をお待ちしています。パソコンからは渡良瀬川河川事務所ホームページの「お問
い合わせ」から投稿していただけます。電話・FAXは下記番号へ、郵便の場合は下記住所「渡良瀬川河川事務所
地域広報官」あてでお願いします。
【案内図及び連絡先】
国土交通省関東地方整備局
渡良瀬川河川事務所
〒326−0822
栃木県足利市田中町661−3
http://www.ktr.mlit.go.jp/watarase/
TEL:0284(73)5551
FAX:0284(73)5582
川の防災情報
リアルタイムの雨量と
水位を知りたい時は
http://i.river.go.jp
渡良瀬川河川事務所
4
総
務
課
経
理
課
用
地
課
工
務
課
調
査
課
砂 防 調 査 課
管
理
課
佐 野 河 川出 張所
桐 生 出 張 所
足 利 出 張 所
大 間 々砂 防出 張所
足 尾 砂 防出 張所
0284(73)5551
0284(73)5552
0284(73)5553
0284(73)5554
0284(73)5558
0284(73)5559
0284(73)5557
0283(21)6810
0277(44)3724
0284(71)2202
0277(72)1664
0288(93)2151
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